JP4727062B2 - エレベーターの通信制御装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ビル内に設置された複数のエレベーターの運行管理において、乗降客のエレベーター乗車待ち時間と希望目的階到着待ち時間の両方を短縮することができ、かつ、故障に強いエレベーターの通信制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のエレベーターの通信制御装置について図面を参照しながら説明する。
図21は、特開平6−80322号公報に示された従来のエレベーターの通信制御装置の構成を示す図である。
この従来のエレベーターの通信制御装置においては、図21に示すように、例として3台のエレベーターを制御する3組の制御ユニット91、92、93が設けられている。
【0003】
各制御ユニット91、92、93は、それぞれ固有のエレベーターを制御するカーコントロールユニットCCa、CCb、CCcを有しているほかに、分散処理用にコンパクト化された群管理制御処理用グループコントロールユニットGCa、GCb、GCcと、ホール呼び制御処理用ホールコントロールユニットHCa、HCb、HCcとを一体化して備えている。
【0004】
各制御ユニット91、92、93は、さらに伝送用LSI(大規模集積回路)Sa、Sb、Scを有し、ここから出力された情報がバス状の高速伝送ライン94を介して伝送される。
【0005】
ホール側には、この例の場合は2系列化されているのに対応して、各ホールの各系列ごとに1チップマイクロコンピュータ(1チップマイコン)からなるホールコントローラ95が設けられている。個々のホールコントローラ95は、符号Sに続けて系列種別を表わす数字(1または2)と、ホール種別を表わす数字(1〜m)を連ねて表現される。例えば、系列1側のm階のホールコントローラ95はS1mとして特定される。
【0006】
これらのホールコントローラ95は、ホール呼び登録ボタン96からのホール呼び登録信号の入力処理や、ホール呼び登録ランプ97への点灯信号の出力処理をしたりする。そして、これらのホールコントローラ95は、各系列ごとに伝送ライン98、99を介して各制御ユニット91、92、93のマスタノード用CPUMa、Mb、Mcと並列的に接続されている。
【0007】
複数の制御ユニット91〜93のうち、いずれか1つを各エレベーターへの分担処理、及び各制御ユニット間の同期をとるためのメイン局とし、他の制御ユニットを前記メイン局に従うサブ局とし、リアルタイム処理の必要な制御機能に対しては、前記メイン局にて全号機の制御ユニットを同期的に制御処理し、サイクリック処理の必要な制御機能に対しては、各号機の制御ユニットに分担させて処理している。
【0008】
上述した従来のエレベーターの通信制御装置は、サイクリック処理の同期指令においては、あきらかに当該通信には関係のないサブ局にとっては無駄な処理負担となっているという問題点があった。
【0009】
また、上述した従来のエレベーターの通信制御装置では、サブ局側がアンサの送出衝突を検出して時間をずらしながら送出する方法を取る時、サブ局が十数台以上多くぶら下がる場合、アンサ衝突が想定され、アンサすべての受理のために、メイン局の待ち時間は大きくばらつき、アンサ衝突に伴う不良データの多くの送出によりネットワークは無駄なトラフィックを抱え込むという問題点があった。
【0010】
また、上述した従来のエレベーターの通信制御装置では、ネットワーク分断障害によりネット上のデータ衝突が想定され、全局で正しいデータ送出/受理を行うことが困難となる上に、ネットワーク分断により全てのメイン局がいなくなってしまう可能性もあり、こういった誤った処理からの障害復旧に時間が割かれていると、人命を扱うエレベーターの運行に甚大な障害をもたらす可能性があるという問題点があった。
【0011】
また、上述した従来のエレベーターの通信制御装置では、ネットワーク接続の障害により二つ以上のネットワークが衝突するような時、二台以上のメイン局の同時動作によりネット上のデータ衝突が想定され、同時に同期指令を別々に送出し全局で正しいデータ送出/受理を行うことが困難となる上に、衝突により全てのメイン局がいなくなってしまう可能性もあり、こういった誤った処理からの障害復旧に時間を割かれていると、人命を扱うエレベーターの運行に甚大な障害をもたらす可能性があるという問題点があった。
【0012】
次に、従来の通信制御装置におけるマスタの競合制御方法について、図面を参照し説明する。
図22は、特開平9−149061号公報に示された通信制御装置の構成を示す。図22に示す通信制御装置では、同一伝送路に誤って複数のマスタが存在した場合に、唯一に制御する競合方式を提供しており、上位の計算機81からの指示でマスタに移行できるように、制御ステーション82は各々、マスタ機能83を有している。
【0013】
マスタになった制御ステーション82は、自身の優先度を含むマスタ通知を所定の周期で発行し、一斉同時送信する。一方、マスタ通知を受信した制御ステーション82は、自身のステータスもマスタであるとき、マスタ通知の優先度と自身の優先度を比較し、自身の方が低い場合はスレーブに移行する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の通信制御装置においては、マスタとして振る舞うノードが、複数のスレーブのうち一つのスレーブに同期開始データを送付し、スレーブからの同期完了データを受信し、順繰りに次のスレーブに次の同期開始データに送信していくようになるが、このようにしてスレーブとの間で同期開始データの送信と同期完了データの受信を行うと、本来、送受信したいエレベーターの運行にかかわるデータに対して、同期開始データ及び同期完了データの占める割合が高くなり、マスタ/スレーブ共にネットワークの負荷が増大してしまうという問題点があった。
【0015】
この発明は、前述した問題点を解決するためになされたもので、同期指令が全局のデータ受理負担とならないようにすることができ、円滑なデータ転送を実現できるエレベーターの通信制御装置を得ることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーターの通信制御装置は、エレベーターを制御する各台制御ユニット及び乗場登録制御ユニットを含む複数の制御ユニットが各々ノードを有し、これら複数のノードがネットワークを介して相互に接続され、各ノードがノード番号とネットワークアドレスを対応づけた管理表を持っているエレベーターの通信制御装置であって、前記管理表を参照して自己のノード番号に対応する第1のネットワークアドレスが前記管理表の中で特定のアドレスである場合は、他の全てのノードに対して前記第1のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を送信し、別の仮マスタから自己のノード番号に対応する第2のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を受信したときに、前記第1及び第2のネットワークアドレスが特定の条件に適合したときにはマスタとして振る舞うノードと、前記管理表を参照して自己のノード番号に対応するネットワークアドレスが前記管理表の中で特定のネットワークアドレスでない場合、または前記管理表を参照して自己のノード番号に対応する第1のネットワークアドレスが前記管理表の中で特定のアドレスである場合で、他の全てのノードに対して前記第1のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を送信し、別の仮マスタから自己のノード番号に対応する第2のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を受信したときに、前記第1及び第2のネットワークアドレスが特定の条件に適合しないときにはスレーブとして振る舞うノードとを備えたエレベーターの通信制御装置において、前記マスタとして振る舞うノードは、複数のスレーブのうち一つのスレーブに同期開始データを送付し、スレーブからの同期完了データを受信すると、順繰りに次のスレーブに次の同期開始データに送信し、同期開始データの送信間隔を同期開始データ送信周期とした時、同期開始データの送信から同期完了データ受信までの時間と、自身のデータ送信タイミングまでに送信バッファにためた送信データの数から算出できるデータ送信所要時間と、同期開始データ送信周期の目標時間とから同期開始データ送信のタイミングが目標の周期になるように調整することを特徴とするものである。
【0017】
また、前記ネットワーク上の各ノードは、それぞれネットワークとの接続を監視し、接続が電気的(物理的)に途切れた時に、切断直前の状態を維持し停止して、引き続きネットワークとの接続を監視し、ネットワークが復旧し、再度接続された時に、マスタノード、スレーブノード共に切断直前の状態でネットワークに参入することを特徴とするものである。
【0018】
また、前記ネットワークの復旧時に、前記管理表中でネットワークアドレスがマスタとしての特定のアドレスであるノードの場合、切断直前の状態がスレーブだったとしても、再接続時にはマスタとして参入することを特徴とするものである。
【0019】
また、前記ネットワークの途中が物理的(電気的)に分断され、分断された双方のネットワークにおいて復旧が行われ、それぞれのネットワーク上でマスタ動作するノードがネットワークを制御している場合、分断された接続が再び接続され1つのネットワークを形成した時に、それぞれのネットワークのマスタノードが、1つになったネットワークのマスタ権利を奪い合うとき、自身のネットワーク上にスレーブノードがあるかどうかの判定条件と、前記管理表中でのネットワークアドレスで定義した優先度の比較条件との二つの複合条件からマスタ権利を獲得できる唯一のノードを決定することを特徴とするものである。
【0020】
さらに、前記ネットワーク中のマスタ権利を、他のノード(スレーブ)に移す時に、ノードの上位のCPU間で当該ネットワークを介したネゴシエーションを持って実現することを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1に係るエレベーターの通信制御装置について図面を参照しながら説明する。
図1は、この発明の実施の形態1に係るエレベーターの通信制御装置の構成を示す図である。なお、各図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。
図1において、エレベーターの通信制御装置は、伝送路31を通じて接続された、群管理制御ユニット1と、各台制御ユニット2〜4と、乗場登録制御ユニット5〜7と、拡張用制御ユニット8とを備える。伝送路31には、図示の如く集線装置としてHUB11が設置される場合も想定される。集線装置は各ノードをスター状に接続することによってネットワークを構築する目的で使用される。
【0022】
また、同図において、群管理制御ユニット1は、通信装置10と群管理制御装置20Aを有する。この群管理制御ユニット1は、乗場呼び登録信号に基づき、登録された乗場呼びに対するエレベーターのかご(図示せず)の割付制御を行う。
【0023】
また、各台制御ユニット2は、通信装置10と各台制御装置20Bを有する。この各台制御ユニット2は、群管理制御ユニット1からの乗場呼び登録信号に対するかご割付信号、かごからのかご呼び信号に基づき、エレベーターのかごの昇降を制御する。
【0024】
同様に、各台制御ユニット3は、通信装置10と各台制御装置20Cを有し、各台制御ユニット4は、通信装置10と各台制御装置20Dを有する。これらの各台制御ユニット3及び4は、各台制御ユニット2の機能と同じ機能を有する。なお、本例では図示されていないが、実際は各台制御ユニット2、3、4とかご機器も伝送線で結合されている。
【0025】
また、乗場登録制御ユニット5は、通信装置10と乗場登録制御装置20Eを有する。この乗場登録制御ユニット5は、伝送線32を通じて各階床に設置された乗場釦登録装置41からの乗場呼び登録信号の入力処理と、群管理制御ユニット1からの乗場呼びに対する乗場登録灯信号の出力処理を制御する。なお、この例では、乗場登録制御ユニット5は、各台制御ユニット2〜4が制御する3台分のエレベーターのA系列の乗場呼び登録情報、乗場登録灯情報を扱う。
【0026】
同様に、乗場登録制御ユニット6は、通信装置10と乗場登録制御装置20Fを有する。この乗場登録制御ユニット6は、乗場登録制御ユニット5の機能と同じ機能を有する。なお、この例では、乗場登録制御ユニット6は、各台制御ユニット2〜4が制御する3台分のエレベーターのB系列の乗場呼び登録情報、乗場登録灯情報を扱う。
【0027】
また、乗場表示制御ユニット7は、通信装置10と乗場表示制御装置20Gを有する。この乗場表示制御ユニット7は、伝送線34を通じて乗場に設置された行先階登録装置43からの行先階登録信号の入力処理と、群管理制御ユニット1からの行先階登録信号に対するかご割付信号及び行先階登録灯信号の出力処理を制御する。なお、この例では、乗場表示制御ユニット7は、各台制御ユニット2〜4が制御する3台分のエレベーターの行先階登録情報、行先階登録灯情報などを扱う。
【0028】
各階床に設置された乗場表示装置42は、乗場表示制御ユニット7からのかご割付信号に基づき、実際の割付け号機の表示等の表示制御を行う。
【0029】
各階床に設置された行先階登録装置43は、行先階登録釦からのON/OFF接点信号の入力処理と、乗場表示制御ユニット7からの行先階登録灯信号に基づき、実際の点灯/消灯制御を行う。
【0030】
さらに、図1において、拡張用制御ユニット8は、通信装置10と拡張用制御装置20Hを有する。この拡張用制御ユニット8は、伝送線35を通じて他ネットワークと相互に結合され、他のエレベーターの群管理通信制御システムと結合するためのブリッジ機能を果たす。また、拡張用制御ユニット8は、伝送線35を通じて管理室に設置されたパソコンにも接続され、このパソコンはビル全体に設けられた複数のエレベーターの群管理通信制御システムを監視する。
【0031】
なお、図1に記載された、A系列とは、乗場呼び登録信号及び乗場登録灯信号のうち、例えば一般用(健常者用)のものを表し、B系列とは、例えば障害者用のものを表す。また、a系列とは、例えば行先階登録情報などのうち、特定階用のものを表す。
【0032】
以降の説明では、各制御ユニット20A〜20Hの通信装置10を『ノード』と呼び、同時刻に唯一のみ存在が許され、ネットワークのデータ送信/受信に関する管理を行うノードを「ネットワークマスタノード」(略して『マスタ』)と呼び、マスタではないその他すべてのノードを「ネットワークスレーブノード」(略して『スレーブ』)と呼ぶ。
【0033】
マスタ/スレーブの判定は、例えば、マスタとなるノードに対応する制御ユニットは、群管理制御ユニット1となることもあるし、乗場登録制御ユニット5となることもあり、ネットワークアドレス管理表で予め設定された論理的ネットワークアドレスの大小(優先度の比較)によって決まる。
【0034】
次に、図2は、このネットワークアドレス管理表を示す図である。
本表は、「Alive/Dead識別子」、「Master/Slave」、「所属」、「ノード番号」、「論理的ネットワークアドレス」及び「物理的ネットワークアドレス」を対応付ける為のものである。本表は、例えば、予め、エレベータの通信制御装置の構成を示した図1の通信装置10内に格納されている。
【0035】
すなわち、この発明の実施の形態1に係るエレベーターの通信制御装置は、エレベーターを制御する各台制御ユニット及び乗場登録制御ユニットを含む複数の制御ユニットが各々ノードを有し、これら複数のノードがネットワークを介して相互に接続され、各ノードがノード番号とネットワークアドレスを対応づけた図2に示す管理表を持っているエレベーターの通信制御装置であって、前記管理表を参照して自己のノード番号に対応する第1のネットワークアドレスが前記管理表の中で優先度の高い特定のアドレスである場合は、他の全てのノードに対して前記第1のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を送信し、別の仮マスタから自己のノード番号に対応する第2のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を受信したときに、前記第1及び第2のネットワークアドレスが特定の条件(優先度)に適合したときにはマスタとして振る舞うノードと、前記管理表を参照して自己のノード番号に対応するネットワークアドレスが前記管理表の中で特定のネットワークアドレスでない場合、または前記管理表を参照して自己のノード番号に対応する第1のネットワークアドレスが前記管理表の中で特定のアドレスである場合で、他の全てのノードに対して前記第1のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を送信し、別の仮マスタから自己のノード番号に対応する第2のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を受信したときに、前記第1及び第2のネットワークアドレスが特定の条件に適合しないときにはスレーブとして振る舞うノードとを備えている。
【0036】
次に、この発明の実施の形態1に係るエレベーターの通信制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
図3は、図1の接続を簡略的に表したものであり、1台のマスタ51と3台のスレーブ52を備える。
図3に示すように、マスタ(ノード1)がスレーブ(ノード2)に同期開始データD1を送信すると、スレーブ(ノード2)は自身のデータを送信した後、マスタ(ノード1)に同期完了データD2を送信する。マスタにおいて、同期完了データ受信タイミングまでに送信バッファにためたデータを送信した後、次に、スレーブ(ノード3)へ同期開始データD3を送信し、順次、次のスレーブへと同期開始完了データの送受信処理を実施する。なお、D4,D6は同期完了データ、D5は同期開始データを示す。
【0037】
今、図4に示すように、マスタにおける、同期開始データ送信タイミングから同期完了データ受信タイミングまでの間隔を、同期開始完了データ送受信実処理時間Taとする。マスタにおいて、1データパケット送出処理の予測見積り時間をT_1datasendとした時、このT_1datasendと同期完了データ受信タイミングまでに送信バッファにためた送信データの数からデータ送信所要時間Tbが算出できる。何も送信するデータがない場合に費やされる基本時間を、送受信処理基本時間Tbaseとする。また、同期開始データ送信周期目標時間をTcとする。
【0038】
マスタ(ノード1)は、次の条件に則り、同期開始データを送信する。
同期開始完了データ送受信実処理時間Taとデータ送信所要時間Tb、送受信処理基本時間Tbaseの三つの和が、同期開始データ送信周期目標時間をTcより大きい場合は、マスタでのデータ送信処理完了後、速やかに次のスレーブノードに同期開始データを送信する。
【0039】
同期開始完了データ送受信実処理時間Taとデータ送信所要時間Tb、送受信処理基本時間Tbaseの三つの和が、同期開始データ送信周期目標時間をTcより小さい場合は、Tcとの差をマスタ余裕時間Tdとして、次のスレーブノードに同期開始データを送信するタイミングをマスタ余裕時間Tdだけ遅らせて、同期開始データ送信周期を目標時間と同じになるように調整する。
【0040】
図5は、同期開始データ送信タイミング調整ルーチンの処理内容を示すフローチャートである。
マスタは、まず、ステップ101でスレーブに同期開始データを送信する。ステップ102でスレーブからの各種運行データを受信する。ステップ103でスレーブからの同期完了データを受信すると、ステップ104において、1データパケット送出処理時間予測見積りT_1datasendとマスタが現在送出準備完了しているデータパケット数nの積からデータ送出時間を算出し、これとスレーブからの同期開始完了データ送受信処理時間Tbと送信データが何も無くても費やされる送受信処理基本時間Tbaseとの三つの和を同期データ送出周期目標時間Tcから引いて、マスタ余裕時間Tdを次式のように算出する。
Td=Tc−(Tbase+Tb+T_1datasend×n)
【0041】
ステップ105にて、マスタ余裕時間Tdがプラス値であれば、同期データ送出周期目標時間に対して余裕があることから、ステップ108で送信バッファ内のデータを全て送信し終えたあと、ステップ109にて、次のスレーブへの同期開始データ送付タイミングまでの余裕時間Tdを割込みタイマにセットし、Td時間経過後、ステップ110にて、次のスレーブに同期開始データを送信し、ステップ102に移る。また、ステップ105にて、マスタ余裕時間Tdがマイナス値であれば、同期データ送出周期目標時間に対して余裕がないことから、ステップ106で送信バッファ内のデータを全て送信し終えたあと、時間を置かず、ステップ107にて、次のスレーブに同期開始データを送信し、ステップ102に移る。
【0042】
ここで、マスタ余裕時間Tdがプラス値で、同期データ送出周期目標時間Tcに対して余裕があるにもかかわらず、送信バッファ内のデータを全て送信し終えたあと、すぐに次のスレーブに同期開始データを送信していると、本来、送受信したい運行にかかわるデータに対して、同期開始完了データの占める割合が高くなり、マスタ/スレーブ共にネットワークの負荷が増大してしまう。同期データ送出周期目標時間Tcに則った同期開始完了データの送受信を行うようコントロールすることにより、この問題が解決される。
【0043】
実施の形態2.
次に、この発明の実施の形態2に係るエレベーターの通信制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
この発明の実施の形態2に係るエレベーターの通信制御装置においても、実施の形態1と同様に、図1に示す接続関係を有する構成を備えており、マスタ決定動作、同期通信等の主要な動作は実施の形態1と同じである。
【0044】
図6は、図1に示すマスタノード/スレーブノードの構成を簡略的に示した図であり、1台のマスタ51と7台のスレーブ52が同一伝送路36につながっている。同図のマスタ1/スレーブ3で処理の説明を実施する。
【0045】
まず、マスタ(ノード1)の動作から説明する。
図7に示すフローチャートのステップ200で、各ノードは定期的にネットワークへの接続を監視している。具体的には図1で示した通信装置10において電気的に接続を監視する。何らかの原因で、ネットワークの切断(図6に示す符号60)が発生したとする。ステップ201において、マスタ(ノード1)は、ネットワークへの接続が電気的に分断されたことを検知する。
【0046】
ステップ202において、マスタ(ノード1)は内部の状態を保持したまま、ネットワークを介したデータ転送を停止し、ステップ203で、再びネットワークを監視して接続が再開されるのを待つ。ステップ204において、障害が解除され、再びネットワークに接続されたのを検知した時に、ステップ205にて、マスタ(ノード1)は停止直前の状態のままデータ転送を再開する。つまり、ネットワーク上、唯一のマスタノードとして、データ転送の管理を行い、ネットワークの運行が円滑に再開される様に動作する。
【0047】
このように、ネットワークの接続が分断されても内部の状態を保持し、接続が再開された時に、分断直前の状態でネットワークに参入することにより、復旧による滞りが極力抑えられ、障害復旧に強いネットワークが形成できる。
【0048】
次に、スレーブ(ノード3)の動作を説明する。
図8に示すフローチャートのステップ210で、スレーブノードは、定期的にネットワークへの接続を監視している。具体的には図1で示した通信装置10において電気的に接続を監視する。何らかの原因で、ネットワークの切断(図6に示す符号61)が発生したとする。ステップ211において、スレーブ(ノード3)は、ネットワークへの接続が電気的に分断されたことを検知する。
【0049】
ステップ212において、スレーブ(ノード3)は内部の状態を保持したまま、ネットワークを介したデータ転送を停止し、ステップ213で、再びネットワークを監視して接続が再開されるのを待つ。ステップ214において、障害が解除され、再びネットワークに接続された時に、ステップ215にて、スレーブ(ノード3)は停止直前の状態のままデータ転送を再開する。つまり、ネットワーク上のマスタノードの管理下において、スレーブノードとして、データ転送を行い、ネットワークの運行が円滑に再開される様に動作する。
【0050】
このように、スレーブにおいても、ネットワークの接続が分断されても内部の状態を保持し、接続が再開された時に、分断直前の状態でネットワークに参入することにより、復旧による滞りが極力抑えられ、障害復旧に強いネットワークが形成できる。
【0051】
例えばStandard Microsystems社の提供する通信制御用IC(LAN91C96)を通信装置として使った場合の電気的な接続の監視について説明する。この通信制御用IC(LAN91C96)は、図9に示すレジスタマップを持ち、このレジスタマップ上のLINK_OKレジスタがネットワークへの電気的な接続チェック結果を示す機能を持っている。具体的には、通信装置としての通信制御用IC(LAN91C96)が、図1で示す伝送路31に物理的に接続されている時、通信制御用IC(LAN91C96)は、この接続状態を確認し、LINK_OKレジスタを“1”にセットする。逆に、伝送路31への物理的な接続が切れている場合、通信制御用IC(LAN91C96)は、この分断状態を確認し、LINK_OKレジスタを“0”にセットする。よって、通信装置として、このLINK_OKレジスタをチェックして、ネットワークへの接続/分断が判断できる。また、他の同等機能を持ったICを使うこともできる。
【0052】
ネットワークの分断で容易に想定できるものとして、図10に示すような、ネットワーク上で複数ノードの接続を実現するHUBの障害がある。HUB53において障害が発生し、HUBのところでネットワークが分断された場合、HUBに接続された全てのノードから見た場合、ネットワークが電気的に分断されたように見える。この時に、前記にあげた手順でマスタノード/スレーブノードが自ノードの動作状態を保持し、ネットワーク障害が復帰すると同時に、障害発生直前の状態を極力再現し、障害復旧が極めて円滑に行う頃ができる。
【0053】
実施の形態3.
次に、この発明の実施の形態3に係るエレベーターの通信制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
この発明の実施の形態3に係るエレベーターの通信制御装置においても、実施の形態1と同様に、図1に示す接続関係を有する構成を備えており、マスタ決定動作、同期通信等の主要な動作は実施の形態1と同じである。また、マスタノード/スレーブノードの動作は、実施の形態2に係るエレベータの通信制御装置の動作と同じである。
【0054】
図11は、図1に示すマスタノード/スレーブノードの構成を簡略的に示した図であり、1台のマスタ55と1台のスレーブ54、7台のスレーブ52が同一伝送路36につながっている。
【0055】
同図のノード1は、図2に示す管理表中の自己のノード番号に対応する第1のネットワークアドレスが前記管理表の中で特定のアドレスであるノードであり、他の全てのノードに対して前記第1のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を送信し、別の仮マスタから自己のノード番号に対応する第2のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を受信したときに、前記第1及び第2のネットワークアドレスが特定の条件に適合したときにはマスタとして振る舞うノードであるとする。
【0056】
マスタとして振る舞うノードの動作を説明する。
図12に示すフローチャートのステップ220で、このノードが定期的にネットワークへの接続を監視しているとする。具体的には図1で示した通信装置10において電気的に接続を監視する。何らかの原因で、ネットワークの切断(図11に示す符号60)が発生したとする。ステップ221において、ノード1は、ネットワークへの接続が電気的に分断されたことを検知する。
【0057】
ステップ222において、ノード1は内部の状態を初期化し、ネットワークを介したデータ転送を停止し、ステップ223で再びネットワークを監視して接続が再開されるのを待つ。ステップ224において、障害が解除され、再びネットワークに接続されたのを検知した時、ノード1は新たにネットワークに参入する形で動作を開始する。
【0058】
よって、ステップ225にて、別マスタからの一斉同時送信の受信待ち状態になる。ステップ226にてタイムアウトが発生した場合、つまり、別マスタが不在の場合、ステップ229にてノード1がマスタ動作することが確定し、ステップ230で各スレーブにスレーブ確認の同期開始データを送信し、ステップ231でマスタとしてネットワーク上で動作する。また、ステップ226にて、タイムアウトが発生せず、ステップ227にて別ノードからの一斉同時送信を受信した場合は、ステップ228でスレーブとしてネットワークに参加する。
【0059】
このように、ネットワークの接続が分断されてたのち接続が再開された時に、ネットワーク上にマスタが不在となる障害が発生しても、自身を一度、初期化しマスタとして参入可能な唯一のノードを設けておくことにより、復旧による滞りが極力抑えられ、障害復旧に強いネットワークが形成できる。
【0060】
例えばStandard Microsystems社の提供する通信制御用IC(LAN91C96)を通信装置として使った場合の電気的な接続の監視について説明する。この通信制御用IC(LAN91C96)は、図2に示すレジスタマップを持ち、このレジスタマップ上のLINK_OKレジスタがネットワークへの電気的な接続チェック結果を示す機能を持っている。具体的には、通信装置としての通信制御用IC(LAN91C96)が、図1で示す伝送路31に物理的に接続されている時、通信制御用IC(LAN91C96)は、この接続状態を確認し、LINK_OKレジスタを“1”にセットする。逆に、伝送路31への物理的な接続が切れている場合、通信制御用IC(LAN91C96)は、この分断状態を確認し、LINK_OKレジスタを“0”にセットする。よって、通信装置として、このLINK_OKレジスタをチェックして、ネットワークへの接続/分断が判断できる。また、他の同等機能を持ったICを使うこともできる。
【0061】
ネットワークの分断で容易に想定できるものとして、図13に示すような、ネットワーク上で複数ノードの接続を実現するHUBの障害がある。HUBにおいて、このHUBに障害が発生し、HUBのところでネットワークが分断された場合、HUBに接続されたノードから見た場合、ネットワークが電気的に分断されたように見える。また、この障害により、障害発生直前、マスタとして動作していたノード3にも動作障害が発生した場合、HUBの障害復帰後、マスタが不在となりネットワークの復旧が遅れる要因となる。
【0062】
この時に、前記にあげた手順でノード1が初期化されマスタとして参入することにより、障害発生直前の状態を極力再現し、障害復旧を極めて円滑に行う事ができる。
【0063】
実施の形態4.
次に、この発明の実施の形態4に係るエレベーターの通信制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
この発明の実施の形態4に係るエレベーターの通信制御装置においても、実施の形態1と同様に、図1に示す接続関係を有する構成を備えており、マスタ決定動作、同期通信等の主要な動作は実施の形態1と同じである。また、マスタノード/スレーブノードの動作は、実施の形態2、3に係るエレベータの通信制御装置の動作と同じである。
【0064】
図14は、図1に示すマスタノード/スレーブノードの構成を簡略的に示した図であり、2台のマスタ601、3台のスレーブ602が同一伝送路604に接続されている。
【0065】
図14において、断線605の部分でネットワークが分断され、二つのネットワークがそれぞれマスタノードを持ち動作しているとする。断線605の障害が復旧した時、二つのネットワークが接続され、衝突する。元の一つのネットワークとして動作する為、二つあるマスタノードのうち、一方がスレーブに切り替わる。
【0066】
この動作を図14のマスタ(ノード1)の動作で説明する。
図15に示すフローチャートのステップ301で別マスタからの一斉同時送信を受信するかどうか判定する。図14の断線605の故障が復旧すると、ネットワーク2においてマスタ動作しているノード5からの一斉同時送信を受信する為、ステップ302に移る。ステップ303にて、自身のネットワークに接続されているスレーブがあるかどうか判定する。ステップ305にて、別マスタからの一斉同時送信データより、別マスタのネットワークに接続されているスレーブがあるかどうか判定する。ここでは、ないため、ステップ308にてノード1が障害復旧後のネットワークのマスタとなり動作する。
【0067】
次に、図16も、図1に示すマスタノード/スレーブノードの構成を簡略的に示した図である。
図16において、断線615の部分でネットワークが分断され、二つのネットワークがそれぞれマスタノードを持ち動作しているとする。断線615の障害が復旧した時、二つのネットワークが接続され、衝突する。元の一つのネットワークとして動作する為、二つあるマスタノードのうち、一方がスレーブに切り替わる。
【0068】
この動作を図16のマスタ(ノード1)の動作で説明する。
まず、図15に示すフローチャートのステップ301で別マスタからの一斉同時送信を受信するかどうか判定する。図16の断線615の故障が復旧すると、ネットワーク2においてマスタ動作しているノード5からの一斉同時送信を受信する為、ステップ302に移る。ステップ303にて、自身のネットワークに接続されているスレーブがあるかどうか判定する。ステップ305にて、別マスタからの一斉同時送信データより、別マスタのネットワークに接続されているスレーブがあるかどうか判定する。別マスタの方にもスレーブがある為、ステップ306で、ノード1、ノード5のネットワークアドレスからマスタとしての優先度を比較する。ここでは、ノード1の優先度が高い為、ステップ308にてノード1が障害復旧後のネットワークのマスタとなり動作する。
【0069】
次に、図17も、図1に示すマスタノード/スレーブノードの構成を簡略的に示した図である。
図17において、断線625の部分でネットワークが分断され、二つのネットワークがそれぞれマスタノードを持ち動作しているとする。断線625の障害が復旧した時、二つのネットワークが接続され、衝突する。元の一つのネットワークとして動作する為、二つあるマスタノードのうち、一方がスレーブに切り替わる。
【0070】
この動作を図17のマスタ(ノード1)の動作で説明する。
まず、図15に示すフローチャートのステップ301で別マスタからの一斉同時送信を受信するかどうか判定する。図17の断線625の故障が復旧すると、ネットワーク2においてマスタ動作しているノード5からの一斉同時送信を受信する為、ステップ302に移る。ステップ303にて、自身のネットワークに接続されているスレーブがあるかどうか判定する。ステップ304にて、別マスタからの一斉同時送信データより、別マスタのネットワークに接続されているスレーブがあるかどうか判定する。別マスタの方にもスレーブがない為、ステップ306で、ノード1、ノード5のネットワークアドレスからマスタとしての優先度を比較する。ここでは、ノード1の優先度が高い為、ステップ308にてノード1が障害復旧後のネットワークのマスタとなり動作する。
【0071】
以上のように、ネットワークに接続されているスレーブノードがあるかないかという条件とネットワークアドレスの優先度の複合条件から、障害復旧時に二つ以上存在するマスタノードから、唯一1つのマスタノードを選択し、障害復旧を極めて円滑に行うことができる。
【0072】
実施の形態5.
次に、この発明の実施の形態5に係るエレベーターの通信制御装置の動作について図面を参照しながら説明する。
この発明の実施の形態5に係るエレベーターの通信制御装置においても、図1に示す接続関係を有する構成を備えており、マスタ決定動作、同期通信等の主要な動作は実施の形態1と同じである。また、マスタノード/スレーブノードの動作は、実施の形態2、3、4に係るエレベータの通信制御装置の動作と同じである。
【0073】
図18は、図1に示すマスタノード/スレーブノードの構成を簡略的に示した図であり、1台のマスタ503と、2台のスレーブ501、1台のスレーブ502が、同一伝送路505に接続されている。また、各ノードは伝送路504を介して、上位CPU500と接続されている。
【0074】
図18において、ノード2がマスタとして動作しており、この例ではノード1にマスタ権利を移す動作を示す。
【0075】
図18に示すフローチャートのステップ401において、上位CPU1は、ノード1に対して、D1のマスタ権利の獲得命令を出す。ステップ402で、ノード1はノード2(マスタ)に対してD2のマスタ権利放棄要求パケットを送信する。403において、ノード1はノード2(マスタ)からの一斉同時送信のタイムアウトが発生するのを待つ。ステップ404でノード2(マスタ)からの一斉同時送信のタイムアウトが発生すると、ステップ405にて、ノード1のマスタ権利獲得が確定し、ステップ406にて各スレーブにスレーブ確認の同期開始データを送信して、ステップ407にてマスタとして動作を開始する。
【0076】
また、図20に示すフローチャートのステップ411において、ノード2は、ノード1(マスタ)からのマスタ権利放棄要求パケットを受信する。ステップ412で、ノード2はマスタ権利放棄要求パケット受信ステータスに移る。ステップ413で、CPU2はノード2がマスタ権利放棄要求パケット受信ステータスであることを検知する。ステップ414で、CPU2がマスタ権利を放棄することを許可する場合は、D3のマスタ権放棄命令をノード2に送る。ステップ415において、ノード2はマスタ権利を放棄し、スレーブに降格する。ステップ414で、CPU2がマスタ権利を放棄することを許可しない場合は、ステップ417で、ノード2は通常のステータスに戻る。
【0077】
以上のようにマスタ権利の移動において、上位のCPUが介在することにより、上位のCPUが認知しないところでのマスタ権利移動を防ぎ、安定したネットワークのい動作を保証できる。
【0078】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、マスタが複数のスレーブのうち一つのスレーブに同期開始データを送付し、スレーブからの同期完了データを受信すると順繰りに次のスレーブに次の同期開始データに送信し、この同期開始データの送信間隔を同期開始データ送信周期とした時、同期開始データの送信から同期完了データ受信までの時間と、自身のデータ送信タイミングまでに送信バッファにためた送信データの数から算出できるデータ送信所要時間と、同期開始データ送信周期の目標時間とから、同期開始データ送信のタイミングが目標の周期になるように調整することにより、単位時間中での、同期開始データ/同期完了データの数が一定に保たれるよう動作し、同期開始データ/同期完了データの数が増えマスタ/スレーブへの負荷が増大することを防ぐことができる。
【0079】
また、ネットワーク上の各ノードはそれぞれネットワークとの接続を監視し、接続が電気的(物理的)に途切れた時、切断直前の状態を維持し停止して、引き続きネットワークとの接続を監視し、再度、接続された時、マスタノード、スレーブノード共に、切断直前の状態、つまり、マスタノードはマスタ、スレーブノードはスレーブとしてネットワークに参入することによりネットワークの混乱を最小限に抑えられ、円滑なデータ転送を実現することができる。
【0080】
また、ネットワークの復旧において、管理表中でネットワークアドレスがマスタとしての特定なアドレスであるノードの場合、切断直前の状態がスレーブだったとしても、再接続時にはマスタとして参入し、ネットワーク上のマスタが不在となってしまう障害復旧の一方法を持ち、障害に強いデータ転送が可能となる。
【0081】
また、なんらかの原因で前記ネットワークの途中が物理的(電気的)に分断され、分断された双方のネットワークにおいて復旧が行なわれ、それぞれのネットワーク上でマスタ動作するノードがネットワークを制御している場合、分断された接続が再び接続され1つのネットワークを形成した時に、それぞれのネットワークのマスタノードが、1つになったネットワークのマスタ権利を奪い合うとき、自身のネットワーク上にスレーブノードがあるかどうかと、前記管理表中でのネットワークアドレスで定義した優先度の、二つの複合条件から、マスタ権利を獲得できる唯一のノードを決めることができ、ネットワーク上に複数のマスタが存在してしまう障害からの復旧の一方法を持ち、障害に強いデータ転送が可能となる。
【0082】
さらに、前記ネットワーク中のマスタ権利を、他のノード(スレーブ)に移す時に、ノードの上位のCPU間で当該ネットワークを介したネゴシエーションを持って実現することにより、ネットワークの運行を円滑に行う為に極めて重要な機能を有するマスタ権利の移動を、上位CPUが介在せず通信装置のみの単独で実施して、ネットワークの動作が不安定となる可能性が排除されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜5に係るエレベーターの通信制御装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態1〜3に係る通信制御装置の持つレジスタを示す説明図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係る通信制御装置の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るデータ通信タイミングを示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態1に係る同期開始データ送信タイミングを示すフローチャートである。
【図6】 この発明の実施の形態2に係る通信制御装置の構成を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態2に係る伝送路切断時のマスタの動作を示すフローチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2に係る伝送路切断時のスレーブの動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態2〜4に係る通信制御装置の持つレジスタマップを示す図である。
【図10】 この発明の実施の形態2に係る通信制御装置の構成を示す図である。
【図11】 この発明の実施の形態3に係る通信制御装置の構成を示す図である。
【図12】 この発明の実施の形態3に係る伝送路切断時のマスタの動作を示すフローチャートである。
【図13】 この発明の実施の形態3に係る通信制御装置の構成を示す図である。
【図14】 この発明の実施の形態4に係る通信制御装置の構成を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態4に係るネットワーク衝突時のマスタの動作を示すフローチャートである。
【図16】 この発明の実施の形態4に係る通信制御装置の構成を示す図である。
【図17】 この発明の実施の形態4に係る通信制御装置の構成を示す図である。
【図18】 この発明の実施の形態5に係る通信制御装置の構成を示す図である。
【図19】 この発明の実施の形態5に係るスレーブノードのマスタ権利獲得手順を示すフローチャートである。
【図20】 この発明の実施の形態5に係るマスタノードのマスタ権利放棄手順を示すフローチャートである。
【図21】 従来のエレベータの通信制御装置の構成を示す図である。
【図22】 従来の通信制御装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 群管理制御ユニット、2 各台制御ユニット、3 各台制御ユニット、4各台制御ユニット、5 乗場登録制御ユニット、6 乗場登録制御ユニット、7 乗場表示制御ユニット、8 拡張用制御ユニット、10 通信装置、11 HUB、20A 群管理制御装置、20B 各台制御装置、20C 各台制御装置、20D 各台制御装置、20E 乗場登録制御装置、20F 乗場登録制御装置、20G 乗場表示制御装置、20H 拡張用制御装置、31 伝送路、32 伝送路、33 伝送路、34 伝送路、35 伝送線、36 伝送路、41乗場釦登録装置、42 乗場表示装置、43 行先階登録装置、51 マスタ、52 スレーブ、53 HUB、54 スレーブ、55 マスタ、60 ネットワークの切断、61 ネットワークの切断、500 上位CPU、501 スレーブ、502 スレーブ、503 マスタ、504 伝送路、505 伝送路、601 マスタ、602 スレーブ、603 ネットワーク、604 伝送路、605 断線、611 マスタ、612 スレーブ、613 ネットワーク、614 伝送路、621 マスタ、623 ネットワーク。

Claims (5)

  1. エレベーターを制御する各台制御ユニット及び乗場登録制御ユニットを含む複数の制御ユニットが各々ノードを有し、これら複数のノードがネットワークを介して相互に接続され、各ノードがノード番号とネットワークアドレスを対応づけた管理表を持っているエレベーターの通信制御装置であって、前記管理表を参照して自己のノード番号に対応する第1のネットワークアドレスが前記管理表の中で特定のアドレスである場合は、他の全てのノードに対して前記第1のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を送信し、別の仮マスタから自己のノード番号に対応する第2のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を受信したときに、前記第1及び第2のネットワークアドレスが特定の条件に適合したときにはマスタとして振る舞うノードと、
    前記管理表を参照して自己のノード番号に対応するネットワークアドレスが前記管理表の中で特定のネットワークアドレスでない場合、または前記管理表を参照して自己のノード番号に対応する第1のネットワークアドレスが前記管理表の中で特定のアドレスである場合で、他の全てのノードに対して前記第1のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を送信し、別の仮マスタから自己のノード番号に対応する第2のネットワークアドレスを付加した仮マスタである旨の一斉同報通信を受信したときに、前記第1及び第2のネットワークアドレスが特定の条件に適合しないときにはスレーブとして振る舞うノードと
    を備えたエレベーターの通信制御装置において、
    前記マスタとして振る舞うノードは、複数のスレーブのうち一つのスレーブに同期開始データを送付し、スレーブからの同期完了データを受信すると、順繰りに次のスレーブに次の同期開始データに送信し、
    同期開始データの送信間隔を同期開始データ送信周期とした時、同期開始データの送信から同期完了データ受信までの時間と、自身のデータ送信タイミングまでに送信バッファにためた送信データの数から算出できるデータ送信所要時間と、同期開始データ送信周期の目標時間とから同期開始データ送信のタイミングが目標の周期になるように調整する
    ことを特徴とするエレベーターの通信制御装置。
  2. 請求項1に記載のエレベーターの通信制御装置において、
    前記ネットワーク上の各ノードは、それぞれネットワークとの接続を監視し、接続が電気的(物理的)に途切れた時に、切断直前の状態を維持し停止して、引き続きネットワークとの接続を監視し、ネットワークが復旧し、再度接続された時に、マスタノード、スレーブノード共に切断直前の状態でネットワークに参入する
    ことを特徴とするエレベーターの通信制御装置。
  3. 請求項2に記載のエレベーターの通信制御装置において、
    前記ネットワークの復旧時に、前記管理表中でネットワークアドレスがマスタとしての特定のアドレスであるノードの場合、切断直前の状態がスレーブだったとしても、再接続時にはマスタとして参入する
    ことを特徴とするエレベーターの通信制御装置。
  4. 請求項1に記載のエレベーターの通信制御装置において、
    前記ネットワークの途中が物理的(電気的)に分断され、分断された双方のネットワークにおいて復旧が行われ、それぞれのネットワーク上でマスタ動作するノードがネットワークを制御している場合、分断された接続が再び接続され1つのネットワークを形成した時に、それぞれのネットワークのマスタノードが、1つになったネットワークのマスタ権利を奪い合うとき、
    自身のネットワーク上にスレーブノードがあるかどうかの判定条件と、
    前記管理表中でのネットワークアドレスで定義した優先度の比較条件と
    の二つの複合条件からマスタ権利を獲得できる唯一のノードを決定する
    ことを特徴とするエレベーターの通信制御装置。
  5. 請求項1に記載のエレベーターの通信制御装置において、
    前記ネットワーク中のマスタ権利を、他のノード(スレーブ)に移す時に、ノードの上位のCPU間で当該ネットワークを介したネゴシエーションを持って実現する
    ことを特徴とするエレベーターの通信制御装置。
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