JPH1093637A - ネットワーク間接続装置のルーティング方法 - Google Patents

ネットワーク間接続装置のルーティング方法

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JPH1093637A
JPH1093637A JP8246628A JP24662896A JPH1093637A JP H1093637 A JPH1093637 A JP H1093637A JP 8246628 A JP8246628 A JP 8246628A JP 24662896 A JP24662896 A JP 24662896A JP H1093637 A JPH1093637 A JP H1093637A
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routing
frame
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JP8246628A
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Atsuhiko Suzuki
敦彦 鈴木
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Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高価な高速ルータを利用することなく、安価
で効率的なルータ動作を行うルーティング方法を提供す
る。 【解決手段】 各ノード20〜27,30〜37,40
〜47が接続される複数のポート0〜7と、ルータ機能
及びブリッジ機能を有する複数のハブ12〜14を、A
TM網11にそれぞれ接続させ、ノード間でデータを伝
送するシステムにおいて、ハブは、マスタルータを有
し、その他のハブは、スレーブルータを有し、スレーブ
ルータは、マスタルータのポートの物理アドレスを共有
し、宛先アドレスがマスタルータ宛のフレームを受信す
ると、フレームのルーティング処理を行って、2個以上
のルータによる負荷分散を実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のLANを仮
想的に分離して構築されたバーチャルLAN等の仮想ネ
ットワークを、互いに接続させるネットワーク間接続装
置のルーティング方法に関する。
【0002】
【関連する背景技術】従来、例えばATM網の様な高速
ネットワークを利用する場合、物理構成に関係なく、一
つのATM網に対してお互いに相互干渉しない複数のネ
ットワーク(仮想ネットワーク)を構成することができ
る。このような技術としては、例えば米国特許US 5,44
4,702等が知られている。独立したネットワークは、ネ
ットワーク番号が異なっており、異なる仮想ネットワー
クに属するノード間では、たとえ同一のATM網に属し
ていても直接呼を張って通信できなかった。
【0003】そこで、異なる仮想ネットワーク間で通信
を行う場合には、ATMインターフェースを利用して仮
想ネットワーク間を外付けのルータ経由で接続させて、
上記仮想ネットワーク間の通信を可能にしていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記外付け
ルータを用いた場合には、全ての仮想ネットワーク間の
トラフィックは、上記ルータに集中してしまうので、ル
ータは、大きな負荷に耐えうる高価なものを利用する必
要があった。また、高価な高速ATMルータを持つこと
なく、仮想ネットワーク間ルーティングを実現するもの
として、例えば特願平7−300040号に示すような
方法がある。この方法では、スイッチングハブ内部に設
置されたルータで、RIP等のルーティングプロトコル
を利用して、他に接続されているルータの物理アドレス
を取得し、その物理アドレスをスイッチングハブ内のア
ドレスエントリーとして加え、宛先アドレスがその物理
アドレスの場合、ルータに取り込み、ルーティング処理
を行っていた。
【0005】しかし、この方法では、例えばルータを備
えたスイッチングハブが増えると、ルータとして取り組
むべきMACアドレスエントリーが、このスイッチング
ハブが増える毎に増加することとなり、それに伴ってル
ータ動作が複雑になり、かつ各スイッチングハブ内のル
ータの設定情報を同期させるのも困難になるという問題
点があった。
【0006】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、安価で効率的なルータ動作を行うことができるネッ
トワーク間接続装置のルーティング方法を提供すること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、各ノードが接続される複数のポート
と、ルータ機能及びブリッジ機能を有する複数のハブ
を、ATM網にそれぞれ接続させ、前記ノード間でデー
タを伝送するシステムにおいて、少なくとも一つの前記
ハブは、マスタルータ(仮想ルータ)を有し、その他の
前記ハブは、スレーブルータ(仮想ルータ)を有し、該
スレーブルータは、前記マスタルータのポートの物理ア
ドレスを共有し、宛先アドレスが該マスタルータ宛の前
記フレームを受信すると、当該フレームのルーティング
処理を行うネットワーク間接続装置のルーティング方法
が提供される。
【0008】すなわち、高価な高速ルータを利用するこ
となく、安価なソフトウェアによる仮想ルータを各スイ
ッチングハブ内に設置し、そのうちのスレーブルータ
は、宛先アドレスがマスタルータ宛のフレームに対して
ルーティング処理を行って、2個以上のルータによる負
荷分散を実現する。請求項2〜4では、各ルータは、定
期的にルーティング情報と、ルータの製造のシリアル番
号、物理アドレス、立ち上がり時間、ルータとしての処
理能力又はメモリの記憶容量を示す情報の少なくとも一
つを含むルータの固有情報とを含むルータの動作に関す
るデータを交換し、該ルータの固有情報に基づいて、マ
スタルータとスレーブルータを決定する。
【0009】すなわち、各ルータは、ルーティング情報
とルータの固有情報を定期的に交換することによって設
定情報の同期を行い、一つ又は複数種類の固有情報に基
づいて、マスタルータとその他のスレーブルータを決定
する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に係るネットワーク間接続
装置のルーティング方法を図1乃至図9の図面に基づい
て説明する。図1は、本発明に係るネットワーク間接続
装置のルーティング方法を用いたバーチャルLANシス
テムの一実施例の構成を示す構成図である。なお、この
システム構成は、特願平7−300040号と同様であ
る。
【0011】図において、バーチャルLAN(以下、
「VLAN」という)システムでは、ATM網11のよ
うな高速ネットワークをバックボーンに有し、支線に上
記接続装置である複数のハブ12〜14を接続して構成
されている。ハブ12〜14は、例えばATM−10B
ASE−Tインターフェースを相互に接続するATM-Ethe
rnetスイッチングハブで、通常のブリッジの機能ととも
に、例えばソフトウェア等でルーティングプロトコルを
サポートするように設定されたルータの機能(以下、こ
のルータの機能を「ルータ」という。)15〜17を有
している。また、ハブ12〜14は、例えば各ネットワ
ークノード(以下単に、「ノード」という)が接続され
たイーサネットポート0〜7と、ルータのポート8,9
と、ATMポート10とをそれぞれ有し、自装置のイー
サネットポート0〜7間及び他のハブとのATMポート
10間で、MAC層レベルでのブリッジング接続を行っ
ている。
【0012】ハブ12〜14は、VLANの機能を有
し、それぞれのイーサネットポート0〜7が独立にどの
VLANに属するか設定することができる。異なるVL
ANは、ATM網11上では、異なるエミュレーティッ
トLANとして識別される。これにより、VLANは、
ハブ12〜14にまたがって構築することが可能とな
る。
【0013】本実施例では、ハブ12のポート0〜7に
は、ノード20〜27が接続されており、ハブ13のポ
ート0〜7には、ノード30〜37が接続されており、
またハブ14のポート0〜7には、ノード40〜47が
接続されている。そして、ノード20〜23,30〜3
3及び40〜43は、VLAN50を構築し、ノード2
4〜27,34〜37及び44〜47は、VLAN60
を構築している。
【0014】上記システム内の全てのハブ12〜14
は、物理アドレス(例えばMACアドレス)のエントリ
と、これに対応してフレームを転送するポートのエント
リからなる図示しない物理アドレステーブルを有してお
り、内部のブリッジ機能によって処理されるフレーム
を、上記物理アドレステーブルに登録されている情報に
より各々の方向に転送している。
【0015】ルータ15〜17には、VLAN50とV
LAN60が接続されており、ルータ15〜17は、V
LAN50,60間を公知のルーティングプロトコルを
利用してルーティングする機能を有している。従って、
ルータ15〜17は、起動時、定期的、或いは諸条件変
更時に送信するルーティング情報を交換することができ
る。
【0016】また、これらルータ15〜17は、一つの
マスタルータとそれ以外のスレーブルータに識別され、
論理接続が図2に示す構成になる。すなわち、上述のよ
うにハブがATM網上に複数個接続されている場合、そ
れぞれのルータは、後述するプロセスをとって、マスタ
ルータ或いはスレーブルータを決定しており、マスタル
ータは、自局の情報をフレーム構成でスレーブルータに
伝送して、上記情報を共有する。
【0017】マスタルータを決定する方法は、いろいろ
考えられるが、例えば各ルータに固有のID(識別)値
のもっとも小さい(又は大きい)ものをマスタルータと
して設定することが考えられる。ルータに優先順位をつ
ける方法は、複数個のルータがなんらかの形で順位付け
ができるIDを持っていれば、その最高順位のものをマ
スタルータとすることができる。例えば、その固有のI
Dの順位付けの方法としては、 1.各ルータのIDに、各ルータ固有の製造のシリアル
番号又はMACアドレスを設定し、その最大のものをマ
スタルータとする。 2.各ルータの立ち上がり時間を測定し、立ち上がって
からもっとも時間の経ったものをマスタルータとする。
方法等が考えられる。
【0018】また、ルータのプライオリティー値の上位
の桁に、CPUの処理能力値や、実装メモリ量等のルー
タ処理能力を示す数量を割り当て、もっともルータ処理
能力の大きなルータを持つスイッチングハブがあった場
合、このハブのルータを他のプライオリティー値よりも
優先して負荷の重くなりやすいマスタルータに設定する
ことも可能である。図3は、16ビットのプライオリテ
ィー値を利用する場合、プライオリティー値を分割し
て、例えば上位4ビットにCPU処理能力(又はメモリ
の記憶容量)、下位12ビットに上記方法1又は方法2
で示した固有のIDを割り当てた場合の例を示してい
る。
【0019】なお、上記VLANシステムのルータ間で
データ伝送されるフレームは、図4に示すような構成に
なっている。図において、フレームは、バージョン番号
からなるバージョンと、起動時に送信するハローパケッ
トやその応答及び定期的な設定情報/ルーティング情報
の送信の識別子からなるコマンドIDと、送信元の装置
固有のID番号(例えばMACアドレス)からなるソー
スIDと、マスタルータを決定するための識別子(例え
ばルータの製造シリアル番号、物理アドレス、CPU処
理能力、メモリの記憶容量又はハブの起動時からの時
間)からなる優先順位IDと、ルータの物理アドレスや
例えばパスワード等のアカウンティング条件からなる設
定情報と、プロトコルフィルタ条件及びスタティックル
ート情報等からなるルーティング情報とから構成されて
いる。
【0020】次に、ルータの動作について図5〜図8の
フローチャートに基づいて説明する。まず、各ルータ
は、その起動時に不定ノードとしてフレームの伝送回数
Nを設定し(ステップ101,102)、自局のID、
例えば自己固有のMACアドレス、ルータの製造シリア
ル番号、ルータの物理アドレスを含んだハローパケット
をブロードキャストする(ステップ103)。そして、
この不定ノードは、上記ハローパケットに対する応答を
待って、一定時間の待機状態になる(ステップ10
4)。
【0021】この待機状態の時に、上記ハローパケット
に対する応答パケットを受信すると、上記優先順位付け
の方法に基づいて、システム内における自局の順位付け
を行い、スレーブルータに変更していないか判断する
(ステップ105)。ここで、不定ノードは、自局の順
位が上位でなく、かつスレーブルータに変更していない
場合には、スレーブルータと判断して変更する(ステッ
プ106)。また、自局の順位が上位で、かつ既にスレ
ーブルータの状態に変更している場合には、予め設定さ
れた上限の伝送回数Pに達するまでデータ伝送を行うと
ともに、ステップ102で伝送回数を加算し、上記伝送
回数が上限の伝送回数Pに達すると(ステップ10
7)、自局をマスタルータの状態に変更する(ステップ
108)。
【0022】マスタルータにおいては、ルータの機能と
しては、基本的に一般のルータと同じ機能を持ち、AT
M側又はイーサネット側のインターフェースによって、
自局の物理アドレス宛に送られたフレームのルーティン
グ処理を行う。また、マスタルータは、図6に示すよう
に、定期的に自局の各種IDとともに設定情報/ルーテ
ィング情報のフレームをスレーブルータにブロードキャ
スト送信し(ステップ201)、上記フレームに対する
応答を待って、一定時間Qの待機状態になり(ステップ
202)、自局より上位の優先順位IDを有するルータ
がないか認識している。
【0023】また、マスタルータは、ルーティングプロ
トコルを扱いダイナミックなルーティングに対応してお
り、ルータの設定情報を遠隔操作するプロトコル(Teln
et・snmp等)を受け付けるとともに、マスタルータの設
定が変更された場合には、その変更情報をスレーブルー
タやノードに通知している。さらに、マスタルータは、
システム内において、自局が始めに立ち上がった場合に
は、各スレーブルータに物理アドレスの情報や設定情報
をブロードキャスト送信する。
【0024】スレーブルータは、定期的に送られてくる
マスタルータからの情報を受信し、上記情報に応じて各
種設定を変更するとともに、マスタルータの物理アドレ
スを取得し、イーサネット側から送られてくるフレーム
で、かつ宛先がマスタルータの物理アドレスのものをル
ーティング処理している。すなわち、スレーブルータ
は、定期送信されるフレームからマスタルータの物理ア
ドレスを取得し、上述した自局内の物理アドレステーブ
ルに特別なエントリとして登録し、イーサネット側から
のフレームで宛先物理アドレスが上記マスタルータの場
合には、ATM側に転送せずにこのルータにてルーティ
ング処理を行う。上記エントリは、ネットワーク内のス
レーブルータの数が増えても、マスタルータの物理アド
レス一つである。このフレーム受信に際し、スレーブル
ータには、フレーム受信のためのタイマ値Tが予め設定
されており、図7に示すように、上記フレーム受信にお
いて、タイマ値Tがマスタルータの待機時間Qの2倍を
超えたか判断しており(ステップ301)、上記タイマ
値Tが2Qを超えた場合には、自ノードを不定ノードの
状態に変更して、図5のマスタルータを決めるための動
作ルーチンを実行する。
【0025】また、スレーブルータは、自ルータの処理
が間に合わないくらいバッファに処理すべきフレームが
格納されている場合には、自ルータで処理せず、ATM
側インターフェースに転送し、その結果、マスタルータ
によってルーティング処理されるように設定してもよ
い。なお、ATM側からのマスタルータの物理アドレス
向けフレームについては、マスタルータが処理を行うの
で、スレーブルータは上記フレームに対してルーティン
グ処理を行わない。
【0026】次に、各ルータのフレーム受信の動作ルー
チンを図8のフローチャートに基づいて説明する。ルー
タは、フレームを受信すると、そのコマンドIDから上
記フレームがハローパケットか他のIDフレームか判断
する(ステップ401)。ここで、上記フレームがハロ
ーパケットの場合には、送信元に自局の各種IDを返送
する(ステップ402)。また、他のIDフレームの場
合には、フレーム返送を行わない。その後に、受信フレ
ームの優先順位IDが自局のものより上位かどうか判断
する(ステップ403)。
【0027】ここで、上記優先順位IDが自局のものよ
り下位の場合には、上記動作ルーチンを終了し、また上
記優先順位IDが自局のものより上位の場合には、スレ
ーブルータに変更していないか判断する(ステップ40
4)。この結果、ルータでは、スレーブルータに変更し
ていない場合、すなわち上記ルータがマスタルータか或
いは不定ノードの状態の場合、スレーブルータの状態に
変更した後に(ステップ405)、上記タイマ値Tをク
リアして(ステップ406)、フレーム受信のための時
間をカウントする図7の動作ルーチンを実行する。
【0028】従って、各ルータは、図4に示したフレー
ムを定期的に送受信することで、自局をマスタルータ又
はスレーブルータに変更することが可能になるととも
に、各ルータが有するルーティングテーブルの情報を交
換することができる。図9は、図1に示したスイッチン
グハブの構成を示すブロック図である。なお、各スイッ
チングハブ12〜14の構成は同じなので、ここでは代
表してハブ12の構成を示す。
【0029】ハブ12は、イーサネットポート0〜7及
びATMポート10が転送制御器18によってそれぞれ
ブリッジング接続され、ハブ内部にMACアドレスの物
理アドレステーブル19を持っている。転送制御器18
は、受信フレームを、例えば自装置のポート(ポート0
〜7、ATMポート10)又はルータ15から取り込む
と、上記フレームの宛先MACアドレスから、上記物理
アドレステーブル19を検索して該当するポート番号
(又はVCC(Virtual Channel Connection))を参照
し、そのポートから宛先に上記フレームを転送する。
【0030】ルータ15がスレーブルータの場合には、
物理アドレステーブル19にマスタルータのMACアド
レスが登録され、上記マスタルータと同じ宛先MACア
ドレスのフレームが、イーサネットポート側から受信さ
れた時には、ルータ15に転送される。上記転送された
フレームは、ルータ15によってルーティング処理され
て転送制御器18に出力され、ATMポートを通って目
的(受信元)のノードに転送される。
【0031】この際、上記ルーティング処理されたパケ
ットの送出やARPの応答等を行う場合には、送出する
フレームの送信元物理アドレスは、上記スレーブルータ
の物理アドレスに設定する。また、ルータのルーティン
グ情報に関するデータ交換のパケットは、エントリ情報
に関するプロトコルメッセージ、例えばRIP(Routin
g Information Protocol)等は無視するものとする。
【0032】従って、本実施例では、安価なソフトウェ
アによるルータを各スイッチングハブ内に設置し、ルー
タ間でデータを交換して、マスタルータとスレーブルー
タを決定し、マスタルータの設定情報/ルーティング情
報をその他のスレーブルータに同期させるので、複数の
ルータによる効果的な負荷分散が可能となり、安価で効
率的なルータ動作を行うことができる。
【0033】なお、本発明では、ルータの扱う仮想ネッ
トワークの数が3つ以上になった場合でも、実施例と同
様に用いることが可能である。この場合には、スイッチ
ングハブの数が増えても、各ルータの持つショートカッ
ト用の物理アドレスエントリは、マスタルータの物理ア
ドレス一つであってエントリを増やすことなく、同時に
複数のルータの設定情報も同期できるので、システム管
理や設計を容易に行うことができる。
【0034】また、本実施例のATMインターフェース
と10BASE−Tインターフェースの間は、例えばA
TMフォーラムLANで標準化されているLANエミュ
レーション1.0やその他のピアtoピアでパケットの
交換が可能な独自のカプセリングでもかまわない。ま
た、本発明は、2つ以上のマスタルータを持たせ、それ
ぞれ別々のネットワークを管理するようなシステムに
も、組み合わせて利用することができる。すなわち、本
発明では、例えば複数のLANがWANをまたがって構
築されたATM網を考えた場合、マスタルータをそれぞ
れのLANに設置し、設定情報の交換はそれぞれのLA
N内のみで行うものとし、WAN上に設定情報のフレー
ムが送信されないようにした複数のマスタルータが存在
するようなシステムにも、容易に応用させることができ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、各ノ
ードが接続される複数のポートと、ルータ機能及びブリ
ッジ機能を有する複数のネットワーク間接続装置を、バ
ックボーンネットワークにそれぞれ接続させ、前記ノー
ド間でデータを伝送するシステムにおいて、少なくとも
一つの前記ネットワーク間接続装置は、マスタルータを
有し、その他の前記ネットワーク間接続装置は、スレー
ブルータを有し、該スレーブルータは、前記マスタルー
タのポートの物理アドレスを共有し、宛先アドレスが該
マスタルータ宛の前記データを受信すると、当該データ
のルーティング処理を行うので、安価で効率的なルータ
動作を行うことができる。
【0036】請求項2〜4では、各ルータは、定期的に
ルーティング情報と、ルータの製造のシリアル番号、物
理アドレス、立ち上がり時間、ルータとしての処理能力
又はメモリの記憶容量を示す情報の少なくとも一つを有
するルータの固有情報とを含むルータの動作に関するデ
ータを交換し、該ルータの固有情報に基づいて、マスタ
ルータとスレーブルータを決定するので、ルータの設定
情報を同期させることが可能になり、このため複数のル
ータによる負荷分散が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットワーク間接続装置のルーテ
ィング方法を用いたバーチャルLANシステムの一実施
例の構成を示す構成図である。
【図2】マスタルータとスレーブルータの論理接続の構
成を示す図である。
【図3】ルータのプライオリティー値を分割して割り当
てた場合の例を示す図である。
【図4】図1で示したVLANシステムでデータ伝送さ
れるフレームの構成を示す構成図である。
【図5】図1で示したルータの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図6】同じくマスタルータの動作を説明するためのフ
ローチャートである。
【図7】同じくスレーブルータの動作を説明するための
フローチャートである。
【図8】同じくルータの受信動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図9】同じくスイッチングハブの構成を示すブロック
図である。
【符号の説明】
0〜7 イーサネットポート 8,9 ルータのポート 10 ATMポート 11 ATM網 12〜14 スイッチングハブ 15〜17 ルータ(仮想ルータ) 18 転送制御器 19 物理アドレステーブル 20〜27,30〜37,40〜47 ノード 50,60 仮想ネットワーク(VLAN)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各ノードが接続される複数のポートと、
    ルータ機能及びブリッジ機能を有する複数のネットワー
    ク間接続装置を、バックボーンネットワークにそれぞれ
    接続させ、前記ノード間でデータを伝送するシステムに
    おいて、 少なくとも一つの前記ネットワーク間接続装置は、マス
    タルータを有し、その他の前記ネットワーク間接続装置
    は、スレーブルータを有し、該スレーブルータは、前記
    マスタルータのポートの物理アドレスを共有し、宛先ア
    ドレスが該マスタルータ宛の前記データを受信すると、
    当該データのルーティング処理を行うことを特徴とする
    ネットワーク間接続装置のルーティング方法。
  2. 【請求項2】 前記各ルータは、定期的にルータの動作
    に関するデータを交換し、該データに基づいて、マスタ
    ルータとスレーブルータを決定することを特徴とする請
    求項1に記載のネットワーク間接続装置のルーティング
    方法。
  3. 【請求項3】 前記ルータの動作に関するデータは、ル
    ーティング情報と、ルータの固有情報とを含み、前記各
    ルータは、該ルータの固有情報に基づいて、マスタルー
    タとスレーブルータを決定することを特徴とする請求項
    2に記載のネットワーク間接続装置のルーティング方
    法。
  4. 【請求項4】 前記ルータの固有情報は、該ルータの製
    造のシリアル番号、物理アドレス、立ち上がり時間、ル
    ータとしての処理能力又はメモリの記憶容量を示す情報
    のうちの少なくとも一つを含むことを特徴とする請求項
    3に記載のネットワーク間接続装置のルーティング方
    法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010046201A (ko) * 1999-11-11 2001-06-05 윤종용 복수 개의 라우터를 구비한 라우터 시스템
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