JPH07202908A - Atmブリッジ装置 - Google Patents

Atmブリッジ装置

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JPH07202908A
JPH07202908A JP35110793A JP35110793A JPH07202908A JP H07202908 A JPH07202908 A JP H07202908A JP 35110793 A JP35110793 A JP 35110793A JP 35110793 A JP35110793 A JP 35110793A JP H07202908 A JPH07202908 A JP H07202908A
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mac frame
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    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
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    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
    • H04L12/56Packet switching systems
    • H04L12/5601Transfer mode dependent, e.g. ATM
    • H04L2012/5619Network Node Interface, e.g. tandem connections, transit switching

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ATM網におけるブリッジ接続を効率的に行
うATMブリッジ装置を提供すること。 【構成】 ATM網10を介してブリッジ接続を行うブ
リッジ装置11〜14において、各ブリッジ装置11〜
14間にポイント−ポイントATMコネクション15〜
17とマルチキャストATMコネクション18を用意
し、ブロードキャストが必要な、もしくはあて先を特定
できないMACフレームについてはマルチキャストAT
Mコネクション18を使用し、特定できるフレームにつ
いてはポイント−ポイントATMコネクション15〜1
7を用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ATM網におけるブリ
ッジ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、画像通信、高速データ通信などの
多様な通信の要求が高まり、効率的で柔軟性に富む通信
サービスを提供するために通信網の統合化が望まれてい
る。その実現方法として、ATM(Asynchronous Transf
er Mode)交換が有望視されており、公衆網(WAN)、
構内網(LAN)の両領域において盛んに研究・開発が
進められている。
【0003】ATM網の有望な利用方法として、LAN
間接続がある。よく知られているように、LAN間接続
にはリピータ接続、ブリッジ接続およびルーター接続が
あるが、ATM網を介してこれらを具体的に実現する方
法については、ATMフォーラムなどの標準化団体など
で議論が始まったフェーズであるといえる。
【0004】周知の通り、ブリッジ接続は図18のよう
に第1のLAN181と第2のLAN182の間にブリ
ッジ装置180を配置して、各々のLANを流れるMA
Cフレームのあて先MACアドレスを観察し、このあて
先MACアドレスをもつホスト(端末装置)が観察して
いる側のセグメント(例えば第1のLAN181)に存
在しないと考えられる場合は、これを他方のセグメント
(例えば第2のLAN182)に透過させるといった機
能を有する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図18に示したような
ブリッジ装置をATM網に適用する場合、以下のような
問題点が考えられる。
【0006】(1)ATM網は、いわゆるブロードキャ
ストネットワークではないため、従来のブリッジ装置の
ように片側のセグメントに存在しないあて先のMACフ
レームを他方に流すという方式は適用できない。
【0007】(2)(1)の問題を解決するために、A
TM網内に、あるブリッジ装置を起点とし、ブリッジ接
続される他の全てのブリッジ装置を終点とするようなマ
ルチキャストATMコネクションを用意し、疑似的なブ
ロードキャストネットワークを構成するという方法が考
えられる。しかしながら、ブロードキャストコネクショ
ン、あるいはマルチキャストコネクションは、転送する
MACフレームの受取先のブリッジ装置以外にも該MA
Cフレームを拡散することになり、不用意にATM網内
のトラヒックを増加させることにつながる。
【0008】(3)ブリッジ装置が、ATM網内に存在
するLANエミュレーションホストを直接収容する場合
が考えられる。LANエミュレーションホストとは、A
TM網内にありながらMACフレームの生成・受信機能
をもつホストであり、ブリッジ接続の形でATM網以外
の方式のLAN(以下、他方式LANという)上のホス
トとMACフレームを使って直接データのやり取りを行
うことができる。このように、LANエミュレーション
ホストを収容するブリッジ装置が他のブリッジ装置との
間でブリッジ接続を行う場合がある。このブリッジ装置
は、必ずしも2つ以上の物理ポートを有する必要は必ず
しも無く、ATM網物理インタフェースのみを有してい
れば良い。
【0009】この時、上記(1)(2)のような機構、
即ち入力されたMACフレームのあて先アドレスが、入
力元の物理ポート側に存在が確認されない場合、これを
その他全ての物理ポートに対して送出する機構では、単
一の物理ポートしか有さないATM網向けのブリッジ装
置に対応することができない。また、LANエミュレー
ションホストを収容するブリッジ装置がATM網内に複
数個存在し、かつこれがブリッジ接続されている場合
に、ブロードキャストフレーム、あるいはブリッジ装置
に登録の終了していないMACアドレス宛のMACフレ
ームがブリッジ装置間で無限に互いに転送され続けると
いう無限ループを生じてしまう。
【0010】(4)(3)のブロードキャストフレーム
については、ブリッジ接続に参加している全てのブリッ
ジ装置間で、各ブリッジ装置を起点としたスパニング木
をそれぞれ構成し、該ブロードキャストフレームについ
てはこのスパニング木構成のブロードキャストチャネル
を使って転送するという方法も考えられる。しかし、こ
の方法の場合はブリッジ接続に参加しているブリッジ装
置の数だけスパニング木を構成する必要があり、このテ
ーブルの管理及び初期設定、削除が複雑なものとなって
しまう。
【0011】本発明は、このような従来の問題点を解決
するためになされたもので、ATM網におけるブリッジ
接続を効率的に行うことを可能としたブリッジ装置を提
供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明による第1のATMブリッジ装置は、AT
M方式で運用される第1の通信網との間で信号の授受を
行うための第1の物理インタフェースと、ATM方式以
外の方式で運用される第2の通信網との間で信号の授受
を行うための第2の物理インタフェースとを有するブリ
ッジ装置であって、第2の物理インタフェースから入力
されたMACフレームのあて先アドレスを持つホストが
第2の通信網に存在するかしないかを推定し、存在しな
いと推定した場合に該MACフレームを前記第1の物理
インタフェース側に送出する第1の手段と、第1の物理
インタフェースから入力されたMACフレームのあて先
アドレスを持つホストが第1の通信網に存在するかしな
いかを推定し、存在しないと推定した場合に該MACフ
レームを第2の物理インタフェース側に送出する第2の
手段とを有する。
【0013】そして、第1の手段はさらに、第1の物理
インタフェースから送出されたMACフレームを(a) 自
ブリッジ装置を起点とし、ブリッジ接続される他の個々
のブリッジ装置を終点とするポイント−ポイントATM
コネクション、(b) 自ブリッジ装置を起点とし、ブリッ
ジ接続される他の全てのブリッジ装置を終点とするマル
チキャストATMコネクションのいずれかに選択的に投
入することを特徴とする。
【0014】(1−1)第1のATMブリッジ装置の一
つの態様においては、第2の手段はMACアドレスとA
TMセルヘッダ値をエントリとするテーブルと、第1の
物理インタフェースから受信したMACフレームのソー
スアドレス値が該テーブルに未登録の時は該ソースアド
レス値と該MACフレームの転送元となるブリッジ装置
へとつながるポイント−ポイントATMコネクションの
セルヘッダ値を登録する登録手段とを備えることを特徴
とする。
【0015】一方、第1の手段は第1の物理インタフェ
ースから送出するMACフレームのあて先アドレスが該
テーブルに登録されている場合は、該テーブルにエント
リされているセルヘッダ値を付与して、また登録されて
いないとき、あるいはあて先アドレスがブロードキャス
トアドレスの時はATMマルチキャストコネクションの
セルヘッダ値を付与してMACフレームを第1の物理イ
ンタフェースに送出する機能を有する。
【0016】(1−2)第1のATMブリッジ装置の他
の態様においては、自ブリッジ装置をリーフとするマル
チキャストコネクションのセルヘッダ値と、自ブリッジ
装置と該マルチキャストコネクションのルートとなる他
ブリッジ装置とを接続するポイント−ポイントのATM
コネクションのセルヘッダ値とを対応付けたテーブルを
有する。
【0017】(2)一方、本発明による第2のATMブ
リッジ装置は、ATM方式で運用される第1の通信網と
の間で信号の授受を行うための第1の物理インタフェー
スを有するブリッジ装置であって、該ブリッジ装置はA
TM方式以外の方式で運用される第2の通信網のエミュ
レーションを行うエミュレーションホストを該ブリッジ
装置を起点とするATMコネクションを介して直接収容
し、かつ前記第1の物理インタフェースから入力される
MACフレームが前記エミュレーションホストから送出
されたものであるか、前記第1の通信網を介してブリッ
ジ接続される他のブリッジ装置から送出されたものであ
るかを識別する識別手段を有することを特徴とする。
【0018】(2−1)第2のATMブリッジ装置の一
つの態様においては、第1の物理インタフェースから入
力されたMACフレームのソースアドレスを参照する参
照手段と、該MACフレームのあて先アドレスがブロー
ドキャストアドレスである場合に、該MACフレームの
ソースアドレスが第2の通信網のエミュレーションを行
うエミュレーションホストエミュレーションホストであ
る場合は、該MACフレームを該ブリッジ装置が収容す
る該エミュレーションホストの全てと該ブリッジ装置が
ATM網を介してブリッジ接続される他の全てのブリッ
ジ装置に転送し、該MACフレームのソースアドレスが
他のブリッジ装置である場合は、該MACフレームを該
ブリッジ装置が収容する該エミュレーションホスト全て
にのみ転送する転送手段とを有することを特徴とする。
【0019】(2−2)第2のATMブリッジ装置の他
の態様においては、第1の物理インタフェースから入力
されたMACフレームのソースアドレスを参照する参照
手段と、MACアドレスとセルヘッダ値をエントリとす
るテーブル手段と、該テーブル手段に第1の物理インタ
フェースから受信したMACフレームのソースアドレス
が未登録の場合は該ソースMACアドレスと該MACフ
レームが入力されてきたATMコネクションのセルヘッ
ダ値を登録する登録手段と、該MACフレームのあて先
アドレスが該テーブル手段に登録されている場合は該テ
ーブル手段に対応してエントリされているセルヘッダ値
を付与して第1の物理インタフェースに送出する送出手
段と、第1の物理インタフェースから受信したMACフ
レームのあて先アドレスが該テーブル手段に未登録であ
る場合に該MACフレームのソースアドレスが第2の通
信網のエミュレーションを行うエミュレーションホスト
である場合は該MACフレームを自ブリッジ装置がAT
M網を介してブリッジ接続する全ての他ブリッジ装置に
転送し、MACフレームのソースアドレスが他ブリッジ
装置である場合は該MACフレームを廃棄する転送/廃
棄手段とを有することを特徴とする。
【0020】(2−3)第2のATMブリッジ装置のさ
らに別の態様においては、該ブリッジ装置を起点とし、
該ブリッジ装置が直接配送を担当するLANエミュレー
ションホスト全てを終点とした第1のマルチキャストコ
ネクションと、該ブリッジ装置を起点とし、該ブリッジ
装置とブリッジ接続される他の全てのブリッジ装置を終
点とする第2のマルチキャストコネクションと、該ブリ
ッジ装置を起点とし、該ブリッジ装置とブリッジ接続さ
れる他の全てのブリッジ装置と、該ブリッジ装置が直接
配送を担当するエミュレーションホスト全てを終点とす
る第3のマルチキャストコネクションを有することを特
徴とする。
【0021】
【作用】
(1)本発明の第1のATMブリッジ装置においては、
第1の通信網(ATM網)内でブリッジ接続されるブリ
ッジ装置間でMACフレームを転送する際に、マルチキ
ャストが必要なMACフレームについてのみマルチキャ
ストATMコネクションを介して転送を行うことができ
る。そして、あて先MACアドレスを持つホストを収容
しているブリッジ装置が明らかな場合には、該ブリッジ
装置とのポイント−ポイントのATMコネクションを用
いて該MACフレームの転送を行い、該MACアドレス
を持つホストを収容するブリッジ装置以外には該MAC
フレームは転送しないことが可能となる。従って、AT
M網あるいはブリッジ装置内外のトラヒック量を削減す
ることが可能になる。
【0022】また、ATM網においては通常、マルチキ
ャストはマルチキャストサーバを用いるなどを用いて実
現されるため、該サーバを通過する際のレイテンシ(通
過時間)が問題となるが、あて先MACアドレスを収容
しているブリッジ装置が明らかな場合には、ポイント−
ポイントのATMコネクションを用いて該MACフレー
ムの転送を行うことで、最小のレイテンシにて該MAC
フレームの転送を行うことができる。
【0023】(1−1)第2の手段において、MACア
ドレスとATMセルヘッダ値をエントリとするテーブル
に、第1の物理インタフェースから受信したMACフレ
ームのソースアドレス値が未登録の時は該ソースアドレ
ス値と該MACフレームの転送元となるブリッジ装置へ
とつながるポイント−ポイントATMコネクションのセ
ルヘッダ値を登録するようにし、さらに第1の物理イン
タフェースから送出するMACフレームのあて先アドレ
スが該テーブルに登録されている場合は、該テーブルに
エントリされているセルヘッダ値を付与して、また登録
されていないとき、あるいはあて先アドレスがブロード
キャストアドレスのときはマルチキャストATMコネク
ションのセルヘッダ値を付与してMACフレームを第1
の物理インタフェースに送出するようにすれば、自動的
にMACアドレス情報とセルヘッダ情報(該MACアド
レスを持つホストを収容するブリッジ装置へとつながる
ポイント−ポイントATMコネクションの識別情報)と
の対応テーブルを作成することができ、ポイント−ポイ
ントのATMコネクションを用いた効率的なブリッジ接
続を行う環境を自動的に構築することが可能となる。
【0024】(1−2)また、MACアドレスの値と該
MACアドレスを有するホストを収容するブリッジ装置
へとつながるポイント−ポイントATMコネクションを
登録する場合、ブリッジ装置にMACフレームが投入さ
れる際に用いられるATMセルヘッダ値はポイント−ポ
イントのATMコネクションである場合と、マルチキャ
ストATMコネクションである場合とがある。特に、ホ
ストの立ち上げ時などのテーブル新規登録の多くの場合
は、ARP要求フレームなどによるマルチキャストAT
Mコネクションを介してMACフレームがまず到来し、
これを用いて該テーブルの登録・学習を行うといったこ
とが多いと考えられる。この場合においても、あくまで
登録するATMセルヘッダ値は、先に述べた(1)の作
用を享受するため、該MACアドレスを有するホストを
収容するブリッジ装置へとつながるポイント−ポイント
ATMコネクションであることが望まれる。
【0025】ここで、第1のATMブリッジ装置に、自
ブリッジ装置をリーフとするマルチキャストコネクショ
ンのセルヘッダ値と、自ブリッジ装置と該マルチキャス
トコネクションのルートとなる他ブリッジ装置とを接続
するポイント−ポイントのATMコネクションのセルヘ
ッダ値とを対応付けたテーブルを持てば、MACアドレ
ス値と該MACアドレスを有するホストを収容するブリ
ッジ装置へとつながるポイント−ポイントATMコネク
ションのセルヘッダ値の対応関係の登録を行う場合に、
該MACフレームをマルチポイントATMコネクション
を介して受信した場合でも、このテーブルを参照するこ
とで簡便にポイント−ポイントATMコネクションのセ
ルヘッダ値を登録することが可能となる。
【0026】(2)第2のATMブリッジ装置は、AT
M方式以外の方式で運用される第2の通信網(他方式L
AN)のエミュレーションを行うエミュレーションホス
トを該ブリッジ装置を起点とするATMコネクションを
介して直接収容し、かつ第1の物理インタフェースから
入力されるMACフレームがエミュレーションホストか
ら送出されたものであるか、第1の通信網を介してブリ
ッジ接続される他のブリッジ装置から送出されたもので
あるかを識別する識別手段を備えることにより、該ブリ
ッジ装置はエミュレーションホストからのMACフレー
ムと、ATM網を介してブリッジ接続される他のブリッ
ジ装置から送出されたMACフレームとで、別々のアク
ションを起こすことができ、送出元によって該フレーム
のリレーイング先を変更するといった対処が可能となる
ため、[発明が解決しようとする課題]の(3)で述べ
たような問題を回避することができる。
【0027】(2−1)また、第2のATMブリッジ装
置において第1の物理インタフェースから入力されたM
ACフレームのソースアドレスを参照し、該MACフレ
ームのあて先アドレスがブロードキャストアドレスであ
る場合に、該MACフレームのソースアドレスが他方式
LANのエミュレーションを行うエミュレーションホス
トである場合は、該MACフレームを該ブリッジ装置が
収容する該エミュレーションホストの全てと該ブリッジ
装置がATM網を介してブリッジ接続される他の全ての
ブリッジ装置に転送し、該MACフレームのソースアド
レスが他のブリッジ装置である場合は、該MACフレー
ムを該ブリッジ装置が収容する該エミュレーションホス
ト全てにのみ転送するようにすれば、あて先MACアド
レスがブロードキャストアドレス、またはブロードキャ
ストを行わなければいけないMACフレーム(放送MA
Cフレームと呼ぶ)がATM網内を無限に循環すること
を未然に防ぐことができる。
【0028】即ち、ATM網内の他のブリッジ装置から
送出された放送MACフレームは、再び他のブリッジ装
置側へ返送すると、該ブリッジ装置が他のLANエミュ
レーションホストを直接収容するブリッジ装置である場
合は、該ブリッジ装置が同様の動作を行い、該放送MA
Cフレームが無限に他のLANエミュレーションホスト
を直接収容するブリッジ装置間を転送されることにな
る。上記のように、他のLANエミュレーションホスト
を直接収容するブリッジ装置が、受信したMACフレー
ムのソースアドレスを検証し、これがブリッジ接続され
た他ブリッジ装置からのMACフレームである場合、も
しくは該ブリッジ装置が直接収容するLANエミュレー
ションホストでない場合は、該MACフレームをLAN
エミュレーションホスト側にのみ転送し、他ブリッジ装
置には転送しないようにすれば、上記の無限ループを未
然に防ぐことができる。
【0029】さらに、[発明が解決しようとする課題]
の(4)で述べたスパニング木をブリッジ装置間それぞ
れのルートにおいて設定すること無く、簡便なルールで
ブロードキャストフレームの無限ループを未然に防ぐこ
とが可能となる。
【0030】(2−2)また、第2のATMブリッジ装
置において第1の物理インタフェースから入力されたM
ACフレームのソースアドレスを参照し、MACアドレ
スとセルヘッダ値をエントリとするテーブル手段に第1
の物理インタフェースから受信したMACフレームのソ
ースアドレスが未登録の場合は、該ソースMACアドレ
スと該MACフレームが入力されてきたATMコネクシ
ョンのセルヘッダ値を登録し、該MACフレームのあて
先アドレスがテーブル手段に登録されている場合は、こ
のテーブル手段に対応してエントリされているセルヘッ
ダ値を付与して第1の物理インタフェースに送出するよ
うにし、第1の物理インタフェースから受信したMAC
フレームのあて先アドレスがテーブル手段に未登録であ
る場合に、該MACフレームのソースアドレスがLAN
エミュレーションホストである場合は、該MACフレー
ムを該ブリッジ装置がATM網を介してブリッジ接続す
る全ての他ブリッジ装置に転送し、該MACフレームの
ソースアドレスが他ブリッジ装置である場合は、該MA
Cフレームを廃棄するようにすれば、第1のATMブリ
ッジ装置と同様に、自動的にMACアドレス情報と、セ
ルヘッダ情報(該MACアドレスを持つホストを収容す
るブリッジ装置へとつながるポイント−ポイントATM
コネクションの識別情報)との対応テーブルを作成する
ことができ、前述のポイント−ポイントのATMコネク
ションを用いた効率的なブリッジ接続を行う環境を自動
的に構築することが可能となる。また、不要なMACフ
レームについてはリレーイングしない機構が備わってい
ることから、扱うMACフレームがあて先MACアドレ
スが該テーブル手段に登録されていないMACフレーム
であった場合に、該MACフレームがブリッジ装置間を
互いに無限に転送されることを未然に防ぐことが可能と
なる。
【0031】(2−3)これまでの説明により、LAN
エミュレーションホストを直接収容するブリッジ装置を
ATM網におけるブリッジ接続に参加させる場合は、そ
のMACフレームのソースアドレスの値によって、各種
の該MACフレームの分配方法が必要であることが分か
る。
【0032】第2のATMブリッジ装置において、該ブ
リッジ装置を起点とし、該ブリッジ装置が直接配送を担
当するLANエミュレーションホスト全てを終点とした
第1のマルチキャストコネクション、該ブリッジ装置を
起点とし、該ブリッジ装置とブリッジ接続される他の全
てのブリッジ装置を終点とする第2のマルチキャストコ
ネクション、および該ブリッジ装置を起点とし、該ブリ
ッジ装置とブリッジ接続される他の全てのブリッジ装置
と、該ブリッジ装置が直接配送を担当するLANエミュ
レーションホスト全てを終点とする第3のマルチキャス
トコネクションを持てば、上記各種のMACフレーム配
分をこれら第1乃至第3のマルチキャストコネクション
を適宜介して行う簡便に行うことが可能となり、ブリッ
ジ装置内のテーブルの設定や環境設定などを簡便に行う
ことが可能となる。
【0033】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 (第1の実施例)図1に、本発明の第1の実施例に関わ
るLAN接続の様子を示す。本実施例のシステムはAT
M方式で運用される第1の通信網(以下、ATM網とい
う)10と、ブリッジ装置11,12,13,14、お
よびATM方式以外の方式で運用される第2の通信網と
してのイーサネットLAN1A,1B,1C,1Dから
なる。
【0034】ATM網10は、いくつかのATM交換機
(ATMスイッチあるいはATMハブ)およびホスト
(端末装置)などから構成される。イーサネットLAN
1A,1B,1C,1Dは、ATM網10を介してブリ
ッジ接続されている。即ち、ATMブリッジ接続環境を
構成している。ここで、これらのイーサネット間の接続
はブリッジ接続であるため、イーサネットLAN1A〜
1Dに接続されたホストのネットワークレイヤアドレス
(例えばIPアドレス)は、同一のネットワークアドレ
ス(ネットIDあるいはサブネットID)を持つ。
【0035】これらのブリッジ装置11〜14間には、
それぞれのブリッジ装置を起点とし、該ブリッジ装置を
除く全ての各ブリッジ装置を終点としたポイント−ポイ
ントATMコネクションと、それぞれのブリッジ装置を
起点とし、該ブリッジ装置を除く全てのブリッジ装置を
終点としたポイント−マルチポイントATMコネクショ
ンが確立されており、ブリッジ接続された各イーサネッ
ト間のデータ(MACフレーム)のやり取りは、これら
のATMコネクションを介して行われる。即ち、各ブリ
ッジ装置11〜14間にはメッシュ状のポイント−ポイ
ントATMコネクションと、各ブリッジを起点としたマ
ルチキャストATMコネクションが確立されている。
【0036】一例として、図1にブリッジ装置11を起
点としたATMコネクション群、即ちポイント−ポイン
トATMコネクション15,16,17、及びマルチキ
ャストATMコネクション18を示した。同様のATM
コネクション群がブリッジ装置12〜14からも出てい
る。
【0037】なお、このATM網内のポイント−マルチ
ポイントATMコネクションの実現方法は、ATM網内
のマルチキャストサーバを用いる方法(集中方式)でも
良いし、スパニンング木を各交換機をノードとして構成
する方法(分散方式)でも良い。
【0038】次に、本実施例によるATMブリッジ装置
の機能を図1のブリッジ装置11を例として説明する。
勿論、他のブリッジ装置12〜14に関しても、同様の
構成である。
【0039】ブリッジ装置11の内部構成を図2に示
す。また、ブリッジ装置11における処理シーケンスと
して、図3にイーサネット→ATM網側へのデータの流
れを示し、図4にATM網→イーサネット側へのデータ
の流れを示す。
【0040】まず、図2および図3を参照しながらイー
サネット→ATM網側の流れについてのブリッジ装置1
1の機能について説明する。
【0041】イーサネット1AからMACフレーム(以
降、イーサネットフレームとも呼ぶ)が到着すると、こ
のMACフレームはイーサ側物理インタフェース部21
により受信され(ステップ31)、ここでMACレイヤ
処理(CSMA/CD処理)を受けた後、内部MACフ
レームとして再構成され、MACアドレス参照部22に
渡される。ここで、内部MACフレームとは、受信した
MACフレームからMACレイヤに依存したフィールド
を削除したものであり、この場合はイーサネットから受
け取ったMACフレームからプリアンブルフィールドと
フレーム開始デリミタを削除したものである。
【0042】MACアドレス参照部22では、該内部M
ACフレームのうち、ソースMACアドレスを参照し、
このソースMACアドレスがこれまでに受信したことの
無いMACアドレスであった場合は、これをイーサ側M
ACアドレステーブル24に登録する(ステップ3
2)。よって、イーサ側MACアドレステーブル24に
は、その時点で該ブリッジ装置が認識できた、イーサネ
ット1A側に存在するホストのMACアドレスが登録さ
れていることになる。
【0043】該内部MACフレームはMACアドレスフ
ィルタリング部23に渡される。ここでは、該内部MA
Cフレームのあて先アドレスがイーサネット側MACア
ドレステーブル24に登録されているかが検査される
(ステップ33)。もし、登録されている場合は該MA
Cフレームのあて先となるホストはイーサネット1A側
に存在することがわかり、ここで該内部MACフレーム
は廃棄される(ステップ34)。もし、登録されていな
い場合は、該MACフレームのあて先となるホストがA
TM網側に存在する可能性があると判断され(ステップ
35)、該内部MACフレームはATM−MACフレー
ム形成部25に渡される。このような構成をとることに
より、不要なMACフレームをATM網側に送出する必
要が無くなり、ATM網内の不要なトラヒックを抑制で
きる。
【0044】ATM−MACフレーム形成部25では、
内部MACフレームをATM網にて定められたMACフ
レームフォーマットに従ってフォーマット変換する(ス
テップ36)。このフォーマット変換を規定したプロト
コルとして、例えばIETFのRFC1483にて定め
られたフォーマットや、ATMフォーラムの該当するス
ペック(例えばLANエミュレーションスペック等)に
て定められたフォーマットが考えられる。このフォーマ
ット変換されたMACフレームをATM−MACフレー
ムとも呼ぶ。
【0045】ATM−MACフレーム形成部25で形成
されたATM−MACフレームはAAL/ATM送信レ
イヤ処理部26にてATMセル化される。この際、AA
LのタイプとしてAALタイプ5を用いても良い。AA
L/ATMレイヤ送信処理部26は、ATM網側MAC
アドレステーブル2F(後述)を参照しながら、ATM
セル化を行う。
【0046】ここで、ATM網側MACアドレステーブ
ル2Fは、MACアドレスとセルヘッダ値を要素とした
テーブルであるが、このテーブルのセルヘッダ値には、
該テーブルを有するブリッジ装置を起点とし、他のブリ
ッジ接続される全てのブリッジ装置を終点とするマルチ
キャストATMコネクションのVPI/VCI値がエン
トリされる場合と、ポイント−ポイントATMコネクシ
ョンのVPI/VCI値がエントリされる場合とがあ
る。なお、このATM網側MACアドレステーブル2F
のセルヘッダ値の初期値はマルチキャストATMコネク
ションのセルヘッダ値とする。このようにすることによ
り、ATM網側MACアドレステーブル2Fについて、
後述する学習の終了していないMACアドレス宛のMA
Cフレームについても、これをマルチキャストATMコ
ネクションに投入することにより、そのMACフレーム
のあて先ホストへの到着を保証することができる(すべ
てのブリッジ装置に該MACフレームが行きわたるか
ら)。
【0047】AAL/ATMレイヤ送信処理部26は、
ATM網側に送出するATM−MACフレームのあて先
MACアドレスをキーとしてATM網側MACアドレス
テーブル2Fを参照し、ATMセルに付与するセルヘッ
ダ値(VPI/VCI値)をフェッチする。
【0048】ここで、ATM網側MACアドレステーブ
ル2Fからフェッチしたセルヘッダ値がポイント−ポイ
ントATMコネクションのVPI/VCI値である場合
は、MACフレームは該ポイント−ポイントATMコネ
クションを介して、あて先ホストを直接収容するブリッ
ジ装置に転送される。ポイント−ポイントATMコネク
ションを介してMACフレームを転送しているため、該
MACアドレスを有するブリッジ装置以外には該MAC
フレームは転送されず、ATM網あるいはブリッジ装置
内外のトラヒック量を削減することが可能になる(ステ
ップ37、38、3A)。
【0049】また、ポイント−ポイントのATMコネク
ションを用いて該MACフレームの転送を行うことで、
最小のレイテンシにて該MACフレームの転送を行うこ
とができる。
【0050】ATM網側MACアドレステーブル2Fか
らフェッチしたセルヘッダ値がマルチキャストATMコ
ネクションのVPI/VCI値である場合は、以下の方
法でMACフレームを送出する。
【0051】即ち、該MACフレームをマルチキャスト
ATMコネクションを介して各ブリッジ装置に送出す
る。各ブリッジ装置は、後述のようにMACアドレスフ
ィルタリング部2Cによるアドレスフィルタリングによ
り該ブリッジ装置が担当していないMACフレームが該
ブリッジ装置を透過することを防ぎ、ブリッジ装置の先
のイーサネット側での無駄なトラヒックの発生を防ぐこ
とができる(ステップ36、37、39、3B)。
【0052】なお、後述のように受信側のブリッジ装置
は、ATM網側I/Fから入力されたMACフレーム
が、どのマルチキャストATMコネクションからのMA
Cフレームであるかを認識することにより、該ブリッジ
装置内のATM網側MACアドレステーブルにMACア
ドレスと、ポイント−ポイントATMコネクションのセ
ルヘッダ値を登録することができる。
【0053】また、送信側のブリッジ装置は、送出する
MACフレームのあて先MACアドレスを有するホスト
を収容する受信側のブリッジ装置が特定できない時、あ
るいはあて先MACアドレスがブロードキャストアドレ
スの時は、マルチキャストATMコネクションを介した
転送を行う。この場合、該MACフレームは、あて先と
なるホストを収容していないブリッジ装置へも転送され
ることになる。このように、あて先となるホストを収容
していないブリッジ装置に対してもMACフレームが転
送されることを以降防ぐため、送信側ブリッジ装置は、
該MACアドレスと該MACアドレスを有するホストを
収容するブリッジ装置との間のポイント−ポイントAT
Mコネクションのセルヘッダ値との対応関係を特定する
べく、該MACアドレスを有する受信側ホストから該送
信側ブリッジ装置宛へのMACフレームの返送を促すM
ACフレーム(調査フレームと呼ぶ)をマルチキャスト
ATMコネクションを介して送出しても良い。このよう
なMACフレーム(調査フレーム)は、たとえばARP
(アドレスレゾリューションプロトコル)要求パケット
や、In−ARP(インバースARP)要求パケットな
どが考えられる。
【0054】このMACフレームを受け取った受信側ホ
ストは、自らのMACアドレスをソースMACアドレス
とし、該送信側ブリッジ装置をあて先MACアドレスと
したMACフレーム(調査応答フレームと呼ぶ)を送出
することになる。該受信側ホストを収容しているブリッ
ジ装置は、該MACフレーム(調査応答フレーム)をA
TM網10側に送出する。この時点で、内部のATM網
側MACアドレステーブル2Fの学習は終了しており、
ポイント−ポイントのATMコネクションを介して該M
ACフレームは、送信側ブリッジ装置に届けられるはず
であるが、該MACフレームをマルチキャストATMコ
ネクションを介して送出しても良い。
【0055】この調査応答フレームを受信した送信側ブ
リッジ装置は、後述する機構により、受け取ったMAC
フレーム(調査応答フレーム)のソースアドレスを参照
してATM網側MACアドレステーブル2FにMACア
ドレスと、ポイント−ポイントATMコネクションのセ
ルヘッダ値との対応を登録することができ、次にこのあ
て先MACアドレス宛のMACフレームはポイント−ポ
イントATMコネクションを介して転送することができ
る。
【0056】このようなブリッジ装置が能動的に調査フ
レームを送出する動作が行われている間、送信側ブリッ
ジ装置は、その時点であて先MACアドレスがATM網
側MACアドレステーブル2Fに登録されていないMA
CフレームをマルチキャストATMコネクションを介し
て送出してしまってもよいし、調査フレームを送出して
いる間は、あて先MACアドレスを調査中の該MACフ
レームについては、送信側ブリッジ装置内に待たせてお
き、調査応答フレームが到着し、ATM網側MACアド
レステーブルに該あて先MACアドレスが登録されるの
を待って、ポイント−ポイントATMコネクションを介
して送出を行ってもよい。後者の場合、マルチキャスト
ATMコネクションを介するMACフレームはさらに少
なくなり、ブリッジ装置への無駄なトラヒックを削減す
ることが可能になる。また、受信側ブリッジ装置におけ
るMACフレームの到着順の逆転を未然に防ぐことがで
きる。
【0057】ただし、この動作はATM網側MACアド
レステーブルに、ポイント−ポイントのATMコネクシ
ョンのセルヘッダ値が未登録のあて先MACアドレス宛
のMACフレームを複数個(例えば2個)受信した場合
にこの動作を行うようにしても良い。これを行うことに
より、頻繁にブリッジ装置間でのやり取りが行われるM
ACアドレスについてのみ登録が行うことができ、AT
M網側MACアドレステーブルを有効に使用することが
できる。
【0058】また、ポイント−マルチポイントのATM
コネクションからポイント−ポイントのATMコネクシ
ョンへの切替を一定時間MACフレームが到来しない場
合に行っても良い。これにより先にも述べた受信側ブリ
ッジ装置におけるMACフレームの到着順の逆転を未然
に防ぐことができる。
【0059】ATMセル化されたMACフレームは、該
セルヘッダ値にて表されるATMコネクションに投入さ
れる。このATMコネクション群(マルチキャストAT
Mコネクション及びポイント−ポイントATMコネクシ
ョン群)の確立は、ブリッジ装置の立ち上げ時に行って
も良いし、はじめてATM網側に送出する必要のあるM
ACフレームが生じた際に行っても良い。なお、これら
のポイントーポイントATMコネクションは、ブリッジ
接続されるブリッジ装置の数が増減する度に、追加ある
いは切断される。また、ブリッジ接続されるブリッジ装
置の数が増減する度に、マルチキャストATMコネクシ
ョンのリーフ数は増減される。
【0060】このATMセルのATM網10側への投入
は、ATM網側物理インタフェース27によって、物理
レイヤ処理が行われた後に行われる(ステップ3C)。
【0061】こうしてATM網10内に投入された該A
TM−MACフレームは、ATMコネクション15〜1
8を介して他のブリッジ装置に分配される。あて先とな
るブリッジ装置における処理のシーケンス、すなわちA
TM網→イーサネット側のデータの流れを図2および図
4を参照しながら説明する。
【0062】受信側のブリッジ装置には、該ブリッジ装
置を終点とするポイント−ポイントATMコネクション
が(ATM網内のブリッジ装置の総数)−1だけ、また
該ブリッジ装置を終点とするマルチキャストATMコネ
クションが(ATM網内のブリッジ装置の総数)−1だ
けそれぞれ張られている。これらのATMコネクション
は、必ず組になっている。即ち、起点となるブリッジ装
置が同一のポイント−ポイントATMコネクションとマ
ルチキャストATMコネクションが存在する。これらの
組のATMコネクションのヘッダ値の対応表がブリッジ
特定テーブル2Eである。このテーブル2Eを参照する
ことにより、そのマルチキャストATMコネクションの
起点となっているブリッジ装置へとつながるポイント−
ポイントATMコネクションのセルヘッダ値を知ること
ができる。このテーブルの登録は例えば前述のブリッジ
装置の立ち上げ時や、ATMコネクションの確立時に行
えばよい。
【0063】ATM網側物理I/F27(物理レイヤの
処理を行う)でATMセルが受信されると(ステップ4
1)、そのATMセル化されたMACフレームがAAL
/ATMレイヤ受信処理部2Aにて受信セルが各ATM
コネクション(VPI/VCI値)ごとにデセル化処理
が施されてATM−MACフレームが再生され(ステッ
プ42)、ATM−MACアドレス参照部2Bに渡さ
れ、MACフレームのソースアドレスが参照されるる
(ステップ43)。
【0064】また、このときの受信セルヘッダ値(VC
I/VPI)はブリッジ特定テーブル2Eにも通知され
る。このブリッジ特定テーブル2Eでは、渡された受信
セルヘッダ値(VCI/VPI)がマルチキャストAT
Mコネクションのセルヘッダ値がどうかが調べられ(ス
テップ44)、マルチキャストATMコネクションのセ
ルヘッダ値である場合は、同一の起点を持つポイント−
ポイントATMコネクションのセルヘッダ値をATM網
側MACアドレステーブル2Fに渡す(ステップ4
5)。また、渡された受信セルヘッダがポイント−ポイ
ントATMコネクションのセルヘッダ値である場合に
は、そのセルヘッダ値をそのままATM網側MACアド
レステーブル2Fに渡す。
【0065】ATM−MACアドレス参照部2Bでは、
受信したATM−MACフレームのソースアドレスを参
照し、これがこれまでに受信したことの無いMACアド
レスであった場合は、これをATM網側MACアドレス
テーブル2Fに登録する(ステップ46)。この際、該
テーブル2Fには同時にブリッジ特定テーブル2Eから
通知されるポイント−ポイントのATMコネクションの
セルヘッダ値と、MACアドレスの値とが組で登録され
る点に注意が必要である。また、受信したATM−MA
Cフレームのソースアドレスがイーサネット側MACア
ドレステーブルに登録されている場合は、これを削除す
る(ステップ47)。前述のように、ATM網側MAC
アドレステーブル2Fはエントリ情報としてMACアド
レスと、該MACアドレスを有するホストを収容するブ
リッジ装置へとつながるATMコネクションのVPI/
VCI値を持つことになる。このようにして、ブリッジ
装置はそれぞれのATMコネクションと送信側ブリッジ
装置との対応関係を把握しているため、このテーブル2
Fを参照することによって、どのMACアドレスを有す
るホストはどのブリッジ装置に接続されているといった
ことを知ることができ、イーサネット→ATM網側の流
れにおいて、AAL/ATMレイヤ送信処理部26が、
送出するMACフレームを収容するブリッジ装置(へと
つながるATMコネクションのセルヘッダ値)を特定し
送出する際に、このテーブル2Fを用いることができ
る。
【0066】また、該ブリッジ装置はこれらのテーブル
2Fを一通り参照することにより、その時点で該ブリッ
ジ装置が認識できた、ATM網側に存在するホストのM
ACアドレスを知ることができる。この使い方は後述す
るMACアドレスフィルタリング部2Cにて用いられ
る。
【0067】該ATM−MACフレームは、ATM−M
ACアドレス参照部2Bにて内部MACフレームのフォ
ーマットに変換され、MACアドレスフィルタリング部
2Cに渡される。ここで、ATM網側MACアドレステ
ーブル2Fに、該内部MACフレームのあて先アドレス
に対応するポイント−ポイントのATMコネクションの
セルヘッダ値が登録されているかが検査される(ステッ
プ48)。もし登録されている場合は、該MACフレー
ムのあて先となるホストが該ブリッジ装置からみてAT
M網側に存在することがわかり、ここで該内部MACフ
レームは廃棄される(ステップ49)。もし、登録され
ていない場合は該MACフレームのあて先となるホスト
がイーサネット側に存在する可能性があると判断され
(ステップ4A)、該内部MACフレームはMACフレ
ーム形成部2Dに渡される。このような構成をとること
により、不要なMACフレームをイーサネット側に送出
する必要が無くなり、イーサネット内の不要なトラヒッ
クを抑制できる。
【0068】なお、上記動作を迅速に行うために、AT
M網側MACアドレステーブル2Fに、登録されている
セルヘッダ値がポイント−ポイントのATMコネクショ
ンのセルヘッダ値であるか否かを示すピットがエントリ
として存在していても良い。
【0069】MACフレーム形成部2Dでは、内部MA
Cフレームをイーサネットにて定められたMACフレー
ムフォーマットに従ってフォーマット変換してイーサネ
ットフレームとした上で、イーサネット側物理インタフ
ェース21にこれを渡す(ステップ4B)。該イーサネ
ットフレームはイーサネット側物理I/F21を介して
イーサネット側に送出される(ステップ4C)。
【0070】なお、MACフレームのあて先MACアド
レスとしてブロードキャストアドレスが用いられている
場合について述べる。イーサネット→ATM網側方向に
ついては、MACアドレスフィルタリング部23におけ
るフィルタリングは行わず、該MACフレームは該ブリ
ッジ装置を起点とするマルチキャストATMコネクショ
ン(例えばブリッジ装置11の場合は、ATMコネクシ
ョン18)に投入される。ATM網→イーサネット側方
向については、MACアドレスフィルタリング部2Cに
おけるフィルタリングを行わず、該MACフレームを透
過させることにより対処すれば良い。
【0071】このように、あて先MACアドレスを収容
しているブリッジ装置を特定できる場合は、該ブリッジ
装置へのポイント−ポイントのATMコネクションを用
い、特定できない場合、もしくはブロードキャストフレ
ームについては、マルチキャストのATMコネクション
を用いることにより、ATM網内の無駄なMACフレー
ムによるトラヒックを抑制することが可能になる。
【0072】また、本実施例のような学習機構を設ける
ことで、自動的にMACアドレス情報と、セルヘッダ情
報(該MACアドレスを持つホストを収容するブリッジ
装置へとつながるポイント−ポイントのATMコネクシ
ョンの識別情報)との対応テーブル(ATM網側MAC
アドレステーブル2F)を作成することができる。
【0073】このような動作を行うことによって、AT
M網10に接続されたイーサネット1A〜1D間のブリ
ッジ接続を行うことができる。
【0074】次に、イーサネット1A〜1D上に移動ホ
ストが存在している場合について述べる。
【0075】例えば、図5に示すように、イーサネット
1D上のホスト51(MACアドレス=#x)がイーサ
ネット1B上に移動する場合を考える。これまでの記述
から、ホスト51がイーサネット1D上に存在する場
合、各ブリッジ装置内のMACアドレステーブルには図
5のようにホスト51が登録されていることになる。
【0076】このホスト51がイーサネット1Dから異
なるイーサネット(この場合1B)に移動した場合、図
5のように各MACアドレステーブルに登録をされてい
るため、イーサネット1B上のホスト(例えばホスト5
3)以外のホストは、あて先MACアドレスが#xであ
るようなMACフレームを送出しても、MACアドレス
テーブルによるフィルタリングで該MACフレームはイ
ーサネット1B内に流入できない。例えば、イーサネッ
ト1Aまたは1Cを起点とするMACフレームは、AT
Mコネクション5Aまたは5Bを介してブリッジ装置1
4に到達し、ブリッジ装置14内にテーブルにより該M
ACフレームはイーサネット1Dに向けて送出される
が、移動後であるので該MACフレームは目的ホストに
到達することができない。
【0077】また、仮にATM網側MACアドレステー
ブルに該MACアドレス#xが登録されておらず、マル
チキャストATMコネクションを介して該MACフレー
ムがブリッジ装置12に到達したとしても、ブリッジ装
置12内のATM網側MACアドレステーブル2FにM
ACアドレス=#xが登録されているため、該MACフ
レームはブリッジ装置12内のMACアドレスフィルタ
リング部2Cにてフィルタリングされ、廃棄される。さ
らに、イーサネット1Dを起点とするMACフレーム
は、ブリッジ装置14内のイーサネット側MACテーブ
ル24に「MACアドレス=#x」が登録されているた
め、該MACフレームはブリッジ装置14内のMACア
ドレスフィルタリング部23にてフィルタリング・廃棄
されてしまう。
【0078】これに対処するために、本実施例では以下
の機能を付加する。即ち、移動したホストはあて先MA
Cアドレスにブロードキャストアドレスを用いて、何ら
かのMACフレームを送出する。すると、あて先MAC
アドレスとしてブロードキャストアドレスを用いている
ため、該MACフレームはブリッジ装置12を透過して
全ての他のブリッジ装置に(マルチキャストATMコネ
クションを介して)到達する。その際、(1)イーサネ
ット側からのMACフレームのソースアドレスが、AT
M網側MACアドレステーブルに登録されている場合
は、これを削除する。また、該MACアドレスをイーサ
側MACアドレステーブルに登録する。(2)ATM網
側からのMACフレームのソースアドレスが、イーサ側
MACアドレステーブルに登録されている場合は、これ
を削除する。また、該MACアドレスをATM網側MA
Cアドレステーブルに登録するが、その際はどのブリッ
ジ装置からの収容であるかについての情報(そのブリッ
ジ装置へのポイント−ポイントのATMコネクションの
セルヘッダ値)も同時に登録する。
【0079】ここで、ATM網側MACアドレステーブ
ルをブリッジ装置ごとに別々に用意した場合は、上記
(2)の動作において、該MACアドレスのATM網側
MACアドレステーブルへの登録に際して、まず古い登
録情報を削除し、その後、新たに収容が確認されたブリ
ッジ装置に対応するATM網側MACアドレステーブル
に該MACアドレスを登録するという2つの手順を踏む
ことが必要となる。
【0080】これに対して、ATM網側MACアドレス
テーブルは1つとし、エントリとしてMACアドレスと
対応するブリッジ装置(あるいは仮想コネクションなど
ブリッジ装置を特定できる情報)とすれば、書換手順は
ブリッジ装置に関する情報の上書きのみとなり、効率的
なテーブル更新が行えることとなる。
【0081】このように、ATM網のように単一の物理
インタフェースに複数の仮想コネクションが多重される
場合に、ATM網側MACアドレステーブルを用意する
場合は、対応するブリッジ装置ごとに該テーブルを用意
するのに比べて、対応するブリッジ装置をエントリとし
て持つことが上記の点で有効である。
【0082】テーブル更新後の様子を図6に示す。この
ように、あて先MACアドレス=#x宛のMACフレー
ムは、ポイント−ポイントATMコネクション61,6
2,63を介して転送される。また、以上述べたような
移動ホストの存在を考慮したブリッジ装置の処理シーケ
ンスを図3および図4に示した。
【0083】このような機能をATMブリッジ装置に付
加することにより、ATMブリッジ接続環境における移
動ホストへの対応を行うことができる。 (第2の実施例)図7に、本発明の第2の実施例に関わ
るLAN間接続の様子を示す。これは、ATM網内に存
在するホストについて、LANエミュレーションが実現
されている場合の実施例である。このように、本実施例
のシステムはATM網70、ブリッジ装置71〜73、
LANエミュレーションサーバ74、イーサネットLA
N7A〜7Cおよびホスト7D〜7Fからなる。なお、
ATM網70、ブリッジ装置71〜73およびイーサネ
ットLAN7A〜7Cは、第1の実施例と同様の機能を
持つものとする。
【0084】このシステムでは、イーサネットLAN7
A〜7C、及びLANエミュレーションサーバ(LEサ
ーバとも呼ぶ)に接続されたホストは、互いに第1の実
施例で示されたようなブリッジ接続をされており、同一
のネットワークアドレス(ネットID、あるいはサブネ
ットID)を持つ。よって、例えばLEサーバ74を起
点とし、他の全てのブリッジ接続されたブリッジ装置、
及び他のLEサーバを終点とする例えば図9のATMマ
ルチキャストコネクション93や、LEサーバ74を起
点とし、他のブリッジ装置71〜73をそれぞれ終点と
したポイント−ポイントATMコネクションが確立され
ている。
【0085】ここで、LEサーバに接続されたホスト
は、あたかもイーサネットLAN7A〜7Cに接続され
たがごとく振る舞うため、「LANエミュレーションが
なされている」と表現される。このため、該LEサーバ
に接続されたホストでは、イーサネットに接続されてい
ることを前提に動作している既存ソフトウエアをそのま
ま使用することができる。
【0086】図8に、LEサーバに接続されたホスト7
D〜7Fの内部構造を示す。本実施例の場合、LEサー
バに接続されたホスト7D〜7Fは自分がイーサネット
に接続されているか、あるいはイーサネットとブリッジ
接続されていると認識しており、LANエミュレーショ
ンを行うパケットに関し、該ホストが外部に送出しよう
とするレイヤ3パケット(例えばIPパケット)を、M
ACフレームに格納した後に、これをATMセル化して
ATM網に投入、あるいはATM網からMACフレーム
の形でパケットが到着する。このMACフレームは、ブ
リッジ接続された他のLEサーバ、あるいはブリッジ装
置との間で同意されたフォーマットのMACフレームで
あり、ATM−MACフレーム生成部82にて生成され
る。ここでは、このMACフレームをATM−MACフ
レームと呼ぶ。即ち、ATM−MACフレームとは、A
TM網内をブリッジ接続されたブリッジ装置、あるいは
LEホストがMACフレームのやり取りを行う、そのフ
ォーマットのMACフレームを指す。
【0087】ここで、該ホストとLEサーバ間には、双
方向のATMコネクションが1本張られており、MAC
フレームのやり取りは該ATMコネクションを介して行
うものとする。このATMコネクションの識別子(セル
ヘッダ値)は、ホストは認識しており、該ホストが外部
に送出するATM−MACフレーム、あるいは外部から
該ホストに入力されるATM−MACフレームは、この
場合該ATMコネクションを通ることになる。このAT
Mコネクションに対してAAL/ATMレイヤ送信処理
部85がATM−MACフレームのセル化の上、ATM
網側物理インタフェース86を介して投入する。
【0088】ATM網側から該ホストに該ATMコネク
ションを介して入力されたセルは、ATM網側物理イン
タフェース86を経て、AAL/ATMレイヤ受信処理
部87にてデセル化され、まずMACフレームが再生さ
れる。再生されたMACフレームは、ATM−MACフ
レーム自ホスト宛判別部88にて該MACフレームが自
ホスト宛のものであるのかを確認され、自ホスト宛であ
ることが確認されたならば、分岐部89にて該ATM−
MACフレームのフレーム種別にしたがって、ARP/
RARP/InARP処理を行うか、自ホストのネット
ワークレイヤ処理部81に取り込むかが判断、分岐され
る。ARP/RARP/InARP処理を行うと判断さ
れた場合は該ATM−MACフレームはARP/RAR
P/InARP処理部84に渡され、該処理を受けた
後、ここにて生成したATM−MACフレームを合流部
83にて、ATM−MACフレーム生成部82からのフ
レームと多重化し、ATM網側に送出する。自ホストに
取込むと判断された場合、MACヘッダ/トレイラをは
ずし、これをネットワークレイヤパケット生成部8Aに
てネットワークレイヤパケットとした後に、ネットワー
クレイヤ処理機能に渡す。
【0089】また、前述のようにホスト7D〜7Fは、
ARP/RARP/InARPなどの各処理機能を内部
に有している。ここで生成したATM−MACフレーム
(ARP応答、RARP応答、InARP応答等)は、
ホストの上位レイヤ(ネットワークレイヤ以上)の処理
機能側から送られてきたATM−MACフレームと多重
化され、ATMセル化の後ATM網側に送出される。
【0090】次に、LANエミュレーションサーバ74
について説明する。
【0091】図10に、第1の実施例で説明したと同様
のブリッジ接続を行う場合のLANエミュレーションサ
ーバ74の内部構成を示す。また、このLANエミュレ
ーションサーバ74の処理シーケンスを図11に示す。
【0092】ATM網側物理インタフェース101から
ATMセル化されたATM−MACフレームを受信する
と(ステップ111)、これらはAAL/ATMレイヤ
受信処理部102でATM−MACフレームに再生され
(ステップ113)、ATM−MACアドレス登録部1
03に渡される。その際、AAL/ATMレイヤ受信処
理部102と、ATM−MACアドレス登録部103
は、第1の実施例の場合のATM網側MACアドレステ
ーブル2Fの登録の際と同様に、受信セルのセルヘッダ
値やソースMACアドレスを参照して、MACアドレス
テーブル106に順次登録していく(ステップ11
2)。ここで、LANエミュレーションサーバが直接サ
ポートしているホスト(LANエミュレーションホス
ト、LEホストとも呼ぶ)については、このMACアド
レステーブル106には登録を行わない。このことによ
り、次段のMACアドレス参照部104による、あて先
MACアドレスのフィルタリングの際、LEホスト宛の
ATM−MACフレームが必ず廃棄されてしまうことを
未然に防ぐことが可能となる。このLEホストのMAC
アドレスについてはMACアドレステーブル106に登
録しないという動作は、LANエミュレーションテーブ
ル107(後述)に登録されているMACアドレスにつ
いては、テーブル106に登録しないといった方式で例
えば実装を行うことができる。
【0093】ここで、MACアドレス参照部104で
は、以下のような動作を行う。まず、LEテーブル10
7を参照して、処理中のMACフレームのあて先アドレ
スがLEテーブルに登録されているかを検証する(ステ
ップ114)。もし、処理中のMACフレームのあて先
アドレスが登録されている場合は、該あて先MACアド
レスにて示されるあて先はLEホストであると判断し
(ステップ115)、このLEホストへとつながるAT
Mコネクションのセルヘッダ値をLEテーブルからフェ
ッチし、このセルヘッダ値を該MACフレームとともに
AAL/ATMレイヤ送信処理部105に送出する(ス
テップ116)。
【0094】一方、処理中のMACフレームのあて先ア
ドレスがLEテーブル107に登録されていなかった場
合は、該MACフレームのあて先アドレスはブロードキ
ャストアドレスか、該LEサーバが直接収容していない
ホストであると判断する(ステップ117)。ここから
先の処理は、該MACフレームを送出したホストがLE
サーバが直接収容するLEホストである場合と、該LE
サーバとブリッジ接続されているブリッジ装置あるいは
他LEサーバである場合とで処理が異なる。
【0095】すなわち、該MACフレームのソースアド
レスがLEテーブルに登録されているかどうかを検証す
る(ステップ118)。ここで、該MACフレームのソ
ースアドレスがLEテーブルに登録されていない場合
は、該MACフレームは該LEサーバとブリッジ接続さ
れているブリッジ装置/他LEサーバからのMACフレ
ームである。そこで、該MACフレームのあて先アドレ
スがブロードキャストアドレスかどうかを調べ(ステッ
プ11E)、ブロードキャストアドレスでない場合は、
該MACフレームを廃棄する(ステップ11F)。これ
は、LEテーブルを参照し、該LEサーバが該あて先M
ACアドレスを持つホストを収容していないことが保証
されたことによる。これに対し、該MACフレームのあ
て先アドレスがブロードキャストアドレスである場合
は、該MACフレームを本LEサーバが収容する全ての
LEホストに送出する(ステップ11G〜11H)。こ
の理由については後述する。
【0096】これに対し、該MACフレームのソースア
ドレスがLEテーブルに登録されている場合は、該MA
Cフレームは該LEサーバが直接収容しているLEホス
トからのMACフレームである。よって、該MACフレ
ームのあて先アドレスがブロードキャストアドレスかど
うかを検証し(ステップ119)、ブロードキャストア
ドレスの場合は、このMACフレームを本LEサーバが
収容する全てのLEホスト、ブリッジ接続された全ての
他ブリッジ装置および他LEサーバに送出する(ステッ
プ11D〜11H)。一方、該MACフレームのあて先
アドレスがブロードキャストアドレスでない場合は、第
1の実施例と同様に以下の動作を行う。
【0097】すなわち、該MACフレームのあて先MA
CアドレスがMACアドレステーブル106に登録され
ているかどうかを調べ(ステップ11A)、未登録のア
ドレスである場合は、該MACフレームをブリッジ接続
している全ての他ブリッジ装置、他LEサーバに行きわ
たるように送出する(ステップ11C〜11H)。一
方、該MACフレームのあて先MACアドレスがMAC
アドレステーブル106に登録されている場合は、該テ
ーブル106に登録されたセルヘッダ値を付与した上
で、該ATM−MACフレームをATMセル化したもの
をATM網側に送出する(ステップ11B〜11H)。
【0098】このようにすることにより、あて先MAC
アドレスがブロードキャストアドレス、またはブロード
キャストを行わなければいけないMACフレーム(放送
MACフレームと呼ぶ)がATM網内を無限に循環する
ことを未然に防ぐことができる。即ち、ATM網内の他
のブリッジ装置かLEサーバから送出された該放送MA
Cフレームは、再び他のブリッジ装置、あるいはLEサ
ーバ側へ返送(リレーイング)すると、該他のLEサー
バが同様の動作を行い、該放送MACフレームが無限に
LEサーバ間を転送されることになる。
【0099】上記のように、LEサーバが受信したMA
Cフレームのソースアドレスを検証し、これがブリッジ
接続された他ブリッジ装置、あるいはLEサーバからの
MACフレームである場合、もしくは該LEサーバが直
接収容するLEホストでない場合は、該MACフレーム
をLEホスト側にのみ転送し、他ブリッジ装置、他LE
サーバには転送しないことにより、上記の無限ループを
未然に防ぐことができる。
【0100】ここで、あて先MACアドレスがブロード
キャストアドレスや、MACアドレステーブル106に
登録されていないMACアドレスであるようなMACフ
レームは、例えば図7の実施例にあるようなブリッジ接
続/LANエミュレーションを行う場合には、図9のよ
うにマルチキャストコネクション91,92,93を用
意しておき、 (1)LEサーバが直接収容する全てのLEホストへ転
送するMACフレームについては、マルチキャストコネ
クション92に対して送出する。(図11のアルゴリズ
ムのステップ11Gの時) (2)ブリッジ接続された他ブリッジ装置、他LEサー
バの全てに転送するMACフレームについては、マルチ
キャストコネクション93に対して送出する。(図11
のアルゴリズムのステップ11Cの時) (3)LEサーバが直接収容する全てのLEホストと、
ブリッジ接続された全ての他ブリッジ装置、他LEサー
バに対して転送するMACフレームについてはマルチキ
ャストコネクション91に対して送出する。(図11の
アルゴリズムのステップ11Dの時) といった方法によって実現しても良い。
【0101】前述のように、LEサーバをATM網にお
けるブリッジ接続に参加させる場合は、そのMACフレ
ームのソースアドレスによって、各種のブロードキャス
トの方法が必要であった。このような各種マルチキャス
トコネクションを用意しておくことにより、上記LEサ
ーバをブリッジ接続させる場合に必要な各種のブロード
キャストに対する対応を、ATM網にて容易に実現する
ことのできるマルチキャストコネクションにより、簡便
に行うことができる。
【0102】LANエミュレーションサーバが収容して
いるホストについては、LANエミュレーションテーブ
ル107に、そのホストのMACアドレスと、そのホス
トへとつながるポイント−ポイントのATMコネクショ
ンのセルヘッダ値とが登録されている。この登録は、例
えばLANエミュレーションサーバ、あるいはLANエ
ミュレーションホストの立ち上げ時や変更時に行えば良
い。 (第3の実施例)図12に本発明の第3の実施例に関わ
るLAN間接続の様子を示す。このように、本実施例の
システムはATM網120、ブリッジ装置121〜12
4、イーサネットLAN12A〜12Dからなる。AT
M網120とイーサネットLAN12A〜12Dの機能
は、第1の実施例と同様である。
【0103】イーサネットLAN12A〜12Dは、A
TM網120を介してブリッジ接続されており、これら
のイーサネットLAN12A〜12Dに接続されたホス
トのネットワークレイヤアドレス(例えばIPアドレ
ス)は、同一のネットワークアドレス(ネットID、あ
るいはサブネットID)を持つ。
【0104】これらのブリッジ装置121〜124間に
は、それぞれのブリッジ装置を起点とし、隣接するブリ
ッジ装置を終点とするポイント−ポイントATMコネク
ション125〜128が確立されている。即ち、図12
から分かるように、これらのATMコネクションは全て
のブリッジ装置をループ状に結合するように構成される
ことになる。ブリッジ接続された各イーサネット間のデ
ータ(MACフレーム)のやり取りは、これらのATM
コネクションを介して行われる。
【0105】次に、ブリッジ装置の機能を図12のブリ
ッジ装置121を例として説明する。図13に、ブリッ
ジ装置121の内部構成を示す。また、ブリッジ装置1
21における処理シーケンスとして、イーサネット→A
TM網側へのデータの流れを図14に、またATM網→
イーサネット側へのデータの流れを図15に示す。
【0106】まず、図13および図14を参照しながら
イーサネット→ATM網側の流れについてのブリッジ装
置の機能について説明する。
【0107】イーサネット側物理インタフェース部13
1、MACアドレス参照部132、MACアドレスフィ
ルタリング部133、イーサネット側MACアドレステ
ーブル134、ATM−MACアドレスフレーム形成部
135は、それぞれ第1の実施例におけるイーサネット
側物理インタフェース部21、MACアドレス参照部2
2、MACアドレスフィルタリング部23、イーサネッ
ト側MACアドレステーブル24、ATM−MACアド
レスフレーム形成部25と同様の機能を持つ。
【0108】図14のアルゴリズム141〜146は、
図3のアルゴリズム31〜36と動揺の処理を行うこと
を示す(MACアドレスのATM網側テーブルに対する
処理を除く)。
【0109】ATM−MACアドレスフレーム形成部1
35で形成されたATM−MACフレームは、ATM−
MACフレーム多重化部136に送られる。ATM−M
ACフレーム多重化部136は、ATM−MACフレー
ム形成部135及びMACアドレスイーサネット側フィ
ルタリング部13Cの2カ所からATM−MACフレー
ムを送られ、これらを多重化してAAL/ATMレイヤ
送信処理部137に渡す機能を持つ(ステップ14
7)。
【0110】AAL/ATMレイヤ処理部137は、A
TM−MACフレーム多重化部136から受け取ったA
TM−MACフレームのATMセル化を行う。このと
き、セルヘッダ値としては、ループ状のATMコネクシ
ョン群のうち、該ブリッジ装置を起点としたATMコネ
クション(例えば図12のブリッジ装置121から見た
場合は、ATMコネクション125)のセルヘッダ値を
付与する。
【0111】ATMセル化されたMACフレームは、A
TM網側物理I/F138を介して該セルヘッダ値にて
表されるATMコネクションに投入される(ステップ1
48)。前述のように、このATMコネクション群はA
TM網内でブリッジ装置間をループ状に接続するように
確立されている。これらのATMコネクションの確立、
変更は、ブリッジ装置の立ち上げ時、あるいは変更時に
行う。
【0112】このように、ATM網内を転送されるMA
Cフレームは、ブリッジ装置間をループ状につなぐAT
Mコネクションのみ、基本的にはブリッジ装置の数だけ
のATMコネクションを流れることになるため、ブリッ
ジ接続のために消費するATM網内の網資源を最小限と
することができる。
【0113】ブリッジ装置121からATM網内に投入
された該ATM−MACフレームは、ATMコネクショ
ン125を介してブリッジ装置122に転送され、次い
で後述する受信シーケンスを経た後、ATMコネクショ
ン126を介してブリッジ装置124へ、ATMコネク
ション127を介してブリッジ装置123へ、ATMコ
ネクション128を介してブリッジ装置121へ、とル
ープを描くごとく転送される。ここで、ATM網から見
て受信側となるブリッジ装置122における処理のシー
ケンスとしてATM網→イーサネット側のデータの流れ
を図13および図15を参照しながら説明する。
【0114】受信側のブリッジ装置には、該ブリッジ装
置を終点とする該ブリッジ接続用のATMコネクション
が1本だけ張られている。このATMコネクションを介
して送られてきたATMセルをATM網側物理インタフ
ェース138、AAL/ATMレイヤ受信処理部13A
を介してATM−MACフレームを再生され、ATM−
MACソースアドレス参照・廃棄部13Bに渡される
(ステップ151〜152)。
【0115】ATM−MACソースアドレス参照・廃棄
部13Bでは、ATM−MACフレームを受信すると、
そのATM−MACフレームのソースアドレスを参照す
る。このソースMACアドレスとイーサネット側MAC
アドレステーブル134内のMACアドレス群とを比較
し(ステップ153)、一致すれば該ATM−MACフ
レームを廃棄する(ステップ154)。これは、比較結
果が一致した場合は参照しているATM−MACフレー
ムが該ブリッジ装置を起点としてループ状のATMコネ
クション群に投入されたと考えられ、このATM−MA
Cフレームが再びループ状のATMコネクション群に投
入されて無限にループを回り続けるのを防ぐためであ
る。
【0116】比較結果が一致しない場合は該MACフレ
ームは他のブリッジ装置が送出したものであると考えら
れ、宛先ホストが該ブリッジ装置に接続されたイーサネ
ット側に存在する可能性がある(ステップ155)。
【0117】この後、ATM−MACフレームはATM
−MAC宛先アドレスイーサネット側フィルタリング部
13Cに渡される。ここではMACフレームの宛先MA
Cアドレスが参照され、イーサネット側MACアドレス
テーブル134に登録されているMACアドレスと一通
り比較される(ステップ156)。もし参照対象のMA
Cアドレスがここに登録されていたとすると(ステップ
157)、該MACフレームの宛先ホストは該ブリッジ
装置が収容していることとなり、該フレームをここより
先のブリッジ装置に転送する必要はなくなる。このた
め、該ATM−MACフレームはMACフレーム形成部
13Dに対してのみ転送され、ATM−MACフレーム
多重化部136に対しては転送されない。なお、該宛先
MACアドレスがブロードキャストアドレス、あるいは
マルチキャストアドレスであるような場合は、該ATM
−MACフレームは、ここで廃棄はされず、ATM−M
ACフレーム多重化部にも送られることはいうまでもな
い。
【0118】もし、ステップ156において参照対象の
MACアドレスがイーサネット側MACアドレステーブ
ルに登録されていないとすると、該MACアドレスを有
するホストは、該ブリッジ装置が収容している可能性
も、更に下流のブリッジ装置が収容している可能性も両
方あり(ステップ158)、該ATM−MACフレーム
はMACフレーム形成部13Dと、ATM−MACフレ
ーム多重化部136の両方に転送されることになる(ス
テップ159)。ここで、ATM−MACフレーム多重
化部136に転送されたATM−MACフレームは、次
段のブリッジ装置、例えば、図12のブリッジ装置12
2からみたブリッジ装置124に転送されることにな
る。
【0119】MACフレーム形成部13Dは、受け取っ
たATM−MACフレームをイーサネットのMACフレ
ームに変換してイーサネット側物理インタフェース13
1に送出する機能を有する(ステップ5A、15B)。
【0120】なお、MACフレームのあて先MACアド
レスとしてブロードキャストアドレスが用いられている
場合について述べる。イーサネット→ATM網側方向に
ついては、MACアドレスフィルタリング部133にお
けるフィルタリングは行わず、該MACフレームは次の
ブリッジ装置へとつながる該ブリッジ装置を起点とする
ATMコネクション(例えばブリッジ装置122の場合
はATMコネクション126)に投入される。ATM網
→イーサネット側方向については、ATM−MAC宛先
アドレスフィルタリング部13Cにおけるフィルタリン
グを行わず、該MACフレームをイーサネット側に透
過、更に該MACフレームを次段のブリッジ装置にリレ
ーイングさせることにより対処すれば良い。
【0121】このような動作を行うことによって、AT
M網120に接続されたイーサネット12A〜12D間
のブリッジ接続を行うことができる。 (第4の実施例)図16に、本発明の第4の実施例に関
わるLAN間接続の様子を示す。このように、本実施例
のシステムはATM網160、ブリッジ装置161〜1
63、イーサネットLAN16A〜16Cからなる。A
TM網160およびイーサネットLAN16A〜16C
の機能は、第1の実施例と同様である。
【0122】イーサネットLAN16A〜16CはAT
M網160を介してブリッジ接続されており、これらの
イーサネットLAN16A〜16Cに接続されたホスト
は、同一のネットワークアドレス(ネットID、あるい
はサブネットID)を持つ。
【0123】図16から分かるように、これらのブリッ
ジ装置161〜163はそれぞれのブリッジ装置を起点
とし、その他のブリッジ装置を順に経由して回るATM
コネクション群をそれぞれ持つ。例えば、ブリッジ装置
161に関してはブリッジ装置161を起点とし、ブリ
ッジ装置162を終点とするATMコネクション164
−aと、ブリッジ装置162を起点とし、ブリッジ装置
163を終点とするATMコネクション164−bのA
TMコネクション群である。このようなATMコネクシ
ョン群を各ブリッジ装置が各々有しており、図16の例
ではブリッジ装置162,163において、各々このよ
うなATMコネクション群165−a〜b,166−a
〜bが確立されている。ブリッジ接続された各イーサネ
ット間のデータ(MACフレーム)のやり取りは、これ
らのATMコネクションを介して行われる。
【0124】次に、本実施例におけるブリッジ装置の機
能を図16のブリッジ装置161を例として説明する。
図17にブリッジ装置161の内部構成を示す。
【0125】まず、図17を参照しながらイーサネット
→ATM網側の流れについてのブリッジ装置の機能につ
いて説明する。
【0126】イーサネット側物理インタフェース部17
1、MACアドレス参照部172、MACアドレスフィ
ルタリング部173、イーサネット側MACアドレステ
ーブル174、ATM−MACフレーム形成部175
は、それぞれ第1の実施例におけるイーサネット側物理
インタフェース部21、MACアドレス参照部22、M
ACアドレスフィルタリング部23、イーサネット側M
ACアドレステーブル24、ATM−MACフレーム形
成部25と同様の機能を持つ。ただし、イーサネット側
MACアドレステーブル174は、ATM−MACソー
スアドレス参照・廃棄部17Bからも参照される点は、
第1の実施例との差分である。
【0127】ATM−MACアドレスフレーム形成部1
75で形成されたATM−MACフレームは、ATM−
MACフレーム多重化部176に送られる。ATM−M
ACフレーム多重化部176は、ATM−MACフレー
ム形成部175、及びATM−MAC宛先アドレスイー
サネット側フィルタリング部17Cの2カ所からATM
−MACフレームを送られ、これらを多重化してAAL
/ATMレイヤ送信処理部177に渡す機能を持つ。こ
の時、ATM−MACフレーム形成部175から送られ
てきたATM−MACフレームには、該ブリッジ装置が
起点となる前述のATMコネクション群のセルヘッダ値
を、ATM−MAC宛先アドレスイーサネット側フィル
タリング部17Cから送られてきたATM−MACフレ
ームには、並行してセルヘッダ値対応テーブル17E
(後述)から送られてくるセルヘッダ値をそれぞれ付与
してATMセル化することになる。
【0128】AAL/ATMレイヤ送信処理部177
は、ATM−MACフレーム多重化部176から受け取
ったATM−MACフレームのATMセル化を行う。こ
のとき、セルヘッダ値は、前述のようにATM−MAC
フレーム多重化部176から指定されたものを用いる。
【0129】ATMセル化されたMACフレームは、A
TM網側物理I/F178を介して、該セルヘッダ値に
て表されるATMコネクションに投入される。前述のよ
うに、このATMコネクション群はATM網内でブリッ
ジ装置間をくまなく回って接続するように確立されてい
る。これらのATMコネクションの確立、変更は、ブリ
ッジ装置の立ち上げ時、あるいは変更時に行う。
【0130】ブリッジ装置161からATM網内に投入
された該ATM−MACフレームは、ATMコネクショ
ン164−aを介してブリッジ装置162に転送され、
その後後述する受信シーケンスを経た後、ATMコネク
ション164−bを介してブリッジ装置163へと各ブ
リッジ装置をくまなく回ることになる。ここで、ATM
網から見て受信側となるブリッジ装置162における処
理のシーケンスとしてATM網→イーサネット側のデー
タの流れを図17を参照しながら説明する。
【0131】受信側のブリッジ装置には、該ブリッジ装
置を終点とするATMコネクションが(全ブリッジ装置
の総数−1)本だけ張られている。該ブリッジ装置に
は、これらの複数のATMコネクションからのセルが同
一インタフェースに対してマルチプレクスされて送られ
てくるため、これらをVPI/VCI値を参照してセル
ヘッダ値ごとにデマルチプレクスする必要がある。
【0132】ATM網側物理インタフェース178(物
理レイヤの処理を行う)で受信したATMセルは、AA
L/ATMレイヤ受信処理部17Aにて受信セルがVP
I/VCI値ごとにデセル化処理が施され、ATM−M
ACフレームが再生され、ATM−MACソースアドレ
ス参照・廃棄部17Bに渡される。また、そのATM−
MACに付与されてきたセルヘッダ値(入力セルヘッダ
値と呼ぶ)がセルヘッダ値対応テーブル17Eに渡され
る。
【0133】ATM−MACソースアドレス参照・廃棄
部17B、ATM−MAC宛先アドレスイーサネット側
フィルタリング部17Cの機能は、第3の実施例の同名
の機能と同様である。
【0134】ただし、ATM−MAC宛先アドレスイー
サネット側フィルタリング部17CからATM−MAC
フレーム多重化部176に対して送られるATM−MA
Cフレームには、セルヘッダ値対応テーブル17Eから
出力される出力セルヘッダ値が並行して送られ、該AT
M−MACフレームにはこの出力セルヘッダ値が付与さ
れてATM網側に出力される。
【0135】ここで、セルヘッダ値対応テーブル17E
とは、ブリッジ装置を起点とし、その他のブリッジ装置
をくまなく回る前述のATMコネクション群について、
該ブリッジ装置に入力されてくるATMコネクションの
セルヘッダ値と該ブリッジ装置から出力されるATMコ
ネクションのセルヘッダ値との対応テーブルである。よ
って、該ブリッジ装置が上記ATMコネクション群の終
点となっている場合には、出力セルヘッダ値には「ヌ
ル」がエントリされている。
【0136】このように上記ATMコネクション群は、
各ブリッジ装置内のセルヘッダ値対応テーブル17Eに
てお互いの対応が設定されるため、全てのブリッジをく
まなく回りさえすれば、その回る順序については任意で
あるという特徴を得ることができる。このことにより、
例えば非常にMACフレームのやり取りの多いブリッジ
装置を、上記ATMコネクション群の上流に持っていく
ことによって、該ブリッジ装置から下流には、余計なM
ACフレームは流れることなく吸収され、全体のトラヒ
ック量を少なくすることが可能となる。また、新たにブ
リッジ装置が新規にブリッジ接続に加わってきた場合
は、該ブリッジ装置をこれらのATMコネクション群の
最下流に位置させることにより、容易にブリッジ接続加
入の初期設定を行うことができる。さらに、ブリッジ間
のトラヒックの大きさなどにより、上記これらのATM
コネクション群の各ブリッジ装置へ回る順番を動的に変
更することも可能である。
【0137】次に、MACフレームのあて先MACアド
レスとしてブロードキャストアドレスが用いられている
場合について述べる。イーサネット→ATM網側方向に
ついては、第3の実施例と同様である。ただし、該ブリ
ッジ装置を起点とするATMコネクション群を用いてこ
れを行うことはいうまでもない。ATM網→イーサネッ
ト側方向については、ATM−MAC宛先アドレスフィ
ルタリング部17Cにおけるフィルタリングを行わず、
該MACフレームをイーサネット側に透過、更に該MA
Cフレームを次段のブリッジ装置にリレーイングさせる
ことにより対処すれば良い。
【0138】このような動作を行うことによって、AT
M網160に接続されたイーサネット16A〜16C間
のブリッジ接続を行うことができる。
【0139】なお、第2の実施例のLANエミュレーシ
ョンサーバのブリッジ接続は、第3および第4の実施例
のブリッジ接続に対しても、容易に適用が可能である。
【0140】また、第1、2の実施例において、ブリッ
ジ装置/LEサーバ間にポイント−ポイントのATMコ
ネクションをメッシュ状に確立するのではなく、全ての
ブリッジ装置/LEサーバに到達可能な1つ、もしくは
複数の論理的スパニング木を構成し、スパニング木の各
リンク(エッジ)をATMコネクションで構成し、スパ
ニング木のノードとなる各ブリッジ装置/LEサーバ
は、受け取ったMACフレームのあて先アドレスを参照
して、スパニング木をたどりつつ目的ホスト(あて先)
まで到達する方法をとることも可能である。
【0141】また、ここまでで説明したLANエミュレ
ーションサーバにマルチキャストサーバの機能が実装さ
れていても良い。
【0142】さらに、本実施例ではブリッジ接続/LA
NエミュレーションされるLAN方式として、イーサネ
ットを例として示したが、その他のLAN方式(例えば
トークンリング、トークンバス、FDDI等)に関して
も、全く同様に適用することができることはいうまでも
ない。
【0143】また、本実施例にて示した方式の適用可能
分野はATM網に限定されるものでではなく、フレーム
リレー網等の仮想コネクション網にも容易に適用が可能
である。
【0144】
【発明の効果】
(1)本発明の第1のATMブリッジ装置によれば、A
TM網内においてブリッジ接続されるブリッジ装置間で
MACフレームを転送する際、マルチキャストが必要な
MACフレームのみをマルチキャストATMコネクショ
ンを介して転送することができ、あて先MACアドレス
を持つホストを収容しているブリッジ装置が明らかな場
合には、該ブリッジ装置とのポイント−ポイントのAT
Mコネクションを用いて該MACフレームの転送を行
い、該MACアドレスを持つホストを収容するブリッジ
装置以外には該MACフレームは転送しないことが可能
となるため、ATM網やブリッジ装置内外のトラヒック
量を削減することが可能になる。
【0145】また、あて先MACアドレスを収容してい
るブリッジ装置が明らかな場合、ポイント−ポイントA
TMコネクションを用いて該MACフレームの転送を行
うことで、マルチキャストサーバを用いるマルチキャス
トを行う場合と異なり、最小のレイテンシで該MACフ
レームの転送を行うことができる。
【0146】(1−1)第1のATMブリッジ装置にM
ACアドレスとATMセルヘッダ値をエントリとするテ
ーブルを持ち、ATM網側インタフェースから受信した
MACフレームのソースアドレス値が該テーブルに未登
録の時は該ソースアドレス値と該MACフレームの転送
元となるブリッジ装置へとつながるポイント−ポイント
ATMコネクションのセルヘッダ値を登録し、ATM網
側インタフェースから送出するMACフレームのあて先
アドレスが該テーブルに登録されている場合は該テーブ
ルにエントリされているセルヘッダ値を付与してATM
網側インタフェースに送出し、登録されていない時ある
いはあて先アドレスがブロードキャストアドレスの時
は、マルチキャストコネクションのセルヘッダ値を付与
してATM網側インタフェースに送出することにより、
自動的にMACアドレス情報とセルヘッダ情報との対応
テーブルを作成することができ、ポイント−ポイントA
TMコネクションを用いた効率的なブリッジ接続を行う
環境を自動的に構築することが可能となる。
【0147】(1−2)また、該ブリッジ装置をリーフ
とするマルチキャストコネクションのセルヘッダ値と、
該ブリッジ装置と該マルチキャストコネクションのルー
トとなるブリッジ装置とをつなげるポイント−ポイント
のATMコネクションのセルヘッダ値との対応テーブル
を有することにより、上記MACアドレス値と該MAC
アドレスを有するホストを収容するブリッジ装置へとつ
ながるポイント−ポイントATMコネクションのセルヘ
ッダ値の対応関係の登録を行う場合に、該MACフレー
ムをマルチポイントのATMコネクションにて受信した
場合でも、該テーブルを参照することにより簡便にポイ
ント−ポイントのATMコネクションのセルヘッダ値を
登録することができる。
【0148】(2)本発明の第2のATMブリッジ装置
は、ATM網との物理インタフェースを持ち、他方式L
ANのエミュレーションを行うホストを該ブリッジ装置
を起点とするATMコネクションを介して直接収容し、
かつATM網との物理インタフェースから入力されるM
ACフレームが他方式LANのエミュレーションを行う
ホストから送出されたものであるか、ATM網を介して
ブリッジ接続されるその他のブリッジ装置から送出され
たものであるかを識別する手段を有することにより、L
ANエミュレーションを行うホストからのMACフレー
ムとATM網を介してブリッジ接続されるその他のブリ
ッジ装置から送出されたMACフレームとで、別々のア
クションを起こすことができ、送出元によって該フレー
ムのリレーイング先を変更するといった対処が可能とな
る。
【0149】(2−1)また、ATM網との物理インタ
フェースから入力されたMACフレームのソースアドレ
スを参照し、該MACフレームのあて先アドレスがブロ
ードキャストアドレスである場合に該MACフレームの
ソースアドレスが上記LANエミュレーションホストで
ある場合は、該MACフレームを該ブリッジ装置が収容
する上記LANエミュレーションを行うホスト全てと該
ブリッジ装置がATM網を介してブリッジ接続する全て
の他ブリッジ装置に転送し、MACフレームのソースア
ドレスが、上記他ブリッジ装置である場合は、該MAC
フレームを該ブリッジ装置が収容するLANエミュレー
ションを行うホスト全てにのみ転送する手段を有してい
ることにより、あて先MACアドレスがブロードキャス
トアドレス、またはブロードキャストを行わなければい
けないMACフレームがATM網内を無限に循環するこ
とを未然に防ぐことができる。即ち、ATM網内の他の
ブリッジ装置から送出された該放送MACフレームは、
再びその他のブリッジ装置側へ返送すると、該ブリッジ
装置が他のLANエミュレーションホストを直接収容す
るブリッジ装置である場合は、該ブリッジ装置が同様の
動作を行い、該放送MACフレームが無限に他のLAN
エミュレーションホストを直接収容するブリッジ装置間
を転送されることになる。上記のように、他方式LAN
のエミュレーションホストを直接収容するブリッジ装置
が受信したMACフレームのソースアドレスを検証し、
これがブリッジ接続された他ブリッジ装置からのMAC
フレームである場合、もしくは、該ブリッジ装置が直接
収容するLANエミュレーションホストでない場合は、
該MACフレームをLANエミュレーションホスト側に
のみ転送し、他ブリッジ装置には転送しないことによ
り、上記の無限ループを未然に防ぐことができる。
【0150】また、スパニング木をブリッジ装置間それ
ぞれのルートにおいて設定すること無く、簡便なルール
でブロードキャストフレームの無限ループを未然に防ぐ
ことが可能となる。
【0151】(2−2)該ATM網との物理インタフェ
ースから入力されたMACフレームのソースアドレスを
参照し、MACアドレスとセルヘッダ値をエントリとす
るテーブル手段にATM網とのインタフェースから受信
したMACフレームのソースアドレスが未登録の場合
は、該ソースMACアドレスと該MACフレームが入力
されてきたATMコネクションのセルヘッダ値を登録
し、該MACフレームのあて先アドレスが上記テーブル
手段に登録されている場合は、このテーブル手段に対応
してエントリされているセルヘッダ値を付与してATM
網との物理インタフェースに送出し、ATM網との物理
インタフェースから受信したMACフレームのあて先ア
ドレスが上記テーブル手段に未登録である場合に、該M
ACフレームのソースアドレスがLANエミュレーショ
ンホストである場合は該MACフレームを該ブリッジ装
置がATM網を介してブリッジ接続する全ての他ブリッ
ジ装置に転送し、該MACフレームのソースアドレスが
他ブリッジ装置である場合は該MACフレームを廃棄す
る手段を有することにより、第1のATMブリッジ装置
と同様に、自動的にMACアドレス情報と、セルヘッダ
情報との対応テーブルを作成することができ、前述のポ
イント−ポイントATMコネクションを用いた効率的な
ブリッジ接続を行う環境を自動的に構築することが可能
となるとともに、不要なMACフレームについてはリレ
ーイングしない機構が備わっていることから、扱うMA
Cフレームがあて先MACアドレスが該テーブル手段に
登録されていないMACフレームであった場合に、該M
ACフレームがブリッジ装置間を互いに無限に転送され
ることを未然に防ぐことが可能となる。
【0152】(2−3)さらに、該ブリッジ装置を起点
とし、該ブリッジ装置が直接配送を担当するLANエミ
ュレーションホスト全てを終点としたマルチキャストコ
ネクションと、該ブリッジ装置を起点とし、該ブリッジ
装置とブリッジ接続される他の全てのブリッジ装置を終
点とするマルチキャストコネクションと、該ブリッジ装
置を起点とし、「該ブリッジ装置とブリッジ接続される
他の全てのブリッジ装置と、該ブリッジ装置が直接配送
を担当するLANエミュレーションホスト全て」を終点
とするマルチキャストコネクションの3つのコネクショ
ンを有することにより、上記各種のMACフレーム分配
をこれらマルチキャストコネクションを介して簡便に行
うことが可能となり、ブリッジ装置内のテーブルの設定
や環境設定などを簡便に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例に関わるLAN間接続の様子を示
す図
【図2】同実施例のATMブリッジ装置の構成を示す図
【図3】同実施例のATMブリッジ装置のイーサネット
→ATM網方向の処理シーケンスを示すフローチャート
【図4】同実施例のATMブリッジ装置のATM網→イ
ーサネット方向の処理シーケンスを示すフローチャート
【図5】同実施例において移動ホストが移動する前の動
作説明図
【図6】同実施例において移動ホストが移動した後の動
作説明図
【図7】第2の実施例に関わるブリッジ接続及びLAN
エミュレーションの様子を示す図
【図8】LANエミュレーションホストの内部構造を示
す図
【図9】同実施例で用いられるマルチキャストコネクシ
ョンの一例を示す図
【図10】第1の実施例におけるブリッジ接続を行う場
合のLANエミュレーションサーバ74の構成を示す図
【図11】第2の実施例のLANエミュレーションサー
バの第1の実施例のATMブリッジ装置と接続する場合
の処理シーケンスを示すフローチャート
【図12】第3の実施例に関わるLAN間接続の様子を
示す図
【図13】同実施例に関わるブリッジ装置の構成を示す
【図14】同実施例のATMブリッジ装置のイーサネッ
ト→ATM網方向の処理シーケンスを示すフローチャー
【図15】同実施例のATMブリッジ装置のATM網→
イーサネット方向の処理シーケンスを示すフローチャー
【図16】第4の実施例に関わるLAN間接続の様子を
示す図
【図17】同実施例のATMブリッジ装置の構成を示す
【図18】ブリッジ接続の従来例を示す図
【符号の説明】 10…ATM網(第1の通信網) 11〜14…ブリッジ装置 1A〜1D…イーサネットLAN(第2の通信網) 15〜17…ポイント−ポイントATMコネクション 18…マルチキャストATMコネクション 21…イーサネット側物理インタフェース(第2の物理
インタフェース) 27…ATM網側インタフェース(第1の物理インタフ
ェース) 22〜26…第1の手段 2A〜2D…第2の手段 70…ATM網(第1の通信網) 71〜73…ブリッジ装置 74…LANエミュレーションサーバ 7A〜7C…イーサネットLAN(第2の通信網) 7D〜7F…ホスト 91〜93…マルチキャストATMコネクション 120…ATM網(第1の通信網) 121〜124…ブリッジ装置 12A〜12D…イーサネットLAN(第2の通信網) 125〜128…ポイント−ポイントATMコネクショ
ン 160…ATM網(第1の通信網) 161〜163…ブリッジ装置 16A〜16C…イーサネットLAN 164−a〜164−b…ATMコネクション 165−a〜165−c…ATMコネクション 166−a〜166b…ATMコネクション
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/00 8732−5K H04L 11/20 B

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ATM方式で運用される第1の通信網との
    間で信号の授受を行うための第1の物理インタフェース
    と、ATM方式以外の方式で運用される第2の通信網と
    の間で信号の授受を行うための第2の物理インタフェー
    スとを有するブリッジ装置であって、 前記第2の物理インタフェースから入力されたMACフ
    レームのあて先アドレスを持つホストが前記第2の通信
    網に存在するかしないかを推定し、存在しないと推定し
    た場合に該MACフレームを前記第1の物理インタフェ
    ース側に送出する第1の手段と、 前記第1の物理インタフェースから入力されたMACフ
    レームのあて先アドレスを持つホストが前記第1の通信
    網に存在するかしないかを推定し、存在しないと推定し
    た場合に該MACフレームを前記第2の物理インタフェ
    ース側に送出する第2の手段とを有し、 前記第1の手段は、さらに前記第1の物理インタフェー
    スから送出されたMACフレームを(a) 自ブリッジ装置
    を起点とし、ブリッジ接続される他の個々のブリッジ装
    置を終点とするポイント−ポイントATMコネクショ
    ン、(b) 自ブリッジ装置を起点とし、ブリッジ接続され
    る他の全てのブリッジ装置を終点とするマルチキャスト
    ATMコネクションのいずれかに選択的に投入すること
    を特徴とするATMブリッジ装置。
  2. 【請求項2】ATM方式で運用される第1の通信網との
    間で信号の授受を行うための第1の物理インタフェース
    を有するブリッジ装置であって、 該ブリッジ装置はATM方式以外の方式で運用される第
    2の通信網のエミュレーションを行うエミュレーション
    ホストを該ブリッジ装置を起点とするATMコネクショ
    ンを介して直接収容し、かつ前記第1の物理インタフェ
    ースから入力されるMACフレームが前記エミュレーシ
    ョンホストから送出されたものであるか、前記第1の通
    信網を介してブリッジ接続される他のブリッジ装置から
    送出されたものであるかを識別する識別手段を有するこ
    とを特徴とするATMブリッジ装置。
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