JP4476413B2 - エレベーター制御システム用通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エレベーター制御システム用通信装置に関し、特に、エレベーター制御システムのデータ通信ネットワークにおいてデータ通信を行うためのエレベーター制御システム用通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレベーター制御システムにおける従来の通信装置として、以下、特開平10−182023号公報の例を図19を用いて説明する。図19に示すように、従来のエレベーター制御システムは、複数のかご室の運行をそれぞれ制御する各台制御器103A〜103Nと、複数のかご室の運行を総括して制御するための群管理制御器104と、エレベーターのかご室の現在運行中の階床を表示するためのかご位置表示器(図示せず)、及び、各乗場に設置されたエレベーターを呼び出すための乗場釦(図示せず)などの入出力を制御し、それぞれに固有番号を持つ昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105kおよび106a〜106kと、前記複数の各台制御器103A〜103N、前記群管理制御器104、前記複数の昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kの間の通信を中継する通信中継器(通信装置)102と、前記複数の各台制御器103A〜103N、前記群管理制御器104、前記複数の昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106k、前記通信中継器102の間で情報の送受信を実現するための通信路であるネットワーク101と、を備えている。
【0003】
このような従来のエレベーター制御システムのための通信装置として用いられている上記通信中継器102は、図のように、前記昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kの設置個数により区分される乗場釦系列ごとに設けられた共通の伝送路である乗場伝送路110A〜110Nに接続されて、昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kとの通信を実現する複数のスレーブ通信部108A〜108Nと、前記複数の各台制御器103A〜103Nと情報を送受信するマスター通信部107と、前記マスター通信部107と前記複数のスレーブ通信部108A〜108Nとの間を接続する内部ネットワーク109とを備えて構成される。
【0004】
以下、このように構成された従来のエレベーターの制御システムのための通信装置の動作について説明する。まず、マスター通信部107は、ネットワーク101を通って各台制御器103A〜103Nおよび群管理制御器104から昇降場端末機(乗場制御器)側に伝送する情報を受信し、階床別、乗場伝送路別に伝送情報を分類し、それらを内部ネットワーク109を通してスレーブ通信部108A〜108Nにそれぞれ出力する。一方、内部ネットワーク109を通ってスレーブ通信部108A〜108Nから受信した情報は、マスター通信部107により、階床別および乗場伝送路別に分類した後、各台制御器103A〜103Nおよび群管理制御器104に伝送する。
【0005】
次に、スレーブ通信部108A〜108Nは、内部ネットワーク109を通ってマスター通信部107から受信したデータをそれぞれが接続された乗場伝送路110A〜110Nに対して伝送し、一方、乗場伝送路110A〜110Nを通って昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kから受信した情報を、内部ネットワーク109を通してマスター通信部107に伝送する。
【0006】
通信中継器102は、昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kからの入力情報を乗場伝送路110A〜110Nから受信し、受信した情報の発信元である昇降場端末機(乗場制御器)が属する乗場伝送路と、その昇降場端末機(乗場制御器)が設置されている階床とを識別できる情報を付加して、ネットワーク101を通して伝送する。以下に、この動作について詳しく説明する。
【0007】
複数の昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kは、それぞれ該当階床における固有番号を持つ。まず、第1の方法は、マスター通信部107の内部メモリにアドレスマップを設定し、該アドレスマップの各アドレスには、各スレーブ通信部108A〜108Nがいずれの乗場伝送路110A〜110Nを制御するのかを示すデータを予め記憶させておく。このとき、各アドレスに貯蔵されたデータのフォーマットは、各階床に対応する昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kの固有番号、および、各乗場伝送路110A〜110Nに対応する固有番号に構成されている。
【0008】
このような状態で、昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kが任意の情報を自分の固有番号と一緒に乗場伝送路110A〜110Nに出力すると、各スレーブ通信部108A〜108Nはその情報を内部ネットワーク109を通してマスター通信部107に伝送する。マスター通信部107は、入力された情報に包含された固有番号と自分が記憶するアドレスマップのデータを比較し、入力された情報がいずれの乗場伝送路のいずれの乗場制御器からの情報であるかを判断でき、従って、受信したデータにこれらの情報を付加してネットワーク101に伝送することができる。
【0009】
次に、第2の方法は、マスター通信部107に設定されたアドレスマップのデータを複数のスレーブ通信部108A〜108Nに出力しておき、各スレーブ通信部108A〜108Nが、乗場伝送路110A〜110Nを介して、昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kが固有番号を伴って送信してきた任意の情報を受信した際、受信データに含まれる固有番号とアドレスマップのデータを比較し、自分が制御する乗場伝送路の固有番号を付加してマスター通信部107に伝送する方法である。この場合、マスター通信部107は、スレーブ通信部108A〜108Nから受信したデータをそのままネットワーク101に伝送することで、昇降場端末機(乗場制御器)105a〜105k、106a〜106kの属する伝送路、および、階床の情報を含んだデータを伝送することができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の通信装置は以上のように構成されているが、このような従来の通信装置で実現される、昇降場端末機(乗場制御器)の属する乗場伝送路および階床を識別する上述の方法には以下のような問題点がある。
【0011】
即ち、第1に、エレベーター制御システムでは、乗場制御器105a〜105k、106a〜106kに接続されている乗場釦に対して、いかなる種類の釦(例えば、一般のエレベーター呼び出し釦、身体障害者用のエレベーター呼び出し釦、貴賓用エレベーター呼び出し釦)であるかの属性を持たせ、各乗場釦の種類を入力情報として利用してエレベーターの運行方法を変えるのであるが、従来例で示されている方式では、いずれの乗場伝送路に属し、いずれの階床に設置された乗場制御器からの入力かを判断できるだけであるため、1つの乗場伝送路に接続された乗場制御器は、通信中継器102からネットワークへ出力される段階では、同一の種類の属性として扱われるという制約があるということである。即ち、ある1つの乗場伝送路に異なる種類の属性を持った乗場制御器を混在させることができず、システム内に異なる種類の属性を持った乗場制御器を混在させる場合には少なくともその属性の種類の数以上の乗場伝送路を敷設しなければならず、コストがかかる。また、いずれの乗場伝送路に属しているかという情報と設置階床の情報をネットワークに流すことができるため、その情報を受信し、利用する側でその釦に対する属性を対応づけることも可能であるが、通常、乗場制御器105a〜105k、106a〜106kの情報を利用する群管理制御器104はすべての乗場制御器105a〜105k、106a〜106kからの入力を必要とするため、釦信号の属性の対応付け処理が、受信側の制御機器である群管理制御器104に集中してしまうため、システムに存在する乗場伝送路の数の増大に対して拡張性に欠けるシステムとなる。
【0012】
また、仮に1つの乗場伝送路に異なる種類の属性を持った乗場制御器を混在させる拡張をするために、乗場制御器ごとにその属性を対応づけるエントリを管理表に持たせると、管理表の容量が膨大になり、現実的でないという問題もある。
【0013】
第2に、通信中継器102のマスター通信部107に設定しておくアドレスマップは、予め記憶させておく必要があり、システム稼働中にこれらのアドレスマップを変更する手段を持たないという制約があることである。上述したような従来のエレベーターシステムでは、通信装置が予め記憶されたアドレスマップしか持たないため、時間帯や人の流れに応じて乗場制御器に対応づける属性を変更し、エレベーターの運行方法を変えるといった柔軟なサービスを実現することは困難である。
【0014】
この発明は、かかる問題点を解決するためになされたものであり、通信装置の動作を管理表で制御し、柔軟なシステム構成を可能とする、エレベーター制御システム用通信装置を得ることを目的とする。
【0015】
また、1つの乗場伝送路に対して複数の属性を持った乗場制御器を混在させることを可能とし、乗場伝送路の敷設本数を減らすことが可能なエレベーター制御システム用通信装置を得ることをも目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明は、個々のエレベーターの運行を制御する各台制御器と、各階に設置されるエレベーター呼び釦および到着予報灯との入出力を制御する複数の乗場制御器と、上記複数の乗場制御器が接続される複数の乗場伝送路と、個々の上記エレベーターの運行を総括して制御する群管理制御器とを備えたエレベーター制御システムで用いられ、上記各台制御器と少なくとも同数設けられて1対1に接続されるエレベーター制御システム用通信装置であって、上記通信装置は、内部動作の制御を行うCPUと、通信制御のために参照する管理表を格納する管理表格納部と、各通信装置を識別するための番号を設定する固有識別番号設定部と、上記通信装置間を接続するネットワークに接続され、上記CPUによって制御されるネットワークインターフェースと、上記CPUによって制御される、上記乗場伝送路と接続するための乗場伝送路インターフェース、または、上記各台制御器と接続するための各台制御器インターフェース、または、上記群管理制御器と接続するための群管理制御器インターフェース、または、上記乗場伝送路以外の拡張伝送路と接続するための伝送路拡張用インターフェース、のうち少なくとも1つのインターフェースとを備え、上記乗場伝送路インターフェースまたは上記各台制御器インターフェースまたは上記群管理制御器インターフェースまたは上記伝送路拡張用インターフェースから入力したデータを上記ネットワークインターフェースに送出する際に、上記入力したデータの内容に対応するデータ内容コードを上記管理表格納部が備えるデータ内容コード表から求め、上記入力したデータに上記データ内容コードを付加して作成されるフレームを上記ネットワークに送出し、上記ネットワークに送出されたフレームのうち、そのフレームに付加された上記データ内容コードが、上記管理表格納部が備える受信データ内容定義表で定義された受信データ内容コードの集合に含まれる場合のみ上記通信装置がそのフレームを受信し、上記ネットワークから受信したフレームのデータ内容コードから出力インターフェース定義表を検索し、そのフレームの出力先インターフェースと、データ処理内容を求め、求めたデータ処理内容に従って、求めたインターフェースにデータを出力する、通信装置であって、上記管理表格納部は、各上記通信装置が上記インターフェースのうちいずれを有しているかと、各上記インターフェースに付けられた識別子とを対応付けて管理する物理構成管理表と、通信データの内容と、そのデータ内容につけたコードの対応づけを管理するデータ内容コード表と、ネットワーク上を流れるフレームのうち、各通信装置が受信するフレームの受信データ内容コードの集合を定義した受信データ内容定義表と、各上記通信装置が上記ネットワークを経由して受信したデータのデータ内容コードと、そのデータ内容に応じた出力先インターフェースと、上記出力先インターフェースと受信データ内容に応じて受信データに施す処理内容を定義した、出力インターフェース定義表と、を保持する管理表格納部であって、上記データ内容コード表は、管理表書き換え用コマンドに対応するコードを有し、上記通信装置が、他の通信装置の持つ、上記物理構成管理表、上記データ内容コード表、上記受信データ内容定義表、上記出力インターフェース定義表のうち少なくとも1つを、上記ネットワーク経由で書き換える手段を備えるエレベーター制御システム用通信装置である。
【0018】
また、通信装置に接続される乗場伝送路それぞれは、システム内で重複なくつけられた乗場伝送路番号を持ち、乗場制御器は、同一乗場伝送路に接続される乗場制御機器間で重複することなくつけられた乗場制御器番号を持ち、通信装置それぞれは、各乗場伝送路番号と乗場制御器番号とで識別される各乗場制御器と、論理系列番号と階床番号とから構成される乗場制御器の論理番号の対応づけを管理する乗場釦系列変換表を管理表格納部に持ち、各通信装置が乗場伝送路インターフェースから入力した乗場制御器からの情報の発信元を、釦系列変換表により変換してからネットワークインターフェースに出力し、各通信装置が、ネットワークインターフェースから入力したフレームが、乗場伝送路に出力するデータである場合に、乗場伝送路に出力するデータの宛先となる乗場制御器の論理番号を、乗場釦系列変換表により乗場伝送路番号と乗場制御器番号に変換してから、その番号に対応する乗場伝送路に出力する。
【0019】
また、乗場釦系列変換表は、乗場伝送路ごとに、乗場伝送路に接続された乗場制御器の任意の連続する番号の集合と、乗場制御器番号の集合中の最小の番号の乗場制御器に対応づける階床番号と、乗場制御器番号の範囲中に属する番号の乗場釦制御器に対応づける論理系列番号と、を組とし、この組を1つ以上持ち、各組の乗場制御器番号の集合に含まれる番号に対応する乗場制御器の集合の和集合が、該乗場伝送路に接続されるすべての乗場制御器番号を含み、かつ、それらの集合のうち、任意の2つの集合間に重複する乗場制御器番号がないように組を構成する。
【0021】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の一実施の形態を示すシステム構成図である。本発明に係るエレベーターの制御システムは、エレベーターのかご室の現在運行中の階床を表示するためにエレベーターの各乗場に設置されたかご位置表示器9a〜9k,11a〜11kと、エレベーターの各乗場に設置され、乗場からエレベーターを呼ぶための乗場釦7a〜7k,8a〜8kと、かご位置表示器9a〜9k,11a〜11k及び乗場釦7a〜7k,8a〜8kとの間でデータの入出力を行い、かご位置表示器9a〜9k,11a〜11kと乗場釦7a〜7k,8a〜8kを制御する乗場制御器5A〜5K,6A〜6K、乗場制御器5A〜5K,6A〜6Kが複数接続された共通の直列伝送路である複数の乗場伝送路12B〜12Nと、複数台設置されたエレベーターの運行をそれぞれ制御する複数の各台制御器3B〜3Nと、複数のエレベーターの運行を総括して制御するための群管理制御器4と、複数の乗場伝送路12B〜12N、複数の各台制御器3B〜3N、前記群管理制御器4と接続される複数の通信装置2A〜2Nと、複数の通信装置2A〜2Nが接続された共通の直列伝送路であるネットワーク1と、から構成されている。
【0022】
乗場制御器5A〜5Kは、同一の乗場伝送路12B内に接続された複数の乗場制御器を識別するために、同一の乗場伝送路12B内に接続された複数の乗場制御器間で重複のないように予め設定された固有番号を持つ。なお、乗場制御器6A〜6K等のすべての乗場制御器についても同様である。
【0023】
エレベーターシステム内に存在する乗場制御器5A〜5K、6A〜6Kは、各階の乗場での物理的な設置位置が同一であるものが、同一の乗場伝送路に接続され、図1では、乗場制御器5A〜5Kが同一の乗場伝送路12Bに、乗場制御器6A〜6Kが同一の乗場伝送路12Nに接続される例を示している。
【0024】
通信装置2A〜2N(以下、まとめて2とする)はすべて同一の構成を有しており、図2に示すように、通信装置の内部動作全体を制御するCPU20と、通信を実現するためにCPU20が参照する管理情報を保持する管理表格納部21と、複数の通信装置2A〜2Nを識別するための固有識別番号設定部23と、ネットワーク1と通信装置2A〜2Nとを接続するためのネットワークインターフェース22と、を備えている。
【0025】
さらに、通信装置2A〜2Nは、乗場伝送路12B〜12Nと接続するためのインターフェースである乗場伝送路インターフェース24、または、各台制御器3B〜3Nと接続するためのインターフェースである各台制御器インターフェース25、または、群管理制御器4と接続するためのインターフェースである群管理制御器インターフェース26、または、乗場伝送路12B〜12N、群管理制御器4、各台制御器3B〜3N以外の拡張用に用意される拡張用伝送路と接続するための拡張用インターフェース27、のうち1つ以上のインターフェースを備える。
【0026】
通信装置2に備えられる管理表格納部21には、以下に説明する表1〜表5にその一例が示される5つの管理表が予め格納されている。
【0027】
1つめは、表1に一例を示した物理構成管理表であり、各通信装置ごとに、該通信装置が備えるインターフェースと、そのインターフェースに付けられた名前の対応づけを管理するものである。すなわち、当該表には、通信装置の固有識別番号(ID)に対応づけて、各インターフェースの有無とそのインターフェースの名前が格納されている。有無は、「有」の場合にはその名前が(例えば、1,2,3…、または、A,B,C…等)格納され、「無」の場合には、“×”が格納されている。
【0028】
2つめは、表2に一例を示したデータ内容コード表であり、ネットワーク1を流れるフレームに収められたデータの内容と、それをコード化した番号を管理するものである。すなわち、当該表には、データ内容コードとデータ内容とが1対1に対応付けられて格納されている。
【0029】
3つめは、表3に一例を示した受信データ内容定義表であり、各通信装置ごとに、該通信装置がネットワーク1を流れるフレームのうち、いずれのフレームを受信すべきであるかをフレームにつけられたデータ内容コードで表現したものである。すなわち、当該表には、通信装置の固有識別番号(ID)と受信するフレームのデータ内容コードの集合とが1対1に対応付けられて格納されている。
【0030】
4つめは、表4に一例を示した出力インターフェース定義表であり、各通信装置が受信したフレームに付けられたデータ内容コード、そのデータ内容に対応するフレームを受信した時に該通信装置のいずれのインターフェースに対して受信データを送出するか(以下、出力先のインターフェースを出力インターフェースとする)、該通信装置の出力インターフェースにデータを出力する際に施すデータ処理の内容をコード化した処理内容番号、を対応づけたものである。すなわち、当該表には、データ内容コードと、出力インターフェースと、処理内容番号とが対応付けられて格納されている。
【0031】
5つめは、表5に一例を示した乗場釦系列変換表であり、各乗場伝送路ごとに、該乗場伝送路に接続された各乗場制御器が持つ固有識別番号と、該乗場制御器が属する論理系列番号と、該乗場制御器が設置される階床番号と、を対応づけたものである。
【0032】
1つの乗場伝送路インターフェース24に対して1つの乗場伝送路しか接続されないので、乗場伝送路番号は、表1に示す物理構成管理表で管理される乗場伝送路インターフェースにつけられた名前(番号)と同じ名前(番号)を使用して説明する。
【0033】
固有識別番号設定部23は、例えば不揮発性のメモリやスイッチなどで構成され、システム稼働までに設定しておく。通信装置2を構成するインターフェースは、各通信装置に接続する伝送路および制御器に応じて実装すればよい。
【0034】
以下、このように構成されたエレベーター制御システムのための通信装置の動作について説明する。
【0035】
通信装置2が、他の通信装置によってネットワーク1に送出されたフレームを受信する時の動作について図3を参照しながら説明する。
【0036】
ネットワーク1上を流れるフレームの構成は、図4に示すように、ネットワーク1を通して他の制御器に通信するデータが格納されるフレームデータフィールド31と、そのデータの内容を表すデータ内容コード表(表2)で定義されたデータ内容コードが格納されるデータ内容コードフィールド30とから構成される。フレームデータフィールド31の構成は、データ内容コードフィールド30で示されるデータ内容コードの種類ごとにそれぞれ決められている。
【0037】
通信装置2が持つネットワークインターフェース22は、ネットワーク1を流れるフレームをすべて入力として受信し、CPU20に対して受信フレームを渡す。CPU20は、受信したフレームのデータ内容コードが管理表格納部21に格納された受信データ内容定義表(表3)の当該通信装置に対応するエントリのデータ内容コードの集合に含まれるかどうを比較し、受信すべきフレームであるかどうかを判断する(SA1)。比較の結果、受信すべきフレームでない場合は、そのデータを破棄する(SA6)。受信すべきデータであった場合、CPU20は受信したデータのデータ内容コードから、管理表格納部21に格納された出力インターフェース定義表(表4)を検索し、当該データを出力するべき出力インターフェース(乗場伝送路インターフェース24、各台制御器インターフェース25、群管理制御器インターフェース26、拡張伝送路インターフェース27のいずれか)と、処理内容番号を求める(SA2)。CPU20は、ここで求めた出力インターフェースが当該通信装置に存在するかどうかを、管理表格納部21に格納された物理構成管理表(表1)を検索することで検査し(SA3)、出力インターフェースが当該通信装置に存在しない場合は、受信データを破棄する(SA6)。出力インターフェースが当該通信装置に存在する場合は、SA2で求めた処理内容番号をもとに、その処理を実現する手続きを呼び出し、受信したデータに処理を施す(SA4)。ここで施す処理は、受信フレームのデータ内容コードフィールドで示されるデータ内容コードの種類ごとに決まるフレームデータフィールドの構成に従い、フレームデータの解釈を行う処理を含む。その後、SA2で求めた出力インターフェースに対して、各インターフェースごとにあらかじめ決められた手順に従ってデータを出力する(SA5)。
【0038】
例えば、表1〜表5により構成される管理表を各通信装置が管理表格納部21に持ち、ネットワーク1を流れるフレームのデータ内容コードフィールド30にデータ内容コード「21」が指定されている場合、すなわち、A系列乗場制御器制御データであった場合(表2参照)について説明する。このフレームは、表3に示される受信データ内容定義表により、通信装置IDが2または3の通信装置により受信され、それ以外の通信装置では、破棄される。通信装置IDが2または3の通信装置は、表4に示される出力インターフェース定義表を検索し、出力インターフェースが乗場伝送路インターフェース、処理内容番号が3であることを知る。続いて、通信装置IDが2、3の通信装置は、表1に示される物理構成管理表の通信装置IDがそれぞれ2、3のエントリを検索し、乗場伝送路インターフェースが、該当する通信装置に存在するかどうかを検索し、それらが存在することを知る。その後、受信したデータに対して処理内容番号「3」に対応する処理を施した後、それぞれ乗場伝送路インターフェースにデータを出力する。
【0039】
ここで、受信したフレームのデータ内容に対応して施す処理内容(SA4)について、出力インターフェースが乗場伝送路インターフェースの場合を例にして、データ内容コード表の構成方法の違いにより2種類の方法を説明する。
【0040】
第1の方法は、管理表格納部21に格納される管理表が、表1〜表5に示される構成となっている場合である。すなわち、データ内容コード表(表2)は、データ内容コード1〜4が、それぞれ論理乗場系列A系列〜D系列に接続される乗場制御器が生成する乗場制御器生成データ(乗場制御器に接続された、乗場釦の入力データ)、データ内容コード11〜15が、それぞれ各台制御器A号機〜E号機が生成する各台制御器生成データ、データ内容コードが21〜24が、それぞれ論理乗場系列A系列〜E系列を制御するためのデータである乗場制御器制御データ、データ内容コードが31から35がそれぞれ各台制御器A号機〜E号機を制御するための各台制御器制御データを表す。第1の方法の特徴は、乗場伝送路の論理系列番号に対してそれぞれ1つのデータ内容コードが与えられていることである。
【0041】
さて、ネットワーク1を流れるフレームのデータフィールド31の構成は、出力インターフェース定義表の出力インターフェースごとに決められるのであるが、第1の方法の場合、図5に示すように、論理階床番号フィールド33(a〜n)と論理階床番号33(a〜n)に対応する乗場制御器に通信するデータを格納するデータフィールド34(a〜n)を1つのまとまりとしたパケット32を複数個(32a〜32n)持ち、さらに当該フレームのデータフィールド31に含まれるパケット32の数を示すパケット数フィールド35から構成される。
【0042】
これらのデータは表4に示される出力インターフェース定義表から求められた出力インターフェース(乗場伝送路インターフェース)にデータを出力する前に、出力インターフェース定義表(表4)から求められた処理内容番号「3」に対応する処理が施される。この処理内容番号に対応する処理手続きは、第1の方法の場合、表2のように各乗場伝送路番号ごとに異なるように出力インターフェース定義表に定義してあるため、フレームデータフィールド31に格納されたデータの形式、および、受信フレームに含まれるパケットの宛先となる乗場制御器の論理系列番号が一意に決定される。各処理手続きは、各パケット32ごとに、論理系列番号と論理階床フィールド33に指定される論理階床番号をもとに、そのパケットの宛先となる乗場制御器の固有識別番号を表5に示される乗場系列変換表から求め、パケット32のデータフィールド34に含まれるデータに付加して乗場伝送路インターフェースに出力する。各乗場伝送路に接続された乗場制御器は、乗場伝送路に出力された出力データの宛先として指定された乗場制御器の固有識別番号と各乗場制御器が持つ固有識別番号が一致した場合に出力されたデータを受信する。
【0043】
第2の方法は、管理表格納部21に格納される管理表が、表1、表7、表8、表9、表5に示される構成となっている場合である。すなわち、データ内容コード表(表7)は、データ内容コード1〜4が、それぞれ論理乗場系列A系列〜D系列に接続される乗場制御器が生成する乗場制御器生成データ(乗場制御器に接続された、乗場釦の入力データ)、データ内容コード11〜15が、それぞれ各台制御器A号機〜E号機が生成する各台制御器生成データ、データ内容コードが21が、システム内の乗場制御器のいずれかに対する乗場制御器制御データ、データ内容コードが31〜35がそれぞれ各台制御器A号機〜E号機を制御するための各台制御器制御データを表す。データ内容コードの構成を表2から表7に変更したことに伴い、受信データ定義表および出力インターフェース定義表がそれぞれ表3、表4から表8、表9のように変更される。
【0044】
第2の方法の特徴は、表7に示されるデータ内容コード「21」が、乗場伝送路の論理系列番号とは無関係に、乗場制御器のいずれかに対する制御データを表すことである。このため、表8では、乗場伝送路インターフェースを持つ通信装置に対応するすべての通信装置IDのエントリが、データ内容コード「21」のフレームを受信するように設定される。
【0045】
第2の方法の場合、ネットワーク1を流れるフレームのデータフィールド31の構成は、図6に示すように、論理系列番号フィールド42(a〜n)と論理階床フィールド43(a〜n)とデータフィールド44(a〜n)を1つのまとまりとしたパケット46を複数個(46a〜46n)持ち、さらに当該フィールド当該フレームのデータフィールド31に含まれるパケット46の数を示すパケット数フィールド45から構成される。第1の方法と異なるのは、フレームデータフィールド31内の各パケット46a〜46nに、論理系列フィールド42a〜42nを持つことである。これは、第1の方法では1つのデータ内容コードから出力先の論理系列番号が一意に決まるようにデータ内容コード表が構成されているのに対し、第2の方法では、データ内容コードから出力先の論理系列番号が一意に決まらないために設けられたフィールドである。
【0046】
ネットワーク1を流れるデータ内容コード「21」のフレームを通信装置が受信すると、図3に示す処理に従い、表9の出力インターフェース定義表からフレームデータ内容コード「21」に対応する出力インターフェースと処理内容番号を求める。第2の方法の場合、出力インターフェースは乗場伝送路インターフェース、処理内容番号は「20」であることが分かる。ここで、処理内容番号「20」では、フレームデータフィールドに含まれる複数のパケット46a〜46nのそれぞれに対し、論理系列フィールド42と表5から求められる当該通信装置が持つ乗場伝送路の論理系列番号すべてとを比較し、一致しない場合はパケットを破棄し、一致する場合は、パケットの論理系列番号と論理階床番号から表5を検索し、そのパケットの宛先となる乗場伝送路番号および乗場制御器番号を求め、パケットのデータフィールドとともに乗場伝送路インターフェースに出力する。
【0047】
受信したフレームの出力先インターフェースが乗場伝送路である場合に、受信したデータに施す前記2通りの処理方法には、表5に示す乗場釦系列変換表を検索して論理系列番号および論理階床番号から乗場伝送路番号および乗場制御器番号を求めるという処理が含まれるが、この検索対象とする表として表6に示す乗場系列変換表とすることが可能である。表6の構成について以下に説明する。即ち、システム内に存在する各乗場伝送路ごとに、乗場伝送路に接続された乗場制御器の任意の連続する番号の集合と、その集合内に属する番号の乗場制御器に対応づける論理系列番号と、乗場制御器番号の集合中の最小の番号を持つ乗場制御器に対応づける階床番号を1つのエントリとして構成される。各乗場伝送路は前記エントリを1つ以上持つ。乗場制御器の連続する番号で構成される集合は、各乗場伝送路に属する乗場制御器がただ1つの集合に含まれ、かつ、必ずいずれかの集合に含まれるように構成される。
【0048】
1つの乗場伝送路に対して論理系列を複数混在させるシステムを実現する場合、乗場伝送路番号と乗場制御器番号と論理系列番号と論理階床番号とを対応づける必要があり、表5の方法では、システムに存在する乗場制御器数だけのエントリを用意しなければならず、管理表格納部21に必要な領域が多く必要となる。一方、乗場釦系列変換表を表6の形式で保持する場合、連続した乗場制御器番号に対応する乗場制御器が同じ論理系列に属するように設定したい場合は、前記の対応づけ情報と同じ情報を1つのエントリに縮約して保持することができ、管理表格納領域を削減できる。特に、エレベーターシステムでは、2種類以上の乗場釦(例えば、一般の呼び出し釦と身体障害者用の呼び出し釦)を全階床の乗場に設置したいという要求があるが、この場合、n階床の乗場を持つエレベーターであるとすると、各乗場に(その乗場の階床番号)の乗場制御器、(その乗場の階床番号+n)の乗場制御器、(その乗場の階床番号+2×n)の乗場制御器、…というように乗場制御装置を設置し、それらを1つの乗場伝送路に接続することにより、乗場釦系列変換表は大幅に縮約でき、かつ、1つの乗場伝送路に複数の論理釦系列を混在させることが可能である。
【0049】
本実施の形態で説明した受信方法では、受信データのデータ内容コードが受信データ内容定義表に含まれるかどうかの判断処理(SA1)を、CPU20が担当しているが、ネットワークインターフェース22がデータ内容コード定義表に応じてフィルタリングすることも可能である。例えば、ネットワークインターフェース22としてフレームの宛先として指定されたマルチキャストアドレスと事前に登録されたアドレスを比較してフレームをフィルタリングする機能を持ったイーサネットコントローラを使用できる場合、データ内容コードとマルチキャストアドレスを対応づけ、イーサネットコントローラによって直接フィルタリングすることが可能である。この場合、CPU20はフレームのフィルタリング処理から解放されるため、CPU20に求められる処理能力を低く抑えることができる。
【0050】
次に、通信装置2が、乗場伝送路インターフェース24、各台制御器インターフェース25、群管理制御器インターフェース26、伝送路拡張用インターフェース27からデータを受信し、そのデータを他の通信装置へ伝送するためにネットワーク1にフレームを送信する時の動作について以下に説明する。
【0051】
通信装置2が各インターフェースから受信したデータは、CPU20に受け渡され、CPU20が各インターフェースに対応してあらかじめ定義された処理をした後、通信装置内のネットワークインターフェースに対して出力される。この時のフレーム構成は、図4に示すように、フレームデータフィールド31と、そのデータの内容を表すデータ内容コードフィールド30とから構成される。この時データ内容コードフィールド30に指定するデータ内容コードは、以下のように決定される。
【0052】
乗場伝送路インターフェース24から受信したデータの場合、通信装置は受信したインターフェースに接続される伝送路番号とデータと共に送信される乗場制御器番号から表5、または、表6の乗場釦系列変換表を検索し、そのデータの発信元である乗場制御器の論理系列番号を求め、求まった論理系列番号に対応するデータ内容コードを表2または表7に示されるデータ内容コード表から求める。
【0053】
各台制御器インターフェースから受信したデータの場合、通信装置は表1に示される物理構成管理表をもとに、各台制御器インターフェースの先に接続された各台制御器の識別子を求め、求まった各台制御器番号に対応するデータ内容コードを表2または表7に示されるデータ内容コード表から求める。
【0054】
群管理制御器は、各台制御器や乗場制御器に対する制御データを送信するので、各データのデータ内容コードは群管理制御器がつける。したがって、通信装置は、群管理制御器インターフェースからデータを受信した場合、受信したデータを解析し、データ内容コードを得る。
【0055】
拡張伝送路インターフェースから受信したデータの場合、通信装置は表1に示される物理構成管理表をもとに、拡張伝送路番号を求め、求まった拡張伝送路番号に対応するデータ内容コードを表2または表7に示されるデータ内容コード表から求める。
【0056】
このように、乗場釦系列変換に関しては、その処理を各通信装置に分散させて制御する方法をとることにより、従来の方法では釦系列の対応づけを群管理制御器が集中してしなければならなかったのに対し、その負荷を分散させることができる。
【0057】
また、各通信装置が、他の通信装置の持つ物理構成管理表、データ内容コード表、受信データ内容定義表、出力インターフェース定義表、釦系列変換表のうち少なくとも1つを、ネットワーク経由で書き換える方法を以下に述べる。
【0058】
即ち、データ内容コードの1つとして、管理表書き換え用コマンドを用意する方法である。例えば、表2のデータ内容コード表に管理表書き換え用コマンドのエントリ「50」〜「53」を追加した表10のようなデータ内容コード表によって管理する方法である。これらのデータ内容コード追加に伴い、受信データ内容定義表(表は示さず)、表11に示す出力インターフェース定義表にデータ内容コード「50」〜「53」に対応するエントリを追加する。これらの追加をした場合、出力インターフェース定義表の処理内容番号「30」〜「33」が追加されるだけで、通信装置がネットワークからフレームを受信する際の基本的な枠組に関してはすでに説明した受信処理と同じである。出力インターフェース定義表の出力処理番号「30」〜「33」は、フレームデータフィールドに格納されている情報を管理表として解釈し、当該通信装置の管理表格納部に格納されている管理表を書き換える処理となる。
【0059】
このように、各通信装置の動作を管理表によって制御することができる仕組を持ち、その管理表を他の通信装置から書き換え可能な仕組を持つことにより、柔軟性を持ったシステム構成を構築できる。特にエレベーターシステムでは、システムを停止することなく乗場釦系列変換表を別のもの置きかえる手段を持つことは、時間帯に応じた柔軟なサービスを提供したり、ビルのリフォームなどによりサービスの種類を変更したいという要求に対応する場合などに有効な手段である。
【0060】
また、本発明に係るエレベーター制御システムのための通信装置は、乗場伝送路番号と乗場制御器番号の組で指定される乗場制御器を発信元とするデータをネットワーク1へ伝送する際に通信装置2が行う、発信元の情報を論理系列番号と階床番号に変換する処理により、1つの乗場伝送路に対して複数の論理系列番号を持つ乗場制御器を接続することができ、乗場伝送路を敷設するコストを抑えられるという効果がある。
【0061】
また、乗場伝送路番号と乗場制御器番号の組で指定される乗場制御器を発信元とするデータをネットワーク1へ伝送する際に通信装置2が行う、発信元の情報を論理系列番号と階床番号に変換する処理により、乗場釦系列変換表の構成を縮約することにより、通信装置2が必要とする管理表格納部の容量を小さく抑えることができるという効果がある。
【0062】
実施の形態2.
上述の実施の形態1の構成(図1)から、群管理制御器4、および、群管理制御器が接続されている通信装置2Aを取り除いた構成(図7)とすることもできる。上記実施の形態1の場合、群管理制御器が、システムの状態を判断して、エレベーターの配車を行うが、実施の形態2では、各台制御器のうちいずれか1つが群管理制御機能を合わせ持ち、配車制御を行う。このような制御方法をとる場合でも、管理表に従って動作をする通信装置であるため、管理表の内容を変更するだけで、実施の形態1で示した通信装置におけるの通信方法を使ってシステムを実現することができる。
【0063】
実施の形態3.
前記実施の形態1及び2で示した各通信装置の管理表の格納方法は、システム起動前にあらかじめ設定しておくという方法であったが、通信装置はネットワーク経由で管理表を変更する手段を備えるので、あらかじめ設定しておく管理表を全通信装置で同一の標準のものにしておき、システム起動時に特定の装置(例えば群管理制御器)から、システム構成に合せて作成された管理表を全通信装置に配信して全通信装置の管理表を更新した後、エレベーターの動作を開始するという方法も可能である。
【0064】
この場合、各通信装置に対してあらかじめ設定しておく管理表は、いずれの通信装置に対しても同一であり、システム構成に合わせて構成され、システム起動時に配信される管理表をシステム内の1つの装置(たとえば群管理制御器)に設定するだけでよいため、通信装置の品種を減らすことができ、通信装置そのものの生産コスト及び管理コストを削減できる。
【0065】
【発明の効果】
この発明は、個々のエレベーターの運行を制御する各台制御器と、各階に設置されるエレベーター呼び釦および到着予報灯との入出力を制御する複数の乗場制御器と、上記複数の乗場制御器が接続される複数の乗場伝送路と、個々の上記エレベーターの運行を総括して制御する群管理制御器とを備えたエレベーター制御システムで用いられ、上記各台制御器と少なくとも同数設けられて1対1に接続されるエレベーター制御システム用通信装置であって、上記通信装置は、内部動作の制御を行うCPUと、通信制御のために参照する管理表を格納する管理表格納部と、各通信装置を識別するための番号を設定する固有識別番号設定部と、上記通信装置間を接続するネットワークに接続され、上記CPUによって制御されるネットワークインターフェースと、上記CPUによって制御される、上記乗場伝送路と接続するための乗場伝送路インターフェース、または、上記各台制御器と接続するための各台制御器インターフェース、または、上記群管理制御器と接続するための群管理制御器インターフェース、または、上記乗場伝送路以外の拡張伝送路と接続するための伝送路拡張用インターフェース、のうち少なくとも1つのインターフェースとを備え、上記乗場伝送路インターフェースまたは上記各台制御器インターフェースまたは上記群管理制御器インターフェースまたは上記伝送路拡張用インターフェースから入力したデータを上記ネットワークインターフェースに送出する際に、上記入力したデータの内容に対応するデータ内容コードを上記管理表格納部が備えるデータ内容コード表から求め、上記入力したデータに上記データ内容コードを付加して作成されるフレームを上記ネットワークに送出し、上記ネットワークに送出されたフレームのうち、そのフレームに付加された上記データ内容コードが、上記管理表格納部が備える受信データ内容定義表で定義された受信データ内容コードの集合に含まれる場合のみ上記通信装置がそのフレームを受信し、上記ネットワークから受信したフレームのデータ内容コードから出力インターフェース定義表を検索し、そのフレームの出力先インターフェースと、データ処理内容を求め、求めたデータ処理内容に従って、求めたインターフェースにデータを出力する、通信装置であって、上記管理表格納部は、各上記通信装置が上記インターフェースのうちいずれを有しているかと、各上記インターフェースに付けられた識別子とを対応付けて管理する物理構成管理表と、通信データの内容と、そのデータ内容につけたコードの対応づけを管理するデータ内容コード表と、ネットワーク上を流れるフレームのうち、各通信装置が受信するフレームの受信データ内容コードの集合を定義した受信データ内容定義表と、各上記通信装置が上記ネットワークを経由して受信したデータのデータ内容コードと、そのデータ内容に応じた出力先インターフェースと、上記出力先インターフェースと受信データ内容に応じて受信データに施す処理内容を定義した、出力インターフェース定義表と、を保持する管理表格納部であって、上記データ内容コード表は、管理表書き換え用コマンドに対応するコードを有し、上記通信装置が、他の通信装置の持つ、上記物理構成管理表、上記データ内容コード表、上記受信データ内容定義表、上記出力インターフェース定義表のうち少なくとも1つを、上記ネットワーク経由で書き換える手段を備えるエレベーター制御システム用通信装置であるので、通信装置の動作を管理表で制御することができ、柔軟なシステム構成を可能にすることができる。また、通信装置間で単一のネットワークを介して容易に通信を行うことができ、通信装置の動作をネットワークを介して変更できるので、柔軟なシステム構成を可能にする。さらに、他の通信装置の管理表をネットワーク経由で書き換える手段を持つので、システムを停止することなく管理表の変更が可能になるため、時間帯に応じた柔軟なサービスを提供したり、ビルのリフォームなどによりサービスの種類を変更したいという要求に対応する場合などに特に有効である。
【0067】
また、通信装置に接続される乗場伝送路それぞれは、システム内で重複なくつけられた乗場伝送路番号を持ち、乗場制御器は、同一乗場伝送路に接続される乗場制御機器間で重複することなくつけられた乗場制御器番号を持ち、通信装置それぞれは、各乗場伝送路番号と乗場制御器番号とで識別される各乗場制御器と、論理系列番号と階床番号とから構成される乗場制御器の論理番号の対応づけを管理する乗場釦系列変換表を管理表格納部に持ち、各通信装置が乗場伝送路インターフェースから入力した乗場制御器からの情報の発信元を、釦系列変換表により変換してからネットワークインターフェースに出力し、各通信装置が、ネットワークインターフェースから入力したフレームが、乗場伝送路に出力するデータである場合に、乗場伝送路に出力するデータの宛先となる乗場制御器の論理番号を、乗場釦系列変換表により乗場伝送路番号と乗場制御器番号に変換してから、その番号に対応する乗場伝送路に出力するので、乗場伝送路番号と乗場制御器番号の組で指定される乗場制御器を発信元とするデータをネットワークへ伝送する際に通信装置が行う、発信元の情報を論理系列番号と階床番号に変換する処理において、1つの乗場伝送路に対して複数の論理系列番号を持つ乗場制御器を接続することができ、乗場伝送路を敷設するコストを抑えられるという効果がある。
【0068】
また、乗場釦系列変換表は、乗場伝送路ごとに、乗場伝送路に接続された乗場制御器の任意の連続する番号の集合と、乗場制御器番号の集合中の最小の番号の乗場制御器に対応づける階床番号と、乗場制御器番号の範囲中に属する番号の乗場釦制御器に対応づける論理系列番号と、を組とし、この組を1つ以上持ち、各組の乗場制御器番号の集合に含まれる番号に対応する乗場制御器の集合の和集合が、該乗場伝送路に接続されるすべての乗場制御器番号を含み、かつ、それらの集合のうち、任意の2つの集合間に重複する乗場制御器番号がないように組を構成するので、乗場伝送路番号と乗場制御器番号の組で指定される乗場制御器を発信元とするデータをネットワーク1へ伝送する際に通信装置2が行う、発信元の情報を論理系列番号と階床番号に変換する処理において、乗場釦系列変換表の構成を縮約することにより、通信装置2が必要とする管理表格納部の容量を小さく抑えることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る実施の形態1による通信装置を用いたエレベーター制御システムの全体構成を示したブロック図である。
【図2】 本発明に係る通信装置の構成を示したブロック図である。
【図3】 本発明に係る通信装置が、ネットワーク1からデータ受信する際の処理手順を示した図である。
【図4】 本発明に係るネットワーク1を流れるフレームの構成を示した図である。
【図5】 本発明に係るネットワーク1を流れるフレームの内部構成の1例を示した図である。
【図6】 本発明に係るネットワーク1を流れるフレームの内部構成の1例を示した図である。
【図7】 本発明に係る実施の形態2による通信装置を用いたエレベーター制御システムの全体構成を示したブロック図である。
【図8】 本発明に係わる管理表格納部に格納された物理構成管理表(表1)の1例を示した図である。
【図9】 本発明に係わる管理表格納部に格納されたデータ内容コード表(表2)の1例を示した図である。
【図10】 本発明に係わる管理表格納部に格納された受信データ内容定義表(表3)の1例を示した図である。
【図11】 本発明に係わる管理表格納部に格納された出力インターフェース定義表(表4)の1例を示した図である。
【図12】 本発明に係わる管理表格納部に格納された乗場釦系列変換表(表5)の1例を示した図である。
【図13】 本発明に係わる管理表格納部に格納された乗場釦系列変換表2(表6)の1例を示した図である。
【図14】 本発明に係わる管理表格納部に格納されたデータ内容コード表(表7)の1例を示した図である。
【図15】 本発明に係わる管理表格納部に格納された受信データ内容定義表(表8)の1例を示した図である。
【図16】 本発明に係わる管理表格納部に格納された出力インターフェース定義表(表9)の1例を示した図である。
【図17】 本発明に係わる管理表格納部に格納されたデータ内容コード表(表10)の1例を示した図である。
【図18】 本発明に係わる管理表格納部に格納された出力インターフェース定義表(表11)の1例を示した図である。
【図19】 従来のエレベーター制御システムのための通信装置を示したブロック図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク、2,2A〜2N 通信装置、3B〜3N 各台制御器、4群管理制御器、5A〜5K,6A〜6K 乗場制御器、7a〜7k,8a〜8k 乗場釦、9a〜9k,11a〜11k かご位置表示器、12B〜12N 乗場伝送路、20 CPU、21 管理表格納部、22 ネットワークインターフェース、23 固有識別番号設定部、24 乗場伝送路インターフェース、25 各台制御器インターフェース、26 群管理制御器インターフェース、27拡張伝送路インターフェース、30 データ内容コードフィールド、31 フレームデータフィールド、32a〜32n,46a〜46n パケット、33a〜33n,43a〜43n 論理階床フィールド、34a〜34n,44a〜44n データフィールド、35,45 パケット数フィールド。
Claims (3)
- 個々のエレベーターの運行を制御する各台制御器と、各階に設置されるエレベーター呼び釦および到着予報灯との入出力を制御する複数の乗場制御器と、上記複数の乗場制御器が接続される複数の乗場伝送路と、個々の上記エレベーターの運行を総括して制御する群管理制御器とを備えたエレベーター制御システムで用いられ、上記各台制御器と少なくとも同数設けられて1対1に接続されるエレベーター制御システム用通信装置であって、
上記通信装置は、
内部動作の制御を行うCPUと、
通信制御のために参照する管理表を格納する管理表格納部と、
各通信装置を識別するための番号を設定する固有識別番号設定部と、
上記通信装置間を接続するネットワークに接続され、上記CPUによって制御されるネットワークインターフェースと、
上記CPUによって制御される、上記乗場伝送路と接続するための乗場伝送路インターフェース、または、上記各台制御器と接続するための各台制御器インターフェース、または、上記群管理制御器と接続するための群管理制御器インターフェース、または、上記乗場伝送路以外の拡張伝送路と接続するための伝送路拡張用インターフェース、のうち少なくとも1つのインターフェースと
を備え、
上記乗場伝送路インターフェースまたは上記各台制御器インターフェースまたは上記群管理制御器インターフェースまたは上記伝送路拡張用インターフェースから入力したデータを上記ネットワークインターフェースに送出する際に、
上記入力したデータの内容に対応するデータ内容コードを上記管理表格納部が備えるデータ内容コード表から求め、
上記入力したデータに上記データ内容コードを付加して作成されるフレームを上記ネットワークに送出し、
上記ネットワークに送出されたフレームのうち、そのフレームに付加された上記データ内容コードが、上記管理表格納部が備える受信データ内容定義表で定義された受信データ内容コードの集合に含まれる場合のみ上記通信装置がそのフレームを受信し、上記ネットワークから受信したフレームのデータ内容コードから出力インターフェース定義表を検索し、
そのフレームの出力先インターフェースと、データ処理内容を求め、
求めたデータ処理内容に従って、求めたインターフェースにデータを出力する、
通信装置であって、
上記管理表格納部は、
各上記通信装置が上記インターフェースのうちいずれを有しているかと、各上記インターフェースに付けられた識別子とを対応付けて管理する物理構成管理表と、
通信データの内容と、そのデータ内容につけたコードの対応づけを管理するデータ内容コード表と、
ネットワーク上を流れるフレームのうち、各通信装置が受信するフレームの受信データ内容コードの集合を定義した受信データ内容定義表と、
各上記通信装置が上記ネットワークを経由して受信したデータのデータ内容コードと、そのデータ内容に応じた出力先インターフェースと、上記出力先インターフェースと受信データ内容に応じて受信データに施す処理内容を定義した、出力インターフェース定義表と、
を保持する管理表格納部であって、
上記データ内容コード表は、管理表書き換え用コマンドに対応するコードを有し、
上記通信装置が、他の通信装置の持つ、上記物理構成管理表、上記データ内容コード表、上記受信データ内容定義表、上記出力インターフェース定義表のうち少なくとも1つを、上記ネットワーク経由で書き換える手段を備える
ことを特徴とするエレベーター制御システム用通信装置。 - 上記通信装置に接続される乗場伝送路それぞれは、システム内で重複なくつけられた乗場伝送路番号を持ち、
上記乗場制御器は、同一乗場伝送路に接続される乗場制御機器間で重複することなくつけられた乗場制御器番号を持ち、
上記通信装置それぞれは、各上記乗場伝送路番号と上記乗場制御器番号とで識別される各乗場制御器と、論理系列番号と階床番号とから構成される乗場制御器の論理番号の対応づけを管理する乗場釦系列変換表を上記管理表格納部に持ち、
各上記通信装置が上記乗場伝送路インターフェースから入力した乗場制御器からの情報の発信元を、乗場釦系列変換表により変換してからネットワークインターフェースに出力し、
各上記通信装置が、上記ネットワークインターフェースから入力したフレームが、乗場伝送路に出力するデータである場合に、乗場伝送路に出力するデータの宛先となる乗場制御器の論理番号を、乗場釦系列変換表により乗場伝送路番号と乗場制御器番号に変換してから、その番号に対応する乗場伝送路に出力する、
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベーター制御システム用通信装置。 - 上記乗場釦系列変換表は、乗場伝送路ごとに、乗場伝送路に接続された乗場制御器の任意の連続する番号の集合と、上記乗場制御器番号の集合中の最小の番号の乗場制御器に対応づける階床番号と、上記乗場制御器番号の範囲中に属する番号の乗場釦制御器に対応づける論理系列番号と、を組とし、この組を1つ以上持ち、各組の乗場制御器番号の集合に含まれる番号に対応する乗場制御器の集合の和集合が、該乗場伝送路に接続されるすべての乗場制御器番号を含み、かつ、それらの集合のうち、任意の2つの集合間に重複する乗場制御器番号がないように組を構成する、
ことを特徴とする請求項2に記載のエレベーター制御システム用通信装置。
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