JP2001206652A - エレベータの情報通信システム - Google Patents

エレベータの情報通信システム

Info

Publication number
JP2001206652A
JP2001206652A JP2000020388A JP2000020388A JP2001206652A JP 2001206652 A JP2001206652 A JP 2001206652A JP 2000020388 A JP2000020388 A JP 2000020388A JP 2000020388 A JP2000020388 A JP 2000020388A JP 2001206652 A JP2001206652 A JP 2001206652A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
notification
data
elevator
information
communication system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000020388A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihito Mori
聡人 森
Hideyo Ujihara
英世 氏原
Hiroaki Hamachi
浩秋 濱地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2000020388A priority Critical patent/JP2001206652A/ja
Priority to US09/624,621 priority patent/US6427808B1/en
Priority to CNB001224638A priority patent/CN1214967C/zh
Priority to CNA2005100068946A priority patent/CN1651327A/zh
Publication of JP2001206652A publication Critical patent/JP2001206652A/ja
Priority to US10/180,022 priority patent/US6561319B2/en
Priority to US10/180,023 priority patent/US6488127B2/en
Priority to US10/180,074 priority patent/US6497306B2/en
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B3/00Applications of devices for indicating or signalling operating conditions of elevators

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シンプルな構成で通信ケーブルを削減し、安
価で効率よく通信できるエレベータの情報通信システム
を得る。 【解決手段】 エレベータのシステム内に設けられた報
知装置3と、この報知装置への報知データを作成して入
力するための情報入力装置1と、報知装置へ接続されて
報知指令を出力すると共に、報知装置に接続されて情報
入力装置から報知装置に入力される報知データを中継す
る中継手段20を含むエレベータ制御装置2と、を備え
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの乗場
やかご内に情報を報知するするためのエレベータの情報
通信システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、エレベータの情報通信システ
ムでは2種類のデータが通信される。一つはメッセージ
などの報知データを変更する場合に通信される情報系デ
ータと、もう一つはエレベータの状態に応じた報知デー
タを選択し、タイミング良く報知するための報知指令を
通信する制御系データである。情報系データはメッセー
ジデータなどが含まれているのでデータ量が多く、変更
されるまでに要する時間は比較的長くても良い。制御系
データは予め定められたコードデータなどで構成され、
データ量が少なく時間的な遅れはあまり許されない。
【0003】このため従来のエレベータの情報通信シス
テムは、データの性質の違いに対応して乗場やかごまで
制御系データ通信用ケーブルと情報系データ通信用ケー
ブルの2種類のケーブルを設け各々別々に通信してい
た。
【0004】従来の一般的なエレベータの情報通信シス
テムを図40、41を用いて説明する。図40はエレベ
ータの情報通信システムの全体構成を示すブロック図、
図41の(a)と(b)は従来のエレベータの情報通信シス
テムの制御系ケーブル6と情報系ケーブル5の通信路デ
ータのタイムチャート図を示す。ここで、情報入力装置
1はノートパソコン等で構成しており、キーボードなど
により入力できる(例えば保守員が情報系ケーブル5に
パソコンを接続して報知データの書換え等を行う)。
【0005】図40において、情報入力装置1で入力し
た報知データ200は情報系ケーブル5を介して報知装
置3−1〜3−n(エレベータのかごや乗場に設置)に入
力され、記憶手段31−1〜31−nにより記憶され
る。図41において、報知データ200は報知装置3−
1〜3−nを選択するセレクタ210、メッセージ書換
えや時刻修正などのコマンド220とデータ230で構
成され、メッセージ書換えの場合のデータ230はメッ
セージ番号231とテキスト長232とテキストデータ
233で構成される。なお、通信方式は一般的に調歩同
期方式のシリアル通信を用いており、通信データの合理
性チェック用BCCデータなどを付加するが図41では
省略している。
【0006】また報知指令に関し、例えばメッセージ番
号3が満員報知とすると(メッセージ番号231に対応
しその具体例)、エレベータ制御装置2が満員を検出し
て、セレクタ101をかごの報知装置3−1、コマンド
102をメッセージ表示、データ103をメッセージ番
号3にした報知指令100を出力する。この報知指令1
00は、制御系ケーブル6を介して報知装置3−1〜3
−nに入力され、かごの報知装置3−1はセレクタ10
1が自分であるので表示手段32−1によりメッセージ
番号3のメッセージを表示する。一方、乗場の報知装置
3−2〜3−nにも報知指令100が入力されるが、セ
レクタ101が合致しないので無視して何もしない。
【0007】ここで、情報入力装置1と各報知装置3−
1〜3−nを1:1に接続する場合はセレクタ210が
不要であり、報知装置3−1〜3−nは正常に受信した
か否かの返答を返し、正常に受信しなかった報知装置3
−1〜3−nには情報入力装置1から再出力するのが一
般的である。しかし、図40の構成では各報知装置3−
1〜3−nから返答すると、返答が衝突するので、情報
入力装置1では返答が識別できない。
【0008】返答の衝突に対しては、報知装置3−1〜
3−nの返答タイミングを1台ずつずらしたり、情報入
力装置1から報知装置3−1〜3−nを1台ずつ選択し
て確認する方法が考えられるが、設定に手間がかかると
ともに通信時間も長くなる欠点がある。このため、報知
装置3−1〜3−nからの返答をなくし、情報入力装置
1から2回繰り返して出力することにより信頼性を確保
している。
【0009】次に、エレベータ昇降路のシリアル伝送ケ
ーブルを削減するシステムの事例を紹介する。特開平6
−87580号公報に記載のように、パケット伝送制御
装置を設置し、情報入力装置からの報知データをパケッ
ト伝送制御装置に蓄積し、エレベータの運転が閑散なと
きにパケット伝送制御装置から報知装置に伝送するもの
がある。また、特公第2700404号公報に記載のよ
うに、固定の1周期に伝送するデータを2系列とし、第
1系列には固定情報を第2系列には複数の固定長ブロッ
クに分割した任意情報のブロックを伝送するものがあ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来のエ
レベータの情報通信システムでは、画像、文字、音声等
のデータ量の大きい報知データを伝送する情報系ケーブ
ルとデータ量の小さい報知指令を伝送する制御系ケーブ
ルの2つのケーブルを昇降路内に布設する必要があるの
で非常に高価となる欠点があった。また、情報入力装置
から各報知装置に報知データを出力するのに、伝送エラ
ーが非常に低いにもかかわらず2回繰り返して出力する
無駄があった。
【0011】次に、特開平6−87580号公報に記載
の方式は、パケット伝送制御装置を追加設置する必要が
あるので高価となり、情報入力装置から出力した報知デ
ータが各報知装置に入力されるまでに多大な時間を要す
る欠点があった。特公第2700404号公報の方式
は、報知指令と報知データが固定長で伝送されるので報
知指令の出力が不要の場合を含めて報知データを効率よ
く伝送できない欠点があった。
【0012】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたもので、パケット伝送制御装置などの専用
装置を設けることなく、シンプルな構成で通信ケーブル
の本数を削減し、安価で効率よく通信できるエレベータ
の情報通信システムを得ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的に鑑み、この
発明の第1の発明は、エレベータのシステム内に設けら
れた報知装置と、この報知装置への報知データを作成し
て入力するための情報入力装置と、前記報知装置へ接続
されて報知指令を出力すると共に、前記情報入力装置に
接続されて前記情報入力装置から報知装置に入力される
報知データを中継する中継手段を含むエレベータ制御装
置と、を備えたことを特徴とするエレベータの情報通信
システムにある。
【0014】またこの発明の第2の発明は、報知装置で
エレベータ制御装置からの報知指令と情報入力装置から
の報知データを識別するために、エレベータ制御装置が
データに無伝送時間および識別データを付加して出力す
る切換手段を含むことを特徴とする請求項1に記載のエ
レベータの情報通信システムにある。
【0015】またこの発明の第3の発明は、エレベータ
制御装置が、情報入力装置からの報知データを出力中に
報知指令が発生すると報知データの出力を中断して報知
指令を出力させる指令手段を含むことを特徴とする請求
項1または2に記載のエレベータの情報通信システムに
ある。
【0016】またこの発明の第4の発明は、エレベータ
制御装置が報知データをパケット化して出力し、報知装
置が中断された報知データを元の報知データに戻す復帰
手段を含むことを特徴とする請求項1ないし3のいずれ
かに記載のエレベータの情報通信システムにある。
【0017】またこの発明の第5の発明は、報知装置が
入力した報知データが異常の場合に再送要求を発生する
返答手段を含み、情報入力装置が再送要求に従って報知
データを再送する再送手段を含むことを特徴とする請求
項1ないし4のいずれかに記載のエレベータの情報通信
システムにある。
【0018】またこの発明の第6の発明は、情報入力装
置が電源OFFおよび故障している報知装置を確認する
ためのスキャン手段を含み、報知装置が前記確認に対し
て確認応答をする応答手段を含むことを特徴とする請求
項1ないし5のいずれかに記載のエレベータの情報通信
システムにある。
【0019】またこの発明の第7の発明は、情報入力装
置が、前記スキャン手段で追加された報知装置を検出
し、さらに未出力の報知データを出力して追加した報知
装置に必要な報知データを設定する再出力手段を含むこ
とを特徴とする請求項6に記載のエレベータの情報通信
システムにある。
【0020】またこの発明の第8の発明は、エレベータ
のシステム内に設けられた報知装置と、この報知装置へ
接続されて報知指令を出力するエレベータ制御装置と、
前記報知装置へ接続されてこれのための報知データを作
成して入力する情報入力装置とを備えたエレベータの情
報通信システムにおいて、前記報知装置が、入力した報
知データが異常の場合に再送要求を発生する返答手段を
含み、前記情報入力装置が再送要求に従って報知データ
を再送する再送手段を含むことを特徴とするエレベータ
の情報通信システムにある。
【0021】またこの発明の第9の発明は、情報入力装
置が電源OFFおよび故障している報知装置を確認する
ためのスキャン手段を含み、報知装置が前記確認に対し
て確認応答をする応答手段を含むことを特徴とする請求
項8に記載のエレベータの情報通信システムにある。
【0022】またこの発明の第10の発明は、情報入力
装置が、前記スキャン手段で追加された報知装置を検出
し、さらに未出力の報知データを出力して追加した報知
装置に必要な報知データを設定する再出力手段を含むこ
とを特徴とする請求項9に記載のエレベータの情報通信
システムにある。
【0023】
【発明の実施の形態】実施の形態1.この発明の実施の
形態1を図1〜6により説明する。図1はエレベータの
情報通信システムの全体構成を示すブロック図、図2は
同システムのハードウェア構成を示すブロック図、図3
は通信路データのタイムチャート図である。また図4、
図5、図6はそれぞれエレベータ制御装置2の中継手段
20、切換手段21、および報知装置3−1〜3−nの
識別手段30−1〜30−nでの動作を示すフローチャ
ート図である。
【0024】なお、本実施の形態1においては、MSB
(最上位ビット)を報知指令100と報知データ200の
識別子とした7ビット符号系を用いており、報知指令1
00の場合はMSB=1、報知データ200の場合はM
SB=0としている。また、従来のものと同一もしくは
相当部分は同一符号で示す。
【0025】図2で、CPU10−0〜10−nは中央
演算処理装置、ROM11−0〜11−nはプログラム
等を格納する読み出し専用のメモリ、RAM12−0〜
12−nは演算結果等を一時的に格納する読み書き可能
なメモリ、入出力I/F 13−01〜13−n2は電
圧レベル変換・アナログ/デジタル変換・シリアル/パ
ラレル変換等を行う入出力インターフェース、バス14
−0〜14−nはコントロールバス・アドレスバス・デ
ータバス等のバス(信号線)群、ディスプレイ15−1〜
15−nは情報を表示するための表示器を示す。
【0026】次に報知指令を伝送する場合の動作につい
て説明する。エレベータ制御装置2が満員(かごへの報
知条件で、メッセージ番号は3とする)を検出すると、
図1で「セレクタ101=かご、コマンド102=メッ
セージ表示、データ103=3」(図34参照)の報知指
令100が切換手段21に渡される。図5のS10で報
知条件成立でY(Yes)となり、S14で報知指令10
0が出力される。この報知指令100は図2の入出力I
/F13−02→情報・制御系ケーブル4→入出力I/
F13−12〜13−n2を介して報知装置3−1〜3
−nに入力され、図1の識別手段30−1〜30−nに
入力される。
【0027】かごの報知装置3−1の識別手段30−1
において、図6のS21とS22でそれぞれ受信データ
の先頭セレクタが自分のもので、2バイト目以降のMS
Bが1なのでYであるので、S23で2バイト目以降の
「コマンド102=メッセージ表示、データ103=
3」を報知指令として入力する。この報知指令は図1の
表示手段32−1に渡されて、ディスプレイ15−1
(図2参照)に「満員です」を表示する。なお、乗場の報
知装置3−2〜3−nも同じ報知指令100を受信する
が、図6のS21でセレクタが自分のでないのでN(N
o)であるので何もしないで無視する。
【0028】次に報知データを伝送する場合の動作につ
て説明する。かごの報知装置3−1のメッセージ番号3
を「後からお乗りの方は降りて下さい」に変更する場合
の例を説明する。図1で、情報入力装置1に入力した
「セレクタ210=かご、コマンド220=メッセージ
書換、番号231=3、テキスト長232=15文字、
テキストデータ233=後からお乗りの方は降りて下さ
い」(図34参照)の報知データ200はエレベータ制御
装置2の中継手段20に渡される。
【0029】中継手段20において、図4のS1で受信
データを受信バッファ(特に図示せず)に記憶し、S2で
テキスト長等により全データ受信完了をチェックする。
全データ受信完了するとS3で記憶データの有無をチェ
ックし、記憶データが無ければS4で受信バッファのデ
ータを記憶データとしてメモリ(特に図示せず)に記憶
し、S5で受信バッファをクリアする。
【0030】切換手段21において、図5のS10で報
知条件成立がN、S11で記憶データが有りでYである
ので、S12で記憶データを順次出力し、出力完了する
とS13で記憶データをクリアする。図2では、この記
憶データ(=報知データ)出力は入出力I/F13−02
→情報・制御系ケーブル4→入出力I/F13−12〜
13−n2を介して報知装置3−1〜3−nに入力され
る。前記の報知指令100と同様にして、かごの報知装
置3−1は図6のS21がY、S22がNとなり、S2
4で報知データとして入力する。
【0031】図3はこれらの報知指令100と報知デー
タ200が混在して情報・制御系ケーブル4上を流れる
様子を示す。エレベータ制御装置2で情報入力装置1か
らの報知データを全て記憶後に報知指令の条件成立がな
ければ、報知データの出力を実施し、報知データの出力
中に報知指令が発生した場合には、報知指令は報知デー
タの出力終了後、速やかに出力される。
【0032】このように本実施の形態に係るエレベータ
の情報通信システムでは、情報入力装置から報知装置に
伝送する報知データを、エレベータ制御装置に設けた中
継手段で中継することにより、情報入力装置と報知装置
を接続する専用の情報系ケーブルを不要にすることがで
きる。
【0033】実施の形態2.この発明の実施の形態2を
図1、2、4、7、8により説明する。図7はエレベー
タ制御装置2の切換手段21における動作を示すフロー
チャートである。図8は報知装置3−1〜3−nの識別
手段30−1〜30−nにおける動作を示すフローチャ
ートである。
【0034】エレベータ制御装置2が満員(かごへの報
知条件で、メッセージ番号は3とする)を検出すると、
図1で「セレクタ101=かご、コマンド102=メッ
セージ表示、データ103=3」の報知指令が切換手段
21に渡される。切換手段21において、図7のS10
で報知条件成立がYとなり、S17で所定時間無伝送と
し、S18で識別子1を出力し、S14で報知指令10
0が出力される。
【0035】この報知指令100は図2の入出力I/F
13−02→情報・制御系ケーブル4→入出力I/F1
3−12〜13−n2を介して報知装置3−1〜3−n
に入力され、図1の識別手段30−1〜30−nに入力
される。
【0036】かごの報知装置3−1の識別手段30−1
においては、図8ではS31、S32、S33でそれぞ
れ、無伝送時間が所定時間以上、2バイト目のセレクタ
が自分のもの、1バイト目が識別子1でYであるので、
S36で3バイト目以降の「コマンド102=メッセー
ジ表示、データ103=3」を報知指令として入力す
る。この報知指令は図1の表示手段32−1に渡され
て、ディスプレイ15−1(図2参照)に「満員です」を
表示する。なお、乗場の報知装置3−2〜3−nも同じ
報知指令100を受信するが、図8のS32でセレクタ
が自分のでないのでNであるので何もしないで無視す
る。
【0037】次に、かごの報知装置3−1のメッセージ
番号3を「後からお乗りの方は降りて下さい」に変更す
る場合の例を説明する。図1で、情報入力装置1に入力
した「セレクタ210=かご、コマンド220=メッセ
ージ書換、番号231=3、テキスト長232=15文
字、テキストデータ233=後からお乗りの方は降りて
下さい」(図34参照)の報知データ200はエレベータ
制御装置2の中継手段20に渡される。
【0038】中継手段20において、図4のS1で受信
データを受信バッファに記憶し、S2でテキスト長等に
より全データ受信完了をチェックする。全データ受信完
了するとS3で記憶データの有無をチェックし、記憶デ
ータが無ければS4で受信バッファのデータを記憶デー
タとしてメモリに記憶し、S5で受信バッファ1をクリ
アする。
【0039】切換手段21において、図7でS10で報
知条件成立がN、S11が記憶データがありYであるの
でS15で所定時間無伝送とし、S16で識別子2を出
力し、S12で記憶データを順次出力し、出力完了する
とS13で記憶データをクリアする。図2で、この記憶
データ(=報知データ)出力は入出力I/F13−02→
情報・制御系ケーブル4→入出力I/F13−12〜1
3−n2を介して報知装置3−1〜3−nに入力され
る。前記の報知指令100と同様にして、かごの報知装
置3−1は図8のS31、S32がY、S33がN、S
34がYとなり、S35で報知データとして入力する。
【0040】このように本実施の形態に係るエレベータ
の情報通信システムでは、エレベータ制御装置から報知
装置に伝送する報知指令と報知データを切換えるため
に、無伝送時間と識別データを付加したので、報知装置
で容易に両者を識別できる。
【0041】実施の形態3.この発明の実施の形態3を
図2、4、6、9〜12により説明する。図9はエレベ
ータの情報通信システムの全体構成を示すブロック図、
図10は通信路データのタイムチャート図、図11およ
び図12はエレベータ制御装置2の指令手段22および
切換手段21での動作を示すフローチャートである。な
お、本実施の形態3においては、MSB(最上位ビット)
を報知指令100と報知データ200の識別子とした7
ビット符号系を用いており、報知指令100の場合はM
SB=1、報知データ200の場合はMSB=0として
いる。
【0042】エレベータ制御装置2が満員(かごへの報
知条件で、メッセージ番号は3とする)を検出すると、
図9で「セレクタ101=かご、コマンド102=メッ
セージ表示、データ103=3」(図34参照)の報知指
令100が指令手段22に渡される。報知指令100が
指令手段22に渡されると割込みをかけ、図11のS4
1で現在の演算状態をスタックに退避し、S42で報知
指令を出力し、S43でスタックから元の演算状態を復
帰させる。
【0043】これにより切換手段21では、図12のS
10で報知データ200を出力中に報知条件が成立する
と、S10aで報知データ200の出力を中断し、S1
4で図11の指令手段22を割込処理してから続きの報
知データ200を出力する。
【0044】ここでは、報知条件成立により割込みをか
ける方式で説明したが、指令手段22のタスクを切換手
段21のタスクより優先させるマルチタスクで構成して
もよい。
【0045】報知指令100は図2の入出力I/F13
−02→情報・制御系ケーブル4→入出力I/F13−
12〜13−n2を介して報知装置3−1〜3−nに入
力され、図9の識別手段30−1〜30−nに入力され
る。
【0046】かごの報知装置3−1の識別手段30−1
においては、図6でS21とS22がYであるので、S
23で2バイト目以降の「コマンド102=メッセージ
表示、番号103=3」を報知指令として入力する。こ
の報知指令は図9の表示手段32−1に渡されて、ディ
スプレイ15−1に「満員です」を表示する。なお、乗
場の報知装置3−2〜3−nも同じ報知指令100を受
信するが、図6のS21がNであるので何もしないで無
視する。
【0047】次に、かごの報知装置3−1のメッセージ
番号3を「後からお乗りの方は降りて下さい」に変更す
る場合の例を説明する。図9で、情報入力装置1に入力
した「セレクタ210=かご、コマンド220=メッセ
ージ書換、番号231=3、テキスト長232=15文
字、テキストデータ233=後からお乗りの方は降りて
下さい」(図34参照)の報知データ200はエレベータ
制御装置2の中継手段20に渡される。
【0048】中継手段20では、図4のS1で受信デー
タを受信バッファに記憶し、S2でテキスト長等により
全データ受信完了をチェックする。全データ受信を完了
するとS3で記憶データの有無をチェックし、記憶デー
タが無ければS4で受信バッファのデータをメモリに記
憶し、S5で受信バッファをクリアする。
【0049】切換手段21では、図12のS10で報知
条件が成立しない間は、S11でYであるのでS12で
記憶データを順次出力し、出力完了するとS13で記憶
データをクリアする。図2で、この記憶データ(=報知
データ)出力は入出力I/F13−02→情報・制御系
ケーブル4→入出力I/F13−12〜13−n2を介
して報知装置3−1〜3−nに入力される。前記の報知
指令100と同様にして、図6のS21がY、S22が
Nとなり、S24で報知データとして入力される。
【0050】図10は、これらの報知指令100と報知
データ200が混在して情報・制御系ケーブル4上を流
れる様子を示す。実施の形態1の図3では、エレベータ
制御装置2で、情報入力装置1からの報知データを全て
記憶後に、報知指令の条件成立がなければ、報知データ
の出力を実施し、一度報知データを出力し始めると終わ
るまで、報知指令があっても報知指令は一時待機してい
たが、この実施の形態では図10に示すように、報知指
令100を割り込みさせて出力させる。
【0051】このように本実施の形態に係るエレベータ
の情報通信システムでは、エレベータ制御装置から報知
データを出力中に報知指令が有になると、指令手段によ
り報知データの出力を中断して報知指令を出力するの
で、報知指令の出力遅れを防止できる。
【0052】実施の形態4.この発明の実施の形態4を
図2、13〜18により説明する。図13はエレベータ
の情報通信システムの全体構成を示すブロック図、図1
4は通信路データのタイムチャート図である。なお、図
14では報知データ200が3パケットに分割される場
合の例とする。図15、図16、図17、図18はそれ
ぞれ、エレベータ制御装置2の中継手段20、切換手段
21、報知装置3−1〜3−nの識別手段30−1〜3
0−nおよび復帰手段33−1〜33−nでの動作を示
すフローチャートである。
【0053】エレベータ制御装置2が満員(かごへの報
知条件で、メッセージ番号は3とする)を検出すると、
図13で「セレクタ101=かご、コマンド102=メ
ッセージ表示、データ103=3」の報知指令100が
切換手段21に渡される。図16のS10がYとなり、
S14で報知指令100が出力される。この報知指令1
00は図2の入出力I/F13−02→情報・制御系ケ
ーブル4→入出力I/F13−12〜13−n2を介し
て報知装置3−1〜3−nに入力され、図13の識別手
段30−1〜30−nに入力される。
【0054】報知装置3−1の識別手段30−1におい
て、図17でS20では受信データの先頭がパケットヘ
ッダではなくN、S21で受信データのセレクタが自分
のものなのでYとなるので、S23で2バイト目以降の
「コマンド102=メッセージ表示、データ103=
3」を報知指令として入力する。この報知指令は図13
の表示手段32−1に渡されて、ディスプレイ15−1
に「満員です」を表示する。なお、乗場の報知装置3−
2〜3−nも同じ報知指令100を受信するが、図17
のS21がNであるので何もしないで無視する。
【0055】次に、かごの報知装置3−1のメッセージ
番号3を「後からお乗りの方は降りて下さい」に変更す
る場合の例を説明する。図13で、情報入力装置1に入
力した「セレクタ210=かご、コマンド220=メッ
セージ書換、番号231=3、テキスト長232=15
文字、テキストデータ233=後からお乗りの方は降り
て下さい」の報知データ200はエレベータ制御装置2
の中継手段20に渡される。
【0056】中継手段20では、図15のS1で受信デ
ータを受信バッファ(特に図示せず)に記憶し、S2でテ
キスト長等により全データ受信完了をチェックする。全
データ受信完了するとS6で記憶パケットデータの有無
をチェックし、記憶パケットデータが無ければS7で受
信バッファのデータをパケットに分割し、各パケットに
パケットヘッダを付けて記憶パケットデータとしてメモ
リ(特に図示せず)に記憶し、S5で受信バッファをクリ
アする。
【0057】切換手段21では、図16でS10がN、
S26がYであるのでS27で未出力の記憶パケットデ
ータを1パケット出力し、S28がYになるまでS10
がN、S26がY、S27の処理を繰り返す。S28で
全記憶パケットデータを出力完了するとS29で記憶パ
ケットデータをクリアする。
【0058】図2で、この記憶パケットデータ出力は入
出力I/F13−02→情報・制御系ケーブル4→入出
力I/F13−12〜13−n2を介して報知装置3−
1〜3−nに入力される。前記の報知指令100と同様
にして、図17のS20がYとなり、S25でパケット
データとして入力される。図14に、これらの報知指令
100とパケットデータが混在して情報・制御系ケーブ
ル4上を流れる様子を示す。
【0059】復帰手段33−1〜33−nでは、図18
で、S51がYであるのでS52でパケットデータのデ
ータ部を受信バッファ(特に図示せず)に追加し、S53
でテキスト長等により報知データバッファリング(入力)
完了をチェックする。報知データバッファリング完了す
ると、報知装置3−1の復帰手段33−1ではS54で
YであるのでS24で報知データとして入力し、S55
で受信バッファをクリアする。
【0060】このように本実施の形態に係るエレベータ
の情報通信システムでは、エレベータ制御装置から出力
する報知データをパケット化することにより、指令手段
により報知データ出力を中断した場合でも、報知装置で
元の報知データに戻す復帰手段を容易に構成できる。
【0061】実施の形態5.この発明の実施の形態5を
図19〜23により説明する。図19はエレベータの情
報通信システムの全体構成を示すブロック図、図20お
よび図21は通信路データのタイムチャート図、図22
および図23は報知装置3−1〜3−nの返答手段34
−1〜34−n、情報入力装置1の再送手段40での動
作を示すフローチャートである。以降の実施の形態では
情報系ケーブル5と制御系ケーブル6がそれぞれ独立に
設けられいる。
【0062】全報知装置3−1〜3−nのメッセージ番
号3を「後からお乗りの方は降りて下さい」に変更する
場合の例を説明する。図19で、情報入力装置1に入力
した「セレクタ210=全、コマンド220=メッセー
ジ書換、番号231=3、テキスト長232=15文
字、テキストデータ233=後からお乗りの方は降りて
下さい」の報知データ200は報知装置3−1〜3−n
の返答手段34−1〜34−nに入力される。
【0063】返答手段34−1〜34−nでは正常に通
信された場合は、図22のS61、S63、S21が
Y、S64がN、S65がYであるからS24で報知デ
ータとして入力する。正常に通信されなかった場合は、
図22のS61がNとなりS62で受信異常フラグをO
Nする。全データ受信完了するとS63、S21、S6
4がYとなり、S71で再送要求フラグをONしてS6
9で「セレクタ301=出力元、コマンド302=再送
要求」の再送要求300(図20参照)を出力し、S70
で受信異常フラグをOFFする。
【0064】通常の場合は全報知装置3−1〜3−nに
正常に通信されるので、情報入力装置1には何も返信さ
れないので1回の送信で完了する。報知装置1台だけが
正常に通信されなかった場合は、この1台だけは前記の
如く図22のS69で再送要求300を出力する。この
再送要求300は、情報入力装置1の再送手段40に入
力される。
【0065】再送手段40では図23で、S81とS8
2がYであるからS83で通信異常の1台だけに報知デ
ータを再出力する。図20は、この報知データ200と
再送要求300が情報系ケーブル5上を流れる様子を示
す。報知装置複数台が正常に通信されなかった場合は、
複数台が前記の如く図22のS69で再送要求を出力す
るので情報系ケーブル5上のデータは衝突して破壊され
る(図22参照)。
【0066】情報入力装置1の再送手段40は図23で
S81がNであるからS84で順次選択し「セレクタ4
01=出力先、コマンド402=再送要求」の確認要求
400を出力し、正常に通信されなかった報知装置は前
記の如く図22のS69で再送要求300を出力し、情
報入力装置1の再送手段40は図23でS85、S86
がYとなりS87で受信データの先頭(セレクタ)指定
先へ報知データを再出力する。図21は、この報知デー
タ200、再送要求300、確認要求400が情報系ケ
ーブル5上を流れる様子を示す。
【0067】このように本実施の形態に係るエレベータ
の情報通信システムでは、報知装置に入力した報知デー
タが異常の場合のみ再送要求するので、通常の場合は報
知データの出力を1回のみとすることができるととも
に、万一、通信エラーが発生しても確実に報知データを
伝送できる。
【0068】実施の形態6.この発明の実施の形態6を
図24〜27により説明する。図24はエレベータの情
報通信システムの全体構成を示すブロック図、図25は
通信路データのタイムチャート図、図26および図27
はそれぞれは情報入力装置1のスキャン手段41、報知
装置3−1〜3−nの応答手段35−1〜35−nでの
動作を示すフローチャートである。
【0069】情報入力装置1で所定条件が成立すると、
スキャン手段41では図26のS84で「セレクタ40
1=かご1、コマンド402=確認要求」の確認要求4
00を出力し、図24で確認要求400が応答手段35
−1〜35−nに渡される。
【0070】応答手段35−1〜35−nでは、図27
のS21でYのものが(例えば最初に応答手段35−
1)、S65でN、S66でYであるからS72で「セ
レクタ501=かご1、コマンド502=確認応答」の
確認応答500を出力し、図24で確認応答500がス
キャン手段41に渡される。
【0071】スキャン手段41では、図26のS85、
S89でYであるなら、S90でかご1を接続報知装置
として記憶する。全報知装置3−1〜3−nに確認要求
400を出力するまでS84、S85、S89、S90
を繰り返し、S88でYとなり処理を終了する。図25
は、確認要求400、確認応答500が情報系ケーブル
5上を流れる様子を示す。
【0072】このように本実施の形態に係るエレベータ
の情報通信システムでは、電源OFFや故障している報
知装置があれば、情報入力装置のスキャン手段により1
台ずつスキャンして確認することにより、自動的に検出
できる。
【0073】実施の形態7.この発明の実施の形態7を
図28〜32により説明する。図28はエレベータの情
報通信システムの全体構成を示すブロック図、図29は
通信路データのタイムチャート図、図30および図31
は情報入力装置1の記録手段42、再出力手段43を示
すフローチャートである。図32は情報入力装置1の報
知データ出力記録Mを示す図である。
【0074】「セレクタ210=全乗場、コマンド22
0=メッセージ書換、番号231=1、テキスト長23
2=15文字、テキストデータ233=後からお乗りの
方は降りて下さい」の報知データが出力されていて、乗
場報知装置l(エル)が新規に追加設置された場合につい
て説明する。
【0075】図28のスキャン手段41と応答手段35
−1〜35−nとの確認要求400、確認応答500の
送返信(図29参照)は実施の形態6(図25参照)と同様
なので説明を省略する。乗場報知装置l(エル)が設置さ
れる前は、記録手段42では、図30のS91がY、S
92がNであるからS95で報知データの変更状況を×
とし、S96がNであるからS98で報知装置の接続を
×とする(図32参照)。
【0076】乗場報知装置l(エル)が新規設置された後
は、図30のS91がY、S92がまだNであるからS
95で報知データの変更状況を×とし、S96がYであ
るからS97で新規設置した乗場報知装置l(エル)の接
続を○とする(図32参照)。
【0077】再出力手段43では、図31のS101が
Y、S102がNであるからS104で前記の報知デー
タ200を出力する。報知データは図28の応答手段3
5−(l−1)に入力され、応答手段35−(l−1)では
図27(実施の形態6参照)でS21、S65がYである
のでS24で報知データとして入力する。なお、乗場報
知装置l(エル)の報知データの変更状況は、次の報知デ
ータ出力の際の記録手段42の図30の処理で○にな
る。
【0078】図29は報知データ200、確認要求40
0、確認応答500が情報系ケーブル5上を流れる様子
を示す。図32は情報入力装置1内に格納された報知デ
ータ出力記録Mを示し、特に乗場報知装置l(エル)の新
規設置の前と後での記録の変化を示す。
【0079】このように本実施の形態に係るエレベータ
の情報通信システムでは、後日、報知装置を追加した場
合、情報入力装置のスキャン手段により追加した報知装
置を検出し、再出力手段により未出力の報知データを出
力するようにしたので、追加した報知装置に必要な報知
データが自動的に設定できる。
【0080】なお、上記実施の形態5ないし7の発明
は、実施の形態1ないし4のように各報知装置へのケー
ブルを1本にした場合においても、エレベータ制御装置
を中継して送受信することで実施可能である。また、上
記各実施の形態の発明は必要に応じて適宜組み合わせる
ことが可能である。
【0081】
【発明の効果】以上のようにこの発明の第1の発明によ
れば、エレベータのシステム内に設けられた報知装置
と、この報知装置への報知データを作成して入力するた
めの情報入力装置と、前記報知装置へ接続されて報知指
令を出力すると共に、前記情報入力装置に接続されて前
記情報入力装置から報知装置に入力される報知データを
中継する中継手段を含むエレベータ制御装置と、を備え
たことを特徴とするエレベータの情報通信システムとし
たので、情報入力装置から報知装置に伝送する報知デー
タをエレベータ制御装置に設けた中継手段で中継するこ
とにより、情報入力装置と報知装置とを接続する専用の
情報系ケーブルが不要となり、シンプルな構成にでき、
安価で効率よく通信できるシステムを提供できる。
【0082】またこの発明の第2の発明によれば、報知
装置でエレベータ制御装置からの報知指令と情報入力装
置からの報知データを識別するために、エレベータ制御
装置がデータに無伝送時間および識別データを付加して
出力する切換手段を含むことを特徴とするエレベータの
情報通信システムとしたので、報知装置に伝送する報知
指令と報知データを切換える場合に無伝送時間と識別デ
ータを付加するので、報知装置で容易に識別できる。
【0083】またこの発明の第3の発明によれば、エレ
ベータ制御装置が、情報入力装置からの報知データを出
力中に報知指令が発生すると報知データの出力を中断し
て報知指令を出力させる指令手段を含むことを特徴とす
るエレベータの情報通信システムとしたので、エレベー
タ制御装置から報知データを出力中に報知指令が有にな
ると、指令手段により報知データの出力を中断して報知
指令を出力するので、報知指令の出力遅れを防止でき
る。
【0084】またこの発明の第4の発明によれば、エレ
ベータ制御装置が報知データをパケット化して出力し、
報知装置が中断された報知データを元の報知データに戻
す復帰手段を含むことを特徴とするエレベータの情報通
信システムとしたので、エレベータ制御装置から出力す
る報知データをパケット化することにより、報知データ
出力を中断した場合でも、報知装置で元の報知データに
戻すのが容易に行える。
【0085】またこの発明の第5および8の発明によれ
ば、報知装置が入力した報知データが異常の場合に再送
要求を発生する返答手段を含み、情報入力装置が再送要
求に従って報知データを再送する再送手段を含むことを
特徴とするエレベータの情報通信システムとしたので、
報知装置に入力した報知データが異常の場合のみ再送要
求するので、通常の場合は報知データの出力を1回のみ
とすることができるとともに、万一通信エラーが発生し
ても確実に報知データを伝送できる。。
【0086】またこの発明の第6および9の発明によれ
ば、情報入力装置が電源OFFおよび故障している報知
装置を確認するためのスキャン手段を含み、報知装置が
前記確認に対して確認応答をする応答手段を含むことを
特徴とするエレベータの情報通信システムとしたので、
電源OFFや故障している報知装置があれば、情報入力
装置のスキャン手段により1台ずつスキャンして確認す
ることにより、自動的に検出できる。
【0087】またこの発明の第7および10の発明によ
れば、情報入力装置が、前記スキャン手段で追加された
報知装置を検出し、さらに未出力の報知データを出力し
て追加した報知装置に必要な報知データを設定する再出
力手段を含むことを特徴とするエレベータの情報通信シ
ステムとしたので、後日に報知装置を追加した場合、情
報入力装置のスキャン手段により追加した報知装置を検
出し、再出力手段により未出力の報知データを出力する
ので、追加した報知装置に必要な報知データが自動的に
設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明における実施の形態1、2のエレベ
ータの情報通信システムの全体構成を示すブロック図で
ある。
【図2】 この発明における実施の形態1、2、3、4
のエレベータの情報通信システムのハードウェア構成を
示すブロック図である。
【図3】 この発明における実施の形態1のエレベータ
の情報通信システムの通信路データのタイムチャート図
である。
【図4】 この発明における実施の形態1、2、3のエ
レベータ制御装置の中継手段の動作を示すフローチャー
ト図である。
【図5】 この発明における実施の形態1のエレベータ
制御装置の切換手段の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図6】 この発明における実施の形態1、3の報知装
置の識別手段の動作を示すフローチャート図である。
【図7】 この発明における実施の形態2のエレベータ
制御装置の切換手段の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図8】 この発明における実施の形態2の報知装置の
識別手段の動作を示すフローチャート図である。
【図9】 この発明における実施の形態3のエレベータ
の情報通信システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図10】 この発明における実施の形態3のエレベー
タの情報通信システムの通信路データのタイムチャート
図である。
【図11】 この発明における実施の形態3のエレベー
タ制御装置の指令手段の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図12】 この発明における実施の形態3のエレベー
タ制御装置の切換手段の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図13】 この発明における実施の形態4のエレベー
タの情報通信システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図14】 この発明における実施の形態4のエレベー
タの情報通信システムの通信路データのタイムチャート
図である。
【図15】 この発明における実施の形態4のエレベー
タ制御装置の中継手段の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図16】 この発明における実施の形態4のエレベー
タ制御装置の切換手段の動作を示すフローチャート図で
ある。
【図17】 この発明における実施の形態4の報知装置
の識別手段の動作を示すフローチャート図である。
【図18】 この発明における実施の形態4の報知装置
の復帰手段の動作を示すフローチャート図である。
【図19】 この発明における実施の形態5のエレベー
タの情報通信システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図20】 この発明における実施の形態5のエレベー
タの情報通信システムの通信路データのタイムチャート
図である。
【図21】 この発明における実施の形態5のエレベー
タの情報通信システムの通信路データのタイムチャート
図である。
【図22】 この発明における実施の形態5の報知装置
の返答手段の動作を示すフローチャート図である。
【図23】 この発明における実施の形態5の情報入力
装置の再送手段の動作を示すフローチャート図である。
【図24】 この発明における実施の形態6のエレベー
タの情報通信システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図25】 この発明における実施の形態6のエレベー
タの情報通信システムの通信路データのタイムチャート
図である。
【図26】 この発明における実施の形態6、7の情報
入力装置のスキャン手段の動作を示すフローチャート図
である。
【図27】 この発明における実施の形態6、7の報知
装置の応答手段の動作を示すフローチャート図である。
【図28】 この発明における実施の形態7のエレベー
タの情報通信システムの全体構成を示すブロック図であ
る。
【図29】 この発明における実施の形態7のエレベー
タの情報通信システムの通信路データのタイムチャート
図である。
【図30】 この発明における実施の形態7の情報入力
装置の記録手段の動作を示すフローチャート図である。
【図31】 この発明における実施の形態7の情報入力
装置の再出力手段の動作を示すフローチャート図であ
る。
【図32】 この発明における実施の形態7の情報入力
装置の報知データ出力記録図である。
【図33】 従来のエレベータの情報通信システムの全
体構成を示すブロック図である。
【図34】 従来のエレベータの情報通信システムの通
信路データのタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 情報入力装置、2 エレベータ制御装置、3−1〜
3−n 報知装置、4 情報・制御系ケーブル、5
情報系ケーブル、6 制御系ケーブル、10−0〜10
−n CPU、11−0〜11−n ROM、12−0
〜12−n RAM、13−01〜13−n2 入出力
I/F、14−0〜14−n バス、15−0〜15−
n ディスプレイ、20 中継手段、21 切換手段、
22 指令手段、30−1〜30−n 識別手段、31
−1〜31−n 記憶手段、32−1〜32−n 表示
手段、33−1〜33−n 復帰手段、34−1〜34
−n 返答手段、35−1〜35−n 応答手段、40
再送手段、41 スキャン手段、42 記録手段、4
3 再出力手段、100 報知指令、101 セレク
タ、102 コマンド、103 データ、200 報知
データ、210 セレクタ、220 コマンド、230
データ、231 番号、232 テキスト長、233
テキストデータ、300 再送要求、301 セレク
タ、302 コマンド、400 確認要求、401 セ
レクタ、402 コマンド、500 確認応答、501
セレクタ、502 コマンド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱地 浩秋 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3F303 BA04 FA01 FA02 FA07 FA09 FA15

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのシステム内に設けられた報
    知装置と、この報知装置への報知データを作成して入力
    するための情報入力装置と、前記報知装置へ接続されて
    報知指令を出力すると共に、前記情報入力装置に接続さ
    れて前記情報入力装置から報知装置に入力される報知デ
    ータを中継する中継手段を含むエレベータ制御装置と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの情報通信システ
    ム。
  2. 【請求項2】 報知装置でエレベータ制御装置からの報
    知指令と情報入力装置からの報知データを識別するため
    に、エレベータ制御装置がデータに無伝送時間および識
    別データを付加して出力する切換手段を含むことを特徴
    とする請求項1に記載のエレベータの情報通信システ
    ム。
  3. 【請求項3】 エレベータ制御装置が、情報入力装置か
    らの報知データを出力中に報知指令が発生すると報知デ
    ータの出力を中断して報知指令を出力させる指令手段を
    含むことを特徴とする請求項1または2に記載のエレベ
    ータの情報通信システム。
  4. 【請求項4】 エレベータ制御装置が報知データをパケ
    ット化して出力し、報知装置が中断された報知データを
    元の報知データに戻す復帰手段を含むことを特徴とする
    請求項1ないし3のいずれかに記載のエレベータの情報
    通信システム。
  5. 【請求項5】 報知装置が入力した報知データが異常の
    場合に再送要求を発生する返答手段を含み、情報入力装
    置が再送要求に従って報知データを再送する再送手段を
    含むことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記
    載のエレベータの情報通信システム。
  6. 【請求項6】 情報入力装置が電源OFFおよび故障し
    ている報知装置を確認するためのスキャン手段を含み、
    報知装置が前記確認に対して確認応答をする応答手段を
    含むことを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記
    載のエレベータの情報通信システム。
  7. 【請求項7】 情報入力装置が、前記スキャン手段で追
    加された報知装置を検出し、さらに未出力の報知データ
    を出力して追加した報知装置に必要な報知データを設定
    する再出力手段を含むことを特徴とする請求項6に記載
    のエレベータの情報通信システム。
  8. 【請求項8】 エレベータのシステム内に設けられた報
    知装置と、この報知装置へ接続されて報知指令を出力す
    るエレベータ制御装置と、前記報知装置へ接続されてこ
    れのための報知データを作成して入力する情報入力装置
    とを備えたエレベータの情報通信システムにおいて、前
    記報知装置が入力した報知データが異常の場合に再送要
    求を発生する返答手段を含み、前記情報入力装置が再送
    要求に従って報知データを再送する再送手段を含むこと
    を特徴とするエレベータの情報通信システム。
  9. 【請求項9】 情報入力装置が電源OFFおよび故障し
    ている報知装置を確認するためのスキャン手段を含み、
    報知装置が前記確認に対して確認応答をする応答手段を
    含むことを特徴とする請求項8に記載のエレベータの情
    報通信システム。
  10. 【請求項10】 情報入力装置が、前記スキャン手段で
    追加された報知装置を検出し、さらに未出力の報知デー
    タを出力して追加した報知装置に必要な報知データを設
    定する再出力手段を含むことを特徴とする請求項9に記
    載のエレベータの情報通信システム。
JP2000020388A 2000-01-28 2000-01-28 エレベータの情報通信システム Withdrawn JP2001206652A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000020388A JP2001206652A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 エレベータの情報通信システム
US09/624,621 US6427808B1 (en) 2000-01-28 2000-07-25 Elevator information communication system
CNB001224638A CN1214967C (zh) 2000-01-28 2000-07-31 电梯信息通信系统
CNA2005100068946A CN1651327A (zh) 2000-01-28 2000-07-31 电梯信息通信系统
US10/180,022 US6561319B2 (en) 2000-01-28 2002-06-27 Elevator information communication system
US10/180,023 US6488127B2 (en) 2000-01-28 2002-06-27 Elevator information communication system
US10/180,074 US6497306B2 (en) 2000-01-28 2002-06-27 Elevator information communication system

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000020388A JP2001206652A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 エレベータの情報通信システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001206652A true JP2001206652A (ja) 2001-07-31

Family

ID=18546956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000020388A Withdrawn JP2001206652A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 エレベータの情報通信システム

Country Status (3)

Country Link
US (4) US6427808B1 (ja)
JP (1) JP2001206652A (ja)
CN (2) CN1214967C (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104118779A (zh) * 2013-04-23 2014-10-29 成都技高科技有限公司 一种自组网电梯监测系统
CN104118778A (zh) * 2013-04-23 2014-10-29 成都技高科技有限公司 一种低功耗自组网电梯视频监测系统

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001206652A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Mitsubishi Electric Corp エレベータの情報通信システム
US6672429B1 (en) * 2000-03-10 2004-01-06 Thyssen Elevator Capital Corp. Encoding system for communicating with elevator I/O devices
US7699142B1 (en) 2006-05-12 2010-04-20 Wurtec Elevator Products & Services Diagnostic system having user defined sequence logic map for a transportation device
EP2266909B1 (en) * 2008-04-21 2015-08-19 Mitsubishi Electric Corporation Elevator system, elevator control device and destination floor reception terminal device
WO2012015394A1 (en) * 2010-07-27 2012-02-02 Otis Elevator Company Fixture device control
DE112012005930B4 (de) * 2012-02-24 2021-03-25 Mitsubishi Electric Corporation Kommunikationssteuervorrichtung und Kommunikationssteuerverfahren
CN104127486B (zh) * 2014-07-22 2017-07-18 李茂星 独一味总环烯醚萜苷提取物在制备治疗便秘药物中的应用
JP6319176B2 (ja) * 2015-05-13 2018-05-09 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 昇降機の復旧情報登録装置および復旧情報登録方法

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS624179A (ja) * 1985-06-28 1987-01-10 株式会社東芝 エレベ−タの群管理制御装置
KR100202716B1 (ko) * 1996-12-17 1999-06-15 이종수 엘리베이터의 신호 전송장치
JP2563963B2 (ja) * 1988-03-31 1996-12-18 株式会社東芝 エレベータの群管理制御装置
JP2700404B2 (ja) 1989-03-09 1998-01-21 株式会社日立製作所 エレベータの情報伝送装置
US5298695A (en) * 1990-04-12 1994-03-29 Otis Elevator Company Elevator system with varying motion profiles and parameters based on crowd related predictions
US5276295A (en) * 1990-09-11 1994-01-04 Nader Kameli Predictor elevator for traffic during peak conditions
US5272287A (en) * 1992-03-19 1993-12-21 Otis Elevator Company Elevator car and riser transfer
JP3326826B2 (ja) 1992-09-08 2002-09-24 三菱電機株式会社 エレベーターの情報伝送装置
FI102884B1 (fi) * 1995-12-08 1999-03-15 Kone Corp Menetelmä ja laitteisto hissin toimintojen analysoimiseksi
US6003627A (en) 1996-08-08 1999-12-21 Nabco Limited Motor-driven vehicle control apparatus
KR100186363B1 (ko) * 1996-10-17 1999-04-15 이종수 엘리베이터의 신호전송 제어 방법 및 장치
KR100214688B1 (ko) * 1997-04-24 1999-08-02 이종수 엘리베이터의 층 정보 표시장치
TW475919B (en) * 1997-08-20 2002-02-11 Lg Otis Elevator Co An elevator control system
KR100277466B1 (ko) * 1998-08-10 2001-01-15 장병우 엘리베이터 신호 전송방법
JP2001206652A (ja) * 2000-01-28 2001-07-31 Mitsubishi Electric Corp エレベータの情報通信システム
JP4476413B2 (ja) * 2000-02-21 2010-06-09 三菱電機株式会社 エレベーター制御システム用通信装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104118779A (zh) * 2013-04-23 2014-10-29 成都技高科技有限公司 一种自组网电梯监测系统
CN104118778A (zh) * 2013-04-23 2014-10-29 成都技高科技有限公司 一种低功耗自组网电梯视频监测系统

Also Published As

Publication number Publication date
CN1319549A (zh) 2001-10-31
US6561319B2 (en) 2003-05-13
US6497306B2 (en) 2002-12-24
US20020162707A1 (en) 2002-11-07
CN1214967C (zh) 2005-08-17
US20020162708A1 (en) 2002-11-07
US6427808B1 (en) 2002-08-06
CN1651327A (zh) 2005-08-10
US6488127B2 (en) 2002-12-03
US20020162706A1 (en) 2002-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001206652A (ja) エレベータの情報通信システム
EP2541349B1 (en) Inverter system having a safety module
JP2011213210A (ja) 電子制御装置及び制御システム
JP2006191337A (ja) バス間のメッセージ転送を行うゲートウエイ装置及びそれを使用したネットワークシステム
CN108151228B (zh) 空调器通信方式的切换方法、空调器和可读存储介质
JPH09179663A (ja) システム電源制御装置
JPH0799688A (ja) 多重伝送システム
JP4823908B2 (ja) エレベーターの通信制御装置
JP2009267772A (ja) 列車内ネットワーク制御方法
JP2002091519A (ja) プログラマブルコントローラ及び誤配線修正方法
JP2005225658A (ja) エレベータ制御システム
JP3091558B2 (ja) エレベータ監視システム
JP3385828B2 (ja) エレベータの信号伝送装置
JP5142097B2 (ja) エレベータ伝送システム
JP2002352357A (ja) 防災システム
JP3050637B2 (ja) 多重伝送方式
JP2001197141A (ja) シリアル通信制御システム
JP2936671B2 (ja) 通信装置
KR100278403B1 (ko) 이중제어방법
CN117361251A (zh) 电梯层站控制装置通信切换系统
US20090234464A1 (en) Interface information outputting system
JPH10215315A (ja) 呼経路障害診断方法
JP2694412B2 (ja) データ伝送システム
JPH0153797B2 (ja)
JPH10215273A (ja) ループインタフェースのループ断箇所判定方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061211

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20070618