JP4714052B2 - 水素精製フィルタおよびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、水素精製用フィルタとその製造方法に係り、特に各種の炭化水素系燃料を水蒸気改質して水素リッチガスを生成するための改質器等に使用する水素精製フィルタと、これを簡便に製造することができる製造方法に関する。
近年、地球規模の環境やエネルギー・資源の問題が顕在化し、これらと産業との調和を図るエネルギー供給システムの一つとして燃料電池が注目されている。燃料電池は、予め用意した水素ガスや、天然ガス、ガソリン、ブタンガス、メタノール等の炭化水素系燃料を改質して得られる水素リッチガスを、空気中の酸素と電気化学的に反応させて直接電気を取り出す発電装置である。上記の水素リッチガスを用いる燃料電池は炭化水素系燃料を水蒸気改質して水素リッチガスを生成する改質器と、電気を発生させる燃料電池本体と、発生した直流電気を交流に変換する変換器等で構成されている。
このような燃料電池は、燃料電池本体に使用する電解質、反応形態等により、リン酸型燃料電池(PAFC)、溶融炭酸塩型燃料電池(MCFC)、固体電解質型燃料電池(SOFC)、アルカリ型燃料電池(AFC)、固体高分子型燃料電池(PEFC)の5種類がある。このうち、固体高分子型燃料電池(PEFC)は、リン酸型燃料電池(PAFC)、アルカリ型燃料電池(AFC)等の他の燃料電池と比較して、電解質が固体である点において有利な条件を備えている。
しかし、固体高分子型燃料電池(PEFC)は触媒に白金を使用し、かつ、作動温度が低いため、電極触媒が少量のCOによって被毒し、特に高電流密度領域において性能劣化が著しいという欠点がある。このため、改質器で生成された改質ガス(水素リッチガス)に含有されるCO濃度を10ppm程度まで低減する必要がある。
改質ガスからCOを除去して水素を精製する手段の一つとして、Pd合金膜を備えた水素精製フィルタが開発されており、Pd合金膜は、膜にピンホールやクラック等がなければ原理的には水素のみが透過可能であり、改質ガス側を高温高圧(例えば、500℃、3〜10kg/cm2(0.29〜0.98MPa))とすることにより、低水素分圧側に水素を透過する。
上記のようなPd合金膜を使用した水素精製法では、水素の透過速度は膜厚に反比例するため薄膜化が要求されるが、Pd合金膜は機械的強度の面から、単体では30μm程度までの薄膜化が限度であり、膜厚が十数μm程度のPd合金膜を使用する場合には、Pd合金膜の低水素分圧側に多孔構造の支持体を配置していた。しかし、Pd合金膜と支持体とを別体で改質器に装着するので、良好なシーリングを得るための作業性が悪く、また、Pd合金膜と支持体との擦れが生じてPd合金膜の耐久性が十分ではないという問題があった。
上記の問題を解消するために、支持体上に直接Pd合金膜を成膜し、Pd合金膜と支持体とを一体化した水素精製フィルタが開発されている。例えば、仮支持体上にPd合金膜を形成し、このPd合金膜上にレジストパターンを形成し、次に、Pd合金膜の30〜95%を覆うように、微細な開口部を有する金属ベース膜を電解めっきで形成し、その後、仮支持体を除去することにより製造された水素精製フィルタがある(特許文献1)。また、貫通孔を有する導電性基材の一方の面に金属板を配し、導電性基材の他方の面から銅めっきすることにより、貫通孔を埋めるように銅めっき層を形成し、上記の金属膜を除去した後、その面にPd合金膜を成膜し、銅めっき層を選択エッチングにより除去して製造された水素精製フィルタがある(特許文献2)。
特開2002−292259号公報 特開2004−57866号公報
しかしながら、上述の特許文献1の水素精製フィルタでは、Pd合金膜上への金属ベース膜の電解めっきによる形成に長時間を要し、また、充分な強度を有する厚みの大きな金属ベース膜の形成が困難であるという問題があった。また、形成した金属ベース膜の微細な開口部にレジストが残存し易いという問題もあった。
また、上述の特許文献2の水素精製フィルタは、銅めっきによる貫通孔を埋める工程において、銅めっき層、特に貫通孔の奥部(後工程にてPd合金膜が形成される部位)にボイドと呼ばれる銅めっきが充填されない空隙が発生する場合があり、Pd合金膜の形成工程において、このボイドがPd合金膜のピンホール欠陥の原因となることがあった。このため、工程管理が煩雑となり、製造コストの低減に支障を来たしていた。
さらに、支持体の一方の面に直接Pd合金膜を成膜した従来の水素精製フィルタは、Pd合金膜の応力により反りが発生し、製造工程中や、組み立て・装着等における取り扱い性が悪いという問題があった。このような反りの発生は、支持体の厚みを大きくすることにより防止できるが、水素精製フィルタの薄型化の要請があり、支持体厚みが10〜50μm程度である場合には、反り防止の有効な対応が困難であった。また、高温下での長時間の使用により、Pd合金膜中へ支持体の構成材料が拡散して水素透過効率が低下するという問題もあった。
本発明は上述のような事情に鑑みてなされたものであり、水素精製において優れた水素透過効率を示す水素精製フィルタと、このようなフィルタを簡便に製造するための製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の水素精製フィルタは、孔部を複数有する多孔支持体と、該多孔支持体の一方の面の全域に配設された拡散防止層と、前記孔部を覆い、かつ、前記拡散防止層の周辺部が露出するように前記拡散防止層を介して前記多孔支持体上に配設されたPd合金膜と、該Pd合金膜の外側の領域であって前記拡散防止膜上と該Pd合金膜の外側の領域であって前記拡散防止膜が形成されていない前記多孔支持体の他方の面の周辺部との少なくとも一方に位置する環状の外枠部材とを備え、該外枠部材の厚みはPd合金膜の厚み以上であり、前記多孔支持体はステンレス鋼であり、前記外枠部材は鉄またはニッケルであり、前記拡散防止層はZr、Mo、Ta、W、Cr、Hf、Nb、Ruの1種からなる薄膜であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記多孔支持体の厚みは10〜50μmの範囲内であり、前記Pd合金膜の厚みは1〜5μmの範囲内であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記外枠部材の幅は1〜5mmの範囲内であるような構成とした。
本発明の他の態様として、前記外枠部材の厚みは前記Pd合金膜よりも3〜50μm厚いものであるような構成とした。
また、本発明の水素精製フィルタの製造方法は、支持体の表面側に拡散防止層を形成し、該拡散防止層上にPd合金膜を形成する膜形成工程と、前記Pd合金膜の外側領域の前記支持体上に、前記Pd合金膜以上の厚みを有する環状の外枠部材を形成する外枠部材形成工程と、前記外枠部材よりも内側の領域に複数の開口部が位置するレジストパターンを前記支持体の裏面側に形成し、該レジストパターンをマスクとして前記支持体を裏面側からエッチングすることにより、前記支持体に複数の貫通孔を形成し、その後、該貫通孔に露出する前記拡散防止層をエッチングにより除去して多孔支持体を作製するエッチング工程と、を有するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記外枠部材形成工程では、電解めっきにより、鉄またはニッケルからなる外枠部材を形成するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記膜形成工程では、真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング、無電解めっきのいずれかの方法により、窒化チタン、炭化チタン、窒化ケイ素、炭化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化セリウム、酸化亜鉛のいずれかからなる前記拡散防止層を形成するような構成とした。
本発明の他の態様として、前記膜形成工程では、Zr、Mo、Ta、W、Cr、Hf、Nb、Ruのいずれかからなる薄膜を厚み0.01〜20μmの範囲で形成して前記拡散防止層とするような構成とした。
本発明の水素精製フィルタは、多孔支持体とPd合金膜との間に拡散防止層を備えるので、Pd合金膜中への多孔支持体の構成材料の拡散が確実に防止され、高温下での長時間の使用でも高い水素透過効率が維持されるとともに、拡散防止層が多孔支持体およびPd合金膜と高い密着性を確保するので、耐久性が大幅に向上し、また、Pd合金膜の外側領域に存在する環状の外枠部材が、Pd合金膜の応力に対抗して、水素精製フィルタの反りを防止するので、組み立て・装着等における取り扱い性が極めて良好でありながら、総厚の薄い水素精製フィルタが可能である。
また、本発明の水素精製フィルタの製造方法は、支持体上に拡散防止層を介してPd合金膜を形成するので、形成されたPd合金膜は膜厚が均一で水素透過性能が高いものとなり、また、最終の水素精製フィルタには残らないような部材の付加・除去が不要なので、工程が簡便なものとなり、さらに、多孔支持体を作製するエッチング工程の前に、環状の外枠部材を形成するので、エッチング工程が終了した状態での水素精製フィルタの反りが防止され、製造工程中における取り扱い性が良好である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
[水素精製フィルタ]
図1は、本発明の水素精製フィルタの一実施形態を示す斜視図であり、図2は、図1に示される水素精製フィルタのA−A線における縦拡大部分断面図である。図1および図2において、水素精製フィルタ1は、複数の微細な孔部3を有する多孔支持体2と、この多孔支持体2の表面2a側に拡散防止層5を介して配設されたPd合金膜6と、Pd合金膜6の外側の領域であって、多孔支持体2の表面2a側に位置する環状の外枠部材8を備えるものである。そして、外枠部材8の厚みTは、Pd合金膜6の厚み以上である。
水素精製フィルタ1を構成する多孔支持体2は、SUS304、SUS430等のオーステナイト系、フェライト系のステンレス鋼等の材料を用いて作製することができ、厚みは10〜50μmの範囲内で適宜設定することができる。
この多孔支持体2が有する孔部3は、開口径が15〜150μmの範囲であることが好ましい。また、Pd合金膜6の配設領域における孔部3の開口の合計面積は、Pd合金膜6の面積の20〜80%を占めることが好ましい。尚、多孔支持体2の厚み方向において孔部3の開口径に差がある場合には、上記開口径は最小開口径を意味する。
水素精製フィルタ1を構成する拡散防止層5は、Pd合金膜6中への多孔支持体2の構成材料の拡散を防止し、かつ、多孔支持体2とPd合金膜6に対して高い密着性を確保するための層である。このような拡散防止層5は、Ti、Si、Al、Mg、Ce、Cr、Ca、Zr等から選択される1種以上の元素の窒化物、酸化物、炭化物からなる薄膜であり、例えば、窒化チタン(TiN)、炭化チタン(TiC)、窒化ケイ素(SiN)、炭化ケイ素(SiC)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化セリウム(CeO2)、酸化亜鉛(ZnO)等の薄膜とすることができる。また、拡散防止層5として、Zr、Mo、Ta、W、Cr、Hf、Nb、Ru等の高融点金属からなる薄膜であってもよい。このような拡散防止層5の厚みは、材質を考慮して適宜設定することができ、例えば、0.01〜20μm、好ましくは0.5〜2μm程度とすることができる。
水素精製フィルタ1を構成するPd合金膜6は、通常、Pd含有量が60重量%以上であり、添加元素としてAg、Cu、Pt、Au、Ni、Co、V、Nb、Ta、Zr等の1種あるいは2種以上を含有するものである。このようなPd合金膜6の厚みは、水素透過速度向上の点から薄いほど好ましいが、例えば、1〜5μmの範囲内で適宜設定することができる。
水素精製フィルタ1を構成する環状の外枠部材8は、断面が方形であり、Pd合金膜6の一方にのみ多孔支持体2を備えた構造におけるPd合金膜6の応力に対抗し、反りを防止する目的で配されたものである。このような外枠部材8は、上述のように、その厚みTがPd合金膜6の厚み以上であり、例えば、Pd合金膜6の厚みよりも3〜50μm厚く設定することができる。外枠部材8の厚みTがPd合金膜6の厚み未満であると、水素精製フィルタ1に反りが発生し易くなり好ましくない。この外枠部材8の材質は鉄、ニッケル、金、銀、銅等のいずれかであってよい。尚、本発明において、反りが防止されている状態とは、水素精製フィルタ1を水平定盤上に載置した場合に、定盤からPd合金膜6の表面までの高さのバラツキが3mm以下であることを意味する。
また、環状の外枠部材8の幅Wは、1〜5mmの範囲で設定することができ、外枠部材8の断面形状は、図示例では方形であるが、これに限定されるものではなく、台形、ドーム形状等であってもよい。
図3は、本発明の水素精製フィルタの他の実施形態を示す図2相当の断面図である。図3において、水素精製フィルタ11は、複数の微細な孔部13を有する多孔支持体12と、この多孔支持体12の表面12a側に拡散防止層15を介して配設されたPd合金膜16と、Pd合金膜16の外側の領域であって、多孔支持体12の裏面12b側に位置する環状の外枠部材18を備えるものである。そして、外枠部材18の厚みTは、Pd合金膜16の厚み以上である。
この水素精製フィルタ11は、環状の外枠部材18を多孔支持体12の裏面12b側に備えている他は、上述の水素精製フィルタ1と同様である。したがって、水素精製フィルタ11を構成する多孔支持部材12、拡散防止層15、Pd合金膜16、および、環状の外枠部材18は、それぞれ上述の多孔支持部材2、拡散防止層5、Pd合金膜6、および、環状の外枠部材8と同様とすることができ、ここでの説明は省略する。
また、図4は、本発明の水素精製フィルタの他の実施形態を示す図2相当の断面図である。図4において、水素精製フィルタ21は、複数の微細な孔部23を有する多孔支持体22と、この多孔支持体22の表面22a側に拡散防止層25を介して配設されたPd合金膜26と、Pd合金膜26の外側の領域であって、多孔支持体22の表面22a側に位置する環状の外枠部材28aと、多孔支持体22の裏面22b側に位置する環状の外枠部材28bを備えるものである。すなわち、環状の外枠部材28が多孔支持体22の各面に位置する外枠部材28aと外枠部材28bとからなっている。そして、外枠部材28の厚み(外枠部材28aの厚みT1と外枠部材28bの厚みT2の合計)は、Pd合金膜26の厚み以上である。
この水素精製フィルタ21は、環状の外枠部材28a,28bを多孔支持体22の両面に備えている他は、上述の水素精製フィルタ1と同様である。したがって、水素精製フィルタ21を構成する多孔支持部材22、拡散防止層25、および、Pd合金膜26は、それぞれ上述の多孔支持部材2、拡散防止層5、および、Pd合金膜6と同様とすることができる。また、環状の外枠部材28は、各外枠部材28a,28bの厚みT1、T2を、その合計がPd合金膜26の厚み以上とする他は、上述の環状の外枠部材8と同様とすることができ、ここでの説明は省略する。
上述のような本発明の水素精製フィルタは、多孔支持体2,12,22とPd合金膜6,16,26との間に拡散防止層5,15,25を備えるので、Pd合金膜6,16,26中への多孔支持体2,12,22の構成材料の拡散が確実に防止され、高温下での長時間の使用でも高い水素透過効率が維持される。また、拡散防止層5,15,25が多孔支持体2,12,22およびPd合金膜6,16,26と高い密着性を確保するので、優れた耐久性を具備したものとなる。さらに、Pd合金膜2,16,26の外側領域に存在する環状の外枠部材8,18,28a,28bが、Pd合金膜6,16,26の応力に対抗するので、多孔支持体2,12,22が薄いものであっても、水素精製フィルタの反りが防止される。
尚、上述の実施形態は例示であり、本発明の水素精製フィルタは、これらに限定されるものではない。例えば、上述の実施形態では、拡散防止層は多孔支持体の全面に(Pd合金膜が形成されていない領域にも)配設されているが、Pd合金膜の直下のみに配設されたものであってもよい。また、水素精製フィルタの形状は、図示例では円形であるが、方形、多角形、楕円形等の任意の形状することができ、これに伴って、拡散防止層、Pd合金膜の形状、および、外枠部材の環形状も適宜設定することができる。
[水素精製フィルタの製造方法]
次に、本発明の水素精製フィルタの製造方法を説明する。
図5および図6は、本発明の水素精製フィルタの製造方法の一実施形態を、上述の本発明の水素精製フィルタ1を例として示す工程図である。
本発明の製造方法は、まず、膜形成工程において、多孔支持体用の支持体2′の表面2′a側に拡散防止層5を形成し(図5(A))、この拡散防止層5上にPd合金膜6を形成する(図5(B))。
支持体2′は、SUS304、SUS430等のオーステナイト系、フェライト系のステンレス鋼等の材料を用いることができ、厚みは10〜50μmの範囲内とすることができる。
拡散防止層5は、真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング等の真空成膜法、あるいは、無電解めっきにより形成することができる。具体的には、Ti、Si、Al、Mg、Ce、Cr、Ca、Zr等から選択される1種以上の元素の窒化物、酸化物、あるいは炭化物の薄膜として形成することができ、例えば、窒化チタン(TiN)、炭化チタン(TiC)、窒化ケイ素(SiN)、炭化ケイ素(SiC)、酸化マグネシウム(MgO)、酸化セリウム(CeO2)、酸化亜鉛(ZnO)等の薄膜が挙げられる。また、拡散防止層5は、Zr、Mo、Ta、W、Cr、Hf、Nb、Ru等の高融点金属の薄膜として形成することもできる。拡散防止層5を支持体2′の所望の部位に形成する場合には、非形成部位にレジストパターンを設けたり、所望のマスクを介して成膜することができる。
Pd合金膜6は、電解めっきにより形成することができる。また、電解めっき、あるいは、無電解めっきによりPd合金を構成する各成分の薄膜を拡散防止層5上に積層し、その後、熱処理を施して成分拡散によりPd合金膜6を形成することもできる。この場合、例えば、めっきによりPdを3μmの厚みで形成し、この上にめっきによりAgを1μmの厚みで形成し、その後、500℃、24時間の熱処理を施すことによりPd合金化することができる。また、Pd/Ag/Pd3層、Pd/Ag/Pd/Ag4層等の多層めっきを行った後、熱処理を施してもよい。形成するPd合金膜6の厚みは1〜5μm程度とすることができる。
次に、外枠部材形成工程において、Pd合金膜6の外側の領域に環状の外枠部材8を形成する(図5(C))。水素精製フィルタ1の製造例では、外枠部材8を支持体2′の表面2′a側に形成するが、上述の水素精製フィルタ11の製造では、外枠部材を支持体の裏面側に形成し、さらに、上述の水素精製フィルタ21の製造では、外枠部材を支持体の表面側および裏面側に形成する。外枠部材8は、例えば、非形成部位にレジストパターンを形成し、電解めっきにより鉄、ニッケル、金、銀、銅等を析出させて形成することができる。形成する外枠部材8の厚みは、Pd合金膜6の厚み以上とし、例えば、Pd合金膜6の厚みよりも3〜50μm厚く設定することができる。
次いで、エッチング工程において、支持体2′の裏面2′b側にレジストパターン9を形成する(図6(A))。このレジストパターン9は、外枠部材8よりも内側の領域、すなわち、支持体2′を介してPd合金膜6と対向する領域に複数の開口部9aを備えている。次に、レジストパターン9をマスクとして支持体2′を裏面2′b側からエッチングすることにより、支持体2′に複数の貫通孔3を形成する(図6(B))。その後、これらの貫通孔3に露出している拡散防止層5を選択エッチングにより除去して多孔支持体2を作製する(図6(C))。これにより、水素精製フィルタ1が得られる。
支持体2′のエッチングは、塩化第二鉄系等のエッチング液を使用し、裏面からのスプレー方式、裏面のみの浸漬方式等により行うことができる。このような裏面2′b側からの支持体2′のエッチングにより、形成される貫通孔3は、通常、裏面2′b側の開口が大きいものとなる。この場合、多孔支持体2の強度と水素透過効率とを高いレベルで維持するために、貫通孔3の最小開口径(表面2′a側)は、支持体2′の厚みの1.5〜3倍の大きさ、貫通孔3の最大開口径(裏面2′b側)は、支持体2′の厚みの3.5〜5倍の大きさとなるように、レジストパターン9の開口部9a、エッチング条件を設定することが好ましい。
また、拡散防止層5の選択エッチングは、拡散防止層5の材質を考慮してエッチング液を適宜選択して行うことができる。例えば、支持体2′がステンレス鋼であり、拡散防止層5が窒化チタンである場合には、エッチング液として過酸化水素水を使用することができる。また、レジストパターン9の除去は、アルカリ性水溶液等を用いて行うことができる。
上記のような本発明の製造方法では、支持体2′の平坦面上に拡散防止層5を介してPd合金膜6を形成するので、均一な膜厚のPd合金膜6の形成が可能である。また、多孔支持体2を作製するエッチング工程の前に、環状の外枠部材8を形成するので、エッチング工程が終了した状態での反りが防止され、製造工程中における取り扱い性が良好である。さらに、最終の水素精製フィルタ1には残らないような部材の付加・除去の工程がないので、工程が簡便なものとなる。
次に、より具体的な実施例を示して本発明を更に詳細に説明する。
[実施例1]
支持体として厚み40μmの円形(直径35mm)のSUS304材を準備した。次いで、このSUS304材の両面に感光性レジスト材料(東京応化工業(株)製 OFPR)をディップ法により塗布(塗布量7μm(乾燥時))した。次に、開口直径30mmの円形開口を備えたフォトマスクを介して一方の面のレジスト塗膜を露光し、炭酸水素ナトリウムを使用して現像した。これにより、SUS304材の一方の面のみが直径30mmの円形で露出するようにレジストパターンを形成した。
次に、SUS304材の上記の円形露出部に、真空蒸着法により窒化チタンの薄膜(厚み0.5μm)を成膜して拡散防止層とした。
次いで、この拡散防止層上に、下記の条件で電解めっきによりPd合金膜(厚み5μm)を形成し、その後、水酸化ナトリウムを用いてレジストパターンを除去した。(以上、膜形成工程)
(Pd合金膜の成膜条件)
・使用浴 : 塩化Pdめっき浴(Pd濃度:12g/L)
・pH : 7〜8
・電流密度 : 1A/dm2
・液温 : 40℃
次に、上記のように拡散防止層とPd合金膜を形成したSUS304材の両面に感光性レジスト材料(東京応化工業(株)製 OFPR)をディップ法により塗布(塗布量10μm(乾燥時))した。その後、幅3mmの環状の開口部(開口部の内径は31mm)を備えたフォトマスクを、その開口部が拡散防止層とPd合金膜が形成されている面のSUS304材の周縁部に位置するように配し、このフォトマスクを介してレジスト塗膜を露光し、炭酸水素ナトリウムを使用して現像した。これにより、拡散防止層とPd合金膜が形成されている面のSUS304材の周縁部(Pd合金膜よりも外側の領域)のみが幅3mmで環状に露出するようにレジストパターンを形成した。
次に、SUS304材の上記の環状の露出部に、下記の条件でNi電解めっきによりNi膜(厚み10μm)を形成して外枠部材とした。その後、水酸化ナトリウムを用いてレジストパターンを除去した。(以上、外枠部材形成工程)
(Ni電解めっき条件)
・使用浴 : 塩化ニッケル浴
・液温 : 55℃
・電流密度 : 10A/dm2
次いで、SUS304材の裏面に感光性レジスト材料(東京応化工業(株)製 OFPR)をディップ法により塗布(塗布量7μm(乾燥時))した。次に、開口寸法(開口直径)90μmである円形の開口部をピッチ120μmで複数備えたフォトマスクをレジスト塗膜上に配し、このフォトマスクを介してレジスト塗布膜を露光し、炭酸水素ナトリウムを使用して現像した。これにより、開口寸法(開口直径)が90μmである円形状の開口部を有するレジストパターンをSUS304材の裏面側に形成した。
次に、上記のレジストパターンをマスクとして、下記の条件でSUS304材を裏面側からスプレー方式でエッチングした。
(エッチング条件)
・温度 : 50℃
・塩化第二鉄濃度: 45ボーメ
・圧力 : 0.30MPa
上記のエッチング処理が終了した後、水酸化ナトリウムを用いてレジストパターンを除去し、水洗した。これにより、貫通孔をSUS304材に形成して多孔支持体とした。これらの貫通孔は、いずれもPd合金膜が形成されている領域に形成されたものであり、各貫通孔は、SUS304材の裏面側の開口寸法(開口直径)が95μmであり、SUS304材の表面側の開口寸法(開口直径)が70μmである断面円形状のものであった。
次に、拡散防止層の選択エッチング液として過酸化水素水を用いて、貫通孔の奥部に露出している拡散防止層を選択的にエッチングして除去し、水洗した。(以上、エッチング工程)
上記の工程により、図1および図2に示されるような本発明の水素精製フィルタを得た。
上述のように作製した水素精製フィルタを水平定盤上に載置し、定盤からPd合金膜の表面までの高さを測定した結果、高さのバラツキが3mm以下であり、反りのないことが確認された。
また、水素精製フィルタを改質器に装着し、Pd合金膜にメタノールと水蒸気の混合物を高温高圧条件(500℃、0.50MPa)で連続100時間供給し、水素精製フィルタの多孔支持体側へ透過する水素リッチガスのCO濃度、および、水素リッチガスの流量を測定した。その結果、改質開始直後から300時間経過するまでの間のCO濃度は5〜10ppmと極めて低く、また、水素リッチガスの流量は1L/分であり、本発明の水素精製フィルタが優れた耐久性、水素透過効率を有することを確認した。
[実施例2]
環状の外枠部材を、SUS304材の裏面側(拡散防止層、Pd合金膜が形成されていない面)の周縁部に形成した他は、実施例1と同様にして、図3に示されるような本発明の水素精製フィルタを得た。
作製した水素精製フィルタを水平定盤上に載置し、定盤からPd合金膜の表面までの高さを測定した結果、高さのバラツキが3mm以下であり、反りのないことが確認された。
また、水素精製フィルタを改質器に装着し、実施例1と同様の高温高圧条件でフィルタのPd合金膜にメタノールと水蒸気の混合物を供給し、フィルタの多孔支持体側へ透過する水素リッチガスのCO濃度、および、水素リッチガスの流量を測定した。その結果、改質開始直後から300時間経過するまでの間のCO濃度は5〜10ppmと極めて低く、また、水素リッチガスの流量は1L/分であり、本発明の水素精製フィルタが優れた耐久性、水素透過効率を有することを確認した。
[比較例1]
環状の外枠部材を形成しない他は、実施例1と同様にして、水素精製フィルタを得た。
作製した水素精製フィルタを水平定盤上に載置し、定盤からPd合金膜の表面までの高さを測定した結果、高さのバラツキが7mmであり、反りが発生していることが確認された。
[比較例2]
環状の外枠部材の厚みを2μmとした他は、実施例1と同様にして、水素精製フィルタを得た。
作製した水素精製フィルタを水平定盤上に載置し、定盤からPd合金膜の表面までの高さを測定した結果、高さのバラツキが5mmであり、反りが発生していることが確認された。
[比較例3]
拡散防止層を形成しない他は、実施例1と同様にして、水素精製フィルタを得た。
作製した水素精製フィルタを水平定盤上に載置し、定盤からPd合金膜の表面までの高さを測定した結果、高さのバラツキが3mm以下であり、反りのないことが確認された。
また、水素精製フィルタを改質器に装着し、実施例1と同様の高温高圧条件でフィルタのPd合金膜にメタノールと水蒸気の混合物を供給し、フィルタの多孔支持体側へ透過する水素リッチガスのCO濃度、および、水素リッチガスの流量を測定した。その結果、改質開始直後から100時間経過するまでの間のCO濃度は5〜10ppmと極めて低く、また、水素リッチガスの流量は1L/分であったが、100時間経過したあたりから水素選択透過性が低下し、CO濃度は10ppmを超え、ガスのリーク量が増加し、水素リッチガスの純度が低下した。
高純度の水素リッチガスを必要とする種々の分野に利用することができる。
本発明の水素精製フィルタの一実施形態を示す斜視図である。 図1に示される水素精製フィルタのA−A線における縦拡大部分断面図である。 本発明の水素精製フィルタの他の実施形態を示す図2相当の部分断面図である。 本発明の水素精製フィルタの他の実施形態を示す図2相当の部分断面図である。 本発明の水素精製フィルタの製造方法の一実施形態を示す工程図である。 本発明の水素精製フィルタの製造方法の一実施形態を示す工程図である。
符号の説明
1,11,21…水素精製フィルタ
2,12,22…多孔支持体
3,13,23…孔部
5,15,25…拡散防止層
6,16,26…Pd合金膜
8,18,28,28a,28b…外枠部材
2′…支持体
9…レジストパターン
9a…開口部

Claims (8)

  1. 孔部を複数有する多孔支持体と、該多孔支持体の一方の面の全域に配設された拡散防止層と、前記孔部を覆い、かつ、前記拡散防止層の周辺部が露出するように前記拡散防止層を介して前記多孔支持体上に配設されたPd合金膜と、該Pd合金膜の外側の領域であって前記拡散防止膜上と該Pd合金膜の外側の領域であって前記拡散防止膜が形成されていない前記多孔支持体の他方の面の周辺部との少なくとも一方に位置する環状の外枠部材とを備え、該外枠部材の厚みはPd合金膜の厚み以上であり、前記多孔支持体はステンレス鋼であり、前記外枠部材は鉄またはニッケルであり、前記拡散防止層はZr、Mo、Ta、W、Cr、Hf、Nb、Ruの1種からなる薄膜であることを特徴とする水素精製フィルタ。
  2. 前記多孔支持体の厚みは10〜50μmの範囲内であり、前記Pd合金膜の厚みは1〜5μmの範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の水素精製フィルタ。
  3. 前記外枠部材の幅は1〜5mmの範囲内であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の水素精製フィルタ。
  4. 前記外枠部材の厚みは前記Pd合金膜よりも3〜50μm厚いものであることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の水素精製フィルタ。
  5. 水素精製フィルタの製造方法において、
    支持体の表面側に拡散防止層を形成し、該拡散防止層上にPd合金膜を形成する膜形成工程と、
    前記Pd合金膜の外側領域の前記支持体上に、前記Pd合金膜以上の厚みを有する環状の外枠部材を形成する外枠部材形成工程と、
    前記外枠部材よりも内側の領域に複数の開口部が位置するレジストパターンを前記支持体の裏面側に形成し、該レジストパターンをマスクとして前記支持体を裏面側からエッチングすることにより、前記支持体に複数の貫通孔を形成し、その後、該貫通孔に露出する前記拡散防止層をエッチングにより除去して多孔支持体を作製するエッチング工程と、を有することを特徴とする水素精製フィルタの製造方法。
  6. 前記外枠部材形成工程では、電解めっきにより、鉄またはニッケルからなる外枠部材を形成することを特徴とする請求項5に記載の水素精製フィルタの製造方法。
  7. 前記膜形成工程では、真空蒸着、イオンプレーティング、スパッタリング、無電解めっきのいずれかの方法により、窒化チタン、炭化チタン、窒化ケイ素、炭化ケイ素、酸化マグネシウム、酸化セリウム、酸化亜鉛のいずれかからなる前記拡散防止層を形成することを特徴とする請求項5または請求項6に記載の水素精製フィルタの製造方法。
  8. 前記膜形成工程では、Zr、Mo、Ta、W、Cr、Hf、Nb、Ruのいずれかからなる薄膜を厚み0.01〜20μmの範囲で形成して前記拡散防止層とすることを特徴とする請求項5または請求項6に記載の水素精製フィルタの製造方法。
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