JP4708992B2 - 位置検出装置及びこれを用いた同期モータ駆動装置 - Google Patents

位置検出装置及びこれを用いた同期モータ駆動装置 Download PDF

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Description

本発明は、モータの磁極位置を検出する位置検出装置及びこれを用いた同期モータ駆動装置に係り、特に、ゼロ速度(停止状態)から高速度回転まで加減速する用途に適した位置検出装置及びこれを用いた同期モータ駆動装置に関する。
同期モータ(以下、単にモータと称する)は、その駆動装置として第1に、ロータの磁極位置を検出する位置検出装置を用いて駆動する方式がある。ここで、位置検出装置とは、例えば、レゾルバやアブソリュートロータリーエンコーダのように、回転中の回転角度を検出するとともに、停止時にも、絶対位置を判定できるものを指す。しかし、高効率なモータ駆動を達成するためには位置検出装置により逆起電圧(モータロータの磁極位置)の位相を精度良く検出することが不可欠で、その手法としていくつかの手法が知られている。
例えば、特許第3315847号明細書に記載のように、センサ信号の直線区間を用いて位置演算する検出手段を備え、センサ信号の最大最小値を用いて感度とオフセットを補正するものが知られている。
また、例えば、特許第3397013号明細書に記載のように、電機子コイルにかかる電圧と電流とを検出して回転子の磁極位置を推定し、回転子の回転位置との誤差から位置ずれを検出するずれ検出手段を備え、検出した位置ずれを補正するものが知られている。
特許第3315847号明細書 特許第3397013号明細書
ここで、特許第3315847号明細書にも記載されているように、同期モータでは、回転中の回転位置を検出するとともに、停止時にも、絶対位置を判定できる位置センサとして、安価なホール素子を用いた位置検出方法が存在し、ホール素子自体の温度変化の影響には、センサ信号の最大最小値を用いて補正する方式が考案されている。
しかしながら、急激な温度変化さらされる車両用駆動モータの位置検出器としては、温度変化を加味したセンサ信号の電圧レンジを設定する必要があるため、検出分解能が低下し、結果的に位置検出精度が不足するため、同期モータの要求スペックを満足できないという問題がある。更に、取付位置ずれの補正がなされていないため、製作性やメンテナンス性に問題がある。
また、特許第3397013号明細書では、モータ組み立ての際に生じる機械的な取付誤差からモータロータ(磁石位置)と位置検出器との位置誤差を磁極位置推定演算を用いて検出(記憶)して位置検出値を補正している。
しかしながら、モータ印加電圧とモータ電流、及びモータ定数とを用いて磁極位置推定演算を行ってモータロータ(磁石位置)と位置検出器との位置誤差を補正するため、複雑な磁極位置推定演算が必要になるという問題がある。さらに、量産時におけるモータ定数のバラツキ、電流検出精度のバラツキによって生じる演算誤差が位置検出補正の制限になるため位置検出器の高精度化が図れないという問題がある。
本発明の目的は、ゼロ速度から高速度回転まで急加減速するモータの磁極位置検出の検出精度を向上できる位置検出装置及びこれを用いた同期モータ駆動装置を提供することにある。
(1)上記目的を達成するために、本発明は、2つ以上のセンサ信号を用いて、モータの磁極位置を検出する位置検出装置であって、前記センサ信号の基本波成分の信号を検出して位置演算する位置検出器と、前記検出した基本波成分の信号からゲイン,オフセット,位相のいずれかの信号情報を演算し、この信号情報から位置検出誤差が零になるように補正する補正手段を備え、前記位置検出器は、前記センサ信号を、所定の第1判定値と第2判定値との範囲で抽出して、前記基本波成分の信号を検出し、前記所定の第1判定値は、前記位置検出器の入力レンジの最大値よりも小さくかつ前記センサ信号の平均値よりも大きい値であり、 前記所定の第2判定値は、前記位置検出器の入力レンジの最小値よりも大きくかつ前記センサ信号の平均値よりも小さい値である
かかる構成により、ゼロ速度から高速度回転まで急加減速するモータの磁極位置検出の検出精度を向上し得るものとなる。
)上記(1)において、好ましくは、前記位置検出器は、前記センサ信号の中間電位となるセンサ信号を抽出して、前記基本波成分の信号を検出するようにしたものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記センサ信号は、センサ信号値がほぼ変化しない所定の区間を有する歪み波形である。
)上記(1)において、好ましくは、前記センサ信号は、U相,V相,W相の3相の信号であり、前記位置検出器は、U相信号とW相信号の交点からV相信号とW相信号の交点まで、V相信号とW相信号の交点からU相信号とV相信号の交点まで、U相信号とV相信号の交点からU相信号とW相信号の交点までの信号を抽出して、前記基本波成分の信号を検出するようにしたものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記補正手段は、前記位置演算器で求めた位置演算値から位置誤差量を算出する誤差演算器と、この誤差演算器で算出された前記位置誤差量を用いて前記位置演算値を補正する位置補正器を備えるようにしたものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記補正手段は、前記信号情報と所定の基準値との差からセンサ信号の誤差量を求め、この誤差量が零となるように前記センサ信号を補正する信号補正器を備えるようにしたものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記センサ信号を発生するセンサユニットを備え、このセンサユニットは、センサと鎖交する有効磁束量を調整する磁気調整部を備えるようにしたものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記センサ信号を発生するセンサユニットを備え、このセンサユニットは、センサの磁束感度方向と直行する向きに、磁気遮蔽部を備えるようにしたものである。
)上記(1)において、好ましくは、前記センサ信号を発生するセンサユニットを備え、このセンサユニットは、モータ組込ケースの外周から複数のセンサを取付可能である。
10)また、上記目的を達成するために、本発明は、2つ以上のセンサ信号を用いて、モータの磁極位置を検出する位置検出装置と、この位置検出装置で検出した位置検出値を基に、PWM駆動信号を作成しインバータに出力して永久磁石同期モータを駆動するモータ制御器とを有する永久磁石同期モータ駆動装置であって、前記位置検出装置は、前記センサ信号の基本波成分の信号を検出して位置演算する位置検出器と、前記検出した基本波成分の信号からゲイン,オフセット,位相のいずれかの信号情報を演算し、この信号情報から位置検出誤差が零になるように補正する補正手段を備えるようにしたものである。
かかる構成により、ゼロ速度から高速度回転まで急加減速するモータの磁極位置検出の検出精度を向上し得るものとなる。
11)上記(10)において、好ましくは、前記モータ制御器は、前記補正手段で信号情報を求める際に、前記永久磁石同期モータを所定の電気角でステップ駆動するようにPWM駆動して前記モータのロータ停止位置を確定させるロータ位置確定器を備え、前記位置検出装置の前記補正手段は、前記ロータ位置確定器によって確定されたロータ位置において、そのロータ位置の値と、前記位置検出装置で検出した位置検出値との差からロータ位置検出誤差を演算し、このロータ位置検出誤差を補正するようにしたものである。
12)上記(10)において、好ましくは、前記モータ制御器は、トルク指令を入力するように構成され、前記永久磁石同期モータは、停止状態から大きな速度範囲で大きな加減速度を持つ動力負荷を備えるようにしたものである。
13)上記(10)において、好ましくは、前記モータ制御器は、車両制御装置からのトルク指令を入力するように構成され、前記永久磁石同期モータは、停止状態から高速度走行まで大きな速度範囲で走行する車両を動力負荷として備えるようにしたものである。
本発明によれば、ゼロ速度から高速度回転まで急加減速するモータの磁極位置検出の検出精度を向上できる。
以下、図1〜図9を用いて、本発明の第1の実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成について説明する。
最初に、図1を用いて、本実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成を示すブロック図である。
バッテリーBATTは、モータ駆動装置800のインバータ801の直流電圧源である。直流電圧はインバータ801によって可変電圧、可変周波数の3相交流に変換され、同期モータ300に印加される。三相交流の印加電圧の位相を同期モータの誘起電圧の位相とを任意の位相に制御するために位置センサ部330が同期モータに取り付けられている。モータ300に加える印加電圧をより高精度に制御するためには、直流電圧を直流電圧検出器(図示しない)により検出し、電圧制御器805にて使用する。
電圧制御器805は、位置検出装置700の位置検出値θsと、直流電圧値を用いて、電圧指令(交流制御をする場合には3相の電圧指令とし、ベクトル制御をする場合にはd軸、q軸の電圧指令とする)に一致するように周知のパルス幅変調(PWM)されたドライブ信号を作成する。作成されたドライブ信号は、ドライブ回路804の駆動回路を介し、インバータ801の半導体スイッチ素子(図示しない)をオン/オフ制御する。ここで、位置検出値θsはロータの位置情報であり、センサ信号(Hu,Hv,Hw)から位置検出器710により位置θを演算し、位置θに含まれる位置誤差を補正手段720によって補正したものである。補正量CS1は、誤差演算器721によって求められる。位置検出装置700の詳細な動作については、図5〜図9を用いて後述する。
なお、モータ駆動装置800において、モータの回転速度を制御する場合には、位置検出装置710の位置検出値θsを用いてモータ回転速度を演算すると共に、演算した回転速度が上位制御器からの速度指令と一致するように電圧指令を作成する。また、モータ出力トルクを制御する場合にはモータ電流を検出し、検出したモータ電流からモータ出力トルクを演算し、演算したモータ出力トルクが上位制御器からのトルク指令と一致するように電圧指令を作成する。
次に、図2〜図4を用いて、本実施形態による位置検出装置にて用いる同期モータと位置センサの構造について説明する。
図2〜図4は、本発明の第1の実施形態による位置検出装置にて用いる同期モータと位置センサの構造を示す図である。図2は、本発明の第1の実施形態による位置検出装置にて用いる同期モータと位置センサの構造を示すモータ軸方向の断面図である。図3は、モータの径方向の断面図であり、図2のA−A’断面図である。図4は、モータの径方向の断面図であり、図2のB−B’断面図である。
図3及び図4に示すモータは、永久磁石界磁の永久磁石同期モータで、特に永久磁石を回転子鉄心に埋め込んだ埋め込み磁石型の永久磁石同期モータである。また、固定子鉄心311の内側にギャップを介して回転子320が配置される内転形のモータで、固定子鉄心の単一ティース311Tに巻線312を巻回する集中巻モータである。回転子320は、回転子鉄心321と、永久磁石322と、モータ軸360からなる。回転子(モータロータ)320は、モータ軸360を軸受け350で回転支持されており、回転センサ330はモータハウジングに固定されている。固定子310は、圧入若しくはキー溝などでモータハウジングに固定されている。固定子310の巻線312は、U,V,Wの三相巻線312U,312V,312Wが順次に配置されている。回転子320の永久磁石322は、ギャップ面方向にN極の極性を持つ永久磁石322Nと、S極の極性を持つ永久磁石322Sとが、順次周方向に交互に配置されている。
ここで、永久磁石322の材質は、Nd−Fe−Bなどの希土類磁石が保持力とコストの面から好適ではあるが、その他の希土類磁石あるいはフェライト磁石であってもよく、モータ出力特性が変わるのみである。また、本例では16極24スロットの2対3(極数=2、スロット数=3の整数倍のモータ)系列にて図示したが、4対3、あるいは8対9、10対12などの系列でもよいものである。また、本実施例では埋め込み磁石型の集中巻同期モータについて説明したが、表面磁石型でも問題なく、分布巻きモータでもよいものである。
図4に示すように、回転センサ330は、センサH1,H2,H3から構成され、それぞれモータの電気角度で120度ずつ角度をずらして配置している。各センサH1,H2,H3は、モータロータの回転に従い、同一永久磁石の磁束変化をセンサH1→H2→H3の順(逆回転した場合にはその逆順)にて検出する。なお、電気角度で120度ずつ角度をずらして配置を図示したが、機械角度で120度ずつ角度をずらして配置してもよいものである。この場合、各センサ(H1,H2,H3)の検出する磁石の磁束がそれぞれ別の磁石となり、永久磁石の貼り付け誤差の影響が表れるため、磁石分のメモリーを使用して繰り返し学習補正することとなる。
また、センサH1,H2,H3は、センサ素子と増幅回路と温度補正回路などを1パッケージ化したものであるが、センサ素子のみを位置センサ部330に配置し、増幅回路と温度補正回路などはモータ駆動装置800のプリント基板上に配置しても良いし、複数のセンサ相当を1パッケージ化して位置センサ部330に実装することも可能である。逆に、位置検出装置700を専用IC化して、センサと位置検出装置700とを位置センサ部330に実装することも可能である。この場合、位置検出値θsの1出力をアナログ出力するかパルス幅変調などしてディジタル出力することにより、位置センサ部330からの出力本数を3本(Hu,Hv,Hw)から1本(θs)に削減することができる。
次に、図5〜図7を用いて、本実施形態による位置検出装置700の動作について説明する。
図5〜図7は、本発明の第1の実施形態による位置検出装置の動作を示す動作信号波形図である。図3は理想状態の動作信号の例を示し、図4はゲイン誤差とオフセット誤差を含む動作信号の例を示し、図5は位相誤差を含む動作信号の例を示している。
最初に、図5を用いて、誤差のない理想状態の動作信号について説明する。図5において、図5(a)の縦軸は、位置センサ部330の出力信号であるセンサ信号を示している。図5(b)の縦軸は、位置検出器710にて抽出された抽出信号を示している。図5(c)の縦軸は、位置検出器710にて求められた位相信号VOを示している。図5(d)の縦軸は、補正手段720で求められた信号情報SI1を示している。図5(e)の縦軸は、位置検出装置700が出力する検出位置(絶対位置)θsの角度信号を示している。また、図5(a)〜(e)の横軸は、角度を示し、は理想的な位相(角度)を示している。
さらに、図5(a)〜図5(d)において、実線はU相の信号を示し、点線はV相の信号を示し、一点鎖線はW相の信号を示している。
位置検出装置700は、位置検出器710において、位置センサ部330のセンサ信号Hu,Hv,Hwを入力信号とし、検出したセンサ信号(単に検出センサ信号と呼ぶ)から位置θを演算し、補正手段720において、誤差補正量CS1を演算して、同期モータ300の回転角度を示す位置検出値θsを補正するフィードフォワード補正を示している。
図4に示したように、位置センサ部330には、3つのホール素子を電気角度で120度間隔に取り付けられている。したがって、位置センサ部330は、図5(a)に示すように、電気角度で120度ずれたU相,V相,W相に対応するセンサ信号Hu,Hv,Hwを出力し、位置検出器710に入力する。
位置検出器710は、入力レンジの最大値VP1と最小値VP2とを有している。入力レンジの最大値VP1と最小値VP2は、アナログ回路の電源電圧またはA/D変換器の入力レンジにより制限される値で、例えば、VP1≒5V、VP2≒0Vの範囲の信号(検出センサ信号)である。位置検出器710は、入力したセンサ信号を、センサ信号の平均値(中心値)VP0より大きい第1判定値VL1と、平均値より小さい第2判定値VL2とで比較し、第1と第2の判定値VL1,VL2の範囲でセンサ信号を抽出して、図5(b)に示す抽出信号を検出する。抽出信号は、センサ信号Hu,Hv,Hwを第1と第2の判定値VL1,VL2の値でクランプした信号である。また、図5(a)若しくは図5(b)に示す平均値が、センサ信号の中間電位であり、この中間電位付近の信号を抽出した信号でもある。
ここで、第1と第2の判定値VL1,VL2は、好ましくは、

VP1 ≧ VL1 ≧(センサ信号の波高値の1/2)+VP0

VP2 ≦ VL2 ≧VP0−(センサ信号の波高値の1/2)

に設定され、センサ信号の最大補正量を設計する時に決定できる値である。
ここで、この抽出信号が位置演算に用いられる信号であり、センサ信号の基本波成分となる。抽出した信号はセンサ信号のピーク値付近をカットした波形となり感度の高い(抽出区間によっては非線形となるものの位置検出には問題ない)信号レベルの範囲を利用できる。
更に、センサ信号のピーク付近に重畳する高調波成分を除去することが可能となる。特に、図6を用いて後述するように、センサ信号が入力レンジ範囲を超える場合には、入力レンジの最大・最小値(VP1,VP2)とでピークカットされた台形波状の信号が検出センサ信号であり、多くの高調波を含むことになるが、本実施形態の位置演算ロジックでは高調波の影響を受けない。このピークカットされた信号は、センサ信号値が変化しない区間を有する歪み波形である。すなわち、センサ信号がピークカットされた歪み波形であっても位置検出及び位置補正が可能(tan−1 の関数では求まらない)である。
さらに、位置検出器710は、抽出信号の信号値から逆三角関数あるいはテーブルサーチにより対応する位相を演算し、信号位置演算FS1を算出する。信号位置演算FS1は、理想的な各センサ信号の中心値との交点の位相(角度で、0,60,120,180,240,300)を基準位相値にした±30度付近の位相信号VO(図5(c))として得られ、第1と第2の判定値に対応する位相VO1、VO2には、

VO2 ≦ VO ≦ VO1

の関係にある。位相信号VOは、各相の信号が交差する付近の値はどちらか一方を採用するか、交点までを採用することができる。なお、理想状態における各相の信号が交差する点は±30度である。これにより、位置θは基準位相値をベースに検出した位相信号VOの加算を繰り返し行うことで0〜360度の絶対角度を得ることができる。
補正手段720は、位置検出器710によって求められた位相信号VOから演算により、図5(d)に示す信号情報SI1を求める。さらに、信号情報SI1と基準値PRとの差分から誤差を検出し、位置θを補正する。例えば、位相信号VOを微分してインバータの出力周波数f’で除算し、更に絶対値を取ることで図5(d)に示す信号情報SI1を得ることができる。ここで、位相信号VOの基本波成分をsin(ωt+α)(αは三相信号の各位相)と仮定すると、その微分値はω・cos(ωt+α)である。ω=2πfであり、同期モータの電気角の周波数fはインバータの出力周波数f’とほぼ等しいことから、ωをインバータの出力周波数f’で除算することにより信号の傾きの基準値PR(ここでは2π)となる。
すなわち、信号情報SI1は、ゲインとオフセット情報を含んだ信号情報であり、この信号情報SI1に補正演算を行い、補正量CS1を算出し、位置θに加算することにより補正された位置検出値θsが得られる。なお、図5に示す信号波形は、理想的な信号であるため、有効位置情報の区間において基準値PRの2πと一致する一定値となり、ゲイン=1、オフセット=0と検出され、補正演算した結果の補正量CS1は零である。
以上のように、ピークカットされた台形波状の信号が検出センサ信号となることなく、安定した位置演算が可能になる。また、入力レンジの最大・最小値(VP1,VP2)の範囲内に第1と第2の判定値(VL1,VL2)を設定することにより、対応する位相VOが、

VO2 < VO かつ VO < VO1

の状態であれば位置演算が成立しているなどの位置検出演算の合否チェックをしながら位置検出できるため、位置検出の異常と、異常値を用いたモータの暴走を防止することができる。
次に、図6を用いて、ゲイン誤差とオフセット誤差とがセンサ信号に含まれた状態の動作信号について説明する。図6において、図6(a)〜図6(e)の縦軸は、図5(a)〜図5(e)と同様である。横軸は、図5と同様に角度を示し、は理想的な位相(角度)を示している。
図6(a)に示すように、U相のセンサ信号Huのゲインが増大し、V相のセンサ信号Hvにオフセット(+)が生じた例を示している。なお、W相のセンサ信号Hwは、理想値と同等である。センサ信号は、入力レンジの最大・最小値(VP1、VP2)を越えた信号の区間を点線で示し、検出センサ信号は最大・最小値(VP1,VP2)でクランプされた実線である。
抽出信号のレベルVL1,Vl2を用いて位置演算をするので、図6(c)に示すように、位相信号VOにもゲイン誤差とオフセット誤差の影響が表れている。
従って、信号位置演算から求めた信号情報SI1は、図6(d)に示すように、U相とV相にそれぞれの誤差の影響が検出されている。検出位置は、誤差補正を施していない検出値を実線で、理想的な検出値を波線で示している。なお、ゲイン誤差は0〜360度内にある2つの検出区間で、それぞれの区間の始まりと終わりとの誤差量(理想的な検出値に対する位置誤差の量)が正負に振れ、オフセット誤差は0〜360度内にある2つの検出区間の誤差量(理想的な検出値に対する位置誤差の量)が正負の誤差量として現れる。すなわち、この誤差量を検出すればゲイン誤差とオフセット誤差を補正できる。
具体的な検出方法について説明する。U相信号で検出されるゲイン誤差Gain1は、ゲイン誤差係数Geとして検出され、

(ゲイン誤差係数Ge)=(信号情報SI1)/(基準値PR)

である。ただし、有効位置情報(U相の信号情報SI1≠0)の区間のみがゲイン誤差係数Geの有効な値である。さらに、好ましくは、ゲイン誤差の検出するタイミングはセンサ信号の中心値付近である。例えば、U相の信号情報SI1の変化分≒0のタイミングがあり、さらに別の例では、抽出信号を2階微分したゼロクロスのタイミングがある。
一方、V相信号で検出されるオフセット誤差Off1は、2つの検出ポイント(Off11,Off12)の差分をオフセット誤差係数Oeとして検出され、

(オフセット誤差係数Oe)= Off11 − Off12

である。ただし、有効位置情報(V相の信号情報SI1≠0)の区間のみがオフセット誤差係数Oeの有効な値である。さらに、好ましくは、オフセット誤差の検出するタイミングは有効位置情報の初めと終わり付近のポイントである。例えば、V相の信号情報SI1が≠0になるタイミングがあり、さらに別の例では、抽出信号が第1と第2の判定値(VL1,VL2)とほぼ等しくなったタイミングがある。
補正手段720は、上述のゲイン誤差係数Geとオフセット誤差係数Oeとを用いて補正すべき位相を演算し、位置θ(誤差補正を施していない検出値(実線))に対して補正量CS1を補正することで、理想的な検出値(波線)に漸近させた位置検出値θsを得る。
なお、ゲイン誤差とオフセット誤差は、次のようにして検出することもできる。すなわち、誤差を含んだ検出センサ信号をA・sin(ωt+α)+Dとしたとき、上述したように微分してインバータの出力周波数f’で除算すれば、2πA・cos(ωt+α)となる。この信号の最大値を計測すれば2πAが得られ、最大値を得るタイミング(ωt+α=0)での検出センサ信号からオフセットDが得られる(最大値を得るタイミングは、抽出信号の区間範囲に相当した検出センサ信号を2階微分してゼロとの交点としてもよいものである)。このようにして、ゲイン誤差係数をA(基準値2πとの比)と求め、オフセット誤差をDのように求めることもできる。
次に、図7を用いて、位相誤差とがセンサ信号に含まれた状態の動作信号について説明する。図7において、図7(a)〜図7(e)の縦軸は、図5(a)〜図5(e)と同様である。図7(f)は、補正手段720で求められた信号情報SI2を示している。横軸は、図5と同様に角度を示し、は理想的な位相(角度)を示している。
図7(a)に示すように、V相のセンサ信号Hvの位相のみが進んだ例を示している。U相とW相のセンサ信号Hu,Hwは、理想値と同等である。
抽出信号のレベルVL1,Vl2を用いて位置演算をするので、図7(c)に示すように、位相信号VOにも位相誤差の影響(V相の位相が進んだ状態)が表れている。V相の抽出信号のレベルも理想値とほぼ同等のため位置演算に誤差は生じていない。このため、信号位置演算から求めた信号情報SI1は位相誤差の影響が現れない。
V相の位相ずれは、V相の基準位相値(120,300度)から位相誤差となって現れ、位置θは誤差補正を施していない検出値(実線)となる。位相誤差がオフセット誤差と異なるのは、0〜360度内にある2つの検出区間の誤差量(理想的な検出値に対する位置誤差の量)が同じ方向に(超過又は不足)として現れることである。すなわち、この誤差量を検出すれば補正できる。
この補正方法について説明する。補正手段720は、図7(f)に示す信号情報SI2を用いて位相ずれを検出する。信号情報SI2は、信号位置演算の信号から生成する(抽出信号でも求められる)もので、各信号の交点もしくは各信号の中間値から生成した信号波形である。なお、理想的な信号位置演算の各信号の交点は±30度である。
位相ずれを検出するのにまずU相信号を基準位相とする。すなわち、U相に対するV相の位相ずれ量(以下、単にV相位相誤差UVと称する)と、U相に対するW相の位相ずれ量(以下、単にW相位相誤差UWと称する)を求める。図7(f)で、U相とV相の交点(0〜360度の2カ所)における理想的な位相差をPhas11,Phas12とする。V相位相誤差UVは、Phas11≒Phas12で、どちらか一方の値、あるいは平均値を誤差量として検出きる。これをV相の位相検出区間の補正量CS1として位相θ(誤差補正を施していない検出値(実線))に補正し、理想的な検出値(波線)に漸近させた位置検出値θsを得る。
上述のように、入力されるセンサ信号は入力レンジを越えた信号波形、または入力レンジ内でクランプされたような歪み波形のいずれかであっても位置検出が可能で、センサ信号に誤差が重畳された場合にも誤差分を補正することにより、理想的なセンサ信号が入力された場合と同等に精度良い位置検出信号θsを得ることができる。
一方、基準信号であるU相信号が位相ずれ(以下、単にU相位相誤差UUと称する)していることも想定される場合に、上述の位相誤差補正のみでは0〜360度区間の位置検出精度は高くなるものの絶対位置の誤差(U相の位相ずれ分)は補正できない。例えこの絶対位置の誤差が残っていたとしてもモータ印加電圧のリプルやモータ電流のリプル(トルクリプルと同等)には影響しないため、モータを滑らか、かつ高精度に駆動することが可能である。しかし、モータが高速回転した時に、モータ効率の低下となって現れる。絶対位置の誤差を低減する1つの手法として、V相位相誤差UVと、W相位相誤差UW及びV相とW相との位相差VWとから演算によりU相位相誤差UUを求めることで平均化して全体の位相誤差量を低減することができる。また、好ましくは、別の1つの手法として、所定の電圧ベクトルを印加し、モータをステップ駆動することによりU相の位相誤差を検出することである。
次に、図8を用いて、本実施形態による位置検出装置700における電圧ベクトルとロータの磁極位置(位相)の関係について説明する。
図8は、本発明の第1の実施形態による位置検出装置における電圧ベクトルとロータの磁極位置(位相)の関係の説明図である。
以下の式(1),式(2),式(3)は、位置センサ部のセンサ信号の数式表現を示している。
Figure 0004708992
ここでは、簡単化のため正弦波信号を数式化しているが、高調波を含んだ台形波などでも同様である。ここで、サフィックス(n)は任意のサンプリングでの値を示し、ロータの磁極位置(位相)をθa、各センサ信号(HU,HV,HW)のゲイン(A1,A2,A3)とオフセット(C1,C2,C3)及び位相誤差(α,β,γ)とを示している。上述のように、センサ信号のゲイン誤差、オフセット誤差、及びV相位相誤差UVと、W相位相誤差UWは検出できているのでU相位相誤差UU(=α)を求められれば、β=V相位相誤差UV−α、γ=W相位相誤差UW−α とすることで絶対位置をも補正することができる。
一方、3相のインバータ801においては、出力電圧は各相それぞれに対して0又は1の場合があるので、合計2の3乗個=8通りの組み合わせがある。この全8通りの出力電圧の組み合わせで表現される電圧ベクトルによりロータの磁極位置(位相)が決定される。一般に、零電圧ベクトルと呼ばれている状態である2通りの電圧ベクトル、V0電圧ベクトルとV7電圧ベクトルでは、磁極位置(位相)は確定されない。しかし、残りの6通りの電圧ベクトルをロータが回転するのに十分な時間だけ印加すれば、磁極位置(位相)は確定される。例えばV1ベクトルのように、U相電圧が1で、他の相の電圧が0である場合には、U、V,Wの各相電流(IU,IV,IW)の関係は、IU=―(IV+IW) の電流が流れ、ロータは所定の電気的な角度位置(位相)で停止する。他の電圧ベクトルの場合も同様で、全部で6通りの電圧ベクトルにより、60度間隔の電気的な角度位置(位相)に保持することができる。
この場合には、モータ始動あるいは停止時に位相誤差の検出ロジックが介在することとなるが、位相誤差は取付誤差が発生要因であるため、センサ取付、交換時にのみ1回行って記憶保持しておけば良いことであり、通常のモータ始動には必ずしも必要になるわけではない。
印加した電圧ベクトルに対応するロータ磁極位置の電気的な角度位置(位相)と、位置検出装置700における式(1)〜式(3)に示したセンサ信号の位相(あるいは、信号位置演算FS1、位相θ、または位置検出信号θsのいずれかでも問題ない)とを比較して検出される誤差をU相の位相ずれ(誤差量)とし、V相、W相の位相誤差を修正する。もしくは、位置検出値θsを補正する。これにより、U相信号が位相ずれをしている場合に、U相信号を基準位相に取ってV相、W相の位相誤差を検出した場合にも、高精度な位相補正が可能になる。
好ましくは、ロータが正逆転するように複数の電圧ベクトルを印加し、ロータの電気的な角度位置(位相)θaと、位置検出装置700の位相とを複数回にわたって順次比較することにより、負荷トルクあるいはフリクショントルクが生じている場合にも、より高精度な位相補正が可能となる。また、60度間隔の電圧ベクトルの印加時間を調整(PWM変調)することにより、60度の中間の角度(位相)でも位相誤差の検出が可能である。
なお、上述の説明では、各センサ信号(HU,HV,HW)のゲイン(A1,A2,A3)とオフセット(C1,C2,C3)が既知である時を例に説明したが、複数の電圧ベクトルを印加し、ロータの電気的な角度位置(位相)θaにおける、各センサ信号(HU,HV,HW)を検出することで数1の連立方程式を解くことができ、センサ信号の各誤差を検出することも可能である。これは、製品製造時などのオフライン・モード(実際の運転とは別の補正値検出モード)にて製品の良否判定、あるいは初期値の設定を短時間できるようになる。
次に、図9を用いて、本実施形態による位置検出装置700における誤差検出と補正動作について説明する。
図9は、本発明の第1の実施形態による位置検出装置における誤差検出と補正動作を示すフローチャートである。
電源が投入されると、最初に、処理F1において、位置検出装置700は、前回のゲイン、オフセット、位相の各補正値をフラッシュメモリなどから呼び出し、補正初期値とする。
次に、処理F2において、電圧制御器805は、位置検出装置700の位置検出値θsを用いてモータを始動する。ここで、位置検出値θsは、位置検出器710の出力θを、処理F1で設定した補正初期値CS1で補正することにより、求められる。
次に、処理F3において、誤差演算器721は、上述のようにモータ動作中の位相θを演算すると共に、各センサ誤差を検出する。
そして、処理FS1にて、検出誤差の大きさ及び変動をチェックし、所定の誤差範囲より大きい場合には、位置検出装置700は、処理F5の処理に進み検出誤差が大きいことを上位ECU(エンジンコントロールユニット)および操作パネルに通知(表示)して終了する。許容誤差範囲内であれば、処理F4に進み、位置検出装置700は、ゲイン誤差補正値を更新する。
次に、処理FS2において、位置検出装置700は、オフセット誤差の大きさから補正値を更新すべき大きさ、あるいはタイミングであるか判定し、更新する場合には処理F6においてオフセット補正値を更新する。そうでなければ、処理FS3において、位置検出装置700は、位相誤差の大きさから補正値を更新すべき大きさ、あるいはタイミングであるか判定し、更新する場合には処理F7において、オフセット補正値を更新する。
次に、処理F8において、誤差演算器720は、位相θに補正量CS1を施して補正された位置検出値θsを得る。
処理FS4において、位置検出装置700は、モータ停止でなければ上記フローを繰り返す。モータ停止であれば処理F9において、位置検出装置700は、最終のゲイン、オフセット、位相の各補正値をフラッシュメモリなどに記憶する。一般に始動時と停止時の温度が異なることから、最終のゲイン、オフセット補正値を記憶するのではなく、電源投入直後の始動後しばらくしてからの補正値を繰り返し学習して記憶するようにしてもよいものである。位相補正値は機械的な取付け誤差を補正する値であるから、大きく変化すべき値ではなく繰り返し学習、あるいは移動平均した補正値を記憶すればよいものである。なお、位置センサ部を交換した場合など、メンテナンスした後には位相補正値をリセットすることが好ましい。
これにより、製品出荷後のセンサの温度変化や、劣化などが起きた場合にもオンライン(実際の運転中)にてセンサ補正、あるいは故障検知ができる。
なお、上述では検出センサ信号から判定により基本波成分の抽出する方式について説明したが、ピークカットされたセンサ信号または検出センサ信号をFFTなどの周波数解析により基本波成分について抽出すれば位置検出、及び位置補正を行うことが同様に可能となる。この場合、基本波のみを逆変換した信号値を用いるなどで簡単に位置θを求めることができ、さらに波形解析した時の振幅、オフセット、位相を用いれば容易に位置補正することができるものである。
以上説明したように、本実施形態によれば、位置センサ部によって検出されたセンサ信号に対して、ゲイン誤差,オフセット誤差,位相誤差を補正できるので、磁極位置の検出精度を向上することができる。したがって、ゼロ速度から高速度回転まで急加減速するモータの磁極位置検出の検出精度を向上できる。
また、電源投入後に位置誤差を補正することで、取付位置ずれの補正も行えるため、製作性やメンテナンス性が向上する。
また、この位置誤差の補正により、量産時におけるモータ定数のバラツキ、電流検出精度のバラツキによって生じる演算誤差も補正することができる。
次に、図10及び図11を用いて、本発明の第2の実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成について説明する。なお、本実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成は、図1に示したものと同様である。
図10は、本発明の第2の実施形態による位置検出装置の構成を示すブロック図である。図11は、本発明の第2の実施形態による位置検出装置の動作を示す動作信号波形図である。
図11において、図11(a),図11(b),図11(c),図11(d),図11(f)の縦軸は、図5(a),図5(b),図5(c),図5(d),図5(f)と同様である。図11(a2)は、補正後のセンサ信号を示している。図11(d2)は、信号情報SI3を示している。横軸は、図5と同様に角度を示し、は理想的な位相(角度)を示している。
図10において、位置検出装置700Aは、補正手段720Aにて信号補正器722Aを用いて入力したセンサ信号Hu,Hv,Hwを補正していることが図1と異なる。図1の例では、フィードフォワードにより信号誤差を補正したのに対して、本実施形態では、フィードバックにより信号誤差を補正している。
また、図11(b)の抽出信号は、補正後センサ信号(図11(a2))の各信号の交点もしくは各信号の中間値から生成した信号波形であることが、図7と大きく異なり、その他の同一符号の動作は同じである。
図10の位置検出装置700Aに入力されたセンサ信号Hu,Hv,Hwは、検出センサ信号(図11(a)の実線)として検出され、補正手段720Aにて信号補正器720Aが出力する補正量CS2によって補正され、補正後センサ信号Su,Sv,Swとして出力される。位置検出器710Aは、補正後センサ信号Su,Sv,Swにより、位相を演算して位相信号θを出力する。補正手段720Aは、位置検出器710Aの位相信号から、センサ信号に含まれるゲイン誤差,オフセット誤差,位相誤差をそれぞれ検出し、補正量CS2を出力する。この補正量CS2を用いて信号を演算処理することにより、補正後センサ信号Su,Sv,Swを得るものである。
図11(a)は、V相センサ信号Hvにゲインとオフセットの誤差が含まれ、W相センサ信号には位相誤差が含まれている例を示している。なお、U相センサ信号Huが理想値と同等である。
図11(a2)に示す信号補正器720Aによって補正された補正後センサ信号Su,Sv,Swは、検出センサ信号(図11(a)に示すセンサ信号の実線波形)を各信号の交点のタイミングで補正演算した信号である。
図11(b)に示す抽出信号は、位置検出器710Aが、補正後センサ信号の各信号の交点もしくは各信号の中間値から生成した信号で、3つの信号が合成された1つの信号となる。位置検出器710Aは、抽出信号から信号位置演算を行い、図11(c)に示す位相信号VOを得る。
信号補正器720Aは、位相信号VOに対して、信号演算(例えば微分演算)して、図11(d2)に示す信号情報SI3を得る。信号情報SI3には、3つのセンサ信号のゲイン、オフセット誤差の情報が重畳した信号として検出される。また、信号補正器720Aは、信号情報SI2にて位相誤差の情報を検出する位相誤差は、各信号の交点タイミングにおける理想的な値(±30度)との差分をPhas1(n) , Phas2(n) , Phas3(n) (nはサンプリング数)とする。
信号情報SI3において、V相の初めの検出区間(約100〜150度)には、ゲイン誤差Gain2と、オフセット誤差Off2とを検出できる。検出したゲイン誤差Gain2はゲイン補正の演算係数を乗算し、U相とW相の交点のタイミングで、V相の検出センサ信号に補正を施す。すなわち、横軸の210度付近のタイミングでゲイン補正している。このタイミングであれば、V相信号は位置演算に用いられていないため、急激な補正を検出センサ信号に加えたとしても位置検出装置700は常に安定した位置θを演算できる。
オフセット誤差の補正についても同様で、オフセット誤差Off2は、

Off2= k*{ (Off21-Gain2) -(Off22-Gain2) }

として検出し、オフセット補正の演算係数を乗算し、U相とW相の交点のタイミングでV相の検出センサ信号に補正を施すことができる。好ましくは、1周期の間(2回の検出区間での検出値)の平均値を用いて補正する。すなわち、横軸の380度付近のタイミングでオフセット補正している。ここで、kは演算係数で、例えば、0.5である。
信号情報SI2において、W相の位相誤差Phas32を検出し、位相補正する時にもオフセット補正と同じタイミングで行う。W相の位相誤差Phas32は、

Phas32= k*{ Phas3(1) - Phas3(2) }

として検出し、位相補正の演算係数(一般に≒1)を乗算し、検出センサ信号の位相補正演算をして、信号を補正することができる。なお、位相誤差の検出には、1周期の間(2回の検出区間での検出値)を用いる。好ましくは、オフセット補正中には位相誤差検出せずに、オフセット補正が誤差範囲内に収束した後に、位相誤差の検出ならびに位相補正する。
以上により、検出センサ信号を補正する場合には、フィードバック補正することが可能となり、各センサ誤差を所定の誤差範囲まで収束でき、位置検出を安定、かつ高精度に検出できる。
なお、信号情報SI2のみを用いてゲイン誤差、オフセット誤差、位相誤差を検出することも可能である。例えば、U相のゲイン誤差は、Phas2(1)≒ Phas3(1)として検出でき、V相のオフセット誤差は、Phas3(2)≒ −Phas1(1) として検出できる。 このようにして検出した誤差に補正係数を乗算しても、フィードバックして補正することができ、信号演算の処理を簡素化できる。
さらに、ゲインとオフセットの誤差に対してはフィードバック補正とし、位相の誤差に対しては既に説明したフィードフォワード補正とすることも可能である。
以上説明したように、本実施形態によれば、さらに精度良く、ゲイン誤差,オフセット誤差,位相誤差を補正できるので、磁極位置の検出精度を向上することができる。したがって、ゼロ速度から高速度回転まで急加減速するモータの磁極位置検出の検出精度を向上できる。
次に、図12〜図14を用いて、本発明の第3の実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成について説明する。なお、本実施形態による位置検出装置の構成は、図10に示したものと同様である。また、本実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成は、図1に示したものと同様である。
図12は、本発明の第2の実施形態による位置検出装置にて用いる同期モータと位置センサの構造を示す図である。図12は、本発明の第1の実施形態による位置検出装置にて用いる同期モータと位置センサの構造を示すモータ軸方向の断面図である。図13は、モータの径方向の断面図であり、図12のB−B’断面図である。図14は、本発明の第3の実施形態による位置検出装置の動作を示す動作信号波形図である。
図14において、図14(a),図14(b),図14(c),図11(d2,図14(f)の縦軸は、図11(a),図11(b),図11(c),図11(d2),図115(f)と同様である。横軸は、図5と同様に角度を示し、は理想的な位相(角度)を示している。
図12及び図13は、同期モータと位置センサの構造を示している。位置センサ部にセンサロータを用いたことが図2と異なり、その他の同一符号の動作は同様である。図14は、動作信号を示しており、センサ数を2つとしたことが図2と異なる。
図12及び図13における位置センサ部は、磁性体のセンサロータ340とセンサユニット330U,330V(サフィックスUとVは、2つのセンサユニットを識別するものである)とからなる。センサロータ340の外周(センサユニット側)は、ギア歯(歯数32)が加工されている。
図13に示すように、センサユニット330は、センサ331U,331Vと、バイアス永久磁石332と、バイアス永久磁石332の磁路を形成するヨーク333とから構成され、樹脂モールド(図示しない)により封入され耐環境性または利便性を確保されている。センサユニット330U,330Vは、容易に着脱(取り付け)可能な構造にてモータハウジングにネジなど(図示しない)で取り付けられている。なお、好ましくは、ステータ巻線に電流を流したときの磁気外乱をシールドする磁気シールド334U,334Vがある。また、センサ331U,331Vの磁束量を調整できる磁気ヨーク333U,333Vを備えている。
2つのセンサ331U,331Vは、センサロータ340のギア歯のピッチを1周期(360度)とする90度間隔で配置されている。センサ331U,331Vのセンサ出力は、センサロータ340の回転によってセンサ素子とのギャップが変化することによるギャップ磁束量に比例したアナログの電圧レベルとして出力される。
ここで、センサロータ340のギア歯数は磁石極対数の整数倍であることが好ましいが、回転角度の分解能とセンサロータの製作性およびセンサの出力周波数(周波数応答性)とから適切なギア歯数を設定すればよく、ギヤ歯の形状はセンサロータ340の回転角度に対応したアナログの電圧レベルが得られる形状とするのが好ましいものである。また、センサ331U,331Vには一般的にホール素子を適用することができるが、バイアス磁石を用いる方式においては磁石の磁束量(大きさ)を検知しているので磁気抵抗素子などでも問題ない。さらに、回転センサにはセンサロータの回転によるギャップの変化を補足できれば問題なく、レゾルバのようなセンサロータに励磁磁束を通し、励磁磁束の磁束量を検出するタイプのセンサであっても適用可能である。この場合、一般に高周波の励磁磁束を用いることが多く、磁束量を電圧出力などで検出する場合にはローパスフィルターなどの信号処理、あるいはサンプリングタイミングを励磁周波数に同期させるなどの処理を施す。
図14(a)に示すセンサ信号Hu,Hv,Hwから、位置検出器710Aは、図14(b)に示す信号を抽出する。この抽出した信号から、位相信号VOを求める。信号補正器720Aは、位相信号VOから信号情報SI2,SI3を求める。
ここで、図14に示す例は、センサ信号に、ゲイン誤差、オフセット誤差、位相誤差がない理想信号である。センサ信号に、ゲイン誤差、オフセット誤差、位相誤差が含まれると、図11(d2)に示すように、ゲイン誤差によってGain2信号が検出され、オフセット誤差によってOff21,Off22信号が検出される。また、図11(f)に示すように、位相誤差によってPhas41,Phas42が検出される。これらの誤差信号に対して、信号補正器720Aは、図11にて説明した方式により、それぞれの誤差を検出することができる。
なお、センサ信号が2つの場合には、信号情報SI2の検出タイミングを第1と第2の判定値(VL1,VL2)にと一致した点とする。センサ信号の交点が利用できる場合には併用したタイミングとする。なお、抽出信号の絶対値を取って、その交点を検出しても問題ない。さらに、小さい値を抽出することも可能である。これにより、2つのセンサ信号を用いた場合にも、ゲイン、オフセット、位相の誤差を補正することができ、低コストにて高精度な位置検出ができる。
なお、前述の各実施形態の説明では、センサ数が2つと、3つの場合について説明したが、2つ以上のセンサ信号を検出すれば検出精度あるいは信頼性を向上できる。例えば、120度間隔で取り付けた3つのセンサの1つが故障した場合、センサ信号の誤差の大きさからから故障診断ができる。すなわち、2つのセンサは正常に動作しており、初めから2つのセンサを実装した時を考慮すれば位相誤差が30度ずれて取り付けられたのと等価である。本発明の誤差検出と補正により位相誤差30度を補正すれば位置検出値θsは0〜360度まで位置検出することが可能である。一方、設計時点での最大誤差補正量を20度とした場合には、補正しきれない残り10度の位相誤差を許容するエラー診断としておけば、最大10度の位置検出誤差の範囲でモータ駆動を継続でき、信頼性が大幅に向上することができる。
上述の実施形態にて、センサ信号にゲイン誤差、オフセット誤差、位置誤差が含まれている場合には、位置検出の検出原理から基準位相値を基準に約±30度の範囲で位置誤差が重畳する。すなわち、60度周期毎に基準位相値が更新される毎に大きな位置検出誤差となって現れることとなる。結果的にインバータの出力電圧が60度周期で電圧位相ずれ(脈動)が生じ、モータ電流が変動(電流位相が急変)することになる。特に、モータ駆動中にセンサ信号の波形に誤差が重畳する場合、モータ電流が変動し、異音になることもある。本発明の誤差検出と補正を行うことにより、センサ信号の誤差をほぼ数周期(理論的には最小1周期)以内で補正できるので、誤差を重畳した後、一時的にモータ電圧あるいはモータ電流が変動するのみで、速やかに安定させることができる。
なお、上述にて説明した基準位相値を用いた位置演算する方法でなく、90度位相のずれた2つの信号からアークタンジェントを使って位置検出する方法であっても、本発明の位置補正の方法により、センサ誤差を検出して誤差分を補正することができるものである。
さらに、上述では、ホール素子を用いて説明したが、アナログ信号を出力するものであれば問題ない。例えば、MR素子やレゾルバがある。レゾルバのように励磁周波数に同期した信号検出を要する場合には、励磁周波数に同期したサンプリングを行い、本発明の補正方法を適用して高精度で高効率なモータ駆動を実現できる。
さらに、センサ故障時にもモータ駆動を継続させたい場合など、印加電圧(指令値でも良い)とモータ電流と、モータパラメータ(巻線抵抗、巻線インダクタンスおよび誘起電圧係数など)を用いた公知の磁極位置推定演算を用いて位置検出値を補正することにより、信頼性を向上することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態によれば、ゲイン誤差,オフセット誤差,位相誤差を補正できるので、磁極位置の検出精度を向上することができる。したがって、ゼロ速度から高速度回転まで急加減速するモータの磁極位置検出の検出精度を向上できる。
さらに、ゲイン誤差とオフセット誤差の変化量を用いて温度検知と磁束量検知することも可能となる。例えば、オフセット誤差の変化量を温度変化として温度検知に用い、ゲイン誤差から温度変化分を差し引いた分を磁束量変化として磁束量検知に適用することが可能となり、温度監視とモータ出力トルクを補正したモータ駆動ができる。また、位相誤差の変化量を用いてセンサロータなどの軸ねじれ(トルク)量として検知することも可能となるため、モータ出力トルクを測定したモータ駆動もできる。
次に、図15を用いて、本発明の第4の実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成について説明する。
図15は、本発明の第4の実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成を示すブロック図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
モータ駆動装置800Bは、図1に示したモータ駆動装置800の構成に加えて、ロータ位置確定器807を備えている。ロータ位置確定器807は、永久磁石同期モータ300を所定の電気角でステップ駆動するように、電圧制御器805に指令を出力して、PWM駆動してモータ300のロータ停止位置を確定させる。また、ロータ位置確定器807は、確定したロータ停止位置の角度情報を誤差演算器721Bに出力する。
位置検出装置700Bの補正手段720Bの誤差演算器721Bは、位置検出器710で検出した位置検出値と、ロータ位置確定器807から入力した角度情報の差からロータ位置検出誤差を演算する。ロータ位置検出誤差の演算は、式(1),式(2),式(3)で示した連立方程式を解くことで行われる。補正手段720Bは、誤差演算器721Bで求められた補正量CS1に基づいて、ロータ位置検出誤差を補正する。
以上説明したように、本実施形態によれば、ゲイン誤差,オフセット誤差,位相誤差を補正できるので、磁極位置の検出精度を向上することができる。したがって、ゼロ速度から高速度回転まで急加減速するモータの磁極位置検出の検出精度を向上できる。
次に、図16を用いて、本発明の各実施形態に示したモータ制御装置を適用したハイブリッド自動車システムの構成について説明する。
図16は、本発明の各実施形態に示したモータ制御装置を適用したハイブリッド自動車システムの構成図である。
エンジン1は、スタータ9により始動される。エンジン1は、吸気管(図示しない)に設けられた電子制御スロットル10により吸入空気量が制御され、前記空気量に見合う燃料量が燃料噴射装置(図示しない)から噴射される。また、前記空気量および燃料量から決定される空燃比,エンジン回転数などの信号から点火時期が決定され、点火装置(図示しない)により点火される。
変速機構100の入力軸12には、噛合い歯車31を有するギア17,噛合い歯車32を有するギア39、ハブスリーブ27、ギア15,16,37,38とが設けられている。ギア15,16,37,38は入力軸12に固着して設けられており、ギア17およびギア39は入力軸12の軸方向に移動しない構造になっている。ハブスリーブ27は入力軸12の軸方向に移動可能で回転方向に拘束される噛合い機構(図示しない)により入力軸12と結合している。
変速機構100の出力軸13には、噛合い歯車29を有するギア20,噛合い歯車30を有するギア21、ハブスリーブ26、および噛合い歯車33を有するギア24,噛合い歯車34を有するギア25、ハブスリーブ28、さらにはギア22,23とが設けられている。ギア22,23は出力軸13に固着して設けられており、ギア20,21,24,25は出力軸13の軸方向に移動しない構造になっている。ハブスリーブ26、28は出力軸13の軸方向に移動可能で回転方向に拘束される噛合い機構(図示しない)により出力軸13と結合している。
ギア20とギア15、ギア21とギア16、ギア17とギア22、ギア39とギア23、およびギア24とギア37とはそれぞれ噛合しており、入力軸12から出力軸13へトルク伝達する際に異なるギア比の組合せを構成するものである。また、前記ギア25はリバースギア35を介して前記ギア38に接続されており、リバースギア35により入力軸12と出力軸13との回転方向の関係を反転させる働きも兼ね揃えている。
ギア15,20から成るギア列を1速,ギア16,21から成るギア列を2速,ギア17,22から成るギア列を3速,ギア39,23から成るギア列を4速,ギア37,24から成るギア列を5速と、ギア25,35,38から成るギア列をリバースに相当する。
入力軸12からギア17およびギア39にトルク伝達するには、噛合い歯車31あるいは噛合い歯車32とハブスリーブ27とを噛合い溝(図示しない)によって直結することによりトルク伝達される。
ハブスリーブ27,噛合い歯車31,噛合い歯車32から成るクラッチ機構を噛合い式クラッチ(ドッグクラッチ)と称しており、入力軸12のトルクを高効率で出力軸13に伝達することが可能であり、燃費低減が図れる。
ハブスリーブ26、噛合い歯車29,噛合い歯車30からもドッククラッチを構成しており、さらにハブスリーブ28、噛合い歯車33,噛合い歯車34からもドッククラッチを構成し、前述のドッククラッチと同様な動作をするもので、ギア20,21およびギア24,25から出力軸13にトルク伝達する。
エンジン1のクランク軸11と入力軸12の間にはクラッチ4が介装され、クラッチ4を締結することによりエンジン1から入力軸12へ動力を伝達することができる。また、クラッチ4を解放することによりエンジン1から入力軸12への動力伝達を遮断することができる。一般に、クラッチ4には乾式単板方式の摩擦クラッチが用いられ、クラッチ4の押付け力を調整することによりエンジン1から入力軸12へ伝達するトルクを調節することが可能である。また、クラッチ4には湿式多板方式の摩擦クラッチや電磁クラッチなど、伝達するトルクを調節可能なクラッチならば何れも適用可能である。クラッチ4は、通常のガソリンエンジン車においても用いられており、クラッチ4を徐々に押し付けていくことにより車両を発進させることができる。
変速機構100の出力軸13にはファイナルギア14が設けられており、ファイナルギア14とタイヤ36が車両駆動軸2を介して接続されている。
モータ出力軸18にはギア19が固着して設けられており、ギア19は前記ギア37と噛合している。よって、モータ300のトルクを入力軸12に伝達することが可能である。
エンジン1,モータ300は、それぞれエンジンC/U(コントロールユニット、以下同じ)6、モータC/U800によって制御される。また、クラッチ4および変速機構100は、変速機C/U7によって制御される。パワートレインC/U5には図示しないアクセルペダル開度センサ,車速センサ等から各種信号が入力されると共に、エンジン1,モータ300,クラッチ4,変速機構100の運転状態(回転数,トルク,ギア比等)が入力され、これらに基づきエンジンC/U6,モータC/U800,変速機C/U7を統括制御する。
モータ300の駆動力により発進する場合には、ハブスリーブ26を噛合い歯車29に締結させ、クラッチ4を解放状態とし、モータ300のトルクを正側(前進方向)に発生させて車両をスムースに発進させることができる。その後、クラッチ4を締結してエンジンの駆動力に切り替えて走行することにより、エンジンの効率が悪化する低負荷領域(例えば発進時)などではモータ駆動とすることで燃費向上が図れる。
また、変速機ケースの外周からセンサユニット330U,330Vとを交換可能として、製品の製作時、またはディーラにてセンサを交換しても、既に説明したようにセンサ単体の誤差と取付誤差とをランニング補正できるので大幅に作業性が向上できる。
次に、図17を用いて、本発明の各実施形態に示したモータ制御装置を適用した電動パワーステアリング装置の構成について説明する。
図17は、本発明の各実施形態に示したモータ制御装置を適用した電動パワーステアリング装置の構成図である。
電動アクチュエータは、トルク伝達機構902と、モータ300と、モータ駆動装置800から構成される。電動パワーステアリング装置は、電動アクチュエータと、ハンドル900と、操舵検出器901および操作量指令器903から大きく構成され、運転者が操舵するハンドル(ステアリング)の操作力は電動アクチュエータを用いてトルクアシストするパワーステアリング装置である。
電動アクチュエータのトルク指令τ*には、ステアリングの操舵アシストトルク指令(操作量指令器903にて作成)とし、電動アクチュエータの出力を用いて運転者の操舵力を軽減するようにしたものである。モータ駆動装置800は、入力指令としてトルク指令τ*を受け、駆動モータのトルク定数とトルク指令τ*とからトルク指令値に追従するようにモータ電流を制御する。
モータ300のロータに直結された出力軸360から出力されるモータ出力τmはウォーム、ホイールや遊星ギヤなどの減速機構あるいは油圧機構を用いたトルク伝達機構902を介し、ステアリング装置のラック910にトルクを伝達して運転者のハンドル900の操舵力(操作力)を電動力にて軽減(アシスト)し、車輪920,921を操作する。このアシスト量はステアリングシャフトに組み込まれた操舵状態を検出する操舵検出器901により操舵角や操舵トルクとして操作量を検出し、車両速度や路面状態などの状態量を加味して操作量指令器903によりトルク指令τ*として決定される。
本発明のモータ駆動装置は急加減速する電動アクチュエータに要求されるトルク指令τ*に対しても回転センサに生じる位相差を補正して高効率なモータ駆動が可能なため、電動アクチュエータの高速・高トルク運転の弱め界磁領域に対してもモータ効率を低下させることなく駆動可能である。また、低速度おいてもセンサ取付誤差を低減して安定して低トルク変動にてモータ駆動ができる。すなわち、本モータ駆動装置を適用した電動パワーステアリング装置では運転者に操舵フィーリングを損なうことなく高トルク・高応答な電動パワーステアリング装置が得られる。
本発明の第1の実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態による位置検出装置にて用いる同期モータと位置センサの構造を示すモータ軸方向の断面図である。 図2のA−A’断面図である。 図2のB−B’断面図である。 本発明の第1の実施形態による位置検出装置の動作を示す動作信号波形図である。 本発明の第1の実施形態による位置検出装置の動作を示す動作信号波形図である。 本発明の第1の実施形態による位置検出装置の動作を示す動作信号波形図である。 本発明の第1の実施形態による位置検出装置における電圧ベクトルとロータの磁極位置(位相)の関係の説明図である。 本発明の第1の実施形態による位置検出装置における誤差検出と補正動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施形態による位置検出装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態による位置検出装置の動作を示す動作信号波形図である。 本発明の第1の実施形態による位置検出装置にて用いる同期モータと位置センサの構造を示すモータ軸方向の断面図である。 図12のB−B’断面図である。 本発明の第3の実施形態による位置検出装置の動作を示す動作信号波形図である。 本発明の第4の実施形態による位置検出装置を用いた同期モータ駆動装置の構成を示すブロック図である。 本発明の各実施形態に示したモータ制御装置を適用したハイブリッド自動車システムの構成図である。 本発明の各実施形態に示したモータ制御装置を適用した電動パワーステアリング装置の構成図である。
符号の説明
100…変速機
300…永久磁石同期モータ
330…位置センサ部
340…センサロータ
700…位置検出装置
710…位置検出器
720…補正手段
721…誤差演算器
800…モータ駆動装置
801…インバータ
804…ドライブ回路
805…電圧制御器

Claims (13)

  1. 2つ以上のセンサ信号を用いて、モータの磁極位置を検出する位置検出装置であって、
    前記センサ信号の基本波成分の信号を検出して位置演算する位置検出器と、
    前記検出した基本波成分の信号からゲイン,オフセット,位相のいずれかの信号情報を演算し、この信号情報から位置検出誤差が零になるように補正する補正手段を備え、
    前記位置検出器は、前記センサ信号を、所定の第1判定値と第2判定値との範囲で抽出して、前記基本波成分の信号を検出し、
    前記所定の第1判定値は、前記位置検出器の入力レンジの最大値よりも小さくかつ前記センサ信号の平均値よりも大きい値であり、
    前記所定の第2判定値は、前記位置検出器の入力レンジの最小値よりも大きくかつ前記センサ信号の平均値よりも小さい値であることを特徴とする位置検出装置。
  2. 請求項1記載の位置検出装置において、
    前記位置検出器は、前記センサ信号の中間電位となるセンサ信号を抽出して、前記基本波成分の信号を検出することを特徴とする位置検出装置。
  3. 請求項1記載の位置検出装置において、
    前記センサ信号は、センサ信号値がほぼ変化しない所定の区間を有する歪み波形であることを特徴とする位置検出装置。
  4. 請求項1記載の位置検出装置において、
    前記センサ信号は、U相,V相,W相の3相の信号であり、
    前記位置検出器は、U相信号とW相信号の交点からV相信号とW相信号の交点まで、V相信号とW相信号の交点からU相信号とV相信号の交点まで、U相信号とV相信号の交点からU相信号とW相信号の交点までの信号を抽出して、前記基本波成分の信号を検出することを特徴とする位置検出装置。
  5. 請求項1記載の位置検出装置において、
    前記補正手段は、
    前記位置演算器で求めた位置演算値から位置誤差量を算出する誤差演算器と、
    この誤差演算器で算出された前記位置誤差量を用いて前記位置演算値を補正する位置補正器を備えることを特徴とする位置検出装置。
  6. 請求項1記載の位置検出装置において、
    前記補正手段は、
    前記信号情報と所定の基準値との差からセンサ信号の誤差量を求め、この誤差量が零となるように前記センサ信号を補正する信号補正器を備えることを特徴とする位置検出装置。
  7. 請求項1記載の位置検出装置において、
    前記センサ信号を発生するセンサユニットを備え、
    このセンサユニットは、センサと鎖交する有効磁束量を調整する磁気調整部を備えることを特徴とする位置検出装置。
  8. 請求項1記載の位置検出装置において、
    前記センサ信号を発生するセンサユニットを備え、
    このセンサユニットは、センサの磁束感度方向と直行する向きに、磁気遮蔽部を備えることを特徴とする位置検出装置。
  9. 請求項1記載の位置検出装置において、
    前記センサ信号を発生するセンサユニットを備え、
    このセンサユニットは、モータ組込ケースの外周から複数のセンサを取付可能であることを特徴とする位置検出装置。
  10. 2つ以上のセンサ信号を用いて、モータの磁極位置を検出する位置検出装置と、
    この位置検出装置で検出した位置検出値を基に、PWM駆動信号を作成しインバータに出力して永久磁石同期モータを駆動するモータ制御器とを有する永久磁石同期モータ駆動装置であって、
    前記位置検出装置は、
    前記センサ信号の基本波成分の信号を検出して位置演算する位置検出器と、
    前記検出した基本波成分の信号からゲイン,オフセット,位相のいずれかの信号情報を演算し、この信号情報から位置検出誤差が零になるように補正する補正手段を備え、
    前記位置検出器は、前記センサ信号を、所定の第1判定値と第2判定値との範囲で抽出して、前記基本波成分の信号を検出し、
    前記所定の第1判定値は、前記位置検出器の入力レンジの最大値よりも小さくかつ前記センサ信号の平均値よりも大きい値であり、
    前記所定の第2判定値は、前記位置検出器の入力レンジの最小値よりも大きくかつ前記センサ信号の平均値よりも小さい値であることを特徴とする永久磁石同期モータ駆動装置。
  11. 請求項10記載の永久磁石同期モータ駆動装置において、
    前記モータ制御器は、前記補正手段で信号情報を求める際に、前記永久磁石同期モータを所定の電気角でステップ駆動するようにPWM駆動して前記モータのロータ停止位置を確定させるロータ位置確定器を備え、
    前記位置検出装置の前記補正手段は、前記ロータ位置確定器によって確定されたロータ位置において、そのロータ位置の値と、前記位置検出装置で検出した位置検出値との差からロータ位置検出誤差を演算し、
    このロータ位置検出誤差を補正することを特徴とする永久磁石同期モータ駆動装置。
  12. 請求項10記載の永久磁石同期モータ駆動装置において、
    前記モータ制御器は、トルク指令を入力するように構成され、
    前記永久磁石同期モータは、停止状態から大きな速度範囲で大きな加減速度を持つ動力負荷を備えることを特徴とする同期モータ駆動装置。
  13. 請求項10記載の永久磁石同期モータ駆動装置において、
    前記モータ制御器は、車両制御装置からのトルク指令を入力するように構成され、
    前記永久磁石同期モータは、停止状態から高速度走行まで大きな速度範囲で走行する車両を動力負荷として備えることを特徴とする同期モータ駆動装置。
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