JP3248836B2 - ブラシレスモータ用駆動装置 - Google Patents

ブラシレスモータ用駆動装置

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JP3248836B2
JP3248836B2 JP30176295A JP30176295A JP3248836B2 JP 3248836 B2 JP3248836 B2 JP 3248836B2 JP 30176295 A JP30176295 A JP 30176295A JP 30176295 A JP30176295 A JP 30176295A JP 3248836 B2 JP3248836 B2 JP 3248836B2
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正登 中村
秀巨 前戸
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Victor Company of Japan Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Victor Company of Japan Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、VTRのシリン
ダモータやキャプスタンモータなどに適用するブラシレ
スモータ用駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のブラシレスモータ用駆動装置につ
いて、4相のブラシレスモータを例に以下に説明する。
図4は4相ブラシレスモータの構造図、図5は従来のブ
ラシレスモータ用駆動装置の概略構成図、図6は従来の
ブラシレスモータ用駆動装置のタイミング図である。
【0003】図4において、4相のブラシレスモータ1
00は、ロータ102の外周部に14極の永久磁石10
3を固着し、12個のステータコア105のそれぞれに
電機子コイル106(L1、L2、L3、L4)を巻き
回し、各々をデルタ接続して4相構成としたステータ1
04と、ロータ102の回転位置を検出する2個のホー
ル素子を備えたロータ位置検出手段107とが、それぞ
れモータ基板110に配設されて主な機械要素が構成さ
れている。
【0004】電機子コイル106の(L1とL2)およ
び(L3とL4)は、電気角で{(π/2)+nπ}ラ
ジアン(n=0,±1,±2,…)の位相差を有し、電
機子コイル106の(L1とL3)および(L2とL
4)は、電気角で略(π+nπ)ラジアン(n=0,±
1,±2,…)の位相差を有するよう構成されている。
【0005】ロータ位置検出手段107を構成するホー
ル素子は、その出力信号の位相差が電気角で互いに
{(π/2)+nπ}ラジアン(n=0,±1,±2,
…)の位相差を有するよう配設されている。
【0006】検出した回転位置に応じた位置検出信号に
基づき、電機子コイル106の励磁電流を制御する導通
制御信号を生成する駆動装置108と、導通制御信号に
基づいて電機子コイル106の励磁電流を生成する駆動
出力手段109とをモータ基板110に配置してブラシ
レスモータ100全体が構成されている。
【0007】図5において、各々のロータ位置検出手段
107は、ロータ102の磁極がロータ位置検出手段1
07を通過する度に互いに逆相の位置検出信号(e1
2)および(e3、e4)を生成し、位置信号発生手段
108aに提供する。なお、位置検出信号(e1、e2
と(e3、e4)の位相は、図6に示すように、互いにπ
/2の位相差を持つ。
【0008】駆動装置108は、各々のロータ位置検出
手段107に対応した2組の差動増幅器からなる位置信
号発生手段108aと、2組の差動分配器からなる導通
制御手段108bとを備え、ロータ位置検出手段107
から供給される位置検出信号(e1、e2)と(e3
4)に基づいて導通制御信号(i1、i2)、(i3、i
4)を生成し、駆動出力手段109に提供する。
【0009】なお、導通制御信号(i1、i2)は互いに
逆相の矩形波であり、同様に、導通制御信号(i3、i
4)も互いに逆相の矩形波であり、さらに、導通制御信
号(i1、i3)と(i2、i4)はそれぞれ互いにπ/2
の位相差を持つ。
【0010】駆動出力手段109は、ソース側およびシ
ンク側を一対としたパワートランジスタによる電力増幅
器を2組備え、ソースおよびシンクのそれぞれの端子
は、デルタ接続された4個の電機子コイル106(L
1、L2、L3、L4)の接続点に接続され、導通制御
手段108bから供給される導通制御信号(i1
2)、(i3、i4)を組合わせた信号対によってソー
ス側・シンク側の対となるパワートランジスタをそれぞ
れ順次駆動し、電機子コイル106に励磁電流を供給す
るよう構成されている。
【0011】これらの構成によってロータ位置検出手段
107から供給される位置検出信号(e1、e2、e3
4)に基づいて励磁電流を制御し、電機子コイル10
6が発生する磁界に応じてロータ102に回転駆動力を
与えるよう構成したブラシレスモータ用駆動装置が知ら
れている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来のブラシレスモー
タ用駆動装置において、ロータ位置検出手段107はホ
ール素子で構成されているために永久磁石103の磁界
に影響されるだけでなく、電機子コイル106の励磁電
流の方向および電流値に応じて発生する磁界の影響も受
けるため、図6に示すように、ホール素子が提供する位
置検出信号(e1、e2、e3、e4)は歪んで(ed1、e
2、ed3、ed4)の波形となる。
【0013】位置信号発生手段108aおよび導通制御
手段108bは、この歪みを受けた位置検出信号(ed
1、ed2、ed3、ed4)を、(ed1=ed2)および
(ed3=ed4)となるタイミングで処理するので、図
6に示すように、正しいタイミングの導通制御信号(i
1、i2、i3、i4)から時間tだけずれた導通制御信号
(id1、id2、id3、id4)を生成する。
【0014】駆動出力手段109を構成するソース側お
よびシンク側を一対としたパワートランジスタは、位相
シフトを含む導通制御信号(id1、id2)、(i
3、id4)で順次スイッチングされるため、位置検出
信号(e1、e2、e3、e4)を正しく位置検出した時の
本来のスイッチングポイントである(e1=e2)および
(e3=e4)のポイントからは、時間tだけずれる。
【0015】このスイッチングポイントのずれは、ロー
タ102上の磁極に対して電機子コイル106を励磁す
るタイミングにずれを生じさせ、トルクリップルや回転
むらの増大、起動トルクの減少、励磁電流の増加にとも
なうトルク定数の減少などを引き起こし、ブラシレスモ
ータの性能低下を招く課題がある。
【0016】電機子コイル106(L1、L2、L3、
L4)の励磁電流によって発生する磁界がホール素子に
及ぼす影響を回避するには、ホール素子の磁気感受面が
モータ基板110に平行な面方向にある一般的なホール
素子モールド品ではなく、磁気感受面がモータ基板11
0に垂直な面方向にある特殊なホール素子モールド品を
使用すればよい。
【0017】磁気感受面がモータ基板110に垂直な面
方向にあれば、磁気感受面が永久磁石103と対向して
ホール素子の出力電圧は増大すると共に、電機子コイル
106の励磁で発生する磁界の影響を受けにくくするこ
とができるが、磁気感受面がモータ基板110に垂直な
面方向にある特殊なホール素子モールド品は、一般的な
ホール素子モールド品に比べて非常に高価なため、ブラ
シレスモータの価格が高価になる課題がある。
【0018】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は、一般的で安価に入手可能
なホール素子モールド品を使用してホール素子が磁界の
影響を受けても、電機子コイルに正しいタイミングで励
磁電流を供給し、トルクリップルや回転むらが少なく、
起動トルク低下や電機子コイル励磁電流の増加にともな
うトルク定数低下などのブラシレスモータの性能低下を
改善するブラシレスモータ用駆動装置を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
、本発明に係るブラシレスモータ用駆動装置は、ロー
タ位置検出手段が提供する位置検出信号と位相が同期し
てレベルが変化するオフセット信号を生成出力する手段
を備え、このオフセット信号を用いて複数の位置検出信
号のレベルを補正することによって、電機子コイルが発
生する磁界によって導通制御信号に生じる位相シフトを
キャンセルするよう構成したことを特徴とする。
【0020】ロータ位置検出手段が電機子コイルに発生
する磁界の影響を受け、位相シフトを含む位置検出信号
を生成して位置信号発生手段に提供しても、駆動装置に
おいて位置検出信号に基づいて位相シフトをキャンセ
ルするオフセット信号を生成し、このオフセット信号を
用いて複数の位置検出信号のレベルを補正するので、
確なタイミングの導通制御信号を生成し、この導通制御
信号に基づいて電機子コイル励磁電流を供給すること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係るブラシレス
モータ用駆動装置の実施の形態を添付図面に基づいて説
明する。図1はこの発明に係るブラシレスモータ用駆動
装置のブロック構成図、図2はこの発明に係るブラシレ
スモータ用駆動装置のタイミング図である。なお、ブラ
シレスモータのロータやステータ等の機械要素の構成や
ホール素子の配設は、先に示した4相ブラシレスモータ
を使用しているので、図4を参照するものとしてここで
の説明は省略する。
【0022】図1および図2において、ブラシレスモー
タ用駆動装置1は、ロータ2の回転位置を検出して位置
検出信号(e1、e2、e3、e4)を生成するロータ位置
検出手段7と、この位置検出信号(e1、e2、e3
4)に基づいて電機子コイル6の励磁電流を制御する
導通制御信号(i1、i2、i3、i4)を生成する駆動装
置8とを備えて構成し、この導通制御信号(i1、i2
3、i4)に基づいて励磁電流を生成する駆動出力手段
9から、電機子コイル6(L1、L2、L3、L4)を
デルタ接続して4相構成としたステータ4の各々の電機
子コイル6に励磁電流を供給し、外周部に永久磁石3を
固着したロータ2に回転駆動力を与える。
【0023】ロータ位置検出手段7は、ロータ2の回転
位置を検出する2個のホール素子HG1、HG2を備
え、永久磁石3の回転移動によって磁極がロータ位置検
出手段7を通過する度に、位置検出信号(e1、e2、e
3、e4)を発生して位置信号発生手段81に提供する。
【0024】ホール素子HG1、HG2は、その出力信
号である位置検出信号(e1、e2)と(e3、e4)との
間の位相差が、互いに電気角で{(π/2)+nπ}ラ
ジアン(n=0,±1,±2,…)の位相差を有するよ
う配設する。
【0025】位置検出信号(e1、e2、e3、e4)は、
ロータ2の磁極がホール素子HG1、HG2を通過する
度に、図2に示すように、位置検出信号(e1とe2)お
よび(e3とe4)は互いに逆相で、位置検出信号
(e1、e2)と(e3、e4)との間の位相差は、互いに
π/2の位相差を持って生成される。
【0026】駆動装置8は、ロータ位置検出手段7に備
えた2個のホール素子HG1、HG2に対応した2組の
差動増幅器からなる位置信号発生手段81と、2組のオ
フセット増幅器からなるタイミング補正手段82と、2
組の差動分配器からなる導通制御手段83とを備え、ロ
ータ位置検出手段7が提供する位置検出信号(e1
2、e3、e4)に基づいて導通制御信号(i1、i2
3、i4)を生成し、駆動出力手段9に提供する。
【0027】位置信号発生手段81は差動増幅器81
a、81bを備え、ロータ位置検出手段7が提供する位
置検出信号(e1、e2)と(e3、e4)およびタイミン
グ補正手段82が提供するオフセット信号(nf、n
g)に基づき、ロータ位置信号(E12、E21)と
(E34、E43)とを生成してタイミング補正手段82お
よび導通制御手段83に提供する。
【0028】差動増幅器81a、81bは差動増幅回路
を備え、ロータ2の回転位置に対応した互いに逆相の位
置検出信号(e1、e2)、(e3、e4)を差動増幅回路
で増幅すると共に、電機子コイル6が発生する磁界の影
響を受けて歪を有する位置検出信号(ed1、ed2、e
3、ed4)を、タイミング補正手段82から供給され
るオフセット信号(nf、ng)に基づいて補正し、図
2に示すように、位置検出信号(e1、e2)、(e3
4)と同相でロータ2の正しい検出位置に応じた互い
に電気角で(π/2)の位相差を持つロータ位置信号
(E12、E21)、(E34、E43)を生成する。
【0029】図3は差動増幅器およびオフセット増幅器
の一例である。図3において、差動増幅器81aに備え
た差動増幅回路は、例えば、差動増幅回路を構成するト
ランジスタQ11、Q12のベースに電機子コイル6が
発生する磁界の影響を受けて歪を有する位置検出信号
(ed1、ed2)を接続し、各々のエミッタは抵抗R
1、R2を介して定電圧電源Vccに接続したそれぞれ
の電流源I1に接続すると共に、抵抗と電流源との接続
点(図中のP3点、P4点)はトランジスタQ21、Q
22のベースに接続し、コレクタは共に接地する。
【0030】また、トランジスタQ21、Q22のエミ
ッタは定電圧電源Vccに接続した共通の電流源I2
接続し、コレクタは抵抗R3、R4と共通の電流源を介
して接地すると共に、コレクタからロータ位置信号(E
12、E21)を供給する。
【0031】さらに、差動増幅回路を構成する一方のト
ランジスタQ21のベース(P3点)には、タイミング
補正手段82に備えたオフセット増幅器82bから供給
されるオフセット信号nfを接続し、差動増幅器81a
の入力オフセットを制御してトランジスタQ21、Q2
2のコレクタから得られるロータ位置信号(E12
21)が、ロータ2の正しい検出位置に応じたタイミン
グとなるよう補正する。
【0032】なお、差動増幅器81bに備えた差動増幅
回路も同様に構成し、歪を受けた位置検出信号(e
3、ed4)を、タイミング補正手段82から供給され
るオフセット信号ngに基づいて補正し、ロータ2の正
しい検出位置に応じたロータ位置信号(E34、E43)を
生成する。
【0033】タイミング補正手段82はオフセット増幅
器82a、82bを備え、位置信号発生手段81から供
給されるロータ位置信号(E12、E21)、(E34
43)に基づき、オフセット信号(ng、nf)を生成
して位置信号発生手段81の差動増幅器(81b、81
a)に提供する。
【0034】オフセット増幅器82a、82bは定電流
増幅回路を備え、ロータ位置信号(E12、E34)に基づ
いて、図2に示すように、互いに電気角で(π/2)の
位相差を持ち、各々がデューティ比1対1の矩形波であ
るオフセット信号(ng、nf)を発生する。
【0035】このオフセット信号(nf、ng)の位相
は、図2に示すように、差動増幅器81b、81aが提
供するロータ位置信号(E34、E12)の位相(位置検出
信号e3、e1と同相)の位相を基準にして外乱磁界
(f、g)とは逆位相で生成される。
【0036】オフセット信号(nf、ng)は、図3に
示したように、差動増幅器81a、81bの差動増幅回
路を構成するトランジスタQ21のベース(図中のP3
点)に対し、電流KI0を流し込んだり引き抜いたりす
ることによって(±Kl0*R1)の入力オフセットを
発生させる。
【0037】この入力オフセットのオフセット量は、外
乱磁界(f、g)によってホール素子HG1、HG2に
発生する誤差電圧をキャンセルできる値に設定する。な
お、オフセット量の設定方法は誤差電圧が励磁電流に比
例することを利用し、ブラシレスモータの構造が確定し
た時点で(誤差電圧値/励磁電流値)の比例定数を測定
しておくことにより、励磁電流に応じた誤差電圧をキャ
ンセルするオフセット量を設定することができる。
【0038】励磁電流値は、例えば、励磁電流検出端子
NFの電位から検出し、この検出電位に基づいて可変電
流源KI0の電流値を設定するか、あるいはまた、直接
この検出電位に基づいて可変電流源KI0の電流値を制
御することもできる。
【0039】定電流増幅器は、例えば図3に示すよう
に、ベースを互いに接続した2個のトランジスタQ31
32でカレントミラー回路を構成し、コレクタはそれぞ
れ電流値KI0に設定した可変定電流源KI0を介して定
電圧電源Vccに接続し、各々のエミッタは共に接地す
る。また、トランジスタQ31、Q32のエミッタ面積をA
31、A32とすると、エミッタ面積の比を(A31:A32
2:1)に設定する。
【0040】トランジスタQ32は、コレクタをベースと
接続すると共に、エミッタを接地したトランジスタQ33
を並列に接続する。ロータ位置信号(E12、E34)は、
抵抗を介してトランジスタQ33のベースに接続し、オフ
セット信号(nf、ng)はトランジスタQ31のコレク
タから供給する。
【0041】導通制御手段83は差動分配器83a、8
3bを備え、位置信号発生手段81から供給されるロー
タ位置信号(E12、E21)、(E34、E43)に基づき、
導通制御信号(i1、i2、i3、i4)を生成して駆動出
力手段9に提供する。
【0042】差動分配器83a、83bは、差動増幅回
路を備えてロータ位置信号(E12、E34)を飽和増幅
し、図2に示すように、デューティ比が1対1で互いに
逆相の矩形波である導通制御信号(i1、i2)、
(i3、i4)を生成する。
【0043】また、導通制御信号(i1、i2)と
(i3、i4)は、図2に示すように、位置検出信号(e
1、e2)および(e3、e4)が(e1=e2)および(e
3=e4)となるタイミングで生成され、互いにπ/2の
位相差を持つ。例えば、導通制御信号(i1、i3)の信
号対は、位相(π〜3π/2)の間で駆動出力手段9の
パワートランジスタ(Q1、Q3)を駆動し、導通制御
信号(i2、i4)の信号対は、位相(0〜π/2)の間
で駆動出力手段9のパワートランジスタ(Q2、Q4)
を駆動する。
【0044】駆動出力手段9は、ソース側およびシンク
側を一対としたパワートランジスタ(Q1、Q2)、
(Q3、Q4)による電力増幅器を備え、それぞれのソ
ース側およびシンク側の端子(T1、T2)、(T3、
T4)は、デルタ接続された4個の電機子コイル6の接
続点に接続する。
【0045】導通制御手段83から供給される導通制御
信号(i1、i2)、(i3、i4)の信号によってソース
側・シンク側の対となるパワートランジスタをそれぞれ
駆動し、電機子コイル6に励磁電流を供給する。
【0046】ソース側パワートランジスタ(Q1、Q
2)のコレクタは、ともに抵抗Rnfを介して定電圧電
源Vccに接続し、シンク側パワートランジスタ(Q
3、Q4)のエミッタは、ともに接地に接続する。
【0047】例えば、駆動時の対となるパワートランジ
スタ(Q1、Q3)は、エミッタおよびコレクタを端子
(T1、T3)を介して電機子コイル(L1、L4)お
よび(L1、L2)の接続点に接続し、ベースには導通
制御手段83が提供する導通制御信号(i1、i3)が供
給される。
【0048】同様に、駆動時の対となるパワートランジ
スタ(Q2、Q4)は、エミッタおよびコレクタを端子
(T2、T4)を介して電機子コイル(L2、L3)お
よび(L3、L4)の接続点に接続し、ベースには導通
制御手段83が提供する導通制御信号(i2、i4)が供
給される。
【0049】導通制御信号(i1、i3、i2、i4)でパ
ワートランジスタ(Q1、Q2、Q3、Q4)を駆動す
る順序を、位置検出信号(e1、e2、e3、e4)のタイ
ミングを基準に説明する。
【0050】位置検出信号(e1、e2)が、(e1
2)の期間でパワートランジスタQ1、(e1<e2
の期間でパワートランジスタQ2、位置検出信号
(e3、e4)が、(e3<e4)の期間でパワートランジ
スタQ3、(e3>e4)の期間でパワートランジスタQ
4、がそれぞれオンし、他の期間ではそれぞれのパワー
トランジスタはオフしている。
【0051】ソース側のパワートランジスタQ1、Q2
のオン/オフ切換えポイントは、位置検出信号(e1
2)の(e1=e2)のタイミングに一致し、シンク側
のパワートランジスタQ3、Q4のオン/オフ切換えポ
イントは、位置検出信号(e3、e4)の(e3=e4)の
タイミングに一致する。
【0052】なお、抵抗Rnfは励磁電流を検出するた
めの抵抗であり、励磁電流検出端子NFの電圧を、制御
回路を備えた励磁電流設定手段(図示しない)に帰還
し、導通制御信号(i1、i2、i3、i4)を安定化する
ための制御信号を生成して差動分配器(83a、83
b)に提供し、導通制御信号(i1、i2、i3、i4)を
調節して駆動出力手段9が供給する励磁電流を安定化す
るよう制御する。
【0053】このように、この発明に係るブラシレスモ
ータ用駆動装置は、ロータ位置検出手段が電機子コイル
に発生する磁界の影響を受け、位相シフトを含む位置検
出信号を生成して位置信号発生手段に提供しても、ロー
タ位置検出手段が提供する位置検出信号に応じてロータ
位置信号を発生する位置信号発生手段と、このロータ位
置信号に基づいて導通制御信号を出力する導通制御手段
とを備えた駆動装置に、ロータ位置信号に基づいて位相
シフトをキャンセルするオフセット信号を生成して位置
信号発生手段に提供するタイミング補正手段を備えたの
で、位置信号発生手段は位置検出信号に含まれた位相シ
フト分をキャンセルして補正し、正確なタイミングのロ
ータ位置信号を生成することができ、このロータ位置信
号に基づいて導通制御手段で生成される導通制御信号
は、駆動出力手段のパワートランジスタを正しいタイミ
ングでスイッチングして電機子コイル励磁電流を生成す
ることができる。
【0054】次に、以上のように構成された駆動装置8
のタイミング補正手段82に備えたオフセット増幅器
(82a、82b)と、位置信号発生手段81に備えた
差動増幅器(81a、81b)とが、電機子コイル6の
磁界の影響を受けて歪を有する位置検出信号(ed1
ed2、ed3、ed4)を、タイミング補正手段82が
提供するオフセット信号(nf、ng)によって歪をキ
ャンセルし、ロータ2の正しい位置検出タイミングのロ
ータ位置信号(E12、E21)、(E34、E43)を生成す
る補正動作を図1、図2および図4に基づいて説明す
る。
【0055】(0〜π/2)の期間において、ホール素
子HG1が提供する位置検出信号(e1、e2)は(e1
<e2)なのでパワートランジスタQ2がオン、ホール
素子HG2が提供する位置検出信号(e3、e4)は(e
3>e4)なのでパワートランジスタQ4がオンし、電機
子コイル6の励磁電流の経路は、電機子コイル6のL3
には端子(T2→T4)の方向、電機子コイル6(L2
→L1→L4)には端子(T2→T3→T1→T4)の
方向で、それぞれの経路の励磁電流値は3対1の比率と
なる。
【0056】この励磁電流によってホール素子HG1の
近傍にあるコイルC31はN極、コイルC21はS極となる
が、コイルC31の励磁電流はコイルC21の励磁電流の3
倍なので、ホール素子HG1に電機子コイル6の通電で
影響を与える磁界はN極となる。同様に、ホール素子H
G2の近傍にあるコイルC32はN極、コイルC42はS極
となるが、コイルC32の励磁電流はコイルC42の励磁電
流の3倍なので、ホール素子HG2に電機子コイル6の
通電で影響を与える磁界はN極となる。
【0057】このN極の磁界は、ホール素子HG1が提
供する位置検出信号(e1、e2)を増加させ、ホール素
子HG2が提供する位置検出信号(e3、e4)を減少さ
せる方向である。
【0058】次に、{(π/2)〜π}の期間におい
て、ホール素子HG1が提供する位置検出信号(e1
2)は(e1>e2)なのでパワートランジスタQ1が
オン、パワートランジスタQ2がオフし、ホール素子H
G2が提供する位置検出信号(e3、e4)は(e3
4)なのでパワートランジスタQ4がオンしたままで
(0〜π/2)の期間における場合と同様である。電機
子コイル6の励磁電流の経路は、電機子コイル6のL4
には端子(T1→T4)の方向、電機子コイル6(L1
→L2→L3)には端子(T1→T3→T2→T4)の
方向で、それぞれの経路の励磁電流値は3対1の比率と
なる。
【0059】この励磁電流によってホール素子HG1の
近傍にあるコイルC31はN極、コイルC21もN極とな
り、ホール素子HG1に電機子コイル6の通電で影響を
与える磁界はN極となる。また、ホール素子HG2の近
傍にあるコイルC32はN極、コイルC42はS極となる
が、コイルC42の励磁電流はコイルC32の励磁電流の3
倍なので、ホール素子HG2に電機子コイル6の通電で
影響を与える磁界はS極となる。
【0060】以下同様に、{π〜(3/2)π}の期間
においてはパワートランジスタQ1、Q3がオンし、ホ
ール素子HG1、HG2に電機子コイル6の通電で影響
を与える磁界は共にS極となる。
【0061】{(3/2)π〜2π}の期間において
は、パワートランジスタQ2、Q3がオンし、ホール素
子HG1に電機子コイル6の通電で影響を与える磁界は
S極、ホール素子HG2に電機子コイル6の通電で影響
を与える磁界はN極となる。
【0062】以上の(0〜2π)までの全期間におい
て、電機子コイル6の通電でホール素子(HG1、HG
2)が受ける外乱磁界(f、g)は、図2に示すよう
に、(f、g)のタイミングで発生する。
【0063】外乱磁界fのN極からS極への変化点は、
ホール素子HG2が提供する位置検出信号(e3、e4
が(e3=e4)となるタイミングに一致すると共に、外
乱磁界の強さは、電機子コイル6に通電する励磁電流値
に比例するため、外乱磁界fの影響を受けているホール
素子HG1が発生する位置検出信号(e1、e2)の電圧
レベルと略同レベルの電圧値を、励磁電流検出端子NF
の電位に基づいて決定し、タイミング補正手段82に備
えたオフセット増幅器82bで、ホール素子HG2が発
生する位置検出信号e3の位相を基準にして外乱磁界f
とは逆位相のオフセット信号nfを生成し、ホール素子
HG1が提供する位置検出信号(e1、e2)を処理する
差動増幅器81aに備えた差動増幅回路(増幅度をAと
する)のオフセット調整端子(P3点)に加えることに
より、ロータ位置信号E12は次のように処理されて生成
される。
【0064】図3において、P3点およびP4点の電位
をそれぞれV3およびV4、トランジスタQ11、Q12
のベース・エミッタ間電圧VBE1、VBE2は互いに等しく
BE(VBE=VBE1=VBE2)とする。外乱磁界fによる
1−e2間誤差電圧をef、オフセット信号nfによる
オフセット電圧をVnf(Vnf=KI0*R1)とする
と、
【0065】
【数1】 V3=e1+(ef/2)+VBE+(I1+Vnf)*R1 V4=e2−(ef/2)+VBE+I1*R1
【0066】
【数2】 E12=A(V3−V4) =A(e1−e2+ef+Vnf) ≒A(e1−e2
【0067】数2に示すように、位置検出信号(e1
2)に含まれた外乱磁界fによる位相シフトがキャン
セルされ、ロータ位置信号E12はロータ2の正しい検出
位置に応じたタイミングの信号に補正される。
【0068】同様に、外乱磁界gの影響を受けているホ
ール素子HG2が発生する位置検出信号(e3、e4)の
電圧レベルと略同レベルの電圧を、励磁電流検出端子N
Fの電位に基づいて決定し、タイミング補正手段82に
備えたオフセット増幅器82aで、ホール素子HG1が
発生する位置検出信号e1の位相を基準にして外乱磁界
gとは逆位相のオフセット信号ngを生成し、ホール素
子HG2が提供する位置検出信号(e3、e4)を処理す
る差動増幅器81bに備えた差動増幅回路(増幅度をA
とする)のオフセット調整端子(P3点)に加えること
により、ロータ位置信号E34はロータ2の正しい検出位
置に応じたタイミングの信号に補正される。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係るブ
ラシレスモータ用駆動装置は、ロータ位置検出手段が電
機子コイルに発生する磁界の影響を受け、位相シフトを
含む位置検出信号を生成して位置信号発生手段に提供し
ても、ロータ位置検出手段が提供する位置検出信号に応
じてロータ位置信号を発生する位置信号発生手段と、こ
のロータ位置信号に基づいて導通制御信号を出力する導
通制御手段とを備えた駆動装置に、ロータ位置信号に基
づいて位相シフトをキャンセルするオフセット信号を生
成して位置信号発生手段に提供するタイミング補正手段
を備え、位置信号発生手段は位置検出信号に含まれた位
相シフト分をキャンセルして補正し、正確なタイミング
のロータ位置信号を生成することができ、このロータ位
置信号に基づいて導通制御手段で生成される導通制御信
号は、駆動出力手段のパワートランジスタを正しいタイ
ミングでスイッチングして電機子コイル励磁電流を生成
することができるので、一般的で安価に入手可能なホー
ル素子モールド品を使用してホール素子が磁界の影響を
受けても、電機子コイルに正しいタイミングで励磁電流
を供給し、トルクリップルや回転むらが少なく、起動ト
ルク低下や電機子コイル励磁電流の増加にともなうトル
ク定数低下などのブラシレスモータの性能低下を改善す
るブラシレスモータ用駆動装置を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るブラシレスモータ用駆動装置の
ブロック構成図
【図2】この発明に係るブラシレスモータ用駆動装置の
タイミング図
【図3】差動増幅器およびオフセット増幅器の一例
【図4】4相ブラシレスモータの構造図
【図5】従来のブラシレスモータ用駆動装置の概略構成
【図6】従来のブラシレスモータ用駆動装置のタイミン
グ図
【符号の説明】
1…ブラシレスモータ用駆動装置、2…ロータ、3…永
久磁石、4…ステータ、6…電機子コイル、7…ロータ
位置検出手段、8…駆動装置、9…駆動出力手段、81
…位置信号発生手段、81a、81b…差動増幅器、8
2…タイミング補正手段、82a、82b…オフセット
増幅器、83…導通制御手段、83a、83b…差動分
配器、C21、C31、C32、C42…コイル、E12、E34
21、E43…ロータ位置信号、HG1、HG2…ホール
素子、I1、I2…電流源、KI0…可変電流源、L1、
L2、L3、L4…電機子コイル、NF…励磁電流検出
端子、P3…オフセット調整端子、Q1、Q2、Q3、
Q4…パワートランジスタ、Q11、Q12、Q21、
Q22…トランジスタ、Rnf…抵抗、T1、T2、T
3、T4…端子、Vcc…定電圧電源、e1、e2
3、e4…位置検出信号、ed1、ed2、ed3、ed4
…歪を受けた位置検出信号、i1、i2、i3、i4…導通
制御信号、id1、id2、id3、id4…時間遅れを有
する導通制御信号、f、g…外乱磁界、ng、nf…オ
フセット信号。
フロントページの続き (72)発明者 水本 正夫 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三洋電機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−154318(JP,A) 特開 平6−253583(JP,A) 特開 平3−230788(JP,A) 実開 平3−127495(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 6/08 H02P 6/14 H03F 3/45

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多極の駆動磁極を有する永久磁石を配設
    したロータと、供給される励磁電流に応じて磁界を発生
    する電機子コイルを配設したステータと、前記電機子コ
    イルへ前記励磁電流を供給する駆動出力手段とを備え
    て、前記電機子コイルが発生する磁界に応じて前記ロー
    タに回転駆動力を生ずるよう構成したブラシレスモータ
    のために用いられ、 前記ロータの回転に応じて変化し、かつ前記電機子コイ
    ルの励磁電流によって生ずる歪み成分が重畳されてい
    る、互いに位相の異なる複数の位置検出信号を生成出力
    するロータ位置検出手段と、 前記複数の位置検出信号の各クロス位置でレベルが変化
    する、前記励磁電流のタイミング制御を行なう導通制御
    信号を生成出力する駆動装置とを備えた ブラシレスモー
    タ用駆動装置において、前記位置検出信号と位相が同期してレベルが変化するオ
    フセット信号を生成出力する手段を備え、 前記駆動装置は、前記オフセット信号を用いて前記複数
    の位置検出信号のレベルを補正することによって、前記
    電機子コイルが発生する磁界によって前記導通制御信号
    に生じる位相シフトをキャンセルするよう構成した こと
    を特徴とするブラシレスモータ用駆動装置。
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