JP4707523B2 - 歯車の製造方法、及び、歯車の製造装置 - Google Patents
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さらにまた、減速機構付きモータに用いられるウォームホイールは、駆動源であるモータから過重な回転力(トルク)が加えられたときに歯が破損してしまうことがあった。
また、本発明では、密着させた歯型入れ子のそれぞれに、この歯型入れ子を径方向外側に付勢する弾性部材を係合している。そして、型開き時にはこの弾性部材の付勢力によって前記歯型入れ子を径方向外側に移動させる。
特に、本発明では、前記キャビティ形成工程において、周方向にばね足が開くように配設された屈曲形状の板ばね部と、該板ばね部のばね足の先端に連結され前記歯型入れ子に係合可能な係止部と、を備えた弾性部材を用いる。このように構成すると、板ばね部のばね力によってばね足が開くことによって、ばね足の先端側に係合された歯型入れ子を周方向および径方向外側に付勢することができる。
より具体的には、前記キャビティ形成工程において、前記板ばね部と、前記歯型入れ子の係合溝に挿入可能に形成された板状の係止部と、を周方向に交互に連結して形成した板ばねからなる弾性部材を用いる。このような板ばねは、板ばね部のばね力によって拡径されるので、歯型入れ子を径方向外側に移動させることができる。また、歯型入れ子の係合溝に板状の係止部を挿入することにより、歯型入れ子を板ばねに容易に係合させることができる。
このように、歯車の歯面の回転軸方向の端部において隣り合う歯を周方向に連結する補強壁が形成されていると、補強壁によって歯の破損が防止されて耐久性が向上する。
特に、本発明では、前記弾性部材は、周方向にばね足が開くように配設された屈曲形状の板ばね部と、該板ばね部のばね足の先端に連結され前記歯型入れ子に係合可能な係止部と、を備える。このように構成すると、上述したように、板ばね部のばね力によってばね足の先端側に係合された歯型入れ子を周方向および径方向外側に付勢することができる。
より具体的には、前記弾性部材は、前記板ばね部と、前記歯型入れ子の係合溝に挿入可能に形成された板状の係止部と、を周方向に交互に連結して形成した板ばねからなるように構成されている。このような板ばねは、上述したように、板ばね部のばね力によって拡径され、歯型入れ子を径方向外側に移動させることができる。また、歯型入れ子の係合溝に板状の係止部を挿入することにより、歯型入れ子を板ばねに容易に係合させることができる。
(1)環状体を周方向に多分割した歯型入れ子を用いてアンダーカット部を有する歯車形状のキャビティを形成すると共に、この歯型入れ子に径方向外側に付勢する弾性部材が係合される。これにより、型開き時にはこの弾性部材の付勢力によって前記歯型入れ子を自動的に径方向外側に移動させ、歯型入れ子から成型品のアンダーカット部分を完全に外すことができる。これにより、歯先または歯溝にアンダーカット形状を有する歯車を、複雑カム機構を使用せずに、かつ、無理抜きを行わずに成形することができる。従って、製造時間の短縮と製造コストの低減を図ることができる。
(2)板状の係止部と板ばね部を周方向に交互に連結して形成した板ばねを弾性部材として用いることにより、歯型入れ子を板ばねに容易に係合させることができる。また、板ばね部の開き角度を小さくして板ばねを縮径させ、歯型入れ子を密着させることができる。また、板ばね部のばね力によって板ばねを拡径させ、歯型入れ子を自動的に径方向外側に移動させることができる。
(3)隣り合う歯を周方向に連結する補強壁を設けることにより、歯の破損を防止し、耐久性が向上させる。
(4)歯型入れ子の外周面にテーパ面を設け、このテーパ面に入れ子ロック部材を当接させることにより前記歯型入れ子を径方向内側に移動させ、環状に密着させた状態に拘束することができる。また、入れ子ロック部材をテーパ面から離れる方向に移動させるだけで歯型入れ子の拘束状態を解除することができる。
図1〜図17は本発明の一実施形態を示す図で、図1は減速機構付きモータの側面図、図2は実施例1のウォームホイールの斜視図、図3はウォームホイールの正面図、図4は図2のA−A断面図である。また、図5はウォームホイールを成形するための製造装置の断面図、図6は製造装置内に設けられた歯型入れ子設置面の平面図、図7は環状に密着された歯型入れ子の平面図、図8は図7のB−B断面図及びC−C断面図、図9は環状板ばねの平面図、図10は環状板ばねと歯型入れ子との係合方法を示す説明図である。また、図11〜図17はウォームホイールの製造工程を示す説明図であり、図11は歯型入れ子と環状板ばねを型体にセットした状態を示す説明図、図12は歯型入れ子にテーパリングを当接させて径方向内側へ移動させる工程を示す説明図、図13は歯型入れ子が環状に密着された状態を示す説明図、図14は図11の状態を上方からみた平面図、図15は歯型入れ子がテーパリングによって環状に密着された状態を上方からみた平面図、図16はテーパリングによる歯型入れ子の拘束を解除する状態を示す説明図、図17は歯型入れ子が径方向外側に移動して成型品が離型可能となった状態を示す説明図である。
また、図18〜図21は本発明の他の実施形態を示す図であり、図18は実施例2のウォームホイールの斜視図、図19は図18のD−D断面図、図20は環状に密着された歯型入れ子の平面図、図21は図20のE−E断面図及びF−F断面図である。
本例の減速機構付きモータMは、本例の歯車をウォームホイールに適用した実施形態であり、車両等において電動で作動する各種装置を駆動するために好適に用いられるもので、例えば、図1に示すように、モータM1と、モータM1の出力軸に連結されたウォームギヤM2とを備えている。ウォームギヤM2は、モータM1の出力軸の先端に設けられたウォームW1と、ウォームW1と噛合され、ウォームW1の回転軸と直交する回転軸を有するウォームホイールW2とを備えている。
ウォームホイールW2は、図2に示すように、外周面にウォームW1の歯と噛合する歯1が形成されている。歯1の歯先1a及び歯底1bはそれぞれ中央部が回転軸側に凹んで湾曲しており、略円弧状をなすように形成されている。つまり、このウォームホイールW2は平たい鼓型に形成されており、歯先1a及び歯底1bがそれぞれ鼓型面に沿って形成されている。図3はウォームホイールW2の正面図、図4はウォームホイールW2の断面図(図2のA−A断面図)である。
また、ウォームW1とウォームホイールW2は、それぞれの回転軸が直交するように噛合されたときに、ウォームホイールW2の歯先1a及び歯底1bの円弧形状が、ウォームW1の回転中心を中心とする円弧形状となるように噛合されている。そして、ウォームホイールW2の歯先1a及び歯底1bの円弧形状の湾曲度合いと、ウォームW1の外周面に形成された歯の回転軸まわりの湾曲度合いとは、隣り合う歯面同士の接触面積が大きくなるように湾曲度合いを合わせて形成されている。
次に、上述した減速機構付モータMに用いられている鼓型のウォームホイールW2を製造するための製造装置Sについて説明する。
図5に製造装置Sの断面図を示す。本実施形態の製造装置Sは、ウォームホイールW2を射出成形等により製造するためのキャビティKを形成する金型装置であり、環状に配設される複数の歯型入れ子10と、環状に加工された環状板ばね20と、歯型入れ子10の外周にセットされるリング状のテーパリング30と、歯型入れ子10、環状板ばね20、テーパリング30を内部に配置するための空間部41が形成された型体40と、を備えている。図6は製造装置Sの内部空間において、歯型入れ子10を載置するために設けられた設置面40aの平面図である。
この歯型入れ子10は、型体40の空間部41の設置面40a上にセットされ、図7のように環状に密着された状態に拘束される。本例では、この密着された環状体の内周空間の下方の開口を図5に示すように設置面40aによって塞ぐと共に、上方の開口を型板43によって塞ぐことにより、鼓型の歯車形状のキャビティKを形成するようになっている。
本例のウォームホイールW2の歯先1a及び歯底1bは、上述したように中央部が湾曲して円弧状にくぼんだ形状となっている。従って、歯底形成部11と歯先形成部12はこれを反転した形状、すなわち側面視円弧状に突出した形状となっている。
また、歯型入れ子10は、径方向外側を向く面の上端側が径方向内側に傾斜したテーパ面10bとなっている。本例では、このテーパ面10bに沿って後述するテーパリング30のテーパ面30aをスライドさせることにより、歯型入れ子10を径方向内側に移動させて隣り合う歯型入れ子10と密着させることができる。
また、歯型入れ子10には、下端面から突出する棒状のガイド部材14が設けられている。このガイド部材14は、図6に示す設置面40aに放射状に形成された平面視長穴形状の案内溝42に挿入されるものである。ガイド部材14は、案内溝42に沿って径方向に案内されることにより、歯型入れ子10を径方向にスライド移動させることができる。
このような構成では、図10(a)に示すように、板ばね部21の開き角度を増大させるようにばね力が働くと、このばね力に基づいて係止部22が径方向外側に移動される。そこで、歯型入れ子10の係合溝13に板状の係止部22を差し込んで図10(b)に示すように装着すると、この歯型入れ子10には、係止部22と共に径方向外側に移動される。つまり、このように歯型入れ子10を環状板ばね20に装着すると、環状板ばね20の拡径力によって歯型入れ子10を径方向外側に付勢する付勢力が働く。
このように、本例の環状板ばね20は、板ばね部21のばね力によって拡径されるので、係合された歯型入れ子10を径方向外側に移動させることができる。また、歯型入れ子10の係合溝13に板状の係止部22を挿入することにより、歯型入れ子10を環状板ばね20に容易に係合させることができる。
本例では、キャビティ形成時には、このテーパリング30のテーパ面30aを、設置面40a上に配設された歯型入れ子10のテーパ面10bに当接させる。そして、この状態でテーパリング30を歯型入れ子10側に押圧すると、図12に示すようにテーパ面10bがテーパ面30aに沿ってスライドされる。これに伴い、歯型入れ子10は径方向内側に移動され、図13に示す位置まで移動される。
なお、このテーパリング30が本発明の拘束手段としての入れ子ロック部材に相当する。
テーパリング30の開口部は、この開口部と略同一平面形状の型板43を、図13に示すように挿入可能に形成されている。型板43の略中央にはスプルーが設けられ、また、型板43歯型入れ子10の面にはウォームホイールW2の反転形状が形成されている。
なお、本例ではテーパリング30をリング状としたが、テーパリング30と型板43を一体に形成してもよい。
次に、図11〜図17を参照しながら、上記各構成からなる製造装置Sを用いたウォームホイールW2の製造方法について説明する。本例では、製造装置Sを用いて樹脂製のウォームホイールW2を射出成形により成形する方法について説明する。
まず、製造装置Sの型締めを行ってキャビティKを形成する(キャビティ形成工程)。
この工程では、最初に、図11に示すように、案内溝42にガイド部材14を挿入することにより、複数の歯型入れ子10を設置面40a上に略環状にセットすると共に、歯型入れ子10の係合溝13により形成された断続的な環状溝に環状板ばね20の係止部22を挿入する。これにより、図14に示すように、隣り合う歯型入れ子10が密着されていない状態となる。
ここで、上記のようにして成形されたウォームホイールW2においては、図2に示すように、歯1の歯先1a及び歯底1bのそれぞれ中央部が回転軸側に凹んで湾曲しており、略円弧状をなすように形成されている。このように、本例の成型装置Sを用いることにより、歯先または歯溝にアンダーカット形状(歯先1a及び歯底1b)を有する歯車を、複雑カム機構を使用せずに、かつ、無理抜きを行わずに成形することができる。また、短時間で歯車を成形することができる。従って、従来よりも製造時間を短縮することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。
本例のウォームホイールW3は、隣り合う歯と歯の端部を周方向に連結した構成とすることにより、歯の破損が防止され、耐久性が向上される構成としたものである。以下、図18〜図21を参照しながら、上記実施例1と異なる部分のみ説明し、同一の部分は説明を省略する。
本例のウォームホイールW3は、図18に示すように、歯先101a及び歯底101bのそれぞれ中央部が回転軸側に凹んで湾曲しており、略円弧状をなすように形成されている。つまり、このウォームホイールW3の歯先101a及び歯底101bは、それぞれ鼓型面に沿って形成されている。そして、この歯先101aの軸方向の両端部をそれぞれ周方向に連結するように、補強壁102が設けられている。図19は本例のウォームホイールW3の断面図(図18のD−D断面図)である。
なお、本例のウォームホイールW3は減速機構付きモータに用いることができる。本例の構成では、大きな回転力(トルク)を少ないトルクロスで伝達可能であって歯の破損がおこりにくいので、好適である。
本例の製造装置S1(不図示)は、上記実施例1の製造装置Sの歯型入れ子10に代えて歯型入れ子110を用いた点のみが上記実施例1と異なっている。
本例の歯型入れ子110は、上述したウォームホイールW3の鼓型の外周面を反転させた形状の型面を形成するためのもので、図20に示すような環状体を放射状に多分割した形状とされている。図21(a)(b)は、それぞれ歯型入れ子110の歯先部と歯溝部における断面図(図20のE−E断面図、F−F断面図)である。
本例では、この歯型入れ子110を用いることにより、歯先または歯溝にアンダーカット形状(歯先101a及び歯底101b)を有する歯車を、複雑なカム機構を使用せずに、かつ、無理抜きを行わずに成形することができる。また、短時間で歯車を成形することができる。従って、従来よりも製造時間を短縮することができ、製造コストを低く抑えることが可能となる。
本例の製造方法は、上記実施例1のキャビティ形成工程を、上記実施例1の製造装置Sの歯型入れ子10に代えて本例の歯型入れ子110を用いて行う。これにより、歯先101a及び歯底101bのそれぞれ中央部が回転軸側に凹んで湾曲し、歯先101aの軸方向の両端部をそれぞれ周方向に連結するように補強壁102が設けられたウォームホイールW3を製造することができる。
10‥歯型入れ子、10a‥歯形成面、10b‥テーパ面、11‥歯底形成部、
12‥歯先形成部、13‥係合溝、14‥ガイド部材、
20‥環状板ばね、21‥板ばね部、22‥係止部、
30‥テーパリング、30a‥テーパ面、40‥型体、40a‥設置面、
41‥空間部、42‥案内溝、43‥型板、44‥エジェクタピン、
102‥補強壁、110‥歯型入れ子、110a‥歯形成面、
111‥歯底形成部、112‥歯先形成部、113‥補強壁形成部、
K‥キャビティ、M‥減速機構付モータ、M1‥モータ
M2‥ウォームギヤ、S,S1‥製造装置、W1‥ウォーム
W2,W3‥ウォームホイール
Claims (6)
- 歯先または歯溝に回転軸側に凹んだ湾曲部が設けられた歯車の製造方法であって、
型体の内部に前記歯車を成形するためのキャビティを形成するキャビティ形成工程と、前記キャビティ内に溶融樹脂を充填する充填工程と、前記キャビティから成型品を離型する離型工程と、を行い、
前記キャビティ形成工程において、前記型体の内部に形成された空間に、前記歯先および前記歯溝の反転形状が内周面に形成された環状体を周方向に多分割した複数の歯型入れ子を環状に配置すると共に、
周方向にばね足が開くように配設された屈曲形状の板ばね部と、該板ばね部のばね足の先端に連結され、かつ、前記歯型入れ子の係合溝に挿入可能に形成されて前記歯型入れ子に係合可能な板状の係止部と、を周方向に交互に連結して形成した板ばねからなる弾性部材を前記歯型入れ子の各々に係合して前記歯型入れ子を径方向外側に付勢した状態で、前記歯型入れ子を径方向内側に移動させて互いに密着させると共に、密着させた歯型入れ子の内周空間を密閉するように型締めして前記キャビティを形成し、
前記離型工程において、前記溶融樹脂が硬化した後に型開きし、前記弾性部材の付勢力によって前記歯型入れ子を径方向外側に移動させて成型品を離型することを特徴とする歯車の製造方法。 - 前記キャビティ形成工程において、前記歯先および前記歯溝と、隣り合う歯を周方向に連結する補強壁と、の反転形状が内周面に形成された環状体を周方向に多分割した複数の歯型入れ子を用いることにより、前記歯車の回転軸方向の端部に前記補強壁が形成された歯車を製造することを特徴とする請求項1に記載の歯車の製造方法。
- 前記キャビティ形成工程において、前記歯型入れ子の外周面に設けられたテーパ面に入れ子ロック部材を当接させることにより前記歯型入れ子を拘束して径方向内側に移動させ、
前記離型工程において、前記入れ子ロック部材による前記歯型入れ子の拘束を解除して前記歯型入れ子を径方向外側に移動させることを特徴とする請求項1に記載の歯車の製造方法。 - 歯先または歯溝に回転軸側に凹んだ湾曲部が設けられた歯車の製造装置であって、
前記歯車を成形するキャビティを形成するための内部空間を有する型体と、前記型体の内部空間において環状に密着可能に配設された複数の歯型入れ子と、前記歯型入れ子の各々に係合可能な弾性部材と、該複数の歯型入れ子を環状に密着させて拘束可能な拘束手段と、備え、
前記歯型入れ子の内周面には、前記歯先および前記歯溝の反転形状が形成され、
前記型体は、型締め時に前記密着させた歯型入れ子の内周空間を密閉して前記キャビティを形成可能に構成され、
前記弾性部材は、周方向にばね足が開くように配設された屈曲形状の板ばね部と、該板ばね部のばね足の先端に連結され、かつ、前記歯型入れ子の係合溝に挿入可能に形成されて前記歯型入れ子に係合可能な板状の係止部と、を周方向に交互に連結して形成した板ばねからなり、型開き時に前記歯型入れ子を径方向外側に付勢することにより、前記歯型入れ子を前記キャビティ内の成型品が離型可能な解除位置まで径方向外側に移動させることを特徴とする歯車の製造装置。 - 前記歯型入れ子の内周面には隣り合う歯を周方向に連結する補強壁の反転形状が形成され、前記キャビティは前記歯車の回転軸方向の端部に前記補強壁が設けられた歯車を成形可能に形成されることを特徴とする請求項4に記載の歯車の製造装置。
- 前記歯型入れ子の外周面にはテーパ面が設けられ、
前記拘束手段は前記テーパ面に当接する当接部を有する入れ子ロック部材からなり、該入れ子ロック部材は、前記歯型入れ子を環状に密着した状態に拘束する拘束状態,前記歯型入れ子が前記解除位置まで移動可能な解除状態,の間で移動可能に構成されたことを特徴とする請求項4に記載の歯車の製造装置。
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