JPH0263661A - 羽根車の鋳造方法および鋳造装置 - Google Patents

羽根車の鋳造方法および鋳造装置

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JPH0263661A
JPH0263661A JP21776388A JP21776388A JPH0263661A JP H0263661 A JPH0263661 A JP H0263661A JP 21776388 A JP21776388 A JP 21776388A JP 21776388 A JP21776388 A JP 21776388A JP H0263661 A JPH0263661 A JP H0263661A
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boss
gate
molds
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Shuji Kobayashi
修二 小林
Toshihiro Totsuka
戸塚 利宏
Isao Ito
勲 伊藤
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Honda Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A1発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は羽根車、特に、ボスおよびそのボス外周面に放
射状に突設された複数のブレードを備えた羽根車の鋳造
方法および鋳造装置に関する。
(2)従来の技術 従来、この種羽根車の鋳造方法および鋳造装置としては
、実公昭56−34841号公報に開示されたものが公
知である。
(3)発明が解決しようとする課題 しかしながら前記従来法においては、溶湯供給路に注入
された溶湯を射出プランジャにより加圧しながら複数の
ゲートを通じて羽根車成形用キャビティに射出するよう
にしているので、キャビティへの溶湯の射出が不均一と
なってブレードに湯境を発生したり、またブレード成形
領域への圧力伝播不足に伴い湯回り不良を発生してブレ
ードの一部が欠落するおそれがあり、鋳造品質の良好な
羽根車を安定して生産することができないという問題が
ある。
また前記従来装置においては、各ブレードを成形する各
金型の進退を、各金型に形成された傾斜カム孔に作動ピ
ンを摺動させて行っているので、前記傾斜カム孔の配設
に伴い各金型に冷却水回路を設けることが難しく、その
ため各金型としては冷却水回路を持たないものが用いら
れているが、このような金型を用いると、鋳造作業を連
続して行ったときに金型が過熱され、各ブレードの鋳造
組織が粗(なって各ブレードの強度劣化を招き、また金
型の熱膨張に伴いその摺動が円滑に行われなくなるとい
った問題がある。
本発明は前記問題を解決することのできる前記鋳造方法
および鋳造装置を提供することを目的とする。
B0発明の構成 (1)課題を解決するための手段 本発明は、ボスおよび該ボス外周面に放射状に突設され
た複数のブレードを備えた羽根車を鋳造するに当り、羽
根車成形用キャビティのボス成形領域と溶湯供給路とを
連通ずる環状ケートをシールピンにより閉し、次いで前
記溶湯供給路に溶湯を注入して、該溶湯を低速前進する
射出プランジャと前記シールピンとの間で加圧し、その
後前記射出プランジャが高速前進に移行する直前に前記
シールビンにより前記ゲートを開くことを特徴とする。
本発明は、ボスおよび該ボス外周面に放射状に突設され
た複数のブレードを備えた羽根車を鋳造する装置におい
て、羽根車成形用キャビティを画成すべく、前記ボスの
内周面および一端面を成形する第1金型と、前記ボスの
他端面を成形すると共に前記第1金型と協働して前記キ
ャビティのポス成形領域に連通ずる環状ゲートを画成す
る第2金型と、前記第1および第2金型間に放射状に配
設されて前記ボスの外周面および各ブレードを成形する
複数の第3金型とを備え、前記第1および第2金型の少
なくとも一方を他方に対しボス軸線方向に進退自在に構
成し、前記第1および第2金型の一方に、各第3金型を
各ブレードの突出方向に摺動自在に設け、前記第1およ
び第2金型の他方に、型閉め過程で各第3金型外面に存
する傾斜カム面に摺接して各第3金型を成形位置へ前進
させる複数の駆動カムを設け、型開き過程で各第3金型
を離型位置へ後退させる駆動手段を備え、前記第1およ
び第2金型の一方に、前記ゲートに連通ずる溶湯供給路
と該溶湯供給路に摺動自在に嵌合されて、溶湯供給過程
で低速前進から高速前進に移行する射出プランジャとを
設け、前記第1および第2金型の他方に、前記射出プラ
ンジャの低速前進中前記ゲートを閉し、また前記射出プ
ランジャが高速前進に移行する直前で前記ゲートを開く
シールピンを摺動自在に設けたことを特徴とする。
(2)作 用 前記鋳造方法によれば、溶湯を溶湯供給路内で一旦加圧
し、その加圧された溶湯を高速前進する射出プランジャ
により環状ゲー1−を通じて羽根車成形用キャビティに
射出するので、そのキャビティ内には溶湯が略均等に射
出されると共にキャビティ内の溶湯全体に射出プランジ
ャによる加圧力が伝播する。
前記鋳造装置によれば、各第3金型内部に冷却水回路を
設けることが容易であり、これにより各第3金型の過熱
が抑制され、またその摺動が円滑に行われる。
(3)実施例 第1.第1A、第2図は羽根車としての自動車用トルク
コンバータのステータ1を示し、そのステータlはボス
2と、そのポス2外周面に放射状に突設された複数の湾
曲したブレード3とを備えている。
第3〜第6図は前記ステータ1の鋳造装置を示し、その
装置は次のように構成される。
即ち、鋳造装置は、鉛直方向に分割されて合せ面4,5
を相対向させた可動の第1金型6Iおよび固定の第2金
型6□と、両金型61.6□間に放射状に配設されてそ
れら61,6□に挟着される複数の第3金型63とを備
えている。
第1金型63、第2金型6゜および各第3金型63によ
ってステータ(羽根車)成形用キャビティCが画成され
る。したがって、第1金型61は、その中心に在って、
ボス2の内周面7を成形する成形面8を備えた短円柱状
中子9と、その中子9の基端周辺に在ってボス2の一端
面10を成形する環状成形面11とを有する。また第2
金型6□は第1金型61の環状成形面11と対向してボ
ス2の他端面12を成形する環状成形面13と、その成
形面13の内周側に在って中子9の端面14外周部と協
働して環状ゲート15を画成する環状凸部16とを有す
る。ゲート15はキャビティCのボス成形領域C1に連
通ずる。さらに各第3金型63は中子9の成形面8と対
向してボス2の外周面17を成形する成形面18と、そ
の成形面18を挟むように設けられて相隣る両ブレード
3の対向面19.20を成形する一対の成形面21゜2
2とを有する。これら成形面21.22によりキャビテ
ィCのブレード成形領域C2が画成される。
第1金型61は、第2金型6□に対しボス軸線方向に進
退自在に構成される。
各第3金型63は次のように第2金型6゜に配設される
。即ち、第2金型6゜において、その第1金型6Iと対
向する合せ面5側に複数のガイドピン23が略放射状に
突設され、各ガイドピン23に各第3金型63に突設さ
れたガイド筒24が摺動自在に嵌合される。各ガイドピ
ン23の先端にストッパ25が取付けられ、したがって
各第3金型63は、それが第2金型6□に当接するまで
前進してキャビティCを形成する成形位置(第4回)と
、ガイド筒24がストッパ25に当接するまで後退した
離型位置(第3図)との間を各ブレード3の突出方向に
往復動することができる。
各第3金型63において、隣接する第3金型63と対向
する両件面にボス軸線に対し傾斜する傾斜溝26が形成
される。型中心側に存する各傾斜溝26の傾斜カム面2
7は、第2金型6゜側の端部が第1金型6I側の端部よ
りも型中心から離れるように傾斜している。
第1金型6.において、各第3金型63と対向する合せ
面4に駆動カム28が突設される。各駆動カム28は相
対向する長短2本のアーム29゜30を有し、各アーム
29.30の型中心側に存する各傾斜カム面31が第3
金型63の各傾斜カム面27に摺接するようになってい
る。
各ガイドピン23において、その基端部とガイド筒24
との間に、駆動手段としての戻しばね32が縮設される
第3図に示すように、型開き状態では戻しばね32が伸
長すると共に駆動カム28の長いアーム29に存する傾
斜カム面31端部が第3金型63の一方の傾斜カム面2
7に摺接している。型閉め過程では駆動カム28の両傾
斜カム面31が第3金型63の両傾斜カム面27を摺動
すると共に戻しばね32が圧縮され、これにより第3金
型6゜が成形位置まで前進する。型開き過程では、戻し
ばね32の弾発力で第3金型6.が離型位置まで後退す
る。
第2金型6□において、溶湯供給路33がボス軸線方向
に延びるように形成され、その溶湯供給路33の出口側
は環状凸部16内に連なり、したがって溶湯供給路33
はゲート15を介してキャビティCに連通ずる。また溶
湯供給路33に射出プランジャ34が摺動自在に嵌合さ
れる。この射出プランジャ34は図示しない作動シリン
ダに連結され、溶湯供給過程で低速前進から高速前進に
移行するようになっている。溶湯供給路33には図示し
ない溶湯注入路が連通している。
第1金型61において、溶湯供給路33と同軸上に存す
るように透孔35が形成され、その透孔35にシールピ
ン36が摺動自在に嵌合される。
シールピン36の基端側は図示しない作動シリンダに連
結され、シールピン36は、その先端に存する拡径頭部
37を溶湯供給路33内の環状段部38に係合させたゲ
ート閉じ位置と、その係合を解除して拡径頭部37を透
孔35の拡径開口部39に嵌合させたゲート開き位置と
の間を進退することができる。
各第3金型63に冷却水回路40が形成され、その回路
40の入口41および出口42は第3金型63の外端面
に開口し、それらには図示しない導管が接続される。こ
の場合、各傾斜カム面27は第3金型63の外面に形成
されているので、第3金型63に対する冷却水回路40
の形成が容易である。
また第2金型6□において、溶湯供給路33を囲繞する
ように冷却水回路43が形成される。
さらにシールビン36にも冷却水回路44が形成され、
その回路44はシールピン36の中空部45と、その中
空部45に遊挿された導管46とよりなり、導管46に
供給された冷却水を、その端部から排出して導管46外
周面と中空部45内周面との間を流すようになっている
次に、ステータ1の鋳造作業について説明する。
第3図に示すように、型開き状態では、第1金型61が
第2金型6□より離間し、また各第3金型63は離型位
置にあり、さらに射出プランジャ34は後退位置に在る
。さらにシールピン36はゲート開き位置に在る。
第1金型61を第2金型6□に向は前進させると、各駆
動カム28により各第3金型63が前進を開始し、第2
金型62に対する各第3金型63の当接および第1.第
2金型61,6□による各第3金型63の挟持により第
4図に示す型閉め状態となり、第1金型61、第2金型
6□および各第3金型63によりステータ成形用キャビ
ティCが画成される。
第4図鎖線示のように、シールピン36の前進により、
その拡径頭部37を溶湯供給路33の環状段部38に係
合してゲート15を閉しる。
シールピン36の拡径頭部37と射出プランジャ34と
の間において、溶湯供給路33に、例えば720°Cの
アルミニウム合金(JIS  ADC12)の溶湯を注
入する。
射出プランジャ34を低速前進(0,4〜0.6m/5
ec)させて、そのプランジャ34とシールピン36の
拡径頭部37との間で溶湯を加圧する。
射出プランジャ34が高速前進(2,0〜3.0m/5
ec)に移行する直前に、シールピン36を後退させて
ゲート15を開く。これにより加圧された溶湯が高速前
進する射出プランジ中34によりゲート15を通じてキ
ャビティCに射出されるので、そのキャビティC内には
溶湯が略均等に射出されると共にキャビティC内の溶湯
全体に射出プランジャ34による加圧力(550〜65
0kg/c+fl)が伝播する。射出プランジャ34は
第4回鎖線示のようにシールピン36に接近した位置で
停止する。このときの鋳込み重量は、例えば0.5 k
gである。
このような手法を採用することによって、各ブレード3
においで湯境の発生が無く、また欠落部の発生の無い鋳
造品質の良好なステータ1を安定して生産することがで
きる。
前記鋳造作業において、溶湯供給路33回りが冷却水回
路43により冷却されるので、環状段部38の熱膨脹量
が抑制されてゲート15の閉し状態が確保され、またシ
ールピン36が冷却回路44により冷却されるので、そ
のゲート開き動作が確実に行われる。さらに各第3金型
63が冷却水回路40により冷却されるので、各第3金
型63の過熱が抑制され、これにより各ブレード3の鋳
造組織を緻密化してその強度を向上させることができる
。その上名筆3金型63の熱膨脹量を抑制してその摺動
を円滑に行うことができる。
溶湯の凝固後(例えば、射出終了から40秒経過後)、
第1金型6.を第2金型6□より離間させると、各第3
金型63が各戻しばね32の弾発力で後退して離型位置
に至る。
ステータ1は第2金型6゜に付着しているので、図示し
ないチャックによりステータ1のホス内周面7を把持し
た後、射出プランジャ34を前進させてステータ1を第
2金型6□から離型する。
このように射出プランジャ34によりステータ1の離型
を行うと、ノックアウトビンを設ける必要がなく、これ
により鋳造装置を簡素化して型代の低減を図ると共にメ
インテナンスを容易にし、またノックアウトピンの作動
不良等の不具合の発生を回避することができる。
なお、本発明においては、第1および第2金型6I、6
゜を共に可動式に構成する、第1金型61を固定式に構
成する、第3金型63を第1金型61に設ける、溶湯供
給路33を第1金型6.に、またシールピン36を第2
金型6□にそれぞれ設ける、第3金型63に後退用傾斜
カム面を設け、その傾斜カム面と駆動カムとにより駆動
手段を構成して戻しばね32を省く等、種々の設計変更
が可能である。
C4発明の効果 第(1)項に記載された本発明に係る鋳造方法によれば
、鋳造品質の良好な羽根車を安定して生産することがで
きる。
第(2)項に記載された本発明に係る鋳造装置によれば
、前記鋳造方法を容易に実施することができ、特に、各
第3金型に対する冷却水回路の形成を容易にして、各第
3金型の過熱を防止し、またその摺動を円滑に行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1.第1A、第2図はステータを示し、第1図は正面
図、第1A図は第1図IA矢視図、第2図は第1図■−
■線断面図、第3図は鋳造装置の型開き状態の縦断側面
図、第4図は鋳造装置の型閉め状態の縦断側面図、第5
図は第4図V−V線断面図、第6図は第4図Vl−Vl
線断面図である。 C・・・キャビティ、C1・・・ボス成形領域、1・・
・ステータ(羽根車)、2・・・ボス、3・・・ブレー
ド、6I〜63・・・第1〜第3金型、7・・・ボスの
内周面、10・・・ボスの一端面、12・・・ボスの他
端面、15・・・ゲート、17・・・ボスの外周面、2
7・・・傾斜カム面、28・・・駆動カム、32・・・
戻しばね(駆動手段)、33・・・溶湯供給路、34・
・・射出プランジャ、36・・・シールピン

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ボスおよび該ボス外周面に放射状に突設された複
    数のブレードを備えた羽根車を鋳造するに当り、羽根車
    成形用キャビティのボス成形領域と溶湯供給路とを連通
    する環状ゲートをシールピンにより閉じ、次いで前記溶
    湯供給路に溶湯を注入して、該溶湯を低速前進する射出
    プランジャと前記シールピンとの間で加圧し、その後前
    記射出プランジャが高速前進に移行する直前に前記シー
    ルピンにより前記ゲートを開くことを特徴とする羽根車
    の鋳造方法。
  2. (2)ボスおよび該ボス外周面に放射状に突設された複
    数のブレードを備えた羽根車を鋳造する装置において、
    羽根車成形用キャビティを画成すべく、前記ボスの内周
    面および一端面を成形する第1金型と、前記ボスの他端
    面を成形すると共に前記第1金型と協働して前記キャビ
    ティのボス成形領域に連通する環状ゲートを画成する第
    2金型と、前記第1および第2金型間に放射状に配設さ
    れて前記ボスの外周面および各ブレードを成形する複数
    の第3金型とを備え、前記第1および第2金型の少なく
    とも一方を他方に対しボス軸線方向に進退自在に構成し
    、前記第1および第2金型の一方に、各第3金型を各ブ
    レードの突出方向に摺動自在に設け、前記第1および第
    2金型の他方に、型閉め過程で各第3金型外面に存する
    傾斜カム面に摺接して各第3金型を成形位置へ前進させ
    る複数の駆動カムを設け、型開き過程で各第3金型を離
    型位置へ後退させる駆動手段を備え、前記第1および第
    2金型の一方に、前記ゲートに連通する溶湯供給路と該
    溶湯供給路に摺動自在に嵌合されて、溶湯供給過程で低
    速前進から高速前進に移行する射出プランジャとを設け
    、前記第1および第2金型の他方に、前記射出プランジ
    ャの低速前進中前記ゲートを閉じ、また前記射出プラン
    ジャが高速前進に移行する直前で前記ゲートを開くシー
    ルピンを摺動自在に設けたことを特徴とする羽根車の鋳
    造装置。
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JPH066226B2 (ja) 1994-01-26

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