JPH066226B2 - 羽根車の鋳造方法および鋳造装置 - Google Patents

羽根車の鋳造方法および鋳造装置

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JPH066226B2
JPH066226B2 JP63217763A JP21776388A JPH066226B2 JP H066226 B2 JPH066226 B2 JP H066226B2 JP 63217763 A JP63217763 A JP 63217763A JP 21776388 A JP21776388 A JP 21776388A JP H066226 B2 JPH066226 B2 JP H066226B2
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利宏 戸塚
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Description

【発明の詳細な説明】 A.発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は羽根車、特に、ボスおよびそのボス外周面に放
射状に突設された複数のブレードを備えた羽根車の鋳造
方法および鋳造装置に関する。
(2) 従来の技術 従来、この種羽根車の鋳造方法および鋳造装置として
は、実公昭56−34841号公報に開示されたものが
公知である。
(3) 発明が解決しようとする課題 しかしながら前記従来法においては、溶湯供給路に注入
された溶湯を射出プランジャにより加圧しながら複数の
ゲートを通じて羽根車成形用キャビティに射出するよう
にしているので、キャビティへの溶湯の射出が不均一と
なってブレードに湯境を発生したり、またブレード成形
領域への圧力伝播不足に伴い湯回り不良を発生してブレ
ードの一部が欠落するおそれがあり、鋳造品質の良好な
羽根車を安定して生産することができないという問題が
ある。
また前記従来装置においては、各ブレードを成形する各
金型の進退を、各金型に形成された傾斜カム孔に作動ピ
ンを摺動させて行っているので、前記傾斜カム孔の配設
に伴い各金型に冷却水回路を設けることが難しく、その
ため各金型としては冷却水回路を持たないものが用いら
れているが、このような金型を用いると、鋳造作業を連
続して行ったときに金型が過熱され、各ブレードの鋳造
組織が粗くなって各ブレードの強度劣化を招き、また金
型の熱膨脹に伴いその摺動が円滑に行われなくなるとい
った問題がある。
本発明は前記問題を解決することのできる前記鋳造方法
および鋳造装置を提供することを目的とする。
B.発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 本発明方法は、ボスおよび該ボス外周面に放射状に突設
された複数のブレードを備えた羽根車を鋳造するに当
り、羽根車成形用キャビティのボス成形領域に該領域と
同心状の環状ゲートを介して連通する溶湯供給路と、そ
の溶湯供給路内を進退し得る射出プランジャと、前記溶
湯供給路の環状段部に係合して前記環状ゲートを閉じる
閉じ位置と同環状段部より離間して前記環状ゲートを開
く開き位置との間を摺動し得る、冷却手段内蔵のシール
ピンとを備える金型を使用し、前記シールピンを前記閉
じ位置に保持した状態で前記溶湯供給路に溶湯を注入
し、次いでその注入した溶湯を、低速前進する射出プラ
ンジャと前記シールピンとの間で加圧し、その後その射
出プランジャが高速前進に移行する直前に前記シールピ
ンを前記開き位置側へ摺動させて前記環状ゲート開くこ
とを特徴とし、一方、本発明装置は、ボスおよび該ボス
外周面に放射状に突設された複数のブレードを備えた羽
根車を鋳造する装置において、羽根車成形用キャビティ
を画成すべく、前記ボスの内周面および一端面を成形す
る第1金型と、前記ボスの他端面を成形すると共に前記
第1金型と協働して前記キャビティのボス成形領域に連
通する、該領域と同心状の環状ゲートを画成する第2金
型と、前記第1および第2金型間に放射状に配設されて
前記ボスの外周面および各ブレードを成形する複数の第
3金型とを備え、前記第1および第2金型の少なくとも
一方を他方に対しボス軸線方向に進退自在に構成し、前
記第1および第2金型の一方に、各第3金型を各ブレー
ドの突出方向に摺動自在に設け、前記第1および第2金
型の他方に、型閉め過程で各第3金型外面に存する傾斜
カム面に摺接して各第3金型を成形位置へ前進させる複
数の駆動カムを設け、型開き過程で各第3金型を離型位
置へ後退させる駆動手段を備え、前記第1および第2金
型の一方に、前記ゲートに連通する溶湯供給路と、該溶
湯供給路に摺動自在に嵌合される射出プランジャとを設
け、前記第1および第2金型の他方に、前記溶湯供給路
の環状段部に係合して前記環状ゲートを閉じる閉じ位置
と同環状段部より離間して前記環状ゲートを開く開き位
置との間を摺動し得るシールピンを設けると共に、その
シールピン内に、該ピンを冷却するための冷却手段を設
けたことを特徴とする。
(2) 作 用 本発明方法の上記構成によれば、溶湯を溶湯供給路内に
おいてシールピンと低速前進する射出プランジャとの間
で一旦加圧し、その加圧された溶湯を高速前進する射出
プランジャにより、羽根車成形用キャビティのボス成形
領域に対しそれと同心状の環状ゲートを通じて射出する
から、そのキャビティ内には溶湯が略均等に射出される
と共にキャビティ内の溶湯全体に、射出プランジャによ
る加圧力が略均等且つ迅速に伝播する。
また特に上記シールピンによる環状ゲートの閉鎖は、シ
ールピンを溶湯供給路の環状段部に係合圧接させること
により行なわれるから、その閉鎖状態が確実に得られ、
これによりプランジャの低速前進による溶湯の加圧が効
率よく行われると共に、ゲート開放前における加圧溶湯
のキャビティ側への侵入が確実に阻止される。ま環状ゲ
ート閉鎖のためにシールピンを環状段部に強く圧接係合
させても、シールピン自体を冷却手段により冷却して該
ピン自体の過熱や過度の熱膨張を抑えることができて該
ピンと環状段部との固着が回避される。
前記鋳造装置によれば、各第3金型内部に冷却水回路を
設けることが容易であり、これにより各第3金型の過熱
が抑制され、またその摺動が円滑に行われる。
(3) 実 施 例 第1,第1A,第2図は羽根車としての自動車用トルク
コンバータのステータ1を示し、そのステータ1はボス
2と、そのボス2外周面に放射状に突設された複数の湾
曲したブレード3とを備えている。
第3〜第6図は前記ステータ1の鋳造装置を示し、その
装置は次のように構成される。
即ち、鋳造装置は、鉛直方向に分割させて合せ面4,5
を相対向させた可動の第1金型6および固定の第2金
型6と、両金型6,6間に放射状に配設されてそ
れら6,6に挟着される複数の第3金型6とを備
えている。
第1金型6、第2金型6および各第3金型6によ
ってステータ(羽根車)成形用キャビティCが画成され
る。したがって、第1金型6は、その中心に在って、
ボス2の内周面7を成形する成形面8を備えた短円柱状
中子9と、その中子9の基端周辺に在ってボス2の一端
面10を成形する環状成形面11とを有する。また第2
金型6は第1金型6の環状成形面11と対向してボ
ス2の他端面12を成形する環状成形面13と、その成
形面13の内周側に在って中子9の端面14外周部と協
働して環状ゲート15を画成する環状凸部16とを有す
る。而して環状ゲート15は、キャビティCのボス成形
領域Cと同心状に形成されてそのボス成形領域C
直接連通する。さらに各第3金型6は中子9の成形面
8と対向してボス2の外周面17を成形する成形面18
と、その成形面18を挟むように設けられて相隣る両ブ
レード3の対向面19,20を成形する一対の成形面2
1,22とを有する。これら成形面21,22によりキ
ャビティCのブレード成形領域Cが画成される。
第1金型6は、第2金型6に対しボス軸線方向に進
退自在に構成される。
各第3金型6は次のように第2金型6に配設され
る。即ち、第2金型6において、その第1金型6
対向する合せ面5側に複数のガイドピン23が略放射状
に突設され、各ガイドピン23に各3金型6に突設さ
れたガイド筒24が摺動自在に嵌合される。各ガイドピ
ン23の先端にストッパ25が取付けられ、したがって
各第3金型6は、それが第2金型6に当接するまで
前進してキャビティCを形成する成形位置(第4図)
と、ガイド筒24がストッパ25に当接するまで後退し
た離型位置(第3図)との間を各ブレード3の突出方向
に往復動することができる。
各第3金型6において、隣接する第3金型6と対向
する両外面にボス軸線に対し傾斜する傾斜溝26が形成
される。型中心側に存する各傾斜溝26の傾斜カム面2
7は、第2金型6側の端部が第1金型6側の端部よ
りも型中心から離れるように傾斜している。
第1金型6において、各第3金型6と対向する合せ
面4に駆動カム28が突設される。各駆動カム28は相
対向する長短2本のアーム29,30を有し、各アーム
29,30の型中心側に存する各傾斜カム面31が第3
金型6の各傾斜カム面27に摺接するようになってい
る。
各ガイドピン23において、その基短部とガイド筒24
との間に、駆動手段としての戻しばね32が縮設され
る。
第3図に示すように、型開き状態では戻しばね32が伸
長すると共に駆動カム28の長いアーム29に存する傾
斜カム面31端部が第3金型6の一方の傾斜カム面2
7に摺接している。型閉め過程では駆動カム28の両傾
斜カム面31が第3金型6の両傾斜カム面27を摺動
すると共に戻しばね32が圧縮され、これにより第3金
型6が成形位置まで前進する。型開き過程では、戻し
ばね32の弾発力で第3金型6が離型位置まで後退す
る。
第2金型6において、溶湯供給路33がボス軸線方向
に延びるように形成され、その溶湯供給路33の出口側
は環状凸部16内に連なり、したがって溶湯供給路33
はゲート15を介してキャビティCに連通する。また溶
湯供給路33に射出プランジャ34が摺動自在に嵌合さ
れる。この射出プランジャ34は図示しない作動シリン
ダに連結され、溶湯供給過程で低速前進から高速前進に
移行するようになっている。溶湯供給路33には図示し
ない溶湯注入路が連通している。
第1金型6において、溶湯供給路33と同軸上に存す
るように透孔35が形成され、その透孔35にシールピ
ン36が摺動自在に嵌合される。シールピン36の基端
側は図示しない作動シリンダに連結され、シールピン3
6は、その先端に存する拡径頭部37を溶湯供給路33
内の環状段部38に係合させたゲート閉じ位置と、その
係合を解除して拡径頭部37を透孔35の拡径開口部3
9の嵌合させたゲート開き位置との間を進退することが
できる。
各第3金型6に冷却水回路40が形成され、その回路
40の入口41および出口42は第3金型6の外端面
に開口し、それらには図示しない導管が接続される。こ
の場合、各傾斜カム面27は第3金型6の外面に形成
されているので、第3金型6に対する冷却水回路40
の形成が容易である。
また第2金型6において、溶湯供給路33を囲繞する
ように冷却水回路43が形成される。
さらにシールピン36にも冷却手段としての冷却回路4
4が形成され、その回路44はシールピン36の中空部
45と、その中空部45に遊挿された導管46とよりな
り、導管46に供給された冷却水を、その端部から排出
して導管46外周面と中空部45内周面との間を流すよ
うになっている。
次に、ステータ1の鋳造作業について説明する。
第3図に示すように、型開き状態では、第1金型6
第2金型6より離間し、また各第3金型6は離型位
置にあり、さらに射出プランジャ34は後退位置に在
る。さらにシールピン36はゲート開き位置に在る。
第1金型6を第2金型6に向け前進させると、各駆
動カム28により各第3金型6が前進を開始し、第2
金型6に対する各第3金型6の当接および第1,第
2金型6,6による各第3金型6の挟持により第
4図に示す型閉め状態となり、第1金型6、第2金型
および各第3金型6によりステータ成形用キャビ
ティCが画成される。
第4図鎖線示のように、シールピン36の前進により、
その拡径頭部37を溶湯供給路33の環状段部38に係
合してゲート15を閉じる。
シールピン36の拡径頭部37と射出プランジャ34と
の間において、溶湯供給路33に、例えば720℃のア
ルミニウム合金(JIS ADC12)の溶湯を注入す
る。
射出プランジャ34を低速前進(0.4〜0.6m/se
c)させて、そのプランジャ34とシールピン36の拡
径頭部37との間で溶湯を加圧する。
射出プランジャ34が高速前進(2.0〜3.0m/se
c)に移行する直前に、シールピン36を後退させてゲ
ート15を開く。これにより加圧された溶湯が高速前進
する射出プランジャ34によりゲート15を通じてキャ
ビティCに射出されるので、そのキャビティC内には溶
湯が略均等に射出されると共にキャビティC内の溶湯全
体に射出プランジャ34による加圧力(550〜650
kg/cm2)が伝播する。射出プランジャ34は第4図鎖
線示のようにシールピン36に接近した位置で停止す
る。このときの鋳込み重量は、例えば0.5kgである。
このような手法を採用することによって、各ブレード3
において湯境の発生が無く、また欠落部の発生の無い鋳
造品質の良好なステータ1を安定して生産することがで
きる。
前記鋳造作業において、溶湯供給路33回りが冷却水回
路43により冷却されるので、環状段部38の熱膨脹量
が抑制されてゲート15の閉じ状態が確保され、またシ
ールピン36が冷却回路44により冷却されるので、そ
のゲート開き動作が確実に行われる。さらに各第3金型
が冷却水回路40により冷却されるので、各第3金
型6の過熱が抑制され、これにより各ブレード3の鋳
造組織を緻密化してその強度を向上させることができ
る。その上各第3金型6の熱膨脹量を抑制てその摺動
を円滑に行うことができる。
溶湯の凝固後(例えば、射出終了から40秒経過後)、
第1金型6を第2金型6より離間させると、各第3
金型6が各戻しばね32の弾発力で後退して離型位置
に至る。
ステータ1は第2金型6に付着しているので、図示し
ないチャックによりステータ1のボス内周面7を把持し
た後、射出プランジャ34を前進させてステータ1を第
2金型6から離型する。
このように射出プランジャ34によりステータ1の離型
を行うと、ノックアウトピンを設ける必要がなく、これ
により鋳造装置を簡素化して型代の低減を図ると共にメ
インテナンスを容易にし、またノックアウトピンの作動
不良等の不具合の発生を回避することができる。
なお、本発明においては、第1および第2金型6,6
を共に可動式に構成する、第1金型6を固定式に構
成する、第3金型6を第1金型6に設ける、溶湯供
給路33を第1金型6に、またシールピン36を第2
金型6にそれぞれ設ける、第3金型6に後退用傾斜
カム面を設け、その傾斜カム面と駆動カムとにより駆動
手段を構成して戻しばね32を省く等、種々の設計変更
が可能である。
C.発明の効果 第(1)項に記載された本発明に係る鋳造方法によれば、
溶湯を溶湯供給路内においてシールピンと低速前進する
射出プランジャとの間で一旦加圧し、その加圧された溶
湯を高速前進する射出プランジャにより、羽根車成形用
キャビティのボス成形領域に対しそれと同心状の環状ゲ
ートを通じて射出するようにしたので、そのキャビティ
内には溶湯が略均等に射出されると共にキャビティ内の
溶湯全体に、射出プランジャによる加圧力が略均等且つ
迅速に伝播し、従って鋳造品質の良好な羽根車を安定し
て生産することができる。
また特に上記シールピンによる環状ゲートの閉鎖は、シ
ールピンを溶湯供給路の環状段部に係合圧接させること
により行なわれるから、その閉鎖状態が確実に得られ、
これによりプランジャの低速前進による溶湯の加圧を効
率よく行なえると共に、ゲート開放前における加圧溶湯
のキャビティ側への侵入を確実に阻止することができ、
従って鋳造品質の一層の安定を図ることができる。また
環状ゲート閉鎖のためにシールピンを環状段部に強く圧
接係合させても、シールピン自体を冷却手段により冷却
して該ピン自体の過熱や過度の熱膨張を抑えることがで
きて該ピンと環状段部との固着を回避し、該ピンのゲー
ト開放動作を無理なく確実に行なわせることができる。
第(2)項に記載された本発明に係る鋳造装置によれば、
前記鋳造方法を容易に実施することができ、特に、各第
3金型に対する冷却水回路の形成を容易にして、各第3
金型の過熱を防止し、またその摺動を円滑に行うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1,第1A,第2図はステータを示し、第1図は正面
図、第1A図は第1図IA矢視図、第2図は第1図II−
II線断面図、第3図は鋳造装置の型開き状態の縦断側面
図、第4図は鋳造装置の型閉め状態の縦断側面図、第5
図は第4図V−V線断面図、第6図は第4図VI−VI線断
面図である。 C…キャビティ、C…ボス成形領域、1…ステータ
(羽根車)、2…ボス、3…ブレード、6〜6…第
1〜第3金型、7…ボスの内周面、10…ボスの一端
面、12…ボスの他端面、15…ゲート、17…ボスの
外周面、27…傾斜カム面、28…駆動カム、32…戻
しばね(駆動手段)、33…溶湯供給路、34…射出プ
ランジャ、36…シールピン、38…環状段部、44…
冷却手段としての冷却回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29C 33/44 7148−4F 45/33 7179−4F 45/46 9156−4F B29L 31:08 4F (56)参考文献 特開 昭62−117717(JP,A) 特開 昭63−192548(JP,A) 特公 昭58−11300(JP,B2)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボス(2)および該ボス外周面(17)に
    放射状に突設された複数のブレード(3)を備えた羽根
    車(1)を鋳造するに当り、羽根車成形用キャビディ
    (C)のボス成形領域(C)に該領域(C)と同心
    状の環状ゲート(15)を介して連通する溶湯供給路
    (33)と、その溶湯供給路(33)内を進退し得る射
    出プランジャ(34)と、前記溶湯供給路(33)の環
    状段部(38)に係合して前記環状ゲート(15)を閉
    じる閉じ位置と同環状段部(38)より離間して前記環
    状ゲート(15)を開く開き位置との間を摺動し得る、
    冷却手段(44)内蔵のシールピン(36)とを備える
    金型(6〜6)を使用し、前記シールピン(36)
    を前記閉じ位置に保持した状態で前記溶湯供給路(3
    3)に溶湯を注入し、次いでその注入した溶湯を、低速
    前進する射出プランジャ(34)と前記シールピン(3
    6)との間で加圧し、その後その射出プランジャ(3
    4)が高速前進に移行する直前に前記シールピン(3
    6)を前記開き位置側へ摺動させて前記環状ゲート(1
    5)を開くことを特徴とする、羽根車の鋳造方法。
  2. 【請求項2】ボス(2)および該ボス外周面(17)に
    放射状に突設された複数のブレード(3)を備えた羽根
    車(1)を鋳造する装置において、羽根車成形用キャビ
    デイ(C)を画成すべく、前記ボス(2)の内周面
    (7)および一端面(10)を成形する第1金型
    (6)と、前記ボス(2)の他端面(12)を成形す
    ると共に前記第1金型(6)と協働して前記キャビテ
    ィ(C)のボス成形領域(C)に連通する、該領域
    (C)と同心状の環状ゲート(15)を画成する第2
    金型(6)と、前記第1および第2金型(6
    )間に放射状に配設されて前記ボス外周面(17)
    および各ブレード(3)を成形する複数の第3金型(6
    )とを備え、前記第1および第2金型(6,6
    の少なくとも一方を他方に対しボス軸線方向に進退自在
    に構成し、前記第1および第2金型(6,6)の一
    方に、各第3金型(6)を各ブレード(3)の突出方
    向に摺動自在に設け、前記第1および第2金型(6
    )の他方に、型閉め過程で各第3金型(6)外面
    に存する傾斜カム面(27)に摺接して各第3金型(6
    )を成形位置へ前進させる複数の駆動カム(28)を
    設け、型開き過程で各第3金型(6)を離型位置へ後
    退させる駆動手段(32)を備え、前記第1およ第2金
    型(6,6)の一方に、前記ゲート(15)に連通
    する溶湯供給路(33)と、該溶湯供給路(33)に摺
    動自在に嵌合される射出プランジャ(34)とを設け、
    前記第1および第2金型(6,6)の他方に、前記
    溶湯供給路(33)の環状段部(38)に係合して前記
    環状ゲート(15)を閉じる閉じ位置と同環状段部(3
    8)より離間して前記環状ゲート(15)を開く開き位
    置との間を摺動し得るシールピン(36)を設けると共
    に、そのシールピン(36)内に、該ピン(36)を冷
    却するための冷却手段(44)を設けたことを特徴とす
    る、羽根車の鋳造装置。
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WO2012152579A1 (de) * 2011-05-11 2012-11-15 Zf Lenksysteme Gmbh Spritzgussvorrichtung für eine globoidische verzahnung und verfahren zur herstellung einer globoidischen verzahnung

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