JP2002360109A - 格子状増養殖装置及びその製造方法 - Google Patents
格子状増養殖装置及びその製造方法Info
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Abstract
に沈設される格子状増養殖装置において、海藻や海綿動
物の付着生育を促進させる砂を、格子の内側面にも簡単
かつ均一に付着させることができるようにする。 【解決手段】 予め表面に砂を付着させた縦材1と横材
2を、予め所定の間隔で形成した切り欠き部を介して格
子状に連結して格子状増養殖装置を組み立てる。
Description
いて、水槽の底部に海底の疑似形状を付与するために沈
設される格子状増養殖装置に関する。
し、養殖対象である魚介類の隠れ場所を形成すると共
に、海草や海綿動物などの胞子や幼生の着生生育を促し
て餌料供給を図ることが行われている。この格子状増養
殖装置としては、グレーチィング状の一体成形物が使用
されている。
殖装置は、表面が細かな凹凸面となっている方が海藻や
海綿動物などが付着生育しやすいことから、表面に粒状
物(一般的には砂)を付着させて使用することが好まし
い。
チィング状の一体成形物の場合、格子の上面には簡単に
粒状物を付着させることができるものの、格子の内側面
には粒状物を均一に付着させにくく、内側面の凹凸面化
が不十分となって、海藻や海綿動物などの付着生育向上
が不十分なものとなりやすい問題がある。
れたもので、格子の内側面にも簡単に粒状物を均一に付
着させることができる格子状増養殖装置、及び、格子の
内側面にも均一に粒状物を付着させた格子状増養殖装置
を容易に得ることができる格子状増養殖装置の製造方法
を提供することを目的とする。
内側面にも簡単に粒状物を均一に付着させることができ
るようにすべく、所定の間隔で切り欠き部を形成した縦
材と横材が、該切り欠き部を介して分離可能な格子状に
連結されていることを特徴とする格子状増養殖装置を提
供するものである。
粒状物が付着されていることをその好ましい態様として
含むものである。
均一に粒状物を付着させた格子状増養殖装置を容易に得
られるようにすべく、予め表面に粒状物を付着させた縦
材と横材を、予め所定の間隔で形成した切り欠き部を介
して相互に格子状に連結することを特徴とする格子状増
養殖装置の製造方法を提供するものである。
係る格子状増養殖装置の一例を説明する。
置は、細長い板状の縦材1と横材2を格子状に組み合わ
せた構造となっている。
に、それぞれ一側に沿って所定の間隔で、ほぼ1/2幅
の深さで形成された切り欠き部3を有するものとなって
いる。
1を、切り欠き部3を上に向け、切り欠き部3の位置を
揃えて、横材2の切り欠き部3のピッチに合わせた間隔
で並列させると共に、この縦材1の上から横材2を、縦
材1と横材2の切り欠き部同志が向き合うようにして組
み合わせ、切り欠き部3同志を噛み合わせて、縦材1と
横材2を分離可能な状態で格子状に連結することで構成
されている。
1と横材2は、木材や金属で構成することも可能である
が、量産性や耐腐食性に優れることから、合成樹脂製又
は繊維強化合成樹脂製とすることが好ましい。
や海綿動物などを付着生育しやすくするために、表面に
粒状物を付着させて使用される。特に本発明の格子状増
養殖装置は、予め形成した切り欠き部3によって、格子
状への組み立てと分解が可能な縦材1と横材2とからな
るものであるため、組み立て前の分離された縦材1と横
材2に接着剤を塗布し、粒状物をまぶして付着させ、接
着剤の硬化後に上記のようにして組み立てれば、組み立
て後に格子の内側面となる箇所にも均一に粒状物が付着
した格子状増養殖装置を容易に得ることができる。従っ
て、粒状物を付着させることによる海藻や海綿動物など
の付着生育促進効果を最大限に引き出すことができる。
また、長期間の使用によって粒状物が脱落した場合に
は、分解して縦材1と横材2を分離し、その状態で再度
接着剤を塗布して粒状物を付着させれば、容易に再生す
ることもできる。
く用いることができる。また、粒状物としては、砂が好
ましい。
り欠き部3を形成した縦材1と横材2に対して行っても
良いが、切り欠き部3を形成する前の縦材1と横材2に
対して行い、砂の付着処理を施した他縦材1と横材2に
切り欠き部3を形成して組み立てるようにすることもで
きる。
殖装置の他の例を示すものである。
1は、図4に示されるように、両側に沿って所定の間隔
で切り欠き部3が設けられたものとなっている。この縦
材1の一側の切り欠き部3と他側の切り欠き部3は、交
互にずれた位置に形成されている。また、横材2は、図
2で説明したように、一側に沿って所定の間隔で切り欠
き部3が設けられたものとなっている。
1を、切り欠き部3を上下交互に向け、上下の切り欠き
部3の位置を揃えて、横材2の切り欠き部3のピッチに
合わせた間隔で並列させると共に、この縦材1の上下か
ら横材2を、縦材1と横材2の切り欠き部3同志が向き
合うようにして組み合わせ、切り欠き部3同志を噛み合
わせて、縦材1と横材2を分離可能な状態で格子状に連
結することで構成されている。
及び図2で説明した例と同様であるが、横材2が縦材1
に対して上下から組み合わされているので、不用意な分
離を生じにくい利点がある。
増養殖装置は、両者とも全体として正方形で、各格子も
正方形であるが、切り欠き部3のピッチを調整すること
により、全体形状と格子形状のいずれか一方又は両者を
長方形とすることもできる。全体形状と格子形状は、格
子状増養殖装置を沈設する生け簀や水槽の形状や養殖対
象に応じて選択すれば足る。
あり、組み立て前に粒状物を付着させることにより、組
み立て後に格子の内側面となる箇所にも均一に粒状物を
付着させた格子状増養殖装置を容易に得ることができ
る。従って、粒状物を付着させることによる海藻や海綿
動物などの付着生育促進効果を最大限に引き出すことが
できるものである。
視図である。
材と横材の部分拡大図である。
斜視図である。
材の部分拡大図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 所定の間隔で切り欠き部を形成した縦材
と横材が、該切り欠き部を介して分離可能な格子状に連
結されていることを特徴とする格子状増養殖装置。 - 【請求項2】 縦材と横材の表面に粒状物が付着されて
いることを特徴とする請求項1に記載の格子状増養殖装
置。 - 【請求項3】 予め表面に粒状物を付着させた縦材と横
材を、予め所定の間隔で形成した切り欠き部を介して格
子状に連結することを特徴とする格子状増養殖装置の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001170727A JP2002360109A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 格子状増養殖装置及びその製造方法 |
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JP2001170727A JP2002360109A (ja) | 2001-06-06 | 2001-06-06 | 格子状増養殖装置及びその製造方法 |
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Family Applications (1)
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