JP4699563B1 - 錠剤検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】分包中に収容された錠剤どうしが隣接することによって生じる錠剤の計数齟齬や錠剤識別の困難性を解消し、錠剤を正確に検査可能とする。
【解決手段】服用時に分離される複数の分包袋が帯状に連続してなる薬包帯を撮像して分包袋内の剤数を計数する錠剤検査装置において、載置させた薬包帯をその長手方向に搬送させる搬送路と、搬送路に沿って薬包帯を搬送する搬送機構と、隣接した錠剤間に隙間を付与する隙間付与部とを備え、搬送路は、水平搬送路と、水平搬送路から搬送方向に延設されて上り傾斜の第1傾斜路と、第1傾斜路の上端から搬送方向にやや離隔した位置から下り傾斜の第2傾斜路とを含み、隙間付与部は、所定の間隔を設けて千鳥状に配置される複数の凸部を周側面に備えるロッド体であって、前記搬送方向に略直交する状態で前記離隔部に配置され、中心軸周りに回動自在のロッド体を含む。
【選択図】図2

Description

本発明は、錠剤が封入された分包を撮像してその中の錠剤を自動的に検査する錠剤検査装置に関し、特に、撮像に備えて錠剤の収容状態を整える技術に関する。
従来、病院の薬局や調剤薬局等では患者が一度に服用すべき複数種類の錠剤等を、例えば公知の自動分包装置を用いて各分包に封止して提供する一袋化が行われる。その際、封入された薬剤の個数を計数し、或いは薬剤の種類をチェックして異常な分包を排除することは、患者に処方箋通りの薬剤を提供する観点から極めて重要である。
そのため、例えば分包のシルエット像を撮像し、その画像中に現れる錠剤のシルエット数を自動的にカウントして分包内の剤数計数する錠剤計数装置が提案されてきた。また、例えば分包内に収納された錠剤からの反射画像に基づいて錠剤の種類を識別する錠剤識別装置等の錠剤検査装置が提案されてきた。
ところが、分包内の収容状態によっては錠剤どうしが重なったり接触したりすることもある。このような場合、上述したシルエット数と実際の剤数とに齟齬が生じて計数間違いとなる虞があった。また、上述した反射画像から錠剤を一個ずつ識別することが困難になる虞があった。
そこで、このような問題を解決するために様々な提案がされている(例えば特許文献1参照)。
特許第4225534号公報
特許文献1によれば、分包紙等からなる包みを撮像してその中の剤数を自動確認する錠剤計数監査装置において、前記包みの端部を一時的に押さえるクランプ機構と、これにて押さえられている前記包みを振動させる加振機構と、前記クランプ機構にて押さえられる位置にある前記包みを弛ませる弛緩付与機構とを備える錠剤計数監査装置が開示されている。
しかしながら、特許文献1によれば、加振機構によって錠剤に加えられる振動を利用して隣接した錠剤の隙間を広げる構成であるため、例えば振動中に錠剤どうしが接触状態を保ったまま移動する等、振動が錠剤どうしの接触を離隔させる方向に働くとは限らない虞がある。そのため、特許文献1によれば、錠剤が隣接した状態で撮像される虞があるため、錠剤の計数齟齬や錠剤識別の困難性が依然として解消されていないという問題があった。
そこで、本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、分包中に収容された錠剤どうしが隣接することによって生じる錠剤の計数齟齬や錠剤識別の困難性を解消し、錠剤を正確に検査可能とする錠剤検査装置を提供することにある。
請求項1の発明は、内部に錠剤が収納され、服用時に分離される複数の分包袋が帯状に連続してなる薬包帯を撮像して前記分包袋内の前記錠剤を検査する錠剤検査装置において、載置させた前記薬包帯をその長手方向に搬送させる搬送路と、前記搬送路に沿って前記薬包帯を搬送する搬送機構と、隣接した前記錠剤間に隙間を付与する隙間付与部とを備え、前記搬送路は、前記薬包帯を略水平状態で搬送させる水平搬送路と、前記水平搬送路から搬送方向に延設されて上り傾斜の第1傾斜路と、前記第1傾斜路の上端から前記搬送方向にやや離隔した位置から下り傾斜の第2傾斜路とを含み、前記隙間付与部は、所定の間隔を設けて千鳥状に配置される複数の凸部を周側面に備えるロッド体であって、前記搬送方向に略直交する状態で前記離隔部に配置され、中心軸周りに回動自在のロッド体を含み、前記薬包帯は前記ロッド体の上方で前記ロッド体を回転させつつ搬送され、前記凸部を介して前記錠剤間に隙間を付与する、錠剤検査装置である。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記水平搬送路で搬送される前記薬包帯の一方の側部を弾く弾き機構を備え、前記側部側に密集した状態で収容された錠剤を分包中に疎散させることを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2に記載の発明において、前記弾き機構は、前記水平搬送路の前記側部側に垂下される長尺可撓性部材であって、上端側を支持されて下端側が前記側部からやや離隔した位置で自由端からなる長尺可撓性部材と、前記長尺可撓性部材の下方で回転し、前記長尺可撓性部材の下端側を搬送方向と略直交する方向であって前記薬包帯から離隔させる方向に間欠的に弾性変形させるハンマー部とを備え、前記長尺可撓性部材は、その弾性変形が戻る際に前記薬包帯の前記側部を弾ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記水平搬送路の上方に配置される円柱状又は円筒状の回転体であって、その中心軸を前記搬送方向に略直交させる状態で配置されて前記中心軸周りに回動自在の回転体を含み、前記水平搬送路と前記回転体との間を前記薬包帯が通過する際に、上下に重なった状態で収容された前記錠剤の前記重なりを解除する重なり解除部を備えることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の発明おいて、前記隙間付与部は、前記ロッド体を常時上方に付勢する付勢機構を備えることを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の発明において、前記隙間付与部は、前記ロッド体を昇降させる昇降機構を備えることを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の発明において、前記離隔部に、前記薬包帯の先端を案内する略逆へ字状の案内板を設けたことを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項4〜7のいずれかに記載の発明において、前記回転体は昇降自在に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、内部に錠剤が収納され、服用時に分離される複数の分包袋が帯状に連続してなる薬包帯を撮像して前記分包袋内の前記錠剤を検査する錠剤検査装置において、載置させた前記薬包帯をその長手方向に搬送させる搬送路と、前記搬送路に沿って前記薬包帯を搬送する搬送機構と、隣接した前記錠剤間に隙間を付与する隙間付与部とを備え、前記搬送路は、前記薬包帯を略水平状態で搬送させる水平搬送路と、前記水平搬送路から搬送方向に延設されて上り傾斜の第1傾斜路と、前記第1傾斜路の上端から前記搬送方向にやや離隔した位置から下り傾斜の第2傾斜路とを含み、前記隙間付与部は、所定の間隔を設けて千鳥状に配置される複数の凸部を周側面に備えるロッド体であって、前記搬送方向に略直交する状態で前記離隔部に配置され、中心軸周りに回動自在のロッド体を含み、前記薬包帯は前記ロッド体の上方で前記ロッド体を回転させつつ搬送され、前記凸部を介して前記錠剤間に隙間を付与する構成であるから、前記薬包帯は前記ロッド体を回転させつつ搬送される際に、千鳥状に配置された凸部の格子内に錠剤を1個ずつ取込むようにして隣接した錠剤を離隔させることで隣接した錠剤間に隙間を付与できるので、分包中に収容された錠剤どうしが隣接することによって生じる錠剤の計数齟齬や錠剤識別の困難性を解消し、錠剤を正確に検査可能とする錠剤検査装置を提供できる。
また、前記水平搬送路で搬送される前記薬包帯の一方の側部を弾く弾き機構を備え、前記側部側に密集した状態で収容された錠剤を分包中に疎散させる構成であるから、薬包帯の短尺方向の一方側に密集した状態で錠剤が分包に封入された場合であっても、分包の当該側部側を弾き機構で弾いてこれらの錠剤を分包袋中に分散させることで、隙間付与部によってより確実に錠剤間に隙間を付与でき、検査精度がより高くしかも実用性が高い錠剤検査装置を提供できる。
また、前記弾き機構は、前記水平搬送路の前記側部側に垂下される長尺可撓性部材であって、上端側を支持されて下端側が前記側部からやや離隔した位置で自由端からなる長尺可撓性部材と、前記長尺可撓性部材の下方で回転し、前記長尺可撓性部材の下端側を搬送方向と略直交する方向であって前記薬包帯から離隔させる方向に間欠的に弾性変形させるハンマー部とを備え、前記長尺可撓性部材は、その弾性変形が戻る際に前記薬包帯の前記側部を弾く構成であるから、薬包帯の短尺方向の一方側に密集した状態で錠剤が分包袋に封入された場合であっても、精度高く錠剤を検査可能な錠剤検査装置を簡便な機構で実現でき、製造や保守のコストアップを抑制可能となる。
また、前記水平搬送路の上方に配置される円柱状又は円筒状の回転体であって、その中心軸を前記搬送方向に略直交させる状態で配置されて前記中心軸周りに回動自在の回転体を含み、前記水平搬送路と前記回転体との間を前記薬包帯が通過する際に、上下に重なった状態で収容された前記錠剤の前記重なりを解除する重なり解除部を備える構成であるから、所定の隙間を略錠剤1個分の厚さとすることで、錠剤が上下に重なった状態で収容された場合であっても重なり解除部でその重なりを解除した状態で隙間付与部に搬送可能となり、隙間付与が容易で検査精度がより高い錠剤検査装置を提供できる。
また、前記隙間付与部は、前記ロッド体を常時上方に付勢する付勢機構を備える構成であるから、錠剤の重量や分包の底面の形状等に応じてロッド体が上下することで、ロッド体の回転の際に凸部から無理な力が分包の底面にかかることによる分包の破れや錠剤の変形或いは傷等を防ぐことができる。
また、前記隙間付与部は、前記ロッド体を昇降させる昇降機構を備える構成であるから、薬包帯の先端が離隔部を通過する際に前記ロッド体が通過を妨げないように下降させ、通過後に薬包帯に当接する高さまで上昇させる等、必要に応じてロッド体の高さを調整できるので、薬包帯の搬送を円滑に行うことが可能で実用性が高い錠剤係数装置を提供できる。
また、前記離隔部に、前記薬包帯の先端を案内する略逆へ字状の案内板を設けた構成であるから、薬包帯の先端が搬送路から浮き上がった状態で離隔部まで搬送されても、その先端を案内板で第2傾斜路に円滑に案内できるので、薬包帯の搬送を円滑に行うことが可能で実用性が高い錠剤係数装置を提供できる。
また、前記回転体は昇降自在に設けられる構成であるから、例えば錠剤のサイズや収納された錠剤の姿勢等に応じて水平搬送路と回転体との隙間が自在に変位するので、錠剤のサイズや収納された錠剤の姿勢等に応じて確実に上下方向の重なりを解除可能な錠剤検査装置を提供できる。
本発明の実施形態に係る薬包帯を説明する平面説明図である。 本発明の実施形態に係る錠剤検査装置の全体を説明する概略正面図である。 図2のA−A線一部省略断面図である。 本発明の実施形態に係る錠剤検査装置の隙間付与部を説明する斜視説明図である。 本発明の実施形態に係る錠剤検査装置の隙間付与部の動作を説明する正面図である。 本発明の実施形態に係る錠剤検査装置の隙間付与部の動作を説明する要部正面図である。 本発明の実施形態に係る錠剤検査装置の隙間付与部の動作を説明する要部平面図である。 本発明の実施形態に係る錠剤検査装置の弾き機構を説明する正面図である。 本発明の実施形態に係る錠剤検査装置の弾き機構の動作を説明する斜視図である。 図2のB−B線断面図である。 本発明の実施形態に係る錠剤検査装置の重なり解除部の動作を説明する要部正面図である。 本発明の実施形態に係る錠剤検査装置の実施例の平面説明図である。
以下、本発明の実施形態に係る錠剤検査装置について図を用いて説明する。
以下の説明における錠剤には、有効成分等を圧縮成形したタブレット剤並びに粉末状や液状の薬剤をカプセルに封入したカプセル剤等が含まれる。
本実施形態の薬包帯3は、病院や調剤薬局等において錠剤等を収納する際に用いられる公知の薬包シート体であり、図1に示すように、内部に錠剤が収納される分包袋が帯状に連続したシート体である。この薬包帯3は、例えば帯状のシート材を長手方向に二つに折り曲げて折曲辺2とし(図1参照)、長手方向に所定の間隔を設けて上下シートを熱溶着することによって帯状に連続した分包袋Pを形成することができる。さらに、図1に示すように、この連続した分包袋Pをそれぞれに分離できるように、長手方向に直交する熱溶着部に切取り用のミシン目4が設けられる。
このように形成される分包袋Pに、例えば公知の錠剤分包装置(図示せず)により、処方箋に従って錠剤5が投入されて収納される。投入される際には、分包袋Pの折曲辺2と対向する側辺6は未溶着の状態で開放されており、この開放した側辺6から錠剤5が投入された後に、側辺6も溶着されて閉鎖される。本実施形態においては、側辺6側を上方に向けた状態で複数の錠剤5を投入するため、これらの錠剤5は、折曲辺2側に偏って集合した状態で収容される傾向にある(図1参照)。
次に、本発明の実施形態の錠剤検査装置10の概略構成について、主に図2及び図3を用いて説明する。
本実施形態の錠剤検査装置10は、搬送路15と、搬送機構16と、搬送路15や搬送機構16を支持する支持部18と、検査部300と、本実施形態の要部である隙間付与部12と、重なり解除部13,13´と、弾き機構14とを備える。
まず、本実施形態の搬送路15は、薬包帯3を載置させた状態で薬包帯3の長手方向に搬送させる通路であり、中途に離隔部(33)を有する。そして、図2に示すように、搬送路15の一端側を本実施形態の錠剤検査装置10の搬入口28とし、他端側を搬出口29としている。すなわち薬包帯3は、搬入口28から装置内に搬入されて搬出口29から搬出される。なお、図2において符号Fは、薬包帯3の搬送方向を示す。
次に、搬送機構16は、薬包帯3を搬送路15上面に沿って搬送方向Fに搬送させる機構であり、後述するように薬包帯3の側辺6側をベルトで上下から挟持しつつ搬送路15上面に沿って薬包帯3を搬送する(図3参照)。
そして、本実施形態の錠剤検査装置10は、図2に示すように、搬送路15の搬入口28から搬出口29に向かって、重なり解除部13、弾き機構14、重なり解除部13´、隙間付与部12、検査部300の順に配置された構成となっている。
以下、それぞれの構成について具体的に説明する。
まず、本実施形態の支持部18は、図2及び図3に示すように、第1壁体21と、第2壁体22と、第3壁体23と、支持プレート201とを含む。なお、図2において、錠剤検査装置10の構成を解かり易く示すために、第2壁体22及び第3壁体23は想像線(二点鎖線)で示した。
支持プレート201は、長方形状の平坦な台板からなり、図2に示すように、その板面を略水平にした状態で配置され脚部202で支持される。
次に、第1壁体21は、図2及び図3に示すように、例えば略60cm×20cmの長尺平板部材からなり長尺方向を略水平にして、支持プレート201上に立設される。そして、図2に示すように、長手方向の一端側が搬入口28側となり、他端側が搬出口29側となる。
また、第2壁体22は、図2及び図3に示すように、例えば第1壁体21の略5分の1〜7分の1程度の長さの平板部材で形成される。そして、第2壁体22は、図3及び図2に示すように、第1壁体21から略薬包帯3の帯幅よりやや長い距離で離隔されつつ、第1壁体21の搬入口28側で第1壁体21に対向配置される。
さらに、第3壁体23は、図2に示すように、例えば第1壁体21の略4分の3程度の長さの平板部材で形成される。そして、第3壁体23は、図2及び図8に示すように、第2壁体22の端から搬送方向Fに分包袋Pの1袋〜1.5袋分の距離で離隔した位置から、第1壁体21に対向配置される(図4参照)。すなわち、図2及び図3に示すように、第1壁体21と第2壁体22との間及び第1壁体21と第3壁体23との間を、寝かせた状態の薬包帯3がその長尺方向に通過可能となっているのである。
なお、第3壁体23は、後述するロッド体60の可動の妨げとならないため、図2に示すように、後述する離隔部33に対向する箇所に半円状の凹部68を備える。
次に、本実施形態の搬送路15は、図2に示すように、水平搬送路24と、第1傾斜路25と、第2傾斜路26と、検査用搬送路27とを備える。
まず、水平搬送路24は、図2及び図3に示すように、例えば略薬包帯3の帯幅と分包袋Pを3〜4袋分載置可能な長さを有する長方形状の平板部材で形成される。そして、水平搬送路24は、図2及び図3に示すように、板面を略水平にした状態で第1壁体21と第2壁体22との間の所定の高さに配置され、溶接によって第2壁体22及び第3壁体23に固設される。すなわち、本実施形態の水平搬送路24は、第2壁体22及び第3壁体23によって片持ち状態で支持される(図3参照)。しかも、水平搬送路24は、図3に示すように、第1壁体21から離隔して配置され、第1壁体21と水平搬送路24との間に、後述する搬送機構16を構成するローラ(42)等が配置される。
このように、水平搬送路24は、図2及び図11に示すように、薬包帯3を水平状態にして水平搬送路24の上に載置させつつ搬送させることができる。
なお、本実施形態の錠剤検査装置10は、図2に示すように、水平搬送路24の上流側に、薬包帯3を案内する案内路110を延設する。
また、水平搬送路24は、図2及び図3に示すように、第2壁体22と第3壁体23との間に対応する部分に矩形状の切欠102を備える。この切欠102は、後述する弾き機構14が備える、板バネ92(図2及び図9参照)の稼動領域を確保するためのものであり、弾き機構14の説明の際に再述する。
次に、第1傾斜路25は、図2、図4及び図5に示すように、例えば略薬包帯3の帯幅と分包袋Pを略1〜2袋分載置可能な長さを有する長方形状の平板部材で形成される。そして、第1傾斜路25は、図2及び図5に示すように、水平搬送路24の下流端から搬送方向Fに向かって所定の角度で上り傾斜に延設される。前記所定の角度は、水平線に対して略30度〜45度が望ましい、角度が大きいと、錠剤が分包袋Pの上流側に密集して重なる虞があるからである。このように延設される第1傾斜路25は、上述したと同様に第3壁体23によって片持ち状態で支持される。
次に、第2傾斜路26は、図2、図4及び図5に示すように、例えば第1傾斜路25と略同サイズの長方形状の平板部材で形成される。そして、第2傾斜路26は、図4〜図6に示すように、第1傾斜路25の上端から、例えば略分包袋Pの折曲辺2の10分の1〜5分の1の距離で搬送方向Fに離隔した位置から、搬送方向Fに向かって第1傾斜路25と同じ角度で下り傾斜に配置される。図2、図4、図5及び図6において符号33は、第1傾斜路25の上端と第2傾斜路26の上端との間の離隔部を示す。このように配置される第2傾斜路26は、上述したと同様に第3壁体23によって、片持ち状態で支持される。
いいかえると、図2、図5及び図6に示すように、第1傾斜路25と第2傾斜路26とは、正面視で離隔部33を頂点とした略二等辺三角形の等辺を形成する。
次に、検査用搬送路27は、例えば水平搬送路24と略同サイズの平板部材で形成される。そして、検査用搬送路27は、図2に示すように、第2傾斜路26の下流端から搬送方向Fに略水平に延設され、第3壁体23によって片持ち状態で支持される。すなわち、本実施形態において、水平搬送路24と検査用搬送路27とは略同じ高さに配置される。
なお、検査用搬送路27の下流端側が上述した搬出口29に相当する。
また、検査用搬送路27は、後述する透過光を通過させるために、分包袋Pの略1袋分の矩形状の開口(図示せず)を備える。
また、本実施形態の錠剤検査装置10は、薬包帯3を排出する排出路111を検査用搬送路27の下流側に延設する。
また、これらの第1傾斜路25、第2傾斜路26及び検査用搬送路27は、水平搬送路24と同様にそれぞれ第1壁体21から離隔して配置される。すなわち、本実施形態の搬送路15は、その全長にわたって第1壁体21との間に略同じ幅の離隔帯36(図3参照)を設けて形成される、そして、離隔帯36に、後述する搬送機構16を構成するローラや無端ベルト等が配置される。
次に、本実施形態の搬送機構16は、図2及び図3に示すように、上述した離隔帯36に配置される第1無端ベルト30と、第1無端ベルト30の上方に配置される第2無端ベルト37と、第1無端ベルト30を搬送路15の縁に略沿って周回させる第1周回機構34と、第2無端ベルト37を搬送路15の縁に略沿って周回させる第2周回機構35とを備える。
本実施形態の第1周回機構34は、図2に示すように、搬入側回転部32と、搬出側回転部38と、第1ガイドローラ39と、第2ガイドローラ40と、第3ガイドローラ41とを備える。
本実施形態の搬入側回転部32は、図2及び図3に示すように、搬入側ローラ42と、軸体46と、軸受44と、主ギア45とを備える。
搬入側ローラ42は、図2及び図3に示すように、例えば薬包帯3の帯幅の略3分の1の直径と、前記直径よりやや短い幅を有する円柱体で形成される。そして、搬入側ローラ42は、図2及び図3に示すように、円柱体の中心軸48が搬送方向Fと直交するとともに、その上端が水平搬送路24と略同じ乃至僅かに高くなる態様で、搬入口28近傍の離隔帯36に配置される。
次に、軸体46は、図3に示すように、例えば搬入側ローラ42の幅の略2〜3倍の長さで搬入側ローラ42の直径よりもやや小さい直径を有する円柱体で形成される。そして、軸体46は、図3に示すように、搬入側ローラ42の中心軸48が軸体46の略中心を通過する態様で、搬入側ローラ42の一方の側面に突設され、第1壁体21を貫通する。
次に、軸受44は、例えば公知のベアリングで形成され、図3に示すように、第1壁体21に取り付けられ、軸体46を回動自在に軸承する。このように、搬入側ローラ42は、搬送方向Fに平行な垂直面内で、中心軸48回りに回動自在な構成となっている。
次に、主ギア45は、図3に示すように、軸体46の直径より大きい直径の歯車で形成され、軸受44のすぐ背後の軸体46の中間に取り付けられ、軸体46と一緒に中心軸48回りに回動する。この主ギア45は、後述する従ギア45´と歯合して従ギア45´を回転させるが、この点については再述する。
なお、本実施形態の搬入側回転部32は、図3に示すように、軸体46に連結されて軸体46と一緒に回動する円柱状のプーリー49を備える。このプーリー49については再述する。
次に、本実施形態の搬出側回転部38は、上述した搬入側回転部32と同じ部材に加えて、駆動モータ51を備える。すなわち、搬出側回転部38は、図2に示すように、搬入側ローラ42と同じ部材からなる搬出側ローラ52を含むとともに、軸体(軸体46)、軸受(軸受44)、主ギア(主ギア45)を備える。そして、搬出側ローラ52は、搬送方向Fに平行な垂直面内で中心軸周りに回動自在に構成されるとともに、上端が検査用搬送路27と略同じ乃至僅かに高くなる態様で、搬出口29近傍の離隔帯36に配置される。
駆動モータ51は、公知のステッピングモータ等の電動モータで形成され、搬出側ローラ52の軸体(図示せず)に連結されて軸体を回転させる。また、搬出側回転部38には、上述したプーリー49と同じ部材からなるプーリー(図示せず)が設けられているが、このプーリーは駆動モータ51によって軸体と一体に回転するため駆動用プーリーと呼ぶ。この駆動用プーリーとプーリー49とに駆動用無端ベルト50(図3参照)が懸架されており、駆動用プーリーの回転により駆動用無端ベルト50を周回させ、その周回に従ってプーリー49が回動することで搬入側ローラ42の回動を補助する構成となっている。搬入側ローラ42を回転させるためのトルクが不足する場合に有効である。
次に、第1ガイドローラ39は、図2に示すように、例えば搬入側ローラ42の直径をやや大きくした円柱体で形成される。そして、第1ガイドローラ39は、搬入側ローラ42と同様に搬送方向Fに平行な垂直面内で中支軸回りに回動自在に軸支され、図2、図5及び図6に示すように、正面視で第1ガイドローラ39の上端部分が離隔部33から上方にやや露出する態様で、離隔部33の横の離隔帯36に配置される。
次に、第2ガイドローラ40及び第3ガイドローラ41は、図2に示すように、例えば搬入側ローラ42の直径をやや小さくした円柱体で形成される。そして、第2ガイドローラ40及び第3ガイドローラ41は、搬入側ローラ42と同様に搬送方向Fに平行な垂直面内で中心軸回りに回動自在に軸支される。
より詳しくは、第2ガイドローラ40は、図2及び図5に示すように、その下端が正面視で略水平搬送路24の略上面乃至上面よりやや高い高さ位置で、第1傾斜路25の下端部の横の離隔帯36に配置される。また、第3ガイドローラ41は、図2、図5及び図4に示すように、その下端が正面視で略検査用搬送路27の略上面乃至上面よりやや高い高さ位置で、第2傾斜路26の下端部の横の離隔帯36に配置される。
次に、本実施形態の第1無端ベルト30は、図2〜図4に示すように、例えば搬入側ローラ42の幅と略同じ幅で弾力性を有する周回平ベルトで形成される。そして、第1無端ベルト30は、図2に示すように、第1ガイドローラ39の上端側、第2ガイドローラ40の下端側及び第3ガイドローラ41の下端側で案内されつつ搬入側ローラ42及び搬出側ローラ52に懸架される。したがって、搬出側ローラ52が回転することで第1無端ベルト30が搬送路15の縁に沿って周回する構成となっている。
次に、本実施形態の第2周回機構35は、図2に示すように、搬入側従回転部53と、搬出側従回転部54と、第1ガイドローラ39と、第2ガイドローラ40と、第3ガイドローラ41と、第4ガイドローラ55と、第5ガイドローラ56とを備える。
まず、搬入側従回転部53は、図2及び図3に示すように、搬入側従ローラ42´と、軸体46´と、軸受44´と、従ギア45´とを備える。本実施形態の搬入側従ローラ42´、軸体46´、軸受44´及び従ギア45´は、それぞれが搬入側回転部32の部材、すなわち搬入側ローラ42、軸体46、軸受44及び主ギア45と同じ部材で形成される。そして、搬入側従回転部53は、図2及び図3に示すように、搬入側ローラ42の上端と搬入側従ローラ42´の下端とが略接する乃至は僅かに離隔する態様で、搬入側回転部32の上方に配置される。
さらに、図3に示すように、主ギア45と従ギア45´とが歯合するように設けられており、主ギア45の回転に従ギア45´が従動して回転することで、搬入側従ローラ42´が搬入側ローラ42と逆方向に回転する構成となっている。
次に、搬出側従回転部54は、例えば搬入側従回転部53と同じ部材で構成される。すなわち、搬出側従回転部54は、搬入側従ローラ42´と同じ部材からなる搬出側従ローラ52´や軸体(軸体46´)、軸受(軸受44´)及び従ギア(従ギア45´)を備え、搬出側従ローラ52´は搬送方向Fに平行な垂直面内で中心軸回りに回動自在に軸支される。そして、搬出側従回転部54は、図2に示すように、搬出側ローラ52の上端と搬出側従ローラ52´の下端とが略接する乃至は僅かに離隔する態様で、搬出側回転部38の上方に配置される。さらに、搬出側回転部38の主ギアと搬出側従回転部54の従ギアとが歯合うように設けられており、前記主ギアの回転に前記従ギアが従動して回転することで、搬出側従ローラ52´が搬出側ローラ52と逆方向に回転する構成となっている。
次に、第4ガイドローラ55及び第5ガイドローラ56は、例えば第1ガイドローラ39と同部材で形成され、第1ガイドローラ39と同様に搬送方向Fに平行な垂直面内で中心軸回りに回動自在に軸支される。
このように軸支される第4ガイドローラ55は、図2に示すように、第1ガイドローラ39より高い位置であって、搬入口28寄りの離隔帯36の上方に配置される。
また、第5ガイドローラ56は、図2に示すように、第4ガイドローラ55と略同じ高さであって、搬出口29寄りの離隔帯36の上方に配置される。
次に、第2無端ベルト37は、第1無端ベルト30の略1.5倍程度の周回長で弾力性を有する周回平ベルトで形成される。そして、第2無端ベルト37は、図2に示すように、第1ガイドローラ39の上端側、第2ガイドローラ40の下端側及び第3ガイドローラ41の下端側で案内されつつ搬入側従ローラ42´、第4ガイドローラ55、第5ガイドローラ56及び搬出側従ローラ52´に懸架される。したがって、搬出側ローラ52が回転することで、搬出側従ローラ52´及び搬入側従ローラ42´が回転し、第2無端ベルト37が搬送路15の縁に沿って周回する構成となっている。
このように構成される搬送機構16は、例えば搬入側ローラ42と搬入側従ローラ42´との間隔及び搬出側ローラ52と搬出側従ローラ52´との間隔を所定の間隔とすることで、第1無端ベルト30と第2無端ベルト37とが搬送路15の縁を通過する際に、外周面どうしを相互に押圧しながら通過させることができる。従って、本実施形態の搬送機構16は、図3に示すように、第1無端ベルト30と第2無端ベルト37とで薬包帯3の側辺6を挟持しつつ薬包帯3を搬送路15に沿って搬送可能な構成となっているのである。
なお、搬送機構は、本実施形態の構成に限るものではなく、例えば薬包帯3の側辺6をクリップで挟持し、当該クリップを搬送路15に沿って移動させる等、薬包帯3を片持ち状態で搬送できる構成であればよい。
次に、本実施形態の要部の一つである隙間付与部12について、主に図4〜図7を参照して説明する。
隙間付与部12は、図4及び図6に示すように、ロッド体60と、ロッド体60を上方に付勢する付勢機構61と、ロッド体60を昇降させる昇降機構62とを備える。
まず、ロッド体60は、例えば離隔部33の離隔長の概略3分の1の直径と薬包帯3の幅よりやや長い長さを有する円柱棒部材で形成される。
しかもロッド体60は、図4〜図7に示すように、例えばタブレット剤の略直径或いはカプセル剤の直径等の所定の間隔を設けて千鳥状に配置される複数の凸部63をその周側面に備える。
本実施形態の凸部63は、図7に示すように、例えばタブレット剤を略2分の1〜4分の1に縮小した合成樹脂製の円柱体で形成され、図4、図6及び図7に示すように、ロッド体60の長尺方向に沿って4列設けられる。そして、ロッド体60は、図4及び図7に示すように、長手方向が搬送方向Fに略直交する状態で離隔部33に配置される。より詳しくは、ロッド体60の手前側が上述した第3壁体23の凹部68を貫通した状態(図4参照)で配置される。このように配置されるロッド体60は、後述する軸受64で軸承される。
なお、凸部は、円柱体のみならず突起体或いは円柱棒部材の周側面から膨出する膨出体であってもよい。また、凸部のサイズ及び配置間隔は、収納される錠剤の形状・大きさ等に応じて任意に設定してもよい。
次に、本実施形態の付勢機構61は、図4及び図5に示すように、支柱65と、支持ブロック66と、弾性体67とを備える。
本実施形態の支柱65は、図4及び図5に示すように、支持プレート201から離隔部33までの高さと略同じ長さの短冊状平板部材で形成され、第1傾斜路25の中間であって、第3壁体23のやや手前に支持プレート201から立設される。そして、支柱65は、図4及び図5に示すように、その上端よりやや下方位置に円柱状の軸部69を手前側に突設させる。また、支柱65は、図4及び図5に示すように、後述する弾性体67を係止する係止用突起70を支柱65の中央近傍で手前方向に突設させる。
次に、支持ブロック66は、図4及び図5に示すように、例えば第1傾斜路25よりやや長い長さを有する直方体状のブロック部材で形成される。そして、支持ブロック66は、図4及び図5に示すように、その長手方向を略搬送方向Fに向けた状態で長手方向の略中央部を軸部69で貫通され、搬送方向Fに平行な垂直面内で軸部69を中心に回動自在に軸支される。
また、支持ブロック66は、図4及び図5に示すように、例えばベアリング等の軸受64をその一端側に備え、ロッド体60を回動自在に軸承する。また、支持ブロック66は、図4及び図5に示すように、その他端寄りに後述する弾性体67を係止する係止用突起片71を、手前方向に突設させる。さらに、支持ブロック66の他端部83は、後述する昇降ブロック73の上面と当接しつつ昇降するので、円滑に昇降させるため半円形に面取りが施されている。
次に、弾性体67は、図4及び図5に示すように、例えば所定の長さのコイルバネで形成され、一端を係止用突起70で係止され、他端を係止用突起片71で係止される。
弾性体67の自然の長さ(力がかからない時の長さ)は、図4及び図5に示すように、支持ブロック66に設けられた軸受64が離隔部33の略高さに位置する程度に設定される。より詳しくは、後述のように軸承されたロッド体60の上端が第1ガイドローラ39の上端と略同じ高さになるように設定される。しかも弾性体67の自然の長さは、支持ブロック66が搬送方向Fに向かって上り勾配となる様に設定される。そして、支持ブロック66の他端側は弾性体67によって常時下方に付勢される。以下、自然の長さの弾性体67で規制されているロッド体60の位置を定位置という(図5(b)参照)。
上述したロッド体60は、図4及び図5に示すように、その手前側を軸受64に軸承され、長手方向の中心軸周りに回動自在に支持されるとともに、付勢機構61によって常時上方に付勢される。
次に、昇降機構62は、図4及び図5に示すように、ガイドフレーム72と、昇降ブロック73と、ピニオン75と、ラック74と、ラック74を回動させる回動手段76と、センサー81とを備える。
ガイドフレーム72は、図4及び図5に示すように、例えば水平搬送路24の高さよりやや短い長さを有する短冊状平板部材であって、その板面を搬送方向Fに垂直にした状態で所定の間隔を設けて対向配置される平板部材77,77´を含む。この平板部材77,77´には、図4に示すように、後述する突設片78を案内する縦長楕円状のガイド孔79が開口される。
このように形成されるガイドフレーム72は、図4及び図5に示すように、支持ブロック66の他端部83の下方で、支持プレート201から立設される。
次に、昇降ブロック73は、図4及び図5に示すように、平板部材77と平板部材77´との間に嵌合する直方体状のブロック体で形成される。そして、昇降ブロック73は、平板部材77と平板部材77´との間に昇降自在に配置される。また、昇降ブロック73は、図4に示すように、平板部材77´と接する側面に突設片78を突設させ、この突設片78がガイド孔79に挿入された状態で配置される。
さらに、昇降ブロック73は、図4及び図5に示すように、例えば長尺状の平ギアからなるラック74を備える。このラック74は、図4及び図5に示すように、長尺方向を垂直に向けた状態で、昇降ブロック73の手前側側面に固設される。
次に、ピニオン75は、図4及び図5に示すように、例えば円柱状の歯車で形成され、支持プレート201に立設される固定板82に回動可能に軸支され、ラック74と螺合する。
次に、回動手段76は、例えばステッピングモータ等のモータで形成され、図4及び図5に示すように、固定板82に固定されてピニオン75を回動させる。
このように構成される昇降機構62は、回動手段76によってピニオン75が回動することでラック74が設けられた昇降ブロック73が、昇降する構成となっている。
次に、センサー81は、公知の光センサーで形成され、図4及び図5に示すように、離隔部33の上方に配置され、下方を通過する薬包帯3を検知する。
なお、本実施形態の錠剤検査装置10は、CPU、タイマー、記憶部等を含む制御部(図示せず)を備え、制御部はセンサー81からの信号を受けて回動手段76を制御する構成となっている。
ここで昇降機構62の動作例について図5を参照して説明する。図5(a)は、ロッド体60が下降した様子を示しており、図5(b)は、ロッド体60が上昇した様子を示す。例えば薬包帯3が隙間付与部12に搬送される前は、図5(a)に示すように、昇降ブロック73が上昇してその上面84が支持ブロック66の他端部83に当接しつつ他端部83を押し上げる。そうすると、弾性体67が伸張されつつ、ロッド体60は下降する。その際、昇降機構62は、薬包帯3の先端Eが離隔部33を通過する際の妨げとならない所定の高さまでロッド体60を下降させる。
つぎに、薬包帯3が搬送方向Fに搬送され、例えばその先端Eが離隔部33の中央を通過するとセンサー81が先端Eを検知して検知信号を制御部に送る。検知信号を受けた制御部は、例えば先端Eが第2傾斜路26の上端を通過するまでの所定時間経過後に、昇降ブロック73を下降させる。そうすると、図5(b)に示すように、弾性体67は自然な長さに戻りつつ、ロッド体60が上昇する。さらに、昇降ブロック73を下降させると、図5(b)に示すように、昇降ブロック73の上面84が支持ブロック66の他端部83から離隔し、ロッド体60が定位置となる。
ここで、本実施形態の隙間付与部12の動作例について図6及び図7を参照して説明する。図6(a)は、薬包帯3の先端が離隔部33にさしかかった様子を示し、図6(b)及び図6(c)は、薬包帯3がロッド体60上を搬送される様子を示す。図7は、錠剤間に隙間が付与される様子を説明する要部平面説明図であり、一つの分包袋Pが、図7(a)、図7(b)、図7(c)の順に搬送される様子を示す。
図6(a)に示すように、薬包帯3の先端Eが離隔部33にさしかかる際には、ロッド体60は、上述したように昇降機構62によって下降して第1無端ベルト30のやや下方に配置される。次に、先端Eが離隔部33を越えて第2傾斜路26にさしかかると、図6(b)に示すように、昇降機構62によってロッド体60が定位置まで上昇する。
そして、図6(b)及び図6(c)に示すように、薬包帯3がロッド体60の上からロッド体60に押し付けられるように搬送され、ロッド体60を回転させる。いいかえると、薬包帯3がロッド体60に当接しつつロッド体60の上を越える際に、ロッド体60は回転する。なお、図6(c)は、ロッド体60が、図6(b)の状態からやや回転した様子を示す。
その際、図6(b)及び図6(c)に示すように、隣接する錠剤の間に凸部63が食い込み状に侵入して錠剤を離隔させる。しかも、凸部63は千鳥状に配置されるため、図7(b)に示すように、隣接した錠剤を薬包帯3の幅方向(短尺方向)のみならず搬送方向Fにも離隔させることができる。詳述すると、図7(a)に示すように、千鳥状に配置された凸部63の一つの格子80,80´,80´´・・・・内に錠剤を1個ずつ取込むようにして隣接した錠剤を離隔させることができる。
このように、本実施形態の隙間付与部12は、薬包帯3がロッド体60の上方でロッド体60を回転させつつ搬送され、凸部63を介して隣接した錠剤間に隙間を付与する構成となっているのである。
さらに、ロッド体60は、上方に付勢されているので収容された錠剤の大きさ、姿勢ないし重量に応じてロッド体60は上下に揺動する。従って、ロッド体の回転の際に凸部から無理な力が分包の底面にかかることによる分包の破れや錠剤の変形或いは傷等を防ぐことができる。加えて、錠剤の大きさ、収容された姿勢ないし重量等による薬包帯3の底面状態の微妙な差に対応して、隣接する錠剤間への凸部63の侵入を補助する。
次に、本実施形態の要部の一つである弾き機構14について、主に図3、図8及び図9を参照して説明する。
本実施形態の弾き機構14は、図8及び図9に示すように、長尺可撓性部材としての板バネ92と、ハンマー部99とを備える。
まず、板バネ92は、図3、図8及び図9に示すように、例えば分包袋Pの折曲辺2の略4分の1の幅で、所定の長さを有し、金属製で可撓性のある短冊状薄板部材で形成される。本実施形態の弾き機構14は、図3、図8及び図9に示すように、2枚の板バネ92,92´を、それぞれの板面を水平搬送路24側に向けつつ搬送方向Fにやや離隔させた状態で平搬送路の側部に垂下される。より詳しくは、板バネ92,92´は、図3、図8及び図9に示すように、支持プレート201に立設される支持板96の上端部から搬送方向に突設されるアーム板100で上端側を支持され、第2壁体22と第3壁体23との間に配置される。そして、板バネ92,92´の下端側は、薬包帯3の側部(折曲辺2側)から水平方向にやや離隔した位置で自由端となっている。
なお、本実施形態の板バネ92,92´は、図3及び図9に示すように、例えば板バネ92を略3倍の厚で板バネ92の略半分程度の長さを有する平板状の緩衝部材103,103´を、薬包帯3側の板面の下端部に設ける。この緩衝部材103,103´は、例えば合成樹脂製の弾性体からなり、後述のように板バネ92,92´が薬包帯3の側部を弾く際に薬包帯3の破れ等を防ぐための緩衝手段となっている。
次に、ハンマー部99は、図3、図8及び図9に示すように、ドラム体90と、駆動部91と、突出体97とを備える。
ドラム体90は、図3、図8及び図9に示すように、例えば薬包帯3の帯幅の略半分の直径と、分包袋Pの折曲辺2の長さよりやや短い長さを有する円柱体と、円柱体の一方の側面から円柱体の中心軸94方向に突出する軸部材95とで形成される。
そして、ドラム体90は、図3及び図8に示すように、中心軸94を略搬送方向Fに向けた状態で、板バネ92の下方近傍に配置される。より詳しくは、本実施形態のドラム体90は、図3及び図8に示すように、第2壁体22と第3壁体23との間であって、正面視で水平搬送路24やや下方に配置される。
次に、駆動部91は、例えばステッピングモータ等の電動モータで形成され、図8に示すように、支持板96で支持されるとともに軸部材95に連結されてドラム体90を回転させる。その際、駆動部91は、図9に示すように、中心軸94回りに右側面視で反時計回りに回転させる。なお、駆動部91は、上述した制御部の指示で駆動する構成となっている。
次に、突出体97は、図3、図8及び図9に示すように、例えばドラム体90の直径と略同じ長さと、その長さの略4分の1〜3分の1の直径を有する円柱体をその長手方向に略半割りして形成される半割円柱体よりなる。本実施形態の弾き機構14は、図3、図8及び図9に示すように、例えば4本の突出体97a,97b,97c,97dをドラム体90の胴部98から半径方向に突出させる。より詳しくは、図3、図8及び図9に示すように、4本のうち2本の突出体97a,97bが板バネ92´の下方で、中心軸94を挟んで対向配置される。さらに、他の2本の突出体97c,97dが板バネ92の下方で、突出体97a,97bを中心軸94回りに略90度回転させた態様で配置される。
ここで本実施形態の弾き機構14の動作例について、図9を用いて説明する。
まず、例えば錠剤検査装置10のスタートボタン(図示しない)を介して駆動部91を回転させる。そうすると、図9(a)に示すように、ドラム体90が回転し例えば突出体97aが、緩衝部材103´に当接しつつ板バネ92´の下端部を弾性変形させる。より詳しくは、図9(a)に示すように、板バネ92´の下端部を、搬送方向Fに略直交する方向であって薬包帯3から離隔させる方向に曲げる。さらに、ドラム体90が回転すると、図9(b)に示すように、突出体97aが板バネ92´の下端部から外れ、その弾性変形が戻る際に薬包帯3の折曲辺2側を弾く。さらに、ドラム体90が回転すると、突出体97cが板バネ92の下端部を弾性変形させ、同様にして板バネ92が戻る際に薬包帯3の折曲辺2側を弾く。
このように、ドラム体90が回転中に、板バネ92,92´が交互に薬包帯3の折曲辺2側を弾く。なお、板バネ92,92´の弾性変形が戻る際に、上述したように切欠102にやや侵入しつつ可動するので板バネ92,92´の可動が確保される。
上述のように、ハンマー部99は、板バネ92,92´を搬送方向Fに略直交する方向に間欠的に弾性変形させる構成となっているのである。
なお、上述した長尺可撓性部材は板バネ92,92´に限るものではなく、可撓性のある棒状のバネ部材であってもよい。
次に、本実施形態の要部の一つである重なり解除部13について、主に図2、図10及び図11を参照して説明する。
本実施形態の重なり解除部13は、図2及び図11に示すように、回転体104と、軸受105と、昇降板部材106と、昇降案内部材107とを備える。
まず、回転体104は、図2及び図11に示すように、例えば略薬包帯3の帯幅の長さで上述した折曲辺2の略半分の直径を有し、弾力性のある円柱体で形成される。そして、回転体104は、図11に示すように、その一方の端面の中心部からその中心軸108方向に軸棒109を突設させる。そして、回転体104は、図11に示すように、中心軸108を搬送方向Fに略直交させる状態で水平搬送路24の上方に所定の隙間Dを設けて配置される。
なお、回転体104は、水平搬送路24と回転体104との間を通過する際に、重なった状態の錠剤の上側の錠剤に倣って上昇しない程度の重量を有するものが好ましい。上側の錠剤に倣って持ち上がると、重なりを解除することが困難になるからである。また、104は、例えばスポンジ等の弾力性がある素材で形成するのが好ましい。錠剤に無理な力を加えないためである。
次に、昇降案内部材107は、図2及び図10に示すように、例えば支持プレート201から水平搬送路24までの高さで、断面視長方形状で上端が開放した中空筒体で形成される。そして、昇降案内部材107は、図2に示すように、第2壁体22の手前側であって搬入口28の近傍に支持プレート201から立設される。
次に、昇降板部材106は、図11及び図10に示すように、例えば昇降案内部材107の略1.2倍の長さで昇降案内部材107の中空部に嵌合する直方体状のブロックで形成される。そして、昇降板部材106は、昇降案内部材107の中空部に、昇降自在に遊挿される。
このように構成される昇降板部材106の上端側に、図2及び図11に示すように、軸受105が設けられ、上述した回転体104の軸棒109を回動自在に軸承する。なお、第1壁体21には、軸棒109を貫通させるとともに、軸棒109の昇降の妨げとならないように開孔(図示せず)が設けられている。
以上説明したように、本実施形態の回転体104は、図11に示すように、中心軸108回りに回動自在に軸支されるとともに昇降自在に設けられる構成となっているのである。
なお、回転体104は、本実施形態の円柱体に限るものではなく、円筒体で構成されてもよい。
次に、重なり解除部13の動作例について、図11を参照して説明する。
図11(a)に示すように、薬包帯3が、水平搬送路24と回転体104の間に搬送中に、図11(b)に示すように、上下に重なった錠剤のうち上側の錠剤が回転体104に押されてずり落ちることで重なりが解除される。このように、水平搬送路24と回転体104との間を薬包帯3が通過する際に、上下に重なった状態で収容された錠剤5の重なりを解除する構成となっているのである。
なお、本実施形態の錠剤検査装置10は、図2に示すように、重なり解除部13と同じ構成の重なり解除部13´を、水平搬送路24の下流端近傍に備える。
次に、本実施形態の検査部300は、上述した検査用搬送路27の開口の下方に配置され、例えば赤外線等を照射する光源(図示せず)、当該開口の上方に配置されるカメラ301、カメラ301を支持する支持塔302、画像処理手段やCPU等を備える。そして、前記光源からの光による分包袋Pの透過画像をカメラ301が撮像し、この透過画像に現れる錠剤のシルエット画像を自動的に計数することで、錠剤数が計数される構成となっている。
また、検査部は、本実施形態のように錠剤のシルエット画像を画像処理するものに限らず、例えば2台のカメラで錠剤の反射画像を撮像し、前記2台のカメラの視差を利用して前記反射画像から錠剤の三次元形状を復元し、錠剤を識別するものであってもよい。
なお、本実施形態の錠剤検査装置10は、図2、図4、図5及び図6に示すように、離隔部33の上方に正面視略へ字状の案内板112を備える。そして、案内板112は、図4及び図5に示すように、へ字状の頂点部分が離隔部33の中央上方に位置するように配置されて、第3壁体23で支持される。この案内板112は、例えば薬包帯3の先端Eの一部がめくれ上がった状態で離隔部33を越える際に、めくれ上がった部分が案内板112で案内されて離隔部33を円滑に越えて搬送させる等、薬包帯3の先端を案内する案内手段である。特に、薬包帯3の先端Eのうち、第1無端ベルト30と第2無端ベルト37とで挟持されていない折曲辺2側はめくれ上がるおそれがあるので、折曲辺2側の上方に配置すると有効である。
次に、本実施形態の錠剤検査装置10の全体動作例について、図1〜図12を用いて説明する。図12(a)は、弾き機構14を通過後の錠剤5の収容例を示し、図12(b)は、隙間付与部12を通過後の錠剤5の収容例を示す。
まず、薬包帯3が錠剤検査装置10に投入される前は、上述したように薬包帯3の先端Eが離隔部33を越える際の妨げとならないように、昇降機構62によってロッド体60を下降させておく(図5(a)、図6(a)参照)。
そして、例えば前記スタートボタンを押すと、図1に示すように、複数の錠剤が、分包袋Pの折曲辺2側に偏って集合した状態で収容された薬包帯3が案内路110上を搬送されて、搬入口28から錠剤検査装置10に投入される。より詳しくは、薬包帯3は、図2及び図3に示すように、搬入側ローラ42と搬入側従ローラ42´との間を通過する第2無端ベルト37と第1無端ベルト30との間に挟持されて搬送路15上を搬送される。その際、図11に示すように、搬入口28近傍に配置される重なり解除部13によって、上下に重なった状態で収容された錠剤の重なりが解除される。
次に、弾き機構14に対応する位置に搬送された薬包帯3は、図9に示すように、板バネ92,92´によって折曲辺2側を弾かれ、図12(a)に示すように、例えば折曲辺2側に密集した状態の錠剤が薬包帯3の短尺方向(幅方向)に分散する。
次に、弾き機構14を通過後に再び錠剤が上下に重なった場合、重なり解除部13´で上述と同様に重なりが解除される。
次に、薬包帯3が第1傾斜路25に沿って搬送される際に、錠剤5が滑落し、図7(a)に示すように、分包袋中の上流寄りに集まる。
次に、薬包帯3の先端Eが離隔部33を越えて例えば第1傾斜路25の上端に差し掛かった時に、昇降機構62によってロッド体60を定位置に上昇させる(図5(b)、図6(b)参照)。そして、薬包帯3がロッド体60の上方でロッド体60を回転させつつ搬送される際に(図6(b)、図6(c)参照)、凸部63を介して錠剤5がやや離隔する図7(b)参照)。そして、薬包帯3がさらに搬送されると、図7(c)に示すように、錠剤が第2傾斜路26に沿って下流側にずり落ちつつさらに散開する。
その際、ロッド体60は上方に付勢されているので、収容された錠剤の大きさ、姿勢又は重量に応じて上下に揺動し、錠剤や薬包帯3に無理な力が加わることを防止する。
また、弾き機構14によって、錠剤5はロッド体60の長尺方向に分散するため、隙間付与部12による隙間付与が容易になる。
そして、隙間付与部12を通過して検査部300に搬送される錠剤は、図12(b)に示すように、散開した状態となる。したがって、検査部300で撮像されるシルエット画像において錠剤どうしの隣接がなくなり、剤数を正確に計数可能となる。また、錠剤の反射画像においても、錠剤どうしの接触がないため、錠剤一個ずつの認識が容易となり、錠剤識別の困難性を解消できる。
これまで説明したように本実施形態の錠剤検査装置10によれば分包中に収容された錠剤どうしが隣接することによって生じる錠剤の計数齟齬や錠剤識別の困難性を解消し、錠剤を正確に検査可能とする錠剤検査装置を提供できる。
以上、本発明の実施形態のうちいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらはあくまでも例示であり、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
2 折曲辺(側部)
3 薬包帯
5 錠剤
10 錠剤検査装置
12 隙間付与部
13 重なり解除部
14 弾き機構
15 搬送路
16 搬送機構
24 水平搬送路
25 第1傾斜路
26 第2傾斜路
33 離隔部
60 ロッド体
61 付勢機構
62 昇降機構
63 凸部
92,92´ 板バネ(長尺可撓性部材)
99 ハンマー部
104 回転体
112 案内板
P 分包袋

Claims (8)

  1. 内部に錠剤が収納され、服用時に分離される複数の分包袋が帯状に連続してなる薬包帯を撮像して前記分包袋内の前記錠剤を検査する錠剤検査装置において、
    載置させた前記薬包帯をその長手方向に搬送させる搬送路と、
    前記搬送路に沿って前記薬包帯を搬送する搬送機構と、
    隣接した前記錠剤間に隙間を付与する隙間付与部とを備え、
    前記搬送路は、
    前記薬包帯を略水平状態で搬送させる水平搬送路と、
    前記水平搬送路から搬送方向に延設されて上り傾斜の第1傾斜路と、
    前記第1傾斜路の上端から前記搬送方向にやや離隔した位置から下り傾斜の第2傾斜路とを含み、
    前記隙間付与部は、
    所定の間隔を設けて千鳥状に配置される複数の凸部を周側面に備えるロッド体であって、前記搬送方向に略直交する状態で前記離隔部に配置され、中心軸周りに回動自在のロッド体を含み、
    前記薬包帯は前記ロッド体の上方で前記ロッド体を回転させつつ搬送され、前記凸部を介して前記錠剤間に隙間を付与することを特徴とする錠剤検査装置。
  2. 前記水平搬送路で搬送される前記薬包帯の一方の側部を弾く弾き機構を備え、前記側部側に密集した状態で収容された錠剤を分包中に疎散させることを特徴とする請求項1に記載の錠剤検査装置。
  3. 前記弾き機構は、
    前記水平搬送路の前記側部側に垂下される長尺可撓性部材であって、上端側を支持されて下端側が前記側部からやや離隔した位置で自由端からなる長尺可撓性部材と、
    前記長尺可撓性部材の下方で回転し、前記長尺可撓性部材の下端側を搬送方向と略直交する方向であって前記薬包帯から離隔させる方向に間欠的に弾性変形させるハンマー部とを備え、
    前記長尺可撓性部材は、その弾性変形が戻る際に前記薬包帯の前記側部を弾くことを特徴とする請求項2に記載の錠剤検査装置。
  4. 前記水平搬送路の上方に配置される円柱状又は円筒状の回転体であって、その中心軸を前記搬送方向に略直交させる状態で配置されて前記中心軸周りに回動自在の回転体を含み、
    前記水平搬送路と前記回転体との間を前記薬包帯が通過する際に、上下に重なった状態で収容された前記錠剤の前記重なりを解除する重なり解除部を備えることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の錠剤検査装置。
  5. 前記隙間付与部は、前記ロッド体を常時上方に付勢する付勢機構を備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の錠剤検査装置。
  6. 前記隙間付与部は、前記ロッド体を昇降させる昇降機構を備えることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の錠剤検査装置。
  7. 前記離隔部に、前記薬包帯の先端を案内する略逆へ字状の案内板を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の錠剤検査装置。
  8. 前記回転体は昇降自在に設けられることを特徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の錠剤検査装置。
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