JP3366823B2 - 薬剤分割包装装置 - Google Patents

薬剤分割包装装置

Info

Publication number
JP3366823B2
JP3366823B2 JP06057497A JP6057497A JP3366823B2 JP 3366823 B2 JP3366823 B2 JP 3366823B2 JP 06057497 A JP06057497 A JP 06057497A JP 6057497 A JP6057497 A JP 6057497A JP 3366823 B2 JP3366823 B2 JP 3366823B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
divided
containers
packaging
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP06057497A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH09309503A (ja
Inventor
正二 湯山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Yuyama Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yuyama Manufacturing Co Ltd filed Critical Yuyama Manufacturing Co Ltd
Priority to JP06057497A priority Critical patent/JP3366823B2/ja
Publication of JPH09309503A publication Critical patent/JPH09309503A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3366823B2 publication Critical patent/JP3366823B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Basic Packing Technique (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、処方された散薬、
錠剤等の薬剤を均等に分割した後、1包毎に包装する薬
剤分割包装装置、特に、薬剤(主に、散薬)を均等に分
割するための構成に特徴を有する薬剤分割包装装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、薬剤分割包装装置では、効率的に
薬剤を均等に分割できるように、例えば次のような構成
のものが使用されている。
【0003】すなわち、現在使用されている薬剤分割包
装装置は、図14に示すように、大略、V枡1と、この
V枡1の下方に配設される複数の分割容器2と、各分割
容器2から順次薬剤を受け入れるホッパー3を有する包
装装置4とを備えている。
【0004】前記V枡1は図15に示す構造となってい
る。すなわち、側板5の両端には端板6が固定されてい
る。端板6間には開閉板7が回動可能に設けられてい
る。開閉板7の下縁は前記側板5の下縁に対して接離可
能である。そして、側板5に対して開閉板7を閉じた状
態では、側板5とで断面略V字形を形成する。また、V
枡1内には、仕切三角板8が配設され、薬剤を何等分に
するのかによってその位置を変更できるようになってい
る。仕切三角板8の仕切位置はセンサ9によって検出さ
れ、その検出信号は制御装置10に入力されている。
【0005】前記複数の分割容器2は、前記V枡1の下
方で直線部材11に連続して並設されている。また、各
分割容器2の底面には開閉可能に底板12が設けられて
いる。前記直線部材11にはラック13が形成されてい
る。ラック13にはモータ14の駆動により回転するピ
ニオン15が噛合されている。モータ14を駆動すれ
ば、ピニオン15及びラック13を介して前記分割容器
2は往復運動するようになっている。
【0006】前記構成の薬剤分割包装装置では、次のよ
うにして薬剤を均等に分割・包装する。まず、モータ1
4を駆動して各分割容器2を適切な位置に移動させ、開
閉板7を開放する。薬剤は落下して下方に位置する各分
割容器2によって均等に分割される。続いて、再びモー
タ14を駆動して分割容器2を移動させ、順次、ホッパ
ー3の上方に位置させる。その後、ホッパー3の上方に
移動させた分割容器2から順に底板12を開放し1包ず
つ包装する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記薬
剤分割包装装置では、分割容器2が直線部材11によっ
て往復移動する構成となっている。このため、長手方向
に分割容器2が移動できるようにV枡の約2倍の占有ス
ペースを必要としていた。また、前記薬剤分割包装装置
では、V枡1の開閉板7を開放した際、仕切三角板8と
の間に形成される隙間から側方にこぼれ落ちる薬剤を適
切に回収することができない。
【0008】そこで、本発明は、占有スペースが少な
く、均等に薬剤を分割・包装することのできる薬剤包装
装置を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明では、側板の両端部に端板をそれぞれ固定
し、前記側板に対して下縁が接離可能となるように開閉
板を設け、該開閉板と側板との間に仕切三角板を設け
て、該仕切三角板を前記端板に向かって移動させること
により薬剤の分割数を調整可能としてなるV枡と、該V
枡の下方に並設され、開閉可能な底板を有し、V枡から
落下する薬剤を均等に分割して受け止める複数の分割容
器と、該分割容器のいずれかの下方で薬剤を受け入れる
ホッパーを有する包装装置とを備えてなる薬剤分割包装
装置において、前記分割容器を所定数ずつ並設一体化す
ることにより少なくとも2以上の移動集合容器とし、該
各移動集合容器を分割容器が並設される横方向及び当該
横方向に直交する縦方向に移動可能としたものである。
【0010】前記分割容器が全て一列に整列するように
前記移動集合容器を移動させた状態で、V枡から薬剤を
受け止めさせ、薬剤を受け止めた分割容器を有する少な
くとも1つの移動集合容器を、それ以外の移動集合容器
を前記縦方向に移動させた状態で前記横方向に移動さ
せ、順次、薬剤を受け止めた分割容器をホッパー上に位
置決めして底体を開放することにより包装を行わせる制
御手段を設けるのが好ましい。これにより、移動集合容
器を移動させながら、順次、各分割容器からホッパーに
薬剤を落下させる場合、他の移動集合容器を直交する方
向に退避させておくことができるので、並設方向での占
有スペースを抑制することができる。
【0011】前記開閉板と前記仕切三角板の隙間から側
方にこぼれ落ちた薬剤を回収する分割容器と、該分割容
器に隣接する分割容器とを同時に開放することにより、
ホッパーを介して包装装置にて1包に包装すると、全て
同一量で分包できる点で好ましい。前記包装装置による
包装作業の終了後、分割容器を移動させることにより、
順次、各分割容器から残留する薬剤を除去するクリーナ
ーを設けるのが好ましい。これにより、次回からの分割
・包装作業において薬剤が混合する危険を未然に回避す
ることができる。
【0012】前記移動集合容器の1つで全薬剤を受け止
めることが可能な場合、前記制御手段は、該当する移動
集合容器の横方向への移動開始直後から薬剤を受け止め
た分割容器をホッパー上に位置決めして底体を開放する
ことにより包装を行わせ、その後、全包装が終了すれ
ば、逆方向に移動させながら前記クリーナーにより残留
する薬剤を除去するのが好ましい。
【0013】前記移動集合容器の移動に伴って軸部材の
外周に沿って移動する軸受け部を設け、前記軸部材の外
周にスパイラル状の切り溝を形成するのが好ましい。こ
れにより、軸部材に付着した埃等は切り溝に回収され、
軸受け部の移動を妨げることはない。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0015】図1、図2及び図3はそれぞれ本発明に係
る薬剤分割包装装置の平面図、正面図及び側面図であ
る。装置本体21には、図3に示すように、散薬供給装
置22と、錠剤供給装置23と、包装装置24とが設け
られている。これら各部材の動作は図7に示す制御装置
29により制御されるようになっている。
【0016】前記散薬供給装置22は、散薬を収容する
ためのV枡25と、このV枡25から落下させた散薬を
分割するための複数の分割容器26を一体化してなる第
1,第2移動集合容器27a,27bと(図2参照)、
第1,第2移動集合容器27a,27bをそれぞれXー
X’,YーY’方向に移動させるための第1,第2移動
装置28a,28b(図1参照)とからなる。
【0017】前記V枡25は、図3(a)、詳しくは図
4に示すように、側板30の両端に端板31を固定し、
両端板31に開閉板32を回動自在に設けたものであ
る。V枡25は、第1,第2移動集合容器27a,27
bを原点位置、すなわち図1の状態から第2移動集合容
器27bが、第1移動集合容器27aに連続するように
X方向に移動した位置の上方に配設されている。
【0018】前記側板30の背面上方部には第1ダクト
33が設けられている。この第1ダクト33は両端部が
第1クリーナー33a(図7参照)に接続され、上面を
構成する蓋体34が支軸34aを中心として回動自在と
なっている。そして、蓋体34を開いて第1ダクト33
の上方を開口し、第1クリーナー33aを駆動すること
により、V枡25の上方空間に飛散する散薬を回収可能
である。
【0019】また、前記側板30の背面下縁には第2ダ
クト35が設けられている。この第2ダクト35は下面
中央部に吸込口36が形成され、その下方に位置する分
割容器26の背面側を覆うように配置されている。な
お、第2ダクト35で使用する第2クリーナー35a
(図7参照)は、前記第1ダクト33で使用するものに
比べて吸引力が大きい。これは、第1ダクト33では飛
散する散薬を回収するだけであるのに対し、第2ダクト
35ではV枡25内に残留する微量の散薬を強制的に除
去する必要があるからである。
【0020】さらに、前記側板30には、仕切三角板3
8が図1中、XーX’方向に往復移動自在に配設されて
いる。詳しくは、仕切三角板38から側板30の後方に
向かってL字形のアーム部37が延設され、そのアーム
部37には上下一対のローラ37aが設けられている。
そして、このローラ37aが側板30の背面側上下縁部
を転動するようになっている。
【0021】前記仕切三角板38による仕切位置すなわ
ちV枡25内に収容する散薬の分割数は、仕切三角板3
8の移動位置を調整することにより決定し、次のように
して検出する。
【0022】すなわち、前記V枡25の背面には各散薬
の分割数に対応して永久磁石39を配設する。一方、仕
切三角板38のアーム部37には、前記各永久磁石39
を検出する位置検出センサ40を配設する。そして、位
置検出センサ40が、V枡25の一端側から何番目の永
久磁石39を読み取ったのかで分割数を検出する。
【0023】また、前記仕切位置の検出では、テンキー
等からの入力信号に基づいて分割数を設定するようにし
てもよく、この場合、その入力信号により仕切三角板3
8が自動的に所定の分割位置まで移動するように構成す
るのが好ましい。
【0024】さらに、前記仕切位置の検出では、次のよ
うに構成することも可能である。すなわち、前記V枡2
5には、各散薬の分割数に対応して分割数識別板を所定
位置にそれぞれ配設する。各分割数識別板は、2行3列
の各位置に永久磁石を配設するか否かによって合計26
通りの分割数の識別が可能となっている。一方、仕切三
角板38のアーム部37には、前記各分割数識別板に対
向する2行3列の検出素子を有する位置検出センサ群を
配設する(図3(b)参照)。これにより、前記位置検
出センサ群で、どの配列の永久磁石を検出したのかを読
み取って仕切位置の検出が可能となる。
【0025】なお、前記永久磁石39と位置検出センサ
40、前記分割数識別板と位置検出センサ群は逆に設け
てもよい。すなわち、各分割数に応じてV枡25の背面
に位置検出センサ40又は位置検出センサ群をそれぞれ
配設し、仕切三角板38のアーム部37には永久磁石3
9又は分割数識別板を設ける。
【0026】前記開閉板32は、両端部から直角同方向
にそれぞれ延設された腕部41が、支軸41aを中心と
して端板31に回動自在に連結されている。
【0027】前記開閉板32の下縁中央部には、断面略
三角形状の飛散防止片42が一体化されている。この飛
散防止片42は下面が円弧状に形成され、下方に位置す
る分割容器26の前方側を覆う。したがって、分割容器
26は、前方側が飛散防止片42に覆われ、後方側が第
2ダクト35の吸込口36に覆われる。ただし、この状
態では、飛散防止片42と分割容器26の上方開口縁部
との間には若干の隙間(吸込用間隙A)が形成されてい
る。吸込用間隙Aは、前記第2ダクト35に接続した第
2クリーナー35aを駆動した際、分割容器26内に流
入する空気を高速かつ乱流状態とするものである。これ
により、分割容器26内に残留する薬剤は効果的に除去
される。
【0028】前記開閉板32の各腕部41には、リンク
43a,43bが順次連結され、リンク43bはカム4
4により連動するようになっている。これにより、カム
44を回転駆動させると、リンク43a,43bを介し
て開閉板32が側板30に対して開閉する。
【0029】前記開閉板32は、図5に示すようなロッ
ク機構を有している。このロック機構は、図5(a)に
示すように、開閉板32の外面上端側の係止受部45に
ロック部材47の係止部47bを係脱可能としたもので
ある。ロック部材47は、支軸47aを中心としてロッ
ク部材用モータ46(図7参照)の駆動により回動可能
となっている。なお、このロック機構は、図5(b)に
示すように、ロック部材47の外周部に複数の爪受部4
7cを形成する一方、この爪受部47cに係脱する爪部
材47dを設けた構成としてもよい。
【0030】前記第1,第2移動集合容器27a,27
bは、図2に示すように、22個の分割容器26を着脱
可能に並設一体化したものである。分割容器26は、第
1移動集合容器27aでは、一端(X方向)側から順次
1、2、…22番となっている。また、第2移動集合容
器27bでは、第1移動集合容器27aに隣接する方か
ら順次23、24…45番となっている。前記分割容器
26は全て上方が開口する箱形状で、隣接する分割容器
26同士で側壁上縁が鋭角となるように形成され、散薬
を確実に分割できるようになっている。1番目及び45
番目の分割容器26aは上方開口部が他の分割容器26
に比べて幅広となっている。これは、開閉板32を開放
する際、側方にこぼれ落ちる散薬を回収するためであ
る。勿論、1番目及び45番目の分割容器26は幅広と
せずに、2つ並設するようにしてもよい。各分割容器2
6の底体48は、図4に示すように、支軸48aを中心
として回動自在に取り付けられ、スプリング49によっ
て底を閉塞するように付勢されている。底体48は支軸
48aから側方に延設された当接部48bを、支軸50
aを中心として回動自在に設けたアーム50の押圧部5
0bで押圧することにより回動する。アーム50には、
前記V枡25の開閉板32と同様、リンク51a,51
b及びカム52によって回動する構造が採用されてい
る。なお、アーム50の押圧部50bは1つだけであっ
ても、2つ設けるようにしても構わない。ただし、採用
する構造に応じて下記するように底体48の開放方法を
変更する必要がある。
【0031】前記第1,第2移動集合容器27a,27
bは、図1(a)に示すように、下記する第1,第2移
動装置28a,28bにそれぞれ着脱可能な構造となっ
ている。すなわち、移動集合容器27a,27bの一端
部には略C字状の軸受部53が形成され(図1(b)参
照)、他端側には側方に向かってローラ37が突設され
ている。一方、移動装置28a,28bには、前記軸受
部53が回転自在に係止される軸部55が形成されてい
る。この軸部55は軸受部53の切欠き部分よりも若干
幅狭となるようにYーY’方向に沿って両側からカット
されている。したがって、軸受部53の切欠きを軸部5
5のカット面に沿って挿入し、移動集合容器27a,2
7bを回動させれば、軸受部53の内面に軸部55の円
筒面が摺接する。これにより、移動集合容器27a,2
7bは脱落不能となる。また、移動装置28a,28b
には、移動部材56が支軸56aを中心として回動自在
に設けられている。この移動部材56には、長手方向に
沿って溝部57が形成され(図4参照)、この溝部57
に前記移動集合容器27a,27bのローラ37が転動
する。これにより、第1,第2移動集合容器27a,2
7bのXーX’方向への移動をスムーズに行わせること
が可能である。
【0032】前記第1,第2移動装置28a,28bは
それぞれ第1,第2移動集合容器27a,27b用であ
り、駆動ユニット58と、移動部59とから構成されて
いる。
【0033】前記駆動ユニット58は、ケース60内に
第1モータ61及び第2モータ62をそれぞれ配設した
ものである。第1モータ61にはパルスモータ,サーボ
モータ等が使用されている。第1モータ61のシャフト
はケース60の背面から突出し、そこにはピニオン63
が取り付けられている。ケース60の前面2箇所には、
一対のローラ60a,60bがそれぞれ回転自在に設け
られている。各ローラ60a,60bは、XーX’方向
に延びるレール60c上を転動する。一方、第2モータ
62には種々のモータが使用可能である。第2モータ6
2のシャフトは、ケース60の側面から突出し、そこに
は第1傘歯車64aが取り付けられている。また、前記
駆動ユニット58には、一対の軸受け部58aが設けら
れている。両軸受部58aは、X―X’方向に配設され
た軸部材58bの外周に沿って往復移動自在となってい
る。軸部材58bの外周には、スパイラル状の切り溝5
8cが形成されている。そして、この切り溝58cによ
り、駆動ユニット58の移動中、たとえ軸部材58bに
埃,散薬等が付着しても、前記切り溝58cに回収さ
れ、移動の妨げとなることはない。
【0034】前記移動部59は、図1に示すように、ラ
ック65と、装置本体21の一方の側壁内面に沿って上
下にそれぞれ配設されるスライド棒66及び送りねじ6
7と、これらにガイドされて移動する送り台68とから
なる。前記ラック65は装置本体21の背面下縁に沿っ
て配置され、前記第1モータ61のピニオン63と噛合
している。これにより、第1モータ61を駆動すると、
ラック65,ピニオン63を介して駆動ユニット58は
XーX’方向に往復移動する。
【0035】前記スライド棒66の一端部は駆動ユニッ
ト58のケース60に貫通して支持され、他端部は送り
台68に摺動自在に支持されている。前記送りねじ67
の一端側は、ケース60に貫通し、そこには前記第2モ
ータ62の第1傘歯車64aに噛合する第2傘歯車64
bが固定されている。送りねじ67の他端側は送り台6
8に螺合している。これにより、第2モータ62が駆動
すると、第1傘歯車64a,第2傘歯車64bを介して
送りねじ67が回転し、送り台68はスライド棒66に
沿ってYーY’方向に往復移動する。
【0036】各送り台68の先端には前記軸部55が形
成され、前述のように、第1,第2移動集合容器27
a,27bがそれぞれ着脱可能に取り付けられている。
したがって、第1モータ61を駆動すると、ピニオン6
3とラック65との噛合位置が変化する。これにより、
駆動ユニット58、送り台68を介して第1,第2移動
集合容器27a,27bがX−X’方向に移動する。ま
た、第2モータ62を駆動すると、送りねじ67と送り
台68との螺合位置が変化する。これにより、スライド
棒66に沿って移動する送り台68を介して、第1,第
2移動集合容器27a,27bがYーY’方向に移動す
る。
【0037】前記錠剤供給装置23は、図2及び図3、
詳しくは図7に示すように、錠剤収容部69と、錠剤収
容部69の下方に配置されて側方に平行移動する錠剤搬
送部70と、錠剤搬送部70から供給される錠剤を包装
装置24のホッパー85へと導く搬送路71とからな
る。
【0038】前記錠剤収容部69は、6行8列に配置さ
れた合計48箇所の錠剤収容室72を有するものであ
る。各錠剤収容室72のX’方向側の側壁72aには、
X方向に向かうに従って徐々に深くなるように傾斜面が
形成されている。また、各錠剤収容室72は、装置本体
21の背面(Y方向)側に向かうに従って徐々に高くな
るように傾斜している。各錠剤収容室72には手作業等
により所定数の錠剤が収容されるようになっている。各
錠剤収容室72は、装置本体21の前面側(作業を行う
位置側)に位置する側壁が背面側に比べて低くなってい
る。このため、見掛け上の錠剤投入口が広くなり、錠剤
の収容作業をスムーズに行うことが可能である。また、
各錠剤収容室72は装置本体21の前面側が低くなるよ
うに傾斜しているため、所定数の錠剤が収容されている
か否か等の目視による確認が容易である。
【0039】前記錠剤収容部69の底面には第1スライ
ド板73が設けられている。第1スライド板73には、
各錠剤収容室72の底面を開口する矩形孔76がそれぞ
れ形成されている。また、第1スライド板73は、下記
する錠剤搬送部70の底板75で押圧されて回動する連
動アーム74により、各錠剤収容室72の底面を閉塞す
る閉塞位置と開口する開口位置の2箇所の間でXーX’
方向にスライド移動する。そして、前記矩形孔76が傾
斜面を有する各側壁72aの底面に位置すれば、各錠剤
収容室72の底面は閉塞され、各錠剤収容室72の底面
に矩形孔76が位置すれば、開口して収容した錠剤が一
斉に落下するようになっている。なお、前記連動アーム
74の上端部はスプリング74aによってX’方向に付
勢されている。このため、連動アーム74の下端部が錠
剤搬送部70の底板75によって押圧されていなけれ
ば、自動的に第1スライド板73が閉塞位置に位置決め
される。
【0040】前記錠剤搬送部70は、前記錠剤収容部6
9の各錠剤収容室72に対して錠剤受取室77をそれぞ
れ形成したものである。この錠剤搬送部70は第3モー
タ78の駆動により上板70a上をXーX’方向に往復
移動する。前記第3モータ78にはパルスモータやサー
ボモータ等が使用可能である。前記上板70aの中央部
には落とし穴70bが形成されている。この落とし穴7
0bの縁部は、錠剤搬送部70の搬送ピッチと同一寸法
で階段状にずれて形成されている。前記錠剤搬送部70
の底板75はX’方向に延設され、前述のように、前記
連動アーム74の下端部に当接するようになっている。
また、装置本体21のX方向側の上板70a上には第2
スライド板80が配設されている。第2スライド板80
は、モータ81によって回転するクランク板82からリ
ンク83を介してXーX’方向に移動自在となってい
る。第2スライド板80は、各錠剤受取室77の開閉扉
79を閉塞状態に維持しておくためのものである。すな
わち、第2スライド板80は、錠剤搬送部70がX’方
向に戻る際、落とし穴70bを閉塞する。これにより、
落とし穴70bで開閉扉79が自重により開放して錠剤
搬送部70のX’方向への移動が妨げられることはな
い。
【0041】前記搬送路71は、各錠剤受取室77から
落下してきた錠剤を回収しやすいように、上方に向かっ
て開口面積が徐々に大きくなっている。搬送路71の下
端部には側方に向かって開口部71aが形成されてい
る。この開口部71aは、支軸71bを中心として回動
可能な止め板84により開閉される。止め板84は、前
記V枡25の開閉板32同様、リンク及びカム(共に図
示せず)によって回動する。カムが回動するタイミング
は、ホッパー85への散薬の落下と同期するように構成
されている。
【0042】前記包装装置24は、散薬供給装置22か
ら供給した散薬と錠剤供給装置23から供給した錠剤と
をホッパー85で受け止める。また、巻回した包装紙8
7を順次供給して1包ずつ包装する。なお、86は包装
紙87を張り合わせるための熱溶着装置である。
【0043】前記制御装置29は、図7に示すように、
位置検出センサ40等からの入力信号を受け、散薬供給
装置22(第1モータ61,第2モータ62,第3モー
タ81,ロック部材用モータ46)、錠剤供給装置23
(第1クリーナー33a,第2クリーナー35a)及び
包装装置24(熱溶着装置86)等に制御信号を発す
る。
【0044】次に、前記制御装置29による薬剤の分割
・包装処理の動作を図8ないし図11に示すフローチャ
ートに従って説明する。
【0045】まず、散薬供給装置22では、散薬の分割
数に応じて仕切三角板38の位置を移動させる。このと
き、仕切三角板38の仕切位置が仕切位置検出センサ4
0によって検出される(ステップS1)。
【0046】そこで、両移動集合容器27a,27bが
原点位置、つまり、移動集合容器27a,27bが図1
3(a)に示す原点位置に移動しているか否かを判断す
る(ステップS2)。ここで、原点位置とは、V枡25
から落下させる散薬を分割容器26で全て回収するため
の基準位置をいう。つまり、図1の状態から第2移動集
合容器27bが、第1移動集合容器27aに連続するよ
うに移動した位置である。そして、移動集合容器27
a,27bが原点位置になければ、第1モータ61及び
第2モータ62を駆動して原点位置に移動させる(ステ
ップS3)。原点位置にセットされれば、V枡25に散
薬を投入可能であることを表示する(ステップS4)。
【0047】次に、散薬の準備が完了したか否かを判断
し(ステップS5)、準備が完了していれば、分割・包
装処理を開始する。ここでは、まず、V枡25のロック
状態を解除する(ステップS6)。ロック解除では、ロ
ック部材47を図5中支軸47aを中心として時計回り
方向に回動させる。これにより、ロック部材47の係止
部47bが開閉板32の係止受部45から退避する。そ
して、開放用モータ44aを駆動して開閉板32を回動
させることにより、V枡25から薬剤を落下させる(ス
テップS7)。薬剤を落下させる際、解除遅滞時間が経
過したか否かを判断すると共に(ステップS8)、散薬
強制落下処理を行う(ステップS9)。解除遅滞時間と
は、開閉板32を開放することにより、V枡25から薬
剤が全て落下するために十分な時間をいう。また、散薬
強制落下処理とは、強制的に開閉板32を回動させて薬
剤を落下させる作業をいう。
【0048】V枡25から落下された薬剤は、全て下方
に配置した各分割容器26によって受け止められる。こ
のとき、V枡25から落下する薬剤は、仕切三角板38
と開閉板32との間の隙間から側方にこぼれ出る。ただ
し、こぼれ出た薬剤は隣接する分割容器26によって受
け止められ、飛散することはない。そこで、開閉板32
を閉じる(ステップS10)。また、ロック部材47を
図5中支軸47aを中心として反時計回り方向に回動さ
せる。ロック部材47の係止部47bは開閉板32の係
止受部45に係止し、ロック状態となる(ステップS1
1)。これにより、V枡25の下方の所定位置に分割容
器26が位置していないにも拘わらず、開閉板32が開
放して内面に付着した薬剤が散乱するといった心配がな
い。次に、第2移動装置28bの第2モータ62を駆動
することにより、第2移動集合容器27bを図13
(b)に示すようにY方向に退避させる(ステップS1
2)。そして、第1移動装置28aを、第1モータ61
の正転駆動により、一旦、図13(c)に示すように
X’方向に移動させる(ステップS13)。
【0049】一方、錠剤供給装置23では、各錠剤収容
室72に予め手作業により所定数の錠剤を収容する。こ
の作業は、錠剤収容室72への錠剤投入表示(ステップ
S14)により開始する。この場合、各錠剤収容室72
は装置本体21の前面側に傾斜しているため、錠剤の投
入作業をスムーズに行うことができる。しかも、投入後
の錠剤も目視しやすいので、誤って投入されていないか
否かの確認も容易である。勿論、この状態では、錠剤収
容部69の下方には錠剤搬送部70が位置し、連動アー
ム74を介して第1スライド板73が若干X’方向に移
動していて、各錠剤収容室72の底面が第1スライド板
73によって閉塞されている。
【0050】次に、所定の各錠剤収容室72に、所定数
の錠剤がそれぞれ収容され、準備が完了したか否かを判
断する(ステップS15)。適切に錠剤が収容されてい
ることが確認されれば、錠剤搬送部70をX’方向に移
動させる。錠剤搬送部70の底板75は連動アーム74
の下端部を押圧し、連動アーム74を支軸を中心として
時計回り方向に回動させる。第1スライド板73はX方
向に移動し、各錠剤収容室72の底面には矩形孔76が
位置する。これにより、収容した錠剤は一斉に各錠剤受
取室77に落下する(ステップS16)。なお、錠剤搬
送部70はX’方向へ移動後、錠剤が全て落下するのに
十分な時間が経過してからX方向へ移動する。そして、
連動アーム74はスプリング74aの付勢力によって、
支軸を中心として反時計回り方向に回動し、第1スライ
ド板73は元の閉塞位置に復帰する。これにより、各錠
剤収容室72の底が閉塞され、錠剤収容室72に次の錠
剤を投入可能となる。
【0051】そこで、散薬及び錠剤の分割・包装準備が
できたか否かを判断する(ステップS17)。準備がで
きれば、散薬供給装置22では、第1モータ61の逆転
駆動により、第1移動集合容器27aをX方向に所定寸
法だけ間欠移動させる(ステップS18)。これによ
り、1つ目の分割容器26がホッパー85上の散薬供給
位置に位置決めされる。
【0052】一方、錠剤供給装置23では、第3モータ
78の駆動により、図1中、錠剤搬送部70を所定寸法
だけX方向に間欠移動させる(ステップS19)。この
とき、第2スライド板80は予めX方向に移動させてお
くことにより、錠剤搬送部70の底面から退避させてお
く。上板70aには、前述のように所定ピッチで階段状
に落とし穴70bが形成されている。このため、1つ目
の錠剤受取室77が落とし穴70bに位置すると、開閉
扉79が自重により開放し、収容した錠剤が搬送路71
内に落下する。落下した錠剤は搬送路71の下方に設け
た止め板84によって一旦保持される。
【0053】そこで、散薬供給装置22の1つ目の分割
容器26が散薬供給位置に位置決めされ、錠剤供給装置
23の止め板84に錠剤が保持されているか否かを検出
する。そして、この検出結果に基づいて包装処理を開始
してよいか否かの判断を行う(ステップS20)。包装
処理の準備が完了すれば、散薬供給装置22では、リン
ク51、カム52及びアーム50を介して底体48を回
動させる(ステップS21)。これにより、分割容器2
6に分割・収容された散薬がホッパー85に向かって落
下する。なお、アーム50に設ける押圧部50bが1つ
である場合、分割容器26の1番側の底体48から順に
1つずつ開放させる。また、押圧部50bが2つである
場合、一方は空打ちし、他方で散薬が収容された分割容
器26の底体48を開放させる。一方、錠剤供給装置2
3では、図示しないカム及びリンクを介して止め板84
を開放する(ステップS22)。これにより、止め板8
4によって保持された錠剤が、前記散薬同様、ホッパー
85に向かって落下する。
【0054】所定量の散薬及び所定数の錠剤がホッパー
85に落下すれば、包装装置24では1包分ずつ包装紙
87に包装する(ステップS23)。
【0055】ここで、全包装数が第1移動集合容器27
aで分割可能な22包を越えているか否かを判断する
(ステップS24)。第1移動集合容器27aの一端
(仕切三角板38)側に位置する分割容器26は、側方
にこぼれ落ちる散薬を回収するためのものである。な
お、他端(端板31)側では、分割容器26の開口面積
を大きくしたが、散薬回収専用の分割容器26を別途配
置するようにしてもよい。
【0056】全包装数が22包を越えていない場合、第
1移動集合容器27aのみで散薬を分割可能である。し
たがって、残り分包数が1つとなるか否かを判断する
(ステップS25)。残り分包数が1でなければ、前記
ステップS17〜S24の処理を繰り返す。残り分包数
が1つとなれば、該当する分割容器26の底体48と、
側方にこぼれ落ちた散薬を回収した分割容器26の底体
48とを開放する(ステップS26)。そして、前記ス
テップS23と同様にして包装処理を行う(ステップS
27)。
【0057】こうして、全ての分包が終了すれば、使用
した各分割容器26の清掃処理を行う(ステップS2
8)。この分割容器26の清掃処理では、一旦、第1移
動集合容器27aをX’方向に移動させる。その後、順
次間欠送りすることにより各分割容器26を第2ダクト
35の吸込口36に位置させ、第2クリーナー35aを
駆動する。分割容器26の前方は飛散防止片42によっ
て覆われて吸込用間隙Aが形成されている。このため、
この吸込用間隙Aから分割容器26内に空気が高速で流
入し、乱流状態となって吸込口36から排出される。こ
れにより、たとえ分割容器26内に散薬が残留している
としても、確実に排出することが可能である。
【0058】一方、全包装数が22を越えている場合、
第1移動集合容器27aの全散薬が分包されたか否かを
判断する(ステップS30)。勿論、分包される各散薬
に対応して錠剤受取室77の各錠剤も包装される。22
包の分包が終了していなければ、前記ステップS17に
戻って分包作業を続行する。終了していれば、第1移動
集合容器27aを構成する各分割容器26内の残留散薬
を清掃する(ステップS31)。この清掃作業は、前記
ステップS28と同様にして行う。
【0059】第1移動集合容器27aの全分割容器26
内の清掃が終了すれば、次の工程に移行する。まず、第
1移動集合容器27aを図13(d)に示すようにY方
向に後退させる(ステップS32)。次に、第2移動集
合容器27bを同図13(d)に示すようにY’方向に
前進させる(ステップS33)。ここで、前記ステップ
S17〜S23と同様にして、第2移動集合容器27b
を図13(e)に示すように移動させながら包装処理を
行う(ステップS34〜40)。そして、残りの分包数
が1つとなったか否かを判断することにより(ステップ
S41)、残り分包数が1つになるまでは、ステップS
34〜S40を繰り返す。残り分包数が1つになれば、
前記同様、ステップS26〜S28の処理を行う。な
お、図13(f)は、45包の包装を行った場合の平面
図を示す。
【0060】以上のようにして分割・包装処理を続行
し、次の分割・包装処理に対応する待機データがないか
否かを判断する(ステップS29)。待機データがなけ
れば分包処理を終了し、あればステップS1に戻って同
様の処理を繰り返す。
【0061】なお、前記実施の形態では、2つの移動集
合容器27a,27bを設ける構成としたが、3つ以上
であってもよい。
【0062】また、前記実施の形態では、前記第1,第
2移動集合容器27a,27bの着脱を、一端部に設け
た略C字状の軸受部53を、送り台68に設けた軸部5
5に係脱することにより行うようにしたが、次のように
構成してもよい。
【0063】すなわち、図12に示すように、送り台6
8から保持板88を延設し、そこにマグネットキャッチ
89を設ける。保持板88には長手方向に所定間隔で貫
通孔88a及び長穴88bをそれぞれ穿設する。マグネ
ットキャッチ89は、板状の永久磁石89aの上面及び
下面に鉄片89bをそれぞれ配設し、ケーシング89c
で保持した構成とする。
【0064】一方、前記第1,第2移動集合容器27
a,27bに、マグネットチャック89に吸着される吸
着板90を設ける。吸着板90には、前記貫通孔88a
及び長穴88bにそれぞれ係合する位置決め突起91を
突設する。
【0065】前記第1,第2移動集合容器27a,27
bをマグネットチャック89に保持させる場合、前記各
位置決め突起91を貫通孔88a及び長穴88bにそれ
ぞれ係合させるだけでよい。貫通孔88a及び長穴88
bで第1,第2移動集合容器27a,27bを上下方向
に位置決めし、貫通孔88aで水平方向に位置決めす
る。第1,第2移動集合容器27a,27bは、吸着板
90をマグネットチャック89に吸着され、その吸着範
囲が長手方向に広いため、前記実施の形態の構成に比べ
て保持状態が安定している。また、第1,第2移動集合
容器27a,27bを取り外す場合、マグネットチャッ
ク89の吸引力に抗して引っ張るだけでよい。このと
き、一方の位置決め突起91が長穴88bに係合してい
るので、マグネットチャック89に対して吸着板90を
傾斜させることができ、取り外し作業が簡単に行える。
【0066】さらに、前記実施の形態では、前記第1移
動集合容器27aの駆動制御を、図8〜図11のフロー
チャートに示すようにして行ったが、分包数が23包未
満のとき、第1移動集合容器27aをX方向に移動させ
る時点で薬剤の包装を開始するようにしてもよい。この
場合、第1移動集合容器27aは、前記図13(b)に
示す移動時に間欠移動させ、順次、ホッパー85の上方
で、分割容器26の底体48を開放する。そして、全分
包が終了すれば、クリーナーを駆動し、第1移動集合容
器27aを、反対の図13(c)に示すX’方向に間欠
移動させることにより、順次、各分割容器26の清掃を
行う。このように、第1移動集合容器27aの往復移動
時に、分包及び清掃をそれぞれ行うようにしたので、さ
らに効率的な作業を行うことができる。
【0067】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る薬剤分割包装装置によれば、複数の分割容器毎に
直交する2方向に移動可能な構成としたので、従来のも
ののように長手方向に占有スペースを大きく取られるこ
とがなく、コンパクトな構成とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る薬剤分割包装装置の平面図
(a)及びその部分詳細図(b)である。
【図2】 本発明に係る薬剤分割包装装置の正面図であ
る。
【図3】 本発明に係る薬剤分割包装装置の側面図
(a)及び仕切三角板の位置検出センサ又は永久磁石
(b)である。
【図4】 図3(a)の詳細図である。
【図5】 図3のV枡に設けたロック構造を示す側面図
である。
【図6】 図2の部分拡大図である。
【図7】 本発明に係る薬剤分割包装装置のブロック図
である。
【図8】 本発明に係る薬剤分割包装装置の分割・包装
処理を示すフローチャートである。
【図9】 本発明に係る薬剤分割包装装置の分割・包装
処理を示すフローチャートである。
【図10】 本発明に係る薬剤分割包装装置の分割・包
装処理を示すフローチャートである。
【図11】 本発明に係る薬剤分割包装装置の分割・包
装処理を示すフローチャートである。
【図12】 他の実施形態に係る薬剤分割包装装置の部
分詳細図である。
【図13】 他の実施形態に係る薬剤分割包装装置での
移動集合容器の移動制御を示す概略平面図である。
【図14】 従来例に係る薬剤分割包装装置の概略図で
ある。
【図15】 図13に示すV枡の斜視図である。
【符号の説明】
24 包装装置 25 V枡 26 分割容器 27a 第1移動集合容器 27b 第2移動集合容器 28a 第1移動装置 28b 第2移動装置 29 制御装置 30 側板 31 端板 32 開閉板 35 第2ダクト 38 仕切三角板 48 底板 85 ホッパー

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側板の両端部に端板をそれぞれ固定し、
    前記側板に対して下縁が接離可能となるように開閉板を
    設け、該開閉板と側板との間に仕切三角板を設けて、該
    仕切三角板を前記端板に向かって移動させることにより
    薬剤の分割数を調整可能としてなるV枡と、該V枡の下
    方に並設され、開閉可能な底板を有し、V枡から落下す
    る薬剤を均等に分割して受け止める複数の分割容器と、
    該分割容器のいずれかの下方で薬剤を受け入れるホッパ
    ーを有する包装装置とを備えてなる薬剤分割包装装置に
    おいて、前記分割容器を所定数ずつ並設一体化すること
    により少なくとも2以上の移動集合容器とし、該各移動
    集合容器を分割容器が並設される横方向及び当該横方向
    に直交する縦方向に移動可能としたことを特徴とする薬
    剤分割包装装置。
  2. 【請求項2】 前記分割容器が全て一列に整列するよう
    に前記移動集合容器を移動させた状態で、V枡から薬剤
    を受け止めさせ、薬剤を受け止めた分割容器を有する少
    なくとも1つの移動集合容器を、それ以外の移動集合容
    器を前記縦方向に移動させた状態で前記横方向に移動さ
    せ、順次、薬剤を受け止めた分割容器をホッパー上に位
    置決めして底体を開放することにより包装を行わせる制
    御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の薬剤
    分割包装装置。
  3. 【請求項3】 前記開閉板と前記仕切三角板の隙間から
    側方にこぼれ落ちた薬剤を回収する分割容器と、該分割
    容器に隣接する分割容器とを同時に開放することによ
    り、ホッパーを介して包装装置にて1包に包装すること
    を特徴とする請求項2に記載の薬剤分割包装装置。
  4. 【請求項4】 前記包装装置による包装作業の終了後、
    分割容器を移動させることにより、順次、各分割容器か
    ら残留する薬剤を除去するクリーナーを設けたことを特
    徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の薬剤
    分割包装装置。
  5. 【請求項5】 前記包装装置による包装作業の終了後、
    分割容器を移動させることにより、順次、各分割容器か
    ら残留する薬剤を除去するクリーナーを設け、前記移動
    集合容器の1つで全薬剤を受け止めることが可能な場
    合、前記制御手段は、該当する移動集合容器の横方向へ
    の移動開始直後から薬剤を受け止めた分割容器をホッパ
    ー上に位置決めして底体を開放することにより包装を行
    わせ、その後、全包装が終了すれば、逆方向に移動させ
    ながら前記クリーナーにより残留する薬剤を除去するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の薬剤分割包装装置。
  6. 【請求項6】 前記移動集合容器の移動に伴って軸部材
    の外周に沿って移動する軸受け部を設け、前記軸部材の
    外周にスパイラル状の切り溝を形成したことを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれか1項に記載の薬剤分割包
    装装置。
JP06057497A 1996-03-21 1997-03-14 薬剤分割包装装置 Expired - Lifetime JP3366823B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP06057497A JP3366823B2 (ja) 1996-03-21 1997-03-14 薬剤分割包装装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6438496 1996-03-21
JP8-64384 1996-03-21
JP06057497A JP3366823B2 (ja) 1996-03-21 1997-03-14 薬剤分割包装装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000203707A Division JP2001039401A (ja) 1996-03-21 2000-07-05 薬剤分割包装装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09309503A JPH09309503A (ja) 1997-12-02
JP3366823B2 true JP3366823B2 (ja) 2003-01-14

Family

ID=26401649

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP06057497A Expired - Lifetime JP3366823B2 (ja) 1996-03-21 1997-03-14 薬剤分割包装装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3366823B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047661A1 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Partition plate usable for v-measure in medicine holding machine

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100456835B1 (ko) * 1996-03-21 2005-04-06 가부시키가이샤 유야마 세이사쿠쇼 약제분할포장장치
CN101665160B (zh) * 2005-05-31 2011-10-19 株式会社汤山制作所 药品分包装置
JP4783596B2 (ja) * 2005-07-28 2011-09-28 高園産業株式会社 散剤供給装置および薬剤分包装置
JP5857285B2 (ja) * 2011-12-01 2016-02-10 株式会社タカゾノテクノロジー 薬剤供給装置
JP5874498B2 (ja) * 2012-03-30 2016-03-02 キヤノンマーケティングジャパン株式会社 分包システム、中継ユニット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008047661A1 (en) * 2006-10-16 2008-04-24 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Partition plate usable for v-measure in medicine holding machine
US7933683B2 (en) 2006-10-16 2011-04-26 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Partition plate usable for V-measure in medicine holding machine
CN101528544B (zh) * 2006-10-16 2011-06-01 株式会社汤山制作所 药剂分包机的v型量斗使用的隔板

Also Published As

Publication number Publication date
JPH09309503A (ja) 1997-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11027872B2 (en) Plural-mode automatic medicament packaging system
EP2753545B1 (en) System and method for packaging dosed quantities of solid drug portions
CN104066415B (zh) 药剂供给装置、以及药剂供给装置中的药剂检查方法
KR960009009B1 (ko) 약제포장기
US20080314002A1 (en) Medicine Dispensing/Packaging Apparatus
JP3366823B2 (ja) 薬剤分割包装装置
JP2001039401A (ja) 薬剤分割包装装置
JP2002308217A (ja) 小袋の積重ね供給装置
JP4447748B2 (ja) 薬剤分包機
JP4278259B2 (ja) 薬剤分割包装装置
JP3594475B2 (ja) 錠剤供給装置における蓋体
KR100456835B1 (ko) 약제분할포장장치
CN115361933A (zh) 药剂排出装置以及药剂排出装置的控制方法
JP2752181B2 (ja) 薬剤包装機
JPWO2017043430A1 (ja) 錠剤分包装置
JPH0710103A (ja) 自動錠剤分包装置
JP3619675B2 (ja) 薬剤供給装置
JP2538350B2 (ja) 薬剤包装機の薬包取出装置
JP3022980U (ja) 薬剤分割包装装置
JPH0379516A (ja) 薬剤供給装置
JP2588048B2 (ja) 錠剤分包機
JPH09142402A (ja) 薬剤分割包装装置
JPH04294723A (ja) 薬剤供給装置
JPH0369406A (ja) 薬剤包装機
JPS582117A (ja) 変形可能なワ−クの整列搬送方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081101

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091101

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101101

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111101

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121101

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131101

Year of fee payment: 11

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term