JP4696693B2 - 駆動車軸ユニット - Google Patents
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Description
図1は実施例1の前輪駆動車の駆動車軸ユニットを示す断面図である。実施例1の駆動車軸ユニットは、図1に示すように、ユニット軸受1と、ナックルアーム2と、スプラッシュガード3と、ハブ4と、ドライブシャフト5と、ブレーキロータ6と、ホイール7と、ホイールボルト8と、ホイールナット9と、車輪速センサ10と、を備えている。
前記外輪1aには、車体側部材としてのナックルアーム2とスプラッシュガード3とが固定されている。
前記内輪1bには、車輪側部材としてのハブ4が固定されている。このハブ4は、第2ボール1dの内輪を兼用している。
前記第1段差部と前記第2段差部は、駆動軸線Lに対し直交する段差面を持つ第1直交段差部41と第2直交段差部51である。
前記位置決め部材は、互いに対向する前記第1直交段差部41と前記第2直交段差部51との間に介装した断面方形状の方形リング部材12である。
[背景技術]
特開平10−300765号公報に記載の駆動車軸ユニットにおけるハブとドライブシャフトのセレーション嵌合部の軸方向位置決めは、図2に示すように、ドライブシャフトの先端部に螺合し、締結軸力をハブの座面に付与するナットを設け、ドライブシャフトの自在継手側段差面とハブの後端部との接触面を軸方向位置決め部とし、ナットの締結軸力を受けることにより行うようにしている。
軸方向位置決め部として、例えば、ハブにセレーション穴の内径よりさらに内側方向まで伸ばした段差部を形成し、あるいは、ドライブシャフトにセレーション軸部の外径よりさらに外側方向まで伸ばした段差部を形成し、ハブとドライブシャフトの段差部が径方向に重なるオーバーラップ段差構造とし、ドライブシャフトの端部にナットを螺合し、ナットの締結軸力をオーバーラップ段差に付与することで、ハブとドライブシャフトとを軸方向に位置決めすることも考えられる。
また、ドライブシャフト5のセレーション軸部5aを加工する際、第2直交段差部51をセレーション軸部5aの歯頂より内径位置に形成したため、セレーション穴4aと同様に、第2直交段差部51が加工障害となることが無くセレーション軸部5aを容易に加工できる。
実施例1の駆動車軸ユニットを組付ける際、ハブ4の第1直交段差部41とドライブシャフト5の第2直交段差部51と、の間に方形リング部材12を介装し、ドライブシャフト5に螺合したナット11による締結軸力により、方形リング部材12を第1直交段差部41と第2直交段差部51との間に挟圧する。
実施例1の駆動車軸ユニットを備えた車両では、ナット11の緩みがない限り、第1直交段差部41と第2直交段差部51との間に方形リング部材12が挟圧されていることで、セレーション嵌合部Sよりもナット11側の位置にてハブ4とドライブシャフト5の軸方向相対位置が規定され、図3に示すように、ドライブシャフト5の自在継手側段差面53とハブ4の後端面43との間の軸方向クリアランスCが維持される。
実施例1の駆動車軸ユニットにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
実施例2の駆動車軸ユニットにあっては、実施例1の(1),(2),(3)の効果に加えて、下記に列挙する効果を得ることができる。
実施例3の駆動車軸ユニットにあっては、実施例2の効果に加えて、下記に列挙する効果を得ることができる。
実施例4の駆動車軸ユニットにあっては、実施例3の効果に加えて、下記に列挙する効果を得ることができる。
実施例5の駆動車軸ユニットにあっては、実施例4の効果に加えて、下記の効果を得ることができる。
実施例6の駆動車軸ユニットにあっては、実施例4の効果に加えて、下記の効果を得ることができる。
2 ナックルアーム
3 スプラッシュガード
4 ハブ
4a セレーション穴
4b フランジ部
4c 座面
41 第1直交段差部(第1段差部)
42 第1傾斜段差部(第1段差部)
42’ 第1傾斜段差部(第1段差部)
42" 第1凹湾曲段差部(第1段差部)
5 ドライブシャフト
5a セレーション軸部
5b シャフト端部
51 第2直交段差部(第2段差部)
52 第2傾斜段差部(第2段差部)
6 ブレーキロータ
7 ホイール
8 ホイールボルト
9 ホイールナット
10 車輪速センサ
11 ナット
12 方形リング部材(位置決め部材)
13 スペーサ
13a フランジ部
14 圧入固定部
15 挟み込み固定部
16 円形リング部材(位置決め部材)
17 セレーション固定部
18 セレーション固定部
L 駆動軸線
S セレーション嵌合部
Claims (6)
- ハブのセレーション穴にドライブシャフトのセレーション軸部が嵌合されている駆動車軸ユニットにおいて、
前記ドライブシャフトの先端部に螺合し、締結軸力を前記ハブの座面に付与するナットを設け、
前記ナットの締結軸力を受け、前記ハブとドライブシャフトとを軸方向に位置決めする軸方向位置決め部を、前記ハブとドライブシャフトのセレーション嵌合部よりナット側の位置に設定し、
前記軸方向位置決め部は、前記ハブのセレーション穴の歯底より外径位置に形成した第1段差部と、前記ドライブシャフトのセレーション軸部の歯頂より内径位置に形成した第2段差部と、前記第1段差部と前記第2段差部との間に介装した位置決め部材と、を有し、
前記第1段差部は駆動軸線に対して平行な第1平行段差部と駆動軸線に対し傾斜角を持つ第1傾斜段差部とを有し、
前記第2段差部は、駆動軸線に対し前記第1傾斜段差部とは異なる傾斜角を持つ第2傾斜段差部であり、
前記位置決め部材は、前記第1平行段差部と前記第1傾斜段差部と前記第2傾斜段差部の3点で接触する断面円形状の円形リング部材であることを特徴とする駆動車軸ユニット。 - ハブのセレーション穴にドライブシャフトのセレーション軸部が嵌合されている駆動車軸ユニットにおいて、
前記ドライブシャフトの先端部に螺合し、締結軸力を前記ハブの座面に付与するナットを設け、
前記ナットの締結軸力を受け、前記ハブとドライブシャフトとを軸方向に位置決めする軸方向位置決め部を、前記ハブとドライブシャフトのセレーション嵌合部よりナット側の位置に設定し、
前記軸方向位置決め部は、前記ハブのセレーション穴の歯底より外径位置に形成した第1段差部と、前記ドライブシャフトのセレーション軸部の歯頂より内径位置に形成した第2段差部と、前記第1段差部と前記第2段差部との間に介装した位置決め部材と、を有し、
前記第1段差部は凹湾曲段差部であり、
前記第2段差部は駆動軸線に対し傾斜角を持つ第2傾斜段差部であり、
前記位置決め部材は、前記凹湾曲段差部と曲面接触し、前記第2傾斜段差部と1箇所で接触する断面円形状の円形リング部材であることを特徴とする駆動車軸ユニット。 - 請求項1または2に記載された駆動車軸ユニットにおいて、
前記軸方向位置決め部に、前記位置決め部材に加えて、前記ナットの締結面と前記ハブのナット座面との間に挟み込まれるフランジ部を有すると共に前記ハブと前記ドライブシャフトにそれぞれ固定したスペーサを設けたことを特徴とする駆動車軸ユニット。 - 請求項3に記載された駆動車軸ユニットにおいて、
前記スペーサは、前記ハブに対し圧入固定し、前記ドライブシャフトに対し前記ナットによる締結軸力により挟み込み固定したことを特徴とする駆動車軸ユニット。 - 請求項3または4に記載された駆動車軸ユニットにおいて、
前記スペーサは、前記ハブに対しセレーション嵌合により固定したことを特徴とする駆動車軸ユニット。 - 請求項3乃至5の何れか1項に記載された駆動車軸ユニットにおいて、
前記スペーサは、前記ドライブシャフトに対しセレーション嵌合により固定したことを特徴とする駆動車軸ユニット。
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