JP4689459B2 - 折り畳みコンテナー - Google Patents

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Description

本発明は、底部を囲むように配設された側壁が、底部に重なるように折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーに関するものである。
従来の折り畳みコンテナーにおいては、短側壁に較べて、横幅の長い長側壁が、強度や曲げ剛性の点から弱く、変形し易いという問題があった。特に、折り畳みコンテナーの大型化に伴い、長側壁の横幅が、1メートルを越えるものや、2メートル近くにもなると、長側壁の変形が顕著となり、箱型に組み立てられた長側壁を持って運搬することが困難となる。
箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを運搬する際には、通常、作業者は、一方の長側壁側に位置し、両手で、それぞれ、相対する短側壁の中央上部に形成されている把持部を持って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを運搬するが、短側壁の横幅は短いので、短側壁が内側に大きく傾倒したり湾曲するようなことはなく、従って、折り畳みコンテナーに収納されている物品が損傷するようなことはない。しかしながら、長側壁の横幅が、1メートルを越えるものや、2メートル近くにもなると、相対する短側壁の中央上部に形成されている把持部を持って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを運搬することが難しくなり、作業者は、一方の長側壁側に位置した後、両手で、それぞれ相対する長側壁の適当な把持部を持って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを運搬することが、通常、行われている。このように、相対する長側壁に形成されている把持部を持って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを運搬すると、長側壁が内側に大きく傾倒したり湾曲することになり、従って、折り畳みコンテナーに収納されている物品が損傷したり、長側壁が損傷するという問題があった。
上述した課題を解決するために、本出願人は、本出願人の先の出願である特許文献1において、長側壁に、上下動可能な傾倒抑制部材を配設し、傾倒抑制部材を下動させて、傾倒抑制部材のロッドを、長側壁がヒンジ連結されている底部の土手部に形成された透孔に嵌合することにより、長側壁の内側への傾倒や湾曲を抑制するようにした折り畳みコンテナーを提案した。
特開2005−53482号公報
上述したように、長側壁に、上下動可能な傾倒抑制部材を配設し、傾倒抑制部材を下動させて、傾倒抑制部材のロッドを、長側壁がヒンジ連結されている底部の土手部に形成された透孔に嵌合することにより、長側壁の内側への傾倒や湾曲を抑制するようにした折り畳みコンテナーにおいては、長側壁を手で持って持ち上げた際に、強度や曲げ剛性の低い長側壁が変形し、長側壁が、長側壁がヒンジ連結されている底部の土手部から離反し、傾倒抑制部材のロッドが、底部の土手部に形成された透孔から抜け出るという問題があった。
また、上述したように、長側壁が、長側壁がヒンジ連結されている底部の土手部から離反する方向に持ち上がったり変形すると、長側壁と土手部を連結するヒンジ部に負荷がかり、ヒンジ部が損傷するという問題があった。
更に、長側壁に、上下動可能な傾倒抑制部材を配設し、傾倒抑制部材を下動させて、傾倒抑制部材のロッドを、長側壁がヒンジ連結されている底部の土手部に形成された透孔に嵌合するようにした折り畳みコンテナーにおいては、長側壁の横幅が長い場合には、傾倒抑制部材を、複数個、配設する必要があり、折り畳みコンテナーの組み立て作業の際に、長側壁を立てたり、折り畳みコンテナーの折り畳み作業の際に、長側壁を倒したりする際に、複数個の傾倒抑制部材を、上下動させなければならず、従って、折り畳みコンテナーの組み立て作業や折り畳みコンテナーの折り畳み作業の作業性が悪くなるという問題があった。
本発明の目的は、上述した従来の折り畳みコンテナーが有する課題を解決することにある。
本発明は、上述した目的を達成するために、底部と底部にヒンジ連結された相対する長側壁と同じく底部にヒンジ連結された相対する短側壁とを有するとともに、相対する長側壁及び相対する短側壁を、底部に重なるように倒すことにより折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、長側壁に配設された雄ヒンジ部材が、底部の長辺側土手部に配設された雌ヒンジ部材に、上下動可能にヒンジ連結されているとともに、長側壁の下端水平フランジの裏面には、上部嵌合部と該上部嵌合部の裏面に垂設された下部嵌合部とからなる嵌合部材が垂設されており、また、底部の長辺側土手部の水平部には、長側壁の下端水平フランジの裏面に垂設された嵌合部材に対応して、長側壁の下端水平フランジの裏面に垂設された嵌合部材の上部嵌合部が嵌合可能で、且つ、折り畳みコンテナーの内側が開口された上部凹部と嵌合部材の下部嵌合部が嵌合可能な嵌合透孔とからなる嵌合空間部が形成されており、更に、長側壁の下端水平フランジの裏面には、内面側と相対する側面側とが開放されたロッド嵌合用空間部が形成されたロッド嵌合ブロックが垂設されており、更にまた、底部の長辺側土手部には、該長辺側土手部の外側垂直部を、長辺側土手部の内側垂直部方向に凹ますことにより、嵌合ブロック挿入用空間部との隔壁に穿設された透孔を有するロック部材配設空間が形成されており、なお更に、ロック部材配設空間に、スライド基部の相対する側壁部の一方の側壁部に突設された、底部の長辺側土手部に形成された嵌合ブロック挿入用空間部とロック部材配設空間との隔壁に穿設された透孔及びロッド嵌合ブロックに形成されたロッド嵌合用空間部に挿通可能な嵌合ロッド部が突設されているスライド可能なロック部材を配設したものである。
上述したように、長側壁の下端水平フランジに、複数の嵌合部材を垂設し、底部の長辺側土手部には、長側壁が略垂直に立てられた際に、長側壁の下端水平フランジに垂設された嵌合部材が嵌合可能な嵌合空間部を形成したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁に、外側から負荷がかかっても、長側壁が内側に傾倒したり湾曲するようなことを抑制することができる。
また、長側壁に、上下動可能な傾倒抑制部材を配設したものと較べて、長側壁の下端水平フランジに、複数の嵌合部材を垂設するとともに、底部の長辺側土手部には、長側壁の下端水平フランジに垂設された嵌合部材が嵌合可能な嵌合空間部を形成しただけの簡単な構成であるので、嵌合部材及び嵌合空間部を、多数.形成することができ、従って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁に、外側から負荷がかかった際に、確実に、長側壁が内側に傾倒したり湾曲するようなことを抑制することができる。
更に、略垂直に立てられた長側壁を、下降させるだけで、下端水平フランジの裏面に垂設されている複数の嵌合部材を、底部の長辺側土手部に形成された嵌合空間部に、一斉に、嵌合することができるので、折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性が向上する。同様に、折り畳みコンテナーの折り畳み作業の際には、略垂直に立てられた長側壁を、上昇させるだけで、下端水平フランジの裏面に垂設されている複数の嵌合部材を、底部の長辺側土手部に形成された嵌合空間部から、一斉に、排出することができるので、折り畳みコンテナーの折り畳み作業の作業性が向上する。
更にまた、長側壁の下端水平フランジには、ロッド嵌合用空間部を有するロッド嵌合ブロックを垂設し、底部の長辺側土手部には、長側壁が略垂直に立てられた際に、長側壁の下端水平フランジに垂設されたロッド嵌合ブロックが嵌合可能な嵌合ブロック挿入用凹部を形成するとともに、底部の長辺側土手部には、ロック部材配設空間を形成し、ロック部材配設空間には、長側壁が略垂直に立てられた際に、長側壁の下端水平フランジに垂設されたロッド嵌合ブロックのロッド嵌合用空間部に嵌合可能な嵌合ロッド部を有するロック部材を、水平方向にスライド可能に配設したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、長側壁を持って、上方に持ち上げても、長側壁が、底部の長辺側土手部から離反するようなことがなく、従って、長側壁が持ち上がり、長側壁の下端水平フランジに垂設されている嵌合部材が、底部の長辺側土手部に形成された嵌合空間部から抜け出るようなことを防止することができる。
なお更に、長側壁の下端水平フランジには、ロッド嵌合用空間部を有するロッド嵌合ブロックを垂設し、底部の長辺側土手部には、長側壁が略垂直に立てられた際に、長側壁の下端水平フランジに垂設されたロッド嵌合ブロックが嵌合可能な嵌合ブロック挿入用凹部を形成するとともに、底部の長辺側土手部には、ロック部材配設空間を形成し、ロック部材配設空間には、長側壁が略垂直に立てられた際に、長側壁の下端水平フランジに垂設されたロッド嵌合ブロックのロッド嵌合用空間部に嵌合可能な嵌合ロッド部を有するロック部材を、水平方向にスライド可能に配設したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、長側壁を持って、上方に持ち上げても、長側壁が、底部の長辺側土手部から離反するようなことがなく、従って、底部の長辺側土手部に配設された雌ヒンジ部材や長側壁に配設された雄ヒンジ部材が損傷するようなことを防止することができる。
以下に、本発明の実施例について説明するが、本発明の趣旨を越えない限り何ら、本実施例に限定されるものでない。
本発明の折り畳みコンテナーは、底部1と、底部1の長辺側土手部1aにヒンジ連結された相対する長側壁2と、長辺側土手部1aより高さの低い短辺側土手部1bにヒンジ連結された相対する短側壁3とから構成されており、図1に示されている箱型に組み立てられた状態から、先ず最初に、短側壁3を、図2に示されているように、底部1に重なるように倒し、次いで、長側壁2を、底部1に重ねられた短側壁3に重なるように倒すことにより、図3に示されているように、折り畳みコンテナーを、高さの低いコンパクトに折り畳むことができるように構成されている。また、図3に示されている状態から、長側壁2を、略垂直に立て、次いで、短側壁3を略垂直に立てることにより、図1に示されているように、折り畳まれていた折り畳みコンテナーを、箱型に組み立てることができるように構成されている。
次に、図4〜図7を用いて、底部1の長辺側土手部1aに配設されている雌ヒンジ部材H1を例に、雌ヒンジ部材H1について説明するとともに、長側壁2の下端水平フランジ2aに配設されている雄ヒンジ部材H2を例に、雄ヒンジ部材H2について説明する。
底部1の長辺側土手部1aは、底部1の底板1cの縁部から上方に略垂直に延在する内側垂直部1a1と、内側垂直部1a1の上端から外側に略水平に延在する水平部1a2と、水平部1a2の縁部から内側垂直部1a1と略平行に下方に延在する外側垂直部1a3とから構成されており、長手方向に対して垂直な断面形状が、略逆U字状に形成されている。
長辺側土手部1aの水平部1a2には、平面形状が長方形の縦孔h1が穿設されているとともに、長辺側土手部1aの内側垂直部1a1には、上部が、縦孔h1に連接されているとともに、底板1c付近まで延在する方形状の切欠き凹部h2が形成されている。切欠き凹部h2の横幅(長辺側土手部1aの長手方向に沿った長さ)は、縦孔h1の長辺長さ(長辺側土手部1aの長手方向に沿った長さ)より短く、且つ、切欠き凹部h2は、縦孔h1の長辺の略中央部に位置している。
切欠き凹部h2の両側に位置する内側垂直部1a1の内面(外側垂直部1a3側に位置する面)の上端部には、フックh3が突設されており、フックh3には、略水平な庇部h3aが形成されている。
上述したように、底部1の長辺側土手部1aに形成された縦孔h1と切欠き凹部h2とフックh3とにより、雌ヒンジ部材H1が構成されている。
一方、長側壁2の板状部2bに垂直な下端水平フランジ2aの裏面には、雄ヒンジ部材H2が形成されている。雄ヒンジブ部材H2は、下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている支持ブロックh10と、下端水平フランジ2aの長手方向と直交する支持ブロックh10の相対する側面に突設された当接ブロックh11とから構成されている。また、支持ブロックh10は、雌ヒンジ部材H1を構成する長辺側土手部1aの内側垂直部1a1に形成された切欠き凹部h2に挿入可能に形成されているとともに、当接ブロックh11が突設されている支持ブロックh10は、雌ヒンジ部材H1を構成する長辺側土手部1aの水平部1a2に形成された縦孔h1に挿入可能に構成されている。
上述したように、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設された支持ブロックh10と支持ブロックh10の相対する側面に突設された当接ブロックh11とにより、雄ヒンジ部材H2が構成されている。
底部1と長側壁2とをヒンジ連結するには、図6や図7に示されているように、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に形成された雄ヒンジ部材H2の当接ブロックh11が突設されている支持ブロックh10を、長辺側土手部1aに形成された切欠き凹部h2に挿入するとともに、当接ブロックh11を、長辺側土手部1aに形成された縦孔h1に挿入することにより、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1と長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2とをヒンジ連結する。
図6に示されているように、折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態から、略水平状態の長側壁2を、略垂直に立てた際には、図7に示されているように、長側壁2の下端水平フランジ2aに配設された雄ヒンジ部材H2の当接ブロックh11が、底部1に形成された長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1のフックh3の庇部h3aの下方に位置し、当接ブロックh11とフックh3の庇部h3aとの間には、所定の間隔D1が形成されているとともに、長側壁2の下端水平フランジ2aが、底部1の長辺側土手部1aの水平部1a2に載置されるように構成されている。また、この状態から、長側壁2を、上方に持ち上げた場合には、長側壁2に形成された雄ヒンジ部材H2を構成する当接ブロックh11が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1のフックh3の庇部h3aに当接し、長側壁2に形成された雄ヒンジ部材H2が、底部1の長辺側土手部1aに形成された雌ヒンジ部材H1から離反することにないように構成されている。
図8や図9に示されているように、底部1の短辺側土手部1bは、長辺側土手部1aに比べて、高さが低いだけで、その構成は実質的に同じであり、底部1の底板1cの縁部から上方に略垂直に延在する内側垂直部1b1と、内側垂直部1b1の上端から外側に略水平に延在する水平部1b2と、水平部1b2の縁部から内側垂直部1b1と略平行に下方に延在する外側垂直部1b3とから構成されており、短辺側土手部1bにも、上述した縦孔h1と切欠き凹部h2とフックh3とからなる雌ヒンジ部材H1が形成されている。
一方、図8及び図9に示されているように、短側壁3の下端水平フランジ3aの裏面にも、底部1の短側壁土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1に対応して、長側壁2の下端水平フランジ2aに配設されている雄ヒンジ部材H2と同様の支持ブロックh10と当接ブロックh11とからなる雄ヒンジ部材H2が配設されている。
短側壁3の下端水平フランジ短側壁3aの裏面に形成された雄ヒンジ部材H2と底部1の短側壁土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1とのヒンジ連結は、上述した長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に形成された雄ヒンジ部材H2と底部1の長側壁土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1とのヒンジ連結と同じであるので、詳細な説明は省略する。
図9に示されているように、短側壁3が、略垂直に立てられた際には、当接ブロックh11が、底部1に形成された短辺側土手部1bの内側垂直部1b1に突設されたフックh3の庇部h3aの下に入り込むとともに、短側壁3の下端水平フランジ3aが、底部1の短辺側土手部1bの水平部1b2に載置されるように構成されている。また、フックh3の庇部h3aの下にに入り込んだ当接ブロックh11は、フックh3の庇部h3aと当接するように、或いは、庇部h3aに接近した配置されるように構成されており、従って、折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられた状態においては、短側壁3は、上下方向にがたつくようなことがない。
図4や図5に示されているように、長側壁2の下端水平リブ2aの裏面の所定の個所には、後述するロック部材の嵌合ロッド部が嵌合可能なロッド嵌合用空間部A1を有するロッド嵌合ブロック10が垂設されている。ロッド嵌合ブロック10に形成されているロッド嵌合用空間部A1は、ロッド嵌合ブロック10の内面(折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際に、内側に位置する面)10a側及び下端水平リブ2aの長手方向と直交する相対する側面10b側が開放された凹部として形成されている。なお、本実施例には、長側壁2の下端水平リブ2aの裏面の中央部に、1個のロッド嵌合ブロック10が垂設されている例が示されている。
底部1の長辺側土手部1aには、長側壁2を略垂直に立てた際に、長側壁2の下端水平リブ2aの裏面に垂設されたロッド嵌合ブロック10が挿入可能な嵌合ブロック挿入用凹部11が形成されている。嵌合ブロック挿入用凹部11は、長辺側土手部1aの外壁部1a3に対して略垂直な相対する側壁部11aと外壁部1a3に略平行な奥壁部11bとにより形成されており、嵌合ブロック挿入用凹部11は、上下方向と折り畳みコンテナーの内側、換言すれば、長辺側土手部1aの内壁部1a1側が開口されている。
図10に示されているように、底部1の長辺側土手部1aには、外側垂直部1a3を、内壁部1a1方向に凹ますことにより、後述するロック材が配設可能なロック部材配設空間A2が形成されている。ロック部材配設空間A2は、天部a1と底板部a2と相対する側壁部a3と奥壁部a4とから形成されており、外側のみが開口されている。なお、本実施例には、長側壁2の下端水平リブ2aの裏面の中央部に、1個、垂設されたロッド嵌合ブロック10に対応して、1つのロック部材配設空間A2が形成されている例が示されている。なお、長側壁2の幅が、1メートルや2メートルを越えるように、相当、長い場合には、ロック部材配設空間A2を、複数個、することもできる。
ロック部材配設空間A2を形成する天部a1には、長辺側土手部1aの長手方向に沿って、換言すれば、長辺側土手部1aの内壁部1a1と略平行に、上部スリット或いは上部長溝a5が形成されており、また、底板部a2には、同様に、長辺側土手部1aの長手方向に沿って、換言すれば、長辺側土手部1aの内壁部1a1と略平行に、下部スリットa6が穿設されている。
また、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合ブロック挿入用凹部11を構成する相対する側壁部11aのうち、ロック部材配設空間A2側に位置する側壁部11aは、ロック部材配設空間A2を形成する相対する側壁部a3のうち、嵌合ブロック挿入用凹部11側に位置する側壁部a3と共通な隔壁Pとして形成されている。この嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A4との隔壁Pには、後述するロック部材の嵌合ロッド部が挿通可能な透孔p1が穿設されている。
次に、図10を用いて、ロック部材配設空間A2内に、水平方向にスライド可能に配設されるロック部材S1について説明する。
ロック部材S1は、箱型状のスライド基部s1を有しており、スライド基部s1の相対する側壁部s1aの一方の側壁部s1aには、側壁部s1aに略垂直に、上述した底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A2との隔壁Pに穿設された透孔p1に挿通可能な嵌合ロッド部s2が突設されている。また、スライド基部s1の天部s1bの上面には、上述した底部1の長辺側土手部1aに形成されたロック部材配設空間A2を構成する天部a1に形成された上部スリット或いは上部長溝a5に嵌合可能な上部ガイドピンs3が突設されており、更に、スライド基部s1の底板部s1cの裏面には、上述した底部1の長辺側土手部1aに形成されたロック部材配設空間A2を構成する底板部a2に穿設された下部スリットa6に嵌合可能な下部ガイドピンs4が複数個(本実施例においては、2個)垂設されている。
ロック部材S1を、底部1の長辺側土手部1aに形成されたロック部材配設空間A2に配設するには、ロック部材S1の嵌合ロッド部s2が、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A2との隔壁Pに穿設された透孔p1側に位置するように配置するとともに、ロック部材S1のスライド基部s1の底板部s1cの裏面に垂設された下部ガイドピンs4を、ロック部材配設空間A2を構成する底板部a2に穿設された下部スリットa6に嵌合するとともに、ロック部材S1を、ロック部材配設空間A2の奥壁部a4方向に移動させて、強制的に、ロック部材S1のスライド基部s1の天部s1bに立設された上部ガイドピンs3を、ロック部材配設空間A2を構成する天部a1に形成された上部スリット或いは上部長溝a5に嵌合する。このようにして、ロック部材S1が、底部1の長辺側土手部1aに形成されたロック部材配設空間A2内を、水平方向にスライド可能に配設されることになる。
図3に示されているように、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているように、箱型に組み立てる場合には、先ず最初に、一方の長側壁2を、垂直方向に回動させることになるが、この長側壁2の垂直方向への回動に先立って、底部1の長辺側土手部1aに形成されたロック部材配設空間A2内に配設されたロック部材S1を、長辺側土手部1aに形成された嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A2との隔壁Pから遠ざかる方向に水平にスライドさせて、図5に示されているように、ロック部材S1の嵌合ロッド部s2を、隔壁Pに穿設された透孔p1から排出させて、底部1の長辺側土手部1aに配設されたロック部材S1と長側壁2に配設されたロッド嵌合ブロック10のロック状態を解除しておく。この状態から、長側壁2を、垂直方向に回動させると、長側壁2の下端水平リブ2aの中央部付近の裏面に垂設されたロッド嵌合ブロック10が、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合ブロック挿入用凹部11に嵌合されて、長側壁2が、略垂直に立てられることになる。
次いで、ロック部材配設空間A2内に配設されたロック部材S1を、嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A2との隔壁P方向にスライドさせて、ロック部材S1の嵌合ロッド部s2を、隔壁Pに穿設された透孔p1に挿通するとともに、ロック部材S1の嵌合ロッド部s2を、図11に示されているように、隔壁Pに穿設された透孔p1と連通状態に配置されているロッド嵌合ブロック10のロッド嵌合用空間部A1に嵌合して、底部1の長辺側土手部1aに配設されたロック部材S1と長側壁2に配設されたロッド嵌合ブロック10とをロック状態にする。次いで、同様にして、もう一方の長側壁2を、垂直方向に回動させて、もう一方の長側壁2の下端水平リブ2aの裏面に垂設されたロッド嵌合ブロック10を、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合ブロック挿入用凹部11に嵌合させて、もう一方の長側壁2を、略垂直に立て、その後、ロック部材配設空間A2内に配設されたロック部材S1を、嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A2との隔壁P方向にスライドさせて、ロック部材S1の嵌合ロッド部s2を、隔壁Pに穿設された透孔p1に挿通するとともに、ロック部材S1の嵌合ロッド部s2を、隔壁Pに穿設された透孔p1と連通状態に配置されているロッド嵌合ブロック10のロッド嵌合用空間部A1に嵌合して、底部1の長辺側土手部1aに配設されたロック部材S1と長側壁2に配設されたロッド嵌合ブロック10とをロック状態にする。その後、短側壁3を、垂直方向に回動させて、略垂直に立てることにより、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーが、箱型に組み立てられることになる。
上述したように.折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態においては、底部1の長辺側土手部1aに形成されたロック部材配設空間A2内に水平方向にスライド可能に配設されたロック部材S1の嵌合ロッド部s2が、長側壁2の下端水平リブ2aの裏面に垂設されたロッド嵌合ブロック10のロッド嵌合用空間部A1に嵌合されているので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、長側壁2を持って、上方に持ち上げても、長側壁2が、底部1の長辺側土手部1aから離反するようなことがない。
図4、図5及び図12に示されているように、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面には、所定の間隔で、複数個の嵌合部材20が垂設されており、嵌合部材20は、下端水平フランジ2aの裏面に垂設された略箱形状の上部嵌合部20aと、上部嵌合部20aの裏面に垂設されているとともに、上部嵌合部20aより小形の略箱形状の下部嵌合部20bとにより構成されている。
一方、図4、図5及び図12に示されているように、底部1の長辺側土手部1aには、上述した長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設された嵌合部材20に対応して、長辺側土手部1aの水平部1a2には、嵌合空間部A3が形成されている。嵌合空間部A3は、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設された嵌合部材20の上部嵌合部20aが嵌合可能な上部凹部A3’と長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設された嵌合部材20の下部嵌合部20bが嵌合可能な嵌合透孔A3”とから形成されている。図3には、一例として、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1間に位置する長辺側土手部1aの水平部1a2及び雌ヒンジ部材H1と嵌合ブロック挿入用凹部11間に位置する長辺側土手部1aの水平部1a2に、嵌合空間部A3が形成されている例が示されているが、何ら、この実施例に限定されるものではない。両端部と中央部に位置する3箇所の長辺側土手部1aの水平部1a2に、嵌合空間部A3を形成することもできる。
上述した嵌合空間部A3の上部凹部A3’は、底部1の長辺側土手部1aの外側垂直部1a3と略平行な奥壁部a10と、長辺側土手部1aの長手方向に垂直な相対する側壁部a11と、底板部a12とから構成されており、上方及び折り畳みコンテナーの内側、換言すれば、長辺側土手部1aの内壁部1a1側が開口されている。また、上述した嵌合空間部A3の嵌合透孔A3”は、上部凹部A3’を形成する底板部a12に穿設された透孔a13として構成されている。
上述した底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3の上部凹部A3’に、上述した長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている嵌合部材20の上部嵌合部20aが嵌合され、また、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3の嵌合透孔A3”に、上述した長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている嵌合部材20の下部嵌合部20bが嵌合されるように構成されている。
また、必要に応じて、図1〜図3に示されているように、長側壁2の横長の略長方形状の板状部2bの両端部には、板状部2bに対して略直角方向に延在する縦長の係合枠4が形成されており、係合枠4には、適当数の透孔4aが穿設されている。また、係合枠4付近に位置する板状部2bに、コの字状のスリット5を形成することにより、係合枠4側が自由端に形成された弾性舌片6が形成されている。弾性舌片6の先端部には、係合枠4と対向するように、係止凸部6aが形成されている。
短側壁3の横長の略長方形状の板状部3bの両端部には、板状部3bを延長することにより、縦長の係合枠7が形成されており、係合枠7には、長側壁2の係合枠4に穿設されている透孔4aに嵌合する嵌合突起7aが形成されている。
図3に示されているように、折り畳まれた状態から、図1に示されているように、箱型に組み立てるには、先ず最初に、略水平状態の長側壁2を、略垂直に立て、次いで、短側壁3を、略垂直に立てられた長側壁2方向に回動させると、短側壁3の係合枠7に形成された嵌合突起7aの長側壁2の係合枠4に穿設された透孔4aへの嵌合に前後して、短側壁3の係合枠7が、長側壁2に形成された弾性舌片6の係止凸部6aに当接し、弾性舌片6を外側に変形させる。そして、短側壁3の係合枠7が、長側壁2に形成された弾性舌片6の係止凸部6aを通過した時点で、短側壁3の係合枠7により外側に押された弾性舌片6が、その復元力により戻り、弾性舌片6の係止凸部6aが、略垂直に立てられた短側壁3の係合枠7に当接して、短側壁3の底部1方向への回動を阻止するように構成されている。
また、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、折り畳むには、先ず最初に、長側壁2の弾性舌片6を、その係止凸部6aが、短側壁3の係合枠7から外れるように、外側に押し、その後、短側壁3を底部1方向に回動させることにより、短側壁3の係合枠7に形成された嵌合突起7aを、長側壁2の係合枠4に穿設された透孔4aから排出させて、短側壁3を底部1の上に倒す。その後、略垂直な長側壁2を、底部1方向に倒すことにより、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを折り畳むように構成されている。
図3に示されているように、折り畳まれた状態の折り畳みコンテナーを、図1に示されているように、箱型に組み立てるには、先ず最初に、一番上に位置する長側壁2を、垂直方向に回動させることになるが、この長側壁2の垂直方向への回動に先立って、上述したように、底部1の長辺側土手部1aに形成されたロック部材配設空間A2内に配設されたロック部材S1を、長辺側土手部1aに形成された嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A2との隔壁Pから遠ざかる方向にスライドさせて、図5に示されているように、ロック部材S1の嵌合ロッド部s2を、隔壁Pに穿設された透孔p1から排出させておく。この状態から、長側壁2を、垂直方向に回動させると、長側壁2の下端水平リブ2aの中央部付近の裏面に垂設されたロッド嵌合ブロック10が、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合ブロック挿入用凹部11に嵌合されて、長側壁2が、略垂直に立てられることになる。
また、長側壁2の垂直方向への回動の際には、長側壁2が略垂直に立てられる前に、長側壁2を持ち上げて、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている嵌合部材20の下部嵌合部20bが、底部1を構成する長辺側土手部1aの内側垂直部1a1に当接しないようにしておく。そして、長側壁2が、略垂直に立てられた際には、図13に示されているように、少なくとも、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている嵌合部材20の下部嵌合部20bが、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3の嵌合透孔A3”より、上方に、換言すれば、嵌合空間部A3を構成する上部凹部A3’の底板部a12より上方に位置するようにする。その後、長側壁2を下降させて、図14に示されているように、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている嵌合部材20の下部嵌合部20bを、底部1を構成する長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3の嵌合透孔A3”に嵌合させるとともに、前記の嵌合部材20の上部嵌合部20aを、前記の嵌合空間部A3の上部凹部A3’に嵌合させる。
その後、ロック部材配設空間A2内に配設されたロック部材S1を、嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A2との隔壁P方向に水平スライドさせて、ロック部材S1の嵌合ロッド部s2を、隔壁Pに穿設された透孔p1に挿通するとともに、ロック部材S1の嵌合ロッド部s11を、隔壁Pに穿設された透孔p1と連通状態に配置されているロッド嵌合ブロック10のロッド嵌合用空間部A1に嵌合する。
その後、水平状態に倒されている、もう一方の長側壁2を、上述した一番上に位置する長側壁2と同様に、略垂直に立てる。その後、水平状態の相対する短側壁3を、略垂直に立てることにより、図1に示されているように、箱形に組み立てられることになる。
上述したようにして、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている嵌合部材20の下部嵌合部20bが、底部1を構成する長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3の嵌合透孔A3”に嵌合されているので、長側壁2に、外側から負荷がかかっても、長側壁2が内側に傾倒したり湾曲するようなことを抑制することができる。
また、上述したように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、底部1の長辺側土手部1aに形成されたロック部材配設空間A2内に水平方向にスライド可能に配設されたロック部材S1の嵌合ロッド部s2が、嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A2との隔壁Pに穿設された透孔p1に挿通されているとともに、長側壁2の下端水平リブ2aの裏面に垂設されたロッド嵌合ブロック10のロッド嵌合用空間部A1に嵌合され、底部1の長辺側土手部1aに配設されたロック部材S1と長側壁2に配設されたロッド嵌合ブロック10とがロック状態にあるので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、長側壁2を持って、上方に持ち上げても、長側壁2が、底部1の長辺側土手部1aから離反するようなことがなく、従って、長側壁2が持ち上がり、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている嵌合部材20の下部嵌合部20bが、底部1を構成する長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3の嵌合透孔A3”から抜け出るようなことを防止することができる。
更に、上述したように、折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた際には、底部1の長辺側土手部1aに形成されたロック部材配設空間A2内に水平方向にスライド可能に配設されたロック部材S1の嵌合ロッド部s2が、嵌合ブロック挿入用凹部11とロック部材配設空間A2との隔壁Pに穿設された透孔p1に挿通されているとともに、長側壁2の下端水平リブ2aの裏面に垂設されたロッド嵌合ブロック10のロッド嵌合用空間部A1に挿入され、底部1の長辺側土手部1aに配設されたロック部材S1と長側壁2に配設されたロッド嵌合ブロック10とがロック状態にあるので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、長側壁2を持って、上方に持ち上げても、長側壁2が、底部1の長辺側土手部1aから離反するようなことがなく、従って、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1や長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2が損傷するようなことを防止することができる。
なお、上述した実施例には、長側壁2の下端水平リブ2aの裏面に垂設されたロッド嵌合ブロック10に形成されているロッド嵌合用空間部A1が、ロッド嵌合ブロック10の内面10a側及び下端水平リブ2aの長手方向と直交する相対する側面10b側が開放された凹部として形成されているが、ロッド嵌合用空間部A1を、相対する側面10bに垂直なトンネル状の透孔として形成することもできる。
また、上述した実施例には、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設された嵌合部材20が上部嵌合部20aと下部嵌合部20bとにより構成されているが、上部嵌合部20aを省略し、下部嵌合部20bのみとすることもできる。この場合には、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3は、下部嵌合部20bのみから形成されることになる。
本発明は、上述したように、長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1に、上下動可能にヒンジ連結し、また、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面には、複数の嵌合部材20を垂設し、底部1の長辺側土手部1aには、長側壁2が略垂直に立てられた際に、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設された嵌合部材20が嵌合可能な嵌合空間部A3を形成し、更に、長側壁2の下端水平フランジ2aには、ロッド嵌合用空間部A1を有するロッド嵌合ブロック10を垂設し、底部1の長辺側土手部1aには、長側壁2が略垂直に立てられた際に、長側壁2の下端水平フランジ2aに垂設されたロッド嵌合ブロック10が嵌合可能な嵌合ブロック挿入用凹部11を形成するとともに、底部1の長辺側土手部1bには、ロック部材配設空間A2を形成し、ロック部材配設空間A2には、長側壁2が略垂直に立てられた際に、長側壁2の下端水平フランジ2aに垂設されたロッド嵌合ブロック10のロッド嵌合用空間部A1に嵌合可能な嵌合ロッド部s2を有するロック部材S1を、水平方向にスライド可能に配設したものである。
上述したように、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面には、複数の嵌合部材20を垂設し、底部1の長辺側土手部1aには、長側壁2が略垂直に立てられた際に、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設された嵌合部材20が嵌合可能な嵌合空間部A3を形成したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁2に、外側から負荷がかかっても、長側壁2が内側に傾倒したり湾曲するようなことを抑制することができる。
また、上述した特許文献1に開示されているように、長側壁に、上下動可能な傾倒抑制部材を配設したものと較べて、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に、嵌合部材20を垂設するとともに、底部1の長辺側土手部1aには、嵌合部材20が嵌合可能な嵌合空間部A3を形成しただけの簡単な構成であるので、嵌合部材20及び嵌合空間部A3を、多数.形成することができ、従って、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーの長側壁2に、外側から負荷がかかった際に、確実に、長側壁2が内側に傾倒したり湾曲するようなことを抑制することができる。
更に、略垂直に立てられた長側壁を、下降させるだけで、下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている複数の嵌合部材20を、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3に、一斉に、嵌合することができるので、折り畳みコンテナーの組み立て作業の作業性が向上する。同様に、折り畳みコンテナーの折り畳み作業の際には、略垂直に立てられた長側壁を、上昇させるだけで、下端水平フランジ2aの裏面に垂設されている複数の嵌合部材20を、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3から、一斉に、排出することができるので、折り畳みコンテナーの折り畳み作業の作業性が向上する。
更にまた、長側壁2の下端水平フランジ2aには、ロッド嵌合用空間部A1を有するロッド嵌合ブロック10を垂設し、底部1の長辺側土手部1aには、長側壁2が略垂直に立てられた際に、長側壁2の下端水平フランジ2aに垂設されたロッド嵌合ブロック10が嵌合可能な嵌合ブロック挿入用凹部11を形成するとともに、底部1の長辺側土手部1bには、ロック部材配設空間A2を形成し、ロック部材配設空間A2には、長側壁2が略垂直に立てられた際に、長側壁2の下端水平フランジ2aに垂設されたロッド嵌合ブロック10のロッド嵌合用空間部A1に嵌合可能な嵌合ロッド部s2を有するロック部材S1を、水平方向にスライド可能に配設したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、長側壁2を持って、上方に持ち上げても、長側壁2が、底部1の長辺側土手部1aから離反するようなことがなく、従って、長側壁2が持ち上がり、長側壁2の下端水平フランジ2aに垂設されている嵌合部材20が、底部1の長辺側土手部1aに形成された嵌合空間部A3から抜け出るようなことを防止することができる。
なお更に、長側壁2の下端水平フランジ2aには、ロッド嵌合用空間部A1を有するロッド嵌合ブロック10を垂設し、底部1の長辺側土手部1aには、長側壁2が略垂直に立てられた際に、長側壁2の下端水平フランジ2aに垂設されたロッド嵌合ブロック10が嵌合可能な嵌合ブロック挿入用凹部11を形成するとともに、底部1の長辺側土手部1bには、ロック部材配設空間A2を形成し、ロック部材配設空間A2には、長側壁2が略垂直に立てられた際に、長側壁2の下端水平フランジ2aに垂設されたロッド嵌合ブロック10のロッド嵌合用空間部A1に嵌合可能な嵌合ロッド部s2を有するロック部材S1を、水平方向にスライド可能に配設したので、箱型に組み立てられた折り畳みコンテナーを、長側壁2を持って、上方に持ち上げても、長側壁2が、底部1の長辺側土手部1aから離反するようなことがなく、従って、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1や長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2が損傷するようなことを防止することができる。
なお、上述した実施例には、長側壁2に配設された雄ヒンジ部材H2を、底部1の長辺側土手部1aに配設された雌ヒンジ部材H1に、上下動可能にヒンジ連結するとともに、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に、嵌合部材20を垂設し、底部1の長辺側土手部1aに、長側壁2の下端水平フランジ2aの裏面に垂設された嵌合部材20が嵌合可能な嵌合空間部A3を形成した例が示されているが、短側壁3に配設された雄ヒンジ部材H2を、底部1の短辺側土手部1bに配設された雌ヒンジ部材H1に、上下動可能にヒンジ連結するとともに、短側壁3の下端水平フランジ3aの裏面に、嵌合部材20を垂設し、底部1の短辺側土手部1bに、短側壁3の下端水平フランジ3aの裏面に垂設された嵌合部材20が嵌合可能な嵌合空間部A3を形成し、略垂直に立てられた短側壁3が内側に傾倒したり湾曲するようなことを抑制するように構成することもできる。この場合には、ロッド嵌合用空間部A1を有するロッド嵌合ブロック10が、短側壁3の下端水平フランジ3aの裏面に垂設され、ロッド嵌合ブロック10が挿入可能な嵌合ブロック挿入用凹部11が、底部1の短辺側土手部1bに形成され、また、底部1の短辺側土手部1bにロック部材配設空間A2が形成され、ロック部材配設空間A2にロック部材S1が、水平方向にスライド可能に配設されることになる。
図1は、本発明の折り畳みコンテナーが箱型に組み立てられた状態の斜視図である。 図2は、本発明の折り畳みコンテナーの組み立て途中或いは折り畳み途中の斜視図である。 図3は、本発明の折り畳みコンテナーの折り畳まれた状態の斜視図である。 図4は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁と底部の部分分解斜視図である。 図5は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁と底部の部分分解斜視図である。 図6は、本発明の折り畳みコンテナーが折り畳まれた状態の部分垂直断面図である。 図7は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁が立てられた状態の部分垂直断面図である。 図8は、本発明の折り畳みコンテナーの短側壁と底部の部分分解斜視図である。 図9は、本発明の折り畳みコンテナーの短側壁が立てられた状態の部分垂直断面図である。 図10は、本発明の折り畳みコンテナーの底部とロック部材の部分分解斜視図である。 図11は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁が立てられた状態の部分垂直断面図である。 図12は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁と底部の部分分解斜視図である。 図13は、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁が立てられた状態の部分垂直断面図である。 図14は、同じく、本発明の折り畳みコンテナーの長側壁が立てられた状態の部分垂直断面図である。
符号の説明
A1・・・・・・・・・・・・・ロッド嵌合用空間部
A2・・・・・・・・・・・・・ロック部材配設空間
A3・・・・・・・・・・・・・嵌合空間部
H1・・・・・・・・・・・・・雌ヒンジ部材
H2・・・・・・・・・・・・・雄ヒンジ部材
S1・・・・・・・・・・・・・ロック部材
1・・・・・・・・・・・・・・底部
1a・・・・・・・・・・・・・長辺側土手部
2・・・・・・・・・・・・・・長側壁
2a・・・・・・・・・・・・・下端水平リブ
3・・・・・・・・・・・・・・短側壁
10・・・・・・・・・・・・・ロッド嵌合ブロック
11・・・・・・・・・・・・・嵌合ブロック挿入用凹部
20・・・・・・・・・・・・・嵌合部材

Claims (1)

  1. 底部と底部にヒンジ連結された相対する長側壁と同じく底部にヒンジ連結された相対する短側壁とを有するとともに、相対する長側壁及び相対する短側壁を、底部に重なるように倒すことにより折り畳むことが可能な折り畳みコンテナーにおいて、長側壁に配設された雄ヒンジ部材が、底部の長辺側土手部に配設された雌ヒンジ部材に、上下動可能にヒンジ連結されているとともに、長側壁の下端水平フランジの裏面には、上部嵌合部と該上部嵌合部の裏面に垂設された下部嵌合部とからなる嵌合部材が垂設されており、また、底部の長辺側土手部の水平部には、長側壁の下端水平フランジの裏面に垂設された嵌合部材に対応して、長側壁の下端水平フランジの裏面に垂設された嵌合部材の上部嵌合部が嵌合可能で、且つ、折り畳みコンテナーの内側が開口された上部凹部と嵌合部材の下部嵌合部が嵌合可能な嵌合透孔とからなる嵌合空間部が形成されており、更に、長側壁の下端水平フランジの裏面には、内面側と相対する側面側とが開放されたロッド嵌合用空間部が形成されたロッド嵌合ブロックが垂設されており、更にまた、底部の長辺側土手部には、該長辺側土手部の外側垂直部を、長辺側土手部の内側垂直部方向に凹ますことにより、嵌合ブロック挿入用空間部との隔壁に穿設された透孔を有するロック部材配設空間が形成されており、なお更に、ロック部材配設空間には、スライド基部の相対する側壁部の一方の側壁部に突設された、底部の長辺側土手部に形成された嵌合ブロック挿入用空間部とロック部材配設空間との隔壁に穿設された透孔及びロッド嵌合ブロックに形成されたロッド嵌合用空間部に挿通可能な嵌合ロッド部が突設されているスライド可能なロック部材が配設されていることを特徴とする折り畳みコンテナー。
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