JP4684412B2 - 宅配物ロッカー用受領印捺印装置 - Google Patents

宅配物ロッカー用受領印捺印装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、受領印を捺印する宅配物ロッカー用受領印捺印装置に関し、特に、受取人の不在時に配達された宅配物を一時預かりする宅配物ロッカーにおいて受領印の捺印を行う宅配物ロッカー用受領印捺印装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
郵便等によって宅配物が配達される場合、その宅配物の受け渡しは、一般に、配達人から受取人へ手渡しによって行われる。これは、宅配物の受け渡しの確実性を確保するためであり、このように宅配物を受領した受取人は、配達人が持参した所定の伝票に宅配物を受領した旨を証明するための捺印或いはサインを行い、配達人は、この捺印或いはサインが行われた伝票を持ち帰る。この伝票は、宅配物が受取人によって受領された旨を証明する証拠となり、宅配物が配達されていない等の配達上の問題が生じた場合、受取人による受領を証明する法的根拠となる。
【0003】
また、一般に、配達時にその受取人が不在であった場合、その宅配物の受け渡しは行われず、配達人は、宅配物の受け渡しのために訪問を行った旨、及び宅配物の受け渡し方法等を記した不在時配達伝票を受取人の郵便受け等に投函する。帰宅した受取人は、自宅の郵便受け等に投函された不在時配達伝票を参照し、そこに記された所定の方法、例えば、配達を希望する日時を指定し、その指定日時に配達をしてもらう、或いは、宅配物が持ち帰られた郵便局等に受取人が出向く等の方法によって、宅配物の受け取りを行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の方法では、宅配物の配達時に受取人が不在であった場合、その宅配物は配達人によって一旦持ち帰られ、その後、不在時配達伝票の指示に応じ、受取人が配達日時を指定した場合、配達人は、再度、その宅配物の配達を行わなければならないため、配達業務が非効率なものとなっていたという問題点がある。
【0005】
また、宅配物の受取人側にとっても、不在時に宅配物を受領できないことは不都合であり、宅配物受領の利便性に欠けるという問題点もある。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、宅配物の配達業務を効率化することが可能な宅配物ロッカー用受領印捺印装置を提供することを目的とする。
【0006】
また、本発明の他の目的は、宅配物の受取人の利便性を向上させる宅配物ロッカー用受領印捺印装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記課題を解決するために、受取人の不在時に配達された宅配物を一時預かりする宅配物ロッカーによって前記宅配物が受領された旨を証明する受領印を捺印する宅配物ロッカー用受領印捺印装置において、上面に平坦部を有するベース部と、前記ベース部と分離可能なように構成され、前記ベース部の上部に取り付けられた伝票ガイド板と、前記受領印の捺印を行う印章と、前記受領印が捺印される伝票が定位置に配置されたことを検出する伝票検出手段と、前記宅配物が前記宅配物ロッカーに収納され、なおかつ、前記伝票検出手段が、前記伝票が定位置に配置されたことを検出した場合にのみ、前記印章を移動させ、前記受領印の捺印を行わせる印章移動手段とを有することを特徴とする宅配物ロッカー用受領印捺印装置が提供される。
【0008】
ここで、受取人の不在時に配達された宅配物は、その配達人によって宅配物ロッカーに収納され、ベース部と伝票ガイドとの間には、その配達に関する伝票が挿入され、伝票検出手段は、伝票が定位置に配置されたことを検出し、印章移動手段は、宅配物が宅配物ロッカーに収納され、なおかつ、伝票検出手段が、伝票が定位置に配置されたことを検出した場合にのみ、印章を移動させ、印章は、この移動により、伝票に受領印を捺印する。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本形態における宅配物ロッカー用受領印捺印装置1の構成を例示した平面図であり、図2の(a)はその正面図、図2の(b)は背面図、図3の(a)は右側面図、図3の(b)は左側面図である。また、図4の(a)は、図1におけるB―B断面図、図4の(b)は、その伝票ガイド板側伝票誘導部3a付近の拡大図であり、図5は、図2の(a)におけるC―C断面図である。
【0010】
宅配物ロッカー用受領印捺印装置1は、受取人の不在時等に配達された宅配物がその宅配物を一時預かりする宅配物ロッカーに収納された際、その受領を証明する受領印を伝票20に捺印する自動捺印装置である。
【0011】
この宅配物ロッカー用受領印捺印装置1は、例えば、上面に平面部を有するベース部2、ベース部2の上部に、ベース部2と分離可能なように構成され、ベース部2の上部に取り付けられる伝票ガイド板3、ベース部2と伝票ガイド板3との間に設けられ、ベース部2と伝票ガイド板3との間に挿入された伝票20の位置決めを行うスペーサ15a、15b、受領印の捺印を行う印章5、印章5がベース部2の平面部と略垂直に上下移動できるように印章5を保持する印章保持機構4、伝票20が定位置に配置されたことを検出する伝票検出手段であるマイクロスイッチ10、宅配物が宅配物ロッカーに収納され、なおかつ、伝票検出手段が、伝票が定位置に配置されたことを検出した場合にのみ、印章5を移動させ、受領印の捺印を行わせる印章移動手段である回路部11、電磁石6、支柱7及び駆動棒8、駆動棒8を支柱7に取り付ける取り付け軸13a、駆動棒8を電磁石6に取り付ける取り付け軸13b、支柱7を伝票ガイド板3の上面に取り付けるねじ9a〜9d、マイクロスイッチ10を伝票ガイド板3に取り付けるねじ9e、ベース部2の上部に伝票ガイド板3を取り付ける取り付けねじ12a、12b、及び支柱7と駆動棒8との角度を変化させることにより、印章5の捺印時間の調節を行う調節ねじ14を有している。
【0012】
ベース部2は、例えば、上面に平坦部を有する略四角形の板であり、向かい合う一組の縁部分には、取り付けねじ12a、12bがねじ込まれる図示していない2つのねじ穴が形成される。なお、ベース部2を構成する材質としては、ある程度の機械的強度を有するものであれば、鉄板の表面を亜鉛でめっきしたもの等特に制限なく使用できる。
【0013】
伝票ガイド板3は、例えば、略四角形に形成された板の一辺を略垂直に、その一辺と向かい合う一辺を斜めに、それぞれ同一方向に折り返したような形状を有しており、この斜めに折り返されたような形状を有する部分が、ベース部2と伝票ガイド板3との間(伝票挿入部16)に挿入される伝票20を定位置に誘導する伝票ガイド板側伝票誘導部3aとなる構成となっている。
【0014】
ここで、この伝票ガイド板側伝票誘導部3aは、その折り返し角度θ1(伝票ガイド板3において折り返されたようになっていない部分の延長面(図4の(b)に示す点線)と、伝票ガイド板側伝票誘導部3aの底面部分とでなす角度)が、30°以上60°以下の範囲(30°≦θ1≦60°)となるように形成されることが望ましい。これは、折り返し角度θ1が小さすぎると、伝票ガイド板側伝票誘導部3aによって誘導可能な伝票20の誘導範囲が小さくなり、結果として、伝票20の伝票挿入部16への挿入が困難になり、また、折り返し角度θ1が大きすぎると、挿入された伝票20と伝票ガイド板側伝票誘導部3aの底面とのなす角度が大きくなり、伝票20の誘導自体が困難となるからである。なお、この伝票20の誘導の様子については、後述する。
【0015】
また、例えば、伝票ガイド板3の中心付近には、その表裏面を略円状に貫通し、捺印時に印章5が通過する図示していない印章通過口が形成され、さらに、その両端の縁部分には、取り付けねじ12a、12bが挿入される図示していないねじ穴が設けられる。なお、伝票ガイド板3を構成する材質としては、ある程度の機械的強度を有するものであれば、鉄板の表面を亜鉛でめっきしたもの等特に制限なく使用できる。
【0016】
図5に示すように、スペーサ15a、15bは、例えば、平面投影形状が、略長方形の1頂点を斜めに切除した略5角形となるような形状を有し、この斜めに削除したような部分が、ベース部2と伝票ガイド板3との間に挿入される伝票20を定位置に誘導するスペーサ側伝票誘導部15aa、15baとなる構成となっている。ここで、このスペーサ側伝票誘導部15aa、15baは、伝票ガイド板側伝票誘導部3aの場合と同様な理由により、その誘導角度θ2、θ3(スペーサ15a、15b側面の延長面(図5に示す点線)と、上述の略長方形の1頂点を斜めに切除した面とでなす角度)が、5°以上40°以下の範囲(5°≦θ2、θ3≦40°)となるように形成されることが望ましい。なお、この伝票20の誘導の様子については、後述する。
【0017】
また、スペーサ15a、15bの中心付近には、取り付けねじ12a、12bが挿入されるねじ穴15ab、15bbが、その表裏面を貫通するように形成される。なお、スペーサ15a、15bを構成する材質としては、ある程度の機械的強度を有するものであれば、金属、絶縁体等特に制限なく使用することができる。
【0018】
印章5には、例えば、捺印する受領印の形状が形成された先端部へのインク供給を自動的に行うことができるものであれば、その構造、原理等特に制限なく使用できる。ただし、メンテナンスの簡略化のため、できるだけ少ない回数のインク交換で、できるだけ多くの捺印が可能な構造であることが望ましい。
【0019】
印章保持機構4は、例えば、印章5とともに構成され、一般市場に流通しているものを流用することとしてもよく、また、本装置の使用に適した形状に形成したものを用いることとしてもよい。
【0020】
マイクロスイッチ10は、例えば、マイクロスイッチ10本体に保持された一端を回転軸とした回転運動を行うスイッチ板10aを有する機械的なスイッチである。マイクロスイッチ10のオン・オフの切り替えは、このスイッチ板10aに伝票20の縁部分を押しつけ、このスイッチ板10aを回転させることによって行われる。
【0021】
回路部11は、例えば、配線パターンが形成された実装基板に半導体等の各種電子部品が実装されることによって構成され、印章5の移動を制御するロジックとしての機能を果たす。
【0022】
電磁石6は、例えば、棒状に形成された駆動部6aを有しており、この駆動部6aは、電磁石6に所定の電流が与えられることにより上下方向に移動する。本形態では、この駆動部6aは、電磁石6に所定の電流が与えられた際に上方向に移動し、電流の供給が所定以下となった際に下方向に移動する。
【0023】
支柱7は、例えば、略長方形の板をコの字状に折り返し、さらにその両端部分を外側に略直角に折り返したような形状を有しており、その外側に略直角に折り返されたように形成される部分を、ねじ9a〜9dによって、伝票ガイド板3の上面にねじ止めすることにより、伝票ガイド板3へ取り付けられる。また、支柱7には、このように伝票ガイド板3に取り付けられた際、最上部に位置することとなる上面部7aに、調節ねじ14が挿入される図示していないねじ穴が、同じく伝票ガイド板3に取り付けられた際、伝票ガイド板3と略垂直に配置されることとなる側面部7b、7cに、取り付け軸13aが挿入される図示していない軸受け穴が、それぞれ形成される。なお、支柱7を構成する材質としては、ある程度の機械的強度を有するものであれば、鉄板の表面を亜鉛でめっきしたもの等特に制限なく使用できる。
【0024】
駆動棒8は、例えば、長方形の板をコの字型に折り返したような形状に形成された棒状の構造体であり、このように折り返された両側面部分には、取り付け軸13a、13bを取り付けるための図示していない軸受け穴が、この両側面部分に挟まれた上面部分には、印章5にインクを補充するための貫通穴であるインク投入口8aが、それぞれ設けられる。
【0025】
図5に示すように、ベース部2の上面には、回路部11が取り付けられ、また、ベース部2にの向かい合う一組の縁の上面部分には、2個のスペーサ15a、15bが、スペーサ側伝票誘導部15aa、15ba以外の部分における相互の間隔が伝票20の幅よりもわずかに広くなり、スペーサ側伝票誘導部15aa、15baが相互に向かい合うように配置される。
【0026】
このようにベース部2上に配置されたスペーサ15a、15bのさらに上面には、伝票ガイド板3が配置され、以上のように配置されたベース部2、スペーサ15a、15b及び伝票ガイド板3は、取り付けねじ12a、12bによって、相互にねじ止め固定される。これにより、伝票ガイド板3は、ベース部2の上部に、ベース部2から一定の間隔をおいて、ベース部2の平面部と略平行に配置されることとなり、このように配置されたベース部2、伝票ガイド板3及びスペーサ15a、15bによって囲まれる隙間は、伝票20が挿入される伝票挿入部16を構成することとなる。
【0027】
伝票ガイド板3の上面には、印章5をベース部2の平面部と略垂直に上下移動できるように保持した印章保持機構4が取り付けられる。ここでの取り付けは、印章保持機構4が伝票ガイド板3に設けられた印章通過口の上部に配置され、それに保持された印章5が印章通過口の真上に位置するように行われる。
【0028】
また、伝票ガイド板3の上面には、支柱7が、ねじ9a〜9dによってねじ止め固定され、伝票ガイド板3の略直角に折り返された部分には、電磁石6の側面が取り付けられる。また、伝票ガイド板3の略直角に折り返された部分の一部は、さらに略直角に折り返されており、このさらに折り返された部分には、マイクロスイッチ10が、ねじ9eによって、ねじ止め固定される。これによりマイクロスイッチ10は、伝票ガイド板3におけるスペーサ15a、15bが設けられていない側の1つの縁部分に設けられ、このマイクロスイッチ10及びスペーサ15a、15bによって、後述する伝票20の定位置への位置決めが行われることとなる。
【0029】
図2の(a)に示すように、上面部7a、側面部7b及び側面部7cに囲まれた支柱7の内側上部付近には、駆動棒8の一端が配置され、このように配置された駆動棒8の一端は、取り付け軸13aによって、支柱7の側面部7b、7cに回転可能なように取り付けられる。また、図2の(b)及び図3に示すように、駆動棒8には、電磁石6の駆動部6aが、取り付け軸13bによって、駆動棒8に対して回転可能なように取り付けられ、さらに、図3に示すように、この駆動棒8における支柱7の取り付け部分と、電磁石6の駆動部6aの取り付け部分との間部分には、印章5の上部が取り付けられる。また、図1に示すように、駆動棒8は、駆動棒8に設けられたインク投入口8aが印章5の真上に配置されるように取り付けられ、これにより、このインク投入口8aを介し、印章5へのインクの補充を行うことが可能な構成となっている。
【0030】
また、図3等に示すように、調節ねじ14は、支柱7の上面部7aに設けられた図示していないねじ穴にねじ込まれ、その先端部が、上述のように支柱7に取り付けられた駆動棒8の上面部分に配置される。ここで、駆動棒8には調節ねじ14をねじ込むためのねじ穴が設けられておらず、この調節ねじ14による駆動棒8の固定は行われない。しかし、この駆動棒8の上面部分の一部は、調節ねじ14の先端部によって位置決めされ、この調節ねじ14の支柱7へのねじ込み度合いに応じ、駆動棒8と支柱7との角度を変化させることが可能となる。
【0031】
図6は、このように調節ねじ14を用いて駆動棒8と支柱7との角度θ4を変化させた様子を例示した図1におけるB―B断面図である。
上述のように、調節ねじ14は支柱7の上面部7aにねじ込まれ、その先端部は、回転可能なように支柱7に取り付けられた駆動棒8の上面部分に配置される(図6の(a))。
【0032】
ここで、調節ねじ14をさらにねじ込んだ場合(図6の(b))、その調節ねじ14の先端は、駆動棒8の上面部分を下方向(D方向)に加圧することとなり、これにより、駆動棒8は、取り付け軸13aを回転軸として、駆動棒8と支柱7との角度θ4が小さくなる方向に回転することとなる。この駆動棒8の回転により、駆動軸8に取り付けられている印章5は、下方向(E方向)に移動することとなり、結果的に、印章5の先端部とベース部2表面との距離を変化させることが可能となる。
【0033】
このように、調節ねじ14によって駆動棒8と支柱7との角度θ4を変化させ、印章5の先端部とベース部2表面との距離を変化させることにより、後述する捺印動作時における捺印時間(伝票20に印章5が押しつけられている時間)を変化させることが可能となる。具体的には、調節ねじ14のねじ込み度合いを小さくし、印章5の先端部とベース部2表面との距離を大きくとった場合、この捺印時間を短くすることが可能となり、一方、調節ねじ14のねじ込み度合いを大きく、印章5の先端部とベース部2表面との距離を小さくとった場合、この捺印時間を長くすることが可能となる。ここで、捺印時間が短すぎた場合、伝票20への受領印の捺印が十分に行えない不具合が生じ、また、捺印時間が長すぎた場合、配達人が伝票挿入部16内の伝票20を引き抜く際、その伝票20が捺印状態(伝票20に印章5が押しつけられている状態)である可能性が増加し、捺印状態で伝票20を引き抜くことによって生じる伝票破れ等の不具合が生じる可能性が増加する。利用者は、この調節ねじ14を用いることにより、このような不具合が生じにくい適切な捺印時間を設定することが可能となり、宅配物ロッカー用受領印捺印装置1の使いやすさを向上させることが可能となる。
【0034】
図7は、前述のように構成された宅配物ロッカー用受領印捺印装置1が分離される様子を例示した左側面図である。
前述のように、伝票ガイド板3は、ベース部2と分離可能なように構成され、取り付けねじ12a、12bによって、ベース部2に取り付けられている。そのため、この取り付けねじ12a、12bを取り外すことにより、図7のように、伝票ガイド板3とベース部2とを容易に分離することが可能となり、図2に示した伝票挿入部16内において伝票詰まり等のトラブルが発生した場合、この分離により、このようなトラブルを容易に取り除くことが可能となる。
【0035】
図8は、宅配物ロッカー用受領印捺印装置1が使用される宅配物ロッカー30の構成例を例示した正面図であり、図9は、操作部32の構成を例示した拡大図である。
【0036】
宅配物ロッカー30は、受取人の不在時に配達された宅配物の一時預かりを行う収納庫であり、例えば、宅配物を収納する複数のボックス31a〜31k、宅配物ロッカー30の操作等を行う操作部32等によって構成され、マンションの共通玄関等に配置される。ここで、ボックス31a〜31kの大きさは複数種類用意され、収納される宅配物等の大きさに応じて使い分けられる。
【0037】
また、ボックス31aは、その正面に開閉可能なドアを有しており、内部には、ボックス31a内に宅配物が収納されたか否かを検知し、検出する荷物検出センサ31aa、及びボックス31aのドアが閉められたか否か判断するドア開閉検知センサ31abを有している。このような構成は、他のボックス31b〜31kについても同様であり、これらのボックス31b〜31kにも、ボックス31aと同様、開閉可能なドア、荷物検出センサ及びドア開閉センサが設けられる。
【0038】
操作部32は、例えば、宅配物の配達先指定等の各種情報を入力するテンキー32a、入力指示等の各種情報を表示する液晶表示画面32b、宅配物ロッカー30全体の制御を行うプロセッサ等のロッカー制御装置32c、及び伝票20への受領印の捺印を行う宅配物ロッカー用受領印捺印装置1を有している。
【0039】
図10は、宅配物ロッカー30の電気的な構成を例示した構成図である。
上述したように、例えば、宅配物ロッカー30は、ボックス31a及び操作部32を有しており、ボックス31aは、荷物検出センサ31aa及びドア開閉検知センサ31abを、操作部32は、テンキー32a、液晶表示画面32b、ロッカー制御装置32c及び宅配物ロッカー用受領印捺印装置1を、宅配物ロッカー用受領印捺印装置1は、電磁石6、回路部11及びマイクロスイッチ10をそれぞれ有している。ここで、ロッカー制御装置32cは、テンキー32a、液晶表示画面32b、荷物検出センサ31aa、ドア開閉検知センサ31ab、マイクロスイッチ10及び回路部11と電気的に接続されており、回路部11は、電磁石6と電気的に接続されている。なお、図10では、説明の簡略化のため、ボックスとしてボックス31aのみを記載し、ボックス31aと操作部32との電気的な接続のみを例示しているが、実際には、他のボックス31b〜31kについても、ボックス31aと同様に、操作部32と電気的に接続される。
【0040】
次に、図1〜図10を用い、宅配物ロッカー用受領印捺印装置1及び宅配物ロッカー30の動作について説明する。
宅配物ロッカー30の利用を希望する利用者は、その前提として、例えば、宅配物ロッカー30の管理者との利用契約を結び、このように利用契約を結んだ利用者の部屋番号は、宅配物ロッカー30の図示していない記録装置に記録される。
【0041】
利用契約を結んだ利用者宅を宅配物の配達人が訪問した際、その利用者が留守であった場合、その配達人は、宅配物ロッカー30へ宅配物を収納することにより、その配達業務を行う。以下に、配達人が行う宅配物ロッカー30への宅配物収納手順について説明する。
【0042】
まず、操作部32のロッカー制御装置32cは、液晶表示画面32bに対し、メニュー番号の入力指示表示を行わせる。ここでメニューとは、宅配物の配達、配達された宅配物の受け取り等の宅配物ロッカー30に行わせようとする業務の種類のことであり、メニュー番号とは、各メニューに付された番号のことである。ここでのメニュー番号表示は、例えば、このメニューをメニュー番号とともに表示し、その選択及びキー入力を促すコメントを表示することにより行う。
【0043】
この表示を見た配達人は、その表示に従いメニューの選択を行い、そのメニュー番号をテンキー32aから入力する。ここで、配達人が宅配物ロッカー30に行わせようとしている業務は、宅配物の配達であるため、それに対応するメニューを選択し、そのメニュー番号の入力を行う。
【0044】
入力されたメニュー番号の情報は、ロッカー制御装置32cで処理され、次に、ロッカー制御装置32cは、液晶表示画面32bに対し、配達を行う部屋の部屋番号の入力指示表示を行わせる。この表示を見た配達人は、その指示に従い、テンキー32aを用いて配達を行う部屋番号を入力する。入力された部屋番号は、ロッカー制御装置32cへ送られ、ロッカー制御装置32cは、送られた部屋番号が登録されている契約者の部屋番号と一致するか否か判断する。ここで、部屋番号が一致した場合、ロッカー制御装置32cは、その部屋番号を配達人に再確認させるため、液晶表示画面32bに対し、部屋番号の再確認表示を行わせる。この表示を確認し、表示された部屋番号が正しいことを判断した配達人は、テンキー32aを用い、確認が終了した旨を示す確認入力を行う。
【0045】
部屋番号の確認が終了すると、次に、ロッカー制御装置32cは、液晶表示画面32bに対してボックスサイズの選択指示表示を行わせる。この表示を閲覧した配達人は、配達する宅配物に対応するボックスサイズを選択し、テンキー32aを用いて入力する。入力されたボックスサイズの情報は、ロッカー制御装置32cに送られ、ロッカー制御装置32cは、入力されたボックスサイズに対応する1つのボックスを、ボックス31a〜31kからランダムに決定する。収納するボックスが決定すると、ロッカー制御装置32cは、決定したボックスの大きさ、番号、そのボックスが開く旨を液晶表示画面32bに表示させる。配達人は、液晶表示画面32bに表示されたこれらの内容を確認し、テンキー32aを用い、確認が終了した旨を示す確認入力を行う。
【0046】
確認入力が行われると、ロッカー制御装置32cは、決定したボックスの電気鍵を開け、ブザーを鳴らす。そして、液晶表示画面32bに、荷物を収納し、ドアを閉める旨を表示させる。この表示を見た配達人は、宅配物をボックスに収納し、ドアを閉める。
【0047】
例えば、決定されたボックスがボックス31aであった場合、ボックス31a内に宅配物が収納されたか否かは、荷物検出センサ31aaによって検知され、また、ドアが閉められたか否かは、ドア開閉検知センサ31abによって検知される。これらの検知情報は、ロッカー制御装置32cへ送られ、これらの検知情報により、決定したボックス31aに宅配物が収納され、そのドアが閉じられた旨を判断したロッカー制御装置32cは、液晶表示画面32bに対し、伝票20を宅配物ロッカー用受領印捺印装置1の伝票挿入部16に挿入する旨を表示させる。
【0048】
この表示を見た配達人は、持参した伝票20を、宅配物ロッカー用受領印捺印装置1の伝票挿入部16に、図1等に示したA方向に挿入する。
図11は、このように伝票挿入部16に挿入された伝票が、伝票挿入部16内部に誘導される様子を例示した図である。ここで、図11の(a)は、伝票20が伝票ガイド板側伝票誘導部3aによって誘導される様子を例示した伝票ガイド板側伝票誘導部3a付近の断面図であり、図11の(b)は、伝票20がスペーサ側伝票誘導部15aa、15baによって誘導される様子を例示した図2の(a)におけるC―C断面図である。
【0049】
図11の(a)に示すように、伝票20が、伝票挿入部16に対し、上方向にずれた状態でA方向に挿入された場合、その伝票20は、伝票ガイド板側伝票誘導部3aの底面に沿って、伝票挿入部16方向(F方向)に誘導され、伝票挿入部16内部の適切な位置に挿入される
また、図11の(b)に示すように、伝票20が、伝票挿入部16に対し、水平方向にずれた状態でA方向に挿入された場合、その伝票20は、スペーサ側伝票誘導部15aa(或いはスペーサ側伝票誘導部15ba)に沿って、伝票挿入部16方向(G方向)に誘導され、伝票挿入部16内部の適切な位置に挿入される。
【0050】
図12の(a)、(b)及び図13の(a)は、伝票挿入部16内部に伝票20が挿入される様子を例示した図1におけるB―B断面図である。
図12に示すように、伝票挿入部16にA方向に挿入された伝票20は、その両側部分を図4に示したスペーサ15a、15bによって誘導された状態で、伝票挿入部16内をA方向に進み、マイクロスイッチ10のスイッチ板10aに到達する。なお、この段階では、マイクロスイッチ10は、まだオフ状態となっている。
【0051】
スイッチ板10aに到達した伝票20の縁部分は、このスイッチ板10aに押しつけられ、これにより、スイッチ板10aは、図12の(b)に示すH方向に回転する。このスイッチ板10aの回転は、スイッチ板10aがベース部2と略垂直になるまで行われ、マイクロスイッチ10は、この略垂直になった時点で、オン状態となる。また、スイッチ板10aは、この略垂直になった時点で、マイクロスイッチ10本体側面に保持されることとなるため、挿入された伝票20は、このスイッチ板10a、スペーサ15a、15bによって位置決めされ、定位置に配置されることとなる。
【0052】
このようにマイクロスイッチ10がオン状態となり、伝票20が定位置に配置されたことを検出した旨の情報は、ロッカー制御装置32cに送られる。この情報により、マイクロスイッチ10がオン状態となった旨を判断したロッカー制御装置32cは、配達人によってテンキー32aの確認ボタンが押されることにより、回路部11に対し、電磁石6を駆動する旨の指示を与え、この指示を受けた回路部11は、電磁石6に対し、印章5の駆動指示を与える。
【0053】
図13の(b)は、このような駆動指示によって電磁石6が駆動し、印章5が移動した様子を例示した図である。
回路部11からの駆動指示を受けた電磁石6には、その駆動指示によって所定の電流が供給され、これにより、電磁石6の駆動部6aが、図13の(b)に示すI方向に移動する。ここで、電磁石6の駆動部6aは、駆動棒8に接続されているため、この駆動部6aの駆動により、駆動棒8は、取り付け軸13aを中心に、図13の(b)に示すJ方向に回転する。
【0054】
このように駆動棒8がJ方向に回転した場合、その回転によって、駆動棒8に取り付けられている印章5は、図13の(b)に示すK方向に押し込まれ、押し込まれた印章5の先端部である印章先端部5aは、図示していない印章通過口を通過し、直下に配置されている伝票20の上面に押しつけられる。
【0055】
これにより、伝票20への受領印の捺印が行われ、このように受領印が捺印された伝票20は、宅配物の受け取り証明として、配達人によって持ち帰られることとなる。また、このように宅配物ロッカー30に収納された宅配物は、その後、その受取人となる利用者が所定の宅配物受け取り処理が行われることによって取り出され、その利用者によって受領されることとなる。
【0056】
次に、宅配物ロッカー用受領印捺印装置1及び宅配物ロッカー30の動作をフローチャートを用いて説明する。
図14〜図16は、宅配物ロッカー用受領印捺印装置1及び宅配物ロッカー30の動作手順を示したフローチャートである。
【0057】
〔S1〕 メニュー番号の入力指示表示を行う。
〔S2〕 メニュー番号が入力される。
〔S3〕 入力されたメニュー番号の判断を行う。ここで、入力されたメニュー番号が、宅配物の配達処理を示すものであった場合、ステップS5に進む。入力されたメニュー番号が、宅配物の受け取り処理を示すものであった場合、ステップS4に進む。
【0058】
〔S4〕 宅配物の受け取り処理を行う。
〔S5〕 部屋番号の入力指示表示を行う。
〔S6〕 部屋番号が入力される。
【0059】
〔S7〕 ステップS6で入力された部屋番号が登録されているか否か判断する。ここで、部屋番号が登録されていた場合、ステップS8に進む。登録されていなかった場合、ステップS5に進む。
【0060】
〔S8〕 ステップS6で入力された部屋番号の再確認表示を行う。
〔S9〕 部屋番号の再確認処理となる再確認入力が行われる。
〔S10〕 ステップS9の再確認入力は、部屋番号が正しい旨を示す確認ボタンが押されたものであるか否か判断する。ここで、確認ボタンが押されたものであった場合、ステップS11に進む。そうでない場合、ステップS5に進む。
【0061】
〔S11〕 ボックスサイズの選択指示表示を行う。
〔S12〕 ボックスサイズが入力される。
〔S13〕 ステップS12で入力されたボックスサイズに該当するボックスをランダムに決定する。
【0062】
〔S14〕 ステップS13で決定したボックスの大きさ、番号、そのボックスが開く旨を表示する。
〔S15〕 ステップS14での表示内容を確認した旨を示す確認ボタンが入力される。
【0063】
〔S16〕 ステップS13で決定したボックスの電気錠を開け、ブザーを鳴らす。
〔S17〕 ステップS13で決定したボックスに荷物を入れ、ドアを閉める旨の指示を表示する。
【0064】
〔S18〕 ステップS13で決定したボックスに荷物が収納され、ドアが閉められたか否か判断する。ここで、荷物が収納され、ドアが閉められたことが判断された場合、ステップS20に進む。荷物が収納されていないか、ドアが閉められていないことが判断された場合、ステップS19に進む。
【0065】
〔S19〕 ブザー音を継続させる。
〔S20〕 伝票20を差し込み、確認ボタンを押す旨の指示表示を行う。
〔S21〕 伝票20が差し込まれ、確認ボタンが押されたか否か判断する。
ここで、伝票20が差し込まれ、確認ボタンが押されたことが判断された場合、ステップS22に進む。伝票が差し込まれていないか、確認ボタンが押されていないことが判断された場合、ステップS20に進む。
【0066】
〔S22〕 電磁石6を駆動することにより印章5を移動させ、受領印の捺印を行う。
〔S23〕 お礼の旨を表示する。
【0067】
このように、本形態では、受領印を捺印する印章5、受領印が捺印される伝票20が定位置に配置されたことを検出する伝票検出手段であるマイクロスイッチ10、宅配物が宅配物ロッカーに収納され、なおかつ、マイクロスイッチ10が、伝票20が定位置に配置されたことを検出した場合にのみ、印章5を移動させ、受領印の捺印を行わせる印章移動手段である電磁石6、支柱7、駆動棒8及び回路部11によって、宅配物ロッカー用受領印捺印装置1を構成することとしたため、配達人が、受取人不在時に配達した宅配物を宅配物ロッカーに収納した際、その受領印を伝票20に捺印させることが可能となり、宅配物の受取人が不在である場合においても宅配物の配達を行うことができ、宅配物の配達業務を効率化することが可能となる。
【0068】
また、宅配物の受取人が不在である場合においても、宅配物の配達を行うことが可能となるため、その宅配物を受け取る受取人の利便性も向上することが可能となる。
【0069】
さらに、伝票ガイド板3をベース部2と分離可能なように構成し、取り付けねじ12a、12bによって、伝票ガイド板3をベース部2に取り付けることとしたため、取り付けねじ12a、12bを取り外すだけで、伝票ガイド板3をベース部2から分離することが可能となり、伝票挿入部16内で発生した伝票詰まり等のトラブルを容易に取り除くことが可能となる。
【0070】
また、駆動棒8の上面部分にインク投入口8aを設けることとしたため、駆動棒8を取り外すことなく、印章5へのインクの補充を行うことが可能となり、装置のメンテナンスを簡易化することが可能となる。
【0071】
さらに、調節ねじ14を設けることとしたため、この調節ねじ14を用いることにより、適切な捺印時間を設定することが可能となり、宅配物ロッカー用受領印捺印装置1の使いやすさを向上させることが可能となる。
【0072】
なお、本発明は、上述の実施形態に限定されるものではない。例えば、本形態では、ボックス31a〜31kに宅配物が収納され、そのボックスのドアが閉められ、さらにマイクロスイッチ10がオン状態となった場合に、印章5を移動させ、受領印の捺印を行わせることとしたが、さらに追加条件として、ボックス31a〜31kへの宅配物収納後におけるマイクロスイッチ10のオン状態回数、すなわちマイクロスイッチ10が検出したボックスへの宅配物収納後における伝票20の定位置への配置回数が、所定回数以下であった場合にのみ、印章5を移動させ、受領印の捺印を行わせることとしてもよい。
【0073】
また、本形態では、電磁石6の制御を、回路部11を介して行うこととしたが、回路部11を設けず、ロッカー制御装置32cにより、直接に電磁石6の制御を行う構成としてもよい。
【0074】
さらに、本形態では、マイクロスイッチ10のオン・オフ情報の制御をロッカー制御装置32cで行うこととしたが、この制御を回路部11で行う構成としてもよい。
【0075】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、受領印を捺印する印章、受領印が捺印される伝票が定位置に配置されたことを検出する伝票検出手段、及び宅配物が宅配物ロッカーに収納され、なおかつ、伝票検出手段が、伝票が定位置に配置されたことを検出した場合にのみ、印章を移動させ、受領印の捺印を行わせる印章移動手段によって宅配物ロッカー用受領印捺印装置を構成することとしたため、宅配物の受取人が不在である場合においても、宅配物の配達を行うことが可能となり、宅配物の配達業務を効率化することが可能となる。
【0076】
また、宅配物の受取人が不在である場合においても、宅配物の配達を行うことが可能となるため、その宅配物を受け取る受取人の利便性を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】宅配物ロッカー用受領印捺印装置の構成を例示した平面図である。
【図2】(a)は、宅配物ロッカー用受領印捺印装置の構成を例示した正面図、(b)は、その背面図である。
【図3】(a)は、宅配物ロッカー用受領印捺印装置の構成を例示した右側面図、(b)は、その左側面図である。
【図4】(a)は、図1におけるB―B断面図、(b)は、その伝票ガイド板側伝票誘導部付近の拡大図である。
【図5】図2の(a)におけるC―C断面図である。
【図6】(a)及び(b)は、調節ねじを用いて駆動棒と支柱との角度θ4を変化させた様子を例示した図1におけるB―B断面図である。
【図7】宅配物ロッカー用受領印捺印装置が分離される様子を例示した左側面図である。
【図8】宅配物ロッカー用受領印捺印装置が使用される宅配物ロッカーの構成例を例示した正面図である。
【図9】操作部の構成を例示した拡大図である。
【図10】宅配物ロッカーの電気的な構成を例示した構成図である。
【図11】伝票挿入部に挿入された伝票が、伝票挿入部内部に誘導される様子を例示した図である。ここで、(a)は、伝票が伝票ガイド板側伝票誘導部によって誘導される様子を例示した伝票ガイド板側伝票誘導部付近の断面図であり、(b)は、伝票がスペーサ側伝票誘導部によって誘導される様子を例示した図2の(a)におけるC―C断面図である。
【図12】(a)及び(b)は、伝票挿入部内部に伝票が挿入される様子を例示した図1におけるB―B断面図である。
【図13】(a)は、伝票挿入部内部に伝票が挿入される様子を例示した図1におけるB―B断面図であり、(b)は、電磁石が駆動し、印章が移動した様子を例示した図である。
【図14】宅配物ロッカー用受領印捺印装置及び宅配物ロッカーの動作手順を示したフローチャートである。
【図15】宅配物ロッカー用受領印捺印装置及び宅配物ロッカーの動作手順を示したフローチャートである。
【図16】宅配物ロッカー用受領印捺印装置及び宅配物ロッカーの動作手順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 宅配物ロッカー用受領印捺印装置
2 ベース部
3 伝票ガイド板
3a 伝票ガイド板側伝票誘導部
4 印章保持機構
5 印章
5a 印章先端部
6 電磁石
6a 駆動部
7 支柱
8 駆動棒
9a〜9e ねじ
10 マイクロスイッチ
10a スイッチ板
11 回路部
12a、12b 取り付けねじ
13a、13b 取り付け軸
14 調節ねじ
15a、15b スペーサ
15aa、15ba スペーサ側伝票誘導部
16 伝票挿入部
20 伝票
30 宅配物ロッカー
31a〜31k ボックス
31aa 荷物検出センサ
31ab ドア開閉検知センサ
32 操作部
32a テンキー
32b 液晶表示画面
32c ロッカー制御装置

Claims (7)

  1. 受取人の不在時に配達された宅配物を一時預かりする宅配物ロッカーによって前記宅配物が受領された旨を証明する受領印を捺印する宅配物ロッカー用受領印捺印装置において、
    上面に平坦部を有するベース部と、
    前記ベース部と分離可能なように構成され、前記ベース部の上部に取り付けられた伝票ガイド板と、
    前記受領印の捺印を行う印章と、
    前記受領印が捺印される伝票が定位置に配置されたことを検出する伝票検出手段と、
    前記宅配物が前記宅配物ロッカーに収納され、なおかつ、前記伝票検出手段が、前記伝票が定位置に配置されたことを検出した場合にのみ、前記印章を移動させ、前記受領印の捺印を行わせる印章移動手段と、
    を有することを特徴とする宅配物ロッカー用受領印捺印装置。
  2. 前記伝票ガイド板は、
    取り付けねじによって、前記ベース部の上部に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の宅配物ロッカー用受領印捺印装置。
  3. 前記ベース部と伝票ガイド板との間に設けられ、前記ベース部と前記伝票ガイド板との間に挿入された前記伝票の位置決めを行うスペーサを有し、
    前記スペーサは、
    前記ベース部と前記伝票ガイド板との間に挿入される前記伝票を定位置に誘導するスペーサ側伝票誘導部を有することを特徴とする請求項1記載の宅配物ロッカー用受領印捺印装置。
  4. 前記伝票ガイド板は、
    前記ベース部と前記伝票ガイド板との間に挿入される前記伝票を定位置に誘導する伝票ガイド板側伝票誘導部を有することを特徴とする請求項1記載の宅配物ロッカー用受領印捺印装置。
  5. 前記印章移動手段は、
    前記伝票ガイド板の上面に設けられる支柱と、
    前記支柱の一部を軸とした回転運動が可能なように前記支柱に取り付けられた駆動棒と、
    前記駆動棒の一部に取り付けられた駆動部を駆動する電磁石と、
    を有し、
    前記印章は、
    前記駆動棒の一部に取り付けられることを特徴とする請求項1記載の宅配物ロッカー用受領印捺印装置。
  6. 前記印章は、
    前記駆動棒の下部に取り付けられ、
    前記駆動棒は、
    前記印章にインクを補充するための貫通穴を有することを特徴とする請求項5記載の宅配物ロッカー用受領印捺印装置。
  7. 前記支柱と前記駆動棒との角度を変化させることにより、前記印章の捺印時間の調節を行う調節ねじを有することを特徴とする請求項5記載の宅配物ロッカー用受領印捺印装置。
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