JP7011889B2 - ストッカ及びストッカシステム - Google Patents

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Description

本発明は、ストッカ及びストッカシステムに関する。
従来、ストッカシステムとしては、電子信号により鍵開閉が可能なストッカ(ロッカー)と、ストッカに第1の回線を経由して接続された管理センターからなり、管理センターが第2の回線を経由して依頼者端末と接続され、ストッカの空き情報を検索してストッカを予約するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このストッカシステムでは、駅売店に対していつでも利用でき、コンビニエンスストアよりも近くで利用できるとしている。
特開2002-8130号公報
ところで、このようなストッカには、サービスを提供する事業者側の配達者が納品するが、例えば荷物に対して何かやり忘れていることなどがあった場合などに、ストッカの納品庫の扉を閉めてしまうと、扉を開けることが困難であった。このような状態では、配達者は、適正に納品処理を完了することができなかった。また、このような場合に、例えば、配達者が受取用のパスワードなどを用いて扉を開けてしまうと、顧客への配送が完了したなどのシステム上の間違いが起こりうる問題があった。
本発明は、このような課題に鑑みなされたものであり、配達者の納品処理をより確実に行うことができる。作業者が納品庫の操作や使用方法をより自由に確認することができるストッカ及びストッカシステムを提供することを主目的とする。
本発明は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本明細書で開示するストッカは、
荷物を収容し扉を閉じて施錠可能な納品庫と、
配達者の納品完了前において、前記扉が閉じられたのち、開ける旨の入力がなされたときには、前記扉を開放する制御部と、
を備えたものである。
このストッカは、納品完了前において、納品庫の扉が閉じられたのち、開ける旨の入力がなされたときには、扉を開放する。一般的に、ストッカは、納品庫の扉が閉じられると、開放するのにはパスワードの照合などが求められる。このような場合に、例えば、配達者が受取用のパスワードなどを用いて扉を開けてしまうと、顧客への配送が完了したなどのシステム上の間違いが起こりうる。このストッカでは、配達者の納品完了前には、何らかの失敗があることを考慮し、開ける入力により、無条件で扉を開放する。このため、配達者は、納品庫内の荷物に対して、必要な処理などを行うことができる。したがって、このストッカは、配達者の納品処理をより確実に行うことができる。このとき、前記制御部は、開ける旨の入力がなされたときには、処理状態を一つ戻すものとしてもよい。
このストッカにおいて、前記荷物には配達者が持ち帰る配達証が貼付されており、前記配達証には所定値が記載されており、前記制御部は、納品完了前において前記扉が閉じられたのち、前記所定値の入力を求める旨配達者へ報知するものとしてもよい。このストッカでは、納品完了前に、配達者が持ち帰るべき配達証の所定値を入力させる。例えば、配達者が、配達証を荷物に貼付したまま納品した場合は、所定値の入力が促された際に、手元に配達証がないことに気付く。このとき、配達者は、開ける入力を行い荷物から配達証を取り出すことができる。このため、このストッカでは、配達者の納品処理をより確実に行うことができる)
このストッカにおいて、前記納品庫には、前記荷物を検出する検出部が配設されており、前記制御部は、前記開ける旨の入力後に扉が閉じられたときに前記検出部が荷物を検出できないときには、納品せずに終了か開けるかを選択可能に前記配達者へ報知し、開ける旨の入力がなされた際には前記扉を開放するものとしてもよい。このストッカでは、扉が閉じられ、開ける入力で扉が開放されたあとに、納品庫内に荷物があるかを検出する。このストッカでは、扉が開放されたのちに配達者が誤って荷物まで出してしまって扉を閉じた際にも、更に扉を開放して配達者の修正を促すことができる。
このストッカは、画面表示により配達者へ情報を報知する表示部と、前記配達者からの入力を受け付ける入力部と、を備え、前記制御部は、前記表示部に開ける旨の表示を行い、前記入力部から前記開ける旨の入力を受け付けるものとしてもよい。このストッカでは、表示部により視覚的に情報を確認することができる。なお、配達者への報知は、例えば音声出力などとしてもよい。また、入力部には、タッチパネル、入力キー、コードリーダのうち1以上が含まれる。
このストッカにおいて、前記制御部は、納品完了後にはパスワードが照合されなければ前記扉を開放させないものとしてもよい。このストッカでは、納品完了後には変更ができないため、配達者の納品処理をより確実に維持することができる。
このストッカにおいて、前記納品庫は、前記扉が閉じられると施錠状態となるものとしてもよい。このストッカでは、通常では開けることができない施錠された扉を開ける旨の入力のみで開けることができる。このとき、制御部は、前記開ける旨の入力がなされたときには、解錠すると共に前記扉を開放するものとしてもよい。
このストッカにおいて、前記制御部は、納品を完了するまでの間に最後の操作から所定時間操作がなかった場合には異常判定するものとしてもよい。このストッカでは、納品完了せずに放置された場合に、開ける旨の入力で扉が開放されてしまうことを防止することができる。このとき、前記制御部は、前記異常判定したときには、前記開ける入力によって解錠しないものとしてもよい。
このストッカは、前記荷物に貼付され配達者が持ち帰るべき配達証が挿入され、該配達証へ配達完了を印刷する印刷部、を備え、前記制御部は、前記配達証へ配達完了を印刷したのち、配達者から確認の入力があったときには、納品を完了するものとしてもよい。このストッカでは、荷物から配達証を取り、配達完了を印刷したあと、納品完了とするため、印刷済みの配達証によって、配達者が適正に配達できたことを確認することができる。
本明細書で開示するストッカシステムは、上述したいずれかのストッカと、1以上の前記ストッカを管理し前記ストッカと通信するストッカ管理装置と、を備えたものである。このストッカシステムは採用したストッカの態様に応じた効果を得ることができる。
販売管理システム10及びストッカシステム11の一例を表す概略説明図。 納品処理ルーチンの一例を表すフローチャート。 表示操作部42に表示する画面の一例を表す説明図。
次に、本発明の実施形態について、図面を用いて説明する。図1は、本発明の一実施形態である販売管理システム10及びストッカシステム11の構成の一例を表す概略説明図である。販売管理システム10は、店舗20が管理するシステムであり、販売管理装置21を備えている。販売管理装置21は、インターネットなどのネットワーク12を介して、購入者14の携帯端末15などと情報のやりとりを行い、購入者14(顧客)に商品17の販売情報を提供する。この販売管理装置21は、制御部22と、記憶部23と、通信部28とを備えている。制御部22は、CPU、ROM及びRAMなどにより構成され装置全体の制御を司るものである。記憶部23は、各種アプリケーションプログラムや各種データファイルを記憶するものである。通信部28は、ストッカ管理装置31などの外部機器と通信を行うものである。記憶部23には、商品データベース(DB)24や、顧客DB25、販売情報26などを記憶している。商品DB24には、商品17の商品番号、種別、商品名、単価、商品画像などが含まれている。顧客DB25には、購入者14の情報、例えば、名前、年齢、居住地、商品の支払い方法などの情報や、購入者14の会員IDと、購入者14のメールアドレスとを対応付けた会員情報テーブルも含まれている。販売情報26には、購入品の問合せ番号18、購入者14の情報、購入金額、支払い方法、商品を受け取るストッカ40の情報などが問合せ番号18に対応付けられている。問合せ番号18は、例えば、アルファベットや数字からなり、購入商品に固有の値として販売管理装置21により生成される。
ストッカシステム11は、ストッカ管理装置31と、複数のストッカ40とを備えている。このストッカシステム11は、例えば、ストッカ40A,40Bなどを有している。なお、ストッカ40A,40Bは、ストッカ40と総称する。ストッカ管理装置31は、ネットワーク13を介してストッカ40と情報のやりとりを行う。ストッカ管理装置31は、制御部32と、記憶部33と、通信部38とを備えている。制御部32は、CPU、ROM及びRAMなどにより構成され装置全体の制御を司るものである。記憶部33は、各種アプリケーションプログラムや各種データファイルを記憶するものである。通信部38は、ストッカ40などの外部機器と通信を行うものである。記憶部33には、ストッカ情報34や履歴情報35などが記憶されている。ストッカ情報34には、例えば、ストッカシステム11が有するストッカ40の識別番号や配置場所などの情報が含まれる。履歴情報35には、ストッカ40に納品された商品17(荷物)の問合せ番号18や納品庫41の使用状況である納品情報、受取情報などが含まれる。この使用状況には、例えば、未使用状態、納品状態、受取完了状態などが含まれる。
ストッカ40は、店舗20から配送された商品17を購入者14へ受け渡す際に用いられる装置である。ストッカ40は、多数の購入者14が利用可能であり、通勤などの外出時に商品17を受け取ることができるよう、オフィス、コンビニエンスストア、各種公共施設など様々な場所に設置されている。このストッカ40は、施錠可能な複数(例えば30個)の納品庫41を備えている。納品庫41の各々は、商品17等の物品を収容可能な内部空間を有しており、前面の扉44と、扉44の施錠及び解錠を行うロック機構45と、納品庫41内の物品の有無を検出する物品センサ46と、扉44の開閉を検出する開閉センサ47とを備えている。この納品庫41のひとつには、制御装置50が収容され、その扉44には、表示操作部42と、読取装置43と、撮像カメラ48と、配達証印刷部49が配設されている。表示操作部42は、ストッカ40の前面に配置されたタッチパネルであり、商品17の配達者19及び購入者14への各種情報の表示や、配達者19及び購入者14からの各種操作の入力を行う。読取装置43は、購入者14や配達者19などが納品庫41の解錠に用いるパスワードなどのコードを読み取るコードリーダである。撮像カメラ48は、ストッカ40の利用者などを撮影するカメラである。配達証印刷部49は、商品17に添付された配達証に受領証を印字する印刷装置である。制御装置50は、制御部52と、記憶部53と、通信部58とを備えている。制御部52は、CPU、ROM及びRAMなどにより構成され装置全体の制御を司るものである。記憶部53は、各種アプリケーションプログラムや各種データファイルを記憶するものである。通信部58は、ストッカ管理装置31などの外部機器と通信を行うものである。記憶部53には、納品情報54などが記憶されている。納品情報54には、商品17の問合せ番号18と、その商品17を収容した納品庫番号と、受取用パスワードとが対応付けられている。
次に、販売管理システム10、ストッカシステム11の動作、まず、購入者14からの発注を受けて販売管理装置21及びストッカ管理装置31が行う処理の概要について説明する。販売管理装置21は、購入者14から注文を受けると、その注文の問合せ番号18などを含む販売情報26を記憶部23に記憶すると共に、購入者14が商品17の保管を希望するストッカ40の情報や、その販売情報26をストッカ管理装置31へ送信する。これを受信したストッカ管理装置31では、該当するストッカ40の納品庫41を確保する。そのストッカ40において、配達者19が問合せ番号18を用いて商品17の納品が完了すると、ストッカ40は、受取用パスワードなどを生成してストッカ管理装置31へ送信する。受取用パスワードは、購入者14によりストッカ40での受取りの際に用いられるものである。ストッカ管理装置31では、これらのパスワードを履歴情報35に記憶すると共に、販売管理装置21へ送信する。販売管理装置21は、受信した受取用パスワードと問合せ番号18とを文字及びコードで購入者14の携帯端末15へ送信する。購入者14は、これらのコードを用いて商品17の受取りを行う。
次に、ストッカ40で実行される納品処理について説明する。ここでは、認証番号を予め付与された配達者19がストッカ40を操作して納品する場合について主として説明する。図2は、ストッカ40の制御部52によって実行される納品処理ルーチンの一例を表すフローチャートである。このルーチンは、記憶部53に記憶され、図示しない選択画面で配達者19が納品処理を選択したのち実行される。このルーチンが開始されると、制御部52は、まず、表示操作部42に入力画面を表示させる(ステップS100)。図3は、表示操作部42に表示する画面の一例を表す説明図であり、図3(a)が認証番号入力画面80、図3(b)が問合せ番号入力画面84、図3(c)が納品画面85、図3(d)が荷物不在画面86、図3(e)が問合せ番号再入力画面87、図3(f)が受領印押印画面88、図3(g)が受領印確認画面89である。制御部52は、認証番号入力画面80及び問合せ番号入力画面84を順次表示させ、認証番号や問合せ番号などを配達者19に入力させる。
認証番号入力画面80には、操作内容を表示する操作内容表示部81と、数字キーが配列された入力キー82と、中止や確認(決定)、戻るなどを入力する処理選択部83とが配設されている。なお、処理選択部83の「中止」が選択されると、制御部52は、ステップS100の最初の処理へ戻る。また、処理選択部83の「戻る」や「再押印」が選択されると、配達者19が行う1つ前の操作に戻る。配達者19は、各画面にて、商品17に貼付された配達証に記載の問合せ番号18や認証番号を読取装置43で読み取らせるか、入力キー82を操作することにより各種番号を入力させる。
入力画面を表示させたのち、制御部52は、各入力画面から認証番号及び問合せ番号18が入力されたか否かを判定し(ステップS110)。入力されていないときには待機する。一方、これらの番号が入力されたときには、認証番号を照合する(ステップS120)。制御部52は、ストッカ40の操作を許可された配達者19の認証番号と、入力された認証番号とを照合する。認証番号が照合されなかったときは、認証エラー画面を表示させ、ステップS100以降の処理を実行させる。なお、認証番号については、一度照合されたあとには、その結果を繰り返し用いることとして、その入力及び照合を省略してもよい。
一方、制御部52は、認証番号が照合されたときには、該当する納品庫41の扉44を開放し、納品画面85(図3(c))を表示させる(ステップS130)。納品画面85では、納品する商品17を扉44の開いた納品庫41へ収容させて扉44を閉じる旨のメッセージを操作内容表示部81に表示させる。配達者19は、商品17に貼付された配達証を引き抜き、商品17を納品庫41へ収容させて扉44を閉じる。続いて、制御部52は、扉44が閉鎖されるまで待機し(ステップS140)、扉44が閉鎖されたときには、納品庫41の扉44をロック機構45により施錠し(ステップS150)、納品庫41内に商品17が納品されているかを物品センサ46の検出信号に基づいて判定する(ステップS160)。何らかのミスなどにより、納品庫41内に商品17が存在しないときには、制御部52は、表示操作部42に荷物不在画面86(図3(d))を表示することによりエラーを配達者19へ報知し(ステップS170)、ステップS130以降の処理、即ち扉44を再度開放し納品画面85を表示する処理を実行させる。荷物不在画面86では、荷物が納品庫41にない旨のメッセージを操作内容表示部81に表示させる。制御部52は、処理選択部83の「中止」が選択されると、納品を完了せずにステップS100の処理へ戻る。
一方、納品庫41に商品17が納品されているときには、制御部52は、問合せ番号再入力画面87(図3(e))を表示操作部42へ表示させる(ステップS180)。問合せ番号再入力画面87では、商品17が納品庫41に納品されて且つ完了していない状態であるため「中止」できないが、それ以外は問合せ番号入力画面84と同様である。問合せ番号18は、商品17に貼付された配達証に記載されており、配達者19は、配達証を引き抜き忘れて商品17を納品庫41へ納品した場合、この再入力時に、問合せ番号18がわからず、入力できない。このため、配達者19は、例えば、配達証を引き抜き忘れた場合、ここでそれに気付くことができる。制御部52は、問合せ番号再入力画面87での入力内容を確認し(ステップS190)、入力内容が「戻る」であるときには、ステップS130以降の処理を実行する。即ち、制御部52は、該当する納品庫41の扉44を解錠して開放し、納品画面85を表示させる。ストッカ40では、納品完了までは、扉44を開ける旨の「戻る」入力により、パスワードの入力を要さずに、扉44を解錠、開放する。
一方、ステップS190で入力内容が処理選択部83の「確認」であるときは、再入力された問合せ番号18がステップS100で入力されたものと同じであるかを照合し、受領印押印画面88(図3(f))を表示操作部42に表示させる(ステップS200)。受領印押印画面88では、配達証に受領印の押印する旨のメッセージを操作内容表示部81に表示させる。受領印押印画面88を確認した配達者19は、引き抜いた配達証を配達証印刷部49へ挿入させる。なお、ここで問合せ番号18が照合できなかったときは、制御部52は、その旨のメッセージを表示して問合せ番号再入力画面87を表示させるものとする。次に、制御部52は、受領印押印画面88での入力内容を確認し(ステップS210)、入力内容が「戻る」であるときには、ステップS180以降の処理を実行する。即ち、制御部52は、問合せ番号再入力画面87を表示操作部42に表示させる。
一方、ステップS210で入力内容が処理選択部83の「押印」であるときには、制御部52は、配達証に受領印を印刷させる押印処理を配達証印刷部49に実行させ(ステップS220)、受領印確認画面89(図3(g))を表示操作部42に表示させる(ステップS230)。受領印確認画面89では、操作内容表示部81に受領印の押印を確認する旨表示させ、受領印確認の際の操作をメッセージ表示部90に表示させる。次に、制御部52は、受領印確認画面89での入力内容を確認し(ステップS240)、入力内容が「再押印」であるときには、ステップS220以降の処理を実行する。即ち、制御部52は、押印処理を実行させる。一方、ステップS240で入力内容が「確認」であるときには、制御部52は、納品を完了して受取用パスワードを生成し、納品が完了した旨の情報と受取用パスワードとを問合せ番号18に対応づけてストッカ管理装置31へ送信する(ステップS250)。なお、納品完了したのちには、制御部52は、パスワードが照合されない限り、該当する扉44を解錠、開放しないものとする。そして、制御部52は、次の納品があるか否かを画面入力されたか否かに基づいて判定し(ステップS260)、次の納品を続けるときには、ステップS100以降の処理を繰り返し実行する。一方、ステップS260で、次の納品がないときには、制御部52はそのままこのルーチンを終了する。
ここで、本実施形態の構成要素と本発明の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の納品庫41が本発明の納品庫に相当し、制御部52が制御部に相当し、物品センサ46が検出部に相当し、表示操作部42が表示部及び入力部に相当し、配達証印刷部49が印刷部に相当し、問合せ番号18が所定値に相当する。
以上説明した実施形態のストッカ40は、商品17(荷物)を収容し扉44を閉じて施錠可能な納品庫41と、配達者19の納品完了前において、扉44が閉じられたのち、開ける旨の入力がなされたときには扉44を開放する制御部52とを備えたものである。このストッカ40は、納品完了前において、納品庫41の扉44が閉じられたのち、開ける旨の入力がなされたときには、扉44を開放する。一般的に、ストッカ40は、納品庫41の扉44が閉じられると、開放するのにはパスワードの照合などが求められる。このような場合に、例えば、配達者19が受取用のパスワードなどを用いて扉44を開けてしまうと、購入者14(顧客)への配送が完了したなどのシステム上の間違いが起こりうる。このストッカ40では、配達者19の納品完了前には、何らかの失敗があることを考慮し、開ける入力により、無条件で扉44を開放する。このため、配達者19は、納品庫41内の荷物に対して、必要な処理などを行うことができる。したがって、このストッカ4は、配達者19の納品処理をより確実に行うことができる。
また、荷物には配達者19が持ち帰る配達証が貼付されており、配達証には問合せ番号18(所定値)が記載されており、制御部52は、納品完了前において扉44が閉じられたのち、問合せ番号18の入力を求める旨配達者19へ報知する。このストッカでは、納品完了前に、配達者19が持ち帰るべき配達証に記載の問合せ番号18を入力させる。例えば、配達者19が、配達証を荷物に貼付したまま納品した場合は、問合せ番号18の入力が促された際に、手元に配達証がないことに気付く。このとき、配達者19は、戻る(開ける)入力を行い、荷物から配達証を取り出すことができる。このため、このストッカ40では、配達者19の納品処理をより確実に行うことができる。
更に、納品庫41には、荷物を検出する物品センサ46が配設されており、制御部52は、開ける旨の入力後に扉44が閉じられたときに物品センサ46が荷物を検出できないときには、納品せずに終了か開けるかを選択可能な荷物不在画面86を配達者へ表示出力させ、開ける旨の入力がなされた際には扉44を開放する。このストッカ40では、扉44が閉じられ、「戻る」入力で扉44が開放されたあとに、納品庫41内に荷物があるかを検出する。このストッカ40では、扉44が開放されたのちに配達者19が誤って荷物まで出してしまって扉44を閉じた際にも、更に扉44を開放して配達者19の修正を促すことができる。
更にまた、ストッカ40は、画面表示により配達者へ情報を報知すると共に、配達者19からの入力を受け付ける表示操作部42を備え、制御部52は、表示操作部42に開ける旨の表示(「戻る」)を行い、表示操作部42から開ける旨の入力を受け付ける。このストッカ40では、表示操作部42により視覚的に情報を確認することができる。そして、制御部52は、納品完了後にはパスワードが照合されなければ、該当する扉44を開放させないため、配達者の納品処理をより確実に維持することができる。そしてまた、納品庫41は、扉44が閉じられると施錠状態となるため、通常では開けることができない施錠された扉44を、開ける旨の入力(「戻る」)のみで開けることができる。
また、ストッカ40は、荷物に貼付され配達者が持ち帰るべき配達証が挿入され、配達証へ配達完了(受領印)を印刷する配達証印刷部49を備えており、制御部52は、配達証へ配達完了を印刷したのち、配達者19から「確認」の入力があったときには、納品を完了する。このストッカ40では、荷物から配達証を取り、配達完了を印刷したあと、納品完了とするため、印刷済みの配達証によって、配達者19が適正に配達できたことを確認することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、明確に説明しなかったが、制御部52は、開ける旨の入力(「戻る」)後に扉44が閉じられたときに、物品センサ46が荷物を検出できないときには、納品せずに終了か開けるかを選択可能に配達者19へ報知し、開ける旨の入力がなされた際には扉44を開放するものとしてもよい。このストッカ40では、扉44が閉じられ、開ける入力で扉44が開放されたあとに、納品庫41内に荷物があるかを検出する。このストッカ40では、扉44が開放されたのちに配達者19が誤って荷物まで出してしまって扉44を閉じた際にも、更に扉44を開放して配達者19の修正を促すことができる。
上述した実施形態では、ステップS180で再入力させる所定値を問合せ番号18としたが、配達証に記載された値であれば、特にこれに限定されない。このストッカにおいても、配達者19は、配達証の引き抜き忘れに気付くことができる。また、上述した実施形態では、問合せ番号18を再入力させることにより、配達証の引き抜き忘れ対策としたが、この処理を省略してもよい。このストッカ40においても、納品完了前までは、画面上の「戻る」を選択することにより、パスワード無しに扉44を解錠、開放することができる。
上述した実施形態では、特に説明しなかったが、制御部52は、納品を完了するまでの間に最後の操作から所定時間操作がなかった場合には異常判定するものとしてもよい。このストッカ40では、納品完了せずに放置された場合に、第三者により、開ける旨の入力(「戻る」)で扉44が開放されてしまうことを防止することができる。このとき、制御部52は、異常判定したときには開ける旨の入力によって解錠しないものとしてもよい。即ち、扉44の解錠にはパスワードの入力を要するものとしてもよい。
上述した実施形態では、制御部52は、納品完了前には、ステップS190において、処理選択部83の「戻る」が選択されると扉44を解錠、開放するものとしたが、処理選択部83に「扉を開放」と表示させて、これが選択されると扉44を解錠、開放するものとしてもよい。表示される文字列は配達者19が理解できるものとすれば、適宜選択するものとしてもよい。
上述した実施形態では、扉44が閉鎖されると(同時に)納品庫41を施錠するものとしたが、特にこれに限定されない。例えば、扉44は、閉鎖されると施錠されずとも開けることができないものとしてもよい。この場合、制御部52は、納品完了前は「戻る」が選択されたときに扉44を開放し、納品完了時に施錠するものとしてもよい。
上述した実施形態では、表示操作部42は、タッチパネル式の表示部及び入力部であるものとしたが、特にこれに限定されない。例えば、画面を表示する表示部と、キー入力する入力部とを別々に配設した操作パネルとしてもよい。
上述した実施形態では、ストッカシステム11は、ストッカ管理装置31とストッカ40とを備えるものとしたが、特にこれに限定されず、ストッカ40がストッカ管理装置31の機能を有するものとしてもよい。また、上述した実施形態では、販売管理装置21とストッカ管理装置31とが別のサーバであるものとしたが、ストッカ管理装置31が販売管理装置21の機能を有するものとしてもよい。また、上述した実施形態では、販売管理装置21が、ネットショッピングのウェブサーバと、販売管理装置とを兼ねるものとして説明したが、特にこれに限定されず、販売管理装置21とは別にネットショッピング用のウェブサーバを備えるものとしてもよい。
本発明は、商品をストッカに配送する商品流通システムの技術分野に利用可能である。
10 販売管理システム、11 ストッカシステム、12,13 ネットワーク、14 購入者、15 携帯端末、17 商品、18 問合せ番号、19 配達者、20 店舗、21 販売管理装置、22 制御部、23 記憶部、24 商品DB、25 顧客DB、26 販売情報、28 通信部、31 ストッカ管理装置、32 制御部、33 記憶部、34 ストッカ情報、35 履歴情報、38 通信部、40,40A,40B ストッカ、41 納品庫、42 表示操作部、43 読取機、44 扉、45 ロック機構、46 物品センサ、47 開閉センサ、48 撮像カメラ、49 配達証印刷部、50 制御装置、52 制御部、53 記憶部、54 納品情報、58 通信部、80 認証番号入力画面、81 操作内容表示部、82 入力キー、83 処理選択部、84 問合せ番号入力画面、85 納品画面、86 荷物不在画面、87 問合せ番号再入力画面、88 受領印押印画面、89 受領印確認画面、90 メッセージ表示部。

Claims (10)

  1. 荷物を収容し扉を閉じて施錠可能な納品庫と、
    配達者の納品完了前において、前記扉が閉じられたのち、開ける旨の入力がなされたときには、前記扉を開放する制御部と、を備え、
    前記荷物には配達者が持ち帰る配達証が貼付されており、
    前記配達証には所定値が記載されており、
    前記制御部は、納品完了前において前記扉が閉じられたのち、前記所定値の入力を求める旨配達者へ報知する、ストッカ。
  2. 荷物を収容し扉を閉じて施錠可能な納品庫と、
    配達者の納品完了前において、前記扉が閉じられたのち、開ける旨の入力がなされたときには、前記扉を開放する制御部と、を備え、
    前記納品庫には、前記荷物を検出する検出部が配設されており、
    前記制御部は、前記開ける旨の入力後に扉が閉じられたときに前記検出部が荷物を検出できないときには、納品せずに終了か開けるかを選択可能に前記配達者へ報知し、開ける旨の入力がなされた際には前記扉を開放する、ストッカ。
  3. 荷物を収容し扉を閉じて施錠可能な納品庫と、
    配達者の納品完了前において、前記扉が閉じられたのち、開ける旨の入力がなされたときには、前記扉を開放する制御部と、
    画面表示により配達者へ情報を報知する表示部と、
    前記配達者からの入力を受け付ける入力部と、を備え、
    前記制御部は、前記表示部に開ける旨の表示を行い、前記入力部から前記開ける旨の入力を受け付ける、ストッカ。
  4. 荷物を収容し扉を閉じて施錠可能な納品庫と、
    配達者の納品完了前において、前記扉が閉じられたのち、開ける旨の入力がなされたと
    きには、前記扉を開放する制御部と、
    前記荷物に貼付され配達者が持ち帰るべき配達証が挿入され、該配達証へ配達完了を印刷する印刷部と、を備え、
    前記制御部は、前記配達証へ配達完了を印刷したのち、配達者から確認の入力があったときには、納品を完了する、ストッカ。
  5. 荷物を収容し扉を閉じて施錠可能な納品庫と、
    配達者の納品完了前において、前記扉が閉じられたのち、開ける旨の入力がなされたときには、前記扉を開放する制御部と、を備え、
    前記制御部は、納品を完了するまでの間に最後の操作から所定時間操作がなかった場合に、開ける旨の入力がなされたとしても、前記扉を開放しない、ストッカ。
  6. 請求項1~のいずれか1項に記載のストッカであって、
    配達者に入力を促す表示と、
    前記扉を開放する表示とを行う表示操作部と、
    を備えたストッカ。
  7. 前記制御部は、納品完了後にはパスワードが照合されなければ前記扉を開放させない、請求項1~のいずれか1項に記載のストッカ。
  8. 前記納品庫は、前記扉が閉じられると施錠状態となる、請求項1~のいずれか1項に記載のストッカ。
  9. 前記制御部は、納品を完了するまでの間に最後の操作から所定時間操作がなかった場合には異常判定する、請求項1~のいずれか1項に記載のストッカ。
  10. 請求項1~のいずれか1項に記載のストッカと、
    1以上の前記ストッカを管理し前記ストッカと通信するストッカ管理装置と、
    を備えたストッカシステム。
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