JP2010106445A - 荷受装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】人体、動物などの動体が誤って庫内に閉じ込められる事故を防止するとともに、誤検知による自動解錠の誤作動を良好に防止できる荷受装置を提供する。
【解決手段】電気錠2を有する扉10が設けられた荷物収納庫17と、該荷物収納庫の庫内の収容物が動体か否かの検知信号を出力する赤外線式の動体センサ4と、前記扉の開閉状態を検知する扉センサ3と、前記動体センサによる前記検知信号に基づき動体があると判定したときは前記電気錠を自動解錠する制御部6とを備え、前記制御部は、前記扉センサによって前記扉の閉状態が検知された後、所定時間(T)経過するまでは、電気錠の自動解錠を行わないことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、戸建住宅や集合住宅のエントランス、或いはオフィス内、レジャー施設内などに設置される荷受装置であって、宅配物や荷物などを一時的に保管するために用いられる電気錠を備えた荷受装置に関する。
従来より、扉を電気錠によって施解錠する荷受装置においては、所定の操作をして扉を閉めると自動的に施錠されるタイプのものがあり、鍵などによる施錠操作をすることなく、扉が施錠されるので、鍵の掛け忘れを防止することはできる。しかしながら、このようなタイプの荷受装置の庫内に人間や動物などが閉じ込められてしまうことがある。
そこで、荷受装置の扉の内側に非常用の機械式レバーを設ける方法や重量センサを庫内の床面に設け、その変位を検知し、電気錠を自動解錠するものがある。
しかし、非常用の機械式レバーを設けた場合は、部品点数が増え、機構が複雑化する問題、また猫などの小動物が閉じ込められている場合は、開けることができないといった問題がある。また重量センサを用いた場合も、庫内の床面に可動式の底板を設ける必要があるため、荷物がずり落ちるなど、意図しない荷重変動が起こる恐れがあり誤検知の要因となってしまう。
そこで、荷受装置の庫内の状況をセンサなどを用いて監視し、このような閉じ込め事故を防止する策が種々提案されている。
例えば下記特許文献1には、庫内の収容物が人体か否かを検知する人体センサを備えた荷受装置が開示されている。これによれば、人体検知信号を受けてから所定時間経過後も人体検知信号を受け続けている場合のみ、電気錠を解錠し、宅配業者が荷物を庫内に収容する際或いは、庫内に収容された荷物を受け取る際に庫内に入れた手を人体が閉じ込められていると誤検知して、不必要に電気錠が解錠されることがないとしている。
特開平6−117154号公報
しかしながら、上記特許文献1に記載のものは、最初の人体検知信号を受けたときをトリガとして、荷受装置の扉の開閉状態に関係なく、上記所定時間の計時を開始するので、例えば宅配業者が、荷物を庫内に収容するときに手間取るなどして長時間扉を開いていると、上記所定時間が経過してしまう。これでは、庫内の状況を人体センサで監視し制御する上述の動作がまったく無駄なものとなってしまう。また上記所定時間が経過しなかったとしても、扉を閉める前に所定時間の計時が開始されてしまうと、扉が閉状態後の所定時間の残りが短時間になり、扉開放時の影響を排除できず、誤動作を起こす可能性がある。すなわち、荷受装置の扉を一旦開けてから閉じると、庫内雰囲気と外気雰囲気が混じりあうため、両者に温度差があると、庫内の温度雰囲気に温度ムラが生じ、人体センサが人体を誤検知しやすいことが考えられる。よって、扉が閉状態後、すぐは誤検知しやすい状況といえるのである。
このようにセンサによる誤検知で電気錠が解錠され扉が開くと、宅配物の盗難を引き起こす可能性もあるため、より正確な動体検知を行い、誤作動を起こさないものが求められている。
本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、人体、動物などの動体が誤って庫内に閉じ込められる事故を防止するとともに、誤検知による自動解錠の誤作動を良好に防止できる荷受装置を提供する。
前記課題を解決するために、本発明に係る荷受装置は、電気錠を有する扉が設けられた荷物収納庫と、該荷物収納庫の庫内の収容物が動体か否かの検知信号を出力する赤外線式の動体センサと、前記扉の開閉状態を検知する扉センサと、前記動体センサによる前記検知信号に基づき動体があると判定したときは前記電気錠を自動解錠する制御部とを備え、前記制御部は、前記扉センサによって前記扉の閉状態が検知された後、所定時間経過するまでは、電気錠の自動解錠を行わないことを特徴とする。
本発明において、前記制御部は、前記所定時間経過するまでは、前記動体センサへの通電を停止、または前記動体センサによる検知信号を無効化するものとしてもよい。
これによれば、前記所定時間の間は、電気錠の自動解錠の動作停止を実現できる。特に上記所定時間経過までは動体センサへの通電を停止するものとすれば、消費電力の低減を図ることができる。
また前記制御部は、前記所定時間経過前に、前記扉センサによって前記扉の開状態が検知されたときには、前記所定時間の計時をリセットするものとしてもよい。
これによれば、人の操作などにより前記所定時間の計時中、扉が開かれた場合に、扉が開状態の最中に不必要な判定制御がなされることがなく、また再度扉を閉じた際には改めて所定時間を計時することできるので、誤検知による誤作動を防止することができる。
更に前記制御部は、前記所定時間経過後に、動体センサによる検知信号及び非検知が所定回数繰り返されたときには、動体があると判定し、電気錠を自動解錠するものとしてもよい。
これによれば、例えば温度を持った荷物を比較的冷えた庫内に収容した場合でも、誤検知することを防止することができる。つまり、一定時間、検知状態が続くだけでは動体があると判定しないことにより、温度が高い収容物と動体とを区別でき、より正確な動体検知判定を実現することができる。
そして動体センサは、庫内の天井或いは内側壁に形成された凹所に設置されているものとすることができる。
これによれば、荷物収納庫内の収容物と干渉しないので、良好に検知を行うことができる。
また前記課題を解決するために、本発明に係る荷受装置は、電気錠を有する扉が設けられた荷物収納庫と、該荷物収納庫の庫内の収容物が動体か否かの検知信号を出力する赤外線式の動体センサと、前記扉の開閉状態を検知する扉センサと、前記動体センサによる検知信号に基づき動体があると判定したときは前記電気錠を自動解錠する制御部とを備え、前記制御部は、前記扉センサによって前記扉の閉状態が検知された後、前記動体センサによる検知信号の検知及び非検知が所定回数繰り返されたときには、前記動体があると判定し、前記電気錠を自動解錠することを特徴とする。
本発明に係る荷受装置によれば、扉センサによって前記扉の閉状態が検知された後、所定時間経過するまでは、電気錠の自動解錠を行わないので、簡易な構成でありながら、誤検知による誤作動を防止することができる。上述したように開いている扉を閉めた直後は、庫内雰囲気と、外気雰囲気とが混じりあうため、両者に温度差が生じると、庫内温度雰囲気に温度ムラが生じ、赤外線式の動体センサが誤検知をしやすい状況にある。そこで、庫内温度雰囲気の温度ムラがなくなる所定時間を経過するまでは、電気錠の自動解錠を行わないことにより、適切な動体検知が可能となり、誤検知を防止するのである。よって、誤検知による自動解錠の誤作動を防ぎ、セキュリティ性の高い荷受装置とすることができる。
また本発明に係る荷受装置は、扉センサによって扉の閉状態が検知された後、所定時間経過を待つことなく、動体センサによる検知信号の検知及び非検知が所定回数繰り返されたときには、動体があると判定し、電気錠を自動解錠するものとしてもよい。これによれば、例えば温度を持った荷物を比較的冷えた荷物収納庫内に収容した場合でも、誤検知することを防止することができる。つまり、一定時間、検知状態が続くだけでは動体があると判定しないことにより、温度が高い収容物と動体とを区別でき、より正確な動体検知判定を実現することができる。よって、誤検知による自動解錠の誤作動を防ぎ、セキュリティ性の高い荷受装置とすることができる。
以下に、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明に係る荷受装置の扉を閉めた直後の基本動作の一例を示すフローチャート、図2は同荷受装置の外観斜視図、図3は同荷受装置の主要構成部分の概略図及び制御ブロック図、図4は同荷受装置の扉を閉めた直後の各センサの動作状況を示すタイムチャート、図5は図4とは異なる動作例の各センサの動作状況を示すタイムチャート、図6は同荷受装置における動体検知判定制御の基本動作の一例を示すフローチャート、図7は同荷受装置における動体検知判定の動作状況の一例を示すタイムチャートである。
本発明に係る荷受装置1は、留守宅に届いた宅配物などを住人の代わりに一時的に預かって保管するために用いられるものである。荷受装置1は、マンションのような集合住宅のエントランスホールの一画に設置され、図2に示すように、複数の荷受装置1を組み合わせ、ひとつの宅配ボックスAとして構成される。
宅配ボックスAは、集合住宅の住人が共同で使用するものであるため、荷受装置1内に保管された宅配物が届け先でない住人の手に渡ってしまうことがないよう部屋番号や暗証番号を入力することにより、扉10が開けられるようになっており、扉10の施解錠は、電気信号で制御される電気錠2で行われる。
なお、宅配ボックスAを構成する荷受装置1の形状、組み合わせ、個数などは図例のものに限定されるものではない。
宅配ボックスAは、サイズの異なる複数の荷受装置1と、宅配業者などが、不在配達票を入れると受領印を自動的に捺印できる捺印装置15と、暗証番号の設定や各種サービスの停止、各種設定を行う設定装置16とを備えている(図2参照)。荷受装置1は、宅配物などの収容物が納められる前面開口の箱型の荷物収納庫17と、前記前面開口を閉塞し、ヒンジ部10aを介して開閉するように設けられる扉10と、部屋番号や暗証番号を入力するテンキーや配達ボタン、受取ボタンなどの操作キーが設けられ、空きか否かなどの表示がなされる操作表示部11とを備えている。該扉10には、扉10を開閉するときの持ち手12と、非常解錠用の鍵部13と、電気信号に基づいて鍵を施解錠する電気錠2と、扉10の開閉状態を検知する扉センサ3とが少なくとも設けられている。扉センサ3は、例えば、電気錠2のユニットの内部にリミットスイッチを配設して構成したり、或いは扉10などに光電式のフィラーセンサを設けて構成することができる。
荷物収納庫17の天井17a中央の凹所17aaには荷物収納庫17内の収容物が人間や動物などの動体であるか否かの検知信号を出力する動体センサ4が埋設されている。このように動体センサ4を埋設させて設ければ、荷物収納庫17内の収容物と干渉することなく、良好に検知を行うことができる。動体センサ4が設けられる場所は収容物と干渉しないよう、また検知しやすい位置設けられればよく、図例の位置に限定されるものではない。例えば図3中、点線で示すように内側壁に設けられるものとしてもよい。動体センサ4としては、人体から放射される熱線を検知する赤外線検知式のものが好適である。
そして電気錠2、扉センサ3、動体センサ4は、制御部6で制御されており、制御部6は電源5から電力を供給し、信号線などで接続された上述の各センサを駆動させている。また制御部6は後記する各種所定時間を計時するタイマ部8と、動体センサ4による検知信号の出力回数を所定の条件に従ってカウントするカウンタ部7とを備えている。これらの制御については後記する。
次に荷物装置1の利用方法について、宅配物が宅配業者によって配達され、集合住宅の住人がその宅配物を受け取るまでの動作の一例を説明する。
宅配業者は宅配ボックスAの複数設置された荷受装置1のうち、宅配物の大きさを考慮し、操作表示部11を確認して空きになっている荷受装置1を選ぶ。荷受装置1の扉10を開けて、荷物収納庫17に宅配物を収容する。このとき、動体センサ4による検知が良好になされるように荷物収納庫17の中央に宅配物を置くことが望ましい。操作表示部11に設けられた配達ボタン(不図示)を押し、配達先の部屋番号を入力した後、扉10を閉じると扉センサ3によって扉10が閉じられたことが検知され、電気錠2が作動して施錠がなされる。このとき、操作表示部11には、部屋番号の表示がなされる。そして宅配ボックスAの捺印装置15に不在配達票を入れると不在配達票に受領印が捺印され、宅配物の配達が完了する。その後、宅配業者が不在配達票を配達先の住人の郵便受けに投函すれば、住人は、宅配物が荷受装置1に届けられていることを認識することができる。
不在配達票を受け取った住人は、宅配ボックスAに向かい、操作表示部11をみて自分の部屋番号が表示された荷受装置1を探し、その荷受装置1の受取ボタン(不図示)を押し、部屋番号毎に割り当てられた暗証番号を入力する。入力された暗証番号が正しければ、電子錠2が解錠される。そして扉10を開け、宅配物を受け取ることができる。
なお、上述の動作例は一例にすぎず、荷受装置1に番号を割り振り、所定の操作をすれば、宅配物を収容した荷受装置1の番号や配達日付などが表示された通知が自動的に印刷されるものとしてもよい。また扉10を閉める際には、荷物収納庫17内に設けた施錠セットボタン(不図示)を押下げてから扉10を閉めるものとしてもよい。更に宅配物を荷物収納庫17に収容した後は、防犯上、部屋番号を表示するのではなく、着荷を知らせる表示(ランプを点灯させるなど)するようにしてもよい。
続いて、まずは図1、図4、図5を参照しながら、開いていた扉10を閉めた直後になされる荷受装置1の荷物収納庫17内の動体検知判定方法について詳述する。
図1は、扉を閉めた直後の基本動作の一例を示すフローチャート(S100〜S106)を示している。このフローチャートでは、所定の操作の後、扉10が閉められたことを扉センサ3が検知し、自動的に電気錠2が施錠された後の動作例を説明している。また扉センサ3には、常時電力が供給され、電力が供給される限り、検知可能状態とする。
扉センサ3が閉状態を検知すると(S100)、タイマ部8を起動し、所定時間の計時を開始する(S101)。その後、動体センサ4が動体を検知し検知信号を出力しても、所定時間を計時している間、すなわち所定時間が経過するまでは、その検知信号の出力は誤検知の可能性があるとして、無効化する(S102、S103、S104)。そして所定時間が経過したら(S105)、無効化制御を行わない通常の動体検知判定制御へ移行する。なお、通常の動体検知判定制御については、図6、図7を参照しながら、後記する。
これによれば、開いている扉を閉めた後は、庫内雰囲気と、外気雰囲気とが混じりあうため、両者に温度差が生じると、庫内温度雰囲気に温度ムラが生じ、赤外線式の動体センサ4が誤検知をしやすい状況にあるが、所定時間を経過すれば、庫内温度雰囲気の温度ムラがなくなる状態となる。すなわち誤検知をしやすい所定時間を経過するまでは、動体センサ4が検知信号を出力しても、無効化し、電気錠2の自動解錠を行わないので、誤検知による誤作動を防止することができる。
一方、扉センサ3が閉状態を検知し(S100)、タイマ部8を起動した後(S101)、扉センサ3が開状態を検知した場合は(S102)、タイマ部8の計時をリセットする(S106)。
これによれば、人の操作などによりタイマ部8による所定時間の計時中で扉が開かれた場合に、扉10が開状態の最中に不必要な判定制御がなされることがなく、また再度扉10を閉じた際には改めて所定時間を計時することできる。
図4は、開いていた扉10を閉めた直後に動体センサ4による検知信号の出力がなされた場合の各センサ(扉センサ3、動体センサ4)の動作状況及び動体センサ4の通電状況を示すタイムチャートである。ここではタイマ部8で計時される所定時間をTで示している。
所定時間Tは荷物収納庫17内の温度ムラがなくなるまでの十分な時間を設定すればよく、例えば30秒〜50秒程度とすればよい。所定時間Tを30秒未満とすると、荷物収納庫17内の温度ムラが十分になくなっていないおそれがあり、その状態で通常の動体検知判定制御が開始すると収容物を誤検知してしまうおそれがある。一方、所定時間Tを50秒以上長く設定すると、動体の閉じ込め事故の検知が遅くなってしまう。
図4に示すように、開いていた扉10が閉状態となったことを扉センサ3が検知すると、これをトリガにタイマ部8が起動し、所定時間Tの計時がなされる。また、動体センサ4の通電も扉センサ3の閉状態をトリガとしている。
そして通電された動体センサ4が、所定時間の計時中、すなわち所定時間経過前に動体があると検知信号を出力しても、制御部6はこれを無効化し、動体が検知されたとの判定をしない。そして所定時間経過後(タイムアップ後)は、通常の動体検知判定制御を行い、動体があると判定した場合は、電気錠2を自動解錠する。
図5は図4と同じ状況における異なる動作例を示したタイムチャートである。
図4に示した動作例は、扉センサ3の閉状態をトリガとして動体センサ4の通電を行い、動体センサ4による動体検知があっても、それを所定時間T内は、無効化する例であるが、図5に示す動作例は、所定時間T経過までは、動体センサへの通電を停止し、動体検知がなされないようにした例である。その他の点は図4の例と同じである。
図5に示すように、開いていた扉10が閉状態となったことを扉センサ3が検知すると、これをトリガにタイマ部8が起動し、所定時間Tの計時がなされる。このとき、所定時間T内の動体検知判定は不要であるから、動体センサ4には、電力を供給しない。図5では、動体センサ4が通電していれば、検知信号が出力していることを点線で示している。
そしてタイマ部8による所定時間Tの計時が終わると(タイムアップ)、すなわち、所定時間Tが経過すると、動体センサ4に電力が供給され、通常の動体検知判定制御を行う。
図5に示すように、動体センサ4の通電を扉センサ3が閉状態を検知している間で、且つ所定時間T経過後とすれば、無駄な電力供給がなくなり、消費電力の低減を図ることができる。
続いて、図6、図7を参照しながら、所定時間(T)経過後、すなわち通常の動体検知判定方法について説明する。
ここに示す例は、動体センサ4の検知及び非検知が所定回数繰り返されたときには、動体があると判定するものである。
図6は、動体検知判定制御の基本動作の一例を示すフローチャート(S200〜S208)を示している。
このフローチャートでは、所定の操作の後、扉10が閉められたことを扉センサ3が検知し、自動的に電気錠2が施錠され、所定時間(T)が経過した後の動作例を説明している。また扉センサ3には、常時電力が供給され、電力が供給される限り、検知可能状態とする。フローチャート中、「n」はカウンタ部7によるカウント数を示しており、設定された所定回数を示している。
扉センサ3が閉状態を検知し(S200)、動体センサ4が動体を検知すると(S201)、タイマ部8を起動し、検知所定時間(後記するT1)の計時を開始する(S202)。そしてまず動体センサ4が少なくとも検知所定時間の間、検知信号の出力が継続されているかを判定し、検知所定時間以上、検知信号の出力が継続された場合は、これを1カウントとする(S204、S205)。このカウントはカウント部7で行う。
動体センサ4が非検知状態となったときには、非検知所定時間(後記するT2)の計時を行い、非検知時間が非検知所定時間を超えないかを判定する。その後、再び検知所定時間以上、動体センサ4による検知信号の出力が継続された場合は、これを2カウントとする(S204、S205)。そして再び非検知状態となり、非検知時間が非検知所定時間を超えない間に動体センサ4による検知信号の出力が検知所定時間以上、継続された場合は、これを3カウント(S204、S205)とする。この3カウント目(n=3)で、荷物収納庫17内に動体が収容されているとして、電気錠2を解錠する(S207)。
一方、上記制御の途中で、動体センサ4による検知信号の出力が停止した場合は(S203)、カウンタ部7でのカウントをリセットする。
このように、動体センサ4の検知及び非検知が所定回数(ここでは3カウント)繰り返されたときには、動体があると判定するものとすれば、例えば温度を持った荷物を比較的冷えた荷物収納庫17内に収容した場合でも、誤検知することを防止することができる。つまり、一定時間、検知状態が続くだけでは動体があると判定しないことにより、温度が高い収容物と動体とを区別でき、より正確な動体検知判定を実現することができるのである。
なお、動体の閉じ込め事故発生として電気錠2を自動解錠した後は、管理人などに閉じ込め事故を知らせるため、ランプを点灯させたり、サイレンを鳴らすなどして報知を行うようにしてもよい。また扉10にばね機構やモータなどを内蔵させて、電気錠2が解錠すると自動的に扉10が開くようにしてもよい。
図7は、上述の制御がなされた場合の動体センサ4の動作状況を示すタイムチャートである。
ここでは動体センサ4による検知信号を無効にする図4、図5で説明した所定時間(T)と区別するため、動体センサ4による検知信号の出力時間を計時する所定時間を検知所定時間T1、非検知時間を計時する所定時間を非検知所定時間T2として説明する。
検知所定時間T1は、0.4秒〜0.7程度に設定される。これよりも小さく設定した場合は、検知出力時間があまりに短いので、検知したこと自体がノイズなどの誤検知のおそれがあり、これよりも大きく設定した場合は、動体検知判定を行うまでの時間が長くなりすぎて、閉じ込め事故の把握が遅れてしまう。
また非検知所定時間T2は、7秒〜13秒程度に設定される。これよりも小さく設定した場合は、動体センサ4による再検知が少し遅れただけでカウンタ部7がリセットされてしまうから誤検知に繋がる。またこれよりも大きく設定した場合は、動体検知判定を行うまでの時間が長くなりすぎて、閉じ込め事故の把握が遅れてしまう。
更に、ここでは所定条件でカウントする所定回数を3とした例を示しているが、これに限定されるものではなく、動体検知判定が遅延することがない範囲で設定されるものである。
図7の例は、T1を0.5秒、T2を10秒に設定した場合を示している。
まず、0.5秒以上の動体センサ4による検知信号の出力がなされた時点で1カウントとし、その後、10秒以内の非検知時間を経て、再び0.5秒以上の動体センサ4による検知信号の出力がなされると、2カウントとする。そして、10秒以内の非検知時間を経て再び0.5秒以上の動体センサ4による検知信号の出力がなされた時点で荷物収納庫17内に動体が収容されていると判定し(動体検知判定)、電気錠2を自動解錠する。
図6、図7は、開いていた扉10を閉めてから所定時間経過後の動体検知判定方法として説明したが、この制御方式は、扉10の閉状態が検知された後、所定時間経過を待つのではなく、動体センサ4による検知信号の検知及び非検知が所定回数繰り返されたときには、動体があると判定し、電気錠2を自動解錠する荷受装置1に適用することができる。
すなわち、上述の図6のフローチャートは、所定時間(T)が経過した後の動作例を説明しているが、所定の操作の後、扉10が閉められたことを扉センサ3が検知した直後に、図6に示す動作をすることによっても、温度が高い収容物と動体とを区別でき、適切な動体検知が可能となるのである。
図7のタイムチャートも同様に、所定の操作の後、扉10が閉められたことを扉センサ3が検知した直後における動体センサ4の動作状況のタイムチャートとしてみることができる。
なお、ここでは荷受装置1が、集合住宅用宅配ボックスAに用いられた例について述べているが、これに限定されるものではなく、戸建住宅用荷受装置にも適用することができる。この他、オフィス内、レジャー施設、駅構内などに設けられる荷受装置1にも適用することができる。
またここでは、扉10が片面にのみ設けられた荷受装置1について説明したがこれに限定されず、配達側扉、受取側扉を備えた両面扉タイプの荷受装置1にも適用可能である。この場合は配達側扉及び受取側扉の両方に扉センサ3を設け、両方の扉10の開閉状態を検知して、上述の制御を行う。
更にここでは、所定の操作をした後、扉10が閉まると電気錠2の施錠がなされる例について説明しているが、扉10を閉めると自動的に施錠されるものにも適用可能である。そして、動体検知判定方法も上述の例に限定するものではない。
本発明に係る荷受装置の扉を閉めた直後の基本動作の一例を示すフローチャートである。 同荷受装置の外観斜視図である。 同荷受装置の主要構成部分の概略図及び制御ブロック図である。 同荷受装置の扉を閉めた直後の各センサの動作状況を示すタイムチャートである。 図4とは異なる動作例の各センサの動作状況を示すタイムチャートである。 同荷受装置における動体検知判定制御の基本動作の一例を示すフローチャートである。 同荷受装置における動体検知判定の動作状況の一例を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 荷受装置
2 電気錠
3 扉センサ
4 動体センサ
6 制御部
7 カウンタ部
8 タイマ部
10 扉
17 荷物収納庫
17a 天井
17c 内側壁

Claims (7)

  1. 電気錠を有する扉が設けられた荷物収納庫と、該荷物収納庫の庫内の収容物が動体か否かの検知信号を出力する赤外線式の動体センサと、前記扉の開閉状態を検知する扉センサと、前記動体センサによる前記検知信号に基づき動体があると判定したときは前記電気錠を自動解錠する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記扉センサによって前記扉の閉状態が検知された後、所定時間経過するまでは、電気錠の自動解錠を行わないことを特徴とする荷受装置。
  2. 請求項1において、
    前記制御部は、前記所定時間経過するまでは、前記動体センサへの通電を停止、または前記動体センサによる検知信号を無効化することを特徴とする荷受装置。
  3. 請求項1又は請求項2において、
    前記制御部は、前記所定時間経過前に、前記扉センサによって前記扉の開状態が検知されたときには、前記所定時間の計時をリセットすることを特徴とする荷受装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか1項において、
    前記制御部は、前記所定時間経過後に、前記動体センサによる検知信号の検知及び非検知が所定回数繰り返されたときには、前記動体があると判定し、前記電気錠を自動解錠することを特徴とする荷受装置。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項において、
    前記動体センサは、前記庫内の天井に設置されていることを特徴とする荷受装置。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項において、
    前記動体センサは、前記庫内の内側壁に形成された凹所に設置されていることを特徴とする荷受装置。
  7. 電気錠を有する扉が設けられた荷物収納庫と、該荷物収納庫の庫内の収容物が動体か否かの検知信号を出力する赤外線式の動体センサと、前記扉の開閉状態を検知する扉センサと、前記動体センサによる前記検知信号に基づき動体があると判定したときは前記電気錠を自動解錠する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記扉センサによって前記扉の閉状態が検知された後、前記動体センサによる検知信号の検知及び非検知が所定回数繰り返されたときには、前記動体があると判定し、前記電気錠を自動解錠することを特徴とする荷受装置。
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