JPH0736795B2 - 荷物の受取りボックス - Google Patents

荷物の受取りボックス

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JPH0736795B2
JPH0736795B2 JP2065711A JP6571190A JPH0736795B2 JP H0736795 B2 JPH0736795 B2 JP H0736795B2 JP 2065711 A JP2065711 A JP 2065711A JP 6571190 A JP6571190 A JP 6571190A JP H0736795 B2 JPH0736795 B2 JP H0736795B2
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luggage
lock
door
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sensor
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勝美 横山
弘一 服部
哲徳 星野
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ナショナル住宅産業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、不在時等においても荷物の受取りを可能とす
る荷物の受取りボックスに関する。
〔従来の技術〕
社会変化に伴い共働きの家庭が増し、昼間において、家
人が不在の留守宅となる住居が増加している。他方、個
人家庭にも荷物を送配給する、いわゆる宅配業務の発展
に伴い、荷物を受取る機会が増加している。
しかしながら、配達される荷物を受取るべき家庭が不在
であるときには、配達人は隣家に代受取りを依頼し、又
は連絡票などを投函等しているが、隣家においても不在
の機会が増えることにより配達人は再度の配達を余儀な
くされる場合が多く、配達業務の効率を低下させている
とともに、家人においても荷物の受取りの機会を遅らす
こととなっている。
なお多戸数かつ管理人が存在する大きな集合住宅におい
ては、管理人が荷物の受取りの代行を行う他、最近、管
理人の存在を前提として、荷物の受取りを行う荷物の受
取りシステムがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、この荷物の受取りシステムは、多数個の
ボックスを有し、コンピュータによる集中制御により荷
物の受取りを行うものであって、極めて高価かつシステ
ムの保守のために多くの手間を有するなど、個人の家庭
は勿論のこと、少戸数の比較的小さな集合住宅において
は、到底採用しうるものではない。
本発明は、個人住宅、少戸数の集合住宅においても採用
でき、不在時においても荷物を安全に受取りできる荷物
の受取りボックスの提供を目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、荷物を収容しうる箱体と該箱体を開閉する扉
とを具える基体に、箱体への荷物の収容を検知する荷物
センサと、前記扉の閉止とともに該扉を施錠する自動締
まりの錠と、前記錠の施錠を外からのキーなどによる解
錠操作によって解錠する解錠手段とを設けるとともに、
前記基体は、受領書を収容するとともに荷物センサが荷
物を検知しているとき扉の閉止による錠の前記施錠とと
もに前記受領書を外部に送り出す受領書発行器を具え、
しかも前記荷物センサが荷物を検知していないとき手指
によって押釦されることにより前記錠の施錠を解除する
開扉ボタンを見えてなる荷物の受取りボックスである。
〔作用〕
箱体への荷物の収容を検知する荷物センサと、扉の閉止
とともに該扉を施錠する自動締まりの錠と、錠の施錠を
外からのキーなどによる解錠操作によって解錠する解錠
手段と、前記荷物センサが荷物を検知していないとき手
指によって押釦されることにより前記錠の施錠を解除す
る開扉ボタンとを具える。従って、配達人は開扉ボタン
を押釦するのみで別途キーを必要とせず荷物を収容しう
るとともに、自動締まりの錠によって扉が施錠され、か
つ家人は、キーなどを用いて安全に荷物を受取ることが
出来る。このように個人住宅、少戸数の集合住宅におい
て、不在時でも荷物を安全に受取りでき、配達人、家人
の荷物の受け渡しを可能とする。
又錠の施錠とともに受領書を外部に送り出す受領書発行
器を設けているため、配達人は配達の証明をうることが
でき、しかも受領書に受取り人の捺印、サイン等の証明
を予め存在させることによって、宅配業者は後日の証明
として利用できる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。
第1〜12図は、第11図に例示するような、少戸数の集合
住宅Hに好適に採用される荷物の受取りボックス1Aを例
示し、又第13〜15図は戸建住宅に採用されうる荷物の受
取りボックス1Bを示し(区別する必要がないとき、合わ
せて荷物の受取りボックス1と称する)、前記荷物の受
取りボックス1Aは、前記第11図に示すように、複数階建
ての前記集合住宅Hにおいて、折返し階段の踊り場H1及
び該踊り場H1から下方にのびる階段部分H2下方の空間U
に設置されるとともに、前記階段に面する戸数に合う個
数が配される。なお戸建住宅の荷物の受取りボックス1B
は、入口、玄関横など、配達に便宜なかつ好ましくは庇
下方の適宜の場所に設置される。
荷物の受取りボックス1は、本実施例では、上下に2つ
の収容部2A、2Bを有する箱体3と、前記収容部2A、2Bを
開閉する扉4A、4Bとからなる基体5を有し、又本例で
は、2つの荷物の受取りボックス1Aa、1Abが並置される
ことにより4つの収容部2……(総称するとき収容部2
という)を具える。
箱体3は、第3図に例示するように折曲げ鋼板の接合体
であって、側板21、22と、背板23と、上板24と、該上板
24下方に配され、上板24との間で制御部25を形成する天
井板26とを有する。なお前記側板21、22の前縁は、コ字
に折曲げることにより角柱部27、29を形成するととも
に、角柱部27、29の下端には、上向きの戸当たり30Aを
有する下継ぎ材30を設ける。又この下継ぎ材30と、側板
21、22下端で内向きにのびるフランジ31により、中央の
開放部33を覆う底板34を支持する。又前記天井板26は、
前記角柱部27、29を継ぎかつ下向きの戸当たり36Aを有
する上継ぎ材36により支持される。
又制御部25は、内部の仕切り板37により左右に仕切られ
た制御室25A、25Bを具えるとともに、各制御室は、扉39
A、39Bにより施錠可能に開閉される。
又箱体3は、その内部を上下に仕切り、前記収容部2A、
2Bを形成する棚板6が水平に固着される。
前記扉4A、4Bは前記角柱部29に枢支され、かつ扉4A、4B
には、裏面に取出箱41を有する郵便受け口42が夫々設け
られるとともに、前記背板23には、各収納部2A、2Bに位
置して、ガラリ等の通気口43を設けている。
又基体5には、前記角柱部27に位置し扉4A、4Bを施錠す
る錠Kと、前記棚板6、天井板26、底板34に取付けられ
かつ収容部2A、2Bへの荷物の収納を検知する荷物センサ
S1とが設けられる。
又制御室25A、25Bには受領書7(第10図に示す)を予め
収納し、荷物センサS1が荷物を検知しているときの扉4
A、4Bの閉止に伴う錠Kの施錠とともに受領書7を送り
出す受領書発行器9が設けられる。又前記角柱部27に
は、例えばキーなどが挿入しうる鉤孔を有し、前記錠K
を強制的に解錠しうる解錠手段10を設けている。
さらに本実施例では、前記扉39A、39Bに、前記荷物セン
サS1が荷物の収納を検知していないとき、手指による押
し釦により前記錠Kを解錠する開扉ボタンP1と、荷物を
収納した状態における錠Kの施錠により点灯する収納ラ
ンプL1とを設ける。さらに本例では、開扉ボタンP1は、
前記扉4A、4Bの施錠により点灯する収納ランプL1をも兼
用した作動ボタンP0を用いている。
なお各扉39A、39Bは、各収納部2A、2Bに対応する作動ボ
タンP0などを有する。
さらに基体5には、角柱部27に位置し扉4A、4Bの開扉を
検知する扉センサS2と、該扉センサS2が扉4A、4Bの開放
を検知したとき、例えば発音し外部に知らせるとともに
荷物センサS1の荷物の検知によって停止するブザーなど
の警報器M1と、居室に配され荷物の収容後の施錠を通知
するランプなどの通知器M2(第11図に示す)とが配され
る。
さらに例えば錠Kの上方に配され、内部から錠Kを押し
釦により解錠しうる内部解錠ボタンP2と、収容部2A、2B
に入る人などの動物を検知し、錠Kの施錠を不能とする
安全センサS3と、前記受領書発行器9に設けられかつ内
部の受領書7の有無を検知する受領書センサS4とが設け
られる。これらのセンサS1〜S4、ボタンP1、P2、収納ラ
ンプL1、警報器M1、通知器M2は、錠K、受領書発行器9
とともに第4図にまとめて概略的に示し、又それらは制
御室25A、25Bの少なくとも一方に設ける制御装置に接続
され、制御される。
さらに前記戸当たり30A、36Aには、扉4A、4Bの閉止を妨
げ開放側に押す押出し金具12、12を設けている。押出し
金具12は、第5、6図に示すように、前記戸当たり30A,
36Aの背面に固定される鍔部を有する筒体44と、該筒体4
4内を摺動しかつバネにより前に付勢されるピストンを
有するロッドからなり、又ロッド前端の押片45が前記付
勢によって前記戸当たり30A、36Aを前にこえて突出して
いる。これにより押片45は、第5図に示すように、扉4
A、4Bの閉止に際して、該扉4A、4B内側の垂直な折曲げ
片4aに衝合し、開く向きに比較的弱い力で押圧すること
によって、扉4A、4Bを小角度で開く。
他方、前記錠Kは、荷物センサS1による荷物の検知によ
り、又荷物を検知しないときにも、扉4A、4Bの閉止に伴
って該扉4A、4Bを施錠する自動締まりの錠であり、かつ
錠Kは、荷物センサS1が荷物を検知していないときに
は、前記開扉ボタンP1の押釦によって解錠できる。
又錠Kは、前記解錠手段10、内部解錠ボタンP2によっ
て、荷物センサS1の荷物の検知の有無にかかわらず解錠
される。
さらに錠Kは、前記安全センサS3による動物の検知、受
領書センサS4による受領書切れの検知によって、直ちに
又は小時間後に経時的に解錠され、又施錠不能となるな
ど、施錠が中止される。
このような錠Kとしては、機械部分と電磁石などの電気
制御用の電気部分とを有する種々なものが利用できる
が、本例では、第5図に示すように、扉4A、4Bの自由端
に設ける鉤片47を掛着しうるアーム片49と、該アーム片
49を傾動するソレノイドSL1、SL2とを具え、外筐50の内
部に収容される。
前記鉤片47は、先端部に向かって上に傾く案内辺を介し
て略垂直な係止面51aを有する凹部を形成することによ
り、鉤部51を先端部に形成している。
又錠Kの前記アーム片49は、前記側板21内面で枢支され
る基部の先端に、扉4A、4Bの閉止により、前記案内辺に
案内され、前記係止面51aで係止される掛片53を設け、
又後端には、前記ソレノイドSL1、SL2のロッドが上下で
枢着される駆動片54を形成している。
又アーム片49は、下のソレノイドSL2の縮小作動によ
り、前記鉤片47を掛止しうる水平状態となり、又上のソ
レノイドSL1によってアーム片49を傾動し掛片53を下に
移動させ鉤片47との掛着が不能とする。
なおアーム片47は、適宜のクリップ手段又は摩擦力を有
して枢支されることにより、ソレノイドSL1、SL2により
作動した状態を維持できる。
さらにソレノイドSL2は、荷物センサS1による荷物の検
知の有無に拘わらず、扉4A、4Bが開かれることにより、
例えば扉センサS2の開扉検知によって制御装置を介して
信号をうけて動作し、アーム片49を前記水平状態に保
つ。これにより錠Kは閉止により扉4A、4Bを施錠する自
動締まりとなる。
他方、ソレノイドSL1は、荷物センサS1が荷物を検知し
ていないとき、開扉ボタンP1により動作し解錠する。又
解錠手段10、内部解錠ボタンP2の操作により動作し強制
的に解錠する。
さらに前記安全センサS3による動物検知、受領書発行セ
ンサS4による受領書切れ検知によりソレノイドSL1は動
作し、施錠を中止できる。
なお押出し金具12は、第7図に示すように、前記ロッド
をバネにより内向きに付勢し、先端の押片45を戸当たり
30A、36A内に常時沈入させ、ソレノイドSL3が動作する
ときのみ、押片45を突出させ扉4A、4Bを開くこともでき
る。
これにより、例えば受領書切れを検知する受領書センサ
S4の出力によっても、制御装置は、当初はソレノイドSL
1を動作させることなく錠Kを自動締まりとし、扉4A、4
Bを施錠し、その数秒ののち経時的にソレノイドSL1によ
り錠Kを解錠すると同時に、前記ソレノイドSL3を動作
し、扉4A、4Bを開くように作動させることもできる。
なお前記のように、錠Kとして、第5図に示したものの
他、種々なもの、例えば第14図に示すいわゆる錠Kによ
り施錠する周知のものも利用しうる。
又前記荷物センサS1は、第4図に示すように、発光器S1
a、受光器S1bを有する光センサであり、発光器S1aを例
えば天井板26下面の取付枠56、棚板6の取付枠57に配さ
れかつ透孔から下向きに光を発光できる。又受光器S1b
は、棚板6の取付枠57、底板34の取付枠58に取付き、棚
板6、底板34の孔部から受光できる。なお荷物センサS1
を側板21、22に設け、又荷物センサS1として、荷物の重
量による受板の沈下を検知する適宜のマイクロスイッ
チ、圧力センサの他、荷物の収納を検知できさえすれば
種々なものを利用できる。
又扉センサS2は、扉の近接を検知する近接スイッチを用
いうる他、該扉4A、4Bとの接触を検知する種々なスイッ
チ類などを利用できる。
又安全センサS3は、いたずら等により浸入した人、動物
などの移動体を検知するものであれば、赤外線センサな
ど種々なものが利用できる。
なお開扉ボタンP1、収納ランプL1は、夫々別個のボタ
ン、ランプを用いて形成することもできる。
前記受領書センサS4は、第9図に例示するように、受領
書発光器9に取付き受領書7の有無を検知する。
受領書発光器9は、第8、9図に例示するように、下箱
60と、該下箱60に枢支される上箱61とからなる。下箱60
は、底片両側の側片62、62とその後縁を継ぐ背片63と、
前方に設ける駆動部64とにより受領書7を収納する凹部
65を後部に形成している。又駆動部64は、側片62、62を
継ぎかつ側片62から前に突出する水平な下案内板66に、
送りローラ67を設けている。なお送りローラ67は、歯車
伝動を介して図示しない減速電動機に連係して回転す
る。
又上箱61は、上片69の両側に、前記側片62と当接する側
片70を有するコ字の基枠の後端の軸受片により下箱60に
枢支されるとともに、上片69前縁のL字の折曲げ部を介
して、下案内板66との間で受領書7を送り出す間隙を形
成する上案内板71を設けている。又折曲げ部には、前記
送りローラ67に受領書7を押付けその送り出しを円滑に
する押え片72を昇降自在とする調節軸73を設ける。なお
前記側板70前端に設けるバネ片74が、側片62の切欠部に
嵌入することにより上箱61は、下箱60に係止される。又
受領書発行器9は、下箱60の両側縁下辺の張出し片が、
天井板26上面のレール68によって案内されることにより
前後動でき、又前に移動することにより、前記受領書7
の収納を容易とする。
これによって、前記凹部65に収納した、例えば第10図に
例示する受領書7を、送りローラ67により1枚づつ各扉
39A、39Bの送出し口75から送り出す。
受領書7は、本例では、予め切り取り用のミシン目76を
設けた連帳形式のものであって、該受領書7には各受取
り人の捺印、サイン等による証明Cが、前記受領書発行
器9への収納に先立ち予め設けられる。
又前記受領書センサS4は、反射式の光スイッチを用いて
おり、前記下案内板66の透孔下方に配されることによ
り、その反射光による受領書7の有無を検知する。
受領書センサS4として、該受領書7と直接接触しその途
切れとともに移動する接触端を有する各種のマイクロス
イッチなどをも利用できる。
集合住宅で用いるときには、その戸数に合わせて、前記
制御装置を収納する例えば親機である荷物の受取りボッ
クス1Aaに、所要個数の荷物の受取りボックス1Ab……を
接続する。このために、前記箱体3には、第2図に示す
ように、前記制御部25に位置し、配線を挿通するための
配線孔80、80と、連結用の孔部81……を設けている。
次に本実施例における使用の手順を説明する。
前記錠Kは前記のように、扉4A、4Bの閉止により該扉4
A、4Bを自動的に施錠する自動締まり錠であって、空荷
のとき扉4A、4Bを施錠している。
配達人は配達すべき住居の番号を、名札19等により確認
したうえ、相当する開扉ボタンP1である作動ボタンP0を
押すことにより、錠Kが解錠し、押出し金具12により扉
4A、4Bは開く。
又配達人が荷物を、開扉した収容部2の所定位置に収納
することによって、荷物センサS1が荷物の収納を検知
し、その出力を制御装置に伝達する。
さらに配達人が収納の完了により扉4A、4Bを閉止する。
これにより錠Kは、扉4A、4Bを自動的に施錠すると同時
に、収納ランプL1である作動ボタンP0が点灯する。さら
に室内に通じる通知器M2が点灯し、着荷の確認を容易と
する。
さらに施錠と同時に前記受領書発行器9が動作し、受領
書7を発行する。なお受領書発行器9には、日付を捺印
する日付捺印機構を付加しうる。又受領書7には捺印、
サイン等の証明Cがあるため、配達人はそのお持帰りに
より配達を証拠立てうる。なお受領書7は、剥離紙を有
する粘着テープを用いることができ、これにより配達書
に受領書7を貼着することもできる。
さらに荷物の取出しに際して、家人はキー等により解錠
手段10によって錠Kを強制的に開放し、荷物を取り出
す。又扉4A、4Bの閉止によって錠Kが施錠し、初期の状
態に戻る。
さらに、前記扉センサS2は扉4A、4Bの開扉を検知し、前
記警報器M1を動作させる。これにより開扉を警報し、い
たずら等により操作を減じうる。
なお開扉ボタンP1は荷物センサS1が荷物の収納を検知し
ているときには、錠Kを解錠せず、従って荷物の盗難が
防止される。
さらに前記受領書センサS4は、受領書7の有無を検知
し、受領書7の使い切りを制御装置に出力するととも
に、その出力により制御装置は、錠Kの施錠を中止さ
せ、押出し金具12が扉4A、4Bを少し開く。又第7図の押
出し金具12を用いるときには、閉扉後、数秒(1〜10
秒)で扉4A、4Bが開く。
これにより、受領書7を受取れない荷物の配達を防止
し、配達に伴うトラブルを防ぐ。
又安全センサS3が、子供、動物等の侵入を検知し、その
出力によって、制御装置は錠Kの施錠を中止することに
より、安全性を高める。さらに内部開扉ボタンP2を具え
ることにより、内部からの人の錠Kを解錠を可能とし、
さらに安全性を高める。
なお荷物の受取りボックス1Aは、例えば第12図に例示す
るように、前記階段の下部分H2、踊り場H1の下方を囲む
空間Uに配するユニットBに組み込みうる。又このユニ
ットBは、荷物の受取りボックス1A……の他、電気、ガ
スメータ、各種の配管、配線など、集合住宅におけるユ
ーティリティ空間として活用できる。又このユニットB
は、荷物の受取りボックス1Aの取付けに伴う違和感を防
ぐとともに、該ボックス1Aへの雨水等の浸入を防ぎ、耐
久性は高めうる。
第13〜15図は前記のごとく、戸建住宅に用いうる荷物の
受取りボックス1Bを例示している。本例では、前記棚板
6は、例えば上向きにはね上げ可能としている。又棚板
6は、棚板係止手段15により、上下の扉4A、4Bがともに
開放したときのみはね上げ可能としている。
棚板係止手段15は、棚板6の前に向く垂下片に設ける長
孔からなる係止部95と、扉4A、4Bの内面に設けられ、棚
板6の水平状態において、前記係止部95にともに嵌入し
うるピン体からなる係合部96、96とからなる。上下の扉
の各係合部96、96が前記係止部95にともに嵌入すること
により、上下の扉4A、4Bをともに開いたときにのみ棚板
6のはね上げが可能となる。これにより、棚板6のはね
上げによって、上の収容部2Aからの下の収容部2Bの荷物
の取出しを防止する。又棚板6のはね上げにより、上下
にのびる1つの収容部2を形成でき、スキー、ゴルフバ
ック等の長尺物の収納が可能となる。又棚板係止手段15
は、棚板6にピン状の係止部95を、扉4A、4Bに該係止部
95が嵌り合う穴状の係合部96を設けることができ、又棚
板6と扉4A、4Bが係合し、棚板6のはね上げを防止でき
さえすれば、種々な構造のものが利用できる。
このような棚板6は、そのはね上げを可能とする範囲
で、多数個設けることができる。又棚板6を左右の側壁
に配することにより、又は棚板を引き出し可能とするこ
とにより、さらに多数個の収容部2……を形成しうる。
又開扉ボタンP1を、収容部2の個数に応じて配すること
により、高さの異なる種々な荷物を効果的に収納しうる
こととなる。これにより、寸法の異なる収容部2を予め
設ける手間を減じる。なおこのような棚板は戸建住宅の
荷物の受取りボックス1Bの他、集合住宅の荷物の受取り
ボックス1Aにも適宜利用できる。
なお解錠手段10によって強制的に扉を施錠させ、受取り
ボックス1への荷物の配達を一時的に阻止させるように
も構成できる。
〔発明の効果〕
このように本発明の荷物の受取りボックスは、箱体への
荷物の収容を検知する荷物センサと、扉の閉止とともに
該扉を施錠する自動締まりの錠と、錠の施錠を外からの
キーなどによる解錠操作によって解錠する解錠手段と、
前記荷物センサが荷物を検知していないとき手指によっ
て押釦されることにより前記錠の施錠を解除する開扉ボ
タンとを具える。従って、配達人は開扉ボタンを押釦す
るのみで別途キー、カード、暗証番号などを必要とせず
荷物を容易に収容しうるとともに、自動締まりの錠によ
って扉が施錠され、かつ家人は、キーなどを用いて安全
に荷物を受取ることが出来る。このように個人住宅、少
戸数の集合住宅において、家人の不在時でも荷物を安全
に受取りでき、配達人、家人の荷物の受け渡しを可能と
する。
又錠の施錠とともに受領書を外部に送り出す受領書発行
器を設けているため、配達人は配達の証明をうることが
でき、しかも受領書に受取り人の捺印、サイン等の証明
を予め存在させることによって、宅配業者は後日の証明
として利用できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は集合住宅用の本発明の一実施例を示す正面図、
第2図はその側面図、第3図は箱体の主要構成を示す斜
視図、第4図は主要部品の配置を概略的に示す斜視図、
第5図は錠の一例を示す斜視図、第6、7図は押出し金
具を例示する断面図、第8、9図は受領書発行器を例示
する斜視図、第10図は受領書を例示する斜視図、第11図
は荷物の受取りボックスが設置される状態を例示する斜
視図、第12図は荷物の受取りボックスを取付けるユニッ
トを例示する斜視図、第13図は戸建住宅で採用しうる本
発明の他の実施例を示す正面図、第14図はその要部を示
す斜視図、第15図は棚板係止手段を例示する断面図であ
る。 1、1A、1Aa、1Ab、1B……荷物の受取りボックス、2A、
2B……収容部、3……箱体、4A、4B……扉、5……基
体、6……棚板、7……受領書、9……受領書発行器、
10……解錠手段、15……棚板係止手段、K……錠、L1…
…収納ランプ、M1……警報器、M2……通知器、P1……開
扉ボタン、P2……内部解錠ボタン、S1……荷物センサ、
S2……扉センサ、S3……安全センサ、S4……受領書セン
サ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−128918(JP,A) 特開 昭63−260506(JP,A) 実開 昭55−71266(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷物を収容しうる箱体と該箱体を開閉する
    扉とを具える基体に、箱体への荷物の収容を検知する荷
    物センサと、前記扉の閉止とともに該扉を施錠する自動
    締まりの錠と、前記錠の施錠を外からのキーなどによる
    解錠操作によって解錠する解錠手段とを設けるととも
    に、前記基体は、受領書を収容するとともに荷物センサ
    が荷物を検知しているとき扉の閉止による錠の前記施錠
    とともに前記受領書を外部に送り出す受領書発行器を具
    え、しかも前記荷物センサが荷物を検知していないとき
    手指によって押釦されることにより前記錠の施錠を解除
    する開扉ボタンを具えてなる荷物の受取りボックス。
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