JP4681924B2 - シート識別装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートを搬送しながらシートの種類を識別するシート識別装置と、このシート識別装置を装置本体に備えてシートに画像を形成する画像形成装置、特に、シートの種類に応じて画像形成条件を変える画像形成装置とに関する。
複写機やプリンタ等にあっては電子写真方式の画像形成装置が一般的に用いられている。この画像形成装置は、像担持体としての感光ドラムあるいは中間転写体上に形成したトナー像を、搬送回転体対としてのローラ対で搬送しているシートに転写するようになっている。そして、画像形成装置は、定着器でシートを加熱加圧して、トナー像をシートに定着するようになっている。
トナー像をシートに定着するとき、トナー像の定着性を損なうことなく、最小のエネルギでトナー像をシートに定着するのが好ましい。しかし、シートの表面平滑性やシートの厚み等の相違から、加熱温度に余裕を持たせていた。このため、エネルギ効率が悪かった。
そこで、画像形成装置には、シートの種類を自動的に識別するシート識別装置を備えているものがある(特許文献1参照)。この画像形成装置は、シート識別装置が識別したシートの種類に応じて画像形成条件を変えてシートに画像を形成するようになっている。
このシート識別装置は、トナー像が形成される感光ドラムと感光ドラムからシートにトナー像を転写する転写ローラ(あるいは、中間転写体)とのニップの上流側近くに設けられた振動検知手段としての加速度センサを有している。シート識別装置は、上記ニップに送り込まれるシートが加速度センサに接触して通過するときのシートの振動を加速度センサによって検知し、シートの種類を識別するようになっている。
特開2001−233500号公報
このように、従来のシート識別装置は、感光ドラムと転写ローラとのニップに送り込まれるシートが加速度センサに接触して通過するときの、シートの振動を検知して、シートの種類を識別するようになっている。
しかし、シートは、感光ドラムと転写ローラとのニップに送り込まれるとき、加速度センサに接近する方向か、あるいは離れる方向に撓むことがある。このため、シートの撓み方向によって加速度センサに対する接触圧が異なり、加速度センサは、常時、一定の条件でシートの振動を検知することができない虞があった。
また、従来のシート識別装置を備えた画像形成装置は、加速度センサが感光ドラムと転写ローラとの上流側近くに設けられているため、シート識別装置からシートの識別情報を得てから、上記ニップや定着器におけるシート搬送速度や、定着器の定着温度等の画像形成条件を制御するまでの時間が短く、シートの種類に応じたトナー画像の最適な転写あるいは定着を行うことができない虞もあった。
本発明は、シートを搬送する搬送回転体対の振動を検知してシートを識別するシート識別装置を提供することを目的としている。
本発明は、シートを搬送する搬送回転体対の振動を検知してシートを識別するシート識別装置から得られた確実なシート情報に基づいて、シートの種類に応じた最適な画像形成条件でシートに画像を形成する画像形成装置を提供することを目的としている。
以上の目的を達成するため、本発明のシート識別装置は、シートを挟んで回転しながら搬送する搬送回転体対と、前記搬送回転体対の振動を検知する振動検知手段と、前記振動検知手段が検知した振動情報に基づいて、前記シートの厚さを識別する識別手段と、を備え、前記識別手段は、前記シートの後端が前記搬送回転体対を抜けたときの前記振動検知手段が検知する前記搬送回転体対の振動に基づいてシートの厚さを識別することを特徴としている。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記シート識別装置と、前記シート識別装置の搬送回転体対によって搬送されてきた前記シートを搬送しながら前記シートに画像を形成する画像形成手段と、前記シート識別装置の前記識別手段が識別したシートの厚さに応じて、前記画像形成手段のシート搬送速度を制御する制御手段と、を備えている。
上記目的を達成するため、本発明の画像形成装置は、上記シート識別装置と、前記シート識別装置の搬送回転体対によって搬送されてきた前記シートを搬送しながら前記シートにトナー像を形成する画像形成手段と、前記画像形成手段によってトナー像を形成された前記シートを搬送しながら加熱して前記トナー像を前記シートに定着する定着手段と、前記シート識別装置の前記識別手段が識別したシートの厚さに応じて、前記定着手段のシート搬送速度と加熱温度との少なくとも一方を制御する制御手段と、を備えている。
本発明のシート識別装置は、従来、撓んだ状態のシートが振動検知手段に接触して通過するときのシートの振動を振動検知手段で検知していたのと異なって、振動検知手段が、シートを挟んで回転しながら搬送する搬送回転体対の振動を検知するようになっているので、シートの表面の平滑性や、シートの厚み等を確実に検知して、シートの識別精度を高めることができる。
本発明の画像形成装置は、シートの識別精度の高いシート識別装置が識別したシートの種類に応じて、制御手段が画像形成手段のシート搬送速度を制御するようになっているので、シートの種類に応じた最適なシート搬送速度でシートを搬送しながらそのシートに画像を形成することができて、画質を向上させることができる。
本発明の画像形成装置は、シートの識別精度の高いシート識別装置が識別したシートの種類に応じて、制御手段が定着手段のシート搬送速度と加熱温度との少なくとも一方を制御するようになっているので、トナー像をシートに確実に定着させて、画質を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態のシート識別装置と、この識別装置を備えた画像形成装置とを図に基づいて説明する。
図1は、画像形成装置としてのカラー複写機のシート搬送方向に沿った断面図である。
シートに画像を形成する画像形成装置には、複写機、プリンタ、ファクシミリ、及びこれらの複合機等がある。本実施形態の画像形成装置は、カラー複写機を例にして説明するがこれに限定されるものではない。
カラー複写機1は、給紙部81、シート識別装置311、画像形成部82、定着ユニット40、操作部4、及び制御ユニット85等で構成されている。
画像形成手段としての画像形成部82の構成を説明する。感光ドラム11a,11b,11c,11dは、その中心で軸支されて、矢印方向に不図示の駆動モータによって回転するようになっている。感光ドラム11aないし11dの外周面に対向してその回転方向にローラ帯電器12a,12b,12c,12d、スキャナ13a,13b,13c,13d、及び現像装置14a,14b,14c,14dが配置されている。
なお、以下の説明において、特定の感光ドラム、ローラ帯電器、スキャナ、現像装置について説明するとき以外は、それぞれ符号「11」,「12」,「13」,「14」を使用する。
画像形成部82の動作を説明する。まず、ローラ帯電器12が、感光ドラム11の表面に均一な帯電量の電荷を与える。次に、スキャナ13が、記録画像信号に応じて変調した、例えばレーザビームなどの光線を感光ドラム11に照射して、感光ドラム11を露光する。露光された部分には、静電潜像が形成される。
各感光ドラム11aないし11dの静電潜像は、イエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)、ブラック(Bk)の4色の現像剤(トナー)を収納した各現像装置14aないし14dによって、現像されてトナー像に顕像化される。各色のトナー像は、中間転写ベルト30に順次重ねて転写される。トナーは、トナーボトル77a,77b,77c,77dより現像装置14aないし14dに補充される。現像装置14aないし14d内には不図示のインダクタンスセンサが配置されており、現像装置内におけるトナー濃度をモニタしている。
給紙部81の構成を説明する。給紙部は、画像が形成されるシート(被記録材)Pを収納する部分、シートPを搬送するためのローラ、シートPの通過を検知するセンサ、シートPの有無を検知するセンサ、及びシートPを搬送路に沿って案内するガイド(不図示)等で構成されている。
シート積載手段としての給紙カセット21a、21b、21c、21d、手差しトレイ27、及びシートデッキ28は、シートPを収納するようになっている。ピックアップローラ22a、22b、22c、22dは、給紙カセット21aないし21dからシートPを1枚ずつ送り出すようになっている。しかし、ピックアップローラ22aないし22dは、シートPを重ねて送り出すことがある。そこで、分離ローラ対23a、23b、23c、23dが、重ねて送り出されたシートを分離して、1枚だけ搬送し、他のシートを逆送して戻すようになっている。
分離ローラ対23aないし23dによって1枚に分離されて搬送されるシートPは、さらに引き抜きローラ24aないし24d、レジスト前ローラ26によって搬送されて、レジストローラ対25まで搬送される。手差しトレイ27に積載されたシートPは、別の分離ローラ対29によって1枚に分離されて搬送され、レジスト前ローラ26によってレジストローラ対25まで搬送される。
シートデッキ28に収納されたシートPは、ピックアップローラ60によって給紙ローラ対61に複数枚搬送されて、給紙ローラ対61によって1枚に分離され、引き抜きローラ62まで搬送される。そして、シートPはレジスト前ローラ26によってレジストローラ対25まで搬送される。
なお、以下の説明において、特定の給紙カセット、ピックアップローラ、分離ローラ対、引き抜きローラ対について説明するとき以外は、それぞれ符号「21」,「22」,「23」,「24」を使用する。
分離ローラ対23aないし23d、分離ローラ対29、及び給紙ローラ対61には、加速度センサ201が接続されている。加速度センサ201は、ローラの振動を加速度として検出するようになっている。加速度センサの詳細は、後述する。
中間転写ユニット83を説明する。中間転写ベルト30は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)やポリフッ化ビニリデン(PVdF)などで作られている。駆動ローラ32は、中間転写ベルト30に駆動力を伝達するようになっている。中間転写ベルト30は、駆動ローラ32と、ばね(不図示)の付勢力によって中間転写ベルト30に適度な張力を与えるテンションローラ33と、従動ローラ34とによって支持されて、循環するようになっている。従動ローラ34は、二次転写ローラ36とで中間転写ベルトを挟んでいる。駆動ローラ32は、金属ローラの表面に数mm厚のゴム(ウレタン、またはクロロプレン)をコーティングされており、中間転写ベルト30に対してスリップするのを防いでいる。駆動ローラ32は、ステッピングモータ(不図示)によって回転駆動されるようになっている。
中間転写ベルト30を間にして各感光ドラム11aないし11dと対向する位置(中間転写ベルト30の内側)には、一次転写ローラ35aないし35dが配設されている。一次転写ローラ35aないし35dには、トナー像を中間転写ベルト30に転写するための高電圧が印可されている。
二次転写ローラ36は、中間転写ベルト30とのニップによって二次転写領域を形成している。二次転写ローラ36は、中間転写ベルト30に対して適度な圧力で加圧されている。中間転写ベルト30の回転方向(図1において右回り)に対する二次転写領域の下流には中間転写ベルト30の画像形成面をクリーニングするクリーニング装置50が配設されている。クリーニング装置50は、クリーナーブレード51(材質としては、ポリウレタンゴムなどが用いられている)、および廃トナーを収納する廃トナーボックス52で構成されている。
感光ドラム11aのシート搬送方向の下流側には、パッチ検知センサ76が配置されている。パッチ検知センサ76は、中間転写ベルト30上に設けた基準画像(パッチ画像)の濃度を検出するようになっている。
定着手段としての定着ユニット40は、内部にハロゲンヒーターなどの熱源を備えた定着ローラ41aと、この定着ローラ41aに加圧された加圧ローラ41b(この加圧ローラ41bにも熱源を備える場合がある)と、ローラ対41a、41bから排出されてきたシートPを搬送排出する内排紙ローラ44とを有している。
シートPの搬送路には、シートPの通過を検知する複数のセンサが配置されている。センサには、給紙リトライセンサ64a,64b,64c,64d、デッキ給紙センサ65、デッキ引き抜きセンサ66、レジストセンサ67、内排紙センサ68、フェイスダウン排紙センサ69、両面プレレジセンサ70、両面再給紙センサ71等がある。
シートPを収納する給紙カセット21aないし21dには、給紙カセット21aないし21dにシートPが有るか無いかを検知するカセットシート有無検知センサ63a,63b,63c,63dが配置されている。手差しトレイ27には、手差しトレイ27上にシートが有るが無いかを検知する手差シート有無検知センサ74が配置されている。シートデッキ28には、シートデッキ28にシートPが有るか無いかを検知するデッキシート有無検知センサ75が配置されている。
なお、以下の説明において、特定のカセットシート有無検知センサ、手差しシート有無検知、反転ローラ、トナーボルトについて説明するとき以外は、それぞれ符号「63」,「64」,「72」,「77」を使用する。
制御ユニット85は、カラー複写機1内の機構の動作を制御するようになっており、制御基板(不図示)や、モータドライブ基板(不図示)を有している。
操作部4は、カラー複写機1の上部に配置されている。操作部4は、シートPの収納された給紙カセット21aないし21d、手差しトレイ27、シートデッキ28の選択、フェイスアップトレイ2、フェイスダウントレイ3の選択、タブ紙束の指定等ができるようになっている。
図4は、カラー複写機の動作を概略説明するためのフローチャートである。
シートPは、給紙されて(ステップ401(以下、ステップを「S」と略称略記する))、レジストローラ対25に到達した時点でレジスト待ち状態となる(S402)。その後、レジストローラ対25は、回転して、シートに画像を形成する状態にする(S403)。中間転写ベルト30上のトナー像は、二次転写領域においてシートP上に転写される。トナー像を転写されたシートPは、定着ユニット40に搬送されて定着される(S404)。シートの片面に画像を形成する片面モードの場合には(S405でNO)、定着後のシートPは、装置本体外に排出される(S406)。一方、シートの両面に画像を形成する両面モードの場合(S405でYES)、定着後のシートPは、両面搬送状態となり、両面パスを搬送されて、再度、レジスト待ち状態になる(S402)。以降、シートは、2面目の画像形成(S403)、トナー像の定着(S404)を行われた後、機外に排出される(S406)。
カラー複写機1の動作を説明する。シートの片面にトナー像を形成する動作を説明する。
カラー複写機1は、ユーザによって、操作部4から画像形成に必要なシートサイズ、複写枚数等の画像形成情報を入力されて、画像開始ボタンを押されると、所定時間経過後に、ピックアップローラ22aにより、給紙カセット21aからシートPを送り出す。分離ローラ対23は、送り出されたシートPを引き抜きローラ対24に搬送する。分離ローラ対23は、シートが重送されて送り出された場合、1枚ずつに分離して、引き抜きローラ対24に搬送する。引き抜きローラ対24と、レジスト前ローラ26は、シートをレジストローラ対25に搬送する。レジストローラ対25は、停止しており、シートPの先端をニップで受け止める。
その後、レジストローラ対25は回転を始める。レジストローラ対25の回転開始時期は、循環している中間転写ベルト30上に一次転写されたトナー像が二次転写ローラ36に到達するのに合わせて、シートPを送り込む時期である。
一方、画像形成動作開始信号が発せられたとき、前述したプロセスにより中間転写ベルト30の回転方向において1番上流側にある感光ドラム11dに形成されたトナー像が、高電圧を印加された一次転写ローラ35dによって一次転写領域において中間転写ベルト30に一次転写される。その後、下流側の感光ドラムと一次転写ローラとが中間転写ベルト30にトナー像を順次一次転写する。最終的に、中間転写ベルト30には、4色のトナー像が一次転写される。
その後、中間転写ベルト30上のトナー像の位置に合わせてレジストローラ対25を含む上流のローラが回転を再開して、シートPを二次転写領域へ送り出する。二次転写領域において中間転写ベルト30上のトナー像が二次転写ローラ36によってシートPに転写される。中間転写ベルト30と二次転写ローラ36はシートを挟んで定着ユニット40に搬送しながら、シートにトナー像を二次転写する。
そして、定着ユニット40は、定着ローラ41aと加圧ローラ41bとで、シートを加熱加圧してシートPにトナー像を定着する。内排紙ローラ44を通過したシートPは、切替フラッパ73によって、搬送先が切り替えられる。
トナー画像を上向きにしたフェイスアップ状態でシートを排出する場合、切替フラッパ73は、先端(シート搬送方向の上流側)を上向きにして、シートPを外排紙ローラ45に案内する。外排紙ローラ45は、シートをフェイスアップ状態にしてフェイスアップトレイ2に排出する。トナー画像を下向きにしたフェイスダウン状態でシートを排出する場合、切替フラッパ73は、先端(シート搬送方向の上流側)を下向きにして、反転ローラ対72aへ案内する。反転ローラ対72a,72b,72cは、シートを搬送してフェイスダウン状態でフェイスダウン排紙トレイ3に排出する。
次に、シートの両面にトナー像を形成する動作を説明する。
切替フラッパ73は、定着ユニット40によってトナー像を片面に定着されたシートを反転ローラ72に案内する。反転ローラ72は、シートをフェイスダウントレイ3の方に搬送する。反転ローラ72は、シートの後端が切替フラッパ73を通過して図1の符号Rで示す位置に到達したとき、反転して、シートを復路ローラ78a,78b,78c,78dに送り込む。これによって、シートは、スイッチバック搬送されて表裏反転されたことになる。復路ローラ78a,78b,78c,78dは、シートをレジスト前ローラ26に送り込む。その後、シートの片方の面にもトナー像が形成される。
図2は、本実施形態におけるカラー複写機1の識別手段、制御手段としての制御ユニット85の制御ブロック図である。
CPU101は、主に、カラー複写機1の基本制御を行うようになっている。CPU101には、制御プログラムが書き込まれたROM102、及び各種処理を行うためのワークRAM103がアドレスバス又はデータバスを介して接続されている。CPU101には、画像形成動作を行うための不図示のモータ、クラッチ、センサ等各負荷が接続されている。CPU101は、ROM102内の制御プログラムに従って、画像形成動作を実行するようになっている。
また、CPU101には操作部4が接続されている。さらに、CPU101には、原稿画像をデジタルデータに変換するリーダ部104と、デジタルデータに対して画像処理を行う画像処理部105、画像処理部105にて処理された画像データを蓄積するためのHDD106が接続されている。
ネットワークI/F107は、ネットワークを介して接続された外部のクライアントPC108とのデータ入出力を行うインターフェースである。ネットワークI/F107は、例えば、クライアントPC108からネットワークを介して送られたPDL情報をHDD106に蓄積して、画像データとしてプリンタ部100に出力したり、リーダ部104で読み取られた画像データをHDD106に蓄積したり、ネットワークを介してクライアントPC108に出力したりできるようになっている。
さらに、CPU101には、フィニッシャ制御部109が接続されており、プリンタ部100から排出されたシートPのフィニッシング処理を指示するようになっている。
CPU101には、振動検知手段としての加速度センサ201が接続されている。加速度センサ201は、搬送回転体対としての分離ローラ対23aないし23d、手差しトレイの分離ローラ対29、シートデッキの給紙ローラ対61に夫々接続されており、夫々のローラ対の振動を加速度として検知するようになっている。CPU101は、加速度センサ201が検知したローラの振動情報に基づいて、シートを識別し、そのシートに最適な画像形成条件を設定するようになっている。画像形成条件を設定することについは、後述する。
なお、加速度センサ201は、特開2001−233500号公報に記載されており、振動を検知し、その振動に応じた信号を発するようになっている。
図3は、給紙部81の一部分を示す図である。
ピックアップローラ22は、不図示のソレノイドのON/OFFにより矢印A方向に上下動するようになっている。ピックアップローラ22は、シート供給時に下降してシートPに接触し、矢印B方向に回転して、シートPを搬送路方向(矢印C方向)に送り出す。
そして、分離ローラ対23が、その1枚のシートPを搬送路方向(矢印C方向)に送り出す。分離ローラ対23は、給紙ローラ301と分離ローラ302とで構成されている。分離ローラ302は、その1枚のシートを介して給紙ローラ301に矢印E方向に追従回転する。
しかし、ピックアップローラ22によって複数のシートPが重なって送り出されたとき、分離ローラ対23の分離ローラ302は、矢印D方向に回転する。これにより、給紙ローラ301が1番上のシートPを矢印C方向に送り出し、分離ローラ302が下のシートを給紙カセット(手差しトレイ/シートデッキ)の方に戻す。この結果、分離ローラ対23は、シートを1枚ずつに分離して、搬送することができる。
ところで、分離ローラ302には、通常、矢印D方向の回転力が加わっている。このため、分離ローラ302は、矢印D方向にシートを1枚ずつに分離して、搬送することができる。しかし、分離ローラ302は、シートが1枚だけ送られてきたとき、前述したように、矢印E方向に給紙ローラ301に追従回転しなければならない。このため、分離ローラ302自体と、分離ローラ302の駆動軸304との間には、追従回転を許容する不図示のトルクリミッタが設けられている。
このトルクリミッタは、矢印D方向に回転する分離ローラ302の駆動軸304の回転力を分離ローラ302に伝達して、分離ローラ302が矢印E方向に所定以上のトルクを受けると駆動軸304が矢印D方向に回転しているにも関わらず、分離ローラ302の矢印E方向への回転を許容するようになっている。
給紙ローラ301の駆動軸304には、加速度センサ201が取り付けられているセンサ保持板201aが接触している。加速度センサ201は、給紙ローラ301の駆動軸305の振動を加速度として検知し、CPU101に伝えるようになっている。なお、加速度センサを給紙ローラ301の軸受けに取り付けてもよい。
給紙リトライセンサ64は、搬送路上でのシートPの有無をCPU101に伝えるようになっている。
以上説明した構成において、シートを搬送する分離ローラ対23と、この分離ローラ対23の振動を検知する加速度センサ201と、この加速度センサ201が検知した振動情報に基づいてシートの種類を識別する制御ユニット85とは、シート識別装置311を構成している。また、分離ローラ対29と、加速度センサ201と、制御ユニット85も、シート識別装置312を構成している。さらに、給紙ローラ61と、加速度センサ201と、制御ユニット85も、シート識別装置313を構成している。
図5は、1枚のシートを供給するときの動作説明用のフローチャートである。
まず、CPU101(図2参照)は、シート供給要求を待つ(S501)。CPU101は、シート供給要求を受けると、ピックアップローラ22を回転させて下降させ、シートPを搬送路方向(矢印C方向)に送り出し(S502)、それとほぼ同時に分離ローラ対23を回転させる(S503)。
この時点では、分離ローラ対23にシートPは到達していない。このため、分離ローラ302は、給紙ローラ301に追従して、搬送路方向(矢印E方向)に回転する。また、給紙ローラ301が回転を開始すると、加速度センサ201が分離ローラ対23の振動を検知し始める。
次に、CPU101は、給紙リトライセンサ64がONになるのを待つ(S505)。給紙リトライセンサ64がOFFであれば、加速度センサ201は、給紙リトライセンサ64がONになるまで、振動検知を継続する(S506,S507,S505)。所定時間aを経過しても、給紙リトライセンサ64がONにならなければ、CPU101は、シート供給ミスと判断して振動検知を終了する(S508)。
所定時間a内に、給紙リトライセンサ64がONになった場合(S507,S505)、加速度センサ201による振動検知が継続される(S509)。この場合、給紙リトライセンサ64がONになってから所定時間b内に給紙リトライセンサ64がOFFにならないと(S511でYES)、CPU101は、シートにジャムが発生したものと判断して振動検知を終了する(S511でYES、S512)。
所定時間b内に給紙リトライセンサ64がOFFになると(S511でN0、S510でYES)、CPU101は、加速度センサ201による給紙ローラ301の振動検知を終了する(S513)。その後、CPU101は、ピックアップローラ22をシートから離し(S514)、分離ローラ対23の回転を停止させてシート供給動作を終了する(S515)。
その後、CPU101は、加速度検知の結果からマテリアル(表面が粗いか、紙厚であるか等)の判定を行い(S516)、判定結果に基づいて後段の画像形成動作を切り替える(S517)。
ピックアップローラ22をシートから離す動作は、必ずしも、本フローチャートに示したタイミングで行う必要がない。例えば、ピックアップローラ22をシートに接触させた後、所定時間経過してから離すようにしてもよい。また、加速度センサ201が振動を検知してからシートPが分離ローラ対23に到達したことを判断した時点でピックアップローラ22をシートから離してもよい。
図6は、正常にシートの供給が行われているとき、加速度センサ201が検知した給紙ローラ301の振動の状況を時系列にプロットした振動グラフである。縦軸は検知される振動のレベルを示している。横軸は時間を示している。
振動レベルは、時系列的に時間帯T1、T2、T3の大きく3つのフェーズに分けることができる。時間帯T1は、シートPが分離ローラ対23に到達する前の、給紙ローラ301の振動の状況を示している。時間帯T2は分離ローラ対23がシートPを搬送しているときの給紙ローラ301の振動状況を示している。時間帯T3はシートPが分離ローラ対23を抜けた後の給紙ローラ301の振動状況を示している。
ここで、時間帯T1は、分離ローラ302が給紙ローラ301に従動回転(図3において、矢印E方向に回転)して、本来の回転方向とは異なって逆に回転していることから、分離ローラ302の振動が給紙ローラ301に伝わり、給紙ローラ301が大きく振動していることが分かる。時間帯T1と時間帯T2との境目においては、シートPが分離ローラ対23に突入したことによって、給紙ローラ301が大きく振動したことが示されている。
時間帯T2では、給紙ローラ301と分離ローラ302がそれぞれの逆方向に回転しているが、間にシートPが入っているため、ローラ同士が直接接触しているときの時間帯T1のときよりも、振動が小さくなっている。時間帯T2と時間帯T3との境目において、シートPが分離ローラ対23を抜けたことによって、給紙ローラ301が大きく振動したことが示されている。時間帯T3は、時間帯T1と同様な状態である。
以上の説明において、CPU101は、時間帯T2から時間帯T3に変わるとき、すなわち、シートPが分離ローラ対23を抜けるとき発生する振動ΔYの大きさに基づいてシートPのマテリアル、例えば、シートが厚紙か否かの識別を行っている。CPU101は、ΔYが所定の閾値より大きい場合にはシートを厚紙と識別する。
また、CPU101は、時間帯T2の分離ローラ対23によるシートP搬送中の振動の振幅から、シートPの表面平滑性を識別する。
このように、本実施形態のシート識別装置311は、マテリアル(表面が粗いか、紙厚であるか等)の識別を行うようになっている。
以上の説明において、シート識別装置311が、シートPが分離ローラ対23を抜けるときの振動レベルの変化に基づいてシートが厚いか薄いかの識別を行う理由としては、分離ローラ対23にシートが突入するときの振動と異なって、シートPのたわみの影響を受けないので、正確なマテリアル識別を行うことができるからである。
また、シート識別装置311が、分離ローラ対23がシートを挟んで搬送しているときシートの表面平滑性を検知するのは、従来、シートの接触状態によって得られる振動に基づいてシートの識別を行っていたのと異なって、分離ローラ対23がシートの表面平滑性に応じて確実に振動するのを利用して、確実に振動情報を得るためである。
これらの理由によって、シート識別装置311は、シートの識別精度を高められている。なお、他の識別装置312,313も同様なシート識別動作をするようになっているので、シートの識別精度を高められている。
また、カラー複写機1は、シート識別装置311,312,313からのシートPのマテリアル情報に基づいて、特に、シートの表面平滑性や厚み情報に基づいて、CPU101が中間転写ベルト30と二次転写ローラ36とによるシート搬送速度を調節するようになっているので、シートの種類に合わせて、中間転写ベルト30からシートへトナー像を確実に転写することができる。
カラー複写機1は、シート識別装置311,312,313が検知したシートの表面平滑性や厚みに応じて、CPU101が定着ユニット40の定着温度を調節するようになっているので、シートにトナー像を確実に定着することができる。もし、定着ユニット40の温度をこれ以上上げることができないという許容最高温度より、さらに高くする必要が生じた場合であっても、CPU101が、許容最高温度以下に抑えて、定着ユニット40でのシートの搬送速度を変えるか、あるいは、定着温度を常時一定にしたままで、シート搬送速度を変えるようになっているので、定着ユニットを損傷することなく、シートにトナー像を確実に定着することができる。
なお、カラー複写機は、一般に、シートの表面が粗い程、シートの厚みが厚くなる程、トナー像の転写を行いにくくなるので、シートの搬送速度を遅くしている。また、トナー像の定着も行いにくくなるので、定着ユニット40の温度を高くしているか、あるいはシートの搬送速度を遅くしている。
また、シート識別装置311は、シートが給紙カセット21から送り出された早い時点で、すなわち、給紙カセット21から送り出されたシートを最初に搬送する分離ローラ対23をシートが通過している時点で、分離ローラ対23の振動を利用してマテリアル情報を得ることができるようになっている。他のシート識別装置312,313も同様に、シート搬送の早い時点でマテアリ情報を得ることができるようになっている。このため、これらのシート識別装置311,312,313を備えたカラー複写機1は、転写条件や定着条件を設定する時間に余裕ができて、質の良い画像をシートに形成することができる。また、シートに対してトナー像を確実に定着させることができる。
次に加速度センサからの出力に基づいてシートの重送を検知する形態について説明する。本形態では加速度センサを引き抜きローラ対24の一方のローラに設けてある。加速度センサの取り付けは上述の分離ローラ対に取り付けるときと同様である。
図7は、加速度センサにより検知される引き抜きローラ対24の一方のローラ24aの振動の推移状況をプロットしたグラフであって、引き抜きローラ対24が、重送した状態のシートPのシートを搬送する場合の振動グラフである。この図7の時間帯T2のフェーズにおいて、振動のピークが検出されている。これは、複数のシートPが重なった状態で引き抜きローラ対24により搬送されて、その一部のシートが引き抜きローラ対24を抜けたため発生した振動である。なお、図7において、縦軸は検知される振動のレベルを示している。横軸は時間を示している。本形態でも上述の実施形態と同様にシートの後端が引き抜きローラ対24を抜けたときにシートの種類を識別する。
また、分離ローラ対23に設けた加速度センサからの出力に基づいて、分離ローラ23によって正しく分離できずに重送したことを検知するようにも構成してもよい。この場合、加速度センサからの出力によってシートの先端を検知してからシートの搬送方向長さに対応する所定時間後にシートの後端を検知しない場合重送したと判断すればよい。分離ローラ対23に設けた加速度センサからの出力に基づく場合には、シートの重送検知を従来の重送判断と比較して前倒して判定することができるようになっている。すなわち、シート供給中の分離ローラ対23の振動レベルを加速度センサで検知することにより、従来、給紙リトライセンサ64の状態を監視し、所定時間bよりON時間が長いことでしか判断できなかったシートの重送検知を前倒して判定することができるようになっている。
なお、分離ローラ対23aないし23d、手差しトレイの分離ローラ対29、及びシートデッキの給紙ローラ対61の代わりに、ベルト対を使用してもよい。したがって、搬送回転体対は、ローラ対に限定されるものではない。
以上の説明では、画像形成装置の一例としてカラー複写機を取り上げたが、モノクロ複写機であってもよい。モノクロ複写機の場合には、1つの感光ドラムからシートに直接トナー像を転写するようになっているので、シート識別装置によって得られたシート識別情報に基づいて、感光ドラムと転写ローラとによるシート搬送速度を制御するようになっている。
さらに、シート識別装置は、カラー複写機に組み込んであるが、インクジェットヘッドからインクを吐出してシートに画像を形成するプリンタに組み込んでもよい。この場合、プリンタは、シート識別装置から得られたシートの識別情報に基づいて、シートの搬送速度を制御してシートに画像を形成するようにすることによって、質のよい画像をシートに形成することができる。
画像形成装置としてのカラー複写機のシート搬送方向に沿った断面図である。 本実施形態におけるカラー複写機の制御ユニットの制御ブロック図である。 給紙部の外観斜視図である。 画像形成装置の動作を概略説明するためのフローチャートである。 1枚のシートを供給するときの動作説明用のフローチャートである。 正常にシートの供給が行われているとき、加速度センサが検知した給紙ローラの振動の状況を時系列にプロットした振動グラフである。 図6と同様に、加速度センサにより検知される給紙ローラの振動状況の推移をプロットしたグラフである。
符号の説明
P シート
1 カラー複写機(画像形成装置)
4 操作部
11a,11b,11c,11d 感光ドラム
21a,21b,21c,21d 給紙カセット(シート積載手段)
23a,23b,23c,23d 分離ローラ対(搬送回転体対)
25 レジストローラ対
27 手差しトレイ(シート積載手段)
28 シートデッキ(シート積載手段)
29 分離ローラ対(搬送回転体対)
30 中間転写ベルト
36 二次転写ローラ
40 定着ユニット(定着手段)
41a 定着ローラ
41b 加圧ローラ
60 ピックアップローラ
61 給紙ローラ対(搬送回転体対)
82 画像形成部(画像形成手段)
85 制御ユニット(識別手段、制御手段)
100 プリンタ部
101 CPU
201 加速度センサ(振動検知手段)
311,312,313 シート識別装置

Claims (10)

  1. シートを挟んで回転しながら搬送する搬送回転体対と、
    前記搬送回転体対の振動を検知する振動検知手段と、
    前記振動検知手段が検知した振動情報に基づいて、前記シートの厚さを識別する識別手段と、を備え
    前記識別手段は、前記シートの後端が前記搬送回転体対を抜けたときの前記振動検知手段が検知する前記搬送回転体対の振動に基づいてシートの厚さを識別する、
    ことを特徴とするシート識別装置。
  2. 前記搬送回転体対が、一方のローラが他方ローラに対して追従回転可能なローラ対であって、シートが重送されてきたとき、前記一方のローラが前記シートを逆送する方向に回転することによってシートを一枚づつに分離するローラ対であることを特徴とする請求項に記載のシート識別装置。
  3. 前記識別手段は、前記振動検知手段が検知する振動の振幅に基づいてシートの厚さを識別することを特徴する請求項1または2に記載のシート識別装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート識別装置と、
    前記シート識別装置の搬送回転体対によって搬送されてきた前記シートを搬送しながら前記シートに画像を形成する画像形成手段と、
    前記シート識別装置の前記識別手段が識別したシートの厚さに応じて、前記画像形成手段のシート搬送速度を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート識別装置と、
    前記シート識別装置の搬送回転体対によって搬送されてきた前記シートを搬送しながら前記シートにトナー像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段によってトナー像を形成された前記シートを搬送しながら加熱して前記トナー像を前記シートに定着する定着手段と、
    前記シート識別装置の前記識別手段が識別したシートの厚さに応じて、前記定着手段のシート搬送速度と加熱温度との少なくとも一方を制御する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 前記制御手段が、前記振動検知手段が識別したシートの厚さに応じて、前記画像形成手段と前記定着手段とのシート搬送速度と、前記定着手段の加熱温度との少なくとも一方を制御することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記制御手段が、前記振動検知手段が検知した振動が大きい程、前記シート搬送速度を遅くすることを特徴とする請求項4ないし6のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記制御手段が、前記振動検知手段が検知した振動が大きい程、前記加熱温度を高くすることを特徴とする請求項5又は6に記載の画像形成装置。
  9. シートが積載されるシート積載手段を備え、
    前記搬送回転体対が、前記シート積載手段から送り出されたシートを最初に搬送する回転体対であることを特徴とする請求項4乃至8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記振動検知手段が、前記搬送回転体対が前記シートを搬送しているときの振動を検知し、
    前記制御手段が、前記搬送回転体対が前記シートを搬送しているときの前記振動検知手段の振動情報に基づいて、シートの重送を検知することを特徴とする請求項4ないし9のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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