JP4674098B2 - 焼却灰の改質処理方法及びこれを用いた焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉 - Google Patents

焼却灰の改質処理方法及びこれを用いた焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉 Download PDF

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本発明は、都市ごみ焼却灰や焼却飛灰等(以下焼却灰と総称する)を経済的に効率よく、しかもより安全性の高い有価物に変換できるようにした焼却灰の改質処理方法と、これを用いた焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉に関するものである。
都市ごみ焼却炉等から排出される焼却灰中には、土壌汚染対策法等に示されている特定有害物質が含有されており、特に鉛の溶出量及び含有量が基準値を上回ることが多いため、焼却灰をそのまま建築用資材等としてリサイクル利用することは困難である。
そのため、焼却灰の大部分は埋立により処分されて来たが、埋立処分場の確保が困難になって来たこと及び資源循環型社会の構築が要請されていること等の理由から、近年各方面で焼却灰を改質処理してこれを資源化し、その有効利用を図ることが行われている。
例えば、上記焼却灰の改質処理方法としては、イ.焼却灰の溶融又は焼成処理方式、ロ.焼却灰のエージング処理方式及びハ.焼却灰の水熱処理方式等が多く利用されている。
しかし、上記イ.の焼却灰の溶融によるスラグ化や焼成によるエコセメント化の処理は、多くのエネルギー消費を伴ううえに高い運転技術を必要とすると云う問題がある。
一方、上記ロ.の方式は、焼却灰にCO2を含有するガスを接触させ、灰中のアルカリ成分を中和すると共に灰中の鉛を難溶性の炭酸鉛等にするものであり、土壌汚染対策法に規定の所謂鉛溶出量基準を充足することができる(特開2002−018392号等)。
また、上記ハ.の方式は、100℃〜300℃の飽和水蒸気により焼却灰を養生することにより、アルミノケイ酸カルシウム水和物(例えばトバモライト)を合成し、その構造内に鉛を封じ込めることにより鉛の溶出量を低減させるものである(特許第3263045号等)。
しかし、上記ロ.及びハ.の方式は、前述の通り鉛の溶出量についての基準は充足することができるものの、一規定濃度の塩酸に対し炭酸塩やアルミノケイ酸カルシウム水和物は可溶であるため、塩酸抽出により計量される鉛含有量は減少せず、土壌汚染対策法に規定される塩酸抽出量基準を充足することができないと云う問題がある。その結果、上記ロ.及びハ.の方式により改質処理された焼却灰は、土木建築用資材としてリサイクルすることが出来ないと云う難点がある。
加えて、都市ごみ焼却炉等で発生する焼却灰や灰溶融処理により生成されたスラグは、アルカリ性水溶液と接触することにより水素を発生することが知られている(特開2000−220816号、特開平11−141849号、特開平4−265188号等)。具体的には、通常の焼却灰の改質処理においては、焼却灰1トンから75Vol%の水素を含むガスが約23Nm3 程度発生することが確認されている。
これ等の発生水素は、最終的には灰ピットや灰シュート内に充満することになり、金属類同士の接触により生ずる火花や静電気等により引火、爆発を起こす危険が高いと云う問題がある。
特開2002−018392号 特許第3263045号 特開2000−220816号 特開平11−141849号 特開平04−265188号
本発明は、従前の焼却灰を資源として有効利用するための各種処理方式(以下、焼却灰の改質処理方法と呼ぶ)における上述の如き問題、即ちa.エネルギー消費量が増大したり、高い運転技術を必要とすること、b.構造内に封じ込めした鉛が塩酸等により溶出することになり、土木建築用資材としてのリサイクルが困難なこと及びc.アルカリ性水溶液との接触により水素が発生し、ガス爆発等の危険があること等の問題を解決せんとするものであり、焼却灰をより少ない消費エネルギーでもって簡単且つ確実に、しかも一規定濃度塩酸に難溶な物質に改質することにより、焼却灰の土建用資材としての再利用を可能とした焼却灰の改質処理方法と、これを用いた焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉を提供することを発明の主たる目的とするものである。
請求項1の発明は、ストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼室内で焼却灰に二酸化炭素と水分とを混合して50℃〜600℃の温度域で一定時間保持し、焼却灰を酸に難溶な物質に改質することにより焼却灰内の鉛の外部への溶出を抑制するようにした焼却灰の改質処理方法に於て、前記焼却灰と水分と二酸化炭素との混合物を50℃〜600℃の温度域に一定時間保持することにより発生した水素を含む燃焼ガスを1次燃焼室の下流側の上方空間より外部へ吸引し、当該水素を含む燃焼ガスをストーカ式ごみ焼却炉の2次燃焼空気の供給位置より下流側の燃焼室内へ供給して、当該燃焼ガスの供給域を還元性雰囲気の領域にするようにしたことを特徴とするものである。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、焼却灰にけい素とアルミニウムの何れか一方又は両方を加え、けい素とアルミニウムの含有比を所定値に調整した焼却灰を処理するようにしたものである。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、二酸化炭素としてごみ焼却炉からの排ガス内の二酸化炭素を、また水分としてボイラの蒸気を利用するようにしたものである。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、混合物を50℃〜600℃の温度域に一定時間保持することにより発生した水素をストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼ガス内へ混入させるようにしたものである。
請求項5の発明は、焼却灰と水分とを混合し、50℃〜600℃の温度域で一定時間保持する第1処理工程と、前記第1処理工程からの中間処理物に水分と二酸化炭素を混合し、50℃〜600℃の温度域で一定時間保持する第2処理工程とから成り、焼却灰を酸に難溶な鉱物性物質に改質することにより焼却灰内の鉛の外部への溶出を抑制したことを特徴とするものである。
請求項6の発明は、請求項の発明において、焼却灰にけい素とアルミニウムの何れか一方又は両方を加え、けい素とアルミニウムの含有比を所定値に調整した焼却灰を処理するようにしたものである。
請求項7の発明は、請求項5の発明において、第1処理工程をストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼室内で行い且つ混合する水分としてボイラの蒸気を利用すると共に、第2処理工程における二酸化炭素としてごみ焼却炉からの排ガス内の二酸化炭素を利用するようにしたものである。
請求項8の発明は、請求項の発明において、ストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼室における第1処理工程で発生した水素をストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼ガス内へ混入させるようにしたものである。
請求項9の発明は、請求項の発明において、ストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼室における第1処理工程で発生した水素を含む燃焼ガスを1次燃焼室の下流側の上方空間より外部へ吸引し、当該水素を含む燃焼ガスをストーカ式ごみ焼却炉の2次燃焼空気の供給位置より下流側の燃焼室内へ供給して、当該燃焼ガスの供給領域を還元性雰囲気の領域にするようにしたものである。
請求項10の発明は、ストーカ式ごみ焼却炉のストーカの最下流側位置に灰改質ストーカを設けると共に、当該灰改質ストーカ上の焼却灰に水分を供給する位置を設けてボイラからの蒸気を供給するか、若しくは水を噴霧供給し、更に、ストーカ式ごみ焼却炉の排ガス浄化装置の出口側から分岐した排ガス供給ラインを通して排ガスの一部を前記灰改質ストーカの下方へ供給し、焼却灰に水と排ガス内の二酸化炭素を混合して高温下に一定時間保持することにより焼却灰を酸に難溶な物質に改質するようにした焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉に於て、前記灰改質ストーカの上方に燃焼ガス吸引口を設け、当該吸引口から吸引した水素含有燃焼ガスを燃焼ガス供給ラインを通して二次燃焼空気供給位置より下流側の燃焼室内へ供給するように構成したことを特徴とするものである。
請求項11の発明は、請求項10の発明において、ストーカを構成する後燃焼ストーカの下流側を灰改質ストーカとすると共に、当該灰改質ストーカとした部分の下方から排ガスを供給するようにしたものである。
請求項12の発明は、請求項10の発明において、ボイラからの蒸気と排ガスの両方を灰改質ストーカの下方より焼却灰内へ供給するようにしたものである。
請求項13の発明は、ストーカ式ごみ焼却炉のストーカの最下流側位置に灰改質ストーカを設けると共に、当該灰改質ストーカ上方に焼却灰に水分を供給する水分蒸気供給装置を設け、ボイラからの蒸気を前記水分蒸気供給装置へ供給することにより焼却灰と水分を混合して50℃〜600℃の温度域で一定時間保持すると共に、前記灰改質ストーカの下流側より灰出口を通して焼却灰を加熱装置を備えた灰改質装置内へ供給し、更に当該灰改質装置内へ水分とストーカ式ごみ焼却炉の排ガス浄化装置の出口側からの排ガスを供給して50℃〜600℃の温度下で一定時間前記焼却灰を保持することにより、焼却灰を酸に難溶な鉱物性物質に改質する構成としたものである。
本願発明においては、焼却灰に水分とCO2 と熱を加え、アルミノケイ酸カルシウム水和物等をアルミノケイ酸水和物等の酸に難溶性の鉱物質の物質、例えば鉱物性のもので、アルミナとシリカから成る物質に変換し、その内部に鉛等の有害物質を封じ込む構成としている。その結果、従前の焼却灰の改質処理方式により改質した改質灰のように、酸に溶融されて内部の鉛等の重金属が外部へ溶出するようなことが殆どなくなり、焼却灰を土木建築用資材としてリサイクルすることができる。
また、灰の処理にストーカ式焼却炉の排熱や排ガスを利用するため、エネルギー消費が少なくなり、その結果処理費用の大幅な引下げが可能となる。
更に、ストーカ式ごみ焼却炉の内部で焼却灰を安定化することができるため、下流側の灰貯蔵ピット内等での水素の発生が無くなり、水素に対する安全対策等が全く不要となる。
加えて、ストーカ式ごみ焼却炉内で改質の全部又は一部を行うため、ごみの燃焼による輻射熱や焼却灰の保有熱を有効に利用することができ、改質反応のみならず、焼却灰からの水素の発生も一層促進されることになる。
また、発生した水素を2次燃焼用空気供給位置から下流側の燃焼室内へ供給することにより、供給領域を有効に還元性雰囲気とすることができる。その結果、NOxやダイオキシン及びダイオキシンの前駆体の発生を抑制することが可能となる。
更に、ストーカ式ごみ焼却炉と灰改質装置とを組み合せ使用する場合には、強制的な撹拌混合等を行うことにより短時間で焼却灰の改質処理を効率よく行うことができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に係る焼却灰の改質処理方法の実施形態を示す説明図である。
図1を参照して、1は焼却灰、2は水又は水蒸気、3はCO2 又はCO2 含有ガス、4は熱、5は改質装置、6は改質灰、12は発生水素である。
前記被処理物である焼却灰1は、都市ごみ等の焼却炉から発生する所謂主灰又は飛灰若しくは両者の混合物等であり、また、2は水又は水蒸気であって、通常は廃熱ボイラからの蒸気を使用する。
更に、3はCO2 又はCO2 含有ガスであって、ごみ焼却炉からの排ガスが一般的に多く利用される。
前記熱4は、系外より被処理物である焼却灰1に与えられる熱であり、焼却灰1を50〜600℃の高温度に保持するだけの熱量が外部より与えられる。当該熱4としては、ごみ焼却炉からの排ガスの熱や加熱ガス発生炉(図示省略)により別途に発生した燃焼ガスの熱等が多く利用される。
前記改質装置5は、ロータリキルンやオートクレーブ等の焼却灰1を一定時間撹拌・混合し乍ら加熱できる構造のものであれば如何なる構造の装置であってもよく、後述するようにストーカ式ごみ焼却炉そのものを改質装置として(或いは、ストーカ式ごみ焼却炉を改質装置の一部として)利用することも可能である。
前記改質装置5内へ焼却灰1を投入し、これに水(又は水蒸気)2とCO2 (又はCO2 含有ガス)3を加え、これ等を撹拌混合し乍ら一定時間(約0.1〜10時間)50℃〜600℃、好ましくは100℃〜400℃の温度下に保持することにより、改質装置5内では例えば下記の如き反応が起生する。
4CaO・3Al23・6SiO2・H2O(エピドート)+4CO2+5H2O→3(Al23・2SiO2・2H2O)(カオリナイト)+4CaCO3
即ち、焼却灰1内にはAlやSi、CaOやCaCO3等が多量残留している。これらが加熱下で水分と反応することにより、従前の水熱反応処理の場合と同様にアルミノケイ酸カルシウム水和物(例えばエピドート)が形成される。
また、改質装置5内へはCO2 が供給されているため、CO2 とH2 Oとが前記ケイ酸カルシウム水和物と反応することにより、ケイ酸カルシウム水和物(エピドート)からカルシウム成分が除去されて、アルミノケイ酸水和物(カオリナイト)が形成される。
この形成されたアルミノケイ酸水和物(カオリナイト)は、所謂鉱物性の物性を有する塩酸に難溶性の物質である。その結果、その網目構造内に取り込まれた鉛は、1規定濃度の塩酸溶液でも抽出されなくなり、環境省告示第19号の規定に基づく方法により測定された鉛含有量は大幅に低減する。即ち、本発明により改質した改質灰6は、土木・建築用資材として安全にリサイクルすることができる。
また、改質処理を行うことにより、改質装置5内では焼却灰1内のAlやZn等とアルカリ性水溶液との接触により水素12が発生する。この発生した水素は、別途に設けた水素回収装置(図示省略)へ連続的に回収されるうえ、改質装置5内にはCO2 が充満しているため、改質装置5内のH2濃度は約5%以下の爆発限界以下の濃度に保持されており、その結果、改質装置5内で水素爆発が起生する虞れは皆無である。
尚、焼却灰1の加熱温度は50℃以上を必要とする。50℃以下になると、上記水和反応及び水和物の鉱物化反応が効率的に進行しないからである。
また、加熱温度が高温になるほど反応効率は向上するが、反応効率の上昇の飽和や熱消費量を考慮すると、300℃〜400℃位までの温度上昇で十分である。
前記図1の実施形態では、焼却灰1を改質装置5内でバッチ方式により改質処理するようにしているが、焼却灰1の供給及び改質物質6の取出しを連続的に行うようにしてもよいことは勿論である。
また、前記図1の実施形態では、焼却灰1をそのまま改質装置5内へ供給するようにしているが、改質装置5の上流側に前処理装置(図示省略)を設け、ここで破砕や鉄分の除去等を行うのが望ましい。
更に、前記図1の実施形態では、改質装置5内で焼却灰1と水2とCO2 3との混合を同時に行う構成としているが、別装置により予め焼却灰1と水2とを加熱混合したあと、当該混合物とCO2 3との加熱混合を別装置により行う分離混合方式とすることも可能である。
図2は、本発明に係る焼却灰改質方法の第2実施形態を示す説明図である。
図2において、7は灰質調整装置、8はけい素化合物、9はアルミ化合物、10は調質焼却灰、11はアルカリ剤である。
この第2実施形態は、イ.灰質調整装置7を用いて、被処理物である焼却灰1内のけい素とアルミニウムの含有比Si/Alが目的とする改質物質(改質灰)6のSi/Al比と同一になるように、焼却灰1内へけい素化合物8(例えばSiO2 等)とアルミ化合物9(例えばAl2 3 等)の何れか一方又は両方を加え、調質焼却灰10を形成するようにした点及びロ.改質装置5へ前記調質焼却灰10を供給すると共に、アルカリ剤(例えばNaOHやCa(OH)2 等)を供給して被処理物のPHを調整するようにした点で、前記図1の第1実施形態と異なっており、その他の点は図1の場合と全く同一である。
尚、第2実施形態において、焼却灰1内のSi/Al比を所定値に調整するのは、改質物質6の品質を高める(即ち、鉱物化されたアルミノケイ酸水和物の含有量を高める)ためであり、改質反応をさせる原料灰をSi/Al比を調整した調質焼却灰10とすることにより、目的物質であるアルミノケイ酸水和物が効率的に生成され、改質物質6の品質がより一層向上するからである。
また、pHの調整は、SiとAlの反応を促して鉱物化の促進・高効率化を図るためであり、焼却灰と水分との反応により発生した水素12は、水素回収装置(図示省略)により回収される。
図3は、本発明の焼却灰の改質方法を用いた焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉の断面概要図である。
図3において、13は焼却炉、14はごみ投入ホッパ、15はごみ供給装置、16は乾燥ストーカ、17は燃焼ストーカ、18は後燃焼ストーカ、19は灰改質ストーカ、20は1次燃焼室、21は2次燃焼室、22は灰出口、23は水分蒸気供給装置、24は水分供給ライン、25aは1次空気供給ライン、25bは2次空気供給ライン、26は廃熱ボイラ、27は排ガス浄化装置、28は排ガス供給ライン、29は誘引通風機、30は煙突、A1 は1次空気、A2 は2次空気、Gは燃焼排ガス、Wはごみ、Sは水分蒸気、GOは排ガス、Csは改質灰である。
本発明に係るストーカ式ごみ焼却炉においては、後燃焼ストーカ18の下流側に灰改質ストーカ19が設けられている。また、当該灰改質ストーカ19の上方には、蒸気又は噴霧水を供給するための水分蒸気供給装置23が設けられている。更に、前記灰質ストーカ19の下方ホッパ19a内へは、排ガス浄化装置27の出口より分岐した排ガスGoが排ガス供給ライン28を通して供給されている。
尚、当該ストーカ式ごみ焼却炉は、前記、部材19、23、19a、排ガスGoの供給及び水分蒸気Sの供給の点を除くその他の構成は、従前のストーカ式ごみ焼却炉と略同一であるため、ここではその説明を省略する。
図3を参照して、燃焼ストーカ17、後燃焼ストーカ18上で燃焼をされた焼却残渣は、灰改質ストーカ19上へ順次送られ、ここで水分蒸気供給装置23から水分蒸気が供給されることにより、焼却灰中に前記アルミノケイ酸カルシウム水和物(エピドート)が形成される。
また、灰改質ストーカ19の下方ホッパ19aへは、排ガス供給ライン28を通して排ガス浄化装置27出口から分岐したCO2濃度が約5〜15%の排ガスGoが供給されており、当該排ガスGo内に含有されるCO2 と水分とが前記形成されたアルミノケイ酸カルシウム水和物(エピドート)と反応することにより、これが塩酸に対して難溶性のアルミノケイ酸水和物(カオリナイト)に変換される。
その結果、灰改質ストーカ19上から灰出口22より焼却炉21外へ排出されて来る改質灰Csは、前記アルミノケイ酸水和物の濃度の極めて高い改質灰となり、アルミノケイ酸水和物内へとじ込められた鉛は、1規定濃度の塩酸溶液でも外部へ抽出されなくなる。
尚、前記灰改質ストーカ19上の灰の温度は50℃〜600℃位とするのが最適であり、そのためには図3に示すように水分蒸気供給装置23から噴出する水分は、廃熱ボイラ26からの100℃以上の発生蒸気とするのが望ましいが、別途に形成した温度約50℃以上の加熱水を供給するようにしてもよい。
また、前記排ガスGoとしては、排ガス浄化装置27の出口側の150〜200℃程度の排ガスGoが供給されている。後燃焼ストーカ18から供給されてくる灰の温度が400〜700℃の高温であること及び1次燃焼室20内の高温輻射熱による加熱が加わること等により、灰改質ストーカ19上の灰は、前記灰ガスGoを再加熱しなくても水和反応等に必要な高温度(約50℃〜600℃)下に十分保持されることになり、熱経済性の点からも極めて有利である。
尚、焼却灰1の炉内での滞留時間は0.1〜10時間に設定されるが、滞留のためのスペースを考慮すると、30分〜60分程度の滞留時間とするのが望ましい。
また、反応温度の上昇を図るために、廃熱ボイラ26の出口側に高温集じん器(図示省略)を設け、当該高温集じん器の出口側から高温排ガス(約300℃〜700℃)を灰改質ストーカ19の下方へ供給する構成としてもよい。
更に、必要とする水分蒸気Sや排ガスGoの供給量は、バルブ24a、ダンパ28bの開度や送風機28aの送風量等を調整することにより、所定量に制御される。
一方、灰改質ストーカ19上で焼却灰1と供給された水分蒸気Sとが反応することにより、前述の通り水素が発生する。この発生した水素は、灰改質ストーカ19の下方より供給された排ガスGoと共に1次燃焼室20から2次燃焼室21内へ流入する間に燃焼されることになり、熱エネルギーとして回収される。
尚、図3の実施形態では、灰改質ストーカ19の上方から水分蒸気Sを焼却灰1内へ供給するようにしているが、水分蒸気Sを排ガスGoと同様に灰改質ストーカ19の下方から供給することも可能である。
又、図3の実施形態では、後燃焼ストーカ18の下流側に灰改質ストーカ19を別途に設ける構成としているが、後燃焼ストーカ18上の所謂灰の燃え切り点が後燃焼ストーカ18の中間点より上流側に位置する場合には、後燃焼ストーカ18の下流側部分の上方へ水分蒸気Sを供給すると共に下方ホッパ18aを区画して、下流側部分の下方ホッパ区画内へ排ガスを供給することにより、後燃焼ストーカ18の下流側部分を灰改質ストーカとして利用する構成とすることも可能である。
試験の結果によれば、50℃以上の温度下で、焼却灰1にアルミノケイ酸カルシウム水和物やアルミノケイ酸水和物等の生成に必要且つ十分な量の水分とCO2 とを加えて少なくとも6分以上反応させることにより、改質灰の1規定濃度の塩酸に対する鉛溶出量が0.001mg/L未満となり、改質前の焼却灰の鉛溶出量17mg/Lに比較して、鉛溶出量が大幅に低減することが実証されている。
尚、土壌環境基準においては、1規定濃度の塩酸に対する鉛溶出量が0.01mg/L以下と規定されており、本願方法発明及びこれを用いた改質型ストーカ式ごみ焼却炉においては、焼却灰1を、その鉛溶出量が上記土壌環境基準値を十分に下回る値となる安定化した焼却灰に改質できることが確認された。
図4は、本発明の第2実施形態に係る焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉の断面概要図である。
本実施形態においては、灰改質ストーカ19上方の炉本体に燃焼ガス吸引口31を設け、当該吸引口31を介して吸引した灰改質ストーカ19の上方空間部の燃焼ガスG1 、即ち灰改質により発生した水素ガスを含有する燃焼ガスG1 を、送風機32により燃焼ガス供給ライン33を通して1次燃焼室22と2次燃焼室21との中間部(厳密には、2次燃焼空気A2の供給位置より上流側の燃焼室内)Dへ供給するように構成されている。
尚、上記燃焼ガスG1 の供給ライン33等の構成を除くその他の部分の構成は、前記図3に示した焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉の場合と略同一であるため、ここではその説明を省略する。
前記燃焼ガス吸引31内へ吸引された燃焼ガスG1 内には、改質ストーカ19上における焼却灰1の改質処理時に発生した水素ガスの大部分が含まれており、この水素ガスを含有した燃焼ガスG1 が前記中間部Dへ供給されることにより、水素の還元作用によって当該中間部Dが所謂還元領域となる。
その結果、当該還元領域を通過する燃焼排ガス内の窒素酸化物やダイオキシン類及びその前駆体物質の生成が抑制されると共に、燃焼排ガスの撹拌混合が促進され、未燃物の完全な燃焼が可能となる。
図5は、本発明の焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉の第3実施形態の断面概要図を示すものである。当該第3実施形態では、焼却灰1の改質処理の第1工程、即ち例えば水分との反応によるアルミノケイ酸カルシウム水和物(例えばエピドート)の形成をストーカ式ごみ焼却炉内で行い、当該アルミノケイ酸カルシウム水和物からカルシウムを除去してアルミノケイ酸水和物(例えばカオリナイト)を形成する第2工程(即ち、物化工程)を焼却炉本体外で行う構成としたものである。
図5において、5は改質装置、2は水又は水蒸気、1aは被処理物、28は排ガス供給ライン、34は排出ガス搬送ラインである。前記図4の実施形態の場合と同様に、改質ストーカ19の上方から水分蒸気Sを供給し、50℃〜600℃の温度下で焼却灰1を水分蒸気Sと撹拌混合することにより、水和反応を起生せしめて例えばアルミノケイ酸カルシウム水和物等を生成させ、次に当該アルミノケイ酸カルシウム水和物等を含んだ中間処理物1aを改質装置5内へ供給する。
また、前記改質装置5内へ水分2と、排ガス供給ライン28からの排ガス(150〜250℃)Goとを供給し、改質装置5内で三者を撹拌混合することにより前記第2工程のアルミノケイ酸水和物を生成する鉱物化処理を行う。また、反応の促進のためには、加圧(0.1MPa〜8.0MPa)するのが望ましい。
尚、改質装置5としては、ロータリーキルン等の加熱装置を備えたものの利用が好ましく、発生ガスは排出ガス搬送ライン34を通してごみ焼却炉の排ガス浄化装置27へ供給される。
また、ごみ焼却炉内の改質ストーカ19上で発生した水素ガス等は、図4の実施形態の場合と同様に燃焼ガス供給ライン33を通して1次・2次燃焼室の中間部Dへ供給され、所謂還元領域の形成に寄与することになる。
本発明は、都市ごみ焼却灰や焼却飛灰等を安全で且つ安定した土木・建築用資材として再利用する場合に広く利用されるものであり、特に都市ごみ等産業廃棄物の処理産業において主に利用されるものである。
本発明の第1実施形態に係る焼却灰の改質処理方法の説明図である。 第2実施形態に係る焼却灰の改質処理方法の説明図である。 本発明の焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉の第1実施形態の断面概要図である。 本発明の焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉の第2実施形態の断面概要図である。 本発明の焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉の第3実施形態の断面概要図である。
符号の説明
1は1次空気、A2は2次空気、Gは燃焼排ガス、Wはごみ、Sは水分蒸気、Goは排ガス、Csは改質灰、G1は燃焼ガス、Dは1次燃焼室と2次燃焼室との中間部分、1は焼却灰、1aは中間処理物、2は水又は水蒸気、3はCO2又はCO2含有ガス(燃焼排ガス)、4は熱、5は改質装置、6は改質物質(改質灰)、7は灰質調整装置、8はけい素化合物(SiO2)、9はアルミ化合物(Al23)、10は調質焼却灰、11はアルカリ剤、12は水素、13は焼却炉、14はごみ投入ホッパ、15はごみ供給装置、16は乾燥ストーカ、17は燃焼ストーカ、18は後燃焼ストーカ、19は灰改質ストーカ、19aは下方ホッパ、20は1次燃焼室、21は2次燃焼室、22は灰出口、23は水分蒸気供給装置、24は水分供給ライン、24aはバルブ、25aは1次空気供給ライン、25bは2次空気供給ライン、26は廃熱ボイラ、27は排ガス浄化装置、28は排ガス供給ライン、28aは排ガス送風機、28bはダンパ、29は誘引通風機、30は煙突、31は燃焼ガス吸引口、32は送風機、33は燃焼ガス供給ライン、33aはダンパ、34は排出ガス搬送ライン。

Claims (13)

  1. ストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼室内で焼却灰に二酸化炭素と水分とを混合して50℃〜600℃の温度域で一定時間保持し、焼却灰を酸に難溶な物質に改質することにより焼却灰内の鉛の外部への溶出を抑制するようにした焼却灰の改質処理方法に於て、前記焼却灰と水分と二酸化炭素との混合物を50℃〜600℃の温度域に一定時間保持することにより発生した水素を含む燃焼ガスを1次燃焼室の下流側の上方空間より外部へ吸引し、当該水素を含む燃焼ガスをストーカ式ごみ焼却炉の2次燃焼空気の供給位置より下流側の燃焼室内へ供給して、当該燃焼ガスの供給域を還元性雰囲気の領域にするようにしたことを特徴とする焼却灰の改質処理方法。
  2. 焼却灰にけい素とアルミニウムの何れか一方又は両方を加え、けい素とアルミニウムの含有比を所定値に調整した焼却灰を処理するようにした請求項1に記載の焼却灰の改質処理方法。
  3. 二酸化炭素としてごみ焼却炉からの排ガス内の二酸化炭素を、また水分としてボイラの蒸気を利用するようにした請求項1に記載の焼却灰の改質処理方法。
  4. 混合物を50℃〜600℃の温度域に一定時間保持することにより発生した水素をストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼ガス内へ混入させるようにした請求項に記載の焼却灰の改質処理方法。
  5. 焼却灰と水分とを混合し、50℃〜600℃の温度域で一定時間保持する第1処理工程と、前記第1処理工程からの中間処理物に水分と二酸化炭素を混合し、50℃〜600℃の温度域で一定時間保持する第2処理工程とから成り、焼却灰を酸に難溶な鉱物性物質に改質することにより焼却灰内の鉛の外部への溶出を抑制したことを特徴とする焼却灰の改質処理方法。
  6. 焼却灰にけい素とアルミニウムの何れか一方又は両方を加え、けい素とアルミニウムの含有比を所定値に調整した焼却灰を処理するようにした請求項に記載の焼却灰の改質処理方法。
  7. 第1処理工程をストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼室内で行い且つ混合する水分としてボイラの蒸気を利用すると共に、第2処理工程における二酸化炭素としてごみ焼却炉からの排ガス内の二酸化炭素を利用するようにした請求項5に記載の焼却灰の改質処理方法。
  8. ストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼室における第1処理工程で発生した水素をストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼ガス内へ混入させるようにした請求項に記載の焼却灰の改質処理方法。
  9. ストーカ式ごみ焼却炉の1次燃焼室における第1処理工程で発生した水素を含む燃焼ガスを1次燃焼室の下流側の上方空間より外部へ吸引し、当該水素を含む燃焼ガスをストーカ式ごみ焼却炉の2次燃焼空気の供給位置より下流側の燃焼室内へ供給して、当該燃焼ガスの供給領域を還元性雰囲気の領域にするようにした請求項に記載の焼却灰の改質処理方法。
  10. ストーカ式ごみ焼却炉のストーカの最下流側位置に灰改質ストーカを設けると共に、当該灰改質ストーカ上の焼却灰に水分を供給する位置を設けてボイラからの蒸気を供給するか、若しくは水を噴霧供給し、更に、ストーカ式ごみ焼却炉の排ガス浄化装置の出口側から分岐した排ガス供給ラインを通して排ガスの一部を前記灰改質ストーカの下方へ供給し、焼却灰に水と排ガス内の二酸化炭素を混合して高温下に一定時間保持することにより焼却灰を酸に難溶な物質に改質するようにした焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉に於て、前記灰改質ストーカの上方に燃焼ガス吸引口を設け、当該吸引口から吸引した水素含有燃焼ガスを燃焼ガス供給ラインを通して二次燃焼空気供給位置より下流側の燃焼室内へ供給するように構成したことを特徴とする焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉
  11. ストーカを構成する後燃焼ストーカの下流側を灰改質ストーカとすると共に、当該灰改質ストーカとした部分の下方から排ガスを供給するようにした請求項10に記載の焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉
  12. ボイラからの蒸気と排ガスの両方を灰改質ストーカの下方より焼却灰内へ供給するようにした請求項10に記載の焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉。
  13. ストーカ式ごみ焼却炉のストーカの最下流側位置に灰改質ストーカを設けると共に、当該灰改質ストーカ上方に焼却灰に水分を供給する水分蒸気供給装置を設け、ボイラからの蒸気を前記水分蒸気供給装置へ供給することにより焼却灰と水分を混合して50℃〜600℃の温度域で一定時間保持すると共に、前記灰改質ストーカの下流側より灰出口を通して焼却灰を加熱装置を備えた灰改質装置内へ供給し、更に当該灰改質装置内へ水分とストーカ式ごみ焼却炉の排ガス浄化装置の出口側からの排ガスを供給して50℃〜600℃の温度下で一定時間前記焼却灰を保持することにより、焼却灰を酸に難溶な鉱物性物質に改質する構成としたことを特徴とする焼却灰改質型ストーカ式ごみ焼却炉。
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