JP4669585B1 - 擬似音発生装置及び擬似音発生方法 - Google Patents

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Abstract

導出部122Aが、取得部110Aにより取得された車両の駆動機構の動作状態を反映した走行情報に基づいて、アクセル開度に相当するアクセル情報AR及びエンジン回転数に相当する回転数情報ERを導出する。引き続き、生成部123が、アクセル情報ARと回転数情報ERとの組合せに対応する波形パターンの擬似音信号を生成する。一方、レベル制御部124が、導出された回転数情報ERに基づいて、レベル指定値LVCを算出する。かかるレベル指定値LVCの算出に際して、レベル制御部124は、回転数情報ERが所定範囲内にある状態が所定時間にわたって継続すると、擬似音信号のレベルを、搭乗者の違和感を抑制可能な時間変化率で低減させる。この結果、車室内の搭乗者に対して不快感を与えない擬似音を発生することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、擬似音発生装置、擬似音発生方法及び擬似音発生プログラム、並びに、当該擬似音発生プログラムが記録された記録媒体に関する。
近年、電池を駆動力源とする電気自動車や、電池を駆動力源の一部とするハイブリッド車の普及が進んでいる。こうした自動車が、電池を駆動力源として走行する場合には、従来のガソリン車と比べて、車室内における駆動音のレベルが飛躍的に低くなる。この結果、ガソリン車の場合には得られていたエンジン音による走行臨場感を、適切に感じることができなくなる事態が発生し得る。かかる事態の発生は、安全運転や、快適なドライブ感を味わうという観点からは、好ましくない場合が多い。
このため、車両の走行状況に対応する擬似エンジン音を車室内に発生させる技術が提案されている(特許文献1参照:以下、「従来例」と呼ぶ)。この従来例の技術では、エンジン回転数、スロットル開度(アクセル開度)及び車速等の走行情報に基づいて擬似エンジン音を生成する際に、車室内の音の収音結果に応じた音量に調整するようになっている。
特開2006−193002号公報
上述した従来例の技術では、例えば、高速道路を走行しているときのように、ほぼ一定の走行状態で車両が走行する場合には、ほぼ一定の比較的高いレベルの擬似エンジン音が車室内で鳴り続けることになる。こうした擬似エンジン音は人工的な音であるため、一定レベルの擬似エンジン音が長い時間にわたって出力され続けると、搭乗者に対して不快感を与える傾向がある。
このため、ほぼ一定の走行状態で車両が走行する場合であっても、搭乗者に対して不快感を与えない擬似エンジン音を発生することができる新たな技術が待望されている。かかる要請に応えることが、本発明が解決すべき課題の一つとして挙げられる。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、車室内の搭乗者に対して不快感を与えない擬似音を発生することができる擬似音発生装置及び擬似音発生方法を提供することを目的とする。
本発明は、第1の観点からすると、駆動機構を備える車両に搭載される擬似音発生装置であって、前記駆動機構の動作状態を反映した走行情報を取得する取得部と;前記取得された走行情報に基づいて、前記駆動機構がエンジンである場合におけるエンジン回転数に相当する回転数情報を含む擬似音関連情報を導出する導出部と;前記導出された擬似音関連情報に対応した波形の擬似音信号を生成する生成部と;前記導出された擬似音関連情報に含まれる前記回転数情報の変化が所定範囲内で発生する回転数一定状態が所定時間にわたって継続した場合に、前記擬似音信号のレベルを第1時間変化率で低減させる低減指定を行う制御部と;前記制御部からの指定に従って、前記擬似音信号のレベルを調整する調整部と;前記調整部によりレベルが調整された擬似音信号に従って、擬似音を出力するスピーカと;を備えることを特徴とする擬似音発生装置である。
本発明は、第2の観点からすると、レベル指定に従って、擬似音信号のレベルを調整する調整部と;前記調整部によりレベルが調整された擬似音信号に従って、擬似音を出力するスピーカと;を備えて構成され、駆動機構を備える車両に搭載される擬似音発生装置において使用される擬似音発生方法であって、前記駆動機構の動作状態を反映した走行情報を取得する取得工程と;前記取得された走行情報に基づいて、前記駆動機構がエンジンである場合におけるエンジン回転数に相当する回転数情報を含む擬似音関連情報を導出する導出工程と;前記導出された擬似音関連情報に対応した波形の擬似音信号を生成する生成工程と;前記導出された擬似音関連情報に含まれる前記回転数情報の変化が所定範囲内で発生する回転数一定状態が所定時間にわたって継続した場合に、前記擬似音信号のレベルを第1時間変化率で低減させる低減指定を行う制御工程と;を備えることを特徴とする擬似音発生方法である。
本発明は、第3の観点からすると、本発明の擬似音発生方法を演算部により実行させる、ことを特徴とする擬似音発生プログラムである。
本発明は、第4の観点からすると、本発明の擬似音発生プログラムが、演算部により読取可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体である。
本発明の第1実施形態に係る擬似エンジン音発生装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図1のデジタル処理部の構成を示すブロック図である。 図2のギアシフトテーブルの例を示す図である。 図2の波形テーブルの例を示す図である。 図2のレベル制御部における動作モードの遷移を示す図である。 図1のアナログ処理部の構成を示すブロック図である。 第1実施形態におけるアクセル情報及び回転数情報の導出処理を説明するためのフローチャートである。 車速と、導出される回転数情報との関係の例を示す図である。 第1実施形態における擬似エンジン音信号の生成処理を説明するためのフローチャートである。 第1実施形態におけるレベル指定値の算出処理を説明するためのフローチャートである。 レベル指定値の時間変化を説明するための図(その1)である。 レベル指定値の時間変化を説明するための図(その2)である。 レベル指定値の時間変化を説明するための図(その3)である。 レベル指定値の時間変化を説明するための図(その4)である。 レベル指定値の時間変化を説明するための図(その5)である。 本発明の第2実施形態に係る擬似エンジン音発生装置の構成を概略的に示すブロック図である。 図16のデジタル処理部の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を、添付図面を参照して説明する。なお、以下の説明及び図面においては、同一又は同等の要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
[第1実施形態]
まず、本発明の第1実施形態を、図1〜図15を参照して説明する。
<構成>
図1には、第1実施形態に係る擬似音発生装置としての擬似エンジン音発生装置100Aの概略的な構成が、ブロック図にて示されている。この図1に示されるように、擬似エンジン音発生装置100Aは、車両CRに搭載されている。そして、擬似エンジン音発生装置100Aは、取得部110Aと、デジタル処理部120Aと、アナログ処理部130と、スピーカ140とを備えている。
上記の取得部110Aは、加速度センサを備えて構成されており、車両CRに作用している加速度を測定する。そして、取得部110Aは、加速度センサによる測定結果を、デジタル処理部120Aで処理可能な形態の信号ACDに変換して、加速度情報をデジタル処理部120Aへ送る。
また、取得部110Aは、車両CRに装備された車速センサ910から送られた測定信号SPSを受ける。そして、取得部110Aは、測定信号SPSをデジタル処理部120Aで処理可能な形態の信号SPDに変換してデジタル処理部120Aへ送ることにより、車速情報をデジタル処理部120Aへ送る。
すなわち、本第1実施形態では、取得部110Aは、車両CRの走行情報として、車両CRの加速度情報及び車速情報をデジタル処理部120Aへ送るようになっている。
上記のデジタル処理部120Aは、取得部110Aから送られた信号ACD,SPDを受ける。そして、デジタル処理部120Aは、信号ACD,SPDに基づいて、擬似エンジン音信号PEDを生成するとともに、レベル指定値LVCを算出する。こうして生成された擬似エンジン音信号PED、及び、算出されたレベル指定値LVCは、アナログ処理部130へ送られる。なお、デジタル処理部120Aの構成の詳細については、後述する。
上記のアナログ処理部130は、デジタル処理部120Aから送られた擬似エンジン音信号PED及びレベル指定値LVCを受ける。そして、アナログ処理部130は、レベル指定値LVCに従ったレベルを有するとともに、擬似エンジン音信号PEDを反映した波形のアナログ信号である出力音信号AOSを生成する。こうして生成された出力音信号AOSは、スピーカ140へ送られる。なお、アナログ処理部130の構成の詳細については、後述する。
上記のスピーカ140は、アナログ処理部130から送られた出力音信号AOSを受ける。そして、スピーカ140は、出力音信号AOSに従って擬似エンジン音を出力する。
次に、デジタル処理部120Aの構成について、より詳細に説明する。デジタル処理部120Aは、図2に示されるように、記憶部121Aと、導出部122Aと、生成部123と、制御部としてのレベル制御部124とを備えている。
上記の記憶部121Aには、デジタル処理部120Aが利用する様々な情報データが記憶される。こうして記憶部121Aに記憶される情報データには、第1記憶部としてのギアシフトテーブルGSTと、第2記憶部としての波形テーブルWFTとが含まれている。
上記のギアシフトテーブルGSTには、車速に関連付けて、ギアシフト位置が登録されている。本第1実施形態では、図3に示されるように、車速Vの範囲に関連付けて、ギアシフト位置GSDが登録されるようになっている。かかる車速とギアシフト位置との関係は、実験、経験等に基づいて予め得られた、車両CRの車種について平均的な関係となっている。
上記の波形テーブルWFTには、駆動機構がエンジンである場合におけるエンジン回転数に相当する回転数情報と、アクセル開角に相当するアクセル情報との組み合わせに関連付けて、擬似エンジン音の波形パターンが登録されている。本第1実施形態では、図4に示されるように、回転数情報ERの範囲とアクセル情報ARの範囲との組み合わせごとに関連付けて、波形パターンが登録されるようになっている。かかる回転数情報ERの範囲とアクセル情報ARの範囲との組み合わせと、波形パターンとの関係は、実験、経験等に基づいて予め得られた、車両CRの車種について平均的な関係となっている。
上記の導出部122Aは、取得部110Aから送られた信号ACD,SPDに基づいて、アクセル情報AR及び回転数情報ERを導出する。かかる導出に際して、導出部122Aは、まず、信号ACD,SPDに基づいて、車両CRの車速及び加速度を特定する。
そして、導出部122Aは、特定された車速及び加速度に基づいて、アクセル開角に相当するアクセル情報ARを導出する。こうして、導出されたアクセル情報ARは、生成部123へ送られる。
また、導出部122Aは、特定された車速に関連付けてギアシフトテーブルGSTに登録されたギアシフト位置のデータGSDを読み取る。そして、導出部122Aは、読み取られたデータGSDと当該特定された車速とに基づいて、駆動機構がエンジンである場合におけるエンジン回転数に相当する回転数情報ERを導出する。こうして導出された回転数情報ERは、生成部123及びレベル制御部124へ送られる。
上記の生成部123は、導出部122Aから送られたアクセル情報AR及び回転数情報ERを受ける。引き続き、生成部123は、当該アクセル情報ARと当該回転数情報ERとの組み合わせに関連付けて波形テーブルWFTに登録された波形パターンのデータWFDを読み取る。そして、生成部123は、読み取られたデータWFDに基づいて、デジタル信号である擬似エンジン音信号PEDを生成する。こうして生成された擬似エンジン音信号PEDは、アナログ処理部130へ送られる。
上記のレベル制御部124は、導出部122Aから送られた回転数情報ERを受ける。そして、レベル制御部124は、回転数情報ERに基づいて、レベル指定値LVCを算出する。
このレベル制御部124は、図5に示されるように、動作モードとして、通常レベル制御モードMD1(以下、「モードMD1」と記す)、レベル低減中制御モードMD2(以下、「モードMD2」と記す)、低減レベル制御MD3(以下、「モードMD3」と記す)及びレベル増加中制御モードMD4(以下、「モードMD4」と記す)の4つ動作モードを有している。レベル制御部124においては、導出部122Aから送られたエンジン回転数ERの時間変化の態様に対応して、動作モードが変化するようになっている。
すなわち、電源ON等によりレベル制御部124の動作が開始すると、レベル制御部124は、モードMD1の動作を開始する。モードMD1では、レベル制御部124は、次の(1)式を利用して、時刻Tにおける回転数情報ER(T)に対応するレベル指定値LVC(T)[dB]を算出する。
LVC(T)=K0・ER(T) …(1)
0:定数
なお、定数K0は、車両CRの車種に対応して、効果的な擬似エンジン音の発生の観点から、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。
モードMD1の動作中に、「回転数情報ERの変化が所定範囲内で発生する状態が所定時間TTHにわたって継続」という条件1を充足すると、動作モードはモードMD2へ遷移する。モードMD2では、モードMD2への遷移時刻をTS1とした場合に、次の(2)式を利用して、時刻Tにおける回転数情報ER(T)に対応するレベル指定値LVC(T)[dB]を算出する。
LVC(T)=K0・ER(T)−KD・(T−TS1) …(2)
D:正の定数
なお、所定時間TTHは、略同一レベルの擬似エンジン音の継続再生による利用者の不快感の発生度合の観点から、車両CRの車種に対応して、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。また、定数KDは、音量レベルの低下に伴う違和感の低減の観点から、車両CRの車種に対応して、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。
モードMD2の動作中に、「レベル低減補正量(=KD・(T−TS1))が最大低減補正量ΔVC(>0)に達した」という条件2を充足すると、動作モードはモードMD3へ遷移する。モードMD3では、レベル制御部124は、次の(3)式を利用して、時刻Tにおける回転数情報ER(T)に対応するレベル指定値LVC(T)[dB]を算出する。
LVC(T)=K0・ER(T)−ΔVC …(3)
なお、最大低減補正量ΔVCは、略同一レベルの擬似エンジン音の継続再生による利用者の不快感の低減の観点から、車両CRの車種に対応して、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。
モードMD2又はモードMD3の動作中に、「回転数情報ERが上記の所定範囲から外れた」という条件3を充足すると、動作モードはモードMD4へ遷移する。モードMD4では、レベル制御部124は、モードMD4への遷移時刻をTS2とした場合に、次の(4)式を利用して、時刻Tにおける回転数情報ER(T)に対応するレベル指定値LVC(T)[dB]を算出する。
LVC(T)=K0・ER(T)+KU・(T−TS2)−LVC(TS2) …(4)
U:正の定数
なお、定数KUは、音量レベルの迅速な増加の観点から、車両CRの車種に対応して、実験、シミュレーション、経験等に基づいて予め定められる。
モードMD4の動作中に、「レベル低減補正量(=Ku・(T−TS2)−LVC(TS2))が0に達した」という条件4を充足すると、動作モードはモードMD1へ遷移する。
以上のようなモード遷移を行いつつ、レベル制御部124は、回転数情報ERに基づくレベル指定値LVCの算出を実行する。こうして算出されたレベル指定値LVCは、アナログ処理部130へ送られる。
次に、アナログ処理部130の構成について、より詳細に説明する。アナログ処理部130は、図6に示されるように、DA(Digital to Analogue)変換部131と、調整部としてのレベル調整部132と、パワー増幅部133とを備えている。
上記のDA変換部131は、DA変換器を備えて構成されている。このDA変換部131は、デジタル処理部120Aから送られた擬似エンジン音信号PEDを受ける。そして、DA変換部131は、擬似エンジン音信号PEDをアナログ信号に変換する。DA変換部131による変換結果であるアナログ変換信号は、レベル調整部132へ送られる。
上記のレベル調整部132は、電子ボリューム素子等を備えて構成されている。このレベル調整部132は、デジタル処理部120Aから送られたレベル指定値LVCに従って、DA変換部131から送られたアナログ変換信号に対してレベル調整処理を施す。レベル調整部132による調整結果であるレベル調整信号は、パワー増幅部133へ送られる。
上記のパワー増幅部133は、パワー増幅器を備えて構成される。このパワー増幅部133は、レベル調整部132から送られたレベル調整信号を受ける。そして、パワー増幅部133は、レベル調整信号をパワー増幅する。パワー増幅部133による増幅結果である出力音信号AOSは、スピーカ140へ送られる。
<動作>
次に、上記のように構成された擬似エンジン音発生装置100Aの動作について、デジタル処理部120Aにおける処理、すなわち、アクセル情報AR及び回転数情報ERの導出処理、擬似エンジン音信号PEDの生成処理及びレベル指定値LVCの算出処理に主に着目して説明する。
擬似エンジン音発生装置100Aでは、取得部110Aが、内部に備えている加速度センサにより、車両CRの加速度を測定する。そして、取得部110Aは、加速度測定結果を、デジタル処理部120Aで処理可能な形態の信号ACDに変換して、デジタル処理部120Aへ送る(図1参照)。
また、取得部110Aは、車速センサ910から送られた測定信号SPSを受ける。そして、取得部110Aは、測定信号SPSを、デジタル処理部120Aで処理可能な形態の信号SPDに変換し、デジタル処理部120Aへ送る(図1参照)。
《アクセル情報AR及び回転数情報ERの導出処理》
アクセル情報AR及び回転数情報ERの導出処理は、デジタル処理部120Aの導出部122Aが行う。かかる導出処理に際しては、図7に示されるように、まず、ステップS11において、導出部122Aが、新たに走行情報を受けたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS11:N)には、ステップS11の処理が繰り返される。
導出部122Aが新たに走行情報を受け、ステップS11における判定の結果が肯定的となると(ステップS11:Y)、処理はステップS12へ進む。このステップS12では、導出部122Aが、新たに取得部110Aから送られた走行情報に基づいて、車速及び加速度を特定する。
次に、ステップS13において、導出部122Aは、特定された車速及び加速度に基づいて、アクセル情報AR及び回転数情報ERを導出する。ここで、アクセル情報ARの導出に際して、導出部122Aは、特定された車速及び加速度に基づいて、アクセル情報ARを導出する。こうして導出されたアクセル情報ARは、生成部123へ送られる。
また、回転数情報ERの導出に際して、導出部122Aは、特定された車速に関連付けてギアシフトテーブルGSTに登録されたギアシフト位置のデータGSDを読み取る。そして、導出部122Aは、読み取られたデータGSDと当該特定された車速とに基づいて、回転数情報ERを導出する。こうして導出された回転数情報ERは、生成部123及びレベル制御部124へ送られる(図2参照)。そして処理はステップS11へ戻る。
なお、本第1実施形態では、車速に基づき、ギアシフト位置を考慮したうえで、回転数情報ERが導出される。このため、導出される回転数情報ERは、車速の増加に応じて単調増加するのではなく、車速Vの増加に応じて図8に示されるように変化するようになっている。
《擬似エンジン音信号PEDの生成処理》
擬似エンジン音信号PEDの生成処理は、デジタル処理部120Aの生成部123が行う。かかる生成処理に際しては、図9に示されるように、まず、ステップS21において、生成部123が、新たにアクセル情報AR及び回転数情報ERを受けたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS21:N)には、ステップS21の処理が繰り返される。
生成部123が新たにアクセル情報AR及び回転数情報ERを受け、ステップS21における判定の結果が肯定的となると(ステップS21:Y)、処理はステップS22へ進む。このステップS22では、生成部123が、新たに導出部122Aから送られたアクセル情報AR及び回転数情報ERとの組み合わせに関連付けて波形テーブルWFTに登録された波形パターンのデータWFDを読み取る。
次に、ステップS23において、生成部123が、新たに読み取られた波形パターンが現時点における波形パターンから変化しているか否かを判定することにより、波形パターンを変化させるべきか否かを判定する。この判定が否定的であった場合(ステップS23:N)には、処理はステップS21へ戻る。
一方、ステップS23における判定の結果が肯定的であった場合(ステップS23:Y)には、処理はステップS24へ進む。このステップS24では、生成部123が、新たに読み取られた波形パターンに基づいた擬似エンジン音信号PEDの生成を開始する。こうして生成された擬似エンジン音信号PEDは、アナログ処理部130へ送られる(図2参照)。そして、処理はステップS21へ戻る。
なお、ステップS24で開始された新たに読み取られた波形パターンに基づく擬似エンジン音信号PEDの生成処理は、次にステップS24が実行されるまで継続するようになっている。
《レベル指定値LVCの算出処理》
レベル指定値LVCの算出処理は、デジタル処理部120Aのレベル制御部124が行う。かかる算出処理に際しては、図10に示されるように、ステップS31において、レベル制御部124が、新たに回転数情報ERを受けたか否かを判定する。この判定の結果が否定的であった場合(ステップS31:N)には、ステップS31の処理が繰り返される。
レベル制御部124が新たに回転数情報ERを受け、ステップS31における判定の結果が肯定的となると(ステップS31:Y)、処理はステップS32へ進む。このステップS32では、生成部123が、新たに導出部122Aから送られた回転数情報ERに基づいて、上述したようにモードMD1〜MD4間を遷移しながら、レベル指定値LVCを算出する。
次に、ステップS33において、レベル制御部124が、新たに算出されたレベル指定値LVCを、アナログ処理部130へ送る(図2参照)。そして、処理はステップS31へ戻る。
ここで、算出されたレベル指定値LVCの時間変化の例について、図11〜図15を参照して説明する。なお、当初においては、レベル制御部124の動作モードはモードMD1であるものとする。
図11における時刻T2までのようにモードMD1での動作中には、レベル制御部124は、上述した(1)式を用いて、レベル低減補正量を「0」として、各時刻のレベル指定値LVC(T)を算出する。そして、回転数情報ER(T)の変化が所定範囲((ERC1−ΔER)〜(ERC1+ΔER)の範囲)内で発生する状態が、時刻T1(=T2−TTH)から時間TTHだけ継続して時刻T2となると、動作モードがモードMD2へ遷移する。すなわち、モードMD1の動作中に、回転数情報ER(T)がほぼ一定の状態が、時間TTHだけ継続すると、上述した条件1が充足され、動作モードがモードMD2へ遷移する。
時刻T2で動作モードがモードMD2へ遷移すると、レベル制御部124は、上述した(2)式において時刻TS1を時刻T2とした次の(5)式を用いたレベル指定値LVC(T)の算出を行う。
LVC(T)=K0・ER(T)−KD・(T−T2) …(5)
このモードMD2の動作中に、「レベル低減補正量(=KD・(T−T2))が最大低減補正量ΔVCに達した」という条件2を充足する時刻T3となると、動作モードはモードMD3へ遷移する。時刻T3で動作モードがモードMD3へ遷移すると、レベル制御部124は、上述した(3)式をレベル指定値LVC(T)の算出を行う。
この後、図12又は図13に示されるように、時刻T4において、「回転数情報ER(T)が所定範囲から外れた」という条件3を充足すると、動作モードはモードMD4へ遷移する。こうしてモードMD4に遷移すると、レベル制御部124は、上述した(4)式において、LVC(TS2)をΔVCとしたうえで、時刻TS2を時刻T4とした次の(6)式を用いたレベル指定値LVC(T)の算出を行う。
LVC(T)=K0・ER(T)+KU・(T−T4)−ΔVC …(6)
そして、時刻T5(=T4+ΔVC/KU)となり、「レベル低減補正量(=KU・(T−T4)−ΔVC)が0に達した」という条件4を充足すると、動作モードはモードMD1へ遷移する。こうして動作モードが再びモードMD1となると、レベル制御部124は、上述した(1)式を用いて、レベル低減補正量を「0」として、各時刻のレベル指定値LVC(T)を算出する。
なお、図12には、回転数情報ER(T)が、値(ERC1+ΔER)を超えて、値ERC2(>ERC1+ΔER)へ向けて変化する場合のレベル指定値LVC(T)の時間変化例が示されている。また、図13には、回転数情報ER(T)が、値(ERC1−ΔER)を超えて、値ERC3(<ERC1−ΔER)へ向けて変化する場合のレベル指定値LVC(T)の時間変化例が示されている。
一方、図14又は図15に示されるように、モードMD2が継続中の時刻T6において、「回転数情報ER(T)が所定範囲から外れた」という条件3を充足すると、動作モードはモードMD4へ遷移する。こうしてモードMD4に遷移すると、レベル制御部124は、上述した(4)式において、TS2を時刻T6とした次の(7)式を用いたレベル指定値LVC(T)の算出を行う。
LVC(T)=K0・ER(T)+KU・(T−T6)−LVC(T6) …(7)
そして、時刻T7(=T6+LVC(T6)/KU)となり、「レベル低減補正量(=KU・(T−T6)−LVC(T6))が0に達した」という条件4を充足すると、動作モードはモードMD1へ遷移する。こうして動作モードが再びモードMD1となると、レベル制御部124は、上述した(1)式を用いて、レベル低減補正量を「0」として、各時刻のレベル指定値LVC(T)を算出する。
なお、図14には、回転数情報ER(T)が、値(ERC1+ΔER)を超えて、値ERC4(>(ERC1+ΔER))へ向けて変化する場合のレベル指定値LVC(T)の時間変化例が示されている。また、図15には、回転数情報ER(T)が、値(ERC1−ΔER)を超えて、値ERC5(<(ERC1−ΔER))へ向けて変化する場合のレベル指定値LVC(T)の時間変化例が示されている。
以上のようにして行われる擬似エンジン音信号PEDの生成処理及びレベル指定値LVCの算出処理の結果である擬似エンジン音信号PED及びレベル指定値LVCが、デジタル処理部120Aからアナログ処理部130へ送られる。
アナログ処理部130は、デジタル処理部120Aから送られた擬似エンジン音信号PED及びレベル指定値LVCを受けると、出力音信号AOSを生成する。かかる出力音信号AOSの生成に際して、アナログ処理部130では、擬似エンジン音信号PEDを受けたDA変換部131が、擬似エンジン音信号PEDをDA変換する。そして、DA変換部131は、DA変換の結果であるアナログ変換信号を、レベル調整部132へ送る(図6参照)。
DA変換部131から送られたアナログ変換信号を受けたレベル調整部132は、デジタル処理部120Aから送られたレベル指定値LVCに従って、アナログ変換信号に対してレベル調整処理を施す。そして、レベル調整部132は、レベル調整処理の結果であるレベル調整信号を、パワー増幅部133へ送る(図6参照)。
レベル調整部132から送られたレベル調整信号を受けたパワー増幅部133は、レベル調整信号のパワー増幅を行う。そして、パワー増幅部133は、パワー増幅の結果である出力音信号AOSを、スピーカ140へ送る(図6参照)。
アナログ処理部130から送られた出力音信号AOSを受けたスピーカ140は、出力音信号AOSに従って擬似エンジン音を出力する。この結果、車速センサ910による測定結果に基づいた、擬似エンジン音が出力される。
以上説明したように、本第1実施形態では、取得部110Aが、車両CRの駆動機構の動作状態を反映した走行情報として、車速センサ910による測定結果、及び、取得部110A内の加速度センサによる測定結果を取得する。これらの取得結果を受けた導出部122Aは、車速情報及び加速度情報に基づいて、アクセル開度に相当するアクセル情報ARを導出する。また、導出部122Aは、車速情報に基づいて、記憶部121A内のギアシフトテーブルGSTを参照しつつ、駆動機構がエンジンである場合におけるエンジン回転数に相当する回転数情報ERを導出する。
引き続き、生成部123が、導出されたアクセル情報AR及び回転数情報ERに基づいて、記憶部121A内の波形テーブルWFTを参照し、当該アクセル情報ARと当該回転数情報ERとの組合せに対応する波形パターンを特定する。そして、特定された波形パターンの擬似エンジン音信号を生成する。
一方、レベル制御部124が、導出された回転数情報ERに基づいて、レベル指定値LVCを算出する。かかるレベル指定値LVCの算出に際して、レベル制御部124は、回転数情報ERの変化が所定範囲内で変化する回転数一定状態が所定時間TTHにわたって継続すると、最大低減補正量ΔVC(>0)を限度として、時間変化率「KD(>0)」でレベル低減補正量を増加させることにより、出力音レベルを、時間変化率「−KD」で低減させる。
したがって、本第1実施形態によれば、一定の走行状態で車両CRが走行する場合であっても、同一波形パターンかつ一定の音量の擬似エンジン音が車室内で鳴り続けることに起因する不快感の発生を防止することができる。
また、回転数情報ERの変化が所定範囲内で発生する回転数一定状態が所定時間継続したことに起因して、レベル低減補正量を増加させる際には、比較的ゆっくりとレベル低減補正量を変化させる。この結果、レベル低減補正量の変化による違和感の発生が防止される。
また、レベル低減補正を行っている状態で、回転数情報ERが所定範囲から外れると、その時点におけるレベル低減補正量を出発値として、レベル低減補正量を時間変化率「−KU」(KU>KD)」で低減させることにより、出力音レベルを、時間変化率「KD」で増加させる。この結果、車両CRの走行状態が変化し、擬似エンジン音による運転感覚が必要となる場合には、迅速に擬似エンジン音のレベルを、レベル低減補正を行わない場合における車速に対応したレベルに復帰させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態を、図16,17を主に参照して説明する。本第2実施形態においても、第1実施形態の場合と同様に、擬似エンジン音発生装置を例示して説明する。
<構成>
図16には、第2実施形態に係る擬似エンジン音発生装置100Bの構成が概略的に示されている。この図16に示されるように、上述した擬似エンジン音発生装置100Aと比べて、取得部110Aに代えて取得部110Bを備える点、及び、デジタル処理部120Aに代えてデジタル処理部120Bを備える点が異なる。以下、これらの相違点に主に着目して、説明する。
上記の取得部110Bは、車両CRに装備されたアクセル情報センサ920から送られた測定信号AASと、回転数情報センサ930から送られた測定信号ERSとを受ける。そして、取得部110Bは、測定信号AASをデジタル処理部120Bで処理可能な形態の信号AADに変換してデジタル処理部120Bへ送る。また、取得部110Bは、測定信号ERSをデジタル処理部120Bで処理可能な形態の信号ERDに変換してデジタル処理部120Bへ送る。
なお、本第2実施形態では、車両CRに装備されたアクセル開度センサ等のアクセル情報センサ920及びエンジン回転数等の回転数情報センサ930と、車両CRの走行を制御するECU(Electrical Control Unit)とを接続する信号ハーネスに検出ハーネスを噛ませることにより、又は、ECUからアドオン車載装置向けに引き出されている出力ハーネスを擬似エンジン音発生装置100Bに接続することにより、測定信号AAS,ERSが取得部110Bに供給されるようにしている。
上記のデジタル処理部120Bは、図17に示されるように、上述したデジタル処理部120Aと比べて、記憶部121Aに代えて記憶部121Bを備える点、及び、導出部122Aに代えて導出部122Bを備える点が異なっている。
上記の記憶部121Bは、上述した記憶部121Aと比べて、ギアシフトテーブルGSTを記憶していない点が異なっている。また、導出部122Bは、上述した導出部122Aと比べて、ギアシフトテーブルGSTを参照することなく、取得部110Bから送られた信号AADにのみ基づいてアクセル情報ARを導出するとともに、取得部110Bから送られた信号ERDにのみ基づいて回転数情報ERを導出する点が異なっている。
<動作>
次に、上記のように構成された擬似エンジン音発生装置100Bの動作について、デジタル処理部120Bにおける処理に主に着目して説明する。
擬似エンジン音発生装置100Bでは、取得部110Bが、アクセル情報センサ920から送られた測定信号AASと、回転数情報センサ930から送られた測定信号ERSとを受ける。そして、取得部110Bは、測定信号AASがデジタル処理部120Bで処理可能な形態に変換された信号AAD、及び、測定信号ERSがデジタル処理部120Bで処理可能な形態に変換された信号ERDを生成し、生成された信号AAD,ERDをデジタル処理部120Bへ送る(図16参照)。
導出部122Bは、取得部110Bから送られた信号AAD,ERDを受けると、信号AADに基づいてアクセル情報ARを導出するとともに、信号ERDに基づいて回転数情報ERを導出する。導出されたアクセル情報ARは、第1実施形態の場合と同様に、生成部123へ送られる。また、導出された回転数情報ERは、第1実施形態の場合と同様に、生成部123及びレベル制御部124へ送られる(図17参照)。
生成部123は、導出部122Bにより新たに導出されたアクセル情報AR及び回転数情報ERを受けると、第1実施形態の場合と同様に、上述した図9の処理と同様の処理を行って、擬似エンジン音信号PEDを生成する。こうして生成された擬似エンジン音信号PEDは、アナログ処理部130へ送られる(図17参照)。
また、レベル制御部124は、導出部122Bにより新たに導出された回転数情報ERを受けると、第1実施形態の場合と同様に、上述した図10〜図15の処理と同様の処理を行って、レベル指定値LVCを算出する。こうして新たに算出されたレベル指定値LVCは、アナログ処理部130へ送られる(図17参照)。
アナログ処理部130は、デジタル処理部120Bから送られた擬似エンジン音信号PED及びレベル指定値LVCを受けると、第1実施形態の場合と同様にして、出力音信号AOSを生成する。こうして生成された出力音信号AOSは、スピーカ140へ送られる(図16参照)。
アナログ処理部130から送られた出力音信号AOSを受けたスピーカ140は、出力音信号AOSに従って擬似エンジン音を出力する。この結果、アクセル情報センサ920及び回転数情報センサ930による測定結果に基づいて生成された擬似エンジン音が出力される。
以上説明したように、本第2実施形態では、取得部110Bが、車両CRの駆動機構の動作状態を反映した走行情報として、アクセル情報センサ920及び回転数情報センサ930による測定結果を取得する。これらの取得結果を受けた導出部122Bは、アクセル情報センサ920の測定結果に基づいて、アクセル開度に相当するアクセル情報ARを導出する。また、導出部122Bは、回転数情報センサ930の測定結果に基づいて、駆動機構がエンジンである場合におけるエンジン回転数に相当する回転数情報ERを導出する。


引き続き、生成部123が、第1実施形態の場合と同様にして、導出されたアクセル情報AR及び回転数情報ERに基づいて、記憶部121B内の波形テーブルWFTを参照し、当該アクセル開度ARと当該回転数情報ERとの組合せに対応する波形パターンを特定する。そして、特定された波形パターンの擬似エンジン音信号PEDを生成する。
一方、レベル制御部124が、第1実施形態の場合と同様にして、導出された回転数情報ERに基づいて、レベル指定値LVCを算出する。かかるレベル指定値LVCの算出に際して、レベル制御部124は、第1実施形態の場合と同様に、回転数情報ERの変化が所定範囲内で発生する状態が所定時間TTHにわたって継続すると、最大低減補正量ΔVC(>0)を限度として、時間変化率「KD(>0)」でレベル低減補正量を増加させることにより、出力音レベルを、時間変化率「−KD」で低減させる。
したがって、本第2実施形態によれば、一定の走行状態で車両CRが走行する場合であっても、同一波形パターンかつ一定の音量の擬似エンジン音が車室内で鳴り続けることに起因する不快感の発生を防止することができる。
また、回転数情報ERの変化が所定範囲内で変化する回転数一定状態が所定時間継続したことに起因して、レベル低減補正量を増加させる際には、第1実施形態の場合と同様に、比較的ゆっくりとレベル低減補正量を変化させる。この結果、レベル低減補正量の変化による違和感の発生が防止される。
また、レベル低減補正を行っている状態で、回転数情報ERが所定範囲から外れると、第1実施形態の場合と同様に、その時点におけるレベル低減補正量を出発値として、レベル低減補正量を時間変化率「−KU」(KU>KD)」で低減させることにより、出力音レベルを、時間変化率「KD」で増加させる。この結果、車両CRの走行状態が変化し、擬似エンジン音による運転感覚の必要となる場合には、迅速に擬似エンジン音のレベルを復帰させることができる。

[実施形態の変形]
本発明は、上記の実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。
例えば、上記の第1実施形態では、車両CRの加速度を加速度センサにより測定するようにしたが、車両CRの車速の時間変化から車両CRの加速度を算出するようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態では、車両CRに標準的に装備され、車両CRの走行制御に利用されるアクセル情報センサ920から送られる測定信号を、検出ハーネスを使用して擬似エンジン音発生装置100Bへ供給するようにした。これに対し、アクセル情報センサ920とは別途に用意されるアクセル踏み込み量センサを用い、当該アクセル踏み込み量センサによる測定結果を、アクセル情報センサ920による測定結果の代わりに利用するようにしてもよい。
また、上記の第1実施形態では、車両CRに標準的に装備されたセンサとして車速センサ910のみを利用することにしたが、アクセル情報センサ920及び回転数情報センサ930のいずれかを容易に利用可能な場合には、当該利用可能なセンサを併せて利用することにより、アクセル情報AR又は回転数情報ERのいずれかの導出を簡易化するようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、レベル制御部124におけるモードMD4の動作においては、レベル低減補正量を一定の時間変化率(=−KU)で変化させることにより、レベル指定値を増加させるようにした。これに対し、レベル低減補正を行わない場合のレベル指定値に達するまで、レベル指定値を一定の時間変化率で増加させるようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、レベル制御部124におけるモードMD1の動作においては、所定値ΔVCだけレベル低減補正量を一定の時間変化率(=−KU)で変化させることにより、レベル指定値を増加させるようにした。これに対し、所定の一定値までレベル指定値を限度として、レベル指定値を一定の時間変化率で低減させるようにしてもよい。
また、上記の第1及び第2実施形態では、擬似エンジン音の発生に本発明を適用したが、例えば、電車がレール上を走行する際の走行音等の擬似エンジン音とは音色が異なる擬似音の発生に本発明を適用することもできる。
なお、上記の第1及び第2実施形態におけるデジタル処理部を中央処理装置(CPU:Central Processor Unit)やDSP(Digital Signal Processor)を備えるコンピュータシステムとして構成し、上述したデジタル処理部の機能を、プログラムの実行によって実現するようにすることができる。これらのプログラムは、CD−ROM、DVD等の可搬型記録媒体に記録された形態で取得されるようにしてもよいし、インターネットなどのネットワークを介した配信の形態で取得されるようにしてもよい。

Claims (14)

  1. 駆動機構を備える車両に搭載される擬似音発生装置であって、
    前記駆動機構の動作状態を反映した走行情報を取得する取得部と;
    前記取得された走行情報に基づいて、前記駆動機構がエンジンである場合におけるエンジン回転数に相当する回転数情報を含む擬似音関連情報を導出する導出部と;
    前記導出された擬似音関連情報に対応した波形の擬似音信号を生成する生成部と;
    前記導出された擬似音関連情報に含まれる前記回転数情報の変化が所定範囲内で発生する回転数一定状態が所定時間にわたって継続した場合に、前記擬似音信号のレベルを第1時間変化率で低減させる低減指定を行う制御部と;
    前記制御部からの指定に従って、前記擬似音信号のレベルを調整する調整部と;
    前記調整部によりレベルが調整された擬似音信号に従って、擬似音を出力するスピーカと;
    を備えることを特徴とする擬似音発生装置。
  2. 前記制御部は、前記導出された擬似音関連情報に含まれる前記回転数情報が前記低減指定後に前記所定範囲から外れた場合に、前記擬似音信号のレベルを第2時間変化率で増加させる、ことを特徴とする請求項1に記載の擬似音発生装置。
  3. 前記第2時間変化率の絶対値は、前記第1時間変化率の絶対値よりも大きい、ことを特徴とする請求項2に記載の擬似音発生装置。
  4. 前記低減指定は、前記調整部に対して擬似音信号のレベルを所定値だけ低減させる指定である、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の擬似音発生装置。
  5. 前記低減指定は、前記調整部に対して擬似音信号のレベルを所定値にまで低減させる指定である、ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の擬似音発生装置。
  6. 前記擬似音関連情報には、アクセル開度に相当するアクセル情報が更に含まれる、ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の擬似音発生装置。
  7. 前記走行情報には車両速度が含まれ、
    前記導出部は、
    前記取得された車両速度に基づいて、車両加速度を導出し、
    前記取得された車両速度、及び、前記導出された車両加速度に基づいて、前記アクセル情報を導出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の擬似音発生装置。
  8. 前記走行情報には車両速度及び車両加速度が含まれ、
    前記導出部は、前記取得された車両速度及び車両加速度に基づいて、前記アクセル情報を導出する、
    ことを特徴とする請求項6に記載の擬似音発生装置。
  9. 前記走行情報には車両速度が含まれ、
    前記導出部は、前記取得された車両速度に基づいて、前記回転数情報を導出する、ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の擬似音発生装置。
  10. 前記車両速度とギアシフト位置とが関連付けられて記憶された第1記憶部を更に備え、
    前記導出部は、前記第1記憶部において前記取得された車両速度に関連付けられているギアシフト位置を更に考慮して、前記回転数情報を導出する、
    ことを特徴とする請求項9に記載の擬似音発生装置。
  11. 前記擬似音関連情報と、擬似音の信号波形情報とが関連付けられて記憶された第2記憶部を更に備え、
    前記生成部は、前記第2記憶部を参照して、前記擬似音信号を生成する、
    ことを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の擬似音発生装置。
  12. レベル指定に従って、擬似音信号のレベルを調整する調整部と;前記調整部によりレベルが調整された擬似音信号に従って、擬似音を出力するスピーカと;を備えて構成され、駆動機構を備える車両に搭載される擬似音発生装置において使用される擬似音発生方法であって、
    前記駆動機構の動作状態を反映した走行情報を取得する取得工程と;
    前記取得された走行情報に基づいて、前記駆動機構がエンジンである場合におけるエンジン回転数に相当する回転数情報を含む擬似音関連情報を導出する導出工程と;
    前記導出された擬似音関連情報に対応した波形の擬似音信号を生成する生成工程と;
    前記導出された擬似音関連情報に含まれる前記回転数情報の変化が所定範囲内で発生する回転数一定状態が所定時間にわたって継続した場合に、前記擬似音信号のレベルを第1時間変化率で低減させる低減指定を行う制御工程と;
    を備えることを特徴とする擬似音発生方法。
  13. 請求項12に記載の擬似音発生方法を演算部により実行させる、ことを特徴とする擬似音発生プログラム。
  14. 請求項13に記載の擬似音発生プログラムが、演算部により読取可能に記録されている、ことを特徴とする記録媒体。
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