JP4559297B2 - エンジン音合成装置およびそれを備えた車両システム、ならびにエンジン音合成方法 - Google Patents
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Description
ところが、車両の運転者にとっては、車両に搭載されたエンジン音には捨てがたい魅力があり、運転時の楽しみの一つでもある。そのため、静音化されたエンジンを搭載した車両は、運転者に必ずしも十分な満足をもたらすことができず、車両の購買意欲の低下の原因となりかねない。
具体的には、特許文献1には、エンジン回転速度およびアクセル操作量によって特定された運転状態に対応したエンジン音データを記憶手段から読み出して再生するエンジン音合成装置が開示されている。このエンジン音合成装置では、エンジン回転速度に応じてエンジン音データの再生レートが定められ、さらに、一燃焼サイクル毎に、音の高さ、大きさおよび音色が僅かずつ変更されるようになっている。
しかし、特許文献1に記載された先行技術では、実際のエンジン音に生じる揺らぎとは無関係に音の高さ、大きさおよび音色が変更されているだけである。また、エンジン音データの再生レートはエンジン回転速度に応じて定められているものの、この構成では、実際のエンジンの爆発間隔の揺らぎまでを再現することはできない。
そこで、この発明の目的は、簡単な構成で、実際のエンジン音と同様な音圧変動(揺らぎ)特性を有する合成エンジン音を生成することができるエンジン音合成装置およびエンジン音合成方法を提供することである。
実際のエンジンが発生するエンジン音の音圧の揺らぎは、爆発ごとの燃焼圧力の変動に起因している。つまり、燃焼圧力が大きいほどエンジン音の音圧が大きくなる。一方、燃焼圧力が大きいほど、ピストンは大きな圧力を受けるから、クランクシャフトの回転が早まる。その結果、或る回の爆発の燃焼圧力が大きいほど、次の回の爆発までの間隔(爆発間隔)が短くなる。したがって、爆発間隔はエンジン音の音圧に対応していると言える。このことは、音圧の揺らぎが爆発間隔の揺らぎに対応していることを意味している。
前記爆発間隔の差分とは、具体的には、時間的に近接した(好ましくは時間的に隣り合う)一対の爆発間隔データの差分をいう。
音圧係数=E0×(I0−I-1) ……(1)
このようにして求められる音圧係数は、下記(2)式によって表される音圧レベルLPに比例し、この音圧レベルLPは、人間の聴感的には音圧Pにほぼ等しい。
ただし、P0は周波数1kHzの最小可聴音の音圧。
前記エンジン音再生手段は、予め収録した所定時間分(たとえば、1燃焼サイクル分、1回の爆発区間など)のエンジン音を再生するものであってもよい。
請求項2記載の発明は、前記爆発タイミング信号生成手段が生成する爆発タイミング信号に同期して前記エンジン音再生手段からエンジン音データを再生させるエンジン音再生制御手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のエンジン音合成装置である。
爆発タイミング信号生成手段は、エンジンのクランク軸の回転に連動して回転パルスを生成する回転パルス生成手段であってもよい。回転パルスは、エンジンの爆発タイミングに対応したタイミングで生成される。したがって、回転パルスの時間間隔を爆発間隔データとして用いることで、音圧の変動(揺らぎ)を再現できる。また、回転パルスに同期してエンジン音データを再生することにより、エンジンの爆発間隔の変動特性(揺らぎ特性)を再現できる。
この構成によれば、或る再生部によるエンジン音データの再生をエンジンの爆発タイミングに合わせて開始し、その後の爆発タイミングに合わせて他の再生部によるエンジン音データの再生を開始させるので、これらを重ね合わせることにより、エンジンの爆発間隔の変動(揺らぎ)を忠実に再現したエンジン音データを合成できる。
前記エンジン音再生手段は、2つの再生部を有していてもよく、3つ以上の再生部を有していてもよい。前記第1および第2再生部の2つの再生部を有する場合には、これらが交互に(すなわち循環的に)エンジン音データを再生することになる。また、3つ以上の再生部が備えられている場合には、これらによるエンジン音データの再生が循環的に順次行われることになる。
この構成によれば、或る爆発タイミング信号に同期してエンジン音データの再生が開始され、その次の爆発タイミング信号に同期してエンジン音データの減音処理が開始されるから、爆発間隔の変動(揺らぎ)を忠実に再現できる。
請求項4記載の発明は、エンジンのスロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、前記エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段とをさらに含み、前記エンジン音再生手段は、前記スロットル開度検出手段によって検出されるスロットル開度および前記エンジン回転速度検出手段によって検出されるエンジン回転速度の組み合わせによって特定される運転状態に応じてエンジン音データを再生するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエンジン音合成装置である。
より具体的には、請求項5に記載されているように、前記エンジン音再生手段は、異なる運転状態でそれぞれ収録された複数のエンジン音データを前記スロットル開度およびエンジン回転速度によって特定される運転状態に応じて重ね合わせて合成する合成音生成手段を含むものであってもよい。この構成によれば、異なる運転状態に対応した少数のエンジン音データを予め収録しておけば、これらを重ね合わせることによって、種々の運転状態のエンジン音データを合成できる。これにより、エンジン音データの記憶に要する記憶容量を削減できる。
この構成によれば、静粛性の高いエンジンを搭載した車両や電動車両であっても、運転者に対して十分な音量の実音に近似した合成エンジン音を提供できる。しかも、提供される合成エンジン音は、音圧の変動(揺らぎ)を有する自然なエンジン音である。これにより、運転者を含めた乗員の満足度を高めることができる。
電動車両のようにエンジンを備えていない車両にこの発明が適用される場合には、前記爆発タイミング信号生成手段は、発生間隔に変動(揺らぎ)を与えた爆発タイミング信号を生成することが好ましい。これにより、爆発間隔データに変動(揺らぎ)が生じ、これを反映した音圧係数が生成されることになる。こうして、音圧変動を付与したエンジン音を合成することができる。
請求項8記載の発明は、エンジンの爆発タイミングを表す爆発タイミング信号を生成する爆発タイミング信号生成ステップと、
前記爆発タイミング信号の生成時間間隔を検出して、前記爆発間隔データを生成するステップとをさらに含み、
前記エンジン音再生ステップは、前記爆発タイミング信号に同期してエンジン音データを再生するステップを含むことを特徴とする請求項7記載のエンジン音合成方法である。
この構成により、燃焼圧を直接的に検出したりすることなく、燃焼圧に応じた音圧の変動(揺らぎ)を有するエンジン音を合成できる。
図1は、この発明の一実施形態に係る車両システムを二輪車両(自動二輪車)に適用した構成例を示す図解図である。
二輪車両50は、たとえば電子制御式4サイクル単気筒エンジンからなるエンジン2を動力源とし、このエンジン2からの駆動力を車輪51に伝達して走行するものである。
赤外線発信器55には、エンジン音合成装置10から、合成エンジン音データに対応した音声信号が与えられるようになっている。
エンジン2には、スロットル開度を検出するスロットル開度センサ11と、エンジン2の回転パルスを生成する回転パルス生成手段としての回転パルス生成器13(爆発タイミング信号生成手段)とが装備されており、これらの出力信号は、エンジン音合成装置10に入力されている。回転パルス生成器13は、たとえば、クランクシャフトの一回転毎に1パルスを出力するものであり、この実施形態では、その出力信号は爆発タイミング信号として用いられる。4サイクル単気筒エンジンの場合には、クランクシャフトの2回転(720度の回転)に一回のタイミングで爆発が生じるので、回転パルス生成器13が生成する回転パルスの2周期分が爆発間隔に等しくなる。
このような構成により、エンジン音合成装置10は、エンジン2のスロットル開度等に対応した合成エンジン音信号を発生し、これに対応した合成エンジン音がスピーカ48から出力される。これにより、エンジン2が極めて静粛性の高いものであったとしても、運転者45はエンジン音を感じながら、二輪車両50の運転を楽しむことができる。
図3は、合成エンジン音データ生成部24の具体的な構成例を示すブロック図である。合成エンジン音データ生成部24は、予め収録したエンジン音データを再生することにより合成音データを生成するエンジン音再生手段としての第1再生部31および第2再生部32と、これらの動作を制御するエンジン音再生制御手段としての再生制御部33と、第1および第2再生部31,32が生成する合成音データを重ね合わせて合成エンジン音データを生成する重ね合わせ部34とを備えている。第1再生部31および第2再生部32は、この実施形態では、同様な構成を有し、回転パルスCに同期して交互に合成音データを生成する。
図4は、合成処理部Z1,Z2の働きを説明するための図である。この実施形態では、エンジン2の運転状態が、スロットル開度およびエンジン回転速度をパラメータとして表される複数(この実施形態では25個)の運転状態範囲1〜25に区分されている。エンジン音メモリM11〜M15;M21〜M25には、運転状態範囲1〜25のうち、その四隅の運転状態範囲1(アイドリング状態:スロットル開度最低、エンジン回転速度最低),5(スロットル開度最低、エンジン回転速度最高),21(スロットル開度最高、エンジン回転速度最低),25(最大出力:スロットル開度最高、エンジン回転速度最高)と、中央の運転状態範囲13に関して、実際に収録したエンジン音データが1つずつ記憶されている。つまり、たとえば、エンジン音メモリM11,M21には運転状態範囲1の状態で収録したエンジン音データが格納されており、エンジン音メモリM12,M22には運転状態範囲5の状態で収録したエンジン音データが格納されており、エンジン音メモリM13,M23には運転状態範囲21の状態で収録したエンジン音データが格納されており、エンジン音メモリM14,M24には運転状態範囲25の状態で収録したエンジン音データが格納されており、エンジン音メモリM15,M25には運転状態範囲13の状態で収録したエンジン音データが格納されている。
揺らぎ処理部X1,X2は、合成処理部Z1,Z2が生成する合成音データに対して、エンジン2の実際の燃焼圧に応じた音圧の揺らぎ(変動)を付与するための音圧増幅処理を行う。この揺らぎ処理部X1,X2には、再生制御部33に備えられた音圧係数生成部36(音圧係数演算手段)から、音圧係数が与えられるようになっている。揺らぎ処理部X1,X2は、与えられた音圧係数を合成音データに乗じることによって、音圧増幅処理を行う。
このようにして求められる音圧係数Eは、エンジン2の燃焼圧力の変動(揺らぎ)に対応しており、エンジン音の音圧の揺らぎを表す値となる。このような音圧係数Eが揺らぎ処理部X1,X2において合成音データに乗じられることにより、エンジン2の実際の燃焼圧の変動に応じた音圧の揺らぎが合成音データに付与されることになる。
再生制御部33には、さらに、減音処理部Y1,Y2における減音処理を制御する減音制御部としてのカウンタC12,C22が備えられている。
エンジン音データの再生を開始した後、エンジン音データの再生を完了するよりも前に次の回転パルスCが到来したときには、エンジン音データの再生を中止しなければならない。しかし、いきなり消音すると、ノイズの原因となり、運転者に違和感を与えてしまう。そこで、この実施形態では、エンジン音データの再生中に次のパルスが到来することにより、減音処理を開始し、音圧を漸減させるようにしている。ところが、このままでは、音が間引かれてしまうため、2つの再生部31,32を設けて、交互にエンジン音データを再生させ、重ね合わせ部34で重ね合わせるようにしている。
このように、エンジン2の燃焼圧に対応した音圧揺らぎを有し、かつ、エンジン2の爆発間隔の変動を忠実に再現したタイミングで発音される合成エンジン音が運転者45の耳元で生成されることになる。したがって、エンジン2が静粛性の高いものである場合でも、運転者45は、エンジン2の実際の特性とほぼ同じ特性の合成エンジン音を十分に感じながら、二輪車両50の運転を愉しむことができる。
この自動車1は、エンジン2を動力源とし、このエンジン2からの駆動力を車輪3に伝達して走行するものである。車室4内の運転席5の前方の操作パネル6には、カーオーディオ装置本体7が配置されている。このカーオーディオ装置本体7に接続されたスピーカ8は、たとえば、運転席5の近傍の位置と、車室4の後方位置とに配置されている。カーオーディオ装置本体7は、外部音声入力端子を装備しており、この外部音声入力端子から入力された音声信号を増幅してスピーカ8に伝達することができる。これにより、外部から入力された音声信号を車室4内に向けて音響化できるようになっており、カーオーディオ装置本体7およびスピーカ8は、音出力部を構成している。
このような構成により、運転者は、実際のエンジン音と同じ特性の合成エンジン音を聞きながら、心地よく自動車1を運転することができる。これにより、自動車1の運転の愉しみを増加できる。
以上、この発明の2つの実施形態について説明したが、この発明はさらに他の形態で実施することもできる。たとえば、回転パルス生成器13を用いる代わりに、エンジン2の点火プラグ(図示せず)に流れる電流を検出する電流センサを設け、この電流センサの出力を爆発タイミング信号として用いるようにしてもよい。また、点火プラグを制御する点火制御部から点火信号を生成させて、この点火信号を爆発タイミング信号として用いてもよい。
また、前述の実施形態では、第1および第2再生部31,32がそれぞれ揺らぎ処理部X1,X2を有している構成について説明したが、重ね合わせ部34が生成する合成エンジン音データに対して揺らぎ処理を行う揺らぎ処理部を設けてもよい。この場合には、第1および第2再生部31,32内に揺らぎ処理部を設ける必要はない。
さらに、前述の実施形態では、エンジンを駆動源とした車両を例にとったが、この発明は、電動モータを駆動源とした車両や、車両の運転を模擬するゲーム機などにおける仮想エンジンのエンジン音を合成する目的にも適用可能である。この場合、爆発タイミング信号生成回路を設けて、適当な揺らぎを付与した時間間隔で爆発タイミング信号を生成させればよい。このような爆発タイミング信号生成回路が生成する爆発タイミング信号の生成時間間隔を爆発間隔データとして求め、その一階差分に基づいて音圧係数を求めることにより、音圧の揺らぎを有する合成エンジン音を生成できる。
2 エンジン
3 車輪
4 車室
5 運転席
6 操作パネル
7 カーオーディオ装置本体
8 スピーカ
9 アクセルペダル
10 エンジン音合成装置
11 スロットル開度センサ
13 回転パルス生成器
14 アクセル操作量センサ
21 スロットル開度検出部
22 エンジン回転速度検出部
23 パルス間隔データ生成部
24 合成エンジン音データ生成部
25 出力処理部
31 第1再生部
32 第2再生部
33 再生制御部
34 重ね合わせ部
35 重み設定部
36 音圧係数生成部
37 波形変換部
38 反転部
39 分周器
40 分周器
45 運転者
46 ヘルメット
47 アンプ
48 スピーカ
50 二輪車両
51 車輪
52 シート
53 燃料タンク
55 赤外線発信器
56 赤外線受信器
61 一階差分演算部
62 乗算部
A スロットル開度データ
B エンジン回転速度データ
C 回転パルス
D 回転パルス間隔データ
E 音圧係数
C11 カウンタ
C12 カウンタ
C21 カウンタ
C22 カウンタ
M11〜M15 エンジン音メモリ
M21〜M25 エンジン音メモリ
S1 重ね合わせ部
S2 重ね合わせ部
W11〜W15 重み付け部
W21〜W25 重み付け部
X1 揺らぎ処理部
X2 揺らぎ処理部
Y1 減音処理部
Y2 減音処理部
Z1 合成処理部
Z2 合成処理部
Claims (9)
- エンジンの爆発タイミングを表す爆発タイミング信号を生成する爆発タイミング信号生成手段と、
この爆発タイミング信号生成手段が生成する爆発タイミング信号の生成時間間隔を表す爆発間隔データを生成する爆発間隔データ生成手段と、
この爆発間隔データ生成手段が生成する爆発間隔データの差分を用いて音圧係数を求める音圧係数演算手段と、
予め収録したエンジン音データを再生するエンジン音再生手段と、
この音圧係数演算手段によって求められた音圧係数に基づいて、前記エンジン音再生手段によって再生されるエンジン音データに音圧の変動を付与する音圧変動付与手段とを含むことを特徴とするエンジン音合成装置。 - 前記爆発タイミング信号生成手段が生成する爆発タイミング信号に同期して前記エンジン音再生手段からエンジン音データを再生させるエンジン音再生制御手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載のエンジン音合成装置。
- 前記エンジン音再生手段は、前記爆発タイミング信号生成手段によって生成される爆発タイミング信号に同期して循環的に順次エンジン音データを再生する複数の再生部と、この複数の再生部が再生するエンジン音データを重ね合わせる重ね合わせ手段とを含むことを特徴とする請求項2記載のエンジン音合成装置。
- エンジンのスロットル開度を検出するスロットル開度検出手段と、
前記エンジンの回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段とをさらに含み、
前記エンジン音再生手段は、前記スロットル開度検出手段によって検出されるスロットル開度および前記エンジン回転速度検出手段によって検出されるエンジン回転速度の組み合わせによって特定される運転状態に応じてエンジン音データを再生するものであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のエンジン音合成装置。 - 前記エンジン音再生手段は、異なる運転状態でそれぞれ収録された複数のエンジン音データを前記スロットル開度およびエンジン回転速度によって特定される運転状態に応じて重ね合わせて合成する合成音生成手段を含むものであることを特徴とする請求項4記載のエンジン音合成装置。
- 車輪を回転させるための駆動力を発生する駆動源と、
請求項1ないし5のいずれかに記載のエンジン音合成装置と、
前記エンジン音再生手段によって再生されるエンジン音を出力する音出力部とを含むことを特徴とする車両システム。 - エンジンの爆発間隔を表す爆発間隔データの差分を用いて音圧係数を求める音圧係数演算ステップと、
予め収録したエンジン音データを再生するエンジン音再生ステップと、
前記求められた音圧係数に基づいて、前記エンジン音再生ステップにおいて再生されるエンジン音データに音圧の変動を付与する音圧変動付与ステップとを含むことを特徴とするエンジン音合成方法。 - エンジンの爆発タイミングを表す爆発タイミング信号を生成する爆発タイミング信号生成ステップと、
前記爆発タイミング信号の生成時間間隔を検出して、前記爆発間隔データを生成するステップとをさらに含み、
前記エンジン音再生ステップは、前記爆発タイミング信号に同期してエンジン音データを再生するステップを含むことを特徴とする請求項7記載のエンジン音合成方法。 - エンジンの爆発間隔を表す爆発間隔データを生成する爆発間隔データ生成手段と、
前記爆発間隔データ生成手段が生成する爆発間隔データの差分を用いて音圧係数を求める音圧係数演算手段と、
予め収録したエンジン音データを再生するエンジン音再生手段と、
前記音圧係数演算手段によって求められた音圧係数に基づいて、前記エンジン音再生手段によって再生されるエンジン音データに音圧の変動を付与する音圧変動付与手段とを含むことを特徴とするエンジン音合成装置。
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