JP4598686B2 - 車両の擬似音発生装置 - Google Patents

車両の擬似音発生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4598686B2
JP4598686B2 JP2006030757A JP2006030757A JP4598686B2 JP 4598686 B2 JP4598686 B2 JP 4598686B2 JP 2006030757 A JP2006030757 A JP 2006030757A JP 2006030757 A JP2006030757 A JP 2006030757A JP 4598686 B2 JP4598686 B2 JP 4598686B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
vehicle
driving
drive
unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006030757A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007212616A (ja
Inventor
暮 敏 行 小
Original Assignee
小暮 敏行
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 小暮 敏行 filed Critical 小暮 敏行
Priority to JP2006030757A priority Critical patent/JP4598686B2/ja
Publication of JP2007212616A publication Critical patent/JP2007212616A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4598686B2 publication Critical patent/JP4598686B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

本発明は、車両の車室内で乗員の好みに応じた他車両の駆動音を明瞭に再現することができる車両の擬似音発生装置に関する。
この種の車両の擬似音発生装置としては、例えば記憶部に様々な車種毎の記憶領域を設け、各記憶領域に車種毎の所定の範囲におけるアクセル開度及びエンジン回転速度により表される運転状態範囲に対応させて、エンジン音データを複数記憶させ、音波形成部で入力される車種情報で特定される記憶領域から、入力されるアクセル開度及びエンジン回転速度で特定される運転状態範囲に記憶されたエンジン音データを読出すと共に、読み出した複数のエンジン音データを合成して出力音波波形データを形成することにより、様々な車種のエンジン模擬音が選択可能であり、且つ、より現実のエンジン音に近いエンジン模擬音を形成することができるエンジン模擬音形成装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−128262号公報(第1頁、図1及び図2)
しかしながら、上記特許文献1に記載された従来例にあっては、車両を運転しながら様々な車種のエンジン音の模擬音を発生することができるものであるが、所望の車種のエンジン音の模擬音を発生させたときに、自車両が発生するエンジン音と重畳されることになるため、乗員が車室内で所望の車種のエンジン音のみを聴取することはできないという未解決の課題がある。
また、モータサイクルの愛好者にとっては、エンジン音のみではもの足りず、排気音やロードノイズ、風切り音等の実際の車両の走行時に発生する走行音を実現できることが要請されている。
そこで、本発明は、乗員が車室内で所望の車種の駆動音のみを聴取することができる車両の擬似音発生装置を提供することを第1の目的としている。
また、本発明は、エンジン音の外に排気音やロードノイズ、風切り音等を選択的に組み合わせて実際の走行音に近い走行音を発生することができる車両の擬似音発生装置を提供することを第2の目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1に係る車両の疑似音発生装置は、車室内の座席近傍に伝達される自車両の車両駆動系の駆動音と当該駆動音に関する基準信号源における基準信号とを個別にセンサにより検出し当該駆動音に対して制御音を発生して前記駆動音を消音する能動型騒音制御部と、他車両の車両駆動系で発生する複数の駆動音を車両の走行状態に応じて記憶する駆動音記憶部と、自車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、該走行状態検出部で検出した走行状態に応じて前記駆動音記憶部に記憶されている駆動音を読出して前記能動型騒音制御部で消去されないように前記基準信号源とは異なる位相で車室内に出力する駆動音出力部とを備えたことを特徴としている。
また、本発明の請求項2に係る車両の疑似音発生装置は、車室内の座席近傍に伝達される自車両の車両駆動系の駆動音を検出して当該駆動音に対して制御音を発生して前記駆動音を消去する能動型騒音制御部と、車両の走行状態に応じた他車両の車両駆動系で発生する複数の駆動音を記憶する駆動音記憶部と、該駆動音記憶部に記憶した複数の駆動音から所望の以上の駆動音を選択する駆動音選択部と、自車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、該走行状態検出部で検出した走行状態に応じて該駆動音選択部で選択した駆動音を前記駆動音記憶部から読出して合成してから前記能動型騒音制御部で消去されないように車室内に出力する駆動音出力部とを備えたことを特徴としている。
さらに、本発明の請求項3に係る車両の擬似音発生装置は、請求項2に係る発明において、前記駆動音記憶部は、車両のエンジン音と、車両の走行状態に応じた排気音、ロードノイズ、風切り音から選択された1つ以上とを車両の走行状態に応じて記憶していることを特徴としている。
さらにまた、本発明の請求項4に係る車両の擬似音発生装置は、請求項1乃至3の何れか1つの発明において、前記駆動音記憶部は、大容量記憶媒体で構成されていることを特徴としている。
なおさらに、本発明の請求項5に係る車両の擬似音発生装置は、請求項1乃至4の何れか1つの発明において、前記能動型騒音制御部は、自車両の車両駆動系で発生する少なくともエンジン音及び排気音を消去制御するように構成されていることを特徴としている。
また、本発明の請求項6に係る車両の擬似音発生装置は、請求項1乃至5の何れか1つの発明において、前記駆動音出力部は、前記駆動音選択部で選択した駆動音について前記駆動音記憶部から走行状態検出部で検出した走行状態に一致する駆動音を抽出して出力するように構成されていることを特徴としている。
さらに、本発明の請求項7に係る車両の疑似音発生装置は、MIDI規格に準拠した発音制御信号により前記駆動音記憶部から読出した1燃焼サイクルに相当する音データを指定した時間間隔で複数回発音させるように構成されていることを特徴としている。
さらにまた、本発明の請求項8に係る車両の擬似音発生装置は、請求項1乃至7の何れか1つに係る発明において、前記走行状態検出部は、車両のエンジン回転数、駆動・制動機構の操作状態を検出する運転操作状態検出部と、車両のエンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出部とを少なくとも備えていることを特徴としている。
本発明によれば、能動型騒音制御部で車室内での自車両の車両駆動系の駆動音に対して制御音を発生して駆動音を消音するので、駆動音記憶部で記憶した所望車種の駆動音を自車両の走行状態に応じて読み出して車室内に出力することができ、乗員が所望の車種の走行音のみを正確に聴取することができるという効果が得られる。
また、本発明によれば、駆動音記憶部にエンジン音のみならず排気音、ロードノイズ、風切り音等の走行音も記憶し、これらのうちの1以上の駆動音を駆動音選択部で選択して走行状態に応じて車室内に出力するので、所望の車種の実際の走行音に近い擬似音を正確に再現することができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施形態を示すシステム構成図であって、図中、1は車両としての自動車であり、例えば車室2の前方側のエンジンルーム3内にエンジン4が配設されている。また、車室2内には乗員が着座する前後のシート5f及び5rが配設され、これらシート5f及び5rに着座する乗員の外側のドアにスピーカ6FL,6FR及び6RL,6RRが配設されていると共に、シート5f及び5rに着座する乗員の頭部近傍左右位置に残留騒音を検出するマイクロフォン7a〜7hが配設されている。
また、車両には、車両の駆動時に車両駆動系で発生するエンジン音、排気音、ロードノイズ、風切り音等の駆動音を消去すると共に、車室2内に乗員が所望とする他車両の車両駆動系で発生するエンジン音、排気音、ロードノイズ、風切り音等の擬似音を発生させる擬似音発生装置10を備えている。
この擬似音発生装置10は、図2に示すように、駆動音に対して逆位相の制御音を発生して駆動音を消去する能動型騒音制御部11と、他車両の車両駆動系で発生する複数の駆動音を車両の走行状態に応じて記憶する例えばハードディスク、フラッシュメモリ等の大容量記憶媒体で構成される駆動音記憶部12と、自車両の走行状態を検出する走行状態検出手段としてのエンジン4のクランク角を検出するクランク角センサ13、変速機14の変速段を変速機14に供給される変速制御部(図示せず)からの変速指令値に基づいて検出するシフト位置センサ15及びアクセルペダル16の踏込量を検出してアクセル開度信号を出力するアクセル開度センサ17と、これらクランク角センサ13、シフト位置センサ15及びアクセル開度センサ17で検出した各走行状態検出信号に応じて駆動音記憶部12に記憶されている駆動音を読出して車室内に出力する駆動音出力部18とを備えている。
ここで、能動型騒音制御部11は、図3に示すように、エンジン4の回転速度に応じたクランク角信号CAを出力するクランク角センサ13と、自動車1の4つの車輪を懸架するサスペンション部材の所定位置に取付けられてロードの凹凸に伴うサスペンション部材の振動に応じた電気信号でなるロードノイズ信号RN1〜RN4を出力する振動センサ22a〜22dと、車室2の左右外側に配設されたドアミラーに配設された風切り音を検出するマイクロフォン23a及び23bと、自動車1のマフラーの排気音に応じた振動を検出する排気音センサ24と、自動車1の車速を検出する車速センサ25とを備えている。
そして、クランク角センサ13、振動センサ22a〜22d、マイクロフォン23a,23b、排気音センサ24及び車速センサ25の各検出信号と残留振動検出用マイクロフォン7a〜7hで検出した残留振動検出信号e1〜e8とがコントロールユニット26の入力側に供給されると共に、コントロールユニット26から出力される制御音y1〜y4がスピーカ6FL〜6RRに供給される。
コントロールユニット26は、入力されるクランク角センサ13、振動センサ22a〜22d、マイクロフォン23a,23b、排気音センサ24及び車速センサ25の各検出信号と残留振動検出用マイクロフォン7a〜7hで検出した残留振動検出信号e1〜e8とを個別にデジタル信号に変換するA/D変換部31と、このA/D変換部31から出力されるデジタル信号に変換されたクランク角信号CLd、ロードノイズ信号RN1d〜RN4d、風切り音検出信号WC1d,WC2d、排気音検出信号MFが個別に入力される適応フィルタ部32a〜32hとを備えている。
各適応フィルタ部32a〜32hの夫々は、入力信号が個別に入力される4つの適応フィルタ33a〜33dと各適応フィルタ33a〜33dから出力されるフィルタ出力を個別にアナログ信号に変換するD/A変換部34とで構成され、各適応フィルタのフィルタ係数が後述する演算処理装置によって更新される。
各適応フィルタ部32a〜32dのD/A変換部34から出力されるアナログ信号に変換された制御音y1a〜y4aが加算部35で個別に加算されて合成制御音y1〜y4が形成され、これら合成制御音y1〜y4がスピーカ6FL〜6RRに供給される。
また、コントロールユニット26は、A/D変換部31から出力されるデジタル信号に変換された残留騒音検出信号e1d〜e8dが入力されて後述するフィルタ処理された基準値rLmkを演算するデジタルフィルタ41と、このデジタルフィルタ41から出力される基準値rLmkとA/D変換部31から出力されるデジタル信号に変換された検出信号x1d〜x8dとに基づいて後述する演算を行って適応フィルタ部32a〜32hの各適応フィルタ33a〜33dのフルィタ係数を更新する演算処理装置42とを備えている。
ここで、デジタルフィルタ41は、マイクロフォン7a〜7hとスピーカ6FL〜6RR間の伝達関数に応じ、フィルタ処理された後述する(4)式で表される基準信号rLmkを生成する。
演算処理装置42は、例えばマイクロコンピュータを搭載して構成され、消音をしたい騒音を選択する消音選択部43からの消音選択信号が入力され、この消音選択信号に基づいて図4に示すフィルタ係数更新処理を行って後述する(5)式を用いて最急降下法に属するLMSアルゴリズムに基づく係数更新演算を行い、その演算結果に応じた係数更新制御信号を適応フィルタ32a〜32hの制御信号入力端に出力する。このため、係数更新制御信号の供給を受けた適応フィルタ32a〜32hは、演算処理装置42の演算結果であるフィルタ係数に対応してそのフィルタ係数が変更される。
ここで、本願発明に係る騒音抑制制御原理を説明する。
今、l番目のマイクロフォンが検出したノイズ信号をeL(n)、スピーカからの制御音(相殺音)が無いときのl番目のマイクロフォンが検出したノイズ信号をePL(n)、m番目のラウドスピーカとl番目のマイクロフォンとの間の伝達関数(FIR(有限インパルス応答)関数)のj番目(j=0,1,2,……IC−1)の係数をCLmj、クランク角センサ,振動ピックアップ及び風切り音検出用マイクロフォンからのk番目の基準信号xk(n)、k番目の基準信号xk(n)を入力しm番目のラウドスピーカを駆動する適応フィルタのi番目(i=0,1,2,……Ik−1)の係数をWmkiとすると、下記(1)式が成立する。
ここで、(n)が付く項は、何れもサンプリング時刻nのサンプル値であり、また、Lは残留騒音検出用マイクロフォンの数(本実施例では8個)、Mはスピーカの数(本実施例では4)、Kはクランク角センサ,振動ピックアップ及び風切り音検出用のマイクロフォンからの入力チャンネル数(本実施例では7)、IcはFIRデジタルフィルタで表現された伝達関数CLmのタップ数(フィルタ次数)、Ikは適応フィルタWmkのタップ数(kによって変わることもある)である。
上記(1)式中、右辺の「ΣWmki・xk(n−j−i)}」(=ymk)の項は適応フィルタWmkに信号xkを入力したときの出力を表し、「{ΣΣWmki・xk(n−t−i)}」(=ym)の項はm番目のスピーカに入力される信号の総和を表し、「ΣCLmj・ΣΣWmki・xk(n−j−i)}」の項はm番目のスピーカに入力された信号エネルギが該スピーカから音響エネルギとして出力され、車室6内の伝達関数CLmを経てl番目のマイクロフォンに到達したときの信号を表し、さらに、「ΣΣCLmj・{ΣΣWmki・xk(n−j−i)}」の右辺全体は、l番目のマイクロフォンへの到達信号を全スピーカについて足し合わせているから、l番目のマイクロフォンに到達する二次音の総和を表す。
次いで、評価関数(最小にすべき変数)Jeを、下記(2)式とおく。
ここで、γLはマイクロフォン7a〜7h毎の重み係数であって、この係数γLを大小させることにより、当該マイクロフォン位置での騒音の大きさの重要度を変更させることが可能となる。
そして、評価関数Jeを最小にするフィルタ係数Wmkを求めるために、本実施形態ではLMSアルゴリズムを採用する。つまり、評価関数Jeを各フィルタ係数Wmkiについて偏微分した値で当該フィルタ係数Wmkiを更新する。
そこで、(2)式より、
となるが、(1)式より
となるから、この(4)式の右辺をrLmk(n−i)とおけば、フィルタ係数の書換え式は以下の(5)式により得られる。
ここで、αは収束係数であり、フィルタが最適に収束する速度や、その際の安定性に関与する。なお、収束係数αを本実施例では一つの定数のように扱っているが、各フィルタ係数毎に異なる収束係数(αmki)とすることもできるし、また重み係数γLを一緒に取り込んだ係数(αL)として演算することもできる。
そして、演算処理装置42では、図4に示すフィルタ係数演算処理を実行する。このフィルタ係数演算処理は、先ず、ステップS1で、消音選択部43から入力される消音選択信号を読込み、次いでステップS2に移行して、A/D変換部31でデジタル信号に変換したセンサ検出信号x1d〜x8dのうちステップS1で読込んだ消音選択信号選択信号に応じたセンサ検出信号x1d〜x8dとデジタルフィルタ41で演算した基準信号rLmkとを読込む。
次いで、ステップS3に移行して、上記(5)式に従って適応フィルタ32a〜32hの各適応フィルタ33a〜33dのフィルタ係数Wmki(n+1)を算出し、次いでステップS4に移行して、算出したフィルタ係数Wmki(n+1)を各適応フィルタ部32a〜32基準信号rLmkhの適応フィルタ33a〜33dに出力して、これら適応フィルタ33a〜33dのフィルタ係数Wmki(n+1)を更新してから前記ステップS1に戻る。
一方、駆動音出力部18は、図2に示すように、クランク角センサ13で検出したクランク角信号CLと、シフト位置センサ15で検出した変速段信号TS、アクセルストロークセンサ15で検出したアクセル開度信号ASが入力されて走行状態に応じた適正な駆動音を駆動音記憶部12から読み出すための発音制御信号を出力する発音制御部19と、この発音制御部19から出力される発音制御信号に基づいて駆動音記憶部12から駆動音データを読出してスピーカに出力する駆動音出力制御部20とを備えている。
ここで、駆動音記憶部12には、図5に示すように、クランク角信号CLに基づいて算出したエンジン回転速度Evとアクセル開度ASと変速機14の変速段TSとをパラメータとしてエンジンの運転状態を複数の範囲に分け、各範囲の略中央状態に応じてマニアが好む名車の実際のエンジン音、排気音、ロードノイズ、風切り音を個別に録音し、これらの音を録音したときのエンジン回転速度においてクランク軸がN/2回転する時間(Nサイクルエンジンの構成機構の全てを1回爆発させるのに要する時間)に相当する長さの音圧波形の単位でデジタルデータとして3次元テーブル形式で記憶されている。
なお、エンジン音、排気音、ロードノイズ、風切り音の音データについては、エンジン回転速度、アクセル開度及び変速段の各走行条件における実際のエンジン音、排気音、ロードノイズ、風切り音を、例えば、収録対象車両の各発音部に設置したマイクロフォンによってそれぞれ収録したり、あるいは、運転者に聞こえる音として車内に設置したマイクロフォンによって夫々収録したり、適宜の方法によって収録してから、夫々必要な短い部分を取り出してデータに加工したものである。
このため、発音制御部19では、エンジン音、排気音、ロードノイズ、風切り音から所望数の駆動音を選択する駆動音選択部21からの選択信号に応じて、駆動音記憶部12から読出す所望数の駆動音を設定すると共に、運転状態に応じた各音データを読み出させるための発音制御信号を出力する。この発音制御信号は、駆動音記憶部12に記憶された夫々の運転状態範囲の音データが何れも1燃焼サイクル(4サイクルエンジンにおいてはクランク軸2回転分)の時間に相当する長さの音圧波形であるのに対応して、そのような極めて短い音圧波形のデータを所定の長さの音として再生させるために、音データを1燃焼サイクル分の時間に対応する間隔で繰り返し発音させるように設定されている。
このような発音制御信号の具体例としては、例えばMIDI規格の発音制御信号があり、各音データは、この発音制御信号によって指定されたベロシティ(鍵盤楽器でキーを押し下げる速度、ここでは音量と対応)と音程に基づいて一義的に駆動音出力制御部20に読み出され、この駆動音出力制御部20から電圧信号としてスピーカ6FL〜6RRに出力される。
なお、MIDI規格の発音制御信号には1秒間に約521個の音を出すのが限界であるが、多気筒エンジンのような高回転速度域の音を出す場合や、複数の音を同時に出したりすることも考慮すると不十分であるため、駆動音発生装置の音源となる装置と駆動音発生装置の発音制御信号をMIDI規格に準拠させる共に、1つの発音制御信号により駆動音記憶部12から読出した1燃焼サイクルに相当する音データを指定した時間間隔で複数回発音させるという特別に追加された機能を持たせることにより、廉価なMIDI音源装置を使用しながらもMIDI規格の通信速度で制約される発音間隔よりも短い時間間隔で発音させることができ、それによって、例えばF1のレーシングカーに使用されるような多気筒エンジンのような高回転時の音を再現することが可能となる。
このため、発音制御部19から出力される発音制御信号を模式的に示すと、図6に示すようになり、各運転状態範囲の各音データの夫々について、クランク軸2回転(4サイクルエンジンの1燃焼サイクル)分の時間に相当する長さの発音制御信号を繰り返して出力する場合に、繰り返される各回の発音制御信号毎に、音の高さが異なる二種類の発音信号を、各発音制御信号毎にその大きさの割合を替えて同時に出力することで、読み出す各音データについて、各回の発音制御信号毎に音の大きさ、高さ、音色等が変化するように制御している。
すなわち、1つの運転状態範囲の例えばエンジン音データについて見ると、図7に示すように、実際のエンジン音では、毎回の爆発が不安定でばらつくことによりクランク軸2回転分毎の音圧波形もばらついており、このような音圧波形のバラツキによってブザーのような単調な音とはなっていないのに対して、そのエンジン音のうちのクランク軸2回転分の時間に相当する長さの1つの音圧波形のみを取り出して同じ状態で単に繰り返すだけでは、それによって再生されるエンジン駆動音が実際のエンジン音と比べて単調となってしまい臨場感に欠ける状態となる。
このため、発音制御部19では、出力する発音制御信号を、各回の発音制御信号毎に音の高さと大きさと音色の少なくとも何れか又は全てが変化するように制御して出力することで、駆動音記憶部12から読出される音データについて、短い音圧波形単位の繰り返しによる再生音に変動を生成することにより、1つの運転状態範囲の音データに基づいて生成する再生音自体についても、より自然な音として再生するようにしている。ここで、発音制御部19では、上述した能動型騒音制御部11でクランク角信号CLを基準にエンジン音を消去する制御を行う関係で、クランク角信号CLの位相より位相をずらしてエンジン音を再生するように設定されている。
さらに、駆動音出力制御部20では、駆動音記憶部12から読出したデジタルデータをその音圧波形に相当する電気信号として出力するに際し、実際に音データを収録したときのエンジン回転速度と、装置内での計算上のエンジン回転速度との比率に応じて、音のデジタルデータをアナログデータに変換する際の再生レートを変更するように制御している。
すなわち、各運転状態範囲の略中央状態で録音した例えばエンジン音データを、操作に応じて計算されたエンジン回転速度が運転状態範囲内でどこに位置するかに関係なく、一律に同じ再生レートで再生すると、図8(a)に示すように、ある運転状態範囲から隣の運転状態範囲へ写るときに、駆動再生音のピッチが急激に変化することとなるが、上記のように装置内での計算上のエンジン回転速度に応じて再生レートを変更することにより、図8(b)に示すように、運転状態範囲の境界付近でできるだけピッチが変わらないようにすることができる。
次に、上記実施形態の動作を説明する。
先ず、能動型騒音制御部11で、自車両の駆動音のうち消去したい駆動音を消音選択部43で選択する。このとき、運転者がロードノイズや風切り音については走行状況を把握するために実感したい場合には、消音選択部43で、エンジン音及び排気音を消去するように選択する。このように消音選択部43でエンジン音及び排気音の消去が選択されると、演算処理装置42では、エンジン音に関する基準信号としてクランク角センサ13から出力されるクランク角信号CLを選択すると共に、排気音に関する基準信号として排気音センサ24から出力される排気音信号MFを選択し、これらをA/D変換部31でデジタル信号に変換した検出信号x1d及びx8dが供給されている適応フィルタ部32a及び32hを選択して、これら適応フィルタ部32a及び32hに対してのみフィルタ係数の更新処理を実行する。このとき、マイクロフォン7a〜7hで検出される残留騒音信号e1〜e8をA/D変換部31で変換したデジタル信号に基づいてデジタルフィルタ41でフィルタ処理することにより、基準信号rLmkが生成され、これが演算処理装置42に供給されることにより、この演算処理装置42でRMSアルゴリズムによる最急降下法に従って前述した(5)式に基づいてフィルタ係数更新演算を行い、その演算結果に応じた係数更新制御信号を適応フィルタ32a及び32hの制御信号入力端に出力して、各適応フィルタ33a〜33dのフィルタ係数が更新される。このため、フィルタ係数が更新された各適応フィルタ33a〜33dでは、その時点で設定されているフィルタ係数によって、入力される基準信号x1d及びx8dと、フィルタ係数Wmiとのベクトル演算を行って出力ymを求め、この値を駆動信号としてD/A変換部34に出力してアナログ信号に変換し、このアナログ信号をスピーカ6FL〜6RRに出力する。
これによって、各スピーカ6FL〜6RRは、入力信号y1〜y4に応じた制御音(二次音を発生することになり、この発生した音響出力は、予め推定してある伝達関数CLmに対応した車室空間をスピーカの指向性に基づき伝搬して音場を形成する。このため、制御収束後においては、8箇所の観測点(マイクロフォン設置位置)及びその近傍で伝達されるエンジン音及び排気音とこれらに対応する制御音とが干渉して殆ど相殺され、残留騒音が著しく低減することになる。
この状態で、運転者が駆動音出力部14で、所望の駆動音例えば駆動音記憶部12に記憶されている所望の名車のエンジン音及び排気音を選択することにより、そのときのエンジン回転速度、クセル開度及び変速機の変速段に応じたエンジン音及び排気音のデジタルデータが上述したように駆動音記憶部12から読出されて、単調な再生音とならず、実際のエンジン音及び排気音に近い自然な音となるように再生する音圧波形に相当する電圧信号としてスピーカ6FL〜6RRに供給される。このため、スピーカ6FL〜6RRから自車両の走行状態に応じた所望の名車のエンジン音及び排気音が制御音に重畳して出力され、名車のエンジン音及び排気音は実際の基準信号源とは位相が異なるように設定されていることにより、能動型騒音制御部11の制御音と干渉することはなく、乗員には、自車のエンジン音及び排気音が消音されて所望の名車のエンジン音及び排気音のみが聴取されることになり、あたかも名車を運転しているような臨場感を得ることができる。
このとき、ロードノイズや風切り音については能動型騒音制御部11で消音していないので、自車のロードノイズや風切り音がそのまま乗員に伝達される。このため、実際に車両が走行している感覚を失うことはない。 また、所望の名車のエンジン音のみを楽しみたいときには、能動型騒音制御部11で自車のエンジン音に対する基準信号となるクランク角信号CLが供給される適応フィルタ32aに対してのみフィルタ係数の更新処理を行うことにより、エンジン音を消去する制御音がスピーカ6FL〜6RRから出力されて、実際のエンジン音と干渉してエンジン音の残留騒音が著しく低減され、これと同時に駆動音出力部18の駆動音選択部21で所望の名車のエンジン音のみを選択し、選択したエンジン音を走行状態に応じて再生するようにすることにより、名車のエンジンのみを聴取することができる。
この他、乗員が再生したい音データに応じて該当する発音源の音に干渉する制御音を能動型騒音制御部11で生成することにより、再生したい音データのみを乗員が聴取することができ、自車の駆動音が再生した音データに重畳されて不協和音となることを確実に防止することができ、再生したい名車の音データを正確に再生することができる。
なお、上記実施形態においては、能動型騒音制御部11で、消音選択部43で選択した音についてのみ消音する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、車両の走行状態に応じて支配的となる音源の音を自動的に消去し(例えば加速度が大きいときにはエンジン音を選択消去し、車速が低い状態ではロードノイズを選択消去し、車速が高い場合には風切り音を選択消去し)、これに応じて駆動音出力部18の駆動音選択部21で消去する音源に対応する駆動音を選択して出力するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、能動型騒音制御装置として最急降下法を適用した制御を行う場合について説明したが、これに限定されるものではなく、自車の所望の駆動音を低減することができる構成であれば任意の能動型騒音制御装置を適用することができる。
さらに、電気自動車のように低騒音車両である場合には、能動型騒音制御装置の機能を低下させたものを適用することができ、全体の構成を簡易化することができる。
さらにまた、上記実施形態においては、駆動音記憶部12に1種類の名車の駆動音を記憶する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、複数の車種の駆動音を記憶して、これらを選択可能に構成するようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、能動型騒音制御部11と駆動音出力部18とでスピーカ6FL〜6RRを共用する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、個別にスピーカを設けるようにしてもよく、この場合にはスピーカの数を両者で異ならせることもできる。
また、上記実施形態においてはアクセルペダル踏込量をストロークセンサで検出する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、スロットル開度センサの検出信号やスロットル開度指令値を検出するようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、能動型騒音制御部11で複数の駆動音を消音する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、少なくともエンジン音のみを消音するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、本発明を自動車に適用した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、シミュレータやゲーム機器に適用することもできる。
本発明の一実施形態を示す全体構成図である。 擬似音発生装置の具体的構成を示すブロック図である。 能動型騒音制御部の具体的構成を示すブロック図である。 演算処理装置で実行するフィルタ係数演算処理手順の一例を示すフローチャートである。 駆動音記憶部に記憶したデータ構造を示す説明図である。 4サイクル4気筒エンジン音の音圧波形を示す波形図である。 発音制御信号の説明に供する説明図である。 再生レートに応じた再生音の状態を示す説明図である。
符号の説明
1…自動車、2…車室、4…エンジン、6FL〜6RR…スピーカ、7a〜7h…マイクロフォン、10…擬似音発生装置、11…能動型騒音制御部、12…駆動音記憶部、13…クランク角センサ、15…シフト位置センサ、17…アクセル開度センサ、18…駆動音出力部、19…発音制御部、20…駆動音出力制御部、21…駆動音選択部、22a〜22d…振動ピックアップ、23a,23b…マイクロフォン、24…排気音センサ、25…車速センサ、32a〜32h…適応フィルタ部、41…デジタルフィルタ、42…演算処理装置、43…消音選択部

Claims (8)

  1. 車室内の座席近傍に伝達される自車両の車両駆動系の駆動音と当該駆動音に関する基準信号源における基準信号とを個別にセンサにより検出し当該駆動音に対して制御音を発生して前記駆動音を消音する能動型騒音制御部と、他車両の車両駆動系で発生する複数の駆動音を車両の走行状態に応じて記憶する駆動音記憶部と、自車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、該走行状態検出部で検出した走行状態に応じて前記駆動音記憶部に記憶されている駆動音を読出して前記能動型騒音制御部で消去されないように前記基準信号源とは異なる位相で車室内に出力する駆動音出力部とを備えたことを特徴とする車両の擬似音発生装置。
  2. 車室内の座席近傍に伝達される自車両の車両駆動系の駆動音を検出して当該駆動音に対して制御音を発生して前記駆動音を消去する能動型騒音制御部と、車両の走行状態に応じた他車両の車両駆動系で発生する複数の駆動音を記憶する駆動音記憶部と、該駆動音記憶部に記憶した複数の駆動音から所望の以上の駆動音を選択する駆動音選択部と、自車両の走行状態を検出する走行状態検出部と、該走行状態検出部で検出した走行状態に応じて該駆動音選択部で選択した駆動音を前記駆動音記憶部から読出して合成してから前記能動型騒音制御部で消去されないように車室内に出力する駆動音出力部とを備えたことを特徴とする車両の擬似音発生装置。
  3. 前記駆動音記憶部は、車両のエンジン音と、車両の走行状態に応じた排気音、ロードノイズ、風切り音から選択された1つ以上とを車両の走行状態に応じて記憶していることを特徴とする請求項2に記載の車両の擬似音発生装置。
  4. 前記駆動音記憶部は、大容量記憶媒体で構成されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の車両の擬似音発生装置。
  5. 前記能動型騒音制御部は、自車両の車両駆動系で発生する少なくともエンジン音及び排気音を消去制御するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の車両の擬似音発生装置。
  6. 前記駆動音出力部は、前記駆動音選択部で選択した駆動音について前記駆動音記憶部から走行状態検出部で検出した走行状態に一致する駆動音を抽出して出力するように構成されていることを特徴とする請求項1乃至5の何れか1項に記載の車両の擬似音発生装置。
  7. 前記駆動音出力部は、MIDI規格に準拠した発音制御信号により前記駆動音記憶部から読出した1燃焼サイクルに相当する音データを指定した時間間隔で複数回発音させるように構成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の車両の疑似音発生装置。
  8. 前記走行状態検出部は、車両のエンジン回転数、駆動・制動機構の操作状態を検出する運転操作状態検出部と、車両のエンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出部とを少なくとも備えていることを特徴とする請求項1乃至の何れか1項に記載の車両の擬似音発生装置。
JP2006030757A 2006-02-08 2006-02-08 車両の擬似音発生装置 Expired - Fee Related JP4598686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006030757A JP4598686B2 (ja) 2006-02-08 2006-02-08 車両の擬似音発生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006030757A JP4598686B2 (ja) 2006-02-08 2006-02-08 車両の擬似音発生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007212616A JP2007212616A (ja) 2007-08-23
JP4598686B2 true JP4598686B2 (ja) 2010-12-15

Family

ID=38491132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006030757A Expired - Fee Related JP4598686B2 (ja) 2006-02-08 2006-02-08 車両の擬似音発生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4598686B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009166577A (ja) * 2008-01-15 2009-07-30 Naoki Manabe 車両に装備されるエンジン疑似音発生装置
JP2014131880A (ja) * 2011-04-14 2014-07-17 Yamaha Motor Co Ltd 車両用音響装置
JP5636117B2 (ja) * 2012-04-16 2014-12-03 ヤマハ発動機株式会社 車両用音発生装置および車両用音発生方法
DE102013208098A1 (de) * 2013-05-03 2014-11-06 Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG Straßenfahrzeug

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0346000A (ja) * 1989-07-13 1991-02-27 Nippon Soken Inc 乗物用模擬音発生装置
JPH04364881A (ja) * 1991-06-11 1992-12-17 Mazda Motor Corp 走行模擬音発生装置
JPH0876772A (ja) * 1994-09-08 1996-03-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd アクティブ消音装置
JPH0960515A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Mitsubishi Motors Corp 排気音質改良装置
JP2003095032A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Imao Suzuki 排気音出力装置
JP2005128262A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Yamaha Motor Co Ltd エンジン模擬音形成装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0346000A (ja) * 1989-07-13 1991-02-27 Nippon Soken Inc 乗物用模擬音発生装置
JPH04364881A (ja) * 1991-06-11 1992-12-17 Mazda Motor Corp 走行模擬音発生装置
JPH0876772A (ja) * 1994-09-08 1996-03-22 Yanmar Diesel Engine Co Ltd アクティブ消音装置
JPH0960515A (ja) * 1995-08-24 1997-03-04 Mitsubishi Motors Corp 排気音質改良装置
JP2003095032A (ja) * 2001-09-21 2003-04-03 Imao Suzuki 排気音出力装置
JP2005128262A (ja) * 2003-10-23 2005-05-19 Yamaha Motor Co Ltd エンジン模擬音形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007212616A (ja) 2007-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109664817B (zh) 实时发动机声音再生方法及使用该方法的车辆
JP5778163B2 (ja) 模擬マルチギア車両音響生成のためのシステム
JP4888386B2 (ja) エンジン音加工装置
JP4140607B2 (ja) エンジン音加工装置
JP5802261B2 (ja) 車両用音響装置および車両用音響方法
JP4387973B2 (ja) エンジン音合成装置およびそれを備えた車両、ならびにエンジン音合成方法
CN108281156A (zh) 语音界面和声乐娱乐系统
JPH10277263A (ja) エンジン模擬音発生装置
KR101744716B1 (ko) 차량 및 그 제어방법
JP4598686B2 (ja) 車両の擬似音発生装置
KR20200075144A (ko) 차량 사운드 인덱스 기반 인공지능 엔진음색 제어시스템 및 방법
US9396719B2 (en) Method and device for synthetic generation of an acoustic signal
JPWO2019106748A1 (ja) 音響信号制御装置及び方法、並びにプログラム及び記録媒体
KR101804772B1 (ko) 사운드 제어장치, 차량 및 그 제어방법
JPH0728474A (ja) 騒音キャンセル方式
JP4559297B2 (ja) エンジン音合成装置およびそれを備えた車両システム、ならびにエンジン音合成方法
JPH07302093A (ja) エンジン音生成装置
JP4563348B2 (ja) エンジン音合成装置及びその方法
JP6570787B2 (ja) エンジン音制御装置、エンジン音制御方法、及びエンジン音制御プログラム
JP4515321B2 (ja) エンジン音合成装置およびそれを備えた車両、ならびにエンジン音合成方法
JP2980007B2 (ja) 排気音質改良装置
Adams et al. Sound quality equivalent modeling for virtual car sound synthesis
JP2006069487A (ja) エンジン音合成装置およびそれを備えた車両、ならびにエンジン音合成方法
US20230356656A1 (en) Automotive sound amplification
Riemann et al. Interactive auralization of powertrain sounds using measured and simulated excitation

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090203

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100223

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100426

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100524

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100819

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100907

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100924

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131001

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees