JP4660931B2 - カップ式自動販売機の原料供給装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、カップ式自動販売機の原料供給装置に関し、特に、販売時に、カップを搬送しながら、例えば、コーヒー、砂糖およびクリームなどの各種の粉末原料をそのカップに順次供給する原料供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、この種の原料供給装置を適用したカップ式自動販売機を、例えば特開平6−251236号において既に提案している。このカップ式自動販売機は、カップディスペンサからカップを受け取り、搬送するカップ搬送装置と、互いに異なる種類の粉末原料をカップに供給する複数の原料供給装置とを備えている。カップ搬送装置は、選択された飲料商品に応じて、カップに供給すべき粉末原料を収容する原料供給装置の位置に、カップを一時停止させながら、販売口に向かって搬送するようになっている。
【0003】
一方、各原料供給装置は、カップ搬送装置の上方に配置されており、カップの搬送方向に並んだ状態で配置されるとともに、粉末原料を収容するキャニスタと、このキャニスタの下部に設けられ、キャニスタ内の粉末原料を所定量ずつ外部に送り出す供給機構とを備えている。供給機構は、前方に突出した送出し通路に、所定量の粉末原料を送り出す送出し部と、送出し通路の前端部から下方に延びるとともに、所定の範囲内で昇降可能な筒状のシュートと、カップへの粉末原料の供給時に、シュートを昇降させるシュート駆動モータとを有している。シュートには、その内部に形成された原料通路を開閉する回動自在のシャッタが設けられている。このシャッタは、常時は、原料通路を閉鎖しており、販売時に、シュート駆動モータにより、シュートが下降駆動されるのに伴って、原料通路を開放するように構成されている。なお、このようなシャッタが設けられたシュートを有する原料供給装置では、カップが到達する前に、供給すべき所定量の粉末原料をあらかじめシュート内で一時的に保留し、カップがシュートの下方の供給位置に到達したときに、シャッタを開放するだけで、粉末原料を落下させてカップに供給することにより、販売時におけるカップへの粉末原料の供給時間を短縮している。
【0004】
上記のような原料供給装置を備えた自動販売機では、販売時には次のようにして、各種の粉末原料がカップに供給される。まず、購入者によって、所望の飲料商品が選択されると、カップ搬送装置によるカップの搬送開始に前後して、選択された飲料商品を調理するための所定量の粉末原料が、キャニスタからシュートに送り出され、原料通路を閉鎖するシャッタで保留される。搬送中のカップは、粉末原料を保留したシュートの直下の供給位置に到達したときに停止される。そして、この停止したカップに向かってシュートが下降し、これに伴い、シャッタが開放することにより、保留されていた粉末原料が落下し、カップ内に供給される。その後、シュートが上昇し元の位置に戻ることで、シャッタが閉鎖するとともに、カップが再度搬送される。このようなカップの搬送および停止を繰り返しながら、供給すべき粉末原料がカップに順次供給される。なお、カップへの粉末原料の供給が終了すると、そのカップに湯が注ぎ入れられるとともに撹拌され、その後、調理済み飲料の入ったカップが販売口に搬送されることによって、販売が完了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、各原料供給装置は、粉末原料ごとに設けられているため、粉末原料の種類の分、シュート駆動モータが必要となる。また、近年、販売飲料の品目が増加するのに応じて、粉末原料の種類が増加する傾向にあるため、これに合わせてシュート駆動モータも増加し、その結果、原料供給装置の製造コストが上昇してしまう。このような点において、上記原料供給装置には改善の余地がある。
【0006】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたものであり、粉末原料が送り出される複数の原料通路間で、シャッタを開閉する駆動源を共用することができ、その結果、製造コストを削減することができるカップ式自動販売機の原料供給装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るカップ式自動販売機の原料供給装置は、互いに異なる種類の粉末原料を下方に送り出すための複数の原料通路を、カップの搬送経路上の上方に、これに沿って配置し、販売時に、カップを搬送経路に沿って搬送するとともに、選択された商品に応じて供給すべき粉末原料を送り出す複数の原料通路の各々の下側の位置にカップを停止させながら、各原料通路から供給すべき粉末原料をカップに順次供給するカップ式自動販売機の原料供給装置であって、カップを搬送するとともに、この搬送に伴って移動するアクチュエータを有するカップ搬送装置と、複数の原料通路の各々に回動軸を中心に回動自在に設けられ、対応する原料通路を開閉するシャッタ本体と、回動軸の端部に固定されるとともに外方に延びるシャッタ開放レバーとを有し、シャッタ本体が原料通路を閉鎖した状態で、原料通路に粉末原料を保持する複数のシャッタと、駆動源と、この駆動源によって回転駆動されるカムと、このカムと複数のシャッタとの間にそれぞれ配置され、各々が、カムに係合不能な非係合位置と、カムに係合可能な係合位置と、対応するシャッタのシャッタ開放レバーを押圧することで、シャッタを開放する押圧位置とに、回動自在の複数のシャッタ駆動部材とを備え、カムは、駆動源によって回転駆動されることにより、すべての複数のシャッタ駆動部材に対して回転するとともに、複数のシャッタ駆動部材のうち、係合位置に位置するシャッタ駆動部材のみを、押圧位置側に回動駆動するように構成されており、複数のシャッタ駆動部材の各々は、常時は、非係合位置に保持されており、対応する原料通路の下側の位置にカップが停止したときに、アクチュエータがカップの搬送中と同じ状態のまま係合することにより、非係合位置から係合位置に回動するとともに、回転するカムにより、係合位置から押圧位置に回動することによって、対応するシャッタを開放し、シャッタで保持された粉末原料を、停止したカップに供給するように構成されていることを特徴とする。
【0008】
この構成によれば、販売時に、カップ搬送装置により、カップを搬送経路に沿って搬送するとともに、選択された商品に応じて供給すべき粉末原料を下方に送り出すための複数の原料通路の各々の下側の位置(以下、「供給位置」という)にカップを停止させながら、各原料通路から供給すべき粉末原料をカップに順次供給する。この場合、カップへの粉末原料の供給は次のようにして行われる。カップが供給位置に停止すると、カップの搬送に伴って移動するアクチュエータが、カムと供給すべき粉末原料を原料通路に保持するシャッタとの間に配置されたシャッタ駆動部材に係合することにより、このシャッタ駆動部材は、上記非係合位置から係合位置に回動する。さらにシャッタ駆動部材は、回転するカムにより、係合位置から押圧位置に回動する。これにより、シャッタが開放し、このシャッタで保持されていた粉末原料が、供給位置のカップに供給される。
【0009】
このように、供給位置に停止したカップに粉末原料を送り出す原料通路に対応するシャッタ駆動部材のみが、非係合位置から係合位置に回動することにより、このシャッタ駆動部材が、回転するカムによって、係合位置から押圧位置に回動する。これにより、そのシャッタ駆動部材によって駆動されるシャッタのみを開放させることができる。したがって、カムを駆動する単一の駆動源によって、開放すべきシャッタのみを開放させることが可能であるので、粉末原料が送り出される複数の原料通路間で、シャッタを開閉する駆動源を共用することができ、その結果、製造コストを削減することができる。特に、粉末原料の種類の増加に対応して、原料通路およびそのシャッタを増やす場合であっても、そのシャッタを駆動するための駆動源を増設する必要がないので、製造コストの上昇を抑制することができる。
【0010】
この場合、アクチュエータは、カップを把持した状態で搬送するためのカップ把持体であることが好ましい。
【0011】
この構成によれば、シャッタ駆動部材を非係合位置から係合位置に回動駆動するためのアクチュエータとして、既存のカップ把持体を利用するので、専用のアクチュエータを別途設ける必要がない。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による原料供給装置を適用したカップ式自動販売機の内部を示している。この自動販売機は、カップを搬送経路に沿って搬送するとともに、その搬送経路上の所定の供給位置にカップを停止させながら、粉末原料をカップに順次供給し、調理済みの飲料の入ったカップを販売口に搬送して購入者に提供する形式のものである。同図に示すように、この自動販売機は、カップディスペンサ1と、このカップディスペンサ1から受け取ったカップCを搬送するカップ搬送装置2を有する原料供給装置3と、カップディスペンサ1および原料供給装置3を含め、自動販売機の各種の制御を行うマイクロコンピュータを有する制御装置(図示せず)などを備えている。
【0013】
カップディスペンサ1は、多数の紙製のカップCを、上下方向に積み重ねた状態でストックしておくものであり、下部には、最下位のカップCをそれよりも上位のカップと切り離し、カップ搬送装置2に受け渡す受渡し機構(図示せず)を有している。このカップディスペンサ1は、カップ搬送装置2の左端部の上方に設けられており、カップディスペンサ1の直下の位置が、カップ搬送装置2の後述するカップ把持機構16のホームポジションになっている。
【0014】
原料供給装置3は、上記カップ搬送装置2と、複数種類の粉末原料を収容するキャニスタ21と、このキャニスタ21の下部に設けられ、キャニスタ21内の粉末原料を所定量ずつ外部に送り出す供給機構22とを有している。
【0015】
カップ搬送装置2は、左右方向に水平に延びる支持フレーム11と、この支持フレーム11の左右両端部にそれぞれ回転自在に設けられた駆動プーリ12および従動プーリ13と、これらのプーリ12、13間に巻き掛けられた無端の搬送ベルト14と、駆動プーリ12を回転させるエンコーダ付きの搬送モータ15と、搬送ベルト14に固定されたカップ把持機構16(アクチュエータ、カップ把持体)とを有している。
【0016】
カップ把持機構16は、カップディスペンサ1から受け取ったカップCを左右両側からつかんだ状態で、支持フレーム11に沿って駆動されるとともに、所定の複数の位置で停止されるようになっている。カップ把持機構16は、搬送ベルト14の所定部分に固定されたボックス状のケース17と、このケース17の正面から前方に突出した左右1対の把持アーム18、18と、ケース17に内蔵され、把持アーム18、18を開閉駆動するアーム駆動機構(図示せず)などにより構成されている。このカップ把持機構16が、販売時に、左から右に向かって移動することにより、把持されたカップCが、支持フレーム11とほぼ平行な搬送経路に沿って搬送される。そして、このカップCの搬送中に、カップ把持機構16が所定の位置に一時停止され、これに伴い、カップCも所定の供給位置に一時停止され、この停止時に、所定量の粉末原料がカップCに供給される。
【0017】
キャニスタ21は、例えば、クリームを収容するクリーム用キャニスタ21a、コーヒー粉末を収容するコーヒー粉末用キャニスタ21b、および砂糖を収容する砂糖用キャニスタ21cの3つのキャニスタで構成されており、左右方向に並設されている。
【0018】
供給機構22は、3つのキャニスタ21a、21b、21cの下部にそれぞれ設けられ、所定量の粉末原料を前方に送り出す3つの送出し部23と、これらの送出し部23の図示しない円筒状の前端部にそれぞれ装着された円筒状の3つのシュート24と、これらのシュート24にそれぞれ設けられた後述するシャッタ27を駆動するシャッタ駆動機構25とを有している。
【0019】
3つのシュート24は、互いに適宜間隔をあけて、搬送経路上の上方に、これに沿って配置されている。各シュート24は、シュート24自体を送出し部23の前端部に装着するための装着部24aと、この装着部24aから鉛直下方に延びる鉛直部24bとにより、L字型に形成されており、送出し部23で前方に送り出された所定量の粉末原料が、シュート24内の原料通路26を介して落下し、鉛直部24bの直下の供給位置に停止したカップCに供給される。また、各シュート24の鉛直部24bには、原料通路26を開閉するシャッタ27が設けられており、販売時にキャニスタ21から送り出された所定量の粉末原料が、原料通路26に一時的に保留されるようになっている。
【0020】
このシャッタ27は、楕円形の平面形状を有するシャッタ本体27aと、このシャッタ本体27aに、短径方向(図2(a)の表裏方向)に延びるように固定されるとともに、シュート24の外壁に回動可能に支持された回動軸27bと、この回動軸27bのシュート24の外壁から左方に突出した端部に固定され、後方(図2(a)では右方)に延びるシャッタ開放レバー27cとを有している。シャッタ本体27aは、後ろ下がりに傾斜した姿勢で原料通路26を閉鎖する閉鎖位置(図2の実線および破線で示す位置)と、ほぼ鉛直な姿勢で原料通路26を開放する開放位置(同図の2点鎖線で示す位置)との間で、回動軸27bを中心に回動自在に構成されている。また、このシャッタ本体27aが閉鎖位置に位置するときには、シャッタ開放レバー27cが後ろ上がりに傾斜した姿勢となる一方、シャッタ本体27aが開放位置に位置するときには、シャッタ開放レバー27cが後ろ下がりに若干傾斜した姿勢となる。つまり、シャッタ27は、シャッタ開放レバー27cの後端部の上げ下げに連動して、原料通路26を開閉するようになっている。
【0021】
また、上記シャッタ27には、シャッタ開放レバー27cの後端部を上方に付勢する引っ張りばね28が取り付けられている。これにより、シャッタ27(シャッタ本体27a)は、常時は、閉鎖位置に保持される。したがって、販売時に、所定量の粉末原料がシュート24に送り出されると、その粉末原料は、閉鎖位置のシャッタ本体27a上に載った状態で、原料通路26に保留される。
【0022】
シャッタ駆動機構25は、販売時に、引っ張りばね28に抗して、シャッタ27を閉鎖位置から開放位置に駆動するものであり、そうすることにより、シャッタ27を開放し、保留している粉末原料を落下させ、供給位置のカップCに供給する。シャッタ駆動機構25は、シュート24の後方で、かつ、カップ把持機構16の通過経路の上側に配置されており、左右方向に延びるケース31と、3つのシュート24にそれぞれ対応し、それらのシャッタ27をそれぞれ駆動するための3つのシャッタ駆動レバー32(シャッタ駆動部材、図2(a)では1つのみ図示)と、これら3つのシャッタ駆動レバー32にそれぞれ対応し、作動すべきシャッタ駆動レバー32を選択するための3つの選択レバー33(図2(a)では1つのみ図示)と、シャッタ駆動レバー32に係合可能なカム34と、このカム34を回転駆動する図示しないモータ(駆動源)とを備えている。
【0023】
3つのシャッタ駆動レバー32は、3つのシュート24の間隔に合わせて、互いに左右方向に間隔をあけて配置され、左右方向に延びる回動軸35を中心に、それぞれ回動自在に構成されている。各シャッタ駆動レバー32は、左右方向にある程度の厚みを有するとともに、図2(a)に示すように、側面形状がほぼ鈍角三角形に形成されている。また、各シャッタ駆動レバー32は、下部の鈍角部分に位置する回動軸35を中心に、カム34に係合不能な非係合位置(図2(a)および図3(a)に示す位置)と、この非係合位置から反時計方向に若干回動し、後端部がカム34に係合可能な位置、すなわちシャッタ駆動レバー32の後端部がカム34の最大外径よりもカム34の回転軸43に接近した状態の係合位置(図3(b)に示す位置)と、この係合位置からさらに反時計方向に回動し、前端部がシャッタ27のシャッタ開放レバー27cを押し下げる押圧位置(図3(d)に示す位置)とに、回動自在に構成されている。
【0024】
また、各シャッタ駆動レバー32は、回動軸35よりも前方に配置され、上端部がシャッタ駆動レバー32に内蔵された状態でこれに支持され、かつ、下端部がケース31に支持された圧縮ばね36によって、時計方向に回動するように付勢されている。さらに、各シャッタ駆動レバー32の下面には、回動軸35よりも後方に、突起32aが設けられている。この突起32aは、常時は、選択レバー33の上面に当接しており、これにより、圧縮ばね36で付勢されているシャッタ駆動レバー32は、時計方向への回動が規制され、非係合位置に保持されるようになっている。
【0025】
選択レバー33は、図2に示すように、正面形状がほぼ半円状にされ、上端部の前後方向に延びる回動軸40を中心に回動自在の半円柱部41と、この半円柱部41から下方に延びるレバー部42とにより構成されている。半円柱部41の上面41aは、左右方向の中央部が最も高く、その中央部から左方および右方に向かって若干低くなるように形成されている。この上面41aの右寄りの位置に、シャッタ駆動レバー32の上記突起32aが当接している。一方、レバー部42は、上記カップ把持機構16(ケース17)の上面の高さよりも低い位置まで延びており(図3(a)参照)、カップ把持機構16が選択レバー33の下側を通過する際に、レバー部42を左方から押圧する。この押圧により、選択レバー33は、図2(b)の2点鎖線で示すように、反時計方向に回動し、半円柱部41の上面41aが高さH分、高くなることに伴い、シャッタ駆動レバー32の突起32aを高さH分、持ち上げる。これにより、非係合位置のシャッタ駆動レバー32は、圧縮ばね36に抗して、図2(a)の反時計方向に回動駆動され、係合位置に到達する。そして、カップ把持機構16が通過し、選択レバー33のレバー部42への押圧が解除されると、選択レバー33は、自身の重心のバランスにより、回動前の元の位置に自動復帰する(図2(b)の実線参照)。
【0026】
カム34は、3つのシャッタ駆動レバー32にそれぞれ対応し、シャッタ駆動レバー32の後端部付近に配置された3つのカム34(図2では1つのみ図示)で構成されている。各カム34は、3つのシャッタ駆動レバー32の間隔に合わせて、互いに左右方向に間隔をあけて配置され、左右方向に延びかつ図示しないモータで回転駆動される回転軸43に固定されている。これにより、回転軸43が図2(a)の時計方向に回転すると、これに伴い、すべてのカム34も時計方向に回転する。また、各カム34は、側面形状がほぼ「6」字状に形成されており、販売待機時には、その凸部34aが下側に位置するホームポジションに位置している。このカム34が回転すると、凸部34aが、係合位置に位置するシャッタ駆動レバー32の後端部に下側から当接し、その後端部を持ち上げる。これにより、係合位置のシャッタ駆動レバー32は、圧縮ばね36に抗して、反時計方向に回動駆動され、押圧位置に到達する。そして、カム34が更に回転し、ホームポジションに戻ることで、シャッタ駆動レバー32は、圧縮ばね36により、非係合位置に自動復帰する。
【0027】
なお、本実施形態では、上記カム34を、3つのカム34で構成したが、上記カム34と同一の側面形状を有し、かつ、左右方向に延びる単一のもので構成してもよい。この場合には、カムが1個でよいので、シャッタ駆動機構25の部品点数を低減することができる。
【0028】
以上のように構成された原料供給装置3の右方には、図1に示すように、湯タンク51および撹拌装置52が配置されている。カップCへの粉末原料の供給後、湯タンク51から供給ノズル53を介して、所定量の湯がカップCに供給されるとともに、湯の供給と同時、あるいは供給後に、撹拌装置52の昇降可能な羽根車54がカップC内に挿入され、これが回転することによって、カップC内の飲料を撹拌する。これにより、販売飲料の調理が完了する。
【0029】
次に、上記のように構成された原料供給装置3の販売時における動作について説明する。購入者により、例えば、クリーム・砂糖入りのコーヒーが選択されると、まず、カップディスペンサ1が作動し、これに収納された多数のカップから最下位のカップCが切り離されて落下し、ホームポジションに位置するカップ把持機構16に受け渡される。このカップCの受け渡しとほぼ同時に、カップCに供給すべき所定量の粉末原料が、それぞれの粉末原料を供給するためのシュート24に送り出される。上記の商品選択では、3つのシュート24のすべてに、具体的には、左側、中央および右側のシュート24に、クリーム、コーヒー粉末および砂糖がそれぞれ所定量ずつ送り出される。そして、シュート24に送り出されたそれぞれの粉末原料は、シュート24内の原料通路26を閉鎖するシャッタ27によって、原料通路26に保留される。
【0030】
次いで、カップ搬送装置2の搬送モータ15が作動し、カップCを把持したカップ把持機構16が右方に移動する(図3(a)参照)。これにより、カップCは、搬送経路に沿って右方に搬送される。そして、カップCが左側の供給位置、すなわち左側のシュート24の直下に位置するように、搬送モータ15が停止制御され、カップ把持機構16が所定の位置に停止する。この場合、左側の選択レバー33が、カップ把持機構16のケース17で左方から押圧されることによって、所定角度、回動駆動され、これにより、非係合位置のシャッタ駆動レバー32が係合位置に回動する(図3(b)参照)。
【0031】
次いで、カム34が時計方向に回転することにより、カム34の凸部34aがシャッタ駆動レバー32の後端部を持ち上げ、これにより、係合位置のシャッタ駆動レバー32が反時計方向に回動する。そして、シャッタ駆動レバー32の前端部が、シャッタ27のシャッタ開放レバー27cの後端部に上から当接し(図3(c)参照)、これを押し下げる(図3(d)参照)。これにより、シャッタ27が閉鎖位置から開放位置に駆動され、保留していた粉末原料であるクリームが落下し、カップCに供給される。そして、カム34が更に回転し、ホームポジションで停止する。これにより、押圧位置のシャッタ駆動レバー32は、カム34の凸部34aによる持ち上げが解除されることで、圧縮ばね36によって係合位置に復帰する一方、開放位置のシャッタ27は、シャッタ駆動レバー32による押し下げが解除されることで、引っ張りばね28によって閉鎖位置に復帰する(図3(b)参照)。
【0032】
カップCへのクリームの供給終了後、搬送モータ15が再度、作動することにより、カップ把持機構16が右方へ再度移動するとともに、カップCも右方に再度搬送される。これにより、カップ把持機構16のケース17による選択レバー33への押圧が解除され、その選択レバー33が元の位置に自動復帰するとともに、係合位置のシャッタ駆動レバー32が圧縮ばね36によって非係合位置に復帰する。そして、搬送中のカップCが、コーヒー粉末の供給位置に停止するように、搬送モータ15が停止制御され、これにより、カップ把持機構16が所定の位置に停止する。
【0033】
以上のように、カップ把持機構16の移動および停止が繰り返されることにより、カップCは、クリーム、コーヒ粉末および砂糖の供給位置に順次停止されるとともに、粉末原料が順次供給される。そして、供給すべき粉末原料がすべて供給されたカップCは、所定の撹拌位置に停止され、湯タンク51からの湯が供給ノズル53を介して注ぎ入れられるとともに、各粉末原料と湯が撹拌装置52によって撹拌される。これにより、販売飲料としてのクリーム・砂糖入りのコーヒーの調理が完了する。なお、この調理済みのコーヒーは、図示しない搬送装置などによって、販売口に搬送され、購入者に提供される。
【0034】
以上詳述したように、本実施形態の原料供給装置3によれば、供給位置に停止したカップCに粉末原料を送り出すシュート24に対応するシャッタ駆動レバー32のみが、カップ把持機構16および選択レバー33によって、非係合位置から係合位置に回動駆動されるので、回転するカム34により、そのシャッタ駆動レバー32のみを係合位置から押圧位置にさらに回動駆動することができ、これにより、開放すべきシャッタ27のみを開放させることができる。一方、上記シャッタ駆動レバー32以外の他のシャッタ駆動レバー32は、非係合位置に維持されることで、カム34が回転しても、これに係合することがなく、上記の開放すべきシャッタ27以外の他のシャッタ27が開放されることはない。したがって、単一のモータによって、カム34を回転駆動することで、開放すべきシャッタ27のみを開放させることができ、その単一のモータを、3つのシュート24(原料通路26)間で、シャッタ27を開閉する駆動源として共用することができる。その結果、原料供給装置の製造コストを削減でき、特に、粉末原料の種類の増加に対応して、シュート24およびそのシャッタ27を増やす場合であっても、そのシャッタ27を駆動するための駆動源を増設する必要がないので、製造コストの上昇を抑制することができる。
【0035】
なお、本発明は、説明した上記実施形態に限定されることなく、種々の態様で実施することができる。本実施形態では、シャッタ駆動レバー32を回動駆動するための選択レバー33を、カップ把持機構16のケース17で回動駆動するようにしたが、カップCの搬送に伴って移動し、選択レバー33を回動可能なものであれば、カップ把持機構16以外のものであってもよい。また、実施形態では、3種類の粉末原料を供給する場合について説明したが、本発明は、それ以上の粉末原料を供給可能な自動販売機にも、もちろん適用可能である。さらに、実施形態で示した原料供給装置3の細部の構成などは、あくまで例示であり、本発明の趣旨の範囲内で適宜、変更することができる。
【0036】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明のカップ式自動販売機の原料供給装置は、粉末原料が送り出される複数の原料通路間で、シャッタを開閉する駆動源を共用することができ、その結果、製造コストを削減することができるなどの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による原料供給装置を適用したカップ式自動販売機の内部構造を示す斜視図である。
【図2】(a)はシャッタ駆動機構の付近を示す側面図であり、(b)はシャッタ駆動機構の選択レバーを示す正面図である。
【図3】シャッタ駆動機構によるシャッタの開閉動作を順に説明するための説明図である。
【符号の説明】
2 カップ搬送装置
3 原料供給装置
16 カップ把持機構(アクチュエータ、カップ把持体)
22 供給機構
24 シュート
25 シャッタ駆動機構
26 原料通路
27 シャッタ
32 シャッタ駆動レバー(シャッタ駆動部材)
34 カム
C カップ
Claims (2)
- 互いに異なる種類の粉末原料を下方に送り出すための複数の原料通路を、カップの搬送経路上の上方に、これに沿って配置し、販売時に、カップを前記搬送経路に沿って搬送するとともに、選択された商品に応じて供給すべき粉末原料を送り出す前記複数の原料通路の各々の下側の位置に前記カップを停止させながら、当該各原料通路から前記供給すべき粉末原料を前記カップに順次供給するカップ式自動販売機の原料供給装置であって、
カップを搬送するとともに、この搬送に伴って移動するアクチュエータを有するカップ搬送装置と、
前記複数の原料通路の各々に回動軸を中心に回動自在に設けられ、対応する前記原料通路を開閉するシャッタ本体と、前記回動軸の端部に固定されるとともに外方に延びるシャッタ開放レバーとを有し、前記シャッタ本体が前記原料通路を閉鎖した状態で、当該原料通路に粉末原料を保持する複数のシャッタと、
駆動源と、
この駆動源によって回転駆動されるカムと、
このカムと前記複数のシャッタとの間にそれぞれ配置され、各々が、前記カムに係合不能な非係合位置と、前記カムに係合可能な係合位置と、対応する前記シャッタの前記シャッタ開放レバーを押圧することで、当該シャッタを開放する押圧位置とに、回動自在の複数のシャッタ駆動部材とを備え、
前記カムは、前記駆動源によって回転駆動されることにより、すべての前記複数のシャッタ駆動部材に対して回転するとともに、当該複数のシャッタ駆動部材のうち、前記係合位置に位置するシャッタ駆動部材のみを、前記押圧位置側に回動駆動するように構成されており、
前記複数のシャッタ駆動部材の各々は、常時は、前記非係合位置に保持されており、対応する前記原料通路の下側の位置にカップが停止したときに、前記アクチュエータが当該カップの搬送中と同じ状態のまま係合することにより、前記非係合位置から前記係合位置に回動するとともに、前記回転するカムにより、前記係合位置から前記押圧位置に回動することによって、対応する前記シャッタを開放し、当該シャッタで保持された粉末原料を、前記停止したカップに供給するように構成されていることを特徴とするカップ式自動販売機の原料供給装置。 - 前記アクチュエータは、カップを把持した状態で搬送するためのカップ把持体であることを特徴とする請求項1に記載のカップ式自動販売機の原料供給装置。
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