JP2943483B2 - カップ式自動販売機の容器供給装置 - Google Patents

カップ式自動販売機の容器供給装置

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JP2943483B2
JP2943483B2 JP2869892A JP2869892A JP2943483B2 JP 2943483 B2 JP2943483 B2 JP 2943483B2 JP 2869892 A JP2869892 A JP 2869892A JP 2869892 A JP2869892 A JP 2869892A JP 2943483 B2 JP2943483 B2 JP 2943483B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、外周面を形成する機
体内で調理製造し販売する各種飲料を入れるカップなど
の外形が逆円錐台状の容器をその開口を上にして上下に
複数積み重ねた棒状の集合体から販売の都度1個ずつ容
器を所定の位置に向けて供給するカップ式自動販売機の
容器供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】外周面を形成する機体内で販売の都度調
理製造した各種飲料をカップなどの外形が逆円錐台状の
容器に入れて販売する従来のカップ式自動販売機では、
機体内にカップなどの容器を販売の都度一個ずつこの容
器を載せる、機体内に備えられた受け台上に供給する容
器供給装置が一般的に備えられている。この容器供給装
置の中には、複数種の容器を収納可能とし、最近の嗜好
の多様化傾向に合わせ飲料の種類の選択のみならず飲料
の量の選択をも可能にした容器供給装置もある。このよ
うなカップ供給装置には、機体内に開口を上にして上下
に複数積み重ねた棒状の集合体として収納された容器を
集合体の最下位の容器から順に販売の都度一個ずつ分離
して受け台上へ向けて送り出す送出機構が設けられてい
る。この送出機構で販売の都度送出されて受け台上に載
った容器内に機体内で調理製造した飲料が飲料ノズルか
ら注がれる。飲料の入った容器は、機体の前面に開口す
る取出口を通してお客さんにより取り出されるが、容器
供給装置内には、水平方向に貫通する貫通孔が形成され
一定間隔を置き並列して互に連結された、軸長方向が上
下方向筒状の複数の格納筒内に集合体を格納して送出機
構に沿う経路を通り搬送する搬送装置が概して配設され
ている。この搬送装置で搬送れる集合体は、販売の都度
一個ずつ送出される容器が送出機構内に無くなった際、
送出機構に経路を隔てて向い合う位置に配設されこの経
路を横切って往復移動する移動体で格納筒内から貫通孔
を通し送出機構へ向けて押し出されて送出機構に供給補
給される仕組になっている。この補給の際に、集合体を
格納する格納筒が傾いたり、構成する容器が紙,合成樹
脂などから形成されていて撓み易い集合体が格納筒内で
撓んで傾斜したりして、集合体が格納筒の内壁面と干渉
して貫通孔を通って格納筒から移動体で押し出されなか
ったり、この移動体と格納筒内壁面との間に挟まれて凹
んだり潰れたりたりすることがある。このようなときに
は、集合体を送出機構に供給補給できないことになる
が、この種のカップ式自動販売機の容器供給装置の従来
例の一つを図2ないし図4に示す。図2はこの発明の対
象となるカップ式自動販売機のケースの前面開口を覆う
扉を開いた状態の内部構成を示す正面図、図3は従来の
一つのカップ式自動販売機の容器供給装置の構成を示
し、(A)が要部右側縦断面図、(B)が部分横断面要
部平面図、(C)が要部正面図で、(A)は図の左側
が、また(B)は図の下側が前面側であり、図4は従来
の異なるカップ式自動販売機の容器供給装置の構成を示
す要部正面図である。
【0003】図2ないし図4において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を開閉自在に覆う扉2とで外周面を形成する機体
3が構成されている。この機体3内であるケース1内の
前面側中央上寄りに、外側周壁面および底面をそれぞれ
形成する周壁4および底板5で構成した箱状の収納箱6
で覆われた、サイズの異なる複数種の外形が逆円錐台状
の、機体3内で調理製造した各種飲料を入れる容器7を
供給する、図3に示す一つの従来例では容器供給装置8
が、また図4に示す異なる従来例では容器供給装置9が
それぞれ設けられている。この容器供給装置9および容
器供給装置8には、サイズ別に上下に複数積み重ねた棒
状の集合体10の最下位の容器7から順に分離して販売
の都度一個ずつ下方に送出する、容器7のサイズ毎に対
応し底板5から下方に突出して左右に並列した複数の送
出機構11が備えられている。それぞれの送出機構11
には、集合体10の下端部が嵌まり込んでこの集合体1
0が送出機構11に装填される、漏斗状の上端部が底板
5を貫いて収納箱6内に上端部が突出する、上下両面に
開口する筒状の筒状体12が取り付けられている。また
送出機構11の下には、この送出機構11それぞれの下
面に開口し容器7を下方に排出する排出口13それぞれ
の下面開口に上面の開口が向い合い上下両面が開口する
漏斗状のシュータ14が設けられている。このシュータ
14の下面開口は、その下の容器7が載る前面および上
面が開口する箱形の受け台15の上面開口に向い合って
いるとともに、この受け台15の前面開口は、扉2の下
部に形成され前後両面に開口し購入した飲料が取り出さ
れる取出口16の後面開口と向い合っている。一方、収
納箱6内奥行側の、送出機構11の背後には、この送出
機構11に沿って通る環状の経路17が形成されてい
る。この経路17を通って、車輪18を介して底板5上
に支持されかつ水平方向に貫通する貫通孔19が形成さ
れ一定間隔を置き並列してローラ鎖20を介し互に連結
された、軸長方向が上下方向筒状の複数の格納筒21内
に格納した集合体10を搬送する、容器供給装置8には
搬送装置22が、また容器供給装置9には搬送装置23
がそれぞれ設けられている。この搬送装置23では上端
部で、また搬送装置22では下端部で、格納筒21がロ
ーラ鎖20を介しそれぞれ互に連結されている。送出機
構11に経路17を隔てて向い合う送出機構11の後方
位置には、格納筒21に格納されて搬送装置22,23
で搬送される集合体10の側面に、貫通孔19を通して
向い合いかつ当接する鉛直な当接面24を形成した移動
体25が、駆動部26で回転駆動されるカム27で駆動
されるリンク機構28に連結されている。このリンク機
構28は、互にX字状に交差する中央部を軸長方向が左
右に水平な回動軸29を介して互に回動自在に連結した
リンク30,31で構成されたパンダグラフ形のリンク
機構である。このリンク機構28のリンク30,31の
前端は、移動体25の後面側に上下に並列固定した支持
体32,33にそれぞれ形成した円孔34と縦長の長孔
35とにそれぞれ通した、軸長方向が左右に水平な回動
軸36を介し、リンク30では回動自在に、またリンク
31では回動自在かつ上下に移動自在にそれぞれ移動体
25に支持されている。また、リンク30,31の後端
は、リンク30が、引張りコイルばね37で下方に付勢
して下端に回転自在に支持したローラ38を介しカム2
7に押し付けられこのカム27の回転に伴い上下に往復
動するレバー39の上端に回動軸36を介して回動自在
かつ上下移動自在に支持されているともに、リンク31
では、回動軸36を介し環状の経路17の内側に直立す
る支柱40の前面に固定した支持体41に回動自在に支
持されている。一方、容器供給装置8,9内に配設され
た搬送装置22,23には、左右に並列して収納箱6内
に回転自在に支持された、軸長方向が鉛直な一対の回転
軸42および,収納箱6内左上に取り付けられた電動機
43が備えられている。この電動機43の回転軸44お
よび、左側の回転軸42の上端部には、鎖歯車45がそ
れぞれ嵌着されており、この鎖歯車45に掛け渡したロ
ーラ鎖46を介して左側の回転軸42は電動機43で回
転駆動される。また、一対の回転軸42には、図3の
(C)では下端部に、また図4では上端部に鎖歯車47
がそれぞれ嵌着されており、この鎖歯車47にローラ鎖
20が掛け渡されている。このローラ鎖20は、回転軸
44,鎖歯車45,ローラ鎖46,回転軸42および鎖
歯車47で構成された駆動装置48を介して電動機43
で回転駆動されるとともに、駆動部26でレバー39を
介しリンク機構28のリンク30,31が回動駆動さ
れ、このリンク30,31の回動に伴って移動体25が
貫通孔19を通り抜け経路17を横切って前後に往復移
動する。そのため、販売の都度一個ずつ受け台15上に
供給されて送出機構11内の容器7が減って無くなる
と、この送出機構11の背後に、この送出機構11に対
応する種類の容器7の集合体10を格納した格納筒21
が、容器売切れ検知信号に基づき、搬送装置22,23
で搬送されると同時に、駆動部26で駆動されて前進す
る移動体25がその当接面24で格納筒21内の集合体
10を貫通孔19を通し格納筒21内から送出機構11
へ向けて押し出す。押し出された集合体10は格納筒2
1から落下し下端部が筒状体12内に嵌まり込んで送出
機構11に装填補給される。
【0004】なおケース1内には、容器供給装置8,9
の後方左上に湯を貯える温水タンク49が配設されてお
り、この温水タンク49の右側面に温水バルブ50を介
して一端が接続された、湯を供給するホース51の他端
は、中央部に左右に並列して配設された撹拌装置52に
接続されている。この撹拌装置52の底部に一端が接続
された飲料ホース53の他端は、先端を受け台15上の
容器7内に向けて受け台15の後壁上部に取り付けられ
た飲料ノズル54に接続されている。また、撹拌装置5
2の上には、粉末状,粒状などの原料が収納される原料
箱55および、この原料箱55から販売の都度落下排出
される原料を撹拌装置52内に案内する漏斗状の原料シ
ュータ56が配設されている。
【0005】このように構成されたカップ式自動販売機
の販売動作は、販売指令信号により容器供給装置8,9
のいずれかの送出機構11から一個ずつ送出され排出口
13から排出される容器7は、シュータ14内に落下
し、このシュータ14内面でその姿勢を制御されながら
案内されて下降し受け台15上の中央位置にその開口を
上にして載る。一方、温水バルブ50が開き、ホース5
1を通り温水タンク49から湯が、また原料シュータ5
6を通り原料箱55から原料がそれぞれ一定量撹拌装置
52内に供給される。この撹拌装置52内で湯と原料と
が撹拌混合され、原料が湯に溶解して飲料が製造され
る。この飲料は、撹拌装置52の底部に接続された飲料
ホース53を通って流下して飲料ノズル54の先端から
受け台15上に待機中の容器7内に注がれる。この飲料
が注入された容器7はお客さんにより、取出口16を通
して取り出される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
従来のカップ式自動販売機の容器供給装置は、経路17
を通って、複数の格納筒21内に集合体10を格納して
搬送する搬送装置22,23が設けられている。この搬
送装置22,23は、一定間隔を置き並列した複数の格
納筒21が、搬送装置22では格納筒21の下端部で、
また搬送装置23では格納筒21の上端部でローラ鎖2
0を介して互に連結されており、格納筒21はその上下
両端部の何れか一方で互に連結されている。それで、搬
送されて移動後に停止したとき、格納筒21が進行方向
に対し、搬送装置22では慣性力でその上側を前方にし
て、また搬送装置23では車輪18と底板5との摩擦抵
抗などでその下側を後方にして傾斜し易く、かつ傾斜し
た格納筒21内の集合体10も撓んで格納筒21と同じ
方向に傾斜する。そのため、送出機構11に容器7を集
合体10として補給する際、駆動部26で駆動されて前
進する移動体25の当接面24が、格納筒21内の集合
体10の側面ではなく、格納筒21の側面に当接して格
納筒21を変形させたり、仮に集合体10の側面に当接
したとしてもこの集合体10を貫通孔19を通し格納筒
21内から送出機構11へ向けて押し出さずに格納筒2
1内で押し潰したりして容器7を送出機構11に補給で
きないことがあるという問題がある。
【0007】したがって、この発明は、格納筒を変形さ
せたり集合体を押し潰したりせずに格納筒内の集合体を
貫通孔を通して移動体で確実に押し出して容器を送出機
構に円滑かつ確実に補給できるカップ式自動販売機の容
器供給装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような課題を解決
するため、この発明によれば、機体内で調理製造し販売
する各種飲料を入れるカップなどの容器をその開口を上
にし上下に複数積み重ねた棒状の集合体として供給さ
れ、前記容器を前記集合体の最下位から順に一個ずつ分
離して送り出す送出機構により、前記機体内の所定の位
置に販売の都度一個ずつ供給するカップ式自動販売機の
容器供給装置において、内部に前記集合体が格納され、
水平方向に貫通する貫通孔が形成される軸長方向が上下
方向筒状の複数の格納筒と、複数の格納筒の上下両端部
をそれぞれ互いに連結し、同一の駆動装置で駆動される
上下一対のローラ鎖若しくはベルトと、該ローラ鎖若し
くはベルトにより搬送される前記格納筒が通り前記送出
機構に沿って形成された経路と、前記送出機構に前記経
路を隔てて向い合う位置に配設され、前記送出機構の容
器売切れ検知信号に基づいて前記貫通孔を通って前記経
路を横切って往復移動し、前記集合体を前記格納筒内か
ら前記送出機構へ向けて押し出し補給する移動体とを備
えるものとする。
【0009】また、上記に加え、駆動装置が同一の回転
軸を介して上下一対のローラ鎖若しくはベルトを駆動す
るものとする。
【0010】
【作用】上記によりこの発明は、上下両端部で互に支え
合う格納筒は並列した状態を常に維持でき、格納筒が搬
送されて移動後に停止したとき、慣性力,車輪と底板と
の摩擦抵抗などが格納筒に作用しても、この格納筒が傾
いた状態で停止することを防止できる。
【0011】また、上記に加え、上下一対のローラ鎖若
しくはベルトそれぞれに上下両端部それぞれが互に連結
された格納筒は、その上下両端部の移動速度およびは移
動方向が同期して移動し、停止時に格納筒に作用する慣
性力,車輪と底板との摩擦抵抗などの影響を排除でき
る。
【0012】
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を図1および図2に
基づいて説明する。図1はこの発明の一つの実施例のカ
ップ式自動販売機の容器供給装置の構成を示し、(A)
が要部正面図、(B)が要部右側縦断面図、(C)が部
分横断面要部平面図で、(B)は図の左側が、また
(C)は図の下側が前面側であり、図2はこの発明の対
象となるカップ式自動販売機のケースの前面開口を覆う
扉を開いた状態の内部構成を示す正面図である。図3お
よび図4と共通あるいは同一部分は同一の符号で示す。
【0014】図1および図2において、1は前面が開口
するケースであり、このケース1と、このケース1の前
面開口を開閉自在に覆う扉2とで外周面を形成する機体
3を構成している。この機体3内であるケース1内の前
面側中央上寄りに、外側周壁面および底面をそれぞれ形
成する周壁4および底板5で構成した箱状の収納箱6で
覆った、サイズの異なる複数種の外形が逆円錐台状の、
機体3内で調理製造した各種飲料を入れる容器7を供給
する容器供給装置57を設けている。この容器供給装置
57には、サイズ別に上下に複数積み重ねた棒状の集合
体10の最下位の容器7から順に分離して販売の都度一
個ずつ下方に送出する、容器7のサイズ毎に対応し底板
5から下方に突出して左右に並列した複数の送出機構1
1を備えている。それぞれの送出機構11には、集合体
10の下端部が嵌まり込んでこの集合体10が送出機構
11に装填される、漏斗状の上端部が底板5を貫いて収
納箱6内に突出する、上下両面に開口する筒状の筒状体
12を取り付けている。また送出機構11の下には、こ
の送出機構11それぞれの下面に開口し容器7を下方に
排出する排出口13それぞれの下面開口に上面の開口が
向い合い上下両面が開口する漏斗状のシュータ14を設
けている。このシュータ14の下面開口は、その下の容
器7が載る前面および上面が開口する箱形の受け台15
の上面開口に向い合っているとともに、この受け台15
の前面開口は、扉2の下部に形成した、前後両面に開口
し購入した飲料が取り出される取出口16の後面開口と
向い合っている。一方、収納箱6内奥行側の、送出機構
11の背後には、この送出機構11に沿って通る環状の
経路17を形成している。この経路17を通って、車輪
18を介して底板5上に支持しかつ水平方向に貫通する
貫通孔19を形成し一定間隔を置き並列して上下一対の
ローラ鎖20それぞれを介し上下両端部をそれぞれ互に
連結した、軸長方向が上下方向筒状の複数の格納筒21
内に格納した集合体10を搬送する搬送装置58を設け
ている。また送出機構11に経路17を隔てて向い合う
送出機構11の後方位置には、搬送装置58で搬送され
る集合体10の側面に、貫通孔19を通して向い合いか
つ当接する鉛直な当接面24を形成した移動体25を、
駆動部26で回転駆動されるカム27で駆動されるリン
ク機構28に連結している。このリンク機構28は、互
にX字状に交差する中央部を軸長方向が左右に水平な回
動軸29を介して互に回動自在に連結したリンク30,
31で構成したパンダグラフ形のリンク機構である。こ
のリンク機構28のリンク30,31の前端を、移動体
25の後面側に上下に並列固定した支持体32,33に
それぞれ形成した円孔34と縦長の長孔35とにそれぞ
れ通した、軸長方向が左右に水平な回動軸36を介し、
リンク30では回動自在に、またリンク31では回動自
在かつ上下に移動自在にそれぞれ移動体25に支持して
いる。また、リンク30,31の後端を、リンク30で
は、引張りコイルばね37で下方に付勢して下端に回転
自在に支持したローラ38を介しカム27に押し付け
た、このカム27の回転に伴い上下に往復動するレバー
39の上端に回動軸36を介して回動自在かつ上下移動
自在に支持するともに、リンク31では、回動軸36を
介し環状の経路17の内側に直立する支柱40の前面に
固定した支持体41に回動自在に支持している。一方、
容器供給装置57内に配設した搬送装置58には、左右
に並列して収納箱6内に回転自在に支持した、軸長方向
が鉛直な一対の回転軸42および,収納箱6内左上に取
り付けた電動機43を備えている。この電動機43の回
転軸44および、左側の回転軸42の上端部には、鎖歯
車45をそれぞれ嵌着しており、この一対の鎖歯車45
に掛け渡したローラ鎖46を介して左側の回転軸42は
電動機43で回転駆動される。また、一対の回転軸42
の上下両端部には、鎖歯車47をそれぞれ嵌着してお
り、この鎖歯車47にローラ鎖20を掛け渡している。
この上下一対のローラ鎖20は、回転軸44,鎖歯車4
5,ローラ鎖46,回転軸42および鎖歯車47で構成
した駆動装置59を介して電動機43で回転駆動される
とともに、駆動部26でレバー39を介しリンク機構2
8のリンク30,31が回動駆動され、このリンク3
0,31の回動に伴って、移動体25が貫通孔19を通
り抜け経路17を横切って前後に往復移動する。その他
の構成は前記した従来例と同様である。
【0015】前述の構成において、この発明のカップ式
自動販売機の容器供給装置を備えたカップ式自動販売機
の販売動作は従来例と同一であるので、販売の都度一個
ずつ受け台15上に供給されて送出機構11内の容器7
が減って無くなったときの容器供給装置57の動作を以
下説明する。容器売切れ検知信号に基づき、一定間隔を
置き並列し、回転軸44,鎖歯車45,ローラ鎖46,
回転軸42および鎖歯車47で構成した駆動装置59を
介して駆動される上下一対のローラ鎖20それぞれを介
し上下両端部それぞれをそれぞれ互に連結した複数の格
納筒21の中の、送出機構11に対応する種類の容器7
の集合体10を格納する格納筒21が搬送装置58で搬
送されて移動し送出機構11の背後に停止する。すると
同時に、駆動部26で回転駆動されてカム27が回転
し、これによりレバー39が上方に押上げられる。この
レバー39でリンク機構28のリンク30が押上げられ
て、リンク30,31が回動軸29を軸としてそれぞれ
回動するとともに、リンク30,31の上端を支持する
回動軸36を軸として回動する。これにより、移動体2
5は平行移動しながら前方に押し出されて、貫通孔19
を通って格納筒21内に格納された集合体10の奥行側
の側面にやがて当接面24が当接する。すると、この当
接面24で前方に押される集合体10は、格納筒21か
ら貫通孔19を通して押し出されて遂には落下し、その
下端部が筒状体12内に入って送出機構11に装填され
る。この送出機構11に集合体10が装填されて送出機
構11に集合体10の補給が完了すると、カム27の回
転に伴い下降するレバー39により、このレバー39が
押上げられる際と逆方向にリンク30,31が回動して
移動体25は後退し元位置である後退端に復帰する。
【0016】したがって、格納筒21が搬送装置58で
搬送されて移動し送出機構11の背後に停止する際、一
定間隔を置き並列し上下一対の、同一の回転軸42を介
して駆動装置49で駆動されるローラ鎖20それぞれを
介し上下両端部をそれぞれ互に連結した格納筒21は互
に支え合って並列した状態を常に維持しながら搬送され
て移動し直立姿勢で停止する。そのため、慣性力,車輪
18と底板5との摩擦抵抗などが格納筒21に作用して
も、この格納筒21が傾いた状態で停止することはな
く、この格納筒21内の集合体10も撓んで傾くことは
ない。それで、送出機構11に容器7を集合体10とし
て補給する際、駆動部26で駆動されて前進する移動体
25は、格納筒21の側面に当接面24が当接して格納
筒21を変形させたり、格納筒21内の集合体10を格
納筒21内面との間で押し潰したりせずに、この集合体
10を貫通孔19を通して格納筒21内から送出機構1
1へ向けて押し出し、容器7を集合体10として送出機
構11に円滑かつ確実に補給できる。
【0017】
【発明の効果】この発明によれば、格納筒が搬送されて
移動後に停止したとき、慣性力,車輪と底板との摩擦抵
抗などが格納筒に作用しても、この格納筒が傾いた状態
で停止することを防止できる。
【0018】また、上記に加え、格納筒はその上下両端
部の移動速度およびは移動方向が同期して移動し、停止
時格納筒に作用する慣性力,車輪と底板との摩擦抵抗な
どの影響を排除できる。
【0019】その結果、駆動装置で駆動されて搬送され
る格納筒が移動後に停止したとき、この格納筒は直立姿
勢で停止するので、格納筒を変形させたり集合体を押し
潰したりせずに格納筒内の集合体を貫通孔を通して移動
体で押し出して容器を送出機構に円滑かつ確実に補給で
きるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施例のカップ式自動販売機
の容器供給装置の構成を示し、(A)が要部正面図、
(B)が要部右側縦断面図、(C)が部分横断面要部平
面図
【図2】この発明の対象となるカップ式自動販売機のケ
ースの前面開口を覆う扉を開いた状態の内部構成を示す
正面図
【図3】従来の一つのカップ式自動販売機の容器供給装
置の構成を示し、(A)が要部右側縦断面図、(B)が
部分横断面要部平面図、(C)が要部正面図
【図4】従来の異なるカップ式自動販売機の容器供給装
置の構成を示す要部正面図
【符号の説明】
1 ケース 2 扉 3 機体 4 周壁 5 底板 6 収納箱 7 容器 8 容器供給装置 9 容器供給装置 10 集合体 11 送出機構 12 筒状体 13 排出口 14 シュータ 15 受け台 16 取出口 17 経路 18 車輪 19 貫通孔 20 ローラ鎖 21 格納筒 22 搬送装置 23 搬送装置 24 当接面 25 移動体 26 駆動部 27 カム 28 リンク機構 29 回動軸 30 リンク 31 リンク 32 支持体 33 支持体 34 円孔 35 長孔 36 回動軸 37 引張りコイルばね 38 ローラ 39 レバー 40 支柱 41 支持体 42 回転軸 43 電動機 44 回転軸 45 鎖歯車 46 ローラ鎖 47 鎖歯車 48 駆動装置 49 温水タンク 50 温水バルブ 51 ホース 52 撹拌装置 53 飲料ホース 54 飲料ノズル 55 原料箱 56 原料シュータ 57 容器供給装置 58 搬送装置 59 駆動装置

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機体内で調理製造し販売する各種飲料を入
    れるカップなどの容器をその開口を上にし上下に複数積
    み重ねた棒状の集合体として供給され、前記容器を前記
    集合体の最下位から順に一個ずつ分離して送り出す送出
    機構により、前記機体内の所定の位置に販売の都度一個
    ずつ供給するカップ式自動販売機の容器供給装置におい
    て、 内部に前記集合体が格納され、水平方向に貫通する貫通
    孔が形成される軸長方向が上下方向筒状の複数の格納筒
    と、 複数の格納筒の上下両端部をそれぞれ互いに連結し、同
    一の駆動装置で駆動される上下一対のローラ鎖若しくは
    ベルトと、 該ローラ鎖若しくはベルトにより搬送される前記格納筒
    が通り前記送出機構に沿って形成された経路と、 前記送出機構に前記経路を隔てて向い合う位置に配設さ
    れ、前記送出機構の容器売切れ検知信号に基づいて前記
    貫通孔を通って前記経路を横切って往復移動し、前記集
    合体を前記格納筒内から前記送出機構へ向けて押し出し
    補給する移動体とを備えたことを特徴とするカップ式自
    動販売機の容器供給装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカップ式自動販売機の容器
    供給装置において、駆動装置が同一の回転軸を介して上
    下一対のローラ鎖若しくはベルトを駆動することを特徴
    とするカップ式自動販売機の容器供給装置。
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