JP4658651B2 - 射出成形体、射出成形体の製造方法および製造装置 - Google Patents
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このことは、車両用のサイドランプで代表される燈体についても同じで、バルブ(電球)が組み込まれる燈本体とレンズ部とを突き合わせ、該突合せ部に樹脂材を射出して一体化成形するような場合に、該突合せ部の強度アップと精度の向上をすることが製品の高品質化に寄与できることになり、これらに本発明の解決すべき課題がある。
請求項2の発明は、請求項1において、射出成形体は第一、第二の成形体であり、該第一成形体と第二成形体とは、互いに突合わせた状態で三次の射出工程により射出される樹脂材で一体化されるものであり、第一、第二成形体の二次射出で成形される正規の成形体成形面は正規の突合せ面であって、該正規の突合せ面同士が突合わされた状態で該突合せ部位に三次射出が行われるようにしたことを特徴とする射出成形体の製造方法である。
請求項3の発明は、請求項1または2において、射出成形体は、二次射出工程の後、成膜されることを特徴とする射出成形体の製造方法である。
請求項4の発明は、型合わせされた一対の金型同士のあいだの射出スペースに樹脂材を射出することで射出成形体を製造するための製造装置であって、該製造装置は、射出成形体を一次と二次の射出により成形するものであり、前記一対の金型のうち、金型同士が型離れしたとき成形体が残らない側の金型には、成形体の一部形状を中間成形体として一次射出により成形する型面と、一次射出時には正規の成形体成形面形成位置よりも突出した位置にセットされ、二次射出時には正規の成形体成形面形成位置にセットされて成形体成形面とのあいだに二次射出スペースを形成する入り子金型とが設けられ、前記製造装置には、二次射出スペースへの二次射出時に、型締め力が一次射出時の型締め力より増大するための型締め力増大手段が備えられていることを特徴とする射出成形体の製造装置である。
請求項5の発明は、請求項4において、製造装置には、二次射出した射出成形体に成膜するための成膜手段を備えていることを特徴とする射出成形体の製造装置である。
請求項6の発明は、型合わせされた一対の金型同士のあいだの射出スペースに樹脂材を射出することで製造される射出成形体であって、該射出成形体は、一次射出と二次射出の工程で成形されるものであり、金型同士が型離れしたとき成形体が残らない側の金型に設けた入り子金型が正規の成形体成形面位置よりも突出した位置にセットされた状態で前記一次射出がなされ、金型同士を型合わせした状態で、前記入り子金型を正規の成形体成形面形成位置にセットさせることで、入り子金型と前記一次射出工程で入り子金型により形成された成形面とのあいだに形成される二次射出スペースに、型締め力が一次射出時の型締め力より増大する状態で前記二次射出がなされることにより製造されたものであることを特徴とする射出成形体である。
請求項7の発明は、請求項6において、射出成形体は、二次射出されたものに成膜が施されていることを特徴とする射出成形体である。
請求項2の発明とすることにより、二次射出された部位についての部分的高精度化、強度アップが計れることになる。
請求項3、5または7の発明とすることにより、高精度化され、強度アップがなされた状態の射出成形体に成膜がなされることになって、品質の向上が図れることになる。
しかも型離れしたときにレンズ部3が残らない側の金型である前記可動金型9には、レンズ部3の燈本体2の突合せ部3aに相当する部位を形成するための後述する入り子(中子)金型9fが設けられている。
しかも型離れしたときに燈本体2が残らない側の金型である前記固定金型10には、燈本体2のレンズ部3との突合せ部2aに相当する部位を形成するための後述する入り子金型10gが設けられている。
そして前記可動金型9は、図示しないアクチュエータ(シリンダやモータ)によって金型9、10同志が離接する方向の移動(図2において上下方向)と型面に沿う方向(図2において左右方向)の移動制御ができるように構成されている。
尚、本実施の形態では、可動金型9については各成形用金型9d、9eを、固定金型10については各成形用金型10d、10eおよび成膜用金型10fを分割(分離)型にして構成したが、一体型で構成しても良いことは勿論である。
また、成膜装置11としては、アルミニウムや銅のような金属の成膜をした後、該成膜を保護(例えば酸化からの保護)するため、酸化防止被膜材の成膜をして保護面成膜を施すように構成された連続成膜装置としてもよいことは勿論である。また、成膜装置11の被成膜製品への成膜は直進性に優れるため、縦面への成膜機能が低いものになることは知られている。
尚、本実施の形態において、ボス部15の一面が成膜15aされているが、この成膜15aは、ギア13を装置に組み込んだとき、成膜15aした面が他部材に摺接するものである場合に、成膜15aにより平滑度が向上して摺動抵抗を減ずる等の利点を発揮することになる。
2 燈本体
2a 突合せ部
2b 二次射出される樹脂材
3 レンズ部
3a 突合せ部
3b 二次射出される樹脂材
3e 成膜
S 二次射出スペース
Claims (7)
- 型合わせされた一対の金型同士のあいだの射出スペースに樹脂材を射出することで射出成形体を製造するにあたり、該射出成形体は一次と二次の射出工程で成形されるものであり、該一次射出工程は、金型同士が型離れしたときに成形体が残らない側の金型に設けた入り子金型が正規の射出成形体成形面位置よりも突出した位置にセットされた状態で射出が行われ、前記二次射出工程は、金型同士を型合わせした状態で、前記入り子金型を正規の射出成形体成形面位置にセットすることにより、該入り子金型と前記一次射出工程で入り子金型により形成された成形面とのあいだに形成される二次射出スペースに、型締め力が一次射出時の型締め力より増大する状態で射出が行われるようにしたことを特徴とする射出成形体の製造方法。
- 請求項1において、射出成形体は第一、第二の成形体であり、該第一成形体と第二成形体とは、互いに突合わせた状態で三次の射出工程により射出される樹脂材で一体化されるものであり、第一、第二成形体の二次射出で成形される正規の成形体成形面は正規の突合せ面であって、該正規の突合せ面同士が突合わされた状態で該突合せ部位に三次射出が行われるようにしたことを特徴とする射出成形体の製造方法。
- 請求項1または2において、射出成形体は、二次射出工程の後、成膜されることを特徴とする射出成形体の製造方法。
- 型合わせされた一対の金型同士のあいだの射出スペースに樹脂材を射出することで射出成形体を製造するための製造装置であって、該製造装置は、射出成形体を一次と二次の射出により成形するものであり、前記一対の金型のうち、金型同士が型離れしたとき成形体が残らない側の金型には、成形体の一部形状を中間成形体として一次射出により成形する型面と、一次射出時には正規の成形体成形面形成位置よりも突出した位置にセットされ、二次射出時には正規の成形体成形面形成位置にセットされて成形体成形面とのあいだに二次射出スペースを形成する入り子金型とが設けられ、前記製造装置には、二次射出スペースへの二次射出時に、型締め力が一次射出時の型締め力より増大するための型締め力増大手段が備えられていることを特徴とする射出成形体の製造装置。
- 請求項4において、製造装置には、二次射出した射出成形体に成膜するための成膜手段を備えていることを特徴とする射出成形体の製造装置。
- 型合わせされた一対の金型同士のあいだの射出スペースに樹脂材を射出することで製造される射出成形体であって、該射出成形体は、一次射出と二次射出の工程で成形されるものであり、金型同士が型離れしたとき成形体が残らない側の金型に設けた入り子金型が正規の成形体成形面位置よりも突出した位置にセットされた状態で前記一次射出がなされ、金型同士を型合わせした状態で、前記入り子金型を正規の成形体成形面形成位置にセットさせることで、入り子金型と前記一次射出工程で入り子金型により形成された成形面とのあいだに形成される二次射出スペースに、型締め力が一次射出時の型締め力より増大する状態で前記二次射出がなされることにより製造されたものであることを特徴とする射出成形体。
- 請求項6において、射出成形体は、二次射出されたものに成膜が施されていることを特徴とする射出成形体。
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