JP4658426B2 - ポリ(トリメチレンテレフタラート)の調製 - Google Patents

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Description

【0001】
(優先権)
本出願は1999年8月25日に出願の、米国仮出願60/150580号の優先権の特典を請求する。
【0002】
(発明の分野)
本発明は1,3−プロパンジオールおよびテレルタル酸からポリ(トリメチレンテレフタラート)を調製する改善された方法に関し、ポリ(トリメチレンテレフタラート)中のジ(1,3−プロピレングリコール)(「DPG」)単位のレベルが低減される。
【0003】
(本発明の技術的背景)
(a)テレフタル酸のC1〜C4ジアルキルエステルと1,3−プロパンジオールのエステル交換反応、またはテレフタル酸と1,3−プロパンジオールのエステル化反応、次いで(b)重縮合による、ポリ(トリメチレンテレフタラート)(3GT)ポリエステル樹脂の調製は当技術分野でよく知られている。
【0004】
通常、エステル交換反応においては、テレフタル酸のC1〜C4ジアルキルエステルと1,3−プロパンジオールを、エステル交換反応触媒存在下に高温および大気圧で反応させてビス−(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートモノマーを、少量のオリゴマーおよびC1〜C4モノアルコール副生成物と共に生成させる。エステル化反応では、テレフタル酸(TPA)および1,3−プロパンジオールを任意選択でエステル化触媒の存在下に高温および大気圧または大気圧を越える圧力で反応させてビス−(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートモノマーを、少量のオリゴマーおよび水副生成物と共に生成させる。このビス−(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートモノマーおよびいずれのオリゴマーも、望ましい樹脂を生成させるために、次に高温で減圧下重縮合触媒の存在下に重合させることができる。
【0005】
3GTの調製プロセス(エステル交換、エステル化および重縮合反応)の間に、ジ(1,3−プロピレングリコール)が1,3−プロパンジオールの分子間脱水により生成されうる。このジ(1,3−プロパンジオール)は3GTポリマー鎖に組み込まれて、例えば融点、ガラス転移温度、結晶化度、密度、染色性、加工性などに関して得られるポリマーの性質に影響を与えうる。ポリエチレンテレフタラート(PET)ポリマーの性質への類似の不純物、ジエチレングリコール(DEG)の影響は文献中にかなり報告されている。工業グレードのPETではこのDEGのレベルは通常約2〜4mol%である。
【0006】
3GTを含むポリエステル調製の方法は多くの特許に開示されている。いくつかはスズおよびチタン触媒を使用することを開示する。
【0007】
米国特許第2465319号はスズを含む多くのタイプの触媒を記載する。Research Disclosure 28368(1987年11月)はチタンアルコキシドおよびジブチルスズジラウレートなどを用いるポリ(アルキレン2,6−ナフタレンジカルボキシラート)ポリエステルの調製を開示する。
【0008】
米国特許第3350871および3671379号、および英国特許明細書第1075689号の実施例1は、300mlのn−ブタノールに2.5gのナトリウムを溶解し、37gのテトラブチルチタネートを加え、そしてn−ブタノールで500mlに希釈することにより調整された触媒を用いて、ジメチルテレフタラートおよびトリメチレングリコールからポリ(トリメチレンテレフタラート)を調製することを示す。二酸化チタンが艶消し剤として添加される。
【0009】
米国特許第4166896号は触媒としてブチルスズオキシドを記載する。米国特許第4611049号は、有機チタン化合物および有機スズ化合物からなる群から選択される有機金属触媒、ならびに有機スルホン酸および脂肪族カルボン酸からなる群から選択される少なくとも1種の助触媒を用いて芳香族ポリエステルを製造する方法を記載する。テトラブチルチタネート、テトライソプロピルチタネート、ジブチルスズオキシドおよびブチルヒドロキシスズオキシドが好ましいとされる。
【0010】
米国特許第5340909号は、スズおよびチタン触媒を用いるポリ(1,3−プロピレンテレフタラート)の調製を記載する。記載される触媒には、テトラブチルチタネート、テトライソプロピルチタネート、ブチルスズ酸(butylstannoic acid)、ブチルスズトリス(2−エチルヘキサン酸)、オクタン酸第一スズ、ジブチルスズトリス(2−エチルヘキサン酸)、オクタン酸第一スズ、ジブチルスズオキシドおよびメチレンビス(メチルスズオキシド)が含まれる。テトラブチルチタネートが対照および例示的実施例の両方で用いられる。
【0011】
米国特許第5663281号はポリエステルポリマーを調製する方法を記載する。コラム6でそれはテトラブチルチタネートを用いる1,4−ブタンジオールのエステル化(交換)反応は満足のいくものであるが、望ましくない副生成物が生成する恐れがあり、他方1,3−プロピレングリコールでは触媒としてテトラアルキルチタネートを用いて望ましくない副生成物が生成する恐れはそれほど大きくなく、したがってテトラブチルチタネートおよび酸化アンチモンなどの「より伝統的な」触媒を用いることができるということを記載する。モノブチルスズオキシドが1,4−ブタンジオールの反応を触媒にするために用いられている。
【0012】
米国特許第5798433号はポリプロピレンテレフタラートの合成方法を開示し、少なくとも50モル%のTiO2沈殿物を含む無機エステル化触媒の形で30〜200ppmのチタンを用い、エステル化の後、リン−酸素化合物の形のリンを10〜100ppm加えることによりエステル化触媒をブロックし、そして次に100〜300ppmのアンチモンの存在下に予備縮合および重縮合を行う。表1には、重縮合触媒として酢酸アンチモン、エステル化触媒としてチタニウムテトラブチラートを用いる比較例が示されている。
【0013】
米国特許第5872204号はポリ(1,3−プロピレンテレフタラート)の調製を記載し、エステル化触媒としてエチレングリコールチタネートを用い、得られたモノマーを酢酸アンチモンの存在下に重合する。コラム2でエチレングリコールチタネートが水和せず、一方テトラブチルチタネートは水和するということが記載されている。実施例ではエチレングリコールチタネートを使用することを示し、比較例1はテトラブチルチタネートを使用することに向けられている(コラム12の46および63行を比較せよ)
【0014】
これらの参照文献のいずれもDPGの生成を記載しておらず、DPGのレベルを特定せず、ポリマーの最終用途の性質へのDPG含有量の影響に言及もせず、そしていずれもポリマー調製方法の間に生成するDPGを最少化する方法を開示していない。
【0015】
米国特許第5865424号は低レベルでジエチレングリコールを含むポリエステルの調製を記載し、反応はチタン触媒なしで実施されている。
【0016】
米国特許第6043335号はポリエチレンおよびポリブチレンテレフタラート(これは高レベルの望ましくない副生成物を含まなかったと記載されている)の調製を記載し、チタン系化合物、ジルコニウム系化合物およびホスフェート形成化合物の組合わせを含む触媒組成物を用いる。
【0017】
WO98/23662は、ポリトリメチレンテレフタラートの縮合重合は「通常約4モルパーセント程度のビス(3−ヒドロキシプロピル)エーテルを生成し、結果的にこれはコモノマーとなりポリエステル鎖に組み込まれる。」と記載している。
【0018】
欧州特許1016692および1016741は、ビス(3−ヒドロキシプロピル)エーテル(DPGから誘導される繰返し単位)が2重量%以下で製造されるポリエステル樹脂および繊維を記載している。これらの文献はチタニウムアルコキシド(例えば、チタニウムテトラブトキシドまたはチタニウムテトライソプロポキシド)、酢酸アンチモンまたは三酸化アンチモンなどの金属触媒を使用することを記載している。好ましいとされるエステル交換触媒は酢酸カルシウム、酢酸マグネシウム、酢酸亜鉛および酢酸チタンである。さらにそれらはチタン、スズまたはアンチモン重縮合触媒を記載し、チタニウムテトラブトキシドを好ましいとする。
【0019】
前記の全ての文献は本明細書に参照により組み込まれる。
【0020】
(発明の概要)
本発明は、高強度、優れた弾性回復、易染色性を有しまた好ましくは低レベルのDPGを含む3GTポリエステルの改善された調製方法、および生成するポリ(トリメチレンテレフタラート)ポリエステルを対象とする。
【0021】
第1の実施形態において、本発明はポリ(トリメチレンテレフタラート)の調製方法を対象とし、この方法は、(a)テレフタル酸と1,3−プロパンジオールを有機スズ触媒の存在下に接触させてビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートモノマーを生成させること、(b)前記モノマーを有機チタネート重縮合触媒の存在下に重合させてポリ(トリメチレンテレフタラート)を得ること、を含む。好ましくは、モル量での1,3−プロパンジオール:テレフタル酸は、1.4:1から2.2:1、最も好ましくは1.6:1から2:1である。好ましくは、有機スズ触媒は、生成するポリ(トリメチレンテレフタラート)の重量に対して20〜120ppm(スズとして)の量で用いられる。
【0022】
第2の実施形態においては、1.6モル%より少ないDPGを含むポリ(トリメチレンテレフタラート)の調製方法であり、前記の方法は、ポリ(トリメチレンテレフタラート)の重量に対して20〜120ppm(スズとして)の有機スズ触媒の存在下にテレフタル酸を1.6からから2:1のモル量の1,3−プロパンジオールと接触させて、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートモノマーを生成させることおよび前記のモノマーを重合してポリ(トリメチレンテレフタラート)を得ること、を含む。
【0023】
好ましくは、有機スズ触媒は有機スズオキシド触媒である。最も好ましくは、有機スズ触媒は、n−ブチルスズ酸、オクチルスズ酸、ジメチルスズオキシド、ジブチルスズオキシド、ジオクチルスズオキシド、ジフェニルスズオキシド、トリ−n−ブチルスズアセタート、トリ−n−ブチルスズクロリド、トリ−n−ブチルスズフルオリド、トリエチルスズクロリド、トリエチルスズブロミド、トリエチルスズアセタート、トリメチルスズヒドロキシド、トリフェニルスズクロリド、トリフェニルスズブロミド、トリフェニルスズアセタートからなる群から選択される1種または複数の触媒を含む。モノ−n−ブチルスズオキシドが最も好ましい。有機スズ触媒は、好ましくはポリエステルの重量に対して90〜120ppm(スズとして)の量で用いられる。
【0024】
好ましくは、有機チタネート触媒は1種または複数のチタニウムテトラヒドロカルビルオキシド触媒を含む。テトライソプロピルチタネートが最も好ましい。有機チタネート触媒は、好ましくはポリ(トリメチレンテレフタラート)の重量に対して10〜100ppm(チタンとして)の量で用いられる。
【0025】
好ましくは、前記ポリ(トリメチレンテレフタラート)は1モル%より少ないDPGを含む。
【0026】
本発明はまた、前記方法により生成されたポリ(トリメチレンテレフタラート)も対象とする。
【0027】
本発明の別のまたさらなる目的、特徴、および利点は以下の説明でより完全に示されるであろう。
【0028】
(発明の詳細な説明)
本発明は、1,3−プロパンジオール(「PDO」)およびテレフタル酸から、ジ(1,3−プロピレングリコール)(「DPG」)(「ビス(3−ヒドロキシプロピル)エーテル」または「BPE」としてもまた知られている)単位のレベルが低減されたポリ(トリメチレンテレフタラート)を調製する改善された方法に関する。この単位はまた「共重合BPE」とも呼ばれる。ポリ(トリメチレンテレフタラート)ポリマー中でのこの単位の構造は実際には、
−(OCH2CH2CH2OCH2CH2CH2O)−
であるが、本明細書においては便宜的に「DPG」と呼ばれる。
【0029】
最も好ましいポリマーはポリ(トリメチレンテレフタラート)である。ポリ(トリメチレンテレフタラート)のブレンドおよびコポリマーもまた好ましい。本発明のポリマーは、好ましくは約80モル%以上のポリ(トリメチレンテレフタラート)を含む。それは、他のジオールまたはニ塩基酸で製造されたポリエステルで20モル%まで変性されうる。他のジアシッドには、イソフタル酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、セバシン酸、1,12−ドデカン二酸、およびこれらのジカルボン酸のジメチル、ジエチル、またはジプロピルエステルなどのそれらの誘導体が含まれる。他のジオールには、エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,2−プロパンジオール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,2−、1,3−および1,4−シクロヘキサンジメタノール、およびジオールまたはポリオールとアルキレンオキシドの反応生成物でつくられるより長い鎖のジオールおよびポリオールが含まれる。
【0030】
本発明の3GTポリマーのDPGは好ましくは2モル%より少なく、より好ましくは1.6モル%より少なく、また最も好ましくは1モル%より少ない。
【0031】
本発明のポリマーの固有粘度は、0.4〜2.0dl/gの範囲、好ましくは0.6〜2.0dl/gの範囲、また最も好ましくは0.7〜2.0dl/gの範囲にある。
【0032】
本発明の目的を達成するために、3GTポリエステルは反応物の特定の比率を用いて、また特定の(複数の)触媒の存在下に調製される。
【0033】
出発物質のモル比は、PDO:TPAが1.4:1以上、好ましくは1.6:1以上であり、かつ2.2:1以下、好ましくは2:1以下である。2.2:1より大きなモル比で実施すると生成するDPGの量が増加するようになる。好ましくは、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートモノマーは、ポリエステルの重量に対して20〜120ppmの有機スズ触媒(スズとして)を用いて調製される。
【0034】
有機スズ含有化合物は好ましいエステル化触媒である。好ましいスズ化合物の例には、これらに限定されるわけではないが、n−ブチルスズ酸、オクチルスズ酸、ジメチルスズオキシド、ジブチルスズオキシド、ジオクチルスズオキシド、ジフェニルスズオキシド、トリ−n−ブチルスズアセタート、トリ−n−ブチルスズクロリド、トリ−n−ブチルスズフルオリド、トリエチルスズクロリド、トリエチルスズブロミド、トリエチルスズアセタート、トリメチルスズヒドロキシド、トリフェニルスズクロリド、トリフェニルスズブロミド、トリフェニルスズアセタート、またはこれらの2種以上の混合物が含まれる。スズオキシド触媒が好ましい。最も好ましいエステル化触媒はモノ−n−ブチルスズオキシド(n−ブチルスズ酸とも呼ばれる)であり、これはWitco Chemical Company(Greenwich,Conn.)から入手可能である。
【0035】
最終ポリマーへの重縮合は何らかの通常用いられる重縮合触媒の存在下に実施される。好ましいチタン化合物は有機チタネート化合物である。チタニウムテトラヒドロカルビルオキシドは、本明細書でテトラアルキルチタネートとも呼ばれ、容易に入手でき効果的であるという理由で現在最も好ましい有機チタン化合物である。適切なチタニウムテトラヒドロカルビルオキシド化合物の例には、一般式Ti(OR)4により表される化合物が含まれ、ここで各Rは基当たり1から約30個、好ましくは2から約18個、また最も好ましくは2から12個の炭素原子を含むアルキルまたはアリール基から個別に選択され、各Rは同一であるかまたは異なる。ヒドロカルビル基が直鎖または分岐鎖アルキル基である基当たり2から約12個の炭素原子を含むチタニウムテトラヒドロカルビルオキシドが、比較的高価でなく、より容易に入手可能であり、また溶液にしやすいという理由で最も好ましい。適切なチタニウムテトラヒドロカルビルオキシドには、これらに限定はされないが、チタニウムテトラエトキシド、チタニウムテトラプロポキシド、チタニウムテトライソプロポキシド(「テトライソプロピルチタネート」としても知られている)、チタニウムテトラ−n−ブトキシド、チタニウムテトラヘキソキシド、チタニウムテトラ2−エチルヘキソキシド、チタニウムテトラオクトキシド、およびこれらの2種以上の組合わせが含まれる。
【0036】
本発明で用いるのに適するチタニウムテトラヒドロカルビルオキシドは、例えば、四塩化チタンとアルコールをアンモニアなどの塩基の存在下に混合して、チタニウムテトラカルビルオキシドまたはテトラアルキルチタネートを生成させることにより製造することができる。アルコールは通常、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、またはイソブタノールである。こうして製造されたチタニウムテトラヒドロカルビルオキシドは、最初に副生成物である塩化アンモニウムを濾過などの当分野の技術者に知られる何らかの手段により除去した後、反応混合物からチタニウムテトラヒドロカルビルオキシドを蒸留することにより回収できる。この方法は約0から約150℃の範囲の温度で実施することができる。より長いアルキル基をもつチタネートも、C4までのR基をもつチタネートと分子当たり4個より多い炭素原子をもつアルコールとのエステル交換反応により製造することができる。
【0037】
好ましいチタネートは、テトライソプロピルチタネート(TPT)である。テトライソプロピルチタネートは、TYZOR(登録商標)TPTとしてイー・アイ・デュポン・ドゥ・ヌムール・アンド・カンパニー(Wilmington,Delaware,U.S.A.)(「デュポン」)から市販されている。
【0038】
重縮合は、好ましくはポリエステルの重量に対して10〜100ppm(金属チタンとして)のチタネート触媒を用いて実施される。
【0039】
本発明の低DPGポリマーは、好ましくはエステル化触媒としてモノ−n−ブチルスズオキシドを用い、その後で重縮合触媒としてテトライソプロピルチタネートを用いることにより得られる。
【0040】
エステル化反応は通常大気圧で(大気圧を越える圧力を用いることもできるが)175〜250℃の温度で実施される。200〜230℃の温度範囲が好ましい。。
【0041】
重縮合反応は通常減圧下(1.0mmHgより下)に230℃〜280℃の温度で実施される。240〜260℃の温度が好ましい。
【0042】
抗酸化剤、UV安定剤、顔料(例えば、TiO2など)、難燃剤、帯電防止剤、染料、および方法を向上させる化合物など当技術分野で知られる添加剤を本発明で用いることができる。
【0043】
欧州特許1016741、欧州特許1016692および米国特許第5798433号−これらのすべてを参照により本明細書に組み込む−に記載されるようなホスフェートまたはホスフェート生成化合物を使用することは本発明では望ましくない。
【0044】
米国特許第4611049号−参照により本明細書に組み込む−に記載されるような助触媒(有機スルホン酸および脂肪族カルボン酸)を使用することは必要ではなく、本発明ではおそらく望ましくない。
【0045】
米国特許第6043335号−参照により本明細書に組み込む−に記載されるような芳香族有機ホスファイトおよびヒンダードフェノールを使用することはまた必要ではない。
【0046】
本発明のポリエステルは優れた結晶性を有する。低レベルのDPGはより大きな強度をもたらす。これらのポリエステルは当技術分野で記載される多くの最終用途、特にそれらが優れた強度を発揮する繊維および糸で有用である。それらはまたエンジニアリング樹脂、フィルムおよび不織布などに有用である。
【0047】
(実施例)
以下の例は本発明を例示するために与えられるが、限定しようとするものではない。そこでは特に言及がなければ、すべてのパーセンテージ、部などは重量によるものである。
【0048】
ジメチルテレフタラ−トおよびテレフタル酸はデュポンから入手した。テトライソプロピルチタネートもまたデュポン(Tyzor(登録商標)TPT有機チタネート)から入手した。モノ−n−ブチルスズオキシドはWitco Chemical Companyから入手した(商品名:EURECAT 8200)。
【0049】
DPG含有量は、Varian 3400ガスクロマログラフ(水素炎イオン化検出器および注入口から検出器まで全ガラス流路システムを備える)を用いて測定した。ガスクロマトグラフのカラムは、1.83m(長さ、6フィート)×2mm(内径)×6.4mm(0.25インチ)OD(外径)、ガラスで、Carbowax 20Mを80/100メッシュ Supelcoportに10%充填させた。注入口および検出器のカラム部は(フェルールを越えて)充填をしなかった。セプタムはThermogreen、LB−2 Part No.2−0653M スペルコ社(Bellefronte,PA)であった。
【0050】
以下の装置を用いた。
(1)分析用天秤−2グラムを±0.0001gの感度で秤量できる。
(2)還流装置−試料加熱用、Lab Glass Inc.が市販する以下の品目からなる:A.沸騰フラスコ−14/20STジョイントをもつ25ml丸底、B.加熱マントル−Variac自動変圧器付き、およびC.凝縮器−水冷。
(3)皮下注射器、10ml。
(4)注射器−10Ul。
(5)栓(テフロン(登録商標))。
(6)自動ピペット−容量2ml。
(7)ピペット−使い捨て、容量1ml。
(8)注入口ライナー、ガラス。
(9)渦(Vortex)振盪器、Fisher Scientific Co.。
(10)遠心機、容量1.5mlで実験用。
(11)バイアル、2ml、ねじ付き、Varian Part 66−000104−00。
(12)自動サンプラーバイアルキャップ付き、Varian Part 16−00698−00。
【0051】
以下の試薬および材料が用いられた。
1.2−アミノエタノール(エタノールアミンまたは2AE)。
2.2−プロパノール(イソプロパノール)−ACS試薬グレード。
3.ベンジルアルコール(BA)−保証グレード、Fisher Cat.No.A396−500。
4.ジプロピレングリコール(DPG)−Degussa。
5.沸騰石−Boileezer、Fisher Scientific Cat.No.B−365.
【0052】
温浸(digestion)標準0.2%を、(a)4.000g±0.005gのベンジルアルコール(BA)を50mlのビーカーに秤量、(b)これを定量的に2000mlのメスフラスコに移すこと、(c)エタノールアミン(2AE)でフラスコの約3/4を満たして渦を巻かせて混合、(d)エタノールアミン(2AE)で標識まで希釈、(e)2.5cm(1インチ)の攪拌チップを入れよく混合するために1時間攪拌すること、により調製した。使用前に温浸標準0.2%を較正した。
【0053】
1.25%DPG較正保存溶液を、(a)6.25グラムのジプロピレングリコールを100mlのビーカーに秤量、(b)1000mlのビーカーをp−4000上皿自動天秤に乗せ、風袋を差し引くこと、(c)100mlのビーカーからエタノールアミン(2AE)を用いてDPGを洗い流し100mlビーカーから天秤上の1000mlビーカーへDPGを定量的に移すこと、(d)エタノールアミン(2AE)を天秤上の1000mlビーカーに加えて全重量を500.00gとすること、(e)DPGとエタノールアミン(2AE)を含むビーカーをマグネチックスターラの上に置き1時間混合、(f)約1グラムを25mlフラスコに秤量し重さを少数点以下4桁まで記録、(g)正規の試料として流し使用中の保存溶液の結果と比較しそれが使用可能であることを確認すること、(h)混合DPGとエタノールアミン(2AE)溶液を2.0mlのBrinkmann Dispensetteに取り付けられたディスペンセッテボトルに移すこと、および(i)正確に1.00グラムを送るようにBrinkmann Dispensetteを調節すること、により調製した。
【0054】
1.25%の較正作業溶液を、(a)正確に1.00グラムの1.25%DPG較正保存溶液を25mlの反応フラスコに分与し正確に1.000gとなるように秤量すること、(b)1グラムの較正保存溶液を入れたフラスコに2mlの温浸標準を分与すること、(c)10mlの2−プロパノールをDPGおよび温浸標準を入れたフラスコに加えること、(d)テフロン(登録商標)栓でしっかりと閉めフラスコをVortex−Genie振盪器に入れ30秒間振ること、(e)新しい温浸標準がディスペンセッテボトルに加えられた場合新しい溶液をつくること、により調製した。
【0055】
試験体は1±0.1gのポリマーであった。2%を越えるDPGレベルでは比較的少量の試料が用いられた。試験体を小数点以下4桁まで秤量し、次に反応フラスコに移し、3または4個の沸石を加えた。次に、2.00mlの温浸標準を自動ピペットで添加した。
【0056】
反応フラスコに凝縮器を装着し、すりガラスジョイントがしっかりと嵌まっていることを確認し、凝縮器ジャケットに冷水を流した。加熱マントルをフラスコの回りに置き、還流が少ない状態で(2〜3滴/分)フラスコを20±1分加熱した。Varic制御還流率は2〜3滴/分であった。フラスコおよび凝縮器を加熱マントルから取り出した。沸騰が止まるとすぐに、凝縮器の内側を10mlの2−プロパノールで洗浄した。2−プロパノールの最初の部分は振りながらゆっくり加えた。フラスコ内で固体が生成し始めるとすぐに、残りの2−プロパノールをできるだけ早く加えた。凝縮器をフラスコから取りテフロン(登録商標)栓を閉めVortex振盪器で最低15秒振った。温浸フラスコ内の溶液を遠心機チューブに移した。この遠心機チューブを10分間冷凍庫内に置き、次に5分間または固体が分離されるまで遠心機にかけた。遠心機チューブを遠心機から取り出し、使い捨てピペットを用い試料の透明部分を自動試料バイアルに移し蓋をした。
【0057】
ガスクロマトグラフを製造業者の操作マニュアルの指示により、以下の条件を用いて立ち上げた。ガスクロマトグラフの注入口温度は250±50℃の範囲であり、検出器温度は300±50℃の範囲であり、キャリアガス流量はほぼ30ml/分であった。オーブンの温度は5分間190℃で、次に10度/分で210℃に上げ8分間保持した。レンジは10で減衰は2であった。
【0058】
インテグレータパラメータを装置の操作マニュアルに従って設定した。観測されたガスクロマトグラフ曲線は、
1.未同定ピークの報告、無し
2.未同定ピーク因子−0.000000
3.ノイズレベル、可能な値>100の最小に設定
4.試料ID−DPG
5.ブランクベースラインを差し引くこと−無し
6.ピーク拒絶(reject)値−1000
7.信号とノイズの比−5
8.Tangentピーク高さ−10
9.初期ピーク幅−2。
【0059】
クロマトグラフカラムを使用前に調整した。コラムを30℃の温度のクロマトグラフに装着し約15分で平衡状態にした。オーブンの温度を225℃に上げた。レコーダを動かし滑らかな直線が得られるまでスキャンさせた。次にオーブンを初期カラム温度に設定した。
【0060】
その方法を較正するために1.25%標準溶液を用いて手動で較正を実施した。新応答係数を計算するための以下の式を用いて応答係数を最後の2つの標準溶液での測定から計算した。
1.25/(DPG面積カウント/BA面積カウント)=新係数
例えば:
Figure 0004658426
この新スロープ係数をGCに入れて標準試料を流した。
【0061】
ガスクロマトグラフを立ち上げ、較正し調整した後、ほぼ1mlの各試験体または標準を自動サンプラーバイアルへ、各試料に使い捨てピペットを用いて、移した。バイアルをサンプラーに設置し、分析を開始した。試料は自動的に流され%DPGとして計算された。次に、結果を試料の重量で割った。
【0062】
自動的に得られないDPGの計算では、DPG/BA比を各試験体に対して以下の式を用いて0.01単位で計算した。
r=j/h
ここで、r=比の値、j=DPGの積分面積、およびh=BAの積分面積。各試験体のDPGは0.01重量%まで以下の式を用いて計算された。
P=RxF/W
ここで、P=DPG、重量%、R=DPG/BA比、F=スロープ係数およびW=試験体重量。
【0063】
試料はC.V.≦1%DPGであったし、また本方法の範囲は0.5から2重量%DPGであり、DPGが2%より大きかった場合より少量の試料が使用された。
【0064】
極限粘度は、19℃で、Viscotek RTM Model Y−900差圧粘度計を用い、トリフルオロ酢酸/ジクロロメタンが50/50中でポリマーが重量/体積で0.4%の溶液(単位体積の溶液に対するポリマーの重量)を用いて測定された。粘度計は既知の粘度の試料で較正された。
【0065】
(実施例1)
テレフタル酸および1,3プロパンジオールからの、モノ−n−ブチルスズオキシド(Witoco Chemical Company、商品名:EURECAT 8200)(最終ポリマー中でSnを92ppmとして計算した)をエステル化触媒とし、また1,3−プロパンジオール:TPAのモル比を1.6:1とした、ポリ(トリメチレンテレフタラート)の調製。
【0066】
95リットル(25ガロン)のオートクレーブに、1,3−プロパンジオール:TPAのモル比が1.6:1である、50kg(110ポンド)のテレフタル酸、37kg(82.5ポンド)の1,3−プロパンジオール、および10gのモノ−n−ブチルスズオキシドを入れた。温度を210℃に上げ、7時間維持した。生成した水を蒸留により液体凝縮物として除去した。
【0067】
水の発生が止んだ後、得られたモノマー、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートを別のクレーブに移し、13mlのTyzor(登録商標)TPTを加えて、250℃の温度、0.4mmHgの圧力で4時間重合させた。得られたポリ(トリメチレンテレフタラート)樹脂をペレットにした。ポリマーの固有粘度は0.72dl/gでありDPG含有量は1.1モル%であった。
【0068】
(比較例1)
テレフタル酸および1,3−プロパンジオールからの、Tyzor(登録商標)TPTをエステル化触媒として、1,3−プロパンジオール:TPAのモル比を1.8:1とした、ポリ(トリメチレンテレフタラート)の調製。
【0069】
95リットル(25ガロン)のオートクレーブに、1,3−プロパンジオール:TPAのモル比が1.8:1である、50kg(110ポンド)のテレフタル酸、41kg(90ポンド)の1,3−プロパンジオール、および10mlのTyzor(登録商標)TPTを入れた。温度を210℃に上げ、12時間維持した。生成した水を蒸留により液体凝縮物として除去した。
【0070】
水の発生が止んだ後、得られたモノマー、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートを別のクレーブに移し、10mlのTyzor(登録商標)TPTを加えて、250℃の温度、0.3mmHgの圧力で5時間重合させた。得られたポリ(トリメチレンテレフタラート)樹脂をペレットにした。ポリマーの固有粘度は0.76dl/gでありDPG含有量は2.7モル%であった。
【0071】
(実施例2)
テレフタル酸および1,3プロパンジオールからの、モノ−n−ブチルスズオキシド(最終ポリマー中でSnを110ppmとして計算した)をエステル化触媒とし、また1,3−プロパンジオール:TPAのモル比を1.6:1とした、ポリ(トリメチレンテレフタラート)の調製。
【0072】
95リットル(25ガロン)のオートクレーブに、1,3−プロパンジオール:TPAのモル比が1.6:1である、50kg(110ポンド)のテレフタル酸、37kg(82.5ポンド)の1,3−プロパンジオール、および12gのモノ−n−ブチルスズオキシドを入れた。温度を210℃に上げ、6時間30分維持した。生成した水を蒸留により液体凝縮物として除去した。
【0073】
水の発生が止んだ後、得られたモノマー、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートを別のクレーブに移し、13mlのTyzor(登録商標)TPTを加えて、250℃の温度、0.8mmHgの圧力で3時間25分重合させた。得られたポリ(トリメチレンテレフタラート)樹脂をペレットにした。ポリマーの固有粘度は0.72dl/gでありDPG含有量は0.64モル%であった。
【0074】
(実施例3)
テレフタル酸および1,3プロパンジオールからの、モノ−n−ブチルスズオキシド(最終ポリマー中でSnを95ppmとして計算した)をエステル化触媒とし、また1,3−プロパンジオール:TPAのモル比を1.6:1とした、ポリ(トリメチレンテレフタラート)の調製。
【0075】
生産規模のオートクレーブに、1,3−プロパンジオール:TPAのモル比が1.6:1である、3360kgのテレフタル酸、2475kgの1,3−プロパンジオール、および0.7kgのモノ−n−ブチルスズオキシドを入れた。温度を210℃に上げ、10時間10分維持した。生成した水を蒸留により液体凝縮物として除去した。
【0076】
水の発生が止んだ後、得られたモノマー、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートを別のクレーブに移し、1.6kgのTyzor(登録商標)TPTを加えて、250℃の温度で6時間重合させた。得られたポリ(トリメチレンテレフタラート)樹脂をペレットにした。ポリマーの固有粘度は0.62dl/gでありDPG含有量は0.65モル%であった。
【0077】
(実施例4)
テレフタル酸および1,3プロパンジオールからの、モノ−n−ブチルスズオキシド(最終ポリマー中でSnを95ppmとして計算した)をエステル化触媒とし、また1,3−プロパンジオール:TPAのモル比を2:1とした、ポリ(トリメチレンテレフタラート)の調製。
【0078】
生産規模のオートクレーブに、1,3−プロパンジオール:TPAのモル比が2:1である、3360kgのテレフタル酸、3095kgの1,3−プロパンジオール、および0.7kgのモノ−n−ブチルスズオキシドを入れた。温度を220℃に上げ、11時間50分維持した。生成した水を蒸留により液体凝縮物として除去した。
【0079】
水の発生が止んだ後、得られたモノマー、ビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートを別のクレーブに移し、0.8kgのTyzor(登録商標)TPTを加えて重合させた。得られたポリ(トリメチレンテレフタラート)樹脂をペレットにした。ポリマーの固有粘度は0.60dl/gでありDPG含有量は1.55モル%であった。
【0080】
【表1】
Figure 0004658426
【0081】
比較例1に対する実施例1に例示されるように、TPA系3GTポリマー方法で用いられるエステル化触媒のタイプは、DPGの生成に大きな影響をもつ。モノ−n−ブチルスズオキシドをTPA/3Gエステル化触媒として用いることは、Tyzor(登録商標)TPTをエステル化触媒として用いるのに比べて、3GTポリマー中のDPGレベルをかなり少なくすることができる。DMTエステル交換反応の好ましい触媒はTPAエステル化方法の好ましい触媒ではないということに注意すべきである。
【0082】
実施例4に対する実施例3に例示されるように、エステル化反応中のPDO/TPAのモル比は、DPGの生成に関する重要な変数である。より大きいモル比PDO/TPAで最終ポリマー中のDPGの量はより大きくなる。
【0083】
本発明の実施形態の前記の開示は例示および説明のためになされた。すべてを開示するとかあるいは開示されたその形態に本発明を限定しようとするものではない。本明細書に記載された実施形態の多くの変形形態および修正は、前記の開示に照らして当分野の技術者には明かであろう。本発明の範囲はここに添付の特許請求の範囲、およびその相当物によってのみ定められる。

Claims (5)

  1. 1.6モル%より少ないジ(1,3−プロピレングリコール)を含むポリ(トリメチレンテレフタラート)の調製方法であって、
    (a)モル量で1,3−プロパンジオール:テレフタル酸が1.6:1から2:1であるテレフタル酸と1,3−プロパンジオールを、n−ブチルスズ酸、オクチルスズ酸、ジメチルスズオキシド、ジブチルスズオキシド、ジオクチルスズオキシド、ジフェニルスズオキシド、トリ−n−ブチルスズアセタート、トリ−n−ブチルスズクロリド、トリ−n−ブチルスズフルオリド、トリエチルスズクロリド、トリエチルスズブロミド、トリエチルスズアセタート、トリメチルスズヒドロキシド、トリフェニルスズクロリド、トリフェニルスズブロミド、トリフェニルスズアセタートからなる群から選択される1種または複数の触媒を含む有機スズオキシド触媒それ自体と接触させてビス(3−ヒドロキシプロピル)テレフタラートモノマーを生成させること、および
    (b)前記のモノマーを重縮合触媒の存在下に重合させてポリ(トリメチレンテレフタラート)を得ること、
    を含むことを特徴とする方法。
  2. 前記の接触が、ポリ(トリメチレンテレフタラート)の重量に対して90から120ppm(スズとして)の有機スズオキシド触媒の存在下に実施されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 有機スズオキシド触媒がモノ−n−ブチルスズオキシド触媒であることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. 重縮合触媒が有機チタネート重縮合触媒であることを特徴とする前記1から3の請求項のいずれかに記載の方法。
  5. 有機チタネート触媒がテトライソプロピルチタネートであることを特徴とする請求項4に記載の方法。
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