JP4658305B2 - 脱臭剤 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は脱臭剤に関し、さらに詳細には基剤であるゲル中の菌やかびの発生を抑制することができる脱臭剤に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、トイレ、部屋、冷蔵庫、車の中などで発生する悪臭を除去するための消臭剤や脱臭剤は数多く提案されている。これらのうち、脱臭剤としては、活性炭やゼオライトのような物理的な吸着性能を有する粒状物を、通気性を有する袋に収納して、粒状物に悪臭成分を吸着させて除去するタイプのものが一般的に知られている。
【0003】
しかしながら、このような脱臭剤は脱臭効果は優れているものの、脱臭剤の寿命、すなわち脱臭剤の終了時期がわからないため、脱臭剤の取り替え時期を忘れてしまうという問題があった。
【0004】
このような問題を解決するものとして、本出願人は、先に「吸着剤をゲル中に分散してなる脱臭剤(以下「ゲル状脱臭剤」とよぶ。)を開発し特許出願した(特願平11−270262号)。このものは高い脱臭効力と終了時期のわかりやすさから非常に使い勝手のよいものであったが、使用環境によってはゲル状脱臭剤自身に菌やかびが発生するという問題点があった。この問題は、美観を損なうのはもちろんのこと、菌やかびの作用によりゲルが破壊され、離水が生じてしまって商品性能を損なうため、実質的にも大きなものとなっていた。
【0005】
一方、これまでにも、ゲル状の芳香剤、消臭剤等のゲル製剤が数多く提案されているが、これらも菌やかびが発生するという問題が知られていた。それを解決する手段として、通常、パラベンや安息香酸ナトリウムなどの抗菌・防かび剤をゲル中に配合することが行われていた。
【0006】
しかしながら、従来のゲル状の芳香剤や消臭剤に用いられていたこれらの抗菌・防かび剤をゲル状脱臭剤に配合しても、まったく効果が認められなかった。この理由はパラべンや安息香酸ナトリウムなどの抗菌・防かび剤がゲル状脱臭剤中に分散されている吸着剤に吸着されてしまうためと推測されていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、ゲル状脱臭剤では、他のゲル製剤で採用されている抗菌・防かび方法を使用することができず、別の方法で菌やかびの発生を抑えることが必要であり、ゲル状脱臭剤の菌やかびの発生を抑えるための技術開発が求められていた。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、菌やかびの発生を抑制しうるゲル状脱臭剤の処方について種々検討していたところ、ある特定の化合物を配合してゲル状脱臭剤を製造することによって、ゲル中に分散された吸着剤の影響をほとんど受けずに抗菌・防かび作用を奏し、有効にゲル中の菌やかびの発生を抑制しうることを見いだし、本発明を完成させた。
【0009】
すなわち本発明は、吸着剤をゲル中に分散してなる脱臭剤において、抗菌・防かび剤として下記一般式(1)で表される化合物またはそのエステルから選ばれる1種または2種以上を含有することを特徴とする脱臭剤を提供するものである。
【化2】
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の脱臭剤において、抗菌・防かび剤として用いられる化合物またはそのエステルは、以下の(1)式で表されるものである。
【0011】
【化3】
【0012】
この化合物としては、具体的には、3−メトキシ−1−ブタノール、1−メトキシ−2−ブタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチル−ブチルアセテートなどが挙げられる。これらは、通常家庭用・業務用のクリーナーや、塗料の溶剤等に使用されている化合物であり、このうち3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールおよび3−メトキシ−3−メチル−ブチルアセテートは、(株)クラレから、それぞれ「ソルフィット」および「ソルフィットAC」の名前で市販されているものである。
【0013】
上記の一般式(1)で表される化合物またはそのエステル(以下、「抗菌・防かび剤(1)」という)は、他の抗菌・防かび剤とは異なり、常温で0.5mmHg(約66.5Pa)程度の蒸気圧を有するので、適度な揮散性を有し、使用後に残査として残らないという利点も有する。また、これらの1種を用いてもよく2種以上を混合して用いても構わない。
【0014】
上記した抗菌・防かび剤(1)の脱臭剤全体に対する配合量は、使用する抗菌・防かび剤(1)の活性の程度、ゲルを構成するゲル化剤の種類、ゲル中の吸着剤の種類及び量、あるいは他の添加成分の種類及び量等に影響されるので、実際の製剤について実験的に決定されるべきであるが、一般的にはゲル状脱臭剤中、1〜20質量%(以下、単に「%」とする)程度配合すれば十分である。
【0015】
本発明の脱臭剤には、配合する抗菌・防かび剤(1)の種類によって抗菌スペクトルが異なるため、これらに加えて、他の抗菌・防かび剤(以下「他種抗菌・防かび剤」とする)を配合することが好ましい。
【0016】
この他種抗菌・防かび剤としては、銀担持リン酸ジルコニウムなどの金属含有抗菌・防かび剤や、1,3−ジメチロール−5,5−ジメチルヒダントイン、1−メチロール−5,5−ジメチルヒダントイン、3−メチロール−5,5−ジメチルヒダントイン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、ヘキサメチレンテトラミン、1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド、2−クロロアセトアミド等が例示され、これらの1種又は2種以上を含有せしめることが好ましい。また、これらの配合量、混合比も実験的に最適な範囲を定めることができる。
【0017】
本発明の脱臭剤は、上記の抗菌・防かび剤および必要により他種抗菌・防かび剤を添加する以外は、従来公知のゲル状脱臭剤の製造方法により製造することができる。すなわち、まず粉状体である吸着剤、ゲル化剤と、上記の抗菌・防かび剤および必要により他種抗菌・防かび剤を、さらに必要により適当な分散剤によって混合・分散させ、次いでこれに水を加え加熱、攪拌することによって均一な溶液とし、最後にこの溶液を容器に注ぎ、冷却することにより製造することができる。
【0018】
ここで使用される吸着剤としては、従来公知の活性炭、備長炭などの炭、ゼオライト、シリカゲル、複合吸着剤等を用いることができるが、脱臭効果及び価格の点からは、活性炭を用いることが好ましい。
【0019】
一方、ゲル化剤としては、カラギーナン、ジェランガム、寒天、ゼラチン、グアーガム、ペクチン、ローカストビーンガム、キサンタンガム、アルギン酸ソーダ、セルロース誘導体など従来公知のものが使用でき、脱臭効果及び価格の面から、カラギーナンが好ましい。
【0020】
また、本発明の脱臭剤組成物の製造にあたっては、分散剤を用いることもできる。該分散剤の例としてはプロピレングリコール、エチレングリコール等のグリコール類、エタノール、プロパノール等のアルコール類を挙げることができる。なお、本発明の抗菌・防かび剤(1)のうち、例えば3−メトキシ−1−ブタノール、1−メトキシ−2−ブタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノールや3−メトキシ−3−メチル−ブチルアセテートは分散剤としての効果も有するので、その場合はこれら成分は分散剤兼抗菌・防かび剤としての作用を果たす。
【0021】
さらに本発明の脱臭剤には、ゲル形成に影響を与えない程度に各種添加剤を加えることができる。添加剤としては、例えばゲル強化剤としての塩化ナトリウム等のアルカリ金属塩や、塩化カルシウム等のアルカリ土類金属塩が挙げられる。また、防腐剤、紫外線吸収剤、有機酸、色素、香料、他の植物抽出物等の消臭成分を添加することもできる。
【0022】
以上のようにして得られた本発明の脱臭剤は、特に限定されるものではないが、例えば、居間用、寝室用、台所用などの室内用、玄関用、トイレ用、下駄箱用、押し入れ用、車中用、冷蔵庫用等の用途に使用することができる。
【0023】
【作用】
本発明の脱臭剤において、抗菌・防かび剤(1)が、ゲル状脱臭剤中で抗菌・防かび効果を奏することができるのは、抗菌・防かび剤(1)がゲル中の吸着剤に吸着されないか、あるいは、吸着されても有効な抗菌・防かび成分をゲル中に放出しているためと考えられる。
【0024】
【実施例】
次に実施例および試験例を挙げ、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。
【0025】
実施例1
ゲル化剤としてカラギーナン2.5gをプロピレングリコール5.0 gに分散させて分散物を得た。この分散物を、吸着剤として活性炭(平均300メッシュ以上)2.0gを、抗菌・防かび剤である3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール5.0gに分散させた分散物と混合・攪拌した。この混合物を、水85.0gにゲル強化剤として塩化ナトリウム0.5gを溶解した溶液に加え、混合した後、80℃に加熱・攪拌した。これをカップに注ぎ、冷却固化して本発明品1のゲル状脱臭剤を得た。
【0026】
実施例2
ゲル化剤としてカラギーナン2.5gをプロピレングリコール5.0 gに分散させて分散物を得た。この分散物を、吸着剤として活性炭(平均300メッシュ以上)2.0 gを、抗菌・防かび剤である3−メトキシ−1−ブタノール5.0gに分散させた分散物と混合・攪拌した。この混合物を、水85.0gにゲル強化剤として塩化ナトリウム0.5gを溶解した溶液に加え、混合した後、80℃に加熱・攪拌した。これをカップに注ぎ、冷却固化して本発明品2のゲル状脱臭剤を得た。
【0027】
実施例3
ゲル化剤としてカラギーナン2.5gをプロピレングリコール5.0gに分散させて分散物を得た。この分散物を、吸着剤として活性炭(平均300メッシュ以上)2.0gを、抗菌・防かび剤である1−メトキシ−2−ブタノール5.0gに分散させた分散液と混合・攪拌した。この混合物を、水85.0gにゲル強化剤として塩化ナトリウム0.5gを溶解した溶液に加え、混合した後、80℃に加熱・攪拌した。これをカップに注ぎ、冷却固化して本発明品3のゲル状脱臭剤を得た。
【0028】
実施例4
ゲル化剤としてカラギーナン2.5gをプロピレングリコール5.0gに分散させて分散物を得た。この分散物を、吸着剤として活性炭(平均300メッシュ以上)2.0gを、抗菌・防かび剤である1−メトキシ−2−プロパノール10.0gに分散させた分散液と混合・攪拌した。この混合物を水80.0gにゲル強化剤として塩化ナトリウム0.5gを溶解した溶液に加え、混合した後、80℃に加熱・攪拌した。これをカップに注ぎ、冷却固化して本発明品4のゲル状脱臭剤を得た。
【0029】
実施例5
ゲル化剤としてカラギーナン2.5gをプロピレングリコール5.0gに分散させて分散物を得た。この分散物を、吸着剤として活性炭(平均300メッシュ以上)2.0gを、抗菌・防かび剤である3−メトキシ−3−メチル−ブチルアセテート5.0gに分散させた分散物と混合・攪拌した。この混合物を水85.0gにゲル強化剤として塩化ナトリウム0.5gを溶解した溶液に加え、混合した後、80℃に加熱・攪拌した。これをカップに注ぎ、冷却固化して本発明品5のゲル状脱臭剤を得た。
【0030】
実施例6
ゲル化剤としてカラギーナン2.5gをプロピレングリコール5.0gに分散させて分散物を得た。この分散物を、吸着剤として活性炭(平均300メッシュ以上)2.0gを、抗菌・防かび剤兼分散剤として3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール8.0gを分散させた分散物と混合・攪拌した。この混合物を水82.0gにゲル強化剤として塩化ナトリウム0.5gを溶解した溶液に加え、混合した後、80℃に加熱・攪拌した。これをカップに注ぎ、冷却固化して本発明品6のゲル状脱臭剤を得た。
【0031】
実施例7
ゲル化剤としてジェランガム1.0gをプロピレングリコール5.0gに分散させて分散物を得た。この分散物を、吸着剤として活性炭(平均300メッシュ以上)2.0gを、抗菌・防かび剤として3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール5.0gおよび分散剤としてエタノール5.0gに分散させた分散物と混合・攪拌した。この混合物を水81.0gに加え混合した後、80℃に加熱・攪拌し、ゲル強化剤として5%塩化カルシウム水溶液を1.0g加え更に混合した。これをカップに注ぎ、冷却固化して本発明品7のゲル状脱臭剤を得た。
【0032】
実施例8
ゲル化剤としてカラギーナン2.5gをプロピレングリコール5.0gに分散させて分散物を得た。この分散物を、吸着剤として活性炭(平均300メッシュ以上)2.0gおよび抗菌・防かび剤として銀担持リン酸ジルコニウム(商品名「ノバロンAG−100」:東亞合成(株)製)0.5gを、抗菌・防かび剤兼分散剤として3−メトキシ−1−メチルブタノール5.0gに分散させた分散物と混合・攪拌した。この混合物を水84.5gにゲル強化剤として塩化ナトリウム0.5gを溶解した溶液に加え、混合した後、80℃に加熱・攪拌した。これをカップに注ぎ、冷却固化して本発明品8のゲル状脱臭剤を得た。
【0033】
試験例1
防かび効果の確認試験:
実施例1〜8で得た本発明品1〜8について防かび効果の確認試験を実施した。なお、比較品として、実施例1の抗菌・防かび剤を加えなかったものを比較品1、実施例1の抗菌・防かび剤に代えてメチルパラベン(みどり化学(株)製)0.5gを加えて製造したものを比較品2、同じく抗菌・防かび剤に代えて安息香酸ナトリウム(ナカライテスク(株)製)を0.5g加えて製造したものを比較品3とした。これらを、以下の評価手順、評価基準により防かび効果の確認を行った。この結果を表2に示す。
【0034】
(評価手順)
直径9cmのシャーレに本発明品1〜8および比較品1〜3のゲル状脱臭剤をそれぞれ15mlづつ注ぎ、冷却固化させた。次に固化したゲルの表側に、105〜106個/mlに調製した表1のかびの懸濁液を0.05ml塗布し、25℃の恒温室内で7日間培養した後、肉眼でかびの発育を観察した。
【0035】
( 試験かび )
【表1】
【0036】
( 評価基準 )
判 定 基準
− : かびの発育が認められない
± : ごくわずかにかびの発育が認められる
+ : かびの発育が認められる
【0037】
( 結 果 )
【表2】
【0038】
この結果から明らかなように、本発明品ではいずれもかびの発生を完全に防ぐことができた。
【0039】
試験例2
抗菌効果の確認試験:
本発明品1〜8及び比較品1〜3を以下の評価手順及び評価基準により抗菌効果の確認試験を実施した。
【0040】
(評価手順)
直径9cmのシャーレに本発明品1〜8および比較品1〜3のゲル状脱臭剤をそれぞれ15mlづつ注ぎ、冷却固化させた。次に固化したゲルの表側に、普通ブイヨン培地で105〜106個/mlに調製した表3の試験細菌液を0.05ml塗布し、37℃の恒温室内で48時間培養して、発育状態を観察した。
【0041】
( 試験細菌 )
【表3】
【0042】
( 評価基準 )
判 定 基準
− : 菌の発育が認められない。
± : ごくわずかに菌の発育が認められる。
+ : 菌の発育が認められる。
【0043】
( 結 果 )
【表4】
【0044】
この結果から明らかなように、本発明品ではいずれも菌の発生を完全に防ぐことができた。
【0045】
試験例3
脱臭試験:
本発明品1〜8について、以下に示す試験方法により脱臭試験を実施した。結果を表5に示す。
【0046】
( 試験方法 )
実施例1〜8で作成した本発明品1〜8をそれぞれ2cm角の立方体にカットし、これを試料とした。この試料1個を2リットルのデシケーターに入れ、悪臭ガスとしてアンモニアおよび硫化水素をそれぞれ注入した。悪臭ガス注入後の濃度(初期濃度:A(ppm))と180分後の濃度(B(ppm))を検知管を用いて測定し、下記(X)式を用いて消臭率(%)を算出した。
【0047】
【数1】
ここで、
A: 初期濃度(ppm)
B: 180分後の濃度(ppm)
【0048】
(結果)
【表5】
【0049】
この結果からも明らかなように、抗菌・防かび剤を配合した本発明のゲル状脱臭剤において、抗菌・防かび剤の影響による脱臭効果の低下は認められなかった。
【0050】
【発明の効果】
本発明の脱臭剤は、ゲル中に菌やかびの生えることがないものであり、しかも抗菌・防かび剤の添加による脱臭作用の低下も認められないものであった。
従って、本発明の脱臭剤は、菌やかびの生えることのないゲル状脱臭剤として広い分野に利用しうるものである。
以 上
Claims (4)
- 吸着剤をゲル中に分散してなる脱臭剤において、抗菌・防かび剤として、3−メトキシ−1−ブタノール、1−メトキシ−2−ブタノール、1−メトキシ−2−プロパノール、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、3−メトキシ−3−メチル−ブチルアセテートから選ばれる化合物の1種または2種以上を含有することを特徴とする脱臭剤。
- さらに他の抗菌・防かび剤として、金属含有抗菌・防かび剤、1,3−ジメチロール−5,5−ジメチルヒダントイン、1−メチロール−5,5−ジメチルヒダントイン、3−メチロール−5,5−ジメチルヒダントイン、2−ブロモ−2−ニトロプロパン−1,3−ジオール、へキサメチレンテトラミン、1−(3−クロロアリル)−3,5,7−トリアザ−1−アゾニアアダマンタンクロリド、2−クロロアセトアミドからなる群から選ばれる化合物の1種または2種以上を含有する請求項第1項記載の脱臭剤。
- 吸着剤が、活性炭、ゼオライト又はシリカゲルから選ばれる1種または2種以上を含有する請求項第1項または第2項記載の脱臭剤。
- ゲルを形成するゲル化剤が、カラギーナン、ジェランガム、寒天、ゼラチン、グアーガム、ペクチン、ローカストビーンガム、キサンタンガム、アルギン酸ソーダ又はセルロース誘導体から選ばれる1種または2種以上である請求項第1項乃至第3項のいずれかの項記載の脱臭剤。
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