JP4723098B2 - ゲル状脱臭剤およびその製造方法 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゲル状脱臭剤に関し、更に詳細には、寒冷地や冷凍庫等の低温保管庫内で使用しても凍結することのないゲル状脱臭剤およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、トイレ、部屋、冷蔵庫、車内などの悪臭を除去する脱臭剤や消臭剤、あるいは空間に芳香を付与する芳香剤は数多く提案されており、特に消臭剤や脱臭剤について近年消費者のニーズは拡大してきている。
【0003】
これら消臭剤や脱臭剤としては、例えば、活性炭やゼオライトのような物理吸着能を有する粒状物を通気性の袋や容器に収納し、悪臭成分を吸着して除去するタイプの脱臭剤が知られている(以下「吸着脱臭剤」という)。この吸着脱臭剤は脱臭作用は優れているものの、脱臭剤の寿命、すなわち脱臭作用の終点がわからず、脱臭剤の取り替えの時期を忘れてしまうという問題があった。また、このタイプの脱臭剤は粒状物であるため、形態が制限され、外観上の美観という点では決して見栄えの良いものではなかった。
【0004】
一方、香料や、植物抽出液のような悪臭成分と化学反応する成分を用い、これらの作用により消臭する消臭剤が知られている。このうち、ゲル化剤を用いてゲル化させた剤型であるゲル状芳香剤やゲル状消臭剤は、薬剤の揮散に伴いゲルが収縮し、効力の終点がわかりやすいという利点がある。
【0005】
本出願人は先に、吸着脱臭剤の優れた脱臭効果とゲル状消臭剤の終点表示機能を備えたものとして、複合吸着剤をゲル中に分散させたゲル状脱臭剤や、活性炭等の吸着剤をゲル中に分散させたゲル状脱臭剤(以下「ゲル状脱臭剤」という)を開発し出願した(特開平9−187493号および特開平11−270262号)。これらのゲル状脱臭剤は、下駄箱やトイレ、冷蔵庫内では優れた脱臭効果と終点表示機能を発揮するものである。
【0006】
しかし、一般にゲル状製剤は、ゲルの溶媒として主として水を使用し、これがゲル中に残存しているため、冷凍庫のような氷点下の状況で使用した場合には、ゲルが凍ってしまい、消臭・脱臭効果や終点表示効果が発揮されなくなってしまうという問題点を有しており、この問題は上記ゲル状脱臭剤でも生じていた。
【0007】
このようなゲル凍結の問題を解決するための手段としては、エタノール等の低級アルコールを使用することができ、そのゲル化剤として、ジベンジリデン−D−ソルビトールを使用したゲル状芳香剤が提案されている(特開昭60−41967号)。しかし、このジベンジリデン−D−ソルビトールは常温でのエタノールに対する溶解度が低く、ゲルを製造するためにはエタノールの沸点である80℃付近まで加熱し、ジベンジリデン−D−ソルビトールを溶解させる必要がある。その結果、大量のエタノールが揮発し、工場での製造には引火、爆発などの危険が伴っていた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って本発明は、寒冷地や冷凍庫等の低温保管庫などの低温の環境においても凍結することなく優れた脱臭効果及び終点表示効果を示し、しかも常温で安全に製造できるゲル状脱臭剤を提供することをその課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意研究を行ったところ、特定のゲル化剤は、極性溶媒若しくはこれと水の混合溶媒により、常温でゲル化でき、しかも得られたゲルは、極めて凍結しにくいものであることを見いだし、本発明を完成した。
【0010】
すなわち本発明は、ヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤、極性溶媒若しくはこれと水の混合溶媒および吸着剤を含有することを特徴とするゲル状脱臭剤を提供するものである。
【0011】
また本発明は、吸着剤およびヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤を極性溶媒若しくはこれと水の混合溶媒に分散させた後、これをゲル化させるゲル状脱臭剤の製造方法を提供するものである。
【0012】
更に本発明は、ヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤を極性溶媒に分散した第一液と、吸着剤を極性溶媒と水の混合溶媒に分散した第二液とを調製し、この第一液と第二液を混合させた後ゲル化させるゲル状脱臭剤の製造方法を提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明において用いられるヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤は、従来の多糖類系ゲル化剤中に存在する水酸基をアルキレンオキサイドを用いてヒドロキシアルキルエーテル化したものである。
【0014】
このヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤としては、公知の多糖類系ゲル化剤中の水酸基が、糖単位あたり0.5個以上、好ましくは1.0個以上ヒドロキシアルキルエーテル化されたものを用いることが好ましい。水酸基のヒドロキシアルキルエーテル化が糖単位当たり0.5個以下では、極性溶媒に対する膨潤性が低く、強固なゲルが製造できない場合がある。このヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲルは、例えば、多糖類に好ましくはアルカリ存在下でアルキレンオキサイドを反応させることにより得ることができ、また、ヒドロキシアルキルエーテル化の程度は、反応させるアルキレンオキサイドの添加量により調整できる。
【0015】
上記のヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤の具体的な例としては、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル化グアーガム等が挙げられる。
【0016】
これらのうち、ヒドロキシエチルセルロースは、より具体的には、アルカリセルロースにエチレンオキサイドまたはエチレンクロロヒドリンを作用させることにより製造されるものであり、市販品としては、SPシリーズおよびSEシリーズ(いずれもダイセル化学工業(株)製)が挙げられる。また、ヒドロキシプロピルセルロースは、アルカリセルロースにプロピレンオキサイドを作用させることにより製造されるものであり、市販品としては、HPCシリーズ(HPC−M、HPC−H、HPC−L;日本曹達(株)製)が、エチルヒドロキシエチルセルロースは、アルカリセルロースにエチレンオキサイドと塩化エチルを作用させることにより製造されるものであり、米国ハーキュレース社から市販されている。更に、ヒドロキシプロピル化グアーガムは、グアーガムにアルカリ存在下でプロピレンオキサイドを反応させたもので、市販品としては、JAGUAR HPシリーズ(ローディア社製)等が挙げられる。
【0017】
また、本発明で用いる極性溶媒としては、アルコール系溶媒、グリコールエーテル系溶媒等の親水性の溶媒を用いることができ、これらの内でもアルコール系溶媒、特にメタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール等の低級アルコール系溶媒や、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール、3−メトキシ−1−ブタノール、プロピレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル等のグリコールエーテル系溶媒が、蒸気圧、安全性、融点、ゲルの強度、溶媒臭が少ない等の点から好適に用いられる。
【0018】
これらの極性溶媒は、単独で使用しても良いが、適度な粘度を持たせるために水を加え、極性溶媒と水の混合溶媒とすることが好ましい。
【0019】
一方、本発明のゲル状脱臭剤に用いる吸着剤としては、活性炭、備長炭、竹炭等の炭や、シリカゲル、ゼオライト、アルミノケイ酸塩、酸化亜鉛、リン酸ジルコニウム、トリポリリン酸アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化チタン、酸化ジルコニウム等従来公知の吸着剤を単独でまたは2種以上混合して用いることができる。これらの内活性炭、備長炭、竹炭等の炭やアルミノケイ酸塩が脱臭効果やコストの点から好ましい。
【0020】
また、本発明のゲル状脱臭剤には、必ずしも必須ではないが、pH調整剤を加えることが好ましい。このpH調整剤は、ヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤を含有する溶液のpHを調節することにより、適度な粘弾性を有するゲルを製造する作用を有するものである。このpH調整剤は、従来公知の酸やアルカリなどのpHを調整できるものであれば使用できるが、その好ましい例としては、クエン酸、リンゴ酸等の有機酸、クエン酸ナトリウム等の有機酸塩を挙げることができる。
【0021】
このpH調整剤は、pHを調整することにより、均一なゲルを形成せしめるものである。例えば、ヒドロキシプロピル化グアーガムをゲル化剤として用いてゲルを形成せしめる場合、その好ましいpHの範囲は5〜11、より好ましくは8〜10であり、pHが11より大きい場合はゲル化剤とアルコールが分離してしまい均一なゲルが製造できない場合がある。そして、pH調整剤を配合しない場合、ヒドロキシプロピル化グアーガムを含有する組成物のpHは12程度になる場合があるため、均一なゲルを形成するためにpH調整剤を使用するのである。なお、pHが5より小さい場合では流動性のゲルになってしまうこともある。
【0022】
本発明のゲル状脱臭剤の製造にあたっての各成分の配合量は、特に制約されるものではないが、ヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤は0.1〜30%程度、好ましくは1〜20%、更に好ましくは、5〜15%である。また、極性溶媒の配合量は40〜99%程度、好ましくは60〜90%であり、水の配合量は0〜20%程度、好ましくは5〜15%であり、吸着剤の配合量は0.1〜10%程度、好ましくは1〜5%である。ヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤の配合量が0.1%より少ない場合は、強固なゲルを製造することが困難であり、また、30%より多い場合は揮散終了後の残渣が多く、終点の判別が困難になるとともに、コスト高となる。なお、pH調整剤は、上記したようなpHの範囲になるよう適宜加えればよい。
【0023】
更に本発明のゲル状脱臭剤には、従来公知の各種添加剤を任意成分として加えることができる。この任意成分の例としては、界面活性剤、分散剤、引火点上昇剤、不凍剤、防腐剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、有機酸塩、色素、香料、他の植物抽出物等の消臭剤成分などを挙げることができる。
【0024】
本発明のゲル状脱臭剤は、上記した成分を用い、公知の方法によって製造することができるが、具体的な製造方法の一例としては、次の方法が挙げられる。すなわち、吸着剤およびヒドロキシアルキルエーテル化多糖類系ゲル化剤を極性溶媒と水の混合溶媒に分散させた後、攪拌する。この分散液を容器に充填し、pH調整剤を加えて攪拌し、静置することにより本発明のゲル状脱臭剤を得ることができる。なお、pH調整剤をあらかじめ加えると攪拌中にゲル化が始まってしまい充填しにくくなってしまうので好ましくない。
【0025】
また、より好ましい製造方法としてはゲル化剤を適当量の極性溶媒に分散した液(第一液)と吸着剤、pH調整剤および分散剤を極性溶媒と水の混合溶媒に分散させた液(第二液)を図1に示すような装置を用い、それぞれシリンダーから流出させ、スタティックミキサーで第一液と第二液を混合後、充填ノズルで容器に充填する方法が挙げられる。
【0026】
以上のようにして得られる、本発明のゲル状脱臭剤は、水を溶媒とした従来のゲル製剤と異なり、極低温、例えば−25℃程度の温度では凍結しないものである。
【0027】
従って、通常の条件、すなわちゲル状脱臭剤が凍結しない、冷蔵庫や食器棚、下駄箱、トイレ等に使用することができることは勿論であるが、特に、寒冷地や冷凍庫等低温保管庫等の極低温になる環境下において凍結することなく、脱臭効果および終点表示機能を発揮させることができる。
【0028】
【実施例】
以下、実施例および試験例を挙げ、本発明を更に詳細に説明するが、これら実施例等は何ら本発明を制約するものではない。
【0029】
実 施 例 1
ゲル状脱臭剤(1):
表1に示す組成および下記の製法により、ゲル状脱臭剤を作成した。
【0030】
( 組 成 )
【表1】
Figure 0004723098
【0031】
( 製 法 )
ゲル化剤を極性溶媒に分散させた第一液と、吸着剤およびpH調整剤を、極性溶媒と水の混合溶媒に分散させた第二液を、図1に示す装置のそれぞれの容器に入れ、これをシリンダから流下させ、スタティックミキサーで混合して容器に充填し、ゲル状脱臭剤を得た。
【0032】
比 較 例 1
比較ゲル状脱臭剤:
吸着剤である粉状活性炭(平均メッシュ300)2.0gと、ゲル化剤であるカラギーナン2.5gを、エチレングリコール5.0gを用いて分散させた。該分散液に水90gを加えた後、80℃に加熱し、攪拌しながら、ゲル強化剤として塩化ナトリウム0.5gを加えた。十分に攪拌後カップ上の成形容器に注ぎ、室温まで冷却してゲル状脱臭剤(比較品1)を得た。
【0033】
試 験 例 1
性 能 試 験 :
実施例1で作成した本発明品1〜5と、比較例1で作成した比較品1について、それらの耐凍結性、脱臭力および使用終点が判別できるかを試験した。この結果を表2に示す。
【0034】
( 耐凍結性試験 )
各試料を冷凍庫内(−18℃)に5時間放置し、凍結の状態を目視にて確認した。
【0035】
( 脱臭力試験 )
各試料を10gを3リットルのデシケーター内に入れた。この状態で、冷凍庫内(−18℃)に5時間放置した後、デシケーター内に悪臭ガスとしてアンモニアと硫化水素をそれぞれ注入した。悪臭ガス注入直後の濃度(初期濃度)と1時間後及び2時間後の濃度を検知管を用いて測定し、下記の式を用いて消臭率を算出した。
【0036】
【式1】
Figure 0004723098
【0037】
( 終点判別試験 )
各試料を冷凍庫内(−18℃)に6ケ月間放置し、その時点での状況を目視により観察し、下記の基準で評価した。
【0038】
評 価 : 状 況
○ ゲルが収縮して終点を確認できる。
× ゲルの収縮がほとんどなく、終点を判別できない。
【0039】
( 結 果 )
【表2】
Figure 0004723098
【0040】
この結果からも明らかな様に、本発明のゲル状脱臭剤は冷凍庫内で凍結することなく、優れた脱臭効果を示し、終点の判別も容易であった。それに比べて比較品1は冷凍庫内で凍結してしまい、脱臭効果もほとんどなかった。また、6ケ月後もゲルが収縮せず、冷凍庫用のゲル状脱臭剤としては使用できないことが明らかになった。
【0041】
実 施 例 2
ゲル状脱臭剤(2):
活性炭(平均メッシュ300)2gをエタノール90gに分散させ、攪拌しながらヒドロキシプロピルセルロース(商品名「HPC−H」;日本曹達(株))8gを徐々に加えた後、静置して本発明のゲル状脱臭剤を得た。このものは、冷凍庫内(−18℃)においても凍結することなく、優れた脱臭効果を示した。
【0042】
実 施 例 3
ゲル状脱臭剤(3):
3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール70gにヒドロキシプロピル化グアーガム(商品名「JAGUAR HP−120」;ローディア社製)10gを添加し、攪拌・分散させた第一液と、3−メトキシ−3−メチル−1−ブタノール8gおよびイオン交換水10gの混合溶媒に、活性炭(平均メッシュ300)2gおよびクエン酸0.01gを添加し、攪拌・分散させた第二液を、図1に示す装置のそれぞれの容器に入れ、これをシリンダから流下させ、スタティックミキサーで混合して容器に充填し、本発明のゲル状脱臭剤を得た。このものは、冷凍庫内(−18℃)においても凍結することなく、優れた脱臭効果を示した。
【0043】
【発明の効果】
本発明のゲル状脱臭剤は、酸性およびアルカリ性の悪臭に対して優れた脱臭効果を示し、しかも冷凍庫内の様な極低温下でも凍結することなく、その効果は終始安定して持続するものであった。また、冷凍庫内のような極低温下でもゲルの収縮により脱臭効果の終点が容易に判別できるものであった。
【0044】
従って、本発明のゲル状脱臭剤は、一般的な条件においてのみならず、寒冷地や冷凍庫などの低温保管庫等においても有利に使用することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のゲル状脱臭剤の製造に使用することのできる混合装置の概要を示す図面である。
【符号の説明】
1 … … 第一液容器 4 … … スタティックミキサー
2 … … 第二液容器 5 … … 容器
3 … … シリンダ 6 … … ゲル状脱臭剤
以 上

Claims (9)

  1. ヒドロキシプロピル化グアーガム、極性溶媒若しくはこれと水の混合溶媒および吸着剤を含有することを特徴とするゲル状脱臭剤。
  2. 混合溶媒中の水の配合量が、0〜20質量%である請求項第1項記載のゲル状脱臭剤。
  3. 極性溶媒が、アルコール系溶媒またはグリコールエーテル系溶媒である請求項第1項または第2項記載のゲル状脱臭剤。
  4. 吸着剤が、活性炭、備長炭、竹炭、シリカゲル、ゼオライト、アルミノケイ酸塩、酸化亜鉛、リン酸ジルコニウム、トリポリリン酸アルミニウム、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化チタンおよび酸化ジルコニウムから選択されたものの一種または二種以上である請求項1ないし第3項の何れかの項記載のゲル状脱臭剤。
  5. 更にpH調製剤を含有するものである請求項第1項ないし第4項の何れかの項記載のゲル状脱臭剤。
  6. pH調整剤が、有機酸もしくは有機酸塩である請求項第5項記載のゲル状脱臭剤。
  7. 吸着剤およびヒドロキシプロピル化グアーガムを極性溶媒若しくはこれと水の混合溶媒に分散させた後、これをゲル化させることを特徴とするゲル状脱臭剤の製造方法。
  8. ゲル化を、pH調製剤の添加によりおこなう請求項第7項記載のゲル状脱臭剤の製造方法。
  9. ヒドロキシプロピル化グアーガムを極性溶媒に分散した第一液と、吸着剤を極性溶媒若しくはこれと水の混合溶媒に分散した第二液とを調製し、この第一液と第二液を混合させた後ゲル化させることを特徴とするゲル状脱臭剤の製造方法。
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