JP2723971B2 - 揮散性物質を含有するゲル組成物およびゲル基材 - Google Patents

揮散性物質を含有するゲル組成物およびゲル基材

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JP2723971B2
JP2723971B2 JP1132097A JP13209789A JP2723971B2 JP 2723971 B2 JP2723971 B2 JP 2723971B2 JP 1132097 A JP1132097 A JP 1132097A JP 13209789 A JP13209789 A JP 13209789A JP 2723971 B2 JP2723971 B2 JP 2723971B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ゲル基剤に、香料、消臭剤、防虫剤、忌避
剤、誘引剤、殺虫剤、殺菌剤、くん蒸剤等の有効成分を
保持させ、室内その他の大気中に放置することにより、
揮散性の有効成分が徐々に大気中に揮散して、芳香、消
臭等の所期の効果を発揮するゲル組成物および、そのゲ
ル組成物の基材に用いるゲル基材に関する。
〈従来の技術〉 各種のゲル基材中に揮散性物質を有効成分として含有
する各種のゲル組成物が芳香剤、消臭剤、防虫剤、忌避
剤、誘引剤等に用いられている。
従来、このようなゲル組成物は、通常ポリビニルアル
コール等の水溶性ポリマーやステアリン酸ソーダ等の油
溶性ポリマーやカラギーナン等をゲル基材として用い、
有効成分とゲル基材とを一度加熱、溶解し、均一に混合
したものを冷却、固化させて作製される。
例えば、特開昭56−89261号公報にはステアリン酸ソ
ーダ等をゲル基材として用いたものが、また特開昭62−
152464号公報、同62−152465号公報には、カラギーナン
をゲル基材として用いたものが開示されている。
一方、特開昭57−166168号公報には、イソシアナート
化合物をゲル基材として用いたものもある。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、特開昭62−152464号公報、同62−152465号
公報に開示のもののように、カラギーナン等をゲル基材
とすると、有効成分を溶解して混合する際に、加熱を必
要とし、揮散性に有効成分が加熱によって揮散したり熱
によって変質したりする等の問題がある。また、ポリビ
ニルアルコール等を基材とするものは上記の問題点の他
に、有効成分の溶剤が水溶性溶剤に限定される問題があ
る。
また、特開昭56−89261号公報に示されるようにステ
アリン酸ソーダ等を用いるものも、一旦加熱、溶解させ
る必要があり、揮散性の有効成分が揮散、変質する等の
問題があり、またこれを用いたゲル組成物は、完全な透
明にならず、美観上問題がある。
また、イソシアナート化合物をゲル基材とするもの
は、加熱を必要としない点で優れてはいるが、毒性が強
く取扱いが困難であり、また、吸水性のため組成物が不
安定で、使用可能な溶剤に制限がある(活性水素を有す
る溶剤が使えない)などの問題がある。
本発明の目的は上記の問題点を解決した、製造時に加
熱が不要で、硬化前の有効成分の保存性が良く、低毒
性、無臭性、透明性、通気性などの優れた特性を有する
ゲル基材を提供する。
また、本発明においては好ましくは、前記のゲル基材
において体積の大きなもの、いわゆる厚物にした際にも
好適に硬化することができまた、透明性、および通気性
に優れ、硬化物としたとき、表面の液ダレやタックがな
いゲル基材を提供する。
さらに本発明は、添加する水の量を自由に変えること
ができ、揮散性をコントロールすることができるゲル基
材を提供する。
本発明のさらなる目的は、このようなゲル基材に所望
の有効成分を保持させたゲル組成物を提供するものであ
る。
〈課題を解決する手段〉 上記課題を解決するために、本発明は、光エネルギー
および/または過酸化物により重合可能なモノマーおよ
び/またはオリゴマーを重合したものと、揮散性物質と
を含有するゲル組成物であって、 前記モノマーおよび/またはオリゴマーがエチレン性
不飽和結合を有するラジカル重合性化合物100重量部
と、これに対し、 1分子中に(メタ)アクリルアミド基とスルホン酸基
を有する化合物および/またはその塩5〜200重量部
と、 重合開始剤0.1〜10重量部とを含有することを特徴と
する揮散性物質を含有するゲル組成物が提供される。
前記揮散性物質の含有量が、前記ラジカル重合性化合
物100重量部に対し2〜95重量%、前記モノマーおよび
/またはオリゴマーの含有量が3〜50重量%であるのが
好適である。
前記揮散性物質が、香料、消臭剤、防虫剤、忌避剤、
誘引剤、殺虫剤、殺菌剤およびくん蒸剤の一種以上の有
効成分とすることができる。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明のゲル基材は、光エネルギーおよび/または過
酸化物により重合可能なモノマーおよび/またはオリゴ
マーを含有し、 好ましくは、前記モノマーおよび/またはオリゴマー
が、 エチレン性不飽和結合を有するラジカル重合性化合物
100重量部と、これに対し、 1分子中に(メタ)アクリルアミド基とスルホン酸基
を有する化合物(以降(メタ)アクリルアミドスルホン
酸化合物という)および/またはその塩5〜200重量部
と、 重合開始剤0.1〜10重量部とを含有するものである。
本発明のゲル基材には、1分子中に(メタ)アクリル
アミド基とスルホン酸基とを有する、(メタ)アクリル
アミドスルホン酸化合物および/またはその塩を用い
る。
(メタ)アクリルアミドスルホン酸化合物および/ま
たはその塩をゲル基材中に含有することによって、ゲル
基材の重合性、通気性、親水性、透明性、反応性が向上
し、本発明の揮散性物質を含有するゲル組成物とした際
に、透明性に優れた体積の大きな、いわゆる厚物とする
ことが可能となる。また、親水性が増すために、水を自
由に加えることができ、揮散性を自由にコントロールす
ることができる。また、香料等の揮散性物質と硬化性樹
脂との溶解性、分散性の改良、白濁防止などの調整が可
能となる。
さらに硬化性を維持しつつ、表面の液ダレやタックを
防ぐこともできる。
またゲル基材に水を溶剤として加えることができるた
め、水溶性の香料を用いることができる。さらに水はア
ルコール系の溶剤に比べ、香料等の揮散性を自由にコン
トロールすることができる。
(メタ)アクリルアミドスルホン酸化合物としては、
例えば で表わされる 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸
(TBAS)、2−メタクリルアミド−2−メチルプロパン
スルホン酸、2−(メタ)アクリルアミドプロパンスル
ホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−n−ブタンスル
ホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−n−ヘキサンス
ルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−n−オクタン
スルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−n−ドデカ
ンスルホン酸などの2−(メタ)アクリルアミド−n−
アルキルスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2
−フェニルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリル
アミド−2,4,4,トリメチルペンタンスルホン酸、2−
(メタ)アクリルアミド−2−メチルフェニルエタンス
ルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−(4−ク
ロロフェニル)プロパンスルホン酸、2−(メタ)アク
リルアミド−2−カルボキシメチル−プロパンスルホン
酸、2−(メタ)アクリルアミド−2−(2−ピリジ
ン)プロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリルアミド
−1−メチルプロパンスルホン酸、3−(メタ)アクリ
ルアミド−3−メチルブタンスルホン酸、2−(メタ)
アクリルアミド−n−デカンスルホン酸、N−ブチル
(メタ)アクリルアミドメチルスルホン酸等がある。
また前記(メタ)アクリルアミドスルホン酸化合物の
塩であってもよい。すなわち塩として上記の化合物のア
ンモニウム塩、ナトリウム塩、カリウム塩等が挙げられ
る。
この(メタ)アクリルアミドスルホン酸および/また
はその塩は、ラジカル重合性化合物100重量部に対し、
5〜200重量部、さらに好ましくは30〜100重量部用いる
のがよい。5重量部未満では表面タック、表面液ダレが
改良できず、200重量部超では取り扱い時に、毒性、白
濁等の問題が生じるため好ましくない。
本発明のゲル基材に用いる光エネルギー、光重合開始
剤および/または過酸化物により重合可能なモノマーお
よび/またはオリゴマーは、エチレン性不飽和結合を有
するラジカル重合性化合物である。
このようなラジカル重合性化合物としては、分子鎖末
端にアクリロイル基もしくはメタクリロイル基を有する
(メタ)アクリレート化合物、フマール酸、マレイン酸
等の不飽和ジカルボン酸とエチレングリコール、プロピ
レングリコール等の多価アルコールとからなる不飽和ポ
リエステル、スチレン等のビニル化合物もしくはこれら
の混合物が好適に用いられる。
本発明に用いられる(メタ)アクリレート化合物とし
ては 1分子中に1個以上のウレタン結合を有し、末端に
(メタ)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アク
リレート; エポキシ樹脂より合成されるエポキシ(メタ)アクリ
レート; ポリブタジエンを主骨格とするポリブタジエン(メ
タ)アクリレート; エステル結合を主鎖とするオリゴエステル(メタ)ア
クリレート; エーテル結合を主鎖とするポリエーテル(メタ)アク
リレート等の(メタ)アクリル系オリゴマー; (メタ)アクリロイル基を1個有するモノ(メタ)ア
クリレートモノマー; (メタ)アクリロイル基を2個以上有する多官能(メ
タ)アクリレートモノマーが用いられる。
ウレタン(メタ)アクリレートは、例えばポリオール
成分とイソシアナート成分と、末端アクリロイル基を導
入できるヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレート
成分とから合成することができる。
このようなウレタン(メタ)アクリレートの合成に適
用されるポリオール成分とは、分子内に2個以上の水酸
基を有する合成高分子化合物であり、例えばポリエーテ
ルポリオール化合物、ポリエステルポリオール化合物、
ポリウレタンポリオール化合物、ポリヒドロキシポリオ
レフィン化合物等が例示される。
このようなポリエーテルポリオール化合物としては、 ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコー
ル、ポリブチレングリコール、ポリテトラメチレングリ
コール、ポリヘキサメチレングリコール等のポリアルキ
レングリコール類; あるいはエチレンオキサイド、プロピレンオキサイ
ド、テトラヒドロフラン等のアルキレンオキサイドを、
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ジプロピレングリコール、グリセロー
ル、トリメチロールプロパン,1,3−ブタンジオール、1,
4−ブタンジオール、ネオペンチルグリコール、1,6−ヘ
キサンジオール、1,2,6−ヘキサントリオール、ペンタ
エリスリトール等の多価アルコールに付加せしめて得ら
れるポリエーテルポリオール等が例示される。
また、ポリエステルポリオール化合物としては、 フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒド
ロフタル酸、テトラクロロフタル酸、テトラブロモフタ
ル酸、ヘキサヒドロフタル酸、ハイミック酸、ヘット
酸、コハク酸、マレイン酸、フマール酸、アジピン酸、
セバシン酸、ドデセニルコハク酸、トリメリット酸、ピ
ロメリット酸等の多塩基酸またはその無水物と、前記の
多価アルコールとの縮合反応により得られるポリエステ
ルポリオールが例示される。
また、ポリウレタンポリオール化合物としては、 イソシアナート化合物またはその多量体と、これらに
対して過剰の多価アルコールとの付加反応によって得ら
れるポリウレタンポリオール; 前記のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオ
ールと、イソシアナート化合物によって得られるポリウ
レタンポリオールが例示される。
さらに、ポリヒドロキシポリオレフィン化合物として
は、アクリルポリオール、ポリブタジエンポリオール、
ポリイソプレンポリオール、水添ポリブタジエンポリオ
ール、水添ポリイソプレンポリオール等が例示される。
また、ウレタン(メタ)アクリレートの合成に適用さ
れるイソシアナート成分としては、エチレンジイソシア
ナート、プロピレンジイソシアナート、テトラメチレン
ジイソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナート、
2,4−トリレンジイソシアナート、2,6−トリレンジイソ
シアナート、フェニレンジイソシアナート、キシレンジ
イソシアナート、ジフェニルメタン−4,4′ジイソシア
ナート、ナフチレン−1,5−ジイソシアナート、イソホ
ロンジイソシアナート、1−メチル−2,4−ジイソシア
ナートシクロヘキサン、1−メチル−2,6−ジイソシア
ナートシクロヘキサン、ジシクロヘキシルメタンジイソ
シアナート等が例示される。
さらに、ウレタン(メタ)アクリレートの合成に適用
される末端(メタ)アクリロイル基を導入できるヒドロ
キシル基を有する(メタ)アクリル酸エステル成分とし
ては、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2
−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒド
ロキシブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−
3−クロロプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロ
キシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、
ε−カプロラクトン変性ヒドロキシ(メタ)アクリレー
ト、1,4−ブタンジオールモノ(メタ)アクリレート等
が例示される。
以上のようなポリオール成分、イソシアナート成分お
よびヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレート成分
を用いてウレタン(メタ)アクリレートを合成するに
は、まずポリオール成分とイソシアナート成分とを反応
させ、その後ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレ
ート成分を反応させる合成方法; イソシアナート成分とヒドロキシル基を有する(メ
タ)アクリレート成分とを反応させ、その後ポリオール
成分を反応させる合成方法; ポリオール成分とイソシアナート成分とヒドロキシル
基を有する(メタ)アクリレート成分とを同時に反応さ
せる合成方法等が挙げられ、本発明においてはいずれの
方法も適用可能である。
また、この際の反応温度は30〜120℃程度が好まし
い。
なお、上記の合成方法にてウレタン(メタ)アクリレ
ートを合成する際の反応モル比は、ポリオール1モルに
対し、イソシアネート1.2〜5.0モル、ヒドロキシル基を
有する(メタ)アクリレート0.3〜5.0モル程度が好まし
く、特にヒロドキシル基とイソシアナート基とのモル比
OH/NCOが1以上になるようにし、反応生成物中にイソシ
アナート基が残らないようにするのが好ましい。
上記のウレタン(メタ)アクリレートの合成に際して
は、必要に応じてハイドロキノン、ハイドロキノンモノ
メチルエーテル、tert−ブチルハイドロキノン等の重合
禁止剤を全量の100〜5000ppm程度、また、トリエチルア
ミン、オクタン酸第1スズ、ジブチルスズジラウレート
等のウレタン化触媒を全量の100〜5000ppm程度添加して
もよい。
エポキシ(メタ)アクリレートは、ビスフェノールA
型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノ
ボラック型エポキシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、脂肪族
エポキシ樹脂およびこれらの樹脂をNBR、ポリブタジエ
ン等のゴム、あるいはウレタン樹脂で変性したエポキシ
樹脂のグリシジルエーテル基に(メタ)アクリル酸を反
応させて得られるもの等が例示される。
ポリブタジエン(メタ)アクリレートは、例えば末端
に水酸基あるいはグリシジル基等の官能基をもったポリ
ブタジエンオリゴマーと(メタ)アクリル酸とから得ら
れるものである。あるいは、末端官能基とジイソシアナ
ート化合物とからプレポリマー化し、さらにヒドロキシ
(メタ)アクリレート類と反応させて得られるものも好
適に用いられる。
(メタ)アクリル系オリゴマーは、エステル結合を主
鎖とするポリエステル(メタ)アクリレート、エーテル
結合を主鎖とするポリエーテル(メタ)アクリレート等
が挙げられる。
このようなポリエステル(メタ)アクリレートは前記
のポリエステルポリオールと(メタ)アクリル酸とから
得られるものである。
また、ポリエーテル(メタ)アクリレートは前記のポ
リエーテルポリオールと(メタ)アクリル酸とから得ら
れるものである。
モノ(メタ)アクリレートモノマーとしては、 2−フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ノニル
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ノニルフェノ
ールPO付加物(メタ)アクリレート等のアリーロキシア
ルキル(メタ)アクリレート類; 2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル
(メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレー
ト等のアルキル(メタ)アクリレート類; 2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)ア
クリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ
ート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の
ヒドロキシアルキル(メタ)アクリレート類; 2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、4−メト
キシブチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキ
ル(メタ)アクリレート類; シクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロペンチ
ル(メタ)アクリレート、イソボニル(メタ)アクリレ
ート等のシクロアルキル(メタ)アクリレート類; ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレー
ト等のシクロアルケニル(メタ)アクリレート類等が例
示される。
多官能(メタ)アクリレートモノマーは、1,6−ヘキ
サンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングルコー
ルジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス[4−(メタ)
アクリロイロキシジエトキシフェニル]プロパン、水添
ジシクロペンタジエニルジ(メタ)アクリレート、下記
構造式のジ(メタ)アクリレート (上式においてR1およびR2はそれぞれ水素原子またはメ
チル基を示すものである。)等の2官能(メタ)アクリ
レート; トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、
トリメチロールプロパンプロピレンオキサイド付加物ト
リ(メタ)アクリレート、グリセリンプロピレンオキサ
イド付加物トリ(メタ)アクリレート、トリス[(メ
タ)アクリロイロキシエチル]イソシアヌレート、ペン
タエリスリトールトリ(メタ)アクリレート等の3官能
(メタ)アクリレート; ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、
ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等
の4官能以上の多官能(メタ)アクリレート等が例示さ
れる。
本発明に用いられる不飽和ポリエステルは、不飽和ジ
カルボン酸と多価アルコールとから得られるものであ
る。
不飽和ジカルボン酸としては、フマール酸、マレイン
酸、イタコン酸等が挙げられる。
また、多価アルコールとしては、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール等が
挙げられる。
また、本発明に用いられるビニル化合物としては、ス
チレン、酢酸ビニル等が挙げられる。
本発明のゲル組成部のゲル基材としては、上記のもの
の混合物も好適に用いられる。
なお、ここでいうラジカル重合性化合物は、前述の
(メタ)アクリルアミドスルホン酸化合物および/また
はその塩であってもよい。
本発明に適用される光重合開始剤は、通常の光重合に
用いられるものでよく、例えば2,2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチ
オ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパノン−1、
2,4−ジエチルチオキサントン、ベンゾインイソブチル
エーテル、2,2−ジエトキシアセトフェノン、2−ヒド
ロキシ−2−メチルプロピオフェノル、2−ヒドロキシ
−4′−イソプロピル−2−メチルプロピオフェノン等
が例示され、特に制限はない。
本発明のゲル基材におけるこのような光重合開始剤の
含有量は、好ましくは前述のエチレン性不飽和結合を有
するラジカル重合性化合物100重量部に対して、0.1〜10
重量部程度である。含有量が0.1重量部未満では添加効
果が無く、また、10重量部を超えても添加効果は向上し
ない。
本発明において、前述の(メタ)アクリルアミドスル
ホン酸化合物に加えて、これ以外の(メタ)アクリルア
ミド化合物を含有させることが出来る。このようにする
と、(メタ)アクリルアミドスルホン酸化合物の効果、
すなわちタック防止、液だれ防止、厚さのコントロー
ル、透明性のコントロール、水と有機溶剤との割合のコ
ントロール、有機溶剤の揮発性のコントロール、引火防
止等の効果をさらにバランスよく増進させることが出来
る。
本発明に適用される(メタ)アクリルアミド化合物と
しては、下記の構造式で示される(メタ)アクリルアミ
ド基を有する化合物が好ましい。
(上記式において、R3はHまたはCH3を表す。) 詳しくは、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル
(メタ)アクリルアミド、ジアセトン(メタ)アクリル
アミド、N−tert−ブチル(メタ)アクリルアミド、N,
N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミド、
N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリルアミド、
N−イソプロピル(メタ)アクリルアミド、N−n−ブ
トキシ(メタ)アクリルアイド、N−メチロール(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリル
アミド、ジアセトン(メタ)アクリルアミド、N−アク
リロイルモルホリン等が例示される。
中でも特にN,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、
ジアセトン(メタ)アクリルアミドが好適に用いられ
る。
なお、本発明においては、適用される重合開始剤は、
上記のような光重合開始剤のみならず、必要に応じ、重
合開始剤として過酸化物を用いてもよい。
過酸化物としては、ベンゾイルパーオキサイド、メチ
ルアセトアセテートパーオキサイド、メチルエチルケト
ンパーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド等
がある。さらに必要に応じて、硬化促進剤として、ナフ
テン酸コバルト、ジメチルアニリン等が例示される。
このような過酸化物の含有量は好ましくは前述のエチ
レン性不飽和結合を有するラジカル重合化合物100重量
部に対して、0.1〜10重量部程度である。含有量が0.1重
量部未満では添加効果が無く、また、10重量部を超えて
も添加効果は向上しない。
光重合開始剤、過酸化物はそれぞれ複数を用いてもよ
く、また、併用してもかまわない。
なお、併用する場合はその含有量が合計で0.1〜10重
量部程度であることが好ましい。
また、必要により、安定剤(熱重合禁止剤)例えば、
ハイドロキノン、tert−ブチルハイドロキノン(BH
T)、着色剤、増感剤、硬化促進剤、離型剤等を用いる
ことが出来る。
本発明に用いる揮散性物質としては大気中に放置する
ことにより、大気中に徐々に揮散して芳香、消臭等の所
望の有効成分としての効果を発揮するもので、通常芳香
剤としての香料、消臭剤、防虫剤、忌避剤、誘引剤、殺
虫剤、殺菌剤、くん蒸剤等が用いられる。
本発明のゲル組成物において、好適に用いられる香料
としては、オイゲノール、シトロネロール、ゲラニオー
ル、ターピネオール、ベンジルアルコール、ジヒドロミ
ルセノール、ジベンジルエーテル、ベンズアルデヒド、
シクラメンアルデヒド、p−t−ブチル−α−メチルヒ
ドロシンナミックアルデヒド、ベンジルアセテート、リ
モネン、ベンジルベンゾエート、ターピニルアセテート
等のテンペン系、アルコール系、アルデヒド系、ケトン
系、エステル系、フェノール系の天然及び合成香料とそ
れらの混合物である調合香料等が例示される。
また、消臭剤としては、フマール酸、クロトン酸、シ
トラコン酸等のα,β−不飽和カルボン酸およびそのエ
ステル、またはアセチルアセトン、アセト酢酸エチル、
マロン酸等の活性メチレン化合物等が例示される。
また、防虫剤としては、ナフタリン、ショウ脳、p−
ジクロロベンゼン等が例示される。
また、忌避剤としては、ニーム抽出物、1,8−シネオ
ール、フタル酸エステル等が例示される。
また、誘引剤としては、アルケニルアルコール類、ア
ルケニルアルデヒド系のフェロモン類及びフラノン誘導
体等が例示される。
また、本発明においては必要により溶剤を配合するこ
とが出来る。
溶剤としては、水系、アルコール系、ケトン系、エス
テル系等、揮散性物質と硬化性樹脂との相溶性のよいも
のを適宜用いることが出来る。
これらの溶剤の中には、香料としても用いられるもの
もある。
溶剤の例としてはベンジルアルコール、ジベンジルエ
ーテル、ベンジルアセテート、メチルベンゾエート、ベ
ンジルベンゾエート、ジエチルフタレート、プロピレン
グリコール、ジプロピレングリコール、エチルカルビト
ール、ヘキシレングリコール、3−メチル−3−メトキ
シブタノール、3−メチル−3−メトキシブチルアセテ
ート等が挙げられる。
さらに、香料としても用いる溶剤としては、シトロネ
ロール、ジヒドロミルセノール、ジヒドロターピネオー
ル、ゲラニオール、タービネオール、ベンズアルデヒ
ド、シクラメンアルデヒド、ヒドロキシシトロネラー
ル、p−tert−ブチル−α−メチルヒドロキシシンナミ
ックアルデヒド、ゲラニルアセテート、リナリルアセテ
ート、ターピニルアセテート、リモネン等が挙げられ
る。
これらのなかでは、ベンジルベンゾエート、ジエチル
フタレート、ジプロピレングリコール、エチルカルビト
ール、ヘキシレングリコール、3−メチル−3−メトキ
シブタノール等がより好適に用いられる。
本発明のゲル組成物において揮散性物質の量は、ゲル
組成物全体の2〜95重量%、より好ましくは3〜50重量
%を用いることがよい。揮散性物質が2重量%未満では
芳香性、消臭性、防虫性等で所望の効果を得ることが困
難であり、95重量%を超えて配合すると、相対的にゲル
基材の量が少なくなって、好適なゲル状物を得難くな
る。
また、前述のモノマーまたはオリゴマーの好ましく配
合量はゲル組成物全体の3〜50重量%である。3重量%
未満ではゲルを形成し難く、50重量%を越えて配合する
とゲルが固くなりすぎて、揮散性物質の揮散速度が遅く
なる。
本発明のゲル組成物は、通常上記の各成分を充分に混
合した後、ゲル基材を重合させてゲル組成物を得るもの
であるが、本発明におけるゲル基材の重合方法は、各種
モノマーおよび/またはオリゴマーを光エネルギーおよ
び/または過酸化物で重合させ、ゲル状にする方法はい
ずれも適用可能である。また、この場合、重合温度は80
℃以下、好ましくは10〜60℃であることが好ましい。
〈実施例〉 以下に、実施例により本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1〜4) 下記表1に示されるように、アクリルアミドスルホン
酸、各種ラジカル重合性化合物と光重合開始剤とを3−
メチル−3−メトキシブタノールおよび水を溶剤として
用い、室温にて完全に混合して、各種のゲル基材を得
た。
各成分の組成の詳細については、表1に示すが、その
組成比は、樹脂量10%、3−メチル−3−メトキシブタ
ノール(「ソルフィット」クラレ社製)75%、水15%と
したものを用いた。
得られたゲル基材は、下記試験を用いてその特性を調
べた。
[試験方法] 硬化性試験 内径20mmのガラスびんに、上記ゲル基材を
いれ、紫外線ランプ(松下電器産業社製「ブラックライ
トブルー蛍光灯」)下5cmで、後記する時間照射し、ゲ
ル化するかどうかをチェックした。
表面液ダレ試験 硬化試験で得られたサンプルを横にし
て、表面に液だれが生じるかどうかをチェックした。
表面タック 硬化物の表面を手で触れ、手に樹脂が付着
するかどうかをチェックした。
結果を表1に示す。
なお表1に示されるウレタンアクリレート(1)は下
記の通りである。
ウレタンアクリレート(1) 2HEA/水添MDI/PTMG−850/水添MDI/2HEA 平均分子量850のポリテトラメチレングリコール(PTM
G)0.5molと4,4′−ジシクロヘキシルメタンジイソシア
ナート(MDI)1molとを80℃にて4hr反応させ、ウレタン
プレポリマーを合成し、さらに2−ヒドロキシエチルア
クリレート(2HEA)1.1molを80℃にて6hr反応させ、ウ
レタンアクリレート(1)を合成した。
(比較例1) 表1に示すように、2−アクリルアミド−2−メチル
プロパンスルホン酸を用いない場合について、前記実施
例と同じ成分を用いて、ゲル基材を作った。
得られたゲル基材について、同様の試験を行ない、そ
の特性を調べた。結果を表1に示す。
注1)POA 化学名 フェノキシエチルアクリレート 注2)R604 化学名 2−(アクリロキシ−2−メチルプロピル)−
5−エチル−5−アクリロキシメチル−1,3−ジオキサ
注3)FA731A 化学名 トリス[2−アクリロイロキシエチル]イソシ
アヌレート 注4)イルガキュア184 光重合開始剤 チバガイギー社
製 注5)TBAS 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸 注6)ソルフィット(クラレ社商品) 3−メチル−3−メトキシブタノール 注7)表1の各組成物については、照射時間各10分間で
あった。
上記結果より、本発明のゲル基剤およびゲル組成物
は、従来の硬化性を維持しつつ、表面液ダレおよび表面
タックを防ぐことができることがわかる。
(実施例5〜8) ラジカル重合性化合物として下記に示すウレタンアク
リレート(2)を用い、本発明のゲル基材を得た。各成
分、組成、およびこれらを用いて得られたゲル基材の物
性を調べ、結果を表2に示す。
各成分の組成比は、樹脂量10%、ソルフィット80%、
水10%としたものを用いた。
なお、ウレタンアクリレート(2)は下記の通りであ
る。
ウレタンアクリレート(2) 2HEA/HDI/PPG−1000/HDI/2HEA 平均分子量1000のポリプロピレングリコール(PPG)
0.5molとヘキサメチレンジイソシアナート(HDI)1mol
とを80℃にて4hr反応させ、ウレタンプレポリマーを合
成し、さらに2−ヒドロキシエチアクリレート(2HEA)
1.1molを80℃にて5hr反応させ、ウレタンアクリレート
(2)を合成した。
(比較例2) 表2に示すように、アクリルアミドスルホン酸を用い
ない以外は、前記実施例と同じ成分を用いて、ゲル基材
を得た。
このゲル基材について、同様の試験を行ない、その特
性を調べた。結果を表2に示す。
注1)PETA ペンタエリスリトールトリアクリレート 注2)14−EGA CH2=CHCOOCH2CH2O14COCH=CH2 注3)イルガキュア184 光重合開始剤 チバガイギー社製 注4)TBAS 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸 注5)ソルフィット 3−メチル−3−メトキシブタノール 注6)表2〜5の各組成物については、照射時間各5分
間であった。
上記結果より、ラジカル重合性化合物の種類を変えて
も硬化性、表面液ダレおよび表面タックに優れているこ
とがわかる。
(実施例9〜13) ラジカル重合性化合物として下記に示すウレタンアク
リレート(2)を用い、本発明のゲル基材を得た。各成
分、組成、およびこれらを用いて得られたゲル基材の物
性を調べ、結果を表3に示す。
なお、各成分の組成比は、樹脂量10%、ソルフィット
65%、水25%としたものを用いた。
(比較例3) 表3に示すように、アクリルアミドスルホン酸化合物
を用いない以外は、前記実施例と同じ成分を用いて、ゲ
ル基材を得た。
このゲル基材について、同様の試験を行ない、その特
性を調べた。結果を表3に示す。
この実施例が示すように、本発明は、いままでにな
く、水を多く加えることができることを示している。さ
らに、表面液ダレ、表面タックのないゲルを得ることが
できる。
(実施例14〜20) ラジカル重合性化合物として下記に示すウレタンアク
リレー(2)を用い、本発明のゲル基材を得た。各成
分、組成、およびこれらを用いて得られたゲル基材の物
性を調べ、結果を表4に示す。
各成分の組成比は、樹脂量10%、ソルフィット80%、
水10%としたものを用いた。
(比較例4) 表4に示すように、アクリルアミドスルホン酸を用い
ない以外は、前記実施例と同じ成分を用いて、ゲル基材
を得た。
このゲル基材について、同様の試験を行ない、その特
性を調べた。結果を表4に示す。
この実施例が示すように、アクリルアミドスルホン酸
化合物は、表面液ダレ、表面タックを、きわめてよく改
良できることを示している。
(実施例21、22) アクリルアミドスルホン酸の塩を用いてゲル基材を作
り、同様の試験を行い、その特性を調べた。結果を表5
に示す。
実施例21、22が示すように、アクリルアミドスルホン
酸の塩を用いても、表面液だれ、表面タックを改良でき
ることを示している。
アクリルアミドスルホン酸の塩は、化合物を直接用い
てもよく、また、アクリルアミドスルホン酸を溶解した
後に、化学量論量の塩基を加えることによって、配合を
してもよい。
以下に揮散性物質を加えた実施例を示す。
(実施例23) 下記表6の原料計50gを室温(20℃)下で約15分間撹
拌して、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸、ジアセトンアクリルアミドおよび紫外線硬化性
樹脂Aを完全に溶解させ、ガラス容器(直接3.5cm、高
さ7cm)に流し込み、紫外線ランプ(松下電器産業社製
「複写用蛍光灯」20w×5本、紫外線出力3.2W×5本、
最大波形370nm)の下10cmの位置に置き、室温(20℃)
下で紫外線を真上より約30分間照射して、厚さ約5.5cm
の無色透明なゲル状芳香剤を得た。
このゲル状芳香剤は25℃、相対湿度65%に放置したと
ころ、30日間に約75重量%が揮散した。
約2m3の官能ボックスに上記ゲル状芳香剤を開放放置
し、3名のパーヒューマーに香りの経時変化をチェック
させたところ、30日間にわたり香りの異臭化、変質化が
全く見られず、優れた芳香性が維持された。
また、このゲル状芳香剤を60℃、24時間加熱し、次い
で−10℃に24時間冷却したところ、透明なゲル状を維持
し、溶解、液ダレ等の現象はみられなかった。
(実施例24) 下記表7原料50gを室温(20℃)下で約15分間撹拌
し、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、ジアセトンアクリルアミド、2,6−ジ−tert−ブチ
ル−4−メチルフェノールおよび紫外線硬化性樹脂Bが
完全に溶解した時点で、直径5cm、高さ3cmのガラス製容
器に流し込み、紫外線ランプ(松下電器産業社製「ブラ
ックライトブルー蛍光灯」20w×5本、紫外線出力3.0w
×5本、最大波長352nm)の下6cmの所に置き、室温(20
℃)下で紫外線を約20分間真上より照射し、厚さ約2.5c
mの透明なゲル状消臭剤を得た。
このゲル状消臭剤を25℃、相対湿度65%に放置したと
ころ、30日間に約30重量%が揮散した。
また、このゲル状芳香剤を実施例23と同条件で加熱、
冷却テストを行なったところ、透明なゲル状を維持し、
溶解、液ダレは起こらなかった。
(実施例25) 下記表8の原料50gを室温(20℃)下で、約10分間撹
拌し、ナフタリン、2−アクリルアミド−2−メチルプ
ロパンスルホン酸、ジアセトンアクリルアミドおよび紫
外線硬化性樹脂Cが完全に溶解した時点で、直径5cm、
高さ3cmのガラス容器に流し込み、実施例23と同じ紫外
線ランプの下、10cmの所に置き、室温(20℃)下、約25
分間紫外線を真上より照射し、厚さ約2.5cmの透明なゲ
ル状防虫剤を得た。
このゲル状防虫剤を25℃、相対湿度65%に放置したと
ころ、30日間に約30重量%が揮散した。
また、このゲル状防虫剤を実施例23と同条件で加熱、
冷却テストを行ったところ、透明なゲル状を維持し、溶
解、液ダレは起こらなかった。
〈発明の効果〉 以上記したように、本発明のゲル組成物は、本発明の
常温硬化性のモノマーおよび/またはオリゴマーをゲル
基材として用いるので、常温かつ短時間で硬化すること
が出来、揮散性物質の揮散、変質による損失がない。ま
たこのモノマーおよび/またはオリゴマーは、低毒性で
無臭であり、人体に害を与えない。
また、本発明のゲル基材は光硬化性に優れ、かつ、硬
化後の表面液ダレおよび表面のタックを防ぐことがで
き、好適なゲル組成物を得ることができる。
また、ゲル基材中に水を用いることができるため、香
料等の揮散性を自由にコントロールするゲル組成物を得
ることができる。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光エネルギーおよび/または過酸化物によ
    り重合可能なモノマーおよび/またはオリゴマーを重合
    したものと、揮散性物質とを含有するゲル組成物であっ
    て、 前記モノマーおよび/またはオリゴマーが、 エチレン性不飽和結合を有するラジカル重合性化合物10
    0重量部と、これに対し、 1分子中に(メタ)アクリルアミド基とスルホン酸基を
    有する化合物および/またはその塩5〜200重量部と、 重合開始剤0.1〜10重量部とを含有することを特徴とす
    る揮散性物質を含有するゲル組成物。
  2. 【請求項2】前記揮散性物質の含有量が、前記ラジカル
    重合性化合物100重量部に対し2〜95重量%、前記モノ
    マーおよび/またはオリゴマーの含有量が3〜50重量%
    である請求項1に記載の揮散性物質を含有するゲル組成
    物。
  3. 【請求項3】前記揮散性物質が、香料、消臭剤、防虫
    剤、忌避剤、誘引剤、殺虫剤、殺菌剤およびくん蒸剤の
    一種以上の有効成分である請求項1に記載の揮散性物質
    を含有するゲル組成物。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載の揮散性物質を含
    有するゲル組成物に用いるゲル基材であって、光エネル
    ギーおよび/または過酸化物により重合可能なモノマー
    および/またはオリゴマーが、 エチレン性不飽和結合を有するラジカル重合性化合物10
    0重量部と、これに対し、 1分子中に(メタ)アクリルアミド基とスルホン酸基を
    有する化合物および/またはその塩5〜200重量部と、 重合開始剤0.1〜10重量部とを含有することを特徴とす
    るゲル基材。
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