JPH1171572A - 揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物 - Google Patents

揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物

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JPH1171572A
JPH1171572A JP9234492A JP23449297A JPH1171572A JP H1171572 A JPH1171572 A JP H1171572A JP 9234492 A JP9234492 A JP 9234492A JP 23449297 A JP23449297 A JP 23449297A JP H1171572 A JPH1171572 A JP H1171572A
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Tetsuhiko Yamaguchi
哲彦 山口
Tetsuo Wada
哲夫 和田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲル状組成物を室温で作製することが可能で
あり、揮発性物質を分散可溶化するための界面活性剤、
アルコールを含んだ溶液を吸液ゲル化させることが可能
であり、光安定性にも優れた揮発性物質を含有する揮発
性物質の徐放出性ゲル状組成物を提供する。 【解決手段】 揮発性物質、ポリN−ビニルカルボン酸
アミド系架橋体、界面活性剤および水を、場合によって
はさらにアルコール類を含有する揮発性物質の徐放出性
ゲル状組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、病院等の公共施
設、住宅、トイレ、更衣室、靴箱、タンス、押入、屋根
裏、床下などの屋内、自動車、電車、飛行機等の乗り物
などの車内や、庭先、屋上、道路、ゴミ置き場、コンポ
ストボックス、果樹園、ビニールハウス等の屋外で使用
される揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、芳香剤、消臭剤、防虫剤、殺虫
剤、忌避剤等の多くは液状品であり、ボトル等に入れ、
開封して有効成分である揮発性物質を蒸散させるか、液
状または霧状にして散布して使用されていた。しかし、
液状品を開封状態でボトル等に入れて放置した場合、ボ
トルが転倒して周囲を汚染する可能性があり、散布する
場合には、散布に手間が掛かり、効果に持続性が無いな
どの欠点があった。そこで、これらの欠点を解決すべく
開発された手法に、シリカ等の無機多孔担体や、スポン
ジ状樹脂担体に揮発性物質を吸着させたものを用いる方
法、樹脂中に揮発性物質を練り込む方法がある。これら
の手法を用いることにより、容器の転倒による内容物の
飛散の心配は無くなった。しかし、これらの方法では、
揮発性物質が蒸散により減少しても、担体や樹脂自体の
体積変化は無く、外見上使用開始時と変わらないため、
効果の減少の度合いや取り替えの時期等の判断が困難で
あった。また、揮発性物質はこれら担体の表面から蒸散
するが、担体の体積変化が無いために表面が乾いた状態
となり、経時での徐放性の持続に問題があった。
【0003】近年、これら従来法の欠点を解決する手法
として、ゲル状組成物を用いる方法が開発された。これ
は、揮発性物質、または、揮発性物質を含む溶液を吸
収、ゲル化することが可能な物質を用いてゲル状組成物
を作製し、それを用いる手法である。この場合、揮発性
物質の蒸散減少に伴いゲルの体積が減少するので、効果
の減少の度合いや取り替えの時期が一目で分かり、さら
には揮発性物質の徐放性を持続させることが可能であ
る。従来、透明及び不透明ゲル状組成物においては、ゲ
ル化剤として一般にカラギーナン、アルギン酸ソーダ、
ジュランガム、寒天、ゼラチン、キトサン等の天然高分
子化合物や、ウレタン系、ビニルアルコール系、アクリ
ル系等の合成高分子化合物が使用されてきた。
【0004】しかしながら、カラギーナン、寒天等の天
然高分子は、一度高温に加熱して溶解し、冷却してゲル
化させることによりゲル状組成物を形成させるが、ゲル
化温度が高いので、例えば、ゲル状芳香剤への使用にお
いては、揮発性物質である香料をゲル化温度より高温で
添加する必要があり、そのため香料成分の一部が揮散
し、元の香料成分と異なったバランスとなってしまい、
香調に好ましくない違和感が生じる等の問題点を有して
いた。また、離水防止やゲル強度向上のために他の成分
を添加しなければならず、そのため透明度が低下すると
いう問題点、さらには、多量の界面活性剤やアルコール
等の揮発性成分可溶化剤を含有する溶液をゲル化すると
ゲル強度が低下する、ゲル化できない等の不都合が生
じ、そのため高濃度の揮発性成分を含む溶液をゲル化す
ることはできないという問題点を有していた。また、自
動車等の芳香剤や、屋外直射日光下で使用される防虫
剤、殺虫剤、忌避剤等の、ゲル組成物の温度が50℃以
上になる可能性のある用途では、ゲルの強度が低下し、
離水が生じる等の問題点もあった。さらに、経時での腐
敗による劣化、カビの発生、耐候性等にも問題があっ
た。尚、ここで言う離水とは、ゲルの表面あるいはゲル
と容器の間にしみ出してくるゲルが吸収していた液体で
あり、離水量が多いと、その液体が流れ出て周囲を汚染
する可能性があり、好ましくない。特許第256291
3号公報には、ジュランガムのような天然多糖類をゲル
化剤として使用するゲル状組成物が開示されており、上
記寒天等に比べゲル化温度が低い分、揮発性成分の添加
を低温で可能とならしめているが、溶解には90℃以上
の加熱が必要であり、約50℃に冷却後、揮発性物質を
添加するなど操作が煩雑である。また、天然系のため腐
敗の問題も有している。
【0005】一方、ウレタン系、ビニルアルコール系、
アクリル系等の合成高分子化合物ゲル化剤では、ゲルの
形状保持安定性や耐久性が劣り、香料成分に侵され易
く、かつ、透明感が不足する欠点がある。例えば、イソ
ブチレン・無水マレイン酸共重合体と架橋剤を反応させ
ることにより、容器中で吸水剤を調整し、香料等を含有
させるゲル状芳香剤を製造する方法が特開平6−206
811号公報に開示されているが、カルボン酸系である
ため、香料成分の吸収能力並びに保水安定性に必ずしも
満足できるものではなく、経時での離液現象が起こるな
どの問題点がある。特開平9−66095号公報には、
カチオン性増粘剤を使用したゲル状芳香剤が開示されて
いるが、この場合、増粘剤がカチオン性を有する為、使
用する揮発性物質、界面活性剤や添加剤にアニオン性の
ものを用いた場合、その効果や徐放性が妨げられる等の
問題点がある。特開平7−75666号公報には、従来
のゲル化剤の揮発性物質含有量に限界が生じる欠点を補
うべく、香料を疎水性シリカ粒子に担持させ、さらに、
それをゲル中に分散させて、香りを持続させるゲル状芳
香剤が開示されているが、透明性に欠け意匠性が劣る欠
点がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題を
解決すべく鋭意研究の結果、ゲル状組成物を室温で作製
することが可能であり、揮発性物質を分散可溶化するた
めの界面活性剤、アルコールを含んだ溶液を吸液ゲル化
させることが可能であり、光安定性にも優れた揮発性物
質を含有する揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物を提供
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、次の事項に関
する。 1)揮発性物質、ポリN−ビニルカルボン酸アミド系架
橋体、界面活性剤および水を含有することを特徴とする
揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物。 2)さらにアルコール類を含有する前記1の揮発性物質
の徐放出性ゲル状組成物。 3)ポリN−ビニルカルボン酸アミド系架橋体が、ポリ
N−ビニルアセトアミド系架橋体であることを特徴とす
る前記1または2の揮発性物質の徐放出性ゲル状組成
物。 4)揮発性物質が香料、消臭剤、防虫剤、殺虫剤または
忌避剤である前記1ないし3の揮発性物質の徐放出性ゲ
ル状組成物。 5)揮発性物質を0.1〜40重量%、ポリN−ビニル
カルボン酸アミド系架橋体を1〜10重量%、界面活性
剤を0.1〜15重量%、水を15〜98.8重量%お
よびアルコール類を0〜60重量%含有することを特徴
とする前記1ないし4の揮発性物質の徐放出性ゲル状組
成物。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明に使用するポリN−ビニル
カルボン酸アミド系架橋体は、N−ビニルホルムアミ
ド、N−ビニルアセトアミド、N−ビニル−N−メチル
アセトアミド、N−ビニルピロリドン等のN−ビニルカ
ルボン酸アミド単独またはN−ビニルカルボン酸アミド
とそれに共重合し得るモノマーとを、重合性二重結合を
2個以上もつ架橋剤の存在下重合架橋したものである。
特に、ポリN−ビニルアセトアミド系架橋体、とりわけ
N−ビニルアセトアミド単独重合体の架橋体が経時での
安定性、アルコール吸液性等から好ましい。
【0009】N−ビニルカルボン酸アミドと共重合し得
る他のモノマーとしては、(メタ)アクリル酸(及びそ
のアルカリ金属塩またはアンモニウム塩)、(メタ)ア
クリル酸メチル、(メタ)アクリル酸イソプロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸オクチ
ル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)
アクリル酸メトキシエチル、2−ヒドロキシエチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)ア
クリレート、ポリオキシアルキレングリコールモノ(メ
タ)アクリレート等の(メタ)アクリル酸系モノマー;
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)ア
クリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミ
ド、N−メチロール(メタ)アクリルアミド、(メタ)
アクリルアミド−2−メチルスルホン酸(及びそのアル
カリ金属塩またはアンモニウム塩)、N−イソプロピル
(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリルアミド系
モノマー;酢酸ビニル、酪酸ビニル、吉草酸ビニル等の
ビニルエステル系モノマー、スチレン、α−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、p−メトキシスチレン、m
−クロロスチレン、ビニルピリジン等のスチレン系モノ
マー、メチルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、
ビニルベンジルエーテル等のビニルエーテル系モノマ
ー、無水マレイン酸、マレイン酸(及びそのアルカリ金
属塩またはアンモニウム塩)、フマル酸(及びそのアル
カリ金属塩またはアンモニウム塩)、マレイン酸ジメチ
ルエステル、フマル酸ジエチルエステル等のジカルボン
酸系モノマー、アリルアルコール、アリルフェニルエー
テル、アリルアセテート等のアリル系モノマー等の他、
(メタ)アクリロニトリル、塩化ビニル、ビニルピロリ
ドン或いはN−ビニルイミダゾール等のモノマーを例示
することができる。ここで、アンモニウム塩に用いられ
るアミン類としては、アンモニアをはじめ、トリエチル
アミン、ジエチルアミン、ジブチルモノメチルアミン等
のアルキルアミン、モノエタノールアミン、ジエタノー
ルアミン、トリエタノールアミン、モノイソプロパノー
ルアミン、N−メチルエタノールアミン、ジメチルアミ
ノプロパノールアミン等のOH基含有有機アミンの他モ
ルホリン等の環状有機アミンが挙げられる。また、以上
に例示したモノマーを二種類以上組み合わせて共重合す
ることも可能である。これら、共重合可能なモノマーの
使用割合は、本発明の目的性能を損なわない程度、概ね
60重量%以下、好ましくは40重量%以下で共重合し
たものが好適である。
【0010】ポリN−ビニルカルボン酸アミド系架橋体
を用いることにより、揮発性物質を分散可溶化させるた
めの界面活性剤、アルコールを含む溶液でも吸液ゲル化
させることが容易となる。また、ポリN−ビニルカルボ
ン酸アミド系架橋体は、室温で様々な溶液の吸液が可能
であるため、ゲル状組成物を室温で作製することが可能
であり、ゲル作製時における揮発性物質の散逸を抑える
ことが出来る。さらには、得られたゲル化した組成物の
透明性が良く、光安定性にも優れており、長期の保存、
使用時にも離水等の性能の経時での低下が起こり難い。
また、本発明の揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物の特
徴として、凍結融解を繰り返しても吸液した溶液を離水
し難い性質があり、特に寒冷地での揮発性物質の徐放出
性ゲル状組成物の使用に際して有用である。ポリN−ビ
ニルカルボン酸アミド系架橋体の添加量は、揮発性物質
の徐放出性ゲル状組成物の要求される固さにもよるが、
概ね1重量%〜10重量%、好ましくは、2重量%〜7
重量%使用される。1重量%より少ないと経時でのゲル
体からの離水が認められ、10重量%より多いと、ゲル
が固くなりすぎて組成物を容器へ充填する場合の作業性
が悪くなり、揮発性物質が揮散した使用後の残さ量が多
くなり好ましくない。使用される架橋体の大きさは、概
ね、0.1μm〜10mm、形状は、粉末状、破砕状、
顆粒状、ペレット状、ビーズ状、サイコロ状、棒状、ま
たはシート状等であるが、揮発性物質の徐放出性ゲル状
組成物の使用目的、意匠性等により適宜選択される。ポ
リN−ビニルカルボン酸アミド系架橋体は、既知の水溶
液重合法、逆相懸濁重合法、沈殿析出重合法等により製
造される。
【0011】本発明に使用される揮発性物質は、香料、
消臭剤、防虫剤、殺虫剤、忌避剤等の室温条件下で蒸散
性を有する物質であり、その一種類または二種類以上を
配合したものである。これらの揮発性物質の配合量は、
揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物の種類あるいは利用
用途、形態等の相違により適宜に選択することができる
が、一般的には全体量に対して、0.1〜40重量%、
より好ましくは0.5〜30重量%配合される。0.1
重量%未満では、揮発性物質の揮散量が少ないため、揮
発性物質含有組成物の目的とする機能が発現できない。
一方、40重量%を越えると、ゲル状態の悪化を伴い、
更に揮発性物質が過度に揮散し、徐放出性を有さず、強
すぎる効果を生じるため、好ましくない。本発明による
揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物の場合、従来のゲル
化剤を用いた場合に比べて、ゲルの諸物性を損なうこと
なく揮発性物質の含有量を大幅に増やせるため、高濃度
の揮発性物質含有ゲル状組成物を作製することが可能で
あり、それによって、従来の揮発性物質の徐放出性ゲル
状組成物と同等の性能を有しながら、より小型化された
製品の作製が可能である。
【0012】本発明で揮発性物質として使用する香料に
は、例えばオレンジ、レモン、ライム、グレープフルー
ツなどの柑橘類フレーバー、パイナップル、バナナ、ア
ップル、アプリコット、ベリー、チェリー、ピーチ等の
果実フレーバー、ココナッツ、バニラ、ミント等の食品
用フレーバー、ローズ、ジャスミン、キンモクセイ、ク
チナシ、スズラン、スイトピー、リラ、フリージア、ヒ
ヤシンス、シクラメンなどの花フレーバー、リモネン、
α−ピネン、β−ピネン、p−シメン、γ−テルピネ
ン、3−カレン、ミルセン、オシメン、p−メンタン、
1−p−メンテン等の炭化水素類、リナロール、シトロ
ネロール、ゲラニオール、ベンジルアルコール、β−フ
ェニルエチルアルコールなどのアルコール類及びこれら
アルコールエステル類、その他調合香料素材として従来
から用いられてきた香料化合物並びにこれらの任意の混
合物からなる調合香料組成物などを挙げることができ
る。
【0013】揮発性物質として使用する消臭剤には、植
物抽出精油、ジチオ−2,2’−ビス(ベンズメチルア
ミド)、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン等が
挙げられる。揮発性物質として使用する防虫剤には、例
えば、ペルメトリン、プロチオホス、フルバリネート、
フェンバレレート、ピレトリン、ピペロニルブトキシ
ド、ショウ脳油、ラベンダー油、トウガラシ抽出物、ニ
ンニク抽出物等が挙げられる。揮発性物質として使用す
る殺虫剤としては、クロルピクリン、ジクロロプロパ
ン、ジクロロプロピレン、ジクロルボス等や、現在農薬
として一般に使用されている液状薬剤などが挙げられ
る。
【0014】揮発性物質として使用する忌避剤として
は、例えば、フェンバレレート、レモングラス精油、木
酢、タバコ抽出物等の害虫、犬猫、カラス、野ウサギ等
忌避剤が挙げられる。本発明で用いる界面活性剤として
は、揮発性物質を分散可溶化させることができれば、ノ
ニオン系、アニオン系及びカチオン系の界面活性を特に
制限無く使用可能である。このことは、現在一般的に使
用されているカラギーナン、寒天等の天然系ゲル化剤、
ポリアクリル酸、マレイン酸等の合成系ゲル化剤等の分
子内にアニオン成分を有するものでは、カチオン系界面
活性剤が使用出来ないこと、また、アニオン系界面活性
剤も添加量によってはゲル化能に影響を及ぼすため使用
に制限があることと比較すれば、ポリN−ビニルカルボ
ン酸アミド系架橋体の優れた特徴である。
【0015】本発明で用いられる界面活性剤としては、
例えばポリオキシエチレンアルキルエーテル類、ポリオ
キシエチレン脂肪酸エステル類、ポリオキシエチレン脂
肪酸アミド類、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類等の
ポリオキシエチレン誘導体類、ポリオキシエチレンポリ
オキシプロピレン共重合体類、ソルビタン脂肪酸エステ
ル類、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル
類、ソルビット誘導体類、ショ糖脂肪酸エステル類、脂
肪酸塩類、アルキル硫酸エステル類、アルキルベンゼン
スルフォン酸塩類、アルキルナフタレンスルフォン酸塩
類、アルキルスルフォコハク酸塩類、アルキルジフェニ
ルエーテルジスルフォン酸塩類、ポリオキシエチレンア
ルキル硫酸エステル塩類、アルキルアミン塩類、第四級
アンモニウム塩類、アルキルベタイン類、アミンオキサ
イド類及びこれらの任意の混合物等を挙げることができ
る。これらの界面活性剤の配合量は揮発性物質の可溶化
に最適の量が使用されるが、通常ゲル状組成物の全体量
に対して、0.1〜15重量%、より好ましくは0.5
〜10重量%配合される。15重量%より多いとゲル状
組成物からの揮発性物質の揮散を阻害するため好ましく
ない。本発明の揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物にお
いて、水の配合量は揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物
の利用形態により、適宜に選択することができ、ゲル状
組成物全体量に対して、15〜98.8重量%、より好
ましくは30重量%〜97重量%配合される。15重量
%未満では、ゲル状組成物の透明性低下等の外観の悪化
が生じ、98.8重量%以上では、ゲルに流動性が出て
しまい、好ましいゲル状態とならない。
【0016】また、本発明においてアルコール類は必ず
しも配合する必要はないが、厳寒時の凍結防止や揮発性
物質の揮散(徐放出)速度をコントロールするため、さ
らには、ゲルの透明性を向上させるために、配合するほ
うが好ましい。その配合量は、ゲル状組成物の全体量に
対して、0〜60重量%、より好ましくは1〜30重量
%配合される。60重量%より多いと揮発性物質の蒸散
速度が早くなり過ぎ、効果の持続性が保持出来ない。本
発明において使用されるアルコール類としては、メチル
アルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、ベンジルアルコール、3−メチル−3−メトキシブ
タノール等が挙げられるが、安全性の面からエチルアル
コールが好ましい。また、各種変性剤、例えば、八アセ
チル化しょ糖、安息香酸デナトニウム、ブルシン、フレ
ーバーH−No.1、フレーバーH−No.3、フレー
バーH−No.4、フレーバーH−No.6、フレーバ
ーH−No.9、フレーバーH−No.10、フレーバ
ーH−No.11、フレーバーH−No.12、フレー
バーH−No.13、フレーバーT−No.100、フ
レーバーT−No.101等を添加した変性アルコール
も使用することが可能である。また、エチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、
プロピレングリコール、1,3−ブチルグリコール、ヘ
キシレングリコール、グリセリン、ソルビトール、マル
チトール等の多価アルコールを1種または混合して使用
することができる。
【0017】本発明の揮発性物質の徐放出性ゲル状組成
物には、前記必須成分の他に所望により、色素類、紫外
線吸収剤、防腐剤、にがみ剤、増粘剤、酸化防止剤、従
来のゲル化剤などを添加することができる。色素類は、
ゲル状組成物を着色し、意匠性を向上させる目的等で用
いられ、例としては、食用青色1号、食用赤色106
号、食用赤色3号、食用黄色5号等が挙げられる。紫外
線吸収剤は、揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物に含有
される揮発性物質が紫外線に対して劣化し易い場合に添
加され、例えば、ヒドロキシメトキシベンゾフェノン、
フェニルサリシレート、ベンゾトリアゾール系、シアノ
アクリレート系等が挙げられる。防腐剤としては、パラ
オキシ安息香酸エステル、イソプロピルメチルフェノー
ル等が挙げられるが、その添加量は、ポリN−ビニルカ
ルボン酸アミド系架橋体が優れた腐敗耐久性を有してい
るため、従来のゲル化剤の場合より大幅に減量すること
ができる。にがみ剤は、幼児等の誤食防止のためにゲル
状組成物に添加され、例としては、ビトレックス(登録
商標:長瀬産業製)等が挙げられる。増粘剤は、従来の
ゲル化剤処方においてはゲルに適度の弾力性を付与し、
ゲル強度を上げ、離水を防止する為に添加されるが、ポ
リN−ビニルカルボン酸アミド系架橋体を用いた場合に
は、それ自体で既に十分なゲル物性を有している為、殆
ど添加の必要性は無いが、架橋体のゲル状組成物中での
含有量を減らしたい場合等には、その補助剤としての添
加は有効である。例としては、メチルセルロース、エチ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボ
キシメチルセルロース、アラビアガム、ローカストビー
ンガム、ペクチン、アルギン酸ナトリウム、プルラン、
グアーガム、タマリンド種子多糖類、キサンタンガム等
の天然系、半合成系増粘剤、ポリビニルアルコール、ポ
リアクリル酸ナトリウム、ポリスルフォン酸ナトリウ
ム、ポリアクリルアミド等の合成系増粘剤の他に、ポリ
N−ビニルカルボン酸アミド系増粘剤が挙げられる。こ
れらの中では、特に、アルコール水溶液に可溶であり、
界面活性剤との相溶性、耐光性に優れるポリN−ビニル
カルボン酸アミド系増粘剤が好適である。
【0018】酸化防止剤は、主に揮発性物質の酸化劣化
防止の目的で添加され、例えば、ビタミンE、ジ−t−
ブチル−p−クレゾール(BHT)、ブチル化ヒドロキ
シアニソール(BHA)等が挙げられる。従来のゲル化
剤としては、前出の天然系、合成系ゲル化剤の他に、デ
ンプンアクリル酸塩グラフト体等の半合成系ゲル化剤等
が挙げられる。これらの添加剤を配合する場合の配合量
は、一般的にはゲル状組成物の全体量に対して、0〜2
重量%程度の範囲で充分にその目的の機能を発揮するこ
とができる。
【0019】本発明の揮発性物質の徐放出性ゲル状組成
物は、例えば次のような容易な操作によって製造するこ
とができる。即ち、まず揮発性物質を水、または、アル
コール水溶液中に投入し、それに界面活性剤を適量加え
て撹拌することにより、揮発性物質を均一に溶解、また
は、分散させる。その中に、ポリN−ビニルカルボン酸
アミド系架橋体を投入し、室温下、数時間撹拌、また
は、投入時に撹拌した後に静置する。溶液の組成により
ゲル化に要する時間は変化するが、概ね、1〜数時間で
ゲル化が完了する。または、揮発性物質含有溶液(分散
液)を調整した後、ポリN−ビニルカルボン酸アミド系
架橋体を所望する製品容器中に先に入れ、その後、溶液
をその中に注ぎ込むことにより、複雑な形状を有する容
器の場合でも無理なく容器形状に合ったゲル状組成物を
得ることができる。この場合には、溶液を注ぎ込んだ
後、直ぐに密封包装することが可能であり、ゲル化が容
器中で進行するため、ゲル化に要する待ち時間が節約で
き、前者の方法に比べて経済的である。
【0020】
【実施例】以下に、本発明について実施例、比較例を挙
げて説明する。 実施例1〜14 下記表1及び表2に示す配合量(重量%)に従い、揮発
性物質の徐放出性ゲル状組成物を調製した。実施例1〜
10まではゲル状芳香剤、実施例11はゲル状消臭剤、
実施例12はゲル状防虫剤、実施例13はゲル状殺虫
剤、実施例14はゲル状忌避剤の処方例である。成分
中、香料(マスカット、ピーチ、バニラフレーバー)、
防虫剤(ラベンダー油)、忌避剤(レモングラス精油)
は市販品を使用した。界面活性剤は花王株式会社の市販
品を使用した。ポリN−ビニルカルボン酸アミド系架橋
体としては、昭和電工株式会社製 ポリN−ビニルアセ
トアミド系架橋体「PNVA NA−010」を使用し
た。尚、実施例1では、粒子径0.2〜0.5mmの粉
末状PNVA NA−010、実施例10では、5mm
角のサイコロ状PNVA NA−010、その他の実施
例では、1.0〜2.5mmの破砕状PNVA NA−
010を使用した。調製方法は、まず揮発性物質を水、
または、アルコール水溶液中に投入し、それに界面活性
剤を適量加えて撹拌することにより、揮発性物質を均一
に溶解または分散させた。次にポリN−ビニルカルボン
酸アミド系架橋体を入れた容器に、溶液または分散液を
注ぎ込み、室温下、3時間静置した。
【0021】比較例1〜3 下記表3に示す配合量(重量%)に従い、市販の天然物
系ゲル化剤であるジュランガムを用いてゲル状組成物を
調製した。調整方法は、まずジュランガムを水に添加
し、90℃以上になるまで加熱撹拌しジュランガムを完
全に溶解した。次にジュランガム溶液を約50℃になる
まで冷却し、そこに香料、界面活性剤、エタノール等を
加えて、さらに撹拌した。その後、約40℃になるまで
放冷してから容器へ充填し、室温になるまで放置した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】比較例4〜7 下記表3に示す配合量(重量%)に従い、市販のポリア
クリル酸ソーダ(PAS)系吸水剤(合成高分子架橋
体)を用いてゲル状組成物を調製した。調製方法は、ま
ず揮発性物質を水、または、アルコール水溶液中に投入
し、それに界面活性剤を適量加えて撹拌することによ
り、揮発性物質を均一に溶解または分散させた。次にポ
リアクリル酸ソーダ系吸水剤を入れた容器に、溶液また
は分散液を注ぎ込み、室温下、3時間静置した。
【0025】
【表3】
【0026】試験例 次に、上記で得られた揮発性物質の徐放出性ゲル状組成
物について、調整時のゲルの状態、透明性、密封保存時
の経時安定性(透明性低下、離水、ゲルの収縮の有無)
について調べた。試験方法は下記の通り、 ・ゲルの状態・・・目視により観察した。評価基準は、
それぞれ◎が「ゲル化良好でゲルの流動性無し」、○が
「ゲル化良好もやや流動性有り」、△が「一部ゲル化す
るも離水又はゲル化しきれない溶液あり」、×が「ゲル
化しない」である。 ・透明性・・・・・目視により観察した。評価基準は、
それぞれ◎が「良好」、○が「良好も濁りあり」、△が
「やや不透明」、×が「不透明」である。 ・離 水・・・・・屋内の直射日光の当たらない明るい
場所で、1ヶ月間室温密封保存した後、目視により離水
の程度を調べた。評価基準は、それぞれ◎が「なし」、
○が「わずかに認められる」、△が「やや多い」、×が
「かなり多い」である。 ・ゲルの収縮・・・屋内の直射日光の当たらない明るい
場所で、1ヶ月間室温密封保存した後、目視により観察
した。評価基準は、それぞれ◎が「なし」、○が「わず
かに認められる」、△が「やや大きい」、×が「かなり
大きい」である。
【0027】試験結果を表4及び表5に示す。表4から
明らかな通り、実施例1〜14の各ゲル状組成物はいず
れも全ての項目において優れた特性を示した。これに対
して、表5に示した様に、比較例1の組成物では、ジュ
ランガムを溶解した液に、揮発性物質を溶解したエタノ
ール水溶液を加えて冷却すると、エタノール水溶液とジ
ュランガム水溶液は相溶性を示さずそれぞれに分離し、
ジュランガム部のみがゲル状に固化した。比較例2及び
比較例3では、ゲル状組成物は得られるものの、経時で
の安定性に欠け、離水が観測された。比較例4の組成物
では、ポリアクリル酸ソーダ系吸水剤がエタノール水溶
液に対して吸液性をほとんど示さず、ゲル状組成物は得
られなかった。比較例5では、ゲル状組成物は得られる
ものの、ゲルに流動性があり、透明性に欠けるゲルとな
り、また、経時での安定性も悪かった。比較例6では、
溶液の一部が吸液されず、吸液によりゲル化した部位
も、透明性に欠けていた。比較例7では、ゲル状組成物
は得られるものの、ゲルに流動性があり、経時での安定
性も悪かった。
【0028】
【表4】
【0029】
【表5】
【0030】
【発明の効果】揮発性物質、ポリN−ビニルカルボン酸
アミド系架橋体、界面活性剤および水を、場合によって
はアルコール類をさらに含有する揮発性物質の徐放出性
ゲル状組成物は、そのゲル状組成物を室温で作製するこ
とが可能であり、ポリN−ビニルカルボン酸アミド系架
橋体は、揮発性物質を分散可溶化させるための界面活性
剤、アルコールを含んだ溶液を吸液ゲル化させることが
可能であり、光安定性にも優れた揮発性物質の徐放出性
を有するゲル状組成物を提供できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揮発性物質、ポリN−ビニルカルボン酸
    アミド系架橋体、界面活性剤および水を含有することを
    特徴とする揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物。
  2. 【請求項2】 さらにアルコール類を含有する請求項1
    記載の揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物。
  3. 【請求項3】 ポリN−ビニルカルボン酸アミド系架橋
    体が、ポリN−ビニルアセトアミド系架橋体であること
    を特徴とする請求項1または2記載の揮発性物質の徐放
    出性ゲル状組成物。
  4. 【請求項4】 揮発性物質が香料、消臭剤、防虫剤、殺
    虫剤または忌避剤である請求項1ないし3記載の揮発性
    物質の徐放出性ゲル状組成物。
  5. 【請求項5】 揮発性物質を0.1〜40重量%、ポリ
    N−ビニルカルボン酸アミド系架橋体を1〜10重量
    %、界面活性剤を0.1〜15重量%、水を15〜9
    8.8重量%およびアルコール類を0〜60重量%含有
    することを特徴とする請求項1ないし4記載の揮発性物
    質の徐放出性ゲル状組成物。
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