JP2001098296A - 香気性精油含有組成物を用いた洗浄剤 - Google Patents

香気性精油含有組成物を用いた洗浄剤

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JP2001098296A
JP2001098296A JP27872099A JP27872099A JP2001098296A JP 2001098296 A JP2001098296 A JP 2001098296A JP 27872099 A JP27872099 A JP 27872099A JP 27872099 A JP27872099 A JP 27872099A JP 2001098296 A JP2001098296 A JP 2001098296A
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JP27872099A
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Keiko Echigo
恵子 愛知後
Tetsuya Ishii
徹弥 石井
Hirotaka Takoshi
宏孝 田越
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Resonac Holdings Corp
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Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】取扱いが容易で、落ちにくい油性汚れ等に対
し、効果的に洗浄能力が発揮できる、新規な香気性精油
含有組成物を用いた洗浄剤を提供する。 【構成】下記一般式(1) CH2=CH−NR1−COR2 (1) (式中、R1、R2は独立に水素原子またはメチル基を表
すか、あるいは結合し、炭素数3〜5のアルキレン基を
表す。)で表される単量体から得られる(共)重合体お
よび/または該(共)重合体の架橋物(A)テルペン系
化合物(B)及び界面活性剤及び/又は水溶性有機溶剤
(C)からなる香気性精油含有組成物を有効成分とする
ことを特徴とする洗浄剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、上記一般式(1)
で表される単量体から得られる(共)重合体および/ま
たは該(共)重合体の架橋物、テルペン系化合物ならび
に界面活性剤および/または水溶性有機溶剤から構成さ
れる香気性精油含有組成物とそれを有効成分とすること
を特徴とする洗浄剤に関し、特に香気性精油であり且つ
安全性が高く油性汚れの洗浄に効果的であるリモネン等
のテルペン系化合物を含有する組成物を含有せしめた洗
浄剤及び該洗浄剤を用いるテープ状洗浄材に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、インク汚れ、レンジ周りの汚
れ、爪のエナメル等の除去に対して、トルエン、キシレ
ン等の溶剤が利用されてきたが、これらの溶剤は人や環
境に対し様々な悪影響を及ぼすことが知られている。ま
た、半導体産業等においてフラックス等の除去に用いる
代替フロンの開発が進められてきたが、いまだ効果的で
安全性の高い溶剤は開発されていない。近年、そのよう
な状況の中、安全性の高いリモネンを中心としたテルペ
ン系化合物が注目され、これらを利用した洗浄剤の開発
が進められてきた。例えば、特開昭61−18398号
公報、特開平6−100417号公報、特開平6−29
9112号公報においては、リモネン等のテルペン化合
物を含む液状洗浄剤が開示されており、特開昭61−7
6599号公報ではリモネンとポリシロキサンを用いた
エアゾール型洗浄剤が開示されている。また、特開平1
−221309号公報、特開平7−126152号公
報、特開平8−310924号公報にはテルペン系化合
物を用いた毛髪・身体用洗浄剤が開示されている。更
に、特開平4−268399号公報及び特表平9−50
9438号公報ではテルペン系化合物を用いた自動車用
洗浄剤に関する技術が開示されている。
【0003】しかしながら、これらテルペン系化合物を
用いた洗浄剤は、作業中に手指の皮膚に接触しやすいこ
と、水洗等により洗浄剤と洗浄後の汚れ成分とを結果的
に環境へ放出することなど、環境、衛生面において好ま
しいものではなかった。また、リモネン等のテルペン系
化合物を洗浄剤として利用する際には、汚れとの接触時
間をある程度確保することが効果的であるが、従来の技
術においてはテルペン系化合物が容易に揮発したり、流
れ落ちたりしてしまうために高い洗浄効果が得られなか
った。また、洗浄対象物が立体的で、垂直な面、下向き
の面等が存在する場合には洗浄剤が塗布部分から流れ去
ってしまい十分な洗浄効果が得られず、使用時に汚れ等
を除去しながら流れるため被洗浄面に縞目ができ外観を
損なってしまう等の欠点があり、その場合に十分な洗浄
効果を得るためには何度も繰り返して洗浄剤を塗布しな
ければならないなど、効率的でなく不経済であった。
【0004】上記問題を解決するための手段として、例
えば、テルペン系化合物に脂肪酸を加えることによって
増粘させる方法(特開平7−126152号公報)や、
テルペン系化合物をカルボキシビニルポリマーと有機ア
ミンを用いて増粘させる方法(特開平7−316534
号公報)等が提案されている。
【0005】しかし、いずれの方法もテルペン化合物を
均一に且つ高粘度で増粘させることは難しく、従って取
扱容易で利便性のあるクリーム状またはテープ状等に加
工することは困難であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる状況
に鑑みてなされたものであり、洗浄剤として有効で且つ
人体への影響が少ないテルペン系化合物を効果的に増粘
或いは吸収担持させることにより、油性汚れ等を有効に
除去することが可能な香気性精油含有洗浄剤及び該洗浄
剤を用いたテープ状洗浄材を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の構造を有す
る(共)重合体および/または該(共)重合体の架橋物
とテルペン系化合物を用いることにより、上記課題を達
成できることを見いだし、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は次の事項に関する。
[1] 下記一般式(1) CH2=CH−NR1−COR2 (1) (式中、R1、R2は独立に水素原子またはメチル基を表
すか、あるいは結合し、炭素数3〜5のアルキレン基を
表す。)で表される単量体から得られる(共)重合体お
よび/または該(共)重合体の架橋物(A)、テルペン
系化合物(B)及び界面活性剤および/または水溶性有
機溶剤(C)からなる香気性精油含有組成物を有効成分
とすることを特徴とする洗浄剤。 [2]一般式(1)で表される単量体がN−ビニルアセ
トアミドである、上記[1]に記載の洗浄剤。
【0009】[3]テルペン系化合物(B)が、リモネ
ン、シトラール、シトロネラール、シトロネロール、リ
ナロールから選ばれる1種または2種以上の化合物の混
合物である上記[1]または[2]に記載の洗浄剤。 [4](共)重合体および/または該(共)重合体の架
橋物(A)、テルペン系化合物(B)及び界面活性剤お
よび/または水溶性有機溶剤(C)の総量に対して、
(共)重合体および/または該(共)重合体の架橋物
(A)の含有量が、0.1〜20重量%である上記
[1]ないし[3]のいずれかに記載の洗浄剤。 [5](共)重合体および/または該(共)重合体の架
橋物(A)、テルペン系化合物(B)及び界面活性剤お
よび/または水溶性有機溶剤(C)の総量に対して、テ
ルペン系化合物(B)の含有量が、0.1〜50重量%
である上記[1]ないし[4]のいずれかに記載の洗浄
剤。
【0010】[6](共)重合体および/または該
(共)重合体の架橋物(A)が、下記一般式(1) CH2=CH−NR1−COR2 (1) (式中、R1、R2は独立に水素原子またはメチル基を表
すか、あるいは結合し、炭素数3〜5のアルキレン基を
表す。)で表される単量体と、下記一般式(2) CH2=CR3−COOM (2) (式中、R3は水素原子またはメチル基を示し、Mは水
素原子,アルカリ金属原子、アンモニウムまたは置換ア
ンモニウムを示す。)で表される単量体との共重合体
に、金属化合物を配合した組成物であることを特徴とす
る上記[1]ないし[5]のいずれかに記載の洗浄剤。 [7]金属化合物がアルミニウム化合物であることを特
徴とする上記[6]に記載の洗浄剤。 [8]洗浄剤の形態が、クリーム状である上記[1]な
いし[7]のいずれかに記載の洗浄剤。 [9]上記[8]に記載の洗浄剤を、構成成分の一つとし
て有することを特徴とするテープ状洗浄材。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明において、香気性精油含有
組成物を有効成分とする洗浄剤は、上記一般式(1)で
表される単量体から得られる(共)重合体および/また
は該(共)重合体の架橋物(以下、「ポリN−ビニルア
セトアミド系(架橋)重合体」という。)とテルペン系
合物並びに界面活性剤および/または水溶性有機溶剤を
含有してなる。
【0012】本発明の香気性精油含有組成物を有効成分
とする洗浄剤は、香気性精油の溶液にポリN−ビニルア
セトアミド系重合体またはポリN−ビニルアセトアミド
系架橋重合体を添加し、溶液を増粘させるかまたは吸液
ゲル化させてゲル状とすることにより調製される。
【0013】その際使用するポリN−ビニルアセトアミ
ド系(架橋)重合体は、前記一般式(1)で表される単
量体を重合することにより得られ、前記一般式(1)の
単量体としては、例えばN−ビニルホルムアミド、N−
メチル−N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトア
ミド,N−メチル−N−ビニルアセトアミド、N−ビニ
ルピロリドン等が挙げられるが、これらの中でも特にN
−ビニルアセトアミドが好適に使用できる。
【0014】ポリN−ビニルアセトアミド系(架橋)重
合体は、前記一般式(1)の単量体の単独(架橋)重合
体であっても、共重合可能な他の単量体との(架橋)共
重合体であってもよい。
【0015】前記一般式(1)で表される単量体と共重
合可能な他の単量体としては様々なものがあるが、例え
ば、(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メ
タ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノエチル
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチルアミノプロ
ピル(メタ)アクリルアミド、アクリロイルモルホリ
ン、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミド、N−イ
ソプロピル(メタ)アクリルアミド等の(メタ)アクリ
ルアミド系モノマー;(メタ)アクリル酸、マレイン
酸、フマル酸等の不飽和カルボン酸類;(メタ)アクリ
ル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アク
リル酸プロピル、(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)
アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸オクチル、
(メタ)アクリル酸ラウリル、(メタ)アクリル酸ベン
ジル、フマル酸メチル、フマル酸エチル、フマル酸プロ
ピル、フマル酸ブチル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジ
エチル、フマル酸ジメチル、フマル酸ジエチル、フマル
酸ジプロピル、フマル酸ジブチル、マレイン酸メチル、
マレイン酸エチル、マレイン酸プロピル、マレイン酸ブ
チル、マレイン酸ジメチル、マレイン酸ジエチル、マレ
イン酸ジプロピル、マレイン酸ジブチル等の不飽和カル
ボン酸アルキルエステル;酢酸ビニルエステル、プロピ
オン酸ビニルエステル等のビニルエステル類;の他に、
(メタ)アクリロニトリル、2−(メタ)アクリルアミ
ド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム、2−
〔(メタ)アクリロイルオキシ〕エチルスルホン酸ナト
リウム等が挙げられ、これらを単独または2種以上を組
み合わせて用いることができる。
【0016】また、これらの単量体の中でも、特に前記
一般式(2)で表される単量体を用いることにより、テ
ープ状等各種形態に加工する際に好適なポリN−ビニル
アセトアミド系(架橋)重合体を得ることができる。前
記一般式(2)で表される単量体としては、例えば、ア
クリル酸、メタクリル酸、あるいはそれらのアルカリ金
属塩(例えば、アクリル酸ナトリウム、アクリル酸カリ
ウム、メタクリル酸ナトリウム等)、アンモニウム塩、
4級アンモニウム塩等が挙げられる。これら前記一般式
(2)で表される単量体の含量は、全単量体を基準にし
て50重量%以下であることが好ましく、30重量%以
下がより好ましい。前記一般式(2)で表される単量体
含量が50重量%を超えるとテルペン系化合物の増粘や
吸液能が低下するために好ましくない。
【0017】また、本発明において(共)重合体架橋物
を用いる場合、前記単量体(混合物)にさらに2個以上
の重合性不飽和基を有する重合性架橋剤を加えて重合・
架橋する方法、前記単量体(混合物)にさらに単量体中
の官能基(例えばカルボキシル基や水酸基等)と反応す
る官能基(例えば、エポキシ基等)を2個以上有する反
応性架橋剤を加えて重合・架橋する方法、または予め
(共)重合体を合成し、この(共)重合体中の官能基と
反応する官能基を2個以上有する反応性架橋剤を加えて
架橋する方法などにより架橋化することができ、これら
の方法を二つ以上組み合わせることもできる。
【0018】前記重合性架橋剤としては、例えば、N,
N−1,4−ブチレンビス(N−ビニルアセトアミ
ド)、N,N−1,6−ヘキシレンビス(N−ビニルア
セトアミド)、N,N−デシレンビス(N−ビニルアセ
トアミド)、N,N−3−オキサ−1,5−ペンチレン
ビス(N−ビニルアセトアミド)、N,N−3,6−ジ
オキサオクチレンビス(N−ビニルアセトアミド)、
N,N−p−キシレンビス(N−ビニルアセトアミ
ド)、N,N’−ジアセチル−N,N’−ジビニル−
1,4−ビスアミノメチルシクロヘキサン、テトラアリ
ルオキシエタン、トリアリルフォスフェート、トリメチ
ロールプロパンジアリルエーテル、トリメチロールプロ
パントリアリルエーテル、蔗糖アリルエーテル、N,
N’−メチレンビスアクリルアミド、エチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)ア
クリレート、ペンタエリスリトールトリアリルエーテ
ル、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、アジピン酸ジビニル、マレイン酸ジビニル、ジビニ
ルベンゼン、ジビニルエーテル等の、1分子中に重合性
不飽和基を2個以上有する化合物を挙げることが出来
る。
【0019】また、単量体中や重合体中の官能基と反応
する反応性架橋剤としては、多価グリシジルエーテル化
合物、多価イソシアネート化合物、多価アルコール化合
物、多価アルデヒド化合物、多価金属塩(例えば、マグ
ネシウム塩、アルミニウム塩、カルシウム塩等)、金属
水酸化物などが例示できる。
【0020】特に、前記一般式(1)で表される単量体
と、前記一般式(2)で表される単量体との共重合体の
場合には、架橋剤として金属化合物が好適に用いられ
る。用いる金属化合物の例としては、水酸化アルミニウ
ム、水酸化アルミニウムマグネシウム、水酸化マグネシ
ウム、水酸化カルシウムの様な水酸化物;あるいは塩化
アルミニウム、塩化マグネシウム、硫酸アルミニウム、
硫酸マグネシウム、ジヒドロキシアルミニウムアミノア
セテート、カオリン、ステアリン酸アルミニウムのよう
な無機または有機酸の正塩もしくはそれらの塩基性塩;
アルミニウム明ばんのような複塩;或いはアルミン酸ナ
トリウムのようなアルミン酸塩;無機性アルミニウム錯
塩または有機性アルミニウムキレート化合物の他に、合
成ヒドロタルサイト、メタケイ酸アルミン酸マグネシウ
ム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、硝酸アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、EDTA−アルミニウム、アル
ミニウムアラントイネート、酢酸アルミニウム、アルミ
ニウムグリシナール等を挙げることができる。これらの
金属化合物の中でも架橋速度のコントロールが容易であ
ること等からアルミニウム化合物が特に好ましく用いら
れる。
【0021】また、これら金属化合物は、水溶性のもの
でも、難溶性のものでも構わない。難溶性の金属化合物
を用いた場合、架橋反応系中に速度調整剤を添加するこ
とができ、特に酸を添加すると架橋反応が速くなる。酸
の中でも特に水酸基を含む有機酸またはその塩類を添加
することによって反応は著しく速くなる。
【0022】これらの架橋反応の速度調製剤として、ク
エン酸、乳酸、酒石酸、グルコン酸、グリコール酸、リ
ンゴ酸、フマール酸、メタスルホン酸、マレイン酸、酢
酸、EDTA−2ナトリウム、尿素、トリエチルアミ
ン、アンモニア等の金属イオンに対してキレートもしく
は配位能をもつ有機酸、有機酸塩、有機塩基などの他
に、塩酸、リン酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸などの無機
酸等が利用できる。
【0023】架橋剤の使用量としては、全単量体重量を
基準として0.001〜20重量%、好ましくは0.0
5〜10重量%の範囲であり、より好ましくは0.05
〜5重量%である。架橋剤の使用量が0.001重量%
未満では、架橋の効果が十分得られず、また20重量%
を超えると、架橋密度が高くなりすぎてテルペン系化合
物の吸収量が著しく少なくなるため好ましくない。
【0024】本発明において用いるN−ビニルアセトア
ミド系(架橋)重合体は、既に公知の方法を用いて製造
することが出来る。例えば、単量体成分を水に溶解して
そのまま重合する水溶液重合、単量体成分の水溶液を有
機溶媒中に分散させた逆相懸濁重合、単量体成分は溶解
するが得られる重合体は溶解しない有機溶剤に、単量体
成分を均一に溶解して重合を行う分散沈澱重合(スラリ
ー重合)等が挙げられる。また、場合によっては、水、
メタノール、エタノールまたはその他単量体成分が溶解
可能な(混合)有機溶剤を溶媒として隗重合させたの
ち、使用した溶媒を乾燥除去する方法によっても製造す
ることができる。
【0025】重合の際に使用する重合開始剤としては、
特に限定はなく、一般に使用されているラジカル重合開
始剤や、レドックス系開始剤等が用いられる。
【0026】上記のように製造されるN−ビニルアセト
アミド系(架橋)重合体は、前記成分(A)、(B)及
び(C)の総量に対して0.1〜20重量%、好ましく
は1〜15重量%使用され、より好ましく3〜10重量
%使用される。添加量が0.1重量%より少ないと増粘
もしくはゲル化の効果が低く、20重量%より多い場合
にはテルペン系化合物を均一に増粘させることが難しく
なるかあるいは吸液後のゲルが固くなり過ぎて取扱いが
難しくなる等の問題が生じるため好ましくない。
【0027】本発明において使用されるテルペン系化合
物(B)としては、天然に存在するイソプレノイド化合
物であって、モノテルペン類、ジテルペン類、セスキテ
ルペン類に分類される化合物群をいう。例えば、シトラ
ール、シトロネラール、シトロネロール、ヒドロキシシ
トロネラール、ゲラニオール、ミルセン、ミルセノー
ル、メントール、α−ピネン、β−ピネン、カンフェ
ン、カンファー、ルナロール、リモネン、サピネン、
1,4−シネオール、テルピネオール、ノポール、アネ
トール、オシメン、ジペンテン、アロオシメン、スクワ
レン、ファルネソール、ボルネオール等があげられる。
これらの中で特に洗浄剤成分として有効であるものとし
ては、レモン油、オレンジ油、樟脳油、ハッカ油、橙花
油、杉油に含まれるリモネン、シトラール、シトロネラ
ール、シトロネロール、リナロールが挙げられ、これら
を1種または2種以上用いることができる。
【0028】これらテルペン化合物の使用量としては、
組成物の使用方法、使用目的や使用場所によって異なる
が、前記成分(A)、(B)及び(C)の総量に対して
0.1〜50重量%の濃度で用いられる。テルペン化合
物の使用量が0.1重量%未満では洗浄効果が弱くなる
ため好ましくなく、50重量%を超えるとポリN−ビニ
ルアセトアミド系(架橋)重合体による増粘効果もしく
は溶液保持効果が薄れるため好ましくない。
【0029】テルペン系化合物は、(C)成分として界
面活性剤を含む水に均一に分散させた水溶液(均一性を
増すために更に水溶性有機溶剤を加えてもよい。)を製
造した後、ポリN−ビニルアセトアミド系(架橋)重合
体を加えて増粘またはゲル化させて用いるか、または
(C)成分として水溶性有機溶剤に溶解させた後に、ポ
リN−ビニルアセトアミド系(架橋)重合体を加えて増
粘またはゲル化させて用いる。
【0030】(C)成分として用いる界面活性剤の例と
しては、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルカンスル
ホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩、モノアルキル硫酸
エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル硫酸エステル塩等に代表される陰イオン性界面活性
剤が挙げられ、これらの陽イオンとしては、ナトリウ
ム、カリウム等のアルカリ金属イオン、モノエタノール
アミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等
のアルカノールアミン等が挙げられる。ノニルフェニル
エーテルや高級アルコールの酸化エチレン付加物に代表
されるポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチ
レンポリオキシプロピレンブロックコポリマー等の非イ
オン性界面活性剤、アルキルベタイン、アルキルアミド
ベタイン、カルボベタイン、ヒドロキシスルホベタイン
等のベタイン型、イミダゾリン型の両性界面活性剤、ま
たは、ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド等に代表される
脂肪酸アルカノールアミド等、燐酸エステル、ホウ酸エ
ステル系界面活性剤等を1種または2種以上選択して使
用することが出来る。これらの中でも、酸性での安定
性、低発泡性、浸透力等から、非イオン性界面活性剤が
好適であり、その中でも特に生分解性を考慮するとポリ
オキシエチレンアルキルエーテルが好適である。界面活
性剤の配合量はもちいるテルペン系化合物の種類や使用
目的に応じて変える必要があるため一概に規定できない
が前記成分(A)、(B)及び(C)の総量に対して
0.1〜20重量%の範囲が好ましい。
【0031】また、水溶性有機溶剤としては、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エ
チレングリコール、プロピレングリコール、それらの重
合物であるポリエチレングリコールまたはポリプロピレ
ングリコール、メチルセロソルブ、セロソルブ、ブチル
セロソルブ、プロピルセロソルブ、ジエチレングリコー
ル、メチルカルビトール、カルビトール、ブチルカルビ
トール、プロピルカルビトール、プロピレングリコール
モノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチル
エーテル、プロピレングリコールモノブチルエーテル、
プロピレングリコールモノプロピルエーテル、ジプロピ
レングリコール、ジプロピレングリコールモノメチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノエチルエーテル、
ジプロピレングリコールモノブチルエーテル、ジプロピ
レングリコールモノプロピルエーテル、グリセリン、エ
タノールアミン及びその誘導体等の溶剤が挙げられる。
水溶性溶剤の配合量は用いるテルペン系化合物の種類や
使用目的に応じて変える必要があるため一概に規定でき
ないが、成分(A)、(B)及び(C)の総量に対して
1〜95重量%の範囲である。
【0032】本発明の香気性精油含有組成物を用いた洗
浄剤は、使用する界面活性剤及び水溶性有機溶剤の種
類、量を選ぶことにより、均一透明なゲル状組成物とす
ることができる。
【0033】さらに本発明の香気性精油含有組成物を用
いた洗浄剤は、他の成分と組み合わせて高度複合化され
た組成物として使用することも可能である。ここで用い
られる他の成分としては、ポリN−ビニルアセトアミド
系(架橋)重合体の増粘効果あるいは保持効果を失わせ
ないものであり、かつテルペン系化合物の洗浄剤として
の効果を失わせないものであれば特に制限はない。この
ような他の成分としては、シリコーンゴム、アクリルゴ
ム、グアーガム、ローカストビーンガム、天然ゴム、ウ
レタンゴム、エチレン−プロピレンゴム(EPR)、エ
チレン−プロピレン−ジエン系ゴム(EPDM)、スチ
レン−ブタジエン系ゴム(SBRやSEBR等)のごと
きゴム系材料;ポリビニルアルキルエーテル、ポリビニ
ルアルコール、ポリ酢酸ビニル、メチルビニルエーテル
/無水マレイン酸共重合体、ポリビニルピロリドン、カ
ルボキシルビニルポリマー、ビニルピロリドン/酢酸ビ
ニルアルキルアミノアクリル酸共重合体、メタカルボキ
シベタイン/メタカルボキシエステル共重合体、スチレ
ン/マレイン酸共重合体、エチレン/酢酸ビニル共重合
体、部分鹸化エチレン/酢酸ビニル共重合体、部分鹸化
ポリ酢酸ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、ポリアミド、ポリアセタール、ポリフェニレンサル
ファイド、ポリイミド、ポリエーテルケトン、ポリエー
テルイミド、ポリエーテルエーテルケトン、ポリアクリ
ロニトリル、ポリ(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ル、ポリアルキレンオキシド等の合成高分子;キチン、
キト酸、デンプン、コラーゲン、デンプン、プルラン、
エチルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピル
セルロース、フタレートメチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース等のごとき天然系高分子材料等が挙げ
られる。また、シリカ、アルミナ、ゼオライトといった
無機物や、砂、粘土、モンモリロナイト、ベントナイト
といった土壌成分を用いることもできる。
【0034】さらに、本発明の効果を損なわない範囲
で、洗浄効果を高める等、所望により、他の洗浄剤、キ
レート剤、香料、染料、顔料、安定剤、溶剤、殺菌剤、
腐食防止剤、抗菌剤、消泡剤、発泡剤、酵素、研磨剤、
無機化合物等を加えることも可能である。
【0035】また、本発明の香気性精油含有組成物を用
いた洗浄剤は、不織布、ロックウール、発泡ウレタン、
紙、綿、フェルト等の他の基材に塗布させたり、積層さ
せたりして使用することもでき、スプレー、霧吹き等で
吹き付けること、被洗浄物を浸漬して使用すること等も
できる。さらに本発明の香気性精油含有組成物を用いた
洗浄剤は、必要に応じてクリーム状、軟膏状にしてチュ
ーブ等の容器に入れて使用することも可能である。ま
た、組成を選択することにより、エアゾールタイプの洗
浄材とすることも可能である。
【0036】次いで、本発明の洗浄剤を用いたテープ状
洗浄材について説明する。本発明によるテープ状洗浄材
を作成するには、例えばエタノール等の水溶性有機溶剤
にリモネン等のテルペン系化合物を溶解し、これに前記
一般式(1)で表される単量体と前記一般式(2)で表
される単量体との共重合体と、必要に応じてたとえば架
橋剤として金属化合物を分散または溶解させ、その液を
適量の水に徐々に添加して練合し、得られたゾル体をシ
ート状に成形した後、必要であれば加温する。さらに、
成形したシート状ゾル体を紙、金属、ガラス繊維、布
(ネル、織布、不織布等)、合成樹脂(ポリウレタン、
エチレン酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル(例えばポリエチレンテレフタレート)、ポリオ
レフィン(例えばポリエチレン、ポリプロピレンな
ど)、ポリアミド(例えばナイロン6、ナイロン66な
ど)、ポリ塩化ビニリデン、ポリテトラフルオロエチレ
ン等)、シート(箔)、またはテープのごとき支持体の
1面あるいは両面に適量塗布すればよい。ゾル体は、加
工の過程で架橋反応しゲル体となる。なお、これらの支
持体は全方向に伸縮性を有するものが好ましく必要に応
じてアンカーコート等を施してもよい。得られたシート
状洗浄材に含まれるテルペン系化合物の揮散を抑制し保
存を容易にするには、ゲル体が塗布された面に、シリコ
ンまたはその他の適当な方法で処理した剥離シートを貼
着しておくか、あるいは粘着剤を塗布していない面をシ
リコンまたはその他の適当な方法で処理して剥離面と
し、粘着剤を塗布した面と重なるように巻く等して重ね
ておくことが望ましい。なお用いる剥離シートに特に制
限はなく、一般に用いられているポリエチレンフィル
ム、ポリプロピレンフィルム、剥離紙、セロハン、ポリ
塩化ビニル、ポリエステル等が用いられる。さらには、
ゲル体を直接、適当な成型機、打ち抜き機等を用いて各
種成型物に加工してもよい。このようにして得られた本
発明のテープ状洗浄材は必要に応じ、密閉容器等にいれ
て保存される。
【0037】次いで、本発明の洗浄剤を用いたクリーム
状洗浄材について説明する。本発明において、クリーム
状洗浄材を得るには、ポリN−ビニルアセトアミド系
(架橋)重合体および/またはそれらの水溶液もしくは
溶剤溶液とリモネン等のテルペン系化合物、所望により
各種添加物を水および/または溶剤の存在下で混合し、
必要があれば加温して溶解する。
【0038】なお、本発明のテープ状洗浄材におけるポ
リN−ビニルアセトアミド系(架橋)重合体の配合量は
洗浄剤組成物に対して0.5〜30重量%、好ましくは
0.5〜25重量%、より好ましくは0.5〜20重量
%の範囲から選ばれる。ポリN−ビニルアセトアミド系
(架橋)重合体の配合量が0.5重量%未満では基材か
らテルペン系化合物が遊離し、不均一なゲル体となり、
逆に30重量%を超えると粘性が高くなりすぎて成型が
困難になるため好ましくない。
【0039】なお、本発明のクリーム状洗浄材における
ポリN−ビニルアセトアミド系(架橋)重合体の配合量
はテルペン系化合物に対して1〜10重量%、好ましく
は1〜7重量%、より好ましくは1〜5重量%の範囲か
ら選ばれる。ポリN−ビニルアセトアミド系(架橋)重
合体の配合量が1重量%未満では塗布部の液だれが生
じ、逆に10重量%を超えると粘性が高くなりすぎて展
延性が悪化するため好ましくない。
【0040】本発明の香気性精油含有組成物を用いた洗
浄剤は、目的とする洗浄面にチューブや適当な容器を用
いて塗布する。また不織布等に塗布又は積層した形であ
ったり、テープ材の場合であれば、その面に貼付して使
用する。その後、そのまま剥離したり、またはウエスや
ティッシュペーパー等で除去したり、積層した基材やテ
ープ材等を剥離することで洗浄剤及び汚れを除去する。
塗布あるいは貼付後、除去までの時間は特に制限はな
く、本洗浄剤の透明性を利用して汚れの除去程度を確認
しながら設定すればよく、被洗浄物の汚れ具合等により
適宜決められる。
【0041】本洗浄剤が適用できる被洗浄物質として
は、洗浄材としての効果が発現するものであれば特に制
限はなく、例えばタイル、台所、レンジ周り、換気扇、
エアコン、ガラス製品、半導体基盤、金属面等に付着し
たあらゆる油性汚れ、油性成分、あるいはフラックス等
や爪に塗布したエナメル等が挙げられる。
【0042】本発明の香気性精油含有組成物を用いた洗
浄剤は、取扱いが容易で、人体に対しても安全性が高
く、特に通常の洗浄剤では落ちにくい油性の汚れの除去
に際し高い効果を示す。また、使用環境において十分な
品質安定性を有している。また、本発明の香気性精油含
有組成物を用いた洗浄剤は、テルペン系化合物の揮散速
度を調製することができるため、洗浄剤が汚れ面に接触
する時間が十分保持され、効果的に洗浄効果を発揮する
ことができる。
【0043】また、本洗浄剤は透過性に優れているた
め、例えばクリーム状洗浄材およびテープ状洗浄材を透
明な支持体に展延した場合に、汚れの除去具合を目視に
より確認しながら除去作業をコントロールすることがで
きる。
【0044】
【実施例】以下、本発明を実施例、比較例によりさらに
詳細に説明するが、本発明はこれらによりなんら限定さ
れるものではない。
【0045】なお、評価方法を以下に示す。 (1)洗浄力試験 食用油(日清社製、サラダ油)1mLをステンレス板
(SUS304、縦160mm、横160mm、厚さ3
mm)に150×150mm2の範囲で塗布し、200
℃で2時間加熱し付着させ変性油汚れ板を調製した。変
性油汚れ板に洗浄剤を塗布し16時間放置後、洗浄剤を
除去し、汚れ洗浄力の判定を行った。汚れ洗浄効果の評
価基準は以下の通り。 ◎:完全に洗浄できた。 △:洗浄はできているが、一部残っている汚れが認めら
れた。 ×:洗浄作用が認められなかった。
【0046】(2)保存安定性試験 洗浄剤組成物または洗浄材を密閉した容器に入れ、25
℃で48時間放置した後、目視観察で保存安定性評価を
行った。保存安定性評価基準は以下の通り。 ◎:洗浄剤組成物が固化していない。 ×:洗浄剤組成物が固化しているため、汚れ面に圧着で
きない。
【0047】(3)透過性評価試験 洗浄剤組成物または洗浄材を密閉した容器に入れ、25
℃で48時間放置した後、目視観察で透過性評価を行っ
た。テープ状洗浄材の場合、不透明の支持体の場合は洗
浄材組成物を剥離し目視で評価した。透過性評価基準は
以下の通り ◎:均一透明 ×:白濁または、液のしみだしがある
【0048】<製造例1>1リットルの4つ口セパラブ
ルフラスコに、撹拌機、温度計、窒素導入管、を装着
し、これにN−ビニルアセトアミド70g、架橋剤とし
てペンタエリスリトールトリアリルエーテル1.05
g、酢酸エチル630gを入れ、N−ビニルアセトアミ
ドを溶解した。窒素ガスを導入して溶存酸素を追い出し
ながら撹拌し、重合開始剤として2,2’−アゾビス
(2−プロピオネート)0.49gを約5mlの酢酸エ
チルに溶解した溶液を反応器に加えた。内溶液の温度を
70℃に上げ、この温度で5時間重合を行った。重合の
進行とともにN−ビニルアセトアミドポリマーが沈澱と
して析出してくるので、重合終了後、内溶液をろ過して
N−ビニルアセトアミドポリマーを得た。このポリマー
を数回酢酸エチルで洗浄した後、真空乾燥器で50℃、
14時間乾燥を行い、白色微粉末の架橋ポリマーを得
た。粒径は1μm以下、粘度は1重量%水溶液で200
cpsであった。本架橋ポリマーを基材(1)とする。
【0049】<製造例2>1リットルの4つ口セパラブ
ルフラスコに、撹拌機、温度計、窒素導入管、を装着
し、これにN−ビニルアセトアミド93.5g、アクリ
ロニトリル6.5gおよび脱イオン水280gを入れて
溶解した。窒素ガスを導入して溶存酸素を追い出しなが
ら撹拌して内温を30℃に昇温した後、重合開始剤とし
て2,2’−アゾビス−2−アミジノプロパン二塩酸塩
の5重量%水溶液を20g添加した。その後撹拌を停止
し、10時間静置重合した。得られたゲルをミンサーで
裁断しアセトンで洗浄した後、80℃で12時間真空乾
燥した。得られた共重合体の粘度は、1重量%水溶液で
650cpsであった。本共重合体を基材(2)とす
る。
【0050】<製造例3>1リットルの4つ口セパラブ
ルフラスコに、撹拌機、温度計、窒素導入管、を装着
し、これにN−ビニルアセトアミド80g、架橋剤とし
てペンタエリスリトールトリアリルエーテル0.5gお
よび脱イオン水280gを入れて溶解した。窒素ガスを
導入して溶存酸素を追い出しながら撹拌して内温を30
℃に昇温した後、重合開始剤として2,2’−アゾビス
−2−アミジノプロパン二塩酸塩の0.5重量%水溶液
を20g添加した。その後撹拌を停止し、10時間静置
重合した。得られたゲルをミンサーで裁断しアセトンで
洗浄した後、80℃で12時間真空乾燥した。得られた
架橋ポリマーは、水,エタノール,ジメチルホルムアミ
ド等に膨潤し、且つ可溶性の無いゲルの形状を保持し得
るものであった。本架橋ポリマーを基材(3)とする。
【0051】<製造例4>2リットルの4つ口セパラブ
ルフラスコに、撹拌羽、温度計、窒素導入管、還流冷却
器を装着し、これにN−ビニルアセトアミド100g、
架橋剤としてN,N−メチレンビスアクリルアミド1.
0gをトルエン900gに溶かし、これを沸騰させ、開
始剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.2gを加
え、そのまま沸騰の状態を保った。重合が進行するに従
って、生成したポリマーがトルエン中に析出してくるの
で、それを濾過、40℃、24時間真空乾燥し、解砕す
ることにより平均粒径2μmの白色粉末を得た。本架橋
ポリマーを基材(4)とする。
【0052】<製造例5>2リットルの4つ口セパラブ
ルフラスコに、撹拌羽、温度計、窒素導入管、還流冷却
器を装着し、N−ビニルアセトアミド70g、アクリル
酸30g、架橋剤としてトリメチロールプロパントリメ
タクリレート2.5gを酢酸エチル700gに溶かし、
これを沸騰させ、開始剤としてベンゾイルパーオキサイ
ド0.014gを加え、そのまま沸騰の状態を保った。
重合が進行するに従って、生成したポリマーが酢酸エチ
ル中に析出してくるので、それを濾過、40℃、24時
間真空乾燥し、解砕する事により平均粒径2μmの白色
粉末を得た。本架橋ポリマーを基材(5)とする。
【0053】<製造例6>1リットルの3つ口セパラブ
ルフラスコに温度計および窒素導入管を装着し、これに
N−ビニルアセトアミド90g、アクリル酸ナトリウム
10gを740gの脱イオン水に溶解した水溶液を仕込
んだ。窒素ガスを導入して溶存酸素を追い出した後30
℃に液温を調整し、重合開始剤として2,2’−アゾビ
ス−2−アミノジプロパン二塩酸塩の1%水溶液を10
g添加し、断熱状態で7時間重合させた。得られた重合
体を細断したものを、アセトン溶液にあけ脱水した後真
空乾燥を行い乾燥ポリマーを得た。これを基材(6)と
する。
【0054】<製造例7>1リットルの4つ口セパラブ
ルフラスコに撹拌棒、温度計、および窒素導入管を装着
し、これにN−ビニルアセトアミド42.55g、アク
リル酸21.6g、アクリル酸ナトリウム18.0g、
280gの脱イオン水に溶解した水溶液を仕込んだ。窒
素ガスを導入して溶存酸素を追い出した後、30℃に昇
温し、重合開始剤として2,2’−アゾビス−2−アミ
ノジプロパン二塩酸塩の5%水溶液を20g添加し、内
温を30℃に制御しながら10時間重合させた。得られ
た重合体をアセトン/水の混合液にあけて脱水した後、
真空乾燥を行い、乾燥ポリマーを得た。これを基材
(7)とする。
【0055】実施例1〜8および比較例1〜3 表1及び表2に示す香気性精油含有組成物を用いた洗浄
剤について(1)洗浄力試験と(2)保存安定性試験を
実施した。結果を表1及び表2に示す。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】 1)花王株式会社製 ポリオキシエチレンラウリルエーテ
ル 2)花王株式会社製 ポリオキシエチレン効果ヒマシ油 3)荒川化学社製アラソープS−100(ポリアクリル酸
ナトリウム系吸水剤)
【0058】実施例9:クリ−ム状洗浄材 製造例4で得た基材(4)4gを精製水42gに分散膨
潤させた。一方リモネン7g、エタノール40gおよび
ヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達株式会社製
HPC−M)2gの混合液に、グリセリン1gを加え十
分に混合した。これに先に分散膨潤させた基材(4)を
添加し、全体が均一になるまで十分に練合してクリーム
剤を得た。結果を表3に示す。
【0059】実施例10:クリ−ム状洗浄材 製造例5で得た基材(5)4gを精製水42gに分散膨
潤させた。一方シトラール7g、エタノール40gおよ
びヒドロキシプロピルセルロース(日本曹達株式会社製
HPC−M)2gの混合液に、グリセリン1gを加え
十分に混合する。これに先に分散膨潤させた基材(5)
を添加し、全体が均一になるまで十分に練合してクリー
ム剤を得た。実施例9及び10の評価結果を表3にまと
めて示す。
【0060】
【表3】
【0061】実施例11:テープ状洗浄材 以下、単に「%」と記したものは「重量%」を意味す
る。 (配合) 基材(6) 6% グリセリン 28% アルミニウムグリシネート 1.0% 水 21.35% エタノール 37% 酒石酸 1.0% リモネン 5.65% グリセリン中に製造例6で得た基材(6)とアルミニウ
ムグリシネートを分散させ、それを酒石酸水溶液中に徐
々に加えつつ練合する。次にエタノールに溶かしたリモ
ネンを徐々に添加しつつ練合する。得られたゾル体をポ
リプロピレン製の剥離紙上にナイフコーターで0.5m
mの厚さで塗工し、その後ゾル上に支持体としてPVC
/PETをフィルム圧着し、アルミラミネート袋に入
れ、ヒートシールした後、5日間熟成し、テープ状洗浄
材を得た。
【0062】実施例12:テープ状洗浄材 (配合) 基材(7) 6% グリセリン 28% アルミニウムグリシネート 1.0% 水 21.35% エタノール 37% 酒石酸 1.0% シトラール 5.65% グリセリン中に製造例7で得た基材(7)とアルミニウ
ムグリシネートを分散させ、それを酒石酸水溶液中に徐
々に加えつつ練合する。次にエタノールに溶かしたシト
ラールを徐々に添加しつつ練合する。得られたゾル体を
ポリプロピレン製の剥離紙上にナイフコーターで0.5
mmの厚さで塗工し、その後ゾル上に支持体としてPV
C/PETを圧着し、アルミラミネート袋に入れ、ヒー
トシールした後、5日間熟成し、テープ状洗浄材を得
た。
【0063】実施例13:テープ状洗浄材 (配合) 基材(6) 6% グリセリン 28% アルミニウムグリシナール 0.1% 水 22.85% エタノール 32% 酒石酸 0.4% リモネン 10.65% グリセリン中に製造例6で得た基材(6)と水酸化アル
ミニウムマグネシウムを分散させ、それを酒石酸水溶液
中に徐々に加えつつ練合する。次にエタノールに溶かし
たリモネンを徐々に添加しつつ加温練合する。得られた
ゾル体をポリプロピレン製の剥離紙上にナイフコーター
で0.5mmの厚さで塗工し、その後ゾル上に支持体と
してPVC/PETを圧着し、アルミラミネート袋に入
れ、ヒートシールした後、7日間熟成し、テープ状洗浄
材を得た。
【0064】実施例14:テープ状洗浄材 (配合) 基材(7) 6% グリセリン 28% 水酸化アルミナマグネシウム 6% 水 19.35% エタノール 30% 酒石酸 5% リモネン 5.65% グリセリン中に製造例7で得た基材(7)と水酸化アル
ミニウムマグネシウムを分散させ、それを酒石酸水溶液
中に徐々に加えつつ練合する。次にリモネンのエタノー
ル溶液を徐々に添加しつつ加温練合する。得られたゾル
体をポリプロピレン製の剥離紙上にナイフコーターで
0.5mmの厚さで塗工し、その後ゾル上に支持体とし
てPVC/PETを圧着し、アルミラミネート袋に入
れ、ヒートシールした後、5日間熟成し、テープ状洗浄
材を得た。実施例11〜14までの評価結果を表4にま
とめて示した。
【0065】比較例4 カルボキシビニルポリマー(ビーエフグッドリッチ社製
カーボポール934)4gを精製水42gに分散膨潤
させた。一方リモネン7g、エタノール40gおよびヒ
ドロキシプロピルセルロース(日本曹達株式会社製 H
PC−M)2gの混合液に、グリセリン1gを加え充分
に混合した。これに先に分散膨潤させたカルボキシビニ
ルポリマーを添加し、全体が均一になるまで充分に練合
してクリーム剤を得ようとしたが、経時的にリモネンが
分離し滑らかさが失われたものを得た。結果を表3に示
す。
【0066】比較例5 (配合) ポリアクリル酸ナトリウム 6% グリセリン 28% アルミニウムグリシネート 1.0% 水 21.35% エタノール 40% 酒石酸 1.0% リモネン 2.65% 基材(6)に変えて、ポリアクリル酸を用いた他は実施
例10と同じ処方でテープ状洗浄材の作成を試みたが、
リモネン等が分離し、均一なテープ剤が作成できなかっ
た。評価結果を表4に示した。
【0067】
【表4】
【0068】以上、表1〜4に示した通り、本発明の香
気性精油含有組成物を用いた洗浄剤は、洗浄効果、保存
安定性及び透過性において優れていることがわかった。
【0069】
【発明の効果】本発明は、テルペン系化合物を有効に保
持し、かつ使用環境において十分な品質安定性を有す
る、取扱い容易な新しい洗浄剤を提供するものである。
さらに本発明の香気性精油含有組成物を用いた洗浄剤
は、香気性精油であるテルペン系化合物を、ポリN−ビ
ニルアセトアミド系(架橋)重合体に含有させることに
より均一な組成とすることが出来るとともに、テルペン
系化合物の汚れに対する接触時間を十分保持することが
できる。従って、本発明の洗浄剤は、人や環境に対する
安全性を十分確保し、被洗浄物の形状によらず油汚れ等
を効果的に除去できる高い洗浄効果を有するものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 7/26 C11D 7/26 7/32 7/32 7/50 7/50 (72)発明者 田越 宏孝 千葉県千葉市緑区大野台一丁目1番1号 昭和電工株式会社総合研究所内 Fターム(参考) 4H003 AC08 AC12 BA15 BA19 DA02 DA05 DA12 DA15 DA17 DB02 DB03 EB02 EB03 EB04 EB05 EB08 EB13 EB28 ED02 ED28 FA01 FA26

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1) CH2=CH−NR1−COR2 (1) (式中、R1、R2は独立に水素原子またはメチル基を表
    すか、あるいは結合し、炭素数3〜5のアルキレン基を
    表す。)で表される単量体から得られる(共)重合体お
    よび/または該(共)重合体の架橋物(A)、テルペン
    系化合物(B)及び界面活性剤および/または水溶性有
    機溶剤(C)からなる香気性精油含有組成物を有効成分
    とすることを特徴とする洗浄剤。
  2. 【請求項2】 下記一般式(1) CH2=CH−NR1−COR2 (1) (式中、R1、R2は独立に水素原子またはメチル基を表
    すか、あるいは結合し、炭素数3〜5のアルキレン基を
    表す。)で表される単量体がN−ビニルアセトアミドで
    ある、請求項1に記載の洗浄剤。
  3. 【請求項3】 テルペン系化合物(B)が、リモネン、
    シトラール、シトロネラール、シトロネロール、リナロ
    ールから選ばれる1種または2種以上の化合物の混合物
    である請求項1または2に記載の洗浄剤。
  4. 【請求項4】 (共)重合体および/または該(共)重
    合体の架橋物(A)、テルペン系化合物(B)及び界面
    活性剤および/または水溶性有機溶剤(C)の総量に対
    して、(共)重合体および/または該(共)重合体の架
    橋物(A)の含有量が、0.1〜20重量%である請求
    項1ないし3のいずれかに記載の洗浄剤。
  5. 【請求項5】 (共)重合体および/または該(共)重
    合体の架橋物(A)、テルペン系化合物(B)及び界面
    活性剤および/または水溶性有機溶剤(C)の総量に対
    して、テルペン系化合物(B)の含有量が、0.1〜5
    0重量%である請求項1ないし4のいずれかに記載の洗
    浄剤。
  6. 【請求項6】 (共)重合体および/または該(共)重
    合体の架橋物(A)が、下記一般式(1) CH2=CH−NR1−COR2 (1) (式中、R1、R2は独立に水素原子またはメチル基を表
    すか、あるいは結合し、炭素数3〜5のアルキレン基を
    表す。)で表される単量体と、下記一般式(2) CH2=CR3−COOM (2) (式中、R3は水素原子またはメチル基を示し、Mは水
    素原子,アルカリ金属原子、アンモニウムまたは置換ア
    ンモニウムを示す。)で表される単量体との共重合体
    に、金属化合物を配合した組成物であることを特徴とす
    る請求項1ないし5のいずれかに記載の洗浄剤。
  7. 【請求項7】 金属化合物がアルミニウム化合物である
    ことを特徴とする請求項6に記載の洗浄剤。
  8. 【請求項8】 洗浄剤の形態が、クリーム状である請求
    項1ないし7のいずれかに記載の洗浄剤。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の洗浄剤を構成成分の一
    つとして有することを特徴とするテープ状洗浄材。
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