JP2002080681A - 芳香および/または消臭用ゲル状組成物 - Google Patents
芳香および/または消臭用ゲル状組成物Info
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Abstract
箱、タンス、押入、屋根裏、床下などの屋内、自動車、
電車、飛行機等の乗り物などの車内や、庭先、屋上、道
路、ゴミ置き場、コンポストボックス等の屋外で使用さ
れる芳香および/または消臭用ゲル状組成物の提供。 【解決手段】N−ビニルアセトアミドとCOOM基(式
中、Mは水素原子、アルカリ金属塩またはアンモニウム
塩を示す。)を有する重合性単量体を主成分としてなる
N−ビニルアセトアミド共重合体(A成分)0.5〜3
0質量部とA成分のCOOM基と反応し架橋させる架橋
剤(B成分)0.01〜20質量部の架橋物であって、
かつ芳香性および/または消臭性化合物(C成分)0.
1〜40質量部、水(D成分)10〜99.39質量部
を含有してなることを特徴とする芳香および/または消
臭用ゲル状組成物に関する。
Description
設、住宅、トイレ、更衣室、靴箱、タンス、押入、屋根
裏、床下などの屋内、自動車、電車、飛行機等の乗り物
などの車内や、庭先、屋上、道路、ゴミ置き場、コンポ
ストボックス等の屋外で使用される芳香および/または
消臭用ゲル状組成物に関する。
状品であり、ボトル等に入れ、開封して有効成分である
揮発性物質を蒸散させるか、液状または霧状にして散布
して使用されていた。しかし、液状品を開封状態でボト
ル等に入れて放置した場合、ボトルが転倒して周囲を汚
染する可能性があり、散布する場合には、散布に手間が
掛かり、効果に持続性が無いなどの欠点があった。
れた手法に、シリカ等の無機多孔担体や、スポンジ状樹
脂担体に香料または消臭性物質を吸着させたものを用い
る方法、樹脂中に芳香または消臭物質を練り込む方法が
ある。これらの手法を用いることにより、容器の転倒に
よる内容物の飛散の心配は無くなった。
または消臭性物質が蒸散により減少しても、担体や樹脂
自体の体積変化は無く、外見上使用開始時と変わらない
ため、効果の減少の度合いや取り替えの時期等の判断が
困難であり、さらにはゴミとして廃棄する場合もかさば
っていた。また、芳香および/または消臭性物質はこれ
ら担体の表面から蒸散するが、担体の体積変化が無いた
めに表面が乾いた状態となり、経時での徐放性の持続に
問題があった。
として、ゲル状組成物を用いる方法が開発されている。
これは、芳香および/または消臭性物質を含む溶液を吸
収、ゲル化することが可能な物質を用いてゲル状組成物
を作製し、それを用いる手法である。この場合、芳香お
よび/または消臭性物質の蒸散減少に伴いゲルの体積が
減少するので、効果の減少の度合いや取り替えの時期が
一目で分かり、さらには芳香および/または消臭性物質
の徐放性を持続させることが可能である。
ては、ゲル化剤として一般にカラギーナン、アルギン酸
ソーダ、ジュランガム、寒天、ゼラチン、キトサン等の
天然高分子化合物や、ウレタン系、ビニルアルコール
系、アクリル系等の合成高分子化合物が使用されてき
た。
然高分子は、一度高温に加熱して溶解し、冷却してゲル
化させることによりゲル状組成物を形成させるが、ゲル
化温度が高いので、例えば、ゲル状芳香剤への使用にお
いては、揮発性物質である香料をゲル化温度より高温で
添加する必要があり、そのため香料成分の一部が揮散
し、元の香料成分と異なったバランスとなってしまい、
香調に好ましくない違和感が生じる等の問題点を有して
いた。
の成分を添加しなければならず、そのため透明度が低下
するという問題点、さらには、多量の界面活性剤やアル
コール等の芳香および/または消臭性物質の可溶化剤を
含有する溶液をゲル化するとゲル強度が低下する、ゲル
化できない等の不都合が生じ、そのため高濃度の芳香ま
たは消臭性成分を含む溶液をゲル化することはできない
という問題点を有していた。
ゲル組成物の温度が50℃以上になる可能性のある用途
では、ゲルの強度が低下し、離水が生じる等の問題点も
あった。さらに、経時での腐敗による劣化、カビの発
生、耐候性等にも問題があった。尚、ここで言う「離
水」とは、ゲルの表面あるいはゲルと容器の間にしみ出
してくるゲルが吸収していた液体を言い、離水量が多い
と、その液体が流れ出て周囲を汚染する可能性があり、
好ましくない。
ンガムのような天然多糖類をゲル化剤として使用するゲ
ル状組成物が開示されており、上記寒天等に比べゲル化
温度が低い分、揮発性成分の添加を低温で可能とならし
めているが、溶解には90℃以上の加熱が必要であり、
約50℃に冷却後、揮発性物質を添加するなど操作が煩
雑である。また、天然系のため腐敗の問題も有してい
る。
アクリル系等の合成高分子化合物ゲル化剤では、ゲルの
形状保持安定性や耐久性が劣り、香料成分に侵され易
く、かつ、透明感が不足する欠点がある。特開平9−6
6095号公報には、カチオン性増粘剤を使用したゲル
状芳香剤が開示されているが、この場合、増粘剤がカチ
オン性を有する為、使用する揮発性物質、界面活性剤や
添加剤にアニオン性のものを用いた場合、その効果や徐
放性が妨げられる等の問題点がある。
ゲル化剤の芳香性物質含有量に限界が生じる欠点を補う
べく、香料を疎水性シリカ粒子に担持させ、さらに、そ
れをゲル中に分散させて、香りを持続させるゲル状芳香
剤が開示されているが、透明性に欠け意匠性が劣る欠点
がある。
はポリアクリル酸アルカリ金属塩を用いて架橋し含水ゲ
ルを作成するものが開示されてきている(特開平6−1
28151号公報、特公平6−21059号公報)。し
かしこれらは溶媒との親和性が低いため、親油性の芳香
および/またはや消臭性化合物を高濃度含有させる事は
できなかった。
を解決すべく鋭意研究の結果、N−ビニルアセトアミド
とCOOM基(式中、Mは水素原子、アルカリ金属塩ま
たはアンモニウム塩を示す。)を有する重合性単量体を
主成分としてなるN−ビニルアセトアミド共重合体を含
有する芳香および/または消臭用ゲル状組成物を用いる
ことにより、室温で作製することが可能であり、分散可
溶化するための界面活性剤、アルコールを含んだ溶液を
含有しながらゲル状となり、透明性や光安定性にも優れ
たゲル状組成物を提供することができることを見出し、
本発明を完成するに至った。
Mは水素原子、アルカリ金属塩またはアンモニウム塩を
示す。)を有する重合性単量体を主成分としてなるN−
ビニルアセトアミド共重合体(A成分)0.5〜30質
量部とA成分のCOOM基と反応し架橋させる架橋剤
(B成分)0.01〜20質量部の架橋物であって、か
つ芳香性および/または消臭性化合物(C成分)0.1
〜40質量部、水(D成分)10〜99.39質量部
(A成分〜D成分の総和は100質量部とする。)を含
有してなることを特徴とする芳香および/または消臭用
ゲル状組成物。 [12]COOM基(式中、Mは水素原子、アルカリ金
属塩またはアンモニウム塩を示す。)を有する重合性単
量体が、1種または2種以上の(メタ)アクリル酸また
はそのアルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩である上
記[1]に記載の芳香および/または消臭用ゲル状組成
物。
(A成分)において、全単量体の80〜100質量%が
N−ビニルアセトアミドとCOOM基(式中、Mは水素
原子、アルカリ金属塩またはアンモニウム塩を示す。)
を有する重合性単量体の共重合体である上記[1または
2記載の芳香および/または消臭用ゲル状組成物。 [14]N−ビニルアセトアミド共重合体(A成分)に
おいて、N−ビニルアセトアミドとCOOM基(式中、
Mは水素原子、アルカリ金属塩またはアンモニウム塩を
示す。)を有する重合性単量体との質量比が99.9〜
60:0.1〜40(両者の和は100とする。)であ
る単量体の共重合体である上記[1]ないし[3]のい
ずれかに記載の芳香および/または消臭用ゲル状組成
物。
化合物である上記[1]ないし[4]のいずれかに記載
の芳香および/または消臭用ゲル状組成物。 [16]架橋剤(B成分)がエポキシ化合物である上記
[1]ないし[4]のいずれかに記載の芳香および/ま
たは消臭用ゲル状組成物。 [17]N−ビニルアセトアミド共重合体(A成分)、
架橋剤(B成分)、芳香性および/または消臭性化合物
(C成分)、水(D成分)を練合して調整するゲル状組
成物において、練合直後は流動性があり、経時でゲル化
して非流動化することを特徴とする上記[1]ないし
[6]のいずれかに記載の芳香および/または消臭用ゲ
ル状組成物。
かに記載の芳香および/または消臭用ゲル状組成物を用
いた自動車用芳香および/または消臭剤。 [19]上記[1]ないし[7]のいずれかに記載の芳
香および/または消臭用ゲル状組成物を用いた室内用芳
香および/または消臭剤。 [20]上記[1]ないし[7]のいずれかに記載の芳
香および/または消臭用ゲル状組成物を用いた冷蔵庫用
芳香および/または消臭剤。
具体的にはN−ビニルアセトアミド共重合体を主体とす
る成分(A)と架橋剤(B)、香料および/または消臭
性化合物(C)、水(D)とから構成されるものであ
る。
ミド共重合体(A)は、組成物全量に対して0.5〜3
0質量%の範囲で使用することが好ましく、さらに好ま
しくは1〜15質量%の範囲がよい。0.5質量%未満
の場合には、基剤から離床液が生成し、不均一なゲル体
となり、30質量%を超えると成型時のゾルの粘度が上
昇して成型や他の成分の混合が困難となる。
ミドと共重合されている一般式(1)で表わされる単量
体としては、例えば(メタ)アクリル酸及び/またはそ
れらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩等のカルボキシ
ル基を含むエチレン性不飽和単量体が挙げられる。これ
らは架橋点をあたえる目的で添加される。なお、一般式
(1)
H、NH4+またはアルカリ金属を表す。)
アクリル酸、メタクリル酸等のナトリウム塩、カリウム
塩のようなアルカリ金属塩、アンモニウム塩等をあげる
ことができ、これらの1種または2種以上を用いること
ができる。
ドおよび一般式(1)で表わされるエチレン性不飽和単
量体の合計が単量体全量の80〜100質量%であり、
この範囲を外れるとゲルの保型性は著しく低下する。ま
たその質量比は99.9:0.1〜60:40の範囲で
あることが好ましく、この範囲を外れるとゲルの強度が
著しく低下する。
で、N−ビニルアセトアミドおよび分子内に一般式
(1)で表わされるエチレン性不飽和単量体以外の他の
単量体を単量体全量の0〜20質量%用いることができ
る。なお共重合される単量体としては、イタコン酸、マ
レイン酸、無水マレイン酸、クロトン酸、メチルアクリ
レート、ヒドロシキエチル(メタ)アクリレート、メチ
ルビニルエーテル、メチルメタクリレート、メトキシエ
チルアクリレート、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシ
プロピルエステル、アクリロニトリル、酢酸ビニル、プ
ロピオン酸ビニルの如きビニル系単量体等があげられる
がこの限りではない。
ために、組成物全量に対して0.01〜20質量%の範
囲で添加され、さらに好ましくは0.1〜10質量%の
範囲がよい。成分(B)の架橋剤の添加量が0.01質
量%未満の場合には架橋が不十分となってゲルの強度が
不足し、得られるゲル体の保型性が著しく悪くなる。ま
た20質量%を超えると基剤が硬くなり、柔軟性および
成型加工が困難となる。なお架橋剤の量を変化させるこ
とでゲル体の弾力や柔軟性を自由にコントロールするこ
とができる。
ルミニウム、カルシウム、錫、マグネシウム、マンガ
ン、亜鉛、バリウム等の無機酸塩(例えば、塩化カルシ
ウム、塩化マグネシウム、塩化アルミニウム、カリ明バ
ン、アンモニウム明バン、鉄明バン、硝酸アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、硫酸第2鉄、硫酸マグネシウ
ム、EDTA−カルシウム、EDTA−アルミニウム、
EDTA−マグネシウム、塩化第1錫、炭酸カルシウ
ム、炭酸マグネシウム、リン酸カルシウム、リン酸水素
カルシウム、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナトリウム
共沈物(例えば協和化学工業株式会社製の「クムライ
ト」等)、炭酸マグネシウム、ケイ酸マグネシウム、合
成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシ
ウム(例えば富士化学工業株式会社製の「ノイシリ
ン」)、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸アル
ミニウム、クエン酸マグネシウム、硫酸バリウム、アル
ミニウムアラントイネート、合成ハイドロタルサイト
(例えば協和化学工業株式会社製の「アルカマック」
「アルカマイザー」「キョーワード」等))、有機酸塩
(例えば酢酸アルミニウム、アルミニウムグリシナー
ル)、水酸化物(例えば、水酸化カルシウム、水酸化バ
リウム、水酸化マグネシウム(例えば協和化学工業株式
会社製の「キスマ」等)、水酸化第2鉄、水酸化第1
錫、水酸化アルミニウム(例えば協和化学工業株式会社
製の「乾燥水酸化アルミニウムゲルS−100」等)、
水酸化アルミナ・マグネシウム(例えば協和化学工業株
式会社製の「サナルミン」等))、酸化物(例えば、酸
化マグネシウム(例えば協和化学工業株式会社製の「キ
ョーワマグ」「マグサラット」等))等の多価金属化合
物、ホルムアルデヒド、エチレングリコールジグリシジ
ルエーテル、グリセリンジグリシジルエーテル、ポリエ
チレングリコールジグリシジルエーテル、プロピレング
リコールジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコ
ールジグリシジルエーテル等のエポキシ化合物等を挙げ
ることができ、これらの架橋剤を1種または2種以上用
いることができる。
酸、クエン酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、フマー
ル酸、メタンスルホン酸、マレイン酸、酢酸、EDTA
−2ナトリウム、尿素、トリエチルアミン、トリエタノ
ールアミン、アンモニア等の金属イオンに対してキレー
トもしくは配位能をもつ有機酸、有機酸塩、有機塩基な
どの他に塩酸、リン酸、硫酸、硝酸、臭化水素酸などの
無機酸等が利用でき、特に架橋剤がエポキシ化合物であ
る場合は、トリエチルベンジルアンモニウムクロライ
ド、テトラメチルアンモニウムクロライド等の4級アン
モニウム塩、ベンジルジメチルアミン、トリブチルアミ
ン、トリス(ジメチルアミノ)メチルフェノール等の三
級アミン、2−メチル−4−エチルイミダゾール、2−
メチルイミダゾール等のイミダゾール化合物の他、Sn
Cl2、Zn(BF4)2等の各種硬化触媒を使用でき
る。
性化合物は、全体量に対して、0.1〜40質量%、よ
り好ましくは0.5〜30質量%配合される。成分
(C)の添加量が0.1質量%未満では、芳香および/
または消臭性化合物の揮散量が少ないため、目的とする
機能が発現できない。一方、40質量%を超えると、ゲ
ル状態の悪化を伴い、更に芳香および/または消臭化合
物が過度に揮散し、徐放出性を有さず、強すぎる効果を
生じるため、好ましくない。なお香料および/または消
臭性化合物はゲル体中で、溶解した形で存在していて
も、固体状態で存在していても構わない。
よび/または消臭性化合物の溶解性やゲルの柔軟性をだ
すために添加され、その添加量は94.39〜10質量
%である。10質量%未満であると架橋反応が著しく遅
くなりゲルの成型に時間がかかる。また93.49質量
%より多いと芳香および/または消臭効果が低下し、さ
らにはゲルに流動性が出てしまい、好ましいゲル状態と
ならない。
体を、開始剤を用いて公知の技術で共重合させることが
できる。例えば、水溶液重合、沈澱析出重合、逆層懸濁
重合等によって実施される。重合が終了すると、粘性液
体、寒天状または粉末の生成物が得られる。さらには粘
性液体、寒天状物は脱水乾燥することにより粉末化する
ことが可能である。
ことにより、香料および/または消臭性化合物を分散可
溶化させるための界面活性剤、アルコールを含む溶液で
も含有ゲル化させることが容易となる。また、N−ビニ
ルアセトアミド共重合体は、ゲル状組成物を室温で作製
することが可能であり、ゲル作製時における揮発性物質
の散逸を抑えることができる。
明性が良く、光安定性にも優れており、長期の保存、使
用時にも離水等の性能の経時での低下が起こり難い。ま
た、本発明のゲル状組成物の特徴として、凍結融解を繰
り返しても吸液した溶液を離水し難い性質があり、特に
寒冷地での揮発性物質の徐放出性ゲル状組成物の使用に
際して有用である。
ル状組成物の場合、従来のゲル化剤を用いた場合に比べ
て、ゲルの諸物性を損なうことなく芳香および/または
消臭性化合物の含有量を大幅に増やすことができるた
め、高濃度の芳香および/または消臭性化合物を含有し
たゲル状組成物を作製することが可能であり、それによ
って、従来の芳香・消臭剤と同等の性能を有しながら、
より小型化された製品の作製が可能である。
は、例えばオレンジ、レモン、ライム、グレープフルー
ツなどの柑橘類フレーバー;パイナップル、バナナ、ア
ップル、アプリコット、ベリー、チェリー、ピーチ等の
果実フレーバー;ココナッツ、バニラ、ミント等の食品
用フレーバー;ローズ、ジャスミン、キンモクセイ、ク
チナシ、スズラン、スイトピー、リラ、フリージア、ヒ
ヤシンス、シクラメンなどの花フレーバー;リモネン、
α−ピネン、β−ピネンp−シメン、γ−テルピネン、
3−カレン、ミルセン、オシメン、p−メンタン、1−
p−メンテン等の炭化水素類;リナロール、シトロネロ
ール、ゲラニオール、ベンジルアルコール、β−フェニ
ルエチルアルコールなどのアルコール類及びこれらアル
コールエステル類;芥子油、オレンジ油、胡椒油、ジャ
スミン油、杉油、ショウブ油、テルピン油、橙花油、バ
ラ油、ユーカリ油、ライム油、レモン油、和種ハッカ
油、ローズマリー油等の植物性香料;ムスク、レイビョ
ウコウ、カイリコウ、リュウゼンコウ等の動物性香料;
ブロモスチロール、ピネン、リモネン等の炭化水素系香
料;ベンジルアルコール、l−メントールなどのアルコ
ール系香料;エチル酢酸、サリチル酸メチル等のエステ
ル類系香料;ベンズアルデヒド、サリチルアルデヒド等
のアルデヒド類系香料;カンファー、ムスコン、ムスク
ケトン、l−メントン等のケトン類系香料;サフロール
等のエーテル類系香料;チモール等のフェノール類系香
料;ラクトン類系香料;フェニル酢酸等の酸系香料;イ
ンドール等の窒素化合物系香料等その他調合香料素材と
して従来から用いられてきた香料化合物並びにこれらの
任意の混合物からなる調合香料組成物などであり、その
一種類または二種類以上を配合することができる。
葉;ツバキ科やクスノキ科等の植物抽出精油;ジチオ−
2,2’−ビス(ベンズメチルアミド);1,2−ベン
ズイソチアゾリン−3−オン;硫酸第一鉄;有機酸;ス
テアリン酸亜鉛;フラボノール、フラボノール、フラボ
ン、フラバノン等のフラボノイド系化合物;ジオスメチ
ン、ジオスミン、エリオジクチン、エリオジクチオー
ル、エリオジクチン、エリオジクチオール、ヘスペリジ
ン、ヘスペレチン、ケムフェロール、ナリンゲニン、ナ
リンギン、ケルセチン、ルチン等のフラボン誘導体等で
あり、その一種類または二種類以上を配合することがで
きる。
使用せずに芳香性、消臭性を発揮することができるが、
本発明の効果を損なわない限りにおいて、アルコール類
を配合することもできる。
しょ糖、安息香酸デナトニウム、ブルシン、フレーバー
H−No.1、フレーバーH−No.3、フレーバーH
−No.4、フレーバーH−No.6、フレーバーH−
No.9、フレーバーH−No.10、フレーバーH−
No.11、フレーバーH−No.12、フレーバーH
−No.13、フレーバーT−No.100、フレーバ
ーT−No.101等を添加した変性アルコールも使用
することが可能である。
合する必要はないが、ゲルの透明性を向上させるため
に、配合するのが好ましい。その配合量は、ゲル状組成
物の全体量に対して、0〜10質量%、より好ましくは
1〜5質量%である。
ル硫酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテ
ル硫酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテルリン酸、N−アシルアミノ酸
塩等のアニオン界面活性剤;塩化ベンザルコニウム、塩
化ベンゼトニウム、塩化ステアリルトリメチルアンモニ
ウム、塩化ジステアリルジメチルアンモニウム、塩化ス
テアリルジメチルベンジルアンモニウム等のカチオン界
面活性剤;塩酸アルキルジアミノエチルグリシン、2−
アルキル−N−カルボキシメチル−N−ヒドロキシエチ
ルイミダゾリニウムベタイン、ラウリルジメチルアミノ
酢酸ベタイン等の両性界面活性剤;ポリオール脂肪酸エ
ステル、モノステアリン酸グリセリン、親油型モノオレ
イン酸グリセリン、モノステアリン酸エチレングリコー
ル、モノステアリン酸プロピレングリコール、ソルビタ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン
アルキルフェノールエーテル、ポリオキシエチレンソル
ビトール脂肪酸エステル、N−アシルアミノ酸エステ
ル、ショ糖脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド
等の非イオン性界面活性剤;ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル類、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル類、
ポリオキシエチレン脂肪酸アミド類、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油類等のポリオキシエチレン誘導体類;ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体類;ソ
ルビタン脂肪酸エステル類;ポリオキシエチレンソルビ
タン脂肪酸エステル類;ソルビット誘導体類;ショ糖脂
肪酸エステル類;脂肪酸塩類;アルキル硫酸エステル
類;アルキルベンゼンスルフォン酸塩類;アルキルナフ
タレンスルフォン酸塩類;アルキルスルフォコハク酸塩
類;アルキルジフェニルエーテルジスルフォン酸塩類;
ポリオキシエチレンアルキル硫酸エステル塩類;アルキ
ルアミン塩類;第四級アンモニウム塩類;アルキルベタ
イン類;アミンオキサイド類及びこれらの任意の混合物
等を挙げることができる。
組成物には、前記必須成分の他に所望により、色素類、
紫外線吸収剤、防腐剤、にがみ剤、増粘剤、酸化防止
剤、従来のゲル化剤などを添加することができる。
性を向上させる目的等で用いられ、例としては、黄酸化
鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、群青、カーボンブラック、水
酸化クロム、酸化クロム、タール色素、レーキ、赤色2
号、赤色3号、赤色102号、赤色201号、赤色10
6号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色2号等が挙
げられる。
ル状組成物に含有される揮発性物質が紫外線に対して劣
化し易い場合に添加され、例えば、ヒドロキシメトキシ
ベンゾフェノン、フェニルサリシレート、ベンゾトリア
ゾール系、シアノアクリレート系、ASL−24、Cy
asorb UV−9、Uvinul M−40等のベ
ンゾフェノン系;Salol等の安息香酸系、Tinu
vin P等のアゾール系、Uvinul N−35等
のニトリル系、Ancour UA等の尿素系;Neo
Heliopan Give tan F等が挙げら
れる。
リチル酸、デヒドロ酢酸、ソルビン酸、ホウ酸等の酸類
およびその塩類;フェノール、クロロクレゾール、クロ
ルキシレノール、イソプロピルメチルフェノール、レゾ
ルシン、オルトフェニルフェノール、パラオキシ安息香
酸エステル、フェノキシエタノール、チモール、ヒノキ
チオール、チオキソロン等のフェノール類;ヘキサクロ
ロフェン、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロキ
シジフェニルエーテル等のハロゲン化ビスフェノール
類;トリクロロカルバニリド、ハロカルバン、ウデシレ
ン酸モノエタノールアミド等のアミド化合物類;塩化ベ
ンザルコニウム、臭化アルキルイソキノリニウム、塩化
ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム等の4級アン
モニム化合物類;ラウリルジ(アミノエチル)グリシン
等の両性界面活性剤;2−ピリジンチオール−1−オキ
シド亜鉛塩、グルコン酸、クロルヘキシジン、チラム、
N−トリクロロメチルチオ−4−シクロヘキセン−1.
2−ジカルボキシイミド、クロロブタノール等が挙げら
れるが、その添加量は、ポリN−ビニルカルボン酸アミ
ド系架橋体が優れた腐敗耐久性を有しているため、従来
のゲル化剤の場合より大幅に減量することができる。
ル状組成物に添加され、例としては、ビトレックス(登
録商標:長瀬産業製)等が挙げられる。
ことができ、これらは該共重合体と充分に相溶しうる
か、或は白濁しうる程度に相溶しうるものが好ましい。
これら高分子としては例えば、アラビアガム、ジェラン
ガム、トラガントガム、ローカストビーンガム、グアー
ガム、エコーガム、カラヤガム、寒天、デンプン、カラ
ゲナン、アルギン酸、アルギン酸塩(例えばアルギン酸
ナトリウム)、アルギン酸プロピレングリコール、デキ
ストラン、デキストリン、アミロース、ゼラチン、コラ
ーゲン、プルラン、ペクチン、アミロペクチン、スター
チ、アミロペクチンセミグリコール酸ナトリウム、キチ
ン、アルブミン、カゼインなどの天然の高分子;ポリグ
ルタミン酸、ポリアスパラギン酸、メチルセルロース、
エチルセルロース、プロピルセルロース、エチルメチル
セルロース、ヒドロキシセルロース、ヒドロキシアルキ
ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、
ヒドロキシプロピルスターチ、カルボシキメチルスター
チ、アルカリ金属カルボキシメチルセルロース、アルカ
リ金属セルロース硫酸塩、セルロースグラフト重合体、
架橋ゼラチン、セルロースアセテートフタレート、デン
プン−アクリル酸グラフト重合、無水フタル酸変性ゼラ
チン、コハク酸変性ゼラチンなどの半合成の高分子;ポ
リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリビニ
ルメチルエーテル、メチルビニルエステル、ポリアクリ
ル酸塩(例えばポリアクリル酸ソーダ)、カルボキシビ
ニルポリマー、ビニルピロリドン−アクリル酸エチル共
重合体、ビニルピロリドン−スチレン共重合体、ビニル
ピロリドン−酢酸ビニル共重合体、ポリビニルアセテー
ト−(メタ)アクリル酸共重合体、ポリビニルアセテー
ト−クロトン酸共重合体、酢酸ビニル−(メタ)アクリ
ル酸共重合体、N−ビニルアセトアミド単独重合体、酢
酸ビニル−クロトン酸共重合体、ポリビニルスルホン
酸、N−ビニルアセトアミド架橋物、ポリイタコン酸、
ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポリアクリルアミ
ド、スチレン−マレイン酸無水物共重合体、アクリルア
ミド−アクリル酸共重合体などの合成の高分子などがあ
るが、これらに限ったものではない。
例えばシリコーンゴム、ポリイソブレンゴン、スチレン
−ブロック共重合体ゴム、アクリルゴム、天然ゴムのご
ときゴム系粘着性物質;ポリビニルアルキルエーテル、
ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニルの如きビニル系
粘着性物質;カルボキシメチルセルロースの如きセルロ
ース系粘着性物質;(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルを主成分とした(メタ)アクリレート系の各粘着性物
質等が挙げられるが、これらに限った物ではない。
ルコール以外の溶剤としては、アセトン、メチルエチル
ケトン、シクロヘキサノンなどのケトン類;セロソル
ブ、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、N−メチルピ
ロリドンのごとき水と混和しうる有機溶剤のほかにトル
エン、酢酸エチル、クロタミトン、トリクロルエチレン
等の水と混和しない有機溶剤が挙げられるが、これらに
限定されない。
防止の目的で添加され、例えば、ビタミンE、ジ−t−
ブチル−p−クレゾール(BHT)、ブチル化ヒドロキ
シアニソール(BHA)等が挙げられる。従来のゲル化
剤としては、前出の天然系、合成系ゲル化剤の他に、デ
ンプンアクリル酸塩グラフト体等の半合成系ゲル化剤等
が挙げられる。
ことができる。例えばモンモリロラート、無水ケイ酸、
石コウ、カーボンブラック、珪藻土、ベンガラ、炭酸カ
ルシウム、ヒドロタルサイト、タルク、ガラス、カオリ
ン、ベントナイト、金属石鹸、エーロジル、雲母チタ
ン、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔等、亜鉛華、二酸化チ
タン等の粉体原料;アルモンド油、オリーブ油、硬化
油、つばき油、ヒマシ油、モクロウ油、ヤシ油、ミツロ
ウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウバロウ、キャンデリラ
ロウ、流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、マイク
ロクリスタリンワックス、セレシン、スクワレン、ラウ
リン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、
イソステアリン酸、オレイン酸、ラウリルアルコール、
セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコー
ル、オクチルドデカノール、コレステロール、ヘキシル
デカノール、ワイトステロール、乳酸セチル、ミリスチ
ン酸イソプロピル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸
ミリスチル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸
オクチルドデカノール、ステアリン酸ブチル等の油性原
料;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アンモニア
水、トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノ
エタノールアミン、ホウ砂メチルジエタノールアミン、
ジイソプロパノールアミン、ポリエタノールアミン等の
アルカリ;ノルジヒドログアヤレチン酸、グアヤク脂、
没食子酸プロピル、ブチルヒドロキシアニソール、ジブ
チルヒドロキシトルエン(BHT)、トコフェロール
(ビタミンE)、2,2’−メチレンビス(4−メチル
−6−t−ブチル)フェノール等の酸化防止剤が挙げら
れ、さらにこれらの他に安定剤、充填剤、保存剤、可塑
剤、軟化剤、pH調整剤、劣化防止剤等が挙げられる。
これらの添加剤は、得られるゲル体の特性に影響を与え
ない範囲で任意に加えることができる。
ル状組成物の全体量に対して、0〜2質量%程度の範囲
で充分にその目的の機能を発揮することができる。
香および/または消臭性化合物と共重合体を水もしくは
溶媒に分散または溶解させ、その液に架橋剤を加え練合
し、必要であればさらに水や添加剤を加え練合する。得
られたゾル体を成形した後、必要であれば加温する。と
くにアルミニウム化合物を架橋剤として用いたとき均一
で保型性の優れたゲル体が作製可能である。
ニウム、水酸化アルミナマグネシウムの様な水酸化物、
あるいは塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、ジヒド
ロキシアルミニウムアミノアセテート、カオリン、ステ
アリン酸アルミニウムのような無機または有機酸の塩も
しくはそれらの塩基性塩、アルミニウム明ばんのような
複塩、それにアルミン酸ナトリウムのようなアルミン酸
塩、無機性アルミニウム錯塩および有機性アルミニウム
キレート化合物、合成ヒドロタルサイト、メタケイ酸ア
ルミン酸マグネシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム
を包含する。これらのアルミニウム化合物は、水溶性の
ものであっても、難溶性のものであってもかまわない。
難溶性のアルミニウム化合物を用いたときゲル化の反応
系中に、酸を添加する事でゲル化の反応が速くなる。
の塩類を添加する事によって反応は著しく速くなる。こ
れらの有機酸としてはクエン酸、グリコール酸、乳酸、
酒石酸、リンゴ酸、グルコン酸、サリチル酸等の一般に
オキシ酸とよばれているものが含まれる。また本発明の
ゲル体を作製するにあたり、エポキシ化合物により架橋
する場合には、撹拌機中で共重合体と消臭および/また
は芳香性化合物と水や溶剤を分散溶解させた後、エポキ
シ化合物を添加・混合したのち、成形し熟成後ゲル体と
する。いずれの場合もゲル化は室温で3日間以内で進行
するが、加熱処理する事により時間を短縮することがで
きる。
機、打錠機等を用いて各種成型物に調製され、無理なく
容器形状に合ったゲル状組成物を得ることができる。
材、金属、ガラス繊維、布(ネル、織布、不織布等)、
合成樹脂(ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共重合
体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(例えばポリエチレ
ンテレフタレート)、ポリオレフィン(例えばポリエチ
レン、ポリプロピレンなど)、ポリアミド(例えばナイ
ロン6、ナイロン66など)、ポリ塩化ビニリデン、ポ
リテトラフルオロエチレン等)、アルミニウムなどの金
属箔、ゴムまたはセルロース誘導体およびこれらとプラ
スチックフィルムとの積層フィルムなどの成形品、シー
ト(箔)、またはテープのごとき支持体の1面あるいは
両面にゲル体を適量塗布すればよい。得られたシート状
のゲル体の保存を容易にするには、ゲル体を塗布した面
に、シリコンまたはその他の適当な方法で処理した剥離
シートを貼着しておくか、あるいは粘着剤を塗布してい
ない面をシリコンまたはその他の適当な方法で処理して
剥離面とし、ゲルが塗布されていない面と重なるように
巻くか重ねておくことが望ましい。なお剥離シートとし
てはポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、
剥離紙、セロハン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル等が
用いられる。
るが、本発明はこれによって限定されるものではない。
なお、部は質量部を示す。
ルアセトアミド・アクリル酸ナトリウム共重合樹脂と水
酸化アルミゲル(『乾燥水酸化アルミニウムゲル』:協
和化学工業株式会社製)、香料のグリセリン分散液を徐
々に添加しつつ練合した。
ル酸アンモニウム共重合樹脂とアンモニウム明ばんを、
界面活性剤水溶液中に溶解させ、そこにヒドロキシプロ
ピルセルロースおよびフラボノイドを徐々に添加しつつ
練合した。
ル酸ナトリウム・アクリル酸共重合樹脂を精製水に加え
溶解させ、そこにエチレングリコールジグリシジルエー
テル(『デナコール EX−810』:ナガセ化成工業
株式会社製)、ムスクおよびステアリン酸亜鉛を徐々に
添加しつつ練合した。
ル酸ナトリウム共重合樹脂の10質量%水溶液にアルミ
ニウムグリシネート(『グリシナール』:協和化学工業
株式会社製)を分散させた。次にグリコール酸水溶液お
よびバニラレーバーのエタノール溶液を徐々に添加しつ
つ混合した。
ル酸ナトリウム共重合樹脂の10質量%水溶液に(『乾
燥水酸化アルニウムゲル』:協和化学工業株式会社製)
およびカリ明礬を分散・溶解させた。次にエタノール、
香料および精製水を徐々に添加しつつ混合した。
ル酸ナトリウム共重合樹脂の10質量%水溶液にソルビ
トールポリグリシジルエーテル(『デナコール EX−
614B』:ナガセ化成工業株式会社製)、ネオペレッ
クスF65の水溶液を添加し混合した。次に食用青色一
号およびベンズメチルアミドを徐々に添加しつつ練合し
た。
酸共重合体(『ビスコメート NP−700』:昭和電
工株式会社製)にアルミニウムグリシネート(『グリシ
ナール』:協和化学工業株式会社製)を分散させた。次
にグリコール酸水溶液およびバニラレーバーのエタノー
ル溶液を徐々に添加しつつ練合した。
ル酸ナトリウム・アクリルアミド共重合体を精製水に加
え溶解させ、そこにエチレングリコールジグリシジルエ
ーテル(『デナコール EX−810』:ナガセ化成工
業株式会社製)、ムスクおよびステアリン酸亜鉛を徐々
に添加しつつ練合した。
ビンSV−50(日電理科硝子製)に入れ、キャップを
し、20℃で放置した。ゲルの強度を経時で観察し、ゲ
ル化速度を測定した。ゲル強度の経時的変化を表1に示
す。
るとペーストが糸を引く。反発力がない) ×:ごく僅か架橋している。(指でペースト触ると糸引
くが、少し反発力がある。) △:少し架橋している。(指でペースト触るとかなり伸
びる。強い反発力がある。) ○:架橋している。(指でペースト触ると少し伸びる。
強い反発力がある。) ◎:かなり架橋している。(指でペースト引っ張っても
あまり伸びない。)
発現したが、比較例のものは10日経過してもゲル化が
進行しなかった。
40℃、7日間加温したのち、ゲルの様子を観察した。
観察項目は、ゲルの保形性、ゲルのだれ、ゲルからの湿
潤剤および水のしみだしとした。結果を表2に示す。
かつ透明なゲル体を室温で作製可能で、かつ芳香および
/または消臭性化合物を高濃度含有でき、熱及び光に対
し安定で虐待をかけたあとでもよく原形を保持してお
り、ゲル中から離床液が生ずることのない芳香および/
または消臭剤を提供することができる。さらに本発明の
芳香・消臭ゲル状組成物は光に暴露されやすい場所や温
度変化の著しい場所において特に有効である。
Claims (10)
- 【請求項1】N−ビニルアセトアミドとCOOM基(式
中、Mは水素原子、アルカリ金属塩またはアンモニウム
塩を示す。)を有する重合性単量体を主成分としてなる
N−ビニルアセトアミド共重合体(A成分)0.5〜3
0質量部とA成分のCOOM基と反応し架橋させる架橋
剤(B成分)0.01〜20質量部の架橋物であって、
かつ芳香性および/または消臭性化合物(C成分)0.
1〜40質量部、水(D成分)10〜99.39質量部
(A成分〜D成分の総和は100質量部とする。)を含
有してなることを特徴とする芳香および/または消臭用
ゲル状組成物。 - 【請求項2】COOM基(式中、Mは水素原子、アルカ
リ金属塩またはアンモニウム塩を示す。)を有する重合
性単量体が、1種または2種以上の(メタ)アクリル酸
またはそのアルカリ金属塩もしくはアンモニウム塩であ
る請求項1に記載の芳香および/または消臭用ゲル状組
成物。 - 【請求項3】N−ビニルアセトアミド共重合体(A成
分)において、全単量体の80〜100質量%がN−ビ
ニルアセトアミドとCOOM基(式中、Mは水素原子、
アルカリ金属塩またはアンモニウム塩を示す。)を有す
る重合性単量体の共重合体である請求項1または2記載
の芳香および/または消臭用ゲル状組成物。 - 【請求項4】N−ビニルアセトアミド共重合体(A成
分)において、N−ビニルアセトアミドとCOOM基
(式中、Mは水素原子、アルカリ金属塩またはアンモニ
ウム塩を示す。)を有する重合性単量体との質量比が9
9.9〜60:0.1〜40(両者の和は100とす
る。)である単量体の共重合体である請求項1ないし3
のいずれかに記載の芳香および/または消臭用ゲル状組
成物。 - 【請求項5】架橋剤(B成分)がアルミニウム化合物で
ある請求項1ないし4のいずれかに記載の芳香および/
または消臭用ゲル状組成物。 - 【請求項6】架橋剤(B成分)がエポキシ化合物である
請求項1ないし4のいずれかに記載の芳香および/また
は消臭用ゲル状組成物。 - 【請求項7】N−ビニルアセトアミド共重合体(A成
分)、架橋剤(B成分)、芳香性および/または消臭性
化合物(C成分)、水(D成分)を練合して調整するゲ
ル状組成物において、練合直後は流動性があり、経時で
ゲル化して非流動化することを特徴とする請求項1ない
し6のいずれかに記載の芳香および/または消臭用ゲル
状組成物。 - 【請求項8】請求項1ないし7のいずれかに記載の芳香
および/または消臭用ゲル状組成物を用いた自動車用芳
香および/または消臭剤。 - 【請求項9】請求項1ないし7のいずれかに記載の芳香
および/または消臭用ゲル状組成物を用いた室内用芳香
および/または消臭剤。 - 【請求項10】請求項1ないし7のいずれかに記載の芳
香および/または消臭用ゲル状組成物を用いた冷蔵庫用
芳香および/または消臭剤。
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