JPH09183884A - 透明性ゲルおよびその製造方法 - Google Patents

透明性ゲルおよびその製造方法

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JPH09183884A
JPH09183884A JP7343607A JP34360795A JPH09183884A JP H09183884 A JPH09183884 A JP H09183884A JP 7343607 A JP7343607 A JP 7343607A JP 34360795 A JP34360795 A JP 34360795A JP H09183884 A JPH09183884 A JP H09183884A
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Japan
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transparent gel
absorbent resin
water
alcohol
light transmittance
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Application number
JP7343607A
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English (en)
Inventor
Naotake Shioji
尚武 塩路
Kazuhiro Okamura
一弘 岡村
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 得られる透明性ゲルの光透過率を調節するこ
とができる透明性ゲルの製造方法を提供する。また、光
透過率に優れた透明性ゲルを提供する。 【解決手段】 上記混合溶液中のアルコール濃度を適宜
選択することによって、図1に示すように、透明性ゲル
の光透過率を調節する。あるいは、上記混合溶液に対し
てノニオン性界面活性剤を適宜添加して、透明性ゲルの
光透過率を調節する。また、上記透明性ゲルは、(メ
タ)アクリル酸エステル系単量体を含む単量体成分を重
合させてなる架橋重合体を含む吸水性樹脂、または、N-
ビニルアセトアミドを含む単量体成分を重合させてなる
架橋重合体を含む吸水性樹脂に対して、上記混合溶液を
吸収させてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば室内用の芳
香剤、インテリア用品、玩具等に用いられる透明性ゲル
およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、室内用の芳香剤として、香料
を含む透明性ゲルが用いられている。上記の透明性ゲル
は、アルコール水溶液に香料を溶解させてなる混合溶液
を吸水性樹脂に吸収させることによって得られる。例え
ば、特開昭59-25753号公報および特開平1-259868号公報
には、アルコール類とポリエチレン・オキサイド縮合型
界面活性剤(ノニオン性界面活性剤)とを用いて香料を
水に溶解させ、得られた水溶液を水溶性樹脂とゲル化促
進剤とを用いてゲル化させる透明なゲル芳香剤(透明性
ゲル)の製造方法が、開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記方
法は、水溶性樹脂とゲル化促進剤とを併用するため、製
造工程が複雑となる。また、得られるゲルの透明性に
も、なお問題が残るものであった。さらに、上記方法に
おいては、香料の溶解剤であるアルコール類の使用量
を、添加される香料を可溶化するのに必要な量に設定し
ているだけであり、得られる透明性ゲルの光透過率を考
慮して、アルコール類の使用量を調節するという知見は
全く開示されていない。
【0004】また、上記方法においては、ノニオン性界
面活性剤を、添加される香料を可溶化するための溶解補
助剤として添加しているが、ノニオン性界面活性剤を添
加することによって、得られる透明性ゲルの光透過率を
調節するという知見は全く開示されていない。
【0005】本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされ
たものであり、得られる透明性ゲルの光透過率を調節す
ることができる透明性ゲルの製造方法、および、光透過
率に優れた透明性ゲルを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明者等は、上記の
目的を達成すべく、吸水性樹脂にアルコールおよび水を
含む混合溶液を吸収させてなる透明性ゲルの製造方法に
ついて鋭意検討した結果、上記混合溶液中のアルコール
濃度を適宜選択するか、あるいは、上記混合溶液に対し
てノニオン性界面活性剤を適宜添加することにより、透
明性ゲルの光透過率を所望の値に調節することができる
ことを見い出した。また、本願発明者等は、上記の目的
を達成すべく、透明性ゲルについて鋭意検討した結果、
上記の製造方法によって製造される特定の透明性ゲル
が、光透過率に優れていることを見い出し、本発明を完
成するに至った。
【0007】即ち、請求項1記載の発明の透明性ゲルの
製造方法は、上記の課題を解決するために、吸水性樹脂
にアルコールおよび水を含む混合溶液を吸収させてなる
透明性ゲルの製造方法であって、得られる透明性ゲルの
光透過率が所望の値となるように、上記混合溶液中のア
ルコールの濃度を適宜選択することを特徴としている。
【0008】上記方法によれば、混合溶液中のアルコー
ルの濃度を適宜選択することによって、得られる透明性
ゲルの光透過率を調節することができる。
【0009】請求項2記載の発明の透明性ゲルの製造方
法は、上記の課題を解決するために、吸水性樹脂にアル
コールおよび水を含む混合溶液を吸収させてなる透明性
ゲルの製造方法であって、得られる透明性ゲルの光透過
率が所望の値となるように、上記混合溶液にノニオン系
界面活性剤を適宜添加することを特徴としている。
【0010】上記方法によれば、混合溶液にノニオン系
界面活性剤を適宜添加することによって、得られる透明
性ゲルの光透過率を調節することができる。
【0011】請求項3記載の発明の透明性ゲルは、上記
の課題を解決するために、上記請求項1または2に記載
の製造方法によって得られる透明性ゲルであって、光透
過率が30%以上であることを特徴としている。
【0012】請求項4記載の発明の透明性ゲルは、上記
の課題を解決するために、N−ビニルアセトアミドを含
む単量体成分を重合させてなる架橋重合体を含む吸水性
樹脂に対して、アルコールおよび水を含む混合溶液を吸
収させてなることを特徴としている。
【0013】請求項5記載の発明の透明性ゲルは、上記
の課題を解決するために、一般式(1) CH2 =CR−CO−(X)n −Y ……(1) (式中、Rは、水素原子またはメチル基を表し、Xは、
全オキシアルキレン基に対するオキシエチレン基のモル
分率が50%以上である炭素数2〜4のオキシアルキレン
基を表し、Yは、炭素数1〜5のアルコキシ基を表し、
nは、平均で3〜50の正数を表す)で表される(メタ)
アクリル酸エステル系単量体、および、(メタ)アクリ
ル酸エステル系単量体と共重合可能な単量体を、両単量
体の合計量に対する(メタ)アクリル酸エステル系単量
体の割合が20重量%〜100 重量%の範囲内となるように
重合させてなる架橋重合体を含む吸水性樹脂に対して、
アルコールおよび水を含む混合溶液を吸収させてなるこ
とを特徴としている。
【0014】請求項6記載の発明の透明性ゲルは、上記
の課題を解決するために、請求項4または5に記載の透
明性ゲルにおいて、上記混合溶液が、さらにノニオン系
界面活性剤を含んでいることを特徴としている。
【0015】請求項7記載の発明の透明性ゲルは、上記
の課題を解決するために、請求項3〜6のいずれか1項
に記載の透明性ゲルにおいて、上記混合溶液中のアルコ
ールの濃度が、5重量%〜60重量%の範囲内であること
を特徴としている。
【0016】上記構成によれば、光透過率に優れた透明
性ゲルを提供することができる。上記の透明性ゲルは、
例えば室内用芳香剤の基材として用いたときの美観に優
れている。
【0017】請求項8記載の発明の透明性ゲルは、上記
の課題を解決するために、請求項3〜7のいずれか1項
に記載の透明性ゲルにおいて、上記混合溶液が、さらに
香料を含んでいることを特徴としている。
【0018】上記構成によれば、光透過率に優れ、室内
用芳香剤として好適な透明性ゲルを提供することができ
る。
【0019】以下に本発明を詳しく説明する。本発明の
透明性ゲルは、吸水性樹脂に対して、アルコールおよび
水を含む混合溶液(以下、アルコール溶液と称する)を
吸収させてなっている。
【0020】上記吸水性樹脂としては、特に限定される
ものではないが、アルコール溶液を吸収させて透明性ゲ
ルとしたときの光透過率を、30%以上に調節できるよう
な吸水性樹脂であることが特に好ましい。上記の条件を
満たす吸水性樹脂としては、例えば、ポリオキシアルキ
レン鎖を有するポリ(メタ)アクリル酸エステル系吸水
性樹脂、ポリ(メタ)アクリルアミド系吸水性樹脂、お
よび、N-ビニルアセトアミドを含む単量体を重合させて
なる架橋重合体を含む吸水性樹脂(以下、ポリ(N-ビニ
ルアセトアミド)系吸水性樹脂と称する)等が挙げられ
る。
【0021】これらの吸水性樹脂のうち、前記一般式
(1)で表される(メタ)アクリル酸エステル系単量
体、および、(メタ)アクリル酸エステル系単量体と共
重合可能な単量体を、両単量体の合計量に対する(メ
タ)アクリル酸エステル系単量体の割合が20重量%〜10
0 重量%の範囲内となるように重合させてなる架橋重合
体を含む吸水性樹脂(以下、単にポリ(メタ)アクリル
酸エステル系吸水性樹脂と記す)、または、ポリ(N-ビ
ニルアセトアミド)系吸水性樹脂が、より一層光透過率
に優れた透明性ゲルを得ることができるので、特に好ま
しい。ポリ(メタ)アクリル酸エステル系吸水性樹脂お
よびポリ(N-ビニルアセトアミド)系吸水性樹脂につい
ては、後段にて詳述する。
【0022】上記アルコール溶液に含まれるアルコール
としては、特に限定されるものではないが、炭素数1〜
3のアルコールがより好ましい。これにより、アルコー
ル溶液が吸水性樹脂に吸収されやすくなり、光透過率に
より一層優れた透明性ゲルが得られる。上記アルコール
としては、メタノール、エタノール、n-プロパノール、
イソプロパノール、エチレングリコール、プロピレング
リコール、トリメチレングリコール、グリセリン等が挙
げられる。これらのアルコールのうち、n-プロパノール
が、光透過率により一層優れた透明性ゲルが得られるの
で、特に好ましい。また、透明性ゲルを芳香剤の基材と
して用いる場合には、エタノール、エチレングリコー
ル、およびプロピレングリコールが好ましい。これらア
ルコールは、単独で用いてもよく、また、二種類以上を
適宜混合して用いてもよい。
【0023】上記アルコール溶液中のアルコールの濃度
は、特に限定されるものではないが、5重量%〜60重量
%の範囲内であることがより好ましい。アルコールの濃
度が5重量%未満である場合には、得られる透明性ゲル
の光透過率が低下するおそれがある。また、アルコール
の濃度が60重量%を超えても、得られる透明性ゲルの光
透過率が低下するおそれがある。
【0024】上記アルコール溶液は、ノニオン系界面活
性剤を含んでいてもよい。これにより、より一層光透過
率に優れた透明性ゲルが得られる。上記ノニオン系界面
活性剤としては、具体的には、例えば、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルア
リールエーテル;ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチ
レンソルビトール脂肪酸エステル;グリセロールモノラ
ウレート等の脂肪酸モノグリセライド;ポリオキシエチ
レン−ポリオキシプロピレン共重合体;ポリオキシエチ
レン誘導体;エチレンオキサイドと、脂肪族アミン、脂
肪族アミドまたは酸とを反応させてなる縮合生成物等が
挙げられる。これらノニオン系界面活性剤は、一種類の
みを用いてもよく、また、二種類以上を適宜混合して用
いてもよい。ノニオン系界面活性剤の添加量は、特に限
定されるものではなく、吸水性樹脂およびアルコールの
種類や量等を考慮して適宜選択すればよい。
【0025】前記の吸水性樹脂に、上記アルコール溶液
を吸収させることにより、透明性ゲルが得られる。吸水
性樹脂にアルコール溶液を吸収させる方法としては、例
えば、アルコール溶液を容器に入れて、アルコール溶液
に吸水性樹脂を投入(添加)する方法であってもよい
し、吸水性樹脂を容器に入れて、アルコール溶液を投入
(添加)する方法であってもよい。従って、吸水性樹脂
にアルコール溶液を吸収させる方法は、特に限定される
ものではない。尚、吸水性樹脂にアルコール溶液を吸収
させる際の温度は、特に限定されるものではない。
【0026】上記吸水性樹脂の使用量(添加量)は、特
に限定されるものではないが、アルコール溶液に対して
0.2重量%〜2重量%の範囲内が、より好ましい。吸水
性樹脂の使用量が 0.2重量%未満である場合には、アル
コール溶液を吸水性樹脂に完全に吸収させることが困難
となる。吸水性樹脂の使用量が2重量%を超える場合に
は、得られる透明性ゲルの光透過率が低下するおそれが
ある。
【0027】本発明にかかる透明性ゲルの製造方法にお
いては、得られる透明性ゲルの光透過率が所望の値とな
るように、吸水性樹脂の種類、吸水性樹脂の量、および
アルコールの種類等を考慮して、上記アルコール溶液中
のアルコールの濃度を、好ましくは5重量%〜60重量%
の範囲内で、適宜選択する。
【0028】これにより、所望の値の光透過率を有する
透明性に優れた透明性ゲルが得られる。上記の光透過率
は、30%以上であることが好ましい。これにより、特に
透明性に優れた透明性ゲルを得ることができ、例えば室
内用芳香剤の基材として用いたときの美観を向上させる
ことができる。
【0029】尚、上述のようにアルコール溶液中のアル
コールの濃度を適宜選択する方法を用いる代わりに、ノ
ニオン系界面活性剤を適宜添加する方法を用いても、得
られる透明性ゲルの光透過率を所望の値に調節すること
ができる。
【0030】本発明にかかる透明性ゲルは、例えば、ポ
リ(メタ)アクリル酸エステル系吸水性樹脂に対して、
アルコール溶液を吸収させてなっている。あるいは、本
発明にかかる透明性ゲルは、例えば、ポリ(N-ビニルア
セトアミド)系吸水性樹脂に対して、アルコール溶液を
吸収させてなっている。
【0031】上記ポリ(メタ)アクリル酸エステル系吸
水性樹脂は、前記一般式(1)で表される(メタ)アク
リル酸エステル系単量体、および、(メタ)アクリル酸
エステル系単量体と共重合可能な単量体を、両単量体の
合計量に対する(メタ)アクリル酸エステル系単量体の
割合が20重量%〜100 重量%の範囲内となるように混合
してなる単量体成分(以下、(メタ)アクリル酸エステ
ル系単量体成分と称する)を重合させてなる架橋重合体
を含んでなっている。
【0032】本発明において用いられる前記一般式
(1)で表される(メタ)アクリル酸エステル系単量体
(以下、単に(メタ)アクリル酸エステル系単量体と記
す)は、式中、Rで示される置換基が、水素原子または
メチル基であり、また、Xで示される炭素数2〜4のオ
キシアルキレン基が、全オキシアルキレン基に対するオ
キシエチレン基のモル分率が50%以上であり、さらに、
nで示されるオキシアルキレン基の繰り返しが、平均で
3〜50の正数であり、その上、Yで示される末端基が、
炭素数1〜5のアルコキシ基である。
【0033】上記の(メタ)アクリル酸エステル系単量
体としては、例えば、メトキシポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリ
コール・ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリ
レート、メトキシポリエチレングリコール・ポリブチレ
ングリコールモノ(メタ)アクリレート、エトキシポリ
エチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、エトキ
シポリエチレングリコール・ポリプロピレングリコール
モノ(メタ)アクリレート、エトキシポリエチレングリ
コール・ポリブチレングリコールモノ(メタ)アクリレ
ート、フェノキシポリエチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート、ベンジルオキシポリエチレングリコール
モノ(メタ)アクリレート等が挙げられる。これら化合
物は、単独で用いてもよく、また、二種類以上を適宜混
合して用いてもよい。
【0034】尚、上記化合物の代わりに、例えばアルコ
キシポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
トや、フェノキシポリブチレングリコールモノ(メタ)
アクリレート等の、上記モル分率が50%未満である化合
物、あるいは、例えば末端部分にヒドロキシル基を有す
るポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート等
の化合物、即ち、末端部分が疎水性炭化水素基で構成さ
れていない化合物を使用すると、得られる架橋重合体が
アルコール溶液を吸収しにくくなるため、好ましくな
い。
【0035】(メタ)アクリル酸エステル系単量体と共
重合可能な単量体(以下、共重合性単量体と称する)
は、特に限定されるものではなく、種々の化合物が使用
可能である。上記の共重合性単量体としては、例えば、
不飽和カルボン酸系単量体;ビニルスルホン酸、アリル
スルホン酸、メタリルスルホン酸、スチレンスルホン
酸、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸、スルホエチル(メタ)アクリレート、スルホプロピ
ル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシスルホプロピ
ル(メタ)アクリレート、スルホエチルマレイミド、3
−アリロキシ−2−ヒドロキシプロパンスルホン酸、お
よびこれらの中和物や部分中和物等の不飽和スルホン酸
系単量体;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、ポリプロピレングリコールモノ(メタ)アクリレー
ト、アリルアルコール、ポリエチレングリコールモノア
リルエーテル、ポリプロピレングリコールモノアリルエ
ーテル、3−メチル−3−ブテン−1−オール(イソプ
レノール)、ポリエチレングリコールモノイソプレノー
ルエーテル、ポリプロピレングリコールモノイソプレノ
ールエーテル、3−メチル−2−ブテン−1−オール
(プレノール)、ポリエチレングリコールモノプレノー
ルエーテル、ポリプロピレングリコールモノプレノール
エーテル、2−メチル−3−ブテン−2−オール(イソ
プレンアルコール)、ポリエチレングリコールモノイソ
プレンアルコールエーテル、ポリプロピレングリコール
モノイソプレンアルコールエーテル、N−メチロール
(メタ)アクリルアミド、グリセロールモノ(メタ)ア
クリレート、グリセロールモノアリルエーテル、ビニル
アルコール等の水酸基含有不飽和単量体;ジメチルアミ
ノエチル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノプロピ
ル(メタ)アクリルアミド等のカチオン性単量体;(メ
タ)アクリロニトリル等のニトリル系単量体;(メタ)
アクリルアミドメタンホスホン酸、(メタ)アクリルア
ミドメタンホスホン酸メチルエステル、2−(メタ)ア
クリルアミド−2−メチルプロパンホスホン酸等のリン
含有単量体等が挙げられる。尚、上記の不飽和スルホン
酸系単量体の中和物や部分中和物は、相当する化合物
を、一価金属、二価金属、アンモニア、または有機アミ
ンにより中和させることにより得られる。これら共重合
性単量体は、単独で用いてもよく、また、二種類以上を
適宜混合して用いてもよい。このうち、不飽和カルボン
酸系単量体が、共重合性に優れており、かつ、安価であ
るため、特に好ましい。
【0036】上記の不飽和カルボン酸系単量体として
は、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、
およびこれらの中和物や部分中和物等の不飽和モノカル
ボン酸系単量体;マレイン酸、フマル酸、イタコン酸、
シトラコン酸、およびこれらの中和物や部分中和物等の
不飽和ジカルボン酸系単量体等が挙げられる。尚、上記
の不飽和モノカルボン酸系単量体および不飽和ジカルボ
ン酸系単量体の中和物や部分中和物は、相当する化合物
を、一価金属、二価金属、アンモニア、または有機アミ
ンにより中和させることにより得られる。これら不飽和
カルボン酸系単量体は、単独で用いてもよく、また、二
種類以上を適宜混合して用いてもよい。不飽和カルボン
酸系単量体のうちでも、不飽和モノカルボン酸系単量体
が、特に共重合性に優れており、かつ、安価であるた
め、特に好ましい。
【0037】一方、ポリ(N-ビニルアセトアミド)系吸
水性樹脂は、N-ビニルアセトアミドを含む単量体成分
(以下、(メタ)アクリル酸エステル系単量体成分と称
する)を重合させてなる架橋重合体を含んでなってい
る。
【0038】N-ビニルアセトアミド系単量体成分は、N-
ビニルアセトアミドを含んでいればよいが、さらにN-ビ
ニルアセトアミドと共重合可能な単量体を含んでいるの
が、好ましい。N-ビニルアセトアミドと共重合可能な単
量体としては、前記の共重合性単量体を用いることがで
きる。中でも、前記の不飽和モノカルボン酸系単量体が
特に好ましい。
【0039】共重合性単量体の使用量については、単量
体成分の合計量に対して80重量%以下であることが好ま
しく、20重量%〜80重量%の範囲内であることがより好
ましい。共重合性単量体の使用量が80重量%を超える場
合には、得られる架橋重合体がアルコール溶液を吸収し
にくくなるおそれがある。また、共重合性単量体の使用
量を20重量%以上にすることにより、透明性ゲルの光透
過率をより一層向上させることができる。
【0040】本発明にかかるポリ(メタ)アクリル酸エ
ステル系吸水性樹脂またはポリ(N-ビニルアセトアミ
ド)系吸水性樹脂(以下、これらをまとめて特定の吸水
性樹脂と記す)の製造方法においては、(メタ)アクリ
ル酸エステル系単量体成分またはN-ビニルアセトアミド
系単量体成分(以下、これらをまとめて単に単量体成分
と記す)を重合させる際に、溶媒を用いることができ
る。上記の溶媒としては、単量体成分が溶解可能な液
体、例えば、水、水と均一に混合する透明性の有機溶媒
が挙げられ、該有機溶媒としては、例えば、メチルアル
コールやエチルアルコール等の炭素数1〜4の低級アル
コール、アセトン等の低級ケトン、ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド等が挙げられる。これら溶媒
は、単独で用いてもよく、また、二種類以上を適宜混合
して用いてもよい。尚、二種類以上の溶媒を混合する場
合の混合比率は、親水性単量体の種類等を考慮に入れて
適宜設定すればよい。また、逆相懸濁重合法(後述す
る)により重合反応を行う場合には、疎水性の有機溶媒
を用いることができる。
【0041】上記溶媒の使用量、即ち、溶媒中の単量体
成分の濃度(以下、モノマー濃度と称する)は、特に限
定されるものではないが、重合反応の制御の容易さ、経
済性、反応収率等を考慮に入れて、モノマー濃度が20重
量%以上、飽和濃度以下の範囲内、好ましくは30重量%
〜95重量%の範囲内、さらに好ましくは55重量%〜80重
量%の範囲内となるように設定すればよい。モノマー濃
度が20重量%未満の場合には、溶媒の使用量が過多とな
り、経済性や反応収率等が低下するため、好ましくな
い。モノマー濃度が飽和濃度以上の場合には、重合反応
が不均一となると共に、重合反応の反応熱(重合熱)を
除去することが困難となるため、好ましくない。
【0042】本発明において、単量体成分を共重合させ
る際には、架橋剤を用いることができる。上記の架橋剤
としては、例えば、エチレングリコールジ(メタ)アク
リレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、
プロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリス
リトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリト
ールジ(メタ)アクリレート、N,N−メチレンビスア
クリルアミド、N,N’−メチレンビス(N−ビニルカ
ルボン酸アミド)、イソシアヌル酸トリアリル、トリメ
チロールプロパンジアリルエーテル等の、一分子中にエ
チレン系不飽和基を2個以上有する化合物;エチレング
リコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコ
ール、ポリエチレングリコール、グリセリン、ポリグリ
セリン、プロピレングリコール、ジエタノールアミン、
トリエタノールアミン、ポリプロピレングリコール、ポ
リビニルアルコール、ペンタエリスリトール、ソルビッ
ト、ソルビタン、グルコース、マンニット、マンニタ
ン、ショ糖、ブドウ糖等の多価アルコール;エチレング
リコールジグリシジルエーテル、グリセリンジグリシジ
ルエーテル、ポリエチレングリコールジグリシジルエー
テル、プロピレングリコールジグリシジルエーテル、ポ
リプロピレングリコールジグリシジルエーテル、ネオペ
ンチルグリコールジグリシジルエーテル、1,6−ヘキ
サンジオールジグリシジルエーテル、トリメチロールプ
ロパンジグリシジルエーテル、トリメチロールプロパン
トリグリシジルエーテル、グリセリントリグリシジルエ
ーテル等のポリエポキシ化合物等が挙げられる。これら
架橋剤は、単独で用いてもよく、また、二種類以上を適
宜混合して用いてもよい。
【0043】架橋剤を用いることにより、得られる架橋
重合体の架橋密度を任意の値に制御することができる。
【0044】上記単量体成分に対する架橋剤のモル比
は、5×10-4〜1の範囲内が好ましく、1×10-2〜5×
10-1の範囲内が特に好ましい。架橋剤のモル比が5×10
-4よりも小さい場合には、得られる架橋重合体の架橋密
度が小さくなり過ぎ、透明性ゲルの安定性に問題が生じ
るおそれがある。架橋剤のモル比が1よりも大きい場合
には、得られる架橋重合体の架橋密度が高くなり過ぎ、
架橋重合体がアルコール溶液を吸収しにくくなったり、
透明性ゲルの光透過率が低下したりするおそれがある。
【0045】そして、架橋剤としてポリエポキシ化合物
を用いる場合には、重合反応後、得られた反応生成物を
150℃〜 250℃で加熱処理することが好ましい。また、
架橋剤としてポリエポキシ化合物を用いる場合には、重
合反応後、得られた反応生成物を50℃〜 250℃で加熱処
理することが好ましい。
【0046】上記の架橋重合体は、単量体成分を、必要
に応じて架橋剤、溶媒、および重合開始剤の存在下、例
えば、溶液重合法や懸濁重合法、逆相懸濁重合法等の公
知の重合方法を用いて重合することにより得られる。ま
た、いわゆる注型重合法、薄膜重合法、噴霧重合法、あ
るいは、双腕型ニーダーを反応器として用い、該ニーダ
ーの剪断力により反応生成物を細分化しながら重合する
重合法等を用いて重合することにより、架橋重合体を得
ることもできる。
【0047】上記の重合開始剤としては、特に限定され
るものではないが、例えば、過酸化水素;過硫酸ナトリ
ウム、過硫酸アンモニウム、過硫酸カリウム等の過硫酸
塩;2,2’−アゾビス(2−アミジノプロパン)二塩
酸塩、4,4’−アゾビス(4−シアノ吉草酸)等の水
溶性アゾ化合物;アゾビスイソブチロニトリル、2,
2’−アゾビス(4−メトキシ−2,4−ジメチルバレ
ロニトリル)等の油溶性アゾ化合物;過酸化ベンゾイ
ル、過酸化ラウロイル、過酢酸、ベンゾイルパーオキサ
イド、キュメンハイドロパーオキサイド等の有機系過酸
化物等のラジカル重合開始剤が挙げられる。これら重合
開始剤は、単独で用いてもよく、また、二種類以上を適
宜混合して用いてもよい。また、これら重合開始剤の分
解を促進する還元剤を併用し、両者を組み合わせること
によりレドックス系開始剤とすることもできる。上記の
還元剤としては、特に限定されるものではないが、例え
ば、亜硫酸水素ナトリウム等の(重)亜硫酸(塩)、L
−アスコルビン酸(塩)、第一鉄塩等の還元性金属
(塩)、アミン類等が挙げられる。尚、重合開始剤を用
いる代わりに、反応系に放射線や電子線、紫外線等を照
射することにより重合反応を行ってもよい。
【0048】逆相懸濁重合法を行う場合に、単量体成分
の水溶液を疎水性の有機溶媒に分散させる分散剤として
は、例えば、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸
エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン
脂肪酸エステル、エチルセルロース、セルロースアセテ
ート等のセルロースエステル、セルロースエーテル、α
−オレフィン−無水マレイン酸共重合体等のカルボキシ
ル基含有重合体等が挙げられる。尚、上記疎水性の有機
溶媒は、特に限定されるものではない。
【0049】反応温度は、単量体成分、架橋剤、溶媒、
および重合開始剤の種類や組み合わせ、使用量等にもよ
るが、反応が完結し、しかも、得られる架橋重合体の分
子量が大きくなるように、比較的低温の方が好ましい。
反応温度は、例えば、20℃〜100℃の範囲内が好適であ
る。尚、反応時間は、特に限定されるものではなく、反
応温度等に応じて適宜設定すればよい。また、上記の重
合反応を行う際の重合容器等の反応器は、特に限定され
るものではないが、重合反応後、得られた反応生成物を
簡単に破砕(後述する)することができるように、いわ
ゆる双腕型ニーダーが好ましい。
【0050】また、反応系は、重合反応を行う際に、攪
拌されていてもよく、また、静置されていてもよい。つ
まり、該反応系は、攪拌重合を行ってもよく、静置重合
を行ってもよく、また、攪拌重合および静置重合を組み
合わせて行ってもよい。このうち、静置重合を行うこと
が最も好ましい。静置重合を行うことにより、アルコー
ル溶液に対する吸収倍率に優れた架橋重合体を効率的に
製造することができる。尚、静置重合を行う場合には、
重合反応後、得られた反応生成物を破砕することが好ま
しい。
【0051】重合反応により得られる反応生成物は、そ
のまま、あるいは必要に応じて、亜硫酸塩、亜硫酸水素
塩、重亜硫酸塩(ピロ亜硫酸塩)、亜二チオン酸塩、亜
硝酸塩、亜リン酸塩、次亜リン酸塩等の酸素含有還元性
無機塩を添加して該反応生成物中の残留モノマー量を低
下させた後、乾燥機等を用いて乾燥される。乾燥温度
は、 100℃〜 160℃が好ましく、 120℃〜 140℃がさら
に好ましい。また、減圧下で乾燥(減圧乾燥)するか、
若しくは、不活性ガス気流下で乾燥することが特に好ま
しい。これにより、乾燥された架橋重合体、即ち特定の
吸水性樹脂が得られる。乾燥物である特定の吸水性樹脂
は、必要に応じて、ハンマーミル、ジェットミル等の粉
砕機を用いて粉砕される。
【0052】以上のようにして、特定の吸水性樹脂が得
られる。尚、前記のポリ(メタ)アクリルアミド系吸水
性樹脂は、(メタ)アクリル酸エステル系単量体の代わ
りに、(メタ)アクリルアミドを用いることによって得
られる。
【0053】尚、本発明に用いられる吸水性樹脂は、所
定形状に造粒されていてもよく、また、不定形破砕状、
球状、鱗片状、繊維状、棒状、塊状等、種々の形状であ
ってもよい。さらに、吸水性樹脂は、1次粒子であって
もよく、また、1次粒子の造粒体であってもよい。吸水
性樹脂の平均粒径は、用いる単量体成分の組成やアルコ
ールの種類等を考慮に入れて適宜設定すればよい。尚、
吸水性樹脂の造粒方法は、特に限定されるものではな
い。
【0054】また、吸水性樹脂は、アルコール溶液の浸
透性や分散性等を向上させるために、表面に種々の加工
や修飾(モディファイ)等が施されていてもよい。即
ち、吸水性樹脂は、例えば、吸水性樹脂の表面近傍にさ
らに架橋構造を導入する表面処理等が施されていてもよ
い。
【0055】上記の表面処理を施す際に用いられる表面
架橋剤は、例えば、吸水性樹脂がカルボキシル基および
/またはカルボキシレート基を含有する場合、該カルボ
キシル基および/またはカルボキシレート基と反応可能
な官能基を分子内に2個以上含有する化合物が好適であ
る。上記の表面架橋剤としては、例えば、グリセリン、
エチレングリコール、ペンタエリスリトール等の多価ア
ルコール;エチレングリコールジグリシジルエーテル等
のポリエポキシ化合物;エチレンジアミン、ジエチレン
トリアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレン
ペンタミン、ペンタエチレンヘキサミン、ポリエチレン
イミン等の多価アミン;グルタルアルデヒド、グリオキ
ザール等の多価アルデヒド;(ポリ)塩化アルミニウ
ム、塩化マグネシウム、塩化カルシウム、硫酸アルミニ
ウム、硫酸マグネシウム、硫酸カルシウム等の多価金属
塩等が挙げられる。これら表面架橋剤は、単独で用いて
もよく、また、二種類以上を適宜混合して用いてもよ
い。
【0056】表面架橋剤の使用量は、特に限定されるも
のではないが、吸水性樹脂に対して0.005重量%〜5重
量%の範囲内が好ましい。また、上記の表面処理を施す
際の処理方法は、特に限定されるものではない。例え
ば、粉体状の吸水性樹脂に表面架橋剤をそのまま、ある
いは適当な溶媒に溶解させた溶液の状態で混合した後、
必要に応じて加熱することにより表面処理を施してもよ
く、また、吸水性樹脂を疎水性の有機溶媒に分散させた
後、該分散液に表面架橋剤を添加し、次いで、必要に応
じて加熱することにより表面処理を施してもよい。
【0057】さらに、吸水性樹脂は、加工性の改良およ
び品質性能の向上等のために、必要に応じて、消臭剤ま
たは脱臭剤;銀や銅、亜鉛等の金属等を主体とする抗菌
剤、殺菌剤、防カビ剤、防腐剤;脱酸素剤(酸化防止
剤);発泡剤;着色料等が添加されていてもよい。これ
ら添加剤を添加することにより、吸水性樹脂に種々の機
能を付与することができる。上記添加剤の添加量は、特
に限定されるものではなく、例えば添加剤の種類等に応
じて適宜設定すればよい。尚、添加剤の添加方法は、特
に限定されるものではない。
【0058】以上のようにして得られた吸水性樹脂に対
して、アルコール溶液を吸収させることによって、本発
明にかかる透明性ゲルが得られる。
【0059】本発明にかかる透明性ゲルは、所定形状に
成形されていてもよく、また、板状、塊状等、種々の形
状であってもよい。透明性ゲルの成形方法は、特に限定
されるものではない。尚、所定形状の透明性ゲルは、所
定形状に成形した吸水性樹脂にアルコール溶液を吸収さ
せる方法によっても得られる。
【0060】本発明の透明性ゲルは、例えば室内用芳香
剤の基材、インテリア用品、玩具等として好適に用いる
ことができる。
【0061】さらに、透明性ゲルには、必要に応じて、
香料を添加してもよい。即ち、透明性ゲルは、例えば、
香料を含むアルコール溶液を吸水性樹脂に吸収させてな
っていてもよい。
【0062】上記香料は、アルコールに可溶な香料であ
ればよく、特に限定されない。上記香料としては、ロー
ズ、レモン、ジャスミン、キンモクセイ、ミント、クチ
ナシ、スズラン、フリージア、リラ等の天然香料;フェ
ニルエチルアルコール、ゲラニオール、シトロネロー
ル、オイゲノール、リナロール、テルピネオール等の合
成香料;水溶性シトラス等の調合香料等が挙げられる。
【0063】これにより、香料を含む透明性ゲルが得ら
れる。香料を含む透明性ゲルは、美観に優れ、特に室内
用芳香剤として好適に用いられる。
【0064】
【実施例】以下、実施例および比較例により、本発明を
さらに詳細に説明するが、本発明はこれらにより何ら限
定されるものではない。尚、実施例および比較例に記載
の「部」は、「重量部」を示し、「%」は、「重量%」
を示している。
【0065】〔実施例1〕温度計を備えた内容積10Lの
ジャケット付き卓上型ニーダーを反応器とした。この反
応器に、(メタ)アクリル酸エステル系単量体としての
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート
(EOの付加モル数:9モル)2332部、共重合性単量体
としてのメタクリル酸 434部およびメタクリル酸ナトリ
ウムの43%水溶液1271部、架橋剤としてのポリエチレン
グリコールジアクリレート(EOの付加モル数:8モ
ル) 5.0部、および、溶媒としてのイオン交換水1417部
を仕込み、攪拌下で溶解させて反応液とした。上記のメ
トキシポリエチレングリコールモノメタクリレートは、
前記一般式(1)中のRがメチル基、Xがエチレンオキ
サイド、Yがメトキシ基、nが9のメタクリル酸エステ
ルである。両単量体の重量比(メトキシポリエチレング
リコールモノメタクリレート/メタクリル酸とメタクリ
ル酸ナトリウムとの合計)は70/30であった。
【0066】次いで、反応器内を窒素置換して反応液中
の溶存酸素を除去した後、反応物の温度(反応開始温
度)を45℃に調節した。そして、該反応液に、攪拌しな
がら、重合開始剤としての2,2’−アゾビス(2−メ
チルプロピオンアミジン)ジヒドロクロライドの10%水
溶液61.4部を添加した。
【0067】2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオ
ンアミジン)ジヒドロクロライドを添加してから10分後
に重合が開始し、重合が開始してから60分後に、反応温
度がピーク温度に到達して92℃となった。重合が開始し
てから、反応温度がピーク温度に到達するまでの間、ニ
ーダーのジャケットの温度は、反応物の温度とほぼ等し
くなるように上昇させた。続いて、重合後の反応物の温
度を92℃に保持して、反応生成物である含水ゲル重合体
を30分間熟成した。熟成を終了した後、ニーダーのブレ
ードを40 rpmの回転数で10分間回転させて、含水ゲル重
合体を解砕した。
【0068】このようにして得られた微細な粒径を有す
る含水ゲル重合体を、熱風循環式乾燥機を用いて、窒素
雰囲気下、 150℃で3時間乾燥した。次いで、得られた
乾燥物である架橋重合体を卓上簡易型粉砕機(協立理工
株式会社製)を用いて粉砕し、 150μm〜 250μmの粒
径に分級することにより、ポリ(メタ)アクリル酸エス
テル系吸水性樹脂(以下、吸水性樹脂(A)と記す)を
得た。
【0069】得られた吸水性樹脂(A)0.16gを、紫外
可視分光分析用の石英セルに測り取った。尚、石英セル
として、外形寸法が、幅50mm、奥行き10mm、高さ43mmで
ある石英セルを用いた。また、上記石英セルの光透過方
向は幅方向であり、従って、光透過方向の長さは50mmと
なっている。
【0070】次いで、上記の石英セルに、気泡が混入し
ない程度にスパチュラで攪拌しながら、アルコール溶液
としての20%エタノール水溶液16gを流し込んだ。エタ
ノール水溶液に対する吸水性樹脂(A)の添加量は、1.
0 %であった。これにより、吸水性樹脂(A)が、上記
エタノール水溶液を吸液し、膨潤した。その後、3時間
放置することにより、本発明にかかる透明性ゲルを得
た。
【0071】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0072】〔実施例2〕まず、実施例1と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(A)を得た。得られた
吸水性樹脂(A)0.24gを、実施例1で用いた石英セル
に測り取った。次いで、上記の石英セルに、気泡が混入
しない程度にスパチュラで攪拌しながら、20%エタノー
ル水溶液16gを流し込んだ。エタノール水溶液に対する
吸水性樹脂(A)の添加量は、1.5 %であった。これに
より、吸水性樹脂(A)が、上記エタノール水溶液を吸
液し、膨潤した。その後、3時間放置することにより、
本発明にかかる透明性ゲルを得た。
【0073】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0074】〔実施例3〕温度計を備えた内容積10Lの
ジャケット付き卓上型ニーダーを反応器とした。この反
応器に、(メタ)アクリル酸エステル系単量体としての
メトキシポリエチレングリコールモノメタクリレート
(EOの付加モル数:9モル)2247部、共重合性単量体
としてのメタクリル酸ナトリウムの43%水溶液2448部、
架橋剤としてのポリエチレングリコールジアクリレート
(EOの付加モル数:8モル) 4.7部、および、溶媒と
してのイオン交換水 741部を仕込み、攪拌下で溶解させ
て反応液とした。両単量体の重量比(メトキシポリエチ
レングリコールモノメタクリレート/メタクリル酸ナト
リウム)は68/32であった。
【0075】次いで、反応器内を窒素置換して反応液中
の溶存酸素を除去した後、反応物の温度(反応開始温
度)を45℃に調節した。そして、該反応液に、攪拌しな
がら、重合開始剤としての2,2’−アゾビス(2−メ
チルプロピオンアミジン)ジヒドロクロライドの10%水
溶液59.2部を添加した。
【0076】2,2’−アゾビス(2−メチルプロピオ
ンアミジン)ジヒドロクロライドを添加してから10分後
に重合が開始し、重合が開始してから70分後に、反応温
度がピーク温度に到達して85℃となった。重合が開始し
てから、反応温度がピーク温度に到達するまでの間、ニ
ーダーのジャケットの温度は、反応物の温度とほぼ等し
くなるように上昇させた。続いて、重合後の反応物の温
度を85℃に保持して、反応生成物である含水ゲル重合体
を30分間熟成した。熟成を終了した後、ニーダーのブレ
ードを40 rpmの回転数で10分間回転させて、含水ゲル重
合体を解砕した。
【0077】このようにして得られた微細な粒径を有す
る含水ゲル重合体を、熱風循環式乾燥機を用いて、窒素
雰囲気下、 150℃で3時間乾燥した。次いで、得られた
乾燥物である架橋重合体を卓上簡易型粉砕機を用いて粉
砕し、 150μm〜 250μmの粒径に分級することによ
り、ポリ(メタ)アクリル酸エステル系吸水性樹脂(以
下、吸水性樹脂(B)と記す)を得た。
【0078】次いで、エタノール水溶液の濃度を20%か
ら5%に変更する以外は、実施例1と同様にして、本発
明にかかる透明性ゲルを得た。
【0079】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0080】〔実施例4〕まず、実施例3と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(B)を得た。次いで、
実施例1と同様の操作を行って、本発明にかかる透明性
ゲルを得た。
【0081】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0082】〔実施例5〕まず、実施例3と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(B)を得た。次いで、
エタノール水溶液の濃度を20%から30%に変更する以外
は、実施例1と同様の操作を行って、本発明にかかる透
明性ゲルを得た。
【0083】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0084】〔実施例6〕N-ビニルアセトアミドと、共
重合性単量体としてのアクリル酸ナトリウムとからなる
単量体成分を重合して、架橋重合体を得た。尚、単量体
成分には、N-ビニルアセトアミドが70モル%、アクリル
酸ナトリウムが30モル%含まれていた。次いで、架橋重
合体を 150μm〜 250μmの粒径に分級することによ
り、ポリ(N-ビニルアセトアミド)系吸水性樹脂(以
下、吸水性樹脂(C)と記す)を得た。
【0085】得られた吸水性樹脂(C) 0.1gをティー
バッグ式袋に入れ、20℃のイオン交換水中に浸漬した。
2時間静置後にティーバッグ式袋を引き上げ、一定時間
水切りを行った後、ティーバッグ式袋の重量W1(g) を
測定した。また、同様の操作を吸水性樹脂(C)を用い
ないで行い、そのときのティーバッグ式袋の重量W
0(g) を測定した。そして、これら重量W1 、重量W0
から、次式、 吸水倍率(g/g) =(重量W1(g)−重量W0(g))/架橋重
合体の重量(g) に従って吸水倍率(g/g) を算出した。上記吸水性
樹脂(C)の吸水倍率は、 380g/g であった。
【0086】上記の吸水性樹脂(C)0.048gを、実施例
1で用いた石英セルに測り取った。次いで、上記の石英
セルに、気泡が混入しない程度にスパチュラで攪拌しな
がら、5%エタノール水溶液16gを流し込んだ。エタノ
ール水溶液に対する吸水性樹脂(C)の添加量は、0.3
%であった。これにより、吸水性樹脂(C)が、上記エ
タノール水溶液を吸液し、膨潤した。その後、3時間放
置することにより、本発明にかかる透明性ゲルを得た。
【0087】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0088】〔実施例7〕まず、実施例6と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次いで、
エタノール水溶液に対する吸水性樹脂(C)の添加量を
0.3 %から1%に変更する以外は、実施例1と同様の操
作を行って、本発明にかかる透明性ゲルを得た。
【0089】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0090】〔実施例8〕まず、実施例6と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次いで、
実施例1と同様の操作を行って、本発明にかかる透明性
ゲルを得た。
【0091】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0092】〔実施例9〕まず、実施例8と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次いで、
エタノール水溶液の濃度を20%から30%に変更する以外
は、実施例8と同様にして、本発明にかかる透明性ゲル
を得た。得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける光透
過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得られ
た結果を、表1に示す。
【0093】〔実施例10〕まず、実施例8と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。得られ
た吸水性樹脂(C)0.32gを、実施例1で用いた石英セ
ルに測り取った。次いで、上記の石英セルに、気泡が混
入しない程度にスパチュラで攪拌しながら、50%エタノ
ール水溶液16gを流し込んだ。エタノール水溶液に対す
る吸水性樹脂(C)の添加量は、2.0 %であった。これ
により、吸水性樹脂(C)が、上記のエタノール水溶液
を吸液し、膨潤した。その後、3時間放置することによ
り、本発明にかかる透明性ゲルを得た。
【0094】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0095】〔実施例11〕まず、実施例8と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次い
で、エタノール水溶液の濃度を50%から60%に変更する
以外は、実施例10と同様にして、本発明にかかる透明
性ゲルを得た。得られた透明性ゲルの波長 650nmにおけ
る光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。
得られた結果を、表1に示す。
【0096】〔実施例12〕温度計を備えた内容積10L
のジャケット付き卓上型ニーダーを反応器とした。この
反応器に、アクリルアミドの40%水溶液2914部、共重合
性単量体としてのアクリル酸ナトリウムの37%水溶液17
86部、架橋剤としての N,N'-メチレンビスアクリルアミ
ド 3.1部、および、溶媒としてのイオン交換水 600部を
仕込み、攪拌下で溶解させて反応液とした。
【0097】次いで、反応器内を窒素置換して反応液中
の溶存酸素を除去した後、反応物の温度(反応開始温
度)を20℃に調節した。そして、該反応液に、攪拌しな
がら、重合開始剤としての過硫酸ナトリウムの20%水溶
液39.8部、および、還元剤としてのL-アスコルビン酸の
2%水溶液40.9部を添加した。
【0098】直ちに重合が開始し、重合が開始してから
30分後に、反応温度がピーク温度に到達して 105℃とな
った。重合が開始してから、反応温度がピーク温度に到
達するまでの間、ニーダーのジャケットの温度は、反応
物の温度とほぼ等しくなるように上昇させた。続いて、
重合後の反応物の温度を 100℃に保持して、反応生成物
である含水ゲル重合体を5分間熟成した。熟成を終了し
た後、ニーダーのブレードを40 rpmの回転数で10分間回
転させて、含水ゲル重合体を解砕した。次いで、酸素含
有還元性無機塩としての重亜硫酸ナトリウムの35%水溶
液43.2部とイオン交換水 259部とからなる溶液を含水ゲ
ル重合体に噴霧して、含水ゲル重合体に含まれる残留モ
ノマー濃度を低下させた。
【0099】このようにして得られた含水ゲル重合体
を、熱風循環式乾燥機を用いて、窒素雰囲気下、 150℃
で3時間乾燥した。次いで、得られた乾燥物である架橋
重合体を卓上簡易型粉砕機を用いて粉砕し、 150μm〜
250μmの粒径に分級することにより、ポリ(メタ)ア
クリルアミド系吸水性樹脂(以下、吸水性樹脂(D)と
記す)を得た。
【0100】次いで、実施例1と同様の操作を行って、
本発明にかかる透明性ゲルを得た。得られた透明性ゲル
の波長 650nmにおける光透過率を、紫外可視分光光度計
を用いて測定した。得られた結果を、表1に示す。
【0101】〔比較例1〕まず、実施例3と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(B)を得た。得られた
吸水性樹脂(B)0.16gを、実施例1で用いた石英セル
に測り取った。次いで、上記の石英セルに、気泡が混入
しない程度にスパチュラで攪拌しながら、イオン交換水
16gを流し込んだ。水に対する吸水性樹脂(B)の添加
量は、1.0%であった。これにより、吸水性樹脂(B)
が、水を吸液し、膨潤した。その後、3時間放置するこ
とにより、比較用の透明性ゲルを得た。
【0102】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0103】〔比較例2〕まず、実施例6と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次いで、
比較例1と同様の操作を行って、比較用の透明性ゲルを
得た。
【0104】得られた比較用の透明性ゲルの波長 650nm
における光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定
した。得られた結果を、表1に示す。
【0105】〔比較例3〕温度計を備えた内容積10Lの
ジャケット付き卓上型ニーダーを反応器とした。この反
応器に、アクリル酸 414部およびアクリル酸ナトリウム
の37%水溶液4382部、架橋剤としてのトリメチロールプ
ロパントリアクリレート 1.4部、および、溶媒としての
イオン交換水 703.6部を仕込み、攪拌下で溶解させて反
応液とした。
【0106】次いで、反応器内を窒素置換して反応液中
の溶存酸素を除去した後、反応物の温度(反応開始温
度)を20℃に調節した。そして、該反応液に、攪拌しな
がら、重合開始剤としての過硫酸ナトリウムの20%水溶
液13.8部、および、還元剤としてのL-アスコルビン酸の
1%水溶液11.5部を添加した。
【0107】直ちに重合が開始し、5分後に、反応温度
がピーク温度に到達して80℃となった。所定時間熟成
後、得られた反応生成物、即ち含水ゲル重合体を、熱風
循環式乾燥機を用いて、窒素雰囲気下、 150℃で1時間
乾燥した。次いで、得られた乾燥物である架橋重合体を
卓上簡易型粉砕機を用いて粉砕し、 150μm〜 250μm
の粒径に分級することにより、比較用の吸水性樹脂(以
下、吸水性樹脂(E)と記す)を得た。
【0108】次いで、比較例1と同様の操作を行って、
比較用の透明性ゲルを得た。得られた比較用の透明性ゲ
ルの波長 650nmにおける光透過率を、紫外可視分光光度
計を用いて測定した。得られた結果を、表1に示す。
【0109】〔比較例4〕まず、比較例3と同様の反応
および操作を行い、比較用の吸水性樹脂(E)を得た。
得られた吸水性樹脂(E)0.16gを、実施例1で用いた
石英セルに測り取った。次いで、上記の石英セルに、気
泡が混入しない程度にスパチュラで攪拌しながら、5%
エタノール水溶液16gを流し込んだ。エタノール水溶液
に対する吸水性樹脂(E)の添加量は、1.0 %であっ
た。これにより、吸水性樹脂(E)が、上記のエタノー
ル水溶液を吸液し、膨潤した。その後、3時間放置する
ことにより、比較用の透明性ゲルを得た。
【0110】得られた比較用の透明性ゲルの波長 650nm
における光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定
した。得られた結果を、表1に示す。
【0111】〔比較例5〕まず、比較例3と同様の反応
および操作を行い、比較用の吸水性樹脂(E)を得た。
得られた吸水性樹脂(E)0.16gを、実施例1で用いた
石英セルに測り取った。次いで、上記の石英セルに、気
泡が混入しない程度にスパチュラで攪拌しながら、20%
エタノール水溶液16gを流し込んだ。エタノール水溶液
に対する吸水性樹脂(E)の添加量は、1.0 %であっ
た。これにより、吸水性樹脂(E)が、上記のエタノー
ル水溶液を吸液し、膨潤した。その後、3時間放置する
ことにより、比較用の透明性ゲルを得た。
【0112】得られた比較用の透明性ゲルの波長 650nm
における光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定
した。得られた結果を、表1に示す。
【0113】〔比較例6〕まず、比較例3と同様の反応
および操作を行い、比較用の吸水性樹脂(E)を得た。
得られた吸水性樹脂(E)0.16gを、実施例1で用いた
石英セルに測り取った。次いで、上記の石英セルに、気
泡が混入しない程度にスパチュラで攪拌しながら、30%
エタノール水溶液16gを流し込んだ。エタノール水溶液
に対する吸水性樹脂(E)の添加量は、1.0 %であっ
た。これにより、吸水性樹脂(E)が、上記のエタノー
ル水溶液を吸液し、膨潤した。その後、3時間放置する
ことにより、比較用の透明性ゲルを得た。
【0114】得られた比較用の透明性ゲルの波長 650nm
における光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定
した。得られた結果を、表1に示す。
【0115】
【表1】
【0116】表1に記載された実施例1〜12および比
較例1〜6の結果から明らかなように、本実施例の透明
性ゲルは、光透過率に優れている。そして、図1に示す
ように、エタノール水溶液中のエタノールの濃度を調節
することによって、光透過率を調節することができるこ
とが判る。
【0117】吸水性樹脂(C)にエタノール溶液を吸収
させて得られる透明性ゲルの光透過率は、吸水性樹脂
(C)の添加量が1%である場合、エタノール水溶液中
のエタノールの濃度によって、図1における左側の実線
で示すように変化する。このことから、得られる透明性
ゲルの透過率を30%以上の値にするためには、エタノー
ル溶液の濃度を約5%以上に調節すればよいことが判
る。尚、図1における左側の実線は、実施例7〜9およ
び比較例2の結果を示している。また、図1における右
側の実線は、実施例10および実施例11の結果を示
し、この場合には吸水性樹脂(C)の添加量が2%であ
る。
【0118】吸水性樹脂(B)にエタノール溶液を吸収
させて得られる透明性ゲルの光透過率は、吸水性樹脂
(B)の添加量が1%である場合、エタノール水溶液中
のエタノールの濃度によって、図1の破線で示すように
変化する。このことから、得られる透明性ゲルの透過率
を30%以上の値にするためには、エタノール溶液の濃度
を約5%〜約30%の範囲内に調節すればよいことが判
る。尚、図1における破線は、実施例3〜5および比較
例1の結果を示している。
【0119】比較用の吸水性樹脂(E)にエタノール溶
液を吸収させて得られる透明性ゲルの光透過率は、吸水
性樹脂(E)の添加量が1%である場合、エタノール水
溶液中のエタノールの濃度によって、図1の一点鎖線で
示すように変化する。このことから、エタノール溶液の
濃度を調節しても、得られる透明性ゲルの透過率を30%
以上の値にすることができないことが判る。尚、図1に
おける一点鎖線は、比較例3〜6の結果を示している。
【0120】〔実施例13〕まず、粉砕後の架橋重合体
を 250μm〜 500μmの粒径に分級する以外は、実施例
8と同様の反応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を
得た。次いで、実施例8と同様の操作を行って、本発明
にかかる透明性ゲルを得た。
【0121】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、実施例8の結果とともに、表2に示す。
【0122】〔実施例14〕まず、粉砕後の架橋重合体
を 500μm〜1000μmの粒径に分級する以外は、実施例
8と同様の反応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を
得た。次いで、実施例8と同様の操作を行って、本発明
にかかる透明性ゲルを得た。
【0123】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表2に示す。
【0124】
【表2】
【0125】表2に記載された実施例8、実施例13、
および実施例14の結果から明らかなように、種々の粒
径の架橋重合体を用いた場合においても、本発明の透明
性ゲルは、光透過率に優れている。
【0126】〔実施例15〕まず、実施例8と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次い
で、実施例8ではアルコール溶液としてエタノール水溶
液を用いていたのに代えて、アルコール溶液としてメタ
ノール水溶液を用いる以外は実施例8と同様にして、本
発明にかかる透明性ゲルを得た。尚、メタノール水溶液
に対する吸水性樹脂(C)の添加量は、1.0 %であっ
た。
【0127】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、実施例8の結果とともに、表3に示す。
【0128】〔実施例16〕まず、実施例8と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次い
で、実施例8ではアルコール溶液としてエタノール水溶
液を用いていたのに代えて、アルコール溶液としてn-プ
ロパノール水溶液を用いる以外は実施例8と同様にし
て、本発明にかかる透明性ゲルを得た。尚、n-プロパノ
ール水溶液に対する吸水性樹脂(C)の添加量は、1.0
%であった。
【0129】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表3に示す。
【0130】〔実施例17〕まず、実施例8と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。得られ
た吸水性樹脂(C)0.048gを、実施例1で用いた石英セ
ルに測り取った。次いで、上記の石英セルに、気泡が混
入しない程度にスパチュラで攪拌しながら、n-プロパノ
ール50%水溶液16gを流し込んだ。n-プロパノール水溶
液に対する吸水性樹脂(C)の添加量は、0.3 %であっ
た。これにより、吸水性樹脂(C)が、上記のn-プロパ
ノール水溶液を吸液し、膨潤した。その後、3時間放置
することにより、本発明にかかる透明性ゲルを得た。
【0131】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表3に示す。
【0132】〔実施例18〕まず、実施例8と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次い
で、実施例8ではアルコール溶液としてエタノール水溶
液を用いていたのに代えて、アルコール溶液としてイソ
プロパノール水溶液を用いる以外は実施例8と同様にし
て、本発明にかかる透明性ゲルを得た。尚、イソプロパ
ノール水溶液に対する吸水性樹脂(C)の添加量は、1.
0 %であった。
【0133】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表3に示す。
【0134】〔実施例19〕まず、実施例8と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次い
で、実施例8ではアルコール溶液としてエタノール水溶
液を用いていたのに代えて、アルコール溶液としてエチ
レングリコール水溶液を用いる以外は実施例8と同様に
して、本発明にかかる透明性ゲルを得た。尚、エチレン
グリコール水溶液に対する吸水性樹脂(C)の添加量
は、1.0 %であった。
【0135】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表1に示す。
【0136】〔実施例20〕まず、実施例8と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次い
で、実施例8ではアルコール溶液としてエタノール水溶
液を用いていたのに代えて、アルコール溶液としてグリ
セリン水溶液を用いる以外は実施例8と同様にして、本
発明にかかる透明性ゲルを得た。尚、グリセリン水溶液
に対する吸水性樹脂(C)の添加量は、1.0 %であっ
た。
【0137】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表3に示す。
【0138】
【表3】
【0139】表3に記載された実施例8および実施例1
5〜実施例20の結果から明らかなように、種々の炭素
数1〜3のアルコールを用いた場合において、本発明の
透明性ゲルは、光透過率に優れている。そして、アルコ
ールとしてn-プロパノールを用いた場合に、特に光透過
率に優れた透明性ゲルが得られることが判る。
【0140】〔実施例21〕まず、実施例6と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(C)を得た。次に、
ノニオン性界面活性剤としてのエマルゲン931(商品
名;花王株式会社製)0.8gを、20%エタノール水溶液16
gに溶解した。これにより、混合水溶液16.8gを得た。
【0141】上記の吸水性樹脂(C)0.16gを、実施例
1で用いた石英セルに測り取った。次いで、上記の石英
セルに、気泡が混入しない程度にスパチュラで攪拌しな
がら、上記混合水溶液16.8gを流し込んだ。エタノール
水溶液に対する吸水性樹脂(C)の添加量は、1.0 %で
あった。これにより、吸水性樹脂(C)が、上記のエタ
ノール水溶液を吸液し、膨潤した。その後、3時間放置
することにより、本発明にかかる透明性ゲルを得た。
【0142】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表4に示す。
【0143】〔実施例22〕まず、実施例1と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(A)を得た。次に、
香料としての水溶性シトラス0.8gを、20%エタノール水
溶液16gに溶解した。これにより、混合水溶液16.8gを
得た。
【0144】上記の吸水性樹脂(A)0.16gを、実施例
1で用いた石英セルに測り取った。次いで、上記の石英
セルに、気泡が混入しない程度にスパチュラで攪拌しな
がら、上記混合水溶液16.8gを流し込んだ。エタノール
水溶液に対する吸水性樹脂(A)の添加量は、1.0 %で
あった。これにより、吸水性樹脂(A)が、上記の混合
水溶液を吸液し、膨潤した。その後、3時間放置するこ
とにより、本発明にかかる透明性ゲルを得た。
【0145】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表4に示す。
【0146】〔実施例23〕まず、実施例1と同様の反
応および操作を行い、吸水性樹脂(A)を得た。次に、
香料としての水溶性シトラス0.8g、および、ノニオン性
界面活性剤としてのエマルゲン931(商品名;花王株
式会社製)0.8gを、20%エタノール水溶液16gに溶解し
た。これにより、混合水溶液17.6gを得た。
【0147】上記の吸水性樹脂(A)0.16gを、実施例
1で用いた石英セルに測り取った。次いで、上記の石英
セルに、気泡が混入しない程度にスパチュラで攪拌しな
がら、上記混合水溶液17.6gを流し込んだ。エタノール
水溶液に対する吸水性樹脂(A)の添加量は、1.0 %で
あった。これにより、吸水性樹脂(A)が、上記の混合
水溶液を吸液し、膨潤した。その後、3時間放置するこ
とにより、本発明にかかる透明性ゲルを得た。
【0148】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表4に示す。
【0149】〔比較例7〕まず、比較例3と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(E)を得た。次いで、
実施例22と同様の操作を行って、比較用のゲルを得
た。
【0150】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表4に示す。
【0151】〔比較例8〕まず、比較例3と同様の反応
および操作を行い、吸水性樹脂(E)を得た。次いで、
実施例23と同様の操作を行って、比較用のゲルを得
た。
【0152】得られた透明性ゲルの波長 650nmにおける
光透過率を、紫外可視分光光度計を用いて測定した。得
られた結果を、表4に示す。
【0153】
【表4】
【0154】表4に記載された実施例8、実施例21〜
実施例23、比較例7、および比較例8の結果から明ら
かなように、本実施例の透明性ゲルは、光透過率に優れ
ている。また、アルコール溶液に対してノニオン系界面
活性剤を添加することによって、得られる透明性ゲルの
光透過率を向上させることができることが判る。
【0155】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、得られる透
明性ゲルの光透過率を調節することができるという効果
を奏する。また、本発明の構成によれば、光透過率に優
れた透明性ゲルを提供することができるという効果を奏
する。上記の透明性ゲルは、例えば室内用芳香剤の基材
として用いたときの美観に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例および比較例における透明性ゲ
ルの光透過率が、エタノール水溶液中のエタノールの濃
度によって変化することを示すグラフである。実線は、
吸水性樹脂(C)を用いた場合の透明性ゲルの光透過率
の変化を示し、破線は、吸水性樹脂(B)を用いた場合
の透明性ゲルの光透過率の変化を示す。また、一点鎖線
は、吸水性樹脂(E)を用いた場合の透明性ゲルの光透
過率の変化を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸水性樹脂にアルコールおよび水を含む混
    合溶液を吸収させてなる透明性ゲルの製造方法であっ
    て、得られる透明性ゲルの光透過率が所望の値となるよ
    うに、上記混合溶液中のアルコールの濃度を適宜選択す
    ることを特徴とする透明性ゲルの製造方法。
  2. 【請求項2】吸水性樹脂にアルコールおよび水を含む混
    合溶液を吸収させてなる透明性ゲルの製造方法であっ
    て、得られる透明性ゲルの光透過率が所望の値となるよ
    うに、上記混合溶液にノニオン系界面活性剤を適宜添加
    することを特徴とする透明性ゲルの製造方法。
  3. 【請求項3】上記請求項1または2に記載の製造方法に
    よって得られる透明性ゲルであって、光透過率が30%以
    上であることを特徴とする透明性ゲル。
  4. 【請求項4】N−ビニルアセトアミドを含む単量体成分
    を重合させてなる架橋重合体を含む吸水性樹脂に対し
    て、アルコールおよび水を含む混合溶液を吸収させてな
    ることを特徴とする透明性ゲル。
  5. 【請求項5】一般式(1) CH2 =CR−CO−(X)n −Y ……(1) (式中、Rは、水素原子またはメチル基を表し、Xは、
    全オキシアルキレン基に対するオキシエチレン基のモル
    分率が50%以上である炭素数2〜4のオキシアルキレン
    基を表し、Yは、炭素数1〜5のアルコキシ基を表し、
    nは、平均で3〜50の正数を表す)で表される(メタ)
    アクリル酸エステル系単量体、および、(メタ)アクリ
    ル酸エステル系単量体と共重合可能な単量体を、両単量
    体の合計量に対する(メタ)アクリル酸エステル系単量
    体の割合が20重量%〜100 重量%の範囲内となるように
    重合させてなる架橋重合体を含む吸水性樹脂に対して、
    アルコールおよび水を含む混合溶液を吸収させてなるこ
    とを特徴とする透明性ゲル。
  6. 【請求項6】上記混合溶液が、さらにノニオン系界面活
    性剤を含んでいることを特徴とする請求項4または5に
    記載の透明性ゲル。
  7. 【請求項7】上記混合溶液中のアルコールの濃度が、5
    重量%〜60重量%の範囲内であることを特徴とする請求
    項3〜6のいずれか1項に記載の透明性ゲル。
  8. 【請求項8】上記混合溶液が、さらに香料を含んでいる
    ことを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項に記載の
    透明性ゲル。
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