JPH0717843A - ゲル状芳香剤組成物 - Google Patents

ゲル状芳香剤組成物

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JPH0717843A
JPH0717843A JP5164653A JP16465393A JPH0717843A JP H0717843 A JPH0717843 A JP H0717843A JP 5164653 A JP5164653 A JP 5164653A JP 16465393 A JP16465393 A JP 16465393A JP H0717843 A JPH0717843 A JP H0717843A
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JP
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fragrance
oil
gel
meth
monomer
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JP5164653A
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Susumu Inaoka
享 稲岡
Hideyuki Tawara
秀行 田原
Masahiko Shinohara
正彦 篠原
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Nippon Shokubai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Shokubai Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 芳香剤製造時に生じる香料の揮散や変質、変
色、異臭化などの不都合な変化を伴うことなしに、香料
の選択性の幅が広くなり、優れた芳香消臭効果持続性及
び芳香バランス性を有し、特に使用後期の香りの持続力
の大きなゲル状芳香剤組成物を提供する。 【構成】 水性液体およびゲル化剤からなる水ゲル(I
)に、香料を担持した吸油性樹脂(II)を含有せしめ
てなるゲル状芳香剤組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はゲル状芳香剤組成物、特
に香料の揮発コントロール性に優れるゲル状芳香剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より液体香料を固体化し、揮発量を
コントロールし成型性・透明性により美観をもたせるた
めにゲル状芳香剤組成物が用いられてきた。ゲル状芳香
剤組成物には大きく分けて水性ゲルと油性ゲルの二つが
ある。水性ゲルには、天然物としては寒天、カラギーナ
ン(特開昭54−135229号)等、合成物としては
水溶性高分子(特開昭55−81655号)等の水性ゲ
ル化剤を含む水相に、香気成分を含む油相を乳化した水
性ゲル状芳香剤がある。また油性ゲルには、高級脂肪酸
石鹸、特にステアリン酸ナトリウム(特開昭56−67
83号)、ジベンジリデンソルビトール(特開昭59−
77859号)等の油性ゲル化剤を含む油相に香気成分
を可溶化した油性ゲル状芳香剤や吸油性樹脂(特開平3
−272766)を用いた油性ゲル状芳香剤がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】芳香剤は、近年、家庭
内の環境の整備や消費者の好みからデザインを重視し、
ファンシーグッズのワン・アイテムとして位置づけされ
た商品も多く見受けられる。しかし、芳香剤である以上
香りの質と種類が最も重要な構成要素の1つであること
に変わりはなく、「香りがコンスタントに揮散するこ
と」、「香りが変質しないこと」、「必要十分な香り強
度を有すること」、「明瞭な商品ライフを有すること」
といった芳香剤としての基本を訴求ポイントとした芳香
剤基剤および香りの揮散システムの開発が待たれてい
る。
【0004】芳香剤は、商品の性格上、香気が長期にわ
たって変質せずに持続することが望まれる。一方、現状
市場にみられる例えばスプレー状、リキッド状、ソリッ
ド状、ゲル状等の芳香剤基剤では香気成分は低沸点成分
から順に揮散し、揮散した香気成分を新たに補充しない
限り、時間と共に香りのバランスが崩れ、同時に香気も
弱くなってゆく。従って、現状市場にみられる芳香剤商
品のほとんど全てが使用中に香りの変化を起こしてい
た。
【0005】そこで、香りがバランスよく揮散するよ
う、保留剤と呼ぶ高沸点溶剤の添加や高沸点香料の使用
により香りの変化をコントロールする手法が用いられて
いる。しかし、この手法は、長期間変質しない香り作り
のファクターの1つといえるが、多成分系混合物である
香料物質間の揮散速度差を完全にコントロールすること
には不十分であった。また、油分である香料を水系分散
させるタイプの基剤では、活性剤使用量と香気成分のバ
ランスに制限があり、一般的に「爽やかさ」をつかさど
るリモネン等でテルペン類(揮散スピードが早い)の使
用が制限されるために、明瞭な商品ライフを得難かっ
た。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、「バランスの
良い香りの徐放」、「最初から最後まで変わらない香
り」「爽やかな香りの持続」、「明瞭な商品ライフを有
すること」といった要求に対して、簡便でコストパフォ
ーマンスに優れ、高度な香りの放出制御機能(CONT
OROLLED RELEASE)を有するゲル状芳香
剤組成物を提供するものである。また、本発明は、香料
の選択性の幅を広げ、経時による香りの変化をコントロ
ールすると同時に明瞭な終点をもつゲル状芳香剤組成物
を提供するものである。
【0007】即ち本発明は、水性液体およびゲル化剤か
らなる水ゲル(I )に、香料を担持した吸油性樹脂(I
I)を含有せしめてなるゲル状芳香剤組成物に関する。
【0008】
【作用】本発明で用いられる吸油性樹脂(II)は、香料
を吸収し担持できる樹脂であれば特に制限はなく、例え
ば疎水性の架橋重合体やポリノルボルネンゴム等が挙げ
られるが、溶解度パラメーター9以下であり分子中に少
なくとも1個の重合性不飽和基をもつ不飽和単量体を主
成分としてなる単官能性単量体(A)90〜99.99
9重量%および分子中に少なくとも2個の重合性不飽和
基または反応性置換基を有する架橋性単量体(B)0.
001〜10重量%からなる架橋重合体であることが好
ましい。
【0009】溶解度パラメーター(SP値)は、化合物
の極性を表す尺度として一般的に用いられており、本発
明ではSmallの計算式にHoyの凝集エネルギー定
数を代入して導いた値を適用するものとし、単位(ca
l/cm3 1/2 で表せる。
【0010】吸油性樹脂(II)を製造する際に用いられ
る単量体(A)の主成分を構成する単量体は、溶解度パ
ラメーター(SP値)が9以下で分子中に1個の重合性
不飽和基を有する単量体であり、溶解度パラメーター
(SP値)が9を越える単量体を単量体(A)の主成分
に用いると、吸油性能の不十分な架橋重合体しか得られ
ないため好ましくない。
【0011】溶解度パラメーター(SP値)が9以下で
分子中に1個の重合性不飽和基を有する単量体として
は、例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
タ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、t-ブ
チル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、n-オクチル(メタ)アクリレート、
ドデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)ア
クリレート、フェニル(メタ)アクリレート、オクチル
フェニル(メタ)アクリレート、ノニルフェニル(メ
タ)アクリレート、ジノニルフェニル(メタ)アクリレ
ート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、メンチル
(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレ
ート、ジブチルマレエート、ジドデシルマレエート、ド
デシルクロトネート、ジドデシルイタコネートなどの不
飽和カルボン酸エステル;(ジ)ブチル(メタ)アクリ
ルアミド、(ジ)ドデシル(メタ)アクリルアミド、
(ジ)ステアリル(メタ)アクリルアミド、(ジ)ブチ
ルフェニル(メタ)アクリルアミド、(ジ)オクチルフ
ェニル(メタ)アクリルアミドなどの炭化水素基を有す
る(メタ)アクリルアミド;1−ヘキセン、1−オクテ
ン、イソオクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ドデ
センなどのα−オレフィン;ビニルシクロヘキサンなど
の脂環式ビニル化合物;ドデシルアリルエーテルなどの
炭化水素基を有するアリルエーテル;カプロン酸ビニ
ル、ラウリン酸ビニル、パルミチン酸ビニル、ステアリ
ン酸ビニルなどの炭化水素基を有するビニルエステル;
ブチルビニルエーテル、ドデシルビニルエーテルなどの
炭化水素基を有するビニルエーテル;スチレン、t-ブチ
ルスチレン、オクチルスチレンなどの芳香族ビニル化合
物などをあげることができ、これらの単量体を1種また
は2種以上用いることができる。
【0012】これらの中でも、より優れた吸油性能およ
び保油性能を与える単量体として、少なくとも1個の炭
素数3〜30の脂肪族炭化水素基を有し、かつアルキル
(メタ)アクリレート、アルキルアリール(メタ)アク
リレート、アルキル(メタ)アクリルアミド、アルキル
アリール(メタ)アクリルアミド、脂肪酸ビニルエステ
ル、アルキルスチレンおよびα−オレフィンからなる群
より選ばれる少なくとも1種の不飽和化合物(a)を主
成分としてなる単量体(A)が特に好ましい。
【0013】このような溶解度パラメーター(SP値)
が9以下の単量体の単量体(A)中における使用量は、
単量体(A)の全体量に対して50重量%以上、より好
ましくは70重量%以上となる割合である。溶解度パラ
メーター(SP値)が9以下の単量体の単量体(A)中
の使用量が50重量%未満では、吸油性能や保油性能に
劣った吸油性樹脂しか得られない。
【0014】したがって、本発明では、単量体(A)中
に溶解度パラメーター(SP値)が9以下の単量体が5
0重量%以上含有される必要があるが、単量体(A)中
に50重量%以下の割合で溶解度パラメーター(SP
値)が9を越える分子中に1個の重合性不飽和基を有す
る単量体が含有されてもよい。このような単量体として
は、例えば(メタ)アクリル酸、アクリロニトリル、無
水マレイン酸、フマル酸、ヒドロキシエチル(メタ)ア
クリレート、ポリエチレングリコール(メタ)アクリレ
ート、メトキシポリエチレングリコール(メタ)アクリ
レートなどをあげることができる。
【0015】本発明で吸油性樹脂(II)を製造する際に
用いられる架橋性単量体(B)の例としては、エチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール
ジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコール−ポ
リプロピレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチル
グリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、N,N´−メチレン
ビスアクリルアミド、N,N´−プロピレンビスアクリ
ルアミド、グリセリントリ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、テトラ
メチロールメタンテトラ(メタ)アクリレート、多価ア
ルコール(例えばグリセリン、トリメチロールプロパン
あるいはテトラメチロールメタン)のアルキレンオキシ
ド付加物と(メタ)アクリル酸とのエステル化によって
得られる多官能(メタ)アクリレートやジビニルベンゼ
ンなどをあげることができ、これらの架橋性単量体を1
種または2種以上用いることができる。
【0016】吸油性樹脂(II)を製造する際に用いられ
る単量体成分中の単量体(A)および架橋性単量体
(B)の比率は、単量体(A)および架橋性単量体
(B)の合計に対して、単量体(A)が90〜99.9
99重量%の範囲、架橋性単量体(B)が0.001〜
10重量%の範囲である。
【0017】単量体(A)が90重量%未満であったり
架橋性単量体(B)が10重量%を越えると、得られる
架橋重合体の架橋密度が高くなりすぎて多量の香料を吸
収できなくなるため好ましくない。また、単量体(A)
が99.999重量%を越えたり架橋性単量体(B)が
0.001重量%未満では、得られる架橋重合体の油に
対する可溶性が増大して、香料を吸収担持させる際に吸
油性樹脂が流動化し芳香剤基剤としての性能が得られな
いため好ましくない。
【0018】本発明における吸油性樹脂(II)は粒状物
の形態で用いるのが好ましい。この粒状物は、例えば前
記単量体成分を水性媒体中に、ポリビニルアルコール、
ヒドロキシエチルセルロース、ゼラチンなどの保護コロ
イド剤やアルキルスルホン酸ナトリウム、アルキルベン
ゼンスルホン酸ナトリウム、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、脂肪酸石鹸などの界面活性剤の存在下に分
散させ、油溶性ラジカル重合開始剤により懸濁重合する
ことにより製造できる。また必要により単量体成分を水
不溶性の有機溶剤に溶解させてから懸濁重合することも
できる。このような懸濁重合により吸油性樹脂(II)の
粒状物の水分散体が得られ、後記する水ゲル(I )との
混合・造粒工程に水分散体をそのまま使用することがで
きる。
【0019】また、この吸油性樹脂(II)の粒状物の水
分散体にさらに造粒した水分散体として、後記する水ゲ
ル(I )との混合・ゲル化工程に使用することができ、
また造粒物を濾過乾燥した粒状物としてゲル化工程に用
いることも出来る。
【0020】油溶性ラジカル重合開始剤としては、例え
ばベンゾイルパーオキシド、ラウロイルパーオキシド、
クメンハイドロパーオキシドなどの有機過酸化物;2,
2´−アゾビスイソブチロニトリル、2,2´−アゾビ
スジメチルバレロニトリルなどのアゾ化合物などを用い
ることができる。重合温度は、単量体成分の種類や重合
開始剤の種類により0〜150℃の範囲で適宜選択する
ことができる。
【0021】また、本発明において吸油性樹脂(II)の
粒状物を製造する方法として、塊状重合で吸油性樹脂
(II)を重合した後、粉砕などの操作を加えて粒度調整
を行ない粒状物とする方法を採用してもよい。塊状重合
は例えば、単量体成分を上記重合開始剤の存在下、型に
流し込み、50〜150℃の条件下に重合を行なえばよ
い。
【0022】本発明において吸油性樹脂(II)は、重合
時の攪拌動力や造粒条件を調節することにより、平均粒
径0.5〜5000μmの範囲の粒状物とすることが好
ましい。吸油性樹脂(II)の粒状物の平均粒径が0.5
μm未満では、粒状物同士の凝集より香料を吸収担持す
る操作が困難となる。また、吸油性樹脂(II)の粒状物
の平均粒径が5000μmを越えると、吸油性樹脂の表
面積の低下に伴って香料の揮散をコントロールできなく
なるため好ましくない。
【0023】本発明における水ゲル(I )の調製では、
水性液体および水性液体と均一混合してこれをゲル化さ
せるに十分なゲル化剤を用いる。
【0024】水性液体には、水を主成分とする液体が使
用できるが、水と混和しうるアルコール等の有機溶剤を
水と混合したものでもよい。また、水ゲル(I )のゲル
化操作に支障のない範囲の量で界面活性剤や香料等を水
性液体に溶解または分散させて使用することもできる。
【0025】本発明に用いられるゲル化剤としては、水
ゲルを形成できるゲル化剤で有れば特に制限はないが、
にかわ、ゼラチン、コラーゲンタンパク、コンドロイチ
ン酸ナトリウム、ガゼイン等の動物系高分子化合物やペ
クチンのカルシウム塩、ペクチンのアルミニウム塩、寒
天、アルギン酸、キサンタンガム、ファーセラン、ペク
チン、タマリド種子多糖類、アラビアガム、グアーガ
ム、トラガントガム、ローカストビーンガム、ザンサン
ガム、カラギーナン、加工澱粉、シクロデキストリン等
の植物系高分子化合物;カルボキシメチルセルロース、
ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロ
ピルメチルセルロース、カルボキシルセルロース、硝酸
フタル酸セルロース等のセルロース系水溶性高分子;ポ
リエチレンイミン、ポリビニルアルコール、ポリアクリ
ル酸ソーダ、架橋型アクリル酸重合体等の合成水溶性高
分子;ウレタン樹脂やエポキシ樹脂等の熱硬化や紫外線
硬化型の樹脂等が挙げられ、これらの中から1種または
2種以上を用いる事ができる。
【0026】本発明のゲル状芳香剤組成物は、吸油性樹
脂(II)に香料を吸収担持させたものを水ゲル(I )中
に含有させてなる。
【0027】香料を吸油性樹脂(II)に担持する方法と
しては、特に制限はないが吸油性樹脂(II)の粒状物を
香料と混合して吸収担持させてもよく、粒状物の水分散
液中へ香料を分散混合し、粒状物中へ香料を吸収担持さ
せても良い。また、香料が変質しない範囲で加熱し吸油
性樹脂(II)への吸収担持速度を向上させても良い。
【0028】香料を吸油性樹脂(II)に担持する量とし
ては、香料が吸油性樹脂(II)に完全に吸収させられる
量であれば特に制限はない。
【0029】本発明で用いられる香料は、リモネン等の
モノテルペン系、アビエチン等のジテルペン系、リナロ
ール等のテルペン系アルコール、ベンジルアルコール等
のアルコール類、シラトール等のテルペン系アルデヒ
ド、メントン等のテルペン系ケトン、p−メチルアセト
フェノン等の芳香族ケトン、ジフェニルエーテル等のフ
ェノオール誘導体、パラサイメン等の芳香族炭化水素、
デカナール等の脂肪族アルデヒド、ベンズアルデヒド等
の芳香族アルデヒド、シトラールジメチルアセタール等
のアセタール類、イソシアルアセテート等のカルボン酸
エステル、α,β,γ−イオノン等の脂環式ケトン、ム
スコン等の大環状ケトン、ローズオキサイド等の環状エ
ーテル、インドール等の複素環式化合物、蟻酸ゲラニル
等の脂肪族酸エステル、安息香酸メチル等の芳香族酸エ
ステル、γ−ヘプチルブチロラクトン等のアルデヒド
類、等を任意に調合して得ることができる。
【0030】また、香料の増量溶剤として常温で液体か
つ揮散性のイソパラフィン等やイソプロピルミリステー
ト等を香料と混合することにより用いることができる。
さらに必要に応じて酸化防止剤(例えばBHT等)や色
素、殺虫剤、医薬品その他の添加物を適宜使用できる。
【0031】本発明では、吸油性樹脂(II)に担持され
る香料と同じおよび/または異なる香料と界面活性剤と
を水ゲル(I )中に含有させておくことができ、このよ
うに香料を吸油性樹脂(II)と水ゲル(I )中に分配す
ることにより、香りの徐放効果を高め掲示による香りの
変化をコントロールし易くなる。
【0032】香料を水性液体中に可溶化もしくは分散さ
せる界面活性剤としては、両者を水性液体中に均一に分
散できるものであれば特に制限はなく、アニオン性系、
カチオン性系およびノニオン性系の界面活性剤や水溶性
高分子等の分散剤を用いることができる。
【0033】このような界面活性剤の例としては、脂肪
族モノカルボン酸塩やアビエチン酸塩等のカルボン酸
塩、ジアルキルスルホ琥珀酸塩や直鎖アルキルベンゼン
スルホン酸塩やN−メチル−N−オレイルタウリンナト
リウム等のスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩やポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステ
ル等の硫酸エステル塩、アルキル燐酸エステルやポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸エステル塩
等の燐酸エステル塩、スチレン−無水マレイン酸共重合
物の部分鹸化物等のアニオン性重合形高分子、ナフタレ
ンスルホン酸塩−ホルマリン縮合物等のアニオン性重縮
合型高分子等のアニオン性系界面活性剤、アルキルアミ
ンやジアルキルアミン等の第1〜第3アミン塩、テトラ
アルキルアンモニウム塩等の第4級アンモニウム塩、ポ
リエチレンポリアミン脂肪酸アミド塩等のポリエチレン
ポリアミン誘導体等のカチオン性界面活性剤、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテルやポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテルやポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレングリコール等のエーテル系、グリセリン脂肪
酸部分エステルやソルビタン脂肪酸部分エステル等のエ
ステル系、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エ
ステルやポリエチレングリコール脂肪酸エステル等のエ
ステルエーテル系、脂肪酸ジエタノールアミド等の含窒
素系等のノニオン性界面活性剤、カルボキシベタイン
形、アミノカルボン形、スルホベタイン形、アミノ硫酸
エステル形、イミダゾリン形等の両性界面活性剤、ポリ
ビニルアルコールやポリアクリル酸ナトリウムやポリエ
チレンオキサイド等の合成高分子、カルボキシメチルセ
ルロースやメチルセルロースやヒドロキシエチルセルロ
ース等のセルロース誘導体、樹脂多糖類や種子多糖類や
海草多糖類やペクチンや澱粉類や微生物発酵多糖類やタ
ンパク質等の天然高分子等の水溶性高分子等が挙げられ
これらの中から1種または2種以上を用いる事ができ
る。
【0034】本発明のゲル状芳香剤組成物を得る際のゲ
ル化方法としては、水ゲルが形成できる方法であれば特
に制限はなく、ゲル化剤および必要に応じて界面活性剤
を水性液体へ溶解し、また香料も水性液体へ可溶化また
は分散し、さらに香料を担持した吸油性樹脂(II)を混
合し、ゲル化温度まで冷却したり加熱したり、ゲル化補
助剤を添加する所定の方法によりゲル化すれば良い。
【0035】また、この水ゲル中には、着色剤、防腐
剤、酸化防止剤、外観を向上するために花や花びら、着
色物や反射物等の様々な充填物を含有させることが出来
る。
【0036】
【実施例】次に、本発明について実施例をあげて詳細に
説明するが、本発明はこれだけに限定されるものではな
い。なお、例中特にことわりのない限り、部は重量部を
表わすものとする。
【0037】参考例1 温度計、攪拌機、ガス導入管および還流冷却器を備えた
500mlフラスコに、ポリオキシエチレンアルキルエ
ーテル(株式会社日本触媒製のソフタノール15)3部
を水300部に溶解して仕込み、攪拌下フラスコ内を窒
素置換し、窒素気流下に40℃に加熱した。その後、単
量体(A)としてイソブチルメタクリレート(SP値:
8.7)59.762部、ステアリルアクリレート3
9.841部、架橋性単量体(B)として1,6−ヘキ
サンジオールジアクリレート0.396部および重合開
始剤としてベンゾイルパーオキシド0.5部からなる溶
液をフラスコ内に一度に加え、300rpmの条件下で
攪拌した。
【0038】ついで、フラスコ内の温度を80℃に昇温
し、同温度で2時間維持して重合反応を行い、その後さ
らにフラスコ内を90℃に昇温し、2時間維持して重合
を完了させることにより、平均粒径300μmの吸油性
架橋重合体(1)を含む水分散体(樹脂純分25重量
%)を得た。この水分散液を、濾過乾燥し粉砕すること
により吸油性樹脂(1)を得た。
【0039】参考例2 参考例1においてポリオキシエチレンアルキルエーテル
の代わりに直鎖アルキル(炭素数12〜13)ベンゼン
スルホン酸ナトリウム1部、単量体(A)としてドデシ
ルアクリレート(SP値:7.9)99.823部、架
橋性単量体(B)としてエチレングリコールジアクリレ
ートO.177部を代わりに用い、重合時の攪拌翼の回
転数を450rpmにした以外は参考例1と同様の方法
により、平均粒径30μmの吸油性架橋重合体(2)を
含む水分散体(樹脂純分25重量%)を得た。この水分
散液を、濾過乾燥し粉砕することにより吸油性樹脂
(2)を得た。
【0040】参考例3 参考例1において単量体(A)としてt-ブチルスチレン
(SP値:7.9)59.878部およびラウリン酸ビ
ニル(SP値:7.9)39.919部、架橋性単量体
(B)としてジビニルベンゼン0.203部を代わりに
用いた以外は、参考例1と同様の方法により平均粒径3
00μmの吸油性架橋重合体(3)を含む水分散体(樹
脂純分25重量%)を得た。この水分散液を、濾過乾燥
し粉砕することにより吸油性樹脂(3)を得た。
【0041】参考例4 温度計およびガス導入管を備えたガラス製注型重合用型
(大きさ5×5×1cmのトレイ状)に、単量体(A)
としてヘキサデシルメタクリレート(SP値:7.8)
49.930部およびN−オクチルメタクリルアミド
(SP値:8.6)49.930部、架橋性単量体
(B)としてジビニルベンゼン0.140部、重合開始
剤として2,2´−アゾビスジメチルバレロニトリル
0.1部からなる混合溶液を注入し、窒素気流下60℃
で2時間加熱して重合反応を行い、その後80℃に昇温
し、2時間維持して重合を完了させた。放冷後ゲル状物
を型から剥離させ、粉砕することにより吸油性樹脂
(4)を得た。
【0042】実施例1 水91.6gを200mlのカップ容器に秤取し、ゲル
化剤(純正化学製 λ−カラギーナン 試薬特級)2.
4gを攪拌しながら徐々に加え溶解した。次に、カップ
を80℃の温浴にいれ、防腐剤(ICI社製 Poxe
l BDN)0.1gおよびゲル化力強化剤(塩化カリ
ウム)0.2gを加えて内温が75℃になるまで攪拌し
ながら加熱し75℃になった後に10分間混合した。温
浴からカップを取り出し、攪拌しながら55℃迄冷却
し、あらかじめ混合したリモネン、シトラールおよびリ
ナロールを主成分とする柑橘系香料(日本フィルメニッ
ヒ(株)製 Lemon SW 93 025 B)4
g、湿潤剤(ジプロピレングリコール)0.5g、微量
の水溶性染料、界面活性剤(花王(株)製 RHEOD
OL MS−60)0.2gを加えよく攪拌しながら4
3℃になるまで冷却した。
【0043】次に、吸油性樹脂(1)0.1gとリモネ
ンを主成分とする天然精油香料(日本フィルメニッヒ
(株)製 Orenge Terpens CP 11
00ARR)0.9gを常温で混合して香料を完全に吸
収させた香料担持吸油性樹脂(1)1gを加えよく攪拌
し、冷蔵庫にて急冷しゲル状芳香剤組成物(1)を得
た。
【0044】実施例2 水44.0g、クエン酸の5%水溶液5gを200ml
のカップ容器に秤取し、ゲル化剤(和光純薬(株)製
HIVSWAKO 105)1gを攪拌しながら徐々に
加え75℃まで加熱溶解した。室温まで冷却した後、香
料(日本フィルメニッヒ(株)製 ROSE SW 9
3 027)5g、活性剤(日光ケミカル(株)製 H
CO−50)0.8g、(日光ケミカル(株)製 NP
−10)0.2gおよび微量の染料の混合物を加えよく
攪拌する。
【0045】次に、吸油性樹脂(2)0.1gと香料
(日本フィルメニッヒ(株)製 Orenge Ter
pens CP 1100 ARR)0.9gを常温で
混合して香料を完全に吸収させた香料担持吸油性樹脂
(2)1gを加えよく攪拌し、10%2−アミノエタノ
ールのエタノール(和光純薬(株)製 95%)溶液3
gを加え中和することにより、瞬時にして透明なゲル状
芳香剤組成物(2)を得た。
【0046】実施例3 200mlのカップ容器に水64.8gを秤取し、青林
檎の香り香料(日本フィルメニッヒ(株)製 Gree
n Apple 136.060)4g、界面活性剤
(日光ケミカル(株)製 NP−10)5g、香料可溶
化助剤としてエタノール7gおよび粘度調整剤としてジ
プロピレングリコール7gを加え攪拌した。
【0047】その後、安定化剤として硫酸ナトリウム
0.1g、紫外線吸収剤2−ヒドロキシ−4−オクトキ
シベンゾフェノン(住友化学工業(株)製 スミソーブ
130)0.1gおよび微量の染料を加えよく攪拌
し、さらにウレタン樹脂系ゲル化剤(三菱油化製 C−
2020)10gを添加した。次いで、吸油性樹脂
(3)0.1gとアリルカプローテ(Allyle C
aprote)を主成分とするフルーティな香料0.9
g(日本フィルメニッヒ(株)製 Furuity 1
36.077)を常温で混合して香料を完全に吸収させ
た香料担持吸油性樹脂(3)1gを加え、均一になるま
でよく攪拌し、常温で10〜20分放置しゲル状芳香剤
組成物(3)を得た。
【0048】実施例4 200mlのカップに天然ヘクトライト3gおよび水9
4.0gを秤取し、微量の水溶性染料を加えた。
【0049】次に、吸油性樹脂(4)0.3gと香料
(日本フィルメニッヒ(株)製 Orenge Ter
pens CP 1100 ARR)2.7gを常温で
混合して香料を完全に吸収させた香料担持吸油性樹脂
(4)3gを加えよく攪拌し、攪拌下にゲル化させてゲ
ル状芳香剤組成物(4)を得た。
【0050】比較例1 実施例1において吸油性樹脂(1)を用いず直接リモネ
ンを主成分とする天然精油香料(日本フィルメニッヒ製
Orenge Terpens CP 1100 A
RR)0.9gを水性溶液中へ加えた以外は実施例1と
同様な操作により比較ゲル状芳香剤組成物(1)を得
た。
【0051】比較例2 実施例2において吸油性樹脂(2)を用いず直接Lim
oneneを主成分とする天然精油香料(日本フィルメ
ニッヒ製 Orenge Terpens CP 11
00 ARR)0.9gを水性溶液中へ加えた以外は実
施例2と同様な操作により比較ゲル状芳香剤組成物
(2)を得た。
【0052】比較例3 実施例3において吸油性樹脂(3)を用いず直接All
yle Caproteを主成分とするフルーティな香
料(日本フィルメニッヒ製 Furuity136.0
77)0.9gを水性溶液中へ加えた以外は実施例3と
同様な操作により比較ゲル状芳香剤組成物(3)を得
た。
【0053】実施例5 本発明の実施例1〜4により得られたゲル状芳香剤組成
物(1)〜(4)及び比較例1〜3により得られた比較
ゲル状芳香剤組成物(1)〜(3)について以下の方法
で重量変化率測定による揮散性評価とパネラーによる官
能比較試験を行った。
【0054】揮散性評価:ゲル状芳香剤組成物の使用日
数に相当する期間だけ開放空間中で室温放置し、使用前
重量に対する使用後重量%で評価した。
【0055】官能比較試験:ゲル状芳香剤組成物の使用
日数に相当する期間だけ開放空間中で室温放置した後、
密閉した200リットルLドラム中に15分間放置し、
5人のパネラーによりドラム中に拡散された香りの強度
を以下の基準で評価した。
【0056】香りの強度 POWER1、非常に弱い POWER2、やや弱い POWER3、芳香剤として適する POWER4、やや強い POWER5、非常に強い POWER6、強すぎる 揮散性評価結果および香りの官能比較試験結果を第1表
に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、芳香剤製造時に生じる
香料の揮散や変質、変色、異臭化などの不都合な変化を
伴うことなしに、香料の選択性の幅が広くなり、優れた
芳香消臭効果持続性及び芳香バランス性を有し、特に使
用後期の香りの持続力の大きなゲル状芳香剤組成物が得
られる。
【0059】本発明のゲル状芳香剤組成物は、上記の優
れた諸性質を示すことにより、車内、室内、トイレ内、
浴場内、居間内などの室内芳香消臭剤として、更には医
薬品や殺虫剤との混合により多目的芳香剤として広い分
野に於いて有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠原 正彦 千葉県市原市門前2−12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水性液体およびゲル化剤からなる水ゲル
    (I )に香料を担持した吸油性樹脂(II)を含有せしめ
    てなるゲル状芳香剤組成物。
  2. 【請求項2】 吸油性樹脂(II)に担持される香料と同
    じおよび/または異なった種類の香料および界面活性剤
    を水ゲル(I )中に含有せしめてなる請求項1記載のゲ
    ル状芳香剤組成物。
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