JPH0226982B2 - - Google Patents

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JPH0226982B2
JPH0226982B2 JP56169505A JP16950581A JPH0226982B2 JP H0226982 B2 JPH0226982 B2 JP H0226982B2 JP 56169505 A JP56169505 A JP 56169505A JP 16950581 A JP16950581 A JP 16950581A JP H0226982 B2 JPH0226982 B2 JP H0226982B2
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light
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gel
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Mitsuyoshi Takahashi
Senjiro Ito
Hiroyuki Kurihara
Akira Nishimura
Junichiro Mesaki
Toshinori Kanezaki
Yoshiharu Takasago
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AASU SEIYAKU KK
KOBAYASHI KORYO KK
Original Assignee
AASU SEIYAKU KK
KOBAYASHI KORYO KK
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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(発明の技術分野) 本発明は、常温揮散性物質含有の光透過性ゲル
体(以下光透過性ゲル体と称する)に関し、詳し
くは主として水でゲル化して光透過性ゲルとなる
高吸水性合成樹脂及び特定の粘性低下防止剤と常
温揮散性物質の水性溶液または水性エマルジヨン
とを混合し静置して、該合成樹脂をゲル化して得
られる光透過性ゲル体に関するものである。 従来から芳香剤の基材としては、カラギーナ
ン、アラビヤゴム、ゼラチン、ポリビニルアルコ
ール、カルボキシメチル化セルロースなどが知ら
れている。これらを基材として使用した芳香剤
は、その基材をいつたん加熱して水などの適当な
溶媒に溶解し、熱時に香料を加えて撹拌した後、
冷却し、成形することによつて作られていた。こ
のようにして得られた芳香剤は透明でなく、ま
た、従来の組成ならびに製法では、透明な芳香剤
を製造するのは著しく困難であつた。したがつ
て、透明な芳香剤の出現が長らく待ち望まれてい
た。 本発明は、このような事情を考慮してなされた
ものであり、光透過性ゲル体を提供することを目
的としたものである。 本発明の光透過性ゲル体は、前記特定の高吸水
性合成樹脂及び特定の粘性低下防止剤と常温揮散
性物質の水性溶液または水性エマルジヨンとを混
合し、さらに所望によりこの混合物に観賞用物体
を装入し、静置してゲル化して得たものである。
本発明を実施する態様の一つは、水と常温揮散性
物質を混合し、よく混ぜ合せたのちしばらく放置
し、常温揮散性物質から分離した水層を前記特定
の高吸水性合成樹脂及び特定の粘性低下防止剤に
添加し、生花、造花、模造の魚類、模造の動物、
模造の草木または模造果実などの観賞用の物体を
装入し、あるいは装入することなく、これを放置
して高吸水性合成樹脂をゲル化させて得られる光
透過性ゲル体である。 なお、ゲル化させる前に適当な型や、容器に材
料を入れて放置すれば、その型や容器の形状に応
じた形状の光透過性ゲル体が得られ、またゲル化
した後の加工によつて適当な形状に変形すること
もできる。 本発明の光透過性ゲル体は、その光透過性(吸
光度略々80以上1500nm)という特性を活かすた
めに、通気性のある透明な包装材料や容器に入れ
て使用してもよく、また容器などに入れないでそ
のままで使用することもできる。 次に、本発明の構成要素について以下に詳述す
る。 本発明の光透過性ゲル体の基材として使用され
る高吸水性合成樹脂としては、例えば、デンプ
ン、セルロース等の多糖類に、水溶性または加水
分解により水溶性になる重合性単量体、例えば、
アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸塩、メタ
クリル酸塩、アクリル酸エステル、メタクリル酸
エステル、アクリル酸アミド、メタクリル酸アミ
ド、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、マ
レイン酸、スルホン化スチレン、ポリビニルピリ
ジンなど、またはこれらのオリゴマーもしくはコ
オリゴマーをグラフト重合させた親水性ポリマー
及びクラフト重合後必要に応じて加水分解した親
水性ポリマー、または、ポリエチレンオキシド、
ポリプロピレンオキシド、ポリビニルピロリド
ン、スルホン化ポリスチレン、ポリビニルピリジ
ン、ポリアクリル酸塩、ポリアクリル酸アミド、
ポリメタクリル酸塩、ポリメタクリル酸アミド等
の親水性ポリマーを架橋剤によつて三次元的に重
合させたものなどが用いられる。上記高吸水性合
成樹脂中、ポリアクリル酸ソーダ、デンプンアク
リル酸クラフト重合物、上記架橋剤としては、例
えば、エチレングリコール、トリメチロールプロ
パン、グリセリン、ポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコールなどのポリ
オール類のジ―またはトリーアクリル酸もしくは
メタクリル酸のエステル類、前記ポリオール類と
マレイン酸などの不飽和酸類とを反応させて得ら
れる不飽和ポリエステル類、N,N―メチレン―
ビスアクリルアミドなどのビスアクリルアミド
類、ポリエポキシドとアクリル酸またはメタクリ
ル酸とを反応させて得られるジ―またはトリ―ア
クリル酸もしくはメタクリル酸のエステル類、ト
リレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソ
シアネートなどのポリイソシアネートとアクリル
酸ヒドロキシエチルまたはメタクリル酸ヒドロキ
シエチルとを反応させて得られるジアクリル酸ま
たはジメタクリル酸のカルバミルエステル類、ア
リル化デンプン、アリル化セルロースなどが挙げ
られるが、場合によりメチロール化アクリルアミ
ド、メチロール化メタクリルアミド、グリオキザ
ール、フタル酸、アジピン酸、エチレングリコー
ルなどのある種の反応条件下で架橋させることが
できる二官能性化合物または酸化カルシウム、二
酢酸亜鉛などの多価金属化合物なども使用するこ
とができる。 このようにして得られた高吸水性合成樹脂であ
つて、常温揮散性物質の水性溶液または水性エマ
ルジヨンと混合した場合に、常温揮散性物質含有
体として望ましくない臭いを発することなく、か
つ、ゲル化したときに光透過性を有するものであ
れば何でも本発明に係る光透過性ゲル体の基材と
して使用することができる。 本発明において、常温揮散性物質としては、従
来より、殺虫、殺菌、誘引、忌避、防虫、防カ
ビ、賦香、消臭等の目的に使用されている各種の
ものを使用できる。 1 殺虫剤 Γ α―シアノ―3―フエノキシベンジル2,
2,3,3―テトラメチルシクロプロパンカル
ボキシレート Γ 1―エチニル―2―メチル―2―ペンテニル
2,2,3,3―テトラメチルシクロプロパン
カルボキシレート Γ 1―エチル―2―メチル―2―ペンテル2,
2―ジメチル―3―(2′,2′―ジクロロビニ
ル)―シクロプロパン―1―ガルボキシレート Γ 1―エチニル―2―メチル―2―ペンテニル
2,2―ジメチル―3―(2′―メチル―1′―プ
ロペニル)―シクロプロパンカルボキシレート Γ 3―アリル―2―メチルシクロペンタ―2―
エン―4―オン―1―イルdl―シストランス―
クリサンテマート Γ DDVP 2 害虫忌避剤 Γ ジメチルフタレート,2,3,4,5―ビス
―(△2―ブチレン)―テトラハイドロフラン,
2,3,4,5―ビス―(△2―ブチレン)―
テトラハイドロフルフリルアルコール,N,N
―ジエチル―m―トルアミド,カプリル酸ジエ
チルアミド,2,3,4,5―ビス―(△2
ブチレン)―テトラヒドロフルフラール,ジ―
n―プロピル―イソシンコメロネート,第2級
ブチルスチリル、ケトンノニル・スチリル・ケ
トン,タブトレツクス,ナラマイシン,N―プ
ロピルアセトアニリド,2―エチル―1,3―
ヘキサンジオール,コハク酸エステル(例えば
コハク酸ジブチル,ジ―n―ブチルサクシネー
ト,メトキシメチル,2―ブトキシエチル―2
―フルフリデンアセテート,ジブチルフタレー
ト,テトラヒドロチオフエン,β―ナフトー
ル,ジアリルジスルフイド,ビス(ジメチルチ
オカルバモイル)ジスルフイド, 3 殺菌剤 Γ パラクロロ―メターキシレノール,エチルア
ルコール 4 防虫剤 Γ パラジクロールベンゾール,シヨウノウ,ナ
フタリン 5 消臭剤(防臭剤) ラウリルメタクリレート,ゲラニルクロトネー
ト,ミリスチル酸アセトフエノン,パラメチルア
セトフエノンベンツアルデヒド,酢酸ベンジル,
プロピオン酸ベンジル,アミルシンナミツクアル
デヒド,アニシツクアルデヒド,ジフエニルオキ
サイド,安息香酸メチル,安息香酸エチル,フエ
ニル酢酸メチル,フエニル酢酸エチル,ネオリ
ン,サフロール,セダウツド油,セダ葉油,シト
ロネラ油,ラバンテン油,ペテイグレイン油,レ
モングラス油 6 誘引剤 フエロモン 7 天然香料としては、じや香、霊猫香、竜涎香
などの動物性香料、アビエス油、アジヨクン
油、アルモンド油、アンゲリカルート油、ベー
ジル油、ベルガモツト油、バーチ油、ボアバロ
ーズ油、カヤブテ油、カナンガ油、カプシカ
ム、キヤラウエー油、カルダモン油、カシア
油、セロリー油、シンナモン油、シトロネラ
油、コニヤツク油、コリアンダー油、キユペプ
油、クミン油、樟脳油、ジル油、エストゴラン
油、ユーリカ油、フエンネル油、ガーリツク
油、ジンジヤー油、グレープフルーツ油、ホツ
プ油、ジユニパーペリー油、ローレルリーフ
油、レモン油、レモングラス油、ロベージ油、
メース油、ナツメグ油、マンダリン油、タンゼ
リン油、カラシ油、はつか油、橙花油、玉ねぎ
油、こしよう油、オレンジ油、セイジ油、スタ
ーアニス油、テレピン油、ウオームウツド油、
ワニラ豆エキストラクトなどの植物性香料を含
む。 人造香料は合成又は抽出香料であり、ビネン、
リモネンなどの炭化水素類、リナロール、ゲラニ
オール、シトロネロール、メントール、ボルネオ
ール、ベンジルアルコール、アニスアルコール、
β―フエニルエチルアルコールなどのアルコール
類、アネノール、オイゲノール、などのフエノー
ル類、n―ブチルアルデヒド、イソブチルアルデ
ヒド、ヘキシルアルデヒド、ヘブチルアルデヒ
ド、n―ノニルアルデヒド、ノナジエナール、シ
トラール、シトロネラール、ベンズアルデヒド、
シンナミツクアルデヒド、ヘリオトロビン、ワニ
リン、などのアルデヒド類、メチルアミルケト
ン、メチルノニルケトン、ジアセチル、アセチル
プロピオニル、アセチルプチリル、カルボン、メ
ントン、樟脳、アセトフエノン、P―メチルアセ
トフエノン、イオノンなどのケトン類、アミルプ
チロラクトン、メチルフエニルグリシド酸エチ
ル、γ―ノニルラクトン、クマリン、シネオール
などのラクトン又はオキシド類、メチルフオーメ
ート、イソプロピルフオーメート、リナリールフ
オーメート、エチルアセテート、オクチルアセテ
ート、メンチルアセテート、ベンジルアセテー
ト、シンナミルアセテート、プロピオン酸プチ
ル、酢酸イソアミル、イソ酪酸イソプロピル、イ
ソ吉草酸ゲラニル、カプロン酸アリル、ヘプチル
酸プチル、カプリル酸オクチル、ヘプチンカルボ
ン酸メチル、ペラハゴン酸エチル、オクチンカル
ボン酸メチル、カプリン酸イソアシル、ラウリン
酸メチル、ミリスチン酸エチル、安息香酸エチ
ル、安息香酸ベンジル、フエニル酢酸メチル、フ
エニル酢酸プチル、桂皮酸メチル、桂皮酸シンナ
ミル、サルチル酸メチル、アニス酸エチル、アン
スラニル酸メチル、エチルビルベート、エチルa
―プチルプチレートなどのエステル類などを含
む。 香料は一種類のみでもよいし、二種類以上を調
合した調合香料でもよい。 香料とともに、パツチユリ油などの揮発保留
剤、オイゲノールなどの変調剤その他香料工業に
使用される種々の成分を添加して差支えない。 上記常温揮散性物質の使用量はその種類により
多少異なるが通常全重量の0.3〜2%である。 本発明に係る光透過性ゲル体の製造にさいして
使用する高吸水性合成樹脂の量は、全重量の0.5
〜10重量%、好ましくは約1〜5重量%であり、
この範囲を超えてもゲル化時間などの条件によつ
ては増減することもできる。しかし、高吸水性合
成樹脂の割合があまり高くなると、ゲル形成のた
めの時間が長くかかりすぎることになるし、ま
た、あまりにも少なすぎると、ゲルの流動性が増
し、容器を傾けたときに漏出するなどの事故の原
因ともなりかねないので好ましくない。 また、臭い立ちの強さと持続性を改善したり、
光透過性をよりよくしたり、ゲル形成の時間を短
縮するために、エタノール、メタノールなどのア
ルコール類または/およびプロピレングリコー
ル、グリセリンなどの多価アルコール類などを加
えることもできる。これらを添加するときの添加
量は、全重量の約0〜50重量%であることが望ま
しく、添加量が多すぎる場合には、ゲル形成が不
充分となりがちで好ましくない。ただし、ゲル化
時間を延長したいときには、上記のアルコール
類、多価アルコール類を使用しなければよい。 更に、乳化剤を加えて常温揮散性物質を分散さ
せることもできる。乳化剤としては、光透過性を
さまたげない限り特に限定されないが、一般には
脂肪酸塩、高級アルコールの硫酸エステル塩、ア
ルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルリン酸
塩、アルキルアミン塩、ポリオキシエチレンアル
キルアミン、ソルピタンモノステアレート、ソル
ビタンモノステアレート、ソルビタントリオレエ
ートなどの陽イオン性、陰イオン性または中性の
界面活性剤が用いられ、ホモジナイザーなどを用
いて乳化される。乳化剤の使用量は、一般には、
全重量の約0〜15重量%である。 上記水溶性溶剤を全く含くまないか、エタノー
ルだけを使用した場合には追加した再生液の蒸散
が速くなるので、出来るだけ蒸散しにくい溶剤例
えばグリセリン、プロピレングリコール等を用い
ることが望ましい。 更にゲルの粘性低下防止剤としては紫外線を含
有する種々の可視光線にさらされても長期間にわ
たつて粘度低下を防止しうるものであつて、この
ようなものとしては例えばエチレンジアミンテ
トラ酢酸、エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリ
ウムおよびエチレンジアミンテトラ酢酸テトラナ
トリウム、トリイソプロパノールアミン、エタ
ノールアミン、ニツケルジブチルジチオカーバメ
ートおよびフエニル―α―ナフチルアミン、ベ
ンゾフエノン誘導体、没食子酸n―プロピルエ
ステルを上げうる。上記〜の群の添加量は透
明ゲル1重量部に対してでは0.001〜3重量%、
では0.1〜5重量%、では0.01〜3重量%、
では0.001〜5重量%となるように使用できる。 本発明に於いて透明ゲル体と共に収容体中に必
要に応じ収容される装飾体としては、生花、造
花、模造、ハクセイ等の魚類、模造、ハクセイ等
の動物、模造の草木または模造果実などの観賞用
の物体の単独あるいは組合せを例示しうる。さら
には一般的な飾りとしてスパンコール、ペアーパ
ウダー、オーロラフイルムを単独あるいは上記の
ものと組合せて用いることもできる。 これらを使用することにより、透明ゲル体の観
賞性や装飾性を一段と高めることが出来る。 上記装飾体には予め或は使用に際し、収容体中
で浮かんだ状態等を維持するために、脚部や台或
いはナイロン製の糸等を具備したものでもよい。
この脚部や台は適当な収容体へ入れた時、観賞性
や装飾性をさまたげない程度のものが好ましく、
出来るだけ最小限の大きさ、形態のものとした
り、透明度のよいもの、出来るだけ目立たない色
合のものを選択して使用するのがよい。脚部や台
を設けることにより、装飾体の収容体へ入れる時
における転倒等を防止して、望ましい状態での収
容が可能となる利点を有する。 本発明の光透過性ゲル体は、光透過性を有する
ゲル状体であるので、その内部に生花や造花また
は模造の果実などを入れるのに最適である。した
がつて従来の芳香剤とは全く異なつて、嗅覚ばか
りでなく、視覚的にも人間の感情を豊かにさせる
ことができ、商品としていつそう価値の高いもの
ができるという利点がある。また、本発明の光透
過性ゲル体は、室温で、前記特定の高吸水性合成
樹脂及び特定の粘性低下防止剤と常温揮散性物質
水性溶液または常温揮散性物質水性エマルジヨン
とを混合し、放置するだけで製造することができ
るので、製造が極めて簡単であるという利点をも
有する。更に本発明の光透過性透明ゲル体は収縮
の際該表面が、終始水平な状態を維持しながら収
縮していくので、外観をそこなうことがないとい
う特徴をも有する。 以下、本発明の光透過性ゲル体の実施例を記載
するが、本発明は下記の例によつて制限を受ける
ものではない。 (実施例) 次に本発明の実施例を記載して、本発明をいつ
そう詳細に説明するが、本発明は下記の実施例に
よつてなんらの制限をも受けるものではない。 実施例 1 変性ポリアクリル酸ソーダ(昭和電工(株)製)2
g、プロピレングリコール10gを混合し、別個に
エタノール2.5g、グリセリン7.5g、トリイソプ
ロパノールアミン2.0g、ポリオキシエチレンノ
ニルフエニルエーテル1.0g及び香料アジサイNo.
100(小林香料(株)製)1gを混合し、上記混合物に
添加し、よく撹拌する。これに水74mlを加えて光
透過性ゲル体を得た。 実施例 2 デンプン―アクリル酸グラフト重合物サンウエ
ツト1M―300(三洋化成(株)製)3g、プロピレン
グリコール20g、水溶性香料ローズオイルNo.5―
A(小林香料(株)製)3g、グリセリン20g、
EDTA4Na0.01%、ポリオキシエチレンノニルフ
エニルエーテル1.0gを加えてよく撹拌後、水53
mlを加えて光透過性ゲル体を得た。 実施例 3 アクリル系重合体アクアキープ4S(製鉄化学工
業(株)製)0.8g、プロピレングリコール20g、ト
リイソプロパノールアミン2.0g、ポリオキシエ
チレンノニルフエニルエーテル1.0g、香料キン
モクセイM2852(小林香料(株)製)1.5gをよく撹拌
混合し、温湯74.7mlを加えて、光透過性ゲル体を
得た。 実施例 4 アクリル系重合体アクアキープ10SH(製鉄化学
工業(株)製)0.6gにプロピレングリコール40g、
ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル2.4
g、水溶性香料キンモクセイM―2851―S(小林
香料(株)製)1.6gおよびトリイソプロパノールア
ミン2.0gを加え、よく撹拌後、温湯53.4gを加
えて透明な光透過性ゲル体を得た。 実施例 5 デンプン―アクリル酸グラフト重合物サンウエ
ツトSAP―300(三洋化成(株)製)0.8gに、プロピ
レングリコール40g、ポリオキシエチレンラウリ
ルエーテル1.0g、水溶性香料リラNo.1(小林香料
(株)製)2.4gおよびモノエタノールアミン0.5gを
加えてよく撹拌後、水55.3mlを加えて光透過性ゲ
ル体を得た。 実施例 6 ビニルアルコール―アクリル酸塩共重合体スミ
カゲル(住友化学工業(株)製)2.0gにポリエチレ
ングリコール―300(三洋化成工業(株)製)40g、ソ
ルビタンモノラウレート2.4g、水溶性香料キン
モクセイM―2851―S(小林香料(株)製)1.6gおよ
びトリイソプロパノールアミン3.0gを加えてよ
く撹拌後、温湯51mlを加えて光透過性ゲル体を得
た。 実施例 7 ポリアクリル酸ナトリウム架橋体アクアリツク
CA(日本触媒化学工業(株)製)1.2gに、ポリエチ
レングリコール―400(三洋化成工業(株)製)40g、
ポリオキシエチレンノニルフエニルエーテル1.0
g、水溶性香料ローズオイルNo.5―A(小林香料
(株)製)3.0gおよびモノエタノールアミン1.0gを
加え、よく撹拌後水53.8mlを加えて光透過性ゲル
体を得た。 実施例 8 ポリアクリル酸ナトリウム―アクアリツク1H
(日本触媒化学工業(株)製)2.8gにプロピレングリ
コール40g、ポリオキシエチレンラウリエーテル
2.4g、水溶性香料キンモクセイM―2851―S(小
林香料(株)製)1.6gおよびトリイソプロパノール
アミン1.0gを加えてよく撹拌し、水52.2mlを加
えて光透過性ゲル体を得た。 実施例 9 イソプレンマレイン酸共重合体KIゲルクラレ
イソバンGH(クラレイソプレンケミカル(株)製)
1.6gに、プロピレングリコール40g、ポリオキ
シエチレンノニルフエニルエーテル1.0g、水溶
性香料ローズオイルNo.5―A(小林香料(株)製)3.0
gおよびトリイソプロパノールアミン1.0gを加
えよく撹拌し、水53.4mlを加え光透過性ゲル体を
得た。 試験例 <可視光線透過率> 10mm厚のセルに上記実施例1〜9のゲル体をそ
れぞれ充填し、対照として下記参考例1〜2を用
いて常法により吸光度を測定した。その結果を下
記第1表に示した。
【表】 均値を示したものである。
<透明性の比較> 一般の男女各10名により、本発明品(実施例
1)と比較して下記参考例1を使用して透明性に
つき、パネルテストを実施した。その結果を下記
第2表に示した。
【表】 (参考例 1) 寒天末2gとエチレングリコール4g水92gを
混合し、加熱撹拌して、寒天を溶解した。これに
香料AJ―100、1gとポリオキシエチレンノニル
フエニルエーテル1gを混合した液を加え、十分
撹拌後、鋳型に移し、冷却して寒天ゲルを得た。 (参考例 2) 12―ハイドロキシステアリン酸4gとローリモ
ネン96gを加熱溶解し、鋳型容器に移し、12―ハ
イドロキンステアリン酸ゲルを得た。 上記試験例から明らかなように本発明品は比較
例に比べきわめてすぐれた光透過性及び透明性を
有することが判明した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主として水でゲル化して光透過性ゲルとなる
    高吸水性合成樹脂とエチレンジアミンテトラ酢
    酸、エチレンジアミンテトラ酢酸ジナトリウム、
    エチレンジアミンテトラ酢酸テトラナトリウム、
    トリイソプロパノールアミン、エタノールアミ
    ン、ニツケルジブチルジチオカーバメート、フエ
    ニル―α―ナフチルアミン、ベンゾフエノン誘導
    体及び没食子酸n―プロピルエステルより選ばれ
    た1種以上の粘性低下防止剤とを含むゲル中に、
    常温揮散性物質を分散溶解させたことを特徴とす
    る光透過性ゲル体。 2 高吸水性合成樹脂が、多糖類と水溶性または
    加水分解により水溶性になる重合性単量体または
    該重合性単量体のオリゴマーもしくはコオリゴマ
    ーとのグラフト重合によつて形成される樹脂、該
    樹脂を加水分解して得られる親水性樹脂、または
    親水性ポリマーを架橋剤によつて三次元的に架橋
    して得られる樹脂より選ばれた1種以上のもので
    ある特許請求の範囲第1項記載の光透過性ゲル
    体。
JP56169505A 1981-10-22 1981-10-22 常温揮散性物質含有の光透過性ゲル体 Granted JPS5869568A (ja)

Priority Applications (1)

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JP56169505A JPS5869568A (ja) 1981-10-22 1981-10-22 常温揮散性物質含有の光透過性ゲル体

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JPS5869568A JPS5869568A (ja) 1983-04-25
JPH0226982B2 true JPH0226982B2 (ja) 1990-06-13

Family

ID=15887751

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