JP2002161183A - 増粘ゲル状組成物 - Google Patents
増粘ゲル状組成物Info
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Abstract
リカを室温で混合するだけで調整可能な増粘ゲル状組成
物に関し、芳香剤基剤および/または消臭剤基剤、忌避
剤基剤および/または殺虫剤基剤、保冷剤、鮮度保持
剤、乾燥防止剤、繊維処理剤、吸水性シート、土壌改良
剤、地盤注入剤、接地抵抗低減剤、防火性ガラス、外用
医薬剤基剤、化粧品基剤、生体用電極、表面処理剤、紙
加工剤、電子材料用コーティング剤等として用いること
のできる増粘ゲル状組成物の提供。 【解決手段】N−ビニルアミド(共)重合体と、コロイ
ダルシリカを含有することを特徴とする増粘ゲル状組成
物およびその製造方法。
Description
(共)重合体とコロイダルシリカを含有する増粘ゲル状
組成物に関し、芳香剤基剤および/または消臭剤基剤、
忌避剤基剤および/または殺虫剤基剤、保冷剤、鮮度保
持剤、乾燥防止剤、繊維処理剤、吸水性シート、土壌改
良剤、地盤注入剤、接地抵抗低減剤、防火性板ガラス、
防火性窓ガラス、外用医薬剤基剤、化粧品基剤、生体用
電極、表面処理剤、紙加工剤、電子材料用コーティング
剤等として用いることのできる増粘ゲル状組成物に関す
る。
(共)重合体よりゲル状組成物を作製するには、重合性
二重結合を2個以上持つ架橋剤の存在下に重合を行うこ
とによって架橋重合体とし、それに目的とする液体を吸
収させてゲル状組成物を得る方法、共重合成分として反
応性の官能器を有するモノマー(例えば、(メタ)アク
リル酸およびその塩、アリルアルコール、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、アリルアミン等)を導
入し、多官能エポキシ化合物や多官能イソシアネート、
多価金属イオン等により後架橋してゲル状組成物を得る
方法が知られているのみであり、特に、N−ビニルカル
ボン酸アミド単独重合体よりゲル状組成物を得る方法に
ついては知られていなかった。
形シリカ粒子が水中に分散してコロイド状となっている
コロイダルシリカについては、液のpHを中性にする、
多量の電解質を添加する、多価金属イオンを添加する等
の方法によりゲル化させることが可能であることが知ら
れている。例えば、特開平7−316337号公報で
は、多孔性シートにコロイダルシリカを含浸した後に硫
酸マグネシウム等の多価金属塩を含浸させ、ゲル化させ
て乾燥し、多孔性の吸水シートを作製しているが、この
場合、含浸浴が2種類必要であり、多価金属塩浴に経時
でシートから剥離したコロイダルシリカが蓄積してくる
等の問題点を有している。
は、舗装用の土材料に塩化マグネシウムまたは塩化カル
シウムとコロイダルシリカを混合し、校庭やテニスコー
トなどの土壌改良剤としての提案が成されており、保湿
剤の塩化物をコロイダルシリカによってゲル化して降雨
による流失を防いでいるが、この場合、多量の塩化物は
植物の生長阻害を招き、鉄構造物を腐食(サビ)する等
の問題点を有している。特開平10−8053号公報で
は、珪酸ソーダまたは珪酸ソーダとコロイダルシリカの
混合物を、硬化剤としてフィチン酸またはその塩、更に
はアルカリ中で徐々に有機酸に変わる水溶性有機化合物
を用いて、不安定土質中に注入し、浸透固結させる土質
強化安定化工法が提案されているが、この場合、多量に
リンを含む六リン酸エステルであるフィチン酸や毒性の
ある水溶性有機化合物を用いており、安全性や環境側面
での問題点を有している。
ロイダルシリカとセメント系固化剤を用いた地盤硬化注
入剤が提案されており、従来のセメントスラリー系地盤
注入剤の欠点である地盤中でのブリージングの解消がは
かられている。しかし、この工法の場合、セメント系固
化剤を用いるため、硬化地盤の土砂を再利用する際にセ
メント分を含み用途が限られる等の問題点を有する。特
開平10−208840号公報では、コロイダルシリカ
とゲル化物質を用いた接地抵抗低減剤が提案されている
が、この場合、水分の保持はシリカゲルの効果のみによ
るため、冬季の乾燥時期に水分が土壌に拡散してしまい
十分な接地抵抗低減効果が得られなくなる問題点を有す
る。
開平11−71572号公報には、N−ビニルカルボン
酸アミド(共)重合架橋体に液体を吸液させた粒状ゲル
を用いた芳香および/または消臭剤、忌避剤および/ま
たは殺虫剤基剤が提案されているが、これらは粒子状の
ゲルを用いているため、有効成分の揮発と共にゲルが収
縮した時に容器壁面に粒子状ゲルが付着して外観上見栄
えがよくないという問題点を有している。
ビニルカルボン酸アミド(共)重合架橋体に液体を吸液
させた粒状ゲルを用いた保冷剤が、特開平9−2011
83号公報、特開平11−32743号公報には、N−
ビニルカルボン酸アミド(共)重合架橋体にエタノール
を吸液させた粒状ゲルを用いた鮮度保持剤が提案されて
いるが、これらは、粉末状のN−ビニルカルボン酸アミ
ド(共)重合架橋体に液体を吸液させ粒状ゲルとして使
用するため、ゲルの容器への充填性に問題があり、さら
には、粉末状重合架橋体に異物が混入したものをゲル化
した場合、異物を効果的に除去する方法が無いなどの問
題点がある。
−97317号公報、特開平8−243377号公報、
特開平9−110702号公報、特開平9−14306
1号公報、特開平9−176015号公報、特開平10
−25243号公報、特開平10−316590号公報
には、N−ビニルカルボン酸アミド共重合体を用い、架
橋剤を加えてゲル化する外用医薬剤基剤、化粧品基剤が
提案されているが、これらは反応性の架橋剤またはイオ
ン性の架橋剤を使用するため、医薬剤、化粧品の成分で
これら架橋剤と反応してしまうものには使用できないと
いう問題点があった。
ル重合性モノマー水溶液を二枚のガラス板の間で重合さ
せることによりヒドロゲル層を形成する防火性窓ガラス
について提案がなされているが、窓ガラス成形体中で重
合を行うため常に均質なヒドロゲル層が得られにくいこ
と、残留モノマーがゲル中に残留する為、経時でこれが
分解して着色を生じ、窓ガラスの透明性が失われる等の
問題点を有していた。
および/または消臭剤基剤、忌避剤基剤および/または
殺虫剤基剤、保冷剤、鮮度保持剤、乾燥防止剤、繊維処
理剤、吸水性シート、土壌改良剤、地盤注入剤、接地抵
抗低減剤、防火性板ガラス、防火性窓ガラス、外用医薬
剤基剤、化粧品基剤、生体用電極、表面処理剤、紙加工
剤、電子材料用コーティング剤等として用いることので
きる優れたゲル特性を有する増粘ゲル状組成物を提供す
ることにある。
解決すべく鋭意研究の結果、N−ビニルアミド(共)重
合体とコロイダルシリカを室温で混合するだけで容易に
増粘ゲル状組成物が作製可能であることを見出し、本発
明を完成するに至った。
リカを含有することを特徴とする増粘ゲル状組成物。 [2]N−ビニルアミド(共)重合体と、コロイダルシ
リカ中の固形分の比率が、質量比で95:5〜1:99
である上記[1]に記載の増粘ゲル状組成物。 [3]コロイダルシリカの粒子径が、1〜1000nm
である上記[1]または[2]に記載の増粘ゲル状組成
物。 [4]加熱により可逆的にゾル−ゲル転移することを特
徴とする上記[1]ないし[3]のいずれかに記載の増
粘ゲル状組成物。
[4]のいずれかに記載の増粘ゲル状組成物。 [6]アルコールを含有してなる上記[1]ないし
[5]のいずれかに記載の増粘ゲル状組成物。 [7]アルコールが炭素数1〜3のアルコールおよび多
価アルコールからなる群より選ばれる1種以上である上
記[6]に記載の増粘ゲル状組成物。 [8]多価アルコールが、グリセリン、エチレングリコ
ールおよびプロピレングリコールからなる群より選ばれ
る1種以上である上記[7]に記載の増粘ゲル状組成
物。
し[8]のいずれかに記載の増粘ゲル状組成物。 [10]塩類が、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化
カルシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、硝酸ナト
リウム、硝酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウ
ム、乳酸ナトリウムおよび乳酸カリウムからなる群より
選ばれる1種以上である上記[9]に記載の増粘ゲル状
組成物。 [11]N−ビニルアミド(共)重合体の質量平均分子
量が10万以上である上記[1]ないし[10]のいず
れかに記載の増粘ゲル状組成物。 [12]N−ビニルアミド(共)重合体がN−ビニルア
セトアミド(共)重合体である上記[1]ないし[1
1]のいずれかに記載の増粘ゲル状組成物。
N−ビニルピロリドン(共)重合体である上記[1]な
いし[11]のいずれかに記載の増粘ゲル状組成物。 [14]N−ビニルアセトアミド(共)重合体がN−ビ
ニルアセトアミド単独重合体である上記[12]に記載
の増粘ゲル状組成物。 [15]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする芳香剤基剤
および/または消臭剤基剤。 [16]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする忌避剤基剤
および/または殺虫剤基剤。
れかに記載の増粘ゲル状組成物からなることを特徴とす
る保冷剤。 [18]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする鮮度保持
剤。 [19]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする乾燥防止
剤。 [20]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする繊維処理
剤。
れかに記載の増粘ゲル状組成物からなることを特徴とす
る吸水性シート。 [22]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする土壌改良
剤。 [23]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする地盤注入
剤。 [24]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする接地抵抗低
減剤。
れかに記載の増粘ゲル状組成物からなることを特徴とす
る防火性板ガラス。 [26]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする防火性窓ガ
ラス。 [27]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする外用医薬剤
基剤。 [28]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする化粧品基
剤。
れかに記載の増粘ゲル状組成物からなることを特徴とす
る生体用電極。 [30]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする表面処理
剤。 [31]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする紙加工剤。 [32]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする電子材料用
コーティング剤。
れかに記載の増粘ゲル状組成物を製造する方法におい
て、N−ビニルアミド(共)重合体とコロイダルシリカ
を混合せしめゲル化させる工程を有することを特徴とす
る増粘ゲル状組成物の製造方法。 [34]上記[1]ないし[14]のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物を製造する方法において、N−ビニル
アミド(共)重合体とコロイダルシリカを加熱下で混合
せしめ成型した後、冷却してゲル化させる工程を有する
ことを特徴とする増粘ゲル状組成物の製造方法。 [35]さらに、加熱して流動性を増大せしめ、成型し
た後、冷却してゲル化させる工程を有する上記[33]
または[34]に記載の増粘ゲル状組成物の製造方法。
−ビニルアミド(共)重合体と、コロイダルシリカを必
須成分として構成される。
(共)重合体と、コロイダルシリカ中の固形分の比率
は、質量比で95:5〜1:99の範囲が好ましく、さ
らに好ましくは90:10〜3:97の範囲がよい。N
−ビニルアミド(共)重合体の比率が95より多い場
合、またはコロイダルシリカの比率が99より多い場合
には、不均一なゲル体となりやすく、ゲルの強度が極端
に弱くなるため好ましくない。
は、通常市販されている1〜1000nm程度の大きさ
の無定形シリカ粒子が水中に分散してコロイド状となっ
ているコロイダルシリカを用いるが、分散媒としてメチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロパノール、
エチレングリコール、エチレングリコールモノn−プロ
ピルエーテル、ジメチルアセトアミド、メチルエチルケ
トン、キシレン/n−ブタノール、メチルイソブチルケ
トン等の水溶性有機溶剤を使用しているコロイダルシリ
カ等も用いることが可能である。さらには、コロイド溶
液が酸性を呈する純粋な無水珪酸コロイド溶液、アンモ
ニア安定化コロイダルシリカ、表面修飾コロイダルシリ
カ等も用いることができる。
製のシリカドール−20、シリカドール−30、シリカ
ドール−40、シリカドール−30S、シリカドール−
20AL、シリカドール−20A、シリカドール−30
A、シリカドール−20B、シリカドール−20G、シ
リカドール−20GA、シリカドール−30G−10
0、アンモニウムシリケート等、日産化学工業株式会社
製のスノーテックス−20、スノーテックス−30、ス
ノーテックス−40、スノーテックス−50、スノーテ
ックス−C、スノーテックス−N、スノーテックス−
O、スノーテックス−S、スノーテックス−20L、ス
ノーテックス−OL、メタノールシリカゾル、MA−S
T−M、IPA−ST、EG−ST、EG−ST−Z
L、NPC−ST、DMAC−ST、MEK−ST、X
BA−ST、MIBK−ST等が挙げられる。
シリカとして一般的なグレードを用いた場合は水分散で
あるため、水が組成物中に含有されることになる。ゲル
組成物中の水の含有は、ゲル組成物を保冷剤、乾燥防止
剤、接地抵抗低減剤、防火性板ガラス、防火性窓ガラ
ス、化粧品基剤または生体用電極として使用する場合に
特に有用である。
コールを含有させることにより、芳香および/または消
臭性基剤、忌避剤基剤および/または殺虫剤基剤として
使用する場合に有効成分の揮発速度をコントロールする
ことができ、保冷剤として使用する場合に冷却時の凝固
点を下げることでゲルの冷却時の固さを制御することが
できる。さらに鮮度保持剤の場合にはエタノール等を使
用することで殺菌作用を発現させ、食品等の腐敗を防止
することができる。
剤、電子材料用コーティング剤として使用する場合には
処理剤の塗布後の乾燥速度をコントロールすることがで
き、吸水性シートに用いる場合には吸水性の制御を可能
とし、外用医薬剤基剤、化粧品基剤として使用する場合
には薬物、有効成分の可溶性を制御し、皮膚への浸透性
を向上させることができ、生体用電極として使用する場
合には多価アルコールを用いることにより電極の乾燥を
防止でき、また、エタノール等を用いることにより電極
での雑菌の繁殖を抑えることが可能となる。
ール類としては、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、(イソ)プロピルアルコール、(イソ)ブチルアル
コール、ベンジルアルコール、3−メチル−3−メトキ
シブタノール、フェネチルアルコール、ヘキシルアルコ
ール、2−エチルヘキサノール、シクロヘキサノール、
オクチルアルコール、ペンタノール、エチレングリコー
ルモノブチルエーテル等の1価アルコール、およびエチ
レングリコール、プロピレングリコール、1,4−ブチ
レングリコール(2価アルコール)、グリセリン、トリ
オキシイソブタン(3価アルコール)、エリトリット、
ペンタエリトリット(4価アルコール)、キシリット、
アドニット(5価アルコール)、アロズルシット、ソル
ビット液、マンニトール(6価アルコール)等の多価ア
ルコールがあげられるが、それらの中でも炭素数1〜3
のアルコール、グリセリン、エチレングリコール、プロ
ピレングリコールが特に好ましい。
しょ糖、安息香酸デナトニウム、ブルシン、フレーバー
H−No.1、フレーバーH−No.3、フレーバーH
−No.4、フレーバーH−No.6、フレーバーH−
No.9、フレーバーH−No.10、フレーバーH−
No.11、フレーバーH−No.12、フレーバーH
−No.13、フレーバーT−No.100、フレーバ
ーT−No.101等を添加した変性アルコール等も使
用することが可能である。
を含有する場合、保冷剤では冷却時の凝固点を下げるこ
とでゲルの冷却時の固さを制御することができる。ま
た、乾燥防止剤では塩化カルシウム等の吸湿性の塩類を
用いることで水分放出量を調整することができ、接地抵
抗低減剤ではゲル体の導電率を上げることができ、防火
性板ガラス、防火性窓ガラスでは不燃性の塩類が組成中
に入ることでさらに防火性能を高めることができ、生体
用電極ではゲル体の導電率を上げることができる。
トリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリ
ウム、硫酸カリウム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、
酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、乳酸ナトリウム、乳酸
カリウム等が挙げられ、これらの1種類または数種類を
組み合わせて用いることが可能である。また、塩類のな
かでも、多価金属塩類はそれ自体コロイダルシリカをゲ
ル化させる効果があるが、少量のゲル組成物中への添加
であれば可能である。
塩類としては、アルミニウム、錫、マグネシウム、マン
ガン、亜鉛、鉄、バリウム等の無機酸塩(例えば、塩化
マグネシウム、塩化アルミニウム、カリ明バン、アンモ
ニウム明バン、鉄明バン、硝酸アルミニウム、硫酸アル
ミニウム、硫酸第2鉄、硫酸マグネシウム、EDTA−
アルミニウム、EDTA−マグネシウム、塩化第1錫、
炭酸マグネシウム、水酸化アルミニウム・炭酸水素ナト
リウム共沈物(例えば、協和化学工業株式会社製の「ク
ムライト」等)、炭酸マグネシウム、メタケイ酸アルミ
ン酸マグネシウム(例えば、富士化学工業株式会社製の
「ノイシリン」)、ステアリン酸マグネシウム、ステア
リン酸アルミニウム、クエン酸マグネシウム、アルミニ
ウムアラントイネート、合成ハイドロタルサイト(例え
ば、協和化学工業株式会社製の「アルカマック」「アル
カマイザー」「キョーワード」等))、有機酸塩(例え
ば、酢酸アルミニウム、アルミニウムグリシナール)、
水酸化物(例えば、水酸化バリウム、水酸化マグネシウ
ム(例えば、協和化学工業株式会社製の「キスマ」
等)、水酸化第2鉄、水酸化第1錫、水酸化アルミニウ
ム(例えば、協和化学工業株式会社製の「乾燥水酸化ア
ルミニウムゲルS−100」等)、水酸化アルミナ・マ
グネシウム(例えば、協和化学工業株式会社製の「サナ
ルミン」等))、酸化物(例えば、酸化マグネシウム
(例えば、協和化学工業株式会社製の「キョーワマグ」
「マグサラット」等))等がある。
(共)重合体において、N−ビニルアミドとは下記一般
式(1)
C1〜C3のアルキル基、またはR1とR2とで結合しト
リメチレン基またはテトラメチレン基を表す。]で示さ
れる化合物であることが好適である。
ドは、N−ビニルホルムアミド、N−ビニルアセトアミ
ド、N−メチル−N−ビニルホルムアミド、N−メチル
−N−ビニルアセトアミド、N−ビニルピロリドン等で
あり、特にポリマーの安定性、水、有機溶媒への親和
性、溶解性等を考慮すると、N−ビニルアセトアミド、
N−メチル−N−ビニルアセトアミド、N−ビニルピロ
リドンが好適である。
重合体の分子量を調整することにより、増粘ゲル状組成
物のゲル強度、混合後のゲル化までの時間をコントロー
ルすることが可能である。
重合体の好適な分子量は、N−ビニルアミドの種類、共
重合するモノマーの種類、共重合比、コロイダルシリカ
の種類、N−ビニルアミド(共)重合体とコロイダルシ
リカの量比、ゲル組成物に含まれる溶媒の種類、塩類添
加の有無等により微妙に変化する。あまり分子量の小さ
なN−ビニルアミド(共)重合体を用いると、ゲル強度
が極端に弱くなり、または、ゲル化が起こらない。例え
ば、N−ビニルアミド(共)重合体の質量平均分子量は
10万以上がよく、好ましくは20万以上、より好まし
くは25万以上のものを用いると好適な増粘ゲル状組成
物を得ることができる。ここで質量平均分子量とは、光
散乱法により求められる平均分子量を言う。
重合体とは、N−ビニルアミド単独重合体およびN−ビ
ニルアミド共重合体をいう。N−ビニルアミドと共重合
可能なモノマーとしては、(メタ)アクリル酸またはその
塩、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチ
ル、(メタ)アクリル酸(イソ)プロピル、(メタ)アクリ
ル酸ブチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アクリ
ル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸メトキシエ
チル、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−
ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ポリオキシア
ルキレングリコールモノ(メタ)アクリレート等の(メタ)
アクリル酸系モノマー;(メタ)アクリルアミド、N,N
−ジメチル(メタ)アクリルアミド、N,N−ジエチル
(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(メタ)アクリル
アミド、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパ
ンスルホン酸またはその塩、N−イソプロピル(メタ)ア
クリルアミド等の(メタ)アクリルアミド系モノマー;酢
酸ビニル、酪酸ビニル、吉草酸ビニル等のビニルエステ
ル系モノマー;スチレン、α−メチルスチレン、p−メ
チルスチレン、p−メトキシスチレン、m−クロロスチ
レン等のスチレン系モノマー;メチルビニルエーテル、
ブチルビニルエーテル、ビニルベンジルエーテル等のビ
ニルエーテル系モノマー;無水マレイン酸、マレイン酸
またはその塩、フマル酸またはその塩、マレイン酸ジメ
チルエステル、フマル酸ジエチルエステル等のジカルボ
ン酸系モノマー;アリルアルコール、アリルフェニルー
テル、アリルアセテート等のアリル系モノマー等の他、
(メタ)アクリロニトリル、塩化ビニル、エチレン、プロ
ピレン等のモノマーを例示することができる。
合わせて共重合することも可能である。これら、共重合
可能なモノマーの使用割合は、本発明の目的性能を損な
わない程度、概ね60質量%以下、好ましくは40質量
%以下である。
成分の他に、所望により、着色剤、紫外線吸収剤、防腐
剤、にがみ剤、増粘剤、酸化防止剤または従来のゲル化
剤などを添加することができる。
匠性を向上させる目的等で用いられ、例としては、黄酸
化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、群青、カーボンブラック、
水酸化クロム、酸化クロム、タール色素、レーキ、赤色
2号、赤色3号、赤色102号、赤色201号、赤色1
06号、黄色4号、黄色5号、青色1号、青色2号等が
挙げられる。この中で金属含有の着色剤は、コロイダル
シリカのゲル化を促進するため、増粘ゲル状組成物の調
合の最後に添加する、または添加する量を少量に抑える
等の配慮が必要である。
シメトキシベンゾフェノン、フェニルサリシレート、ベ
ンゾトリアゾール系、シアノアクリレート系、ASL−
24、Cyasorb UV−9、Uvinul M−
40等のベンゾフェノン系;Salol等の安息香酸
系;Tinuvin P等のアゾール系;Uvinul
N−35等のニトリル系;Ancour UA等の尿素
系;Neo Heliopan Give tan F
等が挙げられる。
サリチル酸、デヒドロ酢酸、ソルビン酸、ホウ酸等の酸
類およびその塩類;フェノール、クロロクレゾール、ク
ロルキシレノール、イソプロピルメチルフェノール、レ
ゾルシン、オルトフェニルフェノール、パラオキシ安息
香酸エステル、フェノキシエタノール、チモール、ヒノ
キチオール、チオキソロン等のフェノール類;ヘキサク
ロロフェン、2,4,4’−トリクロロ−2’−ヒドロ
キシジフェニルエーテル等のハロゲン化ビスフェノール
類;トリクロロカルバニリド、ハロカルバン、ウデシレ
ン酸モノエタノールアミド等のアミド化合物類;2−ピ
リジンチオール−1−オキシド亜鉛塩、グルコン酸、ク
ロルヘキシジン、チラム、N−トリクロロメチルチオ−
4−シクロヘキセン−1,2−ジカルボキシイミド、ク
ロロブタノール等が挙げられる。その添加量は、N−ビ
ニルアミド(共)重合体が優れた腐敗耐久性を有してい
るため、従来の増粘ゲル状組成物の場合より大幅に減量
することが可能である。
粘ゲル状組成物に添加され、例としては、ビトレックス
(登録商標:長瀬産業株式会社製)等が挙げられる。ま
た、本発明の増粘ゲル状組成物においては、従来のゲル
化剤として他の高分子を添加することもできる。
ガム、ジェランガム、トラガントガム、ローカストビー
ンガム、グアーガム、エコーガム、カラヤガム、寒天、
デンプン、カラゲナン、アルギン酸、アルギン酸塩(例
えば、アルギン酸ナトリウム)、デキストラン、デキス
トリン、アミロース、ゼラチン、コラーゲン、プルラ
ン、ペクチン、アミロペクチン、スターチ、アルブミ
ン、カゼインなどの天然の高分子;ポリグルタミン酸、
ポリアスパラギン酸、メチルセルロース、エチルセルロ
ース、プロピルセルロース、エチルメチルセルロース、
ヒドロキシアルキルセルロース、ヒドロキシプロピルメ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボ
シキメチルスターチ、アルカリ金属カルボキシメチルセ
ルロース、アルカリ金属セルロース硫酸塩、セルロース
グラフト重合体、架橋ゼラチン、デンプン−アクリル酸
グラフト重合体、デンプン−アクリロニトリルグラフト
共重合体のケン化物、無水フタル酸変性ゼラチン、コハ
ク酸変性ゼラチン、アルギン酸プロピレングリコール、
アミロペクチンセミグリコール酸ナトリウムなどの半合
成の高分子およびこれらの架橋体;ポリビニルアルコー
ル、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸塩、ポ
リアクリロニトリルのケン化物、アクリル酸塩−ビニル
アルコール共重合体、カルボキシビニルポリマー、ポリ
エチレンオキシド、ポリアルキレンオキシド、ビニルエ
ステル−エチレン系不飽和カルボン酸共重合体、ポリビ
ニルアルコール−無水マレイン酸共重合体、酢酸ビニル
−(メタ)アクリル酸(塩)共重合体、酢酸ビニル−ク
ロトン酸(塩)共重合体、ポリビニルスルホン酸
(塩)、ポリN−ビニルアセトアミド架橋物、ポリイタ
コン酸(塩)、ポリヒドロキシエチルアクリレート、ポ
リアクリルアミドおよび部分加水分解物、スチレン−無
水マレイン酸共重合体、アクリルアミド−アクリル酸
(塩)共重合体などの合成高分子およびこれらの架橋体
などがあるが、これらに限ったものではない。
き、例えば、シリコーンゴム、ポリイソブレンゴン、ス
チレン−ブロック共重合体ゴム、アクリルゴム、天然ゴ
ム等のゴム系粘着性物質;ポリビニルアルキルエーテ
ル、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル等のビニル
系粘着性物質;カルボキシメチルセルロース等のセルロ
ース系粘着性物質;(メタ)アクリル酸アルキルエステ
ルを主成分とした(メタ)アクリレート系の各粘着性物
質等が挙げられるが、これらに限ったものではない。
することができ、アセトン、メチルエチルケトン、シク
ロヘキサノンなどのケトン類;セロソルブ、ジオキサ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N
−メチルピロリドンのごとき水と混和しうる有機溶剤の
ほかにトルエン、酢酸エチル、クロタミトン、トリクロ
ルエチレン等の水と混和しない有機溶剤が挙げられる
が、これらに限定されない。
E、ジ−t−ブチル−p−クレゾール(BHT)、ブチ
ル化ヒドロキシアニソール(BHA)等が挙げられる。
その他、必要に応じさらに以下の原料を添加することが
できる。粉体原料として、例えば、モンモリロラート、
石コウ、珪藻土、ベンガラ、炭酸カルシウム、ハイドロ
タルサイト、タルク、ガラス、カオリン、ベントナイ
ト、金属石鹸、エーロジル、雲母チタン、オキシ塩化ビ
スマス、魚鱗箔等、亜鉛華、二酸化チタンなどが挙げら
れる。
油、オリーブ油、硬化油、つばき油、ヒマシ油、モクロ
ウ油、ヤシ油、ミツロウ、鯨ロウ、ラノリン、カルナウ
バロウ、キャンデリラロウ、流動パラフィン、ワセリ
ン、パラフィン、マイクロクリスタリンワックス、セレ
シン、スクワレン、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミ
チン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸、オレイン
酸、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアル
コール、オレイルアルコール、オクチルドデカノール、
コレステロール、ヘキシルデカノール、ワイトステロー
ル、乳酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、ラウリン
酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸イ
ソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデカノール、ステ
アリン酸ブチル等を挙げることができる。
化カリウム、アンモニア水、トリエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、モノエタノールアミン、ジイソプロ
パノールアミン等が挙げられる。
酸エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫
酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンアル
キルフェニルエーテルリン酸、N−アシルアミノ酸塩等
のアニオン界面活性剤;ポリオール脂肪酸エステル、モ
ノステアリン酸グリセリン、親油型モノオレイン酸グリ
セリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノス
テアリン酸プロピレングリコール、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエ
チレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンソルビト
ール脂肪酸エステル、N−アシルアミノ酸エステル、シ
ョ糖脂肪酸エステル、脂肪酸アルキロールアミド等の非
イオン性界面活性剤;およびこれらの任意混合物等を挙
げることができる。
は、N−ビニルアミド(共)重合体とコロイダルシリカ
を室温で混合するだけでよく、そこに増粘ゲル状組成物
の用途によって必要な成分を加えて練合し、必要であれ
ばさらに水や添加剤を加え練合する。これらの添加の順
序等によってもゲル化の速度、得られる増粘ゲル状組成
物の透明度、ゲル強度等が変化する。
ル化させることも可能であり、その場合には充填容器や
被着体上で練合を行う。また、練合直後は流動性のある
ゾル体で、所定時間経過後にゲル化させることも可能で
あり、この方法は一般的に成形が容易で、ゲル中に練合
時の気泡も残らないのでこの方法のほうが練合直後にゲ
ル化させるより応用範囲が広い。
物中のN−ビニルアミド(共)重合体とコロイダルシリ
カの含有量で調整することができ、含有量が多いほどゲ
ル化の速度は速く、ゲルの強度は強くなる。また、両者
の比率を変えることによってもゲル化時間、ゲル強度を
調整することができる。さらに、ゲル化時間はコロイダ
ルシリカの種類でも制御することができ、アルカリ性の
コロイダルシリカでは遅く、酸性のコロイダルシリカで
は速くなる。
は、コロイダルシリカの粒子径が小さくなるほど高く透
明になる。本発明において使用するコロイダルシリカ
は、粒子径1〜1000nm、好ましくは4〜500n
m、より好ましくは4〜200nmである。
状態で容器に充填、対象物に塗布して成型するか、いっ
たん増粘ゲル状組成物を得た後、適当な成型機、打錠機
等を用いて成型することができる。
状組成物は、加熱によりゾル状態になり流動化させるこ
とが可能であるため、一度全ての原料を混合して増粘ゲ
ル状組成物とした後、加熱して容器に充填して、もしく
は、対象物に塗工して冷却し、再度増粘ゲル状組成物と
して成型することも可能である。この可逆的なゾル−ゲ
ル転移は、ゲルの成型に留まらず、ゲル中の脱泡、ゲル
中への物品の挿入―封止、容器や対象物からのゲル除去
の簡便化、繊維間等の僅かな隙間へのゲルの浸透性向上
等に有用な物性である。
より、N−ビニルアミド(共)重合体が有する特徴であ
る、耐候性、凍結安定性、吸放湿性、耐アルコール性、
アルコール保持性等に優れたゲル基剤が作製可能であ
り、吸放湿性、保湿性、静電気防止性、吸水性、印字特
性、耐油性、易除去性に優れた塗膜、コーティング被膜
が作製可能である。
紙、木材、金属、ガラス繊維、布(ネル、織布、不織布
等)、合成樹脂(ポリウレタン、エチレン酢酸ビニル共
重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエステル(例えば、ポリ
エチレンテレフタレート)、ポリオレフィン(例えば、
ポリエチレン、ポリプロピレンなど)、ポリアミド(例
えば、ナイロン6、ナイロン66など)、ポリ塩化ビニ
リデン、ポリテトラフルオロエチレン等)、アルミニウ
ムなどの金属箔、ゴムまたはセルロース誘導体およびこ
れらとプラスチックフィルムとの積層フィルムなどの成
形品のごとき支持体の1面あるいは両面に柔らかなゲル
体、もしくはゲル化前のゾル体を適量塗布するか、ゲル
体を加熱してゾル体とした後に適量塗布すればよい。
するには、塗布した面に、シリコンまたはその他の適当
な方法で処理した剥離シートを貼着しておくか、あるい
は塗布していない面をシリコンまたはその他の適当な方
法で処理して剥離面とし、塗布されていない面と重なる
ように巻くか重ねておくことが望ましい。なお剥離シー
ト材料としては、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレ
ンフィルム、剥離紙、セロハン、ポリ塩化ビニル、ポリ
エステル等が用いられる。
重合体とコロイダルシリカによりゲルが形成されるメカ
ニズムは不明であるが、珪酸ナトリウムや珪酸カリウム
水溶液とN−ビニルアミド(共)重合体水溶液を混合し
ても、珪酸ナトリウムや珪酸カリウム水溶液が濃厚な場
合にはポリマーが析出したり相分離し、希薄な場合は混
ざり合い単なる均一溶液となり増粘ゲル状組成物は得ら
れないこと、および加熱により可逆的にゾル−ゲル転移
することから、コロイダルシリカ表面の酸性水素イオン
と、N−ビニルアミド(共)重合体のアミド基の酸素原
子が水素結合を作り、有機・無機のポリマーコンプレッ
クスを形成することにより液全体がゲル化するものと考
えられる。
剤基剤および/または消臭剤基剤、忌避剤基剤および/
または殺虫剤基剤、保冷剤、鮮度保持剤、乾燥防止剤、
繊維処理剤、吸水性シート、土壌改良剤、地盤注入剤、
接地抵抗低減剤、防火性板ガラス、防火性窓ガラス、外
用医薬剤基剤、化粧品基剤、生体用電極、表面処理剤、
紙加工剤、電子材料用コーティング剤に用いる場合につ
いて具体的に説明する。
および/または消臭剤基剤、忌避剤基剤および/または
殺虫剤基剤として使用する場合には、芳香および/また
は消臭性化合物、動物・昆虫忌避成分および/または殺
虫成分とN−ビニルアミド(共)重合体を水もしくは溶
媒に分散または溶解させ、その液にコロイダルシリカを
加えて練合し、必要であればさらに水や添加剤を加え練
合する。
ることも可能であり、その場合には充填容器や被着体上
で練合を行う。また、練合直後は流動性のあるゾル体で
あるが、所定時間経過後にゲル化させることも可能であ
る。所定時間経過後にゲル化させる方法は、一般的に成
形が容易であり、ゲル中に練合時の気泡も残らないた
め、直後にゲル化させる方法に比べて応用範囲が広い。
は消臭剤基剤に用いられる芳香性化合物としては、例え
ば、オレンジ、レモン、ライム、グレープフルーツなど
の柑橘類フレーバー;パイナップル、バナナ、アップ
ル、アプリコット、ベリー、チェリー、ピーチ等の果実
フレーバー;ココナッツ、バニラ、ミント等の食品用フ
レーバー;ローズ、ジャスミン、キンモクセイ、クチナ
シ、スズラン、スイトピー、リラ、フリージア、ヒヤシ
ンス、シクラメンなどの花フレーバー;リモネン、α−
ピネン、β−ピネン、p−シメン、γ−テルピネン、3
−カレン、ミルセン、オシメン、p−メンタン、1−p
−メンテン等の炭化水素類;リナロール、シトロネロー
ル、ゲラニオール、ベンジルアルコール、β−フェニル
エチルアルコールなどのアルコール類およびこれらアル
コールエステル類;芥子油、オレンジ油、胡椒油、ジャ
スミン油、杉油、ショウブ油、テルピン油、橙花油、バ
ラ油、ユーカリ油、ライム油、レモン油、和種ハッカ
油、ローズマリー油等の植物性香料;ムスク、レイビョ
ウコウ、カイリコウ、リュウゼンコウ等の動物性香料;
ベンズアルデヒド、サリチルアルデヒド等のアルデヒド
類系香料;カンファー、ムスコン、ムスクケトン、l−
メントン等のケトン類系香料;サフロール等のエーテル
類系香料;チモール等のフェノール類系香料;ラクトン
類系香料;フェニル酢酸等の酸系香料;インドール等の
窒素化合物系香料等その他調合香料素材として従来から
用いられてきた香料化合物並びにこれらの任意の混合物
からなる調合香料組成物などであり、それらの一種また
は二種以上を配合することができる。
葉;ツバキ科やクスノキ科等の植物抽出精油;ジチオ−
2,2’−ビス(ベンズメチルアミド);1,2−ベン
ズイソチアゾリン−3−オン;硫酸第一鉄;有機酸;ス
テアリン酸亜鉛;フラボノール、フラボン、フラバノン
等のフラボノイド系化合物;ジオスメチン、ジオスミ
ン、エリオジクチン、エリオジクチオール、ヘスペリジ
ン、ヘスペレチン、ケムフェロール、ナリンゲニン、ナ
リンギン、ケルセチン、ルチン等のフラボン誘導体;安
定化二酸化塩素等であり、それらの一種または二種以上
を配合することができる。
ルメトリン、プロチオホス、フルバリネート、フェンバ
レレート、ピレトリン、ピペロニルブトキシド、ショウ
脳油、ラベンダー油、トウガラシ抽出物、ニンニク抽出
物、レモングラス精油、木酢、タバコ抽出物等の害虫、
犬猫、カラス、野ウサギ等忌避成分等が挙げられる。
ピクリン、ジクロロプロパン、ジクロロプロピレン、ジ
クロルボス等や、現在農薬として一般に使用されている
液状薬剤などが挙げられる。
アルコールを含有させることにより、有効成分の揮発速
度をコントロールすることができる。本発明で作製され
る芳香剤および/または消臭剤基剤、忌避剤および/ま
たは殺虫剤基剤は、全体が一体型のゲルとなるため、粒
子状のゲルを用いた場合に起こる、有効成分の揮発と共
にゲルが収縮した場合に容器壁面に粒子状ゲルが付着し
て外観上見栄えが悪いというような現象は解消される。
または消臭剤基剤、忌避剤および/または殺虫剤基剤
は、病院等の公共施設、住宅、トイレ、更衣室、靴箱、
タンス、押入、屋根裏、床下などの屋内、自動車、電
車、飛行機等の乗り物などの車内や、庭先、屋上、道
路、ゴミ置き場、コンポストボックス、果樹園、ビニー
ルハウス等の屋外等で好適に使用される。
使用する場合に、N−ビニルアミド(共)重合体を水お
よび/または溶媒に分散あるいは溶解させ、その液にコ
ロイダルシリカを加えて練合し、必要であればさらに水
や添加剤を加え練合する。練合後、処方によっては直後
にゲル化させることも可能であり、その場合には充填容
器中で練合を行う。また、練合直後は流動性のあるゾル
体で、所定時間経過後にゲル化させることも可能であ
り、この方法は一般的に成形が容易でゲル中に練合時の
気泡も残らないため、直後にゲル化させる方法より応用
範囲が広い。
組成物中に添加することによって冷却時の凝固点を下げ
ることが可能であり、ゲル冷却時の固さを制御すること
ができる。さらに、本発明の増粘ゲル状組成物は、例え
完全に凍結しても、解凍後には元の増粘ゲル状組成物に
戻り、ゲルからの離水やゾル化は起こらない。
アルコール、エチルアルコール、(イソ)プロピルアル
コール、(イソ)ブチルアルコール、ベンジルアルコー
ル、3−メチル−3−メトキシブタノール、フェネチル
アルコール、ヘキシルアルコール、2−エチルヘキサノ
ール、シクロヘキサノール、オクチルアルコール、ペン
タノール、エチレングリコールモノブチルエーテル等の
1価アルコール、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、1,4−ブチレングリコール等の2価アルコー
ル、グリセリン、トリオキシイソブタン等の3価アルコ
ール、エリトリット、ペンタエリトリット等の4価アル
コール、キシリット、アドニット等の5価アルコール、
アロズルシット、ソルビット液、マンニトール等の6価
アルコールがあげられるが、安全性の面からエチルアル
コール、グリセリン、プロピレングリコールが特に好ま
しい。
しょ糖、安息香酸デナトニウム、ブルシン、フレーバー
H−No.1、フレーバーH−No.3、フレーバーH
−No.4、フレーバーH−No.6、フレーバーH−
No.9、フレーバーH−No.10、フレーバーH−
No.11、フレーバーH−No.12、フレーバーH
−No.13、フレーバーT−No.100、フレーバ
ーT−No.101等を添加した変性アルコールも使用
することが可能である。
ウム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウ
ム、硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、酢酸ナトリウム、
酢酸カリウム、乳酸ナトリウム、乳酸カリウム等があ
り、これらの1種類または数種類を組み合わせて用いる
ことが可能である。
ニルアミド(共)重合体溶液をろ過することによってN
−ビニルアミド(共)重合体に含有される異物を除去す
ることができ、粉末状重合架橋体を使用した場合の異物
混入の問題点が解消できる。
用保冷剤、クーラーボックス用保冷剤、スポーツアイシ
ング用保冷剤等に使用することができ、シート化するこ
とにより、足のむくみ取りシート、筋肉痛緩和シート、
発熱時のオデコ冷却シート等に好適に使用することがで
きる。
として使用する場合には、鮮度保持成分とN−ビニルア
ミド(共)重合体を水および/または溶媒に分散あるい
は溶解させ、その液にコロイダルシリカを加えて練合
し、必要であればさらに水や添加剤を加え練合する。練
合後、処方によっては直後にゲル化させることも可能で
あり、その場合には充填容器や被着体上で練合を行う。
定時間経過後にゲル化させることも可能であり、この方
法は一般的に成形が容易でありゲル中に練合時の気泡も
残らないため、この方法のほうが直後にゲル化させる方
法より応用範囲が広い。さらに鮮度保持成分としてエチ
ルアルコール、ワサビ抽出液等を用いることができ、こ
れらの殺菌作用により食品等の腐敗を防止することが可
能である。
して使用する場合には、N−ビニルアミド(共)重合体
を水に溶解させ、その液にコロイダルシリカを加えて練
合し、必要であればさらに水や添加剤を加え練合する。
練合後、処方によっては直後にゲル化させることも可能
であり、その場合には充填容器や被着体上で練合を行
う。また、練合直後は流動性のあるゾル体であり所定時
間経過後にゲル化させることも可能であり、この方法の
ほうが一般的に成形が容易でゲル中に練合時の気泡も残
らないため、直後にゲル化させる方法より応用範囲が広
い。
望する場所に設置し、増粘ゲル状組成物を各種雰囲気下
に曝露することにより、経時でゲル中の水分が蒸発して
周囲の乾燥を防止することができる。また、吸湿性の塩
類(例えば、塩化カルシウム等)をゲル中に配合するこ
とにより、水分放出量を調整することも可能である。
して使用する場合には、N−ビニルアミド(共)重合体
を水および/または溶媒に分散あるいは溶解させ、必要
であれば添加剤を加え練合し、さらにその液にコロイダ
ルシリカを加えて練合する。N−ビニルアミド(共)重
合体、水および/または溶媒、添加剤、コロイダルシリ
カの添加量は、練合直後は流動性のあるゾル体であり、
所定時間経過後にゲル化させる様に調整するのが一般的
であるが、室温で増粘ゲル状の組成物とし、それを加熱
してゾル状として本用途に用いるか、またはN−ビニル
アミド(共)重合体とコロイダルシリカを加熱下で混合
し、繊維に塗布することも可能である。
アルコールを配合することで、処理剤の繊維への塗布後
の乾燥速度をコントロールすることができる。このよう
にして得られた繊維処理剤は、目的にあった方法で繊維
表面に付着させられる。例えば、グラビアコーター、ナ
イフコーター、ローラーコーター、転写式コーター、ス
プレーコーター、インクジェット式コーターなどのコー
ティングや、処理剤浴中に繊維を潜らせるディッピング
処理などが用いられる。
ニルアミド(共)重合体を溶解した液に浸け、その後、
コロイダルシリカの液に浸ける、または最初にコロイダ
ルシリカの液に浸け、しかる後に、N−ビニルアミド
(共)重合体を溶解した液に浸けることで、繊維上で増
粘ゲル状組成物を生成させることも可能である。この場
合は、添加剤をコロイダルシリカ液に添加すると、添加
剤の種類によってコロイダルシリカが不安定となりシリ
カが析出することがあるので、添加剤はN−ビニルアミ
ド(共)重合体を溶解した液に添加する方が有利であ
る。ここで対象となる「繊維」とは、綿、絹、羊毛等の
天然繊維、レーヨン等の半合成繊維、アクリル、ポリエ
ステル、ナイロン等の合成繊維等をさし、単繊維、撚
糸、糸、織布、不織布等の処理を対象としている。
ートとして使用する場合について説明する。N−ビニル
アミド(共)重合体を水および/または溶媒に分散ある
いは溶解させ、必要であれば添加剤を加え練合し、さら
にその液にコロイダルシリカを加えて練合する。N−ビ
ニルアミド(共)重合体、水および/または溶媒、添加
剤ならびにコロイダルシリカの添加量は、練合直後は流
動性のあるゾル体であって所定時間経過後にゲル化させ
る様に調整するのが一般的であるが、室温で増粘ゲル状
の組成物とし、それを加熱してゾル状として本用途に用
いるか、またはN−ビニルアミド(共)重合体とコロイ
ダルシリカを加熱下で混合し、対象物に塗布することも
可能である。
は、目的にあった方法で、紙、樹脂フィルム、織布、不
織布、木材、金属、ガラス繊維、ゴム等のシート表面に
付着させる。例えば、グラビアコーター、ナイフコータ
ー、ローラーコーター、転写式コーター、スプレーコー
ター、インクジェット式コーターなどのコーティング
や、処理剤浴中に繊維を潜らせるディッピング処理等が
用いられる。
ビニルアミド(共)重合体を溶解した液に浸け、その
後、コロイダルシリカの液に浸ける、または最初にコロ
イダルシリカの液に浸けしかる後に、N−ビニルアミド
(共)重合体を溶解した液に浸けることで、担持体上で
増粘ゲル状組成物を生成させることも可能である。この
場合は、コロイダルシリカ液に添加剤を加えると、添加
剤の種類によってはコロイダルシリカが不安定となりシ
リカが析出することがあるので、添加剤はN−ビニルア
ミド(共)重合体を溶解した液に添加する方が有利であ
る。
ートは、加湿器、冷風扇等において連続的に水を吸収、
蒸発させる機能を有するエレメントとして好適に使用す
ることができる。
良剤、地盤注入剤、接地抵抗低減剤として使用する場合
について説明する。N−ビニルアミド(共)重合体を水
に溶解させ、必要であれば添加剤を加え練合し、さらに
その液にコロイダルシリカを加えて練合する。N−ビニ
ルアミド(共)重合体、水、添加剤、コロイダルシリカ
の添加量は、練合直後は流動性のあるゾル体であり、所
定時間経過後にゲル化させる様に調整するのが一般的で
あるが、室温で増粘ゲル状の組成物とし、それを加熱し
てゾル状として本用途に用いることも可能である。この
ようにして得られた処理剤は、土壌改良剤の場合は土と
混合され整地に用いられる。地盤注入剤の場合には、目
的とする軟質地盤層まで注入管で圧送された後、地盤中
に浸透してゲル化する。
を上げるためカーボンブラック、無機・有機塩類等が添
加され、土中に掘削した穴に充填される。さらに、土壌
改良剤、地盤注入剤の場合には、N−ビニルアミド
(共)重合体溶液とコロイダルシリカを別々に土に混
ぜ、または、地盤中に圧送して、混合・圧送後にゲル化
させることも可能である。
造物を腐食(サビ)する多量の塩化物や、安全性や環境
側面で問題のあるフィチン酸や水溶性有機化合物、硬化
地盤の土砂を再利用する際に問題となるセメント系固化
剤を用いる必要がないため、従来法の問題点を解消する
ことができる。さらには、N−ビニルアミド(共)重合
体が優れた保水性のゲルを作るため、土壌の乾燥防止が
なされ、校庭やテニスコートの砂塵防止、冬季の乾燥時
期でも十分な接地抵抗低減効果が得られる等、メリット
が大きい。
ス、防火性窓ガラスに使用する場合は、N−ビニルアミ
ド(共)重合体を水に溶解させ、必要であれば添加剤を
加え練合し、さらにその液にコロイダルシリカを加えて
練合する。N−ビニルアミド(共)重合体、水、添加剤
およびコロイダルシリカの添加量は、ゲル組成物自体が
練合直後は流動性のあるゾル体であり、所定時間経過後
にゲル化させる様に調整するのが一般的であるが、室温
で増粘ゲル状の組成物とし、それを加熱してゾル状とし
て本用途に用いるか、またはN−ビニルアミド(共)重
合体とコロイダルシリカを加熱下で混合し本用途に用い
ることも可能である。
距離をあけて設置した2枚のガラス板間に充填され、経
時でゲル化しガラス間に固定される。この際、ゾル体に
不燃性の無機塩類を添加しておくと、ゲル体が火炎にさ
らされたとき、より一層防火効果が期待できる。増粘ゲ
ル状組成物充填板ガラスの防火効果は、ガラスが火炎に
さらされたとき、ゲル体より水が蒸発することにより熱
が奪われることによる。
め均一に混合したゾル体を充填するため、従来の板ガラ
ス成形体中でモノマーの重合を行う方法に比べて均質な
ヒドロゲル層が容易に得られ、例えば、充填中にゲル中
に気泡が入っても、再度板ガラス成形体ごと加温すれば
ゲルがゾル状態となり容易に脱泡が可能である。また、
あらかじめ残留モノマーの少ないN−ビニルアミド
(共)重合体を用いることにより、残留モノマーの経時
での分解による着色を防止することができる。
薬剤基剤として使用する場合、化粧品基剤として使用す
る場合について説明する。本発明の増粘ゲル状組成物を
外用医薬剤基剤として使用する場合は、N−ビニルアミ
ド(共)重合体を水および/または溶媒に溶解させ、薬
効成分、添加剤等を加え練合し、さらにその液にコロイ
ダルシリカを加えて練合する。N−ビニルアミド(共)
重合体、水および/または溶媒、薬効成分、添加剤、コ
ロイダルシリカの添加量は、練合直後は流動性のあるゾ
ル体であり、所定時間経過後にゲル化させる様に調整す
るのが一般的であるが、室温で増粘ゲル状の組成物と
し、それを加熱してゾル状として本用途に用いることも
可能である。
膚に塗る軟膏剤として使用されるか、所望の基材上に塗
られその上で増粘ゲル状組成物となり貼付剤として使用
される。これらの組成物中にアルコールを含有させるこ
とにより、薬物、有効成分の可溶性を制御し、皮膚への
浸透性を向上させることができる。本発明においては、
特に反応性の架橋剤またはイオン性の架橋剤を使用する
ことがないため、医薬剤の成分でこれら架橋剤と反応し
てしまうものを含む処方でも薬効の変わらない薬剤基剤
を作製することができる。
して使用する場合は、N−ビニルアミド(共)重合体を
水および/または溶媒に溶解させ、有効成分、添加剤等
を加え練合し、さらにその液にコロイダルシリカを加え
て練合する。N−ビニルアミド(共)重合体、水および
/または溶媒、有効成分、添加剤、コロイダルシリカの
添加量は、練合直後は流動性のあるゾル体であり、所定
時間経過後にゲル化させる様に調整するのが一般的であ
るが、室温で増粘ゲル状の組成物とし、それを加熱して
ゾル状として本用途に用いることも可能である。
塗るゼリー、クリームとして使用されるか、所望の基材
上に塗られその上で増粘ゲル状組成物となり、フェイス
マスク、パック剤等に使用される。これらの組成物中に
アルコールを含有させることにより、有効成分の可溶性
を制御し、皮膚への浸透性を向上させることができる。
して使用する場合については、N−ビニルアミド(共)
重合体を水および/または溶媒に溶解させ、添加剤等を
加え練合し、さらにその液にコロイダルシリカを加えて
練合する。N−ビニルアミド(共)重合体、水および/
または溶媒、添加剤、コロイダルシリカの添加量は、練
合直後は流動性のあるゾル体であり所定時間経過後にゲ
ル化させる様に調整するのが一般的であるが、室温で増
粘ゲル状の組成物とし、それを加熱してゾル状として本
用途に用いることも可能である。
型枠の中に充填され、ゲル化させた後に使用される。ゾ
ル体に多価アルコールを含有させることにより電極の乾
燥を防止することができ、またエタノール等を用いるこ
とにより電極での雑菌の繁殖を抑えることも可能であ
る。さらに塩類を含有させることで、ゲル体の導電率を
上げることができる。
処理剤として使用する場合について説明する。N−ビニ
ルアミド(共)重合体を水および/または溶媒に分散あ
るいは溶解させ、必要であれば添加剤を加え練合し、さ
らにその液にコロイダルシリカを加えて練合する。
/または溶媒、添加剤、コロイダルシリカの添加量は、
練合直後は流動性のあるゾル体であり所定時間経過後に
ゲル化させる様に調整するのが一般的であるが、室温で
増粘ゲル状の組成物とし、それを加熱してゾル状として
本用途に用いるか、またはN−ビニルアミド(共)重合
体とコロイダルシリカを加熱下で混合し本用途に用いる
ことも可能である。また、エチルアルコール等の揮発し
やすいアルコールを配合することで、処理剤の塗布後の
乾燥速度をコントロールすることができる。
的にあった方法で対象物表面に付着させられる。例え
ば、グラビアコーター、ナイフコーター、ローラーコー
ター、転写式コーター、スプレーコーター、インクジェ
ット式コーターなどのコーティングや、処理剤浴中に対
象物を潜らせるディッピング処理などが用いられる。こ
の方法とは別に、対象物を最初に、N−ビニルアミド
(共)重合体を溶解した液に浸け、その後、コロイダル
シリカの液に浸ける、または最初にコロイダルシリカの
液に浸け、しかる後に、N−ビニルアミド(共)重合体
を溶解した液に浸けることで、対象物上で増粘ゲル状組
成物を生成させることも可能である。この場合は、添加
剤をコロイダルシリカ液に添加すると、添加剤の種類に
よってコロイダルシリカが不安定となりシリカが析出す
ることがあるので、添加剤はN−ビニルアミド(共)重
合体を溶解した液に添加する方が有利で好ましい。
成形体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル、ナイロン、塩化ビニル、セロファン、ウレタン等の
樹脂フィルム・シート、樹脂発泡体、鉄、アルミニウ
ム、ステンレス等の金属成型体、金属板、木製品、ゴム
等のエラストマー、ガラス、セメント、石等などが挙げ
られるが、これらに限定されない。
工剤として使用する場合には、N−ビニルアミド(共)
重合体を水および/または溶媒に分散あるいは溶解さ
せ、必要であれば添加剤を加え練合し、さらにその液に
コロイダルシリカを加えて練合する。N−ビニルアミド
(共)重合体、水および/または溶媒、添加剤、コロイ
ダルシリカの添加量は、練合直後は流動性のあるゾル体
であり、所定時間経過後にゲル化させる様に調整するの
が一般的であるが、室温で増粘ゲル状の組成物とし、そ
れを加熱してゾル状として本用途に用いるか、またはN
−ビニルアミド(共)重合体とコロイダルシリカを加熱
下で混合し本用途に用いることも可能である。また、エ
チルアルコール等の揮発しやすいアルコールを配合する
ことで、処理剤の塗布後の乾燥速度をコントロールする
ことができる。
にあった方法で紙表面に付着させられる。例えば、グラ
ビアコーター、ナイフコーター、ローラーコーター、転
写式コーター、スプレーコーター、インクジェット式コ
ーターなどのコーティングや、処理剤浴中に紙を潜らせ
るディッピング処理などが用いられる。この方法とは別
に、紙を最初に、N−ビニルアミド(共)重合体を溶解
した液に浸け、その後コロイダルシリカの液に浸ける、
または、最初にコロイダルシリカの液に浸け、しかる後
にN−ビニルアミド(共)重合体を溶解した液に浸ける
ことで、紙面上で増粘ゲル状組成物を生成させることも
可能である。
に添加すると、添加剤の種類によってコロイダルシリカ
が不安定となりシリカが析出することがあるので、添加
剤はN−ビニルアミド(共)重合体を溶解した液に添加
する方が有利で好ましい。ここでの処理を行う対象とし
ては、一般的なセルロース原料の紙、コート紙、サイジ
ング紙、ラミネート紙、感熱紙、感圧紙(登録商標)、
含浸紙、さらには、合成樹脂パルプを用いた合成紙、樹
脂フィルムを延伸した合成紙等などが挙げられる。
ーティング剤として使用する場合には、N−ビニルアミ
ド(共)重合体を水および/または溶媒に分散あるいは
溶解させ、必要であれば添加剤を加え練合し、さらにそ
の液にコロイダルシリカを加えて練合する。N−ビニル
アミド(共)重合体、水および/または溶媒、添加剤、
コロイダルシリカの添加量は、練合直後は流動性のある
ゾル体で所定時間経過後にゲル化させる様に調整するの
が一般的であるが、室温で増粘ゲル状の組成物とし、そ
れを加熱してゾル状として本用途に用いるか、またはN
−ビニルアミド(共)重合体とコロイダルシリカを加熱
下で混合し本用途に用いることも可能である。また、エ
チルアルコール等の揮発しやすいアルコールを配合する
ことで、処理剤の塗布後の乾燥速度をコントロールする
ことができる。
ィング剤は、目的にあった方法で対象物表面に付着させ
られる。例えば、グラビアコーター、ナイフコーター、
ローラーコーター、転写式コーター、スプレーコータ
ー、インクジェット式コーターなどのコーティングや、
処理剤浴中に対象物を潜らせるディッピング処理などが
用いられる。この方法とは別に、対象物を最初にN−ビ
ニルアミド(共)重合体を溶解した液に浸け、その後コ
ロイダルシリカの液に浸けるか、または最初にコロイダ
ルシリカの液に浸け、しかる後にN−ビニルアミド
(共)重合体を溶解した液に浸けることで、対象物上で
増粘ゲル状組成物を生成させることも可能である。この
場合は、添加剤をコロイダルシリカ液に添加すると、添
加剤の種類によってコロイダルシリカが不安定となりシ
リカが析出することがあるので、添加剤はN−ビニルア
ミド(共)重合体を溶解した液に添加する方が有利であ
り、好ましい。
リント基板、電子材料部品、電子材料ハウジング、太陽
電池、電池電極、コンデンサー電極、セパレーターフィ
ルム等などが挙げられるが、これらに限定されない。
るが、本発明はこれらによりなんら限定されるものでは
ない。
ゲル状組成物またはゲル化用ゾル状組成物を調製した。
状消臭剤、実施例3はゲル状忌避剤、実施例4はゲル状
殺虫剤、実施例5はゲル状保冷剤、実施例6はゲル状鮮
度保持剤、実施例7はゲル状乾燥防止剤、実施例8は繊
維処理剤、表面処理剤、電子材料用コーティング剤、実
施例9は吸水性シート用、紙加工用ゾル組成物、実施例
10は土壌改良剤、実施例11は地盤注入剤、実施例1
2は接地抵抗低減剤、実施例13は防火性板ガラス用ゾ
ル組成物、実施例14は外用医薬剤基剤、実施例15は
化粧品基剤、実施例16は生体用電極の処方例である。
ー)、消臭成分(安定化二酸化塩素)、忌避剤(木酢)
は市販品を使用した。N−ビニルアミド重合体として
は、昭和電工株式会社製 「ビアック(昭和電工株式会
社登録商標) GE−191LH」(質量平均分子量1
80万、N−ビニルアセトアミド単独重合体、5%ポリ
マー水溶液)、「ビアック(昭和電工株式会社登録商
標) GE−191L」(質量平均分子量90万、N−
ビニルアセトアミド単独重合体、10%ポリマー水溶
液)、「ビアック(昭和電工株式会社登録商標) GE
−194LL」(質量平均分子量30万、N−ビニルア
セトアミド単独重合体、20%ポリマー水溶液)、「ビ
アック(昭和電工株式会社登録商標) GE−191L
L」(質量平均分子量4万、N−ビニルアセトアミド単
独重合体、40%ポリマー水溶液)、BASF社製
「ルビスコール K−90」(質量平均分子量90万、
N−ビニルピロリドン単独重合体、20%ポリマー水溶
液)、「ルビスコール K−30」(質量平均分子量6
万、N−ビニルピロリドン単独重合体、粉末、20%ポ
リマー水溶液として使用。)を使用した。
電工株式会社製 「ビアック(昭和電工株式会社登録商
標) GE−167L」(質量平均分子量80万、N−
ビニルアセトアミド/アクリル酸ナトリウム共重合体、
10%ポリマー水溶液)、BASF社製 「コリドン
VA64」(質量平均分子量7万、N−ビニルピロリド
ン/酢酸ビニル共重合体、粉末、20%ポリマー水溶液
として使用。)を使用した。コロイダルシリカとして
は、日本化学工業株式会社製の「シリカドール−30」
(30%固形分)、「シリカドール−30A」(30%
固形分、酸性)、「珪酸ソーダ3号」(40%固形
分)、「1K珪酸カリ」(50%固形分)、日産化学工
業株式会社製の「スノーテックス−S」(30%固形
分)を使用した。
ド(共)重合体水溶液に、コロイダルシリカ以外の各成
分を添加練合し、最後に、コロイダルシリカと混ぜてさ
らに練合を行った。実施例1、2、3、4、6では調整
したゾル状組成物を容器に充填し、数時間〜数日放置す
ることで流動性のない増粘ゲル状組成物が作製できた。
実施例7、16では、一度ゲル状組成物を調整した後、
70℃に加熱してゾル状として容器・型に充填し、数時
間〜数日放置することで流動性のない増粘ゲル状組成物
が作製できた。
袋に充填してヒートシールで口を封じ、数時間〜数日放
置することでやや流動性のある柔らかな増粘ゲル状組成
物が作製できた。実施例8では保温ジャケット付きディ
ッピング浴に、所定量の水を入れ70℃に加熱した後、
N−ビニルアミド(共)重合体水溶液、コロイダルシリ
カの順で添加混合して調整したゾル状組成物を満たし、
そこに対象物を含浸してから取り出し、ローラー等で余
分な液を除去した後、室温で放置して余分な水分をとば
しつつゲル化させた。
シートまたは紙上に、ローラーコーターで塗布吸収さ
せ、その後、室温で放置して余分な水分をとばしつつゲ
ル化させた。実施例10では、まず水とN−ビニルアミ
ド(共)重合体水溶液を混合し、そこに土を混ぜてさら
に混合した後、所望の地面表面に敷き詰めて整地し、そ
の上からコロイダルシリカを均一に散布を行い、数日間
熟成ゲル化させた。
0℃に加熱し、保温層を設けた注入管で軟弱地盤層まで
圧送し、地盤中で冷却ゲル化させて使用した。実施例1
2では得られたゾル状組成物を電柱等のアース箇所に掘
った穴に流し込み、そこにアース棒を挿入して使用する
が、穴の形状により適時水を加えてゾル状組成物の粘度
を調整して隙間無く充填が可能なようにする。
重窓ガラスの間に気泡が入らないように注意して充填し
た後、ガラス全体を70℃の水浴中に浸けてゾルの粘度
を下げて混入した気泡を追い出し、一晩放置してゲル化
させた。
組成物をナイフコーターで塗布した後、塗布面に離型剤
を塗布したポリプロピレンフィルムを積層してから型抜
き機で所望の形状に切断して使用する。
珪酸ナトリウムを用いた場合、比較例2は、コロイダル
シリカの代わりに珪酸カリウムを用いた場合であるが、
いずれの場合も、練合直後にポリマーが相分離してしま
い、1週間経過後も混じり合うことはなかった。
体とコロイダルシリカ中の固形分比率が98:2の場
合、比較例4は、N−ビニルアミド(共)重合体とコロ
イダルシリカ中の固形分比率が0.5:99.5の場合
であるが、どちらも練合後1週間経過しても組成物は流
動性を示し、ゲル化は起こらなかった。
(共)重合体の質量平均分子量が20万以下の場合であ
るが、練合後1週間経過しても組成物は流動性を示し、
ゲル化は起こらなかった。
体とコロイダルシリカを室温で混合するだけで調整可能
な増粘ゲル状組成物を提供するものであり、芳香剤基剤
および/または消臭剤基剤、忌避剤基剤および/または
殺虫剤基剤、保冷剤、鮮度保持剤、乾燥防止剤、繊維処
理剤、吸水性シート、土壌改良剤、地盤注入剤、接地抵
抗低減剤、防火性板ガラス、防火性窓ガラス、外用医薬
剤基剤、化粧品基剤、生体用電極、表面処理剤、紙加工
剤、電子材料用コーティング剤等として幅広い用途に好
適に用いることができる。
Claims (35)
- 【請求項1】N−ビニルアミド(共)重合体と、コロイ
ダルシリカを含有することを特徴とする増粘ゲル状組成
物。 - 【請求項2】N−ビニルアミド(共)重合体と、コロイ
ダルシリカ中の固形分の比率が、質量比で95:5〜
1:99である請求項1に記載の増粘ゲル状組成物。 - 【請求項3】コロイダルシリカの粒子径が、1〜100
0nmである請求項1または2に記載の増粘ゲル状組成
物。 - 【請求項4】加熱により可逆的にゾル−ゲル転移するこ
とを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の増
粘ゲル状組成物。 - 【請求項5】水を含有してなる請求項1ないし4のいず
れかに記載の増粘ゲル状組成物。 - 【請求項6】アルコールを含有してなる請求項1ないし
5のいずれかに記載の増粘ゲル状組成物。 - 【請求項7】アルコールが炭素数1〜3のアルコールお
よび多価アルコールからなる群より選ばれる1種以上で
ある請求項6に記載の増粘ゲル状組成物。 - 【請求項8】多価アルコールが、グリセリン、エチレン
グリコールおよびプロピレングリコールからなる群より
選ばれる1種以上である請求項7に記載の増粘ゲル状組
成物。 - 【請求項9】塩類を含有してなる請求項1ないし8のい
ずれかに記載の増粘ゲル状組成物。 - 【請求項10】塩類が、塩化ナトリウム、塩化カリウ
ム、塩化カルシウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム、
硝酸ナトリウム、硝酸カリウム、酢酸ナトリウム、酢酸
カリウム、乳酸ナトリウムおよび乳酸カリウムからなる
群より選ばれる1種以上である請求項9に記載の増粘ゲ
ル状組成物。 - 【請求項11】N−ビニルアミド(共)重合体の質量平
均分子量が10万以上である請求項1ないし10のいず
れかに記載の増粘ゲル状組成物。 - 【請求項12】N−ビニルアミド(共)重合体がN−ビ
ニルアセトアミド(共)重合体である請求項1ないし1
1のいずれかに記載の増粘ゲル状組成物。 - 【請求項13】N−ビニルアミド(共)重合体がN−ビ
ニルピロリドン(共)重合体である請求項1ないし11
のいずれかに記載の増粘ゲル状組成物。 - 【請求項14】N−ビニルアセトアミド(共)重合体が
N−ビニルアセトアミド単独重合体である請求項12に
記載の増粘ゲル状組成物。 - 【請求項15】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする芳香剤基剤
および/または消臭剤基剤。 - 【請求項16】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする忌避剤基剤
および/または殺虫剤基剤。 - 【請求項17】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする保冷剤。 - 【請求項18】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする鮮度保持
剤。 - 【請求項19】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする乾燥防止
剤。 - 【請求項20】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする繊維処理
剤。 - 【請求項21】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする吸水性シー
ト。 - 【請求項22】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする土壌改良
剤。 - 【請求項23】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする地盤注入
剤。 - 【請求項24】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする接地抵抗低
減剤。 - 【請求項25】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする防火性板ガ
ラス。 - 【請求項26】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする防火性窓ガ
ラス。 - 【請求項27】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする外用医薬剤
基剤。 - 【請求項28】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする化粧品基
剤。 - 【請求項29】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする生体用電
極。 - 【請求項30】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする表面処理
剤。 - 【請求項31】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする紙加工剤。 - 【請求項32】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物からなることを特徴とする電子材料用
コーティング剤。 - 【請求項33】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物を製造する方法において、N−ビニル
アミド(共)重合体とコロイダルシリカを混合せしめゲ
ル化させる工程を有することを特徴とする増粘ゲル状組
成物の製造方法。 - 【請求項34】請求項1ないし14のいずれかに記載の
増粘ゲル状組成物を製造する方法において、N−ビニル
アミド(共)重合体とコロイダルシリカを加熱下で混合
せしめ成型した後、冷却してゲル化させる工程を有する
ことを特徴とする増粘ゲル状組成物の製造方法。 - 【請求項35】さらに、加熱して流動性を増大せしめ、
成型した後、冷却してゲル化させる工程を有する請求項
33または34に記載の増粘ゲル状組成物の製造方法。
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