JP2006182817A - 薬剤徐溶性樹脂組成物及び該樹脂組成物を含む液体組成物 - Google Patents
薬剤徐溶性樹脂組成物及び該樹脂組成物を含む液体組成物 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】界面活性剤等の補助剤を一切使用することなく、又、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を加熱溶解する必要もなく、樹脂等に含浸させた薬剤が水等の水性媒体中に薬剤を有効に徐溶させることの出来る組成物該薬剤を提供すること。
【解決手段】オクタノール/水分配係数(log P)が1〜4.5である薬剤をエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸させて成る薬剤徐溶性樹脂組成物、及び、該薬剤徐溶性樹脂組成物を含有する液体組成物。
【選択図】 なし
【解決手段】オクタノール/水分配係数(log P)が1〜4.5である薬剤をエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸させて成る薬剤徐溶性樹脂組成物、及び、該薬剤徐溶性樹脂組成物を含有する液体組成物。
【選択図】 なし
Description
本発明は、界面活性剤等の助剤を使用せずに、薬剤を水又は水溶液等の適用な溶媒中に徐溶させることができる樹脂組成物、及び該樹脂組成物を含む液体組成物等に関する。
香料、消臭剤及び防虫剤等の各種薬剤を界面活性剤及びアルコール類、多価アルコール類、グリコールエーテル類などの水溶性溶剤を用いて水へ可溶化させて成る、各種の徐放性液体組成物がこれまで多く開発されている。しかしながら、これらの徐放性液体組成物に含有される界面活性剤は不揮発性物質であることから、薬剤の揮散を促進する目的で用いられている吸い上げ芯や蒸発板の中に残留してしまい、薬剤の使用期間中における均一な揮散を妨げるという欠点を有していた。
また、香水、コロンあるいはローションなどにおいては、香料の可溶化や清涼感の付与の目的でエタノールが用いられるが、皮膚刺激を軽減するためにエタノール含量がより少ない商品開発も望まれている。エタノール含量を少なくするために、界面活性剤や他の溶剤などが配合されるが、これらは、使用感を損なう原因となっていた。
一方、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂は香料等の吸収に優れ、且つ薬剤の揮散性にも優れているために、これまでに香料等の担体として使用されてはいるが、その形状が使用期間中において変化しないため、商品として終点が不明瞭であるという理由で装飾的な芳香剤などに使用用途が限られていた。
更に、特開昭59−56(特許文献1)、特開昭60−2064(特許文献2)、特開昭63−6099(特許文献3)、特開平2−51593(特許文献4)、特開平5−279202(特許文献5)、特開平7−231743(特許文献6)及び特開平9−241108(特許文献7)には、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を用いた各種の徐放性組成物に関する発明が記載されている。しかしながら、これらの組成物はいずれも、含まれる薬剤を空気中に揮散、発散、又は放散させる作用を有するものである。
又、特開昭58−39601(特許文献8)には、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含まれる薬剤が吸水した水に徐々に溶解して該樹脂から樹幹中に徐放される樹木病治療剤投与デバイスが記載されているが、これは、薬剤を加熱溶解した重合体と混合し、押出成形、圧縮成形等によって製造されるものである。
更に、特開昭61−42533(特許文献9)には、魚類を誘引する物質が混入されている疑似餌用有機質ポリマー組成物が記載されているが、該有機質ポリマーは非水溶性有機質ポリマー(ポリ酢酸ビニル等)と水溶性有機質ポリマーからなるものであり、水溶性有機質ポリマーの浸出溶解に伴って該誘引性物質が水中に拡散するものであり、これも押出成形、圧縮成形等によって製造されるものである。
特開昭59−56号公報
特開昭60−2064号公報
特開昭63−6099号公報
特開平2−51593号公報
特開平5−279202号公報
特開平7−231743号公報
特開平9−241108号公報
特開昭58−39601号公報
特開昭61−42533号公報
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂等に薬剤を含有させる際に、薬剤を加熱溶解した樹脂と混合し、押出成形、圧縮成形等によって製造する場合には、加熱により香料等の薬剤成分の劣化又は分解が起こるという欠点を有している。又、樹脂等に含浸させた薬剤が水等の水性媒体中に薬剤を有効に徐溶させることの出来る組成物はこれまでに開発されていない。
従って、本発明の目的はこのような課題を解決することである。本発明者はエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸させる薬剤のオクタノール/水分配係数(log P)に着目し、その値が一定の範囲である場合に、非常に優れた徐溶性を有することを見出し、本発明を完成した。
即ち、本発明は第一の態様として、オクタノール/水分配係数(log P)が1〜4.5の薬剤をエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸させて成る薬剤徐溶性樹脂組成物に係る。更に、本発明は第二の態様として、上記薬剤徐溶性樹脂組成物を含有する液体組成物に係る。
本発明においては、特定の範囲のオクタノール/水分配係数(log P)を有する薬剤を使用することによって、界面活性剤等の助剤を一切使用することなく、又、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂を加熱溶解する必要もなく、単に該薬剤と該樹脂とを混合するだけで、該薬剤が十分に含浸した薬剤徐溶性樹脂組成物を調製することが出来、こうして得られる本発明組成物は薬剤を水等の水性媒体中に有効に徐溶、即ち、徐々に溶解させて放出させることができる。
本発明において、「オクタノール/水分配係数(log P)」とは、オクタノール相と水相の間での化学物質の分配のための尺度であり、次のように定義される。
log P = log([化学物質]オクタノール/[化学物質]水 )
式中、[化学物質]オクタノール はオクタノール相中の化学物質のモル濃度、そして、[化学物質]水 は水相中の化学物質のモル濃度を示す。
log P = log([化学物質]オクタノール/[化学物質]水 )
式中、[化学物質]オクタノール はオクタノール相中の化学物質のモル濃度、そして、[化学物質]水 は水相中の化学物質のモル濃度を示す。
従って、log P の値が高くなるほど、その化学物質は疎水性が高いことを意味し、log P の値が0以下の化学物質はオクタノール相よりも水相に溶解しやすく、log P の値が1である化学物質は水相への溶解性に較べてオクタノール相に対して10倍の溶解性を持っている。薬剤のオクタノール/水分配係数(log P)は、例えば、Syracuse Research Corporation から入手可能なデータベースソフトの KOWWIN から求めることができる。KOWWIN は多数のオクタノール−水分配係数(log P)の実測値を引用文献とともに保有しており、さらに、Meylan, W. M. and P. H. Howard., J. Pharm. Sci., 84, 83-92 (1995) に記載されているように、化学物質の構造を元素や官能基などのフラグメントに分割し、各フラグメントに割り当てられた数値を加算する方法でオクタノール/水分配係数(log P)を算出することができる。
本発明においては、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸させる薬剤として、オクタノール/水分配係数(log P)が1.0〜4.5、好ましくは1.5〜4.0である特定の薬剤を使用することによって、本発明の特有の効果を得ることができる。薬剤のオクタノール/水分配係数(log P)が1.0未満の場合は、薬剤をエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸させるのに時間がかかりすぎたり、必要量含浸させるのが困難である可能性があり、また、仮に、含浸させることができても、その薬剤をエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸後、水溶液に混合した際、一気に薬剤成分が水溶液中に溶解していまい、徐溶性を示さない可能性がある。一方、オクタノール/水分配係数(log P)が4.5より大の場合は、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に一旦含浸された薬剤が水溶液中に溶解しづらくなり好ましくない。
本発明で使用可能な薬剤の作用・効果等に特に制限はなく、例えば、香料、消臭剤、防虫剤、防カビ剤、防腐剤、殺菌剤、忌避剤、及び誘引剤、並びにこれらの任意の二種以上の組み合わせから成る群から選択することが出来る。
このような薬剤の具体的な例としては、香料として、イソオイゲノール、オイゲノール、ゲラニオール、シトロネロール、ジヒドロミルセノール、2,2-ジメチル-3-(3-メチルフェニル)-プロパノール、アニスアルコール、シンナミックアルコール、α-ターピネオール、テトラヒドロゲラニオール、テトラヒドロリナロール、ネロール、フェニルエチルアルコール、フェニルプロピルアルコール、l-メントール、リナロール、4-アセトキシ-3-アミルテトラヒドロフラン、1,8-シネオール、ジフェニルオキサイド、β-ナフチルメチルエーテル、アニスアルデヒド、ウンデシルアルデヒド、エチルバニリン、シトラール、2,4-ジメチル-3-シクロヘキセニルカルボキシアルデヒド、シンナミックアルデヒド、デシルアルデヒド、ヒドロキシシトロネラール、4-(4-ヒドロキシ-4-メチルペンチル)-3-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデヒド、ヘリオトロピン、ベンズアルデヒド、2-メチル-3-(4-イソプロピルフェニル)-プロパナール、4-(4-メチル-3-ペンテニル)-3-シクロヘキセン-1-カルボキシアルデヒド、2-メチル-3-(3,4-メチレンジオキシ-フェニル)-プロパナール、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、アセトフェノン、α-イソメチルヨノン、カンファー、メントン、β-ヨノン、アリルアミルグリコレート、アリルシクロヘキシルプロピオネート、アリルヘプタノエート、イソアミルアセテート、イソボルニルアセテート、エチル 3-メチル-3-フェニルグリシデート、エチルブチレート、ゲラニルアセテート、シトロネリルアセテート、スチラリルアセテート、ターピニルアセテート、トリシクロデセニルアセテート、ノピルアセテート、フェニルエチルアセテート、0-t-ブチルシクロヘキシルアセテート、p-t-ブチルシクロヘキシルアセテート、ヘキシルアセテート、ベンジルアセテート、メチル 2,4-ジヒドロキシ3,6-ジメチルベンゾエート、メチルアンスラニレート、メチルサリシレート、メチルジヒドロキシジャスモネート、メンチルラクテート、リナリルアセテート、γ-ウンデカラクトン、クマリン、γ-デカラクトン、γ-ノナラクトン、エチレンブラシレート、ゲラニルニトリル等を挙げることができる。又、殺菌剤あるいは防腐剤の例としては、イソブチル p-ヒドロキシベンゾエート、イソブチル p-ヒドロキシベンゾエート、イソプロピル p-ヒドロキシベンゾエート、エチルp-ヒドロキシベンゾエート、ブチル p-ヒドロキシベンゾエート、プロピル p-ヒドロキシベンゾエート、メチル p-ヒドロキシベンゾエート、安息香酸、イソプロピルメチルフェノール、クレゾール、クロルクレゾール、サリチル酸、ソルビン酸、o-フェニルフェノール、フェノキシエタノール、フェノール等を挙げることができる。更に、防虫剤の例としては、ディート、p-ジクロロベンゼン、ナフタレン等を挙げることができる。
本発明で使用するエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂自体の特性(例えば、酢酸ビニル含有量、分子量等)に特に制限はなく、市販の製品を使用することが出来る。例えば、酢酸ビニル含有量は、通常、20〜40重量%程度である。
薬剤徐溶性樹脂組成物における薬剤の含有量は、使用目的、薬剤の種類、及び製造方法等に応じて変化し、本発明の目的を奏することが出来る限り特に制限はない。通常、0.5重量%〜50重量%、好ましくは1重量%〜30重量%である。
本発明の特有の効果を得るためには、薬剤中に界面活性剤等のその他の化学物質が含まれている必要はないが、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸できない薬剤を含浸できるようにしたり、あるいは、薬剤の含浸に多くの時間がかかる場合に、含浸時間を短縮する目的で、補助成分として炭素数C12〜C18の脂肪酸と炭素数C1〜C6の1価アルコールからなるエステルが薬剤との合計量の10重量%〜99重量%含有されていることが好ましい。これらのエステルより小さい分子量を有するエステルは、独特な香気があり薬剤が本来持っている香りを損ねる可能性がある。又、より大きい分子量を有するエステルは、室温で固化しているものが多く、製造時の操作性が悪くなったり、含浸時間を満足がいくほど十分短縮することができない場合があるため好ましくない。
これらのエステルの含有量は、薬剤の種類及び量等に応じて当業者が適宜決めることが出来るが、薬剤との合計量の10重量%以下の場合は、含浸時間をあまり短縮することができないため好ましくない。99重量%以上の場合は、薬剤の含有量が少なくなりすぎて、その効果を十分発揮できない可能性がある。炭素数C12〜C18の脂肪酸と炭素数C1〜C6の1価アルコールからなるエステルの中で、特に、その効果が高いものとして、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、エチルオレエート、ブチルミリステート、及びメチルステアレートが挙げられる。これらのエステルは単独で用いてもいいし、必要に応じて併用することも可能である。
本発明の薬剤徐溶性樹脂組成物の形状・形態等に特に制限はなく、使用目的、薬剤の種類等に応じて当業者が適宜選択することが出来る。通常、薬剤の十分な含浸量を確保し、且つ、高い操作性等を考慮して、ペレット等の粒状形態をとることが多い。ペレットの形状・粒径等に特に制限はないが、通常、粒径が約2〜6mmの球状である。又、粒どうしを部分的に融着させること等によって通気性の連続細孔を有する多孔質とすることも可能である。
本発明の薬剤徐溶性樹脂組成物は、例えば、本明細書の実施例に記載したような当業者に公知の手段を用いて、オクタノール/水分配係数(log P)が1〜4.5の薬剤をエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂と攪拌・混合する等の簡便な方法で容易に製造することが出来る。
本発明の薬剤徐溶性樹脂組成物は、エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸させた薬剤を水等の水性媒体中に徐溶させることができる。従って、このような薬剤徐溶性樹脂組成物を含有する液体組成物は芳香を発する芳香性液体組成物として作用することが出来、又、含まれる薬剤の種類・作用等に応じて、各種用途、例えば、芳香剤組成物、消臭剤組成物、防虫剤組成物、防カビ剤組成物、防腐剤組成物、殺菌剤組成物、忌避剤組成物、誘引剤組成物、香料、コロン、ローション、又は浴剤として有用である。
このような液体組成物中の薬剤徐溶性樹脂組成物の含有量は、その使用目的、薬剤の種類、及び製造方法等に応じて変化し、本発明の目的を奏することが出来る限り特に制限はない。通常、薬剤徐溶性樹脂組成物が0.3〜40重量%含まれている。
このような液体組成物における溶媒としては、水、及び、例えば、水とエタノール、イソプロピルアルコール等のアルコール類、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン等の多価アルコール類、2−フェノキシエタノール、3−メチル−メトキシブタノール、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル等のグリコールエーテル類との混合物であって水分含量が50重量%以上である各種水溶性媒体を有利に使用することが出来る。当業者であれば、含まれる薬剤の種類等に応じて水溶性媒体を適宜選択することが出来る。
更に、本発明の液体組成物には、薬剤徐溶性樹脂組成物以外に、その製造方法、使用目的、及び薬剤の種類に応じて、例えば、香料、消臭剤、防虫剤、防カビ剤、忌避剤、誘引剤、キレ−ト剤、酸化防止剤、殺菌剤、防腐剤、殺虫剤、界面活性剤、色素、pH調整剤、紫外線防止剤、凍結防止剤、シリコーン、流動パラフィン、保湿剤、冷感剤、吸水ポリマー等の当業者に公知の各種の添加剤を適宜含有させることが出来る。
本発明の液体組成物は当業者に公知の任意の方法で製造することが出来、単純に液体組成物と薬剤が含浸されたエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレットをそれぞれ所定の容器に充填した際、たとえ薬剤含浸樹脂ペレットが液面に浮いた状態になっても、その効果は十分発揮できる。さらに、デザイン性を付与したり、より効果を高める目的で、液体組成物の比重や粘度を調整し、液体組成物中に薬剤含浸樹脂ペレットを分散させたり、あるいは、薬剤含浸樹脂ペレットを容器内に固定具を用いて容器の底や中間部に固定することも可能である。
以下、実施例を参照しながら、本発明の具体例を説明する。尚、本発明の技術的範囲は特許請求の範囲に記載のとおりであり、以下に示す具体例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に包含される限り、それら具体例の各種の変形例及び修飾例も本発明の技術的範囲に含まれる。
実施例1
表1に示したオクタノール/水分配係数(log P)が1〜4.5の各成分を等量づつ混合して作成した薬剤を試験に供した。あらかじめ調整した薬剤20重量%及び酢酸ビニル含量28%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレット(エバフレックスEV220 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)80重量%を所定の容器に入れ、密閉後、ミックスローターを用いて60rpmにて2時間回転させた。得られた薬剤含浸樹脂ペレット本発明の薬剤徐溶性樹脂組成物)5gを精製水95gと混合し、室温にて放置した。5日後、薬剤含浸樹脂ペレット(を水溶液から取り出し、残りの水溶液を塩化メチレンにて抽出した。その抽出物についてGC-MS分析を行い、薬剤含浸樹脂ペレットから水へ溶解した成分の同定を行い、さらに、各々の成分のピーク面積から溶解量を求めた。取り出した薬剤含浸樹脂ペレットに、再び、精製水を混合し同じ操作を繰りかえした。この操作を3回繰り返し、薬剤含浸樹脂ペレットから水への徐溶性の確認を行った。その結果、表1に示されるように、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレットに含浸したオクタノール−水分配係数(log P)が1〜4.5の各成分は水に対する徐溶性を有していることが確認された。
表1に示したオクタノール/水分配係数(log P)が1〜4.5の各成分を等量づつ混合して作成した薬剤を試験に供した。あらかじめ調整した薬剤20重量%及び酢酸ビニル含量28%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレット(エバフレックスEV220 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)80重量%を所定の容器に入れ、密閉後、ミックスローターを用いて60rpmにて2時間回転させた。得られた薬剤含浸樹脂ペレット本発明の薬剤徐溶性樹脂組成物)5gを精製水95gと混合し、室温にて放置した。5日後、薬剤含浸樹脂ペレット(を水溶液から取り出し、残りの水溶液を塩化メチレンにて抽出した。その抽出物についてGC-MS分析を行い、薬剤含浸樹脂ペレットから水へ溶解した成分の同定を行い、さらに、各々の成分のピーク面積から溶解量を求めた。取り出した薬剤含浸樹脂ペレットに、再び、精製水を混合し同じ操作を繰りかえした。この操作を3回繰り返し、薬剤含浸樹脂ペレットから水への徐溶性の確認を行った。その結果、表1に示されるように、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレットに含浸したオクタノール−水分配係数(log P)が1〜4.5の各成分は水に対する徐溶性を有していることが確認された。
分析条件
GC-MS:アジレントテクノロジー社製 HP6890 Series
カラム:J&W社製 DB-WAX 60m、内径0.25mm、膜厚0.25μm
カラム昇温条件:35℃(5分間保持)〜235℃、8℃/分昇温
試料注入口:250℃(スプリット比20:1)
検出器:アジレントテクノロジー社製 HP5973 MSD
マスレンジ/27-300amu
トランスファーライン温度/240℃
キャリアガス:ヘリウム 30cm/sec.
試料注入量:1μl
GC-MS:アジレントテクノロジー社製 HP6890 Series
カラム:J&W社製 DB-WAX 60m、内径0.25mm、膜厚0.25μm
カラム昇温条件:35℃(5分間保持)〜235℃、8℃/分昇温
試料注入口:250℃(スプリット比20:1)
検出器:アジレントテクノロジー社製 HP5973 MSD
マスレンジ/27-300amu
トランスファーライン温度/240℃
キャリアガス:ヘリウム 30cm/sec.
試料注入量:1μl
比較例1
表2に示したオクタノール/水分配係数(log P)が1未満又は4.5より大の各成分を等量づつ混合して作成した薬剤を試験に供した。実施例1と同様の操作により、薬剤含浸樹脂ペレットから水への徐溶性の確認を行った。その結果、表2に示されるように、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレットに含浸したオクタノール/水分配係数(log P)が4.5より大の各成分は水へ溶解しておらず、又、オクタノール/水分配係数(log P)が1未満の各成分水に溶解はするが短時間のうちに全量が水へ溶出してしまい、いずれの場合にも徐溶性を有していないことが確認された。
表2に示したオクタノール/水分配係数(log P)が1未満又は4.5より大の各成分を等量づつ混合して作成した薬剤を試験に供した。実施例1と同様の操作により、薬剤含浸樹脂ペレットから水への徐溶性の確認を行った。その結果、表2に示されるように、エチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレットに含浸したオクタノール/水分配係数(log P)が4.5より大の各成分は水へ溶解しておらず、又、オクタノール/水分配係数(log P)が1未満の各成分水に溶解はするが短時間のうちに全量が水へ溶出してしまい、いずれの場合にも徐溶性を有していないことが確認された。
実施例2〜9
表3に従い各薬剤を調整し、酢酸ビニル含量28%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレット(エバフレックスEV220 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)とともに所定の容器に入れ、密閉後、ミックスローターを用いて60rpmにて回転させ含浸時間を測定した。
表3に従い各薬剤を調整し、酢酸ビニル含量28%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレット(エバフレックスEV220 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)とともに所定の容器に入れ、密閉後、ミックスローターを用いて60rpmにて回転させ含浸時間を測定した。
比較例2〜5
表4に従い各薬剤を調整し、酢酸ビニル含量28%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレット(エバフレックスEV220 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)とともに所定の容器に入れ、密閉後、ミックスローターを用いて60rpmにて回転させ含浸時間を測定した。
表4に従い各薬剤を調整し、酢酸ビニル含量28%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレット(エバフレックスEV220 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)とともに所定の容器に入れ、密閉後、ミックスローターを用いて60rpmにて回転させ含浸時間を測定した。
以上の表3及び表4に示した結果から、適当な量の補助成分を含有させることによって、薬剤の樹脂への含浸時間が数分の一程度に短縮され、含浸が非常に促進されることが確認された。
実施例10
表5に従い調整したアップル系調合香料20重量%及び酢酸ビニル含量28%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレット(エバフレックスEV260 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)80重量%を所定の容器に入れ、密閉後、ミックスローターを用いて80rpmにて3時間回転させ、香料を含浸した本発明の薬剤徐溶性樹脂組成物を得た。
表5に従い調整したアップル系調合香料20重量%及び酢酸ビニル含量28%のエチレン−酢酸ビニル共重合樹脂ペレット(エバフレックスEV260 三井・デュポンポリケミカル株式会社製)80重量%を所定の容器に入れ、密閉後、ミックスローターを用いて80rpmにて3時間回転させ、香料を含浸した本発明の薬剤徐溶性樹脂組成物を得た。
実施例11
実施例10で調製した薬剤徐溶性樹脂組成物5g及び精製水100gを100mLのフェルト製の蒸発芯を備えた芳香剤用容器に入れ、徐溶性樹脂入り液体芳香剤(本発明の液体組成物)を調製した。
実施例10で調製した薬剤徐溶性樹脂組成物5g及び精製水100gを100mLのフェルト製の蒸発芯を備えた芳香剤用容器に入れ、徐溶性樹脂入り液体芳香剤(本発明の液体組成物)を調製した。
実施例12
表5に従い調整したアップル系調合香料0.3重量%、ジ 2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤)0.1重量%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(界面活性剤)0.5重量%、95%エタノール1重量%及び精製水94.6重量%の混合物96.5g及び実施例10で調製した薬剤徐溶性樹脂組成物3.5gを100mLのフェルト製の蒸発芯を備えた芳香剤用容器に入れ、徐溶性樹脂入り液体芳香剤(本発明の液体組成物)を調製した。
表5に従い調整したアップル系調合香料0.3重量%、ジ 2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤)0.1重量%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(界面活性剤)0.5重量%、95%エタノール1重量%及び精製水94.6重量%の混合物96.5g及び実施例10で調製した薬剤徐溶性樹脂組成物3.5gを100mLのフェルト製の蒸発芯を備えた芳香剤用容器に入れ、徐溶性樹脂入り液体芳香剤(本発明の液体組成物)を調製した。
比較例6
表5に従い調整したアップル系調合香料1重量%、ジ 2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤)0.4重量%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(界面活性剤)1.6重量%、95%エタノール2重量%及び精製水95重量%の混合物100gを100mLのフェルト製の蒸発芯を備えた芳香剤用容器に入れ、液体芳香剤を得た。
表5に従い調整したアップル系調合香料1重量%、ジ 2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤)0.4重量%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(界面活性剤)1.6重量%、95%エタノール2重量%及び精製水95重量%の混合物100gを100mLのフェルト製の蒸発芯を備えた芳香剤用容器に入れ、液体芳香剤を得た。
比較例7
表5に従い調整したアップル系調合香料1重量%、ジ 2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤)0.1重量%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(界面活性剤)0.5重量%、95%エタノール1重量%及び精製水97.4重量%の混合物100gを100mLのフェルト製の蒸発芯を備えた芳香剤用容器に入れ、液体芳香剤を得た。
表5に従い調整したアップル系調合香料1重量%、ジ 2-エチルヘキシルスルホコハク酸ナトリウム(界面活性剤)0.1重量%、ポリオキシエチレンアルキルエーテル(界面活性剤)0.5重量%、95%エタノール1重量%及び精製水97.4重量%の混合物100gを100mLのフェルト製の蒸発芯を備えた芳香剤用容器に入れ、液体芳香剤を得た。
実施例13 官能評価による香りの持続性試験
実施例11、12及び比較例6,7で調製した液体芳香剤100gを室温にて蒸散させた。蒸散開始時及び3週間後に官能評価を行い、香りの持続性を調べた。高さ2m×1m×1mの官能評価用ボックスの中に液体芳香剤を置いて、30分間密閉した後、官能評価用ボックスの中の匂いをかぎ、下記に示す評価基準に従い点数をつけた。5人のパネラーによって評価を行い平均値を求めた。その結果、以下の表6に示されるように、本発明の薬剤徐溶性樹脂組成物を含む液体芳香剤(液体組成物)は、香りの持続性が優れていることがわかった。
5 : 非常に強い
4 : 強い
3 : 普通
2 : 弱い
1 :非常に弱い
0 : 匂わない
実施例11、12及び比較例6,7で調製した液体芳香剤100gを室温にて蒸散させた。蒸散開始時及び3週間後に官能評価を行い、香りの持続性を調べた。高さ2m×1m×1mの官能評価用ボックスの中に液体芳香剤を置いて、30分間密閉した後、官能評価用ボックスの中の匂いをかぎ、下記に示す評価基準に従い点数をつけた。5人のパネラーによって評価を行い平均値を求めた。その結果、以下の表6に示されるように、本発明の薬剤徐溶性樹脂組成物を含む液体芳香剤(液体組成物)は、香りの持続性が優れていることがわかった。
5 : 非常に強い
4 : 強い
3 : 普通
2 : 弱い
1 :非常に弱い
0 : 匂わない
エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸させた薬剤を水等の水性媒体中に徐溶することができる、芳香剤組成物、消臭剤組成物、防虫剤組成物、防カビ剤組成物、防腐剤組成物、殺菌剤組成物、忌避剤組成物、誘引剤組成物、香料、コロン、ローション、又は浴剤等を提供する。
Claims (12)
- オクタノール/水分配係数(log P)が1〜4.5である薬剤をエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂に含浸させて成る薬剤徐溶性樹脂組成物。
- 薬剤のオクタノール/水分配係数(log P)が1.5〜4である、請求項1記載の薬剤徐溶性樹脂組成物。
- 薬剤が、香料、消臭剤、防虫剤、防カビ剤、防腐剤、忌避剤、及び誘引剤、並びにこれらの任意の二種以上の組み合わせから成る群から選択される請求項1又は2記載の薬剤徐溶性樹脂組成物。
- 薬剤が0.5重量%〜50重量%含有されている、請求項1ないし3のいずれか一項に記載の薬剤徐溶性樹脂組成物。
- 炭素数C12〜C18の脂肪酸と炭素数C1〜C6の1価アルコールからなるエステルを補助成分として薬剤との合計量の10重量%〜99重量%含有する請求項1ないし4のいずれか一項に記載の薬剤徐溶性樹脂組成物。
- 補助成分が、イソプロピルミリステート、イソプロピルパルミテート、エチルオレエート、ブチルミリステート、メチルステアレートから成る群から選択される、請求項5記載の薬剤徐溶性樹脂組成物。
- ペレット状の形態を有する、請求項1ないし6のいずれか一項に記載の薬剤徐溶性樹脂組成物。
- 請求項1ないし7のいずれか一項に記載の薬剤徐溶性樹脂組成物を含有する液体組成物。
- 溶媒中に水が50重量%以上含まれる、請求項8記載の液体組成物。
- 薬剤徐溶性樹脂組成物が0.3重量%〜40重量%含まれている、請求項8又は9記載の液体組成物。
- 芳香性液体組成物である、請求項8ないし10のいずれか一項に記載の液体組成物。
- 芳香剤組成物、消臭剤組成物、防虫剤組成物、防カビ剤組成物、防腐剤組成物、殺菌剤組成物、忌避剤組成物、誘引剤組成物、香水、コロン、ローション、又は浴剤である、請求項8ないし11のいずれか一項に記載の液体組成物。
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