JPS6364986B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6364986B2
JPS6364986B2 JP57186827A JP18682782A JPS6364986B2 JP S6364986 B2 JPS6364986 B2 JP S6364986B2 JP 57186827 A JP57186827 A JP 57186827A JP 18682782 A JP18682782 A JP 18682782A JP S6364986 B2 JPS6364986 B2 JP S6364986B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fragrance
parts
gel
dibenzylidene sorbitol
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP57186827A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5977859A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP57186827A priority Critical patent/JPS5977859A/ja
Publication of JPS5977859A publication Critical patent/JPS5977859A/ja
Publication of JPS6364986B2 publication Critical patent/JPS6364986B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、香料の変質、変色、異臭化などの不
都合な変化を伴うことなしに、優れた芳香消臭効
果持続性及び優れた芳香バランス性を示し且つゲ
ル状形態安定性に優れ、たとえば固型香水、固型
芳香消臭塗布剤、ポマンダーその他の広汎な香粧
品、室内芳香消臭剤などの用途に利用でき、多量
の香料を含有してもその形態安定性を保持できる
等の改善諸性質を有し、且つ又、工業的に製造容
易なゲル状芳香消臭組成物に関する。
更に詳しくは、本発明は、下記(i)〜(iii)の合計
100重量部に基いて、 (i) ジベンジリデンソルビトール 1〜5重量部 (ii) 3―メチル―3―メトキシブタノール及び/
又はエチレングリコールモノエチルエーテル
30〜96重量部 (iii) 香 料 3〜69重量部 を含有して成るゲル状芳香消臭組成物に関する。
従来、ゲル状芳香消臭組成物は実用に供されて
おり且つ多くの提案もなされている。しかしなが
ら、それぞれ種々な組み合わせの提案がなされて
いるが、一長一短があり、上述の如き望ましい諸
性質を好都合に発揮できる満足し得る組成物の提
供は困難であつて、その開発が望まれているのが
実情である。
これら提案として、ジベンジリデンソルビトー
ルをゲル化剤乃至固化剤成分として利用する提案
も知られている。このような従来提案の一つとし
て、特公昭48―37825号には、香料又は香水に2
〜10重量%のジベンジリデンソルビトール及び/
又はトリベンジリデンソルビトールと1〜5重量
%の熱可塑性樹脂とを配合し、全体を固形化させ
ることを特徴とする固形香料の製造法が提案され
ている。この提案によれば、ジベンジリデンソル
ビトールが各種有機溶剤に対しゲル化能を有する
ことは知られているが、香料又は香水のゲル化に
適用した所ゼリー状のものしか得られないか或い
は香料の種類によつてはゲル化せず硬い固形化物
とならないことが認められ、この提案に於ては、
ジベンジリデンソルビトールと共に熱可塑性樹脂
を配合することによつて、香料や香水を硬い固形
物状にすることが可能になつたと記載して、上記
製造法が提案されている。
この提案には、香料に対してジベンジリデンソ
ルビトールと3―メチル―3―メトキシブタノー
ル及び/又はエチレングリコールモノエチルエー
テルとゲル化に与える相互作用については勿論の
こと、熱可塑性樹脂の共存しない系におけるジベ
ンジリデンソルビトールと有機溶剤との香料に対
するゲル化に与える相互作用に関しては、上記の
とおり満足な結果が得られないことが開示されて
いるだけである。そして、異なる多成分系におけ
るジベンジリデンソルビトール成分と他成分との
ゲル化に対する相互作用の機構については、現在
も全く知られていないし、この提案においても当
然のことながら全く言及されていない。
この提案の多成分系に於ては、前記したよう
に、熱可塑性樹脂成分が必須であり、これを省略
すると満足すべきゲル状組成物が得られない。更
に、この提案においては、配合に際して、150℃
の加熱条件及び50℃もしくは40〜50℃の加温条件
の採用が具体的に示されている。前者の態様にお
いては香料の揮散、変質、変色、異臭化、芳香バ
ランスの悪化などの如き不都合を伴うことが回避
し難い。又、後者の態様においては、熱可塑性樹
脂の均質な配合を可能とするため、可成り多量の
ジメチルホルムアミド、エタノールなどの溶媒を
伴用しており、そのような溶媒の使用を要する不
利益に加えて、香気の不都合な変調を伴うおそれ
があり、これを回避しようとすれば、均質な配合
物が得られない等多くの不利益乃至欠陥を生ず
る。
ジベンジリデンソルビトールをゲル化剤乃至固
化剤成分として利用する他の提案として、特公昭
51―22057号の提案も知られている。
この提案では、前記特記特公昭48―37825号の
提案では硬い固形香料しか得られず、塗布して使
用することは全く不可能であると記載し、皮膚や
衣服への塗布に適する固形香料を提供する目的
で、ソルビツトとベンズアルデヒドとの縮合物
(ジベンジリデンソルビトール)からなる固化剤
5%以下及び溶剤50%〜63%に保湿剤を加え、硬
化剤として水或いは水及び親水性を有するポリビ
ニルアルコール部分ブチラール化物を7%〜25%
添加し、これを加温撹拌することにより溶解せし
め、さらに香料を加えて撹拌し、均一に混合した
後所定の容器に充填して冷却固形化したことを特
徴とする固形香料が提案されている。
この提案に於ても、香料に対してジベンジリデ
ンソルビトールと3―メチル―3―メトキシブタ
ノール及び/又はエチレングリコールモノエチル
エーテルとがゲル化に与える相互作用については
勿論全く言及されておらず、上記特定の多成分系
の場合には硬化剤として水の配合が必須であるこ
とが開示されているだけである。そして、異なる
多成分系におけるジベンジリデンソルビトール成
分と他成分とのゲル化に対する相互作用の機構に
ついては現在も全く知られていないし、当然のこ
とながらこの提案においても全く言及されていな
い。
この提案の多成分系に於ては、上記のように硬
化剤としての水の配合が必須である。一方、よく
知られているように、香料は一般的に水分の存在
によつて、更には空気、熱、光などの共存下には
一層容易に経時的に加水分解、酸化、縮合などの
不都合な化学変化を生じやすい。この提案におい
ては均一な配合物を得るために80〜85℃の加熱条
件の採用が具体的に示されており、香料の揮散、
変質、変色、異臭化、芳香バランスの悪化などの
如き不都合を伴うことが回避し難い、更に、硬化
剤として水の配合や必須とするこの提案の多成分
系においては、実質的な量での水の共存のために
ゲルの形態が不均質になり易く、水、香料などの
分離を生じ易く、香料の配合量に制約を受け、そ
の配合量を多くすることができない等の多くの不
都合乃至欠陥を伴なう。
本発明者等は、ゲル化剤乃至固化剤成分とし
て、化学的に中性のジベンジリデンソルビトール
を用いる従来提案における上述の如き不都合乃至
欠陥を克服できるゲル状芳香消臭組成物を開発す
べく研究を行つてきた。
その結果、(i)ジベンジリデンソルビトールの特
定範囲量と(ii)3―メチル―3―メトキシブタノー
ル及び/又はエチレングリコールモノエチルエー
テルの特定範囲量及び(iii)香料の特定範囲量を含有
して成る多成分系が、顕著に優れたゲル化相互作
用を発揮する系であつて、前述の提案におけるよ
うな香料の揮散、変質、変色、異臭化などの不都
合な変化を伴うことなしに、優れた芳香消臭効果
持続性及び芳香バランス性を示し且つゲル状形態
安定性に優れ、多量の香料を含有してもその形態
安定性を保持できる顕著に改善されたゲル状芳香
消臭組成物となることを発見した。
このゲル状芳香消臭組成物は、前述の提案にお
けるような水や熱可塑性樹脂の如き組成物に多く
の不都合や欠陥を生じさせる硬化剤の使用を完全
に省略して、配合量を適宜選択することにより容
易に塗布形から硬い固形状にわたる広い領域にお
いて、上記優れた諸性質を兼備したゲル状芳香消
臭組成物を形成でき、その利用分野に対する制約
を克服できると共に、製造も容易であつて、ジベ
ンジリデンソルビトール系ゲル化剤組成物分野に
新しい分野を開拓するものであることがわかつ
た。
従つて、本発明の目的は、上記優れた特性を有
するジベンジリデンソルビトール系ゲル化剤を利
用したゲル状芳香消臭組成物を提供するにある。
本発明の上記目的及び更に多くの他の目的なら
びに利点は、以下の記載から一層明らかとなるで
あろう。
本発明のゲル状芳香消臭組成物は、下記(i)〜(iii)
の合計100重量部に基いて、 (i) ジベンジリデンソルビトール 1〜5重量部 (ii) 3―メチル―3―メトキシブタノール及び/
又はエチレングリコールモノエチルエーテル
30〜96重量部 (iii)香 料 3〜69重量部 を含有する。
上記(i)ジベンジリデンソルビトールは、ソルビ
トールとベンズアルデヒドとの公知縮合反応によ
つて得られる公知縮合物であつて、通称ジベンジ
リデンソルビトールと呼称されている。該ジベン
ジリデンソルビトールは化学的に中性な疎水性且
つ耐熱性の固体があつて、例えば微粉末の形で市
場で容易に入手することができる(たとえば、商
品名ゲルオールD、新日本理化株式会社製品)。
又、上記(ii)の3―メチル―3―メトキシブタノー
ルは、式 で表わされる公知化合物であつて、沸点174℃、
引火点71℃、粘度7.3cps(20℃)の無色の液体で
ある。このものも市場で容易に入手することがで
きる(たとえば、商品名ソルフイツト、クラレ株
式会社製品)。
上記(ii)のエチレングリコールモノエチルエーテ
ルも沸点135.6℃の無色液体をなす公知化合物で
あつて市場で容易に入手することができる。これ
ら(ii)成分は、夫々、単独でも両者を併用してでも
利用することができる。併用が屡々より好ましい
結果を与える。併用に際して、両者の併用割合に
はとくべつな制約はないが、たとえば、3―メチ
ル―3―メトキシブタノール:エチレングリコー
ルモノエチルエーテル=1:約0.1〜約1の如き
割合を例示することができる。
更に、前記(iii)の香料としては、天然及び合成の
広い範囲の香料が利用できる。このような香料の
例としては、たとえば、レモン油、オレンジ油、
ベルガモツト油、イランイラン油、パチユリ油、
シトロネラ油、レモングラス油、ボアドローズ
油、チヨウジ油、ユーカリ油、セダー油、ビヤク
ダン油、ベチバ油、ゼラニウム油、ペパーミント
油、ローズ油、ジヤスミン油など、更にはこれら
天然精油から分離されたリモネン、ゲラニオー
ル、シトロネロール、リナロールなど、の如き天
然源植物性精油ならびにその単離香料類;ムス
ク、シベツト、アンバーグリス、カストリウムな
どの如き天然源動物性香料類;バニリン、メント
ール、シンナミツクアルデヒド、ヘリオロピン、
リナロール、ゲラニオール、シトロネロール、シ
トラール、メントール、ミルセン、ミルセノー
ル、アニスアルデヒド、シネオール、イオノン、
ピネン、リモネン、カンフエン、シス―3―ヘキ
セノール、ベンジルアルコール、α―アミルシン
ナミツクアルコール、オイゲノール、リナリルア
セテート、ベンルアセテートなどの如き合成香
料;これら各種精油乃至香料の少なくとも二種を
配合した調合香料類;などの各種の香料成分を例
示することができる。
本発明ゲル状芳香消臭組成物は、上記例示の如
き、(i)ジベンジリデンソルビトール1〜5重量
部、(ii)3―メチル―3―メトキシブタノール及
び/又はエチレングリコールモノエチルエーテル
30〜96重量部及び(iii)香料3〜69重合部の合計100
重量部を含有する。好ましくは(i)約2〜約3重量
部、(ii)約35〜約60重量部及び(iii)香料約30〜約60重
量部の合計100重量部を含有する。
上記(i)成分の量が上記範囲未満で過少量にすぎ
ると、ゲル化が不完全であり、又、上記範囲を超
えて過剰量にすぎると、上記成分系で完全に溶解
せず、均一なゲル状芳香消臭組成物が得られな
い。
また、上記(ii)成分の量が上記範囲未満で過少量
にすぎると、ジベンジリデンソルビトールの溶解
が不完全となり、また、上記範囲量を超えて過剰
量にすぎると、香料が過少量となり芳香消臭効果
が弱くなる。
更に、上記(iii)成分が上記範囲未満で過少量にす
ぎると、芳香消臭効果が弱くなり、また、上記範
囲量を超えて過剰量にすぎると、ジベンジリデン
ソルビトールが完全に溶解せずゲル状組成物がも
ろくなる。
従つて、本発明ゲル状芳香消臭組成物において
は、上記範囲量に於て、適宜に配合量を選択利用
する。これら成分(i),(ii)及び(iii)を適宜に選択し
て、塗布形から硬い固形状にわたる広い領域にお
いて所望のゲル状芳香消臭組成物を提供すること
ができる。本発明組成物はまた、上記(i),(ii)及び
(iii)の相互作用による優れたゲル状組成物形成性に
悪影響を与えない種類及び量で他の配合剤を含有
することができる。このような他の配合剤の例と
しては、(i),(ii)及び(iii)の合計100重量部に基いて

約20重量%以下のラウリルメタアクリレート、ゲ
ラニルクロトネートクロロフイルの如き化学的消
臭剤;(i),(ii)及び(iii)の合計100重量部に基いて、
約10重量%以下のパラジクロールベンゼン、ナフ
タリン、カンフアーの如き防虫剤;(i),(ii),及び
(iii)の合計100重量部に基づき約5重量%のオルト
フエニルフオノール、安息香酸、サルチル酸、イ
ソプロピルメチルフエノールの如き防腐・殺菌
剤;(i),(ii)及び(iii)の合計100重量部に基づき約20
%重量以下のアセトキシフエニルブタノン、メチ
ルオイゲノールの如き誘引、忌避剤;等を例示す
ることができる。
本発明のゲル状芳香消臭組成物は、(i)成分、(ii)
成分及び(iii)成分、さらに所望により前記例示の如
き他の配合剤を適宜に配合することにより容易に
製造することができる。一態様によれば、(i)成分
と(ii)成分とを適宜な加熱条件下たとえば約70〜約
80℃のような比較的温和な加熱条件下で撹拌混合
して均一な溶液系を形成し、この系に温和な加温
条件下たとえば約60℃或はそれ以下の如き加温条
件下に(iii)成分香料を配合して均一系となし、放冷
もしくは冷却して安定ゲル状芳香消臭組成物を形
成することができる。他の配合剤は、(i)成分、(ii)
成分或は(iii)成分と予め混合して用いてもよいし、
これらを配合する任意の段階で系に配合すること
もできる。
本発明のゲル状芳香消臭組成物は、優れた形状
安定性を示し、たとえば約45〜50℃の室温を超え
る温度条件に、たとえば2ケ月の如き長期間放置
しても不都合な型くずれや液垂れを生じない。
又、該組成物をたとえば室内などの芳香消臭剤と
して使用すると、(ii)成分が(iii)香料成分の保留効果
をも示すと同時に、香料成分が一定の速度で徐々
に一定の香料組成バランスを保ちながら揮散する
効果を示し、たとえば2ケ月以上の長期間にわた
つて芳香消臭効果を香料組成バランスよく持続し
て発揮する利益が得られる。
本発明のゲル状芳香消臭組成物は、香料の製造
時揮散や香料の変質、変色、異臭化などの不都合
な変化を伴うことなしに、優れた芳香消臭効果持
続性及び芳香バランス性を示し且つゲル状形態安
定性に優れ、多量の香料を含有してもその形態安
定性を保持でき、更に塗布形から硬い固形状にわ
たる広い領域に於て、上記優れた諸性質を示し、
車内、船舶内、トイレ内、浴場内、居室内などの
室内芳香消臭剤として、更には固型香水、固型芳
香消臭塗布剤などの香粧品として、その他広い分
野に於て有用である。
以下、比較例と共に、実施例により本発明組成
物の数態様について更に詳しく例示する。
実施例 (1) エチレングリコールモノエチルエーテル 36部 ジベンジリデンソルビトール 4部 香料(キインモクセイ系調合香料) 60部 冷却管のついたフラスコにエチレングリコール
モノエチルエーテルとジベンジリデンソルビトー
ルを秤量し、ゆつくり撹拌しながら約70〜80℃に
加温して溶解させ、その後、約50℃で香料を加
え、撹拌混合し所定の容器に充填して、室温に放
置或いは急冷して固化させる。
かくの如く製造した芳香消臭剤は製造時の香料
の揮散、香気の異臭化、香料の変質および変色が
まつたくみられず、又本品を−10℃の低温と50℃
の高温にそれぞれ2ケ月間保存しても形がくずれ
ず固形を保つており非常に安定なゲルであつた。
一方、芳香消臭性能は、10m3の室に本品100g
を開封放置し10人の官能検査員により官能評価し
た結果、経時による香りの異臭化、変臭化がまつ
たくみられず、香りがバランスよく揮散し、2ケ
月にわたつて優れた芳香消臭性能を示した。
実施例 (2) 3―メチル―3メトキシブタノール 59部 ジベンジリデンソルビトール 1部 香料(オレンジ系調合香料) 40部 冷却管のついたフラスコに3―メチル―3メト
キシブタノールとジベンジリデンソルビトールを
秤量し、ゆつくり撹拌しながら約70〜80℃に加温
して溶解させ、その後約60℃で香料を加え撹拌混
合し所定の容器に充填して、室温放置或いは急冷
して固化させる。
かくの如く製造した芳香消臭剤は製造時の香料
の揮散、香気の異臭化、香料の変質および変色が
まつたくみられず、又本品を−10℃の低温と50℃
の高温にそれぞれ2ケ月間保存しても形がくずれ
ず固形を保つており非常に安定なゲルであつた。
一方、芳香消臭性能は10m3の室に本品100gを
開封放置し10人の官能検査員により評価した結
果、経時による香りの異臭化、変質化がまつたく
みられず、香りがバランスよく揮散し、2ケ月に
わたつて優れた芳香消臭性能を示した。
実施例 (3) エチレングリコールモノエチルエーテル 24部 3メチル3メトキシブタノール 24部 ジベンジリデンソルビトール 2部 香料(レモン系調合香料) 50部 冷却管のついたフラスコにエチレングリコール
モノエチルエーテル、3メチル3メトキシブタノ
ールとジベンジリデンソルビトールを秤量し、ゆ
つくり撹拌しながら約70〜80℃に加温して溶解さ
せ、その後、約60℃で香料を加え撹拌混合し所定
の容器に充填して、室温放置或いは急冷して固化
させる。
かくの如く製造した芳香消臭剤は製造時の香料
の揮散、香気の異臭化、香料の変質および変色が
まつたくみられず、又本品を−10℃の低温と50℃
の高温にそれぞれ2ケ月間保存しても形がくずれ
ず固形を保つており非常に安定なゲルであつた。
一方、芳香消臭性能は10m3の室に本品100gを
開封放置し10人の官能検査員により評価した結
果、経時による香りの異臭化、変臭化がまつたく
みられず、香りがバランスよく揮散して、2月に
わたつて優れた芳香消臭性能を示した。
比較例 1 エチルグリコールモノエチルエーテル 21部 3メチル3メトキシブタノール 20部 ジベンジリデンソルビトール 2部 水 7部 香料(レモン系調合香料) 50部 冷却管のついたフラスコにエチレングリコール
モノエチルエーテルと、3メチル3メトキシブタ
ノール、ジベンジリデンソルビトール及び水を秤
量し、ゆつくり撹拌しながら約70〜80℃に加温し
て溶解させ、その後約60℃で香料を加え撹拌混合
し所定の容器に充填して、室温放置或いは急冷し
て固化させる。
かくの如く製造した芳香消臭剤は製造時の香料
の揮散、香気の異臭化、香料の変質および変色が
若干みうけられた。
又本品を−10℃の低温と50℃の高温にそれぞれ
2ケ月間保存すると形がくずれ一部液状となり比
較的不安定なゲルであつた。
一方、芳香消臭性能は10m3の室に本品100gを
開封放置し10人の官能検査員により官能評価した
結果、経時による香りの異臭化、変臭化がみうけ
られ、香りの揮散のバランスも悪く、2ケ月にわ
たる芳香消臭性能はスタートの時点と終点ではか
なりの変化がみうけられた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記(i)〜(iii)の合計100重量部に基いて、 (i) ジベンジリデンソルビトール 1〜5重量部 (ii) 3―メチル―3―メトキシブタノール及び/
    又はエチレングリコールモノエチルエーテル
    30〜96重量部 (iii) 香 料 3〜69重量部 を含有して成るゲル状芳香消臭組成物。
JP57186827A 1982-10-26 1982-10-26 ゲル状芳香消臭組成物 Granted JPS5977859A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57186827A JPS5977859A (ja) 1982-10-26 1982-10-26 ゲル状芳香消臭組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP57186827A JPS5977859A (ja) 1982-10-26 1982-10-26 ゲル状芳香消臭組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5977859A JPS5977859A (ja) 1984-05-04
JPS6364986B2 true JPS6364986B2 (ja) 1988-12-14

Family

ID=16195301

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57186827A Granted JPS5977859A (ja) 1982-10-26 1982-10-26 ゲル状芳香消臭組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5977859A (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6183300A (ja) * 1984-09-28 1986-04-26 ア−ス製薬株式会社 洗浄芳香剤組成物
JPH0641457B2 (ja) * 1989-07-17 1994-06-01 ソマール株式会社 イソチアゾロン系化合物の安定化溶液
JPH0717843A (ja) * 1993-07-02 1995-01-20 Nippon Shokubai Co Ltd ゲル状芳香剤組成物
GB2296190A (en) * 1994-12-20 1996-06-26 Reckitt & Colmann Prod Ltd Gel fragrance composition
JP4658305B2 (ja) * 2000-10-13 2011-03-23 エステー株式会社 脱臭剤
JP4994544B2 (ja) * 2001-09-06 2012-08-08 長谷川香料株式会社 香料組成物
AU2003235960A1 (en) 2003-04-28 2004-11-23 Ajinomoto Co., Inc. Two-headed basic amino acid derivative
JP5494906B2 (ja) * 2008-10-24 2014-05-21 大日本除蟲菊株式会社 機能性グリコールゲル
JP6211797B2 (ja) * 2012-05-14 2017-10-11 パナソニック株式会社 除臭剤を備えた除臭装置、および除臭装置を備えた冷蔵庫

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5977859A (ja) 1984-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4128507A (en) Perfumed gels of hydroxypropyl cellulose
JP2003190264A (ja) 環境用芳香消臭組成物及び該環境用芳香消臭組成物を含有する環境用芳香消臭剤
US3953378A (en) Mineral carrier for volatile substances and process for preparing same
JPS6364986B2 (ja)
JP2964181B2 (ja) 浴用剤組成物
JP4224175B2 (ja) 透明ゲル状芳香・消臭剤組成物
JP4791143B2 (ja) 透明ゲル化剤組成物、透明ゲルおよび透明ゲルの製造方法
BR112014003790B1 (pt) Ambientador de ar de carragenina em gel
JP4156890B2 (ja) ゲル状芳香・消臭剤組成物
JPH0332673A (ja) ゲル状芳香剤組成物
JP3961326B2 (ja) ゲル状芳香・消臭剤組成物
JP4994544B2 (ja) 香料組成物
JPS5849150A (ja) 防虫、防臭性芳香剤
JPH0226982B2 (ja)
JP2003070895A (ja) 透明ゲル状芳香・消臭剤組成物
JP2515789B2 (ja) ゲル状芳香剤組成物
JP4411041B2 (ja) 水性ゲル薬剤揮散体組成物
JP3464274B2 (ja) ゲル状芳香組成物
JP3831260B2 (ja) 透明ゲル状芳香・消臭剤組成物
JPH11192296A (ja) ゲル状芳香剤組成物
BR112019023208B1 (pt) Processo para preparação de uma composição aromatizante
KR100817235B1 (ko) 유성겔 방향제 조성물
JPS5813507A (ja) ゲル状芳香組成物
JPH0560387B2 (ja)
JP2003205024A (ja) 透明ゲル状芳香・消臭剤組成物の製造方法