JPS6183300A - 洗浄芳香剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り皇ｉ乱１ 本発明は洗浄芳香剤組成物、詳しくは貯水式水洗トイレ
用のゲル状洗浄芳香剤組成物に関する。

従来の技術 近年、生活水準の向上に伴って、下水道の発達、トイレ
の水洗化が進み貯水式水洗トイレの普及は拡大の一途を
たどっている。こうした中でトイレを明るく、されやか
に衛生的に保持する手段として、トイレ用芳香剤の設置
やインタンク式のトイレ洗浄剤の使用もまた拡大されつ
つある。しかしながら、上記芳香剤とインタンク式トイ
レ洗浄剤とを両方同時に使用することはスペース的、経
済的に不都合であり、芳香剤であり且つトイレ洗浄剤で
もあるという両機能を有する商品の開発が強く望まれて
いる実情にある。然るに上記芳香剤とは本来空気との接
触により空間賦香をなし得るものであり、一方法浄剤は
水との接触により水中に溶解され、便器その他の洗浄効
果を奏するものであり、両者は、本質的にその使用形態
及び機能を異にしており、之等に応じて夫々別個に調製
されており、単に之等を組み合せた所で両機能即ち徐々
に溶解して所望の洗浄効果を奏する機能及び空気中に揮
散して放香性雰囲気を同時に且つ充分に発揮させること
は不可能である。

明が解決しようとする　　、 本発明は、当業界で強く要望されている上記芳香剤と□
トイレ洗浄剤との両機能を具備する新しい洗浄芳香剤製
品を提供することを目的とするものである。

問題点を解決するための手段 上記目的は、（ａ）　１２−ヒドロキシステアリン酸１
〜８重量％及び（又は）ベンジリデンソルビトール類０
．１〜５重量％、（ｂ）香料２０〜７０重冊％、（ｃ）
色素１０〜３０重量％及び（ｄ）界面活性剤１５〜６０
重量％を含有することを特徴とするゲル状洗浄芳香剤組
成物に係る。

本発明の貯水式水洗トイレ用ゲル状洗浄芳香剤組成物は
、上記特定成分の所定量を配合したことに基づいて、こ
れを例えば貯水タンクの手洗部等に設置して利用した際
、フラッシングによる水洗時、一定量の水中に洗浄剤成
分が一定濃度で溶出し、これにより洗浄効果が奏される
と共に、上記フラッシング時以外は、組成物自体水と接
触せず空気中に露出されており、これにより空間賦香の
目的を効果的に達成できる。しかも実に驚くべきことに
繰返しフラッシングによっても組成物自体の膨潤や崩壊
流出がなく、更に香料揮発性も全く阻害されず、これが
組成物中の香料含有率の高さと相俟って、芳香剤として
充分な芳香を持続的に発揮することができる。殊に本発
明組成物は上記香料含有率を高めても、組成物自体安定
であり、従って空間賦香の目的が一層効果的に行ない得
る。

加えて本発明の組成物は上記のように手洗部等に設置し
て用いるものであり、使用が簡便で、インタンク式洗浄
剤に見られるように重い陶器の蓋を持ち上げて設置する
等の手数を要しない利点がある。

本発明においては１２−ヒドロキシステアリン酸及び（
又は）ベンジリデンソルビトール類を第１の必須成分と
して用いる。上記のうちベンジリデンソルビトール類は
、ソルビットとベンズアルデヒドとの綜合反応生成物で
あり、原料モル比や反応条件により、モノベンジリデン
ソルビトール、ジベンジリデンソルビトール及びトリベ
ンジリデンソルビトールが生成するが、いずれもその効
果は略同等であり、それぞれ単独もしくは混合物として
用い得る。上記１２τヒドロキシステアリン酸は全組成
物中に１〜８重量％、好ましくは２〜６重量％、またベ
ンジリデンソルビトール類は全組成物中に０．１〜５重
口％、好ましくは０．５〜２重量％配合されることが重
要である。これらが上記範囲を下回る場合は、同化性が
悪くなり、耐熱性も低下し温度の上昇により流れ現象を
生ずるおそれがあり、またフラッシングや香料揮散の持
続性が低下する欠点がある。また上記範囲を上回る配合
量としても、所期の効果が比例的に向上するわけではな
く、経済的に好ましくなく、更に製剤化に当り不溶物が
生じ均一な製剤のｍｌ製が困難となる。

本発明において第２の成分とする香料としては、従来よ
り芳香剤として使用されている各種のものを１種単独で
又は２種以上調合して用いることができる。その具体例
としては例えば天然植物精油であるラベンダー、レモン
油、ローズ油、スペアミント油、グリーン油等、動物性
香料であるムスク、シベット等、合成香料であるアルデ
ヒド類、ケトン類、エステル類、之等の混合物等を例示
できる。上記香料の本発明組成物中への配合量は、香料
の種類や香りの強度等に応じて若干異なるが、通常２０
〜７０重量％の範囲とするのが好ましい。

上記香料の配合量が２０重量％未渦の場合、香りか弱す
ぎる。７０重量％を越え多量に配合する場合は、組成物
の常温同化が難しくなってくると共に、組成物自体の堅
牢性が低下し、流水によって容易に溶出されフラッシン
グ回数を多くできない不利がある。特に好ましい香料の
配合量は約３０〜６０重量％とされる。

本発明において第３の成分とする色素は、本発明のゲル
状洗浄芳香剤組成物自体の有効性の目安とするものであ
り、該色素としては、水溶性の染料例えばメチレンブル
ー、シアニンブルー、青色１号、黄色４号、黄色５号、
緑色３号、青色２０２号、青色２０３号等を有利に利用
できる。

その配合割合は色素の種類（色調、濃度）に応じて適宜
決定できるが、通常全組成物に対して約１０〜３０重量
％とするのが適当である。これが１０重量％を下回ると
溶出液の呈色がうすくなるか、呈色しないおそれがあり
、清涼感、衛生感等が発現されず、３０重量％を越える
と、呈色が濃すぎてむしろ不快感を与える。

本発明において第４の成分とする界面活性剤は、洗浄性
に主として寄与し、他に色素及び香料の徐溶性や組成物
の堅牢性にも影響を与える。特に香料に対しては、流水
によってこれを同時に溶出させ、結果として該香料の揮
散面積の拡大を企り得る。上記界面活性剤としては、広
く公知の各種のものを使用できる。その代表例としては
、例えばポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオ
キシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエチレンオレ
イルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェノールエ
ーテル、ポリオキシエチレンソルビタトリステアレート
、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレート、ポ
リエチレングリコールモノステアレート、ポリエチレン
グリコールジステアレート、ポリオキシエチレンジステ
アレート、オキシエチレンオキシプロピレンブロックポ
リマー等を例示できる。これらは一種単独で用いてもよ
く、二種以上併用することもできる。

之等のうちでは特にポリオキシエチレンジステアレート
、ポリオキシエチレンノニルフェノールエーテル、ポリ
オキシエチレンラウリルエーテル等が好ましい。上記界
面活性剤は、全組成物中に１５〜６０重量％、好ましく
は２０〜５５重口％の範囲で配合されることにより所期
の効果を奏し得る。これが１５重量％に満だない場合は
、起泡性が劣り、洗浄効果が期待できず、また色素の徐
溶化が困難となり、組成物の堅牢性低下を招くおそれが
ある。６０重量％を越える場合には、必然的に他の成分
、殊に香料の含有率が低下することとなり、これによる
芳香性の発現が低下することとなる。

本発明組成物には、更に必要に応じて、公知の消毒剤、
殺菌剤、脱塩素剤等の添加剤を加えることができる。

本発明組成物は、通常以下の如くしてｍ製され適宜の剤
型に賦形され実用される。即ち各成分を加熱、溶融混合
後、この混合物を任意の形状の型に注入し冷却して固型
の貯水式水四トイレ用ゲル状洗浄芳香剤製品とされる。

より詳細には、まず界面活性剤と１２−ヒドロキシステ
アリン酸及び−〇　− （又は）ベンジリデンソルビトール類との所定量を加熱
溶融し、これに所定量の香料、色素及び必要に応じて他
の添加剤を混合し、この混合物を型に注入して冷却する
方法を有利に採用できる。該製品の剤型は、製品の使用
形態に応じて適当に決定されるが、通常適当な大きさの
容器例えば皿状容器に収容した塊状固体形態とされ、他
にペレット状、棒状、錠剤状等であってもよい。上記製
品は、例えば適当な通水孔及び排水孔を有する装置に収
容され、貯水タンクの手洗部に設置して、実用すること
ができる。また上記製品は例えば不織布等の通水通気性
シート等で包装して上記手洗部等に設置されてもよい。

上記製品の大きさも任意であり、その表面積（水との接
触面積）、使用期間等に応じて適当に決定され、通常本
発明組成物１５０で約１ケ月前後の使用が可能である。

友−１−１ 以下に本発明を実施例及び実験例により詳細に説明する
。

実施例１〜２７ 下記第１表に記載の配合割合で各成分（全量１５０）を
、約８０℃で加熱溶融混合し、上面直径５５１１％底面
直径５０ｖ、高さ１３ｍ５＋の皿型容器に分注し、放冷
固化させ、本発明ゲル状洗浄芳香剤を得た。

比較例１〜１６ 上記実施例と同様にして第１表記載の組成の比較洗浄芳
香剤を作成した。

尚、上記各個で用いた各成分は以下の通りである。

（ａ）成分 ａ−１・・・１２−ヒドロキシステアリン酸（用研ファ
インケミカル社製、「ヒドロキシ ステアリン」） ａ−２・・・ジベンジリデンソルビトール（新日本理化
社製、「ゲルオールＤＪ） （ｂ）成分 ｂ−ｉ・・・レモン香料（高砂香料社製「ｐＨ２６６１
Ｊ　） ｂ−２・・・キンモクセイ香料（同上社製「ｐＨ４１７
１Ｊ） ｂ−３・・・上記ｂ−１＋ｂ−２（１：　１重量）混合
物（ｃ）成分 ｃ−１・・・青色１号 （ｄ）成分 ｄ−１・・・ポリオキシエチレンノニルフェノールエー
テルとポリオキシエチレンジステ アレートとの１：１（重量比）混合物 実験例１ 上記各実施例及び比較例で得た各洗浄芳香剤試料（直径
５５ｅ＋（、深さ１３ｍｍの皿型容器に１５０加温注入
後、冷却固化させたもの）につき、それら試料の常温同
化性及び調液性と共に、之等各試料を１０分間で１回の
注排水（フラッシング）を行なうように調整したピペッ
ト洗浄塔（高さ＝５４　ｃｗｔ、直径−１９Ｃｌ）の排
水と接触させ、洗浄芳香剤の香りの強度、フロー性（ダ
レ）、徐溶性及び色調について試験し、評価した。結果
を第２表に示す。

尚第２表中に記しである評価は下記基準による。

常温固化：洗浄芳香剤を加熱成型後冷却したときの固化
の状態 Ｏ・・・固い Δ・・・やわらかい ×・・・固化しない 調　液　性：加熱溶融した組成物の調液は、ある程度の
粘性がある方が作業性が よい。組成物調合液５５℃での粘 度で評価した。

Ｏ・・・良い（５０センチボイズ〜 ３０ポイズ） Δ・・・やや劣る（３０〜５０センチ ボイズ） ×・・・劣る（３０センチポイズ以下）香りの強度：嗅
覚で判断した。

◎・・・充分強い Ｏ・・・強い Δ・・・弱い ×・・・かなり弱い フロー性ニアラッシングを繰り返すことによって固型洗
浄剤が水分を吸収し、 流動性を有しダレを生じること Ｏ・・・はとんどなし △・・・ややあり ×・・・あり 徐　溶　性：フラッシング回数により評価した。

◎・・・５００回以上 Ｏ・・・３５０〜５００回 Δ・・・２００〜３５０回 ×・・・２００回以下 色　　　１１：フラッシングによって溶出される洗浄芳
香剤の着色水の着色濃度を 目視判断した。

Δ・・・濃すぎる Ｏ・・・適当 ・・・うすすぎる 総合評価：各評価を固型洗浄芳香剤としての総合評価 Ｏ・・・適 ×・・・不適 −７へ１−

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）（ａ）１２−ヒドロキシステアリン酸１〜８重量
   ％及び（又は）ベンジリデンソルビトール類０．１〜５
   重量％、 （ｂ）香料２０〜７０重量％、 （ｃ）色素１０〜３０重量％及び （ｄ）界面活性剤１５〜６０重量％ を含有することを特徴とするゲル状洗浄芳香剤組成物。