JPH0456879B2 - - Google Patents

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JPH0456879B2
JPH0456879B2 JP23472483A JP23472483A JPH0456879B2 JP H0456879 B2 JPH0456879 B2 JP H0456879B2 JP 23472483 A JP23472483 A JP 23472483A JP 23472483 A JP23472483 A JP 23472483A JP H0456879 B2 JPH0456879 B2 JP H0456879B2
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JP
Japan
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fragrance
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cleaning
present
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Application number
JP23472483A
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English (en)
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JPS60127400A (ja
Inventor
Fumyoshi Yamashita
Junichiro Mesaki
Akira Nishimura
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Earth Corp
Original Assignee
Earth Chemical Co Ltd
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は貯水式水洗トイレ用洗浄芳香剤組成物
に関する。 近年、生活水準の向上に伴つて、下水道の発
達、トイレの水洗化が進み貯水式水洗トイレの普
及は拡大の一途をたどつている。こうした中でト
イレを明るく、さわやかに衛生的に保持する手段
として、トイレ用芳香剤の設置やインタンク式の
トイレ洗浄剤の使用もまた拡大されつつある。し
かしながら、上記芳香剤とインタンク式トイレ洗
浄剤とを両方同時に使用することはスペース的、
経済的に不都合であり、芳香剤であり且つトイレ
洗浄剤でもあるという両機能を有する商品の開発
が強く望まれている実情にある。しかるに上記芳
香剤とは本来空気との接触により空間賦香をなし
得るものであり、一方洗浄剤は水との接触により
水中に溶解され、便器その他の洗浄効果を奏する
ものであり、両者は、本質的にその使用形態及び
機能を異にしており、之等に応じて夫々別個に調
製されており、単に之等を組み合せた所で両機能
即ち徐々に溶解して所望の洗浄効果を奏する機能
及び空気中に揮散して芳香性雰囲気とする機能を
同時に且つ充分に発揮させることは不可能であ
る。 本発明は、当業界で強く要望されている上記芳
香剤とトイレ洗浄剤との両機能を具備する新しい
洗浄芳香剤製品を提供することを目的とするもの
であり、この目的がエチレンオキサイドの付加モ
ル数が91〜230のポリオキシエチレンジステアレ
ート20〜78重量%、酸化ワツクス3〜22重量%及
び香料10〜38重量%を含有させた組成物により達
成されることを見い出し完成されたものである。 本発明の貯水式水洗トイレ用洗浄芳香剤組成物
は、上記特定成分の所定量を配合したことに基づ
いて、これを例えば貯水タンクの手洗部等に設置
して利用した際、フラツシングによる水洗時、一
定水量の水中に洗浄剤成分が一定濃度で溶出し、
これにより洗浄剤効果が奏されると共に、上記フ
ラツシング時以外は、組成物自体水と接触せず空
気中に露出されており、これにより空間賦香の目
的を効果的に達成できる。しかも実に驚くべきこ
とに繰返しフラツシングによつても組成物自体の
膨潤や崩壊流出がなく更に香料揮発性も全く阻害
されず、これが組成物中の香料含有率の高さと相
俟つて、芳香剤として充分な芳香を持続的に発揮
することができる。加えて本発明の組成物は上記
のように手洗部等に設置して用いるものであり、
使用が簡便で、インタンク式洗浄剤に見られるよ
うに重い陶器の蓋を持ち上げて設置する等の手数
を要しない利点がある。 本発明においては、エチレンオキサイドの付加
モル数が91〜230の範囲にあるポリオキシエチレ
ンジステアレートを第1の必須成分として用い
る。このポリオキシエチレンジステアレートにお
けるエチレンオキサイド付加モル数は、その配合
量と共に得られる洗浄芳香剤の溶解性及び成型性
を主として考慮して決定されたものであり、これ
が91より小さすぎる場合は溶解が早すぎ洗浄芳香
剤自体の浪費につながる。反対に230を越え大き
すぎる場合、それ自体の粘度が上昇し、組成物の
成型が困難となる。また上記ポリオキシエチレン
ジステアレートは、組成物全重量の20〜78%(重
量%、以下同じ)の範囲で用いられることが重要
であり、これが20%未満では得られる組成物の溶
解速度が早くなりすぎ、78%を越えると組成物の
膨潤が著しく、また香料の高含有率化が難かしく
なる。 本発明において第2の成分とする酸化ワツクス
とは、ワツクスの主成分である飽和炭化水素を薬
品又は高温下での空気酸化等により酸化したもの
である。その代表例としては例えば日本精蝋株式
会社製「NPS−6010」(硬質酸化ワツクス)、
「NPS−8070」(酸化パラフイン)、「NPS−9210」
(酸化ワツクス)、「OX−2151」(酸化ワツクスエ
ステル)等を例示することができる。該酸化ワツ
クスは主として本発明組成物のフロー、膨潤の防
止及び香料の高含有率化に寄与するものである。
その配合割合は、全重量の3〜22%がよい。3%
未満であると、上記効果を奏し難く、また22%を
越えると本発明組成物の調製の際加熱混合時の流
動性及び相溶性が悪くなり、使用時難溶性となり
塊状の残渣を生ずる不利がある。 本発明において第3の成分とする香料として
は、従来よりこの種芳香剤に使用されている各種
のものを1種単独で又は2種以上調合して用いる
ことができる。その具体例としては例えば天然植
物精油であるラベンダー、レモン油、ローズ油、
スペアミント油、グリーン油等、動物性香料であ
るムスク、シペツト等、合成香料であるアルデヒ
ド類、ケトン類、エステル類、之等の混合物等を
例示できる。上記香料の本発明組成物中への配合
量は、香料の種類や香りの強度等に応じて若干異
なるが、通常10〜38%の範囲とするのが好まし
い。上記香料の配合量が10%未満の場合、香りが
弱すぎる。38%を越え多量に配合する場合は、組
成物の常温固化が難しくなつてくると共に、組成
物自体の相溶性が低下し、フラツシング回数を多
くできない不利がある。 本発明組成物には、特に必須ではないが、通常
適当な色素を指示剤として配合することができ、
これにより該組成物自体の有効性の目安とするこ
とができる。該色素としては、水溶性の染料例え
ばメチレンブルー、シアニンブルー、青色1号等
を有利に利用できる。その配合割合は任意であり
色素の種類(色調、濃度)に応じて適宜決定でき
るが、通常全組成物100重量部に対して約10〜25
重量部とするのが適当である。 本発明組成物には、更に必要に応じて、公知の
消毒剤、殺菌剤、脱塩素剤等の添加剤を加えるこ
とができる。 本発明組成物は、通常以下の如くして混合調製
され適宜の剤型に賦形され実用される。即ちポリ
オキシエチレンジステアレートと酸化ワツクスと
をまず混合し、混合物を70〜80℃に加温、撹拌し
スラリー状を確認し、これに必要に応じ染料その
他の添加剤を撹拌しながら加える。スラリー状を
確認し、温度を60〜75℃に維持し、撹拌しながら
香料又はこれと他の添加剤を徐々に加えてスラリ
ー状を確認する。この混合物を任意の形状の型に
注入し冷却して固型の貯水式水洗トイレ用洗浄芳
香剤製品を得る。該製品の剤型は、製品の使用形
態に応じて適当に決定されるが、通常適当な大き
さの容器例えば皿状容器に収容した塊状固体形態
とされ、他にペレツト状、棒状、錠剤状等であつ
てもよい。上記製品は、例えば適当な通水孔及び
排水孔を有する装置に収容され、貯水タンクの手
洗部に設置して実用することができる。また上記
製品は例えば不織布等の通水通気性シート等で包
装して上記手洗部等に設置されてもよい。上記製
品の大きさも任意であり、その表面積(水との接
触面積)、使用期間等に応じて適当に決定され、
通常本発明組成物15gで約1ケ月前後の使用が可
能である。 以下に本発明を実施例及び実験例により詳細に
説明する。 実施例1−8及び18〜20 下記第1表に記載の割合割合で混合したポリオ
キシエチレンジステアレートと酸化ワツクスの混
合物を、70−80℃に加温し、撹拌しスラリー状を
確認してから、必要に応じ色素及び殺菌剤を撹拌
しながら加える。温度を60〜75℃に維持し撹拌し
ながら、香料を徐々に加えてスラリー状にする。
しかる後に任意形状の型に注入し、冷却固化さ
せ、本発明トイレ用洗浄芳香剤を得た。 比較例9〜17、21及び22 上記実施例と同様にして下記第1表に記載の比
較洗浄芳香剤を得た。 尚上記各実施例及び比較例で用いた各成分は以
下の通りである。即ち第1成分(エチレンオキサ
イドの付加モル数が91〜230のポリオキシエチレ
ンジステアレートとしては、日本油脂社製商品名
「ノニオンDS−60」を、第2成分(酸化ワツク
ス)としては、日本精蝋社製商品名「NPS−
9210」を、第3成分(香料)としては、高砂香料
社製調合香料、キンモクセイを、色素としては青
色1号を、殺菌剤としては塩化ベンザルコニウム
を夫々用いた。
【表】
【表】 実験例 1 各処方の15gの固型洗浄剤を直径=65mm、深さ
5mmのポリプロピレン容器に加温時注入、冷却固
化させ、10分間で1回の注排水(フラツシング)
を行なうように調整したピペツト洗浄塔(高さ=
64cm、直径=19cm)の排水と接触させ、洗浄芳香
剤が溶出してしまうまでのフラツシング回数及び
洗浄芳香剤のフロー性(ダレ)と膨潤性、洗浄芳
香剤の溶出液の濃度及び、溶出後の残渣について
評価した。結果を第2表に示す。 尚第2表中に記してある評価は下記基準によ
る。 常温固化:洗浄芳香剤の加熱成型後冷却し常温で
の固化の状態 〇…固化する ×…固化しない 流動性:加熱混合時の混合物の流動性 〇…良い △…やや劣る ×…劣る 相溶性:加熱混合時の混合物成分の相溶性 〇…良い ×…悪い 香りの強度:臭覚で判断 5…強い 4…やや強い 3…適当 2…
やや弱い 1…弱い フロー性:フラツシングを繰り返すことによつて
固型洗浄剤が水分を吸収し、流動性を有し
ダレを生じること 3…ほとんどなし 2…ややあり 1…あ
り 膨潤性:フラツシングを繰り返すことによつて固
型洗浄剤が水分を吸収し、膨潤すること 3…ほとんどなし 2…ややあり 1…あ
り 残 渣:溶出され難い物の残渣 0…なし 1…ややあり 総合評価:各評価を固型洗浄剤組成物としての総
合評価 〇…適 ×…不適
【表】
【表】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エチレンオキサイドの付加モル数が91〜230
    のポリオキシエチレンジステアレート20〜78重量
    %、酸化ワツクス3〜22重量%及び香料10〜38重
    量%含有させたことを特徴とする貯水式水洗トイ
    レ用洗浄芳香剤組成物。
JP23472483A 1983-12-12 1983-12-12 貯水式水洗トイレ用洗浄芳香剤組成物 Granted JPS60127400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23472483A JPS60127400A (ja) 1983-12-12 1983-12-12 貯水式水洗トイレ用洗浄芳香剤組成物

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JP23472483A JPS60127400A (ja) 1983-12-12 1983-12-12 貯水式水洗トイレ用洗浄芳香剤組成物

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Publication Number Publication Date
JPS60127400A JPS60127400A (ja) 1985-07-08
JPH0456879B2 true JPH0456879B2 (ja) 1992-09-09

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JPS60127400A (ja) 1985-07-08

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