JP6435169B2 - 鉄道車両用ボルスタ付き台車の側受 - Google Patents

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本発明は、鉄道車両用ボルスタ付き台車の側受に関する。
鉄道車両の台車として、ボルスタを車体と台車枠との間に設けたボルスタ付き台車が知られている。ボルスタ付き台車には、ダイレクトマウント方式又はインダイレクトマウント方式と呼ばれる種類がある。ダイレクトマウント方式の台車では、空気バネで接続された車体とボルスタに対して、台車の台車枠が旋回する。他方、インダイレクトマウント方式の台車では、空気バネで接続されたボルスタと台車枠とが一体となって、車体に対して旋回する。
このようなダイレクトマウント方式及びインダイレクトマウント方式の台車では、旋回抵抗を付与する側受が設けられる。ダイレクトマウント方式の台車では、台車枠の上面に設けられた側受が、車体と接続されたボルスタの下面に設けられた摺動部材と接触することによる摩擦力で旋回抵抗を付与する(例えば、特許文献1参照)。他方、インダイレクトマウント方式の台車では、台車枠と接続されたボルスタの上面に設けられた側受が、車体の下面に設けられる摺動部材と接触することにより旋回抵抗を付与している。
なお、旋回抵抗が大きくなると、車輪とレールとの横圧が増大するため、車輪のフランジの摩耗及び車輪フランジとレールとの擦れ合いによるきしり音の増大等が発生するおそれがある。そのため、側受と摺動部材との接触位置と、台車の旋回中心とを結ぶ旋回半径が短くなるように、側受及び摺動部材は、台車の旋回中心付近に設けられることが一般的である。また、レール幅に対して車体幅が大きいため、一般的に側受に対して空気バネが車幅方向外側に位置している。
特開2010−70000号公報
ここで、ボルスタ付き台車においては、車体荷重を受けたボルスタが撓む場合がある。特許文献1に示されるダイレクトマウント方式の台車では、車体と接続されたボルスタは、側受と接触する摺動部において下方から台車枠により支持される一方で、空気バネを介してボルスタの車幅方向両端部に車体荷重が上方から負荷される。これにより、支点となる摺動部に対して、空気バネを介してボルスタの車幅方向両端部に車体荷重が負荷されるため、ボルスタの車幅方向両端部が下向きに撓む。その結果、摺動部の下面は車幅方向外側よりも車幅方向内側の方が高くなるように傾斜する。
また、インダイレクトマウント方式の台車では、台車枠と接続されたボルスタの車幅方向両端部が空気バネにより下方から支持される一方で、ボルスタの上面に設けられた側受に車体荷重が上方から負荷される。これにより、支点となるボルスタの車幅方向両端部に対して、車幅方向内側に位置する側受に荷重が負荷されるため、ボルスタの車幅方向両端部が上向きに撓む。その結果、側受の上面は車幅方向内側よりも車幅方向外側の方が高くなるように傾斜する。
このように、ダイレクトマウント方式及びインダイレクトマウント方式の台車において、ボルスタが撓むと摺動部又は側受が傾斜し、側受と摺動部とが車幅方向外側で接触するため、旋回半径が大きくなり、旋回抵抗も増大する。
そこで本発明は、ボルスタ付きの鉄道車両用台車において、旋回抵抗の増大を抑制する好適な鉄道車両用台車の側受を提供することを目的とする。
本発明の一形態に係る鉄道車両用ボルスタ付き台車の側受は、車体に対してヨーイング方向に旋回する鉄道車両用台車において、ボルスタと台車枠との間又は前記車体と前記ボルスタとの間に配置されて旋回抵抗を付与する一対の側受であって、前記側受の摺動面は、水平面に対して傾斜した傾斜面部を有し、前記摺動面の頂点が車幅方向内側に位置する。
前記構成によれば、側受の摺動面は、上下方向に最も高い頂点が車幅方向内側に位置するように水平面に対して傾斜した傾斜面部を有しているため、ボルスタが撓んでも、側受が車幅方向外側の端部でのみボルスタ又は車体に設けた接触部材と接触することが回避され、側受の摺動面とボルスタ又は車体に設けた接触部材との接触位置が台車の旋回中心から大きく離れることが防止される。よって、台車の旋回中心と接触位置とを結ぶ旋回半径が増大することが防がれ、旋回抵抗の増大を抑制することができる。
本発明によれば、旋回抵抗の増大を抑制する好適な鉄道車両用ボルスタ付き台車の側受を提供することができる。
第1実施形態に係る側受を備える鉄道車両用ボルスタ付き台車を正面から見た模式図である。 図1に示す台車のボルスタを外した状態における平面図である。 (a)は、図1に示す側受及び接触部材の拡大図である。(b)は、図1に示すボルスタ及び台車枠が撓んだ状態における側受及び接触部材の拡大図である。 第2実施形態に係る側受を備える鉄道車両用ボルスタ付き台車の図1相当の図である。 第3実施形態に係る鉄道車両用ボルスタ付き台車の側受の正面図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について説明する。なお、同一の又は対応する要素には全ての図を通じて同一の符号を付して重複する詳細説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る側受6,7を備えた鉄道車両用ボルスタ付き台車1を正面から見た模式図である。図2は、図1に示す台車1のボルスタ4を外した状態における平面図である。図1に示すように、第1実施形態のボルスタ付き台車1は、車体2を支持し、空気バネ3を介して車体2に接続されるボルスタ4と、ボルスタ4の下方に設けられた台車枠5と、ボルスタ4と台車枠5との間に配置された一対の側受6,7と、車軸23と車輪24とを有する輪軸20と、軸受を介して輪軸20を回転自在に支持する軸箱22とを備えている。即ち、本実施の形態のボルスタ付き台車1は、いわゆるダイレクトマウント方式の台車である。
ボルスタ4は、車幅方向に延び、その車幅方向両端部における上面4aには、一対の空気バネ3が設けられている。これにより、ボルスタ4の車幅方向両端部には、空気バネ3を介して車体荷重が上方から伝達される。
また、ボルスタ4の下面4bには、その車幅方向中心部から下方に突出した中心ピン8と、中心ピン8の車幅方向両側に配置され、台車枠5上面の側受6,7に接触する一対の接触部材9とが設けられている。中心ピン8の下部は、台車枠5の車幅方向中央部に鉛直軸線周りに回動自在に嵌合している。一対の接触部材9は、ボルスタ4の上面4aに設けられた空気バネ3に対して、上下方向反対側の下面4bに設けられている。接触部材9は、空気バネ3よりも車幅方向内側に設けられている。接触部材9には、例えば、ステンレス等の金属製の板材が用いられる。側受6,7は、ボルスタ4の接触部材9と摺動することによる摩擦力で台車1に旋回抵抗を付与しており、台車1の蛇行動を抑制している。側受6,7は、軸バネ21よりも車幅方向内側に配置されている。側受6,7の詳細な形状については、後述する。
図2に示すように、台車枠5は、車幅方向に延びる横ばり51と、車両長手方向に延びる一対の側ばり52とを有している。側ばり52は、横ばり51に溶接等で固定されている。横ばり51の上面51aには、中心ピン8の下部が回動自在に嵌合される嵌合部51bが設けられている。本実施の形態では、嵌合部51bは、横ばり51に形成された上下方向に延びる円筒状の空間であり、その嵌合部51bに中心ピン8が上方から挿入されている。これにより、台車枠5は、ボルスタ4に対して、旋回可能となる。ここでは、横ばり51の嵌合部51bの中心を、台車1の旋回中心Oとする。一対の側受6,7はそれぞれ、旋回中心Oに対して車幅方向に離間して配置されている。
上記構成では、車体荷重の増大により、ボルスタ又は横ばりに撓みが生じる場合がある。かかる撓みにより、接触部材又は側受が傾斜するため、従来の構造では、側受の表面に偏摩耗が発生してしまう。そこで、以下に説明するとおり、本実施の形態の側受6,7は、偏摩耗を抑制した構成としている。
図3(a)は、図1に示す側受6及び接触部材9の拡大図である。図3(b)は、図1に示すボルスタ4及び台車枠5が撓んだ状態における側受6及び接触部材9の拡大図である。なお、本実施の形態では、一対の側受6,7は、台車1の旋回中心を基準にして対称な形状であるので、以下では、主に側受6の形状について説明する。
図3(a)に示すように、ボルスタ4側の接触部材9の接触面9aと、台車枠5側の側受6の摺動面60とは、互いに接触、摺動し、車体荷重を受けて台車1に旋回抵抗を付与する。本実施の形態において、接触部材9の接触面9aは、ボルスタ4の下面4bと平行な平面であるが、台車枠5側の側受6の摺動面60は、傾斜面部61を有する構成とし、上下方向に最も高い位置にある頂点60aが車幅方向内側に位置するように、水平面Hに対して所定角度θだけ傾斜している。即ち、摺動面60は、車幅方向外側の端部60bから頂点60aに向けて上方に傾斜する平面状の傾斜面部61と、傾斜面部61の車幅方向内側に連続し且つ上方に向けて凸形状の曲面部62と、曲面部62の車幅方向内側に連続し且つ車幅方向内側に向けて下方に傾斜する曲面状の傾斜面部63とを有している。なお、傾斜面部61は、摺動面60の車幅方向外側の端部60bから摺動面60の車幅方向中心を超えて車幅方向内側まで形成されている。また、曲面部62には、その曲面部62の車幅方向中間部分に頂点60aが設けられている。側受6は、例えば、側受擦り板として一般的に用いられている摩擦部材を予め加工することにより形成される。
このような構成により、側受6の摺動面60と、接触部材9の接触面9aとの接触面積を増大させて、側受6の偏摩耗を抑制することができる。即ち、図3(b)に示すように、車体荷重が増大し、ボルスタ4の車幅方向両端部が下向きに撓むと、ボルスタ4の下面4bが、車幅方向外側よりも車幅方向内側の方が高くなるように角度θ2だけ傾斜する。それにより、接触部材9の接触面9aも、角度θだけ傾斜する。また、台車枠5においても、負荷される車体荷重が増大し、横ばり51の車幅方向両端部が上向きに撓むと、横ばり51の上面51aが、車幅方向内側よりも車幅方向外側の方が高くなるように角度θ3だけ傾斜する。それにより、側受6,7の摺動面60も、角度θ3だけ傾斜する。そこで、側受6の摺動面60は、傾斜面部61を有しているため、側受6は摺動面60において接触部材9と面接触しやすくなる。
また、従来の構成では、車体荷重が増大し、ボルスタ4及び台車枠5が撓むと、側受6と接触部材9との接触点と、側受7と接触部材9との接触点との距離が増大し、旋回抵抗が増大するという問題がある。これに対して、本実施の形態では、上記構成により、側受6、7と接触部材9との接触点は、側受6、7の車幅方向中央部となり、接触点の距離が増大することなく、旋回抵抗の増大を抑制することができる。即ち、図3(a)に示すように、車体荷重が小さい場合においては、側受6の摺動面60に対して接触部材9から負荷される荷重の中心位置(即ち、側受6の摺動面60における接触部材9との接触領域の車幅方向の中心)が、摺動面60の車幅方向中心よりも車幅方向内側となる。つまり、車体荷重が小さい場合において、側受6と接触部材9との摺動領域の車幅方向中心の位置(図3(a)では頂点60aの位置)が、従来よりも車幅方向内側に位置することになる。
更に、図3(b)に示すように、車体荷重が大きい場合においては、側受6の摺動面60に対して接触部材9から負荷される荷重の中心位置(即ち、側受6の摺動面60における接触部材9との接触領域の車幅方向の中心)が、摺動面60の車幅方向外側の端部60bよりも車幅方向内側となる。つまり、車体荷重が大きい場合において、側受6と接触部材9との摺動領域の車幅方向中心の位置(図3(b)では傾斜面部61の車幅方向中心の位置)が、従来よりも車幅方向内側に位置することになる。
側受6の傾斜面部61が水平面Hに対して傾斜する角度θ1は、ボルスタ4の下面4bが傾斜する角度θ2や横ばり51の上面51aが傾斜する角度θ3の値を基準に設定されている。ボルスタ4の下面4bが傾斜する角度θ2及び横ばり51の上面51aが傾斜する角度θ3は、設計時に決定される想定乗車率(例えば、乗車率100%)のときに生じる車体荷重から算出される。即ち、側受6の傾斜面部61が水平面Hに対して傾斜する角度θ1は、前記想定乗車率のときに側受6と接触部材9との摺動面積が最大となるように、ボルスタ4の下面4bが傾斜する角度θ2及び横ばり51の上面51aが傾斜する角度θ3から設定される。
なお、本実施の形態では、台車枠5において、車体荷重を受ける側受6,7と台車枠5を支持する軸バネ21との間の車幅方向における距離が、ボルスタ4において、車体荷重を受ける空気バネ3とボルスタ4を支持する接触部材9との間の車幅方向における距離よりも小さいので、台車枠5の撓み量はボルスタ4の撓み量に比べて小さく、横ばり51の上面51aが傾斜する角度θ3もボルスタ4の下面4bが傾斜する角度θ2よりも小さい。
このような構成により、側受6の摺動面60では、頂点60aが車幅方向内側に位置しているため、ボルスタ4及び台車枠5が撓んでも、側受6が車幅方向外側の端部60bでのみボルスタ4と接触することが回避され、側受6とボルスタ4との接触位置が台車1の旋回中心Oから大きく離れることが防止される。よって、台車1の旋回中心Oと接触位置とを結ぶ旋回半径が増大することを防ぎ、旋回抵抗の増大を抑制することができる。これにより、車輪24とレールとの横圧の増大も抑制されるため、車輪24のフランジの摩耗及び車輪24との擦れ合いによるきしり音の増大といった不具合が発生することを防止できる。
また、ボルスタ4及び台車枠5が撓んだ場合に側受6が接触部材9と面接触し、摺動面積が増大するので、側受6の偏摩耗を抑制することができる。
また、側受6は、上下方向に最も高い頂点60aを含む曲面部62を有していることから、図3(a)に示すように車体荷重が大きくない場合において、車体荷重の変動に応じて、接触部材9との接触位置を曲面部62により分散させやすくなり、側受6の偏摩耗を抑制することができる。
(第2実施形態)
図4は、第2実施形態に係る鉄道車両用台車11(以下、台車11と呼ぶ。)の図1相当の図である。第1実施形態に係る台車1はダイレクトマウント方式であったのに対して、第2実施形態に係る台車11は、インダイレクトマウント方式である点で異なる。以下では、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して説明を省略する。
図4に示すように、台車11では、空気バネ13は、ボルスタ14と台車枠15とを接続している。また、車体12は、その下面において、中心ピン18と、中心ピン18の車幅方向両側に配置された一対の接触部材19とを有している。車体12は、中心ピン18を介してボルスタ14に結合されている。車体12と結合したボルスタ14は、中心ピン18を中心として旋回可能となる。このように、台車11では、空気バネ13を介して互いに接続されたボルスタ14及び台車枠15が、車体12に対してヨーイング方向に旋回する。
一対の側受6,7は、車体12とボルスタ14との間に設けられている。側受6,7は、車体12の接触部材19に対向して、摺動可能に接触している。
次に、台車11においてボルスタ14が撓む現象について説明する。ボルスタ14には、側受6,7を介して車体荷重が伝達される。また、ボルスタ14の車幅方向両端部は、空気バネ13で下方から支持されている。ここで、ボルスタ14において、空気バネ13が支持する領域の中心位置に対して、車体荷重が負荷される側受6,7が車幅方向内側に設けられている。これにより、ボルスタ14の支点よりも車幅方向内側に位置する側受6,7に車体荷重が負荷されるため、ボルスタ14の車幅方向両端部が上向きに撓む。
なお、側受6,7の形状は、第1実施形態と同様であり、側受6,7の上面(接触部材19との摺動面)は、予め水平面に対して傾斜した傾斜面部を有しており、その頂点は車幅方向内側に位置している。即ち、側受6,7の傾斜面は、ボルスタ14が撓んだ場合に傾斜する向きとは逆方向に予め傾斜している。
以上に説明した構成によれば、インダイレクトマウント方式の台車11においても、第1実施形態と同様に、旋回抵抗の増大を抑制することができるとともに、側受6,7の偏摩耗を抑制することができる。
(第3実施形態)
図5は、第3実施形態に係る鉄道車両用台車の側受106の正面図である。第3実施形態に係る鉄道車両用台車の側受106は、第1実施形態に係る鉄道車両用台車の側受6の形状の一部を変形したものである。
図5に示すように、本実施の形態の側受106では、接触部材との摺動面160は、平面状の傾斜面部161とし、車幅方向外側の端部160bから車幅方向内側の端部160aに向けて上方に傾斜している。即ち、側受106の摺動面160の頂点160aは、摺動面160の車幅方向内側の端部に設けられている。
以上に説明した構成によれば、側受106の摺動面160は、平面状の傾斜面部161のみを有しているので、側受106を製造する際に、摺動面160の加工作業が容易となり、生産性に優れている。なお、側受106は、ダイレクトマウント方式の台車の場合には、横ばりの上面に設けられるが、インダイレクトマウント方式の台車の場合には、ボルスタの上面に設けられる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加、又は削除することができる。前述した各実施形態では、側受6,106の傾斜面部61,161は、平面状としたが、上方に凸な曲面状としてもよい。側受6,106の摺動面の全体が、上方に向けて凸形状の曲面であってもよい。前述の実施形態では、側受6,7が、軸バネ21よりも車幅方向内側に設けられていたが、車幅方向において、軸バネ21と同じ位置に設けられてもよい。即ち、側受6,7は、車幅方向位置において側ばり52と同じ位置に設けられてもよい。この構成では、台車枠5の横ばり51において、軸バネ21に下方から支持され支点となる車幅方向両端部に対して、車体荷重が伝達される側受6,7が、車幅方向において同じ位置に設けられるので、横ばり51は撓みにくく、ボルスタ4の撓みのみを考慮して傾斜面部61の角度θ1を設定してもよい。
また、前述の実施形態では、横ばり51は、側ばり52及び軸バネ21を介して軸箱22により下方から支持されていたが、軸バネ21に限らず他のバネによって下方から支持されてもよい。例えば、台車枠から側ばりを無くし、横ばりが板バネを介して軸箱により下方から支持される構成としてもよい。また、側受6,7は、台車枠5の横ばり51又はボルスタ14に直接取り付けられていたが、他の部材を介して間接的に取り付けられてもよい。
1,11 鉄道車両用ボルスタ付き台車
2,12 車体
4,14 ボルスタ
5,15 台車枠
6,7,106 側受
60a,160a 頂点
60,160 摺動面
61,161 傾斜面部
62 曲面部
60b,160b 端部
H 水平面

Claims (3)

  1. 車体に対してヨーイング方向に旋回する鉄道車両用ボルスタ付き台車において、ボルスタと台車枠との間又は前記車体と前記ボルスタとの間に配置されて旋回抵抗を付与する鉄道車両用ボルスタ付き台車の側受であって、
    前記側受の摺動面は、水平面に対して傾斜した傾斜面部を有し、前記摺動面の頂点が前記摺動面の車幅方向中心よりも車幅方向内側に位置する、鉄道車両用ボルスタ付き台車の側受。
  2. 前記摺動面は、上方に向けて凸形状の曲面部を有し、
    前記曲面部は、前記頂点を含む、請求項1に記載の鉄道車両用ボルスタ付き台車の側受。
  3. 前記傾斜面部は、車幅方向外側の端部から前記頂点に向けて傾斜する平面を含む、請求項1又は2に記載の鉄道車両用ボルスタ付き台車の側受。
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