JPH1080470A - 消臭性ポリマーフィルム及びシート状消臭材 - Google Patents

消臭性ポリマーフィルム及びシート状消臭材

Info

Publication number
JPH1080470A
JPH1080470A JP8222173A JP22217396A JPH1080470A JP H1080470 A JPH1080470 A JP H1080470A JP 8222173 A JP8222173 A JP 8222173A JP 22217396 A JP22217396 A JP 22217396A JP H1080470 A JPH1080470 A JP H1080470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
deodorant
polymer film
polymer
sheet
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8222173A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ayukawa
洋 鮎川
Yorinobu Takamatsu
頼信 高松
Eiji Mizuno
英二 水野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
3M Co
Original Assignee
Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Minnesota Mining and Manufacturing Co filed Critical Minnesota Mining and Manufacturing Co
Priority to JP8222173A priority Critical patent/JPH1080470A/ja
Priority to PCT/US1997/014293 priority patent/WO1998007454A1/en
Publication of JPH1080470A publication Critical patent/JPH1080470A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/015Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone
    • A61L9/04Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone using substances evaporated in the air without heating
    • A61L9/12Apparatus, e.g. holders, therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/01Deodorant compositions

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 収納空間を最大限に利用すること、および、
臭気源に近接させて配置し、消臭効果を高めることを可
能にする、消臭性ポリマーフィルム及びシート状消臭材
を提供すること。 【解決手段】 (a)消臭性官能基を分子内に有する消
臭性エチレン性不飽和モノマー10〜99重量%と消臭
性官能基を有しない親水性エチレン性不飽和モノマー1
〜90重量%とを含むモノマー成分を重合してなる消臭
性ポリマー30〜100重量%;および(b)消臭性ポ
リマーと相溶した水0〜70重量%;を含有する消臭性
ポリマーフィルムにおいて、該消臭性ポリマーが架橋さ
れており、該ポリマーフィルムが常温で固体状である消
臭性ポリマーフィルム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、臭気物質を捕捉す
ることにより消臭作用を発揮する消臭性ポリマーフィル
ム、及びこれを有するシート状消臭材に関する。
【0002】
【従来の技術】消臭性物質は酸性官能基のような消臭性
官能基を有し、臭気物質を捕捉及び中和して消臭作用を
発揮する。そして、消臭性物質が消臭作用を発揮するた
めには消臭性物質と水とが常に接触することにより上記
中和反応が効果的に生じることを要する。従って、一般
に、消臭材は、このような消臭性物質、および消臭性物
質と接触状態にある水を必須成分として含有する。水
は、消臭材に直接含有されるか、または、吸湿作用を持
つ親水性成分を消臭材に含ませることにより供給され
る。
【0003】特開昭62−237924号公報には、ポ
リビニルアルコールを出発物質として形成した親水性ポ
リマー繊維の表面を、硫酸処理してスルホン酸基を導入
した陽イオン交換繊維を用いた消臭材が開示されてい
る。
【0004】中和反応を利用した消臭方法では、消臭作
用が大きくするためには消臭性官能基の量を増大させる
必要がある。そして、繊維表面に消臭性物質を含むタイ
プの消臭材では、消臭性官能基の量を増大させるために
は繊維の量も増やす必要がある。その結果、高い消臭作
用を有する消臭材は、必然的に嵩高くなる。
【0005】その様な嵩高い消臭材を、冷蔵庫、タン
ス、靴箱等の比較的狭く限られた収納空間内に配置する
と、収納空間の利用が非効率となる。また、ゴミ箱やト
イレの便器等の容器内部にある臭気を消臭する場合、消
臭効果を高めるために、それらの使用を妨げることなく
消臭材料を臭気源に近接させて配置することは困難であ
る。
【0006】特開平4−239504号公報には、親水
性ポリマーを20重量%程度含有する水性ゲルと、低分
子量の消臭性物質からなる消臭材が開示されている。
【0007】この消臭材は、消臭性物質の含有量を高め
るためにできるだけ多くの水を保持する必要がある。従
って、上記の親水性ポリマーはゼリー(jelly)状であ
り、ゲル中の親水性ポリマーの含有量も低い。他方、空
気等の気体中に漂う臭気物質を効果的に捕捉するために
は、その気体との接触面積を大きくする必要がある。
【0008】ここで、上記の水性ゲルは充分に架橋され
ておらず、ゼリー状であり成形能に乏しいため、例え
ば、フィルム状に成形してもその形状を安定に保てな
い。従って、周囲の気体との接触面積を大きくするため
には、その容積を大きくすることが必要となる。
【0009】すなわち、上述のようなゼリー状消臭材
も、消臭効果を高めるためには、繊維状消臭材の場合と
同様に嵩高くなり、収納空間を効率良く利用すること、
および、消臭材を含有する容器を臭気源に近接させて配
置し、消臭効果を高めることは困難である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題を解決するものであり、その目的とするところは、収
納空間を最大限に利用すること、および、臭気源に近接
させて配置し、消臭効果を高めることを可能にする、消
臭性ポリマーフィルム及びシート状消臭材を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、(a)消臭性
官能基を分子内に有する消臭性エチレン性不飽和モノマ
ー10〜99重量%と消臭性官能基を有しない親水性エ
チレン性不飽和モノマー1〜90重量%とを含むモノマ
ー成分を重合してなる消臭性ポリマー30〜100重量
%;および(b)水0〜70重量%;を含有する消臭性
ポリマーフィルムにおいて、該消臭性ポリマーが架橋さ
れており、該ポリマーフィルムが常温で固体状である消
臭性ポリマーフィルムを提供するものであり、そのこと
により上記目的が達成される。
【0012】本明細書において、「消臭性エチレン性不
飽和モノマー」、「消臭性官能基を有しない親水性エチ
レン性不飽和モノマー」および「2個以上のエチレン性
不飽和結合を有するモノマー」のような「モノマー」と
いう用語は、エチレン性不飽和結合を分子内に有する共
重合可能な化合物の総称を意味する。すなわち、この
「モノマー」という用語には、通常の低分子量のモノマ
ーだけでなくオリゴマーおよびポリマーをも含めるもの
とする。これらのモノマーの好適例等については後述す
る。
【0013】本発明の消臭性ポリマーフィルムは、消臭
性ポリマーと、必要に応じて消臭性ポリマーと相溶した
状態の水とを含む。消臭性ポリマーは、消臭性エチレン
性不飽和モノマーを必須成分として含み、必要に応じ
て、消臭性官能基を有しない親水性エチレン性不飽和モ
ノマー、2個以上のエチレン性不飽和結合を分子内に有
するモノマー及びその他のモノマーを含むモノマー混合
物の共重合体である。
【0014】消臭性エチレン性不飽和モノマーとは、消
臭性官能基とエチレン性不飽和結合とを分子内に有する
モノマーをいう。これは、一般に分子量65〜1,00
0、好ましくは70〜300の化合物である。
【0015】消臭性官能基とは、臭気物質を捕捉及び中
和して消臭作用を発揮する官能基をいう。一般に、この
官能基は、臭気物質が塩基性の場合は酸性の官能基、臭
気物質が酸性の場合は塩基性の官能基である。たとえ
ば、臭気物質が塩基性のアミン系化合物の場合、消臭性
官能基は、スルホン酸基、リン酸基、カルボキシル基、
及びこれらの金属塩が有効である。官能基が金属塩を形
成する場合、銅、鉄、亜鉛等の金属が一般に用いられ
る。また、臭気物質がカルボン酸の場合は、消臭性官能
基はアミノ基が有効である。
【0016】消臭性エチレン性不飽和モノマーの例に
は、2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸、(メタ)アクリルアミドアルキルスルホン酸、
スチレンスルホン酸、リン酸2−(メタ)アクリロキシエ
チル及びこれらの金属塩が挙げられる。特に好ましいも
のは2−(メタ)アクリルアミド−2−メチルプロパンス
ルホン酸のような(メタ)アクリルアミドアルキルスルホ
ン酸である。
【0017】本発明の消臭性ポリマーを調製するため
に、消臭性エチレン性不飽和モノマーは10〜99重量
%、好ましくは12〜90重量%、更に好ましくは15
〜80重量%の量で用いられる。消臭性エチレン性不飽
和モノマーの使用量が10重量%を下回ると消臭性能が
悪くなる。
【0018】消臭性官能基を有しない親水性エチレン性
不飽和モノマーとは、消臭性官能基以外の親水性部分と
エチレン性不飽和結合とを分子内に有するモノマーをい
う。これは、消臭性ポリマー分子内に組み込まれた時
に、同じ分子内に共存する消臭性官能基が水(空気中か
らの水分など)に常に接触する様にし、中和反応が効果
的に起こる様に機能する化合物である。消臭性官能基を
有しない親水性エチレン性不飽和モノマーは、一般に分
子量65〜1,500、好ましくは70〜1,300の化
合物である。
【0019】親水性部分の具体例としては、水酸基、ポ
リエチレングリコール部分、アミノ基、アミド基、カル
ボキシル基等が挙げられる。好ましいものは、ポリエチ
レングリコール部分及びアミド基のような水に溶解した
時に実質的にイオン解離を生じない非イオン性部分であ
る。
【0020】消臭性官能基を有しない親水性エチレン性
不飽和モノマーの例には、数平均分子量約200〜80
0のメチルポリエチレングリコール(メタ)アクリレー
ト、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、アクリ
ルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、分子内に
(メタ)アクリル基を有するポリビニルアルコール等が挙
げられる。好ましいものは、数平均分子量約400〜6
00、特に約490のメチルポリエチレングリコール
(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アク
リレート、アクリルアミド及びN,N−ジメチルアクリ
ルアミドである。
【0021】本発明の消臭性ポリマーを調製するため
に、消臭性官能基を有しない親水性エチレン性不飽和モ
ノマーは1〜90重量%、好ましくは5〜85重量%、
更に好ましくは10〜80重量%の量で用いられる。消
臭性官能基を有しない親水性エチレン性不飽和モノマー
の使用量が1重量%を下回ると吸水性が低下して、消臭
性能が低下し、90重量%を上回ると消臭性官能基の濃
度が低下して、消臭性能が低下する。また、このモノマ
ーの量が少なすぎると、フィルムの可撓性が低下し、ま
たはモノマー混合物の塗布特性が低下する傾向がある。
【0022】フィルムの可撓性が低下すると、これを裁
断、撓曲等する加工が困難となる。また、フィルムの塗
布特性が低下すると、例えば、モノマー混合物をフィル
ム上に塗布する際にはじき等の不具合が生じ、塗膜が形
成できない場合がある。
【0023】このような、消臭性官能基を有しない親水
性エチレン性不飽和モノマーと消臭性エチレン性不飽和
モノマーとは、後述するような方法で共重合することに
より消臭性ポリマーとされる。
【0024】本発明の消臭性ポリマーは架橋されたもの
であることが好ましい。消臭性ポリマーを架橋すること
により重合後の消臭性ポリマーの機械的強度が高まり、
フィルム形状を維持することが可能となる。また、その
ことにより、消臭性ポリマーフィルム中に水を含む場
合、保水効果が高められ、消臭作用の経時安定性が高め
られる。
【0025】消臭性ポリマーを架橋するためには、通常
2個以上のエチレン性不飽和結合を分子内に有するモノ
マー(以下、「架橋剤モノマー」という。)を用いる。
架橋剤モノマーは、一般に分子量150〜1,500、
好ましくは170〜1,300の化合物である。
【0026】架橋剤モノマーの例には、1,6−ヘキサ
ンジオールジアクリレート、ジエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレートが挙げられる。特に好ましいものは1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート及びジエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレートである。
【0027】架橋剤モノマーは消臭性ポリマー100重
量部に対して0.1〜10重量部、好ましくは0.2〜
7重量部、更に好ましくは0.5〜5重量部の量で用い
られる。架橋剤モノマーの使用量が0.l重量部を下回
ると消臭性ポリマーの強度が低くなってフィルム状に成
形することが困難となり、10重量部を上回ると、消臭
作用が低下するおそれがある。
【0028】架橋剤モノマーは、消臭性ポリマーの重合
時にモノマー混合物に添加することもできるが、消臭性
ポリマーの重合後に架橋剤モノマーを更に反応させても
よい。
【0029】また、他の実施形態では、消臭性ポリマー
は架橋剤モノマーを用いないで架橋される。その場合
は、消臭性ポリマーに含まれる官能基間にイオン架橋構
造が形成される。イオン架橋とは、水を媒介とするイオ
ン結合が上記極性基間に形成され、そのイオン結合によ
り消臭性ポリマーが架橋されることをいう。
【0030】例えば、スルホン酸およびスルホン酸金属
塩のような強酸性モノマーを使用して消臭性ポリマーを
調製し、適量の水を消臭性ポリマーに含ませた場合にこ
のようなイオン架橋構造が得られる。
【0031】この場合、水の量は、消臭性ポリマーフィ
ルム中に5〜70重量%、好ましくは7〜65重量%、
さらに好ましくは10〜60重量%とする。
【0032】消臭性ポリマーフィルム中に必要に応じて
含有される水は消臭性官能基と臭気物質との間に生じる
中和反応を促進する。特に、消臭性ポリマーフィルム全
体の厚みが比較的厚い場合(例えば、50μm以上)、
水は臭気物質がフィルム内部へ浸透する作用を助ける。
その結果、フィルムの消臭性が向上する。
【0033】本発明の消臭性ポリマーフィルムは、消臭
性ポリマー及び水の他にも種々の成分を含みうる。例え
ば、消臭性ポリマーの親水性を補助するための非重合性
の親水性物質や種々の添加剤等が挙げられる。
【0034】非重合性の親水性物質としては、炭素数5
〜12の脂肪族アルコール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、グリセリン等の多価アルコール、こ
れら多価アルコールの縮合物、界面活性剤などを挙げる
ことができる。モノマー混合物が消臭作用に有効な量で
非重合性の親水性物質を含む場合、消臭性官能基を有し
ない親水性エチレン性不飽和モノマーの配合を省略する
ことができる。非重合性の親水性物質は、消臭性ポリマ
ーフィルムを基準にして、一般に1〜40重量%、好ま
しくは5〜30重量%の量で含有される。
【0035】その他の添加剤としては、紫外線吸収剤、
酸化防止剤、充填剤、着色剤、可塑剤等が挙げられる。
【0036】本発明の消臭性ポリマーフィルムは、たと
えば、次の様にして調製できる。まず、所定量の消臭性
エチレン性不飽和モノマー、消臭性官能基を有しない親
水性エチレン性不飽和モノマー、架橋剤モノマー、及び
非重合性の親水性物質及び種々の添加剤のようなその他
の成分を含有するモノマー混合物を調製する。モノマー
混合物には、光重合開始剤、連鎖移動剤及び連鎖停止剤
のような重合制御剤も必要に応じて含有させる。
【0037】重合溶媒として適量の水を用いてもよい。
モノマーの重合が進行しても反応物の流動性が維持され
るため、得られるポリマーの重合度が高まるからであ
る。その結果、消臭性ポリマーフィルムの機械的強度も
高まる。また、水は人体に無害であり、重合後に消臭性
ポリマーフィルムから除去する必要が無く、乾燥工程が
不要となる。従って、重合溶媒として水を用いることは
製造コストの面からも好ましい。
【0038】次いで、モノマー混合物を基材の上に、所
定の厚み、典型的には10μm〜5mm、になる様に塗
布する。基材としては、プラスチックフィルム、繊維質
シート等を用いうる。その後、その塗膜を重合させて消
臭性ポリマーフィルムとする。
【0039】重合は、加熱または放射線により行うこと
ができる。成形のために用いた基材は、重合後消臭性ポ
リマーフィルムから剥離してよいが、そのままシート状
消臭材の支持基材として用いてもよい。
【0040】又は、たとえば、紙、不織布、布帛等の繊
維を含んでなる多孔質シートにモノマー混合物を含浸さ
せ、その後、これを重合させてシート状にしてシート状
消臭材としてもよい。
【0041】ポリマーを比較的高密度で架橋し、重合後
も残存する溶媒量を少なくする等の方法により、本発明
の消臭性ポリマーフィルムは、一般に、常温(約25
℃)で固体状とすることが好ましい。これにより、ゼリ
ー状の消臭材と異なり、それを収容するためのビン等の
比較的嵩高い容器を使用する必要なく、所望の場所に配
置できる消臭性ポリマーフィルムが得られる。
【0042】消臭性ポリマーフィルムは、消臭性ポリマ
ーを、一般に30〜100重量%、好適には40〜99
重量%、特に好適は50〜95重量%含有する。消臭性
ポリマーの含有量が30重量%を下回るとフィルムの機
械的強度が低下し、加工や取り扱いが困難になる。
【0043】消臭性ポリマーフィルムは、このフィルム
全体を基準にして10〜90重量%、好適には20〜8
0重量%の量で消臭性エチレン性不飽和モノマーを含有
することが好ましい。消臭性エチレン性不飽和モノマー
の含有量が10重量%を下回ると消臭性ポリマーフィル
ムの消臭性能が悪くなり、90重量%を上回るとフィル
ムの可撓性が低下し、塗布特性が低下する。
【0044】また、消臭性エチレン性不飽和モノマーの
含有量が多すぎる場合、次のような問題も生じる。例え
ば、消臭性官能基がスルホン酸基やリン酸基の様な酸性
基で、消臭性ポリマーフィルムを使用する際にそれを収
納する袋状の容器又はそれが積層される支持基材が繊維
質シートからなる場合、経時で繊維質が変質するおそれ
がある。また、消臭性ポリマーフィルムを、直接、また
は比較的薄い繊維質シートを介して金属表面に取り付け
た場合、金属の腐食が生じるおそれがある。
【0045】消臭性ポリマーフィルムは、一般に、10
μm〜5mm、好ましくは50μm〜4mmの厚さに成
形する。消臭性ポリマーフィルムの厚さが10μmを下
回ると取り扱いが困難となり、5mmを上回るとフィル
ムの可撓性が低下するおそれがある。
【0046】消臭性ポリマーフィルムを支持基材上に設
けることにより本発明のシート状消臭材が得られる。支
持基材は、主として消臭性ポリマーフィルムを補強する
ために用いられる。例えば、ポリエステル、ポリ塩化ビ
ニル、アクリル樹脂、ポリウレタン及びポリカーボネー
トのようなプラスチックフィルム、アルミ箔のような金
属箔、及び紙、不織布、布帛のような繊維質シートを支
持基材として用いうる。
【0047】支持基材の厚さは、用いる材料の特性に依
存して適宜決定される。例えば、プラスチックフィルム
の場合は、通常10μm〜2mm、好適には20μm〜
1mm、金属箔の場合は、通常5μm〜1mm、好まし
くは10μm〜800μm、繊維質シートの場合は、通
常10μm〜3mm、好ましくは50μm〜2mmであ
る。支持基材が薄すぎると補強効果に乏しく、反対に厚
すぎると、省スペース効果が低下する。
【0048】
【作用】本発明のシート状消臭材は、上記の様な消臭性
ポリマーフィルムを有し、臭気物質を含む気体(通常は
空気)と、消臭作用を発揮するのに十分な接触面積(例
えば、4cm2以上)で接触する。これにより、比較的
軽量でありながら、優れた消臭作用を発揮する。したが
って、収納空間を最大限に利用すること、および、臭気
源に近接させて配置して消臭効果を高めることを可能に
する。
【0049】また、本発明の消臭性ポリマーフィルムで
は、消臭性官能基がポリマー分子に直接結合しているの
で、消臭作用が安定して発揮される。すなわち、低分子
量の消臭性物質を消臭材中に比較的多量に含む場合の様
な、その物質の浸出、揮散等による消臭作用の低下は起
こらない。また、浸出した消臭性物質による、収納庫の
内側面等の備え付け場所の汚染も生じない。
【0050】
【発明の実施の形態】本発明のシート状消臭材の好まし
い一態様では、消臭性ポリマーフィルムの少なくとも1
つの主要表面が、臭気物質を透過せしめる通気性シート
で被覆される。通気性シートは、消臭性ポリマーフィル
ムの消臭作用を損うこと無く消臭性ポリマーフィルムの
表面の汚損を防止する。また、消臭性ポリマーフィルム
が強酸性または強塩基性の化合物を含む場合、人体や金
属に直接触れない様にして使用することができる。
【0051】被覆の手段は、当業者に周知である。たと
えば、消臭性ポリマーフィルムと通気性シートとを、接
着剤やフォーム状の粘着テープで貼り付ける方法、圧着
する方法、超音波によりスポット融着する方法等を挙げ
ることができる。
【0052】通気性シートの厚みは、通常10μm〜3
mm、好適には50μm〜2mm、特に好適には75μ
m〜1mmの範囲である。薄すぎると、上記保護材料と
して機能が不十分になるおそれがあり、反対に厚すぎる
と、消臭作用が低下する傾向がある。
【0053】通気性シートの密度は、通常0.1〜1.
0g/cm3 、好適には0.2〜0.9g/cm3 、特
に好適には0.3〜0.8g/cm3 の範囲である。密
度が高すぎると、消臭作用が低下するおそれがあり、反
対に密度が低すぎると、保護機能が低下する。
【0054】通気性シートの例には、紙、不織布、布帛
(クロス)等の繊維質シート、および多孔質ポリマーフ
ィルム等の非繊維質シートが挙げられる。繊維質シート
を用いるとシート状消臭材を軽量化することもできる。
【0055】通気性シートを消臭性ポリマーフィルムの
両面に設けてシート状消臭材としても良い。その際に
は、通気性シートは、消臭性ポリマーフィルムの支持基
材としても機能する。たとえば、図1に示すように、消
臭性ポリマーフィルム101よりひと回り大きな寸法の
2枚の通気性シート102、102’の間に消臭性ポリ
マーシート101を挟み、周囲を閉じてシート状消臭材
100としてもよい。
【0056】また、消臭性ポリマーフィルムと通気性シ
ートとを、消臭性ポリマーフィルムが表裏両方の外側面
に配置される様に交互に重ねて(たとえば、通気性シー
トと合わせて3〜11枚)に積層して、多層フィルムを
形成することもできる。
【0057】また、図2に示す様に消臭性ポリマーフィ
ルムを配置してシート状消臭材としてもよい。図2中、
201は支持体であり、202は消臭性ポリマーフィル
ムであり、203は保護のために配置した通気性シート
である。図面中のhで示す消臭性ポリマーフィルム20
2の裏面と支持体101との距離(最大距離)は、好適
には1〜30mm、特に好適には2〜15mmの範囲で
ある。距離hが小さすぎると、消臭作用の向上効果が不
十分になり、反対に大きすぎると、消臭用物品が嵩高く
なり、省スペース化が難しくなる。
【0058】消臭性ポリマーフィルムはそれ自体を粘着
性とすることもできる。その際には、例えば、消臭性ポ
リマーの重合に用いるモノマー混合物に炭素数4〜14
のアルキルアクリレートを含有させるか、エマルジョン
粘着剤を含有させる。粘着性の消臭性ポリマーフィルム
は、収納庫の内面等の被着面に直接備え付けることがで
きる。
【0059】消臭性ポリマーフィルムは、人目に触れる
場所に使用する場合、貼り付けられていることが視認さ
れない様に、透明とすることが好ましい。
【0060】通気性シートとしてポスター及びカレンダ
ーのような表面が装飾された紙を用い、その裏面に消臭
性フィルムを貼り付けることにより、装飾性及び消臭性
を併せ持つシート状消臭材が得られる。また、実質的に
通気性のない2枚のポリマーフィルムの間に消臭性ポリ
マーフィルムを挟んだ積層体を形成することにより、保
存性に優れたシート状消臭材が得られる。この場合、使
用に際しては、少なくとも一方のポリマーフィルムを除
去すればよい。
【0061】シート状消臭材の消臭性能の評価方法の手
順を次に説明する。この消臭方法は、平成3年6月20
日に株式会社「ぎょうせい」が発行した「Q&A家庭用
品の安全対策−すべてがわかる有害物質含有家庭用品規
制法」に記載の「一般消費者用・芳香・脱臭剤の自主基
準」に準じたものである。
【0062】まず、密閉容器内を臭気物質を含有する気
体雰囲気とする。具体的には、容積6リットルのデシケ
ータ中にガラス片を1枚置き、その上に臭気物質である
アンモニアの0.5%エタノール溶液50μlを滴下す
る。デシケータの蓋をして密閉し、60分間そのまま放
置する。デシケータ内の気体のアンモニア濃度は、ガス
テック社製検知管No.3を用いて測定する。デシケー
タ内の気体のアンモニア濃度は約13ppmとなる。
【0063】次に、所定の寸法(例えば、10cm四
方)のシート状消臭材を準備する。そして、これをデシ
ケータ内に配置すること以外は上述の操作と同様にして
デシケータ内をアンモニアを含有する気体雰囲気とし、
60分間放置する。その後、デシケータ内の気体のアン
モニア濃度を測定する。シート状消臭材の消臭性能が高
いほどアンモニア濃度が13ppmから低くなる。
【0064】
【発明の効果】本発明のシート状消臭材は、臭気物質を
含む気体(通常は空気)と十分な接触面積で接触するの
で消臭効果が改善される。
【0065】また、壁面、天井面、扉内面に沿って接着
することができるので、空間を収納等のために最大限に
利用することを可能にする(省スペース効果)。また、
自動車のダッシュボード表面等の曲面にも追従して備え
付け可能であり、備え付け場所の選択の自由度が広い。
【0066】さらに、ゴミ箱の内側面や蓋の内面、トイ
レの便器の蓋の内面にも同様にして備え付けることがで
きる。この場合、ゴミ箱や便器の使用を妨げることな
く、臭気発生源に近接させて消臭材を配置できるので、
消臭効率を一段と高めることができる。
【0067】
【実施例】以下の実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらに限定されない。
【0068】実施例1 シート状消臭材の調製 10mlの容積のガラス容器に、2−アクリルアミド−
2−メチルプロパンスルホン酸(以下「ACMPS」と
いう。)4g、イオン交換水4g、メチルポリエチレン
グリコールメタクリレート(新中村化学工業社製「NK
エステル(商標)、品番:M90G」)2g及び1,6
−ヘキサンジオールジアクリレート0.06g、メルク
社製光重合開始剤「ダロキュアー1173」0.1gを
加え、容器を回転して攪拌して均一な溶液を得た。
【0069】この溶液をナイフコーターを用いて、剥離
処理された厚さ50μmのポリエチレンテレフタレート
(PET)フィルム上に被覆し、その上から剥離処理さ
れていない厚さ50μmのPETフィルムを重ねて積層
体とした。ウシオ電機社製の80WのUVランプを用い
て、得られた積層体に距離200mmで合計照射量が9
00mJ/cm2になるようにして紫外線を照射した。
これにより、無色透明で厚みが100μmの消臭性ポリ
マーフィルムが2枚のPETフィルムでサンドイッチさ
れた、シート状消臭材を得た。尚、これらPETフィル
ムは非多孔質のフィルムである。
【0070】得られた消臭性ポリマーフィルムは、消臭
性ポリマーの含有量が60重量%であり、裁断等の加工
操作においてもフィルムの形状を安定に止めることが可
能な固体であった。また、消臭性エチレン性不飽和モノ
マーであるACMPSの、消臭性ポリマーに占める割合
は66重量%であり、消臭性ポリマーフィルム全体に占
める割合は、39重量%であった。
【0071】上述のシート状消臭材の消臭性能の評価方
法に従い、消臭性ポリマーフィルムの消臭性能を評価し
た。
【0072】まず、容積6リットルのデシケータ中に
7.5cm×2.5cm×1.0mmのガラス板を1枚
置き、その上に、臭気物質としてアンモニアを0.5重
量%含有するエタノール溶液を50μl滴下し、デシケ
ータの蓋をして密閉した状態で60分間そのまま放置し
た。デシケータ内の気体(空気)中のアンモニア濃度を
ガステック社検知管No.3を用いて測定したところ、
13ppmであった。
【0073】上記のシート状消臭材を10cm四方に成
形し、一方のPETフィルムを剥がし、消臭性ポリマー
フィルム表面を気体と十分に接触する様にして上記のデ
シケータ内に配置した。デシケータを密閉し、60分間
放置した後に、再度デシケータ中のアンモニア濃度を測
定した。アンモニア濃度は0.20ppmであり、65
分の1に減少していた。
【0074】実施例2 メチルポリエチレングリコールメタクリレートの代わり
にメチルポリエチレングリコールアクリレート(新中村
化学工業社製「NKエステル(商標)、品番:AM90
G」)2gを用い、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レートの代わりにジエチレングリコールジメタクリレー
ト(新中村化学工業社製「NKエステル(商標)、品
番:2G」)0.06gを用いること以外は実施例1と
同様にして、シート状消臭材を調製した。また、実施例
1と同様の消臭方法を行ったところ、アンモニア濃度は
0.23ppmに減少した。
【0075】実施例3 メチルポリエチレングリコールメタクリレートの代わり
に4−ヒドロキシブチルアクリレート2gを用い、1,
6−ヘキサンジオールジアクリレートの代わりにジエチ
レングリコールジメタクリレート(新中村化学工業社製
「NKエステル(商標)、品番:2G」)0.06gを
用いること以外は実施例1と同様にして、シート状消臭
材を調製した。また、実施例1と同様の消臭方法を行っ
たところ、アンモニア濃度は0.22ppmに減少し
た。
【0076】実施例4 10mlの容積のガラス容器に、ACMPS2g、アク
リルアミド2g、N,N−ジメチルアクリルアミド6
g、ジエチレングリコールジメタクリレート(新中村化
学工業社製「NKエステル(商標)、品番:2G」)
0.06g及びメルク社製光重合開始剤「ダロキュアー
1173」0.06gを加え、容器を回転して攪拌して
均一な溶液を得た。
【0077】この溶液を用いること以外は実施例1と同
様にして、シート状消臭材を調製した。消臭性エチレン
性不飽和モノマーであるACMPSの、消臭性ポリマー
フィルム全体に占める割合は、20重量%であった。ま
た、実施例1と同様の消臭方法を行ったところ、アンモ
ニア濃度は1.25ppmに減少した。
【0078】比較例1 10mlの容積のガラス容器に、ACMPS2g、イオ
ン交換水16g、N−ビニルピロリドン1g、共栄社化
学社製ポリエチレングリコールジアクリレート「ライト
アクリレート(商標)、品番:14EG−A」1g、メル
ク社製光開始剤「ダロキュアー2959」0.08gを
加え、容器を回転して攪拌して均一な溶液を得た。
【0079】この溶液を用いること以外は実施例1と同
様にして、シート状消臭材を調製した。得られた消臭性
ポリマーフィルムは、消臭性ポリマーの含有量が25重
量%であった。その後、PETフィルムを剥がした時
に、剥離フィルム側に一部の組重合物が転移した。すな
わち、この消臭性ポリマーフィルムはゼリー状であり、
フィルム形状を安定に保持できなかった。また、実施例
1と同様の消臭方法を行ったところ、アンモニア濃度は
0.5ppmに減少した。ただし、両方のPETフィル
ムに重合物が付着していたので、これらをデシケータ内
に配置した。
【0080】比較例2 小林製薬社製「無香空間」(消臭作用を持つ植物性抽出
物と吸水性ゲル状樹脂との混合物150g)を用いて、
実施例1と同様の消臭方法を行った。アンモニア濃度は
7.0ppmに減少した。
【0081】比較例3 ホワイトホールジャパンコーポレーション製「キムコM
AXレギュラー」(活性炭44g)を用いて、実施例1
と同様の消臭方法を行った。アンモニア濃度は1.3p
pmに減少した。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシート状消臭材の一態様を示す断面
図である。
【図2】 本発明のシート状消臭材の一態様を示す斜視
図である。
【符号の説明】
100、200…シート状消臭材、 101、202…消臭性ポリマーフィルム。
フロントページの続き (72)発明者 水野 英二 神奈川県相模原市南橋本3−8−8 住友 スリーエム株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)消臭性官能基を分子内に有する消
    臭性エチレン性不飽和モノマー10〜99重量%と消臭
    性官能基を有しない親水性エチレン性不飽和モノマー1
    〜90重量%とを含むモノマー成分を重合してなる消臭
    性ポリマー30〜100重量%;および(b)該消臭性
    ポリマーと相溶した水0〜70重量%;を含有する消臭
    性ポリマーフィルムにおいて、該消臭性ポリマーが架橋
    されており、該ポリマーフィルムが常温で固体状である
    消臭性ポリマーフィルム。
  2. 【請求項2】 消臭性ポリマーフィルム全体の重量を基
    準にして10〜90重量%の量で消臭性エチレン性不飽
    和モノマーを含有する請求項1記載の消臭性ポリマーフ
    ィルム。
  3. 【請求項3】 厚さが10μm〜5mmである請求項1
    記載の消臭性ポリマーフィルム。
  4. 【請求項4】 支持基材と支持基材上に設けられた請求
    項1記載の消臭性ポリマーフィルムとを有するシート状
    消臭材。
  5. 【請求項5】 第1の通気性シートと、該第1の通気性
    シート上に設けられた請求項1記載の消臭性ポリマーフ
    ィルムと、該消臭性ポリマーフィルム上に設けられた第
    2の通気性シートとを、有するシート状消臭材。
JP8222173A 1996-08-23 1996-08-23 消臭性ポリマーフィルム及びシート状消臭材 Pending JPH1080470A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8222173A JPH1080470A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 消臭性ポリマーフィルム及びシート状消臭材
PCT/US1997/014293 WO1998007454A1 (en) 1996-08-23 1997-08-14 Deodorant polymer film and sheet form deodorizer

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8222173A JPH1080470A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 消臭性ポリマーフィルム及びシート状消臭材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1080470A true JPH1080470A (ja) 1998-03-31

Family

ID=16778324

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8222173A Pending JPH1080470A (ja) 1996-08-23 1996-08-23 消臭性ポリマーフィルム及びシート状消臭材

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH1080470A (ja)
WO (1) WO1998007454A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE50301089D1 (de) * 2002-01-29 2005-10-06 Air & D Sarl Rosheim Entfernen bzw. reduzieren von belriechenden substanz en in der luft
EP1346733A1 (de) * 2002-03-14 2003-09-24 Air & D-Sarl Verfahren zum Vernichten von schädlichen Mikroorganismen
DE10335938A1 (de) * 2003-08-04 2005-03-24 Bruno Guillaume Gelartige Masse in flächiger Form zur Behandlung von Umgebungsluft
JP2008500067A (ja) * 2004-04-08 2008-01-10 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー デオドライザー
US20130336914A1 (en) * 2012-06-15 2013-12-19 Steven Anthony Horenziak Malodor control compositions having activated alkenes and methods thereof

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3772215A (en) * 1969-06-13 1973-11-13 Nat Patent Dev Corp Water soluble entrapping of a fragrance
US4587129A (en) * 1979-03-07 1986-05-06 National Patent Development Co. Hydrophilic gels containing high amounts of fragrance
JPH0717843A (ja) * 1993-07-02 1995-01-20 Nippon Shokubai Co Ltd ゲル状芳香剤組成物
US5569683A (en) * 1995-05-22 1996-10-29 Thermedics, Inc. Gel compositions

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998007454A1 (en) 1998-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3060264B1 (en) Flexible hydrogel wound dressings
CN108137841B (zh) 粘结到聚合物基材的水凝胶组合物
US5480717A (en) Hydrogel laminate bandages and composites
EP2433596B1 (en) Wound dressings
US20160287743A1 (en) Multilayer composition
JP3810099B2 (ja) ヒドロゲルバンデージ
JPH1080470A (ja) 消臭性ポリマーフィルム及びシート状消臭材
JP3773983B2 (ja) ハイドロゲル創傷被覆材
JP2007117275A (ja) 創傷被覆材
JP2007029131A (ja) 化学カイロ
JP2005511862A (ja) アクリロイルモルフォリンポリマーを含有するヒドロゲル組成物
JPS60235624A (ja) 調湿用具
JPH1147247A (ja) 消臭性組成物、消臭シートおよび消臭方法
JP3146030B2 (ja) 潮解性無機塩含有複合体の製法
JP2007262308A (ja) 粘着性高分子ゲル、該ゲル製造用組成物及び粘着テープ
JPH11128327A (ja) 消臭性組成物及び消臭シート
JP2003155252A (ja) パップ剤基剤
JPH03184557A (ja) 医療用器具の被覆方法
JP4756491B2 (ja) 皮膚貼付シート及び積層体
JPH0479834B2 (ja)
JPH11178906A (ja) 消臭性成形体及びその製造方法
JP2001348328A (ja) 皮膚貼付シート及びその積層体
JPS63283941A (ja) 吸水層を有するシ−ト状物の製造法
JPH03243680A (ja) 親水性粘着剤組成物の製造方法
JP2006034443A (ja) 化学カイロ