JPH03192107A - 紫外線硬化型樹脂組成物 - Google Patents

紫外線硬化型樹脂組成物

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JPH03192107A
JPH03192107A JP33226089A JP33226089A JPH03192107A JP H03192107 A JPH03192107 A JP H03192107A JP 33226089 A JP33226089 A JP 33226089A JP 33226089 A JP33226089 A JP 33226089A JP H03192107 A JPH03192107 A JP H03192107A
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JP
Japan
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meth
acrylate
resin composition
alcohol
curable resin
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Application number
JP33226089A
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English (en)
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Shuichi Takeyama
秀一 武山
Yoshinobu Ohashi
義暢 大橋
Tsunehide Motoyama
本山 恒英
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Takasago International Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Takasago International Corp
Yokohama Rubber Co Ltd
Takasago Perfumery Industry Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、アルコールを含有するゲル基材を短時間で硬
化させることができ、しかもゲル表面の液だれ現象やタ
ックが全く生じない紫外線硬化型樹脂組成物に関する。
さらに本発明は、ゲル基材として、香料、消臭剤、防虫
剤、忌避剤、誘引剤、殺虫剤、殺菌剤、くん基剤等の有
効成分をゲル基材中に保持させ、室内その他の大気中に
放置することにより、揮散性の有効成分が徐々に大気中
に揮散して、芳香、消臭等の所期の効果を発揮すること
ができる紫外線硬化型樹脂組成物に関する。
〈従来の技術〉 紫外線硬化型樹脂組成物は、主にゲル基材として、揮散
性物質をゲル基材中に含有させ、芳香剤、消臭剤、防虫
剤、忌避剤、誘引剤等として用いられている。
最近ではこのような樹脂組成物に関する研究も盛んであ
り、例えば特願平01−008043号ではアクリルア
ミド化合物を用いるこ−とで、深部硬化、いわゆる厚物
の紫外線硬化型樹脂組成物における光硬化性を向上させ
ることができることを開示している。
また、特願平01−132097号では、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸(TBAS)を
はじめとする、1分子中に(メタ)アクリルアミド基と
スルホン酸基を有する化合物を用いることで水を含むア
ルコール系の紫外線硬化型樹脂組成物について通用でき
ることを開示している。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、前述の紫外線硬化型樹脂組成物では、アルコー
ル中においてゲル化しようとした場合、表面タックや表
面液ダレを完全になくすことはできなかった。
そこで本発明は、上記問題点を解決し、アルコール中に
おいてゲル化しようとした場合に、表面タックや表面液
ダレが生じない紫外線硬化型樹脂組成物を提供するもの
である。
く課題を解決するための手段〉 上記課題を解決するために一本発明は、N、N−ジメチ
ルアミノプロピルアクリルアミドおよび/またはN、N
−ジメチルアクリルアミド100重量部に対しエチレン
性不飽和結合を有するラジカル重合性化合物5重量部以
上50重量部未満含む樹脂組成物を、炭素数2〜8のア
ルコール中に含有することを特徴とする紫外線硬化型樹
脂組成物を提供する。
また、前記樹脂組成物は炭素数2〜8のアルコール中に
10〜20重量%含有するのが好ましい。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明に係る紫外線硬化型樹脂組成物は、エチレン性不
飽和結合を有するラジカル重合性化合物と、N、N−ジ
メチルアミノプロピルアクリルアミドおよび/またはN
、N−ジメチルアクリルアミドとを有する樹脂組成物と
、炭素数2〜8のアルコールとを含有してなる。
エチレン性不飽和結合を有するラジカル重合性化合物と
しては、分子鎖末端にアクリロイル基、もしくはメタク
リロイル基を有する(メタ)アクリレート化合物、フマ
ール酸、マレイン酸等の不飽和ジカルボン酸とエチレン
グリコール、プロピレングリコール、等の多価アルコー
ルとからなる不飽和ポリエステル、スチレン等のビニル
化合物もしくはこれらの混合物が好適に用いられる。
本発明に用いられる(メタ)アクリレート化合物として
は 1分子中に1個以上のウレタン結合を有し、末端に(メ
、り)アクリロイル基を有するウレタン(メタ)アクリ
レート: エポキシ樹脂より合成される。エポキシ(メタ)アクリ
レート; ポリブタジェンを主骨格とするポリブタジェン(メタ)
アクリレート: エステル結合を主鎖とするオリゴエステル(メタ)アク
リレート; エーテル結合を主鎖とするポリエーテル(メタ)アクリ
レート等の(メタ)アクリル系オリゴマー: (メタ)アクリロイル基を1(1有するモノ(メタ)ア
クリレートモノマm; (メタ)アクリロイル基を2個以上有する多官能(メタ
)アクリレートモノマーが好適に用いられる。
ウレタン(メタ)アクリレートは、例えば、ポリオール
成分とイソ−シアナート成分と、末端(メタ)アクリロ
、イル基を導入できるヒドロキシル基を有する(メタ)
アクリレート成分とから合成することができる。
このようなウレタン(メタ)アクリレートの合成に適用
されるポリオール成分とは、分子内に2個以上の水酸基
を有する合成高分子化合物であり、例えばポリエーテル
ポリオール化合物、ポリエステルポリオール化合物、ポ
リウレタンポリオール化合物、ポリヒドロキシポリオレ
フィン化合物等が例示される。
このようなポリエーテルポリオール化合物としては、 ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
ポリブチレングリコール、ポリテトラメチレングリコー
ル、ポリへキサメチレングリコール等のポリアルキレン
グリコール類:あるいはエチレンオキサイド、プロピレ
ンオキサイド、テトラヒドロフラン等のアルキレンオキ
サイドや環状エーテルを、エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレン
グリコール、グリセロール、トリメチロールプロパン、
1.3−ブタンジオール、1.4−ブタンジオール、ネ
オペンチルグリコール、1.6−ヘキサンジオール、1
,2.6−ヘキサンジオール、ペンタエリスリトール等
の多価アルコールに付加せしめて得られるポリエーテル
ポリオール等が例示される。
また、ポリエステルポリオール化合物としては、 フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、テトラヒドロ
フタル酸、テトラクロロフタル酸、テトラブロモフタル
酸、ヘキサヒドロフタル酸、ハイミック酸、ヘット酸、
コハク酸、マレイン酸、フマール酸、アジピン酸、セパ
シン酸、ドデセニルコハク酸、トリメリット酸、ピロメ
リット酸等の多塩基酸またはその無水物と、前記の多価
アルコールとの縮合反応によ・り得られるポリエステル
ポリオールが例示される。
また、ポリウレタンポリオール化合物としては、 ポリイソシアナート化合物またはその多量体と、これら
に対して過剰の多価アルコールとの付加反応によって得
られるポリウレタンポリオール: 前記のポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオー
ルと、ポリイソシアナート化合物によって得られるポリ
ウレタンポリオールが例示される。
さらに、ポリヒドロキシポリオレフィン化合物としては
、アクリルポリオール、ポリブタジェンポリオール、ポ
リイソプレンポリオール、水添ポリブタジェンポリオー
ル、水添ポリイソプレンポリオール等が例示される。
また、ウレタン(メタ)アクリレートの合成に通用され
るイソシアナート成分としては、エチレンジイソシアナ
ート、プロピレンジイソシアナート、テトラメチレンジ
イソシアナート、ヘキサメチレンジイソシアナー)、2
.4−トリレンジイソシアナート、2.6−トリレンジ
イソシアナート、フェニレンジイソシアナート、キシレ
ンジイソシアナート、ジフェニルメタン−4,4′−ジ
イソシアナート、ナフチレン−1,5−ジイソシアナー
ト、イソホロンジイソシアナート、1−メチル−2,4
−ジイソシアナートシクロヘキサン、1−メチル−2゜
6−ジイソシアナートシクロヘキサン、ジシクロヘキシ
ルメタンジイソシアナート等が例示される。
さらに、ウレタン(メタ)アクリレートの合成に適用さ
れる末端(メタ)アクリロイル基を導入するヒドロキシ
ル基を有する(メタ)アクリル酸エステル成分としては
、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒ
ドロキシプロピル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキ
シブチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−
クロロプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシ
−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、ε−
カプロラクトン変性ヒドロキシ(メタ)アクリレート等
が例示される。
以上のようなポリオール成分、イソシアナート成分およ
びヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレート成分を
用いてウレタン(メタ)アクリレートを合成するには、
まずポリオール成分とポリイソシアナート成分とを反応
させ、その後ヒドロキシル基を有する(メタ)アクリレ
ート成分を反応させる合成方法; ポリイソシアナート成分とヒドロキシル基を有する(メ
タ)アクリレート成分とを反応させ、その後ポリオール
成分を反応させる合成方法: ポリオール成分とポリイソシアナート成分とヒドロキシ
ル基を有する(メタ)アクリレート成分とを同時に反応
させる合成方法等が挙げられ、本発明においてはいずれ
の方法も通用可能である。
また、この際の反応温度は30〜120℃程度が好まし
い。
なお、上記の合成方法にてウレタン(メタ)アクリレー
トを合成する際の反応モル比は、ポリオール1モルに対
し、イソシアナート1.2〜560モル、ヒドロキシル
基を有する(メタ)アクリレ・−ト0.3〜5.0モル
程度が好ましく、特にヒドロキシル基とイソシアナート
基とのそル比OH/NCOが1以上になるようにし、反
応生成物中にイソシアナート基が残らないようにするの
が好ましい。
上記のウレタン(メタ)アクリレートの合成に際しては
、必要に応じてハイドロキノン、ハイドロキノン千ツメ
チルエーテル、jert−ブチルハイドロキノン等の重
合禁止剤を全量の100〜5000PPm程度、また、
トリエチルアミン、オクタン酸第1スズ、ジブチルスズ
ジラウレート等のウレタン化触媒を全量の100〜50
00PPm程度添加してもよい。
エポキシ(メタ)アクリレートは、ビスフェノールA型
エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、ノボ
ラック型エポキシ樹脂、指環式エポキシ樹脂、脂肪族エ
ポキシ樹脂およびこれらの樹脂をNBR,ポリブタジェ
ン等のゴム、あるいはウレタン樹脂で変性したエポキシ
樹脂のグリシジルエーテル基に(メタ)アクリル酸を反
応させて得られるもの等が例示される。
ポリブタジェン(メタ)アクリレートは、例えば末端に
水酸基あるいはグリシジル基等の官能基をもりたポリブ
タジェンオリゴマーと(メタ)アクリル酸とから得られ
るものである。
あるいは、末端官能基とジイソシアナート化合物とから
プレポリマー化し、さらにヒドロキシ(メタ)アクリレ
ート類と反応させて得られるものも好適に用いられる。
(メタ)アクリル系オリゴマーは、エステル結合を主鎖
とするポリエステル(メタ)アクリレート、エーテル結
合を主鎖とするポリエーテル(メタ)アクリレート等が
挙げられる。
このようなポリエステル(メタ)アクリレートは前記の
ポリエステルポリオールと(メタ)アクリル酸とから得
られるものである。
また、ポリエーテル(メタ)アクリレートは前記のポリ
エーテルポリオールと(メタ)アクリル酸とから得られ
るものである。
モノ(メタ)アクリレートモノマーとしては、 2−フェノキ゛ジエチル(メタ)アクリレート、ノニル
フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ノニルフェノ
ールプロピレンオキサイド付加物(メタ)アクリレート
等のアリーロキシアルキル(メタ)アクリレート類; 2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラクリル(
メタ)アクリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート
等のアルキル(メタ)アクリレート類; 2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アク
リレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレー
ト、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等のヒ
ドロキシアルキル(メタ)アクリレート類; 2−エトキシエチル(メタ)アクリレート、4−メトキ
シブチル(メタ)アクリレート等のアルコキシアルキル
(メタ)アクリレート類ニ ジクロヘキシル(メタ)アクリレート、シクロペンチル
(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレ
ート等のシクロアルキル(メタ)アクリレート類; ジシクロペンテニルオキシエチル(メタ)アクリレート
等のシクロアルケニル(メタ)アクリレート類等が例示
される。
多官能(メタ)アクリレートモノマーは、1.6−ヘキ
サンシオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグ
リコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、2.2−ビス[4−(メタ
)アクリロイロキシジェトキシフェニル]プロパン、水
添ジシクロペンタジエチレン(メタ)アクリレート、下
記構造式のジ(メタ)アクリレート、 (上式においてRは水素原子またはメチル基を示すもの
である。)等の2官能(メタ)アクリレ −  ト  
; トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールプロパンプロピレンオキサイド付加物トリ
(メタ)アクリレート、グリセリンプロピレンオキサイ
ド付加物トリ(メタ)アクリレート、トリス[(メタ)
アクリロイロキシエチル]イソシアヌレート、ペンタエ
リスリトールトリ(メタ)アクリレート等の3官能(メ
タ)アクリレート; ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジ
ペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート等の
4官能以上の多官能(メタ)アクリレート等が例示され
る。
本発明に用いられる不飽和ポリエステルは、不飽和ジカ
ルボン酸と多価アルコールとから得られるものである。
不飽和ジカルボン酸としては、フマール酸、マレイン酸
、イタコン酸等が挙げられる。
また、多価アルコールとしては、エチレングリコール、
プロピレングリコール、ジエチレングリコール等が挙げ
られる。
また、本発明に用いられるビニル化合物としては、スチ
レン、酢酸ビニル等が挙げられる。
本発明の紫外線硬化型樹脂組成物としては、上記のもの
の混合物も好適に用いられる。
このような化合物の分子量は、例えば、オリゴマーの場
合、好ましくは1000〜5000程度である。
本発明は、上記エチレン性不飽和結合を有するラジカル
重合性化合物に、N、N−ジメチルアミノプロピルアク
リルアミドおよび/またはN、N−ジメチルアクリルア
ミドを含有する。
これらの化合物は、アクリルアミド化合物の中でも特に
重合性に優れたものであり、また樹脂とした時にも十分
な硬化性が得られかつ黄変しないものである。 一方、
他のアクリルアミド化合物は添加によってやや増粘する
程度であり、後でアルコールを含むゲル組成物とするに
は、硬化性が不足しており、本発明の目的には適したも
のではない。
前記樹脂組成物の組成比は、N、N−ジメチルアミノプ
ロピルアクリルアミドおよび/または、N、N−ジメチ
ルアクリルアミド100重量部に対し、エチレン性不飽
和結合を有するラジカル重合性化合物5重量部以上、5
0重量部未満とするのがよい。
この範囲内とすると、硬化性もよく、深部まで硬化がで
き、かつアルコールのみを硬化させた場合の表面タック
、表面液だれをなくすことができるので好ましい。
さらに本発明は、紫外線硬化型樹脂と、炭素数2〜8の
アルコールを含有してなる。 具体的には、エタノール
、プロパツール、イソプロパツール、ブタノール、5e
c−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノ
ール、secペンタノール、jert−ペンタノール、
1−ヘキサノール、2−ヘキサノール、3−ヘキサノー
ル、1−ヘプタツール、2−ヘプタツール、4−ヘプタ
ツール、1−オクタツール、2−オクタツールおよび炭
素数の2合計が2〜8内でかつこれらに置換基を有する
もの、たとえば3−メチル−3−メトキシブタノール(
ツルフィツト;クラレ社製)、2−エチルヘキサノール
、2−メチル−2−プロパツール、シクロヘキサノール
、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール、
1.6−ヘキサンジオール、2.5ヘキサンジオール、
グリセリン、プロピレングリコール、プロピレングリコ
ールメチルエーテル、プロピレングリコールエチルエー
テルなどが例示される。 炭素数が8を超えたアルコー
ルは、高沸点で、揮発性が低い。
本発明において、前記アルコール中に、N、N−ジメチ
ルアミノプロピルアクリルアミドおよび/またはN、N
−ジメチルアクリルアミドおよびエチレン性不飽和結合
を有するラジカル重合性化合物を含有する樹脂組成物を
好ましくは10重量%以上、20重量%以下含有してな
る。
10重量%未満では硬化が十分でなく、また20重量%
を超えて加えても多量に加えた効果は期待されない。
本発明に係る紫外線硬化型樹脂組成物は、さらに好まし
くは光重合開始剤をはじめとする重合開始剤を含有する
ものである。
本発明に適用される光重合開始剤は、通常の光重合に用
いられるものでよく、例えば2゜2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロへキシ
ルフェニルケトン、2−メチル−1−[4−(メチルチ
オ)フェニル]−2−モルフォリノ−プロパノン−1,
2,4−ジエチルチオキサントン、ベンゾインイソブチ
ルエーテル、2.2−ジェトキシアセトフェノン、2−
ヒドロキシ−2−メチルプロピオフェノン、2−ヒドロ
キシ−41−イソプロピル−2−メチルプロピオフェノ
ン等が例示され、特に制限はない。
本発明に係る紫外線硬化型樹脂組成物におけるこのよう
な光重合開始剤の含有量は特に限定されないが、好まし
くは前述のエチレン性不飽和結合を有するラジカル重合
性化合物100重量部に対して、0.1〜10重量部重
量部品る。 含有量が0.1重量部未満、では添加効果
が無く、また、10重量部を超えても添加効果は向上し
ない。
本発明においては、上記のような光重合開始剤のみなら
ず、必要に応じ、重合開始剤として過酸化物を併用して
もよい。
過酸化物としては、ベンゾイルパーオキサイド、メチル
アセトアセテートパーオキサイド、メチルエチルケトン
パーオキサイド、アセチルアセトンパーオキサイド等が
ある。 さらに必要に;応じて、硬化−促進剤として、
ナフテン酸コバルト、ジメチルアニリン等が例示される
また、必要により、安定剤(熱重合禁止剤)例えば、ハ
イドロキノン、tert−ブチルハイドロキノン(TB
H)、着色剤、増感剤、硬化促進剤、離型剤等を用いる
ことが出来る。
さらに、揮散性、相溶性の調節のために、エーテル類、
エステル類等の溶剤を含有させてもよい。
さらに本発明に係る紫外線硬化型樹脂組成物中に揮散性
物買を含有させ、大気中に放置することにより、大気中
に徐々に揮゛散して、芳香、・消臭等の所望の有効成分
としての効果を発揮させることができ、紫外線硬化型樹
脂組成物は、通常芳香剤、消臭剤、防虫剤、忌避剤、認
引剤、殺虫剤、殺菌剤、くん基剤等のゲル基材として用
いることができる。
本発明に係る紫外線硬化型樹脂組成物は、各必須成分を
はじめ、必要に応じ上記各成分を十分に混合した後、光
エネルギーまたは光エネルギーと過酸化物の併用で重合
させ、ゲル状にすることによって用いられる。 また、
この場合、重合温度は80℃以下で、好ましくは10〜
60℃であることがよい。
〈実施例〉 以下に、実施例により、本発明を具体的に説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1〜11) 下記表1に示す成分・組成を室温にて混合し、各種の紫
外線硬化型樹脂組成物を得た。
この樹脂組成物を用いて各種の物性評価を行い、結果を
同表1に示す。
物性評価 ■硬化性試験法 各々前記樹脂組成物50gを内径4.5cmのガラスび
んに取り、攪拌後、紫外線ランプ(松下電器産業社製「
ブラックライトブルー蛍光灯」20WX−5木、紫外線
出力3.5WX5木、最大波長352 nm)下5cm
で60分間照射し、ゲル化するかどうかをチエツクした
■相溶性 硬化後の相溶性を目視により、透明(O)/不透明(×
)で判定した。
■表面タック試験 硬化物の表面を手で触れ、手に樹脂が付着するかどうか
を測定した。
■表面液ダレ試験 硬化試験で得られたサンプルを横にして、表面に液だれ
が生じるかどうかを測定した。
(比較例1〜4) 下記表1に示すように、実施例と同じ成分を用い、本発
明外の組成比によって紫外線硬化型樹脂組成物を得た。
この樹脂組成物を用いて各種の物性評価を行い、結果を
同表1に示す。
〈発明の効果〉 以上記したように、本発明によれば、アルコールを短時
間で硬化させることができ、しかも樹脂表面の液だれ現
象やタックが全く生じない紫外線硬化型樹脂組成物を得
ることができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)N,N−ジメチルアミノプロピルアクリルアミド
    および/またはN,N−ジメチルアクリルアミド100
    重量部に対しエチレン性不飽和結合を有するラジカル重
    合性化合物5重量部以上50重量部未満含む樹脂組成物
    を、炭素数2〜8のアルコール中に含有することを特徴
    とする紫外線硬化型樹脂組成物。
  2. (2)前記樹脂組成物を炭素数2〜8のアルコール中に
    10〜20重量%含有する請求項1に記載の紫外線硬化
    型樹脂組成物。
JP33226089A 1989-12-21 1989-12-21 紫外線硬化型樹脂組成物 Pending JPH03192107A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008139973A1 (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Idemitsu Technofine Co., Ltd. 紫外線硬化型コート剤および成形品

Cited By (2)

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WO2008139973A1 (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Idemitsu Technofine Co., Ltd. 紫外線硬化型コート剤および成形品
JPWO2008139973A1 (ja) * 2007-05-09 2010-08-05 出光テクノファイン株式会社 紫外線硬化型コート剤および成形品

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