JP4655524B2 - 接眼レンズ - Google Patents

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JP4655524B2 JP2004198344A JP2004198344A JP4655524B2 JP 4655524 B2 JP4655524 B2 JP 4655524B2 JP 2004198344 A JP2004198344 A JP 2004198344A JP 2004198344 A JP2004198344 A JP 2004198344A JP 4655524 B2 JP4655524 B2 JP 4655524B2
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    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B25/00Eyepieces; Magnifying glasses
    • G02B25/001Eyepieces

Description

本発明は、接眼レンズ、特に一眼レフカメラのファインダーに用いられる接眼レンズに関する。
従来、一眼レフカメラのファインダーは、撮影レンズがファインダーの対物レンズを兼ねるため、レンズ交換が容易で、望遠撮影や近接撮影においてもパララックス(視差)が発生しないという特徴があり、レンズ交換式カメラの主流となっている。
一眼レフカメラのファインダーは、撮影レンズの実像を、正屈折力の接眼レンズで拡大観察する実像式ファインダーであり、撮影レンズの倒立像をクイックリターンミラーとペンタダハプリズムを用いて正立化し、色消しされた接合正レンズの接眼レンズによって拡大観察するという構成が一般的である。
近年、高年齢層へのカメラの浸透に伴って、視度の調節が可能なファインダーを有することへの要望が高まっている。アイポイント側から順に、凹レンズ群、凸レンズ群、凹レンズ群の3群構成で、凸レンズ群を移動させることによって視度を調節することが可能な接眼レンズが知られている。
従来の視度調節可能な接眼レンズは、視度が固定の接眼レンズに比べて倍率が低いという欠点があり、さらに、瞳径が4mm程度しか確保されていないため、例えば暗い場所で撮影者の瞳が開いている場合、あるいは撮影者の眼と接眼レンズの射出瞳がずれていた場合、ファインダー像の見え方が顕著に悪化してしまうという欠点を有し、これらを解決しようとする接眼レンズが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
特開2000−98266号公報 特開2001−100115号公報
しかしながら、特許文献1の開示例の場合、樹脂の非球面レンズを用い、安価で高性能な接眼レンズではあるが倍率がやや低いという問題がある。また、特許文献2の開示例の場合も倍率がやや低く、かつガラス製の非球面レンズを用いているため高価になるという問題がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、10mm以上の大きな瞳径を有し、より高い倍率が確保され、高性能な視度調節機能を内蔵した接眼レンズを安価に提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、アイポイント側より順に、アイポイント側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、両凸レンズと、負レンズとからなり、前記両凸レンズを光軸にそって移動させることによって視度を調節することが可能な接眼レンズにおいて、前記両凸レンズの少なくとも一方の面は、光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まる非球面を有し、以下の条件(1)〜(4)、(7)を満足することを特徴とする接眼レンズを提供する。
(1) 0.22 < d2/f2 < 0.32
(2) -4.2 < S1 < -2.6
(3) 0.2 < S2 < 0.35
(4) -1.2 < S3 < -0.3
(7) 0.28 < d4/f2 < 0.36
但し、
d2:前記負メニスカスレンズの中心厚、
S1:前記負メニスカスレンズの形状因子、
S2:前記両凸レンズの形状因子、
S3:前記負レンズの形状因子、
f2:前記両凸レンズの焦点距離、
d4:前記両凸レンズの中心厚、
であり、各レンズの形状因子は、アイポイント側面の曲率半径をre、物体側面の曲率半径をrsとしたとき、以下の式
S=(re+rs)/(re-rs)
で定義され、またその面が非球面である場合は、近軸の曲率半径で計算するものとする。
また、本発明に係る接眼レンズでは、前記両凸レンズは樹脂材料で形成され、以下の条件(5)、(6)を満足することが望ましい。
(5) 1.50 < n2 < 1.55
(6) 52 < ν2 < 60
但し、
n2:前記両凸レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、
ν2:前記両凸レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
である。
また、本発明は、アイポイント側より順に、アイポイント側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、両凸レンズと、負レンズとからなり、前記両凸レンズを光軸にそって移動させることによって視度を調節することが可能な接眼レンズにおいて、前記両凸レンズは樹脂材料で形成され、前記両凸レンズの少なくとも一方の面は、光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まる非球面を有し、以下の条件(5)〜()を満足することを特徴とする接眼レンズを提供する。
(5) 1.50 < n2 < 1.55
(6) 52 < ν2 < 60
(8) -22 < ν1-ν2 < -6
(9) 30 < ν2-ν3 < 35
(7) 0.28 < d4/f2 < 0.36
但し、
n2:前記両凸レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、
ν1:前記負メニスカスレンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
ν2:前記両凸レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
ν3:前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
d4:前記両凸レンズの中心厚、
f2:前記両凸レンズの焦点距離、
である。
また、本発明に係る接眼レンズは、以下の条件(1)、(2)を満足することが望ましい。
(1) 0.22 < d2/f2 < 0.32
(2) -4.2 < S1 < -2.6
但し、
d2:前記負メニスカスレンズの中心厚、
S1:前記負メニスカスレンズの形状因子、
f2:前記両凸レンズの焦点距離、
であり、各レンズの形状因子は、アイポイント側面の曲率半径をre、物体側面の曲率半径をrsとしたとき、以下の式
S=(re+rs)/(re-rs)
で定義され、またその面が非球面である場合は、近軸の曲率半径で計算するものとする。
また、本発明は、前記負レンズの物体側に隣接してプリズムを備え、以下の条件(10)、(11)を満足することを特徴とする接眼レンズを提供する。
(10) 1.60 < n4 < 1.85
(11) 25 < ν4 < 50
但し、
n4:前記プリズムのd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、
ν4:前記プリズムのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
である。
本発明によれば、10mm以上の大きな瞳径を有し、より高い倍率が確保され、高性能な視度調節機能を内蔵した接眼レンズを安価に提供することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る接眼レンズに関し説明する。
本発明の実施の形態に係る接眼レンズは、アイポイント側より順に、アイポイント側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、両凸レンズと、負レンズとを有し、両凸レンズの少なくとも一方の面は、光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まる非球面を有し、両凸レンズの移動によって視度調節可能に構成されている。
従来、負、正、負の3群形式の接眼レンズは、アイポイント側の第1負レンズの物体側面が強い凹面に形成され、第1負レンズの物体側面と正レンズのアイポイント側面の曲率が近い、もしくは正レンズの物体側面と第2負レンズのアイポイント側面の曲率が近い構成になっており、これらの面で高次の球面収差とコマ収差が発生するため、大きな瞳径に対して良好な収差補正が困難であった。
そこで本実施の形態においては、アイポイント側の第1負レンズをアイポイント側に凹面を向けた負メニスカスレンズとし、負メニスカスレンズと正レンズである両凸レンズとの対向する面の曲率の符合を違えることによって、高次の球面収差およびコマ収差の発生を抑える構成としている。しかしこのような構成をとると、球面収差の補正が不十分となる恐れがあるため、両凸レンズの少なくとも一方の面を、光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まるような非球面で構成し、球面収差の良好な補正を可能にしている。
また、従来の負、正、負の3枚構成の接眼レンズの場合、最もアイポイント側に配置された第1負レンズの屈折力が強いほど倍率を高めるのには有利であるが、同時に第1負レンズの屈折力が強いほど、正レンズの移動量に対する視度変化が少なくなってしまうという問題点があり、高い倍率を保ちつつ広い視度調節範囲を確保することが困難であった。
そこで本実施の形態では、第1負レンズをアイポイント側に凹面を向けた負メニスカスレンズで構成すると共に、負メニスカスレンズの中心厚を厚くすることにより、物体側の面に正屈折力を、アイポイント側の面に負の屈折力を持たせ、物体側からみて負メニスカスレンズ単体でガリレオ式望遠鏡的な効果を持たせたため、第1負レンズである負メニスカスレンズの屈折力を弱めながら同時に高い倍率を確保することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態に係る接眼レンズが満足する各々の条件式について説明する。
条件式(1)は、負メニスカスレンズの中心厚を規定するものである。下限値を超えると高い倍率が得られないか、各レンズの屈折力が大きくなるため、諸収差の補正が困難になる。上限値を超えると、負メニスカスレンズの中心厚が過大となり、接眼レンズの大型化を招き、かつ長いアイポイントまでの距離を確保することが困難になる。
条件式(2)は、負メニスカスレンズの形状を規定するものである。上限値を超えると大きな瞳径に対する球面収差およびコマ収差の良好な補正が行えなくなる。下限値を超えた場合、負メニスカスレンズのアイポイント側の曲率がきつくなりすぎるため、長いアイポイントまでの距離を得ることが困難になる。
条件式(3)は、両凸レンズの形状を規定するものである。上限値を超えても下限値を超えても、高い倍率を維持しながら、視度調節時における収差の変動を抑えることが困難になる。
条件式(4)は、負レンズの形状を規定するものである。上限値を超えても下限値を超えても、ファインダー像の見え方の最も重要なファクターである非点収差の良好な補正が困難になる。
条件式(5)および(6)は、両凸レンズを樹脂材料で構成する場合、樹脂材料の選択条件を示している。条件式(5)は、樹脂材料の屈折率を規定するもので、条件式(6)は、樹脂材料のアッベ数を規定している。条件式(6)の上限値を超えても下限値を超えても色収差の良好な補正が困難となるため好ましくない。条件式(6)を満足した上で、条件式(5)の上限値を超えると、実際に利用可能な樹脂材料が存在しなくなるため安価な接眼レンズが提供できなくなり、下限値を超えると、屈折率が低すぎるため諸収差の良好な補正が行えなくなる。
例えば、条件式(5)と(6)を同時に満足する樹脂材料として、シクロオレフィン系の樹脂が知られており、吸湿性が低いという特徴がある。本実施の形態の接眼レンズを樹脂材料で構成する場合、両凸レンズの材料には、このシクロオレフィン系樹脂を用いることが望ましい。
条件式(7)は、両凸レンズの中心厚と、その焦点距離の比を規定するものである。下限値を超える場合は、両凸レンズの中心厚が薄くかつ焦点距離が長い場合であり、高い倍率を得ることができない。上限値を超える場合は、両凸レンズの中心厚が厚くかつ焦点距離が短い場合であり、広い視野と高い倍率を得るには有利であるが、両凸レンズを樹脂材料で成型する際、成型が困難になる。
また、色収差を良好に補正するため、本実施の形態の接眼レンズは条件式(8)、(9)を満足することが望ましい。
条件式(8)は倍率色収差の補正に関し、上限値を超えても下限値を超えても、倍率色収差の良好な補正が困難になる。条件式(9)は軸上色収差の補正に関し、上限値を超えても下限値を超えても軸上色収差の良好な補正が困難になる。
条件式(10)および(11)は、ペンタプリズムのガラスの選択条件を規定するものである。
一眼レフカメラの接眼レンズでは、接眼レンズと像面との間にペンタプリズムを配置して像の正立化を図っている。ペンタプリズムはその製造工程上、研磨面がヤケを起こしやすく、またやわらかいガラスでは精度が出しづらく、反対に硬いガラスでは、研磨に時間がかかりすぎるという問題があり、新規に適切なガラスを選択することは困難であった。そこで本願においては条件式(10)および(11)によって、従来から用いられてきたクラウンガラスに代わる新しいガラス材料の選択肢を提供するものである。
条件式(10)の下限値を超えると、プリズムの屈折率が低下するため、高い倍率を維持することが困難である。上限値を超えると高倍率化には有利であるが、ガラス材料の硬度が増すため製造が困難である。なお、本発明の効果をより確実にする為に、条件式(10)の上限値は1.75であることが望ましい。
条件式(11)の上限値を超えると、色収差の補正には有利であるが、ガラスのヤケが発生しやすくなり製造が困難である。下限値を超えると、色収差の補正に不利であり、またガラスの硬度が小さくなるため製造時に高い精度を維持することが困難になる。なお、本発明の効果をより確実にする為に、条件式(11)の下限値は35であることが望ましい。
(実施例)
以下、本発明の実施の形態に係る各実施例に関し説明する。図1、図5、および図9は、本発明の各実施例に係る一眼レフカメラ用の接眼レンズのレンズ構成をそれぞれ示し、以下の表に各実施例に係る接眼レンズの諸元値を掲げる。表中、左端の数字はアイポイント(1面)からの面番号、Rは曲率半径、Dは面間隔、ndはd線(波長λ=587.6nm)における屈折率、νdはd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数を表している。
表中 * で示される非球面は、光軸からの高さをy、光軸方向の面の深さをx、Rを近軸の曲率半径(基準球面の曲率半径)、Kを円錐定数、C4を4次の非球面係数、C6を6次の非球面係数C8を8次の非球面係数、C10を10次の非球面係数として以下の式で表されるものとする。また、非球面係数において「E−n」は「10-n」を示している。
x=(y2/R)/(1+(1-Ky2/R2)1/2)+ C4y4+C6y6 + C8y8 +C10y10
また、表中の可変間隔における倍率は、焦点距離51.6の不図示の撮影レンズと組み合わせた場合のファインダー倍率を表している。
なお、以下の全ての諸元値において掲載されている焦点距離f、曲率半径r、面間隔dその他の長さの単位は、特記のない場合一般に「mm」が使われるが、光学系は比例拡大または比例縮小しても同等の光学性能が得られるので、単位は「mm」に限定されることなく、他の適当な単位を用いることもできる。
また、記載された視度の単位は所謂ディオプターであり、視度X(ディオプター)とは、接眼レンズによる像が、アイポイントから光軸上に1/X〔m(メートル)〕の位置にできる状態のことを示す(符号は、像がアイポイントより物体側にできたときを負とする)。
(第1実施例)
図1において、本第1実施例に係る接眼レンズは、アイポイントEP側より順に、アイポイントEP側に凹面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸レンズL2と、負レンズL3とからなる3群3枚構成を有し、前記両凸レンズL2の物体側面は、光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まるような非球面で構成されており、負レンズL3の物体側にはペンタプリズムPが配置されて構成されている。また、図中のIは、不図示の撮影レンズの実像面を示している。なお、ペンタプリズムPは他の形状のプリズムでも構わず、図では光軸上に展開して示している。また、以下に示すほかの実施例においても同様である。
「表1」
(全体諸元値)
視度:-3.0〜+1.0
瞳径:18
アイポイント:26.0
視野数:31.4

(レンズデータ)
R D νd nd
1> ∞ 26.0000 1.000000
2) -18.9983 6.8000 49.61 1.772500
3) -31.6613 D1 1.000000
4) 42.2259 7.8000 56.21 1.524440
5)* -20.8565 D2 1.000000
6) -52.8638 2.6000 23.78 1.846660
7)-1344.2950 0.6000 1.000000
8) ∞ 90.9857 64.10 1.516800
9) ∞ 3.8344 1.000000

(非球面係数)
K C 4 C 6 C 8 C10
5面 -0.6378 0.00000E+00 1.82480E-08 -4.52760E-11 4.93070E-14

(可変間隔)
焦点距離 66.392 64.378 62.579
倍率 0.828 0.818 0.807
視度 -3.000 -1.000 1.000
D1 5.500 3.360 1.000
D2 1.000 3.140 5.500

(条件式対応値)
(1) d2/f2 0.245
(2) S1 -4.001
(3) S2 0.339
(4) S3 -1.082
(5) n2 1.524
(6) ν2 56.210
(7) d4/f2 0.281
(8) ν1-ν2 -6.600
(9) ν2-ν3 32.430
図2に第1実施例の視度−3ディオプター状態の収差図を、図3に第1実施例の視度−1ディオプター状態の収差図を、図4に第1実施例の視度+1ディオプター状態の諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図において、NAは開口数を、Yは像高をそれぞれ示す。また、非点収差図および歪曲収差図においては像高Yの最大値を示す。また、d、g、C、Fはそれぞれ、d線(λ=587.6nm)、g線(λ=435.88nm)、C線(λ=656.3nm)、F線(λ=486.1nm)の収差曲線を示している。非点収差図において、実線はサジタル像面、点線はメリディオナル像面をそれぞれ示す。コマ収差は、各像高におけるコマ収差をそれぞれ示している。なお、以下に示す実施例の諸収差図において、本実施例と同様の符号を用いる。
各収差図に示されるように、諸収差が良好に補正されていることがわかる。また、図1の接眼レンズ構成図からもわかる通り、この収差図は接眼レンズの有効径いっぱいに光束を通した場合の収差を示している。本実施例の接眼レンズはこのように、コマ収差と球面収差が良好に補正されているため、従来の視度調節可能なファインダーのように、暗いところで性能が低下したり、目をアイポイント位置からずらしてもファインダー像が流れたりすることはない。
また本実施例の接眼レンズは、収差図から分かるように、従来の接眼レンズに比べて歪曲収差が良好に補正されているという長所があり、従来、焦点面近傍に歪曲収差補正のため配置されていたいわゆるコンデンサーレンズを廃止しても、ほぼ同等の歪曲収差の補正が可能であるという長所もある。
(第2実施例)
図5において、本第2実施例に係る接眼レンズは、アイポイントEP側より順に、アイポイントEP側に凹面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸レンズL2と、負レンズL3とからなる3群3枚構成を有し、前記両凸レンズL2の物体側面は、光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まるような非球面で構成されており、負レンズL3の物体側にはペンタプリズムPが配置されて構成されている。また、図中のIは、不図示の撮影レンズの実像面を示している。
「表2」
(全体諸元値)
視度:-3.0〜+1.0
瞳径:18
アイポイント:22.4〜27.0
視野数:34.8

(レンズデータ)
R D νd nd
1> ∞ EP 1.000000
2) -18.9993 7.9000 42.72 1.834810
3) -33.6202 D1 1.000000
4) 39.5164 7.8000 56.21 1.524440
5)* -20.7635 D2 1.000000
6) -68.2266 1.5000 22.76 1.808090
7) 261.0969 0.8000 1.000000
8) ∞ 90.9857 64.10 1.516800
9) ∞ 3.8078 1.000000

(非球面係数)
K C 4 C 6 C 8 C10
5面 -1.2592 -5.63230E-06 1.79770E-08 6.50090E-11 -2.37080E-13

(可変間隔)
焦点距離 62.753 61.479 60.413
倍率 0.866 0.855 0.837
視度 -3.000 -1.000 1.000
EP 22.400 24.400 27.000
D1 5.552 3.442 1.068
D2 0.948 3.058 5.432

(条件式対応値)
(1) d2/f2 0.291
(2) S1 -3.599
(3) S2 0.311
(4) S3 -0.586
(5) n2 1.524
(6) ν2 56.210
(7) d4/f2 0.287
(8) ν1-ν2 -13.490
(9) ν2-ν3 33.450
図6に第2実施例の視度−3ディオプター状態の収差図を、図7に第2実施例の視度−1ディオプター状態の収差図を、図8に第2実施例の視度+1ディオプター状態の諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図に示されるように、諸収差が良好に補正されていることがわかる。また、図5の接眼レンズ構成図からもわかる通り、この収差図は接眼レンズの有効径いっぱいに光束を通した場合の収差を示している。本実施例の接眼レンズはこのように、コマ収差と球面収差が良好に補正されているため、従来の視度調節可能なファインダーのように、暗いところで性能が低下したり、目をアイポイント位置からずらしてもファインダー像が流れたりすることはない。
また本実施例の接眼レンズは、収差図から分かるように、従来の接眼レンズに比べて歪曲収差が良好に補正されているという長所があり、従来焦点面近傍に歪曲収差補正のため配置されていたいわゆるコンデンサーレンズを廃止しても、ほぼ同等の歪曲収差の補正が可能であるという長所もある。
(第3実施例)
図9において、本第3実施例に係る接眼レンズは、アイポイントEP側より順に、アイポイントEP側に凹面を向けた負メニスカスレンズL1と、両凸レンズL2と、負レンズL3とからなる3群3枚構成を有し、前記両凸レンズL2の物体側面およびアイポイントEP側面は、光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まるような非球面で構成されており、負レンズL3の物体側にはペンタプリズムPが配置されて構成されている。また、図中のIは、不図示の撮影レンズの実像面を示している。
「表3」
(全体諸元値)
視度:-3.0〜+1.0
瞳径:18
アイポイント:22.4〜27.0
視野数:31.0

(レンズデータ)
R D νd nd
1> ∞ EP 1.000000
2) -18.9993 6.8000 37.17 1.834000
3) -39.4528 D1 1.000000
4)* 31.2846 8.0000 56.21 1.524440
5)* -18.7913 D2 1.000000
6) -69.9660 2.4000 22.76 1.808090
7) 180.0478 0.8000 1.000000
8) ∞ 90.9857 42.16 1.695000
9) ∞ 3.8067 1.000000

(非球面係数)
K C 4 C 6 C 8 C10
4面 -1.0829 0.00000E+00 -2.27090E-09 1.88270E-12 -6.64350E-14
5面 -0.6835 0.00000E+00 1.16410E-08 -1.53520E-11 -1.30920E-13

(可変間隔)
焦点距離 56.722 56.585 56.889
倍率 0.946 0.926 0.891
視度 -3.000 -1.000 1.000
EP 22.400 24.400 27.000
D1 5.500 3.470 1.000
D2 1.000 3.030 5.500

(条件式対応値)
(1) d2/f2 0.287
(2) S1 -2.858
(3) S2 0.249
(4) S3 -0.440
(5) n2 1.524
(6) ν2 56.210
(7) d4/f2 0.338
(8) ν1-ν2 -19.040
(9) ν2-ν3 33.450
図10に第3実施例の視度−3ディオプター状態の収差図を、図11に第3実施例の視度ー1ディオプター状態の収差図を、図12に第3実施例の視度+1ディオプター状態の諸収差図をそれぞれ示す。
各収差図に示されるように、諸収差が良好に補正されていることがわかる。また、図9の接眼レンズ構成図からもわかる通り、この収差図は接眼レンズの有効径いっぱいに光束を通した場合の収差を示している。本実施例の接眼レンズはこのように、コマ収差と球面収差が良好に補正されているため、従来の視度調節可能なファインダーのように、暗いところで性能が低下したり、目をアイポイント位置からずらしてもファインダー像が流れたりすることはない。
また本実施例の接眼レンズは、収差図から分かるように、従来の接眼レンズに比べて歪曲収差が良好に補正されているという長所があり、従来焦点面近傍に歪曲収差補正のため配置されていたいわゆるコンデンサーレンズを廃止しても、ほぼ同等の歪曲収差の補正が可能であるという長所もある。
なお、本発明の実施の形態に係る接眼レンズは、一眼レフカメラのファインダーの接眼レンズはもとより、ひろく実像光学系のファインダーの接眼レンズとしても利用可能である。
なお、上述の実施の形態は例に過ぎず、上述の構成や形状に限定されるものではなく、本発明の範囲内において適宜修正、変更が可能である。
本発明の第1実施例に係る接眼レンズのレンズ構成を示す図である。 本発明の第1実施例に係る接眼レンズの視度−3ディオプター状態の諸収差図を示す。 本発明の第1実施例に係る接眼レンズの視度−1ディオプター状態の諸収差図を示す。 本発明の第1実施例に係る接眼レンズの視度+1ディオプター状態の諸収差図を示す。 本発明の第2実施例に係る接眼レンズのレンズ構成を示す図である。 本発明の第2実施例に係る接眼レンズの視度−3ディオプター状態の諸収差図を示す。 本発明の第2実施例に係る接眼レンズの視度−1ディオプター状態の諸収差図を示す。 本発明の第2実施例に係る接眼レンズの視度+1ディオプター状態の諸収差図を示す。 本発明の第3実施例に係る接眼レンズのレンズ構成を示す図である。 本発明の第3実施例に係る接眼レンズの視度−3ディオプター状態の諸収差図を示す。 本発明の第3実施例に係る接眼レンズの視度−1ディオプター状態の諸収差図を示す。 本発明の第3実施例に係る接眼レンズの視度+1ディオプター状態の諸収差図を示す。
符号の説明
EP アイポイント
L1 負メニスカスレンズ
L2 両凸レンズ
L3 負レンズ
P ペンタプリズム(プリズム)
I 撮影レンズの実像面

Claims (5)

  1. アイポイント側より順に、アイポイント側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、両凸レンズと、負レンズとからなり、前記両凸レンズを光軸にそって移動させることによって視度を調節することが可能な接眼レンズにおいて、
    前記両凸レンズの少なくとも一方の面は、光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まる非球面を有し、以下の条件を満足することを特徴とする接眼レンズ。
    0.22 < d2/f2 < 0.32
    -4.2 < S1 < -2.6
    0.2 < S2 < 0.35
    -1.2 < S3 < -0.3
    0.28 < d4/f2 < 0.36
    但し、
    d2:前記負メニスカスレンズの中心厚、
    S1:前記負メニスカスレンズの形状因子、
    S2:前記両凸レンズの形状因子、
    S3:前記負レンズの形状因子、
    f2:前記両凸レンズの焦点距離、
    d4:前記両凸レンズの中心厚、
    であり、各レンズの形状因子は、アイポイント側面の曲率半径をre、物体側面の曲率半径をrsとしたとき、以下の式
    S=(re+rs)/(re-rs)
    で定義され、またその面が非球面である場合は、近軸の曲率半径で計算するものとする。
  2. 前記両凸レンズは樹脂材料で形成され、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1に記載の接眼レンズ。
    1.50 < n2 < 1.55
    52 < ν2 < 60
    但し、
    n2:前記両凸レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、
    ν2:前記両凸レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
    である。
  3. アイポイント側より順に、アイポイント側に凹面を向けた負メニスカスレンズと、両凸レンズと、負レンズとからなり、前記両凸レンズを光軸にそって移動させることによって視度を調節することが可能な接眼レンズにおいて、
    前記両凸レンズは樹脂材料で形成され、前記両凸レンズの少なくとも一方の面は、光軸から離れるにしたがって正の屈折力が弱まる非球面を有し、以下の条件を満足することを特徴とする接眼レンズ。
    1.50 < n2 < 1.55
    52 < ν2 < 60
    -22 < ν1-ν2 < -6
    30 < ν2-ν3 < 35
    0.28 < d4/f2 < 0.36
    但し、
    n2:前記両凸レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対する屈折率、
    ν1:前記負メニスカスレンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
    ν2:前記両凸レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
    ν3:前記負レンズのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
    d4:前記両凸レンズの中心厚、
    f2:前記両凸レンズの焦点距離、
    である。
  4. 以下の条件を満足することを特徴とする請求項に記載の接眼レンズ。
    0.22 < d2/f2 < 0.32
    -4.2 < S1 < -2.6
    但し、
    d2:前記負メニスカスレンズの中心厚、
    S1:前記負メニスカスレンズの形状因子、
    f2:前記両凸レンズの焦点距離、
    であり、各レンズの形状因子は、アイポイント側面の曲率半径をre、物体側面の曲率半径をrsとしたとき、以下の式
    S=(re+rs)/(re-rs)
    で定義され、またその面が非球面である場合は、近軸の曲率半径で計算するものとする。
  5. 記負レンズの物体側に隣接してプリズムを備え、以下の条件を満足することを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の接眼レンズ。
    1.60 < n4 < 1.85
    25 < ν4 < 50
    但し、
    n4:前記プリズムのd線(λ=587.6nm)に対する屈折率、
    ν4:前記プリズムのd線(波長λ=587.6nm)に対するアッベ数、
    である。
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