JP2009251323A - 観察光学系およびそれを備えた撮像装置 - Google Patents

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    • G03B13/06Viewfinders with lenses with or without reflectors

Abstract

【課題】 接眼レンズ系の工夫により簡易な構成でありながら視野を確保した被写体観察が行える見やすい観察光学系およびそれを備えた撮像装置を提供する。
【解決手段】 像正立光学系は、複数の反射面を有し、接眼光学系が、スクリーン側から射出瞳側へ順に、負屈折力の第1レンズ、スクリーン側と射出瞳側の双方が凸面である第2レンズ、射出瞳側に凹面を向けたメニスカス形状である負屈折力の第3レンズからなり、前記第3レンズが以下の条件式(1)を満足することを特徴とする。
0.13<DL3/fe<0.30 ・・・(1)
ただし、DL3は第3レンズの光軸上の厚み、feは接眼レンズ系の焦点距離であり、接眼レンズ系がレンズの移動により視度の調整が可能な場合は−1ディオプターにおける焦点距離、とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、フォーカシングスクリーン上に結像した物体像を観察するための観察光学系およびそれを備えた撮像装置に関するものである。
従来より、フィルムや電子撮像素子を用いる撮像装置として、一眼レフレックスカメラでは、撮影レンズにより被写体の像が投影されるフォーカシングスクリーン上の物体像を観察するために、ペンタダハプリズム等の像正立光学系とその像正立光学系から射出する光束を観察者の眼球に導く接眼レンズ系とを備えている。
このような観察光学系のうち、接眼レンズ系を、物体側から順に負レンズ、両凸正レンズ、射出瞳側に凹面を向けた負メニスカスレンズの3枚のレンズで構成し、両凸正レンズを光軸方向に移動させることで視度調整を行うものが、以下の各特許文献1〜7に開示されている。
これらの観察光学系の接眼レンズは、負、正、負の対称的な屈折力配置とし、かつ、正レンズの両側を凸面とすることで球面収差等の補正を良好にしている。そして、射出瞳側の負レンズをメニスカス形状とし、軸外主光線の入射角を小さくしつつ、接眼レンズの主点をスクリーン側に寄せる機能を果たしている。また、この正の屈折力が集中する両凸正レンズに非球面をもたせ、諸収差の補正をおこなっている。また、両凸正レンズを光軸に沿って移動させることで視度の調整を行っている。
特開2000− 98266号公報 特開2001−100115号公報 特開2001−311881号公報 特開2001−324684号公報 特開2004−258234号公報 特開2005− 55874号公報 特開2006− 98948号公報
しかしながら、上述の特許文献1〜7に記載された観察光学系の接眼レンズ系は焦点距離が長く、広視野の観察像を得たい場合、フォーカシングスクリーン上の像サイズを大きくしなければならず、小型化に不向きである。
また、最近、撮像装置としてデジタル一眼レフレックスカメラが普及しているが、撮像面サイズが従来のライカ版フィルムの撮像面サイズと比較して小さくなっており、上述の観察光学系を用いると観察視野角が小さくなりやすい。
本発明は、接眼レンズ系の工夫により簡易な構成でありながら視野を確保した被写体観察が行える見やすい観察光学系およびそれを備えた撮像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の観察光学系及びそれを備えた撮像装置は以下のものである。
撮影レンズによる物体像が形成されるスクリーンと、前記スクリーン上に結像された物体像を正立化する像正立光学系と、前記像正立光学系から射出する光束を観察者の眼球に導く正屈折力の接眼レンズ系を備えた観察光学系であって、前記像正立光学系は、複数の反射面を有し、前記接眼光学系が、スクリーン側から射出瞳側へ順に、負屈折力の第1レンズ、スクリーン側と射出瞳側の双方が凸面である第2レンズ、射出瞳側に凹面を向けたメニスカス形状である負屈折力の第3レンズからなり、前記第3レンズが以下の条件式(1)を満足することが好ましい。
0.13<DL3/fe<0.30 ・・・(1)
ただし、DL3は第3レンズの光軸上の厚み、
feは接眼レンズ系の焦点距離であり、接眼レンズ系がレンズの移動により視度
の調整が可能な場合は−1ディオプターにおける焦点距離とする。
接眼レンズ系を上述のごとく、スクリーン側から射出瞳側に順に、負レンズ、正レンズ、負レンズの配置とすることで接眼レンズ系内の屈折力配置の対称性がよくなり球面収差等の補正に有利となる。
また、正レンズである第2レンズの両側の面を凸面とすることで、正屈折力が集中する第2レンズの正屈折力を両側の屈折面で分担し、収差の低減と、接眼レンズ系全体の正屈折力の確保を行いやすくなる。
さらに、第3レンズを上述の形状とすることで、軸外主光線が第3レンズへ入射する角度を抑えやすくなり、第3レンズの偏心による収差への影響も低減しやすくなる。
また、接眼レンズ系を構成するレンズ枚数が少ないので、低コスト化に有利となる。
そして、本発明の観察光学系は負屈折力の第3レンズの光軸上の厚みが、上述の条件式(1)を満足することを特徴としている。
条件式(1)の下限0.13を下回らないようにすることで、第3レンズの厚みを確保し、主点の調整、像面湾曲の補正に有利とすることが好ましい。
条件式(1)の上限0.30を上回らないようにしてアイポイント(接眼レンズ系から射出瞳までの距離)を確保しやすくすることが好ましい。
このように、第3レンズが条件式(1)を満足する適度な厚さの負レンズとすることで、第3レンズ自体の主点を射出瞳寄りに位置させるとともに、第3レンズにおける負屈折力が集中する射出瞳側の屈折面を第1、第2レンズから適度に遠ざけることで、接眼レン
ズの焦点距離を小さくしやすく且つその際の収差の影響の低減に有利となる。
また、上述の発明において、以下の構成の少なくともいずれかを満足することがより好ましい。
第3レンズの材料が以下の条件式(2)を満足することが好ましい。
1.40<NL3<2.20 ・・・(2)
ただし、NL3は第3レンズのd線に対する屈折率である。
条件式(2)は第2レンズの好ましい屈折率を特定するものである。
条件式(2)の下限1.40を下回らないようにすることで、第3レンズのレンズ面の曲率絶対値を小さくでき、諸収差を適切に抑えやすくなる。また、負屈折力の確保がしや
すくなり、アイポイントを確保しやすくなる。
条件式(2)の上限2.20を上回らないようにすることで、材料のコストを抑える上で好ましい。また、高屈折率硝材を用いると特有の短波長側の吸収が起こりやすくなるが、これを抑えやすくなり、黄味を抑える上で好ましい。
第3レンズが以下の条件式(3)を満足する形状であることが好ましい。
1.6<(RL3S+RL3E)/(RL3S−RL3E)<4.7 ・・・(3)
ただし、RL3Sは第3レンズのスクリーン側の近軸曲率半径、
RL3Eは第3レンズの射出瞳側の近軸曲率半径、
である。
条件式(3)は第3レンズの好ましい形状を特定するものである。
条件式(3)の下限1.6を下回らないようにすることで、軸外光線の主光線を屈折面に対して垂直に近い角度で入射させることができ、スクリーン側の面で発生する像面湾曲、非点収差を抑えやすくなる。
条件式(3)の上限4.7を上回らないようにして、射出瞳側の面の屈折力を抑えることで収差発生を抑えやすくなる。また、接眼レンズ全系の主点位置をスクリーン側に寄せる上で、第3レンズの主点位置が、瞳側に行きすぎないようにでき好ましい。また、製造上も好ましい。
第3レンズが以下の条件式(4)を満足することが好ましい。
−2.1<fL3/fe<−0.8 ・・・(4)
ただし、fL3は第3レンズの焦点距離である。
条件式(4)は第3レンズの好ましい焦点距離を特定するものである。
条件式(4)の下限−2.1を下回らないようにすることで、第1、2レンズの屈折力をある程度強くすることができるため、第1レンズにおける軸外の光線高を抑えることができ、レンズ径を小さくしやすくなる。また、像正立光学系の小型化に有利となり、例えば像正立光学系をペンタダハプリズムとした場合、このプリズムの高さ方向を抑える上で好ましい。
条件式(4)の上限を上回らないようにすることで、第1、2レンズの屈折力が必要以上に大きくしなくてもよくなり、偏心による性能劣化を抑えることができる。また、第1レンズの屈折力を抑えることで、第2レンズをよりスクリーン側に近づけることができ、結果として接眼レンズの主点位置をスクリーン側に近づけることができるため、レンズ焦点距離を短くし倍率を大きくする上で好ましい。
第2レンズのいずれかの凸面が光軸から離れるほど曲率の絶対値が小さくなる形状の非球面であることが好ましい。
第2レンズは正の屈折力が強くなりやすい。また、軸上光束と軸外光束が適度に離れる位置に配置される。そのため、第2レンズに上述の非球面を持たせることで、軸上収差、軸外収差共に補正しやすくなる。
第2レンズが光軸方向に移動して視度調整を行うことが好ましい。
第2レンズは適度に屈折力を待たせやすく、視度調整のための移動させることで視度調
整のためのスペースを小さくでき好ましい。
第2レンズが以下の条件式(5)を満足することが好ましい。
0.13<DL2/fe<0.24 ・・・(5)
ただし、DL2は第2レンズの光軸上の厚みである。
条件式(5)は第2レンズの好ましい光軸上の厚みを特定するものである。
条件式(5)の下限0.13を下回らないようにすることで、第2レンズの両側の凸面の曲率絶対値を抑えつつ第2レンズで発生する収差を抑える上で好ましい。
条件式(5)の上限0.24を上回らないようにすることで、製造上好ましい。また、第2レンズの厚みを適度に抑えることで、スクリーンと第3レンズとの距離が長くなりすぎることを抑え、第3レンズの屈折力を抑えつつ接眼レンズの主点位置をスクリーン側に寄せやすくなり収差補正上有利となる。
また、第2レンズの材料が以下の条件式(6)を満足することが好ましい。
1.40<NL2<2.2 ・・・(6)
ただし、NL2は第2レンズのd線に対する屈折率である。
条件式(6)は第2レンズの好ましい屈折率を特定するものである。
条件式(6)の下限1.40を下回らないようにすることで、第2レンズの曲率絶対値を小さくしやすくなり、諸収差を適切に抑えられる。且つ第2レンズが偏心したときの性能劣化を抑えやすくなる。
条件式(6)の上限2.2を上回らないようにすることで、材料のコストを抑える上で好ましい。また、高屈折率硝材を用いると特有の短波長側の吸収が起こりやすくなるが、これを抑えやすくなり、黄味を抑える上で好ましい。
第2レンズが以下の条件式(7)を満足する形状であることが好ましい。
−0.60<(RL2S+RL2E)/(RL2S−RL2E)<−0.30 ・・・(7)
ただし、RL2Sは第2レンズのスクリーン側の近軸曲率半径、
RL2Eは第2レンズの射出瞳側の近軸曲率半径
である。
条件式(7)は第2レンズの好ましい形状を特定するものである。
条件式(7)の下限−0.60を下回らず、且つ、上限−0.30を上回らないようにすることで、両面で屈折力を分け合うことができるため、偏心による性能劣化を抑えることができ好ましい。
また、第2レンズのスクリーン側の面は第1レンズと収差の打ち消す関係となり、第2レンズの射出瞳側の面は第3レンズのスクリーン側面と収差の打ち消す関係となるため、諸収差を抑える上で好ましい
また、第2レンズが以下の条件式(8)を満足することが好ましい。
0.3<fL2/fe<0.55 ・・・(8)
ただし、fL2は第2レンズの焦点距離である。
条件式(8)は第2レンズのより好ましい屈折力を特定するものである。
条件式(8)の下限0.3を下回らないようにすることで、第2レンズの屈折力を抑え、第3レンズのスクリーン側の凸面とで正屈折力を分担することで諸収差の低減、偏心による収差変動の低減に有利となる。
条件式(8)の上限0.55を上回らないようにして、第2レンズの正屈折力を確保し、接眼レンズ系の屈折力や主点をスクリーンよりにする機能を確保することが好ましい。また、第1レンズの屈折力を強くできるため、軸外の光線高を抑えることができ、小型化およびアイポイントを確保することができる。
また、第1レンズ群が以下の条件式(9)を満足することが好ましい。
0.025<DL1/fe<0.08 ・・・(9)
ただし、DL1は第1レンズの光軸上の厚みである。
条件式(9)は第1レンズの好ましい光軸上の厚みを特定するものである。
条件式(9)の下限0.025を下回らないようにすることで、肉厚を確保し、製造上の強度を確保しやすくなる。
条件式(9)の上限0.08を上回らないようにすることで、第2レンズをよりスクリーン側に近づけることができ、結果として主点位置をスクリーン側に近づけることができるため、レンズ焦点距離を短くする上で好ましい。
第1レンズの材料が以下の条件式(10)を満足することが好ましい。
1.4<NL1<2.2 ・・・(10)
ただし、NL1は第1レンズのd線に対する屈折率である。
条件式(10)は、第1レンズの好ましい屈折率を特定するものである。
条件式(10)の下限1.4を下回らないようにすることで、第1レンズの曲率絶対値を小さくでき、諸収差を適切に抑えやすくなる。且つ、偏心したときの性能劣化を抑えることにも有利となる。また、第1レンズの肉厚を抑えやすくなり、第2レンズをよりスクリーンに近づけることができ、結果として主点位置をスクリーン側に近づけることができるため、レンズ焦点距離を短くする上で好ましい。
条件式(10)の上限2.2を上回らないようにすることで、材料のコストを抑える上で好ましい。また、高屈折率硝材を用いると特有の短波長側の吸収が起こりやすくなるが、これを抑えやすくなり、黄味を抑える上で好ましい。
また、第1レンズが以下の条件式(11)を満足する形状であることが好ましい。
0.8<(RL1S+RL1E)/(RL1S−RL1E)<3.0 (11)
ただし、RL1Sは第1レンズのスクリーン側の近軸曲率半径、
RL1Eは第1レンズの射出瞳側の近軸曲率半径、
である。
条件式(11)は第1レンズの好ましい形状を特定するものである。
条件式(11)の下限0.8を下回らないようにすることで、瞳側の面の曲率と第2レンズのスクリーン側の曲率とが近くなり、互いに諸収差を打ち消しあうことができ、全系の像面湾曲、非点収差を抑える上で好ましい。また、第2レンズにおける軸外の光線高を
抑えることができるため、スペースの効率化、第2レンズで発生する収差を低減する上で好ましい。
条件式(11)の上限3.0を上回らないようにすることで、瞳側の面の曲率と第2レンズのスクリーン側の曲率とが近くなり、互いに諸収差を打ち消しあうことができ、全系の像面湾曲、非点収差を抑える上で好ましい。
また、接眼レンズ系が以下の条件式(12)を満足することが好ましい。
−0.70<fL2/fL1<−0.30 ・・・(12)
ただし、fL1は、第1レンズの焦点距離、
fL2は、第2レンズの焦点距離、
である。
条件式(12)は第1レンズと第2レンズとのより好ましい屈折力のバランスを特定するものである。
条件式(12)の下限−0.70を下回らないようにして、第1レンズの負屈折力を適度に抑えることで接眼レンズ系のサイズを抑えることに有利となり好ましい。
条件式(12)の上限−0.30を上回らないようにして、第1レンズの負屈折力を確保することで収差補正機能、視野を広げる機能の確保を行うことが好ましい。
また、第1レンズと前記第2レンズとの間に形成される空気レンズが以下の条件式を満足することが好ましい。
3.0<(RL1E+RL2S)/(RL1E−RL2S)<9.0 ・・・(13)
ただし、RL1Eは第1レンズの射出瞳側の近軸曲率半径、
RL2Sは第2レンズのスクリーン側の近軸曲率半径、
である。
条件式(13)の下限3.0を下回らないようにすることで、第2レンズのスクリーン側の面と第1レンズの瞳側面との収差の打ち消す関係にあるため、諸収差を抑える上で好ましい。
条件式(13)の上限9.0を上回らないようにすることで、第1、2レンズ単体の収差を抑え、偏心時の性能劣化を軽減する上で好ましい。
また、像正立光学系がダハ反射面を持つペンタダハプリズムであることが好ましい。
ペンタダハプリズムとすることで光路の折り返しを小さいスペースで行え、像正立光学系の小型化に有利となる。また、スクリーンから接眼レンズ系までの空気換算距離を短くでき接眼レンズ系の倍率の確保に有利となる。
撮影用光路上に配置され、撮影レンズにより形成された像を受光して電気信号に変換する撮像素子と、撮影レンズからの光路を観察用光路と撮影用光路とに分割する反射鏡と、前記観察用光路側に配置された観察光学系を有することが好ましい。
撮像素子はフィルムに比べて光線の入射角の制約を受けやすい。そのため、撮像素子の受光面へ垂直に近い状態で入射させつつ撮影レンズも適度なサイズとするために撮像素子の撮像面サイズを適度に小さくすることが多い。
一方、撮像面が小さいと観察視野も小さくなりやすいので、本発明の観察光学系を用いることで小型ながら広い視野で被写体を観察できる撮影装置を構成でき好ましい。
上述の各発明は、任意に複数同時に満足することが小型化、高性能化等何れかに有利となり好ましい。
上述の各条件式も複数同時に満足することが好ましい。
また、各条件式についいて以下のようにすることがより好ましい。
条件式(1)について、下限値を0.14、更には0.15とすることがより好ましい。また、上限値を0.28、更には0.26とすることがより好ましい。
条件式(2)について、下限値を1.45、更には1.49とすることがより好ましい。また、上限値を2.00、更には1.82とすることがより好ましい。
条件式(3)について、下限値を1.7、更には1.8とすることがより好ましい。また、上限値を4.5、更には4.3とすることがより好ましい。
条件式(4)について、下限値を−2.00、更には−1.95とすることがより好ましい。また、上限値を−0.85、更には−0.90とすることがより好ましい。
条件式(5)について、下限値を0.15、更には0.16とすることがより好ましい。また、上限値を0.22、更には0.20とすることがより好ましい。
条件式(6)について、下限値を1.45、更には1.49とすることがより好ましい。また、上限値を2.00、更には1.82とすることがより好ましい。
条件式(7)について、下限値を−0.50、更には−0.45とすることがより好ましい。また、上限値を−0.35、更には−0.37とすることがより好ましい。
条件式(8)について、下限値を0.35、更には0.39とすることがより好ましい。また、上限値を0.50、更には0.47とすることがより好ましい。
条件式(9)について、下限値を0.030、更には0.035とすることがより好ましい。また、上限値を0.070、更には0.060とすることがより好ましい。
条件式(10)について、下限値を1.45、更には1.49とすることがより好ましい。また、上限値を2.00、更には1.82とすることがより好ましい。
条件式(11)について、下限値を0.9、更には1.0とすることがより好ましい。また、上限値を2.8、更には2.5とすることがより好ましい。
条件式(12)について、下限値を−0.65、更には−0.60とすることがより好ましい。また、上限値を−0.34、更には−0.37とすることがより好ましい。
条件式(13)について、下限値を3.5、更には4.0とすることがより好ましい。また、上限値を8.5、更には8.0とすることがより好ましい。
本発明によれば、接眼レンズ系の工夫により簡易な構成でありながら視野を確保した被写体観察が行える見やすい観察光学系およびそれを備えた撮像装置を提供できる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
図1は本発明の観察光学系を備えた一眼レフレックスカメラの一実施形態を示す各実施例に共通の概略構成図である。
図1の一眼レフレックスカメラ1は、図示しないマウント部により、カメラに対して撮影レンズ2が交換可能に構成されている。なお、本発明では撮影レンズを含まない構成であっても、撮影レンズが装着可能に構成されていれば一眼レフレックスカメラ(撮像装置)であるものと定義する。
図1において、4は撮像素子としてのCCD(CMOS等も可)である。このCCDからの信号を元に処理回路で画像処理を行い、メモリーに画像情報を記憶させる。記憶された画像情報は、図示しないパソコン等により画像表示を行ったり、種々の情報記憶媒体に情報を記録し、保管することができる。
5は撮影レンズ2の光軸3上に撮影レンズ2とCCD4との間に配置されたクイックリターンミラー、6はクイックリターンミラーより反射された光路に配置されたファインダースクリーンであり、入射面又は射出面側は砂ずり面で構成されている。この面に物体像が形成される。
7は像正立光学系としてのペンタダハプリズムであり、ペンタダハプリズム7は光路順に、平面入射面7a、ダハ反射面7b、平面反射面7c、平面射出面7dを備えて構成され、スクリーン面に形成された物体像を正立化する。像正立光学系としてポロプリズム状に光路の反射する方式を用いてもよいが、小型化の点ではペンタダハプリズムが有利である。8は接眼レンズ系である。
ペンタダハプリズムや接眼レンズ系は、後述する各実施例に示すいずれかの態様で構成されている。
接眼レンズ系8の射出側には、カバーガラスとしての平行平面板9が設けられている。接眼レンズ系の射出瞳側のレンズ成分をカバー部材として兼用し、カバーガラスを省略してもよい。
そして、射出した光束は射出瞳の近くに位置する観察者の瞳10に導かれ、撮影しようとする画像が観察される。
なお、一眼レフレックスカメラは、撮影レンズ2が一眼レフレックスカメラ本体と一体化し、一眼レフレックスカメラに対して交換可能でない構成であっても構わない。
また、クイックリターンミラー5の代わりにハーフミラーや光路分割プリズムを用いた構成であっても構わない。
また、スクリーン面6は砂ずり面のほかに、二次元パターンで配列した微小プリズムの集合した面や、ホログラム面等で構成してもよい。
また、スクリーン面6に対向する面をフレネルレンズ面や凸面等の収斂作用を持つ光学
面で構成し、画面周辺の集光作用を高めるようにしてもよい。
また、この像正立光学系のプリズムの入射面や射出面に光学的屈折力をもたせるか、又は、スクリーン面6の近傍に視野レンズを配置することで、より収差補正、集光効率の向上等を行うことが可能となる。
図2は、本発明による観察光学系および撮像装置の第1実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は視度が−1m-1のとき、(b)は視度が+1m-1のとき、(c)は視度が−3m-1のときの状態を示している。
なお、図2における平行平板状部材は説明の便宜上ペンタダハプリズムを転開して示したものである。カバーガラスは空気換算し、図では省略している。以下の実施例でも同様である。
第1実施例の観察光学系および撮像装置は、物体像が形成される砂ズリ面をもつフォーカシングスクリーン6と、ペンタダハプリズム7と、接眼レンズ系8を備えている。
接眼レンズ系8は、スクリーン側より順に、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第1レンズ8aと、両凸正レンズからなる第2レンズ8bと、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第3レンズ8cとで構成されている。また、視度調整は第2レンズ8bを移動して行うようになっている。
非球面は、負メニスカスレンズからなる第1レンズ8aの射出瞳側面、両凸正レンズからなる第2レンズ8bの両面に用いている。
図3は、本発明による観察光学系および撮像装置の第2実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は視度が−1m-1のとき、(b)は視度が+1m-1のとき、(c)は視度が−3m-1のときの状態を示している。
第2実施例の観察光学系および撮像装置は、物体像が形成される砂ズリ面をもつフォーカシングスクリーン6と、ペンタダハプリズム7と、接眼レンズ系8を備えている。
接眼レンズ系8は、スクリーン側より順に、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第1レンズ8aと、両凸正レンズからなる第2レンズ8bと、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第3レンズ8cとで構成されている。また、視度調整は第2レンズ8bを移動して行うようになっている。
非球面は、負メニスカスレンズからなる第1レンズ8aの射出瞳側面、両凸正レンズからなる第2レンズ8bの両面に用いている。
図4は、本発明による観察光学系および撮像装置の第3実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は視度が−1m-1のとき、(b)は視度が+1m-1のとき、(c)は視度が−3m-1のときの状態を示している。
第3実施例の観察光学系および撮像装置は、物体像が形成される砂ズリ面をもつフォーカシングスクリーン6と、ペンタダハプリズム7と、接眼レンズ系8を備えている。
接眼レンズ系8は、スクリーン側より順に、スクリーン側に平面を向けた平凹負レンズからなる第1レンズ8aと、両凸正レンズからなる第2レンズ8bと、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第3レンズ8cとで構成されている。また、視度調整は第2レンズ8bを移動して行うようになっている。
非球面は、平凹負レンズからなる第1レンズ8aの射出瞳側面、両凸正レンズからなる第2レンズ8bの両面に用いている。
図5は、本発明による観察光学系および撮像装置の第4実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は視度が−1m-1のとき、(b)は視度が+1m-1のとき、(c)は視度が−3m-1のときの状態を示している。
第4実施例の観察光学系および撮像装置は、物体像が形成される砂ズリ面をもつフォーカシングスクリーン6と、ペンタダハプリズム7と、接眼レンズ系8を備えている。
接眼レンズ系8は、スクリーン側より順に、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第1レンズ8aと、両凸正レンズからなる第2レンズ8bと、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第3レンズ8cとで構成されている。また、視度調整は第2レンズ8bを移動して行うようになっている。
非球面は、両凸正レンズからなる第2レンズ8bの両面、負メニスカスレンズからなる第3レンズ8cのスクリーン側面に用いている。
図6は、本発明による観察光学系および撮像装置の第5実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は視度が−1m-1のとき、(b)は視度が+1m-1のとき、(c)は視度が−3m-1のときの状態を示している。
第5実施例の観察光学系および撮像装置は、物体像が形成される砂ズリ面をもつフォーカシングスクリーン6と、ペンタダハプリズム7と、接眼レンズ系8を備えている。
接眼レンズ系8は、スクリーン側より順に、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第1レンズ8aと、両凸正レンズからなる第2レンズ8bと、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第3レンズ8cとで構成されている。また、視度調整は第2レンズ8bを移動して行うようになっている。
非球面は、負メニスカスレンズからなる第1レンズ8aの射出瞳側面、両凸正レンズからなる第2レンズ8bの両面に用いている。
図7は、本発明による観察光学系および撮像装置の第6実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図であり、(a)は視度が−1m-1のとき、(b)は視度が+1m-1のとき、(c)は視度が−3m-1のときの状態を示している。
第6実施例の観察光学系および撮像装置は、物体像が形成される砂ズリ面をもつフォーカシングスクリーン6と、ペンタダハプリズム7と、接眼レンズ系8を備えている。
接眼レンズ系8は、スクリーン側より順に、スクリーン側に平面を向けた平凹負レンズからなる第1レンズ8aと、両凸正レンズからなる第2レンズ8bと、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなる第3レンズ8cとで構成されている。また、視度調整は第2レンズ8bを移動して行うようになっている。
非球面は、平凹負レンズからなる第1レンズ8aの射出瞳側面、両凸正レンズからなる第2レンズ8bの両面に用いている。
次に、第1乃至第6実施例にかかる観察光学系の数値データを示す。
以下、各実施例において、rはレンズ面の近軸曲率半径、dはレンズ肉厚および空気間隔、Ndおよびνdはd線(λ=587.6nm)における屈折率及びアッべ数である。また、Kは円錐係数、A4、A6、A8、A10は非球面係数、E±nは×10±nをそれぞれ示している。
また、各非球面形状は、各実施例における各非球面係数を用いて、以下の式で表される。
Z=(Y2/r)/[1+{1−(1+K)・(Y/r)21/2]
+A4×Y4+A6×Y6+A8×Y8+A10×Y10
ただし、光軸方向の座標をZ、光軸と垂直な方向の座標をYとする。
実施例1
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(被写体像面) ∞ 4.8
2 ∞ 73.3 1.5168 64.2
3 ∞ 1
4 82.5319 1.8 1.58423 30.49
5(非球面) 22.9057 可変
6(非球面) 16.0429 9.3 1.52542 55.78
7(非球面) -36.3694 可変
8 56.8988 12.2 1.49236 57.86
9 17.6494 15
射出瞳 ∞

非球面データ
第5面
K=-0.5215,A4=-1.3857E-05,A6=1.1725E-08,A8=3.7397E-11,A10=-3.3547E-13
第6面
K=-0.6129,A4=-3.2469E-05,A6=-2.9503E-08,A8=2.2083E-10,A10=-2.1820E-13
第7面
K=-1.2109,A4=-1.6006E-06,A6=-1.4712E-08,A8=1.6337E-10,A10=-1.2706E-13

各種データ
視度(m-1) +1 -1 -3
d5 3.395 2.014 0.725
d7 0.745 2.126 3.415
焦点距離 48.7832 47.9754 49.6796
視野角(°) 25.7328 26.0664 26.2011

瞳径(直径) φ=8
物体像対角長 22mm

各レンズ焦点距離
第1レンズ -54.879
第2レンズ 22.567
第3レンズ -57.904
実施例2
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(被写体像面) ∞ 4.8
2 ∞ 73.3 1.5168 64.2
3 ∞ 0.8
4 75.0796 2.8 1.58423 30.49
5(非球面) 22.341 可変
6(非球面) 14.6988 9.1 1.52542 55.78
7(非球面) -32.9176 可変
8 47.0751 7.5 1.8061 40.92
9 18.9104 15
射出瞳 ∞

非球面データ
第5面
K=-0.0529,A4=-5.4215E-06,A6=-9.7564E-08,A8=1.7451E-10,A10=1.0562E-13
第6面
K=-0.5800,A4=-1.9103E-05,A6=-1.7948E-07,A8=-7.1919E-11,A10=3.6418E-12
第7面
K=-4.2569,A4=-3.0052E-06,A6=-9.8448E-08,A8=3.8044E-10,A10=1.2979E-12

各種データ
視度(m-1) +1 -1 -3
d5 3.717 2.029 0.600
d7 0.700 2.388 3.817
焦点距離 49.5610 49.4495 49.5691
視野角(°) 24.8972 25.8470 26.4151

瞳径(直径) φ=8
物体像対角長 22mm

各レンズ焦点距離
第1レンズ -55.5262
第2レンズ 20.6863
第3レンズ -44.4303
実施例3
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(被写体像面) ∞ 4.8
2 ∞ 73.3 1.5168 64.2
3 ∞ 1
4 ∞ 1.8 1.58423 30.49
5(非球面) 21.4665 可変
6(非球面) 15.3104 8.8 1.52542 55.78
7(非球面) -34.1421 可変
8 24.902 10.2 1.8061 40.92
9 15.3564 15
射出瞳 ∞

非球面データ
第5面
K=-0.6215,A4=-1.4562E-05,A6=3.2902E-08,A8=-1.8656E-10,A10=-6.6707E-14
第6面
K=-0.7522,A4=-4.3141E-05,A6=2.9318E-08,A8=1.1875E-11,A10=-6.6748E-14
第7面
K=-0.5090,A4=-9.6141E-06,A6=2.3294E-08,A8=4.0506E-11,A10=-9.4520E-14

各種データ
視度(m-1) +1 -1 -3
d5 2.100 1.350 0.600
d7 0.500 1.250 2.000
焦点距離 46.8357 48.8523 51.0896
視野角(°) 26.2971 26.0901 25.8185

瞳径(直径) φ=8
物体像対角長 22mm

各レンズ焦点距離
第1レンズ -36.7433
第2レンズ 21.4315
第3レンズ -95.0094
実施例4
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(被写体像面) ∞ 4.8
2 ∞ 73.3 1.5168 64.2
3 ∞ 0.8
4 60.8895 1.8 1.80518 25.42
5 26.0505 可変
6(非球面) 16.0922 9.3 1.52542 55.78
7(非球面) -36.9303 可変
8(非球面) 52.735 10.5 1.49236 57.86
9 17.6826 15
射出瞳 ∞

非球面データ
第6面
K=-0.6251,A4=-1.9397E-05,A6=-7.1378E-08,A8=2.2342E-10,A10=4.7558E-13
第7面
K=-0.1438,A4=-1.5075E-05,A6=2.3309E-08,A8=-1.6146E-11,A10=5.5798E-13
第8面
K=0.0000,A4=-1.4882E-05,A6=3.1965E-08,A8=-5.1603E-10

各種データ
視度(m-1) +1 -1 -3
d5 3.411 1.948 0.600
d7 0.600 2.063 3.411
焦点距離 48.0967 48.7848 49.5541
視野角(°) 25.5157 26.0279 26.2650

瞳径(直径) φ=8
物体像対角長 22mm

各レンズ焦点距離
第1レンズ -57.8795
第2レンズ 22.7036
第3レンズ -59.9564
実施例5
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(被写体像面) ∞ 4.8
2 ∞ 73.3 1.5168 64.2
3 ∞ 1
4 82.154 1.8 1.58423 30.49
5(非球面) 22.1293 可変
6(非球面) 15.8744 9.5 1.52542 55.78
7(非球面) -36.0202 可変
8 53.508 10.95 1.49236 57.86
9 17.486 15
射出瞳 ∞

非球面データ
第5面
K=-0.3835,A4=-8.1079E-06,A6=-3.6738E-08,A8=8.9470E-11,A10=-1.7355E-13
第6面
K=-0.5533,A4=-2.1662E-05,A6=-7.5108E-08,A8=2.1634E-10,A10=-5.3330E-13
第7面
K=-2.4722,A4=2.2133E-06,A6=-2.5585E-08,A8=7.8882E-11,A10=-2.3889E-13

各種データ
視度(m-1) +1 -1 -3
d5 3.368 2.065 0.836
d7 2.082 3.385 4.614
焦点距離 48.2045 49.1622 50.2154
視野角(°) 25.7045 25.9110 25.9316

瞳径(直径) φ=8
物体像対角長 22mm

各レンズ焦点距離
第1レンズ -52.4218
第2レンズ 22.3821
第3レンズ -58.6348
実施例6
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd
1(被写体像面) ∞ 4.8
2 ∞ 73.3 1.5168 64.2
3 ∞ 1
4 ∞ 1.8 1.58423 30.49
5(非球面) 25.2545 可変
6(非球面) 19.4714 8 1.52542 55.78
7(非球面) -48.4611 可変
8 49.8666 10 1.49236 57.86
9 17.4054 15
射出瞳 ∞

非球面データ
第5面
K=-3.8867,A4=2.3551E-05,A6=-1.0626E-07,A8=1.9716E-10,A10=-7.2329E-14
第6面
K=-0.2495,A4=-2.4464E-05,A6=-4.4799E-08,A8=1.6857E-10,A10=-3.4462E-13
第7面
K=2.5887,A4=-9.1646E-07,A6=4.4658E-08,A8=-1.4185E-10,A10=2.4773E-13

各種データ
視度(m-1) +1 -1 -3
d5 2.700 1.618 0.600
d7 0.700 1.782 2.800
焦点距離 48.1204 49.3182 50.6255
視野角(°) 25.7027 25.9297 25.9841

瞳径(直径) φ=8
物体像対角長 22mm

各レンズ焦点距離
第1レンズ -52.4218
第2レンズ 22.3821
第3レンズ -58.6348
次に、上記各実施例における条件式(1)〜(13)の値を示す。
条件式 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6
(1) 0.250 0.152 0.209 0.215 0.223 0.203
(2) 1.49236 1.80610 1.80610 1.49236 1.49236 1.58423
(3) 1.899 2.341 4.218 2.009 1.971 2.072
(4) -1.187 -0.898 -1.945 -1.229 -1.193 -1.047
(5) 0.191 0.182 0.180 0.191 0.193 0.162
(6) 1.52542 1.52542 1.52542 1.52542 1.52542 1.74320
(7) -0.388 -0.383 -0.381 -0.393 -0.388 -0.427
(8) 0.463 0.418 0.439 0.465 0.455 0.399
(9) 0.037 0.057 0.037 0.037 0.037 0.036
(10) 1.58423 1.58423 1.58423 1.80518 1.58423 1.58423
(11) 1.768 1.847 1.000 2.495 1.737 1.000
(12) -0.411 -0.384 -0.583 -0.392 -0.427 -0.455
(13) 5.675 4.847 5.974 4.232 6.076 7.734
図8乃至13は、各実施例における球面収差、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差を示す図であり、(a)は視度が−1m-1のとき、(b)は視度が+1m-1のとき、(c)は視度が−3m-1のときの状態を示している。なお、図8乃至図13の球面収差と像面湾曲における横軸は視度(m-1)、倍率色収差における横軸は角度(分)である。また、球面収差と倍率色収差は、587.6nm(d線:実線)、486.1nm(F線:一点鎖線)、656.3nm(C線:点線)の各波長における数値を示してある。また非点収差は、実線がサジタル像面、点線がメリジオナル像面を示している。
本発明の観察光学系を備えた一眼レフレックスカメラの一実施形態を示す各実施例に共通の概略構成図である。 本発明による観察光学系および撮像装置の第1実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明による観察光学系および撮像装置の第2実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明による観察光学系および撮像装置の第3実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明による観察光学系および撮像装置の第4実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明による観察光学系および撮像装置の第5実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 本発明による観察光学系および撮像装置の第6実施例にかかる光学構成を示す光軸に沿う断面図である。 第1実施例における球面収差、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 第2実施例における球面収差、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 第3実施例における球面収差、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 第4実施例における球面収差、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 第5実施例における球面収差、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。 第6実施例における球面収差、像面湾曲、歪曲収差、倍率色収差を示す図である。
符号の説明
1…一眼レフレックスカメラ(カメラ本体)
2…撮影レンズ
3…光軸
4…CCD(撮像素子)
5…クイックリターンミラー
6…ファインダースクリーン
7…ペンタダハプリズム
8…接眼レンズ系
8a…第1レンズ
8b…第2レンズ
8c…第3レンズ
9…平行平面板
10…瞳

Claims (17)

  1. 撮影レンズによる物体像が形成されるスクリーンと、
    前記スクリーン上に結像された物体像を正立化する像正立光学系と、
    前記像正立光学系から射出する光束を観察者の眼球に導く正屈折力の接眼レンズ系を備えた観察光学系であって、
    前記像正立光学系は、複数の反射面を有し、
    前記接眼光学系が、スクリーン側から射出瞳側へ順に、
    負屈折力の第1レンズ、
    スクリーン側と射出瞳側の双方が凸面である第2レンズ、
    射出瞳側に凹面を向けたメニスカス形状である負屈折力の第3レンズからなり、
    前記第3レンズが以下の条件式(1)を満足することを特徴とする観察光学系。
    0.13<DL3/fe<0.30 ・・・(1)
    ただし、DL3は第3レンズの光軸上の厚み、
    feは接眼レンズ系の焦点距離であり、接眼レンズ系がレンズの移動により視度
    の調整が可能な場合は−1ディオプターにおける焦点距離、
    とする。
  2. 前記第3レンズの材料が以下の条件式(2)を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    1.40<NL3<2.20 ・・・(2)
    ただし、NL3は第3レンズのd線に対する屈折率である。
  3. 前記第3レンズが以下の条件式(3)を満足する形状である
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    1.6<(RL3S+RL3E)/(RL3S−RL3E)<4.7 ・・・(3)
    ただし、RL3Sは第3レンズのスクリーン側の近軸曲率半径、
    RL3Eは第3レンズの射出瞳側の近軸曲率半径、
    である。
  4. 前記第3レンズが以下の条件式(4)を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    −2.1<fL3/fe<−0.8 ・・・(4)
    ただし、fL3は第3レンズの焦点距離である。
  5. 前記第2レンズのいずれかの凸面が光軸から離れるほど曲率の絶対値が小さくなる形状の非球面である
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
  6. 前記第2レンズが光軸方向に移動して視度調整を行う
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
  7. 前記第2レンズが以下の条件式(5)を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    0.13<DL2/fe<0.24 ・・・(5)
    ただし、DL2は第2レンズの光軸上の厚みである。
  8. 前記第2レンズの材料が以下の条件式(6)を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    1.40<NL2<2.2 ・・・(6)
    ただし、NL2は第2レンズのd線に対する屈折率である。
  9. 前記第2レンズが以下の条件式(7)を満足する形状である
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    −0.60<(RL2S+RL2E)/(RL2S−RL2E)<−0.30 ・・・(7)
    ただし、RL2Sは第2レンズのスクリーン側の近軸曲率半径、
    RL2Eは第2レンズの射出瞳側の近軸曲率半径、
    である。
  10. 前記第2レンズが以下の条件式(8)を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    0.3<fL2/fe<0.55 ・・・(8)
    ただし、fL2は第2レンズの焦点距離である。
  11. 前記第1レンズ群が以下の条件式(9)を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系
    0.025<DL1/fe<0.08 ・・・(9)
    ただし、DL1は第1レンズの光軸上の厚みである。
  12. 前記第1レンズの材料が以下の条件式(10)を満足する
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    1.4<NL1<2.2 ・・・(10)
    ただし、NL1は第1レンズのd線に対する屈折率である。
  13. 前記第1レンズが以下の条件式(11)を満足する形状である
    ことを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    0.8<(RL1S+RL1E)/(RL1S−RL1E)<3.0 ・・・(11)
    ただし、RL1Sは第1レンズのスクリーン側の近軸曲率半径、
    RL1Eは第1レンズの射出瞳側の近軸曲率半径、
    である。
  14. 前記接眼レンズ系が以下の条件式(12)を満足することを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    −0.70<fL2/fL1<−0.30 ・・・(12)
    ただし、fL1は、第1レンズの焦点距離、
    fL2は、第2レンズの焦点距離、
    である。
  15. 前記第1レンズと前記第2レンズとの間に形成される空気レンズが
    以下の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
    3.0<(RL1E+RL2S)/(RL1E−RL2S)<9.0 ・・・(13)
    ただし、RL1Eは第1レンズの射出瞳側の近軸曲率半径、
    RL2Sは第2レンズのスクリーン側の近軸曲率半径、
    である。
  16. 前記像正立光学系がダハ反射面を持つペンタダハプリズムであることを特徴とする請求項1記載の観察光学系。
  17. 撮影用光路上に配置され、撮影レンズにより形成された像を受光して電気信号に変換する撮像素子と、
    撮影レンズからの光路を観察用光路と撮影用光路とに分割する反射鏡と、
    前記観察用光路側に配置された請求項1記載の観察光学系
    を有することを特徴とする撮影装置。
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