JP4645996B2 - 遊技用装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術の分野】
本発明は、遊技が可能とされた遊技場に設置される遊技機に対応して設けられ、プリペイドカード等の遊技用記録媒体を受付けて、該遊技用記録媒体に残存する遊技用有価価値を遊技に使用可能とするとともに、これら遊技用記録媒体に残存する遊技用有価価値の管理を実施可能とされた遊技用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、多くの遊技場においてプリペイドカード等の遊技用記録媒体を用いて遊技を実施可能とする遊技用装置が使用されている。これら遊技用記録媒体を用いて遊技を実施可能とすることは、従来の現金にて遊技媒体であるパチンコ玉やコインを貸し出す方式に比較して、これら投入された現金を各貸出装置より逐次回収するための労力等を省くことができるという遊技場側にとっての利点がある反面、これらプリペイドカード等の遊技用記録媒体の記録データを改竄して残存する遊技用有価価値の大きさを不正に大きくする等の不正がなされる可能性があることから、これら遊技用記録媒体に残存する遊技用有価価値を管理装置等にて管理し、遊技用記録媒体の記録データによる遊技用有価価値の大きさと管理装置等にて管理されている遊技用有価価値の大きさが一致しない場合においては、その遊技用記録媒体を使用不可とする遊技用装置が汎用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
これらの遊技用装置は、前述の不正による遊技場側の被害を大幅に低減或いは解消することができることから好ましいが、前記管理装置と遊技用記録媒体を受付けるカードユニット等の処理装置との間の通信に異常が生じた際に、遊技用記録媒体の記録データによる遊技用有価価値の大きさと管理装置等にて管理されている遊技用有価価値の大きさとが一致しないデータの不整合状態が発生して、遊技者が所有する遊技用記録媒体を他のカードユニット等の処理装置において使用できなくなってしまうという問題があった。
【0004】
よって、本発明は上記した問題点に着目してなされたもので、通信異常が発生しても前述のようなデータの不整合状態が発生して遊技用記録媒体が使用不能となることを回避することのできる遊技用装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記した問題を解決するために、本発明の遊技用装置は、遊技機に対応して設けられ、少なくとも遊技用記録媒体を特定可能な識別情報が記録された遊技用記録媒体を受付けて、遊技へ使用させるための処理を行う遊技用記録媒体処理装置と、
該遊技用記録媒体処理装置にデータ通信可能に接続され、少なくとも前記遊技用記録媒体の識別情報に対応付けて遊技用有価価値の大きさを含む遊技用記録媒体情報の管理を行う管理装置と、
から成り、
前記遊技用記録媒体処理装置は、受付けている遊技用記録媒体の識別情報に対応付いた遊技用有価価値の大きさが遊技に使用されたときに、前記管理装置との通信が可能な通信可能状態であるときは該遊技に使用された使用遊技用有価価値の大きさを特定可能な利用情報を該遊技用記録媒体に記録しない一方、前記管理装置との通信が不可能な通信不可能状態であるときは前記利用情報を該遊技用記録媒体に記録するとともに、前記管理装置との通信が可能な状態の時に受付けた遊技用記録媒体の記録情報に前記利用情報が記録されている場合において、該利用情報と前記受付けた遊技用記録媒体の識別情報とを前記管理装置に送信し、
前記管理装置は、前記利用情報と前記受付けた遊技用記録媒体の識別情報との受信により、該受信した識別情報に対応付けて管理している前記遊技用記録媒体情報を、受信した利用情報から特定される使用遊技用有価価値の大きさに基づいて更新することを特徴としている。
この特徴によれば、管理装置との通信に異常が発生して通信が不可能な状態となっても、該異常による通信の切断中における遊技に使用された遊技用有価価値の大きさを特定可能な利用情報が受付け中の遊技用記録媒体に記録され、その遊技用記録媒体処理装置と管理装置との通信が復旧した場合、或いはその遊技用記録媒体が、前記管理装置との通信が可能状態にあるその他の遊技用記録媒体処理装置において受付けられた場合に、前記利用情報並びにその遊技用記録媒体を特定可能な識別情報とが遊技用記録媒体より読み出されて管理装置に送信されて該当する遊技用記録媒体の遊技用記録媒体情報が更新されることで、これら遊技用記録媒体情報に不整合状態が発生することがなく、これら遊技用記録媒体が使用不能となることを回避できるばかりか、これら遊技用記録媒体情報の不整合を解消できることから前記通信の切断中において遊技用記録媒体処理装置を継続して稼働させることもできるようになる。
【0006】
本発明の遊技用装置は、前記管理装置は、前記遊技用記録媒体情報を更新した場合に前記利用情報を送信した遊技用記録媒体処理装置に更新済情報を返信することが好ましい。
このようにすれば、前記利用情報に基づく遊技用記録媒体情報の更新が、送信元の遊技用記録媒体処理装置においても把握できる。
【0007】
本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒体処理装置は、前記更新済情報の受信に基づいて受付けている遊技用記録媒体に記録されている前記利用情報を消去することが好ましい。
このようにすれば、更新済の利用情報が消去されるので、遊技用記録媒体に必要とされる記憶容量を最小限に抑えることができる。
【0008】
本発明の遊技用装置は、前記利用情報は、前記通信不可能状態中における遊技用記録媒体の利用履歴情報を含んでいることが好ましい。
このようにすれば、管理装置との通信不可能状態中において使用された遊技用記録媒体の利用状況の経過を把握することができる。
【0009】
本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒体処理装置には、前記識別情報に対応付いた遊技用有価価値の大きさが残存しない前記遊技用記録媒体を遊技者に返却せずに回収する回収機構が設けられており、該回収機構に連設されて複数の遊技用記録媒体処理装置にて回収された遊技用記録媒体を、該回収された遊技用記録媒体を貯留するための遊技用記録媒体貯留部に搬送する搬送路と、該回収された遊技用記録媒体に記録されている記録情報を読み取る読取部と、前記管理装置とのデータ通信を行う通信手段と、を備え、前記読取部にて読み取った記録情報に前記利用情報が存在する場合において、該利用情報とその遊技用記録媒体の識別情報とを前記管理装置に送信する遊技用記録媒体回収処理装置を有することが好ましい。
このようにすれば、通信異常時において使用されて回収された遊技用記録媒体においても、該回収された遊技用記録媒体に記録されている利用情報が読み出されて、管理装置に送信されることで、遊技用記録媒体情報の不整合により、例えば回収された該遊技用記録媒体の再使用ができない等の不具合を解消できる。
【0010】
本発明の遊技用装置は、前記利用情報は、該利用情報を記録した遊技用記録媒体処理装置を特定可能な情報を含んでいることが好ましい。
このようにすれば、前記管理装置において、該利用情報がどの遊技用記録媒体処理装置におけるものであるかを把握することができる。
【0011】
本発明の遊技用装置は、前記遊技用記録媒体が、記録情報を電気的に記憶可能な不揮発性メモリを少なくとも有する集積回路を内在しているICカードであることが好ましい。
このようにすれば、前記不揮発性メモリは、例えば従来の磁気によりデータ記録を行う記録媒体に比較して容量が大きいことから、前記利用情報等の多くの情報を記憶できる。
【0012】
本発明の遊技用装置は、前記管理装置は、前記遊技用記録媒体処理装置との通信状況を監視する通信状況監視手段を有し、該管理装置と通信不可能となった遊技用記録媒体処理装置を特定可能な情報と通信不可能となった時刻とを対応付けて管理することが好ましい。
このようにすれば、例えば、管理装置に複数の遊技用記録媒体処理装置が接続されている場合において、通信不可能となった時刻とその遊技用記録媒体処理装置とを個別に把握することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。尚、以下の実施例においては、遊技機としてパチンコ機を用いた例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、その他の遊技機、例えばスロットマシン等の遊技機においても適用可能である。
【0014】
(実施例)
本実施例における遊技用装置は、図1に示す遊技島1に遊技機であるパチンコ機2とともに設置される遊技用記録媒体処理装置としてのカードユニット3と、遊技島1内に設置された搬送路としてのカード搬送路6と読取部としてのICカードリーダ41を内在するカード収容部29とからなる遊技用記録媒体回収処理装置としてのカード回収処理装置(図9参照)と、前記遊技島1が設置される遊技場の所定箇所に設置された管理装置としての管理コンピュータ50(図5参照)と、から主に構成されており、該管理コンピュータ50は前記遊技島1に設置されている各カードユニット3並びにカード収容部29のカードリーダ41とデータ通信可能に接続されているとともに、前記遊技場の外部に設置される第三者機関であるカード管理センター内の管理サーバ90(図5参照)と、電話回線等の通信回線網80を介してデータ通信可能に接続されている。
【0015】
まず、本実施例に用いた遊技島1は、その前後面(後面は図示せず)に遊技機であるパチンコ機2と、該パチンコ機2の側部位置に1対1にて設置される前記カードユニット3と、が複数並設されており、該遊技島1の内部には、前記各パチンコ機2にパチンコ玉を供給する供給樋や、前記各パチンコ機2にて使用され、排出されたパチンコ玉を集めて前記供給樋に揚送する揚送装置等(図示略)が設けられているとともに、該遊技島1内部の前記パチンコ機2並びにカードユニット3に挟まれた略中央部には、前記並設された各カードユニット3から排出される遊技用記録媒体である後述のICカード37(図4、図7参照)を該遊技島1の一方側へ搬送可能とされた前記カード搬送路6が設けられ、該搬送方向の遊技島1端部には、カード搬送路6において搬送されたICカード37が回収される前記カード収容部29(図9参照)が遊技島1内部に収納される形にて設けられている。
【0016】
また、前記遊技島1の島端には図1に示すように、前記遊技用記録媒体としてのICカード37を新規に発行可能とされたカード発行機4が設けられており、該カード発行機4は前記カードユニット3とともに管理コンピュータ50とデータ通信可能に接続されている。
【0017】
次に、前記遊技島1に設置されるパチンコ機2は、図2に示すように、額縁状に形成されたガラス扉枠202を有し、該ガラス扉枠202の下部表面には打球供給皿203がある。打球供給皿203の上面所定箇所には、操作部14が設けられているとともに、打球供給皿203の下部には、打球供給皿203から溢れた景品玉を貯留する余剰玉受皿204と打球を発射する打球操作ハンドル(以下、操作ノブという)205とが設けられている。
【0018】
前記操作部14の上面には、図3に示すように、遊技者により前記カードユニット3に設けられた後述するカード挿入口303に挿入された遊技用記録媒体であるICカード37(図4、図7参照)より読み出された遊技用有価価値としての度数を表示する度数表示部17と、遊技の開始または前記打球供給皿に持玉が少なくなったか無くなった際に押圧操作されて、前記度数表示部17に残度数が存在する場合に所定数量のパチンコ玉の貸出を実施する貸出ボタン16と、遊技を終了する際に押圧操作されることにより、前記カードユニット3に挿入されているICカード37を返却させる返却ボタン15と、が設けられており、これら各部は操作部14内部に設けられている操作基板18上に実装されている。
【0019】
前記ガラス扉枠202の後方には、遊技盤206が着脱可能に取付けられている。また、遊技盤206の前面には遊技領域207が設けられている。この遊技領域207の中央付近には、「特別図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示部209と、「普通図柄」と呼ばれる複数種類の識別情報が可変表示される可変表示器210とが設けられている。また遊技盤206には、複数の入賞口224や通過ゲート211、始動入賞口214、可変入賞級装置216が設けられているとともに、遊技領域207の下部には、入賞しなかった打玉を回収するアウト口226が形成されている。
【0020】
前記打球操作ノブ205の操作によって揺動されるハンマー(図示略)によって発射された打玉は、打球レールを通って遊技領域207に入り、その後、遊技領域207を流下していく。この際、発射勢いが弱すぎて前記遊技領域207に達しなかったパチンコ玉は、環流経路(図示略)を通じて前記余剰玉受皿204に環流されるようになっている。
【0021】
また、前記遊技領域207に打ち込まれた打玉が通過ゲート211を通過すると、可変表示器210に停止表示されている普通図柄が可変開始するとともに、打玉が始動入賞口214に入賞すると、可変表示部209に表示される特別図柄がスクロールを始める。
【0022】
可変表示器210の可変表示動作後の表示結果が予め定められた特定の表示結果(たとえば7)となった場合に、始動入賞口214に設けられた可動片215が所定時間開成して遊技者にとって有利な状態となる。
【0023】
この始動入賞口214にパチンコ玉が入賞すると、可変表示部209において全特別図柄が可変表示(変動表示)を開始する。そして、その後、左,中,右の特別図柄が停止し、その停止表示結果が予め定められた特定の表示態様(たとえば777)となった場合に、特定遊技状態(大当り状態)が発生する。このように大当り状態が発生した場合には、可変入賞球装置216に設けられた開閉板220が開成して遊技者にとって有利な第1の状態となる。この第1の状態は、所定期間(たとえば30秒間)の経過または打玉の所定個数(たとえば10個)の入賞のうちいずれか早い方の条件が成立することにより終了し、その後、遊技者にとって不利な第2の状態となる。第1の状態となっている可変入賞球装置216の大入賞口内に進入した打玉が特定入賞領域(Vポケット)に入賞して図示しないVカウントスイッチにより検出されれば、その回の第1の状態の終了を待って前記第2の状態から前記第1の状態に制御する繰返し継続制御が行なわれる。この繰返し継続制御の上限回数は例えば15回と定められている。
【0024】
これらパチンコ機2の構成を図5に基づいて説明すると、該パチンコ機2には、可変表示部209の表示制御を行う表示制御基板280等が搭載された可変表示制御ユニット229と、図示しない玉タンクに供給されたパチンコ玉の払出を実施する玉払出装置297に接続され、後述の遊技制御基板231から出力される賞球信号並びにカードユニット3より入出力される各種信号に基づきパチンコ玉の払出制御を行う払出制御用マイクロコンピュータ等が搭載された賞球制御基板237と、遊技効果ランプ等の制御を実施するランプ制御基板235と、スピーカから出力される音声制御を行うマイクロコンピュータ等が搭載された音声制御基板270と、前記操作ノブ205の操作に基づき打球供給皿に払い出されたパチンコ玉を遊技領域207に発射する打球発射装置の制御を行うマイクロコンピュータ等が搭載された発射制御基板291と、これら各部の制御を実施する遊技制御用マイクロコンピュータ等が搭載された遊技制御基板231、が設けられており、これらは図5に示すように接続されて、前述の打球供給皿203に払い出されたパチンコ玉を使用して遊技を実施可能とされている。
【0025】
また、前記賞球制御基板237は、前記カードユニット3のカードユニット制御基板(図示略)に信号ケーブルを介して接続されており、後述の貸出完了信号(EXS)やパチンコ機レディー信号(PRDY)が前記カードユニット3に設けられた後述のマイクロプロセッシングユニット(MPU)313に出力されるようになっているとともに、前記カードユニット3のMPU313より出力される後述のカードユニットレディー信号(BRDY)や貸出要求完了確認信号(BRQ)が入力されるようになっている。
【0026】
また、前記操作基板18は、前述の賞球制御基板の信号ケーブルとともにカードユニット3に接続されており、前記貸出ボタン16が操作されて遊技者による玉貸し操作がなされた場合に出力される貸出入力信号や、返却ボタン15が操作されて遊技者による後述のカード挿入口303に挿入されたICカード37の返却操作がなされた場合に出力される返却入力信号が前記カードユニット3のMPU313に出力されるようになっているとともに、該MPU313より出力される前記度数表示部17の表示制御信号が入力されるようになっている。
【0027】
次に、遊技用記録媒体処理装置としてのカードユニット3を図4並びに図5に基づいて説明すると、該カードユニット3の前面には、図4に示すように、点灯によりカードユニット3の動作を報知する動作ランプ301と、前記ICカード37を挿入可能とされたカード挿入口303と、該カード挿入口303に挿入されているICカード37の排出を遊技者に報知するカードインジケータ304と、が設けられている。
【0028】
このカードユニット3の構成を図5に基づいて説明すると、前記動作ランプ301や、カードインジケータ304に加えて、前記カード挿入口303に連設され、挿入されるICカード37に記録されている後述の識別情報(カードID)や遊技用有価価値である度数の読み出し並びに遊技により更新された新たな度数の書き込み等を行うとともに、前記挿入されているICカード37より読み出された度数が「0」となった際に該挿入されているICカード37を背面側のカード排出口354(図6参照)より排出するICカードリーダライタ309と、時刻情報を出力可能なリアルタイムクロック(RTC)314と、前記挿入されたICカード37から読み出しおよび書き込まれる度数等を記憶するとともに、後述するMPU313が実行する制御内容等が記述された制御プログラムや各カードユニット3に対して個別に付与されて個々のカードユニット3を識別可能な識別情報(ユニットID)が記憶された記憶部310と、前記パチンコ機2の賞球制御基板237や操作基板18との各種信号の入出力が行われるI/Oポート311と、管理コンピュータ50とのデータ通信を行うための通信手段である通信部312と、これら各部の制御や前記操作基板18に実装された度数表示部17の制御等を行う前記MPU(マイクロプロセッシングユニット)313と、を具備しており、これら各部は図5に示すように接続されている。
【0029】
また、これら各カードユニット3は、通信ケーブル48を介して管理コンピュータ50に接続されており、該管理コンピュータ50との各種のデータの送受が実施可能とされている。
【0030】
本実施例に用いた前記ICカードリーダライタ309の構成を図6に基づいて説明すると、該ICカードリーダライタ309の内部には、前記カード挿入口303からのICカード37の挿入を検知する挿入センサ397や、前記カード挿入口303から延設され、ICカード37がスライド可能とされ、後部に設けられたカード排出口354に連設されたガイドレール398と、該ガイドレール398を挟むように配設されて該ICカード37の移動を、駆動モータ386、393にて駆動回転されることにより実施する搬送ローラ387、388と、前記搬送ローラ387、388の一方側に張架された搬送ベルト391と、から成る搬送機構(回収機構)や、該搬送されるICカード37を所定位置に停止させるストップピンの出没を行うソレノイド389や、所定位置に停止されたICカード37への給電やデータ通信を行う通信ヘッド390や、前記の各部に接続されてその制御を実施する制御基板392が設けられており、挿入されているICカード37へのデータの読み取り及び書き込みが非接触状態にて可能とされている。
【0031】
また、前記ICカード37より読み出された遊技用有価価値である度数が「0(無価値)」となった場合には、前記ソレノイド389によりストップピンが上方に励磁された状態にてICカード37が搬送ベルト391並びに搬送ローラ387、388により付勢されて後方に向かって搬送され、これらICカード37がカード排出口354より前記カード回収路19を介して前記カード搬送路6へ排出されるようになっている。
【0032】
このICカードリーダライタ309に挿入されて使用される遊技用記録媒体としてのICカード37の構成は、図7に示すように所定厚みとされ、その内部が凹状とされた樹脂製の基体381の該凹部外周所定位置に、テ−プオ−トボンディング(TAB)実装によりその内部に不揮発性のメモリ(図示せず)を内蔵したICチップ(集積回路)382が実装されるとともに、該ICチップ382から該基体381の外周に沿うように設けられたパターンコイル383を有するフレキシブルプリント基板384が内挿され、該凹部全面がトップフィルム385にて覆われた構成とされており、これらICカード37は、前記ICカードリーダライタ309に挿入されることで、該リーダライタから出力される電磁波が前記パターンコイル383に誘導起電力を生じさせて前記ICチップ382が動作可能に付勢されるとともに、該パターンコイル383を介して図6に示す前記ICカードリーダライタ309との各種のデータ通信を電磁波により非接触にて実施可能とされた非接触ICカードとされている。
【0033】
これらICカード37におけるICチップ382のメモリには、各ICカード37に対して個別に付与されたカードIDが予め書き換え不可に記録されており、該カードIDを読み取ることで個々のICカード37が識別されるようになっているとともに、前記ICカードリーダライタ309とのデータ通信により、その時点にて残存する度数や後述の利用履歴情報が書き換え可能に記録されるようになっている。
【0034】
尚、本実施例においては使用されるICカード37を、図1に示す前記カード発行機4により発行されるプリペイドカ−ド(ビジタ−カ−ド)とした例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらICカードを特定の会員に予め発行された会員カ−ドとして使用するようにしても良く、この場合、記録されている度数が「0」となっても回収せずに返却されるようになる。
【0035】
上述のように構成されたカードユニット3においては、挿入されているICカード37より読み出され、記憶部310に記憶されている度数が残存する場合に、該記憶されている度数に基づき前記パチンコ機2の遊技に使用されるパチンコ玉の貸出を行う貸出処理が実施可能とされている。
【0036】
この貸出処理の制御状況を図8に基づき説明すると、まず前記パチンコ機2の賞球制御基板237は、該パチンコ機2の玉タンクに玉が供給されてパチンコ玉の払出が可能な状態となるとスタンバイ状態となり、前記PRDYをONとしてカードユニット3のMPU313に出力する(S1)。
【0037】
このようにPRDYが出力されている状態において前記貸出ボタン16が操作されると、カードユニット3のMPU313は、前記BRDYをONとして前記賞球制御基板237に出力し(S2)、この状態において、更に前記BRQをONとして前記賞球制御基板237に出力する(S3)。
【0038】
次いで、前記賞球制御基板237は、前記MPU313より出力されているBRDYを検出している状態においてBRQを検出すると、前記EXSをONとしてMPU313に出力する(S4)。
【0039】
該EXSを検出したMPU313は、前記BRQの出力をOFFとし、該BRQのOFFを検出した賞球制御基板237は、玉払出装置297に玉払出信号を出力し、これに基づき1度数に該当する玉数(本実施例では25玉)の払出が実施されるとともに、該払出の終了に基づき、前記EXSの出力をOFFとする(S5)。
【0040】
該EXSのOFFを検出したMPU313は、前記カードユニット3のカード挿入口303に挿入されているICカード37より読み出されて記憶部310に記憶されている度数から1度を減算するとともに、前記度数表示部17に表示されている度数から1度を減算して表示更新する(S6)。
【0041】
MPU313は、これら(S3)〜(S6)の制御を、1回の貸出ボタン16の操作に基づいて貸し出される度数分繰返し実施し、これら制御が終了した後、BRDYをOFFとして(S7)、貸出処理を終了するとともに、前記ICカードリーダライタ309により、挿入されているICカード37に記録された度数から該貸出処理により使用された度数を減算更新する。
【0042】
このようにカードユニット3のMPU313からBRQが出力される回数に基づき、前記賞球制御基板237は1度分に該当する数量(25玉)のパチンコ玉の貸出を実施するようになっており、このようにして貸出されたパチンコ玉を使用して遊技者はパチンコ機2における遊技を実施できるようになっている。
【0043】
尚、本実施例においては、前記S6の段階で記憶部310の度数並びに度数表示部17の度数から1度を減算するようにしているが、前記S3〜S5の処理を貸し出される度数分(例えば5度分の貸出であれば5回)繰返し実施した後、すなわち、貸し出される度数分のパチンコ玉が払い出された後、該貸し出された度数(例えば5度分の貸出であれば5度)を記憶部310の度数並びに度数表示部17の度数から減算するようにしても良い。
【0044】
また、これら貸出処理により挿入されているICカード37より読み出された度数が「0」度となった際には、前記ICカードリーダライタ309の後端に設けられたカード排出口354より排出され、カード回収路19を介して前記遊技島1内のカード搬送路6に排出されるようになっている。
【0045】
次に、遊技島1の内部に設置された遊技用記録媒体回収処理装置としてのカード回収処理装置を図9並びに図10に基づいて説明すると、該カード回収処理装置は、前記遊技島1に設置された各カードユニット3からカード回収路19を介して排出されたICカード37を所定方向島端に搬送する搬送路としてのカード搬送路6と、該カード搬送路6にて搬送されたICカード37を貯留する遊技用記録媒体貯留部としてのカード収容部29と、該カード収容部29に設置され、回収されるICカード37の記録情報を読み取り可能な読取部としてのICカードリーダ41と、から構成されている。
【0046】
まず、カード搬送路6は、遊技島1の長手方向の両端部に設けられた駆動モータ24およびタイミングベルト25により駆動回転する駆動ローラ26と回転自在とされた架設ローラ27との間に無端状の搬送ベルト23が張架された構成とされており、該搬送ベルト23の下部がガイドローラ28により支持されている。
【0047】
また、搬送ベルト23の周囲には、図10に示すように、該搬送ベルト23を収容可能とされたコ字状の搬送樋22が設けられていて、該搬送ベルト23上を搬送されるICカード37が落下しないようになっている。
【0048】
この搬送ベルト23は循環移動するように前記駆動ローラ26により所定方向に駆動され、その搬送方向終端側には、搬送ベルト23上を搬送されるICカード37の重なりを解消する重なり防止機構40と、搬送されたICカード37を収容・貯留するカード収容部29と、が設けらており、これらカードユニット3より回収されたICカード37は、搬送ベルト23上に排出されて該搬送ベルト23上を所定の搬送方向に搬送され、重なり防止機構40にて重なりが解消された後、前記カード収容部29に搬送、供給されるようになっている。
【0049】
このカード収容部29は、前記搬送ベルト23の搬送方向終端側に連設され、該搬送ベルト23上を搬送されてきたICカード37を案内するガイド樋30と、このガイド樋30の終端に連設され、該ガイド樋30をスライドしたICカード37を一時的に貯留する一時貯留部32と、前記管理コンピュータ50と通信手段としての通信ケーブル48を介してデータ通信可能に接続され、前記一時貯留部32に貯留されたICカード37の記録情報の読み取りを実施するICカードリーダ41と、該ICカードリーダ41より排出されたICカード37が回収樋42を介して収容されるカード回収箱43と、から構成されており、カード回収箱43は、前記遊技島1(図1参照)の内部に取り出し可能に収容されている。尚、前記ICカードリーダ41の構成は前記したICカードリーダライタ309とほぼ同一の構成とされているため、ここでの説明は省略する。
【0050】
また、前記ガイド樋30をスライドして一時貯留部32に貯留されたICカード37は、1枚ずつICカードリーダ41に送り込まれ、該ICカードリーダ41により、カードID並びに記録情報が読み取られた後、回収樋42に排出され、カード回収箱43に収容されるようになっている。また、前記ICカードリーダ41により読み取られた記録情報に後述する利用履歴情報が含まれる場合においては、該ICカードリーダ41より管理コンピュータ50に対して読み取られたカードID並びに利用履歴情報が送信されるようになっている。
【0051】
次いで、これらカードユニット3や、カード収容部29に設けられているICカードリーダ41が接続された管理装置としての管理コンピュータ50について説明すると、該管理コンピュータ50は、図11に示すように、管理コンピュータ50内部にてデ−タの送受を行うデータバス51に、中央演算処理装置(CPU)52(通信状況監視手段)と、RAM53と、リアルタイムクロック(RTC)59と、表示装置54と、キーボードやマウス等の入力装置55と、磁気ディスクや光磁気ディスクから成る記憶装置56と、前記カードユニット3やICカードリーダ41とのデ−タ通信を行う通信インタ−フェィス57と、前記遊技場の外部に設置されたカード管理センターの管理サーバ90と通信回線網80を介してデータの送受を行う通信モデム58と、が接続された通常のコンピュ−タである。
【0052】
また、前記記憶装置56には、該管理コンピュータ50の処理を実施する処理プログラムに加えて、図12に示すように、各ICカード37のカードIDに対応して、該当するICカード37の発行時における発行額と、その時点までに利用された利用度数と、その時点における残度数と、からなる遊技用記録媒体情報が各々登録されるカード管理データベース(DB)や、図13に示すように、各カードユニット3に付与されているユニットIDに対応して、カードユニット3との通信異常発生時刻(中断時刻)と、その際利用された利用度数並びに利用されたICカード37のカードIDと、が登録されるとともに、これら登録された利用度数の合計値が算出されて登録される利用履歴データベース(DB)が記憶されている。
【0053】
また、これらカード管理DBや利用履歴DBの登録状況は表示装置54に表示可能とされているとともに、前記各カードユニット3やカードリーダ41より送信される情報に基づいて該カード管理DBや利用履歴DBの内容が逐次最新の情報に更新されるようになっている。
【0054】
更に本実施例では、記憶装置56に記憶されたカード管理DBにおける各カードID毎の更新履歴が記憶されるようになっており、該記憶された更新履歴が所定期間毎(例えば1日毎)に前記通信回線網80を介してカード管理センターに設置された管理サーバ90に出力されるようになっており、該管理サーバ90においても前記ICカード37の使用状況が把握できるようになっている。
【0055】
また、管理コンピュータ50のCPU52は、前記カードユニット3に対して、これら各カードユニット3の接続台数に応じて所定間隔毎に所定の応答要求を出力するようになっており、これら応答要求を受信したカードユニット3から、各カードユニット3のユニットIDとともに返信される返答情報の有無に基づいて、これらカードユニット3との通信状況が正常であるか否かを確認する確認処理を実施するようになっている。
【0056】
更にCPU52は、前記確認処理の応答要求に基づく返答情報が返信されないカードユニット3を検出した場合において、これら返答情報が返信されないカードユニット3に対して再度の応答要求を出力し、該再度の応答要求に対しても返答情報が検出されない場合に、返答情報の返信が為されなかったカードユニット3との通信エラーと判断して、前記利用履歴DBの該当するユニットIDの中断時刻に、その時点にてRTC59より入手した時刻を登録するようになっている。
【0057】
以下、上述のように構成された遊技用装置の動作状況を説明すると、まず、遊技者が前記パチンコ機2において遊技を実施する際には、前記遊技島1の島端に設けられたカード発行機4にて購入したICカード37を所望のパチンコ機2に対応して設けられたカードユニット3のカード挿入口303に挿入する。
【0058】
これに基づきカードユニット3は、管理コンピュータ50との間で挿入されたICカード37の受付処理を実施する。この受付処理について説明すると、カードユニット3は、ICカードリーダライタ309により挿入されたICカード37からカードID並びに度数を読み出し、該読み出した情報を管理コンピュータ50に対して使用許諾要求とともに送信する。
【0059】
該使用許諾要求を受信した管理コンピュータ50においては、使用許諾要求とともに受信した度数と、前記カード管理DBの該当するカードIDに対応づけて登録されている残度数との比較を実施し、該比較において受信した度数とカード管理DBに登録されている残度数とが一致した場合には、該当するカードユニット3に対して使用許諾を返信する。
【0060】
また、前記管理コンピュータ50による比較において、受信した度数が登録されている残度数を越える場合には、該当するカードユニット3に対して排出指示を返信し、該排出指示の受信を受けたカードユニット3においては、挿入されたICカード37を返却する処理が実施される。
【0061】
また、前記管理コンピュータ50による比較において、受信した度数が登録されている残度数未満である場合には、該当するカードユニット3に対して利用履歴要求を送信し、該利用履歴要求を受信したカードユニット3はICカードリーダライタ309により挿入されているICカード37の後述する利用履歴情報を読み出し、利用履歴情報が記録されている場合には、読み出された利用履歴情報を挿入されているICカード37のカードIDとともに管理コンピュータ50に対して送信する。
【0062】
管理コンピュータ50では、受信した利用履歴情報に含まれる使用度数を合計した度数をカード管理DBにおいて該当するカードIDに登録された利用度数に加算更新し、かつ残度数からは減算更新し、該更新された残度数と、前記カードユニット3において挿入されているICカード37の度数との比較を実施し、該比較が一致した場合には該当するカードユニット3に対して使用許諾と更新済情報とを返信するとともに、該比較において一致しない場合においては排出指示を返信し、挿入されているICカード37の返却処理を実施させる。
【0063】
このように本実施例管理コンピュータ50は、前記カードユニット3から送信された利用履歴情報に基づきカード管理DBの情報が更新された際に、前記利用履歴情報を送信したカードユニット3に対して更新済情報を返信するようになっており、送信元のカードユニット3においても送信した利用履歴情報に基づくカード管理DBの更新が正常になされた否かが把握できるようになっている。
【0064】
これら管理コンピュータ50からの使用許諾を受信したカードユニット3においては、挿入されているICカード37より読み出された度数を記憶部310に記憶し、度数表示部17に表示させるとともに、前記記憶した度数に基づき前述の貸出処理が実施可能となる。
【0065】
また、この際使用許諾とともに更新済情報を受信したカードユニット3においては、ICカードリーダライタ309により挿入されているICカード37の利用履歴情報が消去されるようになっている。
【0066】
このように本実施例では、カード管理DBにおいて更新済の利用履歴情報がICカード37の記録より消去されるようになっており、該ICカード37において必要とされる記憶容量を最小限に抑えることができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら利用履歴情報をICカード37に履歴として残すようにしても良い。
【0067】
また、本実施例のカードユニット3においては、これら受付処理における管理コンピュータ50への使用許諾要求の送信に基づき、管理コンピュータ50からの返信が所定期間(例えば500ms)以上受信されない場合にMPU313は、再度の使用許諾要求の送信を実施し、この再度の送信に対しても返信が所定期間(例えば500ms)以上受信されない場合にMPU313は、管理コンピュータ50との通信異常と判断し、この場合においても前記挿入されたICカード37より読み出された度数を記憶部310に記憶するとともに、該記憶した度数に基づき前述した貸出処理が実施可能となる。
【0068】
次いで、これら貸出処理が実施され、1回の処理(5度分の貸出処理)が終了する毎にカードユニット3から管理コンピュータ50に対して貸出完了情報と挿入されているICカード37のカードIDとが送信されるようになっており、該貸出完了情報を受信した管理コンピュータ50では、カード管理DBにおいて該当するカードIDの利用度数に1回の貸出度数である5度を加算するとともに、残度数からは5度を減算する更新処理が実施されるとともに、該カード管理DBにおける更新処理が実施されたことを示す更新完了情報が該当するカードユニット3に対して返信されるようになっている。
【0069】
また、本実施例のカードユニット3においては、前記貸出完了情報の送信に基づく管理コンピュータ50からの更新完了情報の返信が所定期間(例えば500ms)以上受信されない場合に、MPU313再度貸出完了情報を送信し、この再度の貸出完了情報の送信による管理コンピュータ50からの更新完了情報の返信についても所定期間(例えば500ms)以上受信されない場合には、MPU313が管理コンピュータ50との通信異常と判断して、図14に示すように、貸出に使用された使用度数とRTC314より入手した使用時刻と記憶部310に記憶されているユニットIDとを対応付けた利用履歴情報を挿入されているICカード37に記録する処理を実施するようになっている。
【0070】
また、カードユニット3と管理コンピュータ50との通信異常が発生している状態において複数回にわたって貸出処理が実施された場合においては、図14(a)〜(c)に示すように、履歴1、履歴2、履歴3…として個別に前記利用履歴情報を挿入されているICカード37に記録するようになっている。
【0071】
このように本実施例では、利用履歴情報に該利用履歴情報を記録したカードユニット3を特定可能なユニットIDが含まれており、該利用履歴情報がどのカードユニット3において記録されたのかを管理コンピュータ50においても把握することができるようになっている。
【0072】
これらICカード37に記録された利用履歴情報は、遊技者による返却ボタン15の操作によりカードユニット3から返却され、管理コンピュータ50と通信可能状態にある他のカードユニット3にて挿入され、前述の受付処理に基づき管理コンピュータ50に送信されるようになっており、該管理コンピュータ50のカード管理DBにおいて該当するカードIDの利用度数並びに残度数とが前述のように更新され、この時点にてICカード37の残度数とカード管理DBにおいて該当するカードIDの残度数とが一致するようになる。
【0073】
また、これら利用履歴情報を受信した際に管理コンピュータ50は、該利用履歴情報に含まれるユニットIDに該当する利用履歴DBの履歴項目に受信したカードIDと利用履歴情報に含まれる使用度数を合計した度数とを対応付けて登録し、利用履歴DBの内容を更新させるようになっている。
【0074】
また、利用履歴情報が記録された状態にてICカード37に残存する度数が「0」となり、回収されたICカード37においては、前記カード収容部29のICカードリーダ41により、カードID並びに利用履歴情報が読み取られ、管理コンピュータ50に送信されるようになっており、該ICカードリーダ41から受信した情報に基づいて、前記カード管理DB並びに利用履歴DBの内容がカードユニット3からの送信された利用履歴情報と同様に更新されるようになっている。
【0075】
このように本実施例では、管理コンピュータ50との通信異常が発生中のカードユニット3において使用されて残度数が「0」となり回収されてしまったICカード37においても、該ICカード37に記録された利用履歴情報が、カード収容部29のICカードリーダ41により読み出され、管理コンピュータ50に送信されるようになっており、これら回収されたICカード37の残度数「0」とカード管理DBにおいて該当するカードIDの残度数との不整合により、例えば回収されたICカード37の再使用ができない等の不具合を解消できるようになっている。
【0076】
また、本実施例の管理コンピュータ50の利用履歴DBにおいては、カードユニット3やカードリーダ41より受信した利用履歴情報に基づき、利用履歴DBにおいて通信異常時に使用された度数の合計が、通信異常を起こしたカードユニット3のユニットID毎に登録されるようになっており、カードユニット3との通信異常の発生時において利用履歴が複数存在する場合に、該通信異常時における複数の利用履歴における使用度数の合計等の集計情報を個別に管理、把握することができる。
【0077】
また、本実施例の管理コンピュータ50の利用履歴DBにおいては、カードユニット3のユニットID毎に通信異常の発生時刻(中断時刻)が登録されるようになっており、通信異常が発生した時刻とその際通信が不可能となったカードユニット3とを個別に把握することができる。
【0078】
以上説明したように本実施例の遊技用装置においては、カードユニット3と管理コンピュータ50との通信に異常が発生して通信が不可能な状態となっても、該異常による通信の切断中において貸出処理により使用された度数の大きさを含む利用履歴情報が、受付け中のICカード37に記録され、カードユニット3と管理コンピュータ50との通信が復旧した場合、或いはそのICカード37が、前記管理コンピュータ50との通信が可能状態にあるその他のカードユニット3において受付けられた場合に、前記利用履歴情報並びにそのICカード37を特定可能なカードIDとがICカード37より読み出されて管理コンピュータ50に送信され、カード管理DBにおいて該当するカードIDの利用度数や残度数が更新されることで、これらICカード37の記録情報とカード管理DBにおける登録情報に不整合状態が発生することがなく、これらICカード37が使用不能となることを回避できるばかりか、これらICカード37の記録情報とカード管理DBにおける登録情報の不整合を解消できることから前記通信の切断中においてもカードユニット3を継続して稼働させることもできるようになる。
【0079】
前記各実施例における各要素は、本発明に対して以下のように対応している。
【0080】
本発明の請求項1は、遊技機(パチンコ機2)に対応して設けられ、少なくとも遊技用記録媒体(ICカード37)を特定可能な識別情報(カードID)が記録された遊技用記録媒体(ICカード37)を受付けて、遊技へ使用させるための処理(貸出処理)を行う遊技用記録媒体処理装置(ICカードリーダライタ309)と、該遊技用記録媒体処理装置(ICカードリーダライタ309)にデータ通信可能に接続され、少なくとも前記遊技用記録媒体(ICカード37)の識別情報に対応付けて遊技用有価価値(度数)の大きさを含む遊技用記録媒体情報の管理を行う管理装置(管理コンピュータ50)と、から成り、前記遊技用記録媒体処理装置(ICカードリーダライタ309)は、受付けている遊技用記録媒体の識別情報に対応付いた遊技用有価価値の大きさが遊技に使用されたときに、前記管理装置との通信が可能な通信可能状態であるときは該遊技に使用された使用遊技用有価価値の大きさを特定可能な利用情報を該遊技用記録媒体に記録しない一方、前記管理装置(管理コンピュータ50)との通信が不可能な通信不可能状態であるときは前記利用情報を該遊技用記録媒体(ICカード37)に記録するとともに、前記管理装置(管理コンピュータ50)との通信が可能な状態の時に受付けた遊技用記録媒体(ICカード37)の記録情報に前記利用情報が記録されている場合において、該利用情報と前記受付けた遊技用記録媒体(ICカード37)の識別情報(カードID)とを前記管理装置(管理コンピュータ50)に送信し、前記管理装置(管理コンピュータ50)は、前記利用情報と前記受付けた遊技用記録媒体(ICカード37)の識別情報(カードID)との受信により、該受信した識別情報に対応付けて管理している前記遊技用記録媒体情報を、受信した利用情報から特定される使用遊技用有価価値の大きさに基づいて更新する。
【0081】
本発明の請求項2は、前記管理装置(管理コンピュータ50)は、前記遊技用記録媒体情報を更新した場合に前記利用情報を送信した遊技用記録媒体処理装置(カードユニット3)に更新済情報を返信する。
【0082】
本発明の請求項2は、前記遊技用記録媒体処理装置(カードユニット3)は、前記更新済情報の受信に基づいて受付けている遊技用記録媒体(ICカード37)に記録されている前記利用情報を消去する。
【0083】
本発明の請求項4は、前記利用情報は、前記通信不可能状態中における遊技用記録媒体(ICカード37)の利用履歴情報を含んでいる。
【0084】
本発明の請求項5は、前記遊技用記録媒体処理装置(カードユニット3)には、前記識別情報に対応付いた遊技用有価価値(度数)の大きさが残存しない前記遊技用記録媒体(ICカード37)を遊技者に返却せずに回収する回収機構が設けられており、該回収機構に連設されて複数の遊技用記録媒体処理装置(カードユニット3)にて回収された遊技用記録媒体(ICカード37)を、該回収された遊技用記録媒体(ICカード37)を貯留するための遊技用記録媒体貯留部(カード収容部29)に搬送する搬送路(カード搬送路6)と、該回収された遊技用記録媒体(ICカード37)に記録されている記録情報を読み取る読取部(ICカードリーダ41)と、前記管理装置(管理コンピュータ50)とのデータ通信を行う通信手段(通信ケーブル48)と、を備え、前記読取部(ICカードリーダ41)にて読み取った記録情報に前記利用情報が存在する場合において、該利用情報とその遊技用記録媒体(ICカード37)の識別情報(カードID)とを前記管理装置(管理コンピュータ50)に送信する遊技用記録媒体回収処理装置(カード回収処理装置)を有する。
【0085】
本発明の請求項6は、前記利用履歴情報は、該利用履歴情報を記録した遊技用記録媒体処理装置(カードユニット3)を特定可能な情報(ユニットID)を含んでいる。
【0086】
本発明の請求項7は、前記遊技用記録媒体が、記録情報を電気的に記憶可能な不揮発性メモリを少なくとも有する集積回路(ICチップ382)を内在しているICカード37である。
【0087】
本発明の請求項8は、前記管理装置(管理コンピュータ50)は、前記遊技用記録媒体処理装置(カードユニット3)との通信状況を監視する通信状況監視手段(CPU52)を有し、該管理装置(管理コンピュータ50)と通信不可能となった遊技用記録媒体処理装置(カードユニット3)を特定可能な情報と通信不可能となった時刻とを対応付けて管理する。
【0088】
以上、本発明の実施形態を図面により前記実施例にて説明してきたが、本発明はこれら実施例に限定されるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれることは言うまでもない。
【0089】
例えば、前記実施例では、1台のパチンコ機2に対して1台のカードユニット3が設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、2台のパチンコ機2に対して1台としたものとしても良い。
【0090】
また、前記実施例では、使用されるICカード37を、プリペイドカ−ド(ビジタ−カ−ド)とした例を示すが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらICカードを特定の会員に予め発行された会員カ−ドとして使用するようにしても良い。
【0091】
また、前記実施例では、残度数が「0」となったICカード37がカード搬送路6に排出され、遊技島1内に設けられたカード収容部29にて回収されるようになっているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これらカード搬送路等の回収機構を設けずに、残度数が「0」となったICカード37をカード挿入口303より排出するようにしても良い。
【0092】
また、前記実施例では遊技用記録媒体として記録情報を電気的に記憶可能な不揮発性メモリを有するICチップ382を内在しているICカード37を用いており、これにより従来の磁気によりデータ記録を行う磁気カードに比較して記録容量が大きく、前記利用履歴情報等の多くの情報を記憶できることから好ましいが、本発明はこれらに限定されるものではなく、これを磁気カード等としても良いし、更にはカードの表面に書き換え可能な例えばバーコード等のシンボルが印字され、これらカード表面のシンボルを読み取ることで記録情報を読み取りできるようにした記録媒体であっても良い。
【0093】
また、前記実施例ではカードユニット3と管理コンピュータ50との通信異常時において、ICカード37に記録される利用履歴情報に、該利用履歴情報の書き込みを実施したカードユニット3のユニットIDや使用時刻が含まれており、管理コンピュータ50との通信不可能状態中において使用されたICカード37の利用状況の経過を把握することができることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも前記通信異常時において使用された遊技用有価価値としての使用度数が記録されるようになっていれば良い。
【0094】
また、前記実施例の管理コンピュータ50においては、カードユニット3やICカードリーダ41より受信した利用履歴情報に基づく使用度数を集計し、ユニットID毎に登録・管理する利用履歴DBが設けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも管理コンピュータ50においては、受信した利用履歴情報に基づく使用度数をカード管理DBにおいて該当するカードIDの残度数から減算更新し、該減算更新した残度数と、ICカード37に記録されている実際の度数とが一致するようになっていれば良い。
【0095】
また、前記実施例では、遊技用有価価値の形態として発行金額100円に対して1単位とする度数を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、これら遊技用有価価値を遊技者が金銭的に把握できるように金額と一致させるようにしても良いし、更にはこれら遊技用有価価値を所定のポイントや相当するパチンコ玉数やコイン数としても良く、その形態は任意に選択すれば良い。
【0096】
また、前記実施例においては、遊技媒体としてパチンコ玉を用いているが、これら遊技媒体をコインや点数、更には後述する画像式のパチンコ機やスロットマシン等における画像にて形成されたパチンコ玉やコイン等としても良く、これら遊技媒体は遊技において使用される媒体であれば、本発明の遊技媒体に含まれるものであり、その形態が限定されるものではない。
【0097】
また、前記実施例においては、遊技媒体であるパチンコ玉が外部に払い出される通常のパチンコ機2を用いているが、本発明はこれら通常のパチンコ機のみならず、コインを用いて遊技を行うスロットマシンや、パチンコ玉やコインが外部に排出されることなく遊技可能な封入式のパチンコ機やスロットマシン、さらにはこれら遊技媒体を用いずにデータ等により遊技可能な遊技機や、遊技盤やパチンコ玉が画像にて表示される画像式のパチンコ機や、リールが画像にて表示される画像式のスロットマシンにも適用可能であることはいうまでもなく、これら遊技機が限定されるものではない。
【0098】
【発明の効果】
本発明は次の効果を奏する。
【0099】
(a)請求項1の発明によれば、管理装置との通信に異常が発生して通信が不可能な状態となっても、該異常による通信の切断中における遊技に使用された遊技用有価価値の大きさを特定可能な利用情報が受付け中の遊技用記録媒体に記録され、その遊技用記録媒体処理装置と管理装置との通信が復旧した場合、或いはその遊技用記録媒体が、前記管理装置との通信が可能状態にあるその他の遊技用記録媒体処理装置において受付けられた場合に、前記利用情報並びにその遊技用記録媒体を特定可能な識別情報とが遊技用記録媒体より読み出されて管理装置に送信されて該当する遊技用記録媒体の遊技用記録媒体情報が更新されることで、これら遊技用記録媒体情報に不整合状態が発生することがなく、これら遊技用記録媒体が使用不能となることを回避できるばかりか、これら遊技用記録媒体情報の不整合を解消できることから前記通信の切断中において遊技用記録媒体処理装置を継続して稼働させることもできるようになる。
【0100】
(b)請求項2の発明によれば、前記利用情報に基づく遊技用記録媒体情報の更新が、送信元の遊技用記録媒体処理装置においても把握できる。
【0101】
(c)請求項3の発明によれば、更新済の利用情報が消去されるので、遊技用記録媒体に必要とされる記憶容量を最小限に抑えることができる。
【0102】
(d)請求項4の発明によれば、管理装置との通信不可能状態中において使用された遊技用記録媒体の利用状況の経過を把握することができる。
【0103】
(e)請求項5の発明によれば、通信異常時において使用されて回収された遊技用記録媒体においても、該回収された遊技用記録媒体に記録されている利用情報が読み出されて、管理装置に送信されることで、遊技用記録媒体情報の不整合により、例えば回収された該遊技用記録媒体の再使用ができない等の不具合を解消できる。
【0104】
(f)請求項6の発明によれば、該利用情報がどの遊技用記録媒体処理装置におけるものであるかを把握することができる。
【0105】
(g)請求項7の発明によれば、前記不揮発性メモリは、例えば従来の磁気によりデータ記録を行う記録媒体に比較して容量が大きいことから、前記利用情報等の多くの情報を記憶できる。
【0106】
(h)請求項8の発明によれば、例えば、管理装置に複数の遊技用記録媒体処理装置が接続されている場合において、通信不可能となった時刻とその遊技用記録媒体処理装置とを個別に把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例における遊技用装置が設置された遊技島を示す斜視図である。
【図2】本発明における実施例のパチンコ機の正面図である。
【図3】本発明の実施例におけるパチンコ機の操作部の上面図である。
【図4】本発明における実施例のカードユニットの前面側の構成を示す一部破断斜視図である。
【図5】本発明の実施例における遊技用装置の構成並びにパチンコ機とカードユニットの構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の実施例におけるカードユニットのICカードリーダライタの構成を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例において用いたICカードの構成を示す一部破断上面図である。
【図8】本発明の実施例におけるパチンコ機の賞球制御基板とカードユニットとから出力される各信号の出力状況を示す図である。
【図9】本発明の実施例におけるカード搬送路およびカード収容部の構成を示す側面模式図である。
【図10】本発明の実施例におけるカード搬送路の構成を示す図9のA−A断面図である。
【図11】本発明の実施例における管理コンピュータの構成を示すブロック図である。
【図12】本発明の実施例における管理コンピュータの記憶装置に記憶されたカード管理DBを示す図である。
【図13】本発明の実施例における管理コンピュータの記憶装置に記憶された利用履歴DBを示す図である。
【図14】(a)〜(c)は、本発明の実施例におけるICカードに記録される利用履歴情報を示す図である。
【符号の説明】
1 遊技島
2 パチンコ機(遊技機)
3 カードユニット(遊技用記録媒体処理装置)
4 カード発行機
6 カード搬送路(搬送路)
14 操作部
15 返却ボタン
16 貸出ボタン
17 度数表示部
18 操作基板
19 カード回収路
22 搬送樋
23 搬送ベルト
24 駆動モータ
25 タイミングベルト
26 駆動ローラ
27 架設ローラ
28 ガイドローラ
29 カード収容部(遊技用記録媒体貯留部)
30 ガイド樋
32 一時貯留部
37 ICカード(遊技用記録媒体)
40 重なり防止機構
41 ICカードリーダ(読取部、遊技用記録媒体回収処理装置)
42 回収樋
43 カード回収箱
48 通信ケーブル(通信手段)
50 管理コンピュータ(管理装置)
51 データバス
52 中央演算処理装置(CPU)
53 RAM
54 表示装置
55 入力装置
56 記憶装置
57 通信インターフェイス
58 通信モデム
80 通信回線網
90 管理サーバ
202 ガラス扉枠
203 打球供給皿
204 余剰玉受皿
205 打球操作ハンドル(操作ノブ)
206 遊技盤
207 遊技領域
209 可変表示部
210 可変表示器
211 通過ゲート
214 始動入賞口
215 可動片
216 可変入賞球装置
220 開閉板
224 入賞口
226 アウト口
231 遊技制御基板
235 ランプ制御基板
237 賞球制御基板
270 音声制御基板
280 表示制御基板
291 発射制御基板
297 玉払出装置
301 動作ランプ
303 カード挿入口
304 カードインジケータ
309 ICカードリーダライタ(記録媒体処理手段)
310 記憶部
311 I/Oポート
312 通信部(通信手段)
313 マイクロプロセッシングユニット(MPU)
354 カード回収口
381 基体
382 ICチップ
383 パターンコイル
384 基板
385 トップフィルム
386 駆動モータ
387 搬送ローラ
388 搬送ローラ
389 電磁ソレノイド
390 通信ヘッド
391 搬送ベルト
392 制御基板
393 駆動モータ
397 挿入センサ
398 ガイドレール

Claims (8)

  1. 遊技機に対応して設けられ、少なくとも遊技用記録媒体を特定可能な識別情報が記録された遊技用記録媒体を受付けて、遊技へ使用させるための処理を行う遊技用記録媒体処理装置と、
    該遊技用記録媒体処理装置にデータ通信可能に接続され、少なくとも前記遊技用記録媒体の識別情報に対応付けて遊技用有価価値の大きさを含む遊技用記録媒体情報の管理を行う管理装置と、
    から成り、
    前記遊技用記録媒体処理装置は、受付けている遊技用記録媒体の識別情報に対応付いた遊技用有価価値の大きさが遊技に使用されたときに、前記管理装置との通信が可能な通信可能状態であるときは該遊技に使用された使用遊技用有価価値の大きさを特定可能な利用情報を該遊技用記録媒体に記録しない一方、前記管理装置との通信が不可能な通信不可能状態であるときは前記利用情報を該遊技用記録媒体に記録するとともに、前記管理装置との通信が可能な状態の時に受付けた遊技用記録媒体の記録情報に前記利用情報が記録されている場合において、該利用情報と前記受付けた遊技用記録媒体の識別情報とを前記管理装置に送信し、
    前記管理装置は、前記利用情報と前記受付けた遊技用記録媒体の識別情報との受信により、該受信した識別情報に対応付けて管理している前記遊技用記録媒体情報を、受信した利用情報から特定される使用遊技用有価価値の大きさに基づいて更新することを特徴とする遊技用装置。
  2. 前記管理装置は、前記遊技用記録媒体情報を更新した場合に前記利用情報を送信した遊技用記録媒体処理装置に更新済情報を返信する請求項1に記載の遊技用装置。
  3. 前記遊技用記録媒体処理装置は、前記更新済情報の受信に基づいて受付けている遊技用記録媒体に記録されている前記利用情報を消去する請求項2に記載の遊技用装置。
  4. 前記利用情報は、前記通信不可能状態中における遊技用記録媒体の利用履歴情報を含んでいる請求項1〜3のいずれかに記載の遊技用装置。
  5. 前記遊技用記録媒体処理装置には、前記識別情報に対応付いた遊技用有価価値の大きさが残存しない前記遊技用記録媒体を遊技者に返却せずに回収する回収機構が設けられており、
    該回収機構に連設されて複数の遊技用記録媒体処理装置にて回収された遊技用記録媒体を、該回収された遊技用記録媒体を貯留するための遊技用記録媒体貯留部に搬送する搬送路と、該回収された遊技用記録媒体に記録されている記録情報を読み取る読取部と、前記管理装置とのデータ通信を行う通信手段と、を備え、前記読取部にて読み取った記録情報に前記利用情報が存在する場合において、該利用情報とその遊技用記録媒体の識別情報とを前記管理装置に送信する遊技用記録媒体回収処理装置を有する請求項1〜4のいずれかに記載の遊技用装置。
  6. 前記利用情報は、該利用情報を記録した遊技用記録媒体処理装置を特定可能な情報を含んでいる請求項1〜5のいずれかに記載の遊技用装置。
  7. 前記遊技用記録媒体が、記録情報を電気的に記憶可能な不揮発性メモリを少なくとも有する集積回路を内在しているICカードである請求項1〜6のいずれかに記載の遊技用装置。
  8. 前記管理装置は、前記遊技用記録媒体処理装置との通信状況を監視する通信状況監視手段を有し、該管理装置と通信不可能となった遊技用記録媒体処理装置を特定可能な情報と通信不可能となった時刻とを対応付けて管理する請求項1〜7のいずれかに記載の遊技用装置。
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