JPH0852265A - 遊技カード、カード式遊技機の制御方法およびカード式遊技機の制御装置 - Google Patents

遊技カード、カード式遊技機の制御方法およびカード式遊技機の制御装置

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JPH0852265A
JPH0852265A JP21197194A JP21197194A JPH0852265A JP H0852265 A JPH0852265 A JP H0852265A JP 21197194 A JP21197194 A JP 21197194A JP 21197194 A JP21197194 A JP 21197194A JP H0852265 A JPH0852265 A JP H0852265A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技者が迅速に遊技を開始することが可能
で、かつ遊技機と管理装置との間で通信が不能になった
場合でも遊技を行うことができるようにする。 【構成】 遊技を開始するとき、カード式遊技機に遊技
カードを挿入すると、遊技機によって遊技カードのセキ
ュリティ情報が読み込まれ、暗号化プログラムBに従っ
て遊技カードの正当性が判定され、判定結果が正常であ
れば遊技カードに遊技機情報が送出される。次いで、遊
技カード側では、遊技機から送出された遊技機情報を読
み込み、カードに格納されている暗号化プログラムAに
従って遊技機の正当性を判定し、判定結果が正常であれ
ば遊技機に遊技カード情報を送出する。これにより、遊
技機は送出された遊技カード情報に基づいて直ちに遊技
の開始を可能にし、遊技カード管理装置との間で照合が
行わずに遊技を開始できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遊技カードに記憶され
た有価情報および遊技情報の範囲内で遊技を行わせ、遊
技の結果として獲得した遊技情報を遊技カードまたは遊
技カード管理装置に記憶するカード式遊技機の制御方法
及びその装置、並びに遊技カードに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技媒体を用いた遊技装置とし
ては、例えばパチンコ遊技機、アレンジボール機、雀球
機、メダルを用いたスロットルマシン(回胴式スロット
ル遊技機)、球を用いたスロットルマシン(回胴式スロ
ットル遊技機)等がある。従来、カードを用いて遊技を
行う遊技機、例えばパチンコ遊技機、スロットマシン
(いわゆるパチスロ遊技機)等は、カードに記録されて
いる有価価値を遊技価値である遊技球、遊技コインに変
換して遊技を行っている。また、遊技において付与され
た価値を、実球あるいは実コインとして払い出さずに、
前記カードに記録する遊技機が提案されている。このた
め、遊技者は、今までのように遊技球または遊技コイン
を持ち歩く煩わしさから開放される。
【0003】従来提案されている遊技カードを利用した
遊技システムでは、遊技カードの偽造や改竄を防ぐため
に下記の遊技を行うようなものがある。 有価情報や遊技情報を遊技カード自体に記憶させず、
遊技カードにはカードナンバーだけを記憶して、ホール
に設置された中央管理装置(以下、単に管理装置とい
う)においてカードナンバーに基づき有価情報や遊技情
報を管理記憶している。そして、遊技に際しては、遊技
機と管理装置との間で通信により情報交換を行い、挿入
された遊技カードのカードナンバーにより、管理装置に
記憶されている有価情報や遊技情報を呼び出し、このデ
ータに基づき遊技を行うシステムになっている。
【0004】上述したような有価情報や遊技情報を管
理装置および遊技カードの両方に記憶させ、遊技を行う
場合に、管理装置に格納されている有価情報や遊技情報
と遊技カードに記憶されている有価情報や遊技情報との
照合を行い、その照合結果に問題がない場合に、前記情
報に基づいて遊技を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
遊技システムでは、以下のような問題点があった。 (イ)上述した第1の従来の遊技システムにおいては、
遊技カードにはカードナンバーのみが記憶されているだ
けで、有価情報や遊技情報が記憶されていない構成にな
っていたため、遊技機と管理装置との間で通信が不能に
なった場合には、遊技を行うことができないという問題
点があった。 (ロ)遊技に際しては、いちいち、遊技機と管理装置と
の間で通信を行ってカードナンバーにより、管理装置に
記憶されている有価情報や遊技情報を呼び出す処理を行
うために、遊技者が遊技を開始するまでに待たされる時
間があり、遊技者へのサービス向上という点で改良の余
地があった。 (ハ)一方、上述した第2の従来の遊技システムにおい
ては、遊技カードおよび管理装置にそれぞれ有価情報や
遊技情報が記憶されており、遊技を行う場合に、双方の
有価情報や遊技情報を照合して、その照合結果に問題が
無い場合にのみ、初めて遊技の開始を許可する構成にな
っているため、やはり、遊技機と管理装置との間で通信
が不能になった場合には、遊技を行うことができないと
いう欠点がある。 (ニ)遊技を開始するときに、遊技機に挿入されたカー
ドの有価情報や遊技情報を管理装置に照合する処理を行
うために、同様に遊技者が遊技を開始するまでに待たさ
れる時間があり、遊技者への迅速なサービスができな
い。 (ホ)第2の従来の遊技システムでは、通常、ICカー
ドが使用されるが、セキュリティーの高いICカードの
有利な面を有効に活用するには、至っていない。
【0006】そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて
なされたもので、遊技者が迅速に遊技を開始することが
可能で、かつ遊技機と管理装置との間で通信が不能にな
った場合でも遊技を行うことができる遊技カード、カー
ド式遊技機の制御方法およびカード式遊技機の制御装置
を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明によるカード式遊技機の制御方法は、
カード式遊技機に遊技カードを挿入したとき、遊技機
は、遊技カードよりセキュリティ情報を読み込み、予め
格納された遊技カード認識処理に従って遊技カードの正
当性を判定し、判定結果が正常の場合に、遊技カードに
遊技機情報を送出し、遊技カードは、送出された遊技機
情報を読み込み、予め格納された遊技機認識処理に従っ
て遊技機の正当性を判定し、判定結果が正常の場合に、
遊技機に遊技カード情報を送出し、遊技機は、送出され
た遊技カード情報に基づいて遊技を可能にするととも
に、遊技カード管理装置へ遊技カード情報を送出し、遊
技カード管理装置は、送出された遊技カード情報と、格
納されている最新遊技カード情報との照合を行い、照合
結果が異常の場合に、その不一致情報を格納することを
特徴とする。
【0008】好ましい態様として、例えば請求項2記載
のように、前記遊技機は、遊技機本体内に所定数の遊技
球を封入しておき、遊技機に入力される遊技カードの有
価情報に基づいて変換された遊技情報を基に、封入され
た遊技球を遊技領域内に発射して遊技を行い、その遊技
結果が、特定の利益状態あるいはそれ以外の状態である
かの判定を行い、特定の利益状態の場合には、所定数の
賞球数に対応させて、遊技者の利益を増加させ、特定の
利益状態以外の場合には遊技者の利益を減少させ、か
つ、遊技領域を経た遊技球を回収して発射位置に導くこ
とにより、この封入された遊技球を循環使用して所定の
遊技を行う封入球式パチンコ遊技機であるようにしても
よい。例えば請求項3記載のように、前記遊技機は、遊
技機に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変換
された遊技情報を基に、複数の図柄を変動し、その停止
態様に基づいて特別遊技を行わせ、遊技者の利益を増加
させる回胴式スロットル遊技機であるようにしてもよ
い。例えば請求項4記載のように、前記遊技機は、遊技
機に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変換さ
れた遊技情報を基に、映像式ゲームを行い、そのゲーム
対応に基づいて遊技者の利益を増加させる映像式ゲーム
機であるようにしてもよい。例えば請求項5記載のよう
に、前記遊技カードは、ICカードであるようにしても
よい。
【0009】請求項6記載の遊技カードは、カードに記
録された有価価値データを読み出して遊技価値データに
変換し、該遊技価値データを基に、遊技を行うカード式
遊技機に使用されるものであって、カード式遊技機から
送出された遊技機情報に基づいて遊技機の正当性を判定
し、判定結果が正常の場合に、遊技機に遊技カード情報
を送出する処理を実行する遊技機認識処理プログラムを
格納していることを特徴とする。例えば請求項7記載の
ように、前記遊技カードは、ICカードであるようにし
てもよい。
【0010】請求項8記載のカード式遊技機の制御装置
は、遊技カードを発行する遊技カード発行機と、遊技カ
ードに金額を付加する金額付加機と、遊技カードに格納
された有価情報および遊技情報に基づいて遊技を行い、
その遊技過程で発生した遊技情報を遊技カードに更新し
て格納するとともに、遊技カードの正当性を認識する遊
技カード認識手段と、遊技カードより送出された遊技カ
ード情報を遊技カード管理装置に送出する第1送出手段
と、遊技カード認識手段の出力に基づいて遊技を可能に
する遊技能動化手段とを有する遊技機と、遊技機の正当
性を認識する遊技機認識手段と、遊技機認識手段の出力
に基づいて、遊技カード情報を遊技機へ送出する第2送
出手段とを有する遊技カードと、第1送出手段から送ら
れてくる遊技カード情報と当該最新遊技カード格納情報
とを照合する遊技カード情報照合手段と、遊技カード情
報照合手段によって送出された遊技カード情報と最新遊
技カード情報との照合結果が不一致と判定された場合
に、その来歴を格納する不一致情報格納手段と、送られ
てきた遊技カード情報を最新遊技カード格納情報として
更新する遊技カード情報格納更新手段とを有する遊技カ
ード管理装置と、を備えていることを特徴とする。
【0011】好ましい態様として、例えば請求項9記載
のように、前記遊技機は、遊技機本体内に所定数の遊技
球を封入しておき、遊技機に入力される遊技カードの有
価情報に基づいて変換された遊技情報を基に、封入され
た遊技球を遊技領域内に発射して遊技を行い、その遊技
結果が、特定の利益状態あるいはそれ以外の状態である
かの判定を行い、特定の利益状態の場合には、所定数の
賞球数に対応させて、遊技者の利益を増加させ、特定の
利益状態以外の場合には遊技者の利益を減少させ、か
つ、遊技領域を経た遊技球を回収して発射位置に導くこ
とにより、この封入された遊技球を循環使用して所定の
遊技を行う封入球式パチンコ遊技機であるようにしても
よい。例えば請求項10記載のように、前記遊技機は、
遊技機に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変
換された遊技情報を基に、複数の図柄を変動し、その停
止態様に基づいて特別遊技を行わせ、遊技者の利益を増
加させる回胴式スロットル遊技機であるようにしてもよ
い。例えば請求項11記載のように、前記遊技機は、遊
技機に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変換
された遊技情報を基に、映像式ゲームを行い、そのゲー
ム対応に基づいて遊技者の利益を増加させる映像式ゲー
ム機であるようにしてもよい。例えば請求項12記載の
ように、前記遊技カードは、ICカードであるようにし
てもよい。
【0012】
【作用】本発明では、遊技を開始するとき、カード式遊
技機に遊技カードを挿入すると、遊技機によって遊技カ
ードのセキュリティ情報が読み込まれ、所定の遊技カー
ド認識処理(プログラム)に従って遊技カードの正当性
が判定され、判定結果が正常であれば遊技カードに遊技
機情報が送出される。次いで、遊技カード側では、遊技
機から送出された遊技機情報を読み込み、カードに格納
されている遊技機認識処理(プログラム)に従って遊技
機の正当性を判定し、判定結果が正常であれば遊技機に
遊技カード情報を送出する。次いで、遊技機は、送出さ
れた遊技カード情報に基づいて直ちに遊技の開始を可能
にする。これにより、遊技カード管理装置との間で照合
が行われずに、遊技を開始することができる。そして、
遊技進行中に遊技機から遊技カード管理装置へ遊技カー
ド情報が送出され、遊技カード管理装置側では、送出さ
れた遊技カード情報と、格納されている最新遊技カード
情報との照合が行われる。このとき、照合結果が異常の
場合、その不一致情報が格納される。照合結果が異常で
も、遊技が停止することはない。
【0013】したがって、照合が不一致の場合は、その
来歴情報を遊技カード管理装置が記憶し、かつ、挿入さ
れたカード情報を正規情報として、遊技カード管理装置
に記憶されていた以前のカード情報を更新することが行
われる。すなわち、遊技カードに記憶されている情報が
一番優先順位の高いものになる。このように、セキュリ
ティが高い遊技カード(例えば、ICカード)を使用す
るという前提で、カードのセキュリティチェックを端末
側(すなわち、遊技機)で行うことにより、遊技者が迅
速に遊技を開始することが可能になる。また、遊技進行
中に遊技機と遊技カード管理装置との間で通信が不能に
なった場合でも、遊技を続行することができる。したが
って、遊技者へのサービスの向上を図ることができる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。図1〜図21は本発明をカード方式の封入
球式パチンコ遊技機に適用した場合の第1実施例を示し
ている。遊技機の正面構成 図1は封入球式パチンコ遊技機の正面図である。図1に
おいて、1は封入球式パチンコ遊技機(以下、単に適
宜、遊技機という)であり、封入球式パチンコ遊技機1
は機枠11と、前面枠12と、ガラス13aを支持する
金枠13と、遊技盤14(図2参照)と、前面操作パネ
ル15とを有している。機枠11は封入球式パチンコ遊
技機1の本体の外枠を構成するもので、樹脂(プラスチ
ック)を素材として矩形状に成形されている。なお、機
枠11は木製でもよい。前面枠12は樹脂製で、図2に
示すように機枠11に対して支持部材(例えば、蝶番)
21、22によって開閉可能に支持されてる。金枠13
は金属製(例えば、ステンレス)で、遊技領域前面に対
応する透光性のガラス13a(クリア部材)の周辺を補
強部材として補強する構成になっており、金枠13の周
囲は前面枠12に固定されている。したがって、金枠1
3は前面枠12と一体的に開閉する。なお、クリア部材
はガラスに限らず、透明な樹脂を用いてもよい。
【0015】前面枠12の上部には煙草の煙等を吸引可
能なスリット状の排煙口23が配置されており、前面枠
12の下部両側にはステレオで効果音を出力可能なスピ
ーカ24、25がそれぞれ配置されている。また、前面
枠12は、通常は施錠装置26に連動するフック27
a、27b(図2参照)によって機枠11に対して施錠
されている。前面枠12を開く場合には、施錠装置26
の施錠孔に所定のキーを挿入して回動操作することによ
り、施錠装置26のロック状態が解除されてオープンす
る。
【0016】前面操作パネル15には有価価値データが
記録されたカードが挿入されるカード挿入口31と、遊
技に必要な各種の操作スイッチが集合した操作スイッチ
群32と、カードの残高を1度数(例えば、1度=10
0円)単位で表示するカード度数表示器(カード残高表
示器)33と、遊技者の持ち玉数を表示する持玉数表示
器34と、封入球式パチンコ遊技機1の前に遊技者がい
るか否かを検出する人体検出センサ35と、灰皿36
と、コーヒカップ、財布、鍵等を置けるトレイ37とが
配置されている。カード度数表示器33は、例えば7セ
グメントのLEDを用いて2列で構成され、カードの残
り度数を2桁で表示可能である。また、持玉数表示器3
4は、例えば7セグメントのLEDを用いて3列で構成
され、遊技者の持ち玉数を3桁で表示可能である。な
お、各表示器33、34はLEDでなく、他のタイプの
表示器でもよい。
【0017】操作スイッチ群32は有価価値データが記
録されたカードをカード挿入口31に挿入した後、1度
数単位で玉を購入するときに操作される購入スイッチ4
1と、カードをカード挿入口31に挿入したまま遊技を
中断(例えば、遊技者がトイレに行くような場合)する
ときに操作される中断スイッチ42と、遊技を精算する
ときに操作される精算スイッチ43と、遊技領域に発射
される玉の弾発力を強くするときに操作される発射強ス
イッチ44と、玉の弾発力を弱くするときに操作される
発射弱スイッチ45と、遊技領域に向けて玉を発射する
ときに操作される発射スイッチ46とからなる。なお、
操作スイッチ群32の各種スイッチは、例えばシートス
イッチでもよいし、あるいは他のタイプ(通常の押し
釦)のスイッチでもよい。発射スイッチ46を操作する
と、図2に示す発射装置61が作動して自動的に玉が1
個宛て遊技領域に発射され、発射スイッチ46をもう1
回操作すると、発射が停止する。
【0018】図2は前面枠12および前面操作パネル1
5を開いた状態を示す図である。図2において、樹脂製
の前面枠12の裏面側には一定の大きさの金属片51が
配置され、一方、これに対向する機枠11の前面側には
金枠開閉検出スイッチ52が配置されている。金枠開閉
検出スイッチ52は近接スイッチからなり、前面枠12
が閉鎖されているときは金属片51が近接することよ
り、前面枠12の閉鎖状態を検出し、前面枠12が開放
したときは金属片51が遠ざかることより、前面枠12
の開放状態を検出する。この場合、前面枠12は金枠1
3と一体的に開閉するから、金枠開閉検出スイッチ52
は金枠13の開閉状態を検出することになる。53は機
枠11の上部に形成されたダクトで、前面枠12の上部
にある排煙口23からの煙等を吸引する通路である。な
お、ダクト53の後方の島設備にはファン(図示略)が
配置されており、煙等はファンによって吸引されて島設
備に送られた後、各台の排気がまとめてられて外部(例
えば、店外)に放出されるようになっている。
【0019】54は遊技盤14を止める固定具であり、
遊技盤14は固定具54によって着脱可能に基枠体55
(図3参照)に固定される。遊技盤14における遊技領
域は本発明の適用対象である遊技媒体として遊技球を使
用する封入球式のパチンコ遊技機であれば、任意の構成
を取り得る。例えば、複数の図柄を可変表示可能な図柄
表示装置を備え、この図柄表示装置における可変表示結
果が予め定められた特別図柄で表示されたことを条件に
遊技者に有利な特別遊技状態(大当り状態)を発生可能
な遊技機(いわゆる「第1種」に属するもの)、図柄表
示装置を備えた「第3種」に属する遊技機、あるいはい
わゆる「第2種」に属する遊技機、さらにはその他の種
類の遊技機(例えば、電動役物装置を備えた遊技機)等
に幅広く適用が可能である。本実施例では「第1種」に
属するタイプの遊技盤14を使用している。遊技盤14
の下方には発射装置61が設けられており、発射装置6
1としては直線型のソレノイドで封入球を弾発するタイ
プが用いられる。発射装置61によって弾発された封入
球は発射レール62の上を遊技盤14に向けて発射さ
れ、発射レール62のそばには発射センサ63が配置さ
れている。発射センサ63は発射レール62の上を遊技
盤14に向けて発射された封入球を検出する。64はフ
ァールセンサで、遊技盤14まで発射されず、ファール
になって戻ってきた封入球を検出する。
【0020】65はカードリーダライタで、カードリー
ダライタ65の前面側には前述したカード挿入口31が
配置され、カード挿入口31は前面操作パネル15に形
成されたカードリーダライタ貫通口66を通して前面操
作パネル15の前面側に臨むようになっている。カード
リーダライタ65は有価価値データ(残り度数)が記録
されたカードからの情報を読み出したり、遊技の精算時
に有価価値データ(遊技者利益)をカードに書き込んだ
りする。カードとしては、ICカードが用いられるが、
情報を書込み/読み出し可能なものであればICカード
に限るものではなく、例えば光カードを用いてもよい。
光カードを用いた場合、当然のことながらカードリーダ
ライタは光カードに対応するものを使用することにな
る。また、カードには玉数等の価値情報の他に遊技客の
識別情報を記憶するようにしてもよい。ここで、本実施
例の遊技機1はカードに格納された有価情報および遊技
情報に基づいて遊技を行い、その遊技過程で発生した遊
技情報をカードに更新して格納する。また、遊技機1は
カードの正当性を認識する遊技カード認識手段、カード
より送出されたカード情報を後述のカード管理装置16
6に送出する第1送出手段、および遊技カード認識手段
の出力に基づいて遊技を可能にする遊技能動化手段とし
ての機能を有している。
【0021】前面操作パネル15は樹脂製で、機枠11
に対して支持部材(例えば、蝶番)67、68によって
開閉可能に支持されている。また、前面操作パネル15
の上部は前面枠12の縁によって外側から重なるように
して抑えられている。したがって、前面操作パネル15
を開くには、最初に施錠装置26の施錠孔に所定のキー
を挿入して前面枠12を開き、そのとき前面枠12が開
けば、前面操作パネル15のフック69a、69bを押
す操作をすることにより、フック受け部70a、70b
からフック69a、69bがそれぞれ外れて前面操作パ
ネル15がオープンする。前面操作パネル15の裏面側
にはコネクタ71が設けられ、コネクタ71は前面操作
パネル15に配置された各電気部品(操作スイッチ群3
2、人体検出センサ35、カード度数表示器33、持玉
数表示器34)からの配線を接続するもので、コネクタ
71は前面操作パネル15を閉鎖することにより、機枠
11側に配置されたコネクタ72に対して挿入される。
これにより、前面操作パネル15に配置された各電気部
品が機枠11側に接続される。
【0022】遊技機の裏機構の構成 次に、図3は封入球式遊技機1の裏機構の構成を示す図
である。図3において、封入球式遊技機1の裏機構側に
ある主要なものとして、遊技盤14における役物装置を
制御する役物制御装置101と、封入球式遊技機1の前
面操作パネル15の操作・表示を制御する操作・表示制
御回路102と、遊技領域の入賞口に入賞したセーフ球
を検出するセーフセンサ(入賞球検出スイッチ)103
と、遊技領域で入賞口に入賞せずに外れたアウト球を検
出するアウトセンサ(アウト球検出スイッチ)104
と、カードリーダライタ65の作動を制御するカード制
御装置105と、セーフセンサ103およびアウトセン
サ104を経た2条の通路を1条にまとめて(つまり封
入球の流れ整流して)、封入球として再び循環させるた
めの循環球整流装置106と、封入球の循環および発射
制御を行う本体制御装置107と、封入球を遊技機外部
に排出(例えば、封入球を定期的に研磨したり、点検整
備等のために排出)するための封入球排出口108と、
封入球を循環経路に投入(例えば、封入球として20個
を投入)するための封入球投入口110と、発射装置6
1に球を1個宛て送る球送り部111と、球送り部11
1を駆動する電磁石112と、島設備から遊技機1にA
C24Vの電源を供給可能なコンセント113とを有し
ている。循環球整流装置106はセーフセンサ103お
よびアウトセンサ104を経た2条の通路の端部に配置
されたスプロケット106aと、スプロケット106a
を駆動するモータ106bとを有し、スプロケット10
6aによって2条の通路を流下してくる封入球を1条に
整流して再び発射位置の方に循環させる。
【0023】カード会社との通信系 図4は遊技店とカード会社とのデータ通信系を示す図で
ある。図4において、150はホールの中央管理装置で
あり、中央管理装置150は店内に設置されたATM交
換機151を介してカード会社152と電話回線(例え
ば、ISDN等のデジタル回線)で結ばれている。中央
管理装置150とATM交換機151との間は伝送路で
接続されている。なお、破線で囲んだ部分は遊技店外の
構成であり、他の遊技店153も同様に電話回線を介し
てカード会社152と結ばれている。ATM交換機15
1は後述の図6に示すように、遊技店内に設置された各
機器からの情報の授受を制御する通信制御装置であり、
例えば150Mbpsの情報量の伝送を可能である。こ
こで、ATM(非同期転送モード)について説明する。
一般に、パケット通信では高速動作ができず、あまり高
いビットレイトの信号を扱えない。これこ対して、AT
M交換では符号誤り率の低い光ファイバー伝送路のよう
な高品質伝送路を使用するのが前提で、セル(デジタル
化された一定長さの情報ブロック)ごとの誤りチェック
をせずに、直接高速動作ができるハードウエアスイッチ
で交換接続する。これにより、半導体スイッチの動作速
度までは使うことができ、数100Mビット/秒以上の
信号でも交換接続できるようになっている。このような
ATM交換技術を用いると、データ、文書、音声、イメ
ージ、画像等のさまざまなタイプの情報の転送が単一の
ラインで可能になる。本実施例のATM交換機151は
上記原理に基づき店内設置の各機器からの情報を受信し
たり、必要な情報を送信したりするための制御を行う。
【0024】カード会社152は遊技カードを発行する
もので、遊技カードに対して仮カードコード(例えば、
発行ナンバー)、セキュリティ情報、暗号化プログラム
Aを格納して各遊技店に発行する。遊技店は、カードの
発行情報とか、必要な情報をカード会社152から得た
り、問い合わせる等のためにATM交換機151を介し
てカード会社152と接続されている。中央管理装置1
50はホールの管理室に配置され、中央管理装置150
は管理コンピュータ161、ディスプレイ162、プリ
ンタ163、店内放送装置164、端末入力装置(例え
ば、キーボード)165、カード管理装置166および
経営分析装置167を有している。管理コンピュータ1
61はホールの島設備に設置された多数の封入球式遊技
機から必要なデータを収集して各種遊技状態に対応する
データを整理し、整理したデータをディスプレイ162
に表示させたり(例えば、大当りの多い台番号順、大当
り発生率の高い台番号順に表示させたり)、各遊技機の
動作状態(例えば、強制的に精算を行う状態、精算禁止
の状態)を監視したり、必要なデータの演算処理を行
う。また、端末入力装置165を操作することにより、
遊技種類別、機種別、島単位別、製造メーカー別に大当
りデータ、賞球データ等を収集し、管理コンピュータ1
61のディスプレイ162に表示させることができる。
【0025】店内放送装置164はアンプを有し、管理
コンピュータ161からの信号に基づいて大当り情報や
強制的に精算を行う状態を店内の所定箇所に配置された
スピーカから放送する。店内放送装置164は報知手段
を構成する。この場合、各遊技機には各々台番号が決め
られており、店内放送装置164は大当りの発生した遊
技機の台番号を放送したり、強制的に精算を行う遊技機
の台番号を放送したり、さらには遊技に必要な店内情報
を放送する。カード管理装置166は発行されたカード
の各種カード情報を管理したり、また、端末機(例え
ば、遊技機、後述の更新機等)より挿入されたカードと
の照合来歴を記憶管理する。なお、カードとの照合来歴
は当店当日限りでクリアされる。経営分析装置167
は、多数の封入球式遊技機から収集したデータを記憶す
るデータ記憶装置を有し、毎日のデータを記憶したり、
記憶したデータに基づいて過去の遊技状態データを作成
し、必要に応じて過去の遊技状態データを呼び出した
り、島設備に各台が設置されてからのトータルの稼働デ
ータを処理したりすることができるようになっている。
また、経営分析装置167は遊技機よりの遊技情報(例
えば、大当たり情報、特図回動情報、始動口情報、回収
球数情報、賞球数情報等)、後述の景品POSよりの景
品交換情報(例えば、貯球数、現金への交換量、景品へ
の交換量等)、後述の金額付加機よりの付加情報等を収
集し、それらを用いて必要な演算を行って、遊技機の性
能、景品の交換情報、経営情報等を割り出す処理を実行
する。
【0026】店内構成 図5は遊技店内の構成を示す図である。また、図6は遊
技店とカード会社とのデータ通信系を示すとともに、遊
技店内の構成をブロック的に示す図である。これらの図
において、ホールにはオペレーティングターミナル17
1、カード更新機172、景品POS173、監視カメ
ラ174、スピーカ175、カード発行機176、金額
付加機177、ブリッヂ178および島設備179が配
置され、これらは伝送路を介してATM交換機151を
通して相互にデータの授受が可能になっている。島設備
179には多数の封入球式遊技機181a、182b、
・・・が配置されるとともに、ホールの係員等が見やす
い位置に呼び出しランプ等の配置された表示器183、
184が設けられている。封入球式遊技機181a、1
82b、・・・の上側にはブリッヂ178との間で赤外
線信号を介してデータを送信/受信可能な後述のディス
プレイ回路200(図7参照)を内蔵した表示器192
a、192b、・・・が配置されている。
【0027】オペレーティングターミナル171は、例
えばホールのカウンタに配置され、別室に設置されてい
る前述した中央管理装置150を遠隔的に操作可能な端
末機として機能する。景品POS173は、例えばホー
ルのカウンタに配置され、カードに記憶された持ち玉数
情報に基づいて、現金、賞品(遊技者が選択した品物と
球数により交換)、貯球(当該ホールの換金率で金額情
報として格納される)に交換する場合の操作を行うもの
である。カード発行機(遊技カード発行機)176はカ
ードを所持していない遊技者がカードを購入するための
もので、発行されたカードは所定の期間(例えば、1年
間)まで継続使用が可能である。カード更新機172は
カード(特に、ICカード)を支障なく使用するため
に、所定の有効期限(例えば、1年間)を過ぎたカード
を新しいカードに交換するためのもので、遊技者がカー
ド更新機172に古いカードを挿入すると、正規のもの
であることを判別して自動的に新しいカードを発行する
ようになっている。監視カメラ174は中央管理装置1
50からの指令に基づいて店内を監視するもので、その
向きは遠隔制御が可能である。また、不正があったと判
断されたときは自動的に、その遊技機の方向に向くよう
になっている。スピーカ175は店内放送を報知する。
金額付加機177は遊技者が購入したカードを挿入し、
硬貨、紙幣を投入することにより、所望の金額をカード
に付加するものである。このとき、カードには、ホール
情報、金額情報、金額付加機アドレスが付加されて発行
される。金額付加機177の上側にはブリッヂ178と
の間で赤外線信号を介してデータを送信/受信可能な送
/受信回路が配置されている。ブリッヂ178はATM
交換機151の端末中継器であり、各封入球式遊技機1
81a、182b、・・・(遊技機毎にアドレスを持っ
ている)および金額付加機177との間で赤外光を通し
て情報を送受信する。なお、図5に示す上述した各機器
をこのブリッヂ178を用いてデータの授受を行うよう
にしてもよい。
【0028】ディスプレイ回路の構成 図7は封入球式遊技機181a、182b、・・・の上
側に配置された表示器192a、192b、・・・にそ
れぞれ内蔵されたディスプレイ回路200の構成を示す
図である。図7では、一例として封入球式遊技機181
aの上側に配置された表示器192aに内蔵されたディ
スプレイ回路について説明する。ディスプレイ回路20
0は通信制御回路201、画像制御回路202、メイン
制御回路203およびLON(Local Operating Networ
k)204を有しており、各回路相互間はバスで接続さ
れている。また、LON204には電源線210を通し
てAC24Vの電源が供給されており、LON204は
電源線210の上に重畳してデータの転送を行うもので
ある。したがって、特にデータ転送用の信号線を設けな
くても、電源ラインを使用してデータ転送が可能である
という利点がある。通信制御回路201はブリッヂ17
8との間で赤外光を通して情報を送受信するものであ
る。画像制御回路202は、例えば封入球式遊技機18
1aの上側に配置された表示器192aに各種の画像表
示(例えば、「大当りです!」、「打ち止めです!」
等)を行うために必要な制御を行う。表示器192a
は、両側に配置された2つのランプおよび中央に配置さ
れたLCDからなり、LCDにより各種の画像表示(例
えば、「大当りです!」、「打ち止めです!」等)を行
う。他の封入球式遊技機181b、・・・・等の画像制
御回路202の機能も同様である。
【0029】メイン制御回路203はLON204を介
して封入球式遊技機181aから送信された信号に基づ
いて通信制御回路201および画像制御回路202に必
要なデータを送るとともに、さらに2つのランプの点灯
を制御する。一方、ディスプレイ回路200に供給され
ているAC24Vの電源は電源線210を介して封入球
式遊技機181aにも供給されている。封入球式遊技機
181aは制御系統として、LON211〜214、本
体制御回路107、役物制御装置101、操作・表示制
御回路102、カードリーダライタ65の作動を制御す
るカード制御装置(カードR/W)105を有してい
る。LON211〜214は各回路215、102、2
16、105からの信号を電源線210を介してディス
プレイ回路200側に送信する。なお、このような制御
系統は、他の封入球式遊技機181b、・・・について
も同様である。
【0030】カード管理装置の構成 図8はカード管理装置166のブロック図である。図8
において、カード管理装置166はCPU251、RO
M252、RAM253、割込コントローラ254、D
MAコントローラ255、タイマ256、カレンダ時計
257、システムポート258、RS−232Cインタ
ーフェース259、ATMインターフェース260、プ
リンタインターフェース261、マウスインターフェー
ス262、NDP263、キーボードインターフェース
264、キーボード265、グラフィックVRAM26
6、グラフィック用コントローラ267、CRT表示ユ
ニット268、テキスト用コントローラ269、漢字R
OM270、テキストVRAM271、FDDインター
フェース272、FDD273、HDDインターフェー
ス274、HDD275、拡張用バススロット276、
バス277を有している。
【0031】CPU251はカードの管理に必要な全体
的制御を行い、ROM252は制御プログラムや必要な
データを格納し、RAM253はワークエリアとして用
いられる。割込コントローラ254はCPU251に対
する割り込み制御を行い、DMAコントローラ255は
CPU251に対するDMA制御を行う。タイマ256
はCPU251の演算に必要な時間計測を行い、カレン
ダ時計257は日時等のカレンダ処理を行う。システム
ポート258は入出力デバイスに接続可能なもので、R
S−232Cインターフェース259はモデムと端末機
器間のインターフェース規格の1つで、EIA規格23
2Cで規定されている信号の授受を行う場合の接続部で
ある。ATMインターフェース260はATM交換機1
51との間でATMでの転送を行う場合の接続部であ
り、プリンタインターフェース261はプリンタに対し
て信号の転送を行う場合の接続部である。マウスインタ
ーフェース262はマウスとの間で信号の転送を行う場
合の接続部である。
【0032】NDP263は計算用の演算プロセッサで
あり、キーボードインターフェース264はキーボード
265との間で信号の転送を行う場合の接続部である。
グラフィックVRAM266はグラフィック表示を行う
ときのビデオRAMであり、グラフィック用コントロー
ラ267は画像の表示を制御し、CRT表示ユニット2
68はCRTからなるディスプレイである。テキスト用
コントローラ269は文字の表示を制御し、漢字ROM
270は漢字を格納している。テキストVRAM271
は漢字やカナ等の文字表示を行うときのビデオRAMで
ある。FDDインターフェース272はFDD273と
の間で信号の転送を行う場合の接続部であり、FDD2
73はフロッピィディスクドライブ装置である。HDD
インターフェース274はHDD275との間で信号の
転送を行う場合の接続部であり、HDD275はハード
ディスクドライブ装置である。拡張用バススロット27
6はカード管理装置166に対して外部機器を増設する
ときにバスを拡張するためのものである。バス277
は、例えばデータバス、アドレスバス、制御バスを含
み、いわゆるシステムバスとなっている。また、各回路
間は必要なデータ線、信号線等で接続されている。ここ
で、カード管理装置166は第1送出手段から送られて
くる遊技カード情報と当該最新遊技カード格納情報とを
照合する遊技カード情報照合手段、遊技カード情報照合
手段によって送出された遊技カード情報と最新遊技カー
ド情報との照合結果が不一致と判定された場合に、その
来歴を格納する不一致情報格納手段、送られてきた遊技
カード情報を最新遊技カード格納情報として更新する遊
技カード情報格納更新手段としての機能を有している。
【0033】カード発行機の構成 図9はカード発行機176のブロック図である。図9に
おいて、カード発行機176はCPU301、ROM3
02、RAM303、ATMインターフェース304、
サウンドジェネレータ305、音声合成IC306、ア
ンプ307、スピーカ308、LONインターフェース
309、カード発行装置310、LONインターフェー
ス311、RS−232Cインターフェース312、紙
幣識別装置313、RS−232Cインターフェース3
14、紙幣・硬貨払出装置315、RS−232Cイン
ターフェース316、プリンタ317、ドライバ31
8、表示装置319、ドライバ320、表示ランプ部3
21、フィルタ322、操作スイッチ部323、PIA
324、バス325を有している。CPU301はカー
ドの発行に必要な全体的制御を行い、ROM302は制
御プログラムや必要なデータを格納し、RAM303は
ワークエリアとして用いられる。ATMインターフェー
ス304はATM交換機151との間でATMでの転送
を行う場合の接続部であり、サウンドジェネレータ30
5はカード発行時の効果音等を発生し、音声合成IC3
06はカード発行時の人工音声を生成する。アンプ30
7はサウンドジェネレータ305および音声合成IC3
06の出力を増幅し、スピーカ308から放音する。
【0034】LONインターフェース309はカード発
行装置310に内蔵のLON311との間で電源線の上
に重畳してデータの転送を行い、カード発行装置310
は内蔵のLON311を介してCPU301との間でデ
ータの授受を行って遊技者に対してカードを発行する。
RS−232Cインターフェース312はPIA324
と紙幣識別装置313との間をEIA規格232Cで規
定された信号の授受を行う場合の接続部である。紙幣識
別装置313は遊技者が投入した紙幣の額、真偽等を識
別する。RS−232Cインターフェース314はPI
A324と紙幣・硬貨払出装置315との間をEIA規
格232Cで規定された信号の授受を行う場合の接続部
である。紙幣・硬貨払出装置315は遊技者に対して釣
銭としての紙幣あるいは硬貨を払い出すものである。R
S−232Cインターフェース316はPIA324と
プリンタ317との間をEIA規格232Cで規定され
た信号の授受を行う場合の接続部である。プリンタ31
7は紙に対して情報を印字する。ドライバ318は表示
装置319を駆動し、表示装置319はLCD等からな
り、カードを発行する際の必要な情報を遊技者に表示す
る。
【0035】ドライバ320は表示ランプ部321を駆
動し、表示ランプ部321はカード発行機176の前面
側の所定位置に配置され、エラー状態を表示するエラー
モニタLED、カードの発行スイッチが押されたときに
点灯する発行SWランプ、カードの発行をキャンセルす
るスイッチが押されたときに点灯するキャンセルSWラ
ンプ、カードの発行が可能であるときに点灯する発行可
ランプ、釣り銭があることを遊技者に確認させるための
釣り銭確認ランプ、およびカード発行に際して装飾機能
を発揮する装飾ランプにより構成されている。フィルタ
322は操作スイッチ部323からの信号を波形整形
し、操作スイッチ部323はカード発行機176の前面
側の所定位置に配置され、カード発行機176を端末機
器の1つとして認識するためのアドレスを設定するアド
レス設定スイッチ(SW)、釣り銭を要求するときに操
作される釣り銭入力スイッチ(SW)、カードの発行を
要求するときに操作される発行スイッチ(SW)、カー
ドの発行のキャンセルを要求するときに操作されるキャ
ンセルスイッチ(SW)、カード発行機176の前に人
が立っていることを検出するための人体検出スイッチ
(SW)、カード発行機176の制御をリセットすると
きに操作されるリセットスイッチ(SW)により構成さ
れている。PIA324は外部機器の増設のためにバス
を拡張するためのもので、いわゆるPeripheral Interfa
ce Adapterである。バス325は、例えばデータバス、
アドレスバス、制御バスを含み、いわゆるシステムバス
となっている。また、各回路間は必要なデータ線、信号
線等で接続されている。
【0036】金額付加機の構成 図10は金額付加機177のブロック図である。図10
において、金額付加機177はCPU351、ROM3
52、RAM353、通信コントローラ354、サウン
ドジェネレータ355、音声合成IC356、アンプ3
57、スピーカ358、LONインターフェース35
9、カードリーダ・ライタ360、LONインターフェ
ース361、RS−232Cインターフェース362、
紙幣識別装置363、RS−232Cインターフェース
364、紙幣・硬貨払出装置365、ドライバ366、
表示装置367、ドライバ368、表示ランプ部36
9、フィルタ370、操作スイッチ部371、PIA3
72、バス373を有している。CPU351は遊技者
が購入したカードを挿入し、硬貨、紙幣を投入して所望
の金額をカードに付加する場合に必要な全体的制御を行
い、ROM352は制御プログラムや必要なデータを格
納し、RAM353はワークエリアとして用いられる。
通信コントローラ354はブリッヂ178との間で赤外
線信号を介してデータを送信/受信するときの制御を行
う場合の接続部である。サウンドジェネレータ355は
カードに金額を付加するときの効果音等を発生し、音声
合成IC356は金額付加時の人工音声を生成する。ア
ンプ357はサウンドジェネレータ355および音声合
成IC356の出力を増幅し、スピーカ358から放音
する。
【0037】LONインターフェース359はカードリ
ーダ・ライタ360に内蔵のLON361との間で電源
線の上に重畳してデータの転送を行い、カードリーダ・
ライタ360は内蔵のLON361を介してCPU35
1との間でデータの授受を行って挿入されたカードに対
して金額を付加する。RS−232Cインターフェース
362はPIA372と紙幣識別装置363との間をE
IA規格232Cで規定された信号の授受を行う場合の
接続部である。紙幣識別装置363は遊技者が投入した
紙幣の額、真偽等を識別する。RS−232Cインター
フェース364はPIA372と紙幣・硬貨払出装置3
65との間をEIA規格232Cで規定された信号の授
受を行う場合の接続部である。紙幣・硬貨払出装置36
5は遊技者に対して釣銭としての紙幣あるいは硬貨を払
い出すものである。ドライバ366は表示装置367を
駆動し、表示装置367はLCD等からなり、カードに
金額を付加する際の必要な情報を遊技者に表示する。ド
ライバ368は表示ランプ部369を駆動し、表示ラン
プ部369はカード発行機176の前面側の所定位置に
配置され、エラー状態を表示するエラーモニタLED、
カードに付加する金額として1000円が要求されたと
きに点灯する千円SWランプ、カードに付加する金額と
して5000円が要求されたときに点灯する五円SWラ
ンプ、カードに付加する金額として10000円が要求
されたときに点灯する一万円SWランプ、金額の付加を
キャンセルするスイッチが押されたときに点灯するキャ
ンセルSWランプ、釣り銭があることを遊技者に確認さ
せるための釣り銭確認ランプ、および金額の付加に際し
て装飾機能を発揮する装飾ランプにより構成されてい
る。
【0038】フィルタ370は操作スイッチ部371か
らの信号を波形整形し、操作スイッチ部371は金額付
加機177の前面側の所定位置に配置され、金額付加機
177を端末機器の1つとして認識するためのアドレス
を設定するアドレス設定スイッチ(SW)、釣り銭を要
求するときに操作される釣り銭入力スイッチ(SW)、
カードに対して1000円の金額の付加を要求するとき
に操作される千円SW、カードに対して5000円の金
額の付加を要求するときに操作される五千円SW、カー
ドに対して10000円の金額の付加を要求するときに
操作される一万円SW、金額の付加のキャンセルを要求
するときに操作されるキャンセルスイッチ(SW)、金
額付加機177の前に人が立っていることを検出するた
めの人体検出スイッチ(SW)、金額付加機177の制
御をリセットするときに操作されるリセットスイッチ
(SW)により構成されている。PIA372は外部機
器の増設のためにバスを拡張するためのもので、いわゆ
るPeripheral Interface Adapterである。バス373
は、例えばデータバス、アドレスバス、制御バスを含
み、いわゆるシステムバスとなっている。また、各回路
間は必要なデータ線、信号線等で接続されている。
【0039】遊技カードの構成 図11は遊技カード380の構成を示す図である。図1
1において、遊技カード380はICカードからなり、
電源部381、表示部382、キースイッチ383を有
している。ここで、遊技カード380として使用される
ICカードについて定義すると、ICカードとは通常は
8ビット(若しくは4ビット)のCPUとデータ用メモ
リを搭載し、6〜8個程度の外部接続端子を備えている
もので、CPUの機能を活かして高度の判断、演算、デ
ータ保護等ができる高セキュリティメモリ媒体をいう。
使用しているデータ用メモリは不揮発性で、例えば書換
え型のEEPROMが主流である。そして、通常薄いプ
ラスチックカード(塩化ビニール製カードでもよい)に
ICが埋め込まれて、携帯性を確保しつつ、十分な保護
が図れるようになっている。また、磁気カードと異な
り、安全性やセキュリティ保護が十分になされている。
【0040】電源部381は遊技カード380の各部に
必要な電源を供給するもので、小型の太陽電池が用いら
れる。なお、電源部318には一般的な電池を用いても
よい。また、外部接続端子を通して充電可能な蓄電池を
用いるようにしてもよい。表示部382は小型で細長い
液晶ディスプレイ(例えば、モノクロのLCD)からな
り、必要な情報(例えば、金額、持ち玉数、貯玉数等)
を外部に表示する。なお、表示部382はカラーのLC
Dを用いてもよい。キースイッチ383は遊技者によっ
て操作されるもので、例えばキーを押す毎に金額、持ち
玉数、貯玉数等の情報を順次切り換えることが可能にな
っている。
【0041】また、遊技カード380は内部に記憶部、
演算部、データ転送部を有している。記憶部は、例えば
不揮発性のEEPROMからなり、必要な情報として、
例えば金額データ、持ち玉数データ、貯玉数データ、各
端末機器のコード(例えば、金額付加機コード、遊技機
コード等)等を格納する。演算部は、例えば8ビットの
1チップマイコン(CPU、ROM、RAM含む)から
なり、必要な演算処理(例えば、記憶処理、表示処理、
データ処理)を行う。なお、1チップマイコンのROM
にセキュリティ情報および暗号化プログラムAが格納さ
れている。データ転送部は外部接続端子を介して入力さ
れる各種データを演算部に転送したり、逆に演算部から
のデータを外部接続端子を介して外部に転送したりする
処理を行う。外部接続端子は各端末装置、すなわち封入
球式遊技機181a、182b、・・・、カード発行機
176、カード更新機172、景品POS173、金額
付加機177の各カードリーダ・ライタに対して結合
し、必要なデータの授受を行う。ここで、遊技カード3
80は遊技機の正当性を認識する遊技機認識手段および
遊技機認識手段の出力に基づいてカード情報を遊技機へ
送出する第2送出手段としての機能を有している。な
お、遊技カード380としては外部接続端子を使用する
接触型でなく、例えば、非接触型を用い、光方式、無線
方式、電磁誘導方式のICカードを使用してもよい。ま
た、ICカードでなく、同様に安全性やセキュリティ保
護が十分になされている光カードを用いられてもよい。
その場合には、カードリーダ・ライタ等の必要部分は光
カードに対応したものが使用される。
【0042】次に、本実施例の動作を説明する。図12
はカードの発行から遊技終了後の景品交換までの一連の
流れを示すタイミングチャートである。以下、流れに沿
って具体的に説明していく。 A.カードの購入 図12に示すように、最初にカード会社より仮カード情
報(仮カードコード)、セキュリティ情報および暗号化
プログラムA(このプログラムはカードの挿入時に、挿
入された端末機器より情報を受け取り、その機器の認識
を行うためのもの)が付加された遊技カード380を遊
技店が購入する。仮カード情報とは、カード会社の管理
用の番号である。
【0043】B.カードの発行 次いで、遊技者は遊技店に設置されたカード発行機17
6から遊技カード380を発行してもらうことになる。
図13、図14はカード発行機176の制御プログラム
を示すフローチャートである。カード発行機176の電
源がオン(パワーオン)すると、この制御プログラムが
スタートし、まずステップS10で回線テストありか否
かを判別する。ここでいう回線テストとは、カード発行
機176とカード管理装置166(ATM交換機151
を経由して、以下、他の端末装置も同様)との間で回線
がオンしているかどうかをテストするもので、回線テス
トが行われていなければ、このステップS10に待機
し、回線テストが終了すると、ステップS12に進む。
ステップS12では初期設定がOKであるか否かを判別
する。初期設定とは、カード管理装置166から時間情
報、ホール情報、金額付加機コード、遊技機コード、景
品POSコードが予め送られてきて、カードを発行する
ための準備が完了している状態をいう。このような設定
が完了しないと、遊技機等の各端末機器をカード自体が
認識可能にならず、カードを発行できないからである。
初期設定が終了していなければ、ステップS12に待機
し、初期設定が終了するとステップS14に進む。
【0044】ステップS14では開店コードがあるか否
かを判別する。開店コードとは、カード管理装置166
から各端末装置に対して開店指令コードを送信して、営
業の開始に備えるものである。開店コードがあれば開店
のための準備が整って営業を開始することが可能にな
る。例えば、カード発行機176ではカード管理装置1
66から開店指令コードを受信したとき、カードを発行
するために十分な枚数のカードを準備することになる。
開店コードがなければ、ステップS16に分岐してカー
ドをタンク(例えば、閉店時にカードを貯留しておく場
所)から取り出してチェックを行う。ステップS16を
経ると、ステップS14に戻る。そして、開店コードが
発生すると、ステップS18に分岐して呼び込み表示を
行う。例えば、表示装置319の画面にカードの発行が
いつでもできる旨のグラフィック表示を行う。次いで、
ステップS20で人体を検出したか否かを判別する。こ
れは、操作スイッチ部323の人体検出スイッチの出力
に基づいて判断する。人体を検出しないときは、ステッ
プS18に戻って呼び込み表示を繰り返し、人体を検出
するとステップS22に進んでデモ表示を行う。例え
ば、表示装置319の画面にカードを発行するためのグ
ラフィック表示(発行操作方法等)を行い、カードの発
行額は1000円という表示をする。なお、カードの発
行額は1000円に限るものではなく、他の額でもよ
い。
【0045】次いで、ステップS24で金額の投入があ
るか否かを判別し、金額の投入がなければステップS2
2に戻ってデモ表示を繰り返し、金額の投入があると図
14に移ってステップS26で金額投入表示を行う。例
えば、1000円が投入された場合には、「投入金額は
1000円です」というような表示を行う。次いで、ス
テップS28で発行スイッチがオンであるか否かを判別
する。発行スイッチが押されていなければ、ステップS
30に進んでキャンセルスイッチが押されたか否かを判
別し、キャンセルスイッチが押されていなければステッ
プS26に戻ってループを繰り返す。キャンセルスイッ
チが押されと、ステップS32に進んで投入された金額
を全て返却してルーチンを終了する。
【0046】一方、ステップS28で発行スイッチが押
された場合には、ステップS34に進んでカードを発行
中である旨の表示を行うとともに、ステップS36でカ
ードに初期情報を書き込む。書き込まれる初期情報とし
ては、図12に示すように、時間情報、ホール情報、金
額付加機コード、遊技機コード、景品POSコード、カ
ード発行機アドレスがある。このとき、仮カード情報
(仮カードコード)は当該遊技店のカード番号になり、
セキュリティ情報および暗号化プログラムAは書き込ま
れたままの状態が継続する。なお、仮カード情報(仮カ
ードコード)をそのまま残して通し番号として使用する
ようにしてもよい。次いで、ステップS37でカード情
報(ここでは、時間情報、ホール情報、カード発行機ア
ドレスがある)をカード管理装置166に送出する。こ
れにより、カード管理装置166では時間情報、ホール
情報に基づいて、当該発行カードについてのファイルを
作成し、以後、そのカードについては時間情報、ホール
情報によって識別し、データを管理(例えば、データの
照合、来歴の管理等)する。次いで、ステップS38で
カードの排出表示を行い、ステップS40でカードを排
出する。そして、ステップS42に進み、お釣がある場
合には、釣り銭を返却する。ステップS42を経ると、
ルーチンを終了する。例えば、最初に5000円の紙幣
を投入した場合には、釣り銭として4000円に相当す
る紙幣を返却する。このようにして遊技店において、カ
ード会社から購入したカードを遊技者に発行する。そし
て、遊技店の閉店時にカード発行機176の電源がオフ
するまで、図13、図14の処理が繰り返し実行され
る。なお、発行されたカード(遊技カード380のこと
で、適宜、単にカードと略す)は、当該遊技店において
は、持ち玉数の範囲で景品交換が可能であるが、他の遊
技店では、景品交換できず、金額の範囲内で遊技ができ
るのみである。
【0047】C.カードへの金額付加 次いで、遊技者は遊技店に設置された金額付加機177
に発行してもらったカードを挿入し、同時に紙幣を投入
して所望の金額をカードに付加してもらう。カードに金
額を付加しないと、遊技機での遊技ができないからであ
る。図15、図16は金額付加機177の制御プログラ
ムを示すフローチャートである。金額付加機177の電
源がオン(パワーオン)すると、この制御プログラムが
スタートし、まずステップS100で回線テストありか
否かを判別する。ここでいう回線テストとは、金額付加
機177とカード管理装置166との間で回線がオンし
ているかどうかをテストするもので、回線テストが行わ
れていなければ、このステップS100に待機し、回線
テストが終了すると、ステップS101に進む。ステッ
プS101では初期設定がOKであるか否かを判別す
る。初期設定とは、カード管理装置166からホール情
報、暗号化プログラムB、セキュリティコード、金額付
加機認証コードが予め送られてきて、カードに金額を付
加するための準備が完了している状態をいう。このよう
な設定が完了しないと、遊技機等の各端末機器でカード
の金額が認識可能にならないからである。初期設定が終
了していなければ、ステップS101に待機し、初期設
定が終了するとステップS102に進む。
【0048】ステップS102では開店コードがあるか
否かを判別する。開店コードは前述したようにカード管
理装置166から各端末装置に対して開店指令コードを
送信して営業の開始に備えるものであるから、ここでは
開店コードがあると、例えばカードに金額を付加するた
めの処理が既に準備完了したことになる。開店コードが
なければ、このステップに待機し、開店コードが発生す
ると、ステップS103に進んで普段表示を行う。例え
ば、表示装置367の画面にカードに対していつでも金
額を付加できる旨のグラフィック表示を行う。次いで、
ステップS104でカードの入力がありか(つまりカー
ドが挿入されたか)否かを判別する。カードが挿入され
ていないときは、ステップS103に戻ってループを繰
り返し、カードが挿入されると、ステップS105に進
む。カードが挿入された場合、金額付加機177はステ
ップS105でセキュリティ情報を読み込み、ステップ
S106で暗号化プログラムBに従ってカードのセキュ
リティ情報のチェックを行って、カードに記憶されてい
るセキュリティ情報を解析して、ステップS107で正
常か、すなわち正規なカードであるかどうかの認識(セ
キュリティコードとの照合)を行う。問題が発生した場
合は金額付加を行わず、ステップS108でカードを返
却する。一方、セキュリティコードとの照合結果に問題
がなければ、ステップS109に進み、金額付加機認証
処理を行う。すなわち、金額付加機認証処理では金額付
加機177よりカードへ金額付加機認証コードが送出さ
れる。カード側では、予めカードに記憶されている暗号
化プログラムAに従って、金額付加機認証コードを解析
して、正規な金額付加機かどうかの認識(カードにはカ
ード発行機176により各ターミナルコードが付加され
ており、この場合は金額付加機コードと照合を行うこと
で金額付加機を認識する)を行い、問題がなければ、カ
ードに記憶されている他の情報を金額付加機177に送
出する。これによってカードに対して金額付加が可能に
なる。次いで、ステップS110で現金の入力がある
か、すなわち現金が投入されたか否かを判別し、現金の
入力がなければステップS110に待機し、現金が投入
されると、図16に移ってステップS114に進む。ス
テップS114では金額投入表示を行う。例えば、50
00円が投入された場合には、「投入金額は5000円
です」というような表示を行う。次いで、ステップS1
16で金額を付加する金額付加スイッチがオンしたか否
かを判別する。
【0049】ここで、金額付加スイッチには、カードに
対して1000円の金額の付加を要求するときに操作さ
れる千円SW、カードに対して5000円の金額の付加
を要求するときに操作される五千円SW、カードに対し
て10000円の金額の付加を要求するときに操作され
る一万円SWがあり、これらの何れかのスイッチが押さ
れた否かを判断する。何れの金額付加スイッチも押され
ていなければ、ステップS118に進みキャンセルスイ
ッチがオンか否かを判別する。キャンセルスイッチがオ
ンしていると、カードおよび投入された金額の貨幣を返
却し、ステップS106の普段表示に戻る。したがっ
て、次回の金額付加操作に待機することになる。また、
キャンセルスイッチがオンしていなければ、ステップS
114に戻ってループを繰り返し、何れの金額付加スイ
ッチが押されると、ステップS116からステップS1
22に分岐する。
【0050】ステップS122では付加を要求した金額
がプレミアム設定金額以上であるか否かを判別する。プ
レミアム設定金額は、例えば10000円に設定され、
この設定金額以上を付加した場合には、遊技者にサービ
スを提供しようとするものである。遊技者がカードに対
して一万円SWを押して10000円の金額の付加を要
求した場合には、ステップS124に進んでプレミアム
ゲームを開始する。プレミアムゲームは表示装置367
の画面上で行い、ステップS126でゲーム結果が当り
であるか否かを判別し、当りのときはステップS128
に進んで設定された球数(例えば、球数=100個)を
カードに書き込む。これにより、カードの持球情報のエ
リアに100個の球数データが書き込まれ、遊技者に対
してサービスが提供される。ステップS128を経る
と、ステップS130に進む。一方、ステップS116
でゲーム結果が当りでなければ、ステップS128をジ
ャンプしてステップS130に進む。また、ステップS
122において付加を要求した金額がプレミアム設定金
額未満であると判断したときは、直ちにステップS13
0にジャンプし、プレミアムゲームを行わない。
【0051】ステップS130では付加すべき金額をカ
ードに書き込む。このとき、金額情報とともに、金額付
加機アドレスを書き込む。したがって、カードには今回
新たに金額情報および金額付加機アドレスが書き込ま
れ、それ以前の当該遊技店のカード番号、セキュリティ
情報、暗号化プログラムA、時間情報、ホール情報、金
額付加機コード、遊技機コード、景品POSコード、カ
ード発行機アドレスは書き込まれたままの状態が継続す
る。次いで、ステップS131でカード情報(ここで
は、カード番号、時間情報、ホール情報、カード発行機
アドレス、金額付加機アドレスがある)をカード管理装
置166に送出する。これにより、カード管理装置16
6ではカード番号、時間情報、ホール情報、カード発行
機アドレス、金額付加機アドレスに基づいて、当該発行
カードに対するファイル上で金額付加データを更新する
ことになる。次いで、ステップS132でカードを排出
し、ステップS134でお釣りがある場合には、釣り銭
を返却する。ステップS134を経ると、ルーチンを終
了する。このようにして、挿入されたカードに対して投
入金額の範囲内で要求金額を付加する。そして、遊技店
の閉店時に金額付加機177の電源がオフするまで、図
15、図16の処理が繰り返し実行される。
【0052】D.遊技機の動作 次いで、遊技者は金額の付加されたカードを遊技機に挿
入することにより、遊技を行う。図17、図18は遊技
機(遊技機は図1に示す遊技機1、図5、図6には示す
遊技機181a、181b、・・・・・があるが、説明
の都合上、遊技機181aを例にとる)の制御プログラ
ムを示すフローチャートである。遊技機181aの電源
がオン(パワーオン)すると、この制御プログラムがス
タートし、まずステップS200で回線テストありか否
かを判別する。ここでいう回線テストとは、遊技機18
1aとカード管理装置166との間で回線がオンしてい
るかどうかをテストするもので、回線テストが行われて
いなければ、このステップS200に待機し、回線テス
トが終了すると、ステップS202に進む。ステップS
202では初期設定がOKであるか否かを判別する。初
期設定とは、カード管理装置166からホール情報、暗
号化プログラムB(これは、カードよりセキュリティ情
報を読み取り、解析して前記セキュリティコードと一致
するかどうかを判定(正規なカードかどうかを判定)す
るもの)、セキュリティコード、遊技機認証コードが予
め送られてきて、カードで遊技を開始するための準備が
完了している状態をいう。このような設定が完了しない
と、各端末機器(ここでは遊技機181a)でカードが
認識可能にならないからである。初期設定が終了してい
なければ、ステップS202に待機し、初期設定が終了
するとステップS204に進む。
【0053】ステップS204では開店コードがあるか
否かを判別する。開店コードは前述したようにカード管
理装置166から各端末装置に対して開店指令コードを
送信して営業の開始に備えるものであるから、ここでは
開店コードがあると、例えば遊技機181aではカード
によって遊技を開始するための処理が既に準備完了した
ことになる。開店コードがなければ、このステップに待
機し、開店コードが発生すると、ステップS206に進
んで普段表示を行う。ここでの普段表示は、例えばディ
スプレイ回路200(図7参照)を内蔵した表示器19
2aで行う。表示器192aのLCD画面にカードを挿
入することにより、いつでも遊技機での遊技を開始でき
る旨のグラフィック表示を行う。次いで、ステップS2
08でカードの入力がありか(つまりカードが遊技機1
81aに挿入されたか)否かを判別する。カードが挿入
されていないときは、ステップS208に待機し、カー
ドが挿入されると、ステップS210に進む。ステップ
S210ではカードの真偽を判断可能なするセキュリテ
ィ情報を読み込み、ステップS212でセキュリティ情
報を解析し、ステップS214でセキュリティ情報が正
常であるか否かを判別する。ここでのセキュリティ情報
の解析は暗号化プログラムBを用いて行う。すなわち、
カードよりセキュリティ情報を読み取り、読み取ったセ
キュリティ情報を解析して予めカード管理装置166か
ら送られてきて用意(すなわち、遊技機側に格納してい
る状態)している前記セキュリティコードと一致するか
どうかを判定(正規なカードかどうか)する。
【0054】カードから読み込んだセキュリティ情報が
正常でなければ、ステップS216に進んでカードの返
却を指示し、ステップS208に戻る。これにより、間
違ったカードが挿入されたような場合には、カードが返
却され、セキュリティ対策がなされる。このときは、遊
技機181aによる遊技を開始することはできない。一
方、カードから読み込んだセキュリティ情報が正常であ
れば、図18のステップS218に進んでカードに対し
て遊技機認証コードを送信する。カード側では、遊技機
181aより送られた遊技機認証コードを受信し、予め
カードに記憶されている暗号化プログラムAに従って遊
技機認証コードを解析して、正規な遊技機であるかどう
かを認識する処理を行う。なお、カードにはカード発行
機176により各ターミナルコード(各端末機器を識別
可能なコード)が付加されている。したがって、この場
合は遊技機コードと照合を行うことで、遊技機を認識す
るものである。正規な遊技機であるとの認識がなされる
と、カードから認証コードOKの信号が送信される。遊
技機181a側では、ステップS220で認証チェック
がOKであるか否かを判別し、OKであるとステップS
222に進んでカード情報を受信する処理を行う。この
とき、認証チェックがOKであると、カードに対してカ
ード情報の送信を受け付ける信号が送信され、この信号
を受けてカードからカード情報が送信される。
【0055】ここで送信されるカード情報とは、カード
側から遊技機181aを認証して問題がない場合に、カ
ードに記憶されている送信可能な他の情報のことで、具
体的には金額情報、持球情報、時間情報、ホール情報、
及び、カード発行機アドレス、金額付加機アドレス等で
ある。すなわち、カードのEEPROMに格納されてい
るカード情報である。これらの情報は遊技機181aに
おいて受信される。この段階で、金額情報、持球情報が
読み込まれて遊技が可能になる。ここで、封入球式遊技
機181aの動作を概略説明すると、封入球式遊技機1
81a内部には20個の球が封入され、有価価値データ
(残り度数)が記録されたカードをカード挿入口31に
挿入し、遊技者が購入スイッチ41を押すと、操作・表
示制御回路102から購入信号が本体制御装置107に
入力され、本体制御装置107は購入度数に応じて遊技
者の持ち球数を増加させ、この持ち球数の範囲内で封入
された遊技球を遊技領域内に発射可能にする。そして、
封入球の発射に応じて行われる遊技に対して、遊技結果
が特定の利益状態(セーフ球)であるかあるいはそれ以
外の状態(アウト球)であるかの判定を行ない、特定の
利益状態の場合には、所定数の賞品球(例えば、13個
賞球あるいは7個賞球)に対応させて、遊技者の利益
(持ち球数)を増加させる。また、遊技領域を経た遊技
球を回収して発射位置に導くことにより、この封入され
た遊技球を循環使用して第1種のパチンコ遊技が行われ
る。
【0056】そして、上述の封入球の発射時点で、持玉
数表示器34に表示された数値から”1”を減算し、そ
の結果に基づき持玉数表示器34の表示を更新する。こ
のとき、遊技領域内を落下する封入球に対して入賞球か
否かを判定し、入賞と判定された場合には、設定された
賞球数(例えば、13個賞球あるいは7個賞球)が持玉
数表示器34に表示された球数に加算されるとともに、
その結果に基づき持玉数表示器34の表示が更新され
る。遊技者は、この持玉数表示器34の数値データによ
り、現在の持ち玉数の確認ならびに増減を確認すること
になる。遊技者が遊技を精算しようとするときは、精算
スイッチ43を押すことにより持玉数表示器34の数値
データ分の遊技価値がカードリーダライタ65によって
カード380に書き込まれ、その遊技価値を受け取るこ
とになる。
【0057】さて、再びフローの説明に戻り、遊技機1
81aによって遊技が開始された後に、ステップS22
4ではカード情報をカード管理装置166に送信する処
理を行う。送信するカード情報としては、金額情報、持
球情報、金額付加機アドレス、当該遊技店のカード番
号、時間情報、ホール情報、カード発行機アドレスがあ
る。カード管理装置166では、これらの各情報を受信
し、後述のファイル照合処理を行う。次いで、ステップ
S226に進み、遊技機181aによる通常営業処理を
行う。すなわち、遊技機181aによって既にステップ
S222のタイミングで金額情報、持球情報が読み込ま
れて遊技が開始可能になっており、ここでは遊技終了、
景品交換等も可能な通常の営業状態に入るものである。
このようにして、挿入されたカードを遊技機181aが
認識することで、遊技が開始され、営業が行われる。そ
して、遊技店の閉店時に遊技機181aの電源がオフす
るまで、通常営業処理が行われる。
【0058】E.カード管理装置の動作 次に、カード管理装置166の動作について説明する。
図19はカード管理装置166の制御プログラムを示す
フローチャートである。カード管理装置166の電源が
オン(パワーオン)すると、この制御プログラムがスタ
ートし、まずステップS300で回線テストを行う。こ
こでいう回線テストとは、カード管理装置166と各端
末装置(例えば、遊技機181a等)との間でATM交
換機151を介して回線がオンしているかどうかのテス
トである。回線テストの実行により、カード管理装置1
66と各端末装置間のデータ転送が可能であると判断す
る。次いで、ステップS302で初期値設定処理を行
う。初期値設定処理とは、図12に示すように各端末装
置に対してそれぞれ必要な初期値情報を送信して、各端
末機器でカードの認識可能にするものである。各端末装
置のうち遊技機までの初期設定については前述したの
で、景品POS173について説明すると、図12に示
すように、景品POS173の初期設定ではカード管理
装置166からホール情報、暗号化プログラムB、セキ
ュリティコード、景品POS認証コードが予め送られて
きて、景品POS173に対してカードにによる認識を
可能にするための準備が完了する。
【0059】次いで、ステップS304に進み、開店処
理を行う。開店処理では、各端末装置に対して開店コー
ドを送信し、遊技を開始するための準備を行う。次い
で、ステップS306でカード内容の来歴の更新処理を
行う。これは、各端末装置より送出されるカード情報と
カード管理装置166に格納されている最新の当該カー
ド情報との照合、及び、更新を行う処理であり、たとえ
ば、遊技機181aからカード管理装置166に送られ
てきたカード情報を基に、カード管理装置166で時間
情報、ホール情報、金額情報、持ち球情報等を既に格納
されているファイル内容と照合し、不一致である場合に
はその来歴を残す処理を行うものである(ファイル照合
処理で後述)。次いで、ステップS308に進み、カー
ド管理装置166による通常営業処理を行う。すなわ
ち、各端末装置からの情報に基づいて遊技終了、景品交
換等の営業状態に入るものである。このようにして、カ
ード管理装置166によって各端末装置を制御し、遊技
店による営業が行われる。そして、遊技店の閉店時にカ
ード管理装置166の電源がオフするまで、通常営業処
理が行われる。
【0060】F.ファイル更新処理 次に、図20はカード管理装置166におけるファイル
更新処理のプログラムを示すフローチャートである。こ
のフローはカード管理装置166が通常営業中に実行す
る処理の1つであり、例えば遊技者が遊技機での遊技を
終了したようなタイミングで実行され、カードのみなら
ず、カード管理装置166にも同一のデータを書込みも
のである。まず、ステップS400でカード発行機17
6よりの要求であるか否かを判別する。すなわち、カー
ド発行機176からカード管理装置166に対して送信
されてきた要求であるかどうか否かを判断する。カード
発行機176よりの要求であれば、ステップS402に
進んでカード管理装置166の記憶装置内にカード情報
領域を設定する。次いで、ステップS404に進んでカ
ード情報を更新する。ここでは、カード発行機176か
らの要求に基づいてカード管理装置166のカード情報
領域が確保され、ステップS404を経ると、今回のル
ーチンを終了する。
【0061】一方、ステップS400でカード発行機1
76よりの要求でなければ、ステップS406に分岐す
る。例えば、遊技機181aの遊技終了時、金額付加機
177からの要求であるケースが相当する。ステップS
406ではカード情報の中に不具合の来歴があるか否か
を判別する。不具合の来歴とは、例えばカードの金額付
加に不正があったものである、カードの持ち球データが
当該遊技店で使用できないものであるとか、持ち球数を
勝手に増加した不正があったとかである。このような不
具合の来歴がカードに記憶されているかどうかを判断す
る。ここで、来歴の照合とは、一番新しいカード情報
(金額情報、持ち球情報)をカード管理装置166に格
納されている以前のカード情報と比較するもので、両者
が異なったときに、不一致(不具合の来歴がある)と判
断する。カード情報の中に不具合の来歴がなければ、ス
テップS404に進んでカード情報を更新する。これに
より、カードに書き込まれている情報がカード管理装置
166のカード情報領域に書き込まれ、以前の情報が更
新されて保存される。一方、カード情報の中に不具合の
来歴があると、ステップS408に分岐してカード管理
装置166の来歴情報エリアに更新来歴を格納する。こ
れにより、今回の不具合の来歴が書き込まれて保存され
る。次いで、ステップS404に進み、カード情報を更
新する。したがって、カード情報の中に不具合の来歴が
ある場合には、不具合の来歴があるという事実が保存さ
れるとともに、当該カードの情報はそのまま更新されて
保存される。
【0062】G.ファイル照合処理 次に、図21はカード管理装置166におけるファイル
照合処理のプログラムを示すフローチャートである。こ
のフローはカード管理装置166が通常営業中に実行す
る処理の1つであり、特に遊技機181aによる遊技が
開始した後(例えば、遊技続行中)に各端末装置からの
要求に応答して実行される。まず、ステップS500で
カード管理装置166におけるカード情報領域にファイ
ルが既にあるか否かを判別する。ここでいうファイルと
は、当該カードの情報を管理するための個別のファイル
のことで、ファイルの管理は、例えば時間情報、ホール
情報(各データによってカードの個別の識別が可能だか
ら)によって行われる。なお、ファイルの管理を、例え
ばカード番号によって行うようにしてもよい。 (a)ファイルがあるとき ファイルがある状態とは、例えば以前に当該遊技店で遊
技をしたような場合である。ファイルが存在していれ
ば、ステップS502に進んでカードのファイル情報と
カード管理装置166におけるカード情報領域に格納さ
れているカードファイル情報の内容を照合した結果が正
しい(OK)か否かを判別する。すなわち、カードが正
規のもので、かつその内容にも偽りがないかどうかの照
合結果を判断する。照合結果が正しいときはステップS
504に進んで、今回遊技に使用されているカードに対
する確認情報をセット(この確認情報は遊技機に送信さ
れる)し、ステップS504を経ると、今回のルーチン
を終了する。
【0063】一方、ステップS502で照合結果が正し
くないとき(NOのとき)には、ステップS506に分
岐して景品POS173からの要求であるか、すなわち
端末装置が景品POS173であるか否かを判別する。
景品POS173からの要求でなければ、ステップS5
08に進んでカード管理装置166の来歴情報エリアに
不一致情報更新来歴を格納する。これにより、今回の不
具合の来歴が書き込まれて保存される。次いで、ステッ
プS510に進み、カード情報を更新する。したがっ
て、カード情報の中に不具合の来歴がある場合には、不
具合の来歴があるという事実が保存されるとともに、当
該カードの情報はそのまま更新されて保存される。ま
た、ステップS506で景品POS173からの要求で
ある場合には、ステップS520に分岐して不具合情報
をセットするとともに、ステップS522でカード受付
禁止情報をセットする。そして、これらのセット情報を
景品POS173に送る。景品POS173では、カー
ド内容に疑問があるとして、景品交換を行わず、ホール
の係員に知らせる(報知する)。係員はカード管理装置
166の来歴情報エリアに記憶されている不一致情報更
新来歴を参照して景品交換を要求しているカードの判断
を行い、遊技者と個別に相談する処置を取ることにな
る。したがって、遊技店の損失を防ぎつつ、遊技者に対
してもソフトに対応することができ、サービスを低下さ
せることなく、営業を行うことができる。ステップS5
22を経ると、今回のルーチンを終了する。
【0064】(b)ファイルがないとき ステップS500でファイルがないときはステップS5
12に分岐する。ファイルがない状態とは、以下のケー
スである。 カードの発行が無いにもかかわらず当該遊技店で遊技
をした場合(この場合は、カードの偽造等がある。) 他の遊技店でカードを発行してもらい当該遊技店で遊
技をすることなく、そのまま景品交換を要求した場合
(この場合は、当該遊技店でカードの認識が行われてい
ない。) 他の遊技店でカードを発行してもらい当該遊技店で遊
技をする場合(この場合は、端末装置で当該遊技店での
カードの認識が行われる。すなわち、他店で発行したカ
ードで、当該遊技店で、初めて遊技に使用する場合であ
る)。) 上記、の場合には、当該遊技店でのカード情報の登
録(カード情報がカード管理装置166に登録(記憶)
されていない)が無いケースである。の場合は偽造で
あるので、カード管理装置166への登録(記憶)は行
えない。他店で発行し遊技を行ったカードにおいても金
額情報があれば、又は当該遊技店の金額付加機177で
金額を付加すれば遊技が行える。すなわち、前者であれ
ば、遊技機で遊技を行う場合に、新たに当該遊技店のカ
ード管理装置166にカード情報が記憶されるからであ
る。また、後者であれば、金額付加機177にて金額が
付加されるときにカード管理装置177にカード情報が
新たに記憶されるからである。これは、本案の根幹であ
るカードと端末装置同士で認証を行い、問題がなければ
動作させるシステムになっているため、他店においても
カードが使用可能になるのである。この場合、暗号化プ
ログラムB、セキュリティコード、及び各端末装置コー
ド(遊技機認証コード等)等は共通である。ステップS
512では景品POS173からの要求であるか、すな
わち端末装置が景品POS173であるか否かを判別す
る。景品POS173からの要求であれば、ステップS
520に進んで不具合情報をセットするとともに、ステ
ップS522でカード受付禁止情報をセットする。そし
て、これらのセット情報を景品POS173に送る。景
品POS173では、カード内容に疑問があるとして、
景品交換を行わず、ホールの係員に知らせる(報知す
る)。このケースでは、他店でカードを発行してもら
い、遊技が行われていない場合、あるいはカードの発行
が行われていなくてファイルが作成されていないにもか
かわらず、景品交換を行う場合になるから、報知によっ
て係員は、カード管理装置166の来歴情報エリアに記
憶されている不一致情報更新来歴(この場合、各端末装
置のアドレス情報も来歴検査の有効パラメータになる)
を参照して景品交換を要求しているカードの判断を行
い、遊技者と個別に相談する処置を取ることになる。し
たがって、同様に遊技店の損失を防ぎつつ、遊技者に対
してもソフトに対応することができ、サービスを低下さ
せることなく、営業を行うことができる。ステップS5
22を経ると、今回のルーチンを終了する。
【0065】また、ステップS512で景品POS17
3からの要求でなければ、ステップS514に進んでカ
ードに有価情報(金額データで、球を購入可能な残金に
相当)があるか否かを判別する。カードに有価情報がな
ければステップS520に進んで同様にカード内容に疑
問があるとして、結局、ホールの係員に知らせる(報知
する)ことになり、相応の処置が採られる。一方、カー
ドに有価情報があればステップS516に進んでカード
管理装置166に当該カードに対応するカード情報領域
を今回新たに設定する。これは、例えば他の遊技店でカ
ードを発行してもらい当該遊技店で遊技を行うような場
合であり、そのカードに残金があるときは、新規にファ
イルを作成するものである。なお、このファイルは当日
限りで、クリアされる。ただし、過去分のカード情報は
経営分析装置167の記憶領域に格納され、例えば不一
致情報の照合等のデータに使用することも可能になって
いる。次いで、ステップS518に進み、カード情報を
更新する。したがって、当該遊技店で新たにカード情報
領域を作成した場合には、例えば遊技中に図21のファ
イル照合処理のルーチンで、当該カードの情報がそのま
ま更新されて保存される。このようにして、カード管理
装置166により遊技機181aでの遊技が開始された
後に各端末装置からの要求に応答して実行され、カード
情報のファイルを照合する処理が行われて、管理装置1
66にカード情報が格納される。
【0066】以上の各プログラムの実行による動作を図
12を参照してまとめると、以下のようになる。まず、
最初にカード会社より仮カード情報(仮カードコー
ド)、セキュリティ情報および暗号化プログラムAの付
加されたカードを遊技店が購入し、開店前にカード発行
機176にセットする。また、同時にカードの照合を必
要とする各端末装置(遊技機、金額付加機177、更新
機172、景品POS173)には、カード管理装置1
66より毎日、ホール情報、セキュリティコード、暗号
化プログラムB、各端末装置の認識コード(遊技機認証
コード、金額付加機認証コード、景品POS認証コード
等)を各端末装置に送出して設定が行われる。ここで、
暗号化プログラムBおよびセキュリティコードは一定の
ものを使用してもICカードの場合にはセキュリティが
十分であるが、これに限らず、例えば暗号化プログラム
Bおよびセキュリティコードを毎日変えるようにしても
よい。そのようにすると、カードに対するより一層の改
竄防止を図ることができる。
【0067】次いで、遊技者はカード発行機176より
カードを発行してもらって購入する。このとき、発行さ
れたカードには、時間情報(発行日等)、ホール情報お
よび各ターミナルコード(遊技機コード、現金付加機コ
ード、景品POSコード等)が付加される。また、同時
にカード発行機176からカード管理装置166へ発行
したカードの各情報が送出され、カード管理装置166
に当該カードの記憶領域が確保される。次いで、遊技者
は金額付加機177に購入したカードを挿入するととも
に、硬貨あるいは紙幣を投入して所望の金額をカードに
付加してもらう。このとき、カードには、ホール情報、
金額情報が付加されて金額付加機177から排出され
る。また、カードに付加された情報はカード管理装置1
66へ送出され記憶される。この場合、金額付加機17
7は暗号化プログラムBに従ってカードのセキュリティ
情報のチェックを行う。そして、カードに記憶されてい
るセキュリティ情報を解析して、正規なカードであるか
どうかの認識(セキュリティコードとの照合)を行い、
問題が発生した場合は金額付加は行われない。
【0068】次いで、遊技者は金額の付加されたカード
を遊技機181aに挿入することで遊技を行う。このと
き、遊技機181aはカードよりセキュリティ情報を読
み取ってチェックを行い、そして、遊技機181aに記
憶されている暗号化プログラムBに従ってセキュリティ
情報を解析して、正規なカードであるかどうかの認識
(セキュリティコードとの照合)を行う。そして、この
段階で問題が発生した場合(例えば、カードが正規のも
のでないとき)には、遊技が許可されない。一方、セキ
ュリティコードとの照合結果に問題がなければ、遊技機
181aよりカードへ遊技機認証コードが送出される。
カード側では、予めカードに記憶されている暗号化プロ
グラムAに従って、遊技機認証コードを解析して、正規
な遊技機かどうかの認識(カードにはカード発行機17
6により各ターミナルコードが付加されており、この場
合は遊技機コードと照合を行うことで遊技機を認識す
る)を行い、問題がなければ、カードに記憶されている
他の情報(金額情報等)を遊技機181aに送出する。
これによって遊技が可能になる。
【0069】そして、遊技中にカード情報と、カード管
理装置166のカード情報領域に格納されている当該カ
ード情報との照合が行われ、不一致の場合は、遊技機1
81aに挿入されたカード情報を正規情報としてカード
管理装置166に記憶されていた以前の情報を更新し、
その来歴(照合結果が不一致という情報)をカード管理
装置166に格納される。遊技終了時(精算釦を操作し
たとき)には、遊技機台番号(遊技機アドレス)および
持ち玉情報をカードに新たに付加させるとともに、カー
ド管理装置166に各カード情報が送出されて格納され
る。このとき、カードに付加されている情報はホール情
報、時間情報、セキュリティ情報、各ターミナルコー
ド、遊技機台番号、金額情報、持ち玉情報である。そし
て、精算を行う場合には、景品POS173にカードを
挿入し、所望の景品形態への交換を要求する。例えば、
現金、賞品または貯球への変換が可能である。
【0070】この場合、上記同様に、カードよりセキュ
リティ情報が読み込まれ、景品POS173に記憶され
ている暗号化プログラムBに従って、セキュリティ情報
が解析されて、正規のカードであるかどうかの認識が行
われ、問題がなければ、今度は、景品POS認識コード
がカードに送出される。カード側では、カードに記憶さ
れている暗号化プログラムAに従って、景品POS認識
コードを解析(景品POS173のターミナルコードと
照合)して、正規の景品POS173であるかどうか認
識して問題が無ければ、カードに記憶されている各カー
ド情報が景品POS173に送出される。ただし、この
場合、上記ケースと異なるのは、ここで、景品交換を可
能とするのではなく、カード管理装置166に記憶され
ている当該カード情報との照合を行い、問題があれば景
品交換は行わない点である。このときは、係員に報知し
て、係員がカード管理装置166に記憶されている来歴
情報等を参照して、景品交換を行うか否かを判断する。
すなわち、係員の判断に委ねられる。また、遊技者が貯
球を要求した場合には、当該ホールにおける換金率に従
って金額情報として貯球され、その情報がカードに記憶
される。したがって、例えば他店に行っても、貯球が金
額情報として記憶されているので、当該カードを有効に
使用して遊技を行うことができる。
【0071】このように、本実施例ではセキュリティの
高いICカードに格納されている各情報を最優先情報と
し、カード管理装置166に記憶されるカード情報は当
店当日限りでクリアされる。なお、過去分のカード情報
は経営分析装置167に格納して残される。そして、遊
技進行中に、遊技機181aに挿入されたカードのカー
ド情報の照合がカード管理装置166において行われ
る。このとき、仮に照合が不一致でも、その来歴情報は
カード管理装置166に記憶され、かつ、挿入されたカ
ードのカード情報は正規情報として、カード管理装置1
66に記憶されていた以前のカード情報を更新して保存
される。すなわち、カードに記憶されている情報が一番
優先順位が高いものになって更新される。その結果、し
たがって、以下に述べる効果を得ることができる。
【0072】(1)セキュリティが高いカード(例え
ば、ICカード)を使用するという前提で、カードのセ
キュリティチェックを遊技機181aで行って遊技の開
始を許可しているので、遊技者が迅速に遊技を開始する
ことができる。このとき、遊技の許可・不許可はカード
管理装置166に記憶されている当該カード内容との照
合では決定しない。すなわち、カードとカード管理装置
166との間でカード情報の照合を行わずに、遊技を開
始することができる。したがって、遊技者へのサービス
を向上させることができる。 (2)遊技中にカード情報の照合を行い、照合結果が異
常の場合、その不一致情報をカード管理装置166に格
納しているので、照合結果が異常でも、遊技が停止する
ことはなく、この面からもカード内容の確認を行いつ
つ、遊技者へのサービスを向上させることができる。 (3)カード情報の照合結果が異常の場合には、その不
一致情報をカード管理装置166に格納しているので、
景品交換のときは照合結果が異常のカードに対して係員
が適切に対処することが可能であり、遊技店にとって営
業上の損失を蒙ることを防止することができる。 (4)遊技進行中に遊技機181aとカード管理装置1
66との間で仮に通信が不能になった場合でも、遊技を
続行することができる。したがって、遊技者へのサービ
スの向上を図ることができる。
【0073】本発明の第2実施例 図22は本発明をカード方式の回胴式スロットル遊技機
(以下、パチスロ遊技機という)に適用した場合の第2
実施例を示している。図22はパチスロ遊技機の正面図
である。図22において、500はパチスロ遊技機であ
り、パチスロ遊技機500は前面枠501と、ランプ部
502と、前面表示部503と、前面操作部504と、
灰皿505と、下皿506とを有している。前面枠50
1はパチスロ遊技機500の本体に対して開閉可能に支
持されており、この前面枠501にランプ部502、前
面表示部503、前面操作部504、灰皿505および
下皿506が配置されている。なお、前面枠501は鍵
507によって施錠されている。ランプ部502にはビ
ッグボーナス発生時に点灯するビッグボーナスランプ5
21、レギュラーボーナス発生時に点灯するレギュラー
ボーナスランプ522、ゲーム終了時に点灯する終了ラ
ンプ523が配置されている。
【0074】前面表示部503には複数の図柄(例え
ば、星マーク、チェリマーク、7等)を表示可能なリー
ルタイプの回転リール部531〜533が3列で配置さ
れるとともに、持ちコイン数を表示する持ちコイン数表
示器534、カードの残高を表示するカード残高表示器
535が配置されている。前面操作部504にはクレジ
ット状態にあるコインを投入するときに押される投入ス
イッチ541、パチスロ遊技を開始するときに操作され
るスタートスイッチ(遊技開始スイッチ)542、回転
リール部531〜533の回転をそれぞれ停止させると
きに押される3個のストップスイッチ543〜545、
コインを購入するときに操作される購入スイッチ(すな
わち、カードの有価価値を遊技価値に変換する操作を行
うもので、1回の入力で100円分変換)546、遊技
を精算してカードを返却してもらうときに押される返却
スイッチ(すなわち、精算スイッチ)547、およびカ
ードの挿入/排出を行うカード挿入口548が配置され
ている。カード挿入口548の奥側にカードリーダライ
タ(図示略)が配置されている。下皿506は飲料、財
布等の小物を置くトレイである。また、パチスロ遊技機
500に使用される遊技カート゛についても、前記実施例
と同様に金額データ、持ちコイン数データ、貯コイン数
データ、セキュリティ情報、各端末機器のコード(例え
ば、金額付加機コード、パチスロ遊技機コード等)、暗
号化プログラムA、暗号化プログラムB等を格納する領
域が確保されるようになっている。
【0075】動作説明 遊技者が金額の付加されたカードあるいは有価価値デー
タ(残り度数)が記録されたカードをカード挿入口54
8に挿入すると、パチスロ遊技機500はカードよりセ
キュリティ情報を読み取ってパチスロ遊技機500に記
憶されている暗号化プログラムBに従ってセキュリティ
情報を解析して、正規なカードであるかどうかの認識
(セキュリティコードとの照合)を行う。そして、この
段階で問題が発生した場合(例えば、カードが正規のも
のでないとき)には、遊技が許可されない。一方、セキ
ュリティコードとの照合結果に問題がなければ、パチス
ロ遊技機500よりカードへ遊技機認証コードが送出さ
れる。カード側では、予めカードに記憶されている暗号
化プログラムAに従って、遊技機認証コードを解析し
て、正規なパチスロ遊技機かどうかの認識(カードには
カード発行機176により各ターミナルコードが付加さ
れており、この場合はパチスロ遊技機コードと照合を行
うことでパチスロ遊技機を認識する)を行い、問題がな
ければ、カードに記憶されている他の情報(金額情報
等)をパチスロ遊技機500に送出する。これによって
パチスロ遊技が可能になる。次いで、遊技者が購入スイ
ッチ546を押すと、購入度数に応じて遊技者の持ちコ
イン数が増加し、この持ちコイン数の範囲内でコインを
投入可能になる。そして、投入スイッチ541を押して
コインを投入し、スタートスイッチ542を押すと、回
転リール部531〜533が回転を開始する。次いで、
ストップスイッチ542〜544を順次押すと、回転リ
ール部531〜533が回転を停止し、図柄の停止結果
が特定の利益状態(当り状態)であるかあるいはそれ以
外の状態(外れ状態)であるかの判定を行ない、特定の
利益状態の場合には、所定コイン数に対応させて、遊技
者の利益(持ちコイン数)を増加させる。
【0076】例えば、ビッグボーナス図柄になると、ビ
ッグボーナスゲームに移行して、多くの賞品コインを得
ることが可能になる。そして、上述のコインの投入時点
で、コイン数表示器534に表示された数値から”1”
を減算し、その遊技結果に基づきコイン数表示器534
の表示を更新する。遊技者は、このコイン数表示器53
4の数値データにより、現在の持ちコイン数の確認なら
びに増減を確認することになる。遊技者が遊技を精算し
ようとするときは、返却スイッチ(すなわち、精算スイ
ッチ)547を押すことによりコイン数表示器534の
数値データ分の遊技価値がカードリーダライタによって
書き込まれ、その遊技価値を受け取ることになる。
【0077】さて、遊技が開始された後は、前記実施例
と同様に、遊技中にカード情報と、カード管理装置16
6のカード情報領域に格納されている当該カード情報と
の照合が行われ、不一致の場合は、パチスロ遊技機50
0に挿入されたカード情報を正規情報としてカード管理
装置166に記憶されていた以前の情報を更新し、その
来歴(照合結果が不一致という情報)をカード管理装置
166に格納される。遊技終了時には、パチスロ遊技機
台番号(パチスロ遊技機アドレス)および持ちコイン情
報をカードに新たに付加させるとともに、カード管理装
置166に各カード情報が送出されて格納される。この
とき、カードに付加されている情報はホール情報、時間
情報、セキュリティ情報、各ターミナルコード、パチス
ロ遊技機台番号、金額情報、持ちコイン情報である。そ
して、精算を行う場合には、景品POS173にカード
を挿入し、所望の景品形態への交換を要求する。例え
ば、現金、賞品または貯コインへの変換が可能である。
【0078】この場合、カードよりセキュリティ情報が
読み込まれ、景品POS173に記憶されている暗号化
プログラムBに従って、セキュリティ情報が解析され
て、正規のカードであるかどうかの認識が行われ、問題
がなければ、今度は、景品POS認識コードがカードに
送出される。カード側では、カードに記憶されている暗
号化プログラムAに従って、景品POS認識コードを解
析(景品POS173のターミナルコードと照合)し
て、正規の景品POS173であるかどうか認識して問
題が無ければ、カードに記憶されている各カード情報が
景品POS173に送出される。ただし、この場合、カ
ード管理装置166に記憶されている当該カード情報と
の照合を行い、問題があれば景品交換は行われない。こ
のときは、係員に報知して、係員がカード管理装置16
6に記憶されている来歴情報等を参照して、景品交換を
行うか否かを判断する。すなわち、係員の判断に委ねら
れる。また、遊技者が貯コインを要求した場合には、当
該ホールにおける換金率に従って金額情報として貯コイ
ンされ、その情報がカードに記憶される。したがって、
例えば他店に行っても、貯コインが金額情報として記憶
されているので、当該カードを有効に使用してパチスロ
遊技を行うことができる。
【0079】このように、第2実施例にあっても、セキ
ュリティの高いICカードに格納されている各情報を最
優先情報とし、カード管理装置166に記憶されるカー
ド情報は当店当日限りでクリアし、過去分のカード情報
は経営分析装置167に格納して残される。また、遊技
進行中に、パチスロ遊技機500に挿入されたカードの
カード情報の照合がカード管理装置166において行わ
れ、仮に照合が不一致でも、その来歴情報はカード管理
装置166に記憶され、かつ、挿入されたカードのカー
ド情報は正規情報として、カード管理装置166に記憶
されていた以前のカード情報を更新して保存される。す
なわち、カードに記憶されている情報が一番優先順位が
高いものになって更新される。その結果、パチスロ遊技
機500の場合であっても、前記第1実施例と同様の優
れた効果を得ることができる。
【0080】本発明の第3実施例 図23は本発明をカード方式の映像式ゲーム機に適用し
た場合の第3実施例を示している。図23は映像式ゲー
ム機の斜視図である。図23において、600は映像式
ゲーム機であり、映像式ゲーム機600は遊技者が椅子
(図示略)に座ってゲームを楽しむことが可能な大きさ
および形状に形成され、その前面側に表示部601と、
操作卓602と、ブリッヂ178(図5、6参照)との
間で赤外線信号を介して映像式ゲーム機600のデータ
の送信/受信が可能な中継器603と、人体検出スイッ
チ604とが配置されている。表示部601はやや傾斜
して配置され、例えばカラー表示が可能なCRTディス
プレイによって構成されている。表示部601には競馬
ゲームを表示可能なゲーム表示部611と、ゲームの得
点を表示可能な得点部612と、ゲームカード(以下、
単にカードという)の金額情報(例えば、カードの保有
する残り残高)およびゲームのベット数を表示可能金額
表示部613とが設けられている。金額表示部613に
は、例えばカードの挿入時には金額情報が表示され、ゲ
ームが開始されると、ベット数が表示される。なお、6
14は競馬ゲームのゴールマークを示している。
【0081】操作卓602には前記各実施例で使用した
ものと同一のカード(ICカード)の挿入されるカード
挿入口621と、表示部611のカーソルを移動して勝
馬を予想するため等の操作入力を行うジョイスティック
622と、ゲームを開始させるスタート釦623と、ゲ
ームに賭けるベット数を入力するベット釦624と、ゲ
ームの賭け率(いわゆるオッズ)をセレクトするオッズ
釦625と、ゲームに投入する金額を入力(例えば、1
回押すと1000円、2回押すと2000円というよう
に入力可能)する金額入力釦626と、ゲームをキャン
セルするキャンセル釦627と、カードを返却するため
の返却釦628とが配置されている。なお、カード挿入
口621の奥側にカードリーダライタ(図示略)が設け
られている。また、映像式ゲーム機600に使用される
カート゛についても、前記実施例と同様に金額データ、持
ち得点数データ、貯得点数データ、セキュリティ情報、
各端末機器のコード(例えば、金額付加機コード、映像
式ゲーム機コード等)、暗号化プログラムA、暗号化プ
ログラムB等を格納する領域が確保されるようになって
いる。映像式ゲーム機600は入力されるカードの有価
情報(金額)に基づいて変換されたゲーム情報を基に、
映像式ゲーム(ここでは競馬ゲーム)を行い、そのゲー
ム対応に基づいて遊技者の利益を増加させたり、あるい
は減少させたりする。
【0082】動作説明 遊技者が金額の付加されたカードあるいは有価価値デー
タ(残りゲーム数)が記録されたカードをカード挿入口
621に挿入すると、映像式ゲーム機600はカードよ
りセキュリティ情報を読み取ってチェックを行い、そし
て、映像式ゲーム機600に記憶されている暗号化プロ
グラムBに従ってセキュリティ情報を解析して、正規な
カードであるかどうかの認識(セキュリティコードとの
照合)を行う。そして、この段階で問題が発生した場合
(例えば、カードが正規のものでないとき)には、ゲー
ムが許可されない。一方、セキュリティコードとの照合
結果に問題がなければ、映像式ゲーム機600よりカー
ドへゲーム機認証コードが送出される。カード側では、
予めカードに記憶されている暗号化プログラムAに従っ
て、ゲーム機認証コードを解析して、正規な映像式ゲー
ム機かどうかの認識(カードにはカード発行機176に
より各ターミナルコードが付加されており、この場合は
映像式ゲーム機コードと照合を行うことで映像式ゲーム
機を認識する)を行い、問題がなければ、カードに記憶
されている他の情報(金額情報等)を映像式ゲーム機6
00に送出する。これによって競馬ゲームが可能にな
る。次いで、遊技者がゲーム表示部611に表示された
勝馬を予想するためにジョイスティック622を操作す
るとともに、ゲームに賭けるベット数を入力し、かつゲ
ームの賭け率(オッズ)を入力し、かつゲームに投入す
る金額を入力してゲームのスタート釦623を押すと、
ゲームが開始されてゲーム表示部611に表示された競
争馬が動き出す。
【0083】次いで、競争馬がゴールするまで、ゲーム
が行われ、ゴールの結果に応じて遊技者の持ち得点数が
増加したり、減少したりする。遊技者が遊技を精算しよ
うとするときは、返却釦628(すなわち、精算スイッ
チ)を押すことにより表示部611の得点部612に表
示されたゲーム得点分の遊技価値がカードリーダライタ
によって書き込まれ、その遊技価値を受け取ることにな
る。さて、ゲームが開始された後は、前記実施例と同様
に、ゲーム中にカード情報と、カード管理装置166の
カード情報領域に格納されている当該カード情報との照
合が行われ、不一致の場合は、映像式ゲーム機600に
挿入されたカード情報を正規情報としてカード管理装置
166に記憶されていた以前の情報を更新し、その来歴
(照合結果が不一致という情報)をカード管理装置16
6に格納される。ゲーム終了時には、映像式ゲーム機台
番号(映像式ゲーム機アドレス)およびゲーム得点情報
をカードに新たに付加させるとともに、カード管理装置
166に各カード情報が送出されて格納される。このと
き、カードに付加されている情報はホール情報、時間情
報、セキュリティ情報、各ターミナルコード、映像式ゲ
ーム機台番号、金額情報、ゲーム得点情報である。そし
て、精算を行う場合には、景品POS173にカードを
挿入し、所望の景品形態への交換を要求する。例えば、
現金、賞品または貯得点への変換が可能である。
【0084】この場合、カードよりセキュリティ情報が
読み込まれ、景品POS173に記憶されている暗号化
プログラムBに従って、セキュリティ情報が解析され
て、正規のカードであるかどうかの認識が行われ、問題
がなければ、今度は、景品POS認識コードがカードに
送出される。カード側では、カードに記憶されている暗
号化プログラムAに従って、景品POS認識コードを解
析(景品POS173のターミナルコードと照合)し
て、正規の景品POS173であるかどうか認識して問
題が無ければ、カードに記憶されている各カード情報が
景品POS173に送出される。ただし、この場合、カ
ード管理装置166に記憶されている当該カード情報と
の照合を行い、問題があれば景品交換は行われない。こ
のときは、係員に報知して、係員がカード管理装置16
6に記憶されている来歴情報等を参照して、景品交換を
行うか否かを判断する。すなわち、係員の判断に委ねら
れる。また、遊技者が貯得点を要求した場合には、当該
ホールにおける換金率に従って金額情報として貯得点さ
れ、その情報がカードに記憶される。したがって、例え
ば他店に行っても、貯得点が金額情報として記憶されて
いるので、当該カードを有効に使用して映像式ゲームを
行うことができる。なお、上記第1〜第3実施例では、
同一のカードによって全ての遊技が可能であるが、これ
に限らず、例えば第3実施例の場合に、映像式ゲームに
のみ使用可能なカード(ICカード)を使用するもので
あってもよい。また、例えば第2実施例の場合に、パチ
スロ遊技にのみ使用可能なカード(ICカード)を使用
するものであってもよい。あるいは第1〜第3実施例の
各遊技を2つ組み合せて使用可能なカード(ICカー
ド)にしてもよい。例えば、パチスロ遊技と映像式ゲー
ムを1つのカードで行うことが可能なものである。
【0085】このように、第3実施例にあっても、セキ
ュリティの高いICカードに格納されている各情報を最
優先情報とし、カード管理装置166に記憶されるカー
ド情報は当店当日限りでクリアし、過去分のカード情報
は経営分析装置167に格納して残される。また、遊技
進行中に、カード管理装置166に挿入されたカードの
カード情報の照合が行われ、仮に照合が不一致でも、そ
の来歴情報はカード管理装置166に記憶され、かつ、
挿入されたカードのカード情報は正規情報として、カー
ド管理装置166に記憶されていた以前のカード情報を
更新して保存される。すなわち、カードに記憶されてい
る情報が一番優先順位が高いものになって更新される。
その結果、映像式ゲーム機600の場合であっても、前
記第1実施例と同様の優れた効果を得ることができる。
【0086】本発明の実施態様は上記実施例に限らず、
以下に述べるような各種の変形実施が可能である。 (a)パチスロ遊技機は第2実施例のような機種に限ら
ず、カードを使用して遊技を行うものであれば、図柄、
操作スイッチの形状、配置等が異なる他の機種であって
もよい。 (b)本発明は第3実施例のような映像式ゲーム機への
適用に限らず、カードを使用してゲームを行うものであ
れば、他のタイプのゲーム機にも適用することができ
る。
【0087】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を得ること
ができる。 (1)セキュリティが高い遊技カード(例えば、ICカ
ード)を使用するという前提で、カードのセキュリティ
チェックを端末装置(例えば、遊技機)で行って遊技の
開始を許可しているので、遊技者が迅速に遊技を開始す
ることができる。 (2)遊技の許可・不許可を遊技カード管理装置に記憶
されている当該カード内容との照合で決定していないの
で、遊技カードと遊技カード管理装置との間でカード情
報の照合を行うことなく遊技を開始することができる。
したがって、遊技者へのサービスを向上させることがで
きる。 (3)遊技中にカード情報の照合を行い、照合結果が異
常の場合、その不一致情報を遊技カード管理装置に格納
しているので、照合結果が異常でも、遊技が停止するこ
とはなく、カード内容の確認を行いつつ、遊技者へのサ
ービスを向上させることができる。 (4)カード情報の照合結果が異常の場合には、その不
一致情報を遊技カード管理装置に格納しているので、景
品交換のとき等には照合結果が異常のカードに対して係
員が適切に対処することが可能であり、遊技店にとって
営業上の損失を蒙ることを防止することができる。 (5)遊技進行中に遊技機と遊技カード管理装置との間
で通信が不能になった場合でも、遊技を続行することが
できる。したがって、遊技者へのサービスの向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機の第1実施例の正面図であ
る。
【図2】同実施例の遊技機の前面枠および前面操作パネ
ルを開いた状態を示す図である。
【図3】同実施例の遊技機の裏機構の構成を示す図であ
る。
【図4】同実施例の遊技店とカード会社とのデータ通信
系を示す図である。
【図5】同実施例の遊技店内の制御の構成を示す図であ
る。
【図6】同実施例の遊技店内の制御の構成を示すブロッ
ク図である。
【図7】同実施例のディスプレイ回路の構成を示す図で
ある。
【図8】同実施例のカード管理装置のブロック図であ
る。
【図9】同実施例のカード発行機のブロック図である。
【図10】同実施例の金額付加機のブロック図である。
【図11】同実施例の遊技カードの構成を示す図であ
る。
【図12】同実施例のカードの発行から遊技終了後の景
品交換までの一連の流れを示すタイミングチャートであ
る。
【図13】同実施例のカード発行機の制御プログラムを
示すフローチャートである。
【図14】同実施例のカード発行機の制御プログラムを
示すフローチャートである。
【図15】同実施例の金額付加機の制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図16】同実施例の金額付加機の制御プログラムを示
すフローチャートである。
【図17】同実施例の遊技機の制御プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図18】同実施例の遊技機の制御プログラムを示すフ
ローチャートである。
【図19】同実施例のカード管理装置の制御プログラム
を示すフローチャートである。
【図20】同実施例のカード管理装置におけるファイル
更新処理のプログラムを示すフローチャートである。
【図21】同実施例のカード管理装置におけるファイル
照合処理のプログラムを示すフローチャートである。
【図22】本発明の第2実施例のパチスロ遊技機の正面
図である。
【図23】本発明の第3実施例の映像式ゲーム機の斜視
図である。
【符号の説明】
1、181a、182b 封入球式パチンコ遊技機(遊
技カード認識手段、第1送出手段、遊技能動化手段) 150 中央管理装置 151 ATM交換機 166 カード管理装置(遊技カード管理装置:遊技カ
ード情報照合手段、不一致情報格納手段、遊技カード情
報格納更新手段) 167 経営分析装置 171 オペレーティングターミナル 172 カード更新機 173 景品POS 176 カード発行機(遊技カード発行機) 177 金額付加機 179 島設備 192a、192b 表示器 200 ディスプレイ回路 380 遊技カード(遊技機認識手段、第2送出手段) 500 パチスロ遊技機(回胴式スロットル遊技機) 600 映像式ゲーム機

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード式遊技機に遊技カードを挿入した
    とき、遊技機は、遊技カードよりセキュリティ情報を読
    み込み、 予め格納された遊技カード認識処理に従って遊技カード
    の正当性を判定し、判定結果が正常の場合に、遊技カー
    ドに遊技機情報を送出し、 遊技カードは、送出された遊技機情報を読み込み、予め
    格納された遊技機認識処理に従って遊技機の正当性を判
    定し、判定結果が正常の場合に、遊技機に遊技カード情
    報を送出し、 遊技機は、送出された遊技カード情報に基づいて遊技を
    可能にするとともに、遊技カード管理装置へ遊技カード
    情報を送出し、 遊技カード管理装置は、送出された遊技カード情報と、
    格納されている最新遊技カード情報との照合を行い、照
    合結果が異常の場合に、その不一致情報を格納すること
    を特徴とするカード式遊技機の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記遊技機は、 遊技機本体内に所定数の遊技球を封入しておき、遊技機
    に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変換され
    た遊技情報を基に、封入された遊技球を遊技領域内に発
    射して遊技を行い、その遊技結果が、特定の利益状態あ
    るいはそれ以外の状態であるかの判定を行い、 特定の利益状態の場合には、所定数の賞球数に対応させ
    て、遊技者の利益を増加させ、特定の利益状態以外の場
    合には遊技者の利益を減少させ、かつ、遊技領域を経た
    遊技球を回収して発射位置に導くことにより、この封入
    された遊技球を循環使用して所定の遊技を行う封入球式
    パチンコ遊技機であることを特徴とする請求項1記載の
    カード式遊技機の制御方法。
  3. 【請求項3】 前記遊技機は、 遊技機に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変
    換された遊技情報を基に、複数の図柄を変動し、その停
    止態様に基づいて特別遊技を行わせ、遊技者の利益を増
    加させる回胴式スロットル遊技機であることを特徴とす
    る請求項1記載のカード式遊技機の制御方法。
  4. 【請求項4】 前記遊技機は、 遊技機に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変
    換された遊技情報を基に、映像式ゲームを行い、そのゲ
    ーム対応に基づいて遊技者の利益を増加させる映像式ゲ
    ーム機であることを特徴とする請求項1記載のカード式
    遊技機の制御方法。
  5. 【請求項5】 前記遊技カードは、 ICカードであることを特徴とする請求項1乃至4の何
    れかに記載のカード式遊技機の制御方法。
  6. 【請求項6】 カードに記録された有価価値データを読
    み出して遊技価値データに変換し、該遊技価値データを
    基に、遊技を行うカード式遊技機に使用されるものであ
    って、 カード式遊技機から送出された遊技機情報に基づいて遊
    技機の正当性を判定し、判定結果が正常の場合に、遊技
    機に遊技カード情報を送出する処理を実行する遊技機認
    識処理プログラムを格納していることを特徴とする遊技
    カード。
  7. 【請求項7】 前記遊技カードは、 ICカードであることを特徴とする請求項6記載の遊技
    カード。
  8. 【請求項8】 遊技カードを発行する遊技カード発行機
    と、 遊技カードに金額を付加する金額付加機と、 遊技カードに格納された有価情報および遊技情報に基づ
    いて遊技を行い、その遊技過程で発生した遊技情報を遊
    技カードに更新して格納するとともに、遊技カードの正
    当性を認識する遊技カード認識手段と、遊技カードより
    送出された遊技カード情報を遊技カード管理装置に送出
    する第1送出手段と、遊技カード認識手段の出力に基づ
    いて遊技を可能にする遊技能動化手段とを有する遊技機
    と、 遊技機の正当性を認識する遊技機認識手段と、遊技機認
    識手段の出力に基づいて、遊技カード情報を遊技機へ送
    出する第2送出手段とを有する遊技カードと、 第1送出手段から送られてくる遊技カード情報と当該最
    新遊技カード格納情報とを照合する遊技カード情報照合
    手段と、遊技カード情報照合手段によって送出された遊
    技カード情報と最新遊技カード情報との照合結果が不一
    致と判定された場合に、その来歴を格納する不一致情報
    格納手段と、送られてきた遊技カード情報を最新遊技カ
    ード格納情報として更新する遊技カード情報格納更新手
    段とを有する遊技カード管理装置と、を備えていること
    を特徴とするカード式遊技機の制御装置。
  9. 【請求項9】 前記遊技機は、 遊技機本体内に所定数の遊技球を封入しておき、遊技機
    に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変換され
    た遊技情報を基に、封入された遊技球を遊技領域内に発
    射して遊技を行い、その遊技結果が、特定の利益状態あ
    るいはそれ以外の状態であるかの判定を行い、 特定の利益状態の場合には、所定数の賞球数に対応させ
    て、遊技者の利益を増加させ、特定の利益状態以外の場
    合には遊技者の利益を減少させ、かつ、遊技領域を経た
    遊技球を回収して発射位置に導くことにより、この封入
    された遊技球を循環使用して所定の遊技を行う封入球式
    パチンコ遊技機であることを特徴とする請求項8記載の
    カード式遊技機の制御装置。
  10. 【請求項10】 前記遊技機は、 遊技機に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変
    換された遊技情報を基に、複数の図柄を変動し、その停
    止態様に基づいて特別遊技を行わせ、遊技者の利益を増
    加させる回胴式スロットル遊技機であることを特徴とす
    る請求項8記載のカード式遊技機の制御装置。
  11. 【請求項11】 前記遊技機は、 遊技機に入力される遊技カードの有価情報に基づいて変
    換された遊技情報を基に、映像式ゲームを行い、そのゲ
    ーム対応に基づいて遊技者の利益を増加させる映像式ゲ
    ーム機であることを特徴とする請求項8記載のカード式
    遊技機の制御装置。
  12. 【請求項12】 前記遊技カードは、 ICカードであることを特徴とする請求項8乃至11の
    何れかに記載のカード式遊技機の制御装置。
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